1: 2012/05/06(日) 13:26:25.79 ID:rQDOt9hi0
自室

<スマイル!スマイル!スマイル!スマイル!プリキューア!

ナナリー「素敵な歌ですよね。聞いているだけで元気になれます」ルンルン

ルルーシュ「そうだな」

ナナリー「スマイル♪っていうよりはスマッイル♪って感じでしょうか、ふふ」

ルルーシュ「ナナリーは誰が好きなんだ?」

ナナリー「えーと、マーチさんです。声が凛々しいので」

ルルーシュ「そうか」

ナナリー「イェイ♪イェイ♪イェイ♪なんですよね?お兄様?」フリフリ

ルルーシュ(ナナリーは想像で踊っているだけに過ぎない……。かわいい。すごくかわいいが不憫だ)

7: 2012/05/06(日) 13:32:53.98 ID:rQDOt9hi0
<キュアデコルを使うクル

<レッツゴー!!バ ラ !

ナナリー「いいですね。キュアデコル。一体、どんなものなんでしょうか」

ルルーシュ「……」

ナナリー「レッツゴー、ナッナリー♪」

ルルーシュ「……っ」

ナナリー「お兄様?」

ルルーシュ「なんでもない」

ルルーシュ(危ない理性が飛びかけた。気をつけなければな)

<みんな!!なにしてるの!!

ナナリー「あ、マーチさんです」キャッキャッ

9: 2012/05/06(日) 13:37:25.19 ID:rQDOt9hi0
<みんな!!いくよ!!

<プリキュア!!スマイルチャージ!!!

ナナリー「スマイルチャージ!!」

ルルーシュ(ナナリーがこのときばかりは幼くみえるな)

ルルーシュ(いつもはもう少し落ちついているが……)

<勇気凛々!直球勝負!!キュアマーチ!!

ナナリー「キュアマーチっ!」ビシッ

ルルーシュ「……っ」

ルルーシュ(耐えろ……ここは耐えるんだ……。まだそのときではない……!!)

ナナリー「マーチさん、がんばってくださいね」

11: 2012/05/06(日) 13:41:53.71 ID:rQDOt9hi0
<プリキュア!!マーチ!!シュート!!!

ナナリー「シュート!!」

ルルーシュ「勝ったな」

ナナリー「はいっ!勝ちました!!今日もプリキュアの勝利です、お兄様っ」

ルルーシュ「それはよかったな」

<君とイェイ!イェイ!イェイ!イェイ!

ナナリー「あ。始まりましたね」

ナナリー「イェイ!イェイ!イェイ!」フリフリ

ルルーシュ「……」プルプル

ナナリー「いぇーい♪」

ルルーシュ「ナナリィィィィ!!!!!」ガバッ

ナナリー「え!?」

ルルーシュ「すきだ!!ナナリー!!!かわいい!!!愛してるぞ!!ナナリィィィ!!!!!」ギュゥゥ

ナナリー「あの……お兄様……くるしい……踊れませんから……は、なれて……」

ルルーシュ「あぁ……ナナリー……ナナリー……」スリスリ

12: 2012/05/06(日) 13:43:06.76
これはしょうがない

15: 2012/05/06(日) 13:48:31.47 ID:rQDOt9hi0
<自分を~♪世界さえも~変えてしまえそな~♪

ナナリー「あ、後番組が始まりましたね。今日のテレビ視聴は終わりにしましょう」ピッ

ルルーシュ「ハァ……」

ナナリー「あの……お兄様?どうかされましたか?」

ルルーシュ「また、ナナリーに……酷いことを……」

ナナリー「そ、そんな!私は気にしてませんから」

ルルーシュ「だけど、ナナリーは踊りたかったんだろ?」

ナナリー「ダンスはいつでも踊れますから。イェイ!イェイ!イェイ!」

ルルーシュ「……」

ナナリー「さ、お兄様も一緒に。いぇーい♪」

ルルーシュ(ナナリー……)

ナナリー「でも……叶うことなら……プリキュアを見てみたいです……」

ルルーシュ「……そうだろうな」

16: 2012/05/06(日) 13:53:30.90 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「ご、ごめんなさい、お兄様を困らせるようなことを……!」

ルルーシュ「いや、それは当然だと思うよ」

ナナリー「そ、そうですか?」

ルルーシュ「ナナリー?プリキュアを近くで感じてみたいか?」

ナナリー「え?そ、それは勿論……できることなら」

ルルーシュ「わかった。俺に任せておけ」

ナナリー「お兄様……?」

ルルーシュ(ナナリーのためだ。俺が……!!知略の限りを尽くしてプリキュアをこの場に!!!)

ルルーシュ(ナナリーの笑顔を取り戻すんだ!!!必ず!!)

ルルーシュ(そのためなら俺は歩いてみせる!!修羅の道でも!!)

ナナリー「……?」

23: 2012/05/06(日) 13:59:54.26 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ自室

ルルーシュ「プリキュアの出張か……」カタカタ

C.C.「何をしている?」

ルルーシュ「ピザでも食っていろ」

C.C.「プリキュア?ナナリーが毎週嬉々と見ている……いや、聴いている番組か」

ルルーシュ「そうだ」

C.C.「この家に呼ぶのか?」

ルルーシュ「難しいだろうな」

C.C.「何故だ?お前、金だけはたんまりあるのだろう?」

ルルーシュ「個人のためには呼べないようだ。何かのイベント、それも結構な規模でなければならない」

ルルーシュ「企業や地域宣伝のためだとか、テーマパークでのイベントだとかそういう類以外は受け付けられないとある」

C.C.「適当にナナリーの誕生日とかでいいんじゃないのか?」

ルルーシュ「無理だな。学園祭ならいけるだろうが」

C.C.「それでいこう。よし、呼べ」

ルルーシュ「学園祭は既に終わった。あと一年先だ、バカが」

27: 2012/05/06(日) 14:05:29.68 ID:rQDOt9hi0
C.C.「あの生徒会長なら年に5回ぐらいは学園祭を開催してくれるんじゃないのか?」

ルルーシュ「ただでさえ会長はこの学園を私物化していて、良く思われていないんだぞ?」

C.C.「なんだつまらないな」

ルルーシュ「お前、プリキュアに来て欲しいのか?」

C.C.「え?な、なにをい、いっている……そんな、バ、バカな話があるもんか……」オロオロ

ルルーシュ「まぁいい……。だが、困ったな。きぐるみショーは難しいか」

C.C.「そうだっ」

ルルーシュ「ギアスか?」

C.C.「こういうときのためのギアスだろ?」

ルルーシュ「いや、確かにナナリーのためだから使うのもやぶさかではないが……」

C.C.「よし、使おう」

ルルーシュ「いや。下手に使えばギアスの漏洩に繋がる。ここは慎重に事を運んだほうがいい」

C.C.「……つまらん」

29: 2012/05/06(日) 14:12:04.78 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「……やはり……ここは……」

C.C.「なんだ?ギアスでも使うか?」

ルルーシュ「人を集めるしかないな」

C.C.「なに?どうするんだ?」

ルルーシュ「プリキュアショーを自作する」

C.C.「ほう……言ってくれるな?大丈夫なのか?」

ルルーシュ「何が言いたい?」

C.C.「観客はあのナナリーだぞ?生半可なショーでは満足もしないし、身内でやっていることがすぐに露呈する」

C.C.「ナナリーからすればそんなプリキュアショーはただの八百長でしかない。そんなショーなど私は見たくないな」

ルルーシュ「八百長かどうかはわからないが、俺がそんな低クオリティな演劇をプロデュースとでも思っているか?」

C.C.「……なに?」

ルルーシュ「俺がやるからには世界を震撼させるほどのプリキュアショーにしてやる!!!ふはははははは!!!!!」

C.C.「おぉ……♪」

33: 2012/05/06(日) 14:17:23.83 ID:rQDOt9hi0
C.C.「それで?具体的にはどうするつもりなんだ?はやく言え、坊やっ」

ルルーシュ「人を集めるところからだな」

C.C.「つまり……プリキュアだな?」

ルルーシュ「その通り。舞台には演者が必要不可欠。黒子だけでは成立しないからな」

C.C.「ま、まぁ……ビューティーあたりなら……演じてやっても……か、構わないが……?」チラッチラッ

ルルーシュ「場所や日程はあとだな。まずは演者を確保する!!!」

C.C.「プリキュア、ビューティー、ブリザード」ババッ

ルルーシュ「少し出かけてくる。大人しくしていろ」

C.C.「あ、こら」

バタンッ

C.C.「……」

C.C.「……つまらん」

35: 2012/05/06(日) 14:20:28.96 ID:rQDOt9hi0
生徒会室

ルルーシュ「……」

ガチャ

ルルーシュ「来てくれたか」

シャーリー「ルル、どうしたの?急に呼び出して」

カレン「こっちも暇じゃないんだけど」

ルルーシュ「質問がある」

シャーリー「う、うん?」

ルルーシュ「プリキュアを見たことはあるか?」

カレン「は?」

シャーリー「ど、どういうこと?」

ルルーシュ「プリキュアショーをやりたいと思ってな」

36: 2012/05/06(日) 14:24:46.04 ID:rQDOt9hi0
シャーリー「そ、そうなんだ……。ナナちゃんのため?」

ルルーシュ「ああ」

カレン「そういうのは会長に言ったほうが早いんじゃない?」

ルルーシュ「それだけはマズい」

シャーリー「どうして?」

ルルーシュ「なんやかんやあって、結局は会長に主導権を握られてしまう」

ルルーシュ「そうなれば、俺の目指す理想のショーにはなり得ない!!!」

シャーリー「あ、そ、そうかもね」

ルルーシュ「だから、これはミレイ会長には極秘で行う」

シャーリー「そうなんだ」

ルルーシュ「で、二人はプリキュアの経験はあるのか?」

シャーリー「な、ないよ!!」

カレン「……」

ルルーシュ「そうか。見たことは?」

シャーリー「えっと……小さいときに初めのやつなら……ふたりはプリキュアだっけ?あれは見てたよ」

40: 2012/05/06(日) 14:29:33.71 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「そうか。なら、プリキュアがどんなものであるかは知っているわけだな?」

シャーリー「まあ、ね。女の子が素手で戦うやつでしょ?結構、見てて爽快だったかなぁ」

ルルーシュ「カレンは?」

カレン「そんな幼稚なもの見たことも聞いたこともないよ」

ルルーシュ「そうか」

カレン「そんなに安い女じゃないんだ!!甘く見るな!!!」

シャーリー「な、なに怒ってるの?」

カレン「あ……いや……なんでもない……」

ルルーシュ「まぁいい。で、ここまでの流れで察していると思うが……」

シャーリー「プリキュアになれっていうの?」

ルルーシュ「ああ」

シャーリー「えー?でもなー……」

ルルーシュ「ナナリーのためにも頼む」

カレン「何がプリキュアよ……馬鹿馬鹿しい」

ルルーシュ「カレン、そんなに嫌か?」

43: 2012/05/06(日) 14:35:55.88 ID:rQDOt9hi0
カレン「嫌って……いうか……」

ルルーシュ「じゃあ、仕方ないな。無理やり演じさせるわけにもいかない」

カレン「な……」

シャーリー「ルル、最近のプリキュアは知らないんだけど、どんな感じ?」

ルルーシュ「今のは俺も良く知らない。毎週見れているわけじゃないからな」

ルルーシュ「ただ、去年のはナナリーと良く見ていた」

シャーリー「えー?どんなの?」

ルルーシュ「えーと……爪弾くは荒ぶる調べ、キュアリズムだったかな」

シャーリー「へー、えっと……爪弾くは荒ぶる調べ!!キュアリズム!!!」ビシッ

シャーリー「こんな感じ?」

ルルーシュ「ああ、そんな―――」

カレン「ふざけるなっ!!!!」

シャーリー「え?」

カレン「爪弾くは荒ぶる調べ!!!キュア、メロディ!!!―――こうだから!!」バーン

ルルーシュ(ふっ……やはりか、カレン……。第一条件はクリアしたな、くくく……)

50: 2012/05/06(日) 14:42:58.53 ID:rQDOt9hi0
カレン「リズムは―――爪弾くはたおやかな調べ!!キュア、リズム!!」バーン

カレン「こう!」

シャーリー「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!!―――こう?」

カレン「そう!!」

ルルーシュ「詳しいな、カレン?」

カレン「あ……えと……たまたま……知ってただけ」

ルルーシュ「まあいい。で、二人ともやってくれるか?」

シャーリー「わ、私は別にいいけど……。観客はナナちゃんだけ、だよね?」

ルルーシュ「そうだ。脚本はまだ考えていないが、40分ほどのショーにしたいと思っている」

シャーリー「わ、わかった!私、やるよ!」

ルルーシュ「ありがとう、シャーリー」

カレン「あの……えっと……」モジモジ

ルルーシュ「(どうやら、プリキュアの経験があるらしいな?自室ではいつもどのプリキュアになりきっていたんだ、カレン?)」

カレン「(な……なんでそのことを知ってるのよ―――はっ?!)」

ルルーシュ「(可愛いなカレンは。今の声は録音させてもらった。あとは分かるな?フハハハハ)」

56: 2012/05/06(日) 14:49:57.06 ID:rQDOt9hi0
カレン「くそ……あんたって奴は……!!!」

ルルーシュ「では、今ここでブラックプリキュア団結成とする」

シャーリー「ブラックプリキュア団?」

ルルーシュ「俺たちはあくまでも偽者だ。それを周知させるためにはそういう分かりやすい組織名がいるだろ」

シャーリー「なるほど」

ルルーシュ「シャーリー、カレンはブラックプリキュア団のエースだ」

カレン「エ、エース!?」

シャーリー「ど、どうして!?」

ルルーシュ「形だけだ。気にするな」

カレン「エース……ここでも……まぁ……いいか」

ルルーシュ「ショーでやるのは現在放送中のプリキュアを軸にしようと思う。もし意見があるならいつでもいってくれ」

シャーリー「うん。団長」

ルルーシュ「団長?」

シャーリー「ブラックプリキュア団だから、ルルは団長でしょ?」

ルルーシュ「団長か……フハハハ!!なるほど!!悪くない!!!」

58: 2012/05/06(日) 14:56:28.87 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「では、詳細はおって伝える」

シャーリー「わかりました!」

カレン「……はい」

シャーリー「ねえ、カレン。折角だしプリキャアの勉強しよっか」

カレン「え?あ、そ、それはいいね」

シャーリー「まずはレンタルしなきゃだめかなー?」

カレン「まだレンタルできないから」

シャーリー「えー?そうなの?!じゃあ、どうしよう……」

カレン「う、うちに来る?趣味でテレビ番組の殆どを録画してるから、プリキュアもあ、あるけど……」

シャーリー「ほんとに?!いくいく!!」

ルルーシュ(さて……これで二人……プリキャアあと三人か……)

ルルーシュ(ニーナ……ミレイ会長……咲世子……)

ルルーシュ(ちっ……どいつも俺のイメージに合わないな……)

<では、続いてエリア11総督コーネリア皇女殿下の演説の模様をお送りいたします

ルルーシュ「コーネリア……?」

69: 2012/05/06(日) 15:10:43.00 ID:rQDOt9hi0
コーネリア『今日は記念すべき日に立ち会えたことを感謝する』

ルルーシュ(凛とした佇まい……そして姉としての器量もある……)

ルルーシュ「……姉上……協力してもらいますよ……くくく……」

コーネリア『―――ユーフェミア副総督も同席できたことも大変喜ばしい』

ルルーシュ「……!!」

ルルーシュ(ユーフェミア……そうか……お前も今、ここエリア11にいるんだったな)

ユフィ『みなさん!!今日はお日柄もよく!!演説日和ですね!!』

ルルーシュ(あのあどけなさ……そして誰からも慕われる容姿……)

ルルーシュ(コーネリアとユーフェミア……プリキュアをするために生まれてきたといっても過言ではない二人だ……)

ルルーシュ(だがどうする……。どうすれば奴らに近づける……)

ルルーシュ(今の俺は普通の学生だ……そう簡単には……)

ルルーシュ「アイツに頼んでみるか……」

72: 2012/05/06(日) 15:15:41.32 ID:rQDOt9hi0
スザク「ルルーシュ、どうしたんだい?」

ルルーシュ「悪いな、いきりなり呼びつけて。―――頼みたいことがある」

スザク「頼み?珍しいね。ナナリーのこと?」

ルルーシュ「ああ。―――プリキュアをやろうと思っている」

スザク「プリ……?なんだいそれ?」

ルルーシュ「幼児向けアニメのタイトルだ。内容はお前の知るところじゃないだろうがな」

スザク「それで?」

ルルーシュ「ナナリーはその作品が大好きなんだ。だから、あいつのためにショーをしたい」

スザク「すごい。いい考えだね。誰がやるんだ?」

ルルーシュ「カレン、シャーリー……」

スザク「うん」

ルルーシュ「コーネリア、ユーフェミア」

スザク「無理だよ」


73: 2012/05/06(日) 15:19:50.73 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「何故、言い切る?」

スザク「ユフィはともかくコーネリア総督は無理だ」

ルルーシュ「都合がつかないというのか?」

スザク「いいや。それ以前の問題だ」

ルルーシュ「ほう?不敬罪になるとでも?」

スザク「幼児向けの作品なんだろ?」

ルルーシュ「ああ」

スザク「コーネリア総督がそんな作品のキャラを演じたら、幼児が泣いちゃうよ」

スザク「あの人、すごく怖いからね」

ルルーシュ(しまった!!今の発言を録音しておけば!!ゆすれたのに!!)

スザク「他をあったほうがいい」

ルルーシュ「まて、スザク。俺の中ではその二人以外に考えられないんだ」

スザク「目を覚ますんだ、ルルーシュ。厚化粧で手に入れた容姿なんて価値はないと思う」

78: 2012/05/06(日) 15:26:18.28 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ(なんだ……一応、この会話を録音しておくか、勝手に地雷を踏んでくれそうだ)カチッ

ルルーシュ「だが……他に思い当たらない」

スザク「咲世子さんじゃだめなのか?」

ルルーシュ「俺の中でのプリキュアのイメージに合わない。ニーナとミレイ会長も同様だ」

スザク「そうか……」

ルルーシュ「だが、今の口ぶりだとユーフェミアには話を通してもらえるのか?」

スザク「言うだけなら」

ルルーシュ「助かる。あと、もう一人だけ欲しい。だれか心当たりがいれば紹介してくれ」

スザク「心当たりか……。僕の周りだと一人しかいないけど」

ルルーシュ「なんでもいい。とりあえず話だけでもしておいてくれ。都合がつくなら俺も会ってみたいからな」

スザク「うん。コーネリア総督よりはよっぽど若いし、マシだと思う」

ルルーシュ「……スザク、口には気をつけたほうがいいぞ?」

スザク「心得てるよ」

ルルーシュ「なら、いいんだ」

88: 2012/05/06(日) 15:32:27.68 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ(さてと……これで第二条件もほぼ満たしたな)

ルルーシュ(だが、キャストの手配を全てスザクに任せるわけにはいかない)

ルルーシュ(俺のほうでも候補をせめて一人ぐらいは……)

ピリリリ

ルルーシュ「―――どうした?」

千葉『ゼロ、あの扇が熱を出して倒れたのですが』

ルルーシュ「なにか問題でもあるのか?」

千葉『はい。今日はナイトメア等のチェックが……』

ルルーシュ「そうだったな……。ん?なるほど……千葉がいたか……」

千葉『なんでしょうか?』

ルルーシュ「……藤堂にかわれ」

千葉『はい』

藤堂『―――ゼロか、どうした?』

ルルーシュ「藤堂、千葉のプリキュアに興味はないか?」

藤堂『プリキュア……?』

91: 2012/05/06(日) 15:38:46.99 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「そうだ」

藤堂『……』

ルルーシュ(おっと……堅物の藤堂がプリキュアをしっているわけが―――)

藤堂『千葉に似合うプリキュアとなると、キュアミントぐらいじゃないか?』

ルルーシュ「?!」

千葉『藤堂さん!?なにを言い出すんですか!?』

藤堂『ゼロ、スマプリ勢の中には千葉に該当するプリキュアはいないし、スイプリにも……ハトプリもないか……』

ルルーシュ「お、おい……」

藤堂『キュアパインなら……まぁ……キュアブルームも妥協点か……ブラックは荷が重いだろう』

千葉『藤蔵さん!!藤堂さん!!』

ルルーシュ「ふふふ……ふははははははは!!!!!!!!」

藤堂『どうした?』

ルルーシュ「藤堂、今日は少しお前に相談したいことがある。時間はあるか?」

藤堂『ああ、構わないが』

ルルーシュ(これは嬉しい誤算だ!!俺の計画が大きく進む!!!)

99: 2012/05/06(日) 15:43:54.17 ID:rQDOt9hi0
黒の騎士団アジト 会議室

ゼロ「藤堂、相談事は他でもない。―――プリキュアのショーをやろうと思っている」

藤堂「なんだと?!」

ゼロ「勿論、私が直接するのではなく、とある学生に委託する形になるがな」

藤堂「それで」

ゼロ「キャストをどうするか、悩んでいる」

藤堂「候補は?」

ゼロ「顔写真はここに」

藤堂「……」

ゼロ「どうだ?」

藤堂「ゼロよ」

ゼロ「なんだ?」

藤堂「コーネリアを選出するとは……分かっているな。流石はゼロだ」

ゼロ「ふははは」

藤堂「コーネリアはそうだな……やはりビューティーがいいのではないだろうか?」

108: 2012/05/06(日) 15:49:58.03 ID:rQDOt9hi0
ゼロ「そう思うか?」

藤堂「だが……ゼロよ?」

ゼロ「ん?」

藤堂「この面子では少々役に偏りがでてしまう。それにスマプリで縛るのも問題だ」

ゼロ「どういう意味だ?」

藤堂「紅月カレンはキュアメロディがいいだろうし、このシャーリーという者はキュアリズムがいいと思う」

ゼロ「しかし、それではストーリーに矛盾が!!」

藤堂「ゼロよ。―――プリキュアオールスターズを知らんのか?」

ゼロ「なんだそれは?」

藤堂「時空を越え、歴代のプリキュア達が一堂に会する夢の祭典だ」

ゼロ「なんだと!?」

藤堂「どうせやるなら祭りにするべきだ」

ゼロ「藤堂……お前という奴は……ここでも奇跡を起こすか……!!」

藤堂「ふふふ」

115: 2012/05/06(日) 15:55:30.94 ID:rQDOt9hi0
総督府 ユーフェミアの部屋

ユフィ「え?プリキュア?」

スザク「はい。自分の友人が是非と」

ユフィ「たのしそう!!―――だけど……私はそういうイベントに容易に参加できる身ではないから」

スザク「そうですね……。ただお耳に入れておきたかっただけですので」

ユフィ「ねえ、スザク?」

スザク「はい」

ユフィ「……お姉様になんとか言ってみます」

スザク「でも……無理にとは……」

ユフィ「いいえ。その心意気、そして私を選んでくれた方のお気持ちは無碍にできませんから」

スザク「ユフィ……うれしいよ」

ユフィ「気にしないで」

スザク「では、自分はこれで失礼します」

ユフィ「ええ」

ユフィ「……」

118: 2012/05/06(日) 15:59:22.16 ID:rQDOt9hi0
コーネリアの部屋

ユフィ「おねえさま!!!」

コーネリア「なんだ?今は忙しいんだ、後にしてくれ」

ユフィ「プリキュアをやらないかって誘われたんですけど!!」

コーネリア「なんだと!?」ガタッ

ユフィ「どうしましょう……ショーとはいえ……私がプリキュアだなんて……」モジモジ

コーネリア「誰だ!?どんなプリキュアをするのだ!?」

ユフィ「それはまだ……」

コーネリア「……そ、それで、返事は?」

ユフィ「お姉様に許可を貰ってからにすると」

コーネリア「条件がある」

ユフィ「はい」

コーネリア「……わ、私も……まぜろ……と伝えろ。いいな?」

ユフィ「お姉様!!だーいすきです!!」

コーネリア「ユ、ユフィだけでは……プリキュアは辛い、だろうからな……」

122: 2012/05/06(日) 16:04:09.72 ID:rQDOt9hi0
ランスロット格納庫

セシル「プリキュア?」

スザク「はい」

ロイド「それ、あれでしょ?とっととおうちに帰りなさいっ!ってやつでしょ?」

スザク「自分はよく知らないのですけど」

セシル「わ、私はそういうのは……ちょっと……」

スザク「人数が集まらないみたいで困っているんです」

セシル「そ、そんなこと言われても……」

ロイド「いいじゃない。練習を見に行くとかそれぐらいならさ」

セシル「えー?」

ロイド「僕はみてみたいな~、セシルくんがけってーい♪とか言ってるところ」

セシル「な、なんですかそれ!?」

スザク「勿論、参加は自由なので」

セシル「じゃあ、あの……保留ってことで」

ロイド「おめでと~嫌がってはないから、キュアセシルくんがみれちゃうね~あは~」

129: 2012/05/06(日) 16:09:51.13 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ自室

C.C.「なあ、酷いと思わないか?」

V.V.『そんなことで電話してきたの?』

C.C.「だって……」

V.V.『でも、ルルーシュも面白いことをするんだね。プリキュアだなんて』

C.C.「私は初代から見続けているベテランなんだぞ?それを差し置いて素人たちなんかに……」

V.V.『確かにそこは考慮するべきかな?素人が演じるプリキュアほど痛々しいものはないから』

C.C.「だろ?はぁ……これだから頭でっかちの童O坊やは」

V.V.『そのショー、まだ何も決まっていないんでしょ?』

C.C.「ああ。みたいだな」

V.V.『ふふ……わかった』

C.C.「まて、お前なにを企んでいる?」

V.V.『何も。配役が決まったらまた教えてよ』

C.C.「あ、ああ」

V.V.『またね』

133: 2012/05/06(日) 16:17:10.49 ID:rQDOt9hi0
数日後

ルルーシュ(藤堂のおかげもあってストーリーの骨組みは出来つつある……)

ルルーシュ(だが……藤堂のアドバイス通り、リサーチは必要か)

藤堂『―――いいか、ゼロ?観客はそのナナリーという少女だけならば、彼女がどのプリキュアまで知っているか調べろ』

ルルーシュ(そうだ。ナナリーのよく知らないプリキュアが出てきても、目の見えないナナリーは混乱するだけ)

ルルーシュ「ナナリー?」

ナナリー「なんでしょうか?」

ルルーシュ「ナナリーはスマイルプリキュアのほかには、どのシリーズが好きなんだ?」

ナナリー「えっと……スマイルにスイート……あとは名前だけですね」

ルルーシュ「そうか。興味を持ち始めたのは……」

ナナリー「ハートキャッチからですから。そのハートキャッチも飛び飛びで視聴していただけですし」

ルルーシュ「フレッシュや5、スプラッシュスターは……」

ナナリー「見ようと思っていても……私は……」

ルルーシュ「ああ、悪い。そうか。わかった」

ルルーシュ(ナナリーはあくまでも新参者か……!!ならば……!!登場するプリキュアは絞るしかあるまい……!!)

143: 2012/05/06(日) 16:24:20.67 ID:rQDOt9hi0
黒の騎士団アジト 会議室

藤堂「そうか……」

ゼロ「どうする?オールスターズにするにしても……」

藤堂「……ならば、主役級だけでも」

ゼロ「なに?」

藤堂「細かい設定は無視してもいいだろう。だが旧シリーズにも日の目を」

ゼロ「拘りか」

藤堂「旧シリーズを風化させたくはない……ということだ」

ゼロ「では……登場するプリキュアはどうする?」

藤堂「ブラック、ホワイト、ドリーム、ピーチ、ブロッサム、メロディ、リズム、そして……スマプリ勢か」

ゼロ「多すぎる。役者はそんなにいない」

藤堂「しかし!!これでもかなり妥協している!!SSを泣く泣く削ったのだぞ……!!!」

ゼロ「もっと絞るしかない!!役者の殆どはプリキュアを知らないのだぞ!!」

藤堂「だが……!!!」

ゼロ「藤堂!!!無駄に手を広げもクオリティを落とすだけだ!!それが分からないお前ではないはずだ!!!」

149: 2012/05/06(日) 16:32:47.73 ID:rQDOt9hi0
藤堂「ぐぅぅ……!!!」

ゼロ「藤堂……」

藤堂「そうだな……。確かに欲を出してもいい物は作れないか……」

ゼロ「今現在、役者として確保しているのは、カレン、シャーリー、コーネリア、ユーフェミア、千葉のみ」

藤堂「そうか……それだけしか……」

ゼロ「多少の補充は可能だろうが、それでも多くて3人が限度だろうな」

藤堂「10人も出せないか……」

ゼロ「ああ。スマイル勢を全員出すなら、さらに他作品からの参戦は厳しいことになる」

藤堂「くそ……!!」ダンッ

ゼロ「藤堂……覚悟を決めろ。奇跡には代償も必要だ」

藤堂「ゼロ……脚本は俺が書こう」

ゼロ「なに……?」

藤堂「この通りだ……ゼロよ。人を……役者を……プリキュアをもう少しだけ……集めてくれぇ……」

ゼロ(藤堂が頭を下げるとは……こいつの情熱は本物か……)

ゼロ「わかった。なんとか数日のうちに役者を集めてみよう」

151: 2012/05/06(日) 16:37:59.37
藤堂さんテライケメン

152: 2012/05/06(日) 16:40:02.15 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ自室

ルルーシュ(とは言ったものの……プリキュアを演じることが出来る者など……)

C.C.「あー、そろそろホワイトサンダーでも打ってみようかなぁ」

ルルーシュ「……スザクに連絡をとってみるか」

C.C.「ホワイトサンダー!!!ばりばりー」

ルルーシュ「―――スザク、役者の件だが」

スザク『セシルさんが一応、考えてくれているみたいだけど、正式に参加するかどうかはまだ』

ルルーシュ「そうか……。なあ、別に知り合いでなくてもいい、誰かいないか?」

スザク『うーん……数回しか会ったことないけど……』

ルルーシュ「誰だ?」

スザク『騎士候のヴィレッタさんって言うんだけど』

ルルーシュ「この際、そいつでも構わん」

スザク『そんなに困窮しているか?』

ルルーシュ「ああ」

スザク『なら、ルルーシュ自身がプリキュアになるってどうだい?』

159: 2012/05/06(日) 16:45:23.75 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「な、なんだと?!」

スザク『僕もやりたいし』

ルルーシュ「まて……それは考えなかったわけではないが……!!」

スザク『僕とルルーシュならやれないことはない、だろ?』

ルルーシュ「……」

C.C.「プリキュアマーブルスクリュー!!どーん!!」

ルルーシュ「ふははははは!!!確かにそうだ!!!」

ルルーシュ「キングから動かなくては兵はついてこないな……」

スザク『ルルーシュ』

ルルーシュ「やってくれるか、スザク?」

スザク『ああ、勿論だよ』

ルルーシュ(よし!!手札は揃った!!!)

C.C.「プリキュアレインボーセラピー!!キラキラキラ……」

ルルーシュ「ふははははは!!!!やれる!!やれるぞ!!!」

C.C.「……」

166: 2012/05/06(日) 16:50:38.80 ID:rQDOt9hi0
翌日

ナナリー「お兄様、今日も帰りは遅くなるのですか?」

ルルーシュ「悪いなナナリー」

ナナリー「いえ……」

ルルーシュ(すまない、ナナリー。だが、これもお前のためなんだ……)

ナナリー「いってらっしゃい」

ルルーシュ「ああ、行って来る」

C.C.「おい。どこにいく?」

ルルーシュ「ショーのことだ。今日から本格的に動き出す。ブラックプリキュアプロジェクトがな」

C.C.「私もいく」

ルルーシュ「冗談はよせ。スザクもいるし、カレンもいる」

C.C.「でも……」

ルルーシュ「ナナリーのこと頼むぞ」

C.C.「おい!!こら!!!」

C.C.「……」

168: 2012/05/06(日) 16:56:30.68 ID:rQDOt9hi0
体育館

ルルーシュ「皆!!よく集まってくれた!!」

シャーリー「やっるよー!!ね?!カレン!!ばっちり勉強したし!!」

カレン「うん、がんばろう。シャーリー?」

コーネリア「うーん……。まぁ、私が参加するのだ。失敗はまずありえないがな」

ユフィ「がんばります!!ルルーシュ、スザク!!立派に演じきってみせますから!!」

千葉(コーネリアまでいる……これは……ちょっとまずいような……)

セシル(なんとなく来ちゃったけど……コーネリア皇女殿下もいらっしゃるし、堂々としていてもいいのかしら……?)

スザク「ルルーシュ、それで今日は何をするんだい?」

ルルーシュ「ああ。配役の発表―――」

カレン・コーネリア・ユフィ「「……!!!!」」ピクッ

ルルーシュ「と、いきたいところだったが、それはまだ先だ」

カレン・コーネリア・ユフィ「「……」」ハァ

ルルーシュ「まずはダンスの練習から始める」

千葉「ダンス……だと?どういう意味だ?」

173: 2012/05/06(日) 17:03:01.41 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「プリキュアは踊る!!!!」

千葉「な……?」

ルルーシュ「プリキュアの魅力の一つにエンディングでのダンスがある!!!」

ルルーシュ「本番ではダンスを行う予定はないが、ダンスが上手い者に重要なプリキュアを任せようと考えている」

コーネリア「なんだと!?」

ユフィ「お姉様!!」

コーネリア「ふふ……ルルーシュよ。それは好きな役を選べると解釈してもいいのか?」

ルルーシュ「そうだな。そう思ってくれてもかまいません、姉上」

カレン「な、なるほど……!!!」

千葉(なんか燃えてる)

セシル(よくわからない世界……)

スザク「なるほど。そういうことか」

シャーリー「よくわかんないけど、踊りが上手ければいいんだね」

ルルーシュ「その通り!!―――課題曲は!!!勿論!!!『イェイ!イェイ!イェイ!』だ!!!!」

カレン・コーネリア・ユフィ((もらった!!))

174: 2012/05/06(日) 17:03:52.89
ワロタwwwwwww

184: 2012/05/06(日) 17:11:08.58 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ自室

C.C.「聞いてくれV.V.!!ルルーシュが!!ルルーシュが!!」

V.V.『うるさいよ。C.C.。そんなに大声を出さなくても聞こえているから』

C.C.「だが……これはあんまりだと思うだろ!?あいつは……!!」

V.V.『なら、乗り込めばいいよ。C.C.?』

C.C.「のりこむ……?」

V.V.『もう参加せざるを得ない状況にしちゃえばいい』

C.C.「なるほど……確かに」

V.V.『C.C.。窓の外を見てみて』

C.C.「え?―――な!?ジークフリートか?!」

V.V.「C.C.。迎えに来たよ」ゴォォ

C.C.「お前……」

V.V.「プリキュアになるんでしょ?」

C.C.「ああ」

V.V.「さあ、こっちに飛び移るんだ。ルルーシュたちは体育館にいる」

191: 2012/05/06(日) 17:17:32.29 ID:rQDOt9hi0
体育館

<君とイェイ!イェイ!イェイ!イェイ!

カレン「……っ」フリフリ

<笑って泣いちゃう気持ちを吹き飛ばし~♪

コーネリア「……!!」フリフリ

<いつもイェイ!イェイ!イェイ!

ユフィ「……」フリフリ

千葉(なんでみんな真剣に……?)

セシル(意外と難しい……)フリフリ

<元気に明日へ走っていこう~♪

スザク(意外と簡単だな)フリフリ

ルルーシュ(くっ……ダンスとはこれほどまでに過酷だったのか……!!!)

<いつだってワックワク♪ドッキドキ

C.C.「―――ちょっとまってくれ!」ドォォォン

スザク「な、なんだ!?大型のナイトメアが突っ込んできた!?」

199: 2012/05/06(日) 17:22:49.99 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「C.C.!?」

C.C.「よっと。私も参加する」

ルルーシュ「お前……!!」

C.C.「お前が主催者か?」

ルルーシュ「え……?」

C.C.「どうなんだ?」

ルルーシュ(そういうことか……あくまでも外部からの参加者として振舞うのか)

シャーリー「ルル、その人は?」

ルルーシュ「あ、ああ。ちょっと外部にも募集をかけていたから」

C.C.「そういうことだ。よろしくたのむ。あと、もう一人いるぞ」

V.V.「初めまして」

ユフィ「えっと……?」

V.V.「V.V.でいいよ?ユーフェミア様?」

ユフィ「そ、そうですか」

ルルーシュ(ちぃ……きてしまったものは仕方ない……C.C.とこのV.V.も参加させるしかないか)

200: 2012/05/06(日) 17:28:01.47 ID:rQDOt9hi0
コーネリア「今は役をかけたダンステストの真っ最中だ」

C.C.「なるほど。わかった」

スザク(あの子……確かカプセルから出てきた……)

C.C.「何だ?実力は今から見せてやるよ」

スザク「あ、いや……そういうことじゃ……」

V.V.「こんなもの児戯にも等しいね」

カレン「なんだって!!プリキュアをバカにするの!?」

V.V.「するわけないじゃないか」

カレン「え……?」

V.V.「プリキュアこと世界の基軸になるべき存在なんだ。それを否定するなら潔く消滅したほうがいいかな?」

カレン「わ、わかってるわね……」

V.V.「君よりは」

C.C.「音楽を流せ」パチンッ

千葉「はいはい」カチッ

<君とイェイ!イェイ!イェイ!イェイ!

202: 2012/05/06(日) 17:32:14.58 ID:rQDOt9hi0
C.C.「ふっ!!」ババッ

V.V.「君とイェイ!イェイ!イェイ!イェイ!」フリフリ

ルルーシュ「な、に……!!」

コーネリア「……!!」

C.C.「いつもイェイ!イェイ!イェイ!」フリフリ

V.V.「元気に明日へ走っていこう~♪」フリフリ

ユフィ「動きのキレがまるで違う……」ガタガタ

セシル「わぁ……上手いですね」

シャーリー「うん。とっても上手」

スザク「すごいすごい、素人目でみても完成された動きなのはわかるよ」

カレン「ま、まけた……」ガクッ

千葉「そうなんだ……」

C.C.「いつだってワックワク♪ドッキドキ♪プリキュア♪」フリフリ

V.V.「スマイルッ♪プリキュア♪」

ルルーシュ(すごすぎる……!!なんだこいつらは……!!!)

204: 2012/05/06(日) 17:39:45.83 ID:rQDOt9hi0
C.C.「はぁ……はぁ……ど、どうかな……はぁ……坊や……」

V.V.「はぁ……ぼ、ぼく……たち……はぁ……必要な……存在……で、しょ……?はぁ……はぁ……」

ルルーシュ「認めるしかないな……。異論がある奴は前にでろ!!!」

コーネリア「ある……わけがない……このような完璧な踊りを見せられては……!!」

ユフィ「お二人に……お好きなプリキュアを選んでもらいましょう」

カレン「仕方ないか……」

ルルーシュ「だそうだ」

C.C.「はぁ……はぁ……そ、そうか……ふふ……」

V.V.「う、ん……ぜぇ……はぁ……それは……よかった……かな……ぜぇ……ぜぇ……」

ルルーシュ(C.C.は俺のイメージに合っていないと思っていたが、どうやら俺の目は節穴だったようだな)

セシル「これで9人のプリキュアが揃ったことになりますね」

スザク「結構な大人数になりましたね」

シャーリー「劇、大変じゃないかな?」

ルルーシュ(九人か……ふふ……それぐらいいれば……藤堂も喜ぶな……)

ルルーシュ「よし!!!続けてダンスレッスンを行う!!好きなプリキュアがいるなら実力でもぎ取れ!!!」

206: 2012/05/06(日) 17:45:03.79 ID:rQDOt9hi0
黒の騎士団アジト 会議室

藤堂「9人か……」

ゼロ「未だ、セシルが決めかねているようだからな」

藤堂「十分だ。それならばスマプリ勢に加えて、ブラック、ホワイト、メロディ、リズムが出せる」

ゼロ「随分と絞ったな」

藤堂「致し方あるまい」

ゼロ「そうか」

藤堂「これが脚本だ」

ゼロ「もうプロットができたのか?」

藤堂「ああ。大まかな部分だけだがな」

ゼロ「……」ペラッ

藤堂「場所は確保したのか?」

ゼロ「それはこれからだ」

藤堂「そうか」

ゼロ(よし順調だ……これなら……上手く行く……必ず……フハハハハハ!!!!)

209: 2012/05/06(日) 17:49:26.01 ID:rQDOt9hi0
自室

ナナリー「お兄様」

ルルーシュ「ただいま、なにか変わったことはなかったか?」

ナナリー「はい、大丈夫です」

ルルーシュ「そうか」ナデナデ

ナナリー「もう、なんですか?頭なんて撫でて……」

ルルーシュ「ナナリーの頭が撫でたくなったんだよ」

ナナリー「ふふ……変なお兄様」

ルルーシュ(待っていろナナリー……お前の笑顔は守ってみせるからな……)

ピリリリ……

ルルーシュ「電話か。―――はい?」

シャルル『―――ルルーシュよ。久しいなぁ?』

ルルーシュ「な……!!!」

ナナリー「お兄様?」

ルルーシュ「シャ、ルル……なのか……?」

215: 2012/05/06(日) 17:55:16.83 ID:rQDOt9hi0
シャルル『そうだ。我が息子、ルルーシュよ』

ルルーシュ「な、なんのようだ……?」

シャルル『お前の企てていることについて……すこぉし、ばかり気になってなぁ……』

ルルーシュ「な、んだと……?」

ルルーシュ(まさか……もう俺がゼロであることが……知られて―――)

シャルル『プゥリキュィア』

ルルーシュ「……なに?」

シャルル『だから……プゥリキュアァのショォォをするそうだな、ルルーシュよ』

ルルーシュ「貴様……!!それをどこで……!!!」

シャルル『そんなことは……どうでもよぉい。問題は……そのショォォがいつ!!どこでぇ!!!!やるのか、だ』

ルルーシュ「……なにを考えている?」

シャルル『おまえも……演じるそうだな、プリキュアとやらをぉ」

ルルーシュ「ああ……そうだ」

シャルル『みたい!!!みたいぞぉぉぉ!!!その!!勇姿!!!息子の晴れ姿ぁぁぁぁ!!!!!』

ナナリー「お兄様……どなたからなのですか?」

226: 2012/05/06(日) 18:03:32.87 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「黙れ!!貴様に見せるために俺は道化を演じるわけではない!!」

シャルル『その演劇の場所はあるの、か?』

ルルーシュ「それがなんだ?」

シャルル『お前がワシを招待するというのなら!!とっておきの場所を用意してやっても……よい』

ルルーシュ「……どこだ?」

シャルル『ぬぁっはっはっは……街……全てだ』

ルルーシュ「は?」

シャルル『お前たちの劇場はぁ!!!街全てだぁ!!!道路!!総督府!!!アッシュフィード学園!!どこでもワシが舞台にしてやる!!!』

ルルーシュ「そ、そんなことが許されるとでも思っているのか!?」

シャルル『許されぇぇぇる!!ワシは皇帝シャルル・ジ・ブリタァァニア!!!ワシに出来ないことはなぁぁい!!!』

ルルーシュ「おまえ……」

シャルル『高速道路の真ん中でやるか?!それとも富士で舞うか!?それともぉぉ……』

ルルーシュ「貴様……」

シャルル『悪い話ではあるまい?迷うな!!ルルッーシュよ!!!答えは見えているはずだ!!!』

ルルーシュ「シャルル……おのれ……!!」ギリッ

234: 2012/05/06(日) 18:08:44.91 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「……」ピッ

ナナリー「あの……今のはもしかして……」

ルルーシュ「シャルルだ」

ナナリー「やっぱり……どうして……?」

ルルーシュ「大丈夫……ナナリーには―――」

ナナリー「関係あります!!」

ルルーシュ「ナナリー……」

ナナリー「お兄様……確かに私には戦う力はありません。守られることしかできません」

ナナリー「それでも……お兄様の苦痛を……苦悩を……共有することはできます」

ルルーシュ「ナナリー……そうだな……ありがとう」

ナナリー「お兄様……一体……何が始まろうとしているのですか?」

ルルーシュ「プリキュアだ」

ナナリー「プリキュア?」

ルルーシュ「ああ……ここにプリキュアが攻めてくる」

ナナリー「な……?!」

236: 2012/05/06(日) 18:15:06.14 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「それはどういうことですか!?まさか……エリア11はプリキュアを敵にしたのですか?!」

ルルーシュ「ああ……そうだ」

ナナリー「そんな……そんなことって……!!」

ルルーシュ「どうやらブリタニアはプリキュアたちは怒らせたようなんだ」

ナナリー「なんてこと……!!そんなプリキュアが敵になるなんて……!!」

ナナリー「まさか!!お父様がネガトーンにされてしまったとか!?それともエリア11がバッドエナジーの餌食になったのですか!?」

ルルーシュ「ナナリー……よく聞いてくれ」

ナナリー「は、はい……」

ルルーシュ「闇の住人『ザケンナー』にブリタニアは支配された」

ナナリー「ザケンナー……?」

ルルーシュ「ああ、奴らは恐ろしいまでの軍事力を有し、ナイトメアでは歯が立たなかった」

ナナリー「では……ここにプリキュアが来るのは……」

ルルーシュ「支配されたこの街を……エリア11を解放するためだ」

ナナリー「ここが……戦場になってしまうのですね?」

ルルーシュ「ああ……甚大な被害がでるだろうな」

250: 2012/05/06(日) 18:38:33.95 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「それはいつごろになるのですか?」

ルルーシュ「一ヵ月後らしい。シャルルは俺たちにそれを伝えたかったようだ」

ナナリー「一ヶ月……そんな……」

ルルーシュ「大丈夫だ……ナナリー。ナナリーは俺が守るから……」

ナナリー「お兄様……プリキュアは私たちの味方なんですよね……?」

ルルーシュ「ああ……だけど、俺たちがザケンナーに心を奪われたら……」

ナナリー「いやぁ!!そんなの考えただけでも恐ろしいのに……!!」

ルルーシュ「安心しろ、ナナリー。俺がいるし、スザクにも護衛をお願いする」

ナナリー「お兄様……」

ルルーシュ「プリキュアを信じろ、ナナリー」

ナナリー「わかりました……信じます」

ルルーシュ「よし」

ルルーシュ(これで前提条件は全てクリア)

ルルーシュ(俺はもう立ち止まることはできない……!!)

ルルーシュ(ナナリーのために世界を壊し、創造してみせる!!!)

252: 2012/05/06(日) 18:42:40.20 ID:rQDOt9hi0
数日後 生徒会室

リヴァル「会長、見てくださいよこのニュース」

ミレイ「知ってる。なんかどんどん道路が封鎖されていってるわね」

ナナリー「それって……」

ルルーシュ「ナナリー。不安を煽るようなことだけは言うな」

ナナリー「は、はい……」

シャーリー「怖いですよねー、まるで戦争が起こりそうな雰囲気ですよ」

カレン「確かに。でも、軍からはなんの通達もないんでしょ?」

リヴァル「そこんとこどうなんだ、スザク?」

スザク「僕は一兵士だからね。教えられることはないもないよ」

ナナリー「スザクさんも……ご存知なのですか?」

スザク「軍事機密だ」

ナナリー「そう……ですか……」

ミレイ「ほんと……どうなってるのかしら……?」

ルルーシュ「戦争か……」

253: 2012/05/06(日) 18:46:38.86 ID:rQDOt9hi0
道路

ジェレミア「いいか!!ここは今日から封鎖された!!出ることも入ることも禁じる!!!」

玉城「なんだとぉ!!どういうことだ!!こらぁ!!」

扇「玉城、落ち着くんだ」

玉城「でもよぉ!!!」

ヴィレッタ「命令に従えないのなら、この場で銃殺してもいいんだぞ?」

玉城「マジかよ……」

扇「何が始まろうとしているんだ……」

ジェレミア「……何が始まろうとしているのだ?」

ヴィレッタ「わかりません」

ジェレミア「……」

ヴィレッタ「……」

玉城「通せ!!このブリキやろう!!!」

ヴィレッタ「黙れ!!撃つぞ!!」バァン!!

玉城「言うと同時に撃つんじゃねえよ!!!」

259: 2012/05/06(日) 18:50:54.24 ID:rQDOt9hi0
富士 キョウトアジト

神楽耶「まさか……トウキョウが全面封鎖ですと!?」

桐原「うむ……」

神楽耶「黒の騎士団はどうなっているのです?」

桐原「連絡網も完全に遮断されている」

神楽耶「そんな……」

桐原「一体、日本で何が始まろうとしているのか……」

神楽耶「ゼロ様……」

神楽耶「―――でましょう!!」

桐原「なに?」

神楽耶「ここで動かずしていつ動くか!!!」

260: 2012/05/06(日) 18:53:31.85 ID:rQDOt9hi0
中華連邦 朱禁城

天子「エリア11に不穏な動き……?」

星刻「はい」

天子「一体、何が始めるの?」

星刻「そこまでは」

天子「そう……」

星刻「大丈夫です、天子様が心配されるようなことはなに一つありません」

天子「うん。星刻を信じていれば……怖くないから」

星刻「天子様……」

天子「星刻……」

星刻(だが、対岸の火事とはいえ無視できる規模のものではないか……)

262: 2012/05/06(日) 18:57:13.38 ID:rQDOt9hi0
ブリタニア軍基地 格納庫

ジノ「アールストレイム卿、私たちには待機命令が出た」

アーニャ「そう」

ジノ「しかし、この騒ぎは尋常じゃないな」

アーニャ「きっと何が来る」

ジノ「敵はどこだ。中華連邦じゃなさそうだし」

アーニャ「未知の……敵」

ジノ「まさか、宇宙人じゃあるまいし」

アーニャ「見に行く?」

ジノ「なに?」

アーニャ「記録したい」

ジノ「……そうだな。いつでも動ける場所にいるか」

アーニャ「うん」

265: 2012/05/06(日) 19:01:41.48 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ自室

ナナリー「今日も休校なのですね」

ルルーシュ「ああ。そろそろ戦闘が本格化し始めている」

ナナリー「お兄様……」

ピリリ……

ルルーシュ「―――俺だ」

藤堂『ゼロ。全ては整った。あとは幕を上げるだけだ』

ルルーシュ「藤堂……これまでの忠義、感謝する」

藤堂『よせ。礼などいらん。奇跡の責任を取ったにすぎない』

ルルーシュ「本当に……ありがとう」

千葉『藤堂さん!!これ本当に着なきゃだめですか!?』

藤堂『当たり前だ!!!この一ヶ月、何をしてきた!!千葉ぁぁ!!!』

千葉『ひぃーん……』

ルルーシュ(決戦は明日だ……)

ルルーシュ(守る……ナナリーの笑顔を……!!全てを敵に回しても!!!)

270: 2012/05/06(日) 19:06:36.06 ID:rQDOt9hi0
翌日

<番組の途中ですが臨時ニュースをお伝えします

ナナリー「なんでしょうか……?」

ルルーシュ「……」

シャルル『名誉あるブリタニア国民、そしてぇ!!!イレヴンの民よぉ!!!!」

ナナリー「お父様……」

ルルーシュ「まさか……!!」

シャルル『この国はぁぁぁぁ!!!!しはぁぁいされましたぁぁぁ!!!!!』

ナナリー「え……!!」

ルルーシュ「ついに……堕ちたか……!!」

シャルル『ザァァァケンナァァァ!!!!!!!』

ナナリー「お兄様!!!お兄様ぁぁぁ!!!!」

ルルーシュ「落ち着け、ナナリー。逃げるぞ」

ナナリー「は、はい!!」

ルルーシュ「大丈夫……俺がいる。そして……プリキュアも来てくれる……」

275: 2012/05/06(日) 19:11:31.35 ID:rQDOt9hi0
学園 正門

ルルーシュ「とりあえず、ここを離れるか」

ナナリー「は、はい」

シュナイゼル「……見つけたよ。ルルーシュ、ナナリー?」

ルルーシュ「お前は……!!」

ナナリー「え……シュナイゼル兄様……!!」

ルルーシュ「なんの用だ!!今、このエリア11は!!」

シュナイゼル「知っているよ……。だからじゃないか」

ルルーシュ「ま、まさか……!!」

ナナリー「そんな……嘘ですよね……?」

シュナイゼル「ふふ……。いけ、ザケンナー」

ジェレミア「ザァァァケンナァァァ!!!!!!!」

ルルーシュ「やめろ!!!ナナリーには手をだすな!!!」

ナナリー「お兄様!!やめてください!!私を置いて逃げてください!!」

ルルーシュ「そんなことできるものか!!!」

289: 2012/05/06(日) 19:17:42.97 ID:rQDOt9hi0
ジェレミア「ザァァァケンナ!!!」ドゴォ

ルルーシュ「がはっ?!」

ナナリー「お兄様ぁ!!お兄様!!!どうしたのですか!?お兄様!!!」

シュナイゼル「さぁ……ナナリー?君の光の力『プリズムエナジー』を渡してもらおうか?」

ナナリー「プ、プリズムエナジー……?」

シュナイゼル「そうだよ?君は今までシャルル皇帝に捨てられてたからここで住んでいると思っているようだけど、違うんだ」

ナナリー「ど、どういうことですか……?」

シュナイゼル「ナナリー?君はね、光の国の皇女なんだよ」

ナナリー「え……」

シュナイゼル「そしてルルーシュはそんな君を守る為に仕える伝説の戦士」

シュナイゼル「プリズムエナジーは闇の世界を浄化してしまう恐ろしい力だ。だから……それを……奪う」

ナナリー「ひっ……お、お兄様!!助けてください!!お兄様!!!」

シュナイゼル「ナナリー、観念するんだ」

ナナリー「いやぁぁ!!!」

『―――そこまでだ!!!』

296: 2012/05/06(日) 19:23:20.50 ID:rQDOt9hi0
ジェレミア「ザケ?」

ナナリー「え……?」

シュナイゼル「まさか……」

千葉「キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー!!」

シュナイゼル「しまった……もう……」

千葉「とう!!」シュタ

ナナリー「あ、あなたは……?」

千葉「皇女様。助けにあがりました。私はキュアハッピーです!!」

ジェレミア「ほう……?」

ナナリー「ほかのプリキュアは?」

千葉「すぐに来ます。―――さぁ!!悪の化身ザケンナー!!みんなの笑顔を奪うことは、この私が許さない!!」

ジェレミア「ザケンナー!!!!」ドゴォ

千葉「くっ……!!はぁ!!!」バキィ

ナナリー「キュアハッピー!!がんばって!!マーチさんがくるまで!!」

千葉(死にたい……)ウルウル

305: 2012/05/06(日) 19:28:13.08 ID:rQDOt9hi0
ジェレミア「ザァァァケンナァァァ!!!」ドゴォ!!!

千葉「あぅ?!」

ナナリー「キュアハッピー!!」

シュナイゼル「ふふ……やはり一人では何もできない弱いプリキュアのようだ」

千葉「く……そ……!!」

ナナリー「キュアハッピー負けないで!!」

千葉「は……い……!!」

『キュアハッピー!!もう大丈夫!!』

ナナリー「あ……」

シュナイゼル「くっ……」

カレン「太陽サンサン、熱血パワー!!キュアサァニェー!!」

ユフィ「ぴかぴかぴかりん、じゃん、けん、ぽん!キュアピース!!」

スザク「勇気凛々、直球勝負!キュアマーチ!!」

コーネリア「深々と降り積もる清き心。キュアビューティ!」

ナナリー「みんなが来てくれた……!!」

317: 2012/05/06(日) 19:34:32.58 ID:rQDOt9hi0
千葉「みんな!!」

カレン「みんな!!力を合わせれば勝てる!!」

ユフィ「はいっ!!」

ナナリー「あの……ぴかりんじゃんけんは何を出したのですか?私はパーだったのですけど……」

ユフィ「もちろん!チョキです!」

ナナリー「……」

コーネリア「(ユフィ!!負けろ!!)」

ユフィ「(あ、ごめんなさい……つい……)」

スザク「ちなみに僕はグーだよ、ナナリー?」

ナナリー「え?スザクさん?」

スザク「ううん。キュアマーチだっ!!!」

コーネリア「よし!!皇女様をお守りしろ!!」

シュナイゼル「ふ……所詮は烏合の衆だね。ザケンナー、いけ」

ジェレミア「ザァァァケンナァァァ!!!!!」

千葉「散れ!!!プリキュア戦術!!旋回活殺自在陣!!!!」ダダダッ

330: 2012/05/06(日) 19:40:45.25 ID:rQDOt9hi0
カレン「であぁ!!!」

ユフィ「ピースパーンチ!!」

コーネリア「ビューティーソォォド!!」

スザク「マーチキックだ!!」

ジェレミア「ぎゃぁ?!」

千葉「みんな、とどめは私が!!―――プリキュア!!ハッピィィ!!シャワァァァァ!!!」

ジェレミア「おーる!!ハイル!!ざぁぁぁけんなぁぁぁ!!!!!」

ドォォォォン!!!!

ナナリー「やったのですね!みなさん!!」

ユフィ「はいっ!」

シュナイゼル「やるじゃないか……では……私が直接お相手しようかな?」

千葉「みんな!!皇女様の盾となれ!!!」

カレン「うん!!」

シュナイゼル「では……いくよ……!!―――ダークフレアァ!!!」

ナナリー「え―――?」

335: 2012/05/06(日) 19:45:20.81 ID:rQDOt9hi0
ドォォォォン!!!!

ナナリー「きゃぁ!!」

シュナイゼル「はははは……他愛もないね、これが伝説の戦士のか」

ナナリー「みなさん!!どうしたのですか!!」

千葉「ぐぅぅ……」

カレン「つ、つよい……」

ユフィ「こ、これが……闇の力……」

シュナイゼル「ふふ……所詮は光。闇には勝てないよ」

スザク「まて!!皇女様に手を出すな!!」

ナナリー「ひっ……」

シュナイゼル「さあ、プリズムエナジーを……」

ナナリー「い、いやです!!渡しません!!」

コーネリア「皇女様……」

シュナイゼル「なら……無理やりに―――」

『まて!!闇の住人め!!』

339: 2012/05/06(日) 19:49:58.14 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「え……?」

シュナイゼル「バカな……まだプリキュアが……?」

ルルーシュ「爪弾くは荒ぶる調べ!!キュアメロディ!!」

シャーリー「爪弾くはたおやかな調べ!!キュアリズムっ!!」

ナナリー「ま、まさか……貴方たちまで……!!」

シュナイゼル「くっ……そんなバカな……」

ルルーシュ「皇女に近づくものは……」

シャーリー「絶対に許さない!!」

シュナイゼル「いいだろう……まずは君たちからだ」

ルルーシュ「リズム!!」

シャーリー「うん!!メロディ!!」

シュナイゼル「なに!?」

ルルーシュ・シャーリー「「プリキュア!!!パッショナート!!!ハーモニィィィィィ!!!!!」」

シュナイゼル「そんな……こんなことで―――」

ドォォォォン!!!!

346: 2012/05/06(日) 19:56:15.99 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「メロディとリズムなのですね!!」

ルルーシュ「ナナリー……今まで黙っていてすまない」

ナナリー「え……お兄様……なのですか?」

ルルーシュ「今はキュアメロディだ」

ナナリー「お兄様はずっと……私を……」

ルルーシュ「悪い……俺は……ずっとお前を……」

ナナリー「そんなのいいです!!お兄様!!!」

ルルーシュ「ありがとう……」

シャーリー「よかったね。これで一件落着」

千葉「はぁ……ウルトラハッピーだね」

カレン「一時はどうなることかと思ったけどね」

ユフィ「よかったぁ。あー、こわかった」

スザク「ホントに。でも、皇女様が無事でよかった」

コーネリア「本当に―――」

『まだぁだ!!!まだ終わってはおらんぞぉぉぉぉ!!!!ぷぅりきゅあぁぁ!!!!!』

355: 2012/05/06(日) 20:01:43.70 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「え?!」

ルルーシュ「まさか……!!」

シャルル「オール・ハイル・ザァァァケンナァァァ!!!!!!」ズゥゥゥン

ナナリー「お父様!?」

シャルル「違うなぁ!!間違っているぞぉ!!ナァナリィィィ!!!」

シャルル「ワシはぁ!!闇の皇帝!!!シャルル・ザ・ケンナァァ!!!!であぁぁぁる!!!」

シャーリー「ま、まさか皇帝自ら……出てくるなんて……」

千葉「みんな!!態勢を立て直せ!!」

スザク「皇帝……!!皇女は渡さないぞ!!」

シャルル「だぁぁぁれぇぇい!!!!矮小な俗物どもがぁぁあぁ!!!」

コーネリア「な、なんてプレッシャー……!!」

ユフィ「こ、こわい……」

ナナリー「お父様!!目を覚ましてください!!あなたは悪い心に魅せられているだけなのです!!」

シャルル「悪い心?!ぬぁっはっはっはっは!!!おおいにけっこう!!!!ワシはわぁぁるい!!!!」

カレン「完全に闇に堕ちたようね……」

363: 2012/05/06(日) 20:07:43.39 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「シャルル!!お前の野望……この世界を闇に染めるなんて、絶対に許せない!!」

シャーリー「ここで止めてみせる!!!」

シャルル「くるか!?愚かどもめぇぇ!!!!」

ルルーシュ「リズム!!」

シャーリー「うん!!」

ルルーシュ・シャーリー「「プリキュア!!パッショナートォォォ……ハーモニィィィィ!!!!!」」

ドォォォン!!!!

ルルーシュ「どうだ!!」

シャルル「ぬるい!ぬるい!ぬるぅぅぅいわ!!!!キュアメロディィィィ!!!!」

シャーリー「そんな!?」

シャルル「くらえ!!!ザケンナァァァァバスタァァァ!!!!!」

ドォォォォン!!!!

ナナリー「メロディ!!リズム!!!」

シャルル「ぬぁっはっはっはっは!!!なんたるおろかしさぁぁぁ!!!!プゥリキュアァァ!!!」

ナナリー「……っ」

371: 2012/05/06(日) 20:12:22.18 ID:rQDOt9hi0
千葉「みんな!!!」

カレン「ここはあたしから!!」

シャルル「ぬぅ?!」

カレン「プリキュア!!サニー!!!ファイヤァ!!!!」

ユフィ「プリキュア!!!ひゃぁ!?―――ピース!!サンダー!!!」

スザク「これで決めよう!!プリキュア!!マーチ!!シュート!!!」

コーネリア「プリキュア!!ビューティー!!ブリザァァド!!!」

千葉「プリキュア!!!ハッピィィ!!!シャワァァァ!!!!

シャルル「やる―――」

ドォォォォン!!!!

カレン「はぁ……はぁ……今度こそ……」

ユフィ「はぁ……たおし……」

シャルル「―――ぬぁっはっはっはっは!!!それがぁ!!!それがぁぁ!!!!全力かぁぁぁ!!!!!」

スザク「バカな……」

コーネリア「くっ……化け物……め……」バタッ

378: 2012/05/06(日) 20:17:10.63 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「みんな!!!」

シャルル「自滅とはぁ!!なんとも無様なことよぉ!!!」

千葉「やめ……ろ……皇女様に……手は……」

シャルル「ふん」グイッ

千葉「うっ……!!!」

シャルル「まずは……貴様から闇に取り込んでやろう……」

千葉「くそ……」

ナナリー「や、やめてください!!」

千葉「え……?」

シャルル「……ほう?」

ナナリー「プリズム……エナジーは……差し上げますから……プリキュアのみなさんには……手を……出さないで……」

シャルル「いい心がけだ。光の姫よ」

千葉「そ、そんな……」

ナナリー「ごめんなさい……本当に……」

シャルル「泣くことはなぁい!!貴様は最善の選択をしたまでよぉ!!ぬぁっはっはっはっはっは!!!」

383: 2012/05/06(日) 20:23:22.68 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「……っ」

シャルル「これで我ら闇の世界の住人はぁ!!光の国を手に入れ!!!そしてぇぇ!!!この人間界も支配できるのだぁぁ!!!!」

ナナリー「うぅ……みなさん……本当に……ごめ……んなさい……」

千葉「ここまで……か……」

カレン「くそ……!!くそ……!!あたしに力が……!!もっと力があれば……!!!」

ユフィ「やめてぇ……皇女さまぁ……を……いじめないでぇ……」

スザク「くそ……どうして動かない……自分が憎い!!」

コーネリア「守れないの……ここまできて……私たちは……」

ルルーシュ「ナナリー……!!!」

シャーリー「ごめん……ごめんね……ナナちゃん……!!」

ナナリー「うぅ……ぐすっ……」

シャルル「さぁ!!!時はきたぁ!!!!闇の世界の!!!!!誕生ぉぉ!!!なぁぁり!!!!」

ナナリー(誰か……助けてください……!!!)

『皇女様!!諦めないで!!!』

シャルル「ぬぅ?!なにやつぅぅ!!!!」

391: 2012/05/06(日) 20:29:45.18 ID:rQDOt9hi0
C.C.「闇の皇帝!!」

V.V.「少しおいたが過ぎるようだね」

シャルル「貴様たちは……まぁぁさか!?」

セシル「二人とも!!」

C.C.・V.V.「「デュアル・オーロラ・ウェイヴ!!!!」」

セシル「ルミナス・シャイニング・ストリーム!!!」

シャルル「やはり……やはりぃぃぃ!!!!!」

V.V.「光の使者!!キュアブラック!!」

C.C.「光の使者!!キュアホワイト!!」

C.C.「闇の力のしもべ達よ!!!」

V.V.「とっととお家に帰りなさい!!!」

セシル「光の心と光の意志、総てをひとつにするために!!!」

ナナリー「え……プリキュアなのですか……!?」

シャルル「史上最強のプリキュアかぁぁぁ……!!!!」

C.C.「さあ、シャルル。全てを終わらせよう」

397: 2012/05/06(日) 20:35:32.63 ID:rQDOt9hi0
セシル「皇女様、こちらに」

ナナリー「あ、あなたは……?」

セシル「私はルミナス。プリキュアではないんです」

ナナリー「え……」

シャルル「おのれぇぇ!!!おのれぇぇ!!プリキュアァァ!!!!」

C.C.「こちらからいくぞ!!」ダダッ

V.V.「あまり無茶しないでね」ダダッ

シャルル「こざかしぃぃぃ!!!!くたばぁぁぁれ!!!!!」

C.C.「どこを見ている!!」クルクルクル

シャルル「なにぃ!?」

C.C.「はぁぁ!!!!」バキィ!!

シャルル「あぃたぁ!??」

V.V.「シャルル、余所見は―――だめだよぉ!!」ドゴォ

シャルル「ぬぁった!?」

ナナリー(一体……どんなプリキュア……?)ドキドキ

403: 2012/05/06(日) 20:42:01.24 ID:rQDOt9hi0
シャルル「おのれぇ……こしゃくなぁぁ……!!」

C.C.「観念するのだな、シャルル?」

V.V.「ここまでだね」

千葉「キュアブラック……伝説のプリキュア……!!」

ルルーシュ「まさか……ここで見ることができるなんて……!!」

ナナリー(伝説のプリキュア……!?見たい……みたい……とっても見たい……!!!)プルプル

シャルル「だがぁぁぁ!!!!!ふたりでなにができるというのだぁぁぁぁ!!!!!」

C.C.「ちっ」

シャルル「ぬぇぇぇえええええい!!!!!」ドォォォン

V.V.「うわっ!?」

C.C.「なんて……力だ!!!」

シャルル「ぬぁっはっはっは!!!!愚か!!プリキュアごときがぁぁぁ!!!!!」

ナナリー(私のために伝説のプリキュアが戦ってる……!!こんなこと……もう一生ない……!!!)プルプル

セシル「ふたりともー!!しっかりー!!!」

シャルル「これでぇぇぇ!!!おわりにしてくれるぅぅぅぅ!!!!!」

416: 2012/05/06(日) 20:48:47.64 ID:rQDOt9hi0
C.C.「そうは……いかないぞ」

V.V.「うん……」

シャルル「なにぃ!?まだ立ち上がるのかぁぁ!!!」

V.V.「これでおしまいだよ。シャルル!!」

シャルル「まてぇ!!!やめろぉぉぉ!!!」

V.V.「ブラックサンダー!!!!」

C.C.「ホワイトサンダー!!!!」

ナナリー(見たい見たい見たい……!!!)プルプル

C.C.「プリキュアの美しき魂が!!!!」

V.V.「邪悪な心を打ち砕く!!!!」

シャルル「よせぇぇぇぇぇ!!!!!!」

ナナリー「―――あ」

C.C.・V.V.「プリキュア!!!マーブル!!!スクリュゥゥゥゥ!!!!!!」

シャルル「ぶるぅぅぅあぁあぁぁあああああああ!!!!!!!」

ドォォォォォン!!!!!!

426: 2012/05/06(日) 20:53:46.48 ID:rQDOt9hi0
C.C.「はぁ……はぁ……」

V.V.「ふぅ……はぁ……」

C.C.「ナナリー?大丈夫か?」

ナナリー「は、はい!!大丈夫です!!」

V.V.「それはよかった」

ナナリー「いえ……ありがとうございました、キュアブラックさん、キュアホワイトさん」

C.C.「では、私たちはこの辺で退散する」

ナナリー「あ、そ、そうですか……」

V.V.「僕の勇姿を君には見て欲しかったな」

ナナリー「あ……そ、そうですね。わ、わたしも……残念でなりません……」

C.C.「さらばだ!!」

V.V.「また闇が現れたら参上するよ」

セシル「それでは」

ナナリー「はい……お疲れ様でした……」

429: 2012/05/06(日) 20:54:58.37
空気の読める子ナナリー

436: 2012/05/06(日) 20:59:18.45 ID:rQDOt9hi0
シャーリー「皇女様!!お怪我はありませんか?!」

ナナリー「も、もう平気です!!」

スザク「それはよかった」

ナナリー「あ、ありがとうございました」

ユフィ「でも、私たちはもういかなければならないのです」

コーネリア「またどこかで闇の住人が悪さをしているから」

カレン「でも、ルルーシュはずっと傍で貴方を守るから」

ナナリー「そ、そうなのですか?」

ルルーシュ「ああ。だけど、キュアメロディでいたときの記憶はなくなってしまうけどな」

ナナリー「なるほど。それで日常生活には支障がでないのですか?」

ルルーシュ「記憶の補填ができるから問題はない」

ナナリー「べ、便利ですね」

千葉「じゃあ、みんなそろそろ」

シャーリー「また、きっと会えるから、さよならはいわないよ。またね、ナナちゃん!!」

ナナリー「はい……お元気で……」

440: 2012/05/06(日) 21:01:24.70
>ナナリー「べ、便利ですね」
引いてるw

443: 2012/05/06(日) 21:02:36.86 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「……」

ルルーシュ「ナナリー?」

ナナリー「あ、お兄様?」

ルルーシュ「えっと……俺はここで何をしてたんだっけ?」

ナナリー「……ただ散歩をしていただけです、お兄様」

ルルーシュ「そうか……。なんか、不思議な夢を見ていた気がする」

ナナリー「どんな夢ですか?」

ルルーシュ「俺が……プリキュアになって戦う夢……変だろ?」

ナナリー「そうですね」

ルルーシュ「さて、部屋に戻るか。ナナリー?」

ナナリー「はい、お兄様」

ルルーシュ「……」スタスタ

ナナリー「……はぁ」




シャルル「―――成功だな」ニヤッ

457: 2012/05/06(日) 21:08:40.89 ID:rQDOt9hi0
シャルル「だぁぁぁぁいせぇぇこぉぉぉだぁぁぁ!!!!!」

カレン「ふー……なんとかなったぁ」

シャーリー「もうNGなしとか緊張しっぱなしだったよぉ」

スザク「でも楽しかった」

ユフィ「はいっ!!お姉様、私のキュアピースどうでしたか?!」

コーネリア「ああ、最高だったよ」

千葉「やっと終わった……」

セシル「あはは、大変でしたね」

シュナイゼル「中々面白い催しだったね」

ジェレミア「おぉぉぉ!!!!まさか!!こんな形でマリアンヌ様への忠義をはたせるとはぁぁぁぁ!!!!!」

C.C.「ふぅ……まぁ、私にかかれはこんなものだな」

V.V.「うん。かなり気合が入っていたもの、C.C.は」

C.C.「お前もな」

シャルル「ではぁぁ!!!成功を祝しぃぃぃ!!!!!打ち上げパーティィをするぅぅぅぅ!!!!!ついてこぉぉぉい!!!!」

470: 2012/05/06(日) 21:14:44.25 ID:rQDOt9hi0
上空 ナイトメア内

ジノ「な、なんだ……あれは……?ショーか?」

アーニャ『プリキュア……』

ジノ「なんてご都合主義にまみれた脚本だ。まったく。見ているほうが恥ずかしい」

アーニャ『でも……素晴らしい』

ジノ「ま、まぁ……確かに……うん……心を打つものはあったかな」

アーニャ『ジノ。レンタルしよ。全巻、一気に』

ジノ「なに?どういうことだ?」

アーニャ『プリキュア、アニメ作品みたい。調べたらいっぱいでてきた』

ジノ「な、なに!?」

アーニャ『しかももう10年近く続いてる作品』

ジノ「そ、それほど息の長いものだったのか……なるほど」

アーニャ『おさき』

ジノ「まて!!一緒に見よう!!!」

474: 2012/05/06(日) 21:18:32.77 ID:rQDOt9hi0
神楽耶「なんという……なんという……」ガタガタ

桐原「これは……」

神楽耶「……よし!!帰りにレンタルショップへ!!」

桐原「まて」

神楽耶「とめるでない!!!」

桐原「買おう」

神楽耶「え?」

桐原「全巻ブルーレイで買おうではないか」

神楽耶「すばらしい!!!高画質!!!!」

神楽耶「そうと決まれば急ぐぞ!!!!」ダダダッ

482: 2012/05/06(日) 21:22:38.64 ID:rQDOt9hi0
中華連邦 朱禁城

星刻「天子さま!!!」

天子「ど、どうしたの?」

星刻「これを見てください!!!」ピッ

<とっととお家に帰りなさい!!!

天子「こ、これ……なに……?」

星刻「プリキュアでございます」

天子「おー……おぉー……」

星刻「どうでしょうか?自分もまさかこのような作品があるとは……」

天子「しんくー!!」

星刻「はい?」

天子「まーぶるすくりゅー!」

星刻「……う、うわぁー。や、やられたぁ」

天子「あはははは」

星刻(天子様最高だな……)

491: 2012/05/06(日) 21:27:50.92 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ自室

ナナリー「……」

ルルーシュ「ナナリー?どうかしたか?」

ナナリー「え?なんでもありません」

ルルーシュ「そうか」

ピリリリ……

ルルーシュ「はい?」

シャルル『ルルッーシュよぉ!!どうしたぁ!!なぜ打ち上げにこんのだぁ?!』

ルルーシュ「バカか!!ナナリーがいるのに無理に決まっているだろうが!!!」

シャルル『ぬぅ……そうか……』

ナナリー「……お兄様?」

ルルーシュ「な、なんだ?」

ナナリー「ありがとうございます。私はとっても幸せです」

ルルーシュ「ナナリー?」

ナナリー「ふふ。私は大丈夫ですから、お兄様はお出かけになられてはどうですか?」

499: 2012/05/06(日) 21:33:20.15 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「ナナリー……お前……」

ナナリー「はい……全部見てしまいました」

ルルーシュ「目が……?」

ナナリー「この通り―――もう、見えるようになりました。プリキュアの力ですね」

ルルーシュ「ナナリー……これは……!!」

ナナリー「うれしいです」

ルルーシュ「……」

ナナリー「これほどまでに私がみなさんに愛されていたんて……思いませんでした……」

ルルーシュ「ナナリー……騙すつもりは……ただ、楽しんで……くれたらって……」

ナナリー「騙す?お兄様は私を騙したのですか?」

ルルーシュ「え?」

ナナリー「確かにプリキュアは居ましたよ?私の目の前で必死に戦ってくれていました」

ナナリー「弱い私を叱咤激励するように……みなさんは戦ってくれました」

ナナリー「だから、私も目を開けることができたのだと思います。―――お兄様、私はお兄様を愛しています」

ルルーシュ「ナナ……リー……」

516: 2012/05/06(日) 21:38:20.18 ID:rQDOt9hi0
ナナリー「お兄様たちのおかげで私……もっともっと、プリキュアが好きになれました」

ルルーシュ「……」

ナナリー「ありがとうございます。本当に」

ルルーシュ「ナナリー……今、打ち上げパーティーをしている。一緒にいくか?」

ナナリー「いいのですか?私がいけば……ご迷惑じゃ……」

ルルーシュ「お前が主役なんだ」

ナナリー「お兄様……」

ルルーシュ「いこう!まだ間に合う!!」

ナナリー「……はいっ」

ルルーシュ「よし」

ナナリー「お兄様……実はちょっとだけ残念なことがあったんですけど」

ルルーシュ「え?な、なんだ?」

ナナリー「ダンス。無かったですよね?」

ルルーシュ「あ……あれは……ナナリーが見ることができないから、ダンスはなしって話に……」

ナナリー「ダメです、お兄様。プリキュアは踊らないと。私、本当にガッカリしたんですよ?」

533: 2012/05/06(日) 21:43:04.15 ID:rQDOt9hi0
総督府 打ち上げ会場

シャルル「のめぇぇ!!!さわげぇぇぇ!!!!!」

ユフィ「まぁ、あの脚本はあなたが?」

藤堂「ええ。少し覚えがあったので」

コーネリア「ふん……イレヴンにも分かる男がいるとはな……」

スザク「カレン、はい」

カレン「ありがと」

スザク「流石のカレンも疲れたみたいだね」

カレン「そりゃそうよ」

シャーリー「一番練習してたもんね、カレンは」

カレン「う、うるさい!!いいでしょ!!あたしは万全を期すタイプなの!!」

ジェレミア「ルルーシュさまぁ!!ナナリーさまぁ!!!いずこにぃぃ!!!」

ヴィレッタ「その二人は出席できないのでは―――」

ナナリー「みなさん!!!」

シャルル「ぶぅぅぅぅぅ!!!!!ナ、ナァナリー?!なぜぇここにぃ!?」

541: 2012/05/06(日) 21:48:48.65 ID:rQDOt9hi0
カレン「うそ……なんで……?」

ナナリー「……」

ルルーシュ「俺は連れてきた」

スザク「ルルーシュ!!どうして!?」

ナナリー「私のためにみなさんが一ヶ月以上も前から準備していたと聞きました!!!」

シャーリー「ナナちゃん!!違うの!!これは―――」

ナナリー「ありがとうございます!!!」

スザク「ナナリー……」

ナナリー「ブリタニア国と日本の方々が手を取り合ってまで私のために大きなイベントを用意してくださいました!!」

ナナリー「これは……本当にすごいことだと思います!!!」

カレン「まぁ……」

コーネリア「ふん……」

ナナリー「プリキュアに国境はないことが証明されたのです!!」

ナナリー「みなさん、もう一度……和平の道を模索しませんか?!」

ルルーシュ「ナナリー……お前……それが目的だったのか……?」

545: 2012/05/06(日) 21:53:44.17 ID:rQDOt9hi0
シャルル「ナナリー……うぬぼれるなぁ!!!」

ナナリー「……」

シャルル「これはいわば期間限定の同盟!!今日という日が過ぎれば、また血を流す関係になる!!」

ナナリー「させません!!」

シュナイゼル「ナナリー」

ナナリー「今日を明日も明後日も……ずっとずっと!!続けることはできるはずです!!」

藤堂「……」

ユフィ「そうです!!!プリキュアはみんなが好きではありませんか!!なら隣の人の手を握れるはずです!!!」

カレン「……」

ヴェレッタ「……」

ナナリー「だめ……でしょうか……?」

シャルル「……ナナリーよ」

ナナリー「はい」

シャルル「大きくなったな……」

ナナリー「プリキュアのおかげで……やっと前に進めた気がします」

552: 2012/05/06(日) 21:55:36.75
プリキュアのおかげで人生が360°変わりました!
(32歳/無職)

558: 2012/05/06(日) 21:58:16.52 ID:rQDOt9hi0
ルルーシュ「さてと。難しい話はここまでにしましょうか」

シャルル「ルルーシュ……」

ルルーシュ「ナナリーはすごく怒っているのですよ。あのショーにダンスがなかったから」

スザク「ダンスはなしって」

ルルーシュ「プリキュアは踊る!!そういったはずだ、スザク!!」

スザク「……たしかに」

カレン「よぉし!!じゃあ、おどろっか!!」

コーネリア「ふん……私についてこれるかな?」

カレン「筋肉痛には注意してくだいよ?総督様?」

コーネリア「おのれぇぇぇ……!!!」

ユフィ「お姉様!!」

コーネリア「す、すまない」

ナナリー「みなさん!!では!!」

シャルル「ミュゥゥゥゥゥジック!!!!!スタァァァァトォ!!!!!!」

ナナリー(みなさんが笑顔でウルトラハッピーですね……)

565: 2012/05/06(日) 22:03:19.38 ID:rQDOt9hi0
シャルル「君とイェイ!イェイ!イェイ!イェイ!」

ジェレミア「笑って泣いちゃう気持ちを吹き飛ばし~♪」

シュナイゼル「いつもイェイ!イェイ!イェイ!」

カレン「元気に明日へ走っていこう~♪」

ルルーシュ「いつだってワックワク♪ドッキドキ♪プリキュア♪」

スザク「スマイル♪プリキュアッ♪」


C.C.「……V.V.?これで終わったな」

V.V.「確かに。でも、嘘のない世界ではあるかもしれないから……いいかもね」

C.C.「そうか」

ナナリー「C.C.さん!ほら、こっちにきてみんなと踊りましょう!」

C.C.「はいはい。わかったよ」

V.V.「じゃあ、行こうか」

ナナリー「イェイ!イェイ!イェイ!!ですねっ!」フリフリ


おしまい。

567: 2012/05/06(日) 22:04:40.77

568: 2012/05/06(日) 22:04:45.37
出落ちじゃねえかwwwwww

570: 2012/05/06(日) 22:04:58.07

優しい世界でありますように

629: 2012/05/06(日) 22:40:34.55 ID:rQDOt9hi0
>>628
車椅子に座って腕だけピョコピョコ動かしてる感じだと思うけどなぁ

引用元: ナナリー「お兄様、プリキュアですよプリキュア」ルルーシュ「ああ」