1: 2012/10/21(日) 00:30:51.16 ID:0BejScF+0
響 「プロデューサー!その・・・
  か、かなさんどー!」

P 「かなさんど?
  悪い、うちなーぐちは分からないんだ」

2: 2012/10/21(日) 00:35:38.80 ID:0BejScF+0
響 「知らなくても、自分は全然構わないぞ!
   かなさんどー!かなさんどー!」

P 「響がいいって言ってもなぁ・・・
  かなさんどって、どういう意味なんだ?」

響 「えっ・・・とー」

P 「いいだろ、勿体ぶらず教えてくれよ」

響 「あー・・・挨拶みたいなもんだぞ!
   おはようから、こんばんはまで使える、便利な言葉さー!」

P 「へー、なるほど
  これは勉強になったよ」

響 「(どうしよう・・・ま、なんくるないさー!)」

3: 2012/10/21(日) 00:40:11.42 ID:0BejScF+0
――別の日

P 「おう、おはよう、響」

響 「プロデューサー!
   かなさんどー!」

P 「あはは、響は今日も元気だな」

響 「もちろん!
   自分は完璧なのが取り柄だからな!」

P 「そっか、じゃあ完璧な我那覇くん、
  今日はイメージレッスンだ」

響 「自分、ダンスレッスンしたい」

P 「明日はダンスだからな、今日はイメージレッスン頑張ろう」

響 「りょーかい!」

5: 2012/10/21(日) 00:45:34.78 ID:0BejScF+0
――まだ別の日

響 「プロデューサー!
   かなさんどー!」

P 「お、響か
  かなさんどー」

響 「お、とうとうプロデューサーも
   返してくれるようになったさー!」

P 「しかし、なんか歯がゆいもんだな
  やっぱり明日から普通の挨拶に戻すか」

響 「だ、だめだぞプロデューサー!
   折角言えるようになったんだから、勿体無いぞ!」

P 「そうか?そうだな、そうに違いない
  ところで今日はイメージレッスンだが」

響 「自分、ダンスレッスンしたい」

P 「響はイメージレッスン以外は完璧だからな
  弱点を克服したら、もっと完壁になれるぞ」

響 「わかったぞ!」

8: 2012/10/21(日) 00:52:29.78 ID:0BejScF+0
千早「あれは・・・?」

――

響 「かなさんどー!」

P 「かなさんど、響」

――

千早「あの、我那覇さん」

響 「ん?千早か、なんだ?」

千早「沖縄語について教えてほしいのだけれど・・・」

響 「おー!うちなーぐちだったら自分に任せるさー!」

千早「その、かなさんど・・・ってどういう意味?」

響 「かなさんどーは、本土の言葉で”愛してる”って意味かな」

千早「あっ・・・愛してる?!」

響 「そうだぞ!どうかしたか?」

千早「いえ、なんでもないわ」

響 「ヘンな千早」

9: 2012/10/21(日) 00:54:14.36
これは

11: 2012/10/21(日) 00:57:39.37 ID:0BejScF+0
千早「・・・」

P 「なんだこの交通費29,800ってのは・・・
  うーむ・・・帳尻が合わないな・・・」

千早「あの、プロデューサー
   少々お時間宜しいでしょうか」

P 「ん?なんだ、千早
  交通費精算か?」

千早「いえ・・・単刀直入にお聞きします
   プロデューサーは、我那覇さんとどのような関係なんですか?」

P 「プロデューサーとアイドルだな」

千早「そういうことではなく・・・
   その、なんと言ったらいいのでしょうか」

P 「うーん、何が言いたいか分からないが、
  悪いが後にしてくれないか?
  今、小学校の算数をしっかりやっておけば良かったと
  猛省している所なんだ」

千早「はぁ・・・」

12: 2012/10/21(日) 00:58:43.85
72聞いてんだ千早

13: 2012/10/21(日) 01:01:30.66 ID:0BejScF+0
千早「・・・」コツコツ

春香「おかしいお菓子がー ふんふふーん
   あれ、千早ちゃん?
   どうしたの?」

千早「別に、どうもしないわ」

春香「どうもしてるよ!
   何か、探偵に不倫の調査をお願いしてる奥様、って雰囲気だよ!」

千早「・・・そのリボンは高性能なのね」

春香「へ?」

千早「いえ、その通りよ
   実は・・・プロデューサーと我那覇さんが、
   付き合ってるかもしれないのよ」

春香「えー?!
   あのプロデューサーさんが?!」

千早「・・・」コクン

春香「で、本人に聞こうとしたけど、聞けなくて
   ここでぼーっとしてたんだね」

千早「そのリボン外したら?」

春香「リボンは関係ないよ!」

14: 2012/10/21(日) 01:06:17.34 ID:0BejScF+0
春香「それにしても、プロデューサーさんと響ちゃんかぁ・・・
   そんな素振りなかったんだけどなぁ・・・
   うん、私が聞いてきてあげるよ」

千早「悪いわね、春香
   こんなことお願いして」

春香「それに私も興味あるし・・・」

千早「我那覇さんとプロデューサーの関係?」

春香「ううん、千早さんとプロデューサーさんの進展」

千早「聞かなかったことにしてあげるから、早く聞いてきて」

春香「もう、千早ちゃんは冗談通じないなぁ」

15: 2012/10/21(日) 01:10:15.62 ID:0BejScF+0
春香「プロデューサーさん!」

P 「お、春香か、どうかしたか?」

春香「プロデューサーさんと響ちゃんって、
   付き合ってるんですか?」

P 「あぁ」

春香「・・・」クラッ

P 「冗談だ、付き合ってないよ」

春香「ほ、本当ですか?」

P 「アイドルと付き合うわけないだろう
  ほら、悪かったって」

春香「もう、びっくりしたじゃないですか!」

P 「ほら、用事が済んだらあっちへ行った行った」

春香「はぁーい」



響 「プロデューサー!かなさんどー!」

P 「はいはい、かなさんどー
  全く、何回挨拶したら気が済むんだ?」

16: 2012/10/21(日) 01:17:28.52 ID:0BejScF+0
響 「そいえばプロデューサーは、
   彼女・・・とかは居るのか?」

P 「あぁ」

響 「バイバ!」ガタタッ

P 「冗談だ」

響 「じょ、冗談か・・・
   心臓に悪いぞ・・・」

P 「悪い悪い
  ところでなんだ、響といい春香といい、
  俺の噂でも飛び交ってるのか?」

響 「春香が何か言ってたのか?」

P 「俺と響は付き合ってるのかー、とさ」

響 「つ、付き合ってなんか・・・
   プロデューサーはどう答えたんだ?」

P 「付き合ってる、と」

響 「・・・!!」バンッ

P 「もちろん冗談でだが」

18: 2012/10/21(日) 01:23:22.97 ID:0BejScF+0
響 「プロデューサーは冗談が過ぎる!」

P 「あはは、そうかっかしなさんな」

小鳥「プロデューサーさん、響ちゃん
   そろそろレッスンの時間よ」

響 「もうそんな時間なのか?」

P 「イメージレッスンまでのいい暇つぶしになったな」

響 「ならないぞ!
   ・・・あれ、またイメージレッスン?」

P 「あぁ、これが終われば明日はオーディションだ
  それにしても、さっきの演技は良かったぞ
  悲壮感や、驚きが、すごい迫力あったよ」

響 「そ、そうか?
   やっぱり自分は完璧だからな!」

P 「ということで、いってらっしゃい」

響 「行ってくるぞ!かなさんどー!」

P 「お、別れの挨拶でも使えるのか
  便利な言葉だな
  かなさんどー」

19: 2012/10/21(日) 01:31:29.08 ID:0BejScF+0
P 「本当、響はいつも元気ですね
  こっちまで元気になりますよ、音無さん」

小鳥「そうですねー」



雪歩「プロデューサー、お茶どうぞ」

P 「お、ありがとう」

雪歩「あの・・・先ほど響ちゃんと
   かなさんどーって言いあってましたよね」

P 「聞かれてたか
  うん、確かに言ってたな」

雪歩「その、かなさんどーってどういう意味なんですか?」

P 「なんか沖縄語で、挨拶らしい
  おはようからこんばんは、さようならまで
  全部使える便利言葉だと」

雪歩「そうなんですか」

20: 2012/10/21(日) 01:37:02.38 ID:0BejScF+0
雪歩「こんなこと言うのもヘンなんですけど、
   響ちゃんが羨ましいな、って」

P 「羨ましい?元気な所が?」

雪歩「元気なところも羨ましいんですが・・・
   その、響ちゃんだけ挨拶が特別っていうのが」

P 「確かにそうだな
  それじゃあ、雪歩の時も挨拶を変えるか?」

雪歩「わっ、私の時だけ挨拶変えるだなんて、
   申し訳なさ過ぎますぅ!」

P 「まぁまぁ、そう言うなって
  そうだな・・・男嫌いを無くす練習も兼ねて、
  挨拶にハグをするというのはどうだ?」

雪歩「無理」

P 「冗談だ、すまん」

23: 2012/10/21(日) 01:43:35.74 ID:0BejScF+0
P 「よくよく考えたら、ハグは美希と頻繁にしていたな」

雪歩「へー・・・」

P 「能動的にじゃないからな、そこら辺は間違えないように」

雪歩「出来れば口頭でお願いしますぅ」

P 「口頭かー
  そう、例えばこれはフランスなんだが、
  フランスでは挨拶でキスをするそうだ」

雪歩「キ、キス・・・」

P 「そう、ということで、雪歩と挨拶する時は
  男嫌いを治すという名目で
  手の甲にキスをするというのはどうだ」

雪歩「中々いい案が出ませんね・・・
   小鳥さんは何かありませんか」

P 「うん、冗談だからせめてツッコミを下さい」

24: 2012/10/21(日) 01:47:27.98
この雪歩は冷静だなwww

26: 2012/10/21(日) 01:50:12.27 ID:0BejScF+0
小鳥「ちょっと検索してみますね・・・」

P 「こういう時は音無さんが頼りになるな」

雪歩「ですね」

小鳥「あ、いいの見つけました
   ”スラマッパギ”」

P 「おお、これは独特な発音ですね
  雪歩はどう思う?」

雪歩「いいと思いますぅ」

P 「じゃあ、雪歩と挨拶する時はこれだな
  スラマッパギー」

雪歩「す、すらまっぱぎー」

P 「音無さん、ところでどんな検索ワードで見つけたんですか?」

小鳥「”日常” ”挨拶”」

28: 2012/10/21(日) 01:55:23.19
すらまっぱぎー

29: 2012/10/21(日) 01:56:20.92 ID:0BejScF+0
雪歩「実際使ってみると、ちょっと恥ずかしいですぅ」

P 「やっぱり止めるか?
  折角見つけてもらったが、しょうがないな」

雪歩「そ、そうですよね
   折角見つけて貰ったんだから、使うべきですよね・・・」

P 「そうか?」

雪歩「そうです!
   ですからプロデューサーさん、私以外の子と
   この挨拶したらダメですからね!」

P 「わかったわかった」

雪歩「ふぅ・・・
   あ、私、お茶っぱ切らしちゃったから、
   買ってこようと思ってたんです」

P 「おう、スラマッパキー」

雪歩「すらまっぱぎー」スタスタスタ



千早「・・・」

30: 2012/10/21(日) 02:00:11.81 ID:0BejScF+0
千早「あの、萩原さん」

雪歩「はい?なんですか?」

千早「先程プロデューサーと、
   何か独特な言葉を交わしてたけれど・・・
   す、すまらっぱぎ?
   あれは何かしら」

雪歩「そ、それは・・・」

千早「それは?」

雪歩「・・・ひ、ヒミツですぅー!」パタパタパタ

千早「・・・あやしい」

32: 2012/10/21(日) 02:06:38.64 ID:0BejScF+0
千早「・・・」バンバン

春香「おかしいお菓子がー ふんふふーん
   あれ、千早ちゃん?
   どうしたの?」

千早「別に、どうもしないわ」

春香「どうもしてるよ!
   このリボンはワンパターンに同じ登場の仕方しか出来ないの
   って顔してるよ!」

千早「春香・・・そこまで自分を卑下しないでいいのよ」

春香「うん、それで何かな」

千早「さっき・・・萩原さんとプロデューサーが、
   すまらっぱぎ?みたいな言葉を交わしてたの」

春香「二人は付き合ってるね」

千早「やっぱりそう?」

春香「私のセンサーと経験によると、確実に黒!」

千早「オッズは20.5ってところかしら」

33: 2012/10/21(日) 02:13:18.54 ID:0BejScF+0
春香「それで、またやっこさんに聞いてきてほしい、ってこと?」

千早「さすが春香、ツーカーね」

春香「千早ちゃんは自分で聞きに行かないの?」

千早「もし冗談でも”彼女が居る”だなんて言われたら、
   卒倒する自身があるわ
   春香なら、それぐらいじゃ倒れないでしょう?」

春香「・・・そうだね」

千早「ほら、私は春香に全幅の信頼を置いてるもの」

春香「それにしてはオッズ20.5なんだね」

千早「それとこれとは別よ」

34: 2012/10/21(日) 02:16:44.47
スラマパギはインドネシア語だったっか

35: 2012/10/21(日) 02:19:27.33 ID:0BejScF+0
春香「プロデューサーさん!」

P 「おう、春香か」

春香「すまらっぱぎですよ!」

P 「なんだ、雪歩との話を聞いてたのか
  ちなみに”すまらっぱぎ”じゃなくて”スラマッパギ”な」

春香「そのすらまっぱぎって、なんなんですか?」

P 「いやなに、雪歩が俺の挨拶の時に
  特別なことをしたいっていうからな」

春香「なんですかー
   二人は付き合ってるんですかー?」

P 「付き合ってないぞ」

春香「ですよねー」

P 「冗談だ」

春香「・・・」バタッ

P 「悪い、それが冗談だ」

春香「ひどい!乙女の純情を!」

36: 2012/10/21(日) 02:25:33.90 ID:0BejScF+0
春香「えー、でもいいなぁー
   私もプロデューサーさんと特別な挨拶したいですよ!」

P 「ん?してるじゃあないか
  いつも朝は転んでるだろ」

春香「あれは挨拶じゃありませんよ!」

P 「俺の一日は、春香が転ぶ所から始まるからな」

春香「もし私が転ばなかったら?」

P 「バッドコミュニケーションだ」

春香「じゃあ今度から転ばないよう気をつけますね」

P 「やめてくれよ・・・俺から平穏な一日を奪わないでくれよ・・・」

春香「私に平穏を下さい!」

38: 2012/10/21(日) 02:31:27.83 ID:0BejScF+0
P 「というわけでだ
  今日から雪歩と挨拶する時は、スラマッパギと言うことになった」

春香「へー
   ちなみに、他の子とはどんな特別な挨拶をしてるんですか」

P 「そうだな
  やよいはハイタッチだろ
  春香はダイビングオーバーヘッド、
  美希はハグで、
  伊織は憎まれごとを聞くのが挨拶みたいなもんだな
  双子はいたずらされるのが挨拶で、
  響はかなさんど、だな」

春香「どこから突っ込めばいいですか」

P 「ここは笑うところだぞ」

39: 2012/10/21(日) 02:38:11.34 ID:0BejScF+0
春香「と、言うわけでした」

千早「それで、春香的には黒なの?白なの?」

春香「グレーかな」

千早「じゃあ掛金は払い戻しね」

春香「まって!それ今日のお昼代!」

千早「これは埒があかないわ・・・
   一体全体、なぜプロデューサーは
   我那覇さんと愛の言葉を囁き合ってたのかしら」

春香「もう一回聞いてこようか?」

千早「いえ、今度は私が聞きにいくわ!」

春香「そして私も愛しのプロデューサーと
   特別な挨拶をするんだ!
   痛っ、いたい、冗談だよ千早ちゃん」

40: 2012/10/21(日) 02:43:09.05 ID:0BejScF+0
雪歩「ただいま戻りましたー」ガチャッ

P 「おう、スラマッパギー」

雪歩「す、すらまっぱぎー」




響 「ふー、レッスン疲れたさー!」ガチャッ

P 「響、かなさんどー」

響 「プロデューサー!かなさんどー!」




千早「あの、プロデューサー」ガチャッ

P 「ん、千早か
  かなさんどー」

千早「・・・はぁ?!」

42: 2012/10/21(日) 02:50:30.65 ID:0BejScF+0
千早「こっ、こ、こっ、これはっ
   どういうことですかっ?!」

P 「あ、そうか
  千早は意味わかんないのか」

千早「わかります!
  馬鹿にしないで下さい!」

P 「おー、それは話が早い
  千早、かなさんどー」

千早「くっ・・・

   わ、私もです・・・」

P 「む?
  千早、ちゃんと返事してくれないと困るな
  なぁ、響」

響 「ん?
   そうだぞ、返事は大切だぞ!」

44: 2012/10/21(日) 02:57:48.19 ID:0BejScF+0
千早「わ・・・私もプロデューサーと同じ気持ちです・・・
   プロデューサーが・・・好きです!
   大好きです!」

P 「・・・」ポカーン

雪歩「・・・」ガシャーン

響 「あっ」

千早「でもその、このような公の場で
   告白されても恥ずかしいので・・・
   あのっ、どうでしょうか・・・
   プロデューサー・・・」

46: 2012/10/21(日) 03:05:38.25 ID:0BejScF+0
P 「響、これは・・・なんだ?」

響 「ええと・・・これはその・・・
   プロデューサーに挨拶して千早は愛してて・・・
   イメージレッスンが春香で・・・?
   うぎゃー」

P 「・・・千早、なぜ急に告白を?」

千早「先ほど、プロデューサーがかなさんどーと
   仰られたので・・・」

雪歩「あのぉ、かなさんどって、
   おはようとかの挨拶の言葉じゃないんですか?」

小鳥「かなさんどは、沖縄弁で”愛してる”という意味ですね」

P 「え?!
  でも沖縄娘は挨拶の言葉だって」

響 「うぅ・・・」

47: 2012/10/21(日) 03:13:24.47 ID:0BejScF+0
P 「響、今の話は本当か・・・」

響 「・・・」コクン

P 「そうか・・・
  千早、悪かった!」

千早「そんな・・・私じゃプロデューサーには
   吊り合わないというのですか?!」

P 「そういう訳ではなく、意味も良くわからずに
  愛してるなどと口走ってしまって・・・
  いや、確かにアイドルとプロデューサーじゃ吊り合わないだろうが」

千早「それでは、告白のつもりで言ったのでは無く・・・」

P 「・・・すまん」

千早「あぁ・・・」ヘナッ

雪歩「おろおろ」

48: 2012/10/21(日) 03:19:05.83 ID:0BejScF+0
P 「響は、なんでかなさんどを、挨拶だなんて言ったんだ」

響 「それは・・・かなさんどーって言った手前、
   愛してるだなんて・・・恥ずかしいぞ!」

P 「うむ」

響 「それに自分、かなさんどーってたくさん言ったけど
   プロデューサーには一度も挨拶の意味で使ってない!」

P 「挨拶じゃない?」

響 「自分も、プロデューサーが大好きだぞ!
   かなさんどー!」

51: 2012/10/21(日) 03:22:14.98 ID:0BejScF+0
雪歩「わ・・・私も・・・」

P 「ん?」

雪歩「わ、私も!
   プロデューサーの事、好きです!」

P 「・・・ありがとう」

雪歩「すらまっぱぎ!」

小鳥「ごめんね雪歩ちゃん、
   スラマッパギは、おはようって意味しか無いわ」

雪歩「ぐすん」

53: 2012/10/21(日) 03:30:59.97 ID:0BejScF+0
P 「皆・・・すまん、そしてありがとう
  全員の気持ちに答えられないのが苦しいが・・・」

千早「私ですよね?」

響 「自分だぞ!」

雪歩「私・・・じゃあないですよね・・・」

P 「俺は、お前らのことが好きだ!
  だが、恋愛対象としては見ることは出来ない
  すまん」

小鳥「すけこまし」

P 「なんですか音無さん」

小鳥「いえ」

55: 2012/10/21(日) 03:36:01.61 ID:0BejScF+0
響 「ごめん、千早
   まさかこんなことになるなんて」

千早「・・・気にしてないわ」

響 「気にしてないか!良かったぞ!」

雪歩「響ちゃん・・・
   少し頭冷やそうか」

千早「プロデューサー、私達は外で頭冷やしてきます」

P 「すまんな・・・」

雪歩「すらまっぱぎー」

ガチャン




P 「音無さん、知ってるならなんで、かなさんどの意味を
  教えてくれなかったんですか」

小鳥「面白そうだったから」

P 「社長に報告しておきますね」

小鳥「それは多分面白くないと思いますよ」

56: 2012/10/21(日) 03:41:28.89 ID:0BejScF+0
小鳥「で、プロデューサーさん」

P 「なんですか」

小鳥「あの子達から選ぶとしたら、誰を選ぶんですか」

P 「響かなぁ」

小鳥「その心は」

P 「なんかそう思いました」

小鳥「理由とか無いんですか」

P 「惚れた腫れたに理由なんてないですよ」

小鳥「へぇ」

P 「そういうのって、なんかビビットくるもんでしょう」

小鳥「私は選択肢に無いんですかね」

P 「残念ながら今は」

小鳥「悔しいなぁ」

P 「そうですか」

小鳥「悔しい」

58: 2012/10/21(日) 03:50:15.99 ID:0BejScF+0
ガチャッ

春香「お話、終わったみたいですね
   何があったんですか」

P 「春香か・・・
  はは、こればっかりは言えないよ」

春香「そうですか
   まぁその、三人の女の子に告白されたけど
   立場上誰も選べなくてがっかりさせちゃったー
   みたいな顔してたら、嫌でもわかりますけどね」

小鳥「残念、三人じゃないわ」

春香「あれ、リボンの位置間違ったかな」

P 「三人じゃなかったのか?」

小鳥「鈍感」

59: 2012/10/21(日) 03:56:14.16 ID:0BejScF+0
P 「そうだ、春香
  響達と合流して、変なことしないか
  見張っててくれないか」

春香「そうですねー
   あの様子じゃやけ食いとかしそうですし」

P 「うむ、頼んだぞ
  こういう時頼れるのは春香だけだ」

春香「じゃあ行ってきます
   ・・・そうだ、響ちゃんだけずるいと思いません?」

P 「ん?」

春香「あはは、プロデューサーさん!
   私も、かなさんどー!」

60: 2012/10/21(日) 04:01:32.21 ID:0BejScF+0
お し まい







P 「・・・ということがあってだな」

貴音「それは真、美しゅうございます」

P 「そうか?
  女性の感性というものは良くわからないものだな」

貴音「あなた様は少し、女性というものについて
   勉強されたほうが宜しいかと」

P 「はは、善処するよ」

貴音「あなた様・・・今宵は月が綺麗ですね」





本当におしまい

61: 2012/10/21(日) 04:07:21.64
おつん
すらまっぱぎー

63: 2012/10/21(日) 04:12:08.54 ID:0BejScF+0
すらまっぱぎー

ここまで見ていただいた方、ありがとうございました
私にはイチャイチャは無理でした

次は我那覇くんがメルニクス語しか喋れなくなる病の話ですね、わかります

引用元: 響「自分だけの合言葉」