1: 2010/07/05(月) 00:01:20.69
ユ イ「明日から京都に、1泊2日ですって。あなた、知らなかったんですか?」
ゲンドウ「ああ」
ユ イ「んもう、自分から言わないシンジもシンジだけど……シンジー!」
シンジ「何ー?」
ユ イ「明日から修学旅行でしょ? 準備はしたの?」
シンジ「もう出来てるよ」
ユ イ「明日くらいはちゃんと起きて行くのよ? アスカちゃんに迷惑かけないで」
シンジ「わかってるよ、うるさいな母さんは」
ユ イ「っとに、もう」
2: 2010/07/05(月) 00:07:51.47 ID:iT2swYXL0
ミサト「みんなー、おはよう!」
生 徒「おはようございまーす」
ミサト「いよいよお待ちかねの修学旅行だけど、今日はあの2人以外、遅刻はいないわね?」
生 徒「アハハハハ……」
アスカ「アンタのせいじゃない、バカシンジ!」
シンジ「だって、仕方ないじゃないか……!」
ミサト「これから駅までバスで移動、それから京都駅まで行くわ。団体行動だから、
キリキリ行動するのよ」
生 徒「はーい」
ケンスケ「団体行動だってさ。頼むよ碇」
トウジ「夫婦揃って遅刻やなんて、仲のええこっちゃな」
シンジ「ごめん……」
綾 波「わざわざ一緒に遅刻してくるなんて、やっぱデキてんじゃないの?」
アスカ「そんなんじゃないって言ってんじゃない、うっさいわね!」
ヒカリ「はぁ……」
生 徒「おはようございまーす」
ミサト「いよいよお待ちかねの修学旅行だけど、今日はあの2人以外、遅刻はいないわね?」
生 徒「アハハハハ……」
アスカ「アンタのせいじゃない、バカシンジ!」
シンジ「だって、仕方ないじゃないか……!」
ミサト「これから駅までバスで移動、それから京都駅まで行くわ。団体行動だから、
キリキリ行動するのよ」
生 徒「はーい」
ケンスケ「団体行動だってさ。頼むよ碇」
トウジ「夫婦揃って遅刻やなんて、仲のええこっちゃな」
シンジ「ごめん……」
綾 波「わざわざ一緒に遅刻してくるなんて、やっぱデキてんじゃないの?」
アスカ「そんなんじゃないって言ってんじゃない、うっさいわね!」
ヒカリ「はぁ……」
3: 2010/07/05(月) 00:12:30.91 ID:iT2swYXL0
<ホーム>
ケンスケ「どうせなら戦自の基地とか見学したいんだけどなぁ」
トウジ「……なんや綾波」
綾波 「鈴原君、ホント制服似合わないよね」
ケンスケ「同感だね。完全に制服に着られてるって感じ」
トウジ「ワシかてジャージに着替えたいのはやまやまや。しかし! 今回それをやったらミサト
センセの顔を潰すことになる!」
ヒカリ「団体行動なんだから、当たり前じゃない」
シンジ「京都か……楽しみだなぁ」
アスカ「あんた好きそうだもんね。寺とか神社とか陰気臭い所」
シンジ「いいじゃないか別に、アスカだって行ってみたいって言ってたクセに」
アスカ「私は買い物がしたいって言ったの」
ミサト「ほらプラットホームで騒がないのー。轢かれて手足が千切れ飛ぶわよ」
ヒカリ「ち、ちぎれ……」
ケンスケ「どうせなら戦自の基地とか見学したいんだけどなぁ」
トウジ「……なんや綾波」
綾波 「鈴原君、ホント制服似合わないよね」
ケンスケ「同感だね。完全に制服に着られてるって感じ」
トウジ「ワシかてジャージに着替えたいのはやまやまや。しかし! 今回それをやったらミサト
センセの顔を潰すことになる!」
ヒカリ「団体行動なんだから、当たり前じゃない」
シンジ「京都か……楽しみだなぁ」
アスカ「あんた好きそうだもんね。寺とか神社とか陰気臭い所」
シンジ「いいじゃないか別に、アスカだって行ってみたいって言ってたクセに」
アスカ「私は買い物がしたいって言ったの」
ミサト「ほらプラットホームで騒がないのー。轢かれて手足が千切れ飛ぶわよ」
ヒカリ「ち、ちぎれ……」
6: 2010/07/05(月) 00:16:00.17 ID:iT2swYXL0
<車内>
トウジ「新幹線言うたらお菓子にジュースやないか! 何でどっちも持っとらへんのや委員長」
ヒカリ「持ってきてないわよ、遠足じゃないんだから」
アスカ「……何よ」
綾 波「別にー」
ケンスケ「みんな相変わらずだねぇ……なぁ碇、綾波と席代わった方がいいんじゃないか」
シンジ「えっ?」
ケンスケ「お前が間に入れば、少なくとも式波のご機嫌は直るだろ」
シンジ「そ、そんなこと言われても無理だよ……!」
綾 波「ねー相田君、途中で窓から富士山が見えるんだよね」
ケンスケ「あ、ああ、どこかの橋から見えるらしいぜ。晴れてればだけど」
綾 波「せっかくだから、写真撮ってくんない?」
アスカ「ってちょっと、私を挟んで会話してんじゃないわよ!」
綾 波「いーじゃん別にこういう席順なんだし迷惑別にかけてないし、何か問題あるんですかー?」
アスカ「あるから言ってんじゃないこの露出魔!」
シンジ「はぁ……」
トウジ「新幹線言うたらお菓子にジュースやないか! 何でどっちも持っとらへんのや委員長」
ヒカリ「持ってきてないわよ、遠足じゃないんだから」
アスカ「……何よ」
綾 波「別にー」
ケンスケ「みんな相変わらずだねぇ……なぁ碇、綾波と席代わった方がいいんじゃないか」
シンジ「えっ?」
ケンスケ「お前が間に入れば、少なくとも式波のご機嫌は直るだろ」
シンジ「そ、そんなこと言われても無理だよ……!」
綾 波「ねー相田君、途中で窓から富士山が見えるんだよね」
ケンスケ「あ、ああ、どこかの橋から見えるらしいぜ。晴れてればだけど」
綾 波「せっかくだから、写真撮ってくんない?」
アスカ「ってちょっと、私を挟んで会話してんじゃないわよ!」
綾 波「いーじゃん別にこういう席順なんだし迷惑別にかけてないし、何か問題あるんですかー?」
アスカ「あるから言ってんじゃないこの露出魔!」
シンジ「はぁ……」
8: 2010/07/05(月) 00:17:52.55 ID:iT2swYXL0
ケンスケ「なぁ委員長、自由行動って二日目からだっけ?」
ヒカリ「うん、朝食を済ませた後に、班毎に自由行動だって」
トウジ「ちなみに、新撰組の壬生寺はいつ行くんや?」
ヒカリ「そこは行かないって決まったじゃない」
トウジ「何やて!? 京都まで来て新撰組に触れんやとぉ!?」
アスカ「嫌なら一人で行ってくればいいじゃない」
綾 波「班行動にそういうのいけないんですけど」
アスカ「アンタには聞いてな…」
ケンスケ「みんな、富士山! 富士山が見える!」
綾 波「えぇっ!? マジ、どこどこどこ!?」
トウジ「ホンマや! ワシのカメラカメラ!」
シンジ「あ、アスカそこだと見えな…」
アスカ「っさいわねぇ、私が代わりに撮ってあげるわよ!」
シンジ「あぁーーっ、それ僕の!」
ミサト「みんな、若いわねぇ……」
ヒカリ「うん、朝食を済ませた後に、班毎に自由行動だって」
トウジ「ちなみに、新撰組の壬生寺はいつ行くんや?」
ヒカリ「そこは行かないって決まったじゃない」
トウジ「何やて!? 京都まで来て新撰組に触れんやとぉ!?」
アスカ「嫌なら一人で行ってくればいいじゃない」
綾 波「班行動にそういうのいけないんですけど」
アスカ「アンタには聞いてな…」
ケンスケ「みんな、富士山! 富士山が見える!」
綾 波「えぇっ!? マジ、どこどこどこ!?」
トウジ「ホンマや! ワシのカメラカメラ!」
シンジ「あ、アスカそこだと見えな…」
アスカ「っさいわねぇ、私が代わりに撮ってあげるわよ!」
シンジ「あぁーーっ、それ僕の!」
ミサト「みんな、若いわねぇ……」
9: 2010/07/05(月) 00:20:47.24 ID:iT2swYXL0
ミサト「はいみんなー、いよいよ日本が誇る古都、京都に到着よん♪ 降りる準備しなさーい」
生 徒「は~い」
トウジ「ちょ待て! お前らワシが大富豪負けたまま勝ち逃げすんのか!」
ケンスケ「それを言うなら大貧民だろ? だってトウジ弱いんだもん」
ミサト「京都駅に着いて改札出たら、駅前のターミナルまで歩いて移動ね。そこから
バスに乗っていくから」
アスカ「シンジ、それ取って。私のバッグ」
シンジ「あ、コレ?」
綾 波「あ、サンキュ」
アスカ「ちょっ、何間違ってんのよこのバカシンジ!」
シンジ「ぶっ!?」
トウジ「ってワシのを投げてどないすんねん!」
ヒカリ「み、みんないい加減にしてよ!」
ケンスケ「だーめだ、こりゃ」
生 徒「は~い」
トウジ「ちょ待て! お前らワシが大富豪負けたまま勝ち逃げすんのか!」
ケンスケ「それを言うなら大貧民だろ? だってトウジ弱いんだもん」
ミサト「京都駅に着いて改札出たら、駅前のターミナルまで歩いて移動ね。そこから
バスに乗っていくから」
アスカ「シンジ、それ取って。私のバッグ」
シンジ「あ、コレ?」
綾 波「あ、サンキュ」
アスカ「ちょっ、何間違ってんのよこのバカシンジ!」
シンジ「ぶっ!?」
トウジ「ってワシのを投げてどないすんねん!」
ヒカリ「み、みんないい加減にしてよ!」
ケンスケ「だーめだ、こりゃ」
11: 2010/07/05(月) 00:23:01.77 ID:iT2swYXL0
<京都駅>
トウジ「京都駅はやっぱりデッカイのぅ!」
シンジ「みんな、トウジみたいに関西弁しゃべってる!」
トウジ「当たり前やないか、ここどこやと思っとんねん」
ヒカリ「京都駅って、こんなに広かったんだね」
アスカ「駅っていうよりショッピングモールって感じね」
綾 波「あっ……!」
シンジ「! 綾波、大丈夫!?」
綾 波「あいたたた……ちょっと人とぶつかっただけだから、平気。ていうか」
シンジ「?」
綾 波「……また見たの?」
シンジ「! ちっ、違、ただ手を貸そうとしただけで」
綾 波「……ぷっ、アッハハハハ……! 冗談、冗談」
シンジ「う……」
アスカ「ったく……!」
トウジ「京都駅はやっぱりデッカイのぅ!」
シンジ「みんな、トウジみたいに関西弁しゃべってる!」
トウジ「当たり前やないか、ここどこやと思っとんねん」
ヒカリ「京都駅って、こんなに広かったんだね」
アスカ「駅っていうよりショッピングモールって感じね」
綾 波「あっ……!」
シンジ「! 綾波、大丈夫!?」
綾 波「あいたたた……ちょっと人とぶつかっただけだから、平気。ていうか」
シンジ「?」
綾 波「……また見たの?」
シンジ「! ちっ、違、ただ手を貸そうとしただけで」
綾 波「……ぷっ、アッハハハハ……! 冗談、冗談」
シンジ「う……」
アスカ「ったく……!」
12: 2010/07/05(月) 00:24:51.89 ID:iT2swYXL0
<バス>
ミサト「最初に行くのは修学旅行の鉄板、三十三間堂よ!」
生徒達「……」
ミサト「何よみんなー、ちょっちノリ悪いじゃない」
ケンスケ「鉄板ていうか、コースがみんなベタなんだよな」
アスカ「何があるってのよ? その三十なんとか堂に」
シンジ「千手観音っていう仏像がたくさん並んでる所だよ。ほら」
アスカ「! 何これ、気持ち悪い!」
ミサト「アスカ、仏様を気持ち悪いとか言っちゃダメー」
トウジ「気持ち悪いと言えば……ここには有名な都市伝説があるんやけど、知っとるか?」
ヒカリ「ううん、知らない」
トウジ「実は、千体ある仏像のうち一つだけ、何や妙~に親近感が沸く仏像がある。それを見つけると……」
ヒカリ「見つけると?」
綾 波「死ぬんだっけ」
トウジ「って、オチを取らんといてぇな」
アスカ「……」
ミサト「最初に行くのは修学旅行の鉄板、三十三間堂よ!」
生徒達「……」
ミサト「何よみんなー、ちょっちノリ悪いじゃない」
ケンスケ「鉄板ていうか、コースがみんなベタなんだよな」
アスカ「何があるってのよ? その三十なんとか堂に」
シンジ「千手観音っていう仏像がたくさん並んでる所だよ。ほら」
アスカ「! 何これ、気持ち悪い!」
ミサト「アスカ、仏様を気持ち悪いとか言っちゃダメー」
トウジ「気持ち悪いと言えば……ここには有名な都市伝説があるんやけど、知っとるか?」
ヒカリ「ううん、知らない」
トウジ「実は、千体ある仏像のうち一つだけ、何や妙~に親近感が沸く仏像がある。それを見つけると……」
ヒカリ「見つけると?」
綾 波「死ぬんだっけ」
トウジ「って、オチを取らんといてぇな」
アスカ「……」
13: 2010/07/05(月) 00:27:24.17 ID:iT2swYXL0
<三十三間堂>
アスカ「うわっ、ホントに千体あるなんて、思わなかったわ……」
ヒカリ「凄いね……」
シンジ「……」
トウジ「シンジ、顔色悪いな」
シンジ「う、うん、大丈夫」
ケンスケ「もしかして碇、さっきのトウジの話を真に受けてたりして」
アスカ「!」
シンジ「そっ、そんなことないって! 別に……」
綾 波「とか何とか言って、顔真っ青じゃなーい」
シンジ「うっ、うるさいな、ちょっとバスに酔っただけだよ」
トウジ「ちょっと待て、何やあの仏像……シンジと式波にそっくr」
アスカ「いぃやぁぁーーーーー!」
ミサト「ちょ、ちょっとアスカどこ行くの!? ちょっと!」
シンジ「あ、アスカ……」
アスカ「うわっ、ホントに千体あるなんて、思わなかったわ……」
ヒカリ「凄いね……」
シンジ「……」
トウジ「シンジ、顔色悪いな」
シンジ「う、うん、大丈夫」
ケンスケ「もしかして碇、さっきのトウジの話を真に受けてたりして」
アスカ「!」
シンジ「そっ、そんなことないって! 別に……」
綾 波「とか何とか言って、顔真っ青じゃなーい」
シンジ「うっ、うるさいな、ちょっとバスに酔っただけだよ」
トウジ「ちょっと待て、何やあの仏像……シンジと式波にそっくr」
アスカ「いぃやぁぁーーーーー!」
ミサト「ちょ、ちょっとアスカどこ行くの!? ちょっと!」
シンジ「あ、アスカ……」
14: 2010/07/05(月) 00:31:16.09 ID:iT2swYXL0
<バス>
アスカ「ねぇ」
シンジ「……」
アスカ「はぁ……んもう、バカシンジッ!」
シンジ「いでっ! 何だよもういきなり」
アスカ「この私が話しかけてんのに、音楽なんか聴いてんじゃないわよ!」
シンジ「で、何?」
アスカ「『清水の舞台から飛び降りる』って、次に行く所がそうなんでしょ」
シンジ「うん、そうだけど」
アスカ「あれって、その、ホントにやるわけ?」
シンジ「……ぷっ、あ、あっはははははっ!」
アスカ「ちょっと、人が聞いてんのに何で笑うのよ!?」
シンジ「あ、アスカ、それはものの例えで、本気でやるわけじゃないんだよ……!」
アスカ「…… くぉのバカジャージィィィ!!」
アスカ「ねぇ」
シンジ「……」
アスカ「はぁ……んもう、バカシンジッ!」
シンジ「いでっ! 何だよもういきなり」
アスカ「この私が話しかけてんのに、音楽なんか聴いてんじゃないわよ!」
シンジ「で、何?」
アスカ「『清水の舞台から飛び降りる』って、次に行く所がそうなんでしょ」
シンジ「うん、そうだけど」
アスカ「あれって、その、ホントにやるわけ?」
シンジ「……ぷっ、あ、あっはははははっ!」
アスカ「ちょっと、人が聞いてんのに何で笑うのよ!?」
シンジ「あ、アスカ、それはものの例えで、本気でやるわけじゃないんだよ……!」
アスカ「…… くぉのバカジャージィィィ!!」
15: 2010/07/05(月) 00:32:49.70 ID:iT2swYXL0
<清水寺>
ミサト「さっすがに修学旅行のメッカね、清水寺! 学生がうじゃうじゃいることぉ。ちゃんとついて
くるのよー」
アスカ「何よこの人ゴミ? いち宗教施設にこんな観光客が来るわけ?」
ヒカリ「京都は一年中、どこ行ってもこんな感じだって言ってたよ。鈴原が」
トウジ「八ツ橋にわらび餅に抹茶スウィーツに清水焼まんじゅう、さすが清水の参道やな」
綾 波「……」
シンジ「綾波、おみやげが珍しいの?」
綾 波「前から不思議に思ってたんだけど、よく観光地のおみやげに刀売ってるけど、何で?」
ケンスケ「言われてみれば、木刀とかどの観光地行ってもあるよなぁ」
トウジ「ま、完全に修学旅行生向けやな。欲しくなる気持ちはわからんでもない」
ケンスケ「俺達男子の遊び用って感じ?」
綾 波「それでどこか乗り込むの?」
シンジ「そういうわけじゃ、ないと思うけど……」
ミサト「さっすがに修学旅行のメッカね、清水寺! 学生がうじゃうじゃいることぉ。ちゃんとついて
くるのよー」
アスカ「何よこの人ゴミ? いち宗教施設にこんな観光客が来るわけ?」
ヒカリ「京都は一年中、どこ行ってもこんな感じだって言ってたよ。鈴原が」
トウジ「八ツ橋にわらび餅に抹茶スウィーツに清水焼まんじゅう、さすが清水の参道やな」
綾 波「……」
シンジ「綾波、おみやげが珍しいの?」
綾 波「前から不思議に思ってたんだけど、よく観光地のおみやげに刀売ってるけど、何で?」
ケンスケ「言われてみれば、木刀とかどの観光地行ってもあるよなぁ」
トウジ「ま、完全に修学旅行生向けやな。欲しくなる気持ちはわからんでもない」
ケンスケ「俺達男子の遊び用って感じ?」
綾 波「それでどこか乗り込むの?」
シンジ「そういうわけじゃ、ないと思うけど……」
17: 2010/07/05(月) 00:34:21.72 ID:iT2swYXL0
ミサト「ここがかの有名な、清水の舞台ってやつよ! 男子、くれぐれも飛び込まないように」
アスカ「……」
ヒカリ「すごーい! きれー」
シンジ「本とかで見たとおりだ。凄いなぁ」
トウジ「しかし弁慶ちゅうのも、えらい男やなぁ。こんなんで敵をドツキ回してたんやなぁ」
ケンスケ「みんな、写真撮ろうぜ、写真! トウジもそんなの後にしろよ!」
ミサト「あらー、いいじゃない。先生も混ぜて♪」
綾 波「いぇー」
シンジ「あ、綾波」
アスカ「! ちょっ、ちょっとあんた、暑いんだからくっついてんじゃないわよ!」
ヒカリ「ほら鈴原も、早く…… !」
トウジ「? 何や委員長、写真撮る間くらい、我慢せえよ」
ヒカリ「なっ、何でもないわよ……」
アスカ「……」
ヒカリ「すごーい! きれー」
シンジ「本とかで見たとおりだ。凄いなぁ」
トウジ「しかし弁慶ちゅうのも、えらい男やなぁ。こんなんで敵をドツキ回してたんやなぁ」
ケンスケ「みんな、写真撮ろうぜ、写真! トウジもそんなの後にしろよ!」
ミサト「あらー、いいじゃない。先生も混ぜて♪」
綾 波「いぇー」
シンジ「あ、綾波」
アスカ「! ちょっ、ちょっとあんた、暑いんだからくっついてんじゃないわよ!」
ヒカリ「ほら鈴原も、早く…… !」
トウジ「? 何や委員長、写真撮る間くらい、我慢せえよ」
ヒカリ「なっ、何でもないわよ……」
18: 2010/07/05(月) 00:35:43.27 ID:iT2swYXL0
ケンスケ「おい、神社に人が殺到してるよ」
シンジ「地主神社って、書いてある」
ミサト「ズバリ! 縁結びで有名な神社よ。あそこの『恋占いの石』まで目隠しで行って、うまく
行けたら恋が成就するって言い伝えがあるの」
ケンスケ「はーい! ミサト先生は誰を思って占うんですかー?」
ミサト「先生は……まぁ、ちょっち、ね」
トウジ「くぅ~~っ、ミサトセンセに想われるやなんて、罪な男がおるもんやなぁ」
ヒカリ「……」
アスカ「……」
綾 波「……やんないの?」
二 人「べっ、別に興味ないから!」
綾波 「あっ、そ」
シンジ「?」
シンジ「地主神社って、書いてある」
ミサト「ズバリ! 縁結びで有名な神社よ。あそこの『恋占いの石』まで目隠しで行って、うまく
行けたら恋が成就するって言い伝えがあるの」
ケンスケ「はーい! ミサト先生は誰を思って占うんですかー?」
ミサト「先生は……まぁ、ちょっち、ね」
トウジ「くぅ~~っ、ミサトセンセに想われるやなんて、罪な男がおるもんやなぁ」
ヒカリ「……」
アスカ「……」
綾 波「……やんないの?」
二 人「べっ、別に興味ないから!」
綾波 「あっ、そ」
シンジ「?」
19: 2010/07/05(月) 00:37:43.54 ID:iT2swYXL0
<昼 食>
トウジ「んっ、くあぁ~~……やっと昼メシにあり付けるなぁ」
ケンスケ「京都まで来て、すき焼きとはねぇ。あんまり京都らしく無いっていうか」
ミサト「何よ、豪勢なメニューじゃないのー。贅沢な子達ねぇ」
シンジ「でも、せっかくなら京都らしい料理が食べたかったなぁ」
アスカ「ウチでも食べられるじゃない、こんなの」
ミサト「文句言わないで食べる! はい、いただきま~す」
生徒達「いただきま~す」
綾 波「ねー碇君、肉あげる」
シンジ「綾波、食べないの?」
綾 波「だって嫌いだし。よろしくねー」
トウジ「そういうことやったらワシの出番やな!」
ケンスケ「で何で俺のを取るんだよ!」
ヒカリ「すーずーはーらっ!」
トウジ「んっ、くあぁ~~……やっと昼メシにあり付けるなぁ」
ケンスケ「京都まで来て、すき焼きとはねぇ。あんまり京都らしく無いっていうか」
ミサト「何よ、豪勢なメニューじゃないのー。贅沢な子達ねぇ」
シンジ「でも、せっかくなら京都らしい料理が食べたかったなぁ」
アスカ「ウチでも食べられるじゃない、こんなの」
ミサト「文句言わないで食べる! はい、いただきま~す」
生徒達「いただきま~す」
綾 波「ねー碇君、肉あげる」
シンジ「綾波、食べないの?」
綾 波「だって嫌いだし。よろしくねー」
トウジ「そういうことやったらワシの出番やな!」
ケンスケ「で何で俺のを取るんだよ!」
ヒカリ「すーずーはーらっ!」
20: 2010/07/05(月) 00:41:50.60 ID:iT2swYXL0
<祇園>
ミサト「次に見学予定だった所が突然駄目になっちゃったから、特別に今から班ごとの自由行動とします。
あんまり遠くに行かないように、ちゃんと時間までにはバスに戻ってくるのよ」
ケンスケ「さて、と。せっかく祇園に来たんだし、行くだろ?」
トウジ「当ったり前やないか!」
シンジ「楽しみだなぁ」
ヒカリ「行くって、どこに行くの?」
アスカ「こいつらの考えることだし、ロクなとこじゃないわよ」
トウジ「ちゅうわけで委員長、舞妓はんを探しに、出発や!」
ヒカリ「……そういうことね」
綾 波「いーんじゃない? 私も舞妓さんのカッコしてみたいし」
ケンスケ「さすが綾波理解がある!」
アスカ「でも、どこに行けば会えんのよ? その舞妓はんとやらは」
シンジ「どこに行けばいいの? トウジ」
トウジ「それは、アレや! その……」
ヒカリ「……行きましょ」
ミサト「次に見学予定だった所が突然駄目になっちゃったから、特別に今から班ごとの自由行動とします。
あんまり遠くに行かないように、ちゃんと時間までにはバスに戻ってくるのよ」
ケンスケ「さて、と。せっかく祇園に来たんだし、行くだろ?」
トウジ「当ったり前やないか!」
シンジ「楽しみだなぁ」
ヒカリ「行くって、どこに行くの?」
アスカ「こいつらの考えることだし、ロクなとこじゃないわよ」
トウジ「ちゅうわけで委員長、舞妓はんを探しに、出発や!」
ヒカリ「……そういうことね」
綾 波「いーんじゃない? 私も舞妓さんのカッコしてみたいし」
ケンスケ「さすが綾波理解がある!」
アスカ「でも、どこに行けば会えんのよ? その舞妓はんとやらは」
シンジ「どこに行けばいいの? トウジ」
トウジ「それは、アレや! その……」
ヒカリ「……行きましょ」
21: 2010/07/05(月) 00:46:36.73 ID:iT2swYXL0
トウジ「いやぁ、この写真は一生モンやなぁ」
シンジ「あ、次は僕、僕とお願いします!」
舞 妓「ふふっ」
ケンスケ「はい、チーズ…… あっ」
シンジ「えっ? いでででででっ!!」
アスカ「何鼻の下伸ばしてんのよこのバカシンジっ!」
ヒカリ「鈴原も! 舞妓さんに迷惑でしょ!」
綾 波「でも、凄いきれー……あたしも写真いいですか?」
アスカ「ちょっと、アンタまで撮ってどうすんのよ!」
舞 妓「いーわよ別に、どんどんいらっしゃい♪」
6 人「!? ミ、ミサト先生!?」
シンジ「あ、次は僕、僕とお願いします!」
舞 妓「ふふっ」
ケンスケ「はい、チーズ…… あっ」
シンジ「えっ? いでででででっ!!」
アスカ「何鼻の下伸ばしてんのよこのバカシンジっ!」
ヒカリ「鈴原も! 舞妓さんに迷惑でしょ!」
綾 波「でも、凄いきれー……あたしも写真いいですか?」
アスカ「ちょっと、アンタまで撮ってどうすんのよ!」
舞 妓「いーわよ別に、どんどんいらっしゃい♪」
6 人「!? ミ、ミサト先生!?」
22: 2010/07/05(月) 00:48:19.80 ID:iT2swYXL0
ミサト「3人とも気づかないんだもん、ちょっとからかってみたくなっちゃった」
トウジ「ひどいやないですか! ……でもミサト先生やったらまあ……いでっ!」
綾 波「先生、どこ行ったらそういう格好できるんですか?」
ミサト「この先のお店よ。今日はすいてるから、すぐ出来るんじゃない?」
綾 波「ねぇ、行ってみない? 舞妓さんのカッコしたくない!?」
ヒカリアスカ「…… うん」
3 人「……」
トウジ「ひどいやないですか! ……でもミサト先生やったらまあ……いでっ!」
綾 波「先生、どこ行ったらそういう格好できるんですか?」
ミサト「この先のお店よ。今日はすいてるから、すぐ出来るんじゃない?」
綾 波「ねぇ、行ってみない? 舞妓さんのカッコしたくない!?」
ヒカリアスカ「…… うん」
3 人「……」
23: 2010/07/05(月) 00:53:37.28 ID:iT2swYXL0
<バス>
ミサト「みんな、1日お疲れ様! もうすぐ宿に到着よ」
ケンスケ「ふわ……あ……トウジ、起きろよ、トウジ」
アスカ「宿ってこれのこと? へー、結構おっきなホテルじゃない」
綾 波「すごい、なんか超豪華なんだけど」
シンジ「ミサト先生、僕らここに……」
ミサト「違う違う、そこじゃなくて、こっちの旅館」
トウジ「ふわぁぁぁ~~……んん? 何や、次はお化け屋敷か」
ミサト「みんな、1日お疲れ様! もうすぐ宿に到着よ」
ケンスケ「ふわ……あ……トウジ、起きろよ、トウジ」
アスカ「宿ってこれのこと? へー、結構おっきなホテルじゃない」
綾 波「すごい、なんか超豪華なんだけど」
シンジ「ミサト先生、僕らここに……」
ミサト「違う違う、そこじゃなくて、こっちの旅館」
トウジ「ふわぁぁぁ~~……んん? 何や、次はお化け屋敷か」
24: 2010/07/05(月) 00:54:40.35 ID:iT2swYXL0
ヒカリ「うわ……」
アスカ「先生! 何で私達がこんな所に泊まんなきゃいけないのよ!!」
ミサト「しょ、しょうがないじゃない、ネットで見た時には風情があっていい感じだったんだもん」
綾 波「もう何か色々出てきそうなんだけどーー!」
ケンスケ「俺達が通ってる学校て、こんなに財政苦しかったのか」
シンジ「そう、かな? 結構味があっていいと思うけど」
綾 波「……やっぱ碇君変態だわ」
シンジ「なっ、何で僕が変態になるんだよ!」
ミサト「はいはいはい静かにー! 夕食は豪華にって頼んでおいたから文句言わない!」
ケンスケ「嫌な予感するなぁ……」
アスカ「先生! 何で私達がこんな所に泊まんなきゃいけないのよ!!」
ミサト「しょ、しょうがないじゃない、ネットで見た時には風情があっていい感じだったんだもん」
綾 波「もう何か色々出てきそうなんだけどーー!」
ケンスケ「俺達が通ってる学校て、こんなに財政苦しかったのか」
シンジ「そう、かな? 結構味があっていいと思うけど」
綾 波「……やっぱ碇君変態だわ」
シンジ「なっ、何で僕が変態になるんだよ!」
ミサト「はいはいはい静かにー! 夕食は豪華にって頼んでおいたから文句言わない!」
ケンスケ「嫌な予感するなぁ……」
25: 2010/07/05(月) 00:56:18.25 ID:iT2swYXL0
<宿・夕食>
ミサト「じゃあ食べましょうか。いただきまーす!」
6 人「……」
ミサト「み、みんなどうしたのー? ほら、お腹すいたでしょ? どんどん食べなきゃ」
ケンスケ「嫌な予感、大当たり」
トウジ「まさかの2連チャンとは、思わんかったな」
綾 波「碇君、肉あげる」
シンジ「そ、それじゃ全部じゃないか!?」
ヒカリ「鈴原、私の食べる?」
トウジ「こ、こないな時に断ったら、男がすたるっちゅうもんや!」
ヒカリ「あ、ありがと」
アスカ「だったら私のも」
ケンスケ「頼んだぜー」
トウジ「んなっ!?」
ミサト「……」
トウジ「……ミサトセンセ、こっち見んとってください」
ミサト「じゃあ食べましょうか。いただきまーす!」
6 人「……」
ミサト「み、みんなどうしたのー? ほら、お腹すいたでしょ? どんどん食べなきゃ」
ケンスケ「嫌な予感、大当たり」
トウジ「まさかの2連チャンとは、思わんかったな」
綾 波「碇君、肉あげる」
シンジ「そ、それじゃ全部じゃないか!?」
ヒカリ「鈴原、私の食べる?」
トウジ「こ、こないな時に断ったら、男がすたるっちゅうもんや!」
ヒカリ「あ、ありがと」
アスカ「だったら私のも」
ケンスケ「頼んだぜー」
トウジ「んなっ!?」
ミサト「……」
トウジ「……ミサトセンセ、こっち見んとってください」
26: 2010/07/05(月) 01:00:00.35 ID:iT2swYXL0
ケンスケ「部屋もなんというか、予想通りな感じだな」
トウジ「すまん、今夜のマクラ投げは、もう少し待ってくれ……」
シンジ「トウジ、大丈夫?」
ケンスケ「フロまでまだ時間があるな。どうする?」
シンジ「どうするって、トウジが復活するまで部屋でゴロゴロするしか」
ケンスケ「女子の部屋行っても、式波あたりに蹴られそうだしな」
シンジ「……」
ケンスケ「碇?」
シンジ「ちょっと、旅館の中見てくる」
27: 2010/07/05(月) 01:02:03.16 ID:iT2swYXL0
シンジ「結構、いい旅館だと思うけどな……」
???「なかなかわかってんじゃん」
シンジ「えっ?」
???「やっ」
シンジ「こっ、こんばん、わ」
???「修学旅行生?」
シンジ「そうだけど、君も?」
???「そういうことにしとく」
シンジ「はぁ」
マ リ「ちょっと話さない? 碇君」
???「なかなかわかってんじゃん」
シンジ「えっ?」
???「やっ」
シンジ「こっ、こんばん、わ」
???「修学旅行生?」
シンジ「そうだけど、君も?」
???「そういうことにしとく」
シンジ「はぁ」
マ リ「ちょっと話さない? 碇君」
28: 2010/07/05(月) 01:03:43.40 ID:iT2swYXL0
シンジ「どうして、僕の名前……」
マ リ「さっきそう呼ばれてたじゃん。碇ーって」
シンジ「あ、そうか。君は」
マ リ「真希波・マリ・イラストリアス。ねぇ、二人でどっか遊びに行かない?」
シンジ「だっ、駄目だよ、夜は外出禁止だし」
マ リ「真面目だねぇ。つまんないリアクション」
シンジ「ごっ、ごめん」
29: 2010/07/05(月) 01:05:56.78 ID:iT2swYXL0
マ リ「修学旅行、ってさぁ。楽しい?」
シンジ「うん、友達とこうやって一日過ごすのって、楽しいって思う」
マ リ「ふぅん……」
シンジ「真希波さんは?」
マ リ「あんま興味無いんだよねぇ、そういうの。楽しいって思うのは……戦ってる時?」
シンジ「戦う?」
マ リ「自分が思うとおりの環境で、思いっきりやり合ってる時かなぁ。テンション上がりっ放し」
シンジ「はぁ……」
マ リ「君、何でも言われるままやりそうな感じだもんねぇ」
シンジ「そっ、そんなことないよ」
シンジ「うん、友達とこうやって一日過ごすのって、楽しいって思う」
マ リ「ふぅん……」
シンジ「真希波さんは?」
マ リ「あんま興味無いんだよねぇ、そういうの。楽しいって思うのは……戦ってる時?」
シンジ「戦う?」
マ リ「自分が思うとおりの環境で、思いっきりやり合ってる時かなぁ。テンション上がりっ放し」
シンジ「はぁ……」
マ リ「君、何でも言われるままやりそうな感じだもんねぇ」
シンジ「そっ、そんなことないよ」
30: 2010/07/05(月) 01:06:52.32 ID:iT2swYXL0
マ リ「……そろそろ、行くね、碇シンジ君。じゃっ」
シンジ「あ、うん。さよなら…… あれっ?」
トウジ「そないなトコで、何しとんのやセンセ」
ケンスケ「もうフロの時間だってよ」
シンジ「ごめん、ちょっと旅館の中歩いてて」
トウジ「まさか女の所やないやろな」
シンジ「違うよ、どこにも行ってない」
ケンスケ「それよりフロだよフロ、これくらいはマトモであってくれよ……」
シンジ「……」
シンジ(『シンジ』って名前、どうして知ってたんだろう……)
31: 2010/07/05(月) 01:07:38.12 ID:iT2swYXL0
トウジ「はぁ~、やっと落ち着いたなぁ」
シンジ「お風呂は、普通で良かったね」
ケンスケ「多少古い所はあるけど、許容範囲だな」
トウジ「っとよう見たらシンジ、何をタオルで隠しとんねん!」
ケンスケ「男同士なんだから、隠すなよ」
シンジ「べっ、別にいいじゃないか」
トウジ「男と男の付き合いっちゅうもんはなぁ、裸で……」
アスカ「ねぇヒカリ、それとって」
ヒカリ「はい」
ミサト「へーえ、なかなか良いカラダしてんじゃない♪」
綾 波「やーもう、ミサト先生オヤジなんだけど」
3 人「……」
シンジ「お風呂は、普通で良かったね」
ケンスケ「多少古い所はあるけど、許容範囲だな」
トウジ「っとよう見たらシンジ、何をタオルで隠しとんねん!」
ケンスケ「男同士なんだから、隠すなよ」
シンジ「べっ、別にいいじゃないか」
トウジ「男と男の付き合いっちゅうもんはなぁ、裸で……」
アスカ「ねぇヒカリ、それとって」
ヒカリ「はい」
ミサト「へーえ、なかなか良いカラダしてんじゃない♪」
綾 波「やーもう、ミサト先生オヤジなんだけど」
3 人「……」
32: 2010/07/05(月) 01:08:21.21 ID:iT2swYXL0
トウジ「生殺しや……」
ケンスケ「風呂場にカメラは間違いなく壊れるからなぁ」
シンジ「ケンスケ、撮ろうとしてたのか……」
アスカ「そっちも聞こえてんのよ3バカ! 変態!」
ヒカリ「鈴原っ!!」
トウジ「んなっ、何やとぉ!?」
綾 波「鈴原君と相田君もそういうヒトだったんだー」
シンジ「も、『も』って何だよ綾波!」
ミサト「わかったわかった、私が詳細に実況中継してあげるから、大人しくしてなさい」
ヒカリ「先生、駄目に決まってるじゃないですか!」
綾 波「パンツ覗き魔だっているのに、絶対無理!」
アスカ「ちょっと、いつまで言ってんのよそれ!」
ミサト「ほらほら3人とも、立ったら丸見えなんですけど」
女3人「!?」
男3人「!!!!!」
ケンスケ「風呂場にカメラは間違いなく壊れるからなぁ」
シンジ「ケンスケ、撮ろうとしてたのか……」
アスカ「そっちも聞こえてんのよ3バカ! 変態!」
ヒカリ「鈴原っ!!」
トウジ「んなっ、何やとぉ!?」
綾 波「鈴原君と相田君もそういうヒトだったんだー」
シンジ「も、『も』って何だよ綾波!」
ミサト「わかったわかった、私が詳細に実況中継してあげるから、大人しくしてなさい」
ヒカリ「先生、駄目に決まってるじゃないですか!」
綾 波「パンツ覗き魔だっているのに、絶対無理!」
アスカ「ちょっと、いつまで言ってんのよそれ!」
ミサト「ほらほら3人とも、立ったら丸見えなんですけど」
女3人「!?」
男3人「!!!!!」
33: 2010/07/05(月) 01:09:39.20 ID:iT2swYXL0
トウジ「結局、マクラ投げは出来んかったな」
ケンスケ「女子の部屋にも呼ばれなかったよな。来たら殺すって言ってたし」
シンジ「あ、もうすぐ消灯時間だから、先生が見回りに来るかも」
ケンスケ「大丈夫だって、どうせミサト先生だろ? 大目に見て……」
ミサト「シーンジ君達ぃ! ちゃーんと寝てるぅ?」
トウジ「ミサトセンセ……ってちょっ、 酔ってるやないですか!」
シンジ「おっ、お酒臭い……!」
ミサト「なーによぉ、飲んじゃいけないっての!? この私がぁ!」
ケンスケ「い、いいえ、飲んでいいですもちろん……ってそこに寝ないで下さいよ!」
トウジ「あのミサトセンセが、ただの酔っ払いのオッサンに……」
シンジ「先生、他の、先生に見られたら、まずいです、って!」
ミサト「ぐぅ……」
ケンスケ「こりゃ駄目だ、委員長達にも手伝ってもらおうぜ」
ケンスケ「女子の部屋にも呼ばれなかったよな。来たら殺すって言ってたし」
シンジ「あ、もうすぐ消灯時間だから、先生が見回りに来るかも」
ケンスケ「大丈夫だって、どうせミサト先生だろ? 大目に見て……」
ミサト「シーンジ君達ぃ! ちゃーんと寝てるぅ?」
トウジ「ミサトセンセ……ってちょっ、 酔ってるやないですか!」
シンジ「おっ、お酒臭い……!」
ミサト「なーによぉ、飲んじゃいけないっての!? この私がぁ!」
ケンスケ「い、いいえ、飲んでいいですもちろん……ってそこに寝ないで下さいよ!」
トウジ「あのミサトセンセが、ただの酔っ払いのオッサンに……」
シンジ「先生、他の、先生に見られたら、まずいです、って!」
ミサト「ぐぅ……」
ケンスケ「こりゃ駄目だ、委員長達にも手伝ってもらおうぜ」
34: 2010/07/05(月) 01:10:13.16 ID:iT2swYXL0
ミサト「くー……かー……」
綾 波「ていうか、何で私がこんなことしなきゃいけないのぉ!?」
シンジ「仕方ないよ、このままにもしておけないし」
アスカ「ったく重いのよ、この……!」
ヒカリ「せっ、先生服が、ちょっ……男子は見ないで!!」
トウジ「いでっ! 何で俺だけどつくねん委員長!?」
シンジ「よっ、と……はぁ、やっと片付いた」
綾 波「あぁ~もー汗かいたし最悪!」
トウジ「はぁ……もう部屋に戻ろか」
ケンスケ「さんせ~い」
綾 波「ていうか、何で私がこんなことしなきゃいけないのぉ!?」
シンジ「仕方ないよ、このままにもしておけないし」
アスカ「ったく重いのよ、この……!」
ヒカリ「せっ、先生服が、ちょっ……男子は見ないで!!」
トウジ「いでっ! 何で俺だけどつくねん委員長!?」
シンジ「よっ、と……はぁ、やっと片付いた」
綾 波「あぁ~もー汗かいたし最悪!」
トウジ「はぁ……もう部屋に戻ろか」
ケンスケ「さんせ~い」
35: 2010/07/05(月) 01:11:29.54 ID:iT2swYXL0
シンジ(寝る前にトイレ行かなきゃ……)
アスカ「? バカシンジじゃない」
綾 波「あ、碇君」
シンジ「綾波」
アスカ「!」
シンジ「部屋に、戻ったんじゃなかったの?」
綾 波「寝る前に、せっかくだから旅館の中見てたんだー。つまんなかったけど」
シンジ「僕はいいと思うけどなぁ」
綾 波「碇君ってなんか、趣味オヤジ臭いよねー」
シンジ「そ、そうかな……」
綾 波「嘘嘘、冗談。もー、そんな顔しないでよ」
シンジ「綾波は、趣味とか無いの?」
綾 波「私? 私は……ヤバ、特に無いかも」
シンジ「…… ぷっ、アッハハハハ」
アスカ「? バカシンジじゃない」
綾 波「あ、碇君」
シンジ「綾波」
アスカ「!」
シンジ「部屋に、戻ったんじゃなかったの?」
綾 波「寝る前に、せっかくだから旅館の中見てたんだー。つまんなかったけど」
シンジ「僕はいいと思うけどなぁ」
綾 波「碇君ってなんか、趣味オヤジ臭いよねー」
シンジ「そ、そうかな……」
綾 波「嘘嘘、冗談。もー、そんな顔しないでよ」
シンジ「綾波は、趣味とか無いの?」
綾 波「私? 私は……ヤバ、特に無いかも」
シンジ「…… ぷっ、アッハハハハ」
36: 2010/07/05(月) 01:13:07.67 ID:iT2swYXL0
綾 波「ちょっ、何笑ってんの? マジひどくない?」
シンジ「ごめんごめん、でも、綾波って明るいし、色々やってそうなイメージだから」
綾 波「……ねぇ、碇君、チェロやってたじゃん」
シンジ「まあ、一応」
綾 波「あれ、今度教えてくんない? 何かカッコいいんだけど」
シンジ「む、無理だよ、そんなに上手くないし」
綾 波「いーじゃん別に減るもんじゃないし、あ、じゃあ今度家行くからよろしく! じゃねー!」
シンジ「えっ、ちょっ、綾波!? あやな……行っちゃった」
シンジ「ごめんごめん、でも、綾波って明るいし、色々やってそうなイメージだから」
綾 波「……ねぇ、碇君、チェロやってたじゃん」
シンジ「まあ、一応」
綾 波「あれ、今度教えてくんない? 何かカッコいいんだけど」
シンジ「む、無理だよ、そんなに上手くないし」
綾 波「いーじゃん別に減るもんじゃないし、あ、じゃあ今度家行くからよろしく! じゃねー!」
シンジ「えっ、ちょっ、綾波!? あやな……行っちゃった」
37: 2010/07/05(月) 01:14:54.77 ID:iT2swYXL0
アスカ「バカシン、ジっ!」
シンジ「いてっ! あ、アスカか……」
アスカ「アスカかって何よ、何してんのこんな所で」
シンジ「何って、別に……ちょっと、旅館の中見てたんだよ」
アスカ「…… バーカ」
シンジ「な、何だよ」
アスカ「せっかくの修学旅行なのに、一人で旅館見学とかバカじゃないのって言ったの」
シンジ「うるさいな、アスカには関係ないだろ」
アスカ「そんなことより、何か思い出に残ることやった方がいいんじゃないの?」
シンジ「思い出って言われても、思いつかないし」
アスカ「例えば……」
シンジ「例えば、何だよ」
アスカ「ええと、その……け、ケータイで写真撮るとか」
シンジ「……別に普通じゃないか」
38: 2010/07/05(月) 01:15:54.10 ID:iT2swYXL0
アスカ「うっさいわねぇ、いいから撮るの!」
シンジ「うわっ!」
アスカ「ほら、撮るわよ!」
シンジ「あ、アスカ、近……」
アスカ「し、しょうがないじゃない、こうしないと入らないんだから」
シンジ「…… 撮れた?」
アスカ「……まあまあ、ね。じゃ、部屋戻るから」
シンジ「アスカ、ちょっと、僕にも見せて…… 行っちゃった」
トウジ「ええなぁ……青春やなぁ」
ヒカリ「ねえ、こんなことしていいの? 隠れて見てるなんて」
ケンスケ「いいのいいの、これぞ修学旅行の夜、だろ?」
ヒカリ「……いいなぁ、アスカ」
トウジ「? なんや委員長」
ヒカリ「なっ、何でもないっ」
シンジ「うわっ!」
アスカ「ほら、撮るわよ!」
シンジ「あ、アスカ、近……」
アスカ「し、しょうがないじゃない、こうしないと入らないんだから」
シンジ「…… 撮れた?」
アスカ「……まあまあ、ね。じゃ、部屋戻るから」
シンジ「アスカ、ちょっと、僕にも見せて…… 行っちゃった」
トウジ「ええなぁ……青春やなぁ」
ヒカリ「ねえ、こんなことしていいの? 隠れて見てるなんて」
ケンスケ「いいのいいの、これぞ修学旅行の夜、だろ?」
ヒカリ「……いいなぁ、アスカ」
トウジ「? なんや委員長」
ヒカリ「なっ、何でもないっ」
39: 2010/07/05(月) 01:17:10.82 ID:iT2swYXL0
<翌日>
ミサト「みんなー、おはよ……うっ」
綾 波「あーあー、思いっきり2日酔いじゃん、アレ」
ヒカリ「先生、大丈夫かな……」
アスカ「……」
ヒカリ「? ずっとケータイ見てるけど、どうしたの」
アスカ「えっ? あぁ、な、なんでもない」
ミサト「えーと……今日は自由行動の後、新幹線で帰るから、遅れないようにねー……」
トウジ「……」
ケンスケ「……」
シンジ「何だよー、2人とも」
ミサト「みんなー、おはよ……うっ」
綾 波「あーあー、思いっきり2日酔いじゃん、アレ」
ヒカリ「先生、大丈夫かな……」
アスカ「……」
ヒカリ「? ずっとケータイ見てるけど、どうしたの」
アスカ「えっ? あぁ、な、なんでもない」
ミサト「えーと……今日は自由行動の後、新幹線で帰るから、遅れないようにねー……」
トウジ「……」
ケンスケ「……」
シンジ「何だよー、2人とも」
40: 2010/07/05(月) 01:18:33.21 ID:iT2swYXL0
ケンスケ「何でもない。それより、今日どこ行く?」
ヒカリ「嵐山までタクシーまで行って、あそこお店多いからお土産買ったり……」
トウジ「嵐山なぁ……それやったら、駅前でチャリンコ借りて回ろか」
綾 波「さんせー! 歩き回るの疲れるし」
アスカ「確かに、面倒だしね」
ケンスケ「この2人の気が合うなんてねぇ」
シンジ「ホントだ。何かあったのかな」
ケンスケ「……」
シンジ「だ、だから何なんだよ?」
41: 2010/07/05(月) 01:19:37.25 ID:iT2swYXL0
<嵐山>
綾 波「そこのキ○ィちゃん八ツ橋と、抹茶ラテと、あーそれってまだあります!?」
トウジ「何で俺が荷物持たされとんねん委員長!?」
ヒカリ「さんざん迷惑かけてきたんだから、このくらいしなさいよね」
シンジ「母さんはこれ、父さんは……うわっ!?」
綾 波「碇君、それ持っててー」
ケンスケ「おーい、そんなに買ったら邪魔になるんじゃないかー?」
アスカ「……ねぇ」
ケンスケ「ん? おわっ!」
アスカ「落とすんじゃないわよ」
ケンスケ「あ、ああ、わかった」
綾 波「そこのキ○ィちゃん八ツ橋と、抹茶ラテと、あーそれってまだあります!?」
トウジ「何で俺が荷物持たされとんねん委員長!?」
ヒカリ「さんざん迷惑かけてきたんだから、このくらいしなさいよね」
シンジ「母さんはこれ、父さんは……うわっ!?」
綾 波「碇君、それ持っててー」
ケンスケ「おーい、そんなに買ったら邪魔になるんじゃないかー?」
アスカ「……ねぇ」
ケンスケ「ん? おわっ!」
アスカ「落とすんじゃないわよ」
ケンスケ「あ、ああ、わかった」
42: 2010/07/05(月) 01:20:22.01 ID:iT2swYXL0
ヒカリ「ふぅ……結構買ったね」
アスカ「ま、おみやげはこれくらいでいいんじゃない?」
トウジ「くう……こいつら、俺らを何やと思っとんねん」
シンジ「綾波はおみやげ買いすぎなんだよ……」
ケンスケ「……」
トウジ「そう思うやろ、ケンスケ!」
ケンスケ「ああ、そうだよな、うん」
シンジ「?」
43: 2010/07/05(月) 01:21:41.64 ID:iT2swYXL0
トウジ「そろそろもう出な、間に合わん時間やな」
ヒカリ「ねぇ、最後に橋のところで、みんなで写真撮らない?」
トウジ「写真か。まっ、最後は集合写真で締めといこか」
ケンスケ「どうする? 誰かに撮ってもらうか、タイマーで……」
綾 波「あ、すいませーん、写真撮ってもらっていいですか?」
???「んー? 写真?」
シンジ「っ! あっ……!」
マ リ「ありゃ、こんな偶然あるんだねー」
アスカ「!? ちょっと、あんた知ってんの!?」
トウジ「どういうことやシンジ!? いつの間に抜け駆けしたんや!」
シンジ「知ってるというか、その……」
44: 2010/07/05(月) 01:23:13.53 ID:iT2swYXL0
マ リ「宿で会ったんだよね。ナンパされちゃってさぁ」
アスカ「な……な、何してんのよこの変態!!」
シンジ「っ!!」
ケンスケ「まさか碇がそういうアクションを起こすとは……!」
ヒカリ「ふっ、不潔よっ!」
シンジ「ちちち違うよ、偶然出会ったっていうか、そういう流れになったっていうか」
トウジ「『そういう流れ』って、完全にそっちのイミやないかシンジ!」
綾 波「……サイテー」
マ リ「あ、あっはははははっ! 何、なんかモテまくってんじゃん、シンジぃ!」
シンジ「真希波さん、ちゃんと説明してくださいよ!」
アスカ「名前まで知ってるってどういうことよ!?」
マ リ「面白いからこのまま撮るよー? はい、3、2、1」
6 人「!!」
アスカ「な……な、何してんのよこの変態!!」
シンジ「っ!!」
ケンスケ「まさか碇がそういうアクションを起こすとは……!」
ヒカリ「ふっ、不潔よっ!」
シンジ「ちちち違うよ、偶然出会ったっていうか、そういう流れになったっていうか」
トウジ「『そういう流れ』って、完全にそっちのイミやないかシンジ!」
綾 波「……サイテー」
マ リ「あ、あっはははははっ! 何、なんかモテまくってんじゃん、シンジぃ!」
シンジ「真希波さん、ちゃんと説明してくださいよ!」
アスカ「名前まで知ってるってどういうことよ!?」
マ リ「面白いからこのまま撮るよー? はい、3、2、1」
6 人「!!」
46: 2010/07/05(月) 01:24:33.58 ID:iT2swYXL0
<その後、自宅>
ユ イ「ちょっとやだ、何この写真? せっかくみんなで写ってるのに」
シンジ「撮った人にやられたんだよ。おかげでひどい目にあった」
ユ イ「撮り直せば良かったじゃない」
シンジ「時間がなくて、駄目だったんだ」
ユ イ「ふぅん……その撮った人って、どんな人だったの?」
シンジ「女子高生……同い年かな? 真希波さんていう女の子」
ゲンドウ「!」
シンジ「父さん?」
ゲンドウ「いや、何でもない。……それよりシンジ」
シンジ「え?」
ユ イ「ちょっとやだ、何この写真? せっかくみんなで写ってるのに」
シンジ「撮った人にやられたんだよ。おかげでひどい目にあった」
ユ イ「撮り直せば良かったじゃない」
シンジ「時間がなくて、駄目だったんだ」
ユ イ「ふぅん……その撮った人って、どんな人だったの?」
シンジ「女子高生……同い年かな? 真希波さんていう女の子」
ゲンドウ「!」
シンジ「父さん?」
ゲンドウ「いや、何でもない。……それよりシンジ」
シンジ「え?」
47: 2010/07/05(月) 01:28:01.22 ID:iT2swYXL0
ゲンドウ「楽しかったのか」
シンジ「…… うん、凄く、楽しかった」
ゲンドウ「そうか」
ユ イ「…… じゃ、そろそろご飯に……」
アスカ「こんばんわー! おみやげ渡しに来ました」
ユ イ「アスカちゃん? ちょうど良かった、夕食食べてかない?」
アスカ「いいんですか? じゃあお言葉に甘えて……ほら、準備手伝いなさいよシンジ」
シンジ「どうして僕がやらなきゃいけないんだよ」
アスカ「ご飯の支度くらい手伝うのが当たり前でしょ? このナンパ馬鹿」
ゲンドウ「……ナンパ……」
ユ イ「やだこの子ったら、そんなことしてたの?」
シンジ「ちっ、違うよ母さん……」
完
49: 2010/07/05(月) 01:30:39.16 ID:zOcoYYFq0
乙
58: 2010/07/05(月) 02:00:45.41 ID:zkVsUYArO
うん
よかった
しかし未だに式波って馴れないな
よかった
しかし未だに式波って馴れないな
引用元: ゲンドウ「……修学旅行?」
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