1: 2012/03/21(水) 19:41:23.35
千早「…はい?」
P「いや、どんな人だったのかなって」
千早「どうしたんですか、急に」
P「ふと気になっただけで、深い意味はないんだけど」
千早「プロデューサー、女性にそういう質問を興味本位でするものではありませんよ」
P「そ、そうなのか?」
千早「…プロデューサーのように鈍い人でした」
P「いや、どんな人だったのかなって」
千早「どうしたんですか、急に」
P「ふと気になっただけで、深い意味はないんだけど」
千早「プロデューサー、女性にそういう質問を興味本位でするものではありませんよ」
P「そ、そうなのか?」
千早「…プロデューサーのように鈍い人でした」
3: 2012/03/21(水) 19:45:20.37 ID:/ocC55Wk0
P(なんて言われてしまった
千早、怒ったのかな…)
ガラッ
春香「あ、プロデューサーさんおはようございます」
P「ああ、おはよう」
春香「今日は千早ちゃんとお歌のレッスンですよね?
千早ちゃんはまだ来ていないんですか?」
P「いや、それが…ちょっと出てるんだ」
春香「? 何か買い物かなぁ」
P「そういえば、春香は千早と仲が良いよな」
春香「どうしたんですか?」
P(…って、あんまり嗅ぎまわるのも趣味が悪いな)
P「いや、なんでもない」
千早、怒ったのかな…)
ガラッ
春香「あ、プロデューサーさんおはようございます」
P「ああ、おはよう」
春香「今日は千早ちゃんとお歌のレッスンですよね?
千早ちゃんはまだ来ていないんですか?」
P「いや、それが…ちょっと出てるんだ」
春香「? 何か買い物かなぁ」
P「そういえば、春香は千早と仲が良いよな」
春香「どうしたんですか?」
P(…って、あんまり嗅ぎまわるのも趣味が悪いな)
P「いや、なんでもない」
4: 2012/03/21(水) 19:51:29.69 ID:/ocC55Wk0
春香「んん~?なんですか、気になっちゃいますよ」
P「なんでもないって」
春香「誰にも言わないですからっ!」
P「…あー、いや、誰かに言う言わないって話でもないんだが
春香って初恋の人が誰か覚えてる?」
春香「初恋…本当の初恋ですか?」
P「偽の初恋とかあるの?」
春香「ニセじゃないですけど、幼稚園の頃の初恋とかもカウントしますか?」
P「そうか、そういうのもあるのか
じゃあ、小学生以上で」
春香「もちろん、覚えてますよ」
P「やっぱり、その頃から恋とかするもんなのか」
P「なんでもないって」
春香「誰にも言わないですからっ!」
P「…あー、いや、誰かに言う言わないって話でもないんだが
春香って初恋の人が誰か覚えてる?」
春香「初恋…本当の初恋ですか?」
P「偽の初恋とかあるの?」
春香「ニセじゃないですけど、幼稚園の頃の初恋とかもカウントしますか?」
P「そうか、そういうのもあるのか
じゃあ、小学生以上で」
春香「もちろん、覚えてますよ」
P「やっぱり、その頃から恋とかするもんなのか」
7: 2012/03/21(水) 19:55:57.20 ID:/ocC55Wk0
春香「プロデューサーさんはどうなんですか?」
P「いや、あの頃は遊びが恋人だったな…」
春香「へぇー、プロデューサーさんらしいっちゃらしいですけど」
P「な、なんだよその目は…」
春香「それで?初恋がどうしたんですか?」
P「いや、千早の初恋の人って誰か知ってる?」
春香「知りませんよ、そんな事話しませんもん…」
P「だよなぁ」
春香「あれれ?まさか、プロデューサーさんは千早ちゃんに…」
P「おい!滅多な事を言うな!洒落にならん!」
春香「えへへ、冗談ですよ、冗談」
P「アイドルなんだからもうちょっと自覚しろ」
春香「はーい♪」
P「いや、あの頃は遊びが恋人だったな…」
春香「へぇー、プロデューサーさんらしいっちゃらしいですけど」
P「な、なんだよその目は…」
春香「それで?初恋がどうしたんですか?」
P「いや、千早の初恋の人って誰か知ってる?」
春香「知りませんよ、そんな事話しませんもん…」
P「だよなぁ」
春香「あれれ?まさか、プロデューサーさんは千早ちゃんに…」
P「おい!滅多な事を言うな!洒落にならん!」
春香「えへへ、冗談ですよ、冗談」
P「アイドルなんだからもうちょっと自覚しろ」
春香「はーい♪」
9: 2012/03/21(水) 19:59:35.94 ID:/ocC55Wk0
P「あ、春香
これを春香に聞いたこと、千早には内緒にしておいてくれ」
春香「どうしてですか?」
P「千早が怒る」
春香「そうでしょうか、人に興味を持ってもらうって、そんなに嫌な気しないと思いますけど」
P「興味を持つだけならまだしも
痛くない腹探られて良い気はしないだろ
だから俺も聞くのを躊躇ったんだし…」
春香「んー、まあ私が無理やり言わせたようなものですから
内緒にしておいてあげます」
P「助かる」
ガチャ
千早「おはよう春香」
春香「おかえり、千早ちゃん
それ昼食?言ってくれればお弁当作ったのに~」
千早「そんなの、悪いわ」
P「二人とも、そろそろ出る準備しとけよ」
千早「はい」
これを春香に聞いたこと、千早には内緒にしておいてくれ」
春香「どうしてですか?」
P「千早が怒る」
春香「そうでしょうか、人に興味を持ってもらうって、そんなに嫌な気しないと思いますけど」
P「興味を持つだけならまだしも
痛くない腹探られて良い気はしないだろ
だから俺も聞くのを躊躇ったんだし…」
春香「んー、まあ私が無理やり言わせたようなものですから
内緒にしておいてあげます」
P「助かる」
ガチャ
千早「おはよう春香」
春香「おかえり、千早ちゃん
それ昼食?言ってくれればお弁当作ったのに~」
千早「そんなの、悪いわ」
P「二人とも、そろそろ出る準備しとけよ」
千早「はい」
10: 2012/03/21(水) 20:05:59.08 ID:/ocC55Wk0
~翌日~
千早「おはようございます、プロデューサー」
P「ああ、おはよう」
千早「今朝は、珍しく早いですね」
P「早くからいるからって、千早のレッスンに付き合って入られないぞ
残念ながら今日は事務仕事が多くてな」
千早「そうなのですか、少し残念ですが、終わるのを待つ事にします」
P(……気になる)チラッ
千早「…」
P「…なあ、千早」
千早「はい、なんでしょうか」
P「いや、マジマジと見られると、気が散る」
千早「す、すみません プロデューサーも、真面目な表情をするのだなと…」
P「いや、それ失礼だからな?」
千早「ふふ、普段は抜けた表情をしていますよ」
千早「おはようございます、プロデューサー」
P「ああ、おはよう」
千早「今朝は、珍しく早いですね」
P「早くからいるからって、千早のレッスンに付き合って入られないぞ
残念ながら今日は事務仕事が多くてな」
千早「そうなのですか、少し残念ですが、終わるのを待つ事にします」
P(……気になる)チラッ
千早「…」
P「…なあ、千早」
千早「はい、なんでしょうか」
P「いや、マジマジと見られると、気が散る」
千早「す、すみません プロデューサーも、真面目な表情をするのだなと…」
P「いや、それ失礼だからな?」
千早「ふふ、普段は抜けた表情をしていますよ」
12: 2012/03/21(水) 20:09:54.05 ID:/ocC55Wk0
P「…はぁ、ひと段落」
千早「何か、飲み物を入れましょうか」
P「ああ、悪いな
コーヒーをお願いできるか?
砂糖は1個な」
千早「わかりました」
P(…俺みたいに鈍い奴か
というか、俺って鈍い?)
千早「どうぞ」
P「千早は飲まないのか?」
千早「歌のレッスンの前ですから、お茶や水以外は…」
P「そうなのか、色々考えてるんだな」
千早「これが資本ですから」
千早「何か、飲み物を入れましょうか」
P「ああ、悪いな
コーヒーをお願いできるか?
砂糖は1個な」
千早「わかりました」
P(…俺みたいに鈍い奴か
というか、俺って鈍い?)
千早「どうぞ」
P「千早は飲まないのか?」
千早「歌のレッスンの前ですから、お茶や水以外は…」
P「そうなのか、色々考えてるんだな」
千早「これが資本ですから」
15: 2012/03/21(水) 20:14:51.87 ID:/ocC55Wk0
P「そういえば…」
千早「はい」
P「初恋はいつ?」
千早「はい…え?」
P「いや、年くらい聞いてもいいかなって」
千早「はあ、いつと聞かれても、正確には覚えてませんが
中学1年生だった時でしょうか」
P「結構、遅いんだな
クラスの子?」
千早「…」
P「これは駄目なのか」
千早「言いたくはないです」
P「でも、千早の方から教えてくれたんだから
ちょっとくらい聞いてもいいだろ?」
千早「そうですね、あまり深い質問でなければ」
千早「はい」
P「初恋はいつ?」
千早「はい…え?」
P「いや、年くらい聞いてもいいかなって」
千早「はあ、いつと聞かれても、正確には覚えてませんが
中学1年生だった時でしょうか」
P「結構、遅いんだな
クラスの子?」
千早「…」
P「これは駄目なのか」
千早「言いたくはないです」
P「でも、千早の方から教えてくれたんだから
ちょっとくらい聞いてもいいだろ?」
千早「そうですね、あまり深い質問でなければ」
19: 2012/03/21(水) 20:21:54.23 ID:/ocC55Wk0
P「そうだ、告白はしたの?」
千早「残念ながら、出来ませんでした」
P「…まあ、告白なんて相当勇気のある奴しか出来ないよな
どうしてそいつの事が好きになったの?」
千早「どうして、ですか
…どうして、でしょう」
P「なんかあるんでしょ?そいつのチャーミングな所」
千早「好きになるのに、理由がいるのでしょうか」
P「え?」
千早「いえ、魅力的な所は沢山ありましたが…」
P「うーん、やっぱオジサン向けの話題じゃなかったかな」
千早「…じゃあ、プロデューサーの話を聞きたいです」
P「俺の?」
千早「はい、聞きたいです」
千早「残念ながら、出来ませんでした」
P「…まあ、告白なんて相当勇気のある奴しか出来ないよな
どうしてそいつの事が好きになったの?」
千早「どうして、ですか
…どうして、でしょう」
P「なんかあるんでしょ?そいつのチャーミングな所」
千早「好きになるのに、理由がいるのでしょうか」
P「え?」
千早「いえ、魅力的な所は沢山ありましたが…」
P「うーん、やっぱオジサン向けの話題じゃなかったかな」
千早「…じゃあ、プロデューサーの話を聞きたいです」
P「俺の?」
千早「はい、聞きたいです」
20: 2012/03/21(水) 20:26:54.17 ID:/ocC55Wk0
P「まさか、こう振られるとはなぁ」
千早「…」じー
P「うっ、仕方ないな…」
ガチャ
小鳥「おはよーございまーす
あれ、今日はプロデューサーさん早いですねー」
P「おはようございま…あ!もうとっくに休憩の5分過ぎてるじゃないか!」
小鳥「ふっふ~ん、私が来なければずっと洒落込んで律子さんにお説教でしたね」
P「ありがとうございます
悪いな、千早」
千早「いえ、お気になさらず
お仕事頑張ってください」
P「ああ、コーヒーうまかったよ
また明日にでも話してやる」
小鳥「えー?何の話ですか?」
P「音無さんには死んでも言いませんよ」
千早「…」じー
P「うっ、仕方ないな…」
ガチャ
小鳥「おはよーございまーす
あれ、今日はプロデューサーさん早いですねー」
P「おはようございま…あ!もうとっくに休憩の5分過ぎてるじゃないか!」
小鳥「ふっふ~ん、私が来なければずっと洒落込んで律子さんにお説教でしたね」
P「ありがとうございます
悪いな、千早」
千早「いえ、お気になさらず
お仕事頑張ってください」
P「ああ、コーヒーうまかったよ
また明日にでも話してやる」
小鳥「えー?何の話ですか?」
P「音無さんには死んでも言いませんよ」
23: 2012/03/21(水) 20:33:21.64 ID:/ocC55Wk0
~~
P「お疲れ様、千早」
千早「ありがとうございます
あの、春香は?途中でいきなり居なくなったのですが…」
P「ああ、いきなり代役の仕事が入ってな
まだ収録中のはずだ」
千早「そう、ですか
この後、プロデューサーは何かありますか?」
P「いや、早く来たおかげで残業もしないで済んだよ」
千早「よかったら、送ってくれませんか
駅までで、いいので」
P「? いいけど、どうせ送るなら家まで送るよ」
千早「あ、ありがとうございます」
P「どうせ、今朝の続きだろ?」
千早「…はい」
P「おっさんの話でよければ、聞かせてあげるよ」
P「お疲れ様、千早」
千早「ありがとうございます
あの、春香は?途中でいきなり居なくなったのですが…」
P「ああ、いきなり代役の仕事が入ってな
まだ収録中のはずだ」
千早「そう、ですか
この後、プロデューサーは何かありますか?」
P「いや、早く来たおかげで残業もしないで済んだよ」
千早「よかったら、送ってくれませんか
駅までで、いいので」
P「? いいけど、どうせ送るなら家まで送るよ」
千早「あ、ありがとうございます」
P「どうせ、今朝の続きだろ?」
千早「…はい」
P「おっさんの話でよければ、聞かせてあげるよ」
26: 2012/03/21(水) 20:38:01.56 ID:/ocC55Wk0
バタン
P「うー、寒い
あれ、エンジンかかんないな…」
千早「今日は、冷えますね」
ブロロロロロ
P「ああ、まったくもう4月になるっていうのに勘弁して欲しいよ
それで、どこから話そうか?」
千早「えっと、私に聞いたことは、話して欲しいです」
P「っていうと、初恋がいつか
俺は覚えてないけど、お袋の話じゃ幼稚園の保母さんにお熱だったみたいだ」
千早「幼稚園、ですか」
P「これは初恋とは言えないか?」
千早「次に恋したのは、いつですか?」
P「うーん、高校かな」
千早「大分間が開きましたね」
P「うー、寒い
あれ、エンジンかかんないな…」
千早「今日は、冷えますね」
ブロロロロロ
P「ああ、まったくもう4月になるっていうのに勘弁して欲しいよ
それで、どこから話そうか?」
千早「えっと、私に聞いたことは、話して欲しいです」
P「っていうと、初恋がいつか
俺は覚えてないけど、お袋の話じゃ幼稚園の保母さんにお熱だったみたいだ」
千早「幼稚園、ですか」
P「これは初恋とは言えないか?」
千早「次に恋したのは、いつですか?」
P「うーん、高校かな」
千早「大分間が開きましたね」
27: 2012/03/21(水) 20:45:43.21 ID:/ocC55Wk0
P「ああ、その間は特に恋愛とか興味なかったな
男同士つるんでバカやってた方が楽しかったし」
千早「…」
P「高校に入ったら、世界変わったよ
知り合いもいなくて、つまらんかったなー」
千早「高校には、友達はいなかったのですか?」
P「ああ、そこは千早と一緒だな」
千早「ふふ、余り者同士ですね」
P「俺は生徒会に入ってたんだよ、別に大学に行きやすいからとかじゃなくて
事務仕事が好きだったからな、それで、そこの子と普通に恋愛して
普通に高校卒業して、普通に分かれた」
千早「お付き合い出来たのに、分かれちゃったんですか」
P「長持ちはした方だと思うよ、5年か
就職活動でお互い忙しくなってな」
千早「…プロデューサーが振ったのですか?」
男同士つるんでバカやってた方が楽しかったし」
千早「…」
P「高校に入ったら、世界変わったよ
知り合いもいなくて、つまらんかったなー」
千早「高校には、友達はいなかったのですか?」
P「ああ、そこは千早と一緒だな」
千早「ふふ、余り者同士ですね」
P「俺は生徒会に入ってたんだよ、別に大学に行きやすいからとかじゃなくて
事務仕事が好きだったからな、それで、そこの子と普通に恋愛して
普通に高校卒業して、普通に分かれた」
千早「お付き合い出来たのに、分かれちゃったんですか」
P「長持ちはした方だと思うよ、5年か
就職活動でお互い忙しくなってな」
千早「…プロデューサーが振ったのですか?」
29: 2012/03/21(水) 20:50:00.96 ID:/ocC55Wk0
P「いや、捨てられた
向こうも頻繁に会えないから飽きちゃったんだろ
…悪いな、長々と」
千早「いえ、プロデューサーから告白したんですか?」
P「ああ、もう死ぬかと思った」
千早「…やはり、告白には勇気がいるんですね」
P「もう、やばいよ」
千早「や、やばい?」
P「小便漏らすかと思った」
千早「もう、汚い事を言わないで下さい」
P「悪い悪い
千早は、初恋の相手に告白できなかったんだよな」
千早「はい、後悔はしていません」
P「おう、偉いぞ
くよくよしたって仕方がないもんな」
千早「…じゃあ、プロデューサーも分かれた事は後悔していないんですか?」
向こうも頻繁に会えないから飽きちゃったんだろ
…悪いな、長々と」
千早「いえ、プロデューサーから告白したんですか?」
P「ああ、もう死ぬかと思った」
千早「…やはり、告白には勇気がいるんですね」
P「もう、やばいよ」
千早「や、やばい?」
P「小便漏らすかと思った」
千早「もう、汚い事を言わないで下さい」
P「悪い悪い
千早は、初恋の相手に告白できなかったんだよな」
千早「はい、後悔はしていません」
P「おう、偉いぞ
くよくよしたって仕方がないもんな」
千早「…じゃあ、プロデューサーも分かれた事は後悔していないんですか?」
31: 2012/03/21(水) 20:55:13.47 ID:/ocC55Wk0
P「後悔は、してないよ
あそこで彼女にかまってたら、今の俺が居なかった訳だし」
千早「恋人が居るって、どんな気分なんでしょうか」
P「え?恋人がいるからって何も変わらないんじゃないか?
別に四六時中イチャコラしてる訳じゃないんだから
…って、千早は彼氏とかいた事ないのか?」
千早「はい、変でしょうか…」
P「いや、変じゃないけど
千早はこんなに美人なのにな」
千早「な、何言ってるんですか…」
P「ま、似合う奴なんてそうそういねーか」
千早「もう…」
P「到着、今日もお疲れ」
千早「はい、お疲れ様でした」
あそこで彼女にかまってたら、今の俺が居なかった訳だし」
千早「恋人が居るって、どんな気分なんでしょうか」
P「え?恋人がいるからって何も変わらないんじゃないか?
別に四六時中イチャコラしてる訳じゃないんだから
…って、千早は彼氏とかいた事ないのか?」
千早「はい、変でしょうか…」
P「いや、変じゃないけど
千早はこんなに美人なのにな」
千早「な、何言ってるんですか…」
P「ま、似合う奴なんてそうそういねーか」
千早「もう…」
P「到着、今日もお疲れ」
千早「はい、お疲れ様でした」
33: 2012/03/21(水) 21:03:45.71 ID:/ocC55Wk0
ガチャ
千早「ただいま、優」
千早「…あのね、お姉ちゃん今日も言えなかったよ
本当に、何してるんだろうね」
千早「…はぁ」
別に、プロデューサーとお付き合い出来ても出来なくても、どうでもいいのだ。
彼が他の女性と話しているのを見るだけで、胸がキリキリと痛む苦痛から逃れたいだけ。
彼はプロデューサーであればいい。
私の歌を羽ばたかせてくれるだけで、十分だ。
だからいっそ告白してしまえばいい。
きっと、それで歌に集中できる。
頭ではわかっていても、告白なんて怖くて出来ない。
Prrrrrr
千早「もしもし…プロデューサー?」
P『千早、CDプレイヤー車に忘れてるぞ
あと5分もしないで着くから』
千早「え、今ですか」
P『もうUターンしちゃったよ』
千早「は、はい」
優に、背中を押された気がした。
千早「ただいま、優」
千早「…あのね、お姉ちゃん今日も言えなかったよ
本当に、何してるんだろうね」
千早「…はぁ」
別に、プロデューサーとお付き合い出来ても出来なくても、どうでもいいのだ。
彼が他の女性と話しているのを見るだけで、胸がキリキリと痛む苦痛から逃れたいだけ。
彼はプロデューサーであればいい。
私の歌を羽ばたかせてくれるだけで、十分だ。
だからいっそ告白してしまえばいい。
きっと、それで歌に集中できる。
頭ではわかっていても、告白なんて怖くて出来ない。
Prrrrrr
千早「もしもし…プロデューサー?」
P『千早、CDプレイヤー車に忘れてるぞ
あと5分もしないで着くから』
千早「え、今ですか」
P『もうUターンしちゃったよ』
千早「は、はい」
優に、背中を押された気がした。
35: 2012/03/21(水) 21:07:55.79 ID:/ocC55Wk0
ピンポーン
ガチャ
千早「プロデューサー、あの、こんばんは」
P「ん?ああ、こんばんは
これ、CDプレイヤー
もう忘れるなよ?」
千早「あ、あの…!」
P「どうかしたか?」
千早「好きです」
P「…」
千早「好きです」
P「…え?」
千早「す、好きです!」
P「ちょ、っちょ、え?
玄関先でいきなり何を…」
千早「わ、私は!プロデュ…」
P「待った待った!とりあえず中に入ろう」
ガチャ
千早「プロデューサー、あの、こんばんは」
P「ん?ああ、こんばんは
これ、CDプレイヤー
もう忘れるなよ?」
千早「あ、あの…!」
P「どうかしたか?」
千早「好きです」
P「…」
千早「好きです」
P「…え?」
千早「す、好きです!」
P「ちょ、っちょ、え?
玄関先でいきなり何を…」
千早「わ、私は!プロデュ…」
P「待った待った!とりあえず中に入ろう」
38: 2012/03/21(水) 21:14:27.03 ID:/ocC55Wk0
P「はぁ…」
まさか、千早に限ってとは思ったが。
…肝心の当人は頭が真っ白なのか、呆けている。
P「なあ、千早」
千早「…はい」
P「お前最近ちょくちょくテレビ出れるようになったのに、大スキャンダルだよ」
千早「…すみません」
P「いや、まあ謝らなくても
というか、千早が悪い訳ではないのかもしれないけどさ
千早は、賢いからわかるとは思うけど…お互い立場がある
だから…」
千早「嫌です」
P「…」
千早「嫌、です…」
P「…千早」
まさか、千早に限ってとは思ったが。
…肝心の当人は頭が真っ白なのか、呆けている。
P「なあ、千早」
千早「…はい」
P「お前最近ちょくちょくテレビ出れるようになったのに、大スキャンダルだよ」
千早「…すみません」
P「いや、まあ謝らなくても
というか、千早が悪い訳ではないのかもしれないけどさ
千早は、賢いからわかるとは思うけど…お互い立場がある
だから…」
千早「嫌です」
P「…」
千早「嫌、です…」
P「…千早」
42: 2012/03/21(水) 21:29:24.56 ID:/ocC55Wk0
千早「どんなに辛い時も、プロデューサーにお疲れ様と言われたら、気が楽になりました
どんなに調子が良い時も、プロデューサーが事務所にいないと気が沈んでしまいます
プロデューサーはもう、私にとって、プロデュースするだけの人ではないんです」
P「…」
千早「すみません、こんなはずじゃ…なかったのに」
P「俺は、千早が好きだよ」
どんなに調子が良い時も、プロデューサーが事務所にいないと気が沈んでしまいます
プロデューサーはもう、私にとって、プロデュースするだけの人ではないんです」
P「…」
千早「すみません、こんなはずじゃ…なかったのに」
P「俺は、千早が好きだよ」
45: 2012/03/21(水) 21:33:43.66 ID:/ocC55Wk0
千早「そ、それじゃあ…!」
P「頑張ってる時の姿も
やりきった時の表情も
全部、アイドルの顔だ」
千早「…っ」
P「俺は、お前を世界一の歌手にしたい」
千早「…私のプロデューサーは、貴方しか居ないと考えています」
P「千早が世界一の歌手になったら、お付き合いしよう」
千早「…そんな事、言われたら」
P「千早が事務所を辞めようが
世界一になるまで俺はずっとお前のプロデューサーでいるよ
それまでには、アイドルじゃない顔も知ってるだろうからね
…まあ、千早が他の敏腕プロデューサーに乗り換えない限りは、だけどな」
千早「…終身雇用です、一生離しません」
P「ああ、よろしく頼む」
千早「じゃあ、頭撫でてください」
P「はいはい」
おわり
P「頑張ってる時の姿も
やりきった時の表情も
全部、アイドルの顔だ」
千早「…っ」
P「俺は、お前を世界一の歌手にしたい」
千早「…私のプロデューサーは、貴方しか居ないと考えています」
P「千早が世界一の歌手になったら、お付き合いしよう」
千早「…そんな事、言われたら」
P「千早が事務所を辞めようが
世界一になるまで俺はずっとお前のプロデューサーでいるよ
それまでには、アイドルじゃない顔も知ってるだろうからね
…まあ、千早が他の敏腕プロデューサーに乗り換えない限りは、だけどな」
千早「…終身雇用です、一生離しません」
P「ああ、よろしく頼む」
千早「じゃあ、頭撫でてください」
P「はいはい」
おわり
48: 2012/03/21(水) 21:38:31.64 ID:XTYwN4gv0
おつおつ
49: 2012/03/21(水) 21:38:57.33 ID:3WGOMLzk0
乙
たまにはあっさりしたのもいいね
ちーたんprpr
たまにはあっさりしたのもいいね
ちーたんprpr
53: 2012/03/21(水) 21:45:40.57 ID:DZfk0J4G0
アフターはありませんか!?
引用元: P「千早の初恋の人って?」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります