1:2020/02/15(土) 13:29:32.087
良子「ならお姉の角から作られた薬にはどんな効能があるのか」
シャミ子「知りませんよそんなの!!」
良子「うんそうだね。良も知らない」
シャミ子「そうですか。ではこの話は終わりにして」
良子「だからお姉」
シャミ子「だめです」
良子「まだ何も言ってないのに!!」
シャミ子「良の言いたいことは大方予想がつきます。私の角を削って薬の材料にしたいのでしょう?」
良子「……お姉のくせに鋭い」
シャミ子「……一言多いですよ…良?」
シャミ子「知りませんよそんなの!!」
良子「うんそうだね。良も知らない」
シャミ子「そうですか。ではこの話は終わりにして」
良子「だからお姉」
シャミ子「だめです」
良子「まだ何も言ってないのに!!」
シャミ子「良の言いたいことは大方予想がつきます。私の角を削って薬の材料にしたいのでしょう?」
良子「……お姉のくせに鋭い」
シャミ子「……一言多いですよ…良?」
2:2020/02/15(土) 13:29:54.596
良子「でもそれはそうとして、お姉は角を時々でいいから手入れした方がいいと思う」
シャミ子「角の手入れ?」
良子「うん……ちょっと待ってて」
シャミ子「?」
良子「お姉、はい…チーズ」
シャミ子「え?…え?」
カシャッ
シャミ子「……なぜ写真を撮ったのですか?」
良子「お姉、見て」
シャミ子「はい?」
良子「これがさっき撮ったお姉の写真」
シャミ子「……はい」
良子「で…こっちが初めて撮ったお姉と桃さんの写真」
シャミ子「……はい」
良子「どう?…何か違うと思わない?」
シャミ子「うー…ん…」
シャミ子「角の手入れ?」
良子「うん……ちょっと待ってて」
シャミ子「?」
良子「お姉、はい…チーズ」
シャミ子「え?…え?」
カシャッ
シャミ子「……なぜ写真を撮ったのですか?」
良子「お姉、見て」
シャミ子「はい?」
良子「これがさっき撮ったお姉の写真」
シャミ子「……はい」
良子「で…こっちが初めて撮ったお姉と桃さんの写真」
シャミ子「……はい」
良子「どう?…何か違うと思わない?」
シャミ子「うー…ん…」
5:2020/02/15(土) 13:30:51.920
シャミ子「……私の背が少し伸びた?」
良子「ハズレ」
シャミ子「良……少しはお姉ちゃんにも夢を見させてください…」ウルウル
良子「正解は……ここ」
シャミ子「……角?」
良子「うん」
シャミ子「……ごめんなさい違いがよくわからないです」
良子「ほら、お姉…よく見て」
シャミ子「……?」
良子「…さっき撮った方は角のしわが一本多い!!」
シャミ子「誤差の範囲!!」
良子「ハズレ」
シャミ子「良……少しはお姉ちゃんにも夢を見させてください…」ウルウル
良子「正解は……ここ」
シャミ子「……角?」
良子「うん」
シャミ子「……ごめんなさい違いがよくわからないです」
良子「ほら、お姉…よく見て」
シャミ子「……?」
良子「…さっき撮った方は角のしわが一本多い!!」
シャミ子「誤差の範囲!!」
7:2020/02/15(土) 13:31:52.430
良子「これで分かったでしょ?お姉の角が伸びていることが」
シャミ子「……伸びるのは身長であってほしかったです」
良子「お姉はもうちょっと危機感を持って」
シャミ子「危機感?」
良子「お姉の角の形状、成長具合を鑑みると……」
シャミ子「みると…?」
良子「いずれ角の先端がお姉の頭蓋を突き破る!!」
シャミ子「な…なんですってええええぇぇぇぇ!?!?!?!?」
シャミ子「……伸びるのは身長であってほしかったです」
良子「お姉はもうちょっと危機感を持って」
シャミ子「危機感?」
良子「お姉の角の形状、成長具合を鑑みると……」
シャミ子「みると…?」
良子「いずれ角の先端がお姉の頭蓋を突き破る!!」
シャミ子「な…なんですってええええぇぇぇぇ!?!?!?!?」
8:2020/02/15(土) 13:32:53.403
シャミ子「……っていやいやいや、そんなわけないじゃないですか」
良子「何言ってるの?突き破ってからじゃ手遅れなんだよ?」
シャミ子「いやいやいや、今は特に何の問題もないので別に放っておいても」
良子「齧歯類の歯が無限に伸び続けるのと同じように、お姉の角も無限に伸び続けるのかもしれない」
シャミ子「いやいやいや、どこかで成長が止まるかもしれないし」
良子「齧歯類が硬いものを齧って歯の形を整えるように、お姉の角もやすりで削って形を整えたほうがいいかもしれない」
シャミ子「いやいやいや、私の角をネズミの歯と一緒にするのは」
良子「………」ポチッ
シャミ子「良!?いったい何を押したのですか!?」
良子「……小倉ボタン」
シャミ子「小倉ボタン!?!?」
良子「何言ってるの?突き破ってからじゃ手遅れなんだよ?」
シャミ子「いやいやいや、今は特に何の問題もないので別に放っておいても」
良子「齧歯類の歯が無限に伸び続けるのと同じように、お姉の角も無限に伸び続けるのかもしれない」
シャミ子「いやいやいや、どこかで成長が止まるかもしれないし」
良子「齧歯類が硬いものを齧って歯の形を整えるように、お姉の角もやすりで削って形を整えたほうがいいかもしれない」
シャミ子「いやいやいや、私の角をネズミの歯と一緒にするのは」
良子「………」ポチッ
シャミ子「良!?いったい何を押したのですか!?」
良子「……小倉ボタン」
シャミ子「小倉ボタン!?!?」
9:2020/02/15(土) 13:33:34.445
小倉「ヘイ、毎度―!!」
シャミ子「小倉さん!?!?」
小倉「そうだよねー、シャミ子ちゃんの角にはどのような成分があるのか気になるよねー」
良子「はい、とても気になります」
シャミ子「私は気になりません!!」
小倉「というわけで、用意してきましたー」
シャミ子「ドリル!?!?」
小倉「…あっ…間違えた……こっちだった」
良子「……やすり」
シャミ子「凶器であることに変わりはありません!!」
シャミ子「小倉さん!?!?」
小倉「そうだよねー、シャミ子ちゃんの角にはどのような成分があるのか気になるよねー」
良子「はい、とても気になります」
シャミ子「私は気になりません!!」
小倉「というわけで、用意してきましたー」
シャミ子「ドリル!?!?」
小倉「…あっ…間違えた……こっちだった」
良子「……やすり」
シャミ子「凶器であることに変わりはありません!!」
10:2020/02/15(土) 13:34:32.840
小倉「さっ、シャミ子ちゃん…頭出して―」
シャミ子「お断りします!!」
小倉「良ちゃん、シャミ子ちゃんを押さえてて―」
良子「はい」ガシッ
シャミ子「良!?お姉ちゃんを裏切るのですか!?」
良子「ごめんねお姉。でもこれはお姉のためでもあるから」
シャミ子「余計なお世話です!!今すぐ私を開放してください!!」
小倉「シャミ子ちゃん、じっとしててね―」
良子「大丈夫だよ。すぐに終わると思うから」
シャミ子「どこが大丈夫なんですか!?歯医者さんの方が5億倍は安心できます!!」
シャミ子「お断りします!!」
小倉「良ちゃん、シャミ子ちゃんを押さえてて―」
良子「はい」ガシッ
シャミ子「良!?お姉ちゃんを裏切るのですか!?」
良子「ごめんねお姉。でもこれはお姉のためでもあるから」
シャミ子「余計なお世話です!!今すぐ私を開放してください!!」
小倉「シャミ子ちゃん、じっとしててね―」
良子「大丈夫だよ。すぐに終わると思うから」
シャミ子「どこが大丈夫なんですか!?歯医者さんの方が5億倍は安心できます!!」
11:2020/02/15(土) 13:35:45.817
小倉「……それじゃあ削るよー」
シャミ子「……お」ウルウル
良子「……お?」
シャミ子「おか――さ――――――――ん!!!!!!!!」
良子「お母さんは今買い物に出かけてる」
シャミ子「ごせんぞ――――――――!!!!!!!!」
良子「ごせんぞはゴミ拾いに行ってる」
シャミ子「もんも――――――――!!!!!!!!」
良子「桃さんはバイト」
シャミ子「ミカンさ――――――――ん!!!!!!!!」
良子「ミカンさんもバイト」
シャミ子「だったらいっそ危機管理――――――――!!!!!!!!」
良子「いや…こんなところで危機感を持たれても……」
シャミ子「……お」ウルウル
良子「……お?」
シャミ子「おか――さ――――――――ん!!!!!!!!」
良子「お母さんは今買い物に出かけてる」
シャミ子「ごせんぞ――――――――!!!!!!!!」
良子「ごせんぞはゴミ拾いに行ってる」
シャミ子「もんも――――――――!!!!!!!!」
良子「桃さんはバイト」
シャミ子「ミカンさ――――――――ん!!!!!!!!」
良子「ミカンさんもバイト」
シャミ子「だったらいっそ危機管理――――――――!!!!!!!!」
良子「いや…こんなところで危機感を持たれても……」
12:2020/02/15(土) 13:37:10.857
シャミ子「……ハァ……ハァ……変身……できました……」
小倉「変身しても無駄だよー?」
シャミ子「無駄な…ものですか!!」
小倉「!!」
良子「!!」
シャミ子「私には…おとーさんから受け継いだ……なんとかの杖があるのですよ!!」
小倉「……シャミ子ちゃん」
良子「お姉…何するつもり?」
シャミ子「何する…つもりか…ですって?」
小倉「………」
良子「………」
シャミ子「………(何も考えてませんでした)」
小倉「変身しても無駄だよー?」
シャミ子「無駄な…ものですか!!」
小倉「!!」
良子「!!」
シャミ子「私には…おとーさんから受け継いだ……なんとかの杖があるのですよ!!」
小倉「……シャミ子ちゃん」
良子「お姉…何するつもり?」
シャミ子「何する…つもりか…ですって?」
小倉「………」
良子「………」
シャミ子「………(何も考えてませんでした)」
13:2020/02/15(土) 13:38:50.357
良子「あっ…そうだ」
シャミ子「…良?」
良子「お姉、ちょっと待ってて」
シャミ子「……はい(パソコン開いて何をするつもりなのでしょうか?)」
小倉「……シャミ子ちゃん?…覚悟はできた?」
シャミ子「……そっちこそ…覚悟はできたのですか?」
小倉「シャミ子ちゃぁ~ん?私に何するつもりなのかなぁ~?」
シャミ子「……私の方から何かするわけではありませんが…」
小倉「………」
シャミ子「……そっちが来るというのなら…降りかかる火の粉を……払うまでです」
小倉「……そっか」
シャミ子「…良?」
良子「お姉、ちょっと待ってて」
シャミ子「……はい(パソコン開いて何をするつもりなのでしょうか?)」
小倉「……シャミ子ちゃん?…覚悟はできた?」
シャミ子「……そっちこそ…覚悟はできたのですか?」
小倉「シャミ子ちゃぁ~ん?私に何するつもりなのかなぁ~?」
シャミ子「……私の方から何かするわけではありませんが…」
小倉「………」
シャミ子「……そっちが来るというのなら…降りかかる火の粉を……払うまでです」
小倉「……そっか」
14:2020/02/15(土) 13:39:59.809
小倉「……それじゃあ」
シャミ子(来る!!)
小倉「……削ってあげるね♡」
シャミ子「なんとかの杖よ!!わが命に従い…その姿を中華鍋に変えよ!!」
チュイイイイィィィィン
シャミ子「うひいぃっ!!!!!!!!」
小倉「あ、しまった……間違ってドリルのスイッチを入れちゃった」イイイイィィィィン
シャミ子「ごめんなさい許してください勘弁してください私が悪かったです」ブルブルブルブル
小倉「ごめんね、シャミ子ちゃんを目汁まみれにして……ドリルのスイッチは切るね」カチッ
シャミ子「ありがとうございます」
良子「お姉、準備ができたから来て」
シャミ子「ん?…なんの準備ですか?」
良子「見ればわかる」
シャミ子(来る!!)
小倉「……削ってあげるね♡」
シャミ子「なんとかの杖よ!!わが命に従い…その姿を中華鍋に変えよ!!」
チュイイイイィィィィン
シャミ子「うひいぃっ!!!!!!!!」
小倉「あ、しまった……間違ってドリルのスイッチを入れちゃった」イイイイィィィィン
シャミ子「ごめんなさい許してください勘弁してください私が悪かったです」ブルブルブルブル
小倉「ごめんね、シャミ子ちゃんを目汁まみれにして……ドリルのスイッチは切るね」カチッ
シャミ子「ありがとうございます」
良子「お姉、準備ができたから来て」
シャミ子「ん?…なんの準備ですか?」
良子「見ればわかる」
15:2020/02/15(土) 13:41:46.867
シャミ子「……なんですか?…これは」
良子「お姉の角の成長具合を表すシミュレーター」
シャミ子「……自分で作ったのですか?」
良子「うん、プログラムは自分で書いた」
小倉「x軸とy軸でインボリュート曲線を作ってるんだね」
シャミ子「は?」
良子「うん、こっちは右側…それじゃあ実行するね」
シャミ子「……おぉ…渦の線ができました」
良子「まだ終わりじゃないよ」
シャミ子「え?」
小倉「今度はy軸とz軸?」
良子「うん……むしろこっちの方が大事」
シャミ子「は?」
良子「お姉の角の成長具合を表すシミュレーター」
シャミ子「……自分で作ったのですか?」
良子「うん、プログラムは自分で書いた」
小倉「x軸とy軸でインボリュート曲線を作ってるんだね」
シャミ子「は?」
良子「うん、こっちは右側…それじゃあ実行するね」
シャミ子「……おぉ…渦の線ができました」
良子「まだ終わりじゃないよ」
シャミ子「え?」
小倉「今度はy軸とz軸?」
良子「うん……むしろこっちの方が大事」
シャミ子「は?」
16:2020/02/15(土) 13:42:45.183
良子「それじゃあ実行するね」
小倉「……あー…なる…ほど……」
シャミ子「……超音波ですか?…これは」
良子「違うよ強制振動だよ」
シャミ子「???」
小倉「……シャミ子ちゃん…ついてこれてないみたいだね」
シャミ子「……はい」
良子「……ごめんね…お姉」
小倉「……だったら私がシャミ子ちゃんでも分かるように説明してあげるね」
シャミ子「……お願いします」
小倉「えぇっと……」
小倉「……あー…なる…ほど……」
シャミ子「……超音波ですか?…これは」
良子「違うよ強制振動だよ」
シャミ子「???」
小倉「……シャミ子ちゃん…ついてこれてないみたいだね」
シャミ子「……はい」
良子「……ごめんね…お姉」
小倉「……だったら私がシャミ子ちゃんでも分かるように説明してあげるね」
シャミ子「……お願いします」
小倉「えぇっと……」
17:2020/02/15(土) 13:43:47.764
小倉「……だからシャミ子ちゃんの角はこんな感じで伸びてるんだよ」
シャミ子「なるほど。納得がいきました」
良子「だからこのまま放っておくとお姉の角がお姉の頭蓋を圧迫してそしていずれは角の先端がお姉の頭蓋を貫いて」
シャミ子「いつになったらそうなるっていうんですか!?」
小倉「だからシャミ子ちゃんの角は削らなきゃいけないんだよ」
シャミ子「それは納得できません!!」
シャミ子「なるほど。納得がいきました」
良子「だからこのまま放っておくとお姉の角がお姉の頭蓋を圧迫してそしていずれは角の先端がお姉の頭蓋を貫いて」
シャミ子「いつになったらそうなるっていうんですか!?」
小倉「だからシャミ子ちゃんの角は削らなきゃいけないんだよ」
シャミ子「それは納得できません!!」
19:2020/02/15(土) 13:45:22.751
小倉「さっ、シャミ子ちゃん…頭出して―」
シャミ子「お断りします!!」
小倉「………」チュイイイイィィィィン
シャミ子「ごめんなさいでした」
良子「小倉さん…良が角を削ってもいいですか?」
小倉「うん、いいよー」
シャミ子「なぜ私に訊かないのですか?」
良子「大丈夫だよ。優しくしてあげるから」
シャミ子「……不安です」
良子「それじゃあ削るね」
シャミ子「……もう好きにしちゃってください」
シャミ子「お断りします!!」
小倉「………」チュイイイイィィィィン
シャミ子「ごめんなさいでした」
良子「小倉さん…良が角を削ってもいいですか?」
小倉「うん、いいよー」
シャミ子「なぜ私に訊かないのですか?」
良子「大丈夫だよ。優しくしてあげるから」
シャミ子「……不安です」
良子「それじゃあ削るね」
シャミ子「……もう好きにしちゃってください」
20:2020/02/15(土) 13:46:39.334
良子「……どう?お姉……痛くない?」ゴリゴリゴリゴリ
シャミ子「アバババババババ」
良子「お姉、舌噛むから喋らないで」ゴリゴリゴリゴリ
シャミ子「……ア゙イ」
シャミ子(痛くは…ないけど……頭が…揺れる)
ガラッ
リリス「帰ったぞー」
シャミ子「ごせんぞ!!いいところに!!」
リリス「は?…いいところ?」
シャミ子「………」
小倉「………」
良子「………」ゴリッ
リリス「……どこがいいところなんだ?」
シャミ子「ハッ…そうでした!!むしろ悪いところでした!!」
シャミ子「アバババババババ」
良子「お姉、舌噛むから喋らないで」ゴリゴリゴリゴリ
シャミ子「……ア゙イ」
シャミ子(痛くは…ないけど……頭が…揺れる)
ガラッ
リリス「帰ったぞー」
シャミ子「ごせんぞ!!いいところに!!」
リリス「は?…いいところ?」
シャミ子「………」
小倉「………」
良子「………」ゴリッ
リリス「……どこがいいところなんだ?」
シャミ子「ハッ…そうでした!!むしろ悪いところでした!!」
21:2020/02/15(土) 13:47:25.667
シャミ子「おねがいします!!ごせんぞ!!助けてください!!」
リリス「あいわかった……して、余は何をすれば」
良子「ごせんぞ、邪魔しないで」
リリス「良よ…おぬしが手にしているものは一体」
小倉「………」チュイイイイィィィィン
リリス「……唐突だがコーヒーが飲みたくなったので余は喫茶店に行きま~す」
シャミ子「ごせんぞ?」
ピシャッ
シャミ子「ごせんぞ!?待ってください!!」
良子「……それじゃあ続けるね?」
シャミ子「ごせんぞ!!ごせんぞおおおおぉぉぉぉ~~~~!!」ダッ
小倉「逃げちゃだめだよ?」ガシッ
シャミ子「しっぽを掴むのはやめてください!!」
リリス「あいわかった……して、余は何をすれば」
良子「ごせんぞ、邪魔しないで」
リリス「良よ…おぬしが手にしているものは一体」
小倉「………」チュイイイイィィィィン
リリス「……唐突だがコーヒーが飲みたくなったので余は喫茶店に行きま~す」
シャミ子「ごせんぞ?」
ピシャッ
シャミ子「ごせんぞ!?待ってください!!」
良子「……それじゃあ続けるね?」
シャミ子「ごせんぞ!!ごせんぞおおおおぉぉぉぉ~~~~!!」ダッ
小倉「逃げちゃだめだよ?」ガシッ
シャミ子「しっぽを掴むのはやめてください!!」
22:2020/02/15(土) 13:48:41.450
喫茶店あすら
桃「いらっしゃ…リリスさんか」
リリス「桃よ、おぬしのスマイルとアイスコーヒーを頼むぞ」
桃「私のスマイルは現時刻をもって非売品となりました」
リリス「それよりもシャミ子がピンチになってたぞ」
桃「なぜそれを真っ先に言わなかったのですか?」
ミカン「確かに助けを求めるシャミ子の声みたいなものがさっき聞こえたけど」
桃「……こんなことしている場合じゃない」
ミカン「桃!?何するつもり!?」
桃「シャミ子のところに行く」
白澤「それならついでに優子君を呼んで来てくれたまえ。もうすぐランチタイムで忙しくなるから」
ミカン「桃ならもう行ったわよ」
白澤「え!?」
桃「いらっしゃ…リリスさんか」
リリス「桃よ、おぬしのスマイルとアイスコーヒーを頼むぞ」
桃「私のスマイルは現時刻をもって非売品となりました」
リリス「それよりもシャミ子がピンチになってたぞ」
桃「なぜそれを真っ先に言わなかったのですか?」
ミカン「確かに助けを求めるシャミ子の声みたいなものがさっき聞こえたけど」
桃「……こんなことしている場合じゃない」
ミカン「桃!?何するつもり!?」
桃「シャミ子のところに行く」
白澤「それならついでに優子君を呼んで来てくれたまえ。もうすぐランチタイムで忙しくなるから」
ミカン「桃ならもう行ったわよ」
白澤「え!?」
23:2020/02/15(土) 13:49:40.094
吉田家
桃「シャミ子!!」
小倉「いらっしゃ~い」
良子「あれ…桃さん?」
シャミ子「も…もんも?」
桃「……良ちゃん……何をしているの?」
良子「………」
小倉「………」
シャミ子「………」
桃「……ねえ?……答えて?」
良子「……お姉の角を整えている」
桃「……何のために?」
良子「それは……」
桃「シャミ子!!」
小倉「いらっしゃ~い」
良子「あれ…桃さん?」
シャミ子「も…もんも?」
桃「……良ちゃん……何をしているの?」
良子「………」
小倉「………」
シャミ子「………」
桃「……ねえ?……答えて?」
良子「……お姉の角を整えている」
桃「……何のために?」
良子「それは……」
24:2020/02/15(土) 13:50:30.591
桃「……なるほど。つまり、シャミ子の角を放っておくのは危ないから手入れしてた…ってことでいいんだよね」
良子「……はい」
桃「……良ちゃん」
良子「……はい」
桃「……もう二度とこんな危ない真似しちゃいけないよ?…いいね?」
良子「……はい」
シャミ子「……もんも」
桃「……シャミ子の角は私が整えてあげるから…それでいいよね?」
良子「……はい」
シャミ子「……もんも?」
良子「……はい」
桃「……良ちゃん」
良子「……はい」
桃「……もう二度とこんな危ない真似しちゃいけないよ?…いいね?」
良子「……はい」
シャミ子「……もんも」
桃「……シャミ子の角は私が整えてあげるから…それでいいよね?」
良子「……はい」
シャミ子「……もんも?」
25:2020/02/15(土) 13:51:42.948
桃「シャミ子…頭出して」
シャミ子「お断りします」
桃「………」ガシッ
シャミ子「しっぽはまぞくを拷問するための部位ではないぞ!!」
桃「……おとなしくしてて」
シャミ子「……私なりに精いっぱいの抵抗を」
桃「………」グイッ
シャミ子「ごめんなさいでした」
桃「それじゃあ削るね」
シャミ子「……はい」
シャミ子「お断りします」
桃「………」ガシッ
シャミ子「しっぽはまぞくを拷問するための部位ではないぞ!!」
桃「……おとなしくしてて」
シャミ子「……私なりに精いっぱいの抵抗を」
桃「………」グイッ
シャミ子「ごめんなさいでした」
桃「それじゃあ削るね」
シャミ子「……はい」
26:2020/02/15(土) 13:52:57.784
桃「……どう?シャミ子……痛くない?」ザリッザリッ
シャミ子「……はい」
シャミ子(……頭が……揺れない……)
良子「……良のときと音が違う!!」
小倉「……すごいねー…さすが千代田さんだねー」
桃「……外野は黙ってて」
良子・小倉「……はい」
桃「………」ザリッザリッ
シャミ子「………」
シャミ子「……はい」
シャミ子(……頭が……揺れない……)
良子「……良のときと音が違う!!」
小倉「……すごいねー…さすが千代田さんだねー」
桃「……外野は黙ってて」
良子・小倉「……はい」
桃「………」ザリッザリッ
シャミ子「………」
27:2020/02/15(土) 13:54:14.275
桃「……よしっ…これで終わりだよ」
シャミ子「ん……」
良子「……おぉ!!」
小倉「……すごくいい形!!」
シャミ子「どれどれ?……」ソー
ブスッ
シャミ子「ぎゃああああぁぁぁぁいったああああぁぁぁぁい!!!!!!!!」
桃「シャミ子?」
良子「お姉?」
小倉「シャミ子ちゃん?」
シャミ子「指がああああぁぁぁぁ角がああああぁぁぁぁ指がああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」
桃「シャミ子……」
良子「お姉……」
小倉「シャミ子ちゃん……」
シャミ子「ん……」
良子「……おぉ!!」
小倉「……すごくいい形!!」
シャミ子「どれどれ?……」ソー
ブスッ
シャミ子「ぎゃああああぁぁぁぁいったああああぁぁぁぁい!!!!!!!!」
桃「シャミ子?」
良子「お姉?」
小倉「シャミ子ちゃん?」
シャミ子「指がああああぁぁぁぁ角がああああぁぁぁぁ指がああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」
桃「シャミ子……」
良子「お姉……」
小倉「シャミ子ちゃん……」
28:2020/02/15(土) 13:55:21.070
良子「……桃さん」
桃「ん?」
良子「……お姉の角にどういった類の武装を仕込んだのですか?」
桃「別に…シャミ子の角を鋭利になるまで研磨しただけだよ」
良子「……何のためにそのようなことを?」
桃「シャミ子の角は目立つからね。角を鋭くすれば少しは威圧感が出ると思ったんだ……たとえ本体がシャミ子であっても」
良子「……なるほど」
桃「……それに」
良子「……それに?」
桃「ヨシュアさんの杖以外にもシャミ子には武器を持たせた方がいいと思ったから」
良子「……なるほど」
桃「ん?」
良子「……お姉の角にどういった類の武装を仕込んだのですか?」
桃「別に…シャミ子の角を鋭利になるまで研磨しただけだよ」
良子「……何のためにそのようなことを?」
桃「シャミ子の角は目立つからね。角を鋭くすれば少しは威圧感が出ると思ったんだ……たとえ本体がシャミ子であっても」
良子「……なるほど」
桃「……それに」
良子「……それに?」
桃「ヨシュアさんの杖以外にもシャミ子には武器を持たせた方がいいと思ったから」
良子「……なるほど」
29:2020/02/15(土) 13:56:29.337
清子「……なるほど…そういうことだったのですね?」
良子「あれ?…お母さんいつ帰ってきたの?」
清子「ついさっきです……玄関前に着いたらいきなり優子の悲鳴が聞こえたもので」
シャミ子「うわああああぁぁぁぁん指がああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」
小倉「フフフ♡」
シャミ子「おか――さ――――――――ん!!!!!!!!」
清子「あらあら♡」
シャミ子「ごせんぞ――――――――!!!!!!!!」
良子「まったく」
シャミ子「もんも――――――――!!!!!!!!」
桃「やれやれ」
シャミ子「ミカンさ――――――――ん!!!!!!!!」
良子「あらあら♡」
シャミ子「うわああああぁぁぁぁんうわああああぁぁぁぁん!!!!!!!!」
良子「あれ?…お母さんいつ帰ってきたの?」
清子「ついさっきです……玄関前に着いたらいきなり優子の悲鳴が聞こえたもので」
シャミ子「うわああああぁぁぁぁん指がああああぁぁぁぁ!!!!!!!!」
小倉「フフフ♡」
シャミ子「おか――さ――――――――ん!!!!!!!!」
清子「あらあら♡」
シャミ子「ごせんぞ――――――――!!!!!!!!」
良子「まったく」
シャミ子「もんも――――――――!!!!!!!!」
桃「やれやれ」
シャミ子「ミカンさ――――――――ん!!!!!!!!」
良子「あらあら♡」
シャミ子「うわああああぁぁぁぁんうわああああぁぁぁぁん!!!!!!!!」
30:2020/02/15(土) 13:57:49.810
清子「……はい…これで大丈夫ですよ」
シャミ子「うっ…うっ……おかーさん…ありがとうございます」
清子「いえ…いいんです……おかーさんですから」
シャミ子「うっ…うっ…」
清子「……桃さん……ありがとうございます」
桃「え?///……なぜです?」
清子「いえ…優子にこんな立派なものを持たせて頂いたので……感謝の気持ちを伝えたかっただけです」
桃「……そうですか」
良子「………」
小倉「………」
シャミ子「うっ…うっ…」
シャミ子「うっ…うっ……おかーさん…ありがとうございます」
清子「いえ…いいんです……おかーさんですから」
シャミ子「うっ…うっ…」
清子「……桃さん……ありがとうございます」
桃「え?///……なぜです?」
清子「いえ…優子にこんな立派なものを持たせて頂いたので……感謝の気持ちを伝えたかっただけです」
桃「……そうですか」
良子「………」
小倉「………」
シャミ子「うっ…うっ…」
31:2020/02/15(土) 13:58:50.241
清子「……それにしても……立派なものですね」ソー
シャミ子「……え?」
ブスッ
清子「!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャミ子「おかーさん?」
清子「っ~~~~~~~~」プルプル
シャミ子「おかーさん!?!?」
良子「……やっちゃった?」
清子「……はい」プルプル
シャミ子「大丈夫ですかおかーさん!?今すぐ私が手当てして差し上げます!!!!」
清子「優子……ありがとう…ございます……」プルプル
シャミ子「……え?」
ブスッ
清子「!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャミ子「おかーさん?」
清子「っ~~~~~~~~」プルプル
シャミ子「おかーさん!?!?」
良子「……やっちゃった?」
清子「……はい」プルプル
シャミ子「大丈夫ですかおかーさん!?今すぐ私が手当てして差し上げます!!!!」
清子「優子……ありがとう…ございます……」プルプル
32:2020/02/15(土) 13:59:41.624
シャミ子「どれどれ……」
チックン
清子「ひゃん!!」
シャミ子「おかーさん!?あぁ…ちっくんさせてしまいましたごめんなさい」
清子「いえ…いいんです」
良子「……これは」
小倉「……もしかして」
桃「……いや…でも……」
清子「優子……前屈みにならずに手当てすることはできませんか?」
シャミ子「……ごめんなさい。ちょっと難しいです」
桃「……いつかはあの角が役に立つときが来るはずだから……」
頑張れシャミ子!!頭をフル稼働させて町内最強の魔族を目指すんだ!!
チックン
清子「ひゃん!!」
シャミ子「おかーさん!?あぁ…ちっくんさせてしまいましたごめんなさい」
清子「いえ…いいんです」
良子「……これは」
小倉「……もしかして」
桃「……いや…でも……」
清子「優子……前屈みにならずに手当てすることはできませんか?」
シャミ子「……ごめんなさい。ちょっと難しいです」
桃「……いつかはあの角が役に立つときが来るはずだから……」
頑張れシャミ子!!頭をフル稼働させて町内最強の魔族を目指すんだ!!
34:2020/02/15(土) 14:00:42.133
数日後
杏里「いや~…今日の授業も大変だったね~」
シャミ子「そうですね。この後はどこかへ遊びに行くのですか?」
杏里「うんっとねー……おっ、ちよももじゃん!!…おっすー!!」
桃「……うん」
シャミ子「桃…どうかしましたか?」
桃「シャミ子…最近どう?」
シャミ子「?……最近どうとは?」
桃「いや、私がシャミ子の角を削ってからの数日間、シャミ子の生活にどんな変化があったのかなーって思って」
杏里「マジかよ!?ちよももがシャミ子の角をこんなかっちょいい形にしたのかよ!?すげーなおい!!」
シャミ子「………」
桃「……シャミ子?」
杏里「いや~…今日の授業も大変だったね~」
シャミ子「そうですね。この後はどこかへ遊びに行くのですか?」
杏里「うんっとねー……おっ、ちよももじゃん!!…おっすー!!」
桃「……うん」
シャミ子「桃…どうかしましたか?」
桃「シャミ子…最近どう?」
シャミ子「?……最近どうとは?」
桃「いや、私がシャミ子の角を削ってからの数日間、シャミ子の生活にどんな変化があったのかなーって思って」
杏里「マジかよ!?ちよももがシャミ子の角をこんなかっちょいい形にしたのかよ!?すげーなおい!!」
シャミ子「………」
桃「……シャミ子?」
35:2020/02/15(土) 14:01:48.282
シャミ子「……どうもこうもありません」
杏里「おや?……シャミ子の様子が……?」
シャミ子「きさまが角をこんな形にしやがったせいでこっちは毎日苦労してるんだぞこら~!!」
桃「そっか……大変だね」
シャミ子「なんでそんな他人事なんだ!?きさまの責任なんだぞ!!わかっているのか!?おい!!」
杏里「具体的な苦労エピソードとかあんの?」
シャミ子「まず髪を洗うときにうっかり指や腕をチックンして大惨事になっちゃったり……」
杏里「だからシャミ子の指はボロボロなんだね」
シャミ子「それとうっかり家の柱や壁に角が刺さって1時間くらい身動きが取れなくなったり……」
杏里「1時間とかwwwやべぇwww超ウケるwwwwwwwww」
シャミ子「あとはうっかり寝返りを打とうとして布団や枕がボロボロになっちゃったり……」
杏里「そもそも寝返り打てるの?…その頭で」
杏里「おや?……シャミ子の様子が……?」
シャミ子「きさまが角をこんな形にしやがったせいでこっちは毎日苦労してるんだぞこら~!!」
桃「そっか……大変だね」
シャミ子「なんでそんな他人事なんだ!?きさまの責任なんだぞ!!わかっているのか!?おい!!」
杏里「具体的な苦労エピソードとかあんの?」
シャミ子「まず髪を洗うときにうっかり指や腕をチックンして大惨事になっちゃったり……」
杏里「だからシャミ子の指はボロボロなんだね」
シャミ子「それとうっかり家の柱や壁に角が刺さって1時間くらい身動きが取れなくなったり……」
杏里「1時間とかwwwやべぇwww超ウケるwwwwwwwww」
シャミ子「あとはうっかり寝返りを打とうとして布団や枕がボロボロになっちゃったり……」
杏里「そもそも寝返り打てるの?…その頭で」
36:2020/02/15(土) 14:02:52.453
シャミ子「とにかく!!きさまが角をこんな形にしやがったせいでこっちは毎日苦労してるんだ!!」
桃「そっか……大変だね」
シャミ子「相ッッッ変わらずケンカを売るのが上手なようだなぁ~!?きさまぁ~!?」
桃「それじゃあ私は用事があるから帰るね」
杏里「ちよもも、用事って?」
桃「数日前に注文したかわいい猫ちゃんたちが大集合するDVDが今日の夕方に届くんだ。だから一刻も早くねこねこパラダイスを堪能したいわけ」
杏里「マジかよwwwメタ子がジェラってもしらんぞーwww」
桃「メタ子はそんなことじゃ嫉妬しないよ……じゃ」
シャミ子「まて!!!!きさまにはまだいいたいことが」
バヒュン
杏里「……マッハ超えたんじゃね?」
シャミ子「……おんんんんのれメシマズ脳筋魔法少女め!!!!彼奴の頭の中には謝罪する、弁償するといった概念が存在しないのか!?!?」
杏里「ちよももだから仕方ないよ」
桃「そっか……大変だね」
シャミ子「相ッッッ変わらずケンカを売るのが上手なようだなぁ~!?きさまぁ~!?」
桃「それじゃあ私は用事があるから帰るね」
杏里「ちよもも、用事って?」
桃「数日前に注文したかわいい猫ちゃんたちが大集合するDVDが今日の夕方に届くんだ。だから一刻も早くねこねこパラダイスを堪能したいわけ」
杏里「マジかよwwwメタ子がジェラってもしらんぞーwww」
桃「メタ子はそんなことじゃ嫉妬しないよ……じゃ」
シャミ子「まて!!!!きさまにはまだいいたいことが」
バヒュン
杏里「……マッハ超えたんじゃね?」
シャミ子「……おんんんんのれメシマズ脳筋魔法少女め!!!!彼奴の頭の中には謝罪する、弁償するといった概念が存在しないのか!?!?」
杏里「ちよももだから仕方ないよ」
37:2020/02/15(土) 14:04:06.875
シャミ子「……はぁー……はぁー……」
杏里「……ところで話は変わるけどさー」
シャミ子「……はい?」
杏里「シャミ子って、ピンチになったときに頼りにしている人の名前を呼ぶんだってね」
シャミ子「な!?///……きさまなぜそれを知っている!?」
杏里「ん?…いやミカンからちょっと聞いただけだよ」
シャミ子「……やはり彼奴も刺客だったか」
杏里「おか―さ―――ん…だとかごせんぞ―――…だとか言ってたんだってね」
シャミ子「……もういいじゃないですか///…そのことは……///」
杏里「え?…ちっともよくないよ?」
シャミ子「……え?」
杏里「……ところで話は変わるけどさー」
シャミ子「……はい?」
杏里「シャミ子って、ピンチになったときに頼りにしている人の名前を呼ぶんだってね」
シャミ子「な!?///……きさまなぜそれを知っている!?」
杏里「ん?…いやミカンからちょっと聞いただけだよ」
シャミ子「……やはり彼奴も刺客だったか」
杏里「おか―さ―――ん…だとかごせんぞ―――…だとか言ってたんだってね」
シャミ子「……もういいじゃないですか///…そのことは……///」
杏里「え?…ちっともよくないよ?」
シャミ子「……え?」
38:2020/02/15(土) 14:05:06.784
杏里「ねえ、シャミ子」
シャミ子「はい」
杏里「……なんで私の名前を呼んでくれなかったの?」
シャミ子「……はい?」
杏里「とぼけないでよ。シャミ子が小倉に襲われそうになった時にいろんな人の名前を叫んだわけでしょ?」
シャミ子「……はい」
杏里「なんでそのときに私の名前が出てこなかったの?」
シャミ子「いや……それは……」
杏里「……確かに私はちよももやミカンに比べれば力不足かもしれない」
シャミ子「……杏里ちゃん?」
杏里「でも小倉の一匹や二匹ぐらいなら私でも簡単にぶちのめせるよ!!」
シャミ子「杏里ちゃん!?」
シャミ子「はい」
杏里「……なんで私の名前を呼んでくれなかったの?」
シャミ子「……はい?」
杏里「とぼけないでよ。シャミ子が小倉に襲われそうになった時にいろんな人の名前を叫んだわけでしょ?」
シャミ子「……はい」
杏里「なんでそのときに私の名前が出てこなかったの?」
シャミ子「いや……それは……」
杏里「……確かに私はちよももやミカンに比べれば力不足かもしれない」
シャミ子「……杏里ちゃん?」
杏里「でも小倉の一匹や二匹ぐらいなら私でも簡単にぶちのめせるよ!!」
シャミ子「杏里ちゃん!?」
39:2020/02/15(土) 14:06:18
シャミ子「杏里ちゃん?どうかしましたか?…さっきから様子が変みたいですけど」
杏里「ふふふ…たしかに……私は今ちょっと変になってるかもしれない」
シャミ子「?」
杏里「シャミママやちよもも、ミカンならともかく……シャミ先にまで負けるなんて」
シャミ子「……杏里ちゃん?」
杏里「ねぇシャミ子、私の何がだめなの?…私のどこが頼りないっていうの?」
シャミ子「いや……だから……その……(杏里ちゃんが怖い!!)」ブルブル
杏里「ふふふ…たしかに……私は今ちょっと変になってるかもしれない」
シャミ子「?」
杏里「シャミママやちよもも、ミカンならともかく……シャミ先にまで負けるなんて」
シャミ子「……杏里ちゃん?」
杏里「ねぇシャミ子、私の何がだめなの?…私のどこが頼りないっていうの?」
シャミ子「いや……だから……その……(杏里ちゃんが怖い!!)」ブルブル
40:2020/02/15(土) 14:07:08.251
杏里「……ねえ、シャミ子」
シャミ子「……はい」
杏里「ミカンやちよもも…そしてシャミ先よりも…私の方が付き合い長いでしょ?」
シャミ子「うー…ん……どうでしたっ…け?」
杏里「……ねぇ…そうでしょ?」
シャミ子「あー…確かに……」
杏里「だからシャミ先なんかよりも私の方がずっと頼りになると思うよ!!少なくともフィジカル面に関しては!!」
シャミ子「分かりました!!分かりましたから!!」
杏里「……分かってくれた?」
シャミ子「はい、杏里ちゃんは私に頼られたいんですよね?」
杏里「……まさか私がシャミ子に抱いている想いがそれだけだなんて思ってないよね?」
シャミ子「え…違うんですか?」
シャミ子「……はい」
杏里「ミカンやちよもも…そしてシャミ先よりも…私の方が付き合い長いでしょ?」
シャミ子「うー…ん……どうでしたっ…け?」
杏里「……ねぇ…そうでしょ?」
シャミ子「あー…確かに……」
杏里「だからシャミ先なんかよりも私の方がずっと頼りになると思うよ!!少なくともフィジカル面に関しては!!」
シャミ子「分かりました!!分かりましたから!!」
杏里「……分かってくれた?」
シャミ子「はい、杏里ちゃんは私に頼られたいんですよね?」
杏里「……まさか私がシャミ子に抱いている想いがそれだけだなんて思ってないよね?」
シャミ子「え…違うんですか?」
41:2020/02/15(土) 14:08:27.455
杏里「……シャミ子……好きだよ」
シャミ子「……え?」
杏里「……本気だよ?」
シャミ子「え?……え?」
杏里「……学校の中でシャミ子のことを一番愛しているのはたぶん私だと思うよ?」
シャミ子「え?…え?……え!?」
杏里「………」
シャミ子「杏里ちゃん!?」
チュッ
杏里「//////」
シャミ子「!?!?!?!?!?!?!?!?」
杏里「……だから言ったでしょ?…本気だって」
シャミ子「んな!?……な!?…ナナなナナナnaナな///!?!?!?!?」
シャミ子「……え?」
杏里「……本気だよ?」
シャミ子「え?……え?」
杏里「……学校の中でシャミ子のことを一番愛しているのはたぶん私だと思うよ?」
シャミ子「え?…え?……え!?」
杏里「………」
シャミ子「杏里ちゃん!?」
チュッ
杏里「//////」
シャミ子「!?!?!?!?!?!?!?!?」
杏里「……だから言ったでしょ?…本気だって」
シャミ子「んな!?……な!?…ナナなナナナnaナな///!?!?!?!?」
43:2020/02/15(土) 14:09:54.581
杏里「……それじゃあ始めよっか」
シャミ子「始めるってなんですか!?これから何を始めるつもりなんですか!?」
杏里「……///」ポッ
シャミ子「両頬に手を添えて顔を赤らめるな!!」
杏里「♡♡♡」ヌギヌギ
シャミ子「きさまなぜ服を脱ぐ!?!?」
杏里「……それじゃあシャミ子の服も脱がしてあげるね♡」
シャミ子「お断りします!!」
杏里「……自分で脱ぐの?」
シャミ子「脱ぎません!!」
杏里「……じゃあやっぱり私が脱がすしかないじゃん」
シャミ子「問答無用ですか!?!?」
シャミ子「始めるってなんですか!?これから何を始めるつもりなんですか!?」
杏里「……///」ポッ
シャミ子「両頬に手を添えて顔を赤らめるな!!」
杏里「♡♡♡」ヌギヌギ
シャミ子「きさまなぜ服を脱ぐ!?!?」
杏里「……それじゃあシャミ子の服も脱がしてあげるね♡」
シャミ子「お断りします!!」
杏里「……自分で脱ぐの?」
シャミ子「脱ぎません!!」
杏里「……じゃあやっぱり私が脱がすしかないじゃん」
シャミ子「問答無用ですか!?!?」
44:2020/02/15(土) 14:11:05.782
シャミ子「……杏里ちゃん、それ以上近づかないでください」
杏里「え?…なんで?」
シャミ子「……私の間合いに入ったら」
杏里「………」
シャミ子「この角が……杏里ちゃんを傷つけることになりますよ!!」
杏里「!!!!」
シャミ子「……どうです!?」
杏里「………」
シャミ子「………」
杏里「……そっか……うれしい♡」
シャミ子「!?!?!?!?」
杏里「え?…なんで?」
シャミ子「……私の間合いに入ったら」
杏里「………」
シャミ子「この角が……杏里ちゃんを傷つけることになりますよ!!」
杏里「!!!!」
シャミ子「……どうです!?」
杏里「………」
シャミ子「………」
杏里「……そっか……うれしい♡」
シャミ子「!?!?!?!?」
45:2020/02/15(土) 14:12:17.514
杏里「シャミ子は優しいから私の身を案じてさっきのセリフを吐いたんでしょ?」
シャミ子「な!?…ち///……違います!!」
杏里「……そっか……でも……」
杏里「……シャミ子が私の身体に傷をつけてくれる方が……もっとうれしい♡」
シャミ子「!?!?!?!?!?!?!?!?」
杏里「いいよ…シャミ子…私の身体を…思う存分……痛めつけて♡」
シャミ子「…アワワワワワワワ」
シャミ子「な!?…ち///……違います!!」
杏里「……そっか……でも……」
杏里「……シャミ子が私の身体に傷をつけてくれる方が……もっとうれしい♡」
シャミ子「!?!?!?!?!?!?!?!?」
杏里「いいよ…シャミ子…私の身体を…思う存分……痛めつけて♡」
シャミ子「…アワワワワワワワ」
46:2020/02/15(土) 14:17:30.341
杏里「……それじゃあ…脱がしてあげるね♡」
シャミ子「……お」ウルウル
杏里「……お?」
シャミ子「おか――さ――――――――ん!!!!!!!!」
杏里「こんなところに来るわけないじゃん」
シャミ子「ごせんぞ――――――――!!!!!!!!」
杏里「シャミ先はゴミ拾いに行ったよー」
シャミ子「もんも――――――――!!!!!!!!」
杏里「ちよももはねこねこパラダイスってさっき言ってたじゃん」
シャミ子「ミカンさ――――――――ん!!!!!!!!」
杏里「ミカンは今日はすだちの特売日とかいって買い物に出かけたよ」
シャミ子「良――――――――!!!!!!!!」
杏里「良ちゃんがこんなところに来るわけないじゃん」
シャミ子「ダメもとで小倉さ――――――――ん!!!!!!!!」
杏里「小倉はさっきうちが〆といたよ」
シャミ子「だったらいっそ危機管理――――――――!!!!!!!!」
杏里「おぉ、ヒワイヒワイ」
頑張れおまわりさん!!現場に急行して愛娘にOOOOを加えようと企てているアバズレを現行犯でとっ捕まえるんだ!!
シャミ子「……お」ウルウル
杏里「……お?」
シャミ子「おか――さ――――――――ん!!!!!!!!」
杏里「こんなところに来るわけないじゃん」
シャミ子「ごせんぞ――――――――!!!!!!!!」
杏里「シャミ先はゴミ拾いに行ったよー」
シャミ子「もんも――――――――!!!!!!!!」
杏里「ちよももはねこねこパラダイスってさっき言ってたじゃん」
シャミ子「ミカンさ――――――――ん!!!!!!!!」
杏里「ミカンは今日はすだちの特売日とかいって買い物に出かけたよ」
シャミ子「良――――――――!!!!!!!!」
杏里「良ちゃんがこんなところに来るわけないじゃん」
シャミ子「ダメもとで小倉さ――――――――ん!!!!!!!!」
杏里「小倉はさっきうちが〆といたよ」
シャミ子「だったらいっそ危機管理――――――――!!!!!!!!」
杏里「おぉ、ヒワイヒワイ」
頑張れおまわりさん!!現場に急行して愛娘にOOOOを加えようと企てているアバズレを現行犯でとっ捕まえるんだ!!
47:2020/02/15(土) 14:20:56.140 ID:RXSuFpu3d.net
シャミ子が悪いんだよ~?
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります