1: 2012/12/27(木) 20:00:47.58 ID:8hEerJStP
シンジ『今年はサンタさんに何をお願いしようかな』
綾波『サンタさん』
シンジ『うん』
綾波『誰?』
アスカ『えーっ!? エコヒイキって、サンタを知らないの!?』
綾波『……』コクリ
シンジ『サンタさんはね、クリスマスの日にプレゼントをくれるおじさんなんだ』
綾波『どうしてプレゼントをくれるの?』
シンジ『子供たちの笑顔が大好きだからだよ』
綾波『良い人なのね』
アスカ『そうよ! 私が唯一尊敬できる大人だわ!』
シンジ『唯一って』
綾波『サンタさん』
シンジ『うん』
綾波『誰?』
アスカ『えーっ!? エコヒイキって、サンタを知らないの!?』
綾波『……』コクリ
シンジ『サンタさんはね、クリスマスの日にプレゼントをくれるおじさんなんだ』
綾波『どうしてプレゼントをくれるの?』
シンジ『子供たちの笑顔が大好きだからだよ』
綾波『良い人なのね』
アスカ『そうよ! 私が唯一尊敬できる大人だわ!』
シンジ『唯一って』
3: 2012/12/27(木) 20:02:20.77 ID:8hEerJStP
アスカ『でも、サンタさんは良い子にしかプレゼントをくれないのよ』
綾波『そうなの?』
シンジ『みたいだね』
アスカ『つまり、今までプレゼントを貰ったことのないエコヒイキは~……ってことね!』
綾波『……』
シンジ『アスカ!』
アスカ『なによ。ちょっとした冗談でしょ』
シンジ『……そんな意地悪言う人のとこには、サンタさん、来てくれないよ』
アスカ『!』
シンジ『嫌なら、ちゃんと謝らないと』
アスカ『わ、分かったわよ……ごめん』
綾波『いいわ、別に』
綾波『そうなの?』
シンジ『みたいだね』
アスカ『つまり、今までプレゼントを貰ったことのないエコヒイキは~……ってことね!』
綾波『……』
シンジ『アスカ!』
アスカ『なによ。ちょっとした冗談でしょ』
シンジ『……そんな意地悪言う人のとこには、サンタさん、来てくれないよ』
アスカ『!』
シンジ『嫌なら、ちゃんと謝らないと』
アスカ『わ、分かったわよ……ごめん』
綾波『いいわ、別に』
4: 2012/12/27(木) 20:04:11.81 ID:8hEerJStP
綾波『でも』
シンジ『なに?』
綾波『今まで、私のところにサンタさんが来てくれていないのは、事実だわ』
シンジ『あ……』
綾波『私は悪い子?』
シンジ『そんなことないよ! 綾波が悪い子なら、アスカなんて極悪非道だよ!』
アスカ『どういう意味よ!!』
シンジ『ごめん、口が滑った』
綾波『……』
アスカ『あ! もしかして、アレじゃない?』
綾波『あれ?』
アスカ『アンタ、靴下用意してなかったでしょ』
綾波『靴下……?』
シンジ『なに?』
綾波『今まで、私のところにサンタさんが来てくれていないのは、事実だわ』
シンジ『あ……』
綾波『私は悪い子?』
シンジ『そんなことないよ! 綾波が悪い子なら、アスカなんて極悪非道だよ!』
アスカ『どういう意味よ!!』
シンジ『ごめん、口が滑った』
綾波『……』
アスカ『あ! もしかして、アレじゃない?』
綾波『あれ?』
アスカ『アンタ、靴下用意してなかったでしょ』
綾波『靴下……?』
6: 2012/12/27(木) 20:06:24.82 ID:8hEerJStP
アスカ『サンタさんにプレゼントを貰うには、入れ物として靴下を用意しておかないといけないのよ』
綾波『そうなの?』
アスカ『私なんて、毎年そのために特大靴下を手作りしてるんだから』
シンジ『アスカにそんなこと出来るの?』
アスカ『バカにしないで! ……まぁちょっと、不格好だけど』
シンジ『やっぱり』
アスカ『かっちーん? そこまで言うなら、今年の靴下はバカシンジに作ってもらおうじゃない』
シンジ『えっ』
アスカ『エコヒイキの分もね』
シンジ『や、やだよ! なんだか、サンタさんに贅沢なものをねだってるみたいじゃないか』
アスカ『アンタばかぁ? 相手がなにも言わないなら、最大限まで要求するのがネゴシエートというものよ』
シンジ『そうなのかなぁ……』
綾波『そうなの?』
アスカ『私なんて、毎年そのために特大靴下を手作りしてるんだから』
シンジ『アスカにそんなこと出来るの?』
アスカ『バカにしないで! ……まぁちょっと、不格好だけど』
シンジ『やっぱり』
アスカ『かっちーん? そこまで言うなら、今年の靴下はバカシンジに作ってもらおうじゃない』
シンジ『えっ』
アスカ『エコヒイキの分もね』
シンジ『や、やだよ! なんだか、サンタさんに贅沢なものをねだってるみたいじゃないか』
アスカ『アンタばかぁ? 相手がなにも言わないなら、最大限まで要求するのがネゴシエートというものよ』
シンジ『そうなのかなぁ……』
7: 2012/12/27(木) 20:08:57.51
安定のエヴァスレで優しいゲンドウ
8: 2012/12/27(木) 20:09:00.06 ID:8hEerJStP
綾波『碇君』
シンジ『なに?』
綾波『私からも、お願いしていい?』
シンジ『……綾波もおっきい靴下、欲しいの?』
綾波『ええ』
シンジ『そっか。なら僕、頑張って作ってみるよ』
綾波『ありがとう』
アスカ『……なによ、私が頼んだ時は渋ったくせに』
シンジ『だって、綾波はサンタさんにプレゼント貰うの初めてなんだよ?』
アスカ『それはそうだけど』
シンジ『じゃあ、靴下のデザインはアスカが決めていいよ』
アスカ『ほんと!?』
シンジ『うん』
アスカ『赤いやつ! サンタさんとお揃いみたいにして!!』
シンジ『わかった』
シンジ『なに?』
綾波『私からも、お願いしていい?』
シンジ『……綾波もおっきい靴下、欲しいの?』
綾波『ええ』
シンジ『そっか。なら僕、頑張って作ってみるよ』
綾波『ありがとう』
アスカ『……なによ、私が頼んだ時は渋ったくせに』
シンジ『だって、綾波はサンタさんにプレゼント貰うの初めてなんだよ?』
アスカ『それはそうだけど』
シンジ『じゃあ、靴下のデザインはアスカが決めていいよ』
アスカ『ほんと!?』
シンジ『うん』
アスカ『赤いやつ! サンタさんとお揃いみたいにして!!』
シンジ『わかった』
9: 2012/12/27(木) 20:11:26.43 ID:8hEerJStP
ゲンドウ「―――以上が、先日チルドレンの間で行われた会話だ」
一同『……』
冬月「葛城一佐、撮影御苦労」
ミサト「はっ!」
シゲル「ユーロ空軍に確認取れました!」
冬月「ほう?」
シゲル「誕生日も十分に祝ってやれなかった為、せめてクリスマスプレゼントくらいは……という理由で、毎年サンタを演じていたそうです」
リツコ「素直になれない軍人の苦肉の策だったというわけね」
シゲル「喜ぶ顔を見るのが、毎年の楽しみだったとか」
リツコ「あのアスカの無邪気な笑顔を見たとするならば、それも納得だわ」
一同『……』
冬月「葛城一佐、撮影御苦労」
ミサト「はっ!」
シゲル「ユーロ空軍に確認取れました!」
冬月「ほう?」
シゲル「誕生日も十分に祝ってやれなかった為、せめてクリスマスプレゼントくらいは……という理由で、毎年サンタを演じていたそうです」
リツコ「素直になれない軍人の苦肉の策だったというわけね」
シゲル「喜ぶ顔を見るのが、毎年の楽しみだったとか」
リツコ「あのアスカの無邪気な笑顔を見たとするならば、それも納得だわ」
10: 2012/12/27(木) 20:13:23.85 ID:8hEerJStP
マコト「シンジ君の元保護者の方にも確認取れました。サンタを信じているのは間違いないそうです」
マヤ「シンジ君、可愛いー」
加持「汚れなき少年少女か。若いねぇ」
冬月「しかし、その瞳を、我々が汚すわけにはいかない」
加持「確かに」
ミサト「では、碇司令」
ゲンドウ「ああ、やれ」
ミサト「現時刻、午後六時三十分」
ミサト「これより、サンタ作戦を開始します!!」
一同『了解!』
マヤ「シンジ君、可愛いー」
加持「汚れなき少年少女か。若いねぇ」
冬月「しかし、その瞳を、我々が汚すわけにはいかない」
加持「確かに」
ミサト「では、碇司令」
ゲンドウ「ああ、やれ」
ミサト「現時刻、午後六時三十分」
ミサト「これより、サンタ作戦を開始します!!」
一同『了解!』
11: 2012/12/27(木) 20:15:38.90 ID:8hEerJStP
―――12月24日、ミサトの家
アスカ「美味しそー!」ピョンピョン
綾波「すごい量ね」
シンジ「張り切りすぎちゃった」
ミサト「まぁ、パーティはこれくらいじゃないとね」
加持「招待してくれて、ありがとう。シンジ君」
シンジ「いえ、そんな」
加持「イヴを愛する人と過ごせるなて、俺は幸せ者だな」
ミサト「……シンジ君、愛されてるわねぇ」
シンジ「えっ」
加持「やれやれ、素直じゃないな」
アスカ「美味しそー!」ピョンピョン
綾波「すごい量ね」
シンジ「張り切りすぎちゃった」
ミサト「まぁ、パーティはこれくらいじゃないとね」
加持「招待してくれて、ありがとう。シンジ君」
シンジ「いえ、そんな」
加持「イヴを愛する人と過ごせるなて、俺は幸せ者だな」
ミサト「……シンジ君、愛されてるわねぇ」
シンジ「えっ」
加持「やれやれ、素直じゃないな」
12: 2012/12/27(木) 20:17:23.01 ID:8hEerJStP
アスカ「ねぇねぇ、ケーキは?」
シンジ「加持さんが用意してくれたみたいだけど」
加持「ああ、チョコケーキとショートケーキをホールで買ってある」
アスカ「キャー! 両方食べるー!」
綾波「そんなに食べられるの?」
アスカ「甘いものは別腹って言葉、知らないの?」
綾波「?」
ミサト「女性はね、甘いもの専用の胃袋を隠し持っているものなのよ」
綾波「私にもあるの?」
ミサト「当然」
綾波「……碇君、私もケーキ二つ食べたい」
シンジ「う、うん。どうぞ」
加持「ははっ、ちゃんとシンジ君の料理を食べてからだぞ」
シンジ「加持さんが用意してくれたみたいだけど」
加持「ああ、チョコケーキとショートケーキをホールで買ってある」
アスカ「キャー! 両方食べるー!」
綾波「そんなに食べられるの?」
アスカ「甘いものは別腹って言葉、知らないの?」
綾波「?」
ミサト「女性はね、甘いもの専用の胃袋を隠し持っているものなのよ」
綾波「私にもあるの?」
ミサト「当然」
綾波「……碇君、私もケーキ二つ食べたい」
シンジ「う、うん。どうぞ」
加持「ははっ、ちゃんとシンジ君の料理を食べてからだぞ」
13: 2012/12/27(木) 20:18:09.76 ID:8hEerJStP
―――同時刻、NERV
シンジ『じゃあ、そろそろ』
ミサト『ええ』
一同『いっただっきまーす!』
マコト「……楽しそうですね」
マヤ「いいなー」
シゲル「俺もあっちに行きたかったですよ、まったく」
リツコ「そういえば、私たちの食事って?」
冬月「どうなんだ、碇」
ゲンドウ「……忘れていた」
リツコ「なんですって!?」
マヤ「そ、そんな!」
シゲル「このままでは、作戦終了まで胃袋が持ちません、碇司令!!」
ゲンドウ「……」
シンジ『じゃあ、そろそろ』
ミサト『ええ』
一同『いっただっきまーす!』
マコト「……楽しそうですね」
マヤ「いいなー」
シゲル「俺もあっちに行きたかったですよ、まったく」
リツコ「そういえば、私たちの食事って?」
冬月「どうなんだ、碇」
ゲンドウ「……忘れていた」
リツコ「なんですって!?」
マヤ「そ、そんな!」
シゲル「このままでは、作戦終了まで胃袋が持ちません、碇司令!!」
ゲンドウ「……」
14: 2012/12/27(木) 20:19:43.37 ID:8hEerJStP
冬月「出前でも取るか?」
マコト「ピザとか、クリスマスらしいものはちょっと混雑してそうですね」
シゲル「どうせなら、チキンが食べたいなぁ」
マヤ「ケンタッキーは予約してないと買えませんよ」
ゲンドウ「……問題ない」
リツコ「えっ?」
ゲンドウ「そのためのNERVだ」
冬月「ケンタッキーを我々に優先して販売させるよう、至急、政府に連絡させる」
シゲル「さっすが司令!」
リツコ「素敵よ」
マヤ「私たちの高感度が上昇していきます!」
マコト「じゃあ、僕が買ってきますね」
リツコ「やっぱり、ピザにはコーラよね」
マコト「たしかに。コンビニにも寄ってきます」
リツコ「頼んだわよ」
マコト「ピザとか、クリスマスらしいものはちょっと混雑してそうですね」
シゲル「どうせなら、チキンが食べたいなぁ」
マヤ「ケンタッキーは予約してないと買えませんよ」
ゲンドウ「……問題ない」
リツコ「えっ?」
ゲンドウ「そのためのNERVだ」
冬月「ケンタッキーを我々に優先して販売させるよう、至急、政府に連絡させる」
シゲル「さっすが司令!」
リツコ「素敵よ」
マヤ「私たちの高感度が上昇していきます!」
マコト「じゃあ、僕が買ってきますね」
リツコ「やっぱり、ピザにはコーラよね」
マコト「たしかに。コンビニにも寄ってきます」
リツコ「頼んだわよ」
20: 2012/12/27(木) 20:30:27.16 ID:8hEerJStP
―――ミサトの家
アスカ「おーいしー!」
シンジ「綾波はどう?」
綾波「このシチュー、すごく美味しいわ」
シンジ「良かった」
加持「にしても、これだけ女性がいて、料理担当がシンジ君というのも……」
ミサト「なにか文句があるの?」
加持「文句はないが、葛城の手料理が食べたいという欲求はあるな」
ミサト「うっ」
アスカ「ミサト、顔赤いわよ」
ミサト「お酒のせいよ!」
アスカ「おーいしー!」
シンジ「綾波はどう?」
綾波「このシチュー、すごく美味しいわ」
シンジ「良かった」
加持「にしても、これだけ女性がいて、料理担当がシンジ君というのも……」
ミサト「なにか文句があるの?」
加持「文句はないが、葛城の手料理が食べたいという欲求はあるな」
ミサト「うっ」
アスカ「ミサト、顔赤いわよ」
ミサト「お酒のせいよ!」
21: 2012/12/27(木) 20:32:41.50 ID:8hEerJStP
アスカ「ワインって美味しいの?」
加持「一口飲むか?」
ミサト「未成年に飲ませようとしてんじゃないわよ」
加持「硬いこと言うなよ」
ミサト「私は、この子たちの保護者としてねぇ……!」
アスカ「一杯くらいならいいでしょ?」
加持「ああ、いけいけ」トクトク
ミサト「ちょっと!」
アスカ「いっただっきまーす」ゴクッ
綾波「お酒」
シンジ「綾波も飲みたいの?」
綾波「……」フルフル
シンジ「そっか」
加持「一口飲むか?」
ミサト「未成年に飲ませようとしてんじゃないわよ」
加持「硬いこと言うなよ」
ミサト「私は、この子たちの保護者としてねぇ……!」
アスカ「一杯くらいならいいでしょ?」
加持「ああ、いけいけ」トクトク
ミサト「ちょっと!」
アスカ「いっただっきまーす」ゴクッ
綾波「お酒」
シンジ「綾波も飲みたいの?」
綾波「……」フルフル
シンジ「そっか」
23: 2012/12/27(木) 20:34:55.59 ID:8hEerJStP
アスカ「にがっ」
加持「アスカにはまだ早かったか?」
ミサト「実際問題、早いもの」
アスカ「でも、料理と一緒になら、悪くないわね」
加持「もっといくか?」
アスカ「うん」
シンジ「やめときなよ、アスカ」
綾波「私も止めておいた方が良いと思う」
アスカ「別にいいじゃない」
シンジ「酔っぱらった人間がどうなるか、知ってるだろ」
アスカ「……」チラ
ミサト「ん?」
アスカ「やっぱり、これくらいにしておくわ」
加持「そうか」
ミサト「今の視線はどういう意味よ……!!」
加持「アスカにはまだ早かったか?」
ミサト「実際問題、早いもの」
アスカ「でも、料理と一緒になら、悪くないわね」
加持「もっといくか?」
アスカ「うん」
シンジ「やめときなよ、アスカ」
綾波「私も止めておいた方が良いと思う」
アスカ「別にいいじゃない」
シンジ「酔っぱらった人間がどうなるか、知ってるだろ」
アスカ「……」チラ
ミサト「ん?」
アスカ「やっぱり、これくらいにしておくわ」
加持「そうか」
ミサト「今の視線はどういう意味よ……!!」
27: 2012/12/27(木) 20:38:33.52 ID:8hEerJStP
―――NERV
マコト「買ってきました」ガサッ
リツコ「早かったわね」
マコト「店に入ると同時に、手渡されました」
シゲル「せいふの ちからって すげー!」
冬月「年寄りに油ものは少々堪えるな」
マコト「サラダやスープ、パスタなどもありますが」
冬月「では、そちらを頂こうかな」
ゲンドウ「冬月」
冬月「なんだ」
ゲンドウ「……クリスマスだぞ」
冬月「だから、食えと?」
ゲンドウ「ああ」
冬月「分かった。では、一つ貰おうか」
マヤ「油の少ないささみの部分もあるんで、大丈夫ですよ」
マコト「買ってきました」ガサッ
リツコ「早かったわね」
マコト「店に入ると同時に、手渡されました」
シゲル「せいふの ちからって すげー!」
冬月「年寄りに油ものは少々堪えるな」
マコト「サラダやスープ、パスタなどもありますが」
冬月「では、そちらを頂こうかな」
ゲンドウ「冬月」
冬月「なんだ」
ゲンドウ「……クリスマスだぞ」
冬月「だから、食えと?」
ゲンドウ「ああ」
冬月「分かった。では、一つ貰おうか」
マヤ「油の少ないささみの部分もあるんで、大丈夫ですよ」
28: 2012/12/27(木) 20:41:17.26 ID:8hEerJStP
マヤ「美味しいですね―!」
リツコ「そうね」
シゲル「たまに食うからっていうのはありますがね」
マコト「連日ケンタッキーというのは、たしかに嫌ですね」
冬月「ケンタッキーの骨をダシにして、ラーメンを作るというのもあるらしいな」
ゲンドウ「あれは美味い」
冬月「やったことがあるのか?」
ゲンドウ「ああ」
マヤ「碇司令って、案外チャレンジャーなんですね」
シゲル「そういう部分が、使徒戦にも活かされているんでしょうかね」
リツコ「無謀とも思える判断を下すこともあるけどね」
ゲンドウ「……私は上司だぞ」
冬月「お前の言葉を返すぞ。今日はクリスマスだ」
ゲンドウ「無礼講というやつか。いいだろう、許す」
リツコ「ふふっ、ありがとうございます」
リツコ「そうね」
シゲル「たまに食うからっていうのはありますがね」
マコト「連日ケンタッキーというのは、たしかに嫌ですね」
冬月「ケンタッキーの骨をダシにして、ラーメンを作るというのもあるらしいな」
ゲンドウ「あれは美味い」
冬月「やったことがあるのか?」
ゲンドウ「ああ」
マヤ「碇司令って、案外チャレンジャーなんですね」
シゲル「そういう部分が、使徒戦にも活かされているんでしょうかね」
リツコ「無謀とも思える判断を下すこともあるけどね」
ゲンドウ「……私は上司だぞ」
冬月「お前の言葉を返すぞ。今日はクリスマスだ」
ゲンドウ「無礼講というやつか。いいだろう、許す」
リツコ「ふふっ、ありがとうございます」
30: 2012/12/27(木) 20:45:51.06 ID:8hEerJStP
―――ミサトの家
アスカ「美味しかったー!」
シンジ「あんなにあったのに。綺麗になくなっちゃった」
綾波「ちょっと食べ過ぎてしまったわ」
アスカ「アンタは全然食べてなかったじゃない」
綾波「食べたわ」
アスカ「美味しかった?」
綾波「ええ」
アスカ「スペアリブも?」
綾波「……」
アスカ「バカシンジー。エコヒイキが料理、口に合わなかったってー」
綾波「そんなこと言ってないわ!」ガタッ
シンジ「分かってるよ。綾波はお肉が苦手なんだろ?」
綾波「……ええ。ごめんなさい」
シンジ「別に謝ることじゃないよ。シチュー、美味しいって言ってくれたじゃないか」
アスカ「美味しかったー!」
シンジ「あんなにあったのに。綺麗になくなっちゃった」
綾波「ちょっと食べ過ぎてしまったわ」
アスカ「アンタは全然食べてなかったじゃない」
綾波「食べたわ」
アスカ「美味しかった?」
綾波「ええ」
アスカ「スペアリブも?」
綾波「……」
アスカ「バカシンジー。エコヒイキが料理、口に合わなかったってー」
綾波「そんなこと言ってないわ!」ガタッ
シンジ「分かってるよ。綾波はお肉が苦手なんだろ?」
綾波「……ええ。ごめんなさい」
シンジ「別に謝ることじゃないよ。シチュー、美味しいって言ってくれたじゃないか」
31: 2012/12/27(木) 20:47:47.53 ID:8hEerJStP
アスカ「私はちゃんと美味しく食べたわよ」
シンジ「うん」
アスカ「世界一美味しかった」
シンジ「そんなに?」
アスカ「毎日、私のご飯、作りなさいよ」
シンジ「作ってるじゃないか」
綾波「ねぇ」
シンジ「なに?」
綾波「この人、顔が赤いわ」
シンジ「……ほんとだ」
アスカ「赤くて当然よ! 私はエヴァンゲリオン二号機のパイロットなんだから!」ケタケタ
加持「酔っぱらってるな」
ミサト「アンタのせいじゃない」
加持「俺のせいだな」
アスカ「ケーキ出しなさいよ、ケーキ!」ケタケタ
シンジ「うん」
アスカ「世界一美味しかった」
シンジ「そんなに?」
アスカ「毎日、私のご飯、作りなさいよ」
シンジ「作ってるじゃないか」
綾波「ねぇ」
シンジ「なに?」
綾波「この人、顔が赤いわ」
シンジ「……ほんとだ」
アスカ「赤くて当然よ! 私はエヴァンゲリオン二号機のパイロットなんだから!」ケタケタ
加持「酔っぱらってるな」
ミサト「アンタのせいじゃない」
加持「俺のせいだな」
アスカ「ケーキ出しなさいよ、ケーキ!」ケタケタ
33: 2012/12/27(木) 20:50:42.12 ID:8hEerJStP
―――NERV
シンジ『ショートケーキのイチゴ、全部取ろうとしないでよ!』
アスカ『赤いから私の!』
シンジ『なに言ってんだよ!!』
綾波『チョコケーキが食べたいわ』
ミサト『二つ食べるんじゃなかったの?』
綾波『……お腹いっぱいになってしまったの』
加持『それならしょうがないな』
リツコ「カオスね」モグモグ
冬月「やはり、未成年に酒を与えるのは駄目だな」モグモグ
ゲンドウ「まったくだ」モグモグ
マヤ「でも、酔っぱらった姿も可愛いです」モグモグ
マコト「いい画ですね」モグモグ
シゲル「うーん、こんな残業なら、いつでもウェルカムなんですけどね」モグモグ
シンジ『ショートケーキのイチゴ、全部取ろうとしないでよ!』
アスカ『赤いから私の!』
シンジ『なに言ってんだよ!!』
綾波『チョコケーキが食べたいわ』
ミサト『二つ食べるんじゃなかったの?』
綾波『……お腹いっぱいになってしまったの』
加持『それならしょうがないな』
リツコ「カオスね」モグモグ
冬月「やはり、未成年に酒を与えるのは駄目だな」モグモグ
ゲンドウ「まったくだ」モグモグ
マヤ「でも、酔っぱらった姿も可愛いです」モグモグ
マコト「いい画ですね」モグモグ
シゲル「うーん、こんな残業なら、いつでもウェルカムなんですけどね」モグモグ
34: 2012/12/27(木) 20:53:09.66 ID:8hEerJStP
リツコ「それにしても、このカップケーキ美味しいわね。どこのコンビニのやつ?」
マコト「ミニストップです」
マヤ「えっ、わざわざミニストップまで行ってきたんですか?」
マコト「コンビニスイーツはここが一番ですからね。ダッシュで行ってきました」
冬月「セブンイレブンもいいぞ」
シゲル「和菓子派の俺としては、同意です」
ゲンドウ「……ファミリマートの生クリームエクレアだ」
マコト「あれは間違いありません!」
マヤ「プレミアムロールケーキと並ぶ定番の一つですね」
リツコ「コンビニでここまで美味しいスイーツを作られたら、本業の人たちも大変ね」
マコト「とは言え、やはりケーキ屋のケーキは別格ではありますよ」
マヤ「シンジ君たちが食べてるの、美味しそうですもんね」
マコト「あれ、1ホールで5000円くらいする人気店のやつですよ」
リツコ「さすが、加持君ね……」
マコト「ミニストップです」
マヤ「えっ、わざわざミニストップまで行ってきたんですか?」
マコト「コンビニスイーツはここが一番ですからね。ダッシュで行ってきました」
冬月「セブンイレブンもいいぞ」
シゲル「和菓子派の俺としては、同意です」
ゲンドウ「……ファミリマートの生クリームエクレアだ」
マコト「あれは間違いありません!」
マヤ「プレミアムロールケーキと並ぶ定番の一つですね」
リツコ「コンビニでここまで美味しいスイーツを作られたら、本業の人たちも大変ね」
マコト「とは言え、やはりケーキ屋のケーキは別格ではありますよ」
マヤ「シンジ君たちが食べてるの、美味しそうですもんね」
マコト「あれ、1ホールで5000円くらいする人気店のやつですよ」
リツコ「さすが、加持君ね……」
35: 2012/12/27(木) 20:55:34.03 ID:8hEerJStP
―――ミサトの家
アスカ「はー、お腹いっぱい」
シンジ「アスカ、落ち着いた?」
アスカ「なにが?」
シンジ「うん、大丈夫みたいで安心した」
アスカ「?」
加持「っと、もう九時か」
綾波「……私、そろそろ帰らないと」
シンジ「あっ、じゃあ僕、送ってくよ」
アスカ「なんでアンタが行くのよ」
シンジ「一応、男だし」
アスカ「『一応』なんて言葉を付けるようなやつが一緒じゃ、意味ないわよ」
綾波「私は碇君が一緒にいてくれたら、心強いわ」
シンジ「ほら」
アスカ「むー!」
アスカ「はー、お腹いっぱい」
シンジ「アスカ、落ち着いた?」
アスカ「なにが?」
シンジ「うん、大丈夫みたいで安心した」
アスカ「?」
加持「っと、もう九時か」
綾波「……私、そろそろ帰らないと」
シンジ「あっ、じゃあ僕、送ってくよ」
アスカ「なんでアンタが行くのよ」
シンジ「一応、男だし」
アスカ「『一応』なんて言葉を付けるようなやつが一緒じゃ、意味ないわよ」
綾波「私は碇君が一緒にいてくれたら、心強いわ」
シンジ「ほら」
アスカ「むー!」
36: 2012/12/27(木) 20:58:32.50 ID:8hEerJStP
ミサト「なら、レイがウチに泊っていけば?」
綾波「いいんですか?」
ミサト「ええ」
アスカ「……泊っていくって、どこで寝るのよ」
ミサト「アスカの部屋でいいじゃない」
アスカ「なんで、エコヒイキを私の部屋に泊めないといけないのよ!」
ミサト「じゃあ、シンジ君の部屋」
シンジ「ぼ、僕の?」
アスカ「それは駄目よ!」
ミサト「どうして?」
アスカ「だって……スケベシンジがなにをするか、分からないもの」
シンジ「なにもしないよ」
アスカ「私の裸は見たくせに!」
シンジ「あれは勝手にアスカが見せたんだろ!」
綾波「いいんですか?」
ミサト「ええ」
アスカ「……泊っていくって、どこで寝るのよ」
ミサト「アスカの部屋でいいじゃない」
アスカ「なんで、エコヒイキを私の部屋に泊めないといけないのよ!」
ミサト「じゃあ、シンジ君の部屋」
シンジ「ぼ、僕の?」
アスカ「それは駄目よ!」
ミサト「どうして?」
アスカ「だって……スケベシンジがなにをするか、分からないもの」
シンジ「なにもしないよ」
アスカ「私の裸は見たくせに!」
シンジ「あれは勝手にアスカが見せたんだろ!」
37: 2012/12/27(木) 21:00:33.93 ID:8hEerJStP
アスカ「エコヒイキだって、スケベシンジと一緒の部屋なんて、嫌でしょ?」
綾波「私は構わないわ」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
綾波「むしろ、碇君と一緒に寝たい」
アスカ「ちょっ!」
加持「ヒュー」
ミサト「というわけで、レイはシンジ君の部屋でお泊りけってーい!」
綾波「お世話になるわ。碇君」
シンジ「う、うん」
アスカ「異議を申し立てるわ、裁判長!」
ミサト「異議は認めませーん。閉廷でーす」
アスカ「控訴!」
ミサト「却下」
アスカ「こ、この……!」
綾波「私は構わないわ」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
綾波「むしろ、碇君と一緒に寝たい」
アスカ「ちょっ!」
加持「ヒュー」
ミサト「というわけで、レイはシンジ君の部屋でお泊りけってーい!」
綾波「お世話になるわ。碇君」
シンジ「う、うん」
アスカ「異議を申し立てるわ、裁判長!」
ミサト「異議は認めませーん。閉廷でーす」
アスカ「控訴!」
ミサト「却下」
アスカ「こ、この……!」
38: 2012/12/27(木) 21:03:12.75 ID:8hEerJStP
綾波「碇君、寝巻を貸してくれる?」
シンジ「スウェットでもいい?」
綾波「ええ」
シンジ「綾波が僕の服を着るなんて、ちょっと変な感じ」
綾波「私も、そう思う」
シンジ「あはは、そっか」
アスカ「……なぁーに話を進めてんのよ!」
シンジ「泊る方向で話がまとまったから」
アスカ「しかも、バカシンジの服を借りるとか!」
シンジ「このまま寝るわけにはいかないじゃないか」
アスカ「それは! ……そうだけど」
シンジ「アスカがなんで怒ってるのか、僕にはよく分からないよ」
加持(この状況で、よくそんなこと言えるな、この子は)ヒソヒソ
ミサト(傍目から見てる分には楽しいでしょ?)ヒソヒソ
加持(下世話な趣味だな。まったくもって同感だが)ヒソヒソ
シンジ「スウェットでもいい?」
綾波「ええ」
シンジ「綾波が僕の服を着るなんて、ちょっと変な感じ」
綾波「私も、そう思う」
シンジ「あはは、そっか」
アスカ「……なぁーに話を進めてんのよ!」
シンジ「泊る方向で話がまとまったから」
アスカ「しかも、バカシンジの服を借りるとか!」
シンジ「このまま寝るわけにはいかないじゃないか」
アスカ「それは! ……そうだけど」
シンジ「アスカがなんで怒ってるのか、僕にはよく分からないよ」
加持(この状況で、よくそんなこと言えるな、この子は)ヒソヒソ
ミサト(傍目から見てる分には楽しいでしょ?)ヒソヒソ
加持(下世話な趣味だな。まったくもって同感だが)ヒソヒソ
40: 2012/12/27(木) 21:05:42.23 ID:8hEerJStP
アスカ「……じゃあ、分かったわ」
シンジ「なにを?」
アスカ「私も、今日はバカシンジの部屋で寝る」
シンジ「えっ」
アスカ「良いわよね?」
シンジ「で、でも」
アスカ「良いわよね!?」
シンジ「うん……」
アスカ「それから寝巻だけど、しょうがないから私の服を貸してあげる」
綾波「あなたの服って露出が多そうだから、ちょっと」
アスカ「んなことないわよ! いいから、こっち来なさい!」
綾波「……」ズルズル
シンジ「なにを?」
アスカ「私も、今日はバカシンジの部屋で寝る」
シンジ「えっ」
アスカ「良いわよね?」
シンジ「で、でも」
アスカ「良いわよね!?」
シンジ「うん……」
アスカ「それから寝巻だけど、しょうがないから私の服を貸してあげる」
綾波「あなたの服って露出が多そうだから、ちょっと」
アスカ「んなことないわよ! いいから、こっち来なさい!」
綾波「……」ズルズル
42: 2012/12/27(木) 21:07:57.73 ID:8hEerJStP
―――NERV
冬月「作戦通り、チルドレンは一つの部屋で寝ることになったな」
ゲンドウ「ああ」
リツコ「アスカの性格を利用した、見事な誘導ね」
マヤ「アドリブですかね?」
リツコ「恐らくね」
マヤ「すっごーい」
ゲンドウ「葛城一佐に特別手当を」
冬月「うむ」
マコト「申請……ダメです、却下されました」
冬月「なぜだ」
シゲル「経費で買ったワインの値段が高すぎたみたいですね」
リツコ「たまに褒めたと思ったら、これよ」
ゲンドウ「……」
冬月「作戦通り、チルドレンは一つの部屋で寝ることになったな」
ゲンドウ「ああ」
リツコ「アスカの性格を利用した、見事な誘導ね」
マヤ「アドリブですかね?」
リツコ「恐らくね」
マヤ「すっごーい」
ゲンドウ「葛城一佐に特別手当を」
冬月「うむ」
マコト「申請……ダメです、却下されました」
冬月「なぜだ」
シゲル「経費で買ったワインの値段が高すぎたみたいですね」
リツコ「たまに褒めたと思ったら、これよ」
ゲンドウ「……」
44: 2012/12/27(木) 21:10:58.92 ID:8hEerJStP
リツコ「ところで、アスカの部屋にカメラは?」
マコト「仕掛けてません」
マヤ「よかった、流石にそこまでやったら軽蔑しますよ」
冬月「しかし、二人になった彼女らがどんな会話をするのか、興味はあるな」
ゲンドウ「……盗聴器は?」
マコト「同様です」
ゲンドウ「使えんな」
シゲル「……待ってください! 加持さんから連絡です。アスカの衣服に盗聴器を付着させることに成功した、と」
リツコ「流石ね」
マヤ「でも、優秀すぎて、ちょっと怖いですね」
冬月「プライベートでもそんな真似をしているのではないかと疑ってしまうな」
ゲンドウ「それはないと信じたいが」
シゲル(酷い言われようだ)
マコト(熱心に仕事をしてるだけなのに……報われないなぁ)
マコト「仕掛けてません」
マヤ「よかった、流石にそこまでやったら軽蔑しますよ」
冬月「しかし、二人になった彼女らがどんな会話をするのか、興味はあるな」
ゲンドウ「……盗聴器は?」
マコト「同様です」
ゲンドウ「使えんな」
シゲル「……待ってください! 加持さんから連絡です。アスカの衣服に盗聴器を付着させることに成功した、と」
リツコ「流石ね」
マヤ「でも、優秀すぎて、ちょっと怖いですね」
冬月「プライベートでもそんな真似をしているのではないかと疑ってしまうな」
ゲンドウ「それはないと信じたいが」
シゲル(酷い言われようだ)
マコト(熱心に仕事をしてるだけなのに……報われないなぁ)
45: 2012/12/27(木) 21:14:11.90 ID:8hEerJStP
―――アスカの部屋
アスカ「どれがいい?」
綾波「どれでもいいわ」
アスカ「さっき、露出度の低い服が良いって言ったじゃない」
綾波「その条件を満たしてさえいれば、どれでもいいわ」
アスカ「最初からそう言いなさいよ……ん」
綾波「なに?」
アスカ「前から思ってたけど、アンタって肌白いわね」
綾波「だから?」
アスカ「見たいから、脱いで」
綾波「ええ」ガバッ
アスカ「……冗談半分のつもりだったんだけど、羞恥心ってものがないわけ?」
綾波「あると思うわ」
アスカ「なんで曖昧なのよ」
アスカ「どれがいい?」
綾波「どれでもいいわ」
アスカ「さっき、露出度の低い服が良いって言ったじゃない」
綾波「その条件を満たしてさえいれば、どれでもいいわ」
アスカ「最初からそう言いなさいよ……ん」
綾波「なに?」
アスカ「前から思ってたけど、アンタって肌白いわね」
綾波「だから?」
アスカ「見たいから、脱いで」
綾波「ええ」ガバッ
アスカ「……冗談半分のつもりだったんだけど、羞恥心ってものがないわけ?」
綾波「あると思うわ」
アスカ「なんで曖昧なのよ」
47: 2012/12/27(木) 21:16:38.85 ID:8hEerJStP
アスカ「でも、ホントに肌きれー」
綾波「そう?」
アスカ「私も自信ある方だけど、流石に敵わないわ」
綾波「……こういう時、どんな反応すればいいのか分からない」
アスカ「えっ、なに? 照れてるの?」
綾波「いいえ」
アスカ「うわっ、照れてる。めずらしっ」
綾波「照れてないわ」
アスカ「ふーん。それはともかく、羨ましいくらい綺麗な肌してるわね」
綾波「……」
アスカ「やっぱり、照れてるじゃない」
綾波「あなたって、意地悪ね」
アスカ「よく言われるわ」
綾波「そう?」
アスカ「私も自信ある方だけど、流石に敵わないわ」
綾波「……こういう時、どんな反応すればいいのか分からない」
アスカ「えっ、なに? 照れてるの?」
綾波「いいえ」
アスカ「うわっ、照れてる。めずらしっ」
綾波「照れてないわ」
アスカ「ふーん。それはともかく、羨ましいくらい綺麗な肌してるわね」
綾波「……」
アスカ「やっぱり、照れてるじゃない」
綾波「あなたって、意地悪ね」
アスカ「よく言われるわ」
50: 2012/12/27(木) 21:19:24.90 ID:8hEerJStP
アスカ「寝巻はスウェットでいい?」
綾波「結局、スウェットなのね」
アスカ「どうせならバカシンジのが良かった、とでも言う気?」
綾波「ええ」
アスカ「肯定しないでよ」
綾波「そう思ったんだもの」
アスカ「ちょっと変態チックじゃない?」
綾波「そうかしら」
アスカ「バカシンジの匂いに包まれてる……とかいって悦に浸るわけでしょ? いやーんな感じ!」
綾波「あなただって、悪くないと思うでしょ」
アスカ「それはまぁ……って、なに言わせんのよ!」
綾波「言わせた覚えはないけれど」
アスカ「と、とにかく。アンタはこれ!」
綾波「分かったわ」
綾波「結局、スウェットなのね」
アスカ「どうせならバカシンジのが良かった、とでも言う気?」
綾波「ええ」
アスカ「肯定しないでよ」
綾波「そう思ったんだもの」
アスカ「ちょっと変態チックじゃない?」
綾波「そうかしら」
アスカ「バカシンジの匂いに包まれてる……とかいって悦に浸るわけでしょ? いやーんな感じ!」
綾波「あなただって、悪くないと思うでしょ」
アスカ「それはまぁ……って、なに言わせんのよ!」
綾波「言わせた覚えはないけれど」
アスカ「と、とにかく。アンタはこれ!」
綾波「分かったわ」
51: 2012/12/27(木) 21:22:57.36 ID:8hEerJStP
ガチャッ
ミサト「二人ともー、お風呂先に入っちゃって―」
アスカ「はーい」
綾波「……」グッ
アスカ「なに?」
綾波「下着、どうすればいいの」
アスカ「……あー」
ミサト「今穿いてるやつじゃダメなの?」
アスカ「ミサトじゃないんだから」
ミサト「なによそれー」
アスカ「さすがに下着を貸すのは嫌だし、コンビニで買ってきた方がよさそうね」
ミサト「じゃあ、シンジ君に選んで来てもらいましょうか」
綾波「ダメ!」
ミサト「ジョーク、ジョーク。私が買いにいってくるわ」
ミサト「二人ともー、お風呂先に入っちゃって―」
アスカ「はーい」
綾波「……」グッ
アスカ「なに?」
綾波「下着、どうすればいいの」
アスカ「……あー」
ミサト「今穿いてるやつじゃダメなの?」
アスカ「ミサトじゃないんだから」
ミサト「なによそれー」
アスカ「さすがに下着を貸すのは嫌だし、コンビニで買ってきた方がよさそうね」
ミサト「じゃあ、シンジ君に選んで来てもらいましょうか」
綾波「ダメ!」
ミサト「ジョーク、ジョーク。私が買いにいってくるわ」
52: 2012/12/27(木) 21:24:57.28 ID:8hEerJStP
―――NERV
シゲル「……一応聞きますけど、風呂場にカメラは?」
マヤ「あるわけないでしょう」
シゲル「ですよね」
リツコ「もちろん、盗聴器も無しよ」
冬月「しかしだな、先ほどの会話は盗み聞きしてよかったのか?」
マコト「あの程度ならセーフラインでは?」
シゲル「葛城一佐も分かってて話していたわけですし」
ゲンドウ「ああ、問題ない」
マヤ「いや……自分だったら嫌ですけどねー」
リツコ「まぁ、そもそも盗聴自体がアウトですもの。見逃してあげましょう」
シゲル「……一応聞きますけど、風呂場にカメラは?」
マヤ「あるわけないでしょう」
シゲル「ですよね」
リツコ「もちろん、盗聴器も無しよ」
冬月「しかしだな、先ほどの会話は盗み聞きしてよかったのか?」
マコト「あの程度ならセーフラインでは?」
シゲル「葛城一佐も分かってて話していたわけですし」
ゲンドウ「ああ、問題ない」
マヤ「いや……自分だったら嫌ですけどねー」
リツコ「まぁ、そもそも盗聴自体がアウトですもの。見逃してあげましょう」
54: 2012/12/27(木) 21:26:26.76 ID:8hEerJStP
リツコ「しばらく暇になるわね」
冬月「小休憩を挟んでも構わんぞ」
ゲンドウ「私たちは任務を継続する」
マヤ「ずるいですよー、私も聞いていたいです」
マコト「女性陣が自由時間に入っているため、今聞けるのは男性陣の会話ですね」
リツコ「シンジ君と加持君……いったい、どんなことを話しているのかしら?」
シゲル「一言一句、聞き逃せませんね」
冬月「……仕事熱心な部下たちでよかったな」
ゲンドウ「普段からこうであるならば、言うことはないが」
冬月「まぁな」
冬月「小休憩を挟んでも構わんぞ」
ゲンドウ「私たちは任務を継続する」
マヤ「ずるいですよー、私も聞いていたいです」
マコト「女性陣が自由時間に入っているため、今聞けるのは男性陣の会話ですね」
リツコ「シンジ君と加持君……いったい、どんなことを話しているのかしら?」
シゲル「一言一句、聞き逃せませんね」
冬月「……仕事熱心な部下たちでよかったな」
ゲンドウ「普段からこうであるならば、言うことはないが」
冬月「まぁな」
55: 2012/12/27(木) 21:29:24.19 ID:8hEerJStP
―――キッチン
加持「男二人が後片付けというのも、いやはや現代らしい構図だな」
シンジ「あはは、そうですね」
加持「言わないのか、葛城たちに」
シンジ「なにをですか?」
加持「たまには、家事をやってくれって」
シンジ「あー……初めは言ってたんですけど、もう慣れちゃいました」
加持「そんなものか」
シンジ「それに、作った料理を美味しそうに食べてくれる姿を見ると、どうでもよくなっちゃいます」
加持「あいつは美味そうに飯を食うからなぁ」
シンジ「アスカもですね。言葉は辛辣ですけど、残さず綺麗に食べてくれます」
加持「その歳から言葉の裏を見るか。成長が早いな」
シンジ「そんなこと……」
加持「男二人が後片付けというのも、いやはや現代らしい構図だな」
シンジ「あはは、そうですね」
加持「言わないのか、葛城たちに」
シンジ「なにをですか?」
加持「たまには、家事をやってくれって」
シンジ「あー……初めは言ってたんですけど、もう慣れちゃいました」
加持「そんなものか」
シンジ「それに、作った料理を美味しそうに食べてくれる姿を見ると、どうでもよくなっちゃいます」
加持「あいつは美味そうに飯を食うからなぁ」
シンジ「アスカもですね。言葉は辛辣ですけど、残さず綺麗に食べてくれます」
加持「その歳から言葉の裏を見るか。成長が早いな」
シンジ「そんなこと……」
56: 2012/12/27(木) 21:31:13.59 ID:8hEerJStP
シンジ「加持さんは、この後どうされるんですか?」
加持「今日は夜遅くまで葛城の飲みに付き合うよ」
シンジ「そうですか。じゃあ、軽くおつまみでも作って置いた方がよさそうですね」
加持「……中学生とは思えんな」ボソッ
シンジ「え?」
加持「なんでもない。ありがとう」
シンジ「いつもやってることですから」
加持「いつも? 葛城のやつ、保護者名乗ってて恥ずかしくなることはないのか……?」
シンジ「だからこそ、僕も気兼ねなくやれているっていう部分もありますよ」
加持「そうか……シンジ君、俺の嫁に来ないか?」
シンジ「えっ!?」
加持「冗談だ、俺は葛城一筋さ」
シンジ「そ、そうですか」ドキドキ
加持「今日は夜遅くまで葛城の飲みに付き合うよ」
シンジ「そうですか。じゃあ、軽くおつまみでも作って置いた方がよさそうですね」
加持「……中学生とは思えんな」ボソッ
シンジ「え?」
加持「なんでもない。ありがとう」
シンジ「いつもやってることですから」
加持「いつも? 葛城のやつ、保護者名乗ってて恥ずかしくなることはないのか……?」
シンジ「だからこそ、僕も気兼ねなくやれているっていう部分もありますよ」
加持「そうか……シンジ君、俺の嫁に来ないか?」
シンジ「えっ!?」
加持「冗談だ、俺は葛城一筋さ」
シンジ「そ、そうですか」ドキドキ
57: 2012/12/27(木) 21:34:39.40 ID:8hEerJStP
―――NERV
マヤ「これは正規ルートですか?」
リツコ「残念ながら、お蔵入りになった幻のルートね」
マヤ「そうですかぁ……」
シゲル「しかし、確かにシンジ君は良いお嫁さんになれそうですね」
冬月「夫を立て、三歩下がってついてくる理想の妻の姿が、容易に想像できるな」
マコト「大和撫子の言葉が相応しいですね」
ゲンドウ「……シンジは男だぞ」
マコト「そこなんですよねー!」
シゲル「それさえなければ、光源氏計画もやぶさかではありませんでした」
冬月「何故、女に産んでやらなかったのだ」
ゲンドウ「私に言うな」
マヤ「これは正規ルートですか?」
リツコ「残念ながら、お蔵入りになった幻のルートね」
マヤ「そうですかぁ……」
シゲル「しかし、確かにシンジ君は良いお嫁さんになれそうですね」
冬月「夫を立て、三歩下がってついてくる理想の妻の姿が、容易に想像できるな」
マコト「大和撫子の言葉が相応しいですね」
ゲンドウ「……シンジは男だぞ」
マコト「そこなんですよねー!」
シゲル「それさえなければ、光源氏計画もやぶさかではありませんでした」
冬月「何故、女に産んでやらなかったのだ」
ゲンドウ「私に言うな」
61: 2012/12/27(木) 21:37:36.89 ID:8hEerJStP
―――シンジの部屋
シンジ「はぁ、良いお風呂だった」
アスカ「男のくせに、長風呂ね」
綾波「お帰りなさい」
シンジ「……ホントに、僕の部屋で寝るんだね」
アスカ「いまさら文句でもあるの?」
シンジ「ううん、こういうのって、なんかちょっと楽しいじゃないか」
綾波「楽しい?」
シンジ「友達とお泊り会とかって、楽しくない?」
アスカ「知らない」
綾波「分からない」
シンジ「ああ、うん、ごめん……」
シンジ「はぁ、良いお風呂だった」
アスカ「男のくせに、長風呂ね」
綾波「お帰りなさい」
シンジ「……ホントに、僕の部屋で寝るんだね」
アスカ「いまさら文句でもあるの?」
シンジ「ううん、こういうのって、なんかちょっと楽しいじゃないか」
綾波「楽しい?」
シンジ「友達とお泊り会とかって、楽しくない?」
アスカ「知らない」
綾波「分からない」
シンジ「ああ、うん、ごめん……」
62: 2012/12/27(木) 21:40:12.28 ID:8hEerJStP
アスカ「はぁー、でも楽しみ!」
シンジ「なにが?」
アスカ「サンタさんからのプレゼント!」
シンジ「そっか、明日の朝には貰えてるんだもんね」
アスカ「早く寝たいけど、ワクワクし過ぎて寝られないわ」
シンジ「分かる」
綾波「……サンタさんは、どうやって私たちが欲しいものを知るの?」
アスカ「あ、忘れてた! 用意しないと」
綾波「?」
シンジ「欲しいものを書いた手紙を、枕の下に忍ばせておくんだ」
綾波「そうなの」
アスカ「アンタも書きなさいよ、ほら、紙とペン」
シンジ「なにが?」
アスカ「サンタさんからのプレゼント!」
シンジ「そっか、明日の朝には貰えてるんだもんね」
アスカ「早く寝たいけど、ワクワクし過ぎて寝られないわ」
シンジ「分かる」
綾波「……サンタさんは、どうやって私たちが欲しいものを知るの?」
アスカ「あ、忘れてた! 用意しないと」
綾波「?」
シンジ「欲しいものを書いた手紙を、枕の下に忍ばせておくんだ」
綾波「そうなの」
アスカ「アンタも書きなさいよ、ほら、紙とペン」
63: 2012/12/27(木) 21:41:57.31 ID:8hEerJStP
シンジ「……」カキカキ
アスカ「……」カキカキ
綾波「……」ピタッ
シンジ「どうしたの?」
綾波「欲しいもの」
シンジ「うん」
綾波「なに?」
シンジ「えっ」
アスカ「ウソでしょ? プレゼントの内容、考えてなかったわけ?」
綾波「……」コクリ
アスカ「なんだっていいのよ、一つくらいはあるでしょ」
綾波「そう、じゃあ」カキカキ
アスカ「どれどれ……って、歯ブラシとか石鹸は生活必需品! ボツ!」
綾波「……」
アスカ「……」カキカキ
綾波「……」ピタッ
シンジ「どうしたの?」
綾波「欲しいもの」
シンジ「うん」
綾波「なに?」
シンジ「えっ」
アスカ「ウソでしょ? プレゼントの内容、考えてなかったわけ?」
綾波「……」コクリ
アスカ「なんだっていいのよ、一つくらいはあるでしょ」
綾波「そう、じゃあ」カキカキ
アスカ「どれどれ……って、歯ブラシとか石鹸は生活必需品! ボツ!」
綾波「……」
64: 2012/12/27(木) 21:43:26.50 ID:8hEerJStP
シンジ「本とかは? いつも読んでるじゃないか」
アスカ「そんなの、つまんない。ボツ」
シンジ「なんでアスカが決めるんだよ!」
綾波「……あっ」
シンジ「思いついた?」
綾波「ええ」
アスカ「何にしたの?」
綾波「言えないわ」
アスカ「教えなさいよ」
綾波「……」フルフル
アスカ「ちょっと!」
シンジ「まぁまぁ、見られたくないって言ってるんだから、止めとこうよ」
アスカ「えー、つまんなーい!」
綾波「……」
アスカ「そんなの、つまんない。ボツ」
シンジ「なんでアスカが決めるんだよ!」
綾波「……あっ」
シンジ「思いついた?」
綾波「ええ」
アスカ「何にしたの?」
綾波「言えないわ」
アスカ「教えなさいよ」
綾波「……」フルフル
アスカ「ちょっと!」
シンジ「まぁまぁ、見られたくないって言ってるんだから、止めとこうよ」
アスカ「えー、つまんなーい!」
綾波「……」
66: 2012/12/27(木) 21:45:58.60 ID:8hEerJStP
―――NERV
マヤ「とうとう、最大の難所が来てしまいましたね」
冬月「ああ、レイのプレゼントの内容だけは定かではないからな」
リツコ「やはり、眠った後に枕下のメモを確認するしかないようね」
マコト「朝までにプレゼントの納入は間に合いますかね?」
ゲンドウ「そのためのNERVだと言っただろう」
シゲル「今さらですが、これって職権濫用じゃ」
冬月「総理が許可したんだ。問題あるまい」
シゲル「そ、総理がですか!?」
ゲンドウ「この映像は、リアルタイムで主相官邸に中継されている」
シゲル「それは知らなかった……」
マヤ「とうとう、最大の難所が来てしまいましたね」
冬月「ああ、レイのプレゼントの内容だけは定かではないからな」
リツコ「やはり、眠った後に枕下のメモを確認するしかないようね」
マコト「朝までにプレゼントの納入は間に合いますかね?」
ゲンドウ「そのためのNERVだと言っただろう」
シゲル「今さらですが、これって職権濫用じゃ」
冬月「総理が許可したんだ。問題あるまい」
シゲル「そ、総理がですか!?」
ゲンドウ「この映像は、リアルタイムで主相官邸に中継されている」
シゲル「それは知らなかった……」
67: 2012/12/27(木) 21:48:21.06 ID:8hEerJStP
マヤ「他の二人のプレゼントの内容はなんでしたっけ?」
リツコ「アスカはゲーム。シンジ君は食器洗い機よ」
マコト「ゲームは、まぁ分かりますね」
シゲル「女の子がっていうと、ちょっと微妙ですがね」
マコト「でも、食器洗い機って……」
シゲル「しかも、負担の軽減が目的ではなく、水道代節約がメインらしいですからね」
冬月「主婦の発想だな」
リツコ「加持君じゃないけど、普段どれだけシンジ君に面倒をかけているのか、ミサトには考え直してもらいたいわね」
ゲンドウ「まぁ、あれはあれで幸せなのだろう」
冬月「お前と暮らすよりはな」
ゲンドウ「……おい」
冬月「すまん」
リツコ「アスカはゲーム。シンジ君は食器洗い機よ」
マコト「ゲームは、まぁ分かりますね」
シゲル「女の子がっていうと、ちょっと微妙ですがね」
マコト「でも、食器洗い機って……」
シゲル「しかも、負担の軽減が目的ではなく、水道代節約がメインらしいですからね」
冬月「主婦の発想だな」
リツコ「加持君じゃないけど、普段どれだけシンジ君に面倒をかけているのか、ミサトには考え直してもらいたいわね」
ゲンドウ「まぁ、あれはあれで幸せなのだろう」
冬月「お前と暮らすよりはな」
ゲンドウ「……おい」
冬月「すまん」
69: 2012/12/27(木) 21:50:54.92 ID:8hEerJStP
―――シンジの部屋
アスカ「そういえばさぁ」
シンジ「ん?」
アスカ「サンタって、どんな顔してるんだろ」
シンジ「白髭の、ふっくらした感じのおじさんでしょ?」
アスカ「あれは模造品でしょ。火星人のイメージがタコなのと一緒で」
綾波「そうなの?」
シンジ「さぁ」
アスカ「見てみよっか」
シンジ「どうやって?」
アスカ「寝たふりして、サンタが来るのを待ち伏せするのよ」
シンジ「そ、そんなことしちゃダメだよ!」
アスカ「そうと決まれば、コーヒーでも飲んで眠気を吹き飛ばしましょうか」
シンジ「決定事項になってるし……」
アスカ「そういえばさぁ」
シンジ「ん?」
アスカ「サンタって、どんな顔してるんだろ」
シンジ「白髭の、ふっくらした感じのおじさんでしょ?」
アスカ「あれは模造品でしょ。火星人のイメージがタコなのと一緒で」
綾波「そうなの?」
シンジ「さぁ」
アスカ「見てみよっか」
シンジ「どうやって?」
アスカ「寝たふりして、サンタが来るのを待ち伏せするのよ」
シンジ「そ、そんなことしちゃダメだよ!」
アスカ「そうと決まれば、コーヒーでも飲んで眠気を吹き飛ばしましょうか」
シンジ「決定事項になってるし……」
70: 2012/12/27(木) 21:53:08.07 ID:8hEerJStP
ガラッ
ミサト「シンジ君たち、ちょっといい?」
シンジ「なんですか?」
ミサト「ひっじょーに申し訳ないんだけど、明日の朝、訓練が入っちゃって」
アスカ「ウッソ!? 明日はクリスマスなのよ!?」
綾波「分かりました」
アスカ「アンタはすぐ承諾しないの!!」
ミサト「ほんと、ごめんねぇ。でも、すぐ終わるみたいだから」
アスカ「……すぐ終わるくらいなら、次の日にでも回せばいいのに」
ミサト「そこをなんとか」
アスカ「もー、分かった分かった。アスカ様は寛大だから、急遽入るような訓練でも、フルパワーでこなすわよ」
ミサト「ほんとに?」
シンジ「僕も良いですよ」
ミサト「ありがとー。それじゃ、本部に通達しておくわね」
ミサト「シンジ君たち、ちょっといい?」
シンジ「なんですか?」
ミサト「ひっじょーに申し訳ないんだけど、明日の朝、訓練が入っちゃって」
アスカ「ウッソ!? 明日はクリスマスなのよ!?」
綾波「分かりました」
アスカ「アンタはすぐ承諾しないの!!」
ミサト「ほんと、ごめんねぇ。でも、すぐ終わるみたいだから」
アスカ「……すぐ終わるくらいなら、次の日にでも回せばいいのに」
ミサト「そこをなんとか」
アスカ「もー、分かった分かった。アスカ様は寛大だから、急遽入るような訓練でも、フルパワーでこなすわよ」
ミサト「ほんとに?」
シンジ「僕も良いですよ」
ミサト「ありがとー。それじゃ、本部に通達しておくわね」
71: 2012/12/27(木) 21:55:08.14 ID:8hEerJStP
アスカ「まったく、やるならやるで、最初っからそう言っておきなさいよ」
シンジ「たまにはそういうこともあるんじゃない?」
綾波「ええ」
アスカ「……アンタたちが文句ひとつ言わないもんだから、私が怠け者みたいじゃない」
シンジ「アスカはいつも頑張ってるじゃないか」
アスカ「当り前よ! そういうこと言ってんじゃないの!」
綾波「……でも、それなら今日はもう、寝ないと」
シンジ「そうだね」
アスカ「サンタの顔は、諦めるしかないわね」
シンジ「まぁ、プレゼントがあるし、明日はそれをバネに頑張ろうよ」
アスカ「はいはい、じゃ、お休み」
シンジ「お休み」
綾波「お休みなさい」
シンジ「たまにはそういうこともあるんじゃない?」
綾波「ええ」
アスカ「……アンタたちが文句ひとつ言わないもんだから、私が怠け者みたいじゃない」
シンジ「アスカはいつも頑張ってるじゃないか」
アスカ「当り前よ! そういうこと言ってんじゃないの!」
綾波「……でも、それなら今日はもう、寝ないと」
シンジ「そうだね」
アスカ「サンタの顔は、諦めるしかないわね」
シンジ「まぁ、プレゼントがあるし、明日はそれをバネに頑張ろうよ」
アスカ「はいはい、じゃ、お休み」
シンジ「お休み」
綾波「お休みなさい」
73: 2012/12/27(木) 21:57:57.79 ID:8hEerJStP
―――NERV
マヤ「今のは危なかったですね」
冬月「夜更かしなんてされたら、作戦が全てパーになってしまうからな」
マコト「しかし、このパターンも想定済みとは。流石は碇司令です」
碇「出来れば、この手は使いたくなかった」
シゲル「どうしてです?」
冬月「明日の午前、私たちにも仕事が入ってしまうからだ」
シゲル「……あー」
リツコ「本来なら、昼からだったものね」
マヤ「今のは危なかったですね」
冬月「夜更かしなんてされたら、作戦が全てパーになってしまうからな」
マコト「しかし、このパターンも想定済みとは。流石は碇司令です」
碇「出来れば、この手は使いたくなかった」
シゲル「どうしてです?」
冬月「明日の午前、私たちにも仕事が入ってしまうからだ」
シゲル「……あー」
リツコ「本来なら、昼からだったものね」
74: 2012/12/27(木) 22:02:04.03 ID:8hEerJStP
―――ミサトの家
加持「了解。では」
ミサト「なんだって?」
加持「シンジ君たちが完全に熟睡したそうだから、作戦決行だと」
ミサト「それはそれは。行ってらっさい」
加持「しかしだな、俺がこの格好する必要はあったのか?」
ミサト「似合ってるわよ、サンタさん」
加持「どうせなら、葛城のミニスカサンタが見たかった」
ミサト「三十路前のおばさんのそんなコスプレ、どこに需要があるのよ」
加持「だから、俺が喜ぶ」
ミサト「……アンタねぇ、この映像も一応、中継されてるって分かってんの?」
加持「なにか問題があるか?」
ミサト「っもう! さっさと行ってきなさい!」
加持「大きい声出すなよ。子供が起きたらどうするんだ」
ミサト「くっ……」
加持「了解。では」
ミサト「なんだって?」
加持「シンジ君たちが完全に熟睡したそうだから、作戦決行だと」
ミサト「それはそれは。行ってらっさい」
加持「しかしだな、俺がこの格好する必要はあったのか?」
ミサト「似合ってるわよ、サンタさん」
加持「どうせなら、葛城のミニスカサンタが見たかった」
ミサト「三十路前のおばさんのそんなコスプレ、どこに需要があるのよ」
加持「だから、俺が喜ぶ」
ミサト「……アンタねぇ、この映像も一応、中継されてるって分かってんの?」
加持「なにか問題があるか?」
ミサト「っもう! さっさと行ってきなさい!」
加持「大きい声出すなよ。子供が起きたらどうするんだ」
ミサト「くっ……」
76: 2012/12/27(木) 22:05:42.00 ID:8hEerJStP
―――NERV
『これより、潜入を開始する』
シゲル「了解」
マヤ「緊張しますねー」
『なお、食器洗い機は重量オーバーの為、現物はキッチンに設置。その旨を書いた手紙を対象の靴下に忍ばせる』
冬月「致しかたあるまい」
ゲンドウ「ああ」
『……ターゲットを目視。及び、睡眠状態にあることを確認』
リツコ「寝つきの良さは、さすが中学生ってところね」
マコト「地味にそういうのって羨ましいです」
『これより、潜入を開始する』
シゲル「了解」
マヤ「緊張しますねー」
『なお、食器洗い機は重量オーバーの為、現物はキッチンに設置。その旨を書いた手紙を対象の靴下に忍ばせる』
冬月「致しかたあるまい」
ゲンドウ「ああ」
『……ターゲットを目視。及び、睡眠状態にあることを確認』
リツコ「寝つきの良さは、さすが中学生ってところね」
マコト「地味にそういうのって羨ましいです」
77: 2012/12/27(木) 22:06:43.12 ID:8hEerJStP
『アスカの靴下にゲームの投下……成功』
シゲル「シンジ君が作った靴下、大きくて助かりますね」
マヤ「デザインも可愛いです」
『シンジ君の靴下に手紙の投下……成功』
冬月「ここで失敗する要素はない」
ゲンドウ「ああ」
『これより、綾波レイの枕の下からメモを抜き取る作業に移ります』
リツコ「慎重にね」
マコト「ここさえ乗り切れれば……!」
シゲル「シンジ君が作った靴下、大きくて助かりますね」
マヤ「デザインも可愛いです」
『シンジ君の靴下に手紙の投下……成功』
冬月「ここで失敗する要素はない」
ゲンドウ「ああ」
『これより、綾波レイの枕の下からメモを抜き取る作業に移ります』
リツコ「慎重にね」
マコト「ここさえ乗り切れれば……!」
78: 2012/12/27(木) 22:08:36.09 ID:8hEerJStP
『……成功。ターゲットにも変化ありません』
シゲル「いーっ、よし!」
マヤ「素敵です!」
『メモを読み上げます』
冬月「さて、レイはなにを欲しがっているのか」
ゲンドウ「興味深いな」
『……碇君のスウェット、だそうです』
冬月「おや」
ゲンドウ「む」
シゲル「おっ」
マコト「うわっ」
リツコ「あら」
マヤ「わぁ」
シゲル「いーっ、よし!」
マヤ「素敵です!」
『メモを読み上げます』
冬月「さて、レイはなにを欲しがっているのか」
ゲンドウ「興味深いな」
『……碇君のスウェット、だそうです』
冬月「おや」
ゲンドウ「む」
シゲル「おっ」
マコト「うわっ」
リツコ「あら」
マヤ「わぁ」
83: 2012/12/27(木) 22:12:37.42 ID:8hEerJStP
冬月「そうきたか」
マコト「なかなか面白い注文ですね」
マヤ「だから、メモを書く時、何が欲しいのか言わなかったんですね」
リツコ「シンジ君そのものを頼まなかっただけ、マシというものかしら」
マコト「でも、どうしましょうか」
ゲンドウ「……部屋にあるスウェットを新品と交換しろ」
冬月「いいのか?」
ゲンドウ「レイは欲しいものを手に入れ、シンジはスウェットを新調出来る。問題ない」
シゲル「Win-Winの関係ってやつですね」
冬月「今の会話、聞いていたか?」
『一先ず、タンスのスウェットをレイの靴下に入れておきます』
冬月「うむ」
マヤ「やっていることは泥棒と変わりませんね」
マコト「サンタなんて、案外こんなもんですよ」
マコト「なかなか面白い注文ですね」
マヤ「だから、メモを書く時、何が欲しいのか言わなかったんですね」
リツコ「シンジ君そのものを頼まなかっただけ、マシというものかしら」
マコト「でも、どうしましょうか」
ゲンドウ「……部屋にあるスウェットを新品と交換しろ」
冬月「いいのか?」
ゲンドウ「レイは欲しいものを手に入れ、シンジはスウェットを新調出来る。問題ない」
シゲル「Win-Winの関係ってやつですね」
冬月「今の会話、聞いていたか?」
『一先ず、タンスのスウェットをレイの靴下に入れておきます』
冬月「うむ」
マヤ「やっていることは泥棒と変わりませんね」
マコト「サンタなんて、案外こんなもんですよ」
84: 2012/12/27(木) 22:15:46.96 ID:8hEerJStP
『新品のスウェットが届くまで、一時部屋に帰還します』
リツコ「お疲れ様、加持君」
ゲンドウ「後は、プレゼントを受け取ったチルドレンの顔を確認するだけだ」
冬月「仮眠をとっても構わんぞ」
マヤ「そんなこと言っても、楽しみで寝れませんよ」
シゲル「リアルタイムで喜ぶ顔を見たいですしね」
マコト「寝過ごしたりしたら、たまったもんじゃないですよ」
ゲンドウ「……全員、徹夜か」
シゲル「どうやって時間を潰しましょうか」
冬月「麻雀でもするか」
マコト「麻雀! いいですねー!」
シゲル「徹夜といったら、やっぱそれっすね!」
マヤ「人数が中途半端じゃないですか?」
ゲンドウ「政府の人間を呼べばよかろう」
リツコ「ミサトと加持君が来るまでの繋ぎですね」
リツコ「お疲れ様、加持君」
ゲンドウ「後は、プレゼントを受け取ったチルドレンの顔を確認するだけだ」
冬月「仮眠をとっても構わんぞ」
マヤ「そんなこと言っても、楽しみで寝れませんよ」
シゲル「リアルタイムで喜ぶ顔を見たいですしね」
マコト「寝過ごしたりしたら、たまったもんじゃないですよ」
ゲンドウ「……全員、徹夜か」
シゲル「どうやって時間を潰しましょうか」
冬月「麻雀でもするか」
マコト「麻雀! いいですねー!」
シゲル「徹夜といったら、やっぱそれっすね!」
マヤ「人数が中途半端じゃないですか?」
ゲンドウ「政府の人間を呼べばよかろう」
リツコ「ミサトと加持君が来るまでの繋ぎですね」
86: 2012/12/27(木) 22:18:14.66 ID:8hEerJStP
―――翌朝、シンジの部屋
アスカ「んーっ」
シンジ「ふわぁ……」
綾波「……」ゴシゴシ
アスカ「そうだ、プレゼント!」
シンジ「あっ!」
綾波「……!」
アスカ「キャー、これが欲しかったの! 感激っ!!」
シンジ「台所にある!? 今すぐ確認しないと」ダッ
綾波「……!!!!!!」
アスカ「んーっ」
シンジ「ふわぁ……」
綾波「……」ゴシゴシ
アスカ「そうだ、プレゼント!」
シンジ「あっ!」
綾波「……!」
アスカ「キャー、これが欲しかったの! 感激っ!!」
シンジ「台所にある!? 今すぐ確認しないと」ダッ
綾波「……!!!!!!」
87: 2012/12/27(木) 22:20:43.44 ID:8hEerJStP
アスカ「ねぇねぇ、けっきょくアンタが欲しいものってなんだったの?」
綾波「……言えない」
アスカ「見せてよ」
綾波「ダメ」
アスカ「いいじゃないのよ」
綾波「絶対、ダメ!!」
アスカ「な、なによ、分かったわよ」ビクッ
シンジ「すごいよ! 食器洗い機だよ!! 乾燥機能付きだよ!!」
綾波「……言えない」
アスカ「見せてよ」
綾波「ダメ」
アスカ「いいじゃないのよ」
綾波「絶対、ダメ!!」
アスカ「な、なによ、分かったわよ」ビクッ
シンジ「すごいよ! 食器洗い機だよ!! 乾燥機能付きだよ!!」
88: 2012/12/27(木) 22:21:56.59 ID:8hEerJStP
―――NERV
アスカ『やっぱり時代は3Dね!』
シンジ『もう水荒れは怖くないよ!』
綾波『……』クンクン
冬月「やったな」
ゲンドウ「ああ」
加持「いい笑顔だ」
ミサト「くーっ! このために生きてるぅ!」
リツコ「レイはあれでいいの? っていう気もするけれど」
マコト「幸せなら、それが一番ですよ」
シゲル「見ている俺たちも幸せですしね」
マヤ「……ホントにいいのかなぁ」
アスカ『やっぱり時代は3Dね!』
シンジ『もう水荒れは怖くないよ!』
綾波『……』クンクン
冬月「やったな」
ゲンドウ「ああ」
加持「いい笑顔だ」
ミサト「くーっ! このために生きてるぅ!」
リツコ「レイはあれでいいの? っていう気もするけれど」
マコト「幸せなら、それが一番ですよ」
シゲル「見ている俺たちも幸せですしね」
マヤ「……ホントにいいのかなぁ」
91: 2012/12/27(木) 22:23:52.06 ID:8hEerJStP
ゲンドウ「あっという間だったな」
シゲル「そりゃ、司令はツキまくりでしたから、時間が経つのも早いでしょう」
マコト「裏ドラ乗って数えヤクマンされた日には、もう絶句ですよ」
リツコ「そういえば、ミサトと加持君、来るの遅くなかった?」
ミサト「お、お酒が美味しくて!」
加持「葛城の唇もな」
ミサト「ちょっと!?」
マヤ「……不潔です」
冬月「なにはともあれ、これで作戦終了だ」
ゲンドウ「葛城一佐」
ミサト「はい、では……」
ミサト「午前8時30分」
ミサト「これにてサンタ作戦を終了します!」
ミサト「お疲れさまでした!」
一同『お疲れさまでしたー!』
シゲル「そりゃ、司令はツキまくりでしたから、時間が経つのも早いでしょう」
マコト「裏ドラ乗って数えヤクマンされた日には、もう絶句ですよ」
リツコ「そういえば、ミサトと加持君、来るの遅くなかった?」
ミサト「お、お酒が美味しくて!」
加持「葛城の唇もな」
ミサト「ちょっと!?」
マヤ「……不潔です」
冬月「なにはともあれ、これで作戦終了だ」
ゲンドウ「葛城一佐」
ミサト「はい、では……」
ミサト「午前8時30分」
ミサト「これにてサンタ作戦を終了します!」
ミサト「お疲れさまでした!」
一同『お疲れさまでしたー!』
94: 2012/12/27(木) 22:25:58.87 ID:8hEerJStP
―――エピローグ
シンジ「ミサトさん!」
ミサト「なに? ……って、どうしたの、その格好」
シンジ「トナカイです」
アスカ「サンタガールよ!」
綾波「サンタガール二号」
ミサト「まぁ、それは見れば分かるけど」
シンジ「ほら、この前クリスマスだったじゃないですか」
ミサト「そうね」
シンジ「で、僕たちはサンタさんからクリスマスプレゼントを貰ったんですよ」
ミサト「ふふっ、らしいわね」
シンジ「でも、大人は、サンタさんからプレゼント貰えないじゃないですか。だから……」ゴソゴソ
ミサト「……え?」
シンジ「ミサトさん!」
ミサト「なに? ……って、どうしたの、その格好」
シンジ「トナカイです」
アスカ「サンタガールよ!」
綾波「サンタガール二号」
ミサト「まぁ、それは見れば分かるけど」
シンジ「ほら、この前クリスマスだったじゃないですか」
ミサト「そうね」
シンジ「で、僕たちはサンタさんからクリスマスプレゼントを貰ったんですよ」
ミサト「ふふっ、らしいわね」
シンジ「でも、大人は、サンタさんからプレゼント貰えないじゃないですか。だから……」ゴソゴソ
ミサト「……え?」
95: 2012/12/27(木) 22:27:25.58 ID:8hEerJStP
シンジ「これ、僕たちからのクリスマスプレゼントです!」
ミサト「……」
シンジ「中身はただのクッキーなんですけどね」
アスカ「三人で作ったのよ!」
綾波「ほとんど碇君が作ったようなものだけれど」
アスカ「いいのよ、こういうのは気持ちが入ってれば」
シンジ「ん、そうだね」
ミサト「……」
シンジ「ミサトさん?」
ミサト「あっ、ううん、なんでもないわ!」
シンジ「そうですか、じゃあこれ」
ミサト「うん、ありがとう! 三人とも!」
アスカ「へっへー」
綾波「……」
ミサト「……」
シンジ「中身はただのクッキーなんですけどね」
アスカ「三人で作ったのよ!」
綾波「ほとんど碇君が作ったようなものだけれど」
アスカ「いいのよ、こういうのは気持ちが入ってれば」
シンジ「ん、そうだね」
ミサト「……」
シンジ「ミサトさん?」
ミサト「あっ、ううん、なんでもないわ!」
シンジ「そうですか、じゃあこれ」
ミサト「うん、ありがとう! 三人とも!」
アスカ「へっへー」
綾波「……」
97: 2012/12/27(木) 22:28:58.08 ID:8hEerJStP
シンジ「じゃあ、他の人たちにも配って来ますね」
アスカ「後で感想聞かせなさいよね!」
綾波「さよなら」
ミサト「ん、じゃね」
ミサト「……」
ミサト「……」
ミサト「くっ」ガクッ
ミサト「て、天使なの……? あの子たち」
アスカ「後で感想聞かせなさいよね!」
綾波「さよなら」
ミサト「ん、じゃね」
ミサト「……」
ミサト「……」
ミサト「くっ」ガクッ
ミサト「て、天使なの……? あの子たち」
100: 2012/12/27(木) 22:31:37.91 ID:8hEerJStP
冬月「碇」
ゲンドウ「なんだ」
冬月「チルドレンが、職員にクッキーを配っているそうだ」
ゲンドウ「ああ」
冬月「プレゼントを貰えない大人の為に、サンタを真似ているそうだ」
ゲンドウ「ああ」
冬月「後で、私たちのところにも来るだろうな」
ゲンドウ「ああ」
冬月「その時くらい、愛想よくしたらどうだ」
ゲンドウ「無理だ」
冬月「そうか」
ゲンドウ「ああ」
ゲンドウ「なんだ」
冬月「チルドレンが、職員にクッキーを配っているそうだ」
ゲンドウ「ああ」
冬月「プレゼントを貰えない大人の為に、サンタを真似ているそうだ」
ゲンドウ「ああ」
冬月「後で、私たちのところにも来るだろうな」
ゲンドウ「ああ」
冬月「その時くらい、愛想よくしたらどうだ」
ゲンドウ「無理だ」
冬月「そうか」
ゲンドウ「ああ」
101: 2012/12/27(木) 22:32:37.71 ID:8hEerJStP
ゲンドウ「冬月」
冬月「なんだ」
ゲンドウ「来年のクリスマスの準備を始めるか」
冬月「……それはちょっと、気が早すぎるな」
ゲンドウ「そうか」
冬月「ああ」
終劇
冬月「なんだ」
ゲンドウ「来年のクリスマスの準備を始めるか」
冬月「……それはちょっと、気が早すぎるな」
ゲンドウ「そうか」
冬月「ああ」
終劇
103: 2012/12/27(木) 22:33:57.97
乙
105: 2012/12/27(木) 22:34:11.08
乙
とってもポカポカしてる
ありがとう
とってもポカポカしてる
ありがとう
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