1: 2015/10/24(土) 18:19:07.34
ココア「え!? え!?」
テ口リストA「オラァ! 手を組んで伏せやがれ!」
チノ「なっ!」
テ口リストB「さっさとしろ!」ズダダダダ
ココア「きゃぁっ!」
ティッピー「わ、わしのラビットハウスが!」
リゼ「やめろ! 店を壊すな!」
テ口リストC「なんだぁ、文句あんのかぁ?」
テ口リストD「蜂の巣にでもなりたいのか、嬢ちゃん?」ジャキッ
リゼ「くっ……」
テ口リストA「オラァ! 手を組んで伏せやがれ!」
チノ「なっ!」
テ口リストB「さっさとしろ!」ズダダダダ
ココア「きゃぁっ!」
ティッピー「わ、わしのラビットハウスが!」
リゼ「やめろ! 店を壊すな!」
テ口リストC「なんだぁ、文句あんのかぁ?」
テ口リストD「蜂の巣にでもなりたいのか、嬢ちゃん?」ジャキッ
リゼ「くっ……」
2: 2015/10/24(土) 18:20:40.51 ID:vJWZj++r0
シャロ「うぅ……遊びに来たらこんな目に遭うなんて……」
テ口リストE「何ぶつぶつ言ってんだ!」
シャロ「ひぃっ!」
チノ「…………」ブルブル
ココア「だ、大丈夫だよチノちゃん……わ、私が守るから……」ブルブル
リゼ(まずい……さすがに武装したこの人数相手では……)
テ口リストC「おっ、こいつなかなかの上玉じゃねえか。ちょっと来いよ」
千夜「や、やめて下さい!」
ココア「千夜ちゃん!」
テ口リストE「何ぶつぶつ言ってんだ!」
シャロ「ひぃっ!」
チノ「…………」ブルブル
ココア「だ、大丈夫だよチノちゃん……わ、私が守るから……」ブルブル
リゼ(まずい……さすがに武装したこの人数相手では……)
テ口リストC「おっ、こいつなかなかの上玉じゃねえか。ちょっと来いよ」
千夜「や、やめて下さい!」
ココア「千夜ちゃん!」
3: 2015/10/24(土) 18:22:26.14 ID:vJWZj++r0
テ口リストA「なんだぁ、まだガキじゃねえか」
テ口リストC「わかってねえな、このくらいの方がいいんだよ」
テ口リストB「ハハハ、お前そういう趣味かよ」
リゼ「やめろ! 千夜を離……!」
バァン!!
テ口リストD「伏せろ。次は当てるぞ」
リゼ「……っ」
テ口リストC「さぁて、どう可愛がってやろうか……へっへっへ」
千夜「い、いやぁ……」
???「やれやれ、騒々しいな」
テ口リストC「わかってねえな、このくらいの方がいいんだよ」
テ口リストB「ハハハ、お前そういう趣味かよ」
リゼ「やめろ! 千夜を離……!」
バァン!!
テ口リストD「伏せろ。次は当てるぞ」
リゼ「……っ」
テ口リストC「さぁて、どう可愛がってやろうか……へっへっへ」
千夜「い、いやぁ……」
???「やれやれ、騒々しいな」
4: 2015/10/24(土) 18:23:26.48 ID:vJWZj++r0
???「まったく、静かなティータイムを楽しんでいたというのに……品のない連中だ」
テ口リストE「なんだぁ、テメェ?」
テ口リストA「おい、伏せろっつったのが聞こえなかったか?」
チノ「お、お客様……い、いけません……」
???「あまつさえ、いたいけな少女に乱暴をはたらくとは……」
テ口リストB「黙れ、死にてぇのか!」
俺「どうやら、お仕置きが必要なようだな」
テ口リストE「なんだぁ、テメェ?」
テ口リストA「おい、伏せろっつったのが聞こえなかったか?」
チノ「お、お客様……い、いけません……」
???「あまつさえ、いたいけな少女に乱暴をはたらくとは……」
テ口リストB「黙れ、死にてぇのか!」
俺「どうやら、お仕置きが必要なようだな」
5: 2015/10/24(土) 18:25:13.05 ID:vJWZj++r0
俺「はっ!」バキドカッ
テ口リストA「がっ!」ドサッ
テ口リストB「ぐあっ!」ドサッ
ココア「えっ」
チノ「……い、今なにが?」
リゼ(ば、馬鹿な……私にも、見えなかったぞ……)
テ口リストD「クソが!」ズダダダダ
俺「おっと」バァン
ティッピー「なんと、テーブルを盾に!?」
俺「ちょっと銃借りますよっと」
テ口リストA「がっ!」ドサッ
テ口リストB「ぐあっ!」ドサッ
ココア「えっ」
チノ「……い、今なにが?」
リゼ(ば、馬鹿な……私にも、見えなかったぞ……)
テ口リストD「クソが!」ズダダダダ
俺「おっと」バァン
ティッピー「なんと、テーブルを盾に!?」
俺「ちょっと銃借りますよっと」
6: 2015/10/24(土) 18:26:29.13 ID:vJWZj++r0
テ口リストD「くっ!」
テ口リストE「おい、上だ!」
俺「遅ぇよ」ダンダンダン!!
テ口リストD「ぎゃあっ!」
テ口リストE「ぐはっ!」
俺「心配するな、峰打ちだ」
リゼ「あ、あんな体勢から、正確に腕と脚だけを……はは、考えられない……」
ティッピー「な、なんちゅう青年だ……」
チノ(か、かっこいい……)
シャロ(……はっ! いけないいけない、私にはリゼ先輩が……でも……)
テ口リストC「おっと、そこまでだ兄ちゃん。この嬢ちゃんがどうなってもいいのか」
千夜「ひっ……」
テ口リストE「おい、上だ!」
俺「遅ぇよ」ダンダンダン!!
テ口リストD「ぎゃあっ!」
テ口リストE「ぐはっ!」
俺「心配するな、峰打ちだ」
リゼ「あ、あんな体勢から、正確に腕と脚だけを……はは、考えられない……」
ティッピー「な、なんちゅう青年だ……」
チノ(か、かっこいい……)
シャロ(……はっ! いけないいけない、私にはリゼ先輩が……でも……)
テ口リストC「おっと、そこまでだ兄ちゃん。この嬢ちゃんがどうなってもいいのか」
千夜「ひっ……」
7: 2015/10/24(土) 18:28:05.33 ID:vJWZj++r0
テ口リストC「嬢ちゃんの命が惜しければ、両手を挙げな」
俺「……これでいいか?」
テ口リストC「お利口だ。悪ィが、兄ちゃんみたいな危ねー奴には痛い目見てもらうぜ」
千夜「だ、だめ! 逃げて下さい!」
俺「心配ないさ。もう終わってるからな」
テ口リストC「くらえ!」
ココア「やめてぇーっ!」
俺「……これでいいか?」
テ口リストC「お利口だ。悪ィが、兄ちゃんみたいな危ねー奴には痛い目見てもらうぜ」
千夜「だ、だめ! 逃げて下さい!」
俺「心配ないさ。もう終わってるからな」
テ口リストC「くらえ!」
ココア「やめてぇーっ!」
8: 2015/10/24(土) 18:29:48.85 ID:vJWZj++r0
ガチッ!!
テ口リストC「なっ!」ガチッガチッ
リゼ「不発……どうして……」
俺「気付かなかったか? 先の銃撃の際に、俺が熱々のコーヒーをその銃にかけたことを」
テ口リストC「それがどうしたってんだ!」
俺「熱膨張って知ってるか? 物体は加熱すると体積を変える」
千夜「……あっ」
テ口リストC「ま、まさか……」
俺「銃のパーツだって似たようなモンだ。熱で細かいパーツが歪み、動作不良を起こしたってわけだ」
チノ「……! ラビットハウスが喫茶店であることを、利用して……!」
ココア「す、凄い……強いだけじゃなくて、頭もキレるんだ……」
俺「俺の偏差値が500あったのが運の尽きだったな。じゃあな」バキッ
テ口リストC「く、クソが……」ドサッ
テ口リストC「なっ!」ガチッガチッ
リゼ「不発……どうして……」
俺「気付かなかったか? 先の銃撃の際に、俺が熱々のコーヒーをその銃にかけたことを」
テ口リストC「それがどうしたってんだ!」
俺「熱膨張って知ってるか? 物体は加熱すると体積を変える」
千夜「……あっ」
テ口リストC「ま、まさか……」
俺「銃のパーツだって似たようなモンだ。熱で細かいパーツが歪み、動作不良を起こしたってわけだ」
チノ「……! ラビットハウスが喫茶店であることを、利用して……!」
ココア「す、凄い……強いだけじゃなくて、頭もキレるんだ……」
俺「俺の偏差値が500あったのが運の尽きだったな。じゃあな」バキッ
テ口リストC「く、クソが……」ドサッ
9: 2015/10/24(土) 18:31:05.87 ID:vJWZj++r0
俺「大丈夫かい、君」
千夜「は、はい……あ、ありがとう……ございました……」
チノ「……千夜さん、顔真っ赤ですよ」ジトー
千夜「えっ!? そ、そんなこと……」
俺「安心するのはまだ早い。外にも何人か見張りがいるはずだ、片付けてくるよ」
リゼ「わ、私も行きます!」
俺「……君は、銃を扱ったことが?」
リゼ「はい。足手まといにはなりません、連れていってください!」
千夜「は、はい……あ、ありがとう……ございました……」
チノ「……千夜さん、顔真っ赤ですよ」ジトー
千夜「えっ!? そ、そんなこと……」
俺「安心するのはまだ早い。外にも何人か見張りがいるはずだ、片付けてくるよ」
リゼ「わ、私も行きます!」
俺「……君は、銃を扱ったことが?」
リゼ「はい。足手まといにはなりません、連れていってください!」
10: 2015/10/24(土) 18:32:08.71 ID:acHbbWaMo
さすが俺さん!俺たちに出来ないことを平然とやってのけるッ!
11: 2015/10/24(土) 18:32:32.26 ID:vJWZj++r0
俺「ありがとう。でも、君を危険な目には遭わせるわけにはいかない」
リゼ「でも……」
俺「君のような可愛い子は、銃よりも花の方がよく似合うさ」
リゼ「なっ……」
俺「じゃあ、後は任せな」
ココア「あっ、あのっ! ぜひ、お名前を!」
俺「なぁに、名乗るほどの者でもないさ。それじゃ、行ってくる」
リゼ(…………)ポーッ
リゼ「でも……」
俺「君のような可愛い子は、銃よりも花の方がよく似合うさ」
リゼ「なっ……」
俺「じゃあ、後は任せな」
ココア「あっ、あのっ! ぜひ、お名前を!」
俺「なぁに、名乗るほどの者でもないさ。それじゃ、行ってくる」
リゼ(…………)ポーッ
12: 2015/10/24(土) 18:34:22.50 ID:vJWZj++r0
半月後
ココア「いらっしゃいませ……あ、リゼちゃん、シャロちゃん」
千夜「は~い、遊びに来たわよ~」
シャロ「…………」キョロキョロ
リゼ「……シャロ、誰を探してるんだ?」
シャロ「えっ、やっ、やだなぁリゼ先輩、誰も探してなんかいませんよ~」
チノ「……そういえばお二人とも、最近妙に来店する頻度が高いように思われますが」ジトー
千夜「まっ、まさか、気のせいじゃないかしら……」
ココア「言っとくけど、あの人はあれから一度も来てないよ……はぁ……」
シャロ「あっ……そうなんだ……」
リゼ「やっぱりか……」
ココア「いらっしゃいませ……あ、リゼちゃん、シャロちゃん」
千夜「は~い、遊びに来たわよ~」
シャロ「…………」キョロキョロ
リゼ「……シャロ、誰を探してるんだ?」
シャロ「えっ、やっ、やだなぁリゼ先輩、誰も探してなんかいませんよ~」
チノ「……そういえばお二人とも、最近妙に来店する頻度が高いように思われますが」ジトー
千夜「まっ、まさか、気のせいじゃないかしら……」
ココア「言っとくけど、あの人はあれから一度も来てないよ……はぁ……」
シャロ「あっ……そうなんだ……」
リゼ「やっぱりか……」
13: 2015/10/24(土) 18:37:04.28 ID:zeczlc2Wo
なんてやつだ……
まるで俺みたいな俺だな
まるで俺みたいな俺だな
14: 2015/10/24(土) 18:37:25.40 ID:vJWZj++r0
千夜「それにしても、ずいぶんお客様が多いわね。店もすっかり直ってるし」
シャロ「あんな事件があったから客足が遠ざかるかと思いきや、逆に名が売れて大盛況とはね」
千夜「結局、見張りも含めて十人の武装テ口リストをたった一人で制圧……」
シャロ「そして、名も告げず立ち去るなんて……ほんと、凄い人もいたものね」
ココア「チノちゃん、またお客様みたいだよ」
チノ「あ、はい。いらっしゃいま……あっ!」
俺「こんにちは。お邪魔します」
シャロ「あんな事件があったから客足が遠ざかるかと思いきや、逆に名が売れて大盛況とはね」
千夜「結局、見張りも含めて十人の武装テ口リストをたった一人で制圧……」
シャロ「そして、名も告げず立ち去るなんて……ほんと、凄い人もいたものね」
ココア「チノちゃん、またお客様みたいだよ」
チノ「あ、はい。いらっしゃいま……あっ!」
俺「こんにちは。お邪魔します」
15: 2015/10/24(土) 18:39:08.22 ID:vJWZj++r0
チノ「い、い、いらっしゃいませ!」
タカヒロ「おや、もしかして君が私の留守中にあった事件を解決してくれたという……ありがとう」
俺「いえ、当然のことをしたまでですよ」
ココア「チノちゃん! 私が対応するから、チノちゃんは洗い物お願い!」
チノ「いえ、ここは私にお任せください!」
俺「紅茶を一杯……あれ、もしかして満席かな?」
タカヒロ「おや、もしかして君が私の留守中にあった事件を解決してくれたという……ありがとう」
俺「いえ、当然のことをしたまでですよ」
ココア「チノちゃん! 私が対応するから、チノちゃんは洗い物お願い!」
チノ「いえ、ここは私にお任せください!」
俺「紅茶を一杯……あれ、もしかして満席かな?」
16: 2015/10/24(土) 18:43:07.92 ID:vJWZj++r0
千夜「あ、あの……この時前は、本当にありがとうございました!」
俺「おや、君たちは……どう? 怪我とかなかったかい」
千夜「あ、はい、おかげさまで……あの、よろしければ、私の隣りとか……」
シャロ「わ、私の隣りも空いてますんで!」
リゼ「お客様! あちらのカウンター席が今お空きになりましたので、どうぞ!」
千夜「ああっ、リゼちゃん何するの!」
シャロ「リゼ先輩、ずるいですよ!」
ココア「あ、あの……今度、個人的に勉強を教えてほしいなって……」
リゼ「わ、私は格闘術を……」
チノ「ちょっと皆さん! 抜け駆け禁止ですよ!」
ティッピー(青春じゃのう……)
俺「やれやれ、俺は静かにティータイムを嗜みたいんだがな」
俺「でも……まぁ、たまにはこういうのも悪くないか」
END
俺「おや、君たちは……どう? 怪我とかなかったかい」
千夜「あ、はい、おかげさまで……あの、よろしければ、私の隣りとか……」
シャロ「わ、私の隣りも空いてますんで!」
リゼ「お客様! あちらのカウンター席が今お空きになりましたので、どうぞ!」
千夜「ああっ、リゼちゃん何するの!」
シャロ「リゼ先輩、ずるいですよ!」
ココア「あ、あの……今度、個人的に勉強を教えてほしいなって……」
リゼ「わ、私は格闘術を……」
チノ「ちょっと皆さん! 抜け駆け禁止ですよ!」
ティッピー(青春じゃのう……)
俺「やれやれ、俺は静かにティータイムを嗜みたいんだがな」
俺「でも……まぁ、たまにはこういうのも悪くないか」
END
17: 2015/10/24(土) 18:45:04.89 ID:qMHwL4QAO
俺さんかっこいい
18: 2015/10/24(土) 18:46:03.30 ID:ZKrK4UEpO
今までに読んだごちうさssの中で一番面白かった
19: 2015/10/24(土) 19:10:30.77 ID:IIbqknwro
さすがですわ俺様!
20: 2015/10/24(土) 19:19:21.60 ID:X2Za9EFao
内緒にしとけって言ったのに、ったく…
23: 2015/10/24(土) 19:46:51.10 ID:gvEmPUTV0
俺にかかればこんなもんよ
30: 2015/10/24(土) 22:22:55.43 ID:wjNOB5p4o
俺の私生活を書き起こして電子の海に放流するのは辞めてくれないか
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります