1: 2010/03/18(木) 00:06:32.26
ある日
寮内にて
美琴「はあ…」
黒子「どうしたんですの、お姉さま?さっきからため息ばかりつい
て?なにか悩みごとですの?」
美琴「え?あ、ああ…なんでもないわ…」
黒子「…?」
美琴「(はあ…来週の日曜日…アイツを映画に誘う計画をたてたものの…
私ってなんかいつも、アイツに会う度に憎まれ口ばっか言ってる
気がするわ…)」
美琴「(今のまんまじゃ、到底無理よね…映画に誘うなんて…もっと
素直にならないと…)」
寮内にて
美琴「はあ…」
黒子「どうしたんですの、お姉さま?さっきからため息ばかりつい
て?なにか悩みごとですの?」
美琴「え?あ、ああ…なんでもないわ…」
黒子「…?」
美琴「(はあ…来週の日曜日…アイツを映画に誘う計画をたてたものの…
私ってなんかいつも、アイツに会う度に憎まれ口ばっか言ってる
気がするわ…)」
美琴「(今のまんまじゃ、到底無理よね…映画に誘うなんて…もっと
素直にならないと…)」
2: 2010/03/18(木) 00:10:07.98 ID:bPmEax8H0
美琴「(…そういえば昔、漫画かなんかで流行ったわよね。気になってる人に
素直になれなくて、きつくあたっちゃう人のこと…
なんだったかしら…たしか、『ツンデレ』とかいったっけ…?なんか、
それ、私みたい…)」
美琴「(い、いや…違うわ…確か、『ツンデレ』は好きな人にキツクあたるだけじゃ
なくて、ときどき素直になるのよね…そう…『デレ』があるのよ、そういえば!
…それに比べて私は、アイツに『デレ』なんか全然したことない…
『ツン』ばっかりのような気がする…)」
素直になれなくて、きつくあたっちゃう人のこと…
なんだったかしら…たしか、『ツンデレ』とかいったっけ…?なんか、
それ、私みたい…)」
美琴「(い、いや…違うわ…確か、『ツンデレ』は好きな人にキツクあたるだけじゃ
なくて、ときどき素直になるのよね…そう…『デレ』があるのよ、そういえば!
…それに比べて私は、アイツに『デレ』なんか全然したことない…
『ツン』ばっかりのような気がする…)」
4: 2010/03/18(木) 00:12:12.06 ID:bPmEax8H0
美琴「ツンツンしすぎなのかな…」
黒子「え?今、何かおっしゃいました、お姉さま?」
美琴「え!な、なんでもないわ!それより、もう寝るわよ!明日も学校なんだから!」
黒子「え、ええ…わかりましたわ…?」
美琴「(とにかく!明日の放課後、アイツに会って映画を誘うときには、
『ツン』は禁止!もっと素直に会話するようにしよう!そう!
もっと『デレ』を出せば、アイツをデートに誘うくらい、簡単
なんだから!)」
黒子「え?今、何かおっしゃいました、お姉さま?」
美琴「え!な、なんでもないわ!それより、もう寝るわよ!明日も学校なんだから!」
黒子「え、ええ…わかりましたわ…?」
美琴「(とにかく!明日の放課後、アイツに会って映画を誘うときには、
『ツン』は禁止!もっと素直に会話するようにしよう!そう!
もっと『デレ』を出せば、アイツをデートに誘うくらい、簡単
なんだから!)」
10: 2010/03/18(木) 00:15:46.43 ID:bPmEax8H0
次の日の放課後
とある公園
上条「よーし学校も終わったし、早速、晩御飯の食材を買いにいかないと…
って、ん?…あの自販機の前にいるのは…」
美琴「……」
上条「……げえ…み、御坂…」
美琴「(来たわね…よし…今から『ツン』は禁止よ禁止…もっと素直に…『デレ』
なきゃ…『デレ』…『デレ』…)」
上条「な、なんだよお前、待ち伏せしてたのかよ、もしかして、また何かたく
らんでるんじゃないだろうな!」
美琴「イラッ」
とある公園
上条「よーし学校も終わったし、早速、晩御飯の食材を買いにいかないと…
って、ん?…あの自販機の前にいるのは…」
美琴「……」
上条「……げえ…み、御坂…」
美琴「(来たわね…よし…今から『ツン』は禁止よ禁止…もっと素直に…『デレ』
なきゃ…『デレ』…『デレ』…)」
上条「な、なんだよお前、待ち伏せしてたのかよ、もしかして、また何かたく
らんでるんじゃないだろうな!」
美琴「イラッ」
12: 2010/03/18(木) 00:17:50.54 ID:bPmEax8H0
美琴「ま、待ち伏せって何よ!何で私がアンタなんかを待ち伏せしなきゃなん
ないのよ!はん!なんでアンタなんか!うぬぼれるんじゃ…
…はっ!!」
上条「…?」
美琴「(し…しまった…また会った早々、憎まれ口をたたいてしまった…
『ツン』してしまったわ…や、やばい…こんなんじゃ、映画に誘う
なんて無理だわ…もっと素直に…もっと『デレ』ないと…)」
ないのよ!はん!なんでアンタなんか!うぬぼれるんじゃ…
…はっ!!」
上条「…?」
美琴「(し…しまった…また会った早々、憎まれ口をたたいてしまった…
『ツン』してしまったわ…や、やばい…こんなんじゃ、映画に誘う
なんて無理だわ…もっと素直に…もっと『デレ』ないと…)」
16: 2010/03/18(木) 00:21:46.15 ID:bPmEax8H0
美琴「…あ、あ、あはは…じ、実はそうなのよー…アンタを待ってたのよ…
じ、実はアンタに話があって…」
上条「話?なんだよ??」
美琴「え、えっと!ま、まあ、立ち話もなんだし、あ、あそこのベンチに腰掛
けては、話しましょうか!ね、ねっ!!か、上条さん?」
上条「か、上条さん…??」
美琴「(や、やばい…今、言葉遣いがおかしかったわ、私…違う違う、話し方は
いつもどおりでいいのよ…『デレ』って難しいのね…ど、どうしようか
しら…『デレ』、『デレ』…)」
じ、実はアンタに話があって…」
上条「話?なんだよ??」
美琴「え、えっと!ま、まあ、立ち話もなんだし、あ、あそこのベンチに腰掛
けては、話しましょうか!ね、ねっ!!か、上条さん?」
上条「か、上条さん…??」
美琴「(や、やばい…今、言葉遣いがおかしかったわ、私…違う違う、話し方は
いつもどおりでいいのよ…『デレ』って難しいのね…ど、どうしようか
しら…『デレ』、『デレ』…)」
18: 2010/03/18(木) 00:24:29.65 ID:bPmEax8H0
美琴「あ!そ、そうだ、アンタ!喉渇いてるでしょ?私がジュースおごってあ
げる!ジュース!アンタ、『いちごおでん』でいいわよね!?わ、私は
何にしよっかな~」
上条「え、い、いや…あの…」
美琴「はい『いちごおでん』!ほら、それじゃあベンチに…」
上条「お、おいなんか…今日お前、様子がおかしくないか…?どっか体の調子
でも…」
美琴「いいから!!!とっととベンチに腰掛けろって言ってんでしょうがぁぁ!!!
人の話聞けやコラァァァァァァーーーー!!!!!!」
上条「は、はいぃぃぃ!!!」
美琴「はっ!(ま…また『ツン』してしまった…私ってやつは…駄目だわ…
もっとデレないと…『デレ』…『デレ』…)」
※今更ですが、この美琴はツンデレの意味がよく分かっていません。
げる!ジュース!アンタ、『いちごおでん』でいいわよね!?わ、私は
何にしよっかな~」
上条「え、い、いや…あの…」
美琴「はい『いちごおでん』!ほら、それじゃあベンチに…」
上条「お、おいなんか…今日お前、様子がおかしくないか…?どっか体の調子
でも…」
美琴「いいから!!!とっととベンチに腰掛けろって言ってんでしょうがぁぁ!!!
人の話聞けやコラァァァァァァーーーー!!!!!!」
上条「は、はいぃぃぃ!!!」
美琴「はっ!(ま…また『ツン』してしまった…私ってやつは…駄目だわ…
もっとデレないと…『デレ』…『デレ』…)」
※今更ですが、この美琴はツンデレの意味がよく分かっていません。
19: 2010/03/18(木) 00:26:04.07 ID:/5YUzaM+0
少なくともツンは先天的に理解してると思う
22: 2010/03/18(木) 00:30:09.91 ID:bPmEax8H0
(公園のベンチに腰掛ける二人)
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「…あ、あの御坂さん…?」
美琴「…………」
上条「(ど、どうしちゃったんだ…御坂のやつ…な、なにか考え事してる
みたいだけど…なんで、このタイミングで…)」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「…あ、あの御坂さん…?」
美琴「…………」
上条「(ど、どうしちゃったんだ…御坂のやつ…な、なにか考え事してる
みたいだけど…なんで、このタイミングで…)」
24: 2010/03/18(木) 00:33:44.55 ID:bPmEax8H0
美琴「(やっぱ駄目だわ…コイツと話してると、どうも素直になれない…絶対
に『ツン』してしまうわ…けど…そ、それはもう一夕一朝で直るモン
でもないし…
あ!も、もしかしたら、なまじ『ツン』しないように無理するから、
逆にそれがアダになって、『デレ』しにくいのかもしれないわね…)」ぶつぶつ…
美琴「(そうよ!今からは、無理に『ツン』しないようにするのはやめよう!!
けど…普段より『ツン』の頻度を減らす努力はしないと映画なんて到底
誘えないわ…!!
そうね…『ツン』の頻度は3回中1回くらいにしよう!3回中2回で『デレ』
すれば、十分よね!)」ぶつぶつ…
上条「(…御坂のやつ、さっきから、なに一人でぶつぶつ言ってんだ…?)」
に『ツン』してしまうわ…けど…そ、それはもう一夕一朝で直るモン
でもないし…
あ!も、もしかしたら、なまじ『ツン』しないように無理するから、
逆にそれがアダになって、『デレ』しにくいのかもしれないわね…)」ぶつぶつ…
美琴「(そうよ!今からは、無理に『ツン』しないようにするのはやめよう!!
けど…普段より『ツン』の頻度を減らす努力はしないと映画なんて到底
誘えないわ…!!
そうね…『ツン』の頻度は3回中1回くらいにしよう!3回中2回で『デレ』
すれば、十分よね!)」ぶつぶつ…
上条「(…御坂のやつ、さっきから、なに一人でぶつぶつ言ってんだ…?)」
25: 2010/03/18(木) 00:35:41.78 ID:z+EIqEe+0
ツンデレはよォ!!
ツンツンツンツンツンと来てッ!!!
そして最後にッ!!!!
デレっと来るのが良いンだろうがァ!!
ツンデレ意識だァ!?
甘ったれンのもいい加減にしやがれ!!
そンなもン!! 某ツンデレ喫茶とかわらねェじゃねェか!
ツンツンツンツンツンと来てッ!!!
そして最後にッ!!!!
デレっと来るのが良いンだろうがァ!!
ツンデレ意識だァ!?
甘ったれンのもいい加減にしやがれ!!
そンなもン!! 某ツンデレ喫茶とかわらねェじゃねェか!
26: 2010/03/18(木) 00:36:19.20 ID:bPmEax8H0
美琴「(つまり、『ツン』→『デレ』→『デレ』→『ツン』→『デレ』→『デレ』
のサイクルで会話を続ければいいのよ!いや、むしろその方が全部『デレ』
するよりも、バランスがとれていいのかも…!!!)」
上条「お、おい、御坂!お前いったい…」
美琴「え?あ、ああ、ごめんごめん、ちょ、ちょっと考え事してて…ってあれ?」
上条「ん?なんだよ…?」
のサイクルで会話を続ければいいのよ!いや、むしろその方が全部『デレ』
するよりも、バランスがとれていいのかも…!!!)」
上条「お、おい、御坂!お前いったい…」
美琴「え?あ、ああ、ごめんごめん、ちょ、ちょっと考え事してて…ってあれ?」
上条「ん?なんだよ…?」
34: 2010/03/18(木) 00:44:14.48 ID:bPmEax8H0
美琴「よく見たら、アンタ!せっかく私が買ってあげたジュース、全然飲んで
ないじゃない!?さっさと飲みなさいよ!!」
上条「い、いやあ、そうなんだけど…急に、お前が俺にモノくれるなんて、な
んだか裏がありそうで……もしかして、これは罠で、このジュースの中に毒でも」
美琴「入ってるわけないでしょうがァアアアアアアアア!!!!誰が、買って
やったと思ってんのよ!!!いいから、とっとと飲めコラァァァァァ!!!!!!」ぐいいっ!!
上条「お、おい!!!ちょ、ちょっと無理やり飲まそうと…う、うぐぐぐ…
ぶはあ!!げほっ!げほっ!…」
美琴「はっ!!(い、言ってるそばから『ツン』してしまった…ああ、もう!
私ってやつは…!!)」
ないじゃない!?さっさと飲みなさいよ!!」
上条「い、いやあ、そうなんだけど…急に、お前が俺にモノくれるなんて、な
んだか裏がありそうで……もしかして、これは罠で、このジュースの中に毒でも」
美琴「入ってるわけないでしょうがァアアアアアアアア!!!!誰が、買って
やったと思ってんのよ!!!いいから、とっとと飲めコラァァァァァ!!!!!!」ぐいいっ!!
上条「お、おい!!!ちょ、ちょっと無理やり飲まそうと…う、うぐぐぐ…
ぶはあ!!げほっ!げほっ!…」
美琴「はっ!!(い、言ってるそばから『ツン』してしまった…ああ、もう!
私ってやつは…!!)」
37: 2010/03/18(木) 00:48:16.25 ID:bPmEax8H0
美琴「(あ、そうだ!!だ、だから、ここで『デレ』して帳尻を合わせればいい
んだ…ええっと、今、一回『ツン』したから…さっきの考えでいくと…そうだ
…あと2回連続して『デレ』すればバランスがとれるはず…!!)」
美琴「(け、けど…2回も『デレ』するなんて…一体何をすれば…)」
上条「ごほっ!ごほっ!ったく何なんだよ急に…ほら…吐き出したジュースで
俺の制服がびしょびしょになっちまったじゃねーか!」
美琴「(あ、そ、そうだわ!!)」
んだ…ええっと、今、一回『ツン』したから…さっきの考えでいくと…そうだ
…あと2回連続して『デレ』すればバランスがとれるはず…!!)」
美琴「(け、けど…2回も『デレ』するなんて…一体何をすれば…)」
上条「ごほっ!ごほっ!ったく何なんだよ急に…ほら…吐き出したジュースで
俺の制服がびしょびしょになっちまったじゃねーか!」
美琴「(あ、そ、そうだわ!!)」
42: 2010/03/18(木) 00:54:36.99 ID:bPmEax8H0
美琴「あ、ああ~ご、ごめん、ごめんね、け、けど、ほら。私、ハンカチあるから
これで吹いてあげるわね…も、もう…ホント、ドジなんだから…///」
上条「い、いや、これは、元はと言えばお前が…」
美琴「ほ、ほら、きれいになった。これでいいでしょ?」
上条「え、あ、ああ…ありがとう…?」
美琴「(よし!これで一回『デレ』たわ!け、けど、あと一回はどうしようかしら…)」
上条「あの~御坂さん…??」
美琴「(ええっと、ええーーーっと…そ、そうだわ!!)」
これで吹いてあげるわね…も、もう…ホント、ドジなんだから…///」
上条「い、いや、これは、元はと言えばお前が…」
美琴「ほ、ほら、きれいになった。これでいいでしょ?」
上条「え、あ、ああ…ありがとう…?」
美琴「(よし!これで一回『デレ』たわ!け、けど、あと一回はどうしようかしら…)」
上条「あの~御坂さん…??」
美琴「(ええっと、ええーーーっと…そ、そうだわ!!)」
45: 2010/03/18(木) 01:00:24.70 ID:bPmEax8H0
美琴「あ、アンタ!!」
上条「は、はい!?」
美琴「…きょ、きょ、今日の髪型、な、なかなかイケてるじゃない…なんか、いつもより、
髪がピンピンで…わ、私はいいと思うわよ…////」
上条「え?あ、は、はあ…どうも…」
美琴「………/////」
上条「………え、あ、あの…?」
上条「(そ、それで、終わり…?)」
美琴「(…よし、ちょ、ちょっと強引だったけど、『デレ』したわ!これでとり
あえずはチャラね!)」
上条「(な、な、なんなんだ一体…)」
上条「は、はい!?」
美琴「…きょ、きょ、今日の髪型、な、なかなかイケてるじゃない…なんか、いつもより、
髪がピンピンで…わ、私はいいと思うわよ…////」
上条「え?あ、は、はあ…どうも…」
美琴「………/////」
上条「………え、あ、あの…?」
上条「(そ、それで、終わり…?)」
美琴「(…よし、ちょ、ちょっと強引だったけど、『デレ』したわ!これでとり
あえずはチャラね!)」
上条「(な、な、なんなんだ一体…)」
47: 2010/03/18(木) 01:06:38.34 ID:bPmEax8H0
美琴「(それで…一体、どうやって映画に誘おう…や、やばい…誘う時のセリフ
なんて全然考えてなかったわ…どうしよう…緊張してきた)」
美琴「(そうだ!とりあえず、世間話でもして精神を落ち着かせよう!)
……ああ~、そ、そういえば、今日はいい天気ね…」
上条「い、いや、御坂、そんなことより、早くお前の話というのを聞きたい
んだけ…へぶう!!!」バシィ!!
美琴「せ、せ、せっかく人が世間話でもして緊張をほぐそうとしてんのに、
何、もう本題に移ろうとしてんのよ、この馬鹿ぁぁ!!ちょ、ちょっとは空気
読みなさいよね!!!!」
上条「え、いや、な、殴ることないだろ!?そ、それに緊張って…!??なに
がなんだか…」
なんて全然考えてなかったわ…どうしよう…緊張してきた)」
美琴「(そうだ!とりあえず、世間話でもして精神を落ち着かせよう!)
……ああ~、そ、そういえば、今日はいい天気ね…」
上条「い、いや、御坂、そんなことより、早くお前の話というのを聞きたい
んだけ…へぶう!!!」バシィ!!
美琴「せ、せ、せっかく人が世間話でもして緊張をほぐそうとしてんのに、
何、もう本題に移ろうとしてんのよ、この馬鹿ぁぁ!!ちょ、ちょっとは空気
読みなさいよね!!!!」
上条「え、いや、な、殴ることないだろ!?そ、それに緊張って…!??なに
がなんだか…」
48: 2010/03/18(木) 01:10:51.01 ID:bPmEax8H0
美琴「あーーーもーーー!!うるっさいわね!!だ・か・ら!!わ、私と今度の日曜日、
映画に行きなさいって、言ってるのよ!!!この馬鹿!!!」
上条「え、映画?????」
美琴「(や、やばい!!つい、い、勢いで言ってしまった!!は、早く後に続
くセリフを考えないと…!!)」
映画に行きなさいって、言ってるのよ!!!この馬鹿!!!」
上条「え、映画?????」
美琴「(や、やばい!!つい、い、勢いで言ってしまった!!は、早く後に続
くセリフを考えないと…!!)」
50: 2010/03/18(木) 01:18:06.02 ID:bPmEax8H0
美琴「え、あ、ああ、うん…そ、そうよ、そうなのよ…映画…こ、ここ今度、
『恋愛☆ぱらだいす』っていう恋愛モノの映画があって…、その、い、行きたい
んだけど…
ひ、一人で見るのは恥ずかしいし…け、けど黒子とか…初春さんも佐天さんも
…よ、用事があるらしくて…」
美琴「わ、わわ私、ほ、ホントは女の子と見たいのよ、アンタとなんか嫌なん
だけど……け、けど!あ、アンタが暇っていうのなら…仕方ないから、べ、別
にアンタと二人っきりで、みみ見てあげてもいいわよ?ほんと、仕方ないわね
…アンタって…」
上条「も、もしもし御坂さん?…なんか途中から、ものすごーく、上から目線
の口調になってるんですけど…」
美琴「(あああーーーー!な、なんで肝心なところで『ツン』がでるのよ!!
せ、せめて、誘う場面くらい素直に話せないの!!??)」
『恋愛☆ぱらだいす』っていう恋愛モノの映画があって…、その、い、行きたい
んだけど…
ひ、一人で見るのは恥ずかしいし…け、けど黒子とか…初春さんも佐天さんも
…よ、用事があるらしくて…」
美琴「わ、わわ私、ほ、ホントは女の子と見たいのよ、アンタとなんか嫌なん
だけど……け、けど!あ、アンタが暇っていうのなら…仕方ないから、べ、別
にアンタと二人っきりで、みみ見てあげてもいいわよ?ほんと、仕方ないわね
…アンタって…」
上条「も、もしもし御坂さん?…なんか途中から、ものすごーく、上から目線
の口調になってるんですけど…」
美琴「(あああーーーー!な、なんで肝心なところで『ツン』がでるのよ!!
せ、せめて、誘う場面くらい素直に話せないの!!??)」
51: 2010/03/18(木) 01:23:27.38 ID:bPmEax8H0
上条「…けど、まあ、いいぜ?映画くらい。」
美琴「ほ、ほんと!!!??」
上条「ああ。その日は暇だしな」
美琴「そうなんだ…(やった!やったわ!!ついに誘えた!!!
なんだ!『ツン』しても誘えるものなのね!!
…はっ!!け、けど、そういえば…)」
美琴「ほ、ほんと!!!??」
上条「ああ。その日は暇だしな」
美琴「そうなんだ…(やった!やったわ!!ついに誘えた!!!
なんだ!『ツン』しても誘えるものなのね!!
…はっ!!け、けど、そういえば…)」
53: 2010/03/18(木) 01:28:13.45 ID:bPmEax8H0
美琴「(わ、私…今の映画に誘うくだりで何回も連続して『ツン』してしまった
気がする…やばい…『ツン』→『デレ』→『デレ』のサイクルが乱れてしまったわ…)」
美琴「(どうしよう…あ、そうだ!今からさらに連続して『デレ』しまくって、
帳尻あわせればいいのね!!け、けど、何回『デレ』すればいいんだっけ…!!?)」
上条「お、おい御坂…?(また、黙りはじめたぞ…?)」
美琴「ご、御免!!ちょっと今黙ってて!!け、計算中だから!!!」
上条「け、計算中ってなんだよ!??」
美琴「ええっと、まず、さっき連続して『ツン』した回数は……ぶん殴った分
が一回と…誘うときの上から目線のセリフで2回とすると…ぶつぶつ…」
美琴、現在計算中…
気がする…やばい…『ツン』→『デレ』→『デレ』のサイクルが乱れてしまったわ…)」
美琴「(どうしよう…あ、そうだ!今からさらに連続して『デレ』しまくって、
帳尻あわせればいいのね!!け、けど、何回『デレ』すればいいんだっけ…!!?)」
上条「お、おい御坂…?(また、黙りはじめたぞ…?)」
美琴「ご、御免!!ちょっと今黙ってて!!け、計算中だから!!!」
上条「け、計算中ってなんだよ!??」
美琴「ええっと、まず、さっき連続して『ツン』した回数は……ぶん殴った分
が一回と…誘うときの上から目線のセリフで2回とすると…ぶつぶつ…」
美琴、現在計算中…
54: 2010/03/18(木) 01:30:11.19 ID:YDWTu0wk0
なんという計算高い女
56: 2010/03/18(木) 01:31:10.38 ID:uu6VAjzh0
計算ミコちゃん
57: 2010/03/18(木) 01:31:54.11 ID:87ySLt4zO
ツン→ツン→デレ→ツン→デレ→ツン→ツンですね
58: 2010/03/18(木) 01:33:02.43 ID:vm0c4/0s0
>>57
こっちの方がミサカらしいと思う
ツン→ビリ→デレ→ピリ→デレ→ツン→ピリ
こっちの方がミサカらしいと思う
ツン→ビリ→デレ→ピリ→デレ→ツン→ピリ
60: 2010/03/18(木) 01:37:10.71 ID:bPmEax8H0
美琴「(そうだわ!!2回連続『ツン』したってことは…この後、4回連続で『デレ』
すれば、帳尻があうってことね!!……って4回もおぉぉ!!?)」
美琴「(む、無理よ、無理無理!!だ、だってさっき、2回連続『デレ』でも苦
労したのに…!!4回連続なんて無理だわ…ああもう…な、なんか急にめんどく
さくなってきたわ…!!)」
上条「………」
美琴「………(4回…4回…)」
上条「………あの」
美琴「………(4、4、4…)」
上条「あの、み、御」
美琴「あ!そ、そうだわ、アンタ!喉渇いたでしょ!!?ジュースおごってあげ
るわ!!飲めるわよね、4本くらい!!」
上条「そんなに飲めるかぁ!!!!」
すれば、帳尻があうってことね!!……って4回もおぉぉ!!?)」
美琴「(む、無理よ、無理無理!!だ、だってさっき、2回連続『デレ』でも苦
労したのに…!!4回連続なんて無理だわ…ああもう…な、なんか急にめんどく
さくなってきたわ…!!)」
上条「………」
美琴「………(4回…4回…)」
上条「………あの」
美琴「………(4、4、4…)」
上条「あの、み、御」
美琴「あ!そ、そうだわ、アンタ!喉渇いたでしょ!!?ジュースおごってあげ
るわ!!飲めるわよね、4本くらい!!」
上条「そんなに飲めるかぁ!!!!」
62: 2010/03/18(木) 01:40:16.86 ID:qYH05/up0
ジュースおごる=デレ
これ豆な
これ豆な
63: 2010/03/18(木) 01:43:03.61 ID:7clWYmEj0
デレ方がよくわかってないんだな…
64: 2010/03/18(木) 01:45:22.55 ID:bPmEax8H0
上条「…ま、まあいーや、…俺、もう帰るぞ?晩飯も用意しないといけないし…」
美琴「あ!ちょ、ちょっと!」
上条「大丈夫、約束は忘れてねーから。じゃあ、日曜日の12時に映画館前な。」
美琴「あ、ああ、うん…」
上条「それじゃーなー」
美琴「(け、結局、今日『ツン』した分を巻き返せなかった…け、けど、まあ、
今度の日曜日のデートで巻き返せばいいわよね…)」
美琴「(な、なんか、2人っきりのデート中なら…わたし、もっとアイツに素直
になれる気がするし…『デレ』できる気がするわ…
…それで…もし、本当に上手くいけば…
…今度の日曜日に、想いを伝えられるかも…)」
美琴「あ!ちょ、ちょっと!」
上条「大丈夫、約束は忘れてねーから。じゃあ、日曜日の12時に映画館前な。」
美琴「あ、ああ、うん…」
上条「それじゃーなー」
美琴「(け、結局、今日『ツン』した分を巻き返せなかった…け、けど、まあ、
今度の日曜日のデートで巻き返せばいいわよね…)」
美琴「(な、なんか、2人っきりのデート中なら…わたし、もっとアイツに素直
になれる気がするし…『デレ』できる気がするわ…
…それで…もし、本当に上手くいけば…
…今度の日曜日に、想いを伝えられるかも…)」
66: 2010/03/18(木) 01:53:35.32 ID:bPmEax8H0
日曜日 映画デート当日
映画館前にて
美琴「おっそいわねー」
美琴「(全く、こっちは待ち合わせ時間の30分前から来てるっていうのに
アイツと来たら…
…いや、いけないわ…こんなことでイライラしてたら…今日は素直になるってき
めたんだから…!!…ってあ!来たみたいだわ!!)」
映画館前にて
美琴「おっそいわねー」
美琴「(全く、こっちは待ち合わせ時間の30分前から来てるっていうのに
アイツと来たら…
…いや、いけないわ…こんなことでイライラしてたら…今日は素直になるってき
めたんだから…!!…ってあ!来たみたいだわ!!)」
67: 2010/03/18(木) 01:56:55.03 ID:bPmEax8H0
上条「ああ、ごめんごめん、御坂!おくれちまって!!待ったか!?」
美琴「い、いいいいや全然待ってなんか…」
ぞろぞろ…
禁書「ねー、とーま。ホントにその『映画』ってやつは、とーまの家にある
『テレビ』ってやつより何倍もでかいの?」
小萌「まさか、上条ちゃんが映画を誘ってくれるなんて、先生は感激なのです~」
姫神「楽しみだわ。映画。」
美琴「」
美琴「い、いいいいや全然待ってなんか…」
ぞろぞろ…
禁書「ねー、とーま。ホントにその『映画』ってやつは、とーまの家にある
『テレビ』ってやつより何倍もでかいの?」
小萌「まさか、上条ちゃんが映画を誘ってくれるなんて、先生は感激なのです~」
姫神「楽しみだわ。映画。」
美琴「」
68: 2010/03/18(木) 01:57:27.62 ID:z+EIqEe+0
さすが上条さんだ
71: 2010/03/18(木) 02:00:25.92 ID:BD+nbyto0
これはひどいw
73: 2010/03/18(木) 02:03:24.45 ID:bPmEax8H0
美琴「…あああああああアンタ…そ、そ、その連中は……!!??」
上条「え?ああ、お前、この間言ってただろ?『本当は女の子と映画を見たい』
って。だから、俺と2人で見るよりも、知り合いの女の子を何人か誘ったほう
がいいかなって…」
美琴「死ねえぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリィィィィィ!!!!!!!!!!!
上条「どわああああああ!!!!!」
上条「え?ああ、お前、この間言ってただろ?『本当は女の子と映画を見たい』
って。だから、俺と2人で見るよりも、知り合いの女の子を何人か誘ったほう
がいいかなって…」
美琴「死ねえぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリィィィィィ!!!!!!!!!!!
上条「どわああああああ!!!!!」
74: 2010/03/18(木) 02:04:15.99 ID:z+EIqEe+0
やめて!
75: 2010/03/18(木) 02:04:22.86 ID:wAVYGcNY0
これは死んでいいwww
78: 2010/03/18(木) 02:09:00.37 ID:bPmEax8H0
上条「…って、な、なにすんだよ、御坂!?急に電撃なんかあびせやがって!!!」
美琴「うるさい!!!!ほんっっっっっとアンタってやつは、空気読めないの
ね!!!!いつもいつもいつも!!!!!!
どうやったら、そんな発想が思い浮かぶわけ!一回、その脳みその中、覗いて
みたいわ!!」
上条「な、なんだよ、その言い方!!人がせっかく良かれと思って…!!」
美琴「なにが、良かれと思ってよ、この馬鹿!!信じられない!!
…も、もういい!私帰る!!!!」
上条「え…ちょ…おい!ど、どこ行くんだよ!!ほんとに帰っちゃうの
か!?…おい!御坂……!」
美琴「うるさい!!!!ほんっっっっっとアンタってやつは、空気読めないの
ね!!!!いつもいつもいつも!!!!!!
どうやったら、そんな発想が思い浮かぶわけ!一回、その脳みその中、覗いて
みたいわ!!」
上条「な、なんだよ、その言い方!!人がせっかく良かれと思って…!!」
美琴「なにが、良かれと思ってよ、この馬鹿!!信じられない!!
…も、もういい!私帰る!!!!」
上条「え…ちょ…おい!ど、どこ行くんだよ!!ほんとに帰っちゃうの
か!?…おい!御坂……!」
79: 2010/03/18(木) 02:10:59.60 ID:gRpVrv750
これは上条が悪い
83: 2010/03/18(木) 02:16:32.28 ID:bPmEax8H0
その後…
とある公園
美琴「はあ……」
美琴「せっかく上手く言ってたと思ったのに…あの馬鹿…なんで、あんなに空
気が読めないわけ…??」
美琴「………」
美琴「…いや、違う…ホントに悪いのは私だ…この間、一番肝心な誘うところ
で『ツン』してしまって、『ホントは女の子と見たい』とか、変なこと言って
しまったから…アイツは私に気をつかっただけなんだ…」
美琴「何よ…結局、元々は、私の『ツン』が原因じゃない…
…な、なんで、私ってこんなに素直になれないわけ…?なんでこんなにツンツンな
のよ…」
上条「おーい、御坂ー!」
美琴「!!アイツ!(追っかけてきてくれたの!?)」
とある公園
美琴「はあ……」
美琴「せっかく上手く言ってたと思ったのに…あの馬鹿…なんで、あんなに空
気が読めないわけ…??」
美琴「………」
美琴「…いや、違う…ホントに悪いのは私だ…この間、一番肝心な誘うところ
で『ツン』してしまって、『ホントは女の子と見たい』とか、変なこと言って
しまったから…アイツは私に気をつかっただけなんだ…」
美琴「何よ…結局、元々は、私の『ツン』が原因じゃない…
…な、なんで、私ってこんなに素直になれないわけ…?なんでこんなにツンツンな
のよ…」
上条「おーい、御坂ー!」
美琴「!!アイツ!(追っかけてきてくれたの!?)」
88: 2010/03/18(木) 02:23:55.31 ID:bPmEax8H0
上条「はあ…はあ…こんなところにいたのか…」
美琴「アンタ…」
美琴「(わざわざ来てくれたんだ…私のために…!!
…よ、よし、あやまろう!さっき、怒って電撃あびせたこと…!!)」
美琴「(ごめん、急に怒っちゃって、電撃あびせてごめんって…
…言うのよ!美琴!!)」
美琴「アンタ…」
美琴「(わざわざ来てくれたんだ…私のために…!!
…よ、よし、あやまろう!さっき、怒って電撃あびせたこと…!!)」
美琴「(ごめん、急に怒っちゃって、電撃あびせてごめんって…
…言うのよ!美琴!!)」
93: 2010/03/18(木) 02:28:37.09 ID:bPmEax8H0
美琴「…な、なんの用よ、なんの!!も、もう私、アンタなんかに用事なんて
ないんだけど!!!」
美琴「(あ、あれ…?)」
上条「よ、用事なんかないって…。お、お前、映画はどうするんだよ!!お前が
誘ってきたんだろ!?」
美琴「はん!そんなモン中止よ中止!!!やっぱりアンタと見るなんて恥ずか
しくてやってらんなくなったのよ!!」
美琴「(ちょ、ちょっと…なんでここでまた『ツン』が
でてくるのよ…??あやまらなきゃいけないのに…!!)」
ないんだけど!!!」
美琴「(あ、あれ…?)」
上条「よ、用事なんかないって…。お、お前、映画はどうするんだよ!!お前が
誘ってきたんだろ!?」
美琴「はん!そんなモン中止よ中止!!!やっぱりアンタと見るなんて恥ずか
しくてやってらんなくなったのよ!!」
美琴「(ちょ、ちょっと…なんでここでまた『ツン』が
でてくるのよ…??あやまらなきゃいけないのに…!!)」
99: 2010/03/18(木) 02:35:43.06 ID:bPmEax8H0
上条「は、はあ!何言ってんだよお前!!人がせっかく、忙しい時間を割いてお前の
頼みを聞いてやったのに!!」
美琴「なにが忙しい時間、よ!!!この間は暇、って言ってたくせに!!
(やめて!)
それに何よ、仕方ないから付き合ってやるか、みたいな上から目線の口
調は!!誰に口聞いてんのよ!!!
(これ以上『ツン』するのはやめなきゃ…!!)」
上条「な!?だ、誰が、上から目線だよ、誰が!!普段、上から目線なのはお
前だろ!!」
美琴「な、なんですって!?な、なによ!!こ、こっちだって、元々アンタな
んかと映画なんて行きたくなかったんだから!!
誰が、アンタみたいに空気読めない奴と…この…馬鹿ぁ!!!!
(……ああ…もう…な、なんで、私…)」
頼みを聞いてやったのに!!」
美琴「なにが忙しい時間、よ!!!この間は暇、って言ってたくせに!!
(やめて!)
それに何よ、仕方ないから付き合ってやるか、みたいな上から目線の口
調は!!誰に口聞いてんのよ!!!
(これ以上『ツン』するのはやめなきゃ…!!)」
上条「な!?だ、誰が、上から目線だよ、誰が!!普段、上から目線なのはお
前だろ!!」
美琴「な、なんですって!?な、なによ!!こ、こっちだって、元々アンタな
んかと映画なんて行きたくなかったんだから!!
誰が、アンタみたいに空気読めない奴と…この…馬鹿ぁ!!!!
(……ああ…もう…な、なんで、私…)」
102: 2010/03/18(木) 02:42:16.51 ID:bPmEax8H0
上条「お、お前!!黙って聞いてりゃ調子に乗りやがって!!そっちこそ、い
いかげんに……!!!!
……って御坂……?」
ぽろっぽろっ…
美琴「ぐす…ぐす…も、も、もうアンタなんか嫌いよ…は、はやく、ど、…どっか
…い、い、行きなさいよ…!!!」
美琴「(信じられない…わ、私ってどこまでツンツンしてんの??なんで、少しも
素直になれないの…??)」
美琴「(最低だわ…私)」
上条「御坂…」
いかげんに……!!!!
……って御坂……?」
ぽろっぽろっ…
美琴「ぐす…ぐす…も、も、もうアンタなんか嫌いよ…は、はやく、ど、…どっか
…い、い、行きなさいよ…!!!」
美琴「(信じられない…わ、私ってどこまでツンツンしてんの??なんで、少しも
素直になれないの…??)」
美琴「(最低だわ…私)」
上条「御坂…」
104: 2010/03/18(木) 02:44:51.41 ID:Sx+qkkmr0
ツンっていうかもはや普通に喧嘩w
106: 2010/03/18(木) 02:46:46.47 ID:bPmEax8H0
上条「御坂……そ、その…」
美琴「な、なによ…ぐす…ぐす…ま、まだ、な、なにか、いい足りないわけ…」
上条「その、ごめん…いいすぎた…その、そこまでお前が傷ついてるなんて…」
美琴「…え?」
上条「色々、ひどいこと言ってごめん…あやまるよ…許してくれるか…?」
美琴「(コイツ……もともと、わ、悪いのは私なのに……)」
美琴「な、なによ…ぐす…ぐす…ま、まだ、な、なにか、いい足りないわけ…」
上条「その、ごめん…いいすぎた…その、そこまでお前が傷ついてるなんて…」
美琴「…え?」
上条「色々、ひどいこと言ってごめん…あやまるよ…許してくれるか…?」
美琴「(コイツ……もともと、わ、悪いのは私なのに……)」
107: 2010/03/18(木) 02:47:25.48 ID:lnRoXnS10
こ、、これがツンデレって奴か…なんて破壊力だ…ガタガタブルブル
108: 2010/03/18(木) 02:51:05.22 ID:bPmEax8H0
美琴「……………」
上条「……………」
美琴「…あ」
美琴「…あ!あの!!」
美琴「わ、私のほうこそ…ごめん…きゅ、急に怒って電撃浴びせたりして…
ほんと…ごめん」
上条「御坂…ああ…もういいんだ…」
美琴「(あ、謝れた!!な、なんとか謝れたわ、私、今…!!)」
美琴「……そ、それとあの、じ、実は、こないだ…『映画を女の子と見たい』
っていったの…アレ…うそなんだ…ほんとは…ほんとは…」
美琴「(…な、なんか今なら素直になれる気がする!!
今よ!あ、『ホントはアンタと一緒に見たいのよ!!』って、ほら、今言うのよ!!)」
上条「……………」
美琴「…あ」
美琴「…あ!あの!!」
美琴「わ、私のほうこそ…ごめん…きゅ、急に怒って電撃浴びせたりして…
ほんと…ごめん」
上条「御坂…ああ…もういいんだ…」
美琴「(あ、謝れた!!な、なんとか謝れたわ、私、今…!!)」
美琴「……そ、それとあの、じ、実は、こないだ…『映画を女の子と見たい』
っていったの…アレ…うそなんだ…ほんとは…ほんとは…」
美琴「(…な、なんか今なら素直になれる気がする!!
今よ!あ、『ホントはアンタと一緒に見たいのよ!!』って、ほら、今言うのよ!!)」
109: 2010/03/18(木) 02:52:58.85 ID:YDWTu0wk0
いや、これは第三者的立場で観れば「美琴かわいい」だけど
上条さんからすれば不条理もいいトコだろ
上条さんからすれば不条理もいいトコだろ
111: 2010/03/18(木) 02:55:11.55 ID:lnRoXnS10
>>109だから心の中で謝ってるんじゃないか。
112: 2010/03/18(木) 02:59:06.35 ID:bPmEax8H0
上条「…ほんとは…?」
美琴「お、女の子じゃなくて……お、お、男の子、と一緒に見たかったの!!
だってほら!『恋愛☆ぱらだいす』は恋愛モノだし!!
(ああーーー!もう!!なんでそこ、はっきり、言えないのよ!!)」
上条「そ、そうか!だから怒ったのか…俺が、知り合いの女をたくさん呼んだから…」
美琴「う、うん…けど、ごめん…私が悪かったわ…はっきりいわなかったから…
アンタの知り合いにも迷惑かけちゃったみたいだし…」
上条「いや…俺の方こそごめんな御坂」
美琴「(…一応、私が怒った理由は理解したみたい…)」
美琴「(…それにしても)」
美琴「お、女の子じゃなくて……お、お、男の子、と一緒に見たかったの!!
だってほら!『恋愛☆ぱらだいす』は恋愛モノだし!!
(ああーーー!もう!!なんでそこ、はっきり、言えないのよ!!)」
上条「そ、そうか!だから怒ったのか…俺が、知り合いの女をたくさん呼んだから…」
美琴「う、うん…けど、ごめん…私が悪かったわ…はっきりいわなかったから…
アンタの知り合いにも迷惑かけちゃったみたいだし…」
上条「いや…俺の方こそごめんな御坂」
美琴「(…一応、私が怒った理由は理解したみたい…)」
美琴「(…それにしても)」
115: 2010/03/18(木) 03:03:25.50 ID:XgxYfyZ90
心なしかハルヒっぽい
116: 2010/03/18(木) 03:04:42.31 ID:bPmEax8H0
美琴「(…そうか…コイツはこういう奴なんだ…私なんかより
ずっと自分の気持ちに素直で…言動や行動にも全然嘘がない…)」
美琴「(…全然、ツンツンしてないんだ…私と違って)」
上条「…そうだ、御坂!来週の日曜日暇か!?」
美琴「え、ええ!?なんでよ!?」
上条「だって、今日はもう、映画の上映はじまったし、見れないだろ?だから、
来週の日曜日にもう一回見に行こうぜ!!」
美琴「え!い、い、いいの!?」
上条「ああ、仕切りなおしだ!」
ずっと自分の気持ちに素直で…言動や行動にも全然嘘がない…)」
美琴「(…全然、ツンツンしてないんだ…私と違って)」
上条「…そうだ、御坂!来週の日曜日暇か!?」
美琴「え、ええ!?なんでよ!?」
上条「だって、今日はもう、映画の上映はじまったし、見れないだろ?だから、
来週の日曜日にもう一回見に行こうぜ!!」
美琴「え!い、い、いいの!?」
上条「ああ、仕切りなおしだ!」
118: 2010/03/18(木) 03:08:34.01 ID:bPmEax8H0
上条「あ、そうだ!…それと、御坂…別にお詫びってわけじゃないんだが…
これ…お前にやるよ…」
美琴「え!?こ、これ!ゲコ太のストラップ!!な、なんでアンタがこんなものを…」
上条「いや、この間、スーパーのくじ引きで当ててさ…けど、俺はいらないから、
前々からお前にやろうと思ってて、今日、もって来てたんだよ。
…別に、今、お前の機嫌をとろうと思って渡すわけじゃねえぞ!!元々、今日、
あげようと思ってたんだから…」
これ…お前にやるよ…」
美琴「え!?こ、これ!ゲコ太のストラップ!!な、なんでアンタがこんなものを…」
上条「いや、この間、スーパーのくじ引きで当ててさ…けど、俺はいらないから、
前々からお前にやろうと思ってて、今日、もって来てたんだよ。
…別に、今、お前の機嫌をとろうと思って渡すわけじゃねえぞ!!元々、今日、
あげようと思ってたんだから…」
124: 2010/03/18(木) 03:12:47.71 ID:bPmEax8H0
美琴「…………」
上条「い、いや…別に全然、大したものじゃないんだけど…」
美琴「う、ううん、ありがとう…本当に嬉しい…い、一生大事にするわ…」
上条「い、一生!?いや、そこまでしなくてもいいけど……っていうか御坂、
なんかお前…さっきから、いつもと雰囲気違うな…
なんていうか、いつもみたいな毒がないし、素直っていうか…」
美琴「え、ええ!?そ、そそ、そんなこと…!!!」
美琴「(い、いや、でも、確かに…私、さっきから、すごく自分の気持ちを素直に
言えてる…いつもより全然、ツンツンしてないわ…)」
上条「…普段から、これくらい素直ならいいのに…」ぼそっ
美琴「…え?」
上条「い、いや…なんでもない…」
上条「い、いや…別に全然、大したものじゃないんだけど…」
美琴「う、ううん、ありがとう…本当に嬉しい…い、一生大事にするわ…」
上条「い、一生!?いや、そこまでしなくてもいいけど……っていうか御坂、
なんかお前…さっきから、いつもと雰囲気違うな…
なんていうか、いつもみたいな毒がないし、素直っていうか…」
美琴「え、ええ!?そ、そそ、そんなこと…!!!」
美琴「(い、いや、でも、確かに…私、さっきから、すごく自分の気持ちを素直に
言えてる…いつもより全然、ツンツンしてないわ…)」
上条「…普段から、これくらい素直ならいいのに…」ぼそっ
美琴「…え?」
上条「い、いや…なんでもない…」
129: 2010/03/18(木) 03:19:57.27 ID:bPmEax8H0
上条「まあ、いーや。色々ごめんな。今日のところは、もう帰るけど…
……また、来週の日曜日に映画館でな」
美琴「う、うん。ばいばい…////」
美琴「(今日は結局、デートできなかったけど…今日一日で、私ずいぶん素直に
なれた気がする…アイツに会ってからの前半はツンツンしまくったけど…後半
はデレまくってたわよね…?)」
美琴「少しはツンツン、直ったのかしら…」
……また、来週の日曜日に映画館でな」
美琴「う、うん。ばいばい…////」
美琴「(今日は結局、デートできなかったけど…今日一日で、私ずいぶん素直に
なれた気がする…アイツに会ってからの前半はツンツンしまくったけど…後半
はデレまくってたわよね…?)」
美琴「少しはツンツン、直ったのかしら…」
131: 2010/03/18(木) 03:25:58.51 ID:bPmEax8H0
それから…次の週の日曜日
映画館前にて
美琴「おっそいわねー」
美琴「(全く、こっちは待ち合わせ時間の30分前から来てるっていうのに
アイツと来たら…
…いや、いけないわ…もうツンツンは駄目!…今日はデレデレ!!『ツン』
とのバランスなんか、もう考えない!とにかく、デレデレしまくるってきめ
たんだから!よーし!気合いれるわよぉ!
…って、あ!来たみたいだわ!!)」
映画館前にて
美琴「おっそいわねー」
美琴「(全く、こっちは待ち合わせ時間の30分前から来てるっていうのに
アイツと来たら…
…いや、いけないわ…もうツンツンは駄目!…今日はデレデレ!!『ツン』
とのバランスなんか、もう考えない!とにかく、デレデレしまくるってきめ
たんだから!よーし!気合いれるわよぉ!
…って、あ!来たみたいだわ!!)」
136: 2010/03/18(木) 03:31:23.91 ID:bPmEax8H0
上条「ああ、ごめんごめん、御坂!おくれちまって!!待ったか!?」
美琴「い、いいいいや全然待ってなんか…」
ぞろぞろ…
土御門「いやーー、カミやんなんかと映画なんか、気が乗らなかったけど、ま
さか、こんな可愛い子がついてくるなんて、びっくりだにゃー」
青髪ピアス「確かに。常盤台中学のお嬢様と知り合いだなんて、ホント、尊敬
するで、カミやん!」
海原「お久しぶりです、御坂さん。いやあ、一緒に映画だなんて、光栄です」
美琴「」
美琴「い、いいいいや全然待ってなんか…」
ぞろぞろ…
土御門「いやーー、カミやんなんかと映画なんか、気が乗らなかったけど、ま
さか、こんな可愛い子がついてくるなんて、びっくりだにゃー」
青髪ピアス「確かに。常盤台中学のお嬢様と知り合いだなんて、ホント、尊敬
するで、カミやん!」
海原「お久しぶりです、御坂さん。いやあ、一緒に映画だなんて、光栄です」
美琴「」
138: 2010/03/18(木) 03:33:55.84 ID:OhHhxafm0
上条ェ・・・
141: 2010/03/18(木) 03:37:16.76 ID:EmCuowXh0
なンなンですかァ?このコントはァ?
142: 2010/03/18(木) 03:37:55.70 ID:bPmEax8H0
上条「ほら、御坂!上条さんは今日こそしっかり学習してきたぜ!!お前が、
ホントは男の子と映画が見たいっていうから、知り合いの男の子を…」
美琴「ふ、ふふふ………」
パリッパリッ…
上条「……って…み、御坂さん…?」
土御門「お、おい、カミやん…なんか…空が暗くなってきたんだが…」
青髪ピアス「きゅ、急に空に雷雲が立ち込めてきてるんやけど…」
ホントは男の子と映画が見たいっていうから、知り合いの男の子を…」
美琴「ふ、ふふふ………」
パリッパリッ…
上条「……って…み、御坂さん…?」
土御門「お、おい、カミやん…なんか…空が暗くなってきたんだが…」
青髪ピアス「きゅ、急に空に雷雲が立ち込めてきてるんやけど…」
144: 2010/03/18(木) 03:42:59.69 ID:bPmEax8H0
上条「お、おい…御坂…じょ、冗談だよ…な?な、なんでフルパワーっぽいんだ、
お前…おい…」
美琴「…ふふ…だってしょうがないじゃない…先週の日曜日、あんなに『デレ』
しちゃったんだから…今日、思いっきり『ツン』しないと、帳尻が会わないでし
ょ?…ねええ??」
バリバリバリバリイイ!!!!
上条「ひ、ひいいい!!!!な、なんだよ、それ、『デレ』とか『ツン』とか…!!
全然意味分かんないですけど…!!」
美琴「あーーら、わかんなくたっていいわよ…だって、どーーせ、アンタは今から
この世からいなくなるんだからねえええええーーーーーー!!!!!!!」
上条「ちょ…そ、それ、完全に悪役のセリフ…!!」
美琴「死ねえェェェェぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!」
ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
上条「ぎゃあああーーーーーーーーーーふ、不幸だあああーーーーー!!!!!!!!!」
おしまい
お前…おい…」
美琴「…ふふ…だってしょうがないじゃない…先週の日曜日、あんなに『デレ』
しちゃったんだから…今日、思いっきり『ツン』しないと、帳尻が会わないでし
ょ?…ねええ??」
バリバリバリバリイイ!!!!
上条「ひ、ひいいい!!!!な、なんだよ、それ、『デレ』とか『ツン』とか…!!
全然意味分かんないですけど…!!」
美琴「あーーら、わかんなくたっていいわよ…だって、どーーせ、アンタは今から
この世からいなくなるんだからねえええええーーーーーー!!!!!!!」
上条「ちょ…そ、それ、完全に悪役のセリフ…!!」
美琴「死ねえェェェェぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!」
ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
上条「ぎゃあああーーーーーーーーーーふ、不幸だあああーーーーー!!!!!!!!!」
おしまい
145: 2010/03/18(木) 03:43:47.74 ID:XOyxbO1d0
こういうドタバタ大好き
146: 2010/03/18(木) 03:45:19.31 ID:lnRoXnS10
乙、おもしろかったw
154: 2010/03/18(木) 04:08:32.86 ID:bPmEax8H0
禁書のSSは、何故か思いつきやすいのでよく投下してます
(すごい短いやつだけど)
もし良かったらまた見てください。
それじゃ、おやすみなさい。
(すごい短いやつだけど)
もし良かったらまた見てください。
それじゃ、おやすみなさい。
引用元: 美琴「ツンツンしすぎなのかな…」
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