1:2015/11/22(日) 19:58:47.508
カランカラーン
チノ「初めまして、新しい看護士さんですね?」
チノ「…ラビットハウスへようこそ」
チノ「私は香風智乃、といいます」
チノ「ここは喫茶店、私はここのマスターの娘でバリスタ見習いの中学生」
チノ「…という設定です、ここでは」
チノ「ご存知の通り、本当のラビットハウスは…心に傷を負った方の収容施設なんです」
チノ「え、何を見ているのか…って?」
チノ「これは、この病院の患者さん達のカルテ…診察記録です」
チノ「ふふ、特別です…あなたにも見せてあげます」
チノ「この人なんかどうでしょう?きっと気に入ると思いますよ」
チノ「初めまして、新しい看護士さんですね?」
チノ「…ラビットハウスへようこそ」
チノ「私は香風智乃、といいます」
チノ「ここは喫茶店、私はここのマスターの娘でバリスタ見習いの中学生」
チノ「…という設定です、ここでは」
チノ「ご存知の通り、本当のラビットハウスは…心に傷を負った方の収容施設なんです」
チノ「え、何を見ているのか…って?」
チノ「これは、この病院の患者さん達のカルテ…診察記録です」
チノ「ふふ、特別です…あなたにも見せてあげます」
チノ「この人なんかどうでしょう?きっと気に入ると思いますよ」
5:2015/11/22(日) 20:01:08.211
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カルテNo.1 保登心愛
チノ「お父さん、新しく当院に入る患者さんが見えてます」
タカヒロ「そうか、患者の詳細を」
チノ「名前は保登心愛、16歳」
チノ「子供の頃から父親と男兄弟に虐待を加えられ、統合失調症と躁鬱病を併発」
チノ「具体的な症状は、男性恐怖症、精神の幼児退行…」
チノ「そして、年上の家族から虐待を受けていた影響か…」
チノ「自分を姉だと強く思い込み、自分より年下の子供を異常に可愛がる…そうです」
タカヒロ「そうか、では家族の方と本人を呼んできてくれ」
チノ「分かりました」
チノ「行きましょう、おじいちゃん」
カルテNo.1 保登心愛
チノ「お父さん、新しく当院に入る患者さんが見えてます」
タカヒロ「そうか、患者の詳細を」
チノ「名前は保登心愛、16歳」
チノ「子供の頃から父親と男兄弟に虐待を加えられ、統合失調症と躁鬱病を併発」
チノ「具体的な症状は、男性恐怖症、精神の幼児退行…」
チノ「そして、年上の家族から虐待を受けていた影響か…」
チノ「自分を姉だと強く思い込み、自分より年下の子供を異常に可愛がる…そうです」
タカヒロ「そうか、では家族の方と本人を呼んできてくれ」
チノ「分かりました」
チノ「行きましょう、おじいちゃん」
7:2015/11/22(日) 20:06:34.669
ココア「嫌!嫌ああああああああああああ!!」ジタバタ
ココア「助けて!助けてええええええええええ!!」ジタバタ
モカ「落ち着いて…大丈夫よ…ココア」ポロポロ
モカ「この人はお医者さんなの、あなたの病気を治してくれるのよ」
ココア「私病気じゃない、病気じゃないよおおおおおおおおおお!!」
タカヒロ「男性恐怖症の影響か…これでは診察にならないな」
モカ「ごめんなさい、普段はとても優しくていい子なんです」ポロポロ
タカヒロ「ええ、分かっています」
タカヒロ「チノ、鎮静剤を…用意してくれ」
チノ「分かりました」
ココア「助けて!助けてええええええええええ!!」ジタバタ
モカ「落ち着いて…大丈夫よ…ココア」ポロポロ
モカ「この人はお医者さんなの、あなたの病気を治してくれるのよ」
ココア「私病気じゃない、病気じゃないよおおおおおおおおおお!!」
タカヒロ「男性恐怖症の影響か…これでは診察にならないな」
モカ「ごめんなさい、普段はとても優しくていい子なんです」ポロポロ
タカヒロ「ええ、分かっています」
タカヒロ「チノ、鎮静剤を…用意してくれ」
チノ「分かりました」
9:2015/11/22(日) 20:11:05.838
ココア「はぁ…はぁ…」
タカヒロ(よくやく落ち着いたか)
タカヒロ「いいかココア君、君は今日からこの喫茶店ラビットハウスで過ごすことになる」
ココア「喫茶…店……」
タカヒロ「君はこの喫茶店での生活を通して、多くの人と触れあい、多くのことを経験するだろう」
タカヒロ「ここでの時間をかけたカウンセリングで君の病気も…良くなって行くはずだ」
ココア「はい…」
タカヒロ「娘のチノだ、彼女と協力してこの喫茶店を盛り上げていって欲しい」
ココア「チノ…ちゃん?」
チノ「…ふつつか者ですがよろしくお願いします」ペコ
ココア「えへへ、チノちゃん可愛いね」ギュ
ココア「私、お姉ちゃんとして頑張るね!」
タカヒロ(よくやく落ち着いたか)
タカヒロ「いいかココア君、君は今日からこの喫茶店ラビットハウスで過ごすことになる」
ココア「喫茶…店……」
タカヒロ「君はこの喫茶店での生活を通して、多くの人と触れあい、多くのことを経験するだろう」
タカヒロ「ここでの時間をかけたカウンセリングで君の病気も…良くなって行くはずだ」
ココア「はい…」
タカヒロ「娘のチノだ、彼女と協力してこの喫茶店を盛り上げていって欲しい」
ココア「チノ…ちゃん?」
チノ「…ふつつか者ですがよろしくお願いします」ペコ
ココア「えへへ、チノちゃん可愛いね」ギュ
ココア「私、お姉ちゃんとして頑張るね!」
11:2015/11/22(日) 20:16:18.684
モカ「それでは、妹をよろしくお願いします」
モカ「…ううっ、私が…もっとしっかりしていれば、、ごめんねココア」
タカヒロ「安心してください、きっと妹さんの病気はよくなります」
タカヒロ「それに、うちの娘も気に入られているようで何よりだ」
モカ「はい、あの子のあんな顔…久しぶりに見ました」
タカヒロ「ココア君は姉の貴方には懐いているようだが…」
タカヒロ「貴方を見て他の家族の事を思い出し、フラッシュバックしてしまう可能性がある」
タカヒロ「しばらくは会えないと思ってください」
モカ「分かりました…それでは失礼します」
タカヒロ(これで収容患者は2名…チノの負担が少し重いか)
タカヒロ(甘兎庵に頼んで看護士を派遣してもらうか)
タカヒロ(それと…青山君にも臨時で応援を頼むか)
モカ「…ううっ、私が…もっとしっかりしていれば、、ごめんねココア」
タカヒロ「安心してください、きっと妹さんの病気はよくなります」
タカヒロ「それに、うちの娘も気に入られているようで何よりだ」
モカ「はい、あの子のあんな顔…久しぶりに見ました」
タカヒロ「ココア君は姉の貴方には懐いているようだが…」
タカヒロ「貴方を見て他の家族の事を思い出し、フラッシュバックしてしまう可能性がある」
タカヒロ「しばらくは会えないと思ってください」
モカ「分かりました…それでは失礼します」
タカヒロ(これで収容患者は2名…チノの負担が少し重いか)
タカヒロ(甘兎庵に頼んで看護士を派遣してもらうか)
タカヒロ(それと…青山君にも臨時で応援を頼むか)
12:2015/11/22(日) 20:21:38.185
1週間後
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「はい、大分ラビットハウスにも慣れたみたいですね」
チノ「リゼさんとも仲良くやれているようです」
タカヒロ「そうか、それは良かった」
チノ「しかし…放浪癖があるようで」
チノ「数日前、学校に行くと言い出し、一人でここを飛びだして道に迷っています」
チノ「幸い、うさぎと戯れているところを…甘兎庵の看護士に保護されて大事には至っていませんが」
タカヒロ「一人での外出は…まだ無理だな」
チノ「それに、男性恐怖症もやっかいです」
チノ「一度発狂してしまうと、私では手に負えなくなってしまいますし…」
タカヒロ「そうか、引き続きカウンセリングを頼む…チノ」
チノ「分かりました」
チノ「おじいちゃんが居ますし、問題ありません」
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「はい、大分ラビットハウスにも慣れたみたいですね」
チノ「リゼさんとも仲良くやれているようです」
タカヒロ「そうか、それは良かった」
チノ「しかし…放浪癖があるようで」
チノ「数日前、学校に行くと言い出し、一人でここを飛びだして道に迷っています」
チノ「幸い、うさぎと戯れているところを…甘兎庵の看護士に保護されて大事には至っていませんが」
タカヒロ「一人での外出は…まだ無理だな」
チノ「それに、男性恐怖症もやっかいです」
チノ「一度発狂してしまうと、私では手に負えなくなってしまいますし…」
タカヒロ「そうか、引き続きカウンセリングを頼む…チノ」
チノ「分かりました」
チノ「おじいちゃんが居ますし、問題ありません」
16:2015/11/22(日) 20:27:17.917
チノ「ココアさんはパン作りが得意なんですか?」
ココア「うん、そうだよ!ここにも窯があれば皆にご馳走できたのになぁ」
チノ「そうですね、残念です」
ココア「昔はね、お姉ちゃんとかにパンの作り方を教わってね…みんなで、、みんな…」
ココア「…ぁ…ぅ…」
チノ「こ、ココアさん!?」
ココア「ごめんなさい、許してください…ごめんなさい…」ブツブツ
チノ(しまった、昔の事を思い出させて…)
チノ「大丈夫です、怖くないです…お姉ちゃん」ギュ
ココア「はぁ、はぁ……あ、ありがとうチノちゃん」
ココア「私ね、頑張るから… 病気を克服できるように、頑張るから…」
ココア「うん、そうだよ!ここにも窯があれば皆にご馳走できたのになぁ」
チノ「そうですね、残念です」
ココア「昔はね、お姉ちゃんとかにパンの作り方を教わってね…みんなで、、みんな…」
ココア「…ぁ…ぅ…」
チノ「こ、ココアさん!?」
ココア「ごめんなさい、許してください…ごめんなさい…」ブツブツ
チノ(しまった、昔の事を思い出させて…)
チノ「大丈夫です、怖くないです…お姉ちゃん」ギュ
ココア「はぁ、はぁ……あ、ありがとうチノちゃん」
ココア「私ね、頑張るから… 病気を克服できるように、頑張るから…」
22:2015/11/22(日) 20:32:30.558
3ヵ月後
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「治療は順調です、たまに過去の事を思い出してスイッチが入ってしまうようですが」
チノ「他から派遣された看護士とも上手くやっているようです」
タカヒロ「ああ、彼女らもプロだからな」
タカヒロ「友人や喫茶店の常連客としてココア君と人間関係を作り、彼女が社会的に自立できるよう促す」
タカヒロ「これがうちの方針だ」
タカヒロ「ただ治すだけでは駄目なんだ、将来の事も考えた治療をしなければ」
タカヒロ「引き続き、カウンセリングを頼む」
チノ「分かりました」
チノ「ココアさんが自立できるよう、頑張りましょう…おじいちゃん」
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「治療は順調です、たまに過去の事を思い出してスイッチが入ってしまうようですが」
チノ「他から派遣された看護士とも上手くやっているようです」
タカヒロ「ああ、彼女らもプロだからな」
タカヒロ「友人や喫茶店の常連客としてココア君と人間関係を作り、彼女が社会的に自立できるよう促す」
タカヒロ「これがうちの方針だ」
タカヒロ「ただ治すだけでは駄目なんだ、将来の事も考えた治療をしなければ」
タカヒロ「引き続き、カウンセリングを頼む」
チノ「分かりました」
チノ「ココアさんが自立できるよう、頑張りましょう…おじいちゃん」
25:2015/11/22(日) 20:38:08.019
夜 ココアの部屋
ガチャ
ココア「………」zzz
チノ(特に…異常はないようですね)
ココア「……んっ」
ココア「……い、いや…助けて……おねえちゃ…」
チノ(ココアさん…昔の夢を……)
チノ「大丈夫です、大丈夫ですよ」ナデナデ
ココア「……えへへ」
ココア「………」スヤスヤ
チノ「おやすみなさい、ココアさん」
ガチャ
ココア「………」zzz
チノ(特に…異常はないようですね)
ココア「……んっ」
ココア「……い、いや…助けて……おねえちゃ…」
チノ(ココアさん…昔の夢を……)
チノ「大丈夫です、大丈夫ですよ」ナデナデ
ココア「……えへへ」
ココア「………」スヤスヤ
チノ「おやすみなさい、ココアさん」
27:2015/11/22(日) 20:43:26.308
半年後
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「男性恐怖症も大分改善されてきました」
チノ「街で男性と出くわしても、発狂することはなくなりました」
タカヒロ「自分となら、普通に会話もできているしな」
チノ「ええ、一人で街を出歩いても問題はないでしょう」
チノ「投薬の量も、少し減らしてもいいのでは…」
タカヒロ「チノ、それは俺が判断する事だ」
タカヒロ「お前はあの患者に感情移入している節がある」
タカヒロ「姉妹ごっこはあくまでカウンセリングの為だ、それを忘れるな」
タカヒロ「引き続き、カウンセリングを頼む」
チノ「分かりました」
チノ「私は…普通にしているつもりですが、おじいちゃんはどう思います?」
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「男性恐怖症も大分改善されてきました」
チノ「街で男性と出くわしても、発狂することはなくなりました」
タカヒロ「自分となら、普通に会話もできているしな」
チノ「ええ、一人で街を出歩いても問題はないでしょう」
チノ「投薬の量も、少し減らしてもいいのでは…」
タカヒロ「チノ、それは俺が判断する事だ」
タカヒロ「お前はあの患者に感情移入している節がある」
タカヒロ「姉妹ごっこはあくまでカウンセリングの為だ、それを忘れるな」
タカヒロ「引き続き、カウンセリングを頼む」
チノ「分かりました」
チノ「私は…普通にしているつもりですが、おじいちゃんはどう思います?」
29:2015/11/22(日) 20:49:48.077
チノ「ココアさんは将来の夢とかあるんですか?」
ココア「えっとね…街の国際バリスタ弁護士!パン屋もいいな…」
チノ「夢を持つことは大切ですが…」
チノ「持ちすぎると、何をしたらいいか分からなくなってしまうかも知れません」
チノ「ある程度絞ったほうが、今やるべき事を見つけられますよ」
ココア「そっか、それじゃあ…」
ココア「チノちゃんのお姉ちゃんになる!」ダキッ
チノ「まったく、ココアさんってば…意味わかんないです」
チノ(でも、悪い気はしない…です)
ココア「えっとね…街の国際バリスタ弁護士!パン屋もいいな…」
チノ「夢を持つことは大切ですが…」
チノ「持ちすぎると、何をしたらいいか分からなくなってしまうかも知れません」
チノ「ある程度絞ったほうが、今やるべき事を見つけられますよ」
ココア「そっか、それじゃあ…」
ココア「チノちゃんのお姉ちゃんになる!」ダキッ
チノ「まったく、ココアさんってば…意味わかんないです」
チノ(でも、悪い気はしない…です)
30:2015/11/22(日) 20:54:51.352
1年後
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「もう、男性に怯えることもなくなりました…」
チノ「日常生活を送るにあたって、なんら問題はないと思います」
タカヒロ「そうか、それは良かった」
タカヒロ「しばらく様子見は必要だろうが…退院の日も近いな」
チノ「ええ、そうですね」
タカヒロ「今度、ココア君のお姉さんがお見舞いに来る」
タカヒロ「元気な彼女の姿が見れるよう、カウンセリングを引き続き頼む」
チノ「分かりました」
チノ「もう一息です、ココアさんの為にも頑張りましょう…おじいちゃん」
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「もう、男性に怯えることもなくなりました…」
チノ「日常生活を送るにあたって、なんら問題はないと思います」
タカヒロ「そうか、それは良かった」
タカヒロ「しばらく様子見は必要だろうが…退院の日も近いな」
チノ「ええ、そうですね」
タカヒロ「今度、ココア君のお姉さんがお見舞いに来る」
タカヒロ「元気な彼女の姿が見れるよう、カウンセリングを引き続き頼む」
チノ「分かりました」
チノ「もう一息です、ココアさんの為にも頑張りましょう…おじいちゃん」
33:2015/11/22(日) 21:00:48.549
モカ「ココア…久しぶりね、会いたかったよ」ダキッ
ココア「お姉ちゃん…!」
モカ「本当に…ありがとうございます」
タカヒロ「しばらくは様子見が必要だが、このままいけば無事退院できるでしょう」
モカ「そうですか…!」
タカヒロ「実家のパン屋は貴方と母親しか住んでいないと聞いていますが…」
タカヒロ「実家である以上、嫌な記憶が蘇る可能性がある…そこで暮らすのはおススメできない」
タカヒロ「将来ココア君がどのように生きていくか、考えなければいけない」
タカヒロ「こちらも彼女の意見を汲んでいきたいと思っています」
モカ「分かりました…それでは失礼します」
モカ「またね…ココア」
ココア「お姉ちゃん…!」
モカ「本当に…ありがとうございます」
タカヒロ「しばらくは様子見が必要だが、このままいけば無事退院できるでしょう」
モカ「そうですか…!」
タカヒロ「実家のパン屋は貴方と母親しか住んでいないと聞いていますが…」
タカヒロ「実家である以上、嫌な記憶が蘇る可能性がある…そこで暮らすのはおススメできない」
タカヒロ「将来ココア君がどのように生きていくか、考えなければいけない」
タカヒロ「こちらも彼女の意見を汲んでいきたいと思っています」
モカ「分かりました…それでは失礼します」
モカ「またね…ココア」
35:2015/11/22(日) 21:07:04.818
チノ「良かったですねココアさん、お姉さんに会えて」
ココア「うんっ!…えへへ」
チノ「それにあと半年もすれば退院できるでしょう」
ココア「退…院……?」
チノ「そうです、ここを出て…好きなように生きていけるんです」
チノ「ココアさんには無限の可能性があります」
チノ「これから将来について…考えていきましょう」
ココア「う、う…ん」
ココア「………」
ココア「うんっ!…えへへ」
チノ「それにあと半年もすれば退院できるでしょう」
ココア「退…院……?」
チノ「そうです、ここを出て…好きなように生きていけるんです」
チノ「ココアさんには無限の可能性があります」
チノ「これから将来について…考えていきましょう」
ココア「う、う…ん」
ココア「………」
36:2015/11/22(日) 21:12:27.761
1年と1ヶ月後
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「…それが、少しおかしいんです」
チノ「最近また、男性を見ると怯えるようになってしまって」
チノ「他の症状も…昔の状況を再現しているようで…」
チノ「病気はもう治っているはずなんです、どうして…」
チノ「このままでは、退院はまだ先になってしまいます」
タカヒロ「………」
タカヒロ「心の病は…身体とは違う」
タカヒロ「色々と彼女にも悩みがあるんだろう…」
タカヒロ「私が直接カウンセリングしよう、ココア君を呼んできてくれ」
チノ「分かりました」
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「…それが、少しおかしいんです」
チノ「最近また、男性を見ると怯えるようになってしまって」
チノ「他の症状も…昔の状況を再現しているようで…」
チノ「病気はもう治っているはずなんです、どうして…」
チノ「このままでは、退院はまだ先になってしまいます」
タカヒロ「………」
タカヒロ「心の病は…身体とは違う」
タカヒロ「色々と彼女にも悩みがあるんだろう…」
タカヒロ「私が直接カウンセリングしよう、ココア君を呼んできてくれ」
チノ「分かりました」
38:2015/11/22(日) 21:17:52.248
タカヒロ「君の心が不安定な原因を探る必要がある…」
ココア「い、嫌……」
チノ「落ち着いて、、大丈夫ですよ、ココアさん」
タカヒロ「いくつか質問をする…答えてくれ」ガシッ
ココア「嫌!触らないで…やめてええええええ!!」
チノ「ちょっとお父さん、あまり手荒な事は…!」
タカヒロ「いいんだ、、これで」
タカヒロ「よく聞けココア君!君の病気はもう治っている!!」
ココア「助けて!助けて!誰かあああああああああ!!」
タカヒロ「君はただ、ここを出たくない、チノと離れ離れになりたくない、そうだろう!?」
ココア「!」
タカヒロ「精神異常のふりをすれば、退院せずにすむと思ったんだろう!?」
ココア「……!!」
タカヒロ「医者を舐めるな、病気を舐めるな!!」
タカヒロ「君がしている事は、他の患者に対する…冒涜だと思え!!」
ココア「い、嫌……」
チノ「落ち着いて、、大丈夫ですよ、ココアさん」
タカヒロ「いくつか質問をする…答えてくれ」ガシッ
ココア「嫌!触らないで…やめてええええええ!!」
チノ「ちょっとお父さん、あまり手荒な事は…!」
タカヒロ「いいんだ、、これで」
タカヒロ「よく聞けココア君!君の病気はもう治っている!!」
ココア「助けて!助けて!誰かあああああああああ!!」
タカヒロ「君はただ、ここを出たくない、チノと離れ離れになりたくない、そうだろう!?」
ココア「!」
タカヒロ「精神異常のふりをすれば、退院せずにすむと思ったんだろう!?」
ココア「……!!」
タカヒロ「医者を舐めるな、病気を舐めるな!!」
タカヒロ「君がしている事は、他の患者に対する…冒涜だと思え!!」
39:2015/11/22(日) 21:23:10.414
ココア「…ううっ…ぐすっ」
ココア「ごめん…なさい」ポロポロ
チノ「ココア…さん」
ココア「先生の言う…とおりです」
ココア「私…将来が不安で、どうやって生きていけばいいか分からなくって」
ココア「ここに居れば、チノちゃんと一緒に居れる…みんなも私のことを気にしてくれる」
ココア「だから、治ってないふりを、、したんです」
ココア「本当に…ごめんなさい」ポロポロ
タカヒロ「そうか…」
タカヒロ「君の本心が聞けてよかった…荒療治ですまなかったね」
ココア「ごめん…なさい」ポロポロ
チノ「ココア…さん」
ココア「先生の言う…とおりです」
ココア「私…将来が不安で、どうやって生きていけばいいか分からなくって」
ココア「ここに居れば、チノちゃんと一緒に居れる…みんなも私のことを気にしてくれる」
ココア「だから、治ってないふりを、、したんです」
ココア「本当に…ごめんなさい」ポロポロ
タカヒロ「そうか…」
タカヒロ「君の本心が聞けてよかった…荒療治ですまなかったね」
40:2015/11/22(日) 21:29:02.886
1年と2ヵ月後
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「もう、ココアさんに治療は必要ありません、心も身体も健康そのものです」
チノ「…あとは退院を待つだけです」
タカヒロ「長いようで…あっという間だったな」
チノ「これもおじいちゃんのおかげです、ありがとうございます」
ティッピー「………」
タカヒロ「……チノ」
チノ「はい、なんでしょう?」
タカヒロ「前から言わなければと…思っていたんだ」
タカヒロ「お前、『誰』に向かって話しかけているんだ…?」
タカヒロ「ココア君の様子はどうだ、チノ」
チノ「もう、ココアさんに治療は必要ありません、心も身体も健康そのものです」
チノ「…あとは退院を待つだけです」
タカヒロ「長いようで…あっという間だったな」
チノ「これもおじいちゃんのおかげです、ありがとうございます」
ティッピー「………」
タカヒロ「……チノ」
チノ「はい、なんでしょう?」
タカヒロ「前から言わなければと…思っていたんだ」
タカヒロ「お前、『誰』に向かって話しかけているんだ…?」
43:2015/11/22(日) 21:34:15.226
チノ「何を言ってるんですか、お父さん」
チノ「おじいちゃんに決まってるじゃないですか」
タカヒロ「親父が…どこにいるって」
チノ「ティッピーに魂が乗り移って、今もここにいるじゃないですか」
ティッピー「………」
チノ「聞こえないんですか?おじいちゃんの声が」
タカヒロ「チノ…お前…っ」
チノ「おじいちゃんに決まってるじゃないですか」
タカヒロ「親父が…どこにいるって」
チノ「ティッピーに魂が乗り移って、今もここにいるじゃないですか」
ティッピー「………」
チノ「聞こえないんですか?おじいちゃんの声が」
タカヒロ「チノ…お前…っ」
44:2015/11/22(日) 21:39:59.203
タカヒロ「お前の祖父は、死んだんだ」
タカヒロ「死人がうさぎに乗り移る?そんな馬鹿な話があるか」
タカヒロ「いい加減…目を覚ましてくれ」
ティッピー「………」
チノ「そんな…実の父親に対して、、酷い」
チノ「おじいちゃんもこう言ってるじゃないですか」
タカヒロ「うさぎが…喋るわけないだろう!?」
チノ「……ッ!」
チノ「お父さんなんて、知りません…!」ダッ
タカヒロ「待て、チノ!」
ココア「あれ?チノちゃん走るとあぶな…わわっ」
タカヒロ「糞ッ!」
ココア「チノ…ちゃん?」
ココア「先生、何が…あったんですか」
タカヒロ「死人がうさぎに乗り移る?そんな馬鹿な話があるか」
タカヒロ「いい加減…目を覚ましてくれ」
ティッピー「………」
チノ「そんな…実の父親に対して、、酷い」
チノ「おじいちゃんもこう言ってるじゃないですか」
タカヒロ「うさぎが…喋るわけないだろう!?」
チノ「……ッ!」
チノ「お父さんなんて、知りません…!」ダッ
タカヒロ「待て、チノ!」
ココア「あれ?チノちゃん走るとあぶな…わわっ」
タカヒロ「糞ッ!」
ココア「チノ…ちゃん?」
ココア「先生、何が…あったんですか」
48:2015/11/22(日) 21:45:02.658
タカヒロ「ココア君、君がここに来る1年ほど前の話だ」
タカヒロ「このラビットハウスの創設者になるチノの祖父が…病気で亡くなった」
タカヒロ「祖父はチノを溺愛していた…それに応えるようにチノも、祖父にとてもなついていた」
タカヒロ「だからこそ、チノは…祖父の死が受け止められずにいる」
タカヒロ「チノの中では、祖父はペットのうさぎに乗り移って今も…生きているんだ」
ココア「そ、そんな…」
タカヒロ「祖父の死の話になると、チノは現実に背を向け…目を合わせようとしない」
タカヒロ「このままでは、チノは…一生、、祖父の死に向き合えなくなってしまう」
ココア「そんなの、、悲しすぎます」
ココア「私、、チノちゃんの事…放っておけません」
タカヒロ「このラビットハウスの創設者になるチノの祖父が…病気で亡くなった」
タカヒロ「祖父はチノを溺愛していた…それに応えるようにチノも、祖父にとてもなついていた」
タカヒロ「だからこそ、チノは…祖父の死が受け止められずにいる」
タカヒロ「チノの中では、祖父はペットのうさぎに乗り移って今も…生きているんだ」
ココア「そ、そんな…」
タカヒロ「祖父の死の話になると、チノは現実に背を向け…目を合わせようとしない」
タカヒロ「このままでは、チノは…一生、、祖父の死に向き合えなくなってしまう」
ココア「そんなの、、悲しすぎます」
ココア「私、、チノちゃんの事…放っておけません」
51:2015/11/22(日) 21:50:47.458
チノの部屋
チノ「うう…ぐすっ…」
コンコン
ココア「チノちゃん…入るね」
チノ「ココアさん…」
チノ「父に言われて…来たんですか」
ココア「ううん、そうじゃないの 私はチノちゃんの味方だよ」
チノ「ココアさんなら聞こえますよね!おじいちゃんの声が」
ティッピー「………」
ココア「うん、聞こえるよ」
チノ「ほ、ほら!やっぱり…」
ココア「チノちゃんのおじいちゃんが悲しんでる声が…聞こえるよ」
チノ「うう…ぐすっ…」
コンコン
ココア「チノちゃん…入るね」
チノ「ココアさん…」
チノ「父に言われて…来たんですか」
ココア「ううん、そうじゃないの 私はチノちゃんの味方だよ」
チノ「ココアさんなら聞こえますよね!おじいちゃんの声が」
ティッピー「………」
ココア「うん、聞こえるよ」
チノ「ほ、ほら!やっぱり…」
ココア「チノちゃんのおじいちゃんが悲しんでる声が…聞こえるよ」
52:2015/11/22(日) 21:54:51.655
チノ「な、何を言って…」
ココア「チノちゃん!」ギュッ
チノ「ココア…さん」
ココア「チノちゃんは、おじいちゃんの事が大好きだったんだよね?」
ココア「チノちゃんがそれだけ好きなんだもん、おじいちゃんだってきっとチノちゃんの事が大好きだよ」
ココア「だから…チノちゃんがいつまでも引きずってたら、おじいちゃんは悲しむよ」
チノ「違うんです…おじいちゃんは……生きて ティッピーの…中で」
ココア「命はね、とっても尊いものなんだよ?」
ココア「どんな命にも限りがあるの…だからこそ皆、精一杯輝くんだよ…最後の瞬間まで」
ココア「私も、チノちゃんも……そしておじいちゃんも」
ココア「だからこそ、失われた命は…戻らないの」
ココア「チノちゃん!」ギュッ
チノ「ココア…さん」
ココア「チノちゃんは、おじいちゃんの事が大好きだったんだよね?」
ココア「チノちゃんがそれだけ好きなんだもん、おじいちゃんだってきっとチノちゃんの事が大好きだよ」
ココア「だから…チノちゃんがいつまでも引きずってたら、おじいちゃんは悲しむよ」
チノ「違うんです…おじいちゃんは……生きて ティッピーの…中で」
ココア「命はね、とっても尊いものなんだよ?」
ココア「どんな命にも限りがあるの…だからこそ皆、精一杯輝くんだよ…最後の瞬間まで」
ココア「私も、チノちゃんも……そしておじいちゃんも」
ココア「だからこそ、失われた命は…戻らないの」
55:2015/11/22(日) 22:00:24.918
チノ「そんな…私……」
ココア「安心して、チノちゃん…」
ココア「おじいちゃんは…遠いところからチノちゃんを見守ってくれてるの」
ココア「チノちゃんの心の中にね、ずっとおじいちゃんは…いるんだよ」
チノ「うう…私、私…ッ」ポロポロ
ココア「今までよく頑張ったね、辛かったね」
チノ「本当は…分かってて……」
チノ「でも、でも…!」ポロポロ
チノ「おじいちゃん…!」
チノ「うっ…うあ”あ”あ”あ”あ”ああああん!!」
ココア「よしよし、大丈夫…大丈夫だよ」
ココア「安心して、チノちゃん…」
ココア「おじいちゃんは…遠いところからチノちゃんを見守ってくれてるの」
ココア「チノちゃんの心の中にね、ずっとおじいちゃんは…いるんだよ」
チノ「うう…私、私…ッ」ポロポロ
ココア「今までよく頑張ったね、辛かったね」
チノ「本当は…分かってて……」
チノ「でも、でも…!」ポロポロ
チノ「おじいちゃん…!」
チノ「うっ…うあ”あ”あ”あ”あ”ああああん!!」
ココア「よしよし、大丈夫…大丈夫だよ」
56:2015/11/22(日) 22:05:05.820
夜 チノの部屋
チノ(あれから、あっという間に月日が経ってしまいました)
チノ(明日は、とうとうココアさんが退院する日です)
チノ(とりあえず実家に戻ると聞いていますが…心配です)
チノ(それに…なんでしょう このもやもやする気持ちは)
コンコン
ココア「入るね…チノちゃん」
チノ「どうしたんですか?ココアさん」
ココア「うん…なんだか眠れなくなっちゃって」
チノ(今日で最後ですもんね、ココアさん…)
チノ「今日は…一緒に寝ましょうか」
ココア「うんっ!」
チノ(あれから、あっという間に月日が経ってしまいました)
チノ(明日は、とうとうココアさんが退院する日です)
チノ(とりあえず実家に戻ると聞いていますが…心配です)
チノ(それに…なんでしょう このもやもやする気持ちは)
コンコン
ココア「入るね…チノちゃん」
チノ「どうしたんですか?ココアさん」
ココア「うん…なんだか眠れなくなっちゃって」
チノ(今日で最後ですもんね、ココアさん…)
チノ「今日は…一緒に寝ましょうか」
ココア「うんっ!」
58:2015/11/22(日) 22:10:43.644
ココア「えへへ、チノちゃん…あったかい」ギュ
チノ「…ココアさん」
ココア「うん?」
チノ「私、ココアさんの事…初めはしつこい人だなって、思ってました」
チノ「妹のふりをするのも治療の為、仕事の為だって…」
ココア「チノちゃん…」
チノ「でも、やっと今になって分かったんです」
チノ「このもやもやする気持ちは…ココアさんの事を想う気持ちなんだって」
チノ「私も、ココアさんと離れたくなかったん…ですね」
チノ「私の中では…ココアさんは立派なお姉ちゃんです」
チノ「…ココアさん」
ココア「うん?」
チノ「私、ココアさんの事…初めはしつこい人だなって、思ってました」
チノ「妹のふりをするのも治療の為、仕事の為だって…」
ココア「チノちゃん…」
チノ「でも、やっと今になって分かったんです」
チノ「このもやもやする気持ちは…ココアさんの事を想う気持ちなんだって」
チノ「私も、ココアさんと離れたくなかったん…ですね」
チノ「私の中では…ココアさんは立派なお姉ちゃんです」
59:2015/11/22(日) 22:16:17.444
ココア「………」ポロポロ
チノ「こ、ココアさん!?」
ココア「ごめんね… 私、嬉しくって」
チノ「私、絶対手紙…書きます」
ココア「うんっ、楽しみにしてるね」
ココア「………」
ココア「チノちゃん…えっとね」
チノ「はい?」
ココア「…何でもない、おやすみっ」
チノ「変なココアさんですね…おやすみなさい」
チノ「こ、ココアさん!?」
ココア「ごめんね… 私、嬉しくって」
チノ「私、絶対手紙…書きます」
ココア「うんっ、楽しみにしてるね」
ココア「………」
ココア「チノちゃん…えっとね」
チノ「はい?」
ココア「…何でもない、おやすみっ」
チノ「変なココアさんですね…おやすみなさい」
60:2015/11/22(日) 22:21:14.100
1年と半年後
チノ「退院おめでとうございます、ココアさん」
タカヒロ「おめでとう、ココア君」
ココア「ありがとう…ございます」
チノ「寂しく…なりますね」
タカヒロ「………」
モカ「ココア…おめでとう」
ココア「お姉ちゃん……私ね」
ココア「やりたい事を、見つけたの!」
チノ「退院おめでとうございます、ココアさん」
タカヒロ「おめでとう、ココア君」
ココア「ありがとう…ございます」
チノ「寂しく…なりますね」
タカヒロ「………」
モカ「ココア…おめでとう」
ココア「お姉ちゃん……私ね」
ココア「やりたい事を、見つけたの!」
62:2015/11/22(日) 22:26:15.798
モカ「ええ、先生から…聞いてるわ」
ココア「私ね、この1年半…みんなに支えられて、助けられて…生きてきたの」
ココア「だから…今度は私が支えてあげる側になりたい…」
ココア「だから、だから…」
クルッ
ココア「改めて、よろしくお願いします!」
タカヒロ「ああ、歓迎するよ」
チノ「え!?」
チノ「どういう…ことですか」
タカヒロ「彼女は…看護士という道を選んだ、、ここラビットハウスで働くという道を」
タカヒロ「ココア君はお前を救ってくれた、これくらい安いものさ」
タカヒロ「お前には内緒にして欲しいという二人からのお願いでね、悪かったな」
モカ「ごめんね…ココアが驚かせたいって言うから」
ココア「私ね、この1年半…みんなに支えられて、助けられて…生きてきたの」
ココア「だから…今度は私が支えてあげる側になりたい…」
ココア「だから、だから…」
クルッ
ココア「改めて、よろしくお願いします!」
タカヒロ「ああ、歓迎するよ」
チノ「え!?」
チノ「どういう…ことですか」
タカヒロ「彼女は…看護士という道を選んだ、、ここラビットハウスで働くという道を」
タカヒロ「ココア君はお前を救ってくれた、これくらい安いものさ」
タカヒロ「お前には内緒にして欲しいという二人からのお願いでね、悪かったな」
モカ「ごめんね…ココアが驚かせたいって言うから」
63:2015/11/22(日) 22:29:36.334
チノ「で、でも…資格は……」
タカヒロ「現在勉強中だ、彼女なら問題ないだろう」
ココア「チノちゃん…」
ココア「また一緒に…暮らせるね?」
チノ「まったく…しょうがないココアさんです」
チノ「妹に隠し事をした罰です、しばらく口を聞いてあげません」
ココア「!?」
ココア「うわあああん、チノちゃんが反抗期だよ!」
ココア「先生、チノちゃんを治してくださいっ」
タカヒロ「そればっかりは、無理だな」
チノ「…ふふ」
チノ「また賑やかに…なりそうですね」
タカヒロ「現在勉強中だ、彼女なら問題ないだろう」
ココア「チノちゃん…」
ココア「また一緒に…暮らせるね?」
チノ「まったく…しょうがないココアさんです」
チノ「妹に隠し事をした罰です、しばらく口を聞いてあげません」
ココア「!?」
ココア「うわあああん、チノちゃんが反抗期だよ!」
ココア「先生、チノちゃんを治してくださいっ」
タカヒロ「そればっかりは、無理だな」
チノ「…ふふ」
チノ「また賑やかに…なりそうですね」
64:2015/11/22(日) 22:34:34.814
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
チノ「…いかがでしたか?」
チノ「彼女は、ココアさんは今では立派なうちの看護士です」
チノ「今度貴方にも紹介しますね」
ココア「チノちゃーーん!今日新人さんが来るって…」ドタドタ
ココア「…あ」
ココア「初めまして、保登心愛っていいます!」
ココア「この家に下宿させてもらってる、街の国際バリスタ弁護士志望の高校生」
ココア「…っていう設定です」
ココア「それとね、チノちゃんと毎日一緒にお風呂に入って、毎晩一緒のベッドで寝て、それでね…」
チノ「勝手に設定を増やさないでくださいっ!」
終わり
チノ「…いかがでしたか?」
チノ「彼女は、ココアさんは今では立派なうちの看護士です」
チノ「今度貴方にも紹介しますね」
ココア「チノちゃーーん!今日新人さんが来るって…」ドタドタ
ココア「…あ」
ココア「初めまして、保登心愛っていいます!」
ココア「この家に下宿させてもらってる、街の国際バリスタ弁護士志望の高校生」
ココア「…っていう設定です」
ココア「それとね、チノちゃんと毎日一緒にお風呂に入って、毎晩一緒のベッドで寝て、それでね…」
チノ「勝手に設定を増やさないでくださいっ!」
終わり
68:2015/11/22(日) 22:43:26.753 ID:LP/kGfq/0.net
イイハナシダナー
69:2015/11/22(日) 22:43:52.497 ID:MRNqbyu00.net
いちおつ
70:2015/11/22(日) 22:48:19.965 ID:TdWVohhT0.net
乙
今ならみんなに会える気がする
今ならみんなに会える気がする
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