1: 2012/06/08(金) 22:32:20.85 ID:DCi/nEPko
春香「プロデューサーさん!今度のオフに・・・その・・・映画とか見に行きませんか?!」

美希「ハニー!春香よりもミキと映画見に行こっ?」

P「なんだ二人共、映画を見に行きたいのか?それなら今度みんなで見に行くか?」

春香・美希「…」


亜美「兄ちゃん兄ちゃん!真美と相談して決めたんだけどさ」

真美「真美達が結婚できるようになったら・・・亜美と真美のお婿さんにしてあげるよ!」

P「よーし、お前らのために俺、分身の術覚えちゃうぞ~♪な~んてな。じゃあ書類片付いたから営業回してくるわ~」

亜美・真美「…行ってラッシャー木村」

ギィィ バタン

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1339162323/

2: 2012/06/08(金) 22:32:47.12 ID:DCi/nEPko
律子「相変わらず難攻不落の無敵要塞っぷりよね…核攻撃でも堕ちる気がしないわ」

やよい「私でもプロデューサーは鈍感なんだなぁ~って思いますから!」

響「ん~…たぶんそういう神経が生まれた時から無いんだとおもうぞ!無神経ってやつだな!」

雪歩「どれだけストレートに告白しても冗談だとしか思ってないみたいで・・・全部見逃し三振ですぅ」

千早「私みたいに変化球しか投げれないと、投げた事に気づいてないみたいだわ」

あずさ「気づかないってホント残酷よね~」

小鳥「その話なんだけど、実は・・・」



春香「えぇっ?プロデューサーさんが彼女と別れた?!!」

小鳥「そうなのよ・・・昨日の夜に居酒屋に入ったら大声で喧嘩してるカップルがいたんだけど・・・」

伊織「それがプロデューサーだったってワケ?!」

真「ってプロデューサーって彼女いたの?!全然知らなかった・・・」

貴音「しかしあの方は失恋したかのような素振りは全く・・・」

雪歩「勇気出して告白したのに・・・ひどいですぅ」

小鳥「喧嘩って言ってもプロデューサーさんが一方的に怒鳴られてただけで・・・」

美希「優しいハニーを一方的に怒鳴りつけるなんて、そんなヒス持ちの女とは別れて正解なの」

小鳥「でもそうとも言い切れないとみたいで・・・」

伊織「それってどういう意味よ?!あのダメプロデューサーがあかんたれだったってコト?」

あずさ「伊織ちゃん、それって両方共同じ意味だと思うわ~」

3: 2012/06/08(金) 22:33:15.87 ID:DCi/nEPko
小鳥「喧嘩の内容的に、プロデューサーさんが彼女さんに全然時間作ってなかったみたいで・・・」

律子「あぁ~・・・それ何となくわかります。プロデューサーってウチに来てから一年間、休んでる所見た事無いですし」

小鳥「それでちょっと調べてみたら入社してからほとんど休みがなかったみたいなのよ」

響「えぇっ!?でもプロデューサーって毎日遅くまで残って仕事してるみたいだし・・・」

律子「つまり、休み無し、残業てんこもりで暇も無し。しかも職業は女性アイドルのプロデューサー・・・」

千早「正直、私が彼女だったら仕事が仕事だけに・・・可愛いアイドルに夢中なだけなんじゃないか?って思うでしょうね」

春香「でもそのおかげでウチの事務所の全員がランクA超えれたわけだし・・・」

亜美「兄ちゃんの人生を生贄に、場のアイドル全てをランクアップ!」

真美「そして彼女を墓地へ捨てターンエンドだ!!」

伊織「墓地へ捨てるのはよしなさいよ!」

真美「兄ちゃんは犠牲になったのだ・・・」

4: 2012/06/08(金) 22:34:02.78 ID:DCi/nEPko
律子「悔しいけど私だけだったらウチの事務所潰れてたでしょうね。竜宮も停滞気味だったし」

あずさ「でも、律子さんも竜宮小町のセルフPとしてアイドルに復帰してくれて良かったわ~」

律子「それもプロデューサー殿の企画なんですけどね。おまけにアイドルアルティメイトで優勝するし。ホントあの人はバケモノだわ」

雪歩「アイドルアカデミー大賞も全部門うちの事務所が取ったし・・・」

亜美「・・・もし兄ちゃんがウチの事務所辞めたら確実に潰れるっぽいよね」

真美「社長さんの『ティンと来た』ってのも馬鹿にできないよ」

響「よく考えたらプロデューサーが来てから、オーデとかフェスで一度も負けたことが無いもんな!負ける夢は結構見たけど」

伊織「ライブも盛り上がらなかったことなかったものね。全部大成功だったわ」

貴音「秘訣を聞いたら・・・『負けた場合はやり直しが効くんだ』と言っておりましたが」

春香「・・・??」

5: 2012/06/08(金) 22:34:41.09 ID:DCi/nEPko
やよい「でもランクFの時でも、好きなお仕事を自由に選べるくらい取ってくるってスゴイかな~って」

千早「レッスンでもパーフェクトレッスン以外なかったものね。たまにノーマルレッスンの夢を見たけど」

真「『地獄の特訓』は名前のわりに全然地獄でも何でもないただのランニングだったけどね」

美希「でもそれもこれも、ハニーが自分の生活を犠牲にしてミキたちにしてくれたことなの」

一同「・・・」

6: 2012/06/08(金) 22:35:10.00 ID:DCi/nEPko
雪歩「で、ですよね・・・プロデューサーがフラれたのって私達にも責任ありますよね?」

春香「だ、だよね・・・私たちのためにこの一年ずっと頑張ってくれてて・・・」

響「オフとか結構つまんない用事で呼び出したりして・・・なんか悪い事しちゃったぞ」

貴音「仕事が終わった後、夜遅くまでらぁめんの食べ歩きに付き合っていただいたり・・・」

亜美「お昼寝してる所をたたき起こしてモンハンに付き合ってもらったり・・・」

真美「暇つぶしで亜美と一緒にダッドリーデスドロップの練習に付き合ってもらったり」

伊織「亜美、真美、流石にあんたたちはあいつに土下座したほうがいいわ」

7: 2012/06/08(金) 22:36:00.63 ID:DCi/nEPko
美希「フラれた事はハニーが彼女よりも事務所のみんなを優先したって事なんだし仕方がないと思うの」

千早「プロデューサーには悪いけど、私たちにとって、彼女と別れたっていうのは良いニュース・・・」

春香「彼女が居たってのは悪いニュースだけどね」

貴音「でもこれで今までわたくし達に見向きもしなかったあの方も、こちらに目を向けてくれるやも・・・」

真「これって大きなチャンスだよね!むしろここからが勝負どころだったんだよ」

あずさ「でもすこし納得がいきませんよね~?」

春香「えっ?あずささん何が・・・?」

あずさ「今まで私達はほぼ日常的にプロデューサーさんに対して・・・その、アピールをしてきました。しつこい程に」

亜美「最近とかほとんどエスカレーターしてストーカーみたいになってたもんね」

千早「だけどそれはプロデューサーが異常な程鈍感だから、彼女も居ないだろうと思い込んで・・・」

雪歩「たしかにそうだよね。でも実際には彼女が居たわけだから・・・」

律子「そうね。彼女が居るような人が日常的に繰り返されるアイドル達からの猛アタックに気づかないはずはないわ」

春香「じゃあプロデューサーさんは分かってて私たちの告白をスルーしてたってことですか?」

8: 2012/06/08(金) 22:36:40.16 ID:DCi/nEPko
響「意外と性格悪いかもしれないぞ・・・」

あずさ「鈍感なフリをして誤魔化されていたのかもと思うと・・・その・・・」

真美「うあうあ~?!告ったのバレバレだったってこと?!なんか急に恥ずかしくなってきたよ→!」

春香「う~ん・・・鈍感なフリをするのは分かるんだけど、なんで彼女が居たことを黙ってたんだろ?」

律子(そりゃ彼女がいるなんて事言ったら殺されかねないからでしょうけど)

雪歩「プロデューサー、一体何を考えてるんだろ・・・」

真「たしかに知りたいよね。ボクたちのことをどう思ってるのか」


亜美・真美「じゃあ兄ちゃんに本音を喋らせちゃおうよ!」


一同「えっ?」

9: 2012/06/08(金) 22:37:08.35 ID:DCi/nEPko
ガチャッ

P「ただいま戻りました~って言ってももうすぐ夜の10時だし誰も居な・・・」

一同「お帰りなさいプロデューサー!」

P「あれっ?なんでこんな時間にみんな居るんだ?」

律子「いえ、ちょ、ちょっと今度オフにみんなでバーベキューでもしようかな~って話で」

P「そうだったのか・・・だけどこんなやよいや亜美真美までこんな時間まで残ってるのは感心しないなぁ」

亜美「一流アイドルになったんだし、帰りはタクシーだから大丈夫っしょ!」

P「まぁそうだけど。日付が変わるまでにはちゃんと布団に入れるようにしとけよ」

雪歩「あの、プロデューサー・・・疲れてますよね?つめた~いお茶入れたんで、ど、どうぞ」

P「あぁ、助かるよ雪歩。のどが渇いててさ」ゴクッゴクッ

雪歩「プロデューサー、そのお茶、いつものとブレンドを変えてみたんですけど・・・」

P「確かになんか変だったなぁ。どう変わったんだ?」

亜美「んっふっふ~兄ちゃん!それはねぇ~・・・」

真美「パパに頼んで用意してもらった、犯罪者尋問用に開発された催眠自白剤だよ!」

P「な、なんだって?そ、それはイタズラにしてはやりす・・・ぎ・・・」

バタリ

10: 2012/06/08(金) 22:37:35.52 ID:DCi/nEPko
春香「ほ、本当に眠っちゃいましたよ?」

真「・・・今のうちにイスに縛り付けて逃げれないようにしておこう!」

律子「っていうかなんであんた達がこんな物騒な薬もってるのよ?」

真美「んっふっふ~♪兄ちゃんに飲ませて普段聞けないあんな事やこんな事を聞いちゃおうかなぁ~って!」

律子「あんた達最近イタズラがどんどん過激になってるわよ?あとでプロデューサーに土下座!」

貴音「律子嬢、それなら我々もあとで土下座をしなければなりません・・・」

小鳥「カメラの準備はできたわ。これで証拠映像もバッチリよ!」

あずさ「私が言い出しっぺだからあまり言えないけど、あとで大変なことになりそうだわ~・・・」

伊織「で、亜美、真美。本当にこれで本音が聞けるわけ?」

亜美「薬が効いてたら言うことを聞くって書いてあるから大丈夫だって!」

真美「とりあえず実験してみれば一発で分かるっしょ?」

小鳥「プロデューサーさんは今から私たちの質問に、絶っ対に本音で答えてくださいね?」

P『分かった』

11: 2012/06/08(金) 22:38:04.30 ID:DCi/nEPko
響「じゃぁ・・・プロデューサー!彼女と別れたってのは本当なのか?」

千早「ちょっと我那覇さん、そんな核心的な事から・・・」

P『本当だ』

ざわ・・・ざわ・・・


貴音「分かっていたとはいえ本人の口から聞くとやはり・・・その・・・」

雪歩「やっぱりショックですぅ」

小鳥「でもこんな事を聞きたくて薬まで飲ましたんじゃないわ。問題は・・・」


真美「なんで彼女が居ることをみんなに黙ってたのさ?」

律子「そう、それよ!何か後ろめたいことでもあったんですか?」

12: 2012/06/08(金) 22:38:45.34 ID:DCi/nEPko
P『・・・聞かれなかったからというのもあるが、事務所にとってマイナスになると思ったからだ』

千早「確かにここまで鈍感だとたぶん居ないでしょって決めつけてた節はあるけど・・・」

伊織「マイナス・・・?ってどういう意味でマイナスになるっていうのよ」

P『居ることを明かせば、みんなのモチベーションに大きく関わると思った』

真「まぁ確かに・・・美希なんて最悪、事務所自体を辞めかねないし・・・」

律子「他のみんなもショックで体調崩したり、事務所に来なくなったりしそうだもの」

伊織「千早はショックで前みたいに声が出なくなりそうだものね」

美希「デコちゃんはヒステリーで憤死するの」

伊織「なんですって?!!」

真美「ゆきぴょんは穴の掘りすぎでマグマにブチ当たって焼け死にそうだし・・・」

亜美「ピヨちゃんなんてヤケ酒して夜の都会で凍死するのが目に見えてるよ!」

小鳥(ほんとうにそうなりそうで怖い・・・)

13: 2012/06/08(金) 22:39:35.21 ID:DCi/nEPko
あずさ「・・・って事はプロデューサさんは、私たちの想いに気づいてたってことですよね?」

千早「・・・そうだわ!みんなの気持ちに気づいていて、それを誤魔化してたんですか?」

P『あれだけ言い寄らて気づかない人は居ないだろ』

真「それをプロデューサーが言うんですか・・・」

伊織「眠りから覚めたらこいつぶん殴ってもかまわないわよね?」

響「安心しろ伊織、今なら10トンハンマーでぶん殴ってもギリギリセーフさー」

P『気づいていたが、鈍感なふりをしてごまかしていた。正直、鈍感キャラだけでここまで誤魔化せるとは思ってなかった』

真美「催眠にかかってるくせに真美達を逆に鈍感扱いとはやりますなぁ~」

亜美「これはお仕置きが必要ですなぁ~」

貴音「ぎるてぃですわ!」

春香「じゃぁなんで・・・!なんで誤魔化したりしたんですか?キレイすっぱり振ってくれれば・・・っ!!」

14: 2012/06/08(金) 22:40:30.84 ID:DCi/nEPko

P『俺は、みんなから日常的に告白される事がプロデューサーとしては悩みの種でしか無かった』

千早「それはどういう意味ですか?迷惑だったってことですか?!」

美希「千早さん落ち着いてほしいの!」

P『お前たちはアイドルだ。アイドルが恋愛をしてはならない。俺は最初にそういったはずだ』

やよい「たしかにそう言ってましたよね~その時はよくわかってなかったけど」

P『だけど、みんなはその意識が欠落してるとしか思えなかった』

律子「確かに・・・プロデューサーの私まで、相手がプロデューサーならいいやって思ってるところはあったわ」

P『みんなに想いを伝えられた時に振ることは簡単だった。だがもし振ったとして、その想いはどうなる?と』

P『恋愛禁止令が出ているのに、毎日のように俺の気を引こうとしてくる・・・それくらい恋愛に関してアグレッシブな子達が・・・』

P『俺に振られた後、他の男を好きになったらどうなるのか・・・?と』

15: 2012/06/08(金) 22:42:26.48 ID:DCi/nEPko

美希「そんな!ミキはハニー以外の事好きになるはずがないの!」

千早「・・・私もプロデューサー以外の男の人を好きになるなんて考えられません!」

P『みんなは恋愛禁止令に同意してくれた。でも今はこの有様だ。悪いが俺はみんなのことを恋愛においては信用してなかった』

春香「そんな・・・!たしかに私たち全員、約束を破ってますけど・・・」

亜美「はるるん見苦しい!」

P『元彼女だって、結婚するならキミしか居ないとまで言ってくれたが、俺が不甲斐ないばっかりに、結局別れることになってしまった。』

P『この先、俺の立場がどうなるかなんてわからないし、みんなの心もどう変わっていくかも分からない』

P『スキャンダル一つで地の底まで落ちていったアイドルもたくさんいる。みんなにはそうなってほしくなかった』

P『あの伝説の日高舞が電撃結婚した時なんて、あまりの損害に所属事務所ごと干されて、陽の目も浴びずに引退したアイドルも大勢いた』

P『スキャンダルは一人の問題じゃない。特にウチのような弱小事務所に、メディアを黙らせるほど力は無かったからな』

あずさ「・・・だからみんながトップアイドルになった今まで黙ってたんですね?」

真「あずささん、黙ってたも何も、今はただ単に薬で喋らせてるだけですから!」

P『みんなを見ていると、怖くて仕方なかった。みんなまとめてトップアイドル・・・その夢がスキャンダルで潰れるんじゃないかと』

P『それなら絶対にアイドルに手出ししない俺のことを好きでいてくれたら・・・そして鈍感なふりをして、誤魔化し続ければ・・・』

P『営業先では多少気を使うが、スキャンダルも無くせる。振ってアイドルが傷付く事もない。モチベーションも下がらない』

春香「それじゃぁみんなの気持ちを知った上で、それを利用したっていうんですか?!」

P『そうだ。みんなの気持ちを利用して、俺へと恋心を縛り付けた』

17: 2012/06/08(金) 22:43:27.94 ID:DCi/nEPko
伊織「…っ!いくらなんでもサイテーだわ!」

雪歩「ひどいですプロデューサー・・・!」

貴音「ぎるてぃ!ぎるてぃ!!」

P『自分でも最低だと思う。自分は恋愛して、アイドルには恋愛を禁止して、しかもその気持ちを仕事に利用してるんだからな』

P『やましいことだと悩んでいた。だから罪滅ぼしのつもりでみんなの願いは必要以上に叶えてやるようにしてた・・・自己満足だがな』

真美「だから真美達がいたずらしたりしてもあまり怒らなかったし、無茶言っても聞いてくれたりしたんだね・・・」

亜美「傘でおもいっきりカンチョーして病院に運ばれたときも許してくれたもんね」

貴音「あなた様にらぁめんを20杯奢らせても苦笑いで済ませていたのは、そういった後ろめたさかがあったからなのですね・・・」

P『というのが建前で、本当はこんなカワイイ子たちに告白されて嬉しくないわけが・・・』

ゴキャッ!!

真「今の一撃で勘弁しておきますから、反省してくださいよプロデューサー」

真美「今兄ちゃんの首、変な方向に曲がったんだけど大丈夫かな?」

伊織「自業自得よ」

P『・・・』

18: 2012/06/08(金) 22:44:42.15 ID:DCi/nEPko

美希「・・・でも結局ハニーはハニーのままだよね。やっぱりいつもみたいに美希たちのことを一番に考えててくれたの」

小鳥「美希ちゃん・・・」

美希「もしハニーが美希のことを彼女いるからって言って振ってたら、ミキ、たぶんこの事務所には居なかったの・・・」

あずさ「ホントプロデューサーさんはずるいですよね・・・私たちのために自分を犠牲にして働いて、悪役にもなろうとするなんて」

雪歩「そうですよね・・・それに振られたら、結局毎日顔を合わせるんだし、つらいだけですぅ」

真美「ま、真美はこんなくらいじゃ兄ちゃんのこと嫌いなったりしないって!」

響「でもこれでプロデューサーがなんで彼女いた事を言わなかったかハッキリしたぞ!」

春香「・・・でもこれじゃあ結局アイドルじゃ彼女にはなれないって事ですよね・・・」

律子「しまった・・・私もアイドル復帰しちゃったから対象外?」

小鳥「フフフフッ!じゃあプロデューサーさん!私!私と付き合いましょう!」

美希「あっ!それはずるいの小鳥!」

貴音「小鳥嬢、抜け駆けは許されません!」

19: 2012/06/08(金) 22:45:29.27 ID:DCi/nEPko

P『みんなが俺の事を慕ってくれてる内は小鳥さんも同じですよ。事務所内で付き合ったりしたらみんな仕事にならないでしょうから』

小鳥「えっ?」

美希「じゃあ小鳥は再起不能なの。ミキのハニーへのこの気持ちは変わらないの!」

小鳥「キョエー」

千早「音無さんが放送禁止顔に・・・」

響「これはAED持ってきたほうがよさそうだぞ・・・」

律子「でもこれで聞く予定だった事は聞いちゃったわね。あとはプロデューサーさんを起こして・・・」

亜美「まぁ待ちたまえ律子くん~ここからは亜美たちが聞こうと思ってたことをだね」

真美「そうだよ律子くん~真美達がこの薬で聞こうと思ってたことを聞かせてもらってからだよ!」

やよい「亜美たちは何を聞くつもりなの?」

真美「やよいくんはもやしの食べ過ぎで頭に豆でも生えたのかね?これを聞かずして何を聞くというのか!」

亜美「聞くとしたらこれしか無いでしょ~もやしっち~!」


亜美・真美「この中で付き合うなら誰か!!」

20: 2012/06/08(金) 22:47:02.91 ID:DCi/nEPko
P『・・・』

春香「えっ!!ちょっと!!」

真「ちょっと亜美真美!その質問はさすがに・・・!」

P『さっきも言ったが、アイドルと付き合うつもりは無い』

亜美「あっ~そうだよねー忘れてたよ」

一同(ホッ・・・)

真美「じゃあジョーケンを変えて・・・みんなアイドルを引退したとして、誰と結婚したい?!」

貴音「真美、お待ちなさい、そんな事を聞いては序列が明確になってしまって・・・その・・・」

千早「そうよ真美・・・まだ心の準備が!!」

P『子供に興味ないからとりあえずお前らは除外な』


亜美・真美「」

美希「ざま~みろってカンジなの」

春香「そ、そうだよね~亜美真美はまだまだ子供だもん!対象外だよね~」

千早「フフッ・・・自滅してくれるなんて助かるわ」

P「子供を除くと、律子と貴音、あずささんと小鳥さんの4人になるな」

美希・春香・千早「」

21: 2012/06/08(金) 22:47:38.96 ID:DCi/nEPko
小鳥「ピヨー」

響「あぁっ!小鳥が息を吹き返したぞ!」

あずさ「あらあら~・・・小鳥さん、静かに息を引き取ったんじゃなかったんですか~?」

小鳥「765プロのTHE 大人、THE アダルトといえばこの私ですよプロデューサーさん!!」

伊織「自称、変態大人とか救えないわね」

亜美「頭の中はアダルトオンリーだもんねピヨちゃんは」

真美「ちゃんとレンタルビデオ屋みたいに18禁の"のれん"を頭につけなきゃだめっしょ!」

春香「ちょっと待ってくださいプロデューサーさん!ここはもし『全員が20歳なら!』という条件にすべきです!!」

律子「いいところなんだから黙りなさいハルカッス!!」

やよい「春香さんに賛成です~!」

亜美「亜美たちはハタチのピチピチなギャルになれるけど、ピヨちゃんなんて枯れていく一方っしょ!」

小鳥「ファッキューアッミ」

響「うぎゃーーー!!誰が一番とかやめよう!そういうのは良くないさ!」

貴音「そうですね・・・このままだと今後の活動に悪影響を及ぼすでしょうから・・・」

あずさ「じゃあ、もし未成年の子達は成人したとして、アイドルを引退した場合に結婚相手としてどうかってのはどうでしょう~?」

22: 2012/06/08(金) 22:48:55.51 ID:DCi/nEPko
春香「それがいいですよ!そうしましょう!」

美希「たしかにその方がよさそうなの。ってことでハニー、ガチの本音でお願いするの!」

響「ハイハイッ!まずは自分からお願いするさー!!ハタチの自分と結婚ってどうだ?したいと思うか?」

P『正直、響は結婚相手としては理想的だな。明るくて甘えん坊なところもあるし家事も出来る』

響「みんな聞いたかー?!やっぱり自分完璧さー!」

美希「我那覇くんは今すぐ沖縄に緊急帰国するべきなの」

響「これからは我那覇って苗字じゃなくなるさー!結婚報告で帰ることになるなんて思わなかったぞ!」

P『でも俺は動物があまり好きじゃないんだ。知っての通り俺は犬は好きじゃないし、何よりヘビとワニはちょっと・・・』

響「うぅ・・・そうだけど・・・みんな家族だから、きっと仲良く・・・」

春香「確かに結婚したら自宅が動物園になるんだもんね・・・」

亜美「ひびきんの家にお泊りしに行ったら、朝起きた時にワニと目が逢ったからね」

真美「目と目が逢う瞬間ワニだと気づいたからね」

千早「ワニの寿命は飼育してるものだと70年を超える事があるらしいわ。これで我那覇さんはリタイアね・・・」

小鳥(しばらくして響ちゃんがヘビとかワニ皮の財布とか持って来ませんように・・・)

23: 2012/06/08(金) 22:49:28.22 ID:DCi/nEPko

雪歩「じゃぁ私と結婚するのってどう思いますか・・・?」

P『雪歩は良いお嫁さんになれると思うよ』

雪歩「ホ・・・ホントですか?よかったですぅ~!」

P『でも、最近マシになったとはいえ、すぐ穴掘って埋まっちゃうからその修繕費が大変そうだな』

雪歩「えっ・・・で、でも、ウチのお父さんに頼んだらすぐに直してくれますし・・・」

春香「その、雪歩のお父さんに結婚報告とかしちゃったら、コンクリ詰めにされて埋められそうだよね・・・』

小鳥「否定出来ないわね・・・」

雪歩「自分でもそう思うのがイヤですぅ~・・・」

春香「思ったんだけどプロデューサーさんって、催眠かかってるのに結構ノリノリだよね」

25: 2012/06/08(金) 22:50:17.99 ID:DCi/nEPko
千早「では次はその・・・私なんてどうでしょう?」

P『千早は家事とかは出来ないかもしれないが、一途だから幸せになれそうだよな』

千早「フフッ・・・最近は料理とかも少しずつ練習しているんですよ?」

P『それに強く生きてるように見えて、脆い一面があるから守ってあげたくなる』

千早「そんな・・・で、でも、そう言ってもらえるのはその・・・嬉しいです」

P『でも物事を深く考えすぎるところがあるから、もう少し軽く・・・』

亜美「薄くて重い女だよね!」

千早「」

響「亜美、それは言っちゃダメだぞ・・・」

真美「じゃぁ千早お姉ちゃんはがんばって"薄くて軽い女"を目指しちゃいなよ!」

律子「スマートフォンじゃないんだから・・・」

美希「どっちかって言うと薄いのをどうにかするべきだって思うな」

26: 2012/06/08(金) 22:52:09.10 ID:DCi/nEPko

あずさ「じゃあ次は私なんてどうですか?」

P『あずささんは雑誌とかの結婚したい女性ランキング常連ですからね。俺もいいお嫁さんになると思ってます』

あずさ「まぁ~!ランキングで1位になるよりそう言ってもらったほうが嬉しいです~」

P『でも度を越して方向音痴なのがなければよかったんですけどね』

あずさ「うっ・・・そうですよねぇ~自分でもそう思うんですけど・・・」

小鳥「迎えに行くのも大変ですものね。今は交通費は経費で落としてるけど・・・」

春香「結婚したら、経費で落ちないですもんね」

響「この間なんて草津温泉に行ってきます~とか言って何故かノルウェーまで行ってたもんな・・・」

P『その時はオフだったから飛行機代が自腹でな・・・今月は金欠でスパゲティくらいしか買えなくなった』

千早「醤油ご飯とかじゃなくてスパゲティとか・・・妙にリアルですね」

やよい「えぇ~っ?!言ってくれればお弁当とか作りますよ~?」

春香「そうですよ!なんならプロデューサーさんのお家にお邪魔して・・・」

美希「ミキもおにぎりとかなら作れるの!」

P『実はあずささんがお礼に毎日3食分弁当を作ってくれてるけどな。最初は断ったけど、持って来られると食べないわけには・・・』

あずさ「えぇっ!プロデューサさん、それは秘密ですよ~?」

律子「あずささん、もしかしてノルウェーに行ったのもそれが目的で・・・」

貴音「なかなかの策士です」

あずさ「ちがいます~・・・」

27: 2012/06/08(金) 22:53:10.54 ID:DCi/nEPko
律子「それでは次は私です。プロデューサー殿のお眼鏡には適いますか?」

亜美「メガネかけてんのは律っちゃんのほうっしょ!」

P『律子は・・・そうだなぁ絶対尻にしかれるだろうなぁ』

美希「それ以外にありえないの。むしろお尻で押しつぶされるんじゃないかな?」

貴音「かかあ天下になりそうです」

真「確かに厳しく管理されそうだよね。特にお小遣いの使い方を1円単位で・・・」

律子「うっ・・・それは否定出来ないわ・・・」

P『でもなんだかんだ言って乙女な所あるからなぁ・・・この間だって事務所でふたりきりの時に・・・』

律子「あ゛ーーーーっ!!!あ゛ーーーーーっ!!!!それは言わない約束で・・・」

真美「おやおや~律っちゃん?やっぱり乙女だったわけですな~?」

春香「う・・・本音しか言わないって結構怖いね・・・カミングアウトが」

美希「それって言えないようなことをしてるってこと?!」

P『普段はクールでデキる女って感じだけどベッドの上では乙女とか最高だよな』

やよい「えっ?律子さんって寝てる時は乙女なんですか~?」

響「やよいにはまだ早いかもだな!まぁ、言ってることは正解なんだけど」

律子「~~~~っ!!」

28: 2012/06/08(金) 22:54:10.63 ID:DCi/nEPko
美希「次はミキなの!でももう答えは分かり切ってるってカンジかな!アハッ☆」

P『・・・美希と結婚したら苦労しそうだよな。ずっと拘束されそう』

美希「えっ?そんな・・・」

雪歩「美希ちゃんの自信がまるでラバウンティシァで解体されるビルのようにガラガラと・・・」

律子「雪歩、よくわからない建設機械に例えるのはやめなさい」

千早「メールを10分以内に返さなかったら本気で怒られそうだものね」

真「ケータイを半日くらい見なかったりすると、メール30件、不在着信40件てなカンジに・・・」

P『しかも家事もからっきしだろうからな。一人暮らししてる分俺のほうが色々出来るだろ』

亜美「意外とミキミキに対しては厳しい判決ですなぁ~」

美希「そうなの!!酷いよハニー・・・!」

P『でも、美希は実家暮らしで親や姉に家事は任せっきりみたいだし、生活するには何をしないといけないか、分かってないだけだと思うんだ』

P『本気を出した美希にできないことはないさ・・・だから苦労はするけどきっと幸せになれると思う』

美希『ハニー・・・!やっぱりハニーは分かってくれてたんだね!?』

亜美「出たァ~っ!兄ちゃんの落としてから持ち上げ攻撃!これにはチョロいミキミキ程度ならメロメロだーっ!」

やよい「美希さんチョロいです~」

29: 2012/06/08(金) 22:54:36.36 ID:DCi/nEPko
真美「んっふっふ~♪じゃあ次は真美だよ?」

P『真美か・・・』

春香「真美ね・・・」

伊織「真美はねぇ・・・」

亜美「真美はなぁ~・・・」

真美「えっ?!なんでそんな救いようがないみたいなカオしてんの?っていうか亜美が言うなYO!!」

P『正直、亜美もだが、ハタチの真美っていうのが想像できないんだよ』

千早「たしかに高槻さんは容易に想像できるけど、亜美真美は難しいわね」

P『亜美真美がハタチって7年後だろ?その頃にはもう俺に飽きてるだろ』

真美「いやいや兄ちゃん!兄ちゃんはずっと飽きが来ずに遊びつくせるやりこみ要素がたっぷりと・・・」

伊織「見事なゲーム脳だわ」

P『それに7年後には俺もアラサーだし、その時には俺が既に結婚してるだろ』

小鳥「ピェ・・・」

30: 2012/06/08(金) 22:56:17.59 ID:DCi/nEPko
真美「えぇ~っ他のみんなと扱いが違いすぎるよー?!ホーリツだとハタチじゃなくても真美が16歳になったら結婚できるっしょ?」

P『16歳なんてまだ恋に恋してるだけの年齢だろ。世間一般からすると"ガキ騙して釣った口リコン"としか思われない』

P『しかも、お前は16歳でアイドル引退するつもりなのか?引退した瞬間結婚するのか?』

真美「えっ・・・に、兄ちゃんと結婚できるなら別にいいかなぁ~って・・・///」

P『・・・そういう事を言う奴が出てくると思ったんだよ。本末転倒だ。それを許すなら今、薬まで飲まされるハメになってないさ』

春香「そうだよね!亜美真美たちじゃ年齢差ありすぎて、タイミングあわないよね!」

あずさ「春香ちゃんたちもあやしいと思うんだけど~・・・」

亜美「真美のアホー!余計なこというからだよー!これは色仕掛けでキセージジツを作る作戦を・・・」

P『でも、結婚相手としてどうかとだけ考えるとだな、最近の二人は思春期に入りつつあるのか・・・』

P『数カ月前に俺を傘で思い切りカンチョーして病院送りにした奴らと同一人物とは思えないくらい女の子っぽくなってきたと思う』

P『まだ時間はあるし、努力次第では理想のお嫁さんになれるかもな。可能性は未知数ってやつだ』

真美「さっすが兄ちゃん話がわかる!真美が兄ちゃんを嫁に貰えるくらいの理想の女になるまで待っててね!?」

P『お婿だろ・・・まぁ、今回こんなエグい薬を用意してたのにはドン引きだけどな』

真美「」

律子「たしかにこんな薬を人に飲ませたのバレたらマズイかもしれないわね・・・」

あずさ「人体実験だものね~」

31: 2012/06/08(金) 22:57:09.25 ID:DCi/nEPko
伊織「次は私よ。まぁ私と結婚したくない男なんて、この世に存在するかどうかすら怪しいけどね!にひひっ!」

P『伊織も年齢的にどうかってのもあるんだけど・・・でも性格は悪くないよな。いい嫁さんになると思う』

伊織「ふんっ・・・何よ、わかってるじゃない。でも、"悪くない"っていい方は気に入らないわね」

真「伊織はツンデレだからね。結婚したらもうデッレデレ甘えてきそうだよね」

響「家ではデレの部分ばっかりな気がするぞ!本当は美希より甘えん坊だろうなーって思ってたんだ」

P『しかも伊織は美希と違って人に気を使うのが上手だからな。結婚したら幸せだろうなぁ』

美希「む~っ!そんなのってないの!」

伊織「そこまで褒められたら悪い気はしないわね。ツンデレってのはまぁ聞き流してあげるわ。」

P『問題は実家だな・・・』

春香「あ~・・・」

雪歩「私が言うのも何ですけど、伊織ちゃんも親御さんとモメそうですぅ」

千早「あの水瀬財閥だものね。たまに生活のレベルが違いすぎてついて行けないことがあるし」

P『必ず金銭感覚の違いでトラブルになるだろうな。執事やSPにすぐに頼る癖も問題だ』

伊織「な、何よ!そんなのこの伊織ちゃんの適応能力があればすぐに・・・」

P『確かに伊織ならすぐに適応できそうだよな』

伊織「~~~~っ…///」

33: 2012/06/08(金) 22:57:43.52 ID:DCi/nEPko
真「じゃあ次はボクです!ボクの事どう思いますかプロデューサー?!」

亜美「あれは・・・乙女真?!」

真美「乙女力…たったの5か…ゴミめ…」

雪歩「ギルティ!」

美希「ギルティなの」

響「真が5なら亜美真美は1くらいだぞ…」

P『真は"乙女"に対して間違ったイメージを抱いているというか…センスが無いよな。まっこまっこりーんはちょっとな…』

真「」

あずさ「いきなりストレート過ぎますよプロデューサーさん。女の子にはちゃんと嘘でもいいから気を使ってですね…」

千早「あずささん、嘘がつけなくなる薬を飲ませたのは私たちです。しかも"嘘でも"とか言っちゃダメです」

P『独自の歪んだ理想の乙女像があるんだろうけど、今のままのほうがきっと可愛いよ真は』

春香「私もそう思います!真のいうキャピキャピしたのはちょっと似合わないかも?」

P『それに、性格も明るいし、ガンガン引っ張るタイプだからこの中でデートしたら一番楽しそうだな』

真「で、ですよね?!だったら今度デートしましょうよ!プロデューサー!!」

34: 2012/06/08(金) 22:58:11.63 ID:DCi/nEPko

P『でもすぐに手が出るのは大きなマイナスだよな…乙女どころか人間として』

真「うっ…そ、そうですよねぇ」

P『この間俺が眼帯してたの、あれって目が腫れてた理由は真のパンチだからな』

真「ちょっ…それはその…!照れ隠しっていうかなんて言うか…!」

亜美「あれは…漢真?!」

真美「戦闘力500…5000…5万…まだ上がっていくだと!?」

千早「菊地さんそれは…」

春香「うっわ…」

真「わぁ~っ!!それは誤解なんですよ~っ!!」

35: 2012/06/08(金) 22:58:49.37 ID:DCi/nEPko
やよい「じゃー次は私はどうかなぁ~って」

伊織「やよいはもう既にいつでもお嫁に行けるレベルよ」

響「落ち着け伊織、年齢的にアウトだぞ!」

P『やよいはそうだなぁ。ハタチだったら是非とも嫁に来て欲しいレベルだよなぁ』

千早「高槻さんは可愛いし家事もできるしやさしくて面倒見もいいものね」

やよい「そ、そんなにほめられると照れますよ~///」

伊織「でもやよいはお金に関してシビアすぎるわ。月に600万以上もらってても少しの贅沢もしないんだもの」

やよい「だ、だってどうやってお金使っていいのか分かんないし、無駄に使うのはもったいないかなぁ~って」

響「あと純粋すぎるのもちょっと心配だぞ」

P『確かにそうだな。やよいが純粋なのは無知であるからってのもあると思うんだよ』

やよい「うぅ~…最近忙しくてテストの成績がドンドン下がってて…」

P『大人になるにつれて色々な現実を知って歪んだ性格に育たないか心配なところはある』

真美「やよいっちが邪悪に育ったらヤバそうだよね。今までの反動でヤクザとかになりそうだよね」

亜美「そんでもし厨二病入ったりしたら手がつけらんないよね~」

P『その点亜美真美ってすげぇよな、最初から邪悪たっぷりだもん。』

亜美・真美「」

38: 2012/06/08(金) 23:02:47.55 ID:DCi/nEPko
小鳥「フッフッフ…次は私ですね!」

美希「小鳥の場合、最初からハニーになんて言われるかだいたい想像が付くの」

春香「アレだよね…アレ」

P『お察しの通り妄想癖がなければなぁ…』

千早「やっぱりそう来ると思ったわ」

小鳥「えっ?!なければ何なんですか?」

P『っていうか逆になんで結婚できないんですか?それだけ魅力的なのに』

小鳥「ちょっ…いきなりそんな事言われるとその…お嫁に行けなくなるじゃないですか///」

P『なるほど…』

響「反応が不審者すぎるぞ・・・」

律子「なるほどって…結構えげつないこと言いますねプロデューサー殿も。気持ちはわかりますけど」

亜美「あれは…乙女小鳥?!!」

美希「亜美、そのネタはもういいの」

P『もし小鳥さんがウチの事務員じゃなかったらなぁ~って思うことがたまに』

小鳥「765プロのみんな!今までありがとう!私、ここを卒業して幸せになりますね!!」

春香「ちょっと辞める気ですよこの人!!抜け駆けは許しません!!」

千早「焼き鳥にしたほうがよさそうですね」

貴音「ではわたくしはネギマをいただきましょう」

あずさ「じゃぁ私はキモをもらおうかしら~」

真美「あずさお姉ちゃん~?いくらなんでもキモイとか言っちゃダメっしょ~?」

小鳥「じょ…冗談ですよ…」ピヨピヨ

41: 2012/06/08(金) 23:04:52.42 ID:DCi/nEPko
亜美「じゃー今度は亜美の番ね!真美は散々だったけどさー」

P『亜美か…真美もそうだけど、二人きりの時は普段のいたずらっ子っぷりからは想像出来ないくらい乙女だよなぁ』

真「えぇっ!亜美真美が?乙女認定とか羨ましいじゃないですかぁ~?!」

真美「いや~どうもどうも。乙女検定準二級の双海真美でございます」

響「準二級とか中途半端だぞ…」

律子「…そういえばプロデューサー殿の言うことは結構素直に聞きますもんね」

P『まぁ今のままだと結婚相手と言うよりは親戚の馴れ馴れしい姪みたいなものでアウトオブ眼中だけどな』

律子「親戚の馴れ馴れしい姪ってなんかすごい的確な表現ですね」

亜美「ちょっ、アウトオブ眼中?!なにそれ?!」

P『でもやんちゃ盛りだから仕方ないかもな。時が経てば素敵な女の子になれるさ』

亜美「だ、だよね?!双海亜美先生の次回作にご期待ください!」

伊織「次回作とか来世じゃない!」

真美「まっていおりん!亜美はまだ次回作どころか、まだ作品自体作ってないって!」

亜美「そうだね~だって亜美、まだ子作りしたことないし!!」

響「やっぱ亜美真美はアウトオブ眼中で正解だぞ…」

美希「なるほどなの!処女作コトバはってそこからきてるんだね☆」

伊織「多分違うと思うわよ…まったく、最後まで邪悪たっぷりだわ…」

43: 2012/06/08(金) 23:06:23.12 ID:DCi/nEPko
春香「なんかスゴイ空気になっちゃったけど…次は私!天海春香です!!」

真美「えっ?お、お笑い芸人はちょっと…」

春香「えぇっ?!ちょっと真美!?お笑い芸人じゃないってば!!」

P『あれっ?いつもと雰囲気が違うね、結び方変えた?』

春香「って!なんでリボンに向かって話しかけてるんですか!本体は下ですよ!!」

律子「これは…お笑いの空気!?」

P『春香についてはわざわざ言う必要があるのか?誰が見てもいいお嫁さんになると思うだろ』

春香「そ…そんな…て、照れるじゃないですか///」

亜美「よく1ロール30メートル500円とかで置いてあるよね」

真美「安い女だよ」

春香「だから本体はこっちだって!」

響「本体とか言ってる時点でもうネタにしかなってないぞ…」

P『まぁ春香は気が聞くし、優しいし明るく元気だもんな。料理もお菓子も作るのが上手だ。言うことないよ』

千早「そうよね。春香がもしプロデューサーにフラれたら私が貰うわ」

春香「えぇっ!?ちょっと…千早ちゃん!!?それって…」

千早「そして私からプロデューサーへのプレゼントのラッピングに使わせてもらうわ」

春香「ち…千早ちゃんまで…?!」

45: 2012/06/08(金) 23:07:52.61 ID:DCi/nEPko
貴音「最後はわたくしですわ、あなた様」

P『貴音か…』

貴音「…わたくしのことをどう思っていらっしゃいますか?」

P『…』

貴音「なぜ黙っているのです?わたくしだけ答えていただけないというのは…わたくし…」

P『だって俺、貴音のことよく知らないし』

貴音『な、なんと!』

P『京都あたりに昔住んでて、じぃやがいて、ラーメンが好きってことくらいで…』

やよい「たしかに高音さんって神秘~ってかんじですよね~」

P『俺はラーメンは嫌いじゃないがそう週に何回も食べたくないし、何でもかんでも秘密にしたがる人と結婚はできない』

律子「本音しか言えないからってこれはキツイわね…いや、むしろ今までのプロデューサーがぐう聖だったて事?」

P『まぁ…いい奴だと思うんだけどな。美人だし…』

貴音「そうですか…しかしわたくしの今までの行いを考えれば当然の答えなのかもしれません…」

亜美「これはこれは、最後の最後で地雷を踏んでしまいましたなぁ~…」

真美「残念だったねお姫ちん。でもあと15分くらいで薬の効果、切れるっぽいから…」

千早「効果時間に個人差とかあるでしょうし、早めに効果が切れたら怖いから、そろそろ終わりにしましょう」

あずさ「あの…亜美ちゃん、真美ちゃん、もしよかったらその薬をまた…」

亜美「おやおやあずさお姉ちゃん、なかなか考えることがえげつないですなぁ~…」

春香「でもこの薬のおかげでプロデューサーさんがみんな事をどう思ってるかだいたいわかりましたよね」

46: 2012/06/08(金) 23:09:33.10 ID:DCi/nEPko
美希「しかもハニーは昨日フラれたばっかりで傷心の日々を送ることになるの!きっと慰めて欲しいに決まってるの」

伊織「なるほどね。寂しさを埋める形で、さっきのアイドルとは付き合わないって決意をグラつかせるわけね」

響「なら勝負はここからってことだな!手加減なしでいくぞ!!」

P『もしアイドルを引退した後、結婚するなら…』

一同「ビクッ」

P『アイドルとして一番輝いた人と…』

真「なるほど…これは余計に負けられなくなってきたね。実力で勝ち取れってことですよね?!」

律子「こんなハーレム前提のセリフ、世の中の男性はみんな憧れるでしょうね」

雪歩「引退までに一番輝いた人が、アイドルとしても女の子としても優勝ですぅ!」

亜美「これは遊んでられなくなっちゃったね、真美!」

真美「んっふっふ~♪でも私たちもアイドル活動では頑張っているのだ!」

貴音「わたくしもさらなる高みを目指すために精進しなければ」

千早「フフ、唯一すでにアイドルランクSの私は、既にアドバンテージを得てるわけね」

美希「薄くて重いっていうので相殺してるって思うな」

春香「ちょっと美希?!」

47: 2012/06/08(金) 23:11:09.29 ID:DCi/nEPko
小鳥「…みんな気合十分ね、でもみんながアイドルを引退するのって何年先になるのかしら?」

響「さぁ…亜美真美なんてハタチになるまでで7年だし、全然わかんないぞ!」

あずさ「でもそれまではプロデューサーさんも恋人にはなってくれないのよねぇ」

千早「本音を聞いてそう言うんですから決意は硬そうですよね」

春香「正直、お前たちがアイドルじゃなかったら今すぐ襲ってるぜ!くらい言ってくれるかと」

律子「春香、あんた欲求不満なの…?」

美希「引退するまではイチャイチャするのもお預けなのかな」

52: 2012/06/08(金) 23:23:32.45 ID:DCi/nEPko
真「でも、結局付き合えるのは一人だけなんだよね…」

一同「…」

真美「あのさみんな…」

亜美「…前に真美と相談したんだけど、兄ちゃんのカノジョって別に一人じゃなくても良くない?」

一同「えぇっ?!」

真美「誰かが一人占めしちゃうよりは、みんなで分けたほうがハッピーっしょ?!」

真美「それに、独り占めしたほうはいいかもしんないけど、出来なかったほうは悲しいじゃん…」

亜美「だから亜美と真美で二人で兄ちゃんの恋人にしてもらおうって決めたんだけど…」

真美「事務所のみんななら、一緒にカノジョになってもいいかなーって思ってさ」

一同「・・・」

美希「たしかに、誰か一人に独占されるくらいなら、みんなで分けたほうがいいの…」

やよい「事務所のモノみたいにプロデューサーもみんなで使うってことですか~?」

小鳥「えぇっ!?やよいちゃん、それって…」

伊織「やよい、みんなで使うとかなんかいやらしいわよ!」

真「でもなんかそれ悪くないよね。ジャイアニズムを感じるけどさ!」

響「たしかに…いくら自分が完璧だからって、絶対にプロデューサーがこの中で自分と付き合ってくれるなんて思えないぞ…」

あずさ「すこし妥協してる感じがするけど~…」

貴音「この事務所は強力な競争相手が多過ぎます」

春香「まさこんな形で停戦協定を結ぶことになるなんて…」

伊織「停戦するのはプロデューサーのことだけよ。アイドルではガチンコ勝負なんだから」

真「確かのその方がアイドルに専念できていいかもしれないね!アイドルで勝てばプロデューサーもGETだし」

千早「頂点を極めるのは誰かハッキリするまではみんなのものってことね…」

53: 2012/06/08(金) 23:29:57.25 ID:DCi/nEPko
P「う~ん…」ガタガタ

響「まずいっプロデューサーが起きるぞ!?」

雪歩(…じゃあこの話はまた今度みんなで話し合いできめませんか)ヒソヒソ

美希(律子、さん。オフの調整よろしくなの。緊急会議なの)ヒソヒソ

律子(分かったわ。みんな、それでいいわね?じゃあ何もなかったかのように…)ヒソヒソ



P「んあ~よく寝たぁ…ってイスにグルグル巻きじゃないか!亜美真美の仕業だな?!」

春香「あ、起きましたかプロデューサーさん!」

P「おいおい、全員いるのに誰も俺がイスに縛り付けられるのを止め無かったの?いくらなんでも寛容すぎるだろ…」

真「わぁっ!すいませんプロデューサー、すぐほどきますね」ゴソゴソ

P「って、もう11時じゃないか…そろそろみんな帰れよ~」

一同「は~い」

P「律子はやよいを送ってやってくれ。俺は亜美と真美を送っていくが、その前に話がある」

律子「わかりました。亜美、真美、逃げずにちゃんとお仕置きを受けなさいよ」

真美「これはこれは…まずい状況ですなぁ亜美隊員…」

亜美「律子隊長からここから一歩も引くなとの命令があった。ここが我々の死に場所だぁ~っ!!」


律子「じゃぁお先に失礼しますね~。行くわよやよい」

やよい「亜美、真美。頑張って戦い抜くんだよ~?」

春香「お疲れ様でしたプロデューサーさん」

ギィ…ガチャン

55: 2012/06/08(金) 23:39:57.90 ID:DCi/nEPko
P「みんな帰ったか。誰一人として俺に目を合わせようともせずに」

真美「で、お話というのは何でしょうか兄ちゃん大佐!」

亜美「我々はここで戦死する覚悟はできておりますぞ~」

P「おいおい…そんなの分かってるだろ?」

亜美・真美「…」

亜美「なんで兄ちゃんは亜美たちのことだけ言いたい放題だったのさ?!」

真美「嫌がらせだよ~!!」


P「…やっぱり気づいてたか。俺の催眠が途中で切れてたことに」
 

56: 2012/06/08(金) 23:42:22.93 ID:DCi/nEPko
P「それに気づいてそうだったから、ちょっと仕返ししてやったんだけどな」

亜美「さすが兄ちゃん!亜美達全員をトップアイドルにしただけあってしたたかですなぁ~♪」

真美「んっふっふ~♪あの催眠自白剤だけど、催眠ってだけで、寝てるわけじゃないからね」

亜美「まこちんに顔面キックされた時くらいで起きたんじゃないかなぁ~って思ったんだよね」

P「あぁ、真の暴力には普段困らされてるが、今回ばかりは本当に助かったよ」

亜美「助かった…??なんで?」

P「あぁ。実はあの催眠自白剤は、命令に逆らえないのは見ての通りだったんだが…何を喋ってるのかは自分で分かっていた」

真美「えぇっ?!…それマジ?」

P「最初に身体が動かなくなってからずっと、みんなの会話も聞こえていた」

P「自分の意志とは無関係に、聞かれたことに対して本音で返してしまう。本当に地獄だったよ。」

亜美「そうだったんだ…ごめんね、兄ちゃん…」グスッ

P「いいんだ。それに結局、またみんなのことを誤魔化してしまった。むしろ俺が謝るべきだ」

57: 2012/06/08(金) 23:46:52.04 ID:DCi/nEPko
真美「でも凄い演技力だったね兄ちゃん。みんな全然起きてるなんて気づいてなかったよ?こりゃ俳優コースもアリアリですなぁ」

P「ハハハ…気づかれないために最後まで寝ていたフリをして誤魔化したんだからな」

P「だが、貴音は間違いなく俺の目が覚めていることに気づいていただろうな」

亜美「だからお姫ちんもかなり厳し目にガンガン行ってたんだね」

P「まぁあの貴音がマジで泣きそうな雰囲気だったし、お詫びに今度らぁめんでも食べに連れて行ってやるかなぁ」

真美「んっふっふ、これは同行確定ですなぁ~」

亜美「でも、なんで気づかれないフリなんてしてたの?目が覚めた時にそのまま起きてたら良かったっしょ?」

58: 2012/06/08(金) 23:55:39.28 ID:DCi/nEPko
P「だって亜美と真美があの薬を用意した理由って、俺がみんなの想いに気づいてるか確認するためじゃなくて…」

真美「そうそう!誰をカノジョにしたいか聞いちゃおうってコトで用意してたの」

亜美「結局怖くて使わなかったけどね。今回はノリでここまで来ちゃった感じだけどさ~」

P「だろ?もし俺が目を覚ましてたら、また別のタイミングで薬を飲まされそうだったからな」

亜美「まずいもう一杯!!」

P「たしかにまずいな。催眠自白剤を飲ますっていう状況がまずい」

真美「でもそうだよねー。もし逃げられてたら、次飲ますときは真美達3人だけで使ってたかもね」

亜美「んっふっふ~♪そうなったらもうなんでも聞きたいホーダイやりたいホーダイだったね!」

P(二度と亜美真美からもらった飲み物は飲まないでおこう)

P「それに…あのタイミングで俺が目を覚ますと、みんなが俺に話を聞かれたんじゃないかって疑心暗鬼になるだろ」

59: 2012/06/09(土) 00:09:13.41 ID:igzEMgkzo
P「同じ薬を飲まされて本音を全部喋ってしまうくらいならいっその事自分で喋ったほうがマシだしな」

真美「なになに?自分の言葉で伝えたいんだ!みたいなロマンチックな…?」

P「ハハハ。単に本音を知られたくなかったからな。俺だって聖人じゃないんだから

P「本音を言ってたら間違いなくみんな傷ついていたと思う。俺にだって好みの女性像はあるからな」

亜美「ほほう?それはどんな女性像なのだね兄ちゃんくん!」

真美「モロのビーナス像みたいなのがいいのかね?!」

P「ふふっ…それは"とっぷしぃくれっと"でございます」

亜美「うっわ…これは…4点ですなぁ100点満点で。裏声まで使ってるのが痛々しいYO…」

真美「この時お姫ちん、移籍を決意!!」

P「そ、そんなに似てなかったのか…」

亜美「亜美が殿様だったら切腹モノだったよ兄ちゃん」

真美「うんうん、シチュー引き回しだったね間違いなく」

60: 2012/06/09(土) 00:18:59.86 ID:igzEMgkzo
P「ま、まぁ…今回は薬のおかげで地獄を見たし、俺がみんなを誤魔化していた事や、考えてることも全部バレてしまった」

P「でも良かったのかもしれない。俺はずっと皆の心の丈をぶつけられて、それを自分勝手な理由で誤魔化してきた…」

P「ずっと後ろめたかった。でも、これである程度すっきりしたよ。だけど…」

P「それでもまだ、本音を喋ったフリして誤魔化してるんわけだからな。」

P「それに…最後の最後、『結婚するならアイドルとして一番輝いた人と…』こんな事を言うなんて卑劣だよな俺は」

亜美・真美「兄ちゃん…」

61: 2012/06/09(土) 00:29:47.18 ID:igzEMgkzo
P「皆の気持ちを知った上で、俺と結婚したいならもっと頑張れって炊きつけたようなものだ。最悪だよ。」

亜美「いいんだよ兄ちゃん!兄ちゃんは亜美達が傷つくと思ってそうしたんでしょ?!」

真美「亜美も真美も、事務所のみんなも、真美たちの事を大切にしてくれる兄ちゃんが好きだから…だから泣かないで?!」

P「ゴメンな亜美、真美…俺はいつも悩んでたんだ。皆が俺のことを好きでいてくれても、その気持ちに答えられない」

P「いつかその気持ちに答えられたとしても、幸せにできるのは一人だけ…」

P「わざと嫌われるよな態度を取ろうと思った事もあったけど、皆が傷つくところを見たくなかった…ホント、自己中心的すぎて…俺は…」


亜美「いいんだよ兄ちゃん…亜美たちなんて自分のために薬まで使って兄ちゃんの本音聞いちゃったくらいだし」

真美「そうだよ!兄ちゃんのジコチューなんて真美達に比べたらマジでショボイよね。レベル4くらいだよ!」

亜美「それにさっきも言ってたけど、好きな人と結婚するだけが別に幸せってわけじゃないかもって最近思うんだよね」

真美「そ~そ~。亜美と相談したんだけど。大好きな亜美と一緒の人を好きになって、そんでみんなで仲良く暮らすの!」

亜美「でもそれだと他のみんなが可哀相だし、亜美達、事務所のみんなも大好きだから、みんなでいっしょに暮らすのもいいかな~って!」

P「でもそれはいくらなんでも…」

62: 2012/06/09(土) 00:35:35.41 ID:igzEMgkzo
亜美「亜美もずっと思ってたんだ。もし兄ちゃんと亜美がラブラブになって結婚してもさ」

亜美「そうなったら、兄ちゃんの事が大好きな真美とか他のみんなは…兄ちゃんを亜美に取られちゃってどん底っしょ?」


真美「それにみ~んな他のみんなも真美達に負けず劣らずメチャイケな女の子ばっかだしさ~」

真美「自分だけが14人の中から絶対に兄ちゃんに選んでもらえるなんて自信ないんだよね…」

亜美「だよね。あのミキミキだって口では私が一番とか言ってるけど、亜美たちが兄ちゃんとくっついてると心配そうに見てるもん」

真美「そもそも絶対自信があるなら、さっきみんなで兄ちゃんとイチャイチャしよ~って言った時反対するもんね」

亜美「もし自分以外の人と兄ちゃんが結婚したりしたら、事務所ゼッタイ気まずいもんね」

真美「だから兄ちゃんをみんなで仲良く分けるってのは、みんなにとって一番幸せに近いのかも!」

亜美「ジョーシキにとらわれない発想の勝利だよね!」

P「…」

63: 2012/06/09(土) 00:50:00.18 ID:igzEMgkzo
真美「んで、律っちゃんが皆のオフを合わせて、予定を早めて第25回プロデューサー攻略会議を緊急招集することになったんだけど」

P「そんな事やってたのかよ…それには流石に気づかなかった」

亜美「その会議で、兄ちゃんをみんなで分けるかどうか、話しあうと思うんだよね。」

真美「んでさ、兄ちゃんは…その結果次第でみんなのモノになってくれる?」

P「…正直、今は考えられないかな。今日と昨日でいろんな事がありすぎた。俺はもう心が壊れそうだ…」

真美「んっふっふ~兄ちゃん、真美達が慰めてあげるって!ほら、ナデナデしてあげよう♪」

P「だけど…もしそうなってしまったら最後、後はただ、堕落していくだけ…そんな気がするよ」

亜美「みんなトップアイドルなんだし、ちょっとくらい堕落してるほうがバランスいいって」

真美「そうなったら真美達、堕天使ってカンジだよね~!」

P「でもさ、一つ言っていいか?」


P「それって今までとあまり変わらないよな」

亜美・真美「あ…そうかもしんない」


終わり

71: 2012/06/09(土) 02:19:22.95
おつおつ

72: 2012/06/09(土) 03:13:01.65
面白かった乙

引用元: 亜美・真美「じゃあ兄ちゃんに本音を喋らせちゃおうよ!」