1: 2012/11/13(火) 15:04:13.06 ID:7BdM6ldy0
千早「あの……なにをおっしゃっているのかわからないのですが」
P「深い意味はないさ。これから千早には、少しばかり甘えんぼになってもらう」
千早「……ふざけているんですか?私がどういう方向で活動したいか、ちゃんと説明したはずです」
P「もちろん、千早が歌をメインに、おふざけなしで売り出していきたいのはわかってるよ」
千早「だったら……」
P「まぁ、聞いてくれよ。俺が千早をプロデュースし始めてはや一年、俺なりに千早の長所を伸ばしていく形で売り出してきたつもりだ」
千早「それには感謝しています」
千早「……ふざけているんですか?私がどういう方向で活動したいか、ちゃんと説明したはずです」
P「もちろん、千早が歌をメインに、おふざけなしで売り出していきたいのはわかってるよ」
千早「だったら……」
P「まぁ、聞いてくれよ。俺が千早をプロデュースし始めてはや一年、俺なりに千早の長所を伸ばしていく形で売り出してきたつもりだ」
千早「それには感謝しています」
12: 2012/11/13(火) 15:18:12.47 ID:7BdM6ldy0
P「千早の魅力はクールで一途なイメージ、いわゆる堅実な歌手としてひたむきなその姿勢だ。だから俺も可能な限り千早のスタンスを崩さないよう、仕事もかなりまっとうなものばかり選んできた」
千早「……」
P「だが……けっして千早を見くびっているわけじゃないんだが。実力だけで誰かに歌を聴いてもらえる人間ってのは本当にごくまれだ」
千早「そんなこと、わかってるつもりです」
P「俺だって千早には本物の実力があると信じてる。けど、今のままでは何かが足りない。一年間お前を見てきて、純粋な歌唱力以外の伸びしろが千早にはあるはずなんだ」
千早「……歌以外の?」
P「そうだ。たとえば大物アーティストなんかがどうして売れるかというと、歌以外に『その人だけが持っている魅力』みたいなのがあるんだよ。千早はまだそれを見つけ出せていないと思うんだ」
千早「歌以外の魅力、ですか……まぁ、話はわかりましたけれど。それが最初の話にどうつながるんです?」
千早「……」
P「だが……けっして千早を見くびっているわけじゃないんだが。実力だけで誰かに歌を聴いてもらえる人間ってのは本当にごくまれだ」
千早「そんなこと、わかってるつもりです」
P「俺だって千早には本物の実力があると信じてる。けど、今のままでは何かが足りない。一年間お前を見てきて、純粋な歌唱力以外の伸びしろが千早にはあるはずなんだ」
千早「……歌以外の?」
P「そうだ。たとえば大物アーティストなんかがどうして売れるかというと、歌以外に『その人だけが持っている魅力』みたいなのがあるんだよ。千早はまだそれを見つけ出せていないと思うんだ」
千早「歌以外の魅力、ですか……まぁ、話はわかりましたけれど。それが最初の話にどうつながるんです?」
13: 2012/11/13(火) 15:26:22.06 ID:7BdM6ldy0
P「俺はいままで千早をクールでストイックなタイプの女性だと思っていた……だがお前の魅力はそれだけじゃなかったんだ」
千早「ど、どういう意味ですか」
P「端的に言うとだな……千早、お前の年相応な女の子っぽさが千早の魅力を一層引き立てるんだ!」
千早「えっ?」
P「うちのほかのアイドル達と比べても、表面上は確かにお前はいちばんクールであまり女の子らしい姿は見せることがない……しかし、だ」
ピラッ
P「この写真は、春香がお前とショッピングに行ったときのものだが……」
千早「っっ!?」
P「このペットショップで子犬を見ながらガラスにへばりついている千早……否、ちーちゃんの姿はあまりにも我々の何かを掻き立てる!」
千早「ちょちょっ、ぷっ、どこからそんな写真を!!////」
P「春香から買収した」
千早「ど、どういう意味ですか」
P「端的に言うとだな……千早、お前の年相応な女の子っぽさが千早の魅力を一層引き立てるんだ!」
千早「えっ?」
P「うちのほかのアイドル達と比べても、表面上は確かにお前はいちばんクールであまり女の子らしい姿は見せることがない……しかし、だ」
ピラッ
P「この写真は、春香がお前とショッピングに行ったときのものだが……」
千早「っっ!?」
P「このペットショップで子犬を見ながらガラスにへばりついている千早……否、ちーちゃんの姿はあまりにも我々の何かを掻き立てる!」
千早「ちょちょっ、ぷっ、どこからそんな写真を!!////」
P「春香から買収した」
16: 2012/11/13(火) 15:34:01.74 ID:7BdM6ldy0
千早「か、返してくださいっ!」
P「これだけじゃないぞ。この前、真が事務所に置いていった少女マンガをしげしげと眺める千早の姿がこちら」ピラッ
千早「そんなのいつ撮ったんですか!!」
P「小鳥さんは事務所のあちこちにカメラを仕掛けているらしくてな。今回はこの写真を口止め料として徴収した次第だ」
千早「あ、あれはその、あまりにも退屈だったからちらっと見てみただけでっ///」
P「小鳥さんの話では丸一冊よみこんでいたそうだが?」
千早「なっ、なんでそんなことまで、じゃなくて!」
P「まだまだあるぞ。これは寝てる美希の横で自分の胸と見比べて落胆している写真。こっちは車で寝てる千早を俺が隠し撮りしておいた写真……」
千早「通報しますよ!!!」
P「これだけじゃないぞ。この前、真が事務所に置いていった少女マンガをしげしげと眺める千早の姿がこちら」ピラッ
千早「そんなのいつ撮ったんですか!!」
P「小鳥さんは事務所のあちこちにカメラを仕掛けているらしくてな。今回はこの写真を口止め料として徴収した次第だ」
千早「あ、あれはその、あまりにも退屈だったからちらっと見てみただけでっ///」
P「小鳥さんの話では丸一冊よみこんでいたそうだが?」
千早「なっ、なんでそんなことまで、じゃなくて!」
P「まだまだあるぞ。これは寝てる美希の横で自分の胸と見比べて落胆している写真。こっちは車で寝てる千早を俺が隠し撮りしておいた写真……」
千早「通報しますよ!!!」
19: 2012/11/13(火) 15:38:14.08 ID:7BdM6ldy0
P「とまぁ、千早は俺が思っていた以上に年相応のかわいらしい女の子だったというわけなんだ」
千早「か、かわいくなんてありません!そんな風に言われたいとも思ってませんから!」
P「本当に?」
千早「本当ですっ!」
P「そうか……」
千早「そうですっ!」
P「……」
千早「……」
P「千早は本当にかわいいな」
千早「ば!?…………っくぅ……!///」カーッ
千早「か、かわいくなんてありません!そんな風に言われたいとも思ってませんから!」
P「本当に?」
千早「本当ですっ!」
P「そうか……」
千早「そうですっ!」
P「……」
千早「……」
P「千早は本当にかわいいな」
千早「ば!?…………っくぅ……!///」カーッ
22: 2012/11/13(火) 15:51:40.15 ID:7BdM6ldy0
P「俺もいきなり女の子らしい振る舞いをしろとは言わない。でも、千早の歌を、もっと魅力的に、多くの人に聴いてもらうには。千早自身のかわいさをもっと知ってもらうべきだと思うんだ」
千早「それは……そうなのかもしれませんけれど。女の子らしくなんて、どうすればいのか……」
P「まぁ今までのキャラクターがかなり固いものだったからな。だから今回の企画で、徐々に慣れていってもらおうと考えてる」
千早「……あ、甘えんぼ、ですか?」
P「うむ。といっても、基本的にはいつもの千早らしくしてくれればそれで構わない。ただ一つだけ、意識して心がけてほしいことがある」
千早「?」
P「できるだけ意地を張らずに、素直に誰かに甘えてほしいんだよ」
千早「別に、私は意地なんか……」
P「さっきから数々の証拠写真に対してものすごく反抗的な態度をとっていたよな?」
千早「で、ですからあれは!」
P「まぁまぁ、誰も責めてるわけじゃないんだしさ。むしろ開き直ってみたらどうだ?」
千早「えぇ!?」
P「たとえば犬を見てかわいいと思ったら、素直に『かわいい!』って表明したらいいんだよ。それが女の子らしさだ」
千早「で、でもそんなの……は、恥ずかしくて」
P「だから、そこを一歩踏み出してみるんだ。そうしたら、きっと今の何倍もかわいくなれるぞ!」
千早「それは……そうなのかもしれませんけれど。女の子らしくなんて、どうすればいのか……」
P「まぁ今までのキャラクターがかなり固いものだったからな。だから今回の企画で、徐々に慣れていってもらおうと考えてる」
千早「……あ、甘えんぼ、ですか?」
P「うむ。といっても、基本的にはいつもの千早らしくしてくれればそれで構わない。ただ一つだけ、意識して心がけてほしいことがある」
千早「?」
P「できるだけ意地を張らずに、素直に誰かに甘えてほしいんだよ」
千早「別に、私は意地なんか……」
P「さっきから数々の証拠写真に対してものすごく反抗的な態度をとっていたよな?」
千早「で、ですからあれは!」
P「まぁまぁ、誰も責めてるわけじゃないんだしさ。むしろ開き直ってみたらどうだ?」
千早「えぇ!?」
P「たとえば犬を見てかわいいと思ったら、素直に『かわいい!』って表明したらいいんだよ。それが女の子らしさだ」
千早「で、でもそんなの……は、恥ずかしくて」
P「だから、そこを一歩踏み出してみるんだ。そうしたら、きっと今の何倍もかわいくなれるぞ!」
23: 2012/11/13(火) 15:56:59.59 ID:7BdM6ldy0
千早「だ、だからかわいくなんて……」
P「千早?」
千早「くっ…………わ、わかりました」
P「よし!じゃあ、明日から頑張ってくれよ!」
千早「べ、別にプロデューサーにかわいいと言われたいからではありませんからね!あくまで歌を多くの人に聴いてもらうために……!」
P「ああ、それでいい!頑張ろうな!」ナデナデ
千早「……」プイっ
P「千早?」
千早「くっ…………わ、わかりました」
P「よし!じゃあ、明日から頑張ってくれよ!」
千早「べ、別にプロデューサーにかわいいと言われたいからではありませんからね!あくまで歌を多くの人に聴いてもらうために……!」
P「ああ、それでいい!頑張ろうな!」ナデナデ
千早「……」プイっ
26: 2012/11/13(火) 16:05:54.51 ID:7BdM6ldy0
-翌日-
事務所
春香「小鳥さん、おはようございまーす!」
小鳥「おはよう春香ちゃん」
千早「お、おはよう春香……」
春香「あ、千早ちゃんもきてたの?ちょうどよかった!」
千早「?」
春香「フフフ……あのね、実はうちのお隣さんが子犬飼いはじめたんだって!」
千早「こ、子犬を?」
春香「それがもう、めっちゃくちゃかわいくてっ!写真撮らせてもらったんだぁ!見る見る!?」
千早「わ、私は別に…………」
春香「?」
千早「……その、見せてくれる?」
春香「うん!ほら、この写真!」ピラッ
事務所
春香「小鳥さん、おはようございまーす!」
小鳥「おはよう春香ちゃん」
千早「お、おはよう春香……」
春香「あ、千早ちゃんもきてたの?ちょうどよかった!」
千早「?」
春香「フフフ……あのね、実はうちのお隣さんが子犬飼いはじめたんだって!」
千早「こ、子犬を?」
春香「それがもう、めっちゃくちゃかわいくてっ!写真撮らせてもらったんだぁ!見る見る!?」
千早「わ、私は別に…………」
春香「?」
千早「……その、見せてくれる?」
春香「うん!ほら、この写真!」ピラッ
28: 2012/11/13(火) 16:15:29.43 ID:7BdM6ldy0
千早「(こ、これは……かわいいわ。猛烈に)」
春香「ね、すっごくかわいいでしょ!コーギーっていうんだって」
千早「そ、そうね。まぁま…………」
春香「?」
千早「いえ……すっごくかわいいと思うわ!」
春香「!?」
千早「尻尾がない犬種なのかしら?お尻がぷりぷりしててたまらないわね!よかったらこの写真もらえないかしら!」
春香「あ、う、うん。デジカメでとったからまだ印刷できるし……」
千早「小動物ってどうしてこんなにかわいいのかしら!ああ撫でたいわ抱きしめてモフモフしたいわ!」
春香「そ、そうだよね!私もこのコにほおずりしちゃったりして」
千早「ほおずり!?」
春香「」ビクッ
千早「私もほおずりしたいわよ!春香、今度この子犬をモフりに行ってもいいかしら!」
春香「う、うん。お、お隣さんに頼んでおくね」
春香「ね、すっごくかわいいでしょ!コーギーっていうんだって」
千早「そ、そうね。まぁま…………」
春香「?」
千早「いえ……すっごくかわいいと思うわ!」
春香「!?」
千早「尻尾がない犬種なのかしら?お尻がぷりぷりしててたまらないわね!よかったらこの写真もらえないかしら!」
春香「あ、う、うん。デジカメでとったからまだ印刷できるし……」
千早「小動物ってどうしてこんなにかわいいのかしら!ああ撫でたいわ抱きしめてモフモフしたいわ!」
春香「そ、そうだよね!私もこのコにほおずりしちゃったりして」
千早「ほおずり!?」
春香「」ビクッ
千早「私もほおずりしたいわよ!春香、今度この子犬をモフりに行ってもいいかしら!」
春香「う、うん。お、お隣さんに頼んでおくね」
32: 2012/11/13(火) 16:25:14.47 ID:7BdM6ldy0
-数時間後-
グラビア撮影スタジオ
千早「(……なんだか春香が困った様子だったわ。やっぱりいきなり本音を飛ばしすぎてもダメみたいね……)」
カメラマン「はーい千早ちゃん表情が硬いよ。もっと笑って!」
千早「は、はい……」
千早「(意図的に笑うのはいまだに苦手なのだけれど……)」ニコォ
カメラマン「うーん……なんか違うなぁ。もっとナチュラルにアイドルっぽく、何か一言いってみてよ!」
千早「(そんなこと言われても……そ、そうだわ。前に読んだ少女マンガみたいに……!)」
千早「――キュップリプリンセス!ら、ラブリー千早ちゃんだにゃん!よろしくお願いしますにゃん☆」キャピッ
カメラマン「えっ」
千早「えっ」
グラビア撮影スタジオ
千早「(……なんだか春香が困った様子だったわ。やっぱりいきなり本音を飛ばしすぎてもダメみたいね……)」
カメラマン「はーい千早ちゃん表情が硬いよ。もっと笑って!」
千早「は、はい……」
千早「(意図的に笑うのはいまだに苦手なのだけれど……)」ニコォ
カメラマン「うーん……なんか違うなぁ。もっとナチュラルにアイドルっぽく、何か一言いってみてよ!」
千早「(そんなこと言われても……そ、そうだわ。前に読んだ少女マンガみたいに……!)」
千早「――キュップリプリンセス!ら、ラブリー千早ちゃんだにゃん!よろしくお願いしますにゃん☆」キャピッ
カメラマン「えっ」
千早「えっ」
35: 2012/11/13(火) 16:36:55.12 ID:4Usrvj33T
もうだめかもわからんね
36: 2012/11/13(火) 16:37:12.05 ID:7BdM6ldy0
-さらに数時間後-
CM撮影中
千早「(こ、今度こそ、自然に誰かに甘える感じで……!)」
監督「次の動物と戯れるカットは、ちょっと女の子らしいイメージで頼むよ!」
CM犬「ワン!」
千早「(きたわ!自然に、自然に……))」
千早「――ああくぁいいわ!くぁいいわくぁいいわワンちゃあん!」スリスリ
CM犬「キャンキャン!」ジタバタ
監督「カ、カーット!馬鹿、はっちゃけすぎだ!!」
千早「す、すみません……今朝かわいい子犬をみたのでつい……」
CM撮影中
千早「(こ、今度こそ、自然に誰かに甘える感じで……!)」
監督「次の動物と戯れるカットは、ちょっと女の子らしいイメージで頼むよ!」
CM犬「ワン!」
千早「(きたわ!自然に、自然に……))」
千早「――ああくぁいいわ!くぁいいわくぁいいわワンちゃあん!」スリスリ
CM犬「キャンキャン!」ジタバタ
監督「カ、カーット!馬鹿、はっちゃけすぎだ!!」
千早「す、すみません……今朝かわいい子犬をみたのでつい……」
38: 2012/11/13(火) 16:48:43.51 ID:7BdM6ldy0
事務所
バンッ
P「おぉっ、おかえりちはy」
千早「できませんっ!」
P「へ?」
千早「女の子らしさってなんですか!無茶な注文しないでください!もう無理ですっ!」ジワァ
P「ま、待て落ち着け。なにがあったんだ?」
………………
P「うーん……千早はちょっと勘違いしてるのかもしれないな」
千早「勘違い?」
P「甘えるってのは変に鼻息荒くするわけじゃなくてだな……なんというか、素直に他人に頼るってことなんだよ」
千早「ですからそれがうまくいかないんです!」
P「まぁ落ち着け。たとえばそうだな……伊織を見習ってみるのはどうだ?」
千早「伊織ですか?」
バンッ
P「おぉっ、おかえりちはy」
千早「できませんっ!」
P「へ?」
千早「女の子らしさってなんですか!無茶な注文しないでください!もう無理ですっ!」ジワァ
P「ま、待て落ち着け。なにがあったんだ?」
………………
P「うーん……千早はちょっと勘違いしてるのかもしれないな」
千早「勘違い?」
P「甘えるってのは変に鼻息荒くするわけじゃなくてだな……なんというか、素直に他人に頼るってことなんだよ」
千早「ですからそれがうまくいかないんです!」
P「まぁ落ち着け。たとえばそうだな……伊織を見習ってみるのはどうだ?」
千早「伊織ですか?」
40: 2012/11/13(火) 16:57:34.27 ID:7BdM6ldy0
P「ああ。極端な話、横暴が成り立つのは相手が甘えさせてくれるからなんだ。伊織の一番の魅力は、横柄な態度でも甘えさせてやりたいと思える子供っぽさなんだよ」
千早「……そうですか。では、今後は伊織の姿を参考にします」プイッ
P「ん?何か怒ってるのか?」
千早「別に怒ってません」
‐数日後‐
雪歩「お、おつかれさまですぅ……」
真「ふーっ、今日はなかなかハードなレッスンだったなぁ!」
千早「――あら、お帰りなさい二人とも」
真「あ、千早も帰ってたんだ」
千早「さっきまでボイスレッスンに行っていたのよ……そうだわ萩原さん」
雪歩「は、はい?」
千早「私、声を出しすぎて喉が渇いてるの。お茶を入れてくれるかしら?えっと、100%のね」
ゆきまこ「「!!?」」
千早「……そうですか。では、今後は伊織の姿を参考にします」プイッ
P「ん?何か怒ってるのか?」
千早「別に怒ってません」
‐数日後‐
雪歩「お、おつかれさまですぅ……」
真「ふーっ、今日はなかなかハードなレッスンだったなぁ!」
千早「――あら、お帰りなさい二人とも」
真「あ、千早も帰ってたんだ」
千早「さっきまでボイスレッスンに行っていたのよ……そうだわ萩原さん」
雪歩「は、はい?」
千早「私、声を出しすぎて喉が渇いてるの。お茶を入れてくれるかしら?えっと、100%のね」
ゆきまこ「「!!?」」
45: 2012/11/13(火) 17:08:42.23 ID:7BdM6ldy0
真「ちょ、ちょっと千早……」
雪歩「う、ううん!私もちょうどのど乾いてたからすぐ入れてくるね!」
千早「早くして頂戴ね」
雪歩「は、はいい……」
真「……千早、なにかあったの?なんかいつもと違うよ」
千早「あら、私はいつも通りよ?真の方こそ、体の動かしすぎで見る目がなくなったんじゃない?」
真「そ、そんなことないよ!なんでそんなこというのさっ」
雪歩「あ、あのう……お茶ですぅ」コトッ
真「あ、ありがとう雪歩」
千早「ズズ……ふぅん、まぁまぁね。ま、市販のお茶ならこれくらいが限界かしら」
雪歩「えっ……あ、あの、ごめんなさい……」
真「ちょっと、千早!?さっきからなんでそんな態度なのさ!」
雪歩「う、ううん!私もちょうどのど乾いてたからすぐ入れてくるね!」
千早「早くして頂戴ね」
雪歩「は、はいい……」
真「……千早、なにかあったの?なんかいつもと違うよ」
千早「あら、私はいつも通りよ?真の方こそ、体の動かしすぎで見る目がなくなったんじゃない?」
真「そ、そんなことないよ!なんでそんなこというのさっ」
雪歩「あ、あのう……お茶ですぅ」コトッ
真「あ、ありがとう雪歩」
千早「ズズ……ふぅん、まぁまぁね。ま、市販のお茶ならこれくらいが限界かしら」
雪歩「えっ……あ、あの、ごめんなさい……」
真「ちょっと、千早!?さっきからなんでそんな態度なのさ!」
46: 2012/11/13(火) 17:15:53.11 ID:7BdM6ldy0
千早「べ、別になにもないわよ。私が……ス、スーパーアイドルなのを妬んでいるのかしら?」
真「なに伊織みたいなこと言ってるんだよ!雪歩に謝って!」
雪歩「い、いいんだよ真ちゃん……私がダメダメなのはいつものことだし……ううっ」
千早「え、あの、別にそこまでは」
真「千早!」
千早「あ、あの、えっと……ごめんなさい……」
‐数日後‐
千早「私にどうしろっていうんですか!!」ブワッ
P「……まさか千早がここまで不器用だとは思わなかった。困ったな……」
千早「なんだか最近事務所での評判もよくないしっ……もうアイドルなんてやめた方がいいんでしょうか……」グスン
P「そんなことはない!千早は必ずトップになれる!」
千早「でも、このままじゃ……」
P「仕方ない。こうなったら、少々強引だがあの人に頼るしかないな……」
真「なに伊織みたいなこと言ってるんだよ!雪歩に謝って!」
雪歩「い、いいんだよ真ちゃん……私がダメダメなのはいつものことだし……ううっ」
千早「え、あの、別にそこまでは」
真「千早!」
千早「あ、あの、えっと……ごめんなさい……」
‐数日後‐
千早「私にどうしろっていうんですか!!」ブワッ
P「……まさか千早がここまで不器用だとは思わなかった。困ったな……」
千早「なんだか最近事務所での評判もよくないしっ……もうアイドルなんてやめた方がいいんでしょうか……」グスン
P「そんなことはない!千早は必ずトップになれる!」
千早「でも、このままじゃ……」
P「仕方ない。こうなったら、少々強引だがあの人に頼るしかないな……」
52: 2012/11/13(火) 17:41:02.91 ID:7BdM6ldy0
休日、某所公園
千早「(……プロデューサーにここで待っているように言われたけど)」
千早「(なんでも『特別講師』を呼んだみたい。というか、誘ってくれるなら二人でどこかに行きたかっ……いやいや何を考えているの私は)」
P「――千早?」
千早「きゃあ!?い、いきなり声をかけないでください!……って」
あずさ「うふふ、こんにちは千早ちゃん」
千早「あ、あずささん?どうしてあなたが……」
P「じゃあ帰りにまた迎えに来ますんで。千早、存分に甘えろよ!」
千早「へ?あ、あの」
あずさ「じゃあ、行きましょうか。今日は私と千早ちゃんのデートなの」
千早「え、え?」
千早「(……プロデューサーにここで待っているように言われたけど)」
千早「(なんでも『特別講師』を呼んだみたい。というか、誘ってくれるなら二人でどこかに行きたかっ……いやいや何を考えているの私は)」
P「――千早?」
千早「きゃあ!?い、いきなり声をかけないでください!……って」
あずさ「うふふ、こんにちは千早ちゃん」
千早「あ、あずささん?どうしてあなたが……」
P「じゃあ帰りにまた迎えに来ますんで。千早、存分に甘えろよ!」
千早「へ?あ、あの」
あずさ「じゃあ、行きましょうか。今日は私と千早ちゃんのデートなの」
千早「え、え?」
55: 2012/11/13(火) 17:53:38.06 ID:7BdM6ldy0
あずさ「この前プロデューサーさんに相談されてね?千早ちゃんがすっごく甘え下手だから、助けてあげてって」
千早「べ、べつに私自身が甘えたいとは……」
あずさ「あらあら、伊織ちゃんじゃないけど意地っ張りさんね。今日だけはいくらでも甘えていいのよー?」スタスタ
千早「あずささん、そっちは今来た道です」
………………
あずさ「千早ちゃん、お昼はまだよね?何か食べたいものはあるかしら?」
千早「いえ、私はなんでも……」
あずさ「もう、『なんでもいい』は禁止っ。好きな食べ物はないの?」
千早「好きな食べ物ですか……特にはありませんけれど」
あずさ「そう……ふふ、だったら私のオススメのお店に行きましょうか」
千早「は、はぁ」
千早「べ、べつに私自身が甘えたいとは……」
あずさ「あらあら、伊織ちゃんじゃないけど意地っ張りさんね。今日だけはいくらでも甘えていいのよー?」スタスタ
千早「あずささん、そっちは今来た道です」
………………
あずさ「千早ちゃん、お昼はまだよね?何か食べたいものはあるかしら?」
千早「いえ、私はなんでも……」
あずさ「もう、『なんでもいい』は禁止っ。好きな食べ物はないの?」
千早「好きな食べ物ですか……特にはありませんけれど」
あずさ「そう……ふふ、だったら私のオススメのお店に行きましょうか」
千早「は、はぁ」
56: 2012/11/13(火) 18:02:43.55 ID:7BdM6ldy0
-数時間後-
千早「(や、やっとたどり着いたわ……)」
あずさ「ごめんなさいねぇ。ちゃんと覚えてたはずなんだけど……」
千早「い、いえ。ちょうどお腹も空いてきましたから」
あずさ「お詫びに今日は私がごちそうしちゃうから、好きなものを頼んでね?」
千早「いえ、そういうわけには」
あずさ「?」ニコニコ
千早「……な、なんでもないです」
あずさ「うふふ。このキノコのオムライスなんてどう?」
千早「あ、おいしそう」
あずさ「じゃ、決まりね。私はこっちのパスタにするわ」
千早「は、はい」
千早「(お、おもわず声に出してしまったわ……)」
千早「(や、やっとたどり着いたわ……)」
あずさ「ごめんなさいねぇ。ちゃんと覚えてたはずなんだけど……」
千早「い、いえ。ちょうどお腹も空いてきましたから」
あずさ「お詫びに今日は私がごちそうしちゃうから、好きなものを頼んでね?」
千早「いえ、そういうわけには」
あずさ「?」ニコニコ
千早「……な、なんでもないです」
あずさ「うふふ。このキノコのオムライスなんてどう?」
千早「あ、おいしそう」
あずさ「じゃ、決まりね。私はこっちのパスタにするわ」
千早「は、はい」
千早「(お、おもわず声に出してしまったわ……)」
58: 2012/11/13(火) 18:12:59.66 ID:7BdM6ldy0
千早「いただきます」モグモグ
あずさ「おいしい?」
千早「!」コクコク
あずさ「あらあら、まだ口の中に入ってたわね」
千早「っ……す、すみません」
あずさ「こっちのパスタもおいしいわ~」
千早「(トマトとチーズのパスタみたい……あれも美味しそうね)」
あずさ「……ひと口食べる?」
千早「えっ?」
あずさ「『ひと口ください』って言えたら分けてあげる♪」
千早「そ、そんなこと!」
あずさ「あらあら~、とってもおいしいんだけどな~……」
千早「くっ……」
あずさ「おいしい?」
千早「!」コクコク
あずさ「あらあら、まだ口の中に入ってたわね」
千早「っ……す、すみません」
あずさ「こっちのパスタもおいしいわ~」
千早「(トマトとチーズのパスタみたい……あれも美味しそうね)」
あずさ「……ひと口食べる?」
千早「えっ?」
あずさ「『ひと口ください』って言えたら分けてあげる♪」
千早「そ、そんなこと!」
あずさ「あらあら~、とってもおいしいんだけどな~……」
千早「くっ……」
60: 2012/11/13(火) 18:17:27.21 ID:7BdM6ldy0
あずさ「本当にいらない?」ニコニコ
千早「……ひ、ひとくちくだしゃい」
あずさ「うふふふ。はい、あーん」
千早「!?あ、あーん……」
千早「(か、噛んだ上に勢いであーんしてしまったわ!なによこれ恥ずかしい!)」モグモグ
あずさ「おいしい?」
千早「すごく……おいしいです……」
某ショッピングモール
あずさ「次はショッピングにいきましょうか~」
千早「でも、私は特に欲しいものは……」
あずさ「それを見つけるのも楽しみのうちよ?ほらほら、あの服屋さんに行ってみましょうか♪」
千早「あ、あのちょっとあずささん待って……!」
千早「……ひ、ひとくちくだしゃい」
あずさ「うふふふ。はい、あーん」
千早「!?あ、あーん……」
千早「(か、噛んだ上に勢いであーんしてしまったわ!なによこれ恥ずかしい!)」モグモグ
あずさ「おいしい?」
千早「すごく……おいしいです……」
某ショッピングモール
あずさ「次はショッピングにいきましょうか~」
千早「でも、私は特に欲しいものは……」
あずさ「それを見つけるのも楽しみのうちよ?ほらほら、あの服屋さんに行ってみましょうか♪」
千早「あ、あのちょっとあずささん待って……!」
61: 2012/11/13(火) 18:26:54.55 ID:7BdM6ldy0
千早「あ、あの……このスカート少し短すぎるんじゃ……」
あずさ「そんなことないわ!とってもセクシーで女の子っぽいわよ。店員さんもそう思いません?」
店員♀「ええ、すっごくお似合いですよ!お客さんスタイルがすごくいいから、ホントにどんな服でも着こなせそうです!」
千早「そ、そうですか?///」
店員♀「それにお客さん、アイドルの如月千早にそっくりですよね?」
あずさ「え、ええ。よく言われるんですよこの子。ね、ちーちゃん?」
千早「はぇ!?」
あずさ「あらあら、このカーデもかわいいと思わない?」
店員♀「ええ!そちらは今期の新作で……」
………………
あずさ「ふぅ……とっさにあんなこと言っちゃってごめんなさいね?」
千早「いえ……」
あずさ「じゃあ次はあっちにいってみましょうか。ちーちゃん♪」
千早「!?」
あずさ「そんなことないわ!とってもセクシーで女の子っぽいわよ。店員さんもそう思いません?」
店員♀「ええ、すっごくお似合いですよ!お客さんスタイルがすごくいいから、ホントにどんな服でも着こなせそうです!」
千早「そ、そうですか?///」
店員♀「それにお客さん、アイドルの如月千早にそっくりですよね?」
あずさ「え、ええ。よく言われるんですよこの子。ね、ちーちゃん?」
千早「はぇ!?」
あずさ「あらあら、このカーデもかわいいと思わない?」
店員♀「ええ!そちらは今期の新作で……」
………………
あずさ「ふぅ……とっさにあんなこと言っちゃってごめんなさいね?」
千早「いえ……」
あずさ「じゃあ次はあっちにいってみましょうか。ちーちゃん♪」
千早「!?」
63: 2012/11/13(火) 18:36:30.50 ID:7BdM6ldy0
あずさ「~~♪」
千早「もう……あずささんたら見境がないんだから」
千早「……あ、ぬいぐるみだわ。これって確か前にみたコーギーの……」
千早「へぇ……」モフモフ
千早「……」ギュッ
千早「……ふふふ、やわらかい」
あずさ「そのコが気に入ったの?」
千早「はいっ!…………」
あずさ「?」ニコニコ
千早「っっっ~!!ち、いいまのはちがくて!その、ぬ、ぬいぐるみとしての機能性が高いといいますか!」
あずさ「そうなの?じゃあ、ちーちゃんにプレゼントしてあげるわね♪」
千早「ち、ちーちゃんって言わないで!」
あずさ「すみませ~ん、このコをくださいな♪」
千早「あ、あずささん!」
千早「もう……あずささんたら見境がないんだから」
千早「……あ、ぬいぐるみだわ。これって確か前にみたコーギーの……」
千早「へぇ……」モフモフ
千早「……」ギュッ
千早「……ふふふ、やわらかい」
あずさ「そのコが気に入ったの?」
千早「はいっ!…………」
あずさ「?」ニコニコ
千早「っっっ~!!ち、いいまのはちがくて!その、ぬ、ぬいぐるみとしての機能性が高いといいますか!」
あずさ「そうなの?じゃあ、ちーちゃんにプレゼントしてあげるわね♪」
千早「ち、ちーちゃんって言わないで!」
あずさ「すみませ~ん、このコをくださいな♪」
千早「あ、あずささん!」
64: 2012/11/13(火) 18:48:07.57 ID:7BdM6ldy0
帰り道
千早「……」ギュウ
あずさ「うふふ、新しいお友達ができてよかったわね」
千早「ぬ、ぬいぐるみですっ……なんだかすみません、一日お世話になってしまって」
あずさ「私は楽しかったからいいのよ。ちーちゃんは楽しくなかったかしら~?」
千早「その呼び方は恥ずかしいからやめてくださいっ!……私はその、すごく楽しかったです。なんというか、久しぶりに肩の力が抜けた気がして」
あずさ「あらあら、たまには息抜きしなきゃだめよ?」
千早「……」
あずさ「?千早ちゃん?」
千早「わからないんです……どうやってほかの人に頼ったり甘えたりしていいのか」
千早「……」ギュウ
あずさ「うふふ、新しいお友達ができてよかったわね」
千早「ぬ、ぬいぐるみですっ……なんだかすみません、一日お世話になってしまって」
あずさ「私は楽しかったからいいのよ。ちーちゃんは楽しくなかったかしら~?」
千早「その呼び方は恥ずかしいからやめてくださいっ!……私はその、すごく楽しかったです。なんというか、久しぶりに肩の力が抜けた気がして」
あずさ「あらあら、たまには息抜きしなきゃだめよ?」
千早「……」
あずさ「?千早ちゃん?」
千早「わからないんです……どうやってほかの人に頼ったり甘えたりしていいのか」
66: 2012/11/13(火) 18:59:17.26 ID:7BdM6ldy0
千早「いつも事務所のみんなは仲良くしてくれるし、プロデューサーだって……私のためにわざわざ、あずささんを呼んでくれたことには感謝しています」
千早「でも、やっぱり家に帰ったら一人で……学校の友人達とも立場が違うし、結局全部自分でなんとかしなきゃいけないと思うと、私には最後には歌しか残っていなくて」
あずさ「千早ちゃん……」
千早「他人に頼るっていうのは、結局は自分自身に対する甘えだと思ってしまうんです。実際に甘えようとしたら、失敗して迷惑かけてばっかりだし……」
千早「こうやって誰かが甘えさせてくれても、やっぱり無愛想な態度にしかなれないんです。だから、もう私には誰にも甘える資格なんて……」
あずさ「それは違うわよ千早ちゃん?」
千早「え……」
千早「でも、やっぱり家に帰ったら一人で……学校の友人達とも立場が違うし、結局全部自分でなんとかしなきゃいけないと思うと、私には最後には歌しか残っていなくて」
あずさ「千早ちゃん……」
千早「他人に頼るっていうのは、結局は自分自身に対する甘えだと思ってしまうんです。実際に甘えようとしたら、失敗して迷惑かけてばっかりだし……」
千早「こうやって誰かが甘えさせてくれても、やっぱり無愛想な態度にしかなれないんです。だから、もう私には誰にも甘える資格なんて……」
あずさ「それは違うわよ千早ちゃん?」
千早「え……」
68: 2012/11/13(火) 19:12:14.33 ID:7BdM6ldy0
あずさ「甘えるための資格なんてないわ。甘えたいと思うなら、素直に甘えていいのよ?」
千早「でも……」
あずさ「難しく考える必要はないんじゃないかしら。いつも一人で頑張っているから、たまには誰かに甘えたい……それってとても自然な気持ちだと思うもの」
千早「……」
あずさ「相手がそれを受け入れてくれるかはわからないけれど……少なくとも、私は千早ちゃんが甘えたいならいつでも大歓迎よ?千早ちゃん、とってもかわいいんですもの」ニコッ
千早「あずささんっ……」
あずさ「ふふ……でも残念ながら、あなたが本当に甘えたいのは私じゃないでしょう?」
千早「え?」
あずさ「今日プロデューサーさんと会った時の千早ちゃんを見たらすぐにわかっちゃったもの」
千早「えっ……!そんな、別に私はプロデューサーのことなんかっ……!」
あずさ「いっつも伊織ちゃんを見てるからわかってしまうのよね~。素直になれない女の子の気持ちって♪」
千早「くっ……///」
千早「でも……」
あずさ「難しく考える必要はないんじゃないかしら。いつも一人で頑張っているから、たまには誰かに甘えたい……それってとても自然な気持ちだと思うもの」
千早「……」
あずさ「相手がそれを受け入れてくれるかはわからないけれど……少なくとも、私は千早ちゃんが甘えたいならいつでも大歓迎よ?千早ちゃん、とってもかわいいんですもの」ニコッ
千早「あずささんっ……」
あずさ「ふふ……でも残念ながら、あなたが本当に甘えたいのは私じゃないでしょう?」
千早「え?」
あずさ「今日プロデューサーさんと会った時の千早ちゃんを見たらすぐにわかっちゃったもの」
千早「えっ……!そんな、別に私はプロデューサーのことなんかっ……!」
あずさ「いっつも伊織ちゃんを見てるからわかってしまうのよね~。素直になれない女の子の気持ちって♪」
千早「くっ……///」
70: 2012/11/13(火) 19:21:51.92 ID:7BdM6ldy0
あずさ「恥ずかしがる必要はないのよ?好きな人に一番甘えたいのが女の子なんだから、ね?」
千早「だ、だって……でもプロデューサーは」
あずさ「あら、噂をすれば迎えに来てくれたわよ」
P「――あずささーん。千早ーっ」
千早「あ……」
P「いやーすみません。わざわざオフに出向いてもらって」
あずさ「いいんですよ、千早ちゃんを独り占めできましたから♪」
P「ははは、千早も楽しかったかい?」
千早「は、はい……」
P「じゃ、二人とも送っていくよ。お疲れ様!」
あずさ「は~い。……今度は自分に素直になって、ね?」
千早「……はい」
千早「だ、だって……でもプロデューサーは」
あずさ「あら、噂をすれば迎えに来てくれたわよ」
P「――あずささーん。千早ーっ」
千早「あ……」
P「いやーすみません。わざわざオフに出向いてもらって」
あずさ「いいんですよ、千早ちゃんを独り占めできましたから♪」
P「ははは、千早も楽しかったかい?」
千早「は、はい……」
P「じゃ、二人とも送っていくよ。お疲れ様!」
あずさ「は~い。……今度は自分に素直になって、ね?」
千早「……はい」
75: 2012/11/13(火) 19:37:51.48 ID:7BdM6ldy0
ブロロロロロ……
P「千早の家はあずささんの家とは反対だから、ちょっと遠回りになるが許してくれよ」
千早「いえ、大丈夫です」
P「で、今日はどうだった?あずささんになら千早も素直に甘えられると思ったんだが……」
千早「ええ……いろいろとお世話になりました」
P「そっか。ぬいぐるみまで抱えてるんだから効果はあったみたいだな!」
千早「こ、これはあずささんが勝手に……」
P「ははは。まぁ、今日はしっかり甘えられたみたいでよかったよ」
千早「……」
P「?どうかしたか?」
千早「あ、あのですね!」
P「お、おう?」
千早「あ、あずささんといるのもとても充実していましたけれど、その……私は」
P「?」
P「千早の家はあずささんの家とは反対だから、ちょっと遠回りになるが許してくれよ」
千早「いえ、大丈夫です」
P「で、今日はどうだった?あずささんになら千早も素直に甘えられると思ったんだが……」
千早「ええ……いろいろとお世話になりました」
P「そっか。ぬいぐるみまで抱えてるんだから効果はあったみたいだな!」
千早「こ、これはあずささんが勝手に……」
P「ははは。まぁ、今日はしっかり甘えられたみたいでよかったよ」
千早「……」
P「?どうかしたか?」
千早「あ、あのですね!」
P「お、おう?」
千早「あ、あずささんといるのもとても充実していましたけれど、その……私は」
P「?」
82: 2012/11/13(火) 19:51:02.38 ID:7BdM6ldy0
千早「……ほ、本当はあなたと一緒n」
ピッピー!!
P「うわっと!?なんだ危ない車だな……っと悪い、何て言ったんだ?」
千早「くっ……!」
P「千早?」
千早「プ……プロデューサーはもっと私を甘やかすべきです!あなたが言い出したことなんですから、自ら私を甘えさせるべきなんです!」
P「!?ちょ、ちょっと待て千早、話が見えん!」
千早「そもそも今日だってプロデューサーが私に甘え方を教えてくれればよかったじゃないですか!どうしていきなり帰っっちゃうんですか!」
P「い、いや、こういうのは男より女同士の方が話しやすいかと」
千早「そうですけど!そういう問題じゃなくてっ……」
――キキッ……
ピッピー!!
P「うわっと!?なんだ危ない車だな……っと悪い、何て言ったんだ?」
千早「くっ……!」
P「千早?」
千早「プ……プロデューサーはもっと私を甘やかすべきです!あなたが言い出したことなんですから、自ら私を甘えさせるべきなんです!」
P「!?ちょ、ちょっと待て千早、話が見えん!」
千早「そもそも今日だってプロデューサーが私に甘え方を教えてくれればよかったじゃないですか!どうしていきなり帰っっちゃうんですか!」
P「い、いや、こういうのは男より女同士の方が話しやすいかと」
千早「そうですけど!そういう問題じゃなくてっ……」
――キキッ……
85: 2012/11/13(火) 20:02:35.98 ID:7BdM6ldy0
千早「――私はっ……プロデューサーに甘えたくて……」
P「え……」
千早「本当は意地なんて張りたくないですけど、迷惑かけたくないから」
千早「……どうすればいいのかわからないんです。でも私は……プロデューサーに甘えたいです」
P「千早……」
ピッピー!ピッピーピッピー!
P「げっ!……と、とにかく。千早はその……俺に甘えたいんだろ?」
千早「そうですっ」
P「いいよ。好きに甘えてこい」
千早「……そんな簡単に言っていいんですか?」
P「いや……甘えるのに許可なんかいらないと思うぞ。みんなを見たらわかるだろ?禁止したって甘えてくるヤツばっかりだぞ」
千早「……それも、そうですね」
P「俺に甘えることで千早が素直になれるっていうなら、いくらでも協力するさ」
P「え……」
千早「本当は意地なんて張りたくないですけど、迷惑かけたくないから」
千早「……どうすればいいのかわからないんです。でも私は……プロデューサーに甘えたいです」
P「千早……」
ピッピー!ピッピーピッピー!
P「げっ!……と、とにかく。千早はその……俺に甘えたいんだろ?」
千早「そうですっ」
P「いいよ。好きに甘えてこい」
千早「……そんな簡単に言っていいんですか?」
P「いや……甘えるのに許可なんかいらないと思うぞ。みんなを見たらわかるだろ?禁止したって甘えてくるヤツばっかりだぞ」
千早「……それも、そうですね」
P「俺に甘えることで千早が素直になれるっていうなら、いくらでも協力するさ」
86: 2012/11/13(火) 20:08:49.78 ID:7BdM6ldy0
千早「……ふふっ」
P「……俺なんか変なこと言ったか?」
千早「いえ……あずささんの言った通りだと思って」
P「なにかアドバイスでももらったのか?」
千早「そんなところです……ちょっと失礼します」ポフッ
P「……千早、そこ俺の膝なんだが」
千早「知ってます」
P「ついでに言うと運転中だ」
千早「知ってます」
P「離れてくれない?」
千早「嫌です。今、甘えていいといったのはプロデューサーですよ」
P「……俺なんか変なこと言ったか?」
千早「いえ……あずささんの言った通りだと思って」
P「なにかアドバイスでももらったのか?」
千早「そんなところです……ちょっと失礼します」ポフッ
P「……千早、そこ俺の膝なんだが」
千早「知ってます」
P「ついでに言うと運転中だ」
千早「知ってます」
P「離れてくれない?」
千早「嫌です。今、甘えていいといったのはプロデューサーですよ」
90: 2012/11/13(火) 20:18:02.57 ID:7BdM6ldy0
P「……いきなりこんなダイレクトに来るとは思わなかったんだが」
千早「そうですね。私も驚いてます」
P「何か吹っ切れたのか?」
千早「みたいですね。なので、離れません」
P「今まで我慢してた反動か?……まったく、とんだ甘えんぼだな」ナデナデ
千早「……ふふっ」
………………
-翌日-
千早「……おはようございます」
春香「あ、千早ちゃん千早ちゃん!」
千早「春香……」
春香「あ、あのね。この前話してた子犬なんだけど、今度遊びに来ていいって言われたんだ!一緒に会いにいこ?」
千早「……ええ、もちろん。わざわざ頼ませちゃってごめんね。実はこの前あの犬種のぬいぐるみも買っちゃって」
春香「ええっ!千早ちゃん犬好きなんだね!」
千早「かわいいものね」
千早「そうですね。私も驚いてます」
P「何か吹っ切れたのか?」
千早「みたいですね。なので、離れません」
P「今まで我慢してた反動か?……まったく、とんだ甘えんぼだな」ナデナデ
千早「……ふふっ」
………………
-翌日-
千早「……おはようございます」
春香「あ、千早ちゃん千早ちゃん!」
千早「春香……」
春香「あ、あのね。この前話してた子犬なんだけど、今度遊びに来ていいって言われたんだ!一緒に会いにいこ?」
千早「……ええ、もちろん。わざわざ頼ませちゃってごめんね。実はこの前あの犬種のぬいぐるみも買っちゃって」
春香「ええっ!千早ちゃん犬好きなんだね!」
千早「かわいいものね」
94: 2012/11/13(火) 20:27:07.14 ID:7BdM6ldy0
雪歩「……お、おはようございますぅ」
千早「あ……萩原さん!」
雪歩「は、はいっ!」
千早「この前、あんなこと言ってしまってごめんなさい。私ちょっと迷走してたみたいで心にもないことを言ってしまって……」
雪歩「そ、そうなの……?で、でも、もう私も気にしてないからいいよ?」
千早「本当にごめんなさい。ウソであんなこと言っちゃったけど私、萩原さんの入れてくれるお茶とても好きなのよ。淹れ加減がちょうどよくて」
雪歩「ほ、ほんとに?うれしいなぁ……!」
ガチャ
P「おはようございまーす」
あずさ「おはようございますー」
小鳥「あら、今日はあずささんも一緒ですか?」
P「事務所付近で反対方向に歩いているあずささんを見かけまして……」
あずさ「すみません、昨日から何度も送っていただいて」
P「いえいえ」
千早「あ……萩原さん!」
雪歩「は、はいっ!」
千早「この前、あんなこと言ってしまってごめんなさい。私ちょっと迷走してたみたいで心にもないことを言ってしまって……」
雪歩「そ、そうなの……?で、でも、もう私も気にしてないからいいよ?」
千早「本当にごめんなさい。ウソであんなこと言っちゃったけど私、萩原さんの入れてくれるお茶とても好きなのよ。淹れ加減がちょうどよくて」
雪歩「ほ、ほんとに?うれしいなぁ……!」
ガチャ
P「おはようございまーす」
あずさ「おはようございますー」
小鳥「あら、今日はあずささんも一緒ですか?」
P「事務所付近で反対方向に歩いているあずささんを見かけまして……」
あずさ「すみません、昨日から何度も送っていただいて」
P「いえいえ」
95: 2012/11/13(火) 20:31:01.30 ID:7BdM6ldy0
美希「――ハニーの匂いがするの!」バンッ!
P「うわっ、なんだ美希いたのか?」
美希「早く来て寝てたんだけどハニーの匂いで目覚めたの!おはようなの!」ガバッ
P「犬かお前は!離れなさい!」
千早「そうよ!離れなさい美希!」
美希「え?」
春香「え?」
雪歩「ふぇ?」
小鳥「うほっ!?」
あずさ「あらあら」ニコニコ
P「うわっ、なんだ美希いたのか?」
美希「早く来て寝てたんだけどハニーの匂いで目覚めたの!おはようなの!」ガバッ
P「犬かお前は!離れなさい!」
千早「そうよ!離れなさい美希!」
美希「え?」
春香「え?」
雪歩「ふぇ?」
小鳥「うほっ!?」
あずさ「あらあら」ニコニコ
98: 2012/11/13(火) 20:39:01.71 ID:7BdM6ldy0
美希「えっと、千早さん?」
千早「今日はプロデューサーは久しぶりに私と仕事に行くんだから。譲らないわ」
P「……それと腕をつかむのはあまり関係ないと思うんだが」
千早「あります。今日は一日、私と一緒にいるんです」
春香「な……なんじゃこりゃあぁぁぁ!?」ブシュウウウゥ! ※鼻血
雪歩「は、春香ちゃんしっかりしてぇ!」
小鳥「木間市塔ー!!」
美希「むぅー!いくら千早さんでもハニーの所有権は譲れないの!」
P「おい、俺はものじゃないぞ」
千早「いいえ。プロデューサーは私のものです!」
P「待て」
千早「今日はプロデューサーは久しぶりに私と仕事に行くんだから。譲らないわ」
P「……それと腕をつかむのはあまり関係ないと思うんだが」
千早「あります。今日は一日、私と一緒にいるんです」
春香「な……なんじゃこりゃあぁぁぁ!?」ブシュウウウゥ! ※鼻血
雪歩「は、春香ちゃんしっかりしてぇ!」
小鳥「木間市塔ー!!」
美希「むぅー!いくら千早さんでもハニーの所有権は譲れないの!」
P「おい、俺はものじゃないぞ」
千早「いいえ。プロデューサーは私のものです!」
P「待て」
108: 2012/11/13(火) 21:12:36.26 ID:7BdM6ldy0
あずさ「あらあら~。ちーちゃんたら大胆ね♪」
千早「その呼び方はっ……もうこの際なんでもいいわ!プロデューサー、美希とちーちゃんとどっちがいいんですか!?」
春香「ちーちゃん!ちーちゃん!」ダバダバ
雪歩「は、春香ちゃんがおかしくなっちゃったよう!」
P「と、とりあえず今日は千早と営業に行くのは間違いないが」
千早「ちーちゃんです!」
P「えっ」
千早「違う!そんなのいいですから、早くいきますよ!」
P「わ、わかったから引っ張るな!」
美希「ああんハニーがちーちゃんにとられちゃうのー!」
あずさ「千早ちゃんずいぶん我慢してたみたいね~……」
小鳥「あずささん何か知ってるんですか?」
あずさ「さぁ~?あ、そのビデオ後で私にも見せてくださいね~?」ニコニコ
小鳥「な、何のことぴよか?」
千早「その呼び方はっ……もうこの際なんでもいいわ!プロデューサー、美希とちーちゃんとどっちがいいんですか!?」
春香「ちーちゃん!ちーちゃん!」ダバダバ
雪歩「は、春香ちゃんがおかしくなっちゃったよう!」
P「と、とりあえず今日は千早と営業に行くのは間違いないが」
千早「ちーちゃんです!」
P「えっ」
千早「違う!そんなのいいですから、早くいきますよ!」
P「わ、わかったから引っ張るな!」
美希「ああんハニーがちーちゃんにとられちゃうのー!」
あずさ「千早ちゃんずいぶん我慢してたみたいね~……」
小鳥「あずささん何か知ってるんですか?」
あずさ「さぁ~?あ、そのビデオ後で私にも見せてくださいね~?」ニコニコ
小鳥「な、何のことぴよか?」
111: 2012/11/13(火) 21:20:16.39 ID:7BdM6ldy0
P「まったく、昨日の今日とはいえこうも違うと俺だってだな……」
千早「~~~~!!///」カーッ
P「……なに赤くなってるんだ?」
千早「い、勢いとはいえああああんなことを、み、みんなの前で……!」
P「いまさら後悔するなよ……まぁ、その、なんだ」
千早「な、なんですか!馬鹿にするなら今のうちに――」
P「やっぱり前よりかわいくなったな、千早」
千早「っ……ぅぐ……///」
P「おっと、ちーちゃんだったか?」ニヤニヤ
千早「忘れてください!気の迷いですからっ!」
P「俺が忘れてもみんな覚えてると思うがな、甘えんぼちーちゃん。特に春香あたりが」
千早「くっ……!」
千早「~~~~!!///」カーッ
P「……なに赤くなってるんだ?」
千早「い、勢いとはいえああああんなことを、み、みんなの前で……!」
P「いまさら後悔するなよ……まぁ、その、なんだ」
千早「な、なんですか!馬鹿にするなら今のうちに――」
P「やっぱり前よりかわいくなったな、千早」
千早「っ……ぅぐ……///」
P「おっと、ちーちゃんだったか?」ニヤニヤ
千早「忘れてください!気の迷いですからっ!」
P「俺が忘れてもみんな覚えてると思うがな、甘えんぼちーちゃん。特に春香あたりが」
千早「くっ……!」
114: 2012/11/13(火) 21:27:18.82 ID:7BdM6ldy0
P「ははは、まぁ俺も多少なりフォローしてやるから安心しろ」
千早「他人事だと思って……!」
P「しかし、やっぱり俺は間違ってなかったな。今の千早はすごくいい表情だ」
千早「……あ、ありがとうございます」
P「ちょっとさっきみたいなのはどうかと思うが、甘えんぼプロジェクトは大成功だ!これからいろんな仕事を増やしていくから覚悟しとけよ?」
千早「もう、調子ばっかりいいんですから……でも」
P「ん?」
千早「私をこんな風にした責任は取ってくださいね、プロデューサーっ!」
ひとまずおしり
千早「他人事だと思って……!」
P「しかし、やっぱり俺は間違ってなかったな。今の千早はすごくいい表情だ」
千早「……あ、ありがとうございます」
P「ちょっとさっきみたいなのはどうかと思うが、甘えんぼプロジェクトは大成功だ!これからいろんな仕事を増やしていくから覚悟しとけよ?」
千早「もう、調子ばっかりいいんですから……でも」
P「ん?」
千早「私をこんな風にした責任は取ってくださいね、プロデューサーっ!」
ひとまずおしり
117: 2012/11/13(火) 21:33:05.88 ID:7BdM6ldy0
おまけ①
撮影スタジオ
カメラマン「千早ちゃん、今日はしっかりお願いしますよ」
千早「は、はい」
P「千早、リラックスしていけー」
千早「(プロデューサーも見てるし、ここはプロとしてちゃんと決めないと……!)」
カメラマン「うーん、また表情硬いね。一発アイドルの決めゼリフいってみようか!」
千早「(き、きたわ!前と同じ轍は踏まない。今度こそ……!)」
千早「――ち、ちーちゃんのラブリービームアタック!キュンキュンッ♪」
カメラマン「えっ」
P「えっ」
千早「えっ」
撮影スタジオ
カメラマン「千早ちゃん、今日はしっかりお願いしますよ」
千早「は、はい」
P「千早、リラックスしていけー」
千早「(プロデューサーも見てるし、ここはプロとしてちゃんと決めないと……!)」
カメラマン「うーん、また表情硬いね。一発アイドルの決めゼリフいってみようか!」
千早「(き、きたわ!前と同じ轍は踏まない。今度こそ……!)」
千早「――ち、ちーちゃんのラブリービームアタック!キュンキュンッ♪」
カメラマン「えっ」
P「えっ」
千早「えっ」
120: 2012/11/13(火) 21:36:33.63 ID:GmR6EK8X0
うわぁ…
121: 2012/11/13(火) 21:43:22.29 ID:7BdM6ldy0
おまけ②
事務所
やよい「うっうー!千早さんおはようございまーすっ」
千早「あら高槻さん、今日もかわいいわね」
やよい「ええ!?あ、ありがとうございますー……急にどうしたんですか―?」
千早「急じゃないわよ。私はいつも高槻さんのこと天使のようだと思ってるもの。いえ、天使そのものといってもいいわね
というか高槻さんが天使でないのだとしたら一体なにが天使なのという話。高槻さんは本当にかわいいからつい目で
追ってしまうのよね。いえごめんなさい、かわいいだと言葉が足りないわ。そのツインテールもおメメも鼻も口も全
部ふくめてかわいいなんて短絡的な表現で終わらせてしまうのは表現者として許すわけにはいかないわ。そもそも高
槻さん自身がそのことを自覚していないというこの純真無垢なところがかわいさに拍車をかけているのよね。ああま
たかわいいって言ってしまったわ。個人的にはかわいいよりくぁいいの方がより切実な気持ちを込めた表現だとおも」
やよい「う、うぅ~……」
P「やよい、こっちに来ておきなさい。あれはほっといても大丈夫だから」
事務所
やよい「うっうー!千早さんおはようございまーすっ」
千早「あら高槻さん、今日もかわいいわね」
やよい「ええ!?あ、ありがとうございますー……急にどうしたんですか―?」
千早「急じゃないわよ。私はいつも高槻さんのこと天使のようだと思ってるもの。いえ、天使そのものといってもいいわね
というか高槻さんが天使でないのだとしたら一体なにが天使なのという話。高槻さんは本当にかわいいからつい目で
追ってしまうのよね。いえごめんなさい、かわいいだと言葉が足りないわ。そのツインテールもおメメも鼻も口も全
部ふくめてかわいいなんて短絡的な表現で終わらせてしまうのは表現者として許すわけにはいかないわ。そもそも高
槻さん自身がそのことを自覚していないというこの純真無垢なところがかわいさに拍車をかけているのよね。ああま
たかわいいって言ってしまったわ。個人的にはかわいいよりくぁいいの方がより切実な気持ちを込めた表現だとおも」
やよい「う、うぅ~……」
P「やよい、こっちに来ておきなさい。あれはほっといても大丈夫だから」
125: 2012/11/13(火) 21:52:27.36 ID:7BdM6ldy0
おまけ③
千早の家
春香「おじゃましまーす。千早ちゃんの家久しぶりだなー」
千早「ふふ、先週遊びに来たばかりじゃないの」
春香「えへへ?そうだっけ?……あ、犬のぬいぐるみってこのコ?」
千早「ええ、そうよ。実は、あずささんにもらったんだけどね」
春香「へぇ~珍しいね。ねね、このコの名前はなんていうの?」
千早「ゴンザブロウよ」
春香「え?」
千早「ゴンザブロウよ」
春香「……千早ちゃん、プレゼントしてくれたあずささんのことも考えてあげなよ」
千早「えっ、いきなりなに!?」
千早の家
春香「おじゃましまーす。千早ちゃんの家久しぶりだなー」
千早「ふふ、先週遊びに来たばかりじゃないの」
春香「えへへ?そうだっけ?……あ、犬のぬいぐるみってこのコ?」
千早「ええ、そうよ。実は、あずささんにもらったんだけどね」
春香「へぇ~珍しいね。ねね、このコの名前はなんていうの?」
千早「ゴンザブロウよ」
春香「え?」
千早「ゴンザブロウよ」
春香「……千早ちゃん、プレゼントしてくれたあずささんのことも考えてあげなよ」
千早「えっ、いきなりなに!?」
126: 2012/11/13(火) 21:56:26.94 ID:7BdM6ldy0
おまけ④
ライブ会場
P「今日は久しぶりのライブだな……緊張するか?」
千早「……はい」
P「大丈夫だ。千早のことを本当に見てくれている人は、むしろ今の千早をもっと応援してくれているはずだ」
千早「ほ、本当にそうでしょうか」
P「ああ。なにせ、歌姫如月千早のファン第一号の俺が言ってるんだからな。間違いない!」
千早「……そうですね。みんなを信じます」
P「ん。さぁいってこい!」
千早「はいっ!」ダッ
千早「――みんな、今日は来てくれてありがとう!」
お前ら『『うおおおおおおおちーちゃんだぁぁあぁ!ちーちゃんかわいいいおおおおお!』』
千早「えっ」
こんどこそおしり
ライブ会場
P「今日は久しぶりのライブだな……緊張するか?」
千早「……はい」
P「大丈夫だ。千早のことを本当に見てくれている人は、むしろ今の千早をもっと応援してくれているはずだ」
千早「ほ、本当にそうでしょうか」
P「ああ。なにせ、歌姫如月千早のファン第一号の俺が言ってるんだからな。間違いない!」
千早「……そうですね。みんなを信じます」
P「ん。さぁいってこい!」
千早「はいっ!」ダッ
千早「――みんな、今日は来てくれてありがとう!」
お前ら『『うおおおおおおおちーちゃんだぁぁあぁ!ちーちゃんかわいいいおおおおお!』』
千早「えっ」
こんどこそおしり
129: 2012/11/13(火) 21:58:05.65 ID:7BdM6ldy0
即興で書いたらやっぱり遅くなりました。
手抜きですまん。みんなも新しくなったちーちゃんを応援してね。
手抜きですまん。みんなも新しくなったちーちゃんを応援してね。
131: 2012/11/13(火) 22:00:02.71 ID:b3L10Mqv0
乙ちーちゃん
引用元: 千早「甘えんぼプロジェクト……?」
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