1:2020/02/14(金) 23:01:37.202 ID:jLxaePVW0.net
桃「(…?シャミ子、顔赤くしてどうしたんだろ?風邪かな…?)」

桃「あの、シャミ…」

ミカン「桃、柑橘類切ったんだけど、一緒に食べない?」

桃「え?ああ、ミカン…それじゃあ」

……

シャミ子「」モヤモヤ

シャミ子(ミカンさんと桃は10年来の付き合い…仲良さそうでいいなあ…)」モヤモヤ
3:2020/02/14(金) 23:09:18.099 ID:jLxaePVW0.net
桃「すっぱい…」

ミカン「そこがいいんじゃない、あ、ほっぺについてるわよ」

桃「自分でとるって」

ミカン「いいから。桃は昔からそういうとこ、雑なんだから」ふきふき

シャミ子「」モヤモヤ
8:2020/02/14(金) 23:18:06.908 ID:jLxaePVW0.net
シャミ子「み、ミカンさんっ」

ミカン「え?」

シャミ子「あ、あのっ…、そのっ…、も、桃はそんな子供でも
ないし、子供みたいに口を拭ってお世話とか、うらやまし…いや、そのっ!」

ミカン「(あっ…)あ、ああ、そうね、そうよねっ、だ、だったら」

ミカン「シャミ子が代わりに桃のお世話するかしらっ!?」

シャミ子「えっ!?」
10:2020/02/14(金) 23:22:47.832 ID:jLxaePVW0.net
シャミ子「……」ふきふき

桃「……」

シャミ子「く、くく…どうだ魔法少女を…、ほっぺについた柑橘類を
宿敵に拭われるのは…、さぞ屈辱的であろう…」ふきふき

桃「……」

桃「(え……、なにこのプレイ…/////)」カアア…
13:2020/02/14(金) 23:28:51.599 ID:jLxaePVW0.net
桃「い、いや…しゃ、シャミ子…、い、いい、いいから…、口…拭うくらい…自分で…恥ずかし…」

シャミ子「……、ミカンさんには慣れた感じで拭われてたくせに…、私はいやなんですか…?」

ミカン「!?」

桃「…は、はあ!?な、なに言って…!?べ、別に私はそういうのじゃ…!」

ミカン「そ、そうよシャミ子、べ、別に私たち、付き合い長いだけで昔からそういう
関係とかじゃ…」

シャミ子「…ふーん」ふきふき

桃「…むぐぐっ…、ちょ…シャミ子…、なんか…いたっ、いたたたた…っ!」
24:2020/02/14(金) 23:39:27.355 ID:jLxaePVW0.net
シャミ子「…」ごしごし

桃「ちょ…シャミ子っ、ほっぺ、い、痛いからいい加減にっ」

シャミ子「…だいすき」ごしごし

ミカン「(!?)」

桃「え!?な、なに!?なんか言った!?い、いいからちょ…ちょっと手を」

シャミ子「…はい、やめましたよ、これで桃のわんぱくほっぺさんもきれいになりました」

桃「わんぱくほっぺさんってなに!?」

ミカン「(あわわ…)」
30:2020/02/14(金) 23:44:51.809 ID:jLxaePVW0.net
シャミ子「…もーいいです、なんだか私、今日はモヤモヤがいっぱいで
疲れました。もう帰りますね。それじゃあ」

ミカン「あっ、ちょ、ちょっと待ってシャミ子っ」

桃「……?どうしたんだろ、シャミ子、ていうか、シャミ子に頬っぺたをごしごしされて痛い
んだけど…」ヒリヒリ

桃「まあいいか、それにしても、
このデコポンってやつは、ちょっと甘くて気に入ったかな…ミカン、この柑橘類のおかわりないの?」

ミカン「…」

桃「え…?なんでドン引きした顔してるの、ミカン…?」
44:2020/02/14(金) 23:54:17.104 ID:jLxaePVW0.net
その日の晩
シャミ子の家

良子「お姉、帰ってきてから元気ない、どうしたんだろ」

清子「まあ、そっとしておきなさい、良。年頃の子はいろいろ大変なのです」

シャミ子「……」

シャミ子「(ああもう…、わたし、何考えてるんでしょうか…!
最近、なんだか桃のことばっかり考えても矢モヤモヤモヤモヤしてる、と思ったら)」

シャミ子「(今日は桃とミカンさんが仲睦まじげにしてるのをみて
モヤモヤが頂点になって、一人で勝手に怒って帰ってきてしまいましたっ!
…ってなんで!!??)」

シャミ子「(きっと、桃も周りの皆も可笑しな奴だって思ってるに
決まって…)ん?」

シャミ子「スマホに連絡?いったいだれから…?……えっ!??」
57:2020/02/15(土) 00:03:40.185 ID:ikpqqJpw0.net
……
シャミ子「も、桃からスマホで連絡だなんて…珍しすぎます…、
こんな夜にいったい何の用で呼び出してきたんでしょうか…」ドキドキ

シャミ子「も、桃ー?来ましたけど…」ピンポーン

ガチャ

桃「……」

シャミ子「え……、も、桃?……どうしたんですか、その恰好」

桃「……」

桃「あ、あの」

桃「お、お昼はごめん。け、けど」

桃「わ、わ……、わた…、私はっ…、き、君が一途だから」

桃「……、マイ、シャドウミストレス…/////」

シャミ子「え……?」
68:2020/02/15(土) 00:12:44.556 ID:ikpqqJpw0.net
数時間前

リコ「シャミ子はんと喧嘩したやって!?」

ミカン「ええ、そうなのよ。わたしもちょっと立ち振る舞いが悪くて…
責任感じてるんだけど」

リコ「仕方ないなあ…、ちょっと仲直りの秘訣教えたるわ、なっ」

桃「え……?え……?なに、どういう…?」きょとん

ミカン「うわあ…」

リコ「ええ…、2歳児みたいな顔しとるやん…、シャミ子はんを怒らせたこと
認識しとらんのちゃう…?この人」

桃「え…、なんで2人ともそんな冷たい顔してるの…?」
74:2020/02/15(土) 00:18:28.771 ID:ikpqqJpw0.net
リコ「ああ、もうええわ、なにも考えなくてええわっ、
私の言う通りのカッコして、ちょっとばかりセリフ覚えてもらったら
もう大丈夫やっ!」

リコ「そのあとシャミ子はん呼び出してもろたら、いつも通り仲直りなるわっ」

桃「え?なに?なんでこれに着替えるの?え?」

ミカン「うん、うん、いいから桃、早くそのクソダサマウンテンの服、
脱いでもらえるかしら?」

桃「え?え?クソダサ…?え?」

リコ「うん、うん、そんでな、そんでな、今からいうセリフを
一字一句漏らさず覚えるんやで?アドリブ一切許さへんからな?」

………
82:2020/02/15(土) 00:27:38.992 ID:ikpqqJpw0.net
……回想終わり

桃「(……って、私、2人に乗せらせて何言ってんだろ…、
大体、わたしとシャミ子は喧嘩なんてしてないのになんでこんなこと…)」

シャミ子「……」

……

リコ「なんや、今、どうなっとるん、2人ともっ!?遠くの茂みから
除くんじゃよくわからんわっ」

ミカン「わ、わかんないっ、わかんないけどっ、ば、バレるから
ちょっと、もうちょっと小声でしゃべって!え、ええっとシャミ子の反応は…」

……

シャミ子「……/////」ぷしゅう…

……
ミカン・リコ「(あっ…)」
93:2020/02/15(土) 00:36:09
桃「あ、あのっ…、シャミ子。これ違くて…っ、この恰好とさっきのセリフは
2人に言われてやっただけで決してその」ごにょごにょ

桃「あ、そうだ、ミカンにもらった柑橘類があるし、良かったら家の中に…」

シャミ子「……今ので最近桃に感じてたモヤモヤがなくなりました」

桃「……え?」

シャミ子「……、代わりにぐつぐつに変わりました」

シャミ子「もう、限界です…」ムラムラ

桃「……は…?シャミ子、何言って…、!!??」

桃「えっ…、えっ!??しゃ、シャミ子…、な、なに急に抱きつっ…んっ!」

シャミ子「も、桃っ、もんもっ…わ、わたし、もう…桃が…すっ…」

ギイ…、バタンっ

……

ミカン・リコ「……」
100:2020/02/15(土) 00:42:50
ミカン「……え、あれ…?なんか、仲直りさせるはずが、なんかシャミ子…あれ…ちょっ…」

リコ「……」

ミカン「……」

リコ「……」

ミカン「……」

リコ「うち、悪くないやんな?」ぼそっ

ミカン「え!??」
101:2020/02/15(土) 00:43:37
リコ「……」

ミカン「……」

リコ「……」

ミカン「……」

リコ「……」

ミカン「……」

リコ「……」

ミカン「……」

リコ「うち、悪くないやんな?」ぼそっ

ミカン「え!??」
102:2020/02/15(土) 00:43:51
リコ「な?別にただ、普通に仲直りのアドバイスしただけやし」

リコ「勝手に発情したシャミ子はんがアレやっただけやし…」

ミカン「……うん、まあ」

ミカン「……、そうね、そうよねっ」

リコ「…あ、そうや、ミカンはんっ、あすらにちょっと寄ってかん?
マスターが料理作りすぎて、一緒に夕飯食べへん?」

ミカン「え、ええ、そうねっいただくわっ!」

リコ「あっ、流れ星やっ!」

ミカン「あ、ほんとだわ、きれいねっ」


117:2020/02/15(土) 02:19:34
もんも
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1581688897