1: 2012/02/26(日) 06:00:27 ID:eD6zZorQ
男「明後日の家賃がピンチ。」
男「っていうか、明日の飯代もピンチ。」
男「バイト入れて(貰え)無いし、親には断られたし。」
男「どうしよう……」
2: 2012/02/26(日) 06:09:34 ID:nG4OP/GY
男「友ぉ。」ガシッ
友「やめろきもい。」
男「そんな事言うなよぉ。」スリスリ
友「あばばばば。」
男「いや、冗談抜きでやばいんだ。
お前の父さんのコネで何か割の良い仕事ない?」
友「屑だな。真面目に働けよ。」
男「……ごめん。」
友「!?
あっ、いや、まぁ、訊いてやるから!」
男「流石友、最高!」ガシッ
友「あばばばば。」
3: 2012/02/26(日) 06:18:56 ID:nG4OP/GY
男「友の父さん科学者だからな。
昔、研究のモルモット役をよく買って出たなぁ。」
男「最近は科学技術も進歩してきたし、割が良い。」
男「結構、危ない橋も渡らなきゃいけないけど。」
友「電話してんだよ!
うるさい!」
男「……」
友「もしもし、パパ?」
男「」プッ
友「……私だけど、ちょっと相談が。」
男「」ガタガタガタガタ
4: 2012/02/26(日) 06:36:31 ID:nG4OP/GY
友「三食付きで、拘束時間は一週間の二十四時間丸々。」
男「ふむ。」
友「一週間で、三十九万円。
一時間で、約三千円ってとこだな。」
友「詳しくはやる事になったら教えるって。
でも、仕事内容の割に、結構安いらしいよ。」
男「そうか?
十分だけどな。」
友「うん、あ、そうそう、死ぬかもって。」
男「危ないニオイがプンプンするゼェー!」
5: 2012/02/26(日) 06:55:12 ID:nG4OP/GY
研究所。
男「こんにちは。」
友父「やぁ、久しぶり。早速で悪いけど、説明に入るよ。あ、その前にこれ、サイン。」
男「えっと。一、終了後ノ口外ヲ禁ズ。
ニ、傷害、死亡ヲ不慮ノ事故トシテ処分。
三、死亡時ノ死体解剖ノ許可。
etc……
友父「これから、一週間、君に人工知能と過ごしてもらう。」
男「じ、人工知能。そ、それじゃあ、機械ですか?」
友父「いや、容姿は中学生程度。勿論、食欲、眠欲、性欲は存在するし、感情も存在する。」
男「……」ゴクッ
友父「なぜ唾を飲んだ……」
6: 2012/02/26(日) 07:04:48 ID:nG4OP/GY
男「人造人間って事ですか?」
友父「いや、体も我々が一から制作しているし、間違ってはいないが、定義として、また少し異なる。」
男「あ、えと……お金の事なんですけど……」
友父「友から聞いたよ、家賃の分だけ先に、振り込んでおくんだったね。確か、十五万。」
男「はい、すいません……」
友父「大まかな説明は終わりだ。じゃあ、あそこにいる科学者に部屋、案内してもらって。」
男「はい。」ワクワク
7: 2012/02/26(日) 07:29:10 ID:nG4OP/GY
科「君が、男君。」
男「あ、はい……」(美人だ……)
科「君、料理は出来る?」
男「え、あ、はい。一応ですけど。」
科「少女の身の回りの世話は、全て君に任せる。しっかりと頼む。」
男「少女?」
科「?
あ、君と過ごす人工知能の型番だ。そう呼んでやってくれ。」
男「少女……、ですね。」
科「そうだ。」
通路。
科「君がこの部屋の中に入って、三分後に少女を起動する。準備は良いか?」カチャカチャ
男「はい。」
科「そうか。じゃあ、どうぞ。」ガチャン
男「あ、はい……」(美人だ……)
科「君、料理は出来る?」
男「え、あ、はい。一応ですけど。」
科「少女の身の回りの世話は、全て君に任せる。しっかりと頼む。」
男「少女?」
科「?
あ、君と過ごす人工知能の型番だ。そう呼んでやってくれ。」
男「少女……、ですね。」
科「そうだ。」
通路。
科「君がこの部屋の中に入って、三分後に少女を起動する。準備は良いか?」カチャカチャ
男「はい。」
科「そうか。じゃあ、どうぞ。」ガチャン
9: 2012/02/26(日) 07:42:07 ID:nG4OP/GY
個室。
男「広いけど……、殺風景にも程がある……」
男(っていうか、白い。壁紙や床は勿論、テーブルにイスも。テレビ……は、ないな。)
男(洋服ダンスも白。取り敢えず、着替えをしまうか。)
男()
男(なんで、冷蔵庫だけ黒いの……)
少女「……誰。」
男「ぅぉっ!」ビクッ
男(ベッドの上に女の子が座ってる……)
男「ぇ、あの、……男です。」ペコッ
少女「……少女です。」ペコッ
男「……」
少女「……」
10: 2012/02/26(日) 07:49:51 ID:nG4OP/GY
男(何話せばいいの!?)
男「あの……」
少女「?」
男「君が、人工知能?」
少女「……」
男(あれ?)
少女「人工……知能?」ナニソレ
男「えっ」
少女「えっ」
男「八十九かける六十五は?」
少女「何言ってるの?」
男「えっ。五千七百八十五だよ……」
少女「えっ」
11: 2012/02/26(日) 07:59:05 ID:nG4OP/GY
少女「変な人。」クスクス
男「……」(人間みたいだな、っていうか人間じゃね?)
少女「お、男さん」
男「ん?」
少女「そんなに見つめられると、何か変です。」ムズムズ
男「?
まぁ、いいや。お腹すいてない?」
少女「ちょっと、すいてるかも知れません。正直、よくわかりませんけど……」
男「チャーハン作るよ!」
少女「チャーハン?」
男「チャーハン!」
少女「美味しいんですか?」
男「……」フフンッ
少女「美味しいんですね。」
12: 2012/02/26(日) 08:08:57 ID:nG4OP/GY
チャーハン。
男「どうぞ。ちょっと焦げちゃったけどね。」
少女「いえいえ。いただきます。」
男「いただきます。」
少女「おぉ、美味しいです。」パクパク
男「なによりです。」パクパク
少女「男さんは料理お上手なんですね。」パクパク
男「少女……、さん? ちゃん? くん、痛い叩かないで。」パクパク
少女「少女、で良いですよ。」パクパク
男「少女は料理、できる?」
少女「わかりませんね。できるんでしょうか。」
男「あの、うまく言えないんだけど、さ。」
少女「?」
男「昔の事、っていうか俺に話しかける前の事、覚えてる?」
13: 2012/02/26(日) 08:22:53 ID:nG4OP/GY
少女「勿論です。目が覚めたら、男さんがいました。」
男「いや、それより前は?」
少女「覚えてないですけど。」
男「そう……」
男(ふむ。つまり、少女は人工知能で、今回の起動が初めてなわけ、か。)
男(で、バグとかの暴走の危険性を知る為の、俺か。)
男(死体の解剖を許可させたって事は何か、そうだな……細菌兵器。いや、特殊な能力でも持ち合わせているかも。)
少女「男さん。暇ですよ。」
男「PSvi○aがあるからやろーぜ。」ヨイショ
少女「はいっ!」ワクワク
14: 2012/02/26(日) 08:35:16 ID:nG4OP/GY
男(んー。あの上着の内側に何か、あるな。いや、胸じゃなくて。)
男(寧ろ、胸はないから。)
男「痛い! ちょ! えっ、何、本体への攻撃はなし!」
少女「……」ムー
男「負けた……」
少女「男さん弱いですね!」キリッ
男「いやいや、少女がずるしただけだし!」
十分後。
少女「か、勝てない。」
男「戦略ゲーで、俺に勝つのは十年早い。」
少女「むー、座る位置が悪いんだもん!」スクッ
男「ハハッwwwワロs……」
少女「よいしょ。」スワリッ
男「いやいやいやいや、何で俺の膝の上に座るの!」
15: 2012/02/26(日) 08:48:45 ID:nG4OP/GY
少女「これで負けません!」
男「いやいやいやいや。」(あ、良い匂い。)
十分後。
男「か、勝てない。」
少女「ふふっ」ニコニコ
男(何で勝てなくなったんだろ。……まさか、興奮して)ブンブン
少女「何で勝てなくなったんでしょうね?」ニコッ
男「くっ……」(上目づかいが可愛い……)ブンブン
17: 2012/02/26(日) 09:33:40 ID:nG4OP/GY
男「んー。結構、長い間ゲームやってたなぁ。」
少女「そうです、ふぁ……、眠いです。」
男「この部屋、白くてわかんないけど多分もう夜中だと思う。」
少女「……」ゴシゴシ
男「……寝ようか。」
少女「お風呂と歯磨きと着替えはどうするんですか。」
男「?
もう眠いし、起きたらしようかなって。」
少女「私はいやですよ! 汗もかいてるんですし!」
男「汗かくんだ……」
少女「頭の洗い方も、シャンプーとリンスの違いも、歯磨きの仕方も、全部わかりません。」
男「あー、うん。よし。教えてあげるから入ってきな。」
少女「溺れたらどうするんですか?」
男「溺れるんだ……」
少女「さっきから何言ってるんですか! 早く入りますよ!」スクッ
20: 2012/02/26(日) 09:44:04 ID:nG4OP/GY
風呂。
男「どうしてこうなった。」ゴシゴシ
少女「おぉ~」ニコニコ
男「流すぞ。目、閉じろ。」
少女「うんっ!」ギュッ
男(妹みたいだなぁ。……それにしても髪の触り心地から何まで。本当に人間じゃないのか?)
少女「男! 目が開けられないよ!」
男「顔拭わないと開けれないよ。」ヌグイッ (っていつの間にか呼び捨て……)
少女「男ー! 体!」
男「うん。わかってるって。」ゴシゴシ (にしても、胸小さいな……。肌はスベスベだけど。)
少女「あっ、男、くすぐったい!」
男「我慢しろー」ゴシゴシ
少女「あっ…」
少女「ひっ、おと…やっ…なんか…あんっ…」
男「」ゴシゴシ
21: 2012/02/26(日) 09:51:58 ID:nG4OP/GY
個室。
男「ふぃー。温かかったな。」ホクホク
少女「……///」ホクホク
男「大丈夫? のぼせた?」
少女「大丈夫……」
男「さて、すっぽんぽんじゃ、風邪ひくからな。ほら、着替え。」
少女「うさぎさんだっ!」
男「うさぎさん好きなのね。」(そういえば知能ってどれ位なんだろう。見た目と合いも変わらず、中学生くらいなのかな。)
少女「歯磨きして!」ゴシゴシ
男「うん。」(眠そうだな。っていうか、歯磨き面倒……)
22: 2012/02/26(日) 09:58:08 ID:nG4OP/GY
男「ペッして。」
少女「ぅにゅ……ぺっ。」ゴシゴシ
男「……おし、布団行っていいよ。」(なんで俺のほうにペッしたし……)
少女「ぉー」トテトテ
少女「…zzZ」
男「……ふぅ。疲れたけど。まぁ、たまにはいいよな。こういうのも。」
少女「……」ムニャムニャ
男「……おやすみ。」
一日目終了。
男「あ、着替えなきゃ。」
23: 2012/02/26(日) 10:10:56 ID:nG4OP/GY
監視室。
科「男。少女。共に深い眠りに入りました。」
友父「よし。日用品の補充。」
リョウカイ。タッタッタッ…
科「……いいんですか? 娘様のご友人なのでは?」
友父「私の友人ではない。まぁ、友人だったとしても同じだろうがね。」
科「……」
友父「君は此処に来てから、あー、数ヶ月だから。知らないだろうけれど。」
友父「彼は良いモルモットとして、育ってくれたんだ。」
友父「最初、娘に彼の為に仕事をやれと頼まれた時は冗談じゃないと思ったが。」
友父「まぁ、おかげで、私は最高の実験ができそうだよ。ふふ。」
科「……では、手筈通り?」
友父「あぁ。」
24: 2012/02/26(日) 10:32:42 ID:nG4OP/GY
個室。
男「んぁ! 重い!」
少女「男、起きて! 早く! 今しかないの!」
男「どうしたの、慌てて。」
少女「今、停電してるの。停電っていうか、私の細工なんだけど。」
男「細工?」
少女「監視カメラ使えなくしたの。すぐ予備電源と暗視カメラに切り替わる。だから、一回しか言えないの。よく聞いて。」
少女「ここの科学者達は全員、男を殺す気よ。」
男「!?」
少女「男と私の実験結果を手に入れ次第。私の存在を、知る者がいて欲しくないらしい。」
男「君は何も覚えていないんじゃ……」
少女「忘れた振りをしてたの。でも、ゆっくりは話せないから。」
少女「私が暴走しないとわかった以上、今日にでも仕掛けてくると思う。」
パッ
男「ぅ。」(停電から復旧したのか……)
25: 2012/02/26(日) 10:41:34 ID:nG4OP/GY
男(少女はもう、自分のベッドの上に戻ってる。早いなぁ。)
男(あの話が本当なら……、急いで……)
男(って、打つ手無いんだけどね。取り敢えず、怪しまれないようにしよう。)
男「少女。朝だぞ。」ユサユサ
少女「…さ……で……。」
男「ん?」
少女「むぅ……、なんでもない。お早う。」
男「お早うさん。」
男「朝日が無いと、朝って気分にならない。」
少女「そうなの?」グー
少女「あっ……。男。お腹すいた。……と思う。」エヘヘ
男「ベーコンエッグ作るよ!」
26: 2012/02/26(日) 10:54:06 ID:nG4OP/GY
少女「男はお料理上手。」
男「……うん」(食材が追加されていた。いや、追加じゃないな。賞味期限が全部違うということは。)
少女「男は遊んでくれるし。」
男「……うん」(風呂場も掃除したけど、昨日のリンスとシャンプーの重さと違っていた。)
少女「男って年下の女の子って好み?///」
男「……うん」(部屋の中のものもほとんど新しくなっていたし、寝ている間に総替えしたか。)
少女「! ……わ、私のこと好き?」
男「……いや」(いや、待てよ。確か友の父さんは、脳波計を好んで使っていたな。っていうか、あれ便利だから。)
少女「……」ショボーン
男「……好き」(俺もあれで遊ぶの好きだったわー。懐かしい。)
少女「」パァ
男「……」(つまり、脳波計で熟睡したかを見計らい、この部屋に来ていたのか。襲撃は、寝てから、か。)
少女「おとこぉー♪」ガシッ
男「どうしたー?」ヨシヨシ
27: 2012/02/26(日) 11:06:08 ID:nG4OP/GY
夜。
男(と、わかったとしても。寝た振りは通用しないし。細工なんて、俺には無理だし。)
男「よーし。寝るぞ。」
少女「……うん。……あ、あのさ。」イソイソ
男「ん?」
少女「怖くないの?」
男「少女、暗いの怖い? 俺は怖くないけど。」
少女「そ、そうじゃな――」
男「大丈夫。俺が守ってあげるから。」ギュッ
少女「!」
男「よしよし、ほら。寝な。」
少女「……うん」
二日目終了。
男「ちょ、ト、トイレ……」
28: 2012/02/26(日) 12:08:30 ID:nG4OP/GY
科「深い眠りに入りました。」
友父「よし、行け。殺さず、生け捕りにしろ。」
科「少女の電源を落としました。」
個室。
兵A「確保ォ!」
男「んぁ。」
バキッ!
兵A「が……ぁっ!」ドサッ
男「頭部に回し蹴りなう。」
兵B「捕らえろ!」 兵D「殺すなよ!」
男「少女、借りるぜ。」
兵B「銃!? どこか――」 バァン! バァン! ――カランッカランッ
兵A「」 兵B「」 兵C「」
男「肩痛い……」
29: 2012/02/26(日) 12:16:14 ID:nG4OP/GY
男「おい、少女。起きろ!」ユサユサユサユサ
男(くそっ……起きない……! 置いて行くわけにも……)
オイ、ゾウエンヲイソゲ! ジュウセイガシタゾォー! キャー!
男(少女は実験に必要のはず……処分されることはない……)ダッ
男「待っててくれ……必ず来るから。」
30: 2012/02/26(日) 12:36:38 ID:nG4OP/GY
男「はぁはぁ……ここか……?」ガチャ
友父「捕らえろ。」 科「……」ガシッ
男「ぐっ……」グググ…
友父「無駄だ。君と同じく科学者も私のモルモット。君よりも若い頃から肉体改造に着手している。」
友父「何の為に、お前みたいな若造の肉体を改造したと思ってるんだ。」
友父「まぁ、今回の研究でよくわかったよ。兵を殺すことも厭わず。少女の体に微塵も興奮しない。」
友父「そして推理力。肉体面でも一撃で首を折るほどの蹴り。」
男「……」
友父「よく育った。私のモルモット。」
男「……」ギリッ
31: 2012/02/26(日) 12:46:02 ID:nG4OP/GY
男「くっ……、何の為に俺を……」
友父「君じゃなくとも、まぁ、偶然君だったんだが、まぁ、入れ物だ。」
男「……入れ物?」
友父「人工知能の入れ物さ。科学者は入れ物には適さない、と言うより出来ない。感情を一切削ってないからな。」
男「くそっ……。」グググ……
友父「このご時世で金が無くてな。お前みたいなバカを使うのが、一番手っ取り早かったんだ。」
32: 2012/02/26(日) 12:56:47 ID:nG4OP/GY
友父「よし。お喋りはここまでだ。人工知能を。」
科「……それでは」
男「離、せっ!」
科「……」
33: 2012/02/26(日) 13:07:30 ID:nG4OP/GY
数時間後 研究所跡地――
男「んー!気分爽快!」
科「……感情を補う為に、人工知能を移植、定着させた。」
男「うん、ありがと。でも、よく研究所を潰すのに協力してくれたね。」
科「私の感情は消えてなかったからね。心苦しかったよ。」
科「けど昔のあの人はあんな風じゃ……」
男「いいよ、色々あるんだろ。協力してくれてありがとう。」
科「じゃ、また会おう。」
男「あぁ、あいつは?」
科「……」
男「……」
男「んー!気分爽快!」
科「……感情を補う為に、人工知能を移植、定着させた。」
男「うん、ありがと。でも、よく研究所を潰すのに協力してくれたね。」
科「私の感情は消えてなかったからね。心苦しかったよ。」
科「けど昔のあの人はあんな風じゃ……」
男「いいよ、色々あるんだろ。協力してくれてありがとう。」
科「じゃ、また会おう。」
男「あぁ、あいつは?」
科「……」
男「……」
34: 2012/02/26(日) 13:14:58 ID:nG4OP/GY
個室。
『君とは真逆だ……、感情の残骸だけが残った。』
少女「……」ボーッ
男「……」
少女「……」ボーッ
男「……誰か、待ってるの?」
少女「……」コクン
男「……ごめん」
少女「……」ボーッ
男「少女。少女……、少女! ごめん……、ごめん……!」
少女「……」ナデナデ
許してくれ――
終。
『君とは真逆だ……、感情の残骸だけが残った。』
少女「……」ボーッ
男「……」
少女「……」ボーッ
男「……誰か、待ってるの?」
少女「……」コクン
男「……ごめん」
少女「……」ボーッ
男「少女。少女……、少女! ごめん……、ごめん……!」
少女「……」ナデナデ
許してくれ――
終。
37: 2012/02/26(日) 14:37:36
ハッピーエンドルート書くまで許さん
38: 2012/02/26(日) 17:40:30
唐突な感があるけどこういう悲しいのも嫌いじゃない
乙した!
乙した!
引用元: 男「君が、人工知能?」 少女「……」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります