1:2019/10/16(水) 21:03:28.170
ポルポの遺産6億円を取りに向かう最中、スタンド攻撃を受けたブチャラティチーム。

ブチャラティ「くそっ、敵はどこに潜んでいるのだ……」

アバッキオ「ここはオレに任せな」

ブチャラティ「アバッキオ、何を!?」

アバッキオ「……」ジョロジョロジョロ

アバッキオ「ずっと潜んでるのも疲れるだろ?」

アバッキオ「お茶でも飲んで……話でもしようや……」

ズッケェロ「お、わりィな」グビッ

ズッケェロ「ブハァッ!」



2:2019/10/16(水) 21:06:23.669
ズッケェロの仲間を倒すべく、カプリ島にたどり着いたアバッキオだったが――

サーレー「希望とやる気がムンムンわいてきたぜッ!」

サーレー「てめーらを始末して、6億円を奪ってやるッ!」

アバッキオ「サーレー君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

サーレー「どうも」グビッ

サーレー「!?」

サーレー(なんだこりゃ!? こ、これはまさかッ! 『クラフトワーク』で固定して――)

サーレー(あ、ダメだ! こんなの口の中に固定したら――)

サーレー「ぐぼォッ!」
3:2019/10/16(水) 21:07:55.778 ID:mK28jHuH0.net
ボス親衛隊の出番なさそう
4:2019/10/16(水) 21:09:21.460
ボスの娘を護衛することになり、買い出しにやってきたアバッキオ。

アバッキオ「何者だてめー!」

ホルマジオ「おいおいおい怖いなぁ~」

ホルマジオ「お前の知ってること、洗いざらい吐いてもらうぜ」

アバッキオ「ホルマジオ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

ホルマジオ「お、吐く気になったかよ」グビッ

ホルマジオ「ぶげッ!」

ホルマジオ「これからはもっと……しんどくなるぜ……てめーらは……」ドザァッ

アバッキオ「強敵だったぜ……」
5:2019/10/16(水) 21:11:16.977 ID:HxjNPWTf0.net
アバ茶っょぃ
6:2019/10/16(水) 21:12:22.417 ID:mK28jHuH0.net
もうアバがボスでいいだろ
7:2019/10/16(水) 21:12:23.277
ポンペイ遺跡の鍵を取りに行く指令を受けたアバッキオ。

アバッキオ「なんだここは!?」

イルーゾォ「鏡の中に引きずり込んだ……お前はもうおしまいだッ!」

アバッキオ「確かにスタンドが出せねぇようだ……だが、オレにはこいつがあるッ!」ジョロジョロジョロ

イルーゾォ「?」

アバッキオ「イルーゾォ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

イルーゾォ「ありがとう」グビッ

イルーゾォ「ふああ~」ブスブスブス
9:2019/10/16(水) 21:15:27.912
フィレンツェ行き特急で死闘が始まる……。

アバッキオ「プロシュート兄貴君とペッシ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

ペッシ「お茶だってッ!? どうしますか、兄貴!?」

プロシュート「……」

ペッシ「ちくしょうッ! 飲んでやる! 飲んでやるぜッ!」

プロシュート「ペッシよぉ~、オレたちの世界じゃそんな言葉は必要ねえんだ……」

プロシュート「『飲む』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!」グビッ

プロシュート「ゴバッ!」

プロシュート「グレイト……フル・デッド……」ドサッ…

ペッシ「兄貴ィィィィィィィィィィッ!!!」
10:2019/10/16(水) 21:18:19.638
ペッシ「分かったよプロシュート兄ィ!」

ペッシ「兄貴の覚悟が! 『言葉』でなく『心』で理解できた!」

ペッシ「飲むって思った時は兄貴ッ!」グビッ

ペッシ「すでに行動は終わっているんだね」

ペッシ「ごぼゲッ!」

アバッキオ「なかなかスゴ味のある二人組だったぜ……」
12:2019/10/16(水) 21:20:43.792 ID:mK28jHuH0.net
飲んでいる時間を飛ばせるボスは相性悪いな
13:2019/10/16(水) 21:21:28.202
遠隔自動追尾スタンドに狙われたアバッキオ。

ベイビィフェイス「オレの能力でバラバラに分解してやるぜッ!」

アバッキオ「ベイビィフェイス君だっけ?」

アバッキオ「このお茶を持って帰って……本体と一緒に飲みながら話でもするといい……」



ベイビィフェイス「お茶持ってきました!」グビッ

メローネ「へ~、気が利くじゃん」グビッ

ベイビィフェイス「ぶげェッ!」

メローネ「ディ・モールトまずいッ!」グボォッ
14:2019/10/16(水) 21:24:30.877
DISKをゲットするため、ヴェネツィアに向かうジョルノとアバッキオ。

ブロロロロ…

ギュルルルッ!

アバッキオ「おいジョルノ! なんつう運転してやがる!」

ジョルノ「それが……車がどんどん冷やされているようです!」

アバッキオ「スタンド攻撃か……よしオレに任せろ」ジョロジョロジョロ

ジョルノ「温かい……!」

アバッキオ「これで氷は溶けた」



ギアッチョ「何ィィィィィッ!?」
15:2019/10/16(水) 21:27:38.592
ギアッチョ「日本に行ったことのある知り合いに聞いたんだがよォ~~~~
      日本にはよォ~~~~『午後の紅茶』っつう商品があるらしいんだが……
      『じゃあ午後しか売ってねーのか?』って聞いたら『午前中も買えるけど』って言われた。
      なんで『午後の紅茶』なのに午前中にも売ってんだよォォォォォ!!!
      だったら名前を『一日の紅茶』にしやがれってんだッ! ナメてんのかボケがッ!!!」

アバッキオ「ギアッチョ君だっけ?」ジョロジョロジョロ

アバッキオ「そんなに紅茶が好きなら……お茶でも飲んで……話でもしようや……」

ギアッチョ「そうする」グビッ

ギアッチョ「うぐええッ!」
17:2019/10/16(水) 21:29:26.203 ID:mK28jHuH0.net
「そうする」がかわいすぎる
16:2019/10/16(水) 21:28:14.674 ID:mYXHnm6W0.net
なんで皆飲むときだけ素直なの
19:2019/10/16(水) 21:30:18.998
ついにトリッシュをボスのところに連れていったブチャラティ達だったが、
ボスの狙いは自分の手で娘を始末することだった。
それを知ったブチャラティとアバッキオはボスを裏切ってしまう。

アバッキオ「ここはオレに任せな、ブチャラティ」

ブチャラティ「気をつけろ、アバッキオ!」

アバッキオ「ボス君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

ボス「ふん、やはり服従する気になったか」グビッ

ボス「――こ、このお茶はッ!?」
23:2019/10/16(Wed) 21:33:22
ボス「『キング・クリムゾン』ッ!」バヒューンッ

ボス「私がお茶を飲む時間を消し飛ばし、『飲んだ』という結果だけを残すッ!」

ボス「ぐぼオッ!」

ボス「おのれアバッキオ……ここは退くがお前たちは逃がさん……」ササッ

アバッキオ「さすがボス……一杯じゃあ倒せねえか……」

ブチャラティ「オレたちも脱出するぞ!」
21:2019/10/16(Wed) 21:32:14
素直にアバ茶をのませるスタンド
24:2019/10/16(Wed) 21:36:13
ボスを裏切ったことを仲間に報告するブチャラティとアバッキオ。

ブチャラティ「共に来る者がいたらボートに乗ってくれ」

アバッキオ「ちなみに乗らなかった場合は、こいつを飲んでもらう」ジョロジョロジョロ

ジョルノ「乗ります」

ミスタ「乗るぜ」

ナランチャ「乗るッ!」

フーゴ「乗るよ……」
25:2019/10/16(水) 21:37:16.790 ID:KeS8/zDEr.net
脅迫じゃねーか
26:2019/10/16(水) 21:39:20.198
ボス親衛隊の二人組が、アバッキオ達を狙う。

スクアーロ「一人一人確実に仕留めてやる……」

スクアーロ「まずどいつから始末する? ティッツァーノ……」

ティッツァーノ「当然ボスがもっとも警戒しているアバッキオでしょう……」

スクアーロ「よし、オレの『クラッシュ』を『トーキングヘッド』と一緒にアバッキオのお茶にジャンプさせるッ!」

スクアーロ「ぐげェッ!」

ティッツァーノ「あぐアッ!」



アバッキオ(オレのお茶に何かが飛び込んできたと思ったら消滅しやがった)
27:2019/10/16(水) 21:42:02.592
空港にやってきたアバッキオ達。

ブチャラティ「飛行機は奪った……離陸するぞッ!」

ナランチャ「ちょっと待った! 何か向かってくるぞッ!」

アバッキオ「オレに任せな」ジョロジョロジョロ

カルネ「……」

アバッキオ「カルネ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

カルネ「……」グビッ

カルネ「……」ウマイ!

アバッキオ「なんともねぇのか!?」

敵がお茶に夢中になっているスキに、ブチャラティ達は離陸した。

アバッキオ(ちくしょう……完敗だぜ……)
28:2019/10/16(水) 21:45:40.202
サルディニアでは、暗殺チームのリーダー・リゾットとボスの右腕・ドッピオが激戦を繰り広げていた。
そこへなぜか乱入するアバッキオ。

アバッキオ「二人とも……疲れただろう?」

アバッキオ「お茶でも飲んで……一休みしようや……」

リゾット「ありがたい」グビッ

ドッピオ「ちょうどノドが渇いてたんです!」グビッ

リゾット「ぐはァ!」

ドッピオ「マズッ!」

ボス(ドッピオの人格が……消えた。許さんぞ、アバッキオッ!)
29:2019/10/16(水) 21:48:23.504
ローマにいるボスを倒す方法を持つという男に会うため、漁村に上陸したブチャラティ達。

ミスタ「なんだこりゃあッ!?」

ナランチャ「カビが吹き出してきやがった!」

フーゴ「ボクのスタンドに……似ているッ!」

アバッキオ「オレに任せろ」ジョロジョロジョロ

アバッキオ「これをかければカビは退治できる」バシャッ

ミスタ「助かったぜッ!」
30:2019/10/16(水) 21:51:32.708
チョコラータ「なぜヤツらにカビが生えない? もっとカビをバラまけッ!」

アバッキオ「チョコラータ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

チョコラータ「お、うまそ」グビッ

チョコラータ「ヤッダーバアアアアアアア!!!」

アバッキオ「セッコ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

セッコ「やったァ!」グビッ

セッコ「うぎぐブげッ!!!」
31:2019/10/16(水) 21:55:24.475
コロッセオにたどり着いたブチャラティ達。そこで待っていたのはポルナレフという男だった。
さらにボスであるディアボロも登場し、最終決戦が始まった――

ポルナレフ「『矢』を制するのだッ!」

アバッキオ「矢なんざ必要ねえ」ジョロジョロジョロ

アバッキオ「ディアボロ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

ディアボロ「飲まない」

アバッキオ「な!?」

ディアボロ「お前のお茶……確かに恐ろしいが、飲まなければどうということはない」

アバッキオ(しまった! オレのお茶の弱点を見抜かれたッ!)

ディアボロ「帝王はこのディアボロだッ! 依然変わりなくッ!!!」
33:2019/10/16(水) 21:58:35.744
ディアボロ「トドメだァーッ!!!」

アバッキオ(ここまでかよ……!)

『諦めるなアバッキオ……』ドンッ

アバッキオ「!」グラッ

ディアボロ「何ィッ!?」

アバッキオ(今の声、今の体当たり、オレが賄賂を受け取ったせいで殉職した――)

アバッキオ(まさか、またあんたが助けてくれたのか……?)

ディアボロ「まあいい、二度目はないッ!」
36:2019/10/16(水) 22:01:31.534
ジョルノ「アバッキオッ!」ヒュッ

グサッ!

アバッキオ「ジョルノ!」

アバッキオ(あいつ……オレのお茶に矢を……!)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ディアボロ「なんだッ!? アバッキオのお茶が変化を……!?」

ブチャラティ「これがアバッキオのレクイエム……!」

アバッキオ「大事なのは『真実に向かおうとする意志』だ」

アバッキオ「真実から出た『誠の行動』は……決して滅びはしねえ!」

アバッキオ「てめーははたして滅びずにいられるかな? ボス……」
38:2019/10/16(水) 22:04:38.415
アバッキオ「ディアボロ君だっけ? お茶でも飲んで……話でもしようや……」

ディアボロ(な、なぜだッ!? 体が勝手に飲もうとするッ!)

ディアボロ(予知に映るオレはちゃんとお茶を拒否しているのにッ!)

アバッキオ「お前はもう『お茶を飲まない』という真実にはたどり着けねえ……」

ディアボロ「くっ、くそおおおおおおっ!」グビッ

ディアボロ「ぐはアアアアアッ!!!」



トリッシュ「や、やったッ!」
39:2019/10/16(水) 22:05:20.222 ID:ys8rYjO/r.net
アバ茶・レクイエム…!
40:2019/10/16(水) 22:08:07.416
……

ディアボロ「ここは……?」

浮浪者「こ、このダボがあーッ!」ジョロジョロジョロ

ディアボロ「!」

浮浪者「オレッちのお茶でも飲んで……話でもしようや……」

ディアボロ「飲んでやるッ!」グビッ

ディアボロ「グエエッ!」

ディアボロ「オレはディアボロだぞッ! こんなヤツにッ……!」
41:2019/10/16(水) 22:10:48.686 ID:8b6tYIPy0.net
なんか凄いのか酷いのかわからなくなってきた……
42:2019/10/16(水) 22:11:26.048
ディアボロ「ハッ!」

女医「私はドクター・モニカ・ユルテッロ……」ジョロジョロジョロ

ディアボロ「なにをやってるんだ貴様ッ!」

女医「お茶でも飲んで……話でもしましょう……」

ディアボロ「いただこうッ!」グビッ

ディアボロ「ぐああああああああああああ!!!」
43:2019/10/16(水) 22:14:33.255
ディアボロ「ハッ!」

ディアボロ「なんだこれは!? ここはどこだ!?」

老人「もしもしそこのあなた……大丈夫ですか?」ジョロジョロジョロ

ディアボロ「な……!」

老人「お茶でも飲んで……話でもしませんか……?」

ディアボロ「ヒイッ!」グビッ

ディアボロ「これはまさか、あのアバッキオのお茶の……!」
44:2019/10/16(水) 22:17:13.908
幼女「うずくまっておじちゃん、オナカ痛いの?」

ディアボロ「!」ビクッ

幼女「お茶でも飲んで……話でも……」ジョロジョロジョロ

ディアボロ(オレはあと何杯飲まされるんだ!? オレは! オレはッ!)





ディアボロ「オレにお茶を飲ませるなあああ――――――――――ッ!!!!!」
47:2019/10/16(水) 22:21:23.187
~エピローグ~

ブチャラティ「よし、花屋の娘と付き合っていたボーイフレンドに会いに行くぞ」

アバッキオ「ブチャラティ、変な石がそばにあるぞ」

ブチャラティ「なんだこれは?」

アバッキオ「お茶をかけてみるか」ジョロジョロジョロ

ジュワァァァァァ…

アバッキオ「あ、消えた」
49:2019/10/16(水) 22:24:52.734
ディアボロを倒し、新しいボスとなったアバッキオ。

ブチャラティ「やったな、アバッキオ!」

ジョルノ「おめでとうございます!」

ミスタ「すげえぜ!」

ナランチャ「オレたちを引っぱってってくれよな!」

フーゴ「色々いいたいことはありますが、大したもんです」

アバッキオ「ありがとよ、みんな」

アバッキオ「ボスなんて柄じゃあねえが、景気づけにお茶でも飲むとするか」グビッ
51:2019/10/16(水) 22:28:17.479
ジョルノ「『ゴールド・エクスペリエンス』ッ!」

アバッキオ「!」

ジョルノ「あなたの歯を一本、体質の98%を水分で構成するクラゲに変えて吸い取らせました」

アバッキオ「てめーがいなきゃ危うく自滅するとこだったぜ……あ、もしかして、あの時も……!」

ジョルノ「ええ、そういうことです」ニコッ








― 完 ―
52:2019/10/16(水) 22:29:07.018 ID:/YV3rKE30.net
いい話だった
53:2019/10/16(水) 22:31:05.723 ID:HxjNPWTf0.net
黄金の水
54:2019/10/16(水) 22:32:02.877 ID:ys8rYjO/r.net

この五部は一週間どころか一日で終わってそう