1: 2009/11/16(月) 19:52:24.99
ハルヒ「ちょっ…いきなり何すんのよバカキョン!離れなさいよ!」

キョン「お前が引っ付いてきたんだろうが!お前が離れろ」

みくる「ふえぇぇ、涼宮さん大胆ですぅ」

古泉「おやおや、白昼堂々と…それ何プレイですか?」

ハルヒ「みくるちゃんも古泉君も、アホな事を言ってないで、さっさとこのバカをあたしから離しなさい!」

みくる「とは言っても…私には涼宮さんがキョン君の腰にしがみついているようにしか見えないですよぉ」

古泉「僕もそうとしか…」

長門「私も」

ハルヒ「なっ!体がいうこときかないのよ!団長の危機よっ…助けなさい!」

長門「その割には嬉しそう」

ハルヒ「なっ……~」

4: 2009/11/16(月) 20:02:13.83 ID:AsFSLOVJO
ハルヒ「う、嬉しいわけないでしょ!!最悪よっ!」

キョン「ちょっ…ちょっと待てハルヒ!あんまし動くな…!お前の顔がだな俺の……にちょうど当たる…」

ハルヒ「あんた変な気起こしたら殺すわよ…」

キョン「ひっ…」

ハルヒ「あら、なんか柔らかくなったわね」

古泉「とりあえず、お二人を引っ張ってみましょう」

キョン「たのむ…古泉…」


9: 2009/11/16(月) 20:19:01.32 ID:AsFSLOVJO
古泉「では、朝比奈さんと長門さんは涼宮さんを」

キョン「で、古泉は俺を引っ張るのか」

古泉「ご安心下さい。……今のところ閉鎖空間の発生はありません、よかったですね」

キョン「よかったと思うのはお前だろうが」

古泉「ふぅ…あなたには困ったものです、では引っ張っぱりますよ!」

………
……


みくる「ハァハァ…こっ…こんなに、かたいなんてぇ…私には無理ですよぉ…」

古泉「僕も…ハァ…体力の限界です…ハァ」

キョン「こんなに引っ張ってもらっても離れないなんて」

11: 2009/11/16(月) 20:30:54.80 ID:AsFSLOVJO
キョン「長門!どうにかならないのか…?」

長門「無理…今回は私の力では無理」

ハルヒ「ちゃんと!こんなに、か弱い有希に力があるわけないでしょ!」

キョン「じゃあ、どうすんだよ」

長門「今日は帰った方がいい…もう下校時間」

ハルヒ「このままで帰れっていうの!?」

長門「そう」

キョン「冗談じゃないぜ…こんなのを腰にぶら下げて街中を歩くなんて…」

ハルヒ「こんなのとは何よ…」

14: 2009/11/16(月) 20:41:22.78 ID:AsFSLOVJO
みくる「でも…帰るといっても、どちらのお家にですかぁ?」

キョン「それもそうだな…どうすれば」

古泉「ではあなたの家はどうでしょう?」

キョン「なぜだ」

古泉「もちろん涼宮さんのお家より、あなたの家の方が学校から近いからですよ」

みくる「それも、そうですねぇ」

ハルヒ「えぇ!キョンの家に行くの!?」

キョン「しょうがないだろうが…我慢しろ」

ハルヒ「さっ…最悪だわ…」

長門「……嬉しそう」

16: 2009/11/16(月) 20:54:39.89 ID:AsFSLOVJO
ハルヒ「でも、帰り道にこんな様子を人に見られたら…」

長門「大丈夫、途中まで私たちもついて行く」

ハルヒ「有希…」

キョン「なんかすまないな…」

古泉「困った時はお互い様です」

みくる「では、涼宮さんのカバンは私が持ちますね。古泉君はキョン君のカバンをお願いします」

古泉「わかりました、では行きましょう」

17: 2009/11/16(月) 21:02:27.90 ID:AsFSLOVJO
ハルヒ「ちゃんとキョン!もっとゆっくり歩きなさいよっ!」

キョン「何を怒っているんだお前は…」

ハルヒ「あんたの膝が…そのっ…あたしの胸にっ…当たるのよぉ」

キョン「…っ…スマン」

みくる「涼宮さん歩きにくそうですぅ」

古泉「流石にあの体勢は辛そうですね…」

長門「でも…嬉しそう」

ハルヒ「やっぱりみんな見てるしぃ…ほんっとに、最悪だわ!」

みくる「涼宮さん、顔真っ赤ですね」

古泉「流石に恥ずかしいのでしょう」

長門「でも…嬉しそう」

24: 2009/11/16(月) 21:33:59.56 ID:AsFSLOVJO
みくる「でも…涼宮さんがちょっと羨ましいですぅ」

古泉「何かいいましたか?」

みくる「あっ…いえ」

長門「着いた」

キョン「ハルヒ着いたぞ、俺ん家」

ハルヒ「知ってるわよ…有希、みくるちゃん、古泉君…ありがとう」

古泉「それでは、また明日」

みくる「涼宮さんとキョン君、頑張ってくだしゃい」

長門「…」

キョン「じゃあな」


変換すみません…

30: 2009/11/16(月) 21:50:36.09 ID:AsFSLOVJO
キョン「ただいまー」

妹「キョンくんおかえりー…っと、はるにゃんどーしたのー?」

キョン「ちょっとな、体調が優れないみたいなんだ。だからなお袋に今日、お友達が泊まるかもって…」

妹「わかったぁ!お母さんに~、今日はキョンくんの『お友達』が泊まるよーって言ってくる~」

ハルヒ「あんたには本当に勿体無い妹さんね…」

キョン「そうか?まぁ、自分でお袋に伝えなくなったのは助かったが…ってどうしたハルヒ」

ハルヒ「さっさとお友達を部屋に案内しなさいよ!」

キョン「スマン…その体勢は腰が痛いんだよな。ゴメンな鈍くて」

ハルヒ「…」

32: 2009/11/16(月) 22:00:44.79 ID:AsFSLOVJO
キョン「さて、着替えるか」

ハルヒ「あんたね…殺すわよ…」

キョン「そうか腰にはハルヒが巻きついているんだった」

ハルヒ「あたしをベルトか何かと勘違いしてない?」

キョン「してないぞ、うん…せめて上着だけでも着替えさせてくれ」

ハルヒ「3秒以内ね」



キョン「下はハルヒと制服…」

ハルヒ「上はダサいスウェット…」

キョン「お前は制服なんだな」

34: 2009/11/16(月) 22:09:50.54 ID:AsFSLOVJO
ハルヒ「しょうがないでしょ!両腕はあんたの腰なんだからっ…」

キョン「まあ、そうだが」

ハルヒ「それより…この体勢どうにかしたいわ!」

キョン「とりあえず椅子に座るか」

ハルヒ「…どうしてキョンが椅子に座ってあたしは床なのよっ」

キョン「じゃあ、どうすんだよ!」

ハルヒ「…ッド……」

キョン「は?聞こえないぞハルヒ」

ハルヒ「ベッドに寝ればあたしもキョンも楽って言ってんの!!」

キョン「…」

35: 2009/11/16(月) 22:14:31.76 ID:CWgU7BnsO
(´∀`)あらあら

36: 2009/11/16(月) 22:16:23.78 ID:fCln1PE/O
あらまぁ
やだぁ・・・ねぇ
奥さん

37: 2009/11/16(月) 22:17:29.77 ID:nDknAIfc0
ほんとやだわぁ
ねえそうそう聞いた?

40: 2009/11/16(月) 22:23:12.90 ID:485EmePgO
んまっ!

44: 2009/11/16(月) 22:30:03.10 ID:AsFSLOVJO
ハルヒ「は~楽だわー!これ~」

キョン「そうかい」

ハルヒ「キョン、団長の喜びは団員の喜びなんだからね!なんか不満があるなら休んだ後に聞くわよ」

キョン「いや…2人で…しかもハルヒは腰に手を回している状態で…ベッドに寝ているとこを見られたらと、思うと」

ガチャ

妹「キョンくんーごはん持ってきたよ~………ここ置いとくねー」

キョン「なっ」

妹「シャミ行こー!キョンくんとはるにゃんの邪魔しちゃダメだからー」

ハルヒ「…なんか恥ずかしいわね」

48: 2009/11/16(月) 22:41:48.93 ID:AsFSLOVJO
キョン「さて、飯が冷めないうちに食うぞ」

キョン「いただきます、今日は肉じゃがかぁ」モグモグ

ハルヒ「…」

キョン「美味いな…」モグモグ

ハルヒ「…ねえ」

キョン「どうしたハルヒ?遠慮しないで食えよ、お袋の料理は意外と美味いぜ」

ハルヒ「だから両腕塞がってるって言ってるじゃないのよ!このバカキョン!」

キョン「そうだったスマンなハルヒ、ほら口開けろよ」

ハルヒ「はぁ!?まっ…まあ、しょうがないわね…あ~ん」

49: 2009/11/16(月) 22:55:55.80 ID:AsFSLOVJO
ハルヒ「ちょっと!それデカくない?あたしの口に入るかしら?」

キョン「大丈夫だろ…たぶん大きさも普通だろ?だけど熱くてゴツゴツしてるからなぁ…」

ハルヒ「あっ…あたし、こういうの初めてで…いや、別にイヤっていうわけじゃないんだからねっ」

キョン「俺だって初めてだぞ…だからほら、もっと口開けろって優しくするから」

ハルヒ「これ以上開かないわよ…へ、変な事したら…しっしっ、死刑だからね!あ~ん」

パクッ

ハルヒ「美味しいわっ…!この肉じゃがのジャガイモ!でも、アッツ」

キョン「言ったろ美味いって?誰かに食べさせてやるなんて初めてだからなー大丈夫か?」

ハルヒ「たびゅん、らいひょうぶ…あたひらって食べさせてもりゃうの、はひめてよ!」

キョン「食いながらしゃべんな、きたねえ」

52: 2009/11/16(月) 23:05:47.69 ID:CWgU7BnsO
(´∀`)∀`) ヒソヒソ…

56: 2009/11/16(月) 23:27:55.91 ID:AsFSLOVJO
妹「キョンくん~食器下げにきたよ~」

ハルヒ「妹ちゃん!お母さんにおいしかったわ!ごちそうさまって伝えといてくれる?」

妹「うん!わかったぁ~。あっ、あとお母さんがお風呂入りなさいだってー」

キョン、ハルヒ「…」

妹「じゃあねー、はるにゃん!」

バタン

キョン「ハルヒ…お前、風呂どうする?」

ハルヒ「あたし、お風呂は最低でも1日1回入らないとダメなのよね」

キョン「…」


67: 2009/11/16(月) 23:48:43.45 ID:AsFSLOVJO
キョン「というかハルヒお前それ…服は脱げるのか?」

ハルヒ「きっ、気合いでなんとかなりそうね!たぶん…」

キョン「そっ、そうか。じゃあ行くか?」

ハルヒ「あんたがどうしてもって言うからだからね」

キョン「言ってねえよ」

……


ハルヒ「ちゃんと目を瞑ってなさいよ!」

キョン「いくら服が濡れるからってお互いに全裸で目隠しは無くないか?」

ハルヒ「こうでもしないとキョンはあたしの体を見て欲情するし、あたしはキョンの見て気絶しちゃうでしょうが!」

キョン(というか息子がハルヒの顔に微妙にこすれて…アフゥ)

87: 2009/11/17(火) 00:04:35.99 ID:b3uivIQ4O
キョン(だっ…ダメだ、体が洗いにくい…幸いハルヒの両腕は俺の腰だ!)

キョン(つまり、俺は自分で目隠しを外せてもハルヒは自力で目隠しを外せない…ということは…)

ハルヒ「な、なんか…顔に当たった!ひっ…ヌルヌルしてる…」

キョン「大丈夫だハルヒ。それは泡だ」

キョン(おっといかんな…やはりハルヒの体を見ただけでこの息子の暴走…koolになれキョン!)

ハルヒ「そ、そう!それよりキョン…もっと優しく洗いなさいよ…あたし自分で洗えないんだから…」

キョン「ああ…スマン、こうか?」

ハルヒ「ばっ…ちょっ!そこはダメよ!キョン!ダメ!こっ…殺すわよ!」

95: 2009/11/17(火) 00:16:52.07 ID:b3uivIQ4O
ハルヒ「ハア…ハァ…キョン…よくも」

キョン「すまんハルヒよく見えないんだ!我慢してくれ…」

ハルヒ「まあ、いいわ…よくないけど。お湯に入りたいわ」

キョン「あっ、ああ…」

ハルヒ「あたしが浴槽に入るからあんたは外で立ってなさい!」

キョン(ハルヒ…俺は既にギンギンです…)

ハルヒ「はぁ~気持ちいいわー、あんた何モゾモゾしてんのよ」

キョン(ハルヒの顔に当てないようにするのが難しい…それより…カチューシャないハルヒもなかなか…ああっヤバいヤバい)


103: 2009/11/17(火) 00:27:41.52 ID:b3uivIQ4O
ハルヒ「ん?なんか、顔に飛んだ?」

キョン「気のせいだろ…そろそろ出るか…」

ハルヒ「そうね!出ましょう」

……


ブォーン

ハルヒ「違う違う!そうじゃないわよ!もっと全体的に!」

キョン(はぁ…風呂は大変だったなぁ…ハルヒの服を脱がしてハルヒの頭と体を洗って…ハルヒの体を拭いて、服着せて…)

ハルヒ「あっつい!何ボーっとしてんのよ!ドライヤーに集中しなさいよ!バカ」

キョン「これでいいか?」ブォーン

ハルヒ「まっ、まあまあ気持ちいいわね…フンッ」

111: 2009/11/17(火) 00:43:24.97 ID:b3uivIQ4O
キョン「そろそろ寝るか…」

ハルヒ「うん…」

キョン「電気消すぞハルヒ」

ハルヒ「いいわよ…あっ、暗っ…ねえキョン…」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「私が今日腰に引っ付いてて大変だった?」

キョン「まあな…でも…」

ハルヒ「でも何よ?」

ハルヒ「……寝てるし」


112: 2009/11/17(火) 00:51:49.14 ID:b3uivIQ4O
翌日

みくる「あっ…キョン君、って…ええ!体が勝ってに動くですぅ…ふにゅう~」

キョン「朝比奈さん…ってうわぁ!何で俺の右腕に引っ付いてるんですか!」

ハルヒ「ちょっ!ちょっと、みくるちゃん…離れなさい!」

ガチャ

キョン「なっ…長門…助けてくれ!朝比奈さんまで俺に引っ付いてきたんだ!」

長門「不覚……」

キョン「どっ、どうした長門…なぜこっちに近付いてくるんだ?」

148: 2009/11/17(火) 06:53:54.54 ID:b3uivIQ4O
古泉「それで…いったいどうしたんですかこれは?」

キョン「…」

古泉「腰に涼宮さん、右腕に朝比奈さん、左腕に長門さんですか…これを見た人が男なら殴りたくなる状況ですね」

バキッ

キョン「…痛い」

ハルヒ「喧嘩してないでなんとかしなさいよ!」

キョン「いや…しかしだな」

古泉「この状況も悪くない…ですか?」

キョン「まったくその通、げふんげふん」

151: 2009/11/17(火) 07:33:54.28 ID:b3uivIQ4O
キョン「そ、それより朝比奈さん…もうちょっと離れくれませんか?そのっ、胸が、ですね」

みくる「ひえぇぇ~すいましぇーん」

キョン「あっ、長門は心配しなくていいからな。当たってないから」

長門「…」

ハルヒ「あんた、嬉しそうね」

キョン「いやぁ、まさに両手に花状態だからな…これで嬉しくない男がどこに…」

ハルヒ「死ねっ!」

キョン「ぉう!痛えな!ハルヒ…お前…頭突きはするなよ…」

ハルヒ「ふにゅっ…っとしたわね」

175: 2009/11/17(火) 16:07:10.84 ID:b3uivIQ4O
古泉「しかし、困りましたね…ハハッ」

キョン「軽いな…お前」

古泉「しかし、なぜ離れなくなってしまったのでしょうか。僕の知り合いに医者がいるので相談してきます」

ハルヒ「そ、それは……ぉ願いするわ」

長門「このままでも私は構わない」

キョン「いや、俺が困るんだが」

みくる「ふぇぇ」

古泉「では、ちょっと席を外しますね。たぶん1時間くらいで戻ります」

キョン「おお…頼んだぞ古泉」

バタン

196: 2009/11/17(火) 21:06:33.46 ID:b3uivIQ4O
ハルヒ(古泉君、やっと行ったわね)

みくる(やっと行ったですぅ)

長門(これで実質、彼と私の2人きり…)

ハルヒ「キョーン、なんか暑くない?」

キョン「そりゃあな、長門も朝比奈もくっ付いているからな…当然だろ」

ハルヒ「そっ…そうよね!有希もみくるちゃんも邪魔よね!」

みくる「なっ!?それを言うなら涼宮さんらって!キョン君がかわいそうれすよぉ!」

長門「朝比奈みくる、あなたの胸の方が彼にとって邪魔」

キョン「いや、俺は別に構わんのだが…ってハルヒ!いきなり抱きつくな!」

ハルヒ「かっ…体が勝手に動くのよ!」

みくる、長門「!」

197: 2009/11/17(火) 21:21:11.27 ID:b3uivIQ4O
みくる「ひゃー、私も体が勝手に動いちゃったですぅ」ギュッ

キョン「あっ、朝比奈さん!胸!胸!当たってますって!」

長門「何者かに体が…操られている…」ピトッ

キョン「長門ぉ!お前はなんかヤバいぞ!俺の手がお前のスカートの中に入ってるってぇ!」

ハルヒ「ちょっと!有希、みくるちゃん!いい加減にしなさいよ!キョンから離れなさい!」

キョン「ハルヒ…お前もな」


203: 2009/11/17(火) 21:48:29.56 ID:b3uivIQ4O
ガチャ

古泉「すいません、ただいま戻りました…うわっ!何ですか?この状況!?」

古泉(左腕が長門さんのスカート?いや、これは…パンツの中まで入っているのでは?)

古泉(さらに右腕は朝比奈は自慢の胸に埋まっていますね…そして涼宮さんは…)

古泉(いかがわしい行為をしているように…いやしているのでしょうか?陰部に顔を押し付けている…)

キョン「遅いぞ古泉、やっと帰って来てくれたか!」

古泉「…」

バキッ

キョン「普通に痛い!なぜ殴った」

古泉「はっ…すいません、つい」

205: 2009/11/17(火) 21:57:09.41 ID:b3uivIQ4O
キョン「それで!?離す方法は見つかったのか?」

古泉「ええ…なんとか見つかりました。僕の知り合いの医者が言うにはこの薬を飲めば離れるそうです」

キョン「そっ…そうか!やったな!ハルヒ!長門、朝比奈さん!」

ハルヒ、長門、みくる(余計な事を…)

ハルヒ「ええ…これで助かるわね」

古泉「ですが、この薬は女性にしか効果がなく…さらに2人分しか無いんですよ…」

キョン「な、なんだって!?それじゃあ…」

古泉「ええ。すみませんが…涼宮さん、長門さん、朝比奈さんの中で2人、薬を飲む人を決めてください」

209: 2009/11/17(火) 22:21:26.55 ID:b3uivIQ4O
みくる「では、昨日からキョン君に張り付いている…涼宮さんは決定ですねぇ。あとは長門さん!私…たくさん迷惑かけているのでお先にどうぞ!」

ハルヒ「ちょっと待ちなさい!こっ…ここは団長として団員を重んじるべきだわ!仕方ないから有希とみくるちゃんで飲みなさい」

長門「私が張り付いているのは彼の左腕。ここは利き腕である右腕と体の要、腰を自由にしてあげるべき…」

キョン「…」

古泉「おやおや、あなはどう思いますか?」

キョン「そうだな…俺は…」

ハルヒ、長門、みくる「ゴクリ…」

213: 2009/11/17(火) 22:47:31.25 ID:b3uivIQ4O
キョン「すみません…朝比奈さん、しばらく俺にくっ付いといてくれますか?」

みくる「キョン君…」

ハルヒ「なっ…何よそれ!あたしよりみくるちゃんにくっ付いといて貰いたいって事!?」

キョン「違うぞハルヒ…お前は昨日から俺と離れてないだろ、だからだ。その体制は辛いだろ、それに俺は…ハルヒと正面から向き合って話がしたいしな」

ハルヒ「キョン……あっ、ぁりがと」

キョン「それと長門、お前にはいつも迷惑をかけているからな…なるべくお前は楽にしてやりたいんだ。」

長門「…」

キョン「それとお前が俺にくっ付いていると本が読めないだろ?俺はお前が本をよんでいる姿を見ていると安心するんだ…だから、な?」

長門「わかった…」

キョン(おっOい気持ちいい)

216: 2009/11/17(火) 23:14:10.07 ID:v/psIgqzP
大した奴だ・・・

219: 2009/11/17(火) 23:38:35.20 ID:b3uivIQ4O
キョン「それじゃあ古泉、ハルヒと長門にその薬を飲ませてやってくれ」

古泉「了解しました」

ハルヒ、長門「…」ゴクゴク

みくる「これで、お2人ともキョン君から離れますね」

キョン「どうだハルヒ、長門?」

ハルヒ「ん…離れたわ!」

長門「…」

古泉「フフフッ…やっぱりそういう事ですか…」

ハルヒ、長門、みくる「!?」

222: 2009/11/17(火) 23:58:22.78 ID:b3uivIQ4O
ハルヒ「まっ、まさか古泉君…」

古泉「ええ。その薬、ただの水ですよ?」

キョン「な、なんだと…じゃあ、今ままでのは…ん!てことは!朝比奈さんも!」

みくる「ふぇぇ!ごめんなしゃーい!」

キョン「特になんもしてないのに朝比奈さんも俺から離れた!!」

ハルヒ「…っち…きょ!今日の部活は終わり!また明日なんだからね!有希、みくるちゃん!はやく帰るわよ!」

バタン

古泉「涼宮さん達、帰ってしまいましたね」

キョン「何がなにやら…いったい、どういう事だ?」

227: 2009/11/18(水) 00:18:42.11 ID:9lC5I2JyO
古泉「つまり、まあ…これは予想ですが涼宮さん達は嘘をついていたんですよ」

キョン「嘘?」

古泉「自分の意志とは関係なくあなたから離れられないとね…」

キョン「てことは…今までのはハルヒ達の演技だったのか?」

古泉「ええ。たぶん涼宮さんがそれを先日、思い付き実行して、それに気が付いたか何かで今日は長門さん、朝比奈さんも張り付いたのでしょう」

キョン「いったい…何の為に?」

古泉「さあ…?それよりも…明日のフォローを頼みましたよ?涼宮さんにあまり恥をかかせないであげて下さい。悪気があった訳ではないのですから」

キョン「…まっ、やるだけやってみるさ」

228: 2009/11/18(水) 00:23:06.17 ID:9lC5I2JyO
翌日

キョン「よっ!…ハルヒ」

ハルヒ「…っ…キョン!あのっ、その」

キョン「いやぁ、変な夢を見たなぁ」

ハルヒ「は?夢?」

キョン「いやぁ、急にハルヒが俺の腰から離れられなくなりその状態で夜を過ごしたり、長門や朝比奈さんも張り付いてきた夢なんだ」

ハルヒ(あれ…キョンは全部、夢だと思っているの!?…てことは!もう一回できる!)

キョン「そんな都合のいい事あり得ないのにな~」

キョン(そう、全部なかった事にすればいいだけの話…簡単なことだ、俺が全部覚えてないと思わせればいいだけ)

ハルヒ「かっ…体が勝手にぃ!」ガバッ

キョン「な、なんだと!?この俺がフォロー失敗に終わるなんて…いやこれは…成功なのか!?」

おわり

230: 2009/11/18(水) 00:26:09.79 ID:txOGANlzO

231: 2009/11/18(水) 00:27:06.43 ID:Lr7Vdo5R0


後日談待ってる

234: 2009/11/18(水) 00:38:00.90 ID:9lC5I2JyO
長々とすみませんでした。支援ありがとうです。

本当は右足に鶴谷さん、左足に佐々木って予定で、ラストは谷口、国木田、古泉を絡めて終わらせようと思ってたんですが…疲れました。

なんかすいません。

引用元: ハルヒ「やっ…ちょっ…かっ…体が勝手に!」