1:2019/03/13(水)22:26:44
~始まりのBGM~

中川「おはようございます!」(ジャンプとコーヒー持ちながら)

麗子「おはよう、圭ちゃん」

両津「おう、中川」

中川「先輩、今日は珍しく早いですね!」

両津「まあな、昨日ロシアまで二徹と本田と蟹漁に出向いてその帰りに寝ないで出勤したんだよ」

中川 麗子「先輩…(両ちゃん)よく帰ってこれましたね(わね)…」(冷汗)

両津「ハハッ、まあな」

大原「おはよう」

中川 麗子「おはようございます」

両津「おはようございます、部長!」

大原「おはよう中川、麗子くん。あの馬鹿は来てないのか?」

両津「目の前で挨拶したでしょうが!」

大原「朝っぱらからうるさいぞ両津!!!大体いつもちゃんと出勤しない癖に真面目に来たと思ったらうるさいだけじゃないか!少しは真面目に働かないか!」

両津「くそ~…ちゃんと出勤しても怒られるのかワシは…」

大原「馬鹿は放っておいて今日は新人を連れてきた。」

両津「新人?」

大原「あぁ、なんでも税理士一発合格、早稲田卒、身長182、都内85階タワマン住みでしょうもない人生を送ってる奴だとか…」

中川「都内に85階迄あるタワマンなんて存在しませんが…」

大原「とにかく今日その新人を連れてきている、入ってくれ」

彡(゚)(゚)「お邪魔するで」



4:2019/03/13(水)22:35:14 Nv2
両津「部長、何ですかこの黄色い生物は?」

大原「馬鹿モン!!!言葉を慎め!!!」ガンッ

両津「」

大原「ゴホン…、さぁやきう君挨拶を」

彡(゚)(゚)「なんやこの汚い小屋?もしかしてワイが勤務する派出所ってここなん?」

大原「」

彡(゚)(゚)「はー、しょうもない。これなら税理士やってた方がマシやったわ…。あの屯田五目須とかいう小汚い署長にどうしてもってお願いされたから来たのにがっかりやで、ほなまた…」

両津「なんだこいつは…」(冷汗)

中川「なんてことを…」ワナワナ…

麗子「両ちゃん、今すぐ追い出してくれない?」

両津「なんでワシが!!!」

麗子「同じような生き物じゃない」

両津「ワシをあんなガOジと一緒にするんじゃない!!!」

彡()()「…部長?なんやこの非常識な奴らは」

大原「も、申し訳ない!やきう君!これは彼らなりの歓迎なんだ!許してやってくれ」

彡()()「」

彡(゚)(゚)「まあええわ、あと言っとくけど大原部長もワイへの言葉遣いには気をつけるんやで?」

大原「」
5:2019/03/13(水)22:45:05 Nv2
中川「せ、先輩…あのやきうさんってもしかして…」(小声)

麗子「け、圭ちゃんも思った…?私もよ…」(小声)

両津「あぁ…、あいつは超が付く程のホラ吹きでありギリ健常者だ…」

中川「ネットでしか強気に出れないおんj民よりタチが悪いですね…」(冷汗)

彡(゚)(゚)「なんや?さっきからコソコソ話して」

彡(`)(´)「言いたいことあるならはっきり言えや!!!しばくぞ!!!」

一同「」

大原「ご、ゴホン…、それでは両津。やきう君の指導係頼んだぞ」肩ポン

両津「なんでワシが!!!!!」

大原「貴様と同じ匂いがするからに決まってるだろうが」

両津「あんなのと一緒にしないで下さい!!!」

大原「いいか?両津。もし勤務中にあの生物が規格外の行動に出て市民や署員に迷惑を掛けたらクビだからな」

両津「無理ですよ!あんなのを大人しくさせるなんて!」

大原「もし更生した暁には署長から特別臨時ボーナスが出るそうだ」

両津「漢両津勘吉、この任務責任を持って遂行させて頂きます」

大原「頼んだぞ」

中川「文字通り現金な人だ…」

麗子「両ちゃんらしいわね」

彡(゚)(゚)「(賑やかな職場やな)」
6:2019/03/13(水)22:51:05 Nv2
両津「(とは言ったものの更生させると言ったって具体的にどうしたらいいのか…、とりあえずコミュニケーションでも取ってやるか)」

両津「オイ、やきう」

彡(゚)(゚)「なんや?おっさん」

両津「誰がおっさんだ!ワシには両津勘吉という素晴らしい名前があるんだ!覚えとけ!」

彡(^)(^)「へんな名前やなぁwwwそれにその眉毛に角刈りwww時代間違えてるでwww」

両津「」ガッ

中川「せせせ、先輩!落ち着いて下さい!!!」ガシッ

両津「馬鹿野郎!これが落ち着いていられるか!!こんな奴公務執行妨害で逮捕だ!!!」

麗子「前途多難ね…」

彡(^)(^)「おっ、姉ちゃん可愛いなぁ!ワイと付き合ってもええんやで」

麗子「冗談は顔と身体の色だけにしなさい」

彡(^)(^)

彡(●)(●)
8:2019/03/13(水)22:58:09 Nv2
中川「麗子さん…まずいですよ…」

麗子「…あっ」

彡(●)(●)「今なんて言ったんや?」

両津「(まずい!ここで暴れられたらワシのボーナスどころかクビが飛ぶ!!)」

両津「オイ!麗子!!てめぇ!!!」

麗子「キャア!何するの両ちゃん!」

両津「やかましい!今すぐやきうに謝罪するんだ!」

麗子「嫌よ!無理!」

両津「オイ!中川からも言ってやれ!」

中川「…やきうさん」

彡(`)(´)「なんや!!!○すぞ!!!」

中川「お母様が見られていますが…」

J( 'ー`)し「やきう…」

彡(`)(´)

彡(゚)(゚)「…えっ?」
9:2019/03/13(水)23:05:01 Nv2
彡()()「ななな、なんでここにマッマがおるんや…」

中川「先程から派出所に見られていましたが…」

J( 'ー`)し「やきう…あなたは毎回なんで嘘をついたりマウントを取りたがるの…?せっかく紹介してもらったお仕事なのにどうして真面目に取り組もうとしないの…?」

彡(゚)(゚)「くっさ、死ね」

J( 'ー`)し「ずっとこのままだと仕事は愚か信頼できる人すら現れないわよ」

彡(゚)(゚)「…」

J( 'ー`)し「これ以上迷惑掛けないでここの人達と真面目にお仕事に取り組んで頂戴、それ以上は望まないわ。あと孫が見たいわ」

彡(゚)(゚)「…」

両津「いいお母さんじゃないか」

中川「とてもあの生き物の親とは思えませんね」

麗子「しっ、聞こえるわよ圭ちゃん!」

彡(゚)(゚)「…やり直せるんやろかワイは…」
11:2019/03/13(水)23:10:08 15W
人生送りバントにされそう
13:2019/03/13(水)23:12:30 Nv2
J( ‘ー`)し「えぇ…人生はどんな所からでもやり直しが効くのよ」

彡(´)(`)「マッマ…」

両津「とんだ茶番を見せられたな…ん?(まてよ…?この流れでいけばやきうは大人しくなって周りに迷惑を掛けない、ワシはボーナスを貰える。win-winじゃないか)」ニヤリ

両津「(この流れに乗るしかない!)」ガタッ

両津「安心して下さい!お母さん!!」

J( ‘ー`)し「あら?あなたは?」

両津「ゴホン、私やきう君の教育係を任されました両津勘吉と申します!お母さんの息子思いの賢明な説得に心打たれました!この私両津勘吉が責任を持って息子さんを立派な社会人に成長させてあげましょう!」

麗子「なんか裏がありそうね」

中川「先輩の事だからね…」

彡(´)(`)「両津…先輩…」
14:2019/03/13(水)23:21:40 Nv2
両津「やきう!ワシの指導は厳しいぞ。だが、ワシの指導に最後まで着いて来れた時お前は一人前の社会人として立派に自立した事になるぞ!ワシも責任を持って指導する!だからお前もワシを信じて着いてこい!」

彡(;)(;)「ワイが間違ってわ!誠にごめんなさい!!タワマン85階も早稲田卒も全部嘘なんや!!!調子に乗ってある事ない事ホラ吹いてしまったんや…」

両津「(ある事ない事って全部ない事だろうが…ったく)」

彡(;)(;)「こんなワイですが宜しくやで!両津先輩!」

両津「おう!任せろ!ワシとお前が組めば無敵だ!」

彡(^)(^)「ハイ!!!」

J( ‘ー`)し「よかったわ…(これで追い出すことが出来たわ」

中川「僕達もやきうさんの育成に微力ながらお手伝いさせて頂きますよ!お母様!」

麗子「なんか上手くいきすぎてる気がするわね…」

J( ‘ー`)し「両津さん…息子をよろしくお願いします」

両津「おう!任せろ!」

彡(^)(^)「ワイらが揃えば無敵やで~」
15:2019/03/13(水)23:23:10 T4B
不死身どうし両津と気が合いそう
16:2019/03/13(水)23:31:11 Nv2
数日後…

両津「オイ、やきう!いるか!?」

彡(^)(^)「何ですか?両津先輩?」

両津「今からパトロール行くけど着いてくるか?」

彡(^)(^)「ええんですか?」

両津「あぁ、何せワシらは揃えば無敵だからな!お前が必要だ!やきう!」

彡(^)(^)「はよ行きましょう!」

タッタッタッ…

大原「やきう君頑張って仕事してるじゃないか!両津の馬鹿にしてはよくやってるな」

中川「僕もやきうさんは先輩と組んだら大変なことになるんじゃないかと思ってましたけど大丈夫でしたね!」

麗子「悪者同士仲がいいから不安だったけど杞憂だったわね」

大原「寺井…いや、丸井ヤング館が戻ってくる間までの補充要員としての繋ぎ役だったんだがこれは今後も派出所で一緒に勤務した方がいい気がしてきたな。やきうにも両津にも」

中川「…そういえば先輩とやきうさん遅いですね」

麗子「確かにもう6時間もパトロールに出てるわ、心配ね」

大原「何、両津もやきうと一緒に行動してるお陰でまともな人間になってるから心配いらんだろ」
19:2019/03/13(水)23:41:20 Nv2
~パチンコ屋~

彡(`)(´)「(何で当たらんのや…もう5万も入れてるんやで…イライラするわ…)」

彡(`)(´)「(両津先輩はどうなんやろか…見に行くか)」

彡(゚)(゚)「両津先輩、どうですか?首尾は…」

彡(゚)(゚)「ファッ?!なんや?この出玉量!!!出しスギィ!!!」

両津「おう、やきうか!床に落ちてた球1つ拾ったら当たってここまで出たんだよ!!!まだ出るからお前打つか?」

彡(^)(^)「ええんですか?ほな打たせて貰いますわ」

店長「お願いします…もう辞めてください…なんでもしますから…」

両津「嫌だ」

彡(゚)(゚)「ん?今なんでもって?」

店長「これ以上出されたら店が潰れてしまいますよ…」

両津「知らん」

彡(^)(^)「おっ!また当たったで!」

店長「いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

店員「て、店長!しっかりしてください!」

店長「か、金目の物は全部隠してこい!」
21:2019/03/13(水)23:50:47 Nv2
~4時間後~

店員「…し、占めて52万7235発ですね…」

両津「そうか」

両津「焼肉缶詰10ケースとカニ缶15ケース、コンビーフ20ケースあと下着100枚とポロシャツとズボン腕時計も30個ばかり貰おうか!」

店長「あの…すみませんあまり持っていかれるとちょっと…勘弁て下さい、お手柔らかにひとつ…」ペコペコ…

彡(^)(^)「楽しかったわ、また来るで!」

店長「もう来ないでください…」

両津「やきう今何時だ?」

彡(゚)(゚)「今22時30ですわ」

両津「ワシらがパトロールに出た時間は?」

彡(^)(^)「12時前ですね」

彡(゚)(゚)「あっ…(察し)」

両津「流石に10時間以上パトロールしていたとなると部長や中川それに麗子にも怪しまれる」

彡(´)(`)「ど、どうするんですか?」

両津「ワシに考えがある、それにはお前の協力が必要だ。協力してくれるよな?」

彡(^)(^)「両津先輩の為ならニートにだってなれますわ!」

両津「ワシはお前のような後輩を持って嬉しいぞ」ニヤリ
23:2019/03/14(木)00:12:15 uio
麗子「両津ちゃんとやきうちゃん遅すぎるわね…もしかして遊んでいるのかしら…?」

大原「心を入れ替えたやきうが簡単に心変わりして遊ぶ訳ない!」

中川「商店街の方々に聞き込みに行きましたが、目撃情報ありませんでした!」

大原「なんだと…」

麗子「部長さん…やっぱり両ちゃんとやきうちゃんは…」

ブロロロロロ…

中川「…ん?何の音だ…」

?「うおおおおおおおおおおお!!!!!」ブロロロロロ…

キキィーーーーーーーーーーー!!!

大原「な、何だ何だ!?」ざわざわ…

両津「すみません!部長遅くなってしまいました!」

中川「せ、先輩!?」

麗子「両ちゃん!?それにやきうちゃんも!!」

大原「ば、ば、ばっかもー…」

両津「待ってください部長、ワシらの話を聞いて下さい」

彡(゚)(゚)「聞いてクレメンス」

大原「話だと?」
24:2019/03/14(木)00:12:52 uio
両津「実は8時間前になりますがパトロールの帰りに偶然本田が白バイに乗っている所を目撃しまして…」

大原「それがどうした、下らん…」

両津「本田にやきうの事を紹介しようと思って話しかけた所、やきうが白バイに興味を持ってしまい、本田にお願いしてサイドカーに乗せてもらって遠くまでパトロールする事になったんです」

大原「ふむ」

やきう「ワイが仕事中にワガママを言ってしまったのがいけないんです。両津先輩は無理にワイのワガママに付き合って貰ったんです…誠にごめんなさいやで…」

大原「そ、そうか…やきうが仕事に興味を持ってくれる事は大いに結構だが今後連絡を一度入れるように!両津!!やきうの指導に熱を入れるのはいい事だがくれぐれも心配をかけるようなことはしないように」

両津「すみませんね、部長…」ニヤリ

中川「本田さん…無理に付き合わせてしまってすみません…」

本田「ぼ、僕はただ先輩に今からすぐにパチn…」

両津「な、何を言い出すんだ!?本田!?長時間の運転で疲れてるんじゃないか?!ハハハ…」グリグリ…

本田「い、痛いですよせんぱーい…」

彡(゚)(゚)「(何とか上手くいきそうやわ)」
26:2019/03/14(木)00:19:54 uio
~1ヶ月後~

麗子「ねぇ?圭ちゃん?やっぱりおかしくない?」

中川「麗子さんもそう思うかい?僕も最近の先輩ややきうさんの行動について色々おかしいと思う所があるんだ」

麗子「一度部長さんに話して両ちゃんをやきうちゃんの指導係から外してもらった方がいいと思うわ」

中川「うーん…」

?「オイ!中川!!今ワシの悪口を言ってなかったか?」

中川「(ビクッ)」

中川「せ、先輩!お、おはようござ…」

中川「」

?「なんだ?中川?ワシの顔に何か付いているか?」

麗子「ね、ねぇ…どうしたの…」

麗子「やきうちゃん」
27:2019/03/14(木)00:28:25 uio
(⌒⌒)「なんだ?麗子?ワシはいつも通りじゃないか?何を言い出すんだ…ったく…」

中川「や、やきうさんが先輩みたいな口調だけではなく先輩の姿そのものになるなんて…」ワナワナ…

(⌒⌒)「ん?何か言ったか?中川?」

中川「い、いえ…何でも…」

麗子「もしかして両ちゃんと1ヶ月以上一緒に行動してたからやきうちゃんが両ちゃんに似てしまったんじゃ…」

中川「そんな馬鹿な!!!」

(⌒⌒)「ところで中川」

中川「は、ハイ!?」

(⌒⌒)「以前ワシが都内のタワマン85階に住んでるって話した時無いって言ったの覚えているか?」

中川「え、えぇ…それが何か?」

(⌒⌒)「昨日おんj民とレスバした時ついカッとなってしまって住んでいると口走ってしまったんだ。そこで中川グループの力を借りて嘘を本当にしたいんだ!協力してくれるよな?」

中川「せ、先輩の場合なら遠い遠い親族って扱いだから無下に出来ませんけど、やきうさんの場合は他人ですから無理ですよ!」
28:2019/03/14(木)00:35:21 uio
(⌒⌒)「やかましい!ワシを誰だと思ってるんだ!両津先輩と共に行動する無敵の相棒だ!!そのワシを無下に扱うなんていい度胸してるなぁ、中川?」

中川「ぐっ…」

麗子「圭ちゃんダメよ、正気を保って」

(⌒⌒)「麗子にも頼みがあるんだが聞いてくれるよな?」

麗子「(ビクッ)」

麗子「わ、私にも!?」

(⌒⌒)「そうだ、ワシは生まれてこの方一度も女性とお付き合いをした事がない。そこで麗子にはモデルや女優、さらには美人起業家を紹介してもらいたい」

中川「本当に先輩みたいになってる…やきうさん…」

麗子「嫌よ、恥ずかしい」

(⌒⌒)「そうか恥ずかしいか、なら両津先輩にお願いして麗子先輩のフルヌードフィギュアを譲って貰って展示会でも開こうかなぁ」

麗子「」

(⌒⌒)「ワシに逆らうということは両津先輩にも逆らうという事だと理解するように」
29:2019/03/14(木)00:48:26 uio
(⌒⌒)「ん?そろそろ両津先輩が来る時間だ!ワシは出迎えに行ってくるからさっきの件頼んだぞ中川、麗子」

タッタッタッ…

¥ リョウツセンパイオハヨウゴザイマス /

麗子「圭ちゃん…」

中川「分かってる、先に手を打たなければやられるだろうね」

麗子「どうするの?」

中川「僕に考えがある」

~1ヶ月後~

両津「何?ワシとやきうにモデルハウスに住んでもらいたいだと?」

(⌒⌒)「(モデルハウスってなんや?可愛い女性がいる家の事か?)」

中川「えぇ、中川グループが総力を挙げて企画したプランです。以前やきうさんが話していた都内タワマン85階の建物に住んでいると言ってた事を現実に建設してみました!」

両津「おぉ!凄いな…」

(⌒⌒)「ファッ!?タワマンあるんか!?」

麗子「話を最後まで聞きなさい」

中川「都内で見晴らしのいいマンションが少ないとの声が上がっていたので今回やきうさんのアイデアを頂いて実現させました!」

両津「凄いじゃないか!やきう!企画になるなんて簡単な事じゃないぞ」

(⌒⌒)「両津先輩に褒めて頂けるなんて光栄です!!!」

両津「んで、ワシらに住んで貰いたいって言う部屋は何階の部屋なんだ?」

中川「もちろん85階ですよ!」

(⌒⌒)「やったぜ」

中川「但し1つ条件があります」

両津(⌒⌒)「条件だと?」
30:2019/03/14(木)00:55:07 uio
中川「はい、それは先輩とやきうさんが一緒に暮らすことが絶対条件です」

麗子「データとして信頼出来るのは住居者2人の生活が1番ベストなのよ」

(⌒⌒)「はぇー」

両津「本田やボルボ、左近寺残念も呼びたいんだが…」

中川「今回選ばれたのは先輩とやきうさんなんです。ほらいつも言ってるじゃないですか!2人揃えば無敵だって」

両津「そ、それはそうだが…」

(⌒⌒)「やりましょう!両津先輩!!こんなチャンス滅多に無いですよ!それにワイらが揃えば無敵なんですし大丈夫ですよ!!!」

両津「そ、そうか?な、ならお願いしようかなぁ」

中川「分かりました!手配しておきます!」

麗子「両ちゃん、やきうちゃん?今回はデータを取るために住めるんだから仕事以外は極力外出しちゃだめよ?」

(⌒⌒)「おかのした」
31:2019/03/14(木)01:02:27 uio
大原「おはよう」

一同「おはようございます!部長」

大原「どうしたんだ?朝から集まって話して」

(⌒⌒)「聞いてください部長!実はこの度両津先輩とタワマン85階で暮らせるようになったんです!中川グループの力で!!!」

大原「た、たわ…まん…?」

麗子「タワーマンションの事よ」

大原「85階のマンションか!いいじゃないか!やきうが最初に来た時に言ってた事が現実になるチャンス!このチャンスをものにして立派な社会人になるんだぞ!」

(⌒⌒)「ハイ!精進致します!」

中川「そうだ!部長も暮らしてみませんか?」

大原「私もか?ワシには家があるのだが…」

両津「いいじゃないですか部長!タワマンの上層階のベランダで飲むお酒は絶対に美味いですよ!」

大原「し、しかし…」

中川「なんなら今部長が暮らしている家をそのまま移動させてタワマン最上階に持って行きますよ」

(⌒⌒)「えぇ…」

大原「そ、そこまで言うのなら試してみるか」
32:2019/03/14(木)01:10:48 uio
~入居日当日~

(⌒⌒)「(とうとうワイの虚言が現実になる日や…長かったなぁ。これも全部両津先輩と出逢えたのが全ての始まりやったんや!ワイは勝ち組になるんや!マッマにも心配掛けてたから落ち着いたらマッマを招待して安心させてやるんや)」

(⌒⌒)「…それにしても両津先輩遅いなぁ、もうすぐ待ち合わせの時間なのに…」

~謎のBGM~

(⌒⌒)「ん?なんの音や?」

バババババ…

(⌒⌒)「上から音が聞こえる…」チラッ

(⌒⌒)「ファッ!?軍事ヘリが家を最上階に運んでるやんけ!!!」

~屋上~

中川「助かりました!ありがとうございます爆竜大佐」

爆竜「礼には及ばん、それより我が軍の為に今後の支援を宜しく頼んだ」

中川「任せてください!中川グループの総力をお見せします」

爆竜「ではさらばだ」

バババババ…

~爆竜大佐のBGM~
33:2019/03/14(木)01:19:46 uio
(⌒⌒)「凄いもんみれたなぁ…流石中川グループやで…」

ヒュポッ

(⌒⌒)「ん?メッセや…何々…」

『中川「準備が整ったので部屋に来てください。先輩は荷物をまとめてから来るそうです」』

(⌒⌒)「両津先輩遅れて来るのか…まぁええわ!先に入って寛いでおくか」

(⌒⌒)「ファッ!?このエレベーターの行き先1階~85階+Rまであるやんけ!しかもこのサブ液晶に行きたい回数を書き込めば好きな階に行けるようになってるんか!!!中川グループ凄まじいな…、85階っと」

シュウウウウウウウン…チン

(⌒⌒)「3分で着いたわ早スギィ」

(⌒⌒)「おお!眺め最高やなぁ!とりあえず住居記念にスレ立てしたろ!」
35:2019/03/14(木)01:26:21 uio
大原「ここが中川の言っていた場所か」

涼子(部長の妻)「ねぇあなた…あれって…」

大原「ん…?あっ!私の家が!!!あんなところに!!!」

プルルルル…

大原「ん?中川か、もしもし」

中川「部長!着きましたか?」

大原「ここからどうすればいいんだ?」

中川「とりあえずエレベーターに乗ってもらって扉の右手にあるサブ液晶画面にRと記入してください」

大原「こ、こうか?」

シュウウウウウウウン

大原「う、動き始めた!しかも早い!」

涼子「どんどん高くなっていくわね…不安だわ」

チン

大原「おお…私の家が目の前に…」

中川「お疲れ様です部長、存分に暮らしてください」
36:2019/03/14(木)01:36:37 uio
~1時間後~

ブロロロロロロ…

本田「うおおおおおおおおお!!!」

両津「ほ、本田!もっと安全運転してくれ!荷物が飛び散る」

本田「任せておけ両津の旦那ァ!!!飛ばしていくぜぇ!!!」

ブゥオオオオオオオオン

両津「ひいいいいいい…」

~タワマン前~

両津「つ、着いた…寮から近いはずなのに凄く疲れた…」

本田「へっ、両津の旦那ァ!いい物件じゃないか!!今度遊びに行かせてもらうぜ!!!」

両津「落ち着いたら全員呼ぶから遊ぶぞ!!!」

本田「じゃあな両津の旦那ァ!!!」

ブゥオオオオオオオオン…

両津「さて、約束の場所はここだけど中川居ないじゃないか、勝手に入らせてもらうぞ」

両津「このエレベーター凄いな直通じゃないか…多分この液晶に行きたい階の数字を書けばいいと思うんだが…85階っと」

シュウウウウウウウン

両津「おお!一気に昇ったぞ!素晴らしい眺めだな!」

チン

両津「しかも早い!凄いな中川グループ!!!」

(⌒⌒)「あっ!両津先輩!!お勤めご苦労様です!!!」

両津「馬鹿野郎!それじゃムショ帰りの任侠じゃないか!!!」

(⌒⌒)「冗談ですよwwwさぁ飲みましょう!!!」

両津「おっ、そうだな」

ワイワイワイ…
37:2019/03/14(木)01:44:01 uio
(⌒⌒)「そういえば来るの遅かったですけど何かあったんですか?」

両津「あぁ、実はな…寮を退寮する時にちょっとトラブルが…」

……ブゥゥン

両津「にこにこ寮は部屋を出るとき綺麗にしなきゃならないんだがワシの部屋はゴミや虫が大量に散らかっててな」

(⌒⌒)「ほうほう」

…ブゥゥゥゥン

両津「ゴミは捨てるだけだからすぐに終わったんだが住み着いた虫まあ主にゴキブリが厄介でな、追い出してもすぐにワシのある場所に飛んできて大変だったんだ」

(⌒⌒)「はぇー」

…ブゥゥゥゥゥゥン

両津「なんとか全部追い出して逃げてきたんだ、所詮虫ケラには人間を出し抜くことなんて出来ないからな!!ハハッ」

(⌒⌒)「(変な音聞こえるなぁ…)」
41:2019/03/14(木)01:56:28 uio
~大原邸~

大原「いやー…最上階の眺めも悪くないなぁ!」

涼子「そうですねあなた」

大原「こんな機会をくれた中川には感謝しないといけないなぁ」

涼子「でも少し肌寒いですね…」

大原「確かに…雨戸でも閉めてくるから待っててくれ」ガチャ

~85階~

両津「ん?どうしたやきう?」

(⌒⌒)「いや…変な音聞こえるなぁと思って…なんですかねぇこの音」

両津「音?…確かに羽音みたいな音がするな」

(⌒⌒)「ちょっと外見てきます」ガ

両津「ん?羽音…?待て!やきう!開けるな!!!」

(⌒⌒)「え?」チャ

G「ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン」

(⌒⌒)「ファーーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwww」

両津「しまった!!奴らにここを勘付かれたか!!!」

(⌒⌒)「た、た、た、助けてクレメンスゥゥゥゥゥウ!!!」
42:2019/03/14(木)02:05:45 uio
~大原邸~

涼子「キャァァァァァァァァァァア!!!!!」

大原「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

涼子「な、なんでゴキブリがこんなにもいるの!!!」

大原「わ、私は知らんぞ!こんなの!ヒィ!!」

大原「そ、そうだ!中川に助けを求めよう!!」

プルルルル…ガチャ

中川「どうしましたか?部長?」

大原「た、助けてくれ中川!!!急にゴキブリが…」

中川「ゴキブリ…?…もしかして先輩がまた何か…」

大原「そ、そんなことより助けてくれ!!!どうしたらいいんだ!?」

中川「落ち着いてください部長、とりあえずすぐにエレベーターに乗って1階まで来てください!こちらで対処します」

大原「わ、分かった!!!涼子、こっちに来い!逃げるぞ!」

~85階~

(⌒⌒)「」

両津「ダメだ…やきうの奴完全に延びてやがる…」

両津「そうだ!中川に助けを求めよう!!!」

『両津「中川!部屋にゴキブリが大量に入ってきて大変なことになった!助けてくれ!」』

両津「これでよしっ…うわっ、あっちいけ!」

ヒュポッ

両津「これであとは中川の指示を待つだけだ…」

~エレベーター~

大原「え、えーっと…下に降りる時も確か液晶画面に行きたい回数を書けばいいんだったな」

涼子「早くしてくださいあなた!」
43:2019/03/14(木)02:16:06 uio
~85階~

ヒュポッ

両津「中川から返事きた!何々…?『エレベーターで1階まで来て下さい!対処します』か…、よし!逃げるぞ!オイやきう!起きろ!」

(⌒⌒)「」

両津「ダメだ完全に延びてやがる…仕方ない担いで行くか、こいつ意外と恵体だから運びにくい…」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

両津「うわっ!!!またこっちに向かって来やがった!!!早くエレベーターの扉開け!!!」

~エレベーター内~

大原「肝が冷えたな、まったく…」

涼子「操作には手こずってしまいましたが無事に動いて良かったですね」

大原「あぁ…しかしどんどん降りていくな。もう75階か。30秒前に動いたのに素晴らしいエレベーターだな」

~85階~

両津「何故85階にエレベーターが来ないんだ!クソクソクソ!!!」

(⌒⌒)「…うーん」

両津「!!気がついたか!やきう!」

(⌒⌒)「両津…先輩…?ここは…?」

両津「85階のエレベーター前だ!なぜかエレベーターが来ない!」

(⌒⌒)「ファッ!?うせやろ?」

両津「嘘なのはお前の虚言だけだ!」

(⌒⌒)

彡(●)(●)
45:2019/03/14(木)02:20:26 uio
彡(゚)(゚)「ワイのせいって言いたいんか?」

両津「お前が最初来た時に変なこと言ってなければこんな事にはならなかったんだ」

両津「大体いい歳した大人が匿名掲示板でしょうもない嘘付くって悲しくならないのか!」

両津「言いたいことや思ってることは面と向かって言えるようにならないといつまで経っても成長なんかするわけないだろ!」

両津「大体お前は…」

彡()()「…っさ、…」

両津「ん?なんか言ったか?」

彡(`)(´)「くっさ、死ね!!!」

両津「!!?」
46:2019/03/14(木)02:25:59 uio
彡(`)(´)「ほなら、思ってること言わせてもらうでこの原人!!!人がせっかく下手に出てたらいい気になりやがって…ちなワイ中学の時人頃したことあるからお前なんかワンパンやで!どうせそんな見た目やから魔法使いなんやろなぁかなしいなぁ…」

彡(`)(´)「お前の魂胆なんか元々見え見えやで!どうせワイを更生させたと周りに思わせて金を貰おうとしてるんやろ!お前は金でしか動かない人間なのはよく知ってるからなぁ」

彡(`)(´)「ワイは今日限りで警察辞めさせてもらうわ!」

両津「てめぇ…さっきから黙って聞いてりゃ…」ワナワナ…

彡(`)(´)「煽りに負けるとか雑魚乙www」

両津「」プッツン
47:2019/03/14(木)02:31:58 uio
両津「てめぇこの野郎!逃がさねぇぞ!!!」ドカッバキッグシャ

彡()()「ヒェッ!やめてクレメンス!!誠にごめんなさい!!!」ドカッバキッグシャ

~タワマン前~

中川「部長、ご無事で何よりです!」

大原「中川、助かったよ…ありがとう…」

中川「いえ…すみません。僕がちゃんとしていれば…」

大原「いいんだ、私に何かあっても涼子を守れれば…」

中川「しかし85階の外観凄いことになってますね…黒雲が意思を持って動いてるみたいですよ…」

大原「恐ろしい光景だ…」

ゴゴゴゴゴ…

麗子「ねぇ…?なんの音?」

中川「ん?」
49:2019/03/14(木)02:43:40 uio
~85階~

両津「オイコラ!何してんだ!!急につっ立ちやがって!

彡(゚)(゚)「…が」

両津「あ?」

彡(゚)(゚)「便意が」

両津「えっ?ちょっと待てやきう…」

彡(゚)(゚)

彡(^)(^)

両津「おい…よせ…やめろ…やきう…」

彡(゚)(゚)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」

両津「捕鯨えええええええええええええ!!!!!」

彡(゚)(゚)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」

彡(゚)(゚)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」

~タワマン前~

麗子「何あれ!?圭ちゃん!!」

中川「85階からチョコレートフォンデュマウンテンの如くうんこが流れてくる…」

大原「おぞましい光景だな…」

~後日談~

丸井ヤング館「おはようございます!」

中川 麗子「丸井さん!おはようございます!」

丸井ヤング館「いやー、休んでる間迷惑かけちゃってごめんね!また変な不動産に欠陥住宅買わされちゃって家族諸々路頭に迷ってて仕事どころじゃなかったんだ」

麗子「大変だったわね」

丸井ヤング館「僕がいない間補充要員が来てくれてたそうだけどその人はどこ?お礼が言いたいんだけど…あと両津さんも見当たらないね」
50:2019/03/14(木)02:44:30 uio
大原「あいつらなら欠陥住宅とは関係のない地下で100年働いてくるそうだ」

52:2019/03/14(木)02:45:44 uio
大体の物語は考えてたけど書き込むのが遅くなって3時間かかってしまったわ
53:2019/03/14(木)02:50:16 cRb
60:2019/03/14(木)03:20:47 r3J
おつ
彡(゚)(゚)「亀有公園前の派出所で勤務する事になった」
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1552483604