1: 2012/01/04(水) 21:11:38.91
貴音「確かめてみますか?」
P「えっ」
貴音「ふふっ」
P「えっ」
貴音「ふふっ」
P「そ、そういえば貴音は冗談が好きだったよな。
けど、そういう冗談は相手を勘違いさせるから、やめといた方がいいと思うぞ」
貴音「勘違い、とは?」
P「それは……つまり、寝るときの姿を見せる位だから、相手の事を憎からず思ってるとか」
貴音「…………」
P「もっと言えば好きだとか。まあ、これは少し飛躍しすぎかもな」
貴音「……ならば勘違いではありませんね」
P「え?」
貴音「つまり、あなた様の事をお慕い申していて、それ故に見て頂きたいということです」
P「お慕いって……ええぇ!?冗談だよな?」
貴音「おや、これが冗談で言っている顔に見えますか?」ジッ
けど、そういう冗談は相手を勘違いさせるから、やめといた方がいいと思うぞ」
貴音「勘違い、とは?」
P「それは……つまり、寝るときの姿を見せる位だから、相手の事を憎からず思ってるとか」
貴音「…………」
P「もっと言えば好きだとか。まあ、これは少し飛躍しすぎかもな」
貴音「……ならば勘違いではありませんね」
P「え?」
貴音「つまり、あなた様の事をお慕い申していて、それ故に見て頂きたいということです」
P「お慕いって……ええぇ!?冗談だよな?」
貴音「おや、これが冗談で言っている顔に見えますか?」ジッ
5: 2012/01/04(水) 21:19:46.70 ID:Y5N3wW4Q0
P「そ、そりゃあ貴音にそう思って貰えるのは嬉しいというか、男冥利に尽きるというか」
貴音「……」
P「でも、俺とお前はプロデューサーとアイドルの関係であって、そういうのは駄目な訳でだな……」ブツブツ
貴音「……」
P「しかし、最後に重要なのは二人の意思でもあるし……」ブツブツ
貴音「……くすっ」
P「でもやっぱり、貴音の気持ちにはって……ん?」
貴音「ふふっ。失礼、冗談が過ぎました。
確かにあなた様の事は大変信頼していますが、男女の仲を指す意味合いではありません」
貴音「今日のあなた様は眠そうな御様子でしたので、眠気覚ましに冗談を、と思い立ったのです」
貴音「……」
P「でも、俺とお前はプロデューサーとアイドルの関係であって、そういうのは駄目な訳でだな……」ブツブツ
貴音「……」
P「しかし、最後に重要なのは二人の意思でもあるし……」ブツブツ
貴音「……くすっ」
P「でもやっぱり、貴音の気持ちにはって……ん?」
貴音「ふふっ。失礼、冗談が過ぎました。
確かにあなた様の事は大変信頼していますが、男女の仲を指す意味合いではありません」
貴音「今日のあなた様は眠そうな御様子でしたので、眠気覚ましに冗談を、と思い立ったのです」
6: 2012/01/04(水) 21:23:46.24 ID:Y5N3wW4Q0
P「貴音、確かに眠気は吹っ飛んだけど心臓に悪いよ。
おかげで、寿命が少し縮まったかも」
貴音「ふふ、それは失礼しました。……では、お詫びに手料理を振る舞わさせて頂くというのは如何でしょうか。
それで、水に流してはもらえませんか?」
P「……それも冗談なんだよな?」
貴音「いえ、これは決して冗談ではありません。それに、前々からあなた様の頑張りに対して
何か報いる事ができないかと考えていました」
P「うーん……。その気持ちは凄く嬉しいけど、報いるってのはちょっと大袈裟じゃないか?
それに、貴音が頂点を目指して俺と一緒に頑張ってくれる」
P「それ自体が報いるって事だし、何よりそれが最高に嬉しいよ。
……って、この台詞はちょっとくさかったかな」
貴音「あなた様……」
おかげで、寿命が少し縮まったかも」
貴音「ふふ、それは失礼しました。……では、お詫びに手料理を振る舞わさせて頂くというのは如何でしょうか。
それで、水に流してはもらえませんか?」
P「……それも冗談なんだよな?」
貴音「いえ、これは決して冗談ではありません。それに、前々からあなた様の頑張りに対して
何か報いる事ができないかと考えていました」
P「うーん……。その気持ちは凄く嬉しいけど、報いるってのはちょっと大袈裟じゃないか?
それに、貴音が頂点を目指して俺と一緒に頑張ってくれる」
P「それ自体が報いるって事だし、何よりそれが最高に嬉しいよ。
……って、この台詞はちょっとくさかったかな」
貴音「あなた様……」
8: 2012/01/04(水) 21:27:46.42 ID:Y5N3wW4Q0
P「だから料理を作ってもらわなくても、」
貴音「で、でしたら料理を振る舞う事に特別な意味なく、
一人暮らしが問題なく出来ているかどうか、上司としてのちぇっく」
貴音「その一環として、食べては貰えませんか?」
P「……なるほど。そういう事なら是非、ごちそうに預かろうかな」
貴音「よ、よろしいのですか?」
P「ああ、こっちこそ頼むよ。実は最近、コンビニの弁当ばかりで手料理に飢えてたんだ」
貴音「承知しました。腕によりをかけて作らせて頂きます」
P「それじゃあ、むさ苦しくて悪いけど、俺の自宅で良いか?貴音の所は男子禁制だしな」
貴音「はい、勿論です」
貴音「で、でしたら料理を振る舞う事に特別な意味なく、
一人暮らしが問題なく出来ているかどうか、上司としてのちぇっく」
貴音「その一環として、食べては貰えませんか?」
P「……なるほど。そういう事なら是非、ごちそうに預かろうかな」
貴音「よ、よろしいのですか?」
P「ああ、こっちこそ頼むよ。実は最近、コンビニの弁当ばかりで手料理に飢えてたんだ」
貴音「承知しました。腕によりをかけて作らせて頂きます」
P「それじゃあ、むさ苦しくて悪いけど、俺の自宅で良いか?貴音の所は男子禁制だしな」
貴音「はい、勿論です」
11: 2012/01/04(水) 21:31:47.38 ID:Y5N3wW4Q0
P「よし。じゃあいつにしようか」
貴音「急ではありますが今日は如何でしょうか。明日は週末ですし、運良くあなた様の休暇日でもあります。
手の込んだ料理を作る余裕もありましょう」
P「そうだな。急ではあるけど折角なら、貴音の気合いの入った料理を食べたいし」
貴音「ええ、お任せ下さい」
P「じゃあ、そういうことで頼むよ」
貴音「はいっ」
P「ところで、貴音はどうして俺の休みを知ってるんだ?不定期だから把握しにくいだろ?」
貴音「っ……、それは……」
P「それは?」
貴音「急ではありますが今日は如何でしょうか。明日は週末ですし、運良くあなた様の休暇日でもあります。
手の込んだ料理を作る余裕もありましょう」
P「そうだな。急ではあるけど折角なら、貴音の気合いの入った料理を食べたいし」
貴音「ええ、お任せ下さい」
P「じゃあ、そういうことで頼むよ」
貴音「はいっ」
P「ところで、貴音はどうして俺の休みを知ってるんだ?不定期だから把握しにくいだろ?」
貴音「っ……、それは……」
P「それは?」
12: 2012/01/04(水) 21:35:45.91 ID:Y5N3wW4Q0
貴音「そ、そうです!先ほど申し上げた通り、前々からあなた様を労いたいと考えていた故に
休暇日を把握していたのです!ただそれだけの事です!」
P「……」
貴音「(必死過ぎたでしょうか……)」
P「貴音、お前……」
貴音「(もしや、私の気持ちがばれたのでしょうか?だとすれば、穴掘って埋まってしまいたい気分です……)」
P「そこまで俺に対して……」
貴音「ううっ……///」
P「感謝してるなんてな」
貴音「へ?」
休暇日を把握していたのです!ただそれだけの事です!」
P「……」
貴音「(必死過ぎたでしょうか……)」
P「貴音、お前……」
貴音「(もしや、私の気持ちがばれたのでしょうか?だとすれば、穴掘って埋まってしまいたい気分です……)」
P「そこまで俺に対して……」
貴音「ううっ……///」
P「感謝してるなんてな」
貴音「へ?」
13: 2012/01/04(水) 21:39:46.78 ID:Y5N3wW4Q0
P「いやあ、そこまで感謝されるなんてプロデューサー冥利に尽きるよ」
P「たまに休みがあるものなら、美希や亜美真美にどっか連れてってくれとか、
千早に練習に付き合ってくれとか」
P「あずささんは道に迷ったから、迎えに来てくれとか」
P「真には女の子らしさを研究するために、デートの真似事してみましょうとか」
貴音「…………」ピクッ
P「雪歩にいたっては、お茶には妥協できないとか言って、泊まりで静岡まで茶摘みに付き合わされるし」
貴音「…………」ピクピクッ
P「たまに休みがあるものなら、美希や亜美真美にどっか連れてってくれとか、
千早に練習に付き合ってくれとか」
P「あずささんは道に迷ったから、迎えに来てくれとか」
P「真には女の子らしさを研究するために、デートの真似事してみましょうとか」
貴音「…………」ピクッ
P「雪歩にいたっては、お茶には妥協できないとか言って、泊まりで静岡まで茶摘みに付き合わされるし」
貴音「…………」ピクピクッ
16: 2012/01/04(水) 21:43:46.38 ID:Y5N3wW4Q0
P「まあ、どうせ寝るだけの休日だし、あいつらの普段を知るって事で悪くはないけどな。
だけど、俺の体力を考えてほしいよ」
貴音「そうですね。やりがいのある仕事ではありますが、色々とすとれすが溜まるのもまた事実」
貴音「ですから、すとれす解消の為に、あなた様に協力して貰いたいのでしょう」
P「そうだな。けど、いくら使い勝手が良いからって、
それに付き合わされる俺の身にもなって欲しいよな」
貴音「……本当にそれだけの理由でみなは、あなた様を連れ回すのでしょうか?」
P「え?そりゃ、そうだろ」
貴音「……はあ。あなた様があなた様であるからこそ、私達は頑張れる訳ですが
時々、その性格が恨めしくなることもあります」
P「ん?それってどういう意味だ?」
貴音「……どんかん」ボソッ
だけど、俺の体力を考えてほしいよ」
貴音「そうですね。やりがいのある仕事ではありますが、色々とすとれすが溜まるのもまた事実」
貴音「ですから、すとれす解消の為に、あなた様に協力して貰いたいのでしょう」
P「そうだな。けど、いくら使い勝手が良いからって、
それに付き合わされる俺の身にもなって欲しいよな」
貴音「……本当にそれだけの理由でみなは、あなた様を連れ回すのでしょうか?」
P「え?そりゃ、そうだろ」
貴音「……はあ。あなた様があなた様であるからこそ、私達は頑張れる訳ですが
時々、その性格が恨めしくなることもあります」
P「ん?それってどういう意味だ?」
貴音「……どんかん」ボソッ
17: 2012/01/04(水) 21:47:47.77 ID:Y5N3wW4Q0
ガチャ
バタン
やよい「うっうー、ただいま帰りました!」
伊織「ただいま」
貴音「お帰りなさい」
P「お、二人ともお帰り。それとお疲れ様。どうだった、生放送は?」
やよい「伊織ちゃんのおかげで大成功です!
私がミスしそうになると絶妙のタイミングで、フォローしてくれるんですよー」
P「そっか、さすが伊織だな」
伊織「にひひっ、そんなの当然。それにやよいが頼りない分、尚更やりがいがあるってものよ」
やよい「えへへ。私たち名コンビだね、伊織ちゃん」
P「そうだな。でも、やよいも伊織と同い年だし
家ではお姉ちゃんなんだから、もう少ししっかりしないとな」ポンポン
やよい「は、はい!私もっと、もーっと頑張ります!///」
貴音「(ふふ、微笑ましい光景ですね。まるで兄妹のようです)」
バタン
やよい「うっうー、ただいま帰りました!」
伊織「ただいま」
貴音「お帰りなさい」
P「お、二人ともお帰り。それとお疲れ様。どうだった、生放送は?」
やよい「伊織ちゃんのおかげで大成功です!
私がミスしそうになると絶妙のタイミングで、フォローしてくれるんですよー」
P「そっか、さすが伊織だな」
伊織「にひひっ、そんなの当然。それにやよいが頼りない分、尚更やりがいがあるってものよ」
やよい「えへへ。私たち名コンビだね、伊織ちゃん」
P「そうだな。でも、やよいも伊織と同い年だし
家ではお姉ちゃんなんだから、もう少ししっかりしないとな」ポンポン
やよい「は、はい!私もっと、もーっと頑張ります!///」
貴音「(ふふ、微笑ましい光景ですね。まるで兄妹のようです)」
19: 2012/01/04(水) 21:50:43.30 ID:bGjXUmVY0
お姫ちんかわいい
20: 2012/01/04(水) 21:51:46.30 ID:Y5N3wW4Q0
やよい「えっと、プロデューサー。ご褒美にいつものお願いできますか?」
P「いつものって……あれか?いいけど、やよいも好きだな」
貴音「(いつもの?はいたっちの事でしょうか?)」
やよい「えへへ、一日一度のハグタッチです」
貴音「はぐたっち?はて……」
やよい「じゃあ、いきますよ?……ハグターッチ!」ダッ
貴音「!!!」
P「おっと。今日は随分勢いがいいな」ギュッ
やよい「えへへ、プロデューサーなら受け止めてくれるって、信じてますから///」ギュッ
P「はは、それは光栄だな」ポンポン
貴音「こほん。……説明いたしましょう。はぐたっちとは互いが抱きしめ合い
やさしく相手の背中をぽんぽんと叩く行為なのです!」ドンッ
伊織「あ、あんた誰に説明してるのよ……」
P「いつものって……あれか?いいけど、やよいも好きだな」
貴音「(いつもの?はいたっちの事でしょうか?)」
やよい「えへへ、一日一度のハグタッチです」
貴音「はぐたっち?はて……」
やよい「じゃあ、いきますよ?……ハグターッチ!」ダッ
貴音「!!!」
P「おっと。今日は随分勢いがいいな」ギュッ
やよい「えへへ、プロデューサーなら受け止めてくれるって、信じてますから///」ギュッ
P「はは、それは光栄だな」ポンポン
貴音「こほん。……説明いたしましょう。はぐたっちとは互いが抱きしめ合い
やさしく相手の背中をぽんぽんと叩く行為なのです!」ドンッ
伊織「あ、あんた誰に説明してるのよ……」
22: 2012/01/04(水) 21:55:45.85 ID:Y5N3wW4Q0
P「……よしっと。満足したか?やよい」ナデナデ
やよい「はい!これがないと生きていけない、これがあるから、辛い練習も頑張れるかなーって」
P「おいおい、飲兵衛みたいなこと言うなよ」
やよい「のんべえ?それってお酒が好きな人ですよね?わ、私お酒なんて飲んだことありませんよぉ!」
P「あはは、物の例えだよ。それにやよいじゃ一口舐めただけでダウンしそうだしね」
やよい「む、そんなことありません!駆けつけ三杯は余裕です!」
P「本当か?それじゃあやよいが成人したら、バーに付き合ってもらおうかな」
やよい「はい、もちろんです!」
P・やよい「wwwwww」キャッキャッ
貴音「(……将来の約束を取り付けるとはやりますね。
まさか、やよいがここまでやるとは、思ってもみませんでした)」
伊織「…………」ジッ
やよい「はい!これがないと生きていけない、これがあるから、辛い練習も頑張れるかなーって」
P「おいおい、飲兵衛みたいなこと言うなよ」
やよい「のんべえ?それってお酒が好きな人ですよね?わ、私お酒なんて飲んだことありませんよぉ!」
P「あはは、物の例えだよ。それにやよいじゃ一口舐めただけでダウンしそうだしね」
やよい「む、そんなことありません!駆けつけ三杯は余裕です!」
P「本当か?それじゃあやよいが成人したら、バーに付き合ってもらおうかな」
やよい「はい、もちろんです!」
P・やよい「wwwwww」キャッキャッ
貴音「(……将来の約束を取り付けるとはやりますね。
まさか、やよいがここまでやるとは、思ってもみませんでした)」
伊織「…………」ジッ
23: 2012/01/04(水) 21:59:45.43 ID:Y5N3wW4Q0
貴音「(ところで)」チラッ
伊織「…………」ジィッ
貴音「(先ほどから羨ましそうに見ていますが、素直になれない伊織のことです。
よくて褒めてもらうが関の山でしょうね)」
伊織「ね、ねえ。あんた」
P「ん、何だ伊織?」
伊織「やよいだけって訳じゃないわよね。私にもいつもの頼むわ」
P「やれやれ、伊織もか。二人とも甘えん坊だな」
伊織「う、うるさい!いいから、さっさとそこのイスに座りなさい!」
P「分かった、分かった」ストン
伊織「すぅー……、はぁー……」
貴音「(深呼吸までするとは一体何を?)」
伊織「…………」ジィッ
貴音「(先ほどから羨ましそうに見ていますが、素直になれない伊織のことです。
よくて褒めてもらうが関の山でしょうね)」
伊織「ね、ねえ。あんた」
P「ん、何だ伊織?」
伊織「やよいだけって訳じゃないわよね。私にもいつもの頼むわ」
P「やれやれ、伊織もか。二人とも甘えん坊だな」
伊織「う、うるさい!いいから、さっさとそこのイスに座りなさい!」
P「分かった、分かった」ストン
伊織「すぅー……、はぁー……」
貴音「(深呼吸までするとは一体何を?)」
24: 2012/01/04(水) 22:03:46.14 ID:Y5N3wW4Q0
伊織「じゃあ、いくわよ?」
P「いつでもどうぞ」
伊織「……んっ///」ストン
貴音「!!!」
やよい「わあ、伊織ちゃん大胆」
伊織「と、特別に撫でても良いわよ」
P「やれやれ。素直じゃないな」ナデナデ
貴音「……」ワナワナ
P「いつでもどうぞ」
伊織「……んっ///」ストン
貴音「!!!」
やよい「わあ、伊織ちゃん大胆」
伊織「と、特別に撫でても良いわよ」
P「やれやれ。素直じゃないな」ナデナデ
貴音「……」ワナワナ
27: 2012/01/04(水) 22:07:49.69 ID:Y5N3wW4Q0
伊織「ちょっとあんた。落っこちないように、もっと力いれなさいよ!」
P「はいはい」ギュッ
伊織「……っぁ……///」ギュッ
貴音「……これも説明しなければなりませんね」
貴音「なんとあの方の膝の上に伊織が鎮座し
片手はお腹に回してもらい、もう片方では撫でて貰っているのです!」ドン
やよい「た、貴音さん、何か見えるんですかー?」
貴音「補足すると、伊織の腕の中にはしゃるる・ど・二世が抱かれています!」ドドン
やよい「ふえぇ……、黄色い救急車の出番かなーって感じです……」
P「はいはい」ギュッ
伊織「……っぁ……///」ギュッ
貴音「……これも説明しなければなりませんね」
貴音「なんとあの方の膝の上に伊織が鎮座し
片手はお腹に回してもらい、もう片方では撫でて貰っているのです!」ドン
やよい「た、貴音さん、何か見えるんですかー?」
貴音「補足すると、伊織の腕の中にはしゃるる・ど・二世が抱かれています!」ドドン
やよい「ふえぇ……、黄色い救急車の出番かなーって感じです……」
28: 2012/01/04(水) 22:12:16.53 ID:Y5N3wW4Q0
伊織「あ、ありがと。もういいわ。これ以上したらもたないし」スタッ
P「もたないって何がだ?伊織は軽いから一日中持ってても問題ないぞ?」
伊織「い、一日中!?悪くはないけど、天下のトップアイドル伊織ちゃんにそんな時間はないわ!」
P「そっか。まあ、して貰いたくなったらいつでも来いよ」ポンポン
伊織「……っ///子供扱いすんじゃないわよ!///」バシッ
P「あ痛っ!」
貴音「(正直、羨ましいです……)」
P「もたないって何がだ?伊織は軽いから一日中持ってても問題ないぞ?」
伊織「い、一日中!?悪くはないけど、天下のトップアイドル伊織ちゃんにそんな時間はないわ!」
P「そっか。まあ、して貰いたくなったらいつでも来いよ」ポンポン
伊織「……っ///子供扱いすんじゃないわよ!///」バシッ
P「あ痛っ!」
貴音「(正直、羨ましいです……)」
30: 2012/01/04(水) 22:16:27.31 ID:Y5N3wW4Q0
やよい「あ、伊織ちゃん。そろそろダンスレッスンの時間だよ。スタジオに行かなきゃ」
伊織「そうね。じゃあ私達このへんで失礼するわ。あんたも油うってないでキリキリ働きなさいよ」
P「はいはい」
やよい「それじゃあ、いってきまーす」
ガチャ
バタン
P「さてと、じゃあ俺たちも現場に行くか。えっと、インタビュー記事とグラビア撮影の二つだったな」
貴音「ええ」
P「よし、じゃあ張り切っていこうか」
伊織「そうね。じゃあ私達このへんで失礼するわ。あんたも油うってないでキリキリ働きなさいよ」
P「はいはい」
やよい「それじゃあ、いってきまーす」
ガチャ
バタン
P「さてと、じゃあ俺たちも現場に行くか。えっと、インタビュー記事とグラビア撮影の二つだったな」
貴音「ええ」
P「よし、じゃあ張り切っていこうか」
31: 2012/01/04(水) 22:20:22.11 ID:Y5N3wW4Q0
――数時間後、765プロ――
P「ただいまー」
貴音「ただいま帰りました」
春香「あ、二人ともお帰りなさい」
P「あれ?春香、今日はレコーディングの収録日じゃなかったか?随分と帰ってくるの早かったな」
春香「うふふ、何でだと思います?」
P「うーん、……サボったとか?」
春香「ひ、酷いですよ、プロデューサーさん!」
P「はは、ごめん春香。冗談だよ、冗談」
春香「もうっ、次で当ててくれないとデコピンしちゃいますよ?」プクッ
P「ただいまー」
貴音「ただいま帰りました」
春香「あ、二人ともお帰りなさい」
P「あれ?春香、今日はレコーディングの収録日じゃなかったか?随分と帰ってくるの早かったな」
春香「うふふ、何でだと思います?」
P「うーん、……サボったとか?」
春香「ひ、酷いですよ、プロデューサーさん!」
P「はは、ごめん春香。冗談だよ、冗談」
春香「もうっ、次で当ててくれないとデコピンしちゃいますよ?」プクッ
32: 2012/01/04(水) 22:22:34.92 ID:0+/rhqo80
はるるん……
33: 2012/01/04(水) 22:23:08.98 ID:YbqPk9Ss0
あざとい春香さんあざとい
34: 2012/01/04(水) 22:24:23.19 ID:Y5N3wW4Q0
P「……本当は一発オッケーだったんだろ?」
春香「す、凄いですプロデューサーさん!そのあと、何回かやり直したんですけど
結局は一回目が採用になったんです。でも、どうして分かったんですか?」
P「そんなの簡単さ。最近、春香はメキメキと実力つけてるからな。
ヴォーカルの先生も春香の事誉めてたぞ」
春香「本当ですか!?」
貴音「ええ、確かに最近の春香の進歩には、目を見張るものがあります」
貴音「春香の歌い手としての魅力は、何と言っても明るく弾むような歌声ですが、最近は色香や情緒――」
春香「す、凄いですプロデューサーさん!そのあと、何回かやり直したんですけど
結局は一回目が採用になったんです。でも、どうして分かったんですか?」
P「そんなの簡単さ。最近、春香はメキメキと実力つけてるからな。
ヴォーカルの先生も春香の事誉めてたぞ」
春香「本当ですか!?」
貴音「ええ、確かに最近の春香の進歩には、目を見張るものがあります」
貴音「春香の歌い手としての魅力は、何と言っても明るく弾むような歌声ですが、最近は色香や情緒――」
37: 2012/01/04(水) 22:28:22.51 ID:Y5N3wW4Q0
貴音「言ってみれば、あだるとな魅力が備わってきた思います」
貴音「(それも、きっと恋をしているからでしょうね……)」チラッ
P「そうだな、確かに最近の春香は大人っぽくなった」
春香「やったあ!貴音さんにそう言って貰えるなんて、凄く自信がついちゃいます。ありがとうございます!」
貴音「ふふ、本当の事を言ったまでです」
P「おいおい、俺だって誉めてるんだぞ」
春香「えへへ、サボったなんて言っちゃう
プロデューサーさんには、ありがとうなんて言いたくありませーん♪」
貴音「(それも、きっと恋をしているからでしょうね……)」チラッ
P「そうだな、確かに最近の春香は大人っぽくなった」
春香「やったあ!貴音さんにそう言って貰えるなんて、凄く自信がついちゃいます。ありがとうございます!」
貴音「ふふ、本当の事を言ったまでです」
P「おいおい、俺だって誉めてるんだぞ」
春香「えへへ、サボったなんて言っちゃう
プロデューサーさんには、ありがとうなんて言いたくありませーん♪」
39: 2012/01/04(水) 22:32:40.64 ID:Y5N3wW4Q0
P「はは、それは酷いな。じゃあ、このプリンは俺と貴音で食べようかな」ガサガサ
春香「あっ、それってあのゴージャスセレブプリンじゃないですか!?」
P「そう、それそれ。帰りに寄ったら運良く二つだけあったんだ。本当はみんな分買いたかったんだけどね」
春香「それでもすごいですよ!運が良いんですね」
P「だから、みんなには悪いけど、俺と貴音で食べようと思ってね」
春香「うぅ……。残念ですけど、そういう事なら仕方ないですね」
P「だけど、レコーディングが上手くいったんだろ?だから、そのご褒美に春香に俺の分をあげようかなって」
春香「ほ、本当ですか?」
P「思ってた」
春香「思ってた?な、何で過去形なんですか!?」
P「だって、ありがとうも言いたくない相手だろ?そんな奴から欲しくないんじゃないか?」
春香「そんなぁ、私も食べたいですよ……」
春香「あっ、それってあのゴージャスセレブプリンじゃないですか!?」
P「そう、それそれ。帰りに寄ったら運良く二つだけあったんだ。本当はみんな分買いたかったんだけどね」
春香「それでもすごいですよ!運が良いんですね」
P「だから、みんなには悪いけど、俺と貴音で食べようと思ってね」
春香「うぅ……。残念ですけど、そういう事なら仕方ないですね」
P「だけど、レコーディングが上手くいったんだろ?だから、そのご褒美に春香に俺の分をあげようかなって」
春香「ほ、本当ですか?」
P「思ってた」
春香「思ってた?な、何で過去形なんですか!?」
P「だって、ありがとうも言いたくない相手だろ?そんな奴から欲しくないんじゃないか?」
春香「そんなぁ、私も食べたいですよ……」
41: 2012/01/04(水) 22:36:44.69 ID:Y5N3wW4Q0
P「仕方ないな。それじゃあ、春香らしい最高の『ありがとう』を見せて貰おうかな。
そしたらあげてもいいよ」
春香「私らしいですか?……わかりました!」
P「貴音は先に食べてて良いぞ」パカッ
貴音「ありがとうございます。ではお先に」モグモグ
春香「……心の準備が出来ました。じゃあいきますよ?」
P「いつでもこい」
春香「誉めて頂き大変有難う御座います」キリッ
P「ダメだ」
春香「えぇ!心を込めましたよ!?」
そしたらあげてもいいよ」
春香「私らしいですか?……わかりました!」
P「貴音は先に食べてて良いぞ」パカッ
貴音「ありがとうございます。ではお先に」モグモグ
春香「……心の準備が出来ました。じゃあいきますよ?」
P「いつでもこい」
春香「誉めて頂き大変有難う御座います」キリッ
P「ダメだ」
春香「えぇ!心を込めましたよ!?」
45: 2012/01/04(水) 22:41:37.80 ID:Y5N3wW4Q0
P「俺との関係はそんな形式ばったものじゃないだろ?だから、もう一回」
春香「(お、俺との関係……///)」
P「どうした春香?」
春香「な、何でもないです。次いきますよ?」
P「ああ、ダメな時はダメって言うからどんどんこい」
春香「ありがとうございます^^」
P「ダメ」
春香「(お、俺との関係……///)」
P「どうした春香?」
春香「な、何でもないです。次いきますよ?」
P「ああ、ダメな時はダメって言うからどんどんこい」
春香「ありがとうございます^^」
P「ダメ」
49: 2012/01/04(水) 22:45:46.73 ID:Y5N3wW4Q0
春香「ありがとうございまーす☆ミ」
P「ダメ」
春香「あ、ありがとうなんて言わないんだからねっ///」
P「食べたくないのか?……ダメ」
春香「おす!オラ春香!サンキューな!」
P「ドラゴンボールは好きだが、ダメ」
春香「んあー、んあー、りがとうございます」
P「なんだよそれ……」
春香「余が有り難うと言っているのだぞ!」カッカ
P「だ、ダメ」ビクッ
春香「くっ、今の自信があったのに」
貴音「(……二人とも、何だか楽しそうですね)」パクパクモグモグ
P「ダメ」
春香「あ、ありがとうなんて言わないんだからねっ///」
P「食べたくないのか?……ダメ」
春香「おす!オラ春香!サンキューな!」
P「ドラゴンボールは好きだが、ダメ」
春香「んあー、んあー、りがとうございます」
P「なんだよそれ……」
春香「余が有り難うと言っているのだぞ!」カッカ
P「だ、ダメ」ビクッ
春香「くっ、今の自信があったのに」
貴音「(……二人とも、何だか楽しそうですね)」パクパクモグモグ
51: 2012/01/04(水) 22:52:52.75 ID:Y5N3wW4Q0
春香「ハァ、ハァ……。もう一通りやっちゃったよ……」
P「どうした春香?降参ならこのプリンは俺が食べるぞ」パカッ
春香「ま、待って下さい」
P「ん、まだあるのか?」
春香「(これは多分違うかも。いや違って欲しいけどやってみようかな)」
貴音「(春香の分も食べたいですね……)」ペロペロ
春香「プロデューサーさん、次いきますよ?」
P「どんとこい」
春香「……ありがとうございます♪」テヘペロコツン
P「あざとい」
春香「や、やっぱり!?」ガーン
P「どうした春香?降参ならこのプリンは俺が食べるぞ」パカッ
春香「ま、待って下さい」
P「ん、まだあるのか?」
春香「(これは多分違うかも。いや違って欲しいけどやってみようかな)」
貴音「(春香の分も食べたいですね……)」ペロペロ
春香「プロデューサーさん、次いきますよ?」
P「どんとこい」
春香「……ありがとうございます♪」テヘペロコツン
P「あざとい」
春香「や、やっぱり!?」ガーン
54: 2012/01/04(水) 22:56:46.12 ID:Y5N3wW4Q0
P「でも合格。ほら、プリン」
春香「って、えぇっ!?これが合格なんですか?」
P「そうだけど、何かおかしいか?」
春香「今の自分でもあざといなって思ったんです。プリンが貰えるのは嬉しいですけど、何だか複雑で……」
P「確かにあざといかもな」
春香「ですよね……」ショボン
P「でも俺は好きだな。春香らしいかって聞かれると実は自信ないけど、一番可愛い表情してるぞ?」
春香「ほ、本当ですか?///」
P「ああ、プロデューサーとして色んな春香を、色んな角度から見てきた結論だ。間違いないよ」
春香「えへへ、一番可愛い顔かあ」ニコニコ
P「まあ、あくまで俺の意見だよ。参考までにな」
貴音「…………♪」テヘペロコツン
春香「って、えぇっ!?これが合格なんですか?」
P「そうだけど、何かおかしいか?」
春香「今の自分でもあざといなって思ったんです。プリンが貰えるのは嬉しいですけど、何だか複雑で……」
P「確かにあざといかもな」
春香「ですよね……」ショボン
P「でも俺は好きだな。春香らしいかって聞かれると実は自信ないけど、一番可愛い表情してるぞ?」
春香「ほ、本当ですか?///」
P「ああ、プロデューサーとして色んな春香を、色んな角度から見てきた結論だ。間違いないよ」
春香「えへへ、一番可愛い顔かあ」ニコニコ
P「まあ、あくまで俺の意見だよ。参考までにな」
貴音「…………♪」テヘペロコツン
56: 2012/01/04(水) 23:00:59.80 ID:Y5N3wW4Q0
春香「それじゃあ、頂いちゃいますね」
P「どうぞ、召し上がれ」
春香「あーん」パク
P「どうだ春香?」
春香「美味しいですよこれ!カラメルソースのほろ苦さに、プリンの優しい甘さ」
春香「それに、フルーツもプリンの邪魔をすることく見事にマッチしていて、とっても美味しいです!」パクパク
P「そ、そんなに美味しいのか」ゴクリ
貴音「…………」ゴクリ
春香「それはもう!」
P「……これは俺も食べるしかないな。機会をみて何度か足を運んでみよう」
春香「ふふ、その時はみんなの分もお願いしますね」
P「はは、現金だな。まあ、まかせとけ」
P「どうぞ、召し上がれ」
春香「あーん」パク
P「どうだ春香?」
春香「美味しいですよこれ!カラメルソースのほろ苦さに、プリンの優しい甘さ」
春香「それに、フルーツもプリンの邪魔をすることく見事にマッチしていて、とっても美味しいです!」パクパク
P「そ、そんなに美味しいのか」ゴクリ
貴音「…………」ゴクリ
春香「それはもう!」
P「……これは俺も食べるしかないな。機会をみて何度か足を運んでみよう」
春香「ふふ、その時はみんなの分もお願いしますね」
P「はは、現金だな。まあ、まかせとけ」
58: 2012/01/04(水) 23:04:48.76 ID:Y5N3wW4Q0
春香「!!……そ、それより今食べてみませんか」
P「今って……もうプリンはないぞ?」
春香「ここにあるじゃないですか」
貴音「…………」ゴクリ
P「これって春香のか?でも、春香の食べる分少なくなっちゃうぞ」
春香「そんなの気にしないで下さい。元々はプロデューサーさんのなんですから」
P「うーん……。それじゃあ、いただこうかな。えっと、確か給湯室にスプーンがあったよな。取ってくるよ」ガタッ
春香「い、一緒のスプーンで食べませんか?わざわざ取りに行くなんてめんどうですよ」
貴音「!!!」
P「今って……もうプリンはないぞ?」
春香「ここにあるじゃないですか」
貴音「…………」ゴクリ
P「これって春香のか?でも、春香の食べる分少なくなっちゃうぞ」
春香「そんなの気にしないで下さい。元々はプロデューサーさんのなんですから」
P「うーん……。それじゃあ、いただこうかな。えっと、確か給湯室にスプーンがあったよな。取ってくるよ」ガタッ
春香「い、一緒のスプーンで食べませんか?わざわざ取りに行くなんてめんどうですよ」
貴音「!!!」
62: 2012/01/04(水) 23:08:58.73 ID:Y5N3wW4Q0
P「俺は構わないけど、春香は良いのか?女の子ってそういうの気にするんじゃないか」
春香「わ、私は気にしませんよ。だから、一緒に食べましょ?」
P「そっか、だったらそうしようかな。じゃあ、スプーン貸してくれ」スッ
春香「…………」ヒョイ
P「」スカッ
春香「…………」ヒョイ
P「ん?」スカッ
春香「…………」ヒョイ
P「…………」スカッ
春香「あーん?」
P「……なあ、春香。それどういうつもりなんだ?」
春香「わ、私は気にしませんよ。だから、一緒に食べましょ?」
P「そっか、だったらそうしようかな。じゃあ、スプーン貸してくれ」スッ
春香「…………」ヒョイ
P「」スカッ
春香「…………」ヒョイ
P「ん?」スカッ
春香「…………」ヒョイ
P「…………」スカッ
春香「あーん?」
P「……なあ、春香。それどういうつもりなんだ?」
63: 2012/01/04(水) 23:09:57.84 ID:JyFr8VmR0
んあー?
68: 2012/01/04(水) 23:12:46.35 ID:Y5N3wW4Q0
春香「やだなあ、プロデューサーさん。食べさせてあげるに決まってるじゃないですか」
P「か、勘弁してくれよ。もうそんなことする歳じゃないんだ」
春香「ダメです。じゃなきゃ、プロデューサーさんにはあげられません」
P「おいおい……」
春香「はあ、美味しいなあこのプリン」モグモグ
P「……くっ」
春香「こんなプリンを食べられるなんて、きっとベルタースの飴を貰う子供より幸せだなあ」チラチラッ
P「…………」ゴクリ
貴音「…………」ゴクリ
P「分かったよ、降参だ。……食べさせてくれ」
春香「ふふ、やっと素直になりましたね、プロデューサーさん」
P「か、勘弁してくれよ。もうそんなことする歳じゃないんだ」
春香「ダメです。じゃなきゃ、プロデューサーさんにはあげられません」
P「おいおい……」
春香「はあ、美味しいなあこのプリン」モグモグ
P「……くっ」
春香「こんなプリンを食べられるなんて、きっとベルタースの飴を貰う子供より幸せだなあ」チラチラッ
P「…………」ゴクリ
貴音「…………」ゴクリ
P「分かったよ、降参だ。……食べさせてくれ」
春香「ふふ、やっと素直になりましたね、プロデューサーさん」
69: 2012/01/04(水) 23:16:44.91 ID:Y5N3wW4Q0
春香「じゃあ、いきますよ。はい、あーん?///」
P「あむっ」パク
春香「どうですか?」
P「……美味しい」モグモグ
春香「ですよね。本当に美味しいです///」パクパク
貴音「(か、間接きす……)」
P「あ!春香、俺ももう少し食べたいから、そんなに食べないでくれ!」
春香「え?……し、しょうがないなあ。それじゃあ、変わりばんこに食べましょう」
P「あむっ」パク
春香「どうですか?」
P「……美味しい」モグモグ
春香「ですよね。本当に美味しいです///」パクパク
貴音「(か、間接きす……)」
P「あ!春香、俺ももう少し食べたいから、そんなに食べないでくれ!」
春香「え?……し、しょうがないなあ。それじゃあ、変わりばんこに食べましょう」
72: 2012/01/04(水) 23:20:45.44 ID:Y5N3wW4Q0
春香「はい、あーん?///」
P「あむっ」パク
P「うまい!」モグモグ
貴音「あ、あなた様。よろしければ私の、ぷ……っ!?」
P「ん?どうした貴音?」
貴音「いえ、何でもありません……」
P・春香「美味しいwwwwww」キャッキャッ
貴音「(私の分は舐り尽くすほど、食べてしまったのでした……)」
P「あむっ」パク
P「うまい!」モグモグ
貴音「あ、あなた様。よろしければ私の、ぷ……っ!?」
P「ん?どうした貴音?」
貴音「いえ、何でもありません……」
P・春香「美味しいwwwwww」キャッキャッ
貴音「(私の分は舐り尽くすほど、食べてしまったのでした……)」
74: 2012/01/04(水) 23:24:52.86 ID:Y5N3wW4Q0
P「いやあ、本当に美味しかったな」
春香「ごちそうさまでした。私は特別美味しかったですよ!」
貴音「……ふふ、私もです」
春香「それではプロデューサーさん。時間も余ったので、次の新曲の振り付けの確認してきますね」
P「ああ、頑張ってな」
貴音「頑張って下さい、春香」
春香「はい!では、いってきまーす」
ガチャ
バタン
P「……さて、俺も仕事頑張らないとな」
貴音「ええ、頑張って下さい」
春香「ごちそうさまでした。私は特別美味しかったですよ!」
貴音「……ふふ、私もです」
春香「それではプロデューサーさん。時間も余ったので、次の新曲の振り付けの確認してきますね」
P「ああ、頑張ってな」
貴音「頑張って下さい、春香」
春香「はい!では、いってきまーす」
ガチャ
バタン
P「……さて、俺も仕事頑張らないとな」
貴音「ええ、頑張って下さい」
77: 2012/01/04(水) 23:28:52.72 ID:Y5N3wW4Q0
P「確か、貴音は今日の仕事はもう無かったよな?」
貴音「はい、ですからあなた様の帰社時間に合わせて、私もあがろうかと思います」
P「そうだな。それじゃあ帰りにスーパーに寄って食材買っていこうか」
貴音「ええ、そういたしましょう」
P「て事は、今は時間があるってことだよな。
悪いんだけど、倉庫から○○○を持ってきてくれないかな。企画書の作成にちょっと使いたいんだ」
貴音「任せてください。では行って参ります」
P「ああ、頼むよ」
ガチャ
バタン
貴音「はい、ですからあなた様の帰社時間に合わせて、私もあがろうかと思います」
P「そうだな。それじゃあ帰りにスーパーに寄って食材買っていこうか」
貴音「ええ、そういたしましょう」
P「て事は、今は時間があるってことだよな。
悪いんだけど、倉庫から○○○を持ってきてくれないかな。企画書の作成にちょっと使いたいんだ」
貴音「任せてください。では行って参ります」
P「ああ、頼むよ」
ガチャ
バタン
81: 2012/01/04(水) 23:32:48.99 ID:Y5N3wW4Q0
――廊下――
貴音「……くすっ」テクテク
貴音「共に帰り、共に食料品店に立ち寄って食材を選ぶ」テクテク
貴音「そして、あの方の自宅で料理を振る舞う」テクテク
貴音「まるで、通い妻ですね……///」テクテク
貴音「ですが、いつかは……。ふふ、夢が膨らみます」テクテク
貴音「……くすっ」テクテク
貴音「共に帰り、共に食料品店に立ち寄って食材を選ぶ」テクテク
貴音「そして、あの方の自宅で料理を振る舞う」テクテク
貴音「まるで、通い妻ですね……///」テクテク
貴音「ですが、いつかは……。ふふ、夢が膨らみます」テクテク
84: 2012/01/04(水) 23:36:44.39 ID:Y5N3wW4Q0
ガチャ
バタン
貴音「あなた様、資料はこれで……おや、響にハム蔵。帰ってきたのですね」
響「ただいま貴音!」
ハム蔵「チュー」
貴音「ええ、お帰りなさい。……あなた様、資料はこれで?」
P「ああ、ありがとう。助かったよ」カキカキ
響「お、プロデューサー。何やってるの?」
P「企画書の作成。でも中身はまだ秘密だ」カキカキ
響「な、なんで?自分気になるぞ」
P「はは、いわゆるトップシークレットってやつだ。まだ、社長と律子しか知らないからな」
響「う゛ー。そう言われると、ますます見たくなるんだけど……」
バタン
貴音「あなた様、資料はこれで……おや、響にハム蔵。帰ってきたのですね」
響「ただいま貴音!」
ハム蔵「チュー」
貴音「ええ、お帰りなさい。……あなた様、資料はこれで?」
P「ああ、ありがとう。助かったよ」カキカキ
響「お、プロデューサー。何やってるの?」
P「企画書の作成。でも中身はまだ秘密だ」カキカキ
響「な、なんで?自分気になるぞ」
P「はは、いわゆるトップシークレットってやつだ。まだ、社長と律子しか知らないからな」
響「う゛ー。そう言われると、ますます見たくなるんだけど……」
86: 2012/01/04(水) 23:41:07.37 ID:Y5N3wW4Q0
P「……どうしても見たいか?」
響「えっ、いいの?見せて、見せて!」
P「じゃあ、ちょっとだけな」
響「うん、うん」ワクワク
P「」ペラッ
響「……え?」
P「よし、十分見たな」カキカキ
響「そ、そんなのってないぞ!?何が書いてあるか全く分からなかったさー!」
P「ちょっとだけって言ったろ。まあ、後でみんなに知らせるから」
響「うがー!プロデューサーの意地悪っ!」プンスカ
P「はは、そういじけるなって」ポンポン
響「……ふん」
貴音「(ふふ、響には悪いですが、微笑ましい掛け合いですね)」
響「えっ、いいの?見せて、見せて!」
P「じゃあ、ちょっとだけな」
響「うん、うん」ワクワク
P「」ペラッ
響「……え?」
P「よし、十分見たな」カキカキ
響「そ、そんなのってないぞ!?何が書いてあるか全く分からなかったさー!」
P「ちょっとだけって言ったろ。まあ、後でみんなに知らせるから」
響「うがー!プロデューサーの意地悪っ!」プンスカ
P「はは、そういじけるなって」ポンポン
響「……ふん」
貴音「(ふふ、響には悪いですが、微笑ましい掛け合いですね)」
91: 2012/01/04(水) 23:47:02.52 ID:Y5N3wW4Q0
響「……わかった。プロデューサーがそういう態度に出るなら、強行手段にでるまでだぞ」
P「面白い、受けてたとうじゃないか」
響「ふっふっふ。泣いて謝っても知らないんだからね?」
P「はは、そりゃ怖いな。で、一体何をするんだ」
響「それは……、こうするんだあ!」コチョコチョ
P「うわっ!ち、ちょっ、響!擽りはっ、勘弁、してくれっ」
響「どうだ、プロデューサー。まいったか!?」コチョコチョ
P「あはは、誰がっ、参るかっ」
響「む?だったら、降参するまで続けるぞ!」コチョコチョ
P「面白い、受けてたとうじゃないか」
響「ふっふっふ。泣いて謝っても知らないんだからね?」
P「はは、そりゃ怖いな。で、一体何をするんだ」
響「それは……、こうするんだあ!」コチョコチョ
P「うわっ!ち、ちょっ、響!擽りはっ、勘弁、してくれっ」
響「どうだ、プロデューサー。まいったか!?」コチョコチョ
P「あはは、誰がっ、参るかっ」
響「む?だったら、降参するまで続けるぞ!」コチョコチョ
94: 2012/01/04(水) 23:51:13.77 ID:Y5N3wW4Q0
P「くっ、こうなったら……擽り返しだ!」コチョコチョ
響「えっ!?……あんっ……///じ、自分擽り、には、弱いんだっ!やっ、やめてええ!///」コチョコチョ
P「だったら、先に、響がやめる、べきだっ」コチョコチョ
響「な、なにおー!プロデューサーが……ふぁっ……///や、やめる、べきだぞっ///」コチョコチョ
P・響・ハム蔵「wwwwww」キャッキャッ
貴音「(私も混ざりたいです……)」ワキワキ
響「えっ!?……あんっ……///じ、自分擽り、には、弱いんだっ!やっ、やめてええ!///」コチョコチョ
P「だったら、先に、響がやめる、べきだっ」コチョコチョ
響「な、なにおー!プロデューサーが……ふぁっ……///や、やめる、べきだぞっ///」コチョコチョ
P・響・ハム蔵「wwwwww」キャッキャッ
貴音「(私も混ざりたいです……)」ワキワキ
96: 2012/01/04(水) 23:55:01.99 ID:Y5N3wW4Q0
P「……ハァ、ハァ。笑い死ぬかと思った」
響「ハァ、ハァ。自分もだぞ」ニコニコ
貴音「ふふ、響。企画書の事はそっちのけではしゃいでいましたね」
響「あはは、そうだった。自分企画書の為に擽ってたんだっけ」
P「どうする?降参してないけど、見たきゃ見ても良いぞ」カキカキ
響「んー、やっぱりいいや。折角だからみんなで見たいな」ニコニコ
貴音「(ふふ、企画書は口実。ようは遊んでもらいたかったのでしょうね)」
響「じゃあ、そろそろ自分、」
ハム蔵「チュー(待つんだ、響)」
響「ん、どうしたハム蔵?」
ハム蔵「チュー(本当に今のスキンシップだけで帰るつもりなのか)」
響「(だ、だけって、今日のはけっこう頑張った方だぞ?)」ボソッ
響「ハァ、ハァ。自分もだぞ」ニコニコ
貴音「ふふ、響。企画書の事はそっちのけではしゃいでいましたね」
響「あはは、そうだった。自分企画書の為に擽ってたんだっけ」
P「どうする?降参してないけど、見たきゃ見ても良いぞ」カキカキ
響「んー、やっぱりいいや。折角だからみんなで見たいな」ニコニコ
貴音「(ふふ、企画書は口実。ようは遊んでもらいたかったのでしょうね)」
響「じゃあ、そろそろ自分、」
ハム蔵「チュー(待つんだ、響)」
響「ん、どうしたハム蔵?」
ハム蔵「チュー(本当に今のスキンシップだけで帰るつもりなのか)」
響「(だ、だけって、今日のはけっこう頑張った方だぞ?)」ボソッ
98: 2012/01/04(水) 23:55:39.45 ID:rp6Z+JoV0
ハム蔵まざってねぇだろ
101: 2012/01/04(水) 23:59:01.85 ID:Y5N3wW4Q0
ハム蔵「チュー(確かに今日の響は頑張った。けどな)」チラッ
貴音「?」
ハム蔵「チュー(俺の見立てでは、あの銀髪の姉ちゃん。響の一歩、いや、二歩は先を進んでる)」
響「(そ、それって本当!?じゃあ、このままじゃ自分とプロデューサーは……。い、いくら貴音が相手でも
そんなの嫌だぞ。自分どうしたら良いんだ!?)」ボソボソッ
ハム蔵「チュー(まあ、落着け。……俺に考えがある、ちょっと耳を貸してくれ)」
ハム蔵「チュー(――――――――)」
響「(そ、そんなことやるの!?魅力的ではあるけど、さすがに恥ずかしいさー……)」ボソボソッ
ハム蔵「チュー(でも、誰にも渡したくないんだろ?だったら頑張るんだ)」
響「(……わかったぞハム蔵。完璧な自分はやりきってみせるぞ)」ボソボソッ
貴音「?」
ハム蔵「チュー(俺の見立てでは、あの銀髪の姉ちゃん。響の一歩、いや、二歩は先を進んでる)」
響「(そ、それって本当!?じゃあ、このままじゃ自分とプロデューサーは……。い、いくら貴音が相手でも
そんなの嫌だぞ。自分どうしたら良いんだ!?)」ボソボソッ
ハム蔵「チュー(まあ、落着け。……俺に考えがある、ちょっと耳を貸してくれ)」
ハム蔵「チュー(――――――――)」
響「(そ、そんなことやるの!?魅力的ではあるけど、さすがに恥ずかしいさー……)」ボソボソッ
ハム蔵「チュー(でも、誰にも渡したくないんだろ?だったら頑張るんだ)」
響「(……わかったぞハム蔵。完璧な自分はやりきってみせるぞ)」ボソボソッ
102: 2012/01/05(木) 00:00:44.94 ID:HSG5QNul0
お姫ちんと響、どっちを応援すればいいんだ
106: 2012/01/05(木) 00:03:05.57 ID:/TZ1og3a0
P「……ここはこうしてっと」カキカキ
響「ね、ねえ、プロデューサー」
P「ん?どうした響。やっぱり見たくなったか?」
響「いや、そうじゃなくて、襟元に何かついてるよ」チョンチョン
P「襟元?この辺か?」ガサゴソ
響「そこじゃなくて、もうちょい右」
P「えっと、……ここか?」ガサゴソ
貴音「はて。どこにも何かついている様には見えませんよ?」
響「そ、そんなことないぞ!……プロデューサー。自分が取ってあげるから動かないでね」
P「分かった、頼むよ」
響「ね、ねえ、プロデューサー」
P「ん?どうした響。やっぱり見たくなったか?」
響「いや、そうじゃなくて、襟元に何かついてるよ」チョンチョン
P「襟元?この辺か?」ガサゴソ
響「そこじゃなくて、もうちょい右」
P「えっと、……ここか?」ガサゴソ
貴音「はて。どこにも何かついている様には見えませんよ?」
響「そ、そんなことないぞ!……プロデューサー。自分が取ってあげるから動かないでね」
P「分かった、頼むよ」
110: 2012/01/05(木) 00:07:29.19 ID:/TZ1og3a0
響「えーっと、この辺りに……」ガサゴソ
ハム蔵「チュー(今だ!)」ピョン
P「うわっ!な、何か服の中に入ってきた!」
響「わあ、大変だあ。ハム蔵がプロデューサーの服の中に入っちゃったぞ(棒)」
P「う、動くなハム蔵!今出してやるから」ガサゴソ
ハム蔵「チューwww(動くな?wwwだが断るwww)」モゾモゾ
響「待つんだ、プロデューサー。優しく捕まえないとハム蔵が怪我しちゃうさー!」
P「む、それもそうか。じゃあ、どうすればいいんだ?」
響「家族の自分が捕まえてあげる!」
P「そうか。じゃあ、頼むよ響。擽ったくて堪らないんだ」
ハム蔵「チューwww(へけっwww)」モゾモゾ
ハム蔵「チュー(今だ!)」ピョン
P「うわっ!な、何か服の中に入ってきた!」
響「わあ、大変だあ。ハム蔵がプロデューサーの服の中に入っちゃったぞ(棒)」
P「う、動くなハム蔵!今出してやるから」ガサゴソ
ハム蔵「チューwww(動くな?wwwだが断るwww)」モゾモゾ
響「待つんだ、プロデューサー。優しく捕まえないとハム蔵が怪我しちゃうさー!」
P「む、それもそうか。じゃあ、どうすればいいんだ?」
響「家族の自分が捕まえてあげる!」
P「そうか。じゃあ、頼むよ響。擽ったくて堪らないんだ」
ハム蔵「チューwww(へけっwww)」モゾモゾ
112: 2012/01/05(木) 00:11:19.58 ID:tc3DoHiv0
いったい何が始まるんでちゅの?
113: 2012/01/05(木) 00:11:27.61 ID:/TZ1og3a0
響「それじゃあ、裾の下から失礼するぞ」モゾモゾ
P「おいおい、直接かよ。まあ、仕方ないよな。早く頼むぞ!」
響「完璧な自分に任せとくさー!……えっと、この辺かな」ペタペタ
P「違う違う。もっと上だ」
響「じゃあこの辺?」スリスリ
ハム蔵「チューwww」モゾモゾ
響「ぷ、プロデューサーの体ってけっこう、ガッシリしてるね。男の体って感じだぞ///」スリスリ
P「そうか?まあ、体力の必要な仕事だから、自然と筋肉もつくだろうな」
響「へえ、そういうものなんだ///」ペタペタ
P「おいおい、直接かよ。まあ、仕方ないよな。早く頼むぞ!」
響「完璧な自分に任せとくさー!……えっと、この辺かな」ペタペタ
P「違う違う。もっと上だ」
響「じゃあこの辺?」スリスリ
ハム蔵「チューwww」モゾモゾ
響「ぷ、プロデューサーの体ってけっこう、ガッシリしてるね。男の体って感じだぞ///」スリスリ
P「そうか?まあ、体力の必要な仕事だから、自然と筋肉もつくだろうな」
響「へえ、そういうものなんだ///」ペタペタ
133: 2012/01/05(木) 00:45:51.26 ID:/TZ1og3a0
P「って、響。早く捕まえてくれ。擽ったいんだ」
響「分かってるぞ!……こ、ここか!?」ツンツン
P「おふっ。……こら響!そんなちっちゃいのがハム蔵なわけないだろ!」
響「あれ、違ったのか。あはは、失敗失敗///」ペタペタ
ハム蔵「チューwww」モゾモゾ
貴音「(ここは本当に、あいどる事務所なのでしょうか……)」
響「分かってるぞ!……こ、ここか!?」ツンツン
P「おふっ。……こら響!そんなちっちゃいのがハム蔵なわけないだろ!」
響「あれ、違ったのか。あはは、失敗失敗///」ペタペタ
ハム蔵「チューwww」モゾモゾ
貴音「(ここは本当に、あいどる事務所なのでしょうか……)」
136: 2012/01/05(木) 00:48:58.37 ID:cIrJW/kP0
ハム蔵楽しそうだな
142: 2012/01/05(木) 00:55:02.30 ID:/TZ1og3a0
P「ハァ、ハァ。響、そろそろ体力の限界だ。早く捕まえてくれ」
響「わ、わかったぞ」ペタペタ
響「(ハム蔵。ありがとう、そろそろ終わりにしよう)」ボソボソッ
ハム蔵「……チュー(……なあ、響。お前ほんとにそれで満足なのか?ほんとは
不完全燃焼なんだろ?そうなんだろ?って感じなんだろ?)」モゾモゾ
響「(え、何そのへんてこな曲?そんなことより、自分大満足だぞ!
プロデューサーの、む、胸まで触っちゃったし///)」ボソボソッ
ハム蔵「…………」カチン
響「(ハム蔵?)」ボソッ
ハム蔵「……チュー(……響。お前そんなことで満足してるから、
ボッチだの、獣臭いだのネタキャラにされちまうんだ。今ここで一皮向ける必要があるんだ)」
響「(むっ、自分そんなことないんだぞ!それに、一皮向けるって……)」ボソボソッ
ハム蔵「……チュー(……越えちゃいけないライン、越 え て み な い か ?)」ドヤァ
響「(は、ハム蔵、きっとそれが言いたかっただけなんだぞ……。
でも、この際だから自分越えてみせるさー!)」ボソボソッ
響「わ、わかったぞ」ペタペタ
響「(ハム蔵。ありがとう、そろそろ終わりにしよう)」ボソボソッ
ハム蔵「……チュー(……なあ、響。お前ほんとにそれで満足なのか?ほんとは
不完全燃焼なんだろ?そうなんだろ?って感じなんだろ?)」モゾモゾ
響「(え、何そのへんてこな曲?そんなことより、自分大満足だぞ!
プロデューサーの、む、胸まで触っちゃったし///)」ボソボソッ
ハム蔵「…………」カチン
響「(ハム蔵?)」ボソッ
ハム蔵「……チュー(……響。お前そんなことで満足してるから、
ボッチだの、獣臭いだのネタキャラにされちまうんだ。今ここで一皮向ける必要があるんだ)」
響「(むっ、自分そんなことないんだぞ!それに、一皮向けるって……)」ボソボソッ
ハム蔵「……チュー(……越えちゃいけないライン、越 え て み な い か ?)」ドヤァ
響「(は、ハム蔵、きっとそれが言いたかっただけなんだぞ……。
でも、この際だから自分越えてみせるさー!)」ボソボソッ
143: 2012/01/05(木) 00:55:59.44 ID:rZM51C6w0
これハム蔵じゃねぇだろ
147: 2012/01/05(木) 00:59:17.08 ID:3LIh/gP70
面妖な
151: 2012/01/05(木) 01:02:25.56 ID:hP0odu8D0
貴音(ハム蔵になりたい…)
153: 2012/01/05(木) 01:03:06.37 ID:/TZ1og3a0
ハム蔵「チュー(よく言った、それでこそ響だ。それとあの曲は名曲だからな。
……それじゃいくぜ?)」モゾモゾ
響「(いつでもいいんだぞ)」ボソッ
ハム蔵「チューwww(ハム蔵、行っきまーすwww)」モゾモゾモゾモゾ
P「うわっ、は、ハム蔵!そっちは出口じゃなくて、パンツの中だ!」
響・貴音「「!!!」」
ハム蔵「チューwww(うはwww相変わらずでけぇwww)」モゾモゾ
P「くっ……。は、ハム蔵、お前オスだろ!……って、いやいや、オスじゃなくても入ってくるな!」
響「(こ、越えちゃいけないラインって、パンツの中だったのか……。だ、だけど自分は!)」
……それじゃいくぜ?)」モゾモゾ
響「(いつでもいいんだぞ)」ボソッ
ハム蔵「チューwww(ハム蔵、行っきまーすwww)」モゾモゾモゾモゾ
P「うわっ、は、ハム蔵!そっちは出口じゃなくて、パンツの中だ!」
響・貴音「「!!!」」
ハム蔵「チューwww(うはwww相変わらずでけぇwww)」モゾモゾ
P「くっ……。は、ハム蔵、お前オスだろ!……って、いやいや、オスじゃなくても入ってくるな!」
響「(こ、越えちゃいけないラインって、パンツの中だったのか……。だ、だけど自分は!)」
156: 2012/01/05(木) 01:04:32.71 ID:/TZ1og3a0
ハム蔵「チュー(や ら な い か ?wwwって、俺ホOじゃないですしお寿司www)」
響「ぷ、プロデューサー。今度こそ捕まえてあげるからね!」カチャカチャ
P「ち、ちょっと待て!今度はパンツの中なんだ。
さすがに、それは……って、ズボンを脱がさないでくれ!」
響「いいから、いいから。完璧な自分にまかせるっ、さー!」ズボッ
P「あふっ」
貴音「」
響「は、ハム蔵ー。どこー?返事してくれー!///」ガサガサ
ハム蔵「チューwww(我思うwww故に我ここに在りwww)」モゾモゾ
響「ぷ、プロデューサー。今度こそ捕まえてあげるからね!」カチャカチャ
P「ち、ちょっと待て!今度はパンツの中なんだ。
さすがに、それは……って、ズボンを脱がさないでくれ!」
響「いいから、いいから。完璧な自分にまかせるっ、さー!」ズボッ
P「あふっ」
貴音「」
響「は、ハム蔵ー。どこー?返事してくれー!///」ガサガサ
ハム蔵「チューwww(我思うwww故に我ここに在りwww)」モゾモゾ
159: 2012/01/05(木) 01:06:16.75 ID:3Ccnh+H70
このハム蔵さんは敏腕
165: 2012/01/05(木) 01:08:12.92 ID:/TZ1og3a0
響「お、ハム蔵。ここだな!」ツンツン
P「ちょ、響!それハム蔵じゃなくてP蔵なん、」
響「問答無用!ハム蔵、とったどー!」ガシッ
P「うぎゃあああああああ」
ハム蔵「チューwww(ちょwwwおまwwwそれ俺じゃねえwwwけど、GJwww)」
貴音「」
響「?」ムニュムニュ
P「」ピクピク
響「あ。こ、これって……///」ムニュッ
貴音「」ピクピク
ハム蔵「いやあ、いい仕事したぜ」
P「ちょ、響!それハム蔵じゃなくてP蔵なん、」
響「問答無用!ハム蔵、とったどー!」ガシッ
P「うぎゃあああああああ」
ハム蔵「チューwww(ちょwwwおまwwwそれ俺じゃねえwwwけど、GJwww)」
貴音「」
響「?」ムニュムニュ
P「」ピクピク
響「あ。こ、これって……///」ムニュッ
貴音「」ピクピク
ハム蔵「いやあ、いい仕事したぜ」
173: 2012/01/05(木) 01:13:38.92 ID:/TZ1og3a0
貴音「///」
響「いやー。ごめんね、プロデューサー///」
P「ハァ、ハァ。……いや、間違いは誰にでもあるさ。それより、ハム蔵が無事に出てきてよかったな」
響「ああ、自分の家族だからね。本当に良かったぞ」ナデナデ
ハム蔵「チューwww(へけっwww)」
P「おいおい、ハム蔵。お前反省しなきゃだめだぞ?」ツンツン
ハム蔵「チューwww(サーセン旦那www)」
響「はは。一応、反省してるってさ」
P「一応って……。まあ、いいか」
響「いやー。ごめんね、プロデューサー///」
P「ハァ、ハァ。……いや、間違いは誰にでもあるさ。それより、ハム蔵が無事に出てきてよかったな」
響「ああ、自分の家族だからね。本当に良かったぞ」ナデナデ
ハム蔵「チューwww(へけっwww)」
P「おいおい、ハム蔵。お前反省しなきゃだめだぞ?」ツンツン
ハム蔵「チューwww(サーセン旦那www)」
響「はは。一応、反省してるってさ」
P「一応って……。まあ、いいか」
174: 2012/01/05(木) 01:18:44.58 ID:/TZ1og3a0
響「それじゃあ、自分ラジオ番組の収録があるから行ってくるね」
P「ああ、気をつけてな。行ってらっしゃい」
響「いってきまーす」
ハム蔵「チュー」
ガチャ
バタン
貴音「///」
P「はぁ、何かすっかり汗かいちゃったな」パタパタ
貴音「///」
P「ん?貴音どうしたんだ?」
貴音「はっ!な、何でもありません。少々、ぼーっとしておりました」
P「ああ、気をつけてな。行ってらっしゃい」
響「いってきまーす」
ハム蔵「チュー」
ガチャ
バタン
貴音「///」
P「はぁ、何かすっかり汗かいちゃったな」パタパタ
貴音「///」
P「ん?貴音どうしたんだ?」
貴音「はっ!な、何でもありません。少々、ぼーっとしておりました」
177: 2012/01/05(木) 01:24:32.47 ID:/TZ1og3a0
P「そっか、貴音にしては珍しいな。何か悩み事か?」
貴音「そ、そんな事はありません。……それより、今の一件で喉が渇いたのではありませんか」
P「ああ、確かに渇いたな。そこのポットのお湯で良いから一杯頼んでも良いか?」
貴音「ええ、お任せを」
――数分後――
貴音「どうぞ、粗茶ですが」
P「おう、悪いね」ズズッ
貴音「どうですか?」
P「ああ、美味いよ」ズズッ
貴音「ふふ、それは良かった」
貴音「そ、そんな事はありません。……それより、今の一件で喉が渇いたのではありませんか」
P「ああ、確かに渇いたな。そこのポットのお湯で良いから一杯頼んでも良いか?」
貴音「ええ、お任せを」
――数分後――
貴音「どうぞ、粗茶ですが」
P「おう、悪いね」ズズッ
貴音「どうですか?」
P「ああ、美味いよ」ズズッ
貴音「ふふ、それは良かった」
180: 2012/01/05(木) 01:29:32.19 ID:/TZ1og3a0
P「さて、企画書の続きでも書こうかな」カキカキ
貴音「では、私は雑誌でも読んでいましょう」ペラッ
P「……」カキカキ
貴音「……」ペラッ
P「……」カキカキ
貴音「……」チラッ
P「……これは、ちょっと違うか」ゴシゴシ
貴音「……」ジッ
P「……」カキカキ
貴音「では、私は雑誌でも読んでいましょう」ペラッ
P「……」カキカキ
貴音「……」ペラッ
P「……」カキカキ
貴音「……」チラッ
P「……これは、ちょっと違うか」ゴシゴシ
貴音「……」ジッ
P「……」カキカキ
182: 2012/01/05(木) 01:35:11.92 ID:/TZ1og3a0
貴音「……あの、あなた様」
P「ん、なんだ貴音?」カキカキ
貴音「作業を続けながらで結構です。お聞きしたい事があるのです」
P「ああ、いいよ。俺に答えられることならね」カキカキ
貴音「……あなた様はなぜ今の仕事に?」
P「…………」ピタッ
P「……またえらく急な質問だな。どうしたんだ急に?」
貴音「な、なんとなくです。しかし、どうしても気になって」
P「……そうだな、どうしようかな」
貴音「お願いします」
P「ん、なんだ貴音?」カキカキ
貴音「作業を続けながらで結構です。お聞きしたい事があるのです」
P「ああ、いいよ。俺に答えられることならね」カキカキ
貴音「……あなた様はなぜ今の仕事に?」
P「…………」ピタッ
P「……またえらく急な質問だな。どうしたんだ急に?」
貴音「な、なんとなくです。しかし、どうしても気になって」
P「……そうだな、どうしようかな」
貴音「お願いします」
185: 2012/01/05(木) 01:39:59.63 ID:/TZ1og3a0
P「うーん、でもな……」
貴音「そこを何とかっ」
P「男にだって秘密にしたいことの、一つや百個はあるんだぞ?」
貴音「それは……」
P「はは、冗談だよ。それに別に秘密にするような事じゃないしな」
貴音「では、教えていただけるのですか?」
P「ああ、勿論。……それじゃあ、隣いいか?」
貴音「はい」ササッ
P「じゃあ、失礼して……よっと」ギシ
P「それじゃあ、どこから話そうかな。……前の仕事からで良いか?」
貴音「ええ、お好きな様に」
貴音「そこを何とかっ」
P「男にだって秘密にしたいことの、一つや百個はあるんだぞ?」
貴音「それは……」
P「はは、冗談だよ。それに別に秘密にするような事じゃないしな」
貴音「では、教えていただけるのですか?」
P「ああ、勿論。……それじゃあ、隣いいか?」
貴音「はい」ササッ
P「じゃあ、失礼して……よっと」ギシ
P「それじゃあ、どこから話そうかな。……前の仕事からで良いか?」
貴音「ええ、お好きな様に」
186: 2012/01/05(木) 01:45:19.89 ID:/TZ1og3a0
P「万台市役所って所に勤めてたんだ」
貴音「ばんだい?万台というと私が以前、一日警察署長を務めたあの万台区の?」
P「そう、そこそこ。そう言えば、あの時は悪質なカメラマンに投げ飛ばされちゃったんだよな」
貴音「くすっ、そんな事もありましたね」
P「はは、あまりいい記憶じゃないから、忘れてくれるとありがたいな。
……それで、その市役所の窓口で働いていたんだ」
貴音「……何だか想像がつきませんね」
P「まあ、そうだろうな。アイドルのプロデューサーと市役所勤めの人間じゃ、全く接点がないからね」
貴音「では、何がきっかけで?」
P「……その前に貴音に聞きたい事があるんだけど、公務員ってどんなイメージがある?」
貴音「そうですね。……やはり何と言っても安定性でしょうか。福利厚生もしっかりとしていますし」
P「休みもちゃんとあるしな」
貴音「ばんだい?万台というと私が以前、一日警察署長を務めたあの万台区の?」
P「そう、そこそこ。そう言えば、あの時は悪質なカメラマンに投げ飛ばされちゃったんだよな」
貴音「くすっ、そんな事もありましたね」
P「はは、あまりいい記憶じゃないから、忘れてくれるとありがたいな。
……それで、その市役所の窓口で働いていたんだ」
貴音「……何だか想像がつきませんね」
P「まあ、そうだろうな。アイドルのプロデューサーと市役所勤めの人間じゃ、全く接点がないからね」
貴音「では、何がきっかけで?」
P「……その前に貴音に聞きたい事があるんだけど、公務員ってどんなイメージがある?」
貴音「そうですね。……やはり何と言っても安定性でしょうか。福利厚生もしっかりとしていますし」
P「休みもちゃんとあるしな」
188: 2012/01/05(木) 01:51:05.45 ID:/TZ1og3a0
貴音「ええ。浮き沈みの激しい世界に身を置く者として、大変魅力的だと思います」
貴音「ただ……」
P「ただ?」
貴音「少し、面白みに欠ける様な……」
P「面白みに欠ける、か」
貴音「……すいません」
P「いや、いいんだ。俺もそう感じてたし。ただ、そうは言ってもやり甲斐がない訳じゃないぞ?」
P「同僚や上司にも恵まれていたし、なにより市民の為に直接関わる仕事だしな」
貴音「はい」
P「……それに、職場に気になる人もいた」
貴音「気になる人……」ズキン
貴音「ただ……」
P「ただ?」
貴音「少し、面白みに欠ける様な……」
P「面白みに欠ける、か」
貴音「……すいません」
P「いや、いいんだ。俺もそう感じてたし。ただ、そうは言ってもやり甲斐がない訳じゃないぞ?」
P「同僚や上司にも恵まれていたし、なにより市民の為に直接関わる仕事だしな」
貴音「はい」
P「……それに、職場に気になる人もいた」
貴音「気になる人……」ズキン
190: 2012/01/05(木) 01:57:10.76 ID:/TZ1og3a0
P「だから、不満はあるし代わり映えのない毎日だけど、俺の生き方はそんなに悪いものじゃない」
P「そもそも、そう考えてしまうのは俺が大人になりきれてない証拠なんだって、そう自分に言い聞かせてた」
貴音「…………」
P「そんな時、社長と出会ったんだ」
――とある日の深夜、コンビニの帰り道――
P「はあ、あそこでまさか差されるとはなあ。おかげで給料日までカップ麺か……」トボトボ
???「うーむ。なかなかティンとくる者がいないねえ。いっそ私がプロデュースしてみるべきか」ポトッ
P「大体、あの騎手は最後の追い込みがって……あれ?今の人、サイフ落として気づいてないぞ」
???「それが良いかもしれないね。この前撮った宣材も私のセンスがティンと光ってたし」スタスタ
P「おーい。そこの方、待ってください!サイフ落とされましたよー!」タッタッ
P「そもそも、そう考えてしまうのは俺が大人になりきれてない証拠なんだって、そう自分に言い聞かせてた」
貴音「…………」
P「そんな時、社長と出会ったんだ」
――とある日の深夜、コンビニの帰り道――
P「はあ、あそこでまさか差されるとはなあ。おかげで給料日までカップ麺か……」トボトボ
???「うーむ。なかなかティンとくる者がいないねえ。いっそ私がプロデュースしてみるべきか」ポトッ
P「大体、あの騎手は最後の追い込みがって……あれ?今の人、サイフ落として気づいてないぞ」
???「それが良いかもしれないね。この前撮った宣材も私のセンスがティンと光ってたし」スタスタ
P「おーい。そこの方、待ってください!サイフ落とされましたよー!」タッタッ
191: 2012/01/05(木) 02:01:51.91 ID:/TZ1og3a0
???「そうだなあ。……まずは、プロデュース第一号にまさかの音無君を起用しよう」スタスタ
P「おーい!……ダメだ。あの人気づいてない」タッタッ
???「ユニット名をつけようかな。最近は一人でもユニット名をつけるのが流行りだからね」スタスタ
???「うむ……。『小鳥さんじゅうななさい』なんてどうだろ」スタスタ
P「おーい!だから、サイフ落としましたってば!」ガシッ
???「いいね、実にいい!とうとう、765プロの最終兵器が……おや?」
P「ハァ、ハァ。サイフを落とされましたよ」
高木社長「あれま、私のサイフじゃないか。悪いねえ君……おおっ!?」ティン
P「ええ、先ほど落とされたのですが、気づかなかった様で」
高木社長「」ティンティン
P「おーい!……ダメだ。あの人気づいてない」タッタッ
???「ユニット名をつけようかな。最近は一人でもユニット名をつけるのが流行りだからね」スタスタ
???「うむ……。『小鳥さんじゅうななさい』なんてどうだろ」スタスタ
P「おーい!だから、サイフ落としましたってば!」ガシッ
???「いいね、実にいい!とうとう、765プロの最終兵器が……おや?」
P「ハァ、ハァ。サイフを落とされましたよ」
高木社長「あれま、私のサイフじゃないか。悪いねえ君……おおっ!?」ティン
P「ええ、先ほど落とされたのですが、気づかなかった様で」
高木社長「」ティンティン
200: 2012/01/05(木) 02:07:31.12 ID:/TZ1og3a0
P「あ、あの、私の顔に何か」
高木社長「」ティンティン
P「(これは関わっちゃいけないタイプの人かもしれないな……。早く立ち去ろう)」
高木社長「」ティンティン
P「それじゃあ、失礼しま、」
高木社長「君ぃ!アイドルのプロデューサーやってみる気はないかね!?」
P「……はい?」
高木社長「」ティンティン
P「(これは関わっちゃいけないタイプの人かもしれないな……。早く立ち去ろう)」
高木社長「」ティンティン
P「それじゃあ、失礼しま、」
高木社長「君ぃ!アイドルのプロデューサーやってみる気はないかね!?」
P「……はい?」
202: 2012/01/05(木) 02:12:08.08 ID:/TZ1og3a0
貴音「……そんな事があったのですね」
P「ああ、その後ファミレスに連れ込まれて、延々と話を聞かされたよ」
貴音「それで、決められたのですか?」
P「まさか。何度も断ったよ。でも、なかなか帰してくれなくて」
貴音「ふふ、困惑するあなた様が目に浮かびます」
P「はは。……それで何度も断っているうちに、社長がこう言ったんだ」
P「『だったら、その目で直接うちのアイドルを見て欲しい。きっと考えが変わるはずだから』って」
P「そういうことならってOKしたよ。……まあ、結局は断るつもりだったけどね」
貴音「直接……?ならば、なぜあのような真似を?」
P「ああ、その後ファミレスに連れ込まれて、延々と話を聞かされたよ」
貴音「それで、決められたのですか?」
P「まさか。何度も断ったよ。でも、なかなか帰してくれなくて」
貴音「ふふ、困惑するあなた様が目に浮かびます」
P「はは。……それで何度も断っているうちに、社長がこう言ったんだ」
P「『だったら、その目で直接うちのアイドルを見て欲しい。きっと考えが変わるはずだから』って」
P「そういうことならってOKしたよ。……まあ、結局は断るつもりだったけどね」
貴音「直接……?ならば、なぜあのような真似を?」
205: 2012/01/05(木) 02:19:42.51 ID:/TZ1og3a0
P「あのようなって、……カメラマンのふりをした事か?」
貴音「ええ」
P「まあ、色々理由はあるよ。例えば初めて会った男に、いきなり密着取材なんかされたら警戒しちゃうだろ?」
貴音「そうですね。特に雪歩は」
P「はは、そうだな。そうなったら、見えるものも見えなくなるしね。
だから第三者的なカメラマンって訳さ」
貴音「なるほど」
P「それにな……」
貴音「それに?」
P「一通り見たあと、やっぱりやりませんっていったら、貴音はどう思う?」
貴音「それは……。あっ」
貴音「ええ」
P「まあ、色々理由はあるよ。例えば初めて会った男に、いきなり密着取材なんかされたら警戒しちゃうだろ?」
貴音「そうですね。特に雪歩は」
P「はは、そうだな。そうなったら、見えるものも見えなくなるしね。
だから第三者的なカメラマンって訳さ」
貴音「なるほど」
P「それにな……」
貴音「それに?」
P「一通り見たあと、やっぱりやりませんっていったら、貴音はどう思う?」
貴音「それは……。あっ」
208: 2012/01/05(木) 02:26:14.15 ID:/TZ1og3a0
P「そうなんだ。俺個人の理由で辞退するのに、たぶん貴音達はこう考えると思う」
P「『ああ、私達に魅力や才能を感じないから、きっとこの人は引き受けないんだ』って」
貴音「ええ、たしかに」
P「『私は彼女達の可能性を信じている。だから、そんな風に考えて欲しくない。
君には申し訳ないが、身分を偽って彼女達を見て欲しい』」
P「社長にそう言われたんだ」
貴音「高木殿が……」
P「ああ、あの時の社長はちょっとカッコよかったな」
貴音「くすっ、これは想像がつきませんね」
P「おいおい、可哀想なこと言うなよ」
貴音「ふふ、すいません」
P「『ああ、私達に魅力や才能を感じないから、きっとこの人は引き受けないんだ』って」
貴音「ええ、たしかに」
P「『私は彼女達の可能性を信じている。だから、そんな風に考えて欲しくない。
君には申し訳ないが、身分を偽って彼女達を見て欲しい』」
P「社長にそう言われたんだ」
貴音「高木殿が……」
P「ああ、あの時の社長はちょっとカッコよかったな」
貴音「くすっ、これは想像がつきませんね」
P「おいおい、可哀想なこと言うなよ」
貴音「ふふ、すいません」
210: 2012/01/05(木) 02:38:30.97 ID:/TZ1og3a0
P「それで、話の続きな」
貴音「はい」
P「……でまあ、そんなこんなで――貴音達に出会った」
貴音「……はい」
P「どう感じたか聞きたいよな。それが、なぜこの仕事を選んだかの理由でもあるし」
貴音「ええ、是非とも」
P「……楽しそうだなって思った」
貴音「楽しそう……」
P「実力勝負の世界だから、もっとピリピリしてるものだと思ってた」
P「だけど歌う時も踊る時も、お前達は本当に楽しそうなんだ。
こっちも見てるだけで、楽しくなるくらいな」
貴音「はい」
P「……でまあ、そんなこんなで――貴音達に出会った」
貴音「……はい」
P「どう感じたか聞きたいよな。それが、なぜこの仕事を選んだかの理由でもあるし」
貴音「ええ、是非とも」
P「……楽しそうだなって思った」
貴音「楽しそう……」
P「実力勝負の世界だから、もっとピリピリしてるものだと思ってた」
P「だけど歌う時も踊る時も、お前達は本当に楽しそうなんだ。
こっちも見てるだけで、楽しくなるくらいな」
215: 2012/01/05(木) 02:47:49.13 ID:/TZ1og3a0
貴音「そうですね。現在は多忙を極める様になりましたが、それでも楽しい事に変わりはありません」
P「それって、お前達には当たり前の事かもしれないけど、
毎日同じ様な生き方をしている俺には凄く眩しく見えたんだ」
貴音「…………」
P「この娘達をプロデュースしたら、俺も変われるかもしれない。毎日が楽しくなるかもしれない」
P「それは凄く魅力的な生き方に思えたよ」
貴音「……それであなた様はこの道を?」
P「いや、たしかにぐらっときたけど、それだけの理由で決心はつかなかったよ」
貴音「ではなぜ?」
P「……」チラッ
貴音「……?」
P「それって、お前達には当たり前の事かもしれないけど、
毎日同じ様な生き方をしている俺には凄く眩しく見えたんだ」
貴音「…………」
P「この娘達をプロデュースしたら、俺も変われるかもしれない。毎日が楽しくなるかもしれない」
P「それは凄く魅力的な生き方に思えたよ」
貴音「……それであなた様はこの道を?」
P「いや、たしかにぐらっときたけど、それだけの理由で決心はつかなかったよ」
貴音「ではなぜ?」
P「……」チラッ
貴音「……?」
219: 2012/01/05(木) 03:03:50.68 ID:/TZ1og3a0
P「……出会って、しまったんだよな」
貴音「……出会った?」
P「ああ。この娘達をトップアイドルにしたい。
いや、――この娘を俺の力で頂点に導きたいって娘にさ」
貴音「!!!」
P「それで、その次の日には辞職届けをだして、765プロに入社。新米プロデューサーの誕生ってわけさ」
貴音「……(共に頂点を目指す者……)」
P「はは。改めて考えると無謀だよな。公務員やめてアイドルのプロデューサーやるなんて」
貴音「……(これはもう、限界ですね……)」
P「まあ、今じゃ敏腕プロデューサーなんて呼んでくれる人もいるし、結果オーライかな」
貴音「あ、あなた様」
貴音「……出会った?」
P「ああ。この娘達をトップアイドルにしたい。
いや、――この娘を俺の力で頂点に導きたいって娘にさ」
貴音「!!!」
P「それで、その次の日には辞職届けをだして、765プロに入社。新米プロデューサーの誕生ってわけさ」
貴音「……(共に頂点を目指す者……)」
P「はは。改めて考えると無謀だよな。公務員やめてアイドルのプロデューサーやるなんて」
貴音「……(これはもう、限界ですね……)」
P「まあ、今じゃ敏腕プロデューサーなんて呼んでくれる人もいるし、結果オーライかな」
貴音「あ、あなた様」
221: 2012/01/05(木) 03:08:26.37 ID:/TZ1og3a0
P「これで話はおしまいだ。それじゃあ、俺は企画書の続きを、」
貴音「あなた様っ!」
P「っ……。な、なんだよ貴音。そんな大きな声だして」
貴音「その者の名を……。その共に頂点を目指す者の名を、まだ聞いてはおりません」
P「聞いてないって……。そんなのどうでも良くないか?個人的すぎる理由だし」
貴音「たしかにその通りでしょう。しかし――」
貴音「私にとって、それこそが何より重要な事なのです」
P「それってまさか……。いやいやいや、さすがにそんなことはないか」
貴音「そんなこととは?」
貴音「あなた様っ!」
P「っ……。な、なんだよ貴音。そんな大きな声だして」
貴音「その者の名を……。その共に頂点を目指す者の名を、まだ聞いてはおりません」
P「聞いてないって……。そんなのどうでも良くないか?個人的すぎる理由だし」
貴音「たしかにその通りでしょう。しかし――」
貴音「私にとって、それこそが何より重要な事なのです」
P「それってまさか……。いやいやいや、さすがにそんなことはないか」
貴音「そんなこととは?」
224: 2012/01/05(木) 03:17:06.90 ID:/TZ1og3a0
P「えっと、それは……貴音が俺の事を、す、好きとか?」
貴音「……はぁ」
P「はは、そうだよな。貴音が俺の事好きになるわけないよな。すまん、すまん」
貴音「やはり、あなた様は超がつくほどの鈍感者のようです」
P「む、それってどういう意味だよ?」
貴音「……」ジッ
P「貴音?」
貴音「……いつかこの気持ちを伝えられる日がきっとやってくる」
貴音「それは、頂点にたどり着いたその時だと。そう思っていました」
P「お、おい貴音。急にどうしたんだ」
貴音「……はぁ」
P「はは、そうだよな。貴音が俺の事好きになるわけないよな。すまん、すまん」
貴音「やはり、あなた様は超がつくほどの鈍感者のようです」
P「む、それってどういう意味だよ?」
貴音「……」ジッ
P「貴音?」
貴音「……いつかこの気持ちを伝えられる日がきっとやってくる」
貴音「それは、頂点にたどり着いたその時だと。そう思っていました」
P「お、おい貴音。急にどうしたんだ」
227: 2012/01/05(木) 03:25:05.66 ID:/TZ1og3a0
貴音「それとも、そうなる前にあなた様が私の気持ちに気づいて下さる」
貴音「それはそれで悪くないとも、考えていました」
P「お前、何言って……」
貴音「しかし、もう限界なのです。この思いは今にも溢れてしまいそうで……」
P「…………」
貴音「あなた様が私にかけて下さる、言葉に一喜一憂し」
貴音「あなた様が今日の様に、他の異性と戯れる姿を見ているだけで、堪らなく嫉妬してしまうのです」
P「……貴音」
貴音「ふふ、ただ一言の想いを告げるために、随分と前置きが長くなってしまいました」
P「…………」
貴音「つまるところ私、四条貴音は――――あなた様を愛しているのです」
貴音「それはそれで悪くないとも、考えていました」
P「お前、何言って……」
貴音「しかし、もう限界なのです。この思いは今にも溢れてしまいそうで……」
P「…………」
貴音「あなた様が私にかけて下さる、言葉に一喜一憂し」
貴音「あなた様が今日の様に、他の異性と戯れる姿を見ているだけで、堪らなく嫉妬してしまうのです」
P「……貴音」
貴音「ふふ、ただ一言の想いを告げるために、随分と前置きが長くなってしまいました」
P「…………」
貴音「つまるところ私、四条貴音は――――あなた様を愛しているのです」
234: 2012/01/05(木) 03:30:36.97 ID:/TZ1og3a0
P「っ……」
貴音「とうとう言ってしまいました……」
P「……本気、なんだよな?」
貴音「これも冗談に見えますか?」
P「まさか。その真剣な表情、本気の時の貴音だよ」
貴音「ふふ、よく見ていますね」
P「まあな。……それじゃあ俺も答えないとな。その娘の事を」
貴音「……ええ」
P・貴音「「…………」」
P「その娘の名前は……」
貴音「…………」ドキドキ
P「いま、」
貴音「とうとう言ってしまいました……」
P「……本気、なんだよな?」
貴音「これも冗談に見えますか?」
P「まさか。その真剣な表情、本気の時の貴音だよ」
貴音「ふふ、よく見ていますね」
P「まあな。……それじゃあ俺も答えないとな。その娘の事を」
貴音「……ええ」
P・貴音「「…………」」
P「その娘の名前は……」
貴音「…………」ドキドキ
P「いま、」
241: 2012/01/05(木) 03:36:59.02 ID:/TZ1og3a0
prrrrrrrr!
P・貴音「!!!」ビクッ
P「で、電話だな」
貴音「は、はい」
P「えっと、……○○○テレビのプロデューサーさんからだ」
貴音「その様ですね」
P「緊急の用事だったら悪いし、出てもいいかな?」
貴音「ええ。残念ですが、出られた方が……」
P「悪いな。それじゃあ、ちょっと外で話してくるよ」pi
P「……はい、765プロです。いつもお世話になっております」スタスタ
ガチャ
バタン
P・貴音「!!!」ビクッ
P「で、電話だな」
貴音「は、はい」
P「えっと、……○○○テレビのプロデューサーさんからだ」
貴音「その様ですね」
P「緊急の用事だったら悪いし、出てもいいかな?」
貴音「ええ。残念ですが、出られた方が……」
P「悪いな。それじゃあ、ちょっと外で話してくるよ」pi
P「……はい、765プロです。いつもお世話になっております」スタスタ
ガチャ
バタン
247: 2012/01/05(木) 03:43:08.86 ID:/TZ1og3a0
貴音「……はぁ。なんと間の悪い」
貴音「これでは、再び聞き直す雰囲気には、今すぐにはなりそうもありませんね」
貴音「ただ、残念な反面、安堵しているのもまた事実」
貴音「そもそも、告白するつもりなど、まだなかったのですから///」
貴音「……しかし、采は投げられました。それも私自身の手で」
貴音「今宵が勝負、ですね……」
貴音「これでは、再び聞き直す雰囲気には、今すぐにはなりそうもありませんね」
貴音「ただ、残念な反面、安堵しているのもまた事実」
貴音「そもそも、告白するつもりなど、まだなかったのですから///」
貴音「……しかし、采は投げられました。それも私自身の手で」
貴音「今宵が勝負、ですね……」
249: 2012/01/05(木) 03:49:27.42 ID:/TZ1og3a0
ガチャ
バタン
P「あの、貴音」
貴音「は、はい。なんでしょう」
P「すまない!実は緊急の打ち合わせが入ってしまったんだ。
それで今から向こうの本社に行かなきゃならない。だから、」
貴音「それでは今日の食事会は中止ですか!?」
P「いや、そうじゃないよ。貴音さえよければ……」ゴソゴソ
貴音「?」
P「あ、あったあった。はい、これ」チャリン
貴音「これは?」
バタン
P「あの、貴音」
貴音「は、はい。なんでしょう」
P「すまない!実は緊急の打ち合わせが入ってしまったんだ。
それで今から向こうの本社に行かなきゃならない。だから、」
貴音「それでは今日の食事会は中止ですか!?」
P「いや、そうじゃないよ。貴音さえよければ……」ゴソゴソ
貴音「?」
P「あ、あったあった。はい、これ」チャリン
貴音「これは?」
253: 2012/01/05(木) 03:55:49.14 ID:/TZ1og3a0
P「俺が住んでるマンションの合鍵だよ。直帰で急いで帰るから、あまり待たせないと思うんだ」
貴音「それはつまり……」
P「だから、貴音さえよければ先に行って準備をしてて貰いたいんだ。……ダメかな?」
貴音「よ、よろしいのですか?」
P「ああ。なるべく早く帰ってくるよ。そして一緒に食べよう」
貴音「はいっ、承知しました」
P「それじゃあ、マンションまでの道のりを……」カキカキ
P「よし、こんなもんかな。ここがマンションな」トントン
貴音「……ここからさほど離れていませんね」
貴音「それはつまり……」
P「だから、貴音さえよければ先に行って準備をしてて貰いたいんだ。……ダメかな?」
貴音「よ、よろしいのですか?」
P「ああ。なるべく早く帰ってくるよ。そして一緒に食べよう」
貴音「はいっ、承知しました」
P「それじゃあ、マンションまでの道のりを……」カキカキ
P「よし、こんなもんかな。ここがマンションな」トントン
貴音「……ここからさほど離れていませんね」
255: 2012/01/05(木) 04:01:42.19 ID:/TZ1og3a0
P「そうだな。だけど、この事は他の仲間には秘密だぞ?
亜美真美に知られたら溜まり場にしそうだからな」
貴音「ふふ、確かに」
P・貴音「「…………」」
P「そ、それじゃあ、そろそろ行こうかな」
貴音「え、ええ。道中お気をつけて」
P「じゃあ、行ってくるよ」スタスタ
ガチャ
貴音「あ、あなた様!」
P「ん、何かな貴音?」
亜美真美に知られたら溜まり場にしそうだからな」
貴音「ふふ、確かに」
P・貴音「「…………」」
P「そ、それじゃあ、そろそろ行こうかな」
貴音「え、ええ。道中お気をつけて」
P「じゃあ、行ってくるよ」スタスタ
ガチャ
貴音「あ、あなた様!」
P「ん、何かな貴音?」
258: 2012/01/05(木) 04:08:31.26 ID:/TZ1og3a0
貴音「あの……、その……」
P「?」
貴音「……その者に対する気持ちは、やはり愛情なのですか?」
P「……ああ、そうだな。一目惚れってやつだ」
貴音「っ……そうですか」
P「本当はそんな気持ちを持っちゃいけないのにな。……プロデューサーである前に
そもそも、なっちゃいけなかったのかもしれないな。お前たちには悪い事を、」
貴音「そ、そんなことはありません!もし、あなた様が現れなければ、きっと私たちは未だに燻っていました」
P「貴音……」
貴音「それに何より、あなた様にそれほど思われる者は、きっと幸せに違いありません。
ですから、その気持ちを悔いる必要などありません」
P「……そっか。なんかありがとな」
貴音「いえ、本当のことを言ったまでです」
P「?」
貴音「……その者に対する気持ちは、やはり愛情なのですか?」
P「……ああ、そうだな。一目惚れってやつだ」
貴音「っ……そうですか」
P「本当はそんな気持ちを持っちゃいけないのにな。……プロデューサーである前に
そもそも、なっちゃいけなかったのかもしれないな。お前たちには悪い事を、」
貴音「そ、そんなことはありません!もし、あなた様が現れなければ、きっと私たちは未だに燻っていました」
P「貴音……」
貴音「それに何より、あなた様にそれほど思われる者は、きっと幸せに違いありません。
ですから、その気持ちを悔いる必要などありません」
P「……そっか。なんかありがとな」
貴音「いえ、本当のことを言ったまでです」
262: 2012/01/05(木) 04:14:58.65 ID:/TZ1og3a0
P「それじゃあ、行ってくるよ。また今晩な」
貴音「ええ、お待ちしています」
バタン
貴音「…………」
貴音「あの方にそれほど思われるとは一体誰なのでしょうか。
……もちろん私であって欲しいですが」
貴音「……やはり、最大の好敵手は美希ですね」
貴音「あの方に対する好意を面と言って憚りませんし、何より輝くような容姿と才能……」
貴音「…………」
貴音「……ふぅ。考えても埒が開きません」
貴音「向かう準備をするといたしましょう」
貴音「ええ、お待ちしています」
バタン
貴音「…………」
貴音「あの方にそれほど思われるとは一体誰なのでしょうか。
……もちろん私であって欲しいですが」
貴音「……やはり、最大の好敵手は美希ですね」
貴音「あの方に対する好意を面と言って憚りませんし、何より輝くような容姿と才能……」
貴音「…………」
貴音「……ふぅ。考えても埒が開きません」
貴音「向かう準備をするといたしましょう」
264: 2012/01/05(木) 04:20:12.64 ID:/TZ1og3a0
――765プロ、更衣室――
貴音「こ、これを僥倖と呼ぶのかもしれませんね」プルプル
【お泊まりセット】
貴音「不規則な仕事でありますから、いつかは事務所に泊まる日があるやもしれぬと」プルプル
貴音「そんな時のために準備をしておくようにと、律子嬢は言っておりました」プルプル
貴音「しかし、あの方が共にいれば、このせっと一式を持ち寄る事について、
問い質される事もあったでしょう」プルプル
貴音「僥倖っ……、圧倒的、僥倖っ……!」プルプル
貴音「…………」ピタッ
貴音「……出陣の時です」
貴音「こ、これを僥倖と呼ぶのかもしれませんね」プルプル
【お泊まりセット】
貴音「不規則な仕事でありますから、いつかは事務所に泊まる日があるやもしれぬと」プルプル
貴音「そんな時のために準備をしておくようにと、律子嬢は言っておりました」プルプル
貴音「しかし、あの方が共にいれば、このせっと一式を持ち寄る事について、
問い質される事もあったでしょう」プルプル
貴音「僥倖っ……、圧倒的、僥倖っ……!」プルプル
貴音「…………」ピタッ
貴音「……出陣の時です」
269: 2012/01/05(木) 04:30:17.14 ID:/TZ1og3a0
――スーパーの帰り道、P宅へ向う途中――
貴音「ど、どっさり買ってしまいました」テクテク
貴音「とても今晩のみで、食べきれる量ではありません」テクテク
貴音「ですから、向こう数日間のおかずも合わせて作るつもりです」テクテク
貴音「和食に洋食に中華……。ふふ、腕が鳴りますね」テクテク
貴音「…………」テクテク
貴音「くっ……、重い」ヨロッ
貴音「ど、どっさり買ってしまいました」テクテク
貴音「とても今晩のみで、食べきれる量ではありません」テクテク
貴音「ですから、向こう数日間のおかずも合わせて作るつもりです」テクテク
貴音「和食に洋食に中華……。ふふ、腕が鳴りますね」テクテク
貴音「…………」テクテク
貴音「くっ……、重い」ヨロッ
278: 2012/01/05(木) 05:06:52.49 ID:/TZ1og3a0
――P宅、玄関前――
貴音「ここですね。えっと、まずは表札を確認して……」
【―――】
貴音「……たしかにあの方の部屋ですね。では、早速上らせて頂きましょう」ガチャリ
キイッ
バタン
貴音「し、失礼します」ヌギヌギ
貴音「…………」クンカクンカ
貴音「あの方の香りが///」
貴音「…………///」
貴音「……こほん。いつまでも、こうしてはいられませんね」
貴音「早速作るといたしましょう」
貴音「ここですね。えっと、まずは表札を確認して……」
【―――】
貴音「……たしかにあの方の部屋ですね。では、早速上らせて頂きましょう」ガチャリ
キイッ
バタン
貴音「し、失礼します」ヌギヌギ
貴音「…………」クンカクンカ
貴音「あの方の香りが///」
貴音「…………///」
貴音「……こほん。いつまでも、こうしてはいられませんね」
貴音「早速作るといたしましょう」
281: 2012/01/05(木) 05:15:18.09 ID:/TZ1og3a0
貴音「……よし、ざっとこんなものですね。あとは、味が染み込むのに、時間がかかる料理を待って完成です」
貴音「それと明日食べる作り置きは冷蔵庫へ。それ以降の分は冷凍庫へ入れておきましょう」
貴音「…………」
貴音「…………」ソワソワ
貴音「多忙なあの方の事です。掃除をする暇もないでしょう」
貴音「ですから部屋を掃除したら、きっと喜ぶに違いありません」
貴音「た、たとえ掃除中に、見られて困るものが出てきてもです!」
貴音「……まずは居間からですね」
貴音「それと明日食べる作り置きは冷蔵庫へ。それ以降の分は冷凍庫へ入れておきましょう」
貴音「…………」
貴音「…………」ソワソワ
貴音「多忙なあの方の事です。掃除をする暇もないでしょう」
貴音「ですから部屋を掃除したら、きっと喜ぶに違いありません」
貴音「た、たとえ掃除中に、見られて困るものが出てきてもです!」
貴音「……まずは居間からですね」
284: 2012/01/05(木) 05:22:09.39 ID:/TZ1og3a0
――居間――
貴音「……ふぅ。殿方の部屋はもっと雑然としているかと思いきや、意外な程に片付いていますね」
貴音「掃除機を軽くかけるだけで終わってしまいました」
【本棚】
貴音「…………」チラッ
貴音「様々な本がありますね。はぁどかばぁに辞典に小説に叢書に新書――。そして、仕事に関する資料です」
貴音「そういった類いの本はありません。……で、でじたる派なのでしょうか」
貴音「……おや?」
貴音「やけに分厚いふぁいるのぉとですね。しかも、ざっと10冊はあります」
貴音「……ふぅ。殿方の部屋はもっと雑然としているかと思いきや、意外な程に片付いていますね」
貴音「掃除機を軽くかけるだけで終わってしまいました」
【本棚】
貴音「…………」チラッ
貴音「様々な本がありますね。はぁどかばぁに辞典に小説に叢書に新書――。そして、仕事に関する資料です」
貴音「そういった類いの本はありません。……で、でじたる派なのでしょうか」
貴音「……おや?」
貴音「やけに分厚いふぁいるのぉとですね。しかも、ざっと10冊はあります」
288: 2012/01/05(木) 05:29:13.38 ID:/TZ1og3a0
貴音「表題は『765プロの軌跡』。……少し拝見させて頂きましょう」
貴音「…………」ペラッ
貴音「なるほど。これは今までに私達が取り上げられた雑誌等の、すくらっぷ集のようです」ペラッ
貴音「丁寧に日付まで書いてあります。やはり日を追う毎にその数は増えていますね」ペラッ
貴音「あの方はどの様な気持ちで、これを眺めるのでしょうか」ペラッ
貴音「ふふ、これはあの時の。……ん?」ペラッ
貴音「…………」ペラペラッ
貴音「き、気のせいでしょうか。明らかに私に関する記事や写真が多いような///」ペラッ
貴音「///」ペラッ
貴音「……」パタン
貴音「さ、さて。今度は寝室を片付けるといたしましょう」スクッ
貴音「…………」ペラッ
貴音「なるほど。これは今までに私達が取り上げられた雑誌等の、すくらっぷ集のようです」ペラッ
貴音「丁寧に日付まで書いてあります。やはり日を追う毎にその数は増えていますね」ペラッ
貴音「あの方はどの様な気持ちで、これを眺めるのでしょうか」ペラッ
貴音「ふふ、これはあの時の。……ん?」ペラッ
貴音「…………」ペラペラッ
貴音「き、気のせいでしょうか。明らかに私に関する記事や写真が多いような///」ペラッ
貴音「///」ペラッ
貴音「……」パタン
貴音「さ、さて。今度は寝室を片付けるといたしましょう」スクッ
292: 2012/01/05(木) 05:36:06.12 ID:/TZ1og3a0
――寝室――
貴音「これまた、掃除機を軽くかけるだけで終わってしまいました」
貴音「…………」チラッ
【ベッド】
貴音「お約束ではありますが。……とぅ!」ボフッ
貴音「……な、なんとこれはっ」ゴロゴロ
貴音「あの方の匂いに包まれてっ」ゴロゴロ
貴音「まるで、あの方に抱き締められている様です!」ゴロゴロ
貴音「……まあ、実際に抱き締められた事はありませんが」ピタッ
貴音「…………」
貴音「ふふっ♪」ゴロゴロ
貴音「これまた、掃除機を軽くかけるだけで終わってしまいました」
貴音「…………」チラッ
【ベッド】
貴音「お約束ではありますが。……とぅ!」ボフッ
貴音「……な、なんとこれはっ」ゴロゴロ
貴音「あの方の匂いに包まれてっ」ゴロゴロ
貴音「まるで、あの方に抱き締められている様です!」ゴロゴロ
貴音「……まあ、実際に抱き締められた事はありませんが」ピタッ
貴音「…………」
貴音「ふふっ♪」ゴロゴロ
297: 2012/01/05(木) 05:43:28.57 ID:/TZ1og3a0
二十分後
貴音「ふぅ、満喫しました」ムクッ
貴音「それでは、そろそろお風呂の準備でも……おや?」チラッ
【眼鏡 on サイドボード】
貴音「いつもかけている眼鏡とは違いますね。……予備なのでしょうか」
貴音「……少しかけてみましょう」スチャッ
貴音「おぉ、なんとぴったり。良く見えます」
貴音「と言うことは、あの方は裸眼では、私と同じような景色を見ているのでしょうか。
大したことではありませんが、何だか嬉しいですね……」
貴音「…………」
貴音「ふぅ、満喫しました」ムクッ
貴音「それでは、そろそろお風呂の準備でも……おや?」チラッ
【眼鏡 on サイドボード】
貴音「いつもかけている眼鏡とは違いますね。……予備なのでしょうか」
貴音「……少しかけてみましょう」スチャッ
貴音「おぉ、なんとぴったり。良く見えます」
貴音「と言うことは、あの方は裸眼では、私と同じような景色を見ているのでしょうか。
大したことではありませんが、何だか嬉しいですね……」
貴音「…………」
298: 2012/01/05(木) 05:50:31.45 ID:/TZ1og3a0
貴音「……そう言えばこの状況、あるあにめぇしょんを思い出します」
貴音「あれは、古都にまだ居を構えていた時の事です」
貴音「深夜に目が覚めててれびをつけた所、えう゛ぁという面妖なあにめがやっていたのです」
貴音「そう言えば、ひろいんの一人は私と同じ銀髪の少女でした」
貴音「『駄目、あの方が呼んでる……』」
貴音「……ふふっ」
貴音「……話を戻しましょう」
貴音「ある日、主人公の少年が身分証を届けるために、その少女のマンションを訪れるのですが
呼び鈴が壊れているせいか、少女は出てきません」
貴音「そこで部屋に入ると、少年は寝具の脇棚に、父親の壊れた眼鏡を見つけるのです」
貴音「少年にとって実の父親は……。いえ、話が長くなるので割愛いたしましょう」
貴音「あれは、古都にまだ居を構えていた時の事です」
貴音「深夜に目が覚めててれびをつけた所、えう゛ぁという面妖なあにめがやっていたのです」
貴音「そう言えば、ひろいんの一人は私と同じ銀髪の少女でした」
貴音「『駄目、あの方が呼んでる……』」
貴音「……ふふっ」
貴音「……話を戻しましょう」
貴音「ある日、主人公の少年が身分証を届けるために、その少女のマンションを訪れるのですが
呼び鈴が壊れているせいか、少女は出てきません」
貴音「そこで部屋に入ると、少年は寝具の脇棚に、父親の壊れた眼鏡を見つけるのです」
貴音「少年にとって実の父親は……。いえ、話が長くなるので割愛いたしましょう」
302: 2012/01/05(木) 05:57:05.49 ID:/TZ1og3a0
貴音「そして、少年おもむろににその眼鏡をかけるのです」
貴音「その時、背後から気配が――」
ミシッ
貴音「何奴!?」バッ
P「た、貴音。なにやってるんだ?」
貴音「な゛っ……///」カアッ
P「……」
貴音「……///」パクパク
P「……なんかすまん」
貴音「……///」パクパク
P「……」
貴音「ど、どいてくれる?」
貴音「その時、背後から気配が――」
ミシッ
貴音「何奴!?」バッ
P「た、貴音。なにやってるんだ?」
貴音「な゛っ……///」カアッ
P「……」
貴音「……///」パクパク
P「……なんかすまん」
貴音「……///」パクパク
P「……」
貴音「ど、どいてくれる?」
307: 2012/01/05(木) 06:04:05.45 ID:/TZ1og3a0
――食事中――
貴音「すいませんでした。つい舞い上がってしまい///」
P「はは、そんなに気にするなって。むしろ見てて楽しかったから」パクッ
貴音「どの辺りから見ていたのですか?」
P「えっと、『駄目、あの方が呼んでる……』ってとこからかな。随分と饒舌に語ってたな」
貴音「あぁ……///」
P「はは。まあ、いいじゃないか。それより箸が止まってるぞ。どんどん食べよう」
貴音「は、はい」パクパク
貴音「すいませんでした。つい舞い上がってしまい///」
P「はは、そんなに気にするなって。むしろ見てて楽しかったから」パクッ
貴音「どの辺りから見ていたのですか?」
P「えっと、『駄目、あの方が呼んでる……』ってとこからかな。随分と饒舌に語ってたな」
貴音「あぁ……///」
P「はは。まあ、いいじゃないか。それより箸が止まってるぞ。どんどん食べよう」
貴音「は、はい」パクパク
310: 2012/01/05(木) 06:13:40.94 ID:/TZ1og3a0
P「いやあ、食べた食べた。本当に美味しかったよ」ギシッ
貴音「ふふ、お粗末様でした。食後のお茶をどうぞ」コト
P「ああ、ありがとう。……それと貴音も隣に座りなよ」
貴音「はい、では失礼します」キシッ
P「それにしても、貴音は本当に器量がいいよな」ズズッ
貴音「いえいえ、そんなことはありません」
P「そう謙遜するなって。短時間で作り置きの食事も準備してくれて、部屋も掃除してくれて」
P「ついでに、面白い物も見せてくれたしな」
貴音「ふふ、あれは余計でした///」
貴音「ふふ、お粗末様でした。食後のお茶をどうぞ」コト
P「ああ、ありがとう。……それと貴音も隣に座りなよ」
貴音「はい、では失礼します」キシッ
P「それにしても、貴音は本当に器量がいいよな」ズズッ
貴音「いえいえ、そんなことはありません」
P「そう謙遜するなって。短時間で作り置きの食事も準備してくれて、部屋も掃除してくれて」
P「ついでに、面白い物も見せてくれたしな」
貴音「ふふ、あれは余計でした///」
311: 2012/01/05(木) 06:22:44.61 ID:/TZ1og3a0
P「貴音をお嫁さんに貰う人は、きっと幸せだな」
貴音「っ……。な、ならば、あなた様はきっと、幸せ者になりますね」
P「え?」
貴音「私が添い遂げたいと思う相手は、あなた様だけですから」
P「そ、そうか」
貴音「ええ」
貴音「っ……。な、ならば、あなた様はきっと、幸せ者になりますね」
P「え?」
貴音「私が添い遂げたいと思う相手は、あなた様だけですから」
P「そ、そうか」
貴音「ええ」
314: 2012/01/05(木) 06:29:29.80 ID:/TZ1og3a0
P「……なんか急に大胆になったな」
貴音「くすっ、そうですね。想いは伝えましたし、恥ずかしいところも見られました」
貴音「怖いものなし、というやつです」
P「はは、そっか。……なら、俺の答えを聞く用意もできてるよな?」
貴音「は、はい」
P「…………」
貴音「くすっ、そうですね。想いは伝えましたし、恥ずかしいところも見られました」
貴音「怖いものなし、というやつです」
P「はは、そっか。……なら、俺の答えを聞く用意もできてるよな?」
貴音「は、はい」
P「…………」
316: 2012/01/05(木) 06:47:01.86 ID:/TZ1og3a0
P「……俺も」
P「俺もお前の事が、――貴音の事が好きだ。初めて会った時からずっと好きだ。……愛してる」
貴音「……本当、ですか?」
P「ああ。それとも、冗談に見えちゃうか?」
貴音「ふふ、見えませんね。あなた様は冗談が下手ですから」
P「え、そうかな。自分じゃそんなつもりはないんだけどな」
貴音「いいえ、私にはわかります。……いつもあなた様を見てきたのですから」
P「はは、そっか。それは光栄だな……」ズズッ
貴音「…………」
P「えっと、それじゃあそろそろ、」
貴音「……っく……」ポロッ
P「ん?」
P「俺もお前の事が、――貴音の事が好きだ。初めて会った時からずっと好きだ。……愛してる」
貴音「……本当、ですか?」
P「ああ。それとも、冗談に見えちゃうか?」
貴音「ふふ、見えませんね。あなた様は冗談が下手ですから」
P「え、そうかな。自分じゃそんなつもりはないんだけどな」
貴音「いいえ、私にはわかります。……いつもあなた様を見てきたのですから」
P「はは、そっか。それは光栄だな……」ズズッ
貴音「…………」
P「えっと、それじゃあそろそろ、」
貴音「……っく……」ポロッ
P「ん?」
322: 2012/01/05(木) 06:55:04.31 ID:/TZ1og3a0
貴音「……うぅっ……ぐすっ」ポロポロ
P「お、おい。貴音、どうした!?」
貴音「す、すいません……。でもっ……ひくっ……うれし、くて……ぐすっ」ポロポロ
P「……そっか。けど、嬉しいなら笑ってくれないか?貴音のそういう顔は見たくないからな」ポンポン
貴音「ぐすっ……で、ですが、ひくっ……勝手に……涙が……っく」ポロポロ
P「貴音……」
貴音「ひぐっ……すいま、せん……うぅっ……すぐに、泣き止み……ぐすっ……ますからっ」ポロポロ
P「それじゃあ、俺の胸を貸してやる。こうすれば見えないだろ?」ギュッ
貴音「あっ……。……ひくっ……は、はい……ぐしゅ」ギュウッ
P「お、おい。貴音、どうした!?」
貴音「す、すいません……。でもっ……ひくっ……うれし、くて……ぐすっ」ポロポロ
P「……そっか。けど、嬉しいなら笑ってくれないか?貴音のそういう顔は見たくないからな」ポンポン
貴音「ぐすっ……で、ですが、ひくっ……勝手に……涙が……っく」ポロポロ
P「貴音……」
貴音「ひぐっ……すいま、せん……うぅっ……すぐに、泣き止み……ぐすっ……ますからっ」ポロポロ
P「それじゃあ、俺の胸を貸してやる。こうすれば見えないだろ?」ギュッ
貴音「あっ……。……ひくっ……は、はい……ぐしゅ」ギュウッ
358: 2012/01/05(木) 10:26:26.65 ID:/TZ1og3a0
P「……どうだ、そろそろ落ち着いたか?」ポンポン
貴音「ぐすっ……。は、はい、大分落ち着きました」
P「それにしても、嬉しくて泣いちゃうなんて、凄く意外だったよ」
貴音「そうですか?」
P「ああ。貴音は超然としてるっていうか、常に余裕の笑みを浮かべてるイメージだからな」
貴音「自分ではそのようなつもりは……」
P「分かってる。素の貴音はちょっと天然で純真無垢で、ほっとけないって感じだし」
貴音「そ、そのような事は///」
P「はは、こういうのギャップ萌えって言うのかな。素の貴音を見せていけば、もっとファンが増えると思うよ」
貴音「素の私……」
P「ああ、貴音はどう思う?」
貴音「ぐすっ……。は、はい、大分落ち着きました」
P「それにしても、嬉しくて泣いちゃうなんて、凄く意外だったよ」
貴音「そうですか?」
P「ああ。貴音は超然としてるっていうか、常に余裕の笑みを浮かべてるイメージだからな」
貴音「自分ではそのようなつもりは……」
P「分かってる。素の貴音はちょっと天然で純真無垢で、ほっとけないって感じだし」
貴音「そ、そのような事は///」
P「はは、こういうのギャップ萌えって言うのかな。素の貴音を見せていけば、もっとファンが増えると思うよ」
貴音「素の私……」
P「ああ、貴音はどう思う?」
363: 2012/01/05(木) 10:33:36.70 ID:/TZ1og3a0
貴音「……嫌、です」
P「うーん。やっぱりそうか。貴音にも大事にしたいイメージがあるだろうしな」
貴音「いえ、そうではありません」
P「え、それじゃあ、なんで?」
貴音「本当の私は、あなた様だけが知っていて欲しいからです」ギュッ
P「そ、そうか。勿体無い気もするけど、それでいいのかな」
貴音「それでいいのです」
P「……そうだな」ギュッ
P「うーん。やっぱりそうか。貴音にも大事にしたいイメージがあるだろうしな」
貴音「いえ、そうではありません」
P「え、それじゃあ、なんで?」
貴音「本当の私は、あなた様だけが知っていて欲しいからです」ギュッ
P「そ、そうか。勿体無い気もするけど、それでいいのかな」
貴音「それでいいのです」
P「……そうだな」ギュッ
366: 2012/01/05(木) 10:38:44.26 ID:/TZ1og3a0
P「すっかり、夜も更けたな」
貴音「……ええ」
P「よし。じゃあ、そろそろタクシー呼ぼうか」
貴音「…………」
P「さすがにこの時間に、女の子が一人で帰るのは危険だしな。だから、」
貴音「いやです」
P「そ、そっか。だったら、俺がマンションまで送ろうか?」
貴音「それも、嫌です」
P「……おいおい。じゃあ一体どうしたいんだ?」
貴音「……ええ」
P「よし。じゃあ、そろそろタクシー呼ぼうか」
貴音「…………」
P「さすがにこの時間に、女の子が一人で帰るのは危険だしな。だから、」
貴音「いやです」
P「そ、そっか。だったら、俺がマンションまで送ろうか?」
貴音「それも、嫌です」
P「……おいおい。じゃあ一体どうしたいんだ?」
369: 2012/01/05(木) 10:44:52.90 ID:/TZ1og3a0
貴音「今宵は帰りたくありません。……泊めて頂けませんか?」
P「泊めてって……ええっ!?いやいや、それだけはダメだ!」
貴音「どうしてですか?」
P「どうしてって……。とにかくダメなものはダメだ」
貴音「漸く想いが叶ったのです。このまま帰れるほど私は大人ではありません」
P「……前は子供じゃないって、反論してたじゃないか」
貴音「それに、あなた様はもっと私といたくはありませんか?」
P「それは、一緒にいたいよ。だけどな、」
貴音「何より、今の私は泣いたせいで目が赤く腫れています」
貴音「週刊誌にでもこの顔を撮られようものなら、何時ぞやの様に、あることないこと書かれてしまいませんか?」
P「それは……」
P「泊めてって……ええっ!?いやいや、それだけはダメだ!」
貴音「どうしてですか?」
P「どうしてって……。とにかくダメなものはダメだ」
貴音「漸く想いが叶ったのです。このまま帰れるほど私は大人ではありません」
P「……前は子供じゃないって、反論してたじゃないか」
貴音「それに、あなた様はもっと私といたくはありませんか?」
P「それは、一緒にいたいよ。だけどな、」
貴音「何より、今の私は泣いたせいで目が赤く腫れています」
貴音「週刊誌にでもこの顔を撮られようものなら、何時ぞやの様に、あることないこと書かれてしまいませんか?」
P「それは……」
371: 2012/01/05(木) 10:50:58.32 ID:/TZ1og3a0
貴音「卑怯な物言いで、あなた様を困らせている事は承知しています。しかし、それでも私は……」
P「貴音……」
貴音「お願いします」
P「……はぁ。わかったよ、泊まっていけ」
貴音「ほ、本当ですか?」
P「そう言ったのはお前だろ?それに、俺だって貴音といたくないって言ったら嘘になるしな」
貴音「あなた様……」
P「貴音……」
貴音「お願いします」
P「……はぁ。わかったよ、泊まっていけ」
貴音「ほ、本当ですか?」
P「そう言ったのはお前だろ?それに、俺だって貴音といたくないって言ったら嘘になるしな」
貴音「あなた様……」
372: 2012/01/05(木) 10:57:20.16 ID:/TZ1og3a0
P「それじゃあ、そうと決まったら風呂に入らないか。泣いたし、スッキリしたいだろ?」スクッ
貴音「い、いきなりお風呂ですか!?心の準備が……。しかし、あなた様が望むのであれば///」ガタッ
P「ん、いきなり立ち上がってどうしたんだ。先に入るか?」
貴音「へ?一緒に入るのではないのですか?」
P「一緒に入るって……。な、何言ってんだ貴音!?先に俺が入るって事だよ!」
貴音「っ……、そうですね。普通はそういう意味ですね///」
P「普通も何もそれしかないだろ……。とにかく、先に入ってくるよ」スタスタ
貴音「ええ、ごゆっくり」
ガラッ
パタン
貴音「い、いきなりお風呂ですか!?心の準備が……。しかし、あなた様が望むのであれば///」ガタッ
P「ん、いきなり立ち上がってどうしたんだ。先に入るか?」
貴音「へ?一緒に入るのではないのですか?」
P「一緒に入るって……。な、何言ってんだ貴音!?先に俺が入るって事だよ!」
貴音「っ……、そうですね。普通はそういう意味ですね///」
P「普通も何もそれしかないだろ……。とにかく、先に入ってくるよ」スタスタ
貴音「ええ、ごゆっくり」
ガラッ
パタン
376: 2012/01/05(木) 11:03:33.14 ID:/TZ1og3a0
貴音「さ、さすがにいきなりお風呂ぷれぃと言われたら困りましたね」
貴音「…………」ソワソワ
貴音「しかし、泊まる事を認めた直後に、お風呂を勧めると言うことは、そういうつもりなのでしょう……」
貴音「性急なのかもしれませんが、いつかはあの方と通る道……」
貴音「…………」ゴクリ
貴音「……覚悟を決めるといたしましょう」
貴音「…………」ソワソワ
貴音「しかし、泊まる事を認めた直後に、お風呂を勧めると言うことは、そういうつもりなのでしょう……」
貴音「性急なのかもしれませんが、いつかはあの方と通る道……」
貴音「…………」ゴクリ
貴音「……覚悟を決めるといたしましょう」
380: 2012/01/05(木) 11:09:38.62 ID:/TZ1og3a0
ガラッ
パタン
P「ふー。スッキリした」ゴシゴシ
貴音「お、お帰りなさい」
P「ああ、ただいま。それじゃあ、今度は貴音が入ってきな。その間に寝る準備しておくから」
貴音「寝る準備!?……そうですね。あとは寝るだけですね」
P「ドライヤーは洗面所にあるから、勝手に使っていいから」
貴音「は、はい。では行って参ります」
/////
貴音「ふぅ……」ゴシゴシ
貴音「…………」バシャ
パタン
P「ふー。スッキリした」ゴシゴシ
貴音「お、お帰りなさい」
P「ああ、ただいま。それじゃあ、今度は貴音が入ってきな。その間に寝る準備しておくから」
貴音「寝る準備!?……そうですね。あとは寝るだけですね」
P「ドライヤーは洗面所にあるから、勝手に使っていいから」
貴音「は、はい。では行って参ります」
/////
貴音「ふぅ……」ゴシゴシ
貴音「…………」バシャ
385: 2012/01/05(木) 11:15:28.16 ID:/TZ1og3a0
【鏡】
貴音「…………」ジッ
貴音「…………」クルッ
貴音「……すたいるに自信がない訳ではありませんが」
貴音「重要なのは、あの方がこの体を好ましく思うかどうかですね……」
貴音「…………」ジッ
貴音「……くすっ。きっと、好ましく思ってくれるはずです」
貴音「あのすくらっぷ集には、私の水着写真もたくさんあったのですから」
貴音「そろそろ、上がるとしましょう」ペタペタ
ガチャ
バタン
貴音「…………」ジッ
貴音「…………」クルッ
貴音「……すたいるに自信がない訳ではありませんが」
貴音「重要なのは、あの方がこの体を好ましく思うかどうかですね……」
貴音「…………」ジッ
貴音「……くすっ。きっと、好ましく思ってくれるはずです」
貴音「あのすくらっぷ集には、私の水着写真もたくさんあったのですから」
貴音「そろそろ、上がるとしましょう」ペタペタ
ガチャ
バタン
388: 2012/01/05(木) 11:22:04.53 ID:/TZ1og3a0
カチッ
貴音「…………」ゴォー
貴音「……ところで、きちんと着てからあの方の前に出るべきでしょうか」ゴォー
貴音「脱がす楽しみもあると言いますが、何分、初めての事……」ゴォー
貴音「一枚一枚脱がされるなど、恥ずかしくて卒倒してしまいそうです」ゴォー
カチッ
貴音「…………」
貴音「ば、ばすたおる一枚でいきましょう」キュッ
貴音「すぅ……、はぁ……」
貴音「いざ参ります」ペタペタ
貴音「…………」ゴォー
貴音「……ところで、きちんと着てからあの方の前に出るべきでしょうか」ゴォー
貴音「脱がす楽しみもあると言いますが、何分、初めての事……」ゴォー
貴音「一枚一枚脱がされるなど、恥ずかしくて卒倒してしまいそうです」ゴォー
カチッ
貴音「…………」
貴音「ば、ばすたおる一枚でいきましょう」キュッ
貴音「すぅ……、はぁ……」
貴音「いざ参ります」ペタペタ
392: 2012/01/05(木) 11:30:52.51 ID:/TZ1og3a0
ガラッ
貴音「た、頼もう!」
P「おう、貴音。結構早かったな……って、うわああぁ!?」ガタッ
貴音「あ、あなた様、どうされました!?」
P「な、何でバスタオル一枚なんだよ!?」
貴音「やはり、脱がしたい派ですか?しかし何分、初めてなのでできれば、」
P「何だよ、脱がしたい派って!?と、とにかく、何か着るんだ!それまでの間、向こうに行ってるから!」ダッ
貴音「ま、待って下さい!」ガシッ
P「っ!ちょっ……いきなり掴んだら、バランスが……うわっ!」
貴音「あなた様!?……きゃあ!」
ドシン!
貴音「た、頼もう!」
P「おう、貴音。結構早かったな……って、うわああぁ!?」ガタッ
貴音「あ、あなた様、どうされました!?」
P「な、何でバスタオル一枚なんだよ!?」
貴音「やはり、脱がしたい派ですか?しかし何分、初めてなのでできれば、」
P「何だよ、脱がしたい派って!?と、とにかく、何か着るんだ!それまでの間、向こうに行ってるから!」ダッ
貴音「ま、待って下さい!」ガシッ
P「っ!ちょっ……いきなり掴んだら、バランスが……うわっ!」
貴音「あなた様!?……きゃあ!」
ドシン!
396: 2012/01/05(木) 11:37:30.97 ID:/TZ1og3a0
P「いつつ……。貴音、大丈夫か?」
貴音「は、はい。あなた様がくっしょんになって頂いたお陰で、どこも痛くは」
P「そうか、それは良かった。……それじゃあ、そろそろ退いてくれるか?そ、その、目のやり場に困るしな。
俺は向こうに行ってるから」チラッ
貴音「……あの、先程から向こう向こうとは、どういうおつもりで?で、できれば、初めてはべっどが……」
P「ん?貴音こそさっきから、初めてとか、脱がすとか何言ってるんだ?」
貴音「で、ですから、初めての、え、えっちは脱がすこともなく、べっどの上でお願いしたいのですが///」
P「ああ、なるほど。たしかに初めてのHは……って、えええぇ!?」
貴音「?」
貴音「は、はい。あなた様がくっしょんになって頂いたお陰で、どこも痛くは」
P「そうか、それは良かった。……それじゃあ、そろそろ退いてくれるか?そ、その、目のやり場に困るしな。
俺は向こうに行ってるから」チラッ
貴音「……あの、先程から向こう向こうとは、どういうおつもりで?で、できれば、初めてはべっどが……」
P「ん?貴音こそさっきから、初めてとか、脱がすとか何言ってるんだ?」
貴音「で、ですから、初めての、え、えっちは脱がすこともなく、べっどの上でお願いしたいのですが///」
P「ああ、なるほど。たしかに初めてのHは……って、えええぇ!?」
貴音「?」
398: 2012/01/05(木) 11:43:51.48 ID:/TZ1og3a0
P「ま、まさか、貴音がそういうつもりだったとはな……」
貴音「すいません……///」カアッ
P「いや、俺こそ悪かったよ。泊まれって言うや否や、風呂に入ろうだもんな。勘違いしても仕方ないさ」
貴音「うぅっ……///」
P「だけどさ。そもそも、まだそういうのは早いんじゃないかな。せっかくの覚悟を無駄にするようで悪いけど
焦らずいかないか?……もう恋人同士なんだしさ」
貴音「っ……、そうですね。少し残念な気もしますが
焦る必要はありませんね。……恋人同士なのですから」
P「だろ?それじゃあ、そういうことで一段落着いたことだし寝ようか」
貴音「……あの」
P「ん、まだ何かあるのか?」
貴音「すいません……///」カアッ
P「いや、俺こそ悪かったよ。泊まれって言うや否や、風呂に入ろうだもんな。勘違いしても仕方ないさ」
貴音「うぅっ……///」
P「だけどさ。そもそも、まだそういうのは早いんじゃないかな。せっかくの覚悟を無駄にするようで悪いけど
焦らずいかないか?……もう恋人同士なんだしさ」
貴音「っ……、そうですね。少し残念な気もしますが
焦る必要はありませんね。……恋人同士なのですから」
P「だろ?それじゃあ、そういうことで一段落着いたことだし寝ようか」
貴音「……あの」
P「ん、まだ何かあるのか?」
402: 2012/01/05(木) 11:50:27.38 ID:/TZ1og3a0
貴音「勘違いとはいえ、覚悟は覚悟です。……せめて、一緒に寝て頂けませんか?」
P「い、一緒にって、同じ布団でか?」
貴音「は、はい」
P「……いいよ」
貴音「よ、よろしいのですか?」
P「まあ、一緒に寝るくらいならな。それに、今日の貴音は妙に頑固だからな。ダメって言っても聞かないんだろ?」
貴音「ふふ、それもそうですね」
P「じゃあ、今度こそもう寝よう。明日休みとはいえ、夜更かしは体によくないからな」
貴音「ええ、おやすみなさい」
P「おやすみ」
パチッ
P「い、一緒にって、同じ布団でか?」
貴音「は、はい」
P「……いいよ」
貴音「よ、よろしいのですか?」
P「まあ、一緒に寝るくらいならな。それに、今日の貴音は妙に頑固だからな。ダメって言っても聞かないんだろ?」
貴音「ふふ、それもそうですね」
P「じゃあ、今度こそもう寝よう。明日休みとはいえ、夜更かしは体によくないからな」
貴音「ええ、おやすみなさい」
P「おやすみ」
パチッ
407: 2012/01/05(木) 11:57:19.34 ID:/TZ1og3a0
――1時間後――
貴音・P「「…………」」
貴音「(やはり眠れませんね。隣に好きな方がいるのですから)」モゾッ
P「貴音も眠れないのか?」
貴音「!……起きていたのですか」
P「ああ、いつもはすぐに寝ちゃうんだけどな。……きっと、貴音が側にいるからかな?」
貴音「くすっ、私もです。隣にあなた様がいると思うと、胸が高鳴ってしまってかないませんね」
P「おお、なんと。銀色の王女にそこまで仰って頂けるとは有り難き幸せ」
貴音「ふふ、あなた様にはそのような気障な言い回しは、似合いませんよ」
P「む、そうか?真には好評だったんだけどな」
貴音「……」ピクッ
P「ん、どうした貴音?」
貴音「……その話、今度詳しく聞く必要がありますね」
貴音・P「「…………」」
貴音「(やはり眠れませんね。隣に好きな方がいるのですから)」モゾッ
P「貴音も眠れないのか?」
貴音「!……起きていたのですか」
P「ああ、いつもはすぐに寝ちゃうんだけどな。……きっと、貴音が側にいるからかな?」
貴音「くすっ、私もです。隣にあなた様がいると思うと、胸が高鳴ってしまってかないませんね」
P「おお、なんと。銀色の王女にそこまで仰って頂けるとは有り難き幸せ」
貴音「ふふ、あなた様にはそのような気障な言い回しは、似合いませんよ」
P「む、そうか?真には好評だったんだけどな」
貴音「……」ピクッ
P「ん、どうした貴音?」
貴音「……その話、今度詳しく聞く必要がありますね」
410: 2012/01/05(木) 12:06:07.67 ID:/TZ1og3a0
P「……ふふ」
貴音「どうされました?」
P「ううん、大した事じゃないんだ。貴音は寝るとき、やっぱりパジャマ着るんだなって思って」
貴音「笑うということは、……似合っていませんか?」
P「いや、そんな事ないよ、凄く似合ってる。……ただね」
貴音「ただ?」
P「今こういう風になってるのって、冗談半分で何着て寝るかを、聞いたのが始まりだったろ?」
貴音「ええ、そういえばそうですね」
P「あれだけでも結構驚いたのに、それがまさか、パジャマどころかバスタオル一枚の姿まで、
見れることになるとは思わなかったからさ。何だかおかしくて」
貴音「そ、そのことは忘れて下さい///」
P「はは、残念ながら忘れろってのは無理な話だな」
貴音「どうされました?」
P「ううん、大した事じゃないんだ。貴音は寝るとき、やっぱりパジャマ着るんだなって思って」
貴音「笑うということは、……似合っていませんか?」
P「いや、そんな事ないよ、凄く似合ってる。……ただね」
貴音「ただ?」
P「今こういう風になってるのって、冗談半分で何着て寝るかを、聞いたのが始まりだったろ?」
貴音「ええ、そういえばそうですね」
P「あれだけでも結構驚いたのに、それがまさか、パジャマどころかバスタオル一枚の姿まで、
見れることになるとは思わなかったからさ。何だかおかしくて」
貴音「そ、そのことは忘れて下さい///」
P「はは、残念ながら忘れろってのは無理な話だな」
416: 2012/01/05(木) 12:14:23.00 ID:/TZ1og3a0
貴音「……あなた様」
P「なに?」
貴音「手を繋いでも良ろしいですか?」
P「手?……ああ、勿論いいよ」キュッ
貴音「ふふ……」キュッ
P「……何かこういうの良いな」
貴音「ええ」
P・貴音「「…………」」キュッ
P「なに?」
貴音「手を繋いでも良ろしいですか?」
P「手?……ああ、勿論いいよ」キュッ
貴音「ふふ……」キュッ
P「……何かこういうの良いな」
貴音「ええ」
P・貴音「「…………」」キュッ
420: 2012/01/05(木) 12:21:19.46 ID:/TZ1og3a0
P「……なあ、貴音」
貴音「はい、なんでしょう?」
P「そろそろ……限界みたいだ。凄く眠い……」
貴音「……そうですか。でしたら、無理せず寝て下さい。私もじきに眠りますから」
P「悪いな……」
貴音「お気になさらず。……では、おやすみなさい」
P「ああ……、おや……すみ……」
貴音「はい、なんでしょう?」
P「そろそろ……限界みたいだ。凄く眠い……」
貴音「……そうですか。でしたら、無理せず寝て下さい。私もじきに眠りますから」
P「悪いな……」
貴音「お気になさらず。……では、おやすみなさい」
P「ああ……、おや……すみ……」
423: 2012/01/05(木) 12:27:36.86 ID:/TZ1og3a0
貴音「……あなた様」ボソッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「……寝てしまいましたか」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」モソモソ
貴音「……んっ……」ギュッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(ふふ、暖かい……)」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「……寝てしまいましたか」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」モソモソ
貴音「……んっ……」ギュッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(ふふ、暖かい……)」
428: 2012/01/05(木) 12:34:06.97 ID:/TZ1og3a0
貴音「…………」ジッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(そう言えば、眼鏡の掛けていない素顔を、こうまじまじと見つめるのは初めてですね)」
貴音「(以前、舞台から落ちた大怪我で、入院した際には見る機会がありましたが……)」
貴音「(あの時は、気が気でなく、それどころではありませんでしたし)」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」ジッ
貴音「(意外や意外に睫毛が長いですね)」
貴音「(それに、すっと通った鼻梁に、薄く開いた口から漏れる寝息……)」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(殿方であるのに、どこか色っぽく感じてしまうのは、なぜでしょう……)」ドキドキ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(そう言えば、眼鏡の掛けていない素顔を、こうまじまじと見つめるのは初めてですね)」
貴音「(以前、舞台から落ちた大怪我で、入院した際には見る機会がありましたが……)」
貴音「(あの時は、気が気でなく、それどころではありませんでしたし)」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」ジッ
貴音「(意外や意外に睫毛が長いですね)」
貴音「(それに、すっと通った鼻梁に、薄く開いた口から漏れる寝息……)」
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(殿方であるのに、どこか色っぽく感じてしまうのは、なぜでしょう……)」ドキドキ
430: 2012/01/05(木) 12:40:56.20 ID:/TZ1og3a0
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(……唇)」ジッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(き、きす、してみたいですね。……しかし寝込みにそのような、)」ドキドキ
――『もう恋人同士なんだしさ』
貴音「……っ……」ドキドキ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(そうです、私たちは恋人同士なのです。
何を遠慮する必要がありましょうか……)」ドキドキ
貴音「すぅ……、はぁ……」ドキドキ
貴音「(……唇)」ジッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(き、きす、してみたいですね。……しかし寝込みにそのような、)」ドキドキ
――『もう恋人同士なんだしさ』
貴音「……っ……」ドキドキ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「(そうです、私たちは恋人同士なのです。
何を遠慮する必要がありましょうか……)」ドキドキ
貴音「すぅ……、はぁ……」ドキドキ
435: 2012/01/05(木) 12:49:51.26 ID:/TZ1og3a0
貴音「…………」スッ
貴音「……んっ……」チュッ
P「…………」
貴音「……んぅっ……」ギュウッ
P「…………」
貴音「……ふっ……」スッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」ドキドキ
貴音「……ふふっ///」カアッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「……おやすみなさい」
貴音「……んっ……」チュッ
P「…………」
貴音「……んぅっ……」ギュウッ
P「…………」
貴音「……ふっ……」スッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「…………」ドキドキ
貴音「……ふふっ///」カアッ
P「すぅ……、すぅ……」
貴音「……おやすみなさい」
439: 2012/01/05(木) 13:00:31.09 ID:/TZ1og3a0
【朝】
貴音「……すぅ、……すぅ」
貴音「……んぅ……」ピクッ
貴音「…………」パチッ
貴音「(……?)」
貴音「(……知らない天井?……ここは一体?)」キョロキョロ
P「…………」カタカタ
貴音「(……そうでした。昨日は、あの方の自宅に泊めて貰ったのでしたね)」ムクリ
P「ん?起きたのか貴音。おはよう」
貴音「ええ、おはようございます。朝から仕事ですか?」スタッ
貴音「……すぅ、……すぅ」
貴音「……んぅ……」ピクッ
貴音「…………」パチッ
貴音「(……?)」
貴音「(……知らない天井?……ここは一体?)」キョロキョロ
P「…………」カタカタ
貴音「(……そうでした。昨日は、あの方の自宅に泊めて貰ったのでしたね)」ムクリ
P「ん?起きたのか貴音。おはよう」
貴音「ええ、おはようございます。朝から仕事ですか?」スタッ
441: 2012/01/05(木) 13:06:47.95 ID:/TZ1og3a0
P「ああ、ちょっと思いついた企画があってね。形に残して置こうと思って」カタカタ
貴音「仕事に熱心なのは良いことですが、たまの休日くらいは休まれた方がよいのでは?」
P「ああ。そうするつもりだったんだけど、貴音の寝顔を眺めてたら、閃く物があってね」
貴音「私の寝顔?」
P「ああ。……可愛い寝顔だったよ?」
貴音「な゛っ……///」カアッ
P「はは、そんなに照れることないんじゃないか。可愛いなんて言われ慣れてるだろ?」
貴音「た、たしかに、容姿を誉めて頂ける事は少なくありませんが、
綺麗と言われても、可愛いとはあまり。それに……」
P「それに?」
貴音「仕事に熱心なのは良いことですが、たまの休日くらいは休まれた方がよいのでは?」
P「ああ。そうするつもりだったんだけど、貴音の寝顔を眺めてたら、閃く物があってね」
貴音「私の寝顔?」
P「ああ。……可愛い寝顔だったよ?」
貴音「な゛っ……///」カアッ
P「はは、そんなに照れることないんじゃないか。可愛いなんて言われ慣れてるだろ?」
貴音「た、たしかに、容姿を誉めて頂ける事は少なくありませんが、
綺麗と言われても、可愛いとはあまり。それに……」
P「それに?」
442: 2012/01/05(木) 13:13:32.53 ID:/TZ1og3a0
貴音「他の方に誉められるのと、あなた様のそれでは全く意味合いが違いますから///」
P「っ……。そ、そうか」
貴音「ええ……」
P・貴音「「…………」」
P「……はは」
貴音「……くすっ」
P「なんか朝から、惚気るなんてむず痒いな」
貴音「おや、そうですか。私はもっと惚気た話もできますよ?」
P「か、勘弁してくれ。素面じゃこれが限界だ」
貴音「ふふ、それは残念です」
P「っ……。そ、そうか」
貴音「ええ……」
P・貴音「「…………」」
P「……はは」
貴音「……くすっ」
P「なんか朝から、惚気るなんてむず痒いな」
貴音「おや、そうですか。私はもっと惚気た話もできますよ?」
P「か、勘弁してくれ。素面じゃこれが限界だ」
貴音「ふふ、それは残念です」
444: 2012/01/05(木) 13:20:53.59 ID:/TZ1og3a0
P「それじゃあ、そろそろ飯にしないか?お腹ぺこぺこなんだ」
貴音「ええ。では、すぐに準備いたしますので、少々お待ちください」
――20分後――
貴音「おまたせしました」コトッ
P「おっ、朝は和食か」
貴音「ええ、やはり日本人なら朝はお米を食べねば、力が出ませんからね。
……それともパンの方がよかったですか?」
P「ううん、そんなことないよ。俺も朝はご飯派だ」
貴音「それは良かった。……ではいただきましょうか」
P「ああ」
P・貴音「「いただきます」」
貴音「ええ。では、すぐに準備いたしますので、少々お待ちください」
――20分後――
貴音「おまたせしました」コトッ
P「おっ、朝は和食か」
貴音「ええ、やはり日本人なら朝はお米を食べねば、力が出ませんからね。
……それともパンの方がよかったですか?」
P「ううん、そんなことないよ。俺も朝はご飯派だ」
貴音「それは良かった。……ではいただきましょうか」
P「ああ」
P・貴音「「いただきます」」
445: 2012/01/05(木) 13:26:10.83 ID:/TZ1og3a0
P「うーむ……」モグモグ
貴音「んくっ、……どうされました?もしや、口に合わない物でもありましたか?」
P「いや、全部おいしいよ。ただ、見慣れたメニューばかりなのに
どれも深い味とでも言えばいいのかな。……プロ並みなんじゃないか?」
貴音「ふふ、ありがとうございます」
P「やっぱり何かコツや秘訣があるのか?
それとも、これが四条家のお袋の味ってやつなのか?」
貴音「……」ピクッ
P「ん、どうした貴音?」
貴音「いえ、なんでもありません。まあ、味の事に関してはあなた様に対する
愛情が隠し味といったところです」ニコッ
P「はは、また惚気話かよ」
貴音「くすっ。……そんなことより、このお漬物も食べてみて下さい。とても美味しいですよ」
P「どれどれ……。おっ、上手いな」ポリポリ
貴音「んくっ、……どうされました?もしや、口に合わない物でもありましたか?」
P「いや、全部おいしいよ。ただ、見慣れたメニューばかりなのに
どれも深い味とでも言えばいいのかな。……プロ並みなんじゃないか?」
貴音「ふふ、ありがとうございます」
P「やっぱり何かコツや秘訣があるのか?
それとも、これが四条家のお袋の味ってやつなのか?」
貴音「……」ピクッ
P「ん、どうした貴音?」
貴音「いえ、なんでもありません。まあ、味の事に関してはあなた様に対する
愛情が隠し味といったところです」ニコッ
P「はは、また惚気話かよ」
貴音「くすっ。……そんなことより、このお漬物も食べてみて下さい。とても美味しいですよ」
P「どれどれ……。おっ、上手いな」ポリポリ
448: 2012/01/05(木) 13:35:25.90 ID:/TZ1og3a0
P「(……なんか、露骨に話題を変えられたよな)」パクパク
貴音「…………」モグモグ
P「(触れられたくない話だったのかな。四条家のことって)」
P「…………」パクパク
――『やはり日本人なら朝はお米を食べねば、力が出ませんからね』
P「(日本人なら、か……)」モグモグ
P「(古都の爺やさんだったり、柔道経験者を投げ飛ばす身のこなしだったり……)」ゴクン
P「(他にも、日本人離れしたスタイルや顔立ち。何よりあの神秘的な銀髪――)」チラッ
貴音「…………」モグモグ
貴音「…………」モグモグ
P「(触れられたくない話だったのかな。四条家のことって)」
P「…………」パクパク
――『やはり日本人なら朝はお米を食べねば、力が出ませんからね』
P「(日本人なら、か……)」モグモグ
P「(古都の爺やさんだったり、柔道経験者を投げ飛ばす身のこなしだったり……)」ゴクン
P「(他にも、日本人離れしたスタイルや顔立ち。何よりあの神秘的な銀髪――)」チラッ
貴音「…………」モグモグ
451: 2012/01/05(木) 13:39:07.91 ID:/TZ1og3a0
P「(俺もまだまだ、貴音のことを知らないってことか……)」
貴音「あなた様、ごはんのおかわりは?」
P「あっ、ああ。それじゃあ頼むよ」
貴音「では、少々お待ちください」ガタッ
P「(知りたい、と思うのは当然だよな。……好きなんだから)」ジッ
貴音「…………」カチャカチャ
P「(いつか教えてくれるよな?貴音……)」
貴音「あなた様、ごはんのおかわりは?」
P「あっ、ああ。それじゃあ頼むよ」
貴音「では、少々お待ちください」ガタッ
P「(知りたい、と思うのは当然だよな。……好きなんだから)」ジッ
貴音「…………」カチャカチャ
P「(いつか教えてくれるよな?貴音……)」
453: 2012/01/05(木) 13:45:45.08 ID:/TZ1og3a0
P「……ふぅ。ごちそうさま。美味しかったよ」ギシッ
貴音「はい、お粗末様でした。……食後のお茶をどうぞ」コトッ
P「ああ、ありがとう」ズズッ
貴音「では、私も隣に失礼して」キシッ
P「…………」
貴音「…………」
P・貴音「「あの、」」
P「おっと、悪い。重なっちゃったな」
貴音「ふふ、お気になさらず」
貴音「はい、お粗末様でした。……食後のお茶をどうぞ」コトッ
P「ああ、ありがとう」ズズッ
貴音「では、私も隣に失礼して」キシッ
P「…………」
貴音「…………」
P・貴音「「あの、」」
P「おっと、悪い。重なっちゃったな」
貴音「ふふ、お気になさらず」
454: 2012/01/05(木) 13:52:30.83 ID:/TZ1og3a0
P「……で、なにかな?貴音から先に言って良いぞ」
貴音「よろしいのですか?」
P「ああ、勿論」
貴音「では、お言葉に甘えて」
貴音「……でぇと、してみませんか?」
P「デート?」
貴音「ええ。家でまったりと過ごすのも魅力的ではありますが、せっかくの行楽日和」
貴音「陽光の下をあなた様と共に、歩いてみたいのです。……だめ、でしょうか?」
P「ううん、俺も良いと思うよ。……じゃあ、まずは近場の公園にでも行ってみようか」
貴音「はい、ぜひともっ」
貴音「よろしいのですか?」
P「ああ、勿論」
貴音「では、お言葉に甘えて」
貴音「……でぇと、してみませんか?」
P「デート?」
貴音「ええ。家でまったりと過ごすのも魅力的ではありますが、せっかくの行楽日和」
貴音「陽光の下をあなた様と共に、歩いてみたいのです。……だめ、でしょうか?」
P「ううん、俺も良いと思うよ。……じゃあ、まずは近場の公園にでも行ってみようか」
貴音「はい、ぜひともっ」
457: 2012/01/05(木) 14:03:31.81 ID:/TZ1og3a0
P「そうだな……。それじゃあ、今日は一日デートしよう。
えっと、他に行きたい所はないか?」
貴音「他にですか?そうですね……。日用雑貨店はどうでしょう」
P「日用雑貨店?消耗品でも買うのか?」
貴音「ええ。あなた様の自宅には、生活する上で足りない物が多々ありますからね。少々不便なのです」
P「不便って……。俺は別に困っちゃいないぞ?」
えっと、他に行きたい所はないか?」
貴音「他にですか?そうですね……。日用雑貨店はどうでしょう」
P「日用雑貨店?消耗品でも買うのか?」
貴音「ええ。あなた様の自宅には、生活する上で足りない物が多々ありますからね。少々不便なのです」
P「不便って……。俺は別に困っちゃいないぞ?」
458: 2012/01/05(木) 14:08:01.88 ID:/TZ1og3a0
貴音「ふふ、あなた様ではなく私です」
P「ん?それって、もしかして……」
貴音「はい。毎日というわけにはいきませんが、休みの日にはできる限りお邪魔して、寝食を共にできたらと」
P「し、寝食を共に……!?さ、さすがにそれは無理じゃないかな」
貴音「おや、なぜでしょうか?」
P「っ……、それはだな……」
貴音「それは?」
P「(分かってからかってるわけじゃないよな?
いや、分かってないなら尚更質が悪いよ、貴音……)」
P「ん?それって、もしかして……」
貴音「はい。毎日というわけにはいきませんが、休みの日にはできる限りお邪魔して、寝食を共にできたらと」
P「し、寝食を共に……!?さ、さすがにそれは無理じゃないかな」
貴音「おや、なぜでしょうか?」
P「っ……、それはだな……」
貴音「それは?」
P「(分かってからかってるわけじゃないよな?
いや、分かってないなら尚更質が悪いよ、貴音……)」
460: 2012/01/05(木) 14:14:11.13 ID:/TZ1og3a0
P「そ、そうだ!週刊誌に撮られる可能性があるからな!」
P「『銀色の王女、自社のプロデューサーと熱愛か!?』なんて、書かれたら困るだろ?」
貴音「……そうですね」
P「だろ?だから寝食を共になんて、」
貴音「しかし、大丈夫です。何も心配する必要はありません」
P「へ?」
貴音「私の第六感は冴えに冴えていますから、そのような失態は犯しません」
P「だ、だけどな……」
貴音「それに、不穏な気配を感じたら、ほうれんそう、ですからね?何も問題はありません」ニコリ
P「ぐぬぬ」
P「『銀色の王女、自社のプロデューサーと熱愛か!?』なんて、書かれたら困るだろ?」
貴音「……そうですね」
P「だろ?だから寝食を共になんて、」
貴音「しかし、大丈夫です。何も心配する必要はありません」
P「へ?」
貴音「私の第六感は冴えに冴えていますから、そのような失態は犯しません」
P「だ、だけどな……」
貴音「それに、不穏な気配を感じたら、ほうれんそう、ですからね?何も問題はありません」ニコリ
P「ぐぬぬ」
462: 2012/01/05(木) 14:21:21.65 ID:/TZ1og3a0
P「はぁ……。わかったよ」
貴音「よ、よろしいのですねっ?」
P「ああ。とは言っても、貴音の生活リズムに、響かない程度に来てくれよ」
貴音「ええ、それは勿論!」
P「……ただし」
貴音「ただし?」
P「昨日みたいに、はしゃぎ過ぎたり、先走らないようにな?」ニヤリ
貴音「っ……///」
貴音「よ、よろしいのですねっ?」
P「ああ。とは言っても、貴音の生活リズムに、響かない程度に来てくれよ」
貴音「ええ、それは勿論!」
P「……ただし」
貴音「ただし?」
P「昨日みたいに、はしゃぎ過ぎたり、先走らないようにな?」ニヤリ
貴音「っ……///」
466: 2012/01/05(木) 14:27:43.27 ID:/TZ1og3a0
P「よし。それじゃあ、そろそろ行こうか。あとの行く先は、デートしながら考えればいいしな」スクッ
貴音「ええ、そういたしましょう」スクッ
――玄関前――
P「火の元よし。戸締まりよし。それと、貴音の変装も。……うん、いいな。似合ってるよ」ポンポン
貴音「ふふ、ありがとうございます。……では、まいりましょうか」
ガチャ
貴音「あっ」
P「ん、どうした貴音。何か忘れ物か?」
貴音「いえ、忘れ物ではありません」
P「じゃあ、何だ?」
貴音「ええ、そういたしましょう」スクッ
――玄関前――
P「火の元よし。戸締まりよし。それと、貴音の変装も。……うん、いいな。似合ってるよ」ポンポン
貴音「ふふ、ありがとうございます。……では、まいりましょうか」
ガチャ
貴音「あっ」
P「ん、どうした貴音。何か忘れ物か?」
貴音「いえ、忘れ物ではありません」
P「じゃあ、何だ?」
472: 2012/01/05(木) 14:33:52.02 ID:/TZ1og3a0
貴音「あなた様も……。あなた様も先ほど何か、言おうとしたのではありませんか?」
P「あっ……。ああ、そう言えばそうだったな」
貴音「なんでしょう?」
P「…………」ポリポリ
貴音「どうされました?もしや、何か他に予定でも?」
P「いや、予定は特にないよ」
P「あっ……。ああ、そう言えばそうだったな」
貴音「なんでしょう?」
P「…………」ポリポリ
貴音「どうされました?もしや、何か他に予定でも?」
P「いや、予定は特にないよ」
479: 2012/01/05(木) 15:04:04.38 ID:/TZ1og3a0
貴音「では、一体何を言おうとしたのですか?」
P「うーん。それは、貴音にしてもらいたい……いや、したいこと、かな」
貴音「し、したいこと?///……ど、どうぞ何なりと言って下さい」
P「本当か?後悔するなよ?」
貴音「ええ。四条貴音に二言はありません。それにあなた様の頼み事です。
何を後悔する事がありましょう」
P「はは、そうか。……それじゃあ遠慮なく」
貴音「ええ」
P「今度は――」
貴音「(何でしょう……。はぐたっちでしょうか?
それとも、擽り合いでしょうか?)」ワクワク
P「うーん。それは、貴音にしてもらいたい……いや、したいこと、かな」
貴音「し、したいこと?///……ど、どうぞ何なりと言って下さい」
P「本当か?後悔するなよ?」
貴音「ええ。四条貴音に二言はありません。それにあなた様の頼み事です。
何を後悔する事がありましょう」
P「はは、そうか。……それじゃあ遠慮なく」
貴音「ええ」
P「今度は――」
貴音「(何でしょう……。はぐたっちでしょうか?
それとも、擽り合いでしょうか?)」ワクワク
480: 2012/01/05(木) 15:09:50.33 ID:/TZ1og3a0
P「今度は俺からキスしても良いかな?」
貴音「えっ」
~tinじゃなくてfin~
貴音「えっ」
~tinじゃなくてfin~
481: 2012/01/05(木) 15:10:32.29 ID:gM7bZZzf0
俺「えっ」
482: 2012/01/05(木) 15:12:31.77 ID:l+r93BH40
えっ
486: 2012/01/05(木) 15:14:15.87 ID:FUPvQ2YAO
えっ
と言いたいところだが乙でした
と言いたいところだが乙でした
495: 2012/01/05(木) 15:19:32.84 ID:/TZ1og3a0
最後は、キスされた時に実は
狸寝入りしてたってことなんですが
分かりにくかったか…。
あと、最初のレスに合わせて落そうと思ったんです
狸寝入りしてたってことなんですが
分かりにくかったか…。
あと、最初のレスに合わせて落そうと思ったんです
496: 2012/01/05(木) 15:20:17.13 ID:xolBmYHu0
乙!
よかったよ!
よかったよ!
507: 2012/01/05(木) 15:36:52.86 ID:GG7qzmVf0
乙でした!
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