1: 2011/06/15(水) 19:17:45.59 ID:6WTA2MFA0
マミ「え?」

まどか「私、マミさんの傍にいたいんです!」

まどか「私なんかでよかったら…」

マミ(あ、あれ?聞き違いかな…)

マミ「参ったなぁ。まだまだちゃんと先輩ぶってなきゃいけないのになぁ
   やっぱり私ダメな子だ」

まどか「ぼっちですもんね!!」ニコ

マミ「…」

2: 2011/06/15(水) 19:21:58.13 ID:6WTA2MFA0
まどか「ひとりぼっちなんてかわそうですもん…」

まどか「私が傍にいますからね」

マミ「優しいのね…鹿目さんって」

まどか「もう…。当たり前じゃないですか」

マミ「うぅ。うれしいわ」ウル

まどか「で、大事なお話なんですけど」

4: 2011/06/15(水) 19:23:39.11 ID:6WTA2MFA0
マミ「?何かしら」

まどか「マミさんの誠意がみたいんです!」

マミ「せ、誠意?」

まどか「はい!」

マミ「…ごめんなさい。どういう意味かな?」

まどか「も~、決まってるじゃないですか…」


まどか「お金ですよ」ニコ

6: 2011/06/15(水) 19:24:33.70
こんな世界いらない…!

7: 2011/06/15(水) 19:25:09.76 ID:6WTA2MFA0
マミ「お、お金?」

まどか「はい!」

マミ「で、でも…。お金って…」

まどか「そうですか?」

まどか「マミさんについて行くんですよ?当然だと思いますよ…」

マミ「え?…どういう意味?」

まどか「魔法少女は危険だってマミさんが言ったじゃないですか~」

マミ「う、うん。そうね」

マミ「でもね。鹿目さん…」

マミ「私ね…。お金…そんなにもってないのよ…」

10: 2011/06/15(水) 19:28:43.31 ID:6WTA2MFA0
マミ「だから…。ちょっと無理かな…」

マミ「それに、お金でついてきてもらうなんて…。あまりいい事ではないと思うの」

まどか「…」

マミ「鹿目さんの気持ちはうれしいのよ…」

マミ「私なんかに…。こんなに気をつかってくれて…」

マミ「でm」

まどか「嘘だ…」

マミ「え?」

まどか「マミさんお金持ってるでしょ?」

14: 2011/06/15(水) 19:31:13.03 ID:6WTA2MFA0
マミ「ううん。そんなn」

まどか「だって交通事故にあって、慰謝料たくさんもらってるはずだもん!!」

マミ「……。鹿目さん?」

まどか「隠す必要なんてないですよ?」

まどか「お昼に一人で食事なんてさびし過ぎますよ」ニコニコ

まどか「いつも一人で帰るなんてつまりませんよ」

マミ「……」

まどか「マミさんのためですもん…。2万、ううん。一週間1万円で」

マミ「一週間1万円…?」

マミ「そ、それは…ちょっと…」

18: 2011/06/15(水) 19:35:00.22 ID:6WTA2MFA0
まどか「そんな事、言っていいんですか?」

まどか「いつも一人でさびしく、そんな人生、酷すぎます!!」

まどか「たった1万円で私とお友達になれるんですよ!?」

まどか「悩む事ないじゃないですか…」

マミ「友達をお金でなんて…。」


まどか「うざい」ボソ

マミ「え?何?鹿目さん…」

まどか「そんなだから、お友達ができないんですよ…」

マミ「あぅ…」

21: 2011/06/15(水) 19:37:58.94 ID:6WTA2MFA0
まどか「後輩ができて楽しかったでしょ?マミさん」

マミ「え、ええ…」

まどか「お金くれないんだったら、もうマミさんと一緒にいたくないです…」

まどか「さやかちゃんだってそうですよ?」

まどか「こんな危険な目にあってるんですから、何かお礼があっても
    いいじゃないですか?」

マミ「ご、ごめんなさい…。」

マミ「で、でも。怖かったら言ってくれれば…」

23: 2011/06/15(水) 19:40:47.48 ID:6WTA2MFA0
まどか「先輩のいう事を無下にできる後輩なんていませんよ」

まどか「無理にでもついていかなくちゃ…」

まどか「マミさんだってわかってて言ったんですよね?」

マミ「ち、ちが…」

まどか「マミさんは私達がかわいくないんですか?」

マミ「そ、そんな事はないわ…」

マミ「一緒にいてくれてうれしいわ」

まどか「なら…。いいじゃないですか…」

マミ「でも。これは将来に必要なお金で…」

まどか「ほら!!もってる!」

25: 2011/06/15(水) 19:46:01.42 ID:6WTA2MFA0
マミ「嘘ついてごめんなさい…。」

マミ「でもね?べらべらそういう事は言わない方がいいものなの…」

まどか「言い訳なんていいんです…」

マミ「いいわけじゃ…」

まどか「なんでですか!?」

まどか「私やさやかちゃんじゃ不満なんですか!?」ウル

マミ「ち、違うわ!!そんなつもりで…」

まどか「じゃあ…、じゃあなんでしぶるんですか!?」

まどか「私…。マミさんの事大好きなのに!!!」

マミ「あう」

26: 2011/06/15(水) 19:49:28.89 ID:6WTA2MFA0
マミ「……一万円ね。」

まどか「マミさん」パァ

まどか「はい!!」

マミ「…帰ってからでいいかしら…?」

まどか「もちろんですよ」

まどか「マミさんがわかってくれて、私うれしいです!」

マミ「う、うん。よかったわ…」

まどか「わーい!」ルンルン

27: 2011/06/15(水) 19:50:25.87
ぐぬぬ…

28: 2011/06/15(水) 19:53:03.64 ID:6WTA2MFA0
まどか「さやかちゃん!キュゥべえ!」

マミ「…お待たせ」

さやか「マミさん!まどか!」

QB「マミ!」

マミ「…下がってて」ユラ



マミ(ああ…。すごい。こんなにも身体がおもいなんて)

マミ「油断できないわ…。全力で」ギリッ

30: 2011/06/15(水) 19:57:40.05 ID:6WTA2MFA0
シュルシュル

ほむら「巴マミ、たいしたものね…」

マミ「ありがとう…」


マミ「私、先に帰るね…。」

まどか「マミさん?」

マミ「大丈夫…。お金、おろしてくるから」トボトボ

マミ「後で鹿目さんの家に行くから…」

まどか「はい!待ってますね」ニコ


さやか「なんかあったのかな、マミさん?」

まどか「疲れてるんだよ、きっと」

32: 2011/06/15(水) 19:59:20.21
ん?
勝ったの?

34: 2011/06/15(水) 20:02:49.12 ID:6WTA2MFA0
トボトボ

マミ(こんな事していいのかしら…)

マミ(でも、今更…。そんなこと言ったら)

マミ(一人は…。さびしい)ウゥ

マミ「前向きに考えましょう!」

マミ「そうよ!これからは、みんなと」

マミ「お昼、気合いれないとね!」

マミ「デザートももって行こうかしら」



ピィ、ピッ、ガー、オワスレナイヨウ

マミ「多めにもっておこう…」

35: 2011/06/15(水) 20:06:25.02 ID:6WTA2MFA0
まどか宅

ピンポーン

ガチャ

和久「はい、どちらさまですか?」

マミ「夜遅くにすいません。私、鹿目まどかさんの」

まどか「あ、マミさん!」

和久「まどかのお友達かな?」

まどか「うん!学校の先輩」

まどか「マミさん、上がって上がって」ニコニコ

マミ「お邪魔します」

38: 2011/06/15(水) 20:09:46.99 ID:6WTA2MFA0
ガチャ

まどか「どうぞ、ここが私の部屋です」

マミ「あら、かわいいお部屋ね」

マミ「鹿目さんのイメージにピッタリね」ウフフ

まどか「お世辞でもうれしいですけど…。でも値切らないでくださいね!」

マミ「そんなつもりじゃないのに」ボソ

まどか「お菓子持ってくるんで待っててください」スタスタ

40: 2011/06/15(水) 20:12:28.72 ID:6WTA2MFA0
マミ「ホントにかわいいお部屋ね」

マミ「あら?かわいいぬいぐるみだわ~」モフモフ

マミ「鹿目さんはこういうのが好きなのかしら?」

ガチャ

まどか「お待たせしました」

マミ「ありがとう鹿目さん」ウフ

42: 2011/06/15(水) 20:15:49.47 ID:6WTA2MFA0
まどか「さっそくですけど…」マドマド

マミ「…はい」スッ

マミ「鹿目さんと美樹さんの分で、2万円でいいのかな?」

まどか「わぁー、マミさん!大好き」ダキ

マミ「…。ねぇ?鹿目さん」

マミ「なんで…。こんな事を…?」

まどか「へ?」

マミ「鹿目さんはおかしいと思わないの?」

43: 2011/06/15(水) 20:23:25.36 ID:6WTA2MFA0
まどか「……」

マミ「お小遣いが少ないとか…、なんか理由があるのかしら?」

まどか「……」

マミ「1万円なんて大金よ?中学生には、遊ぶにしては多すぎるし…」

マミ「言えないわけがあるの…かな?」

まどか「言いたくないですっ!」

マミ「で、でもね?」

まどか「お金、ありがとうございます!!
    明日は何時ごろにどこで待ち合わせしますか…」ムスッ

44: 2011/06/15(水) 20:25:42.26 ID:6WTA2MFA0
マミ「へ?」

まどか「だって、マミさんとはお友達なんですから」ニコ

マミ「あ、ああ…」

まどか「あんまり早いと、寝坊しちゃうかも」ニコ

マミ「そ、そうね。じゃあ」



……

46: 2011/06/15(水) 20:30:45.24 ID:6WTA2MFA0
翌日

まどか「おはよう~、さやかちゃん!…仁美ちゃん」

マミ「おはよう、美樹さんにえっと…」

さやか「志筑仁美ちゃんですよ~、マミさん」

マミ「志筑さん、おはよう」

仁美「あら、こちらのお方は?」

さやか「巴マミ先輩だよ、仁美」

50: 2011/06/15(水) 20:36:24.71 ID:6WTA2MFA0
マミ「まぁ、志筑さんはそんなに習い事を」

仁美「はい、女性には必要な事だと」

マミ「すごいのね~」ウフフ

仁美「そんな事ありませんわ」


さやか「なんか気が合うのか?マミさんと仁美」

まどか「…。そうみたいだね」

さやか「?不機嫌だね~どうしたまどかー」ダキ

まどか「や、やめてよ~、もぅ」テレ


マミ「仲がいいわね~あの二人は」

仁美「本当ですわね」

51: 2011/06/15(水) 20:41:15.68 ID:6WTA2MFA0
学校

マミ「また後でね」スタスタ


まどか「はい!お昼、楽しみです」ニコ

マミ「あら?わかるの」

まどか「マミさんだもん♪」

マミ「うふふ、お昼にね」


さやか「マミさんの作るお菓子うまいだよ」

仁美「まぁ。私もいただきたいですわ」

まどか「全員分あるかな~?」

さやか「どういう意味!?」

仁美「…」

54: 2011/06/15(水) 20:47:36.26 ID:6WTA2MFA0
まどか「さやかちゃん…、私トイレ寄ってから行くね」

さやか「OK」

仁美「私もご一緒してよろしいでしょうか」ニコ

まどか「うん」

スタスタ


まどか「ね、私の言ったとおりでしょ?」

まどか「マミさんは私と仲良しなんだよ!」

まどか「仁美ちゃんじゃ釣り合わないよ」

仁美「…。」

57: 2011/06/15(水) 20:52:53.43 ID:6WTA2MFA0
まどか「悔しいでしょ?」

まどか「私より、なんでもできる仁美ちゃんでも。できない事もあるんだよ!」

まどか「お金持ちでクラスの人気者の仁美ちゃん…」

まどか「私の事、馬鹿にして…」

仁美「まどかさん…」

まどか「憧れてたんでしょ?マミさんに」

まどか「でも残念!マミさんは私一筋なんだよ」ニヤ

58: 2011/06/15(水) 20:58:09.16 ID:6WTA2MFA0
仁美「お静かにしていただけませんか?」

まどか「ほら、見てよ」スッ

まどか「これマミさんからもらったんだよ!」

まどか「1万円。マミさんが私にって…」

仁美「…周りに聞こえてしまいますわ。お静かに」

まどか「こんなに私の事、大事にしてるんだよ?マミさん」

まどか「…うらやましい?」

60: 2011/06/15(水) 21:02:16.16 ID:6WTA2MFA0
仁美「…。手をださないとおわかりになりませんか?」ズッ

まどか「ひっ」

仁美「そうですわね…。正直、悔しいですわ」

仁美「でも鹿目さんでは…。巴先輩がかわいそうだと思いませんか?」

まどか「…聞いてなかったの?マミさんは」

仁美「今はそうですわね…。でも鹿目さんのことですから」

仁美「今も、とっても醜いですわ。うふふ」

62: 2011/06/15(水) 21:07:23.73 ID:6WTA2MFA0
まどか「…。」

仁美「朝は毎日ご一緒に?」

まどか「そ、そうだよ!」

まどか「見てたでしょ!?」

仁美「ええ。ではお気づきになりまして?」

まどか「?な、なに?」

仁美「巴さんお顔ですわ。鹿目さんを見る目…」

仁美「なんといいましょうか…。少し困ったお顔でしたわ」フフ

仁美「鹿目さんが無理やりついて来て、それで…」

64: 2011/06/15(水) 21:13:40.17 ID:6WTA2MFA0
まどか「…え!?そんな…」

仁美「やっぱり…。まどかさんはw」

仁美「ご自分をもう少しお知りになった方がよろしいのでは?」


仁美「さぁ、そろそろホームルームが始まってしまいますわ」スタスタ

まどか「……っ」

66: 2011/06/15(水) 21:17:39.17 ID:6WTA2MFA0
早乙女「はい!どう思いますか中沢君!」

中沢「両方で…」

さやか(それはないな)

ほむら(理解しかねるわ…)


まどか(マミさん…。嫌々ついて来たの…)

まどか(ばっちのクセに!!)

まどか(私が誘ってあげなきゃダメなクセに!!)

68: 2011/06/15(水) 21:22:39.32 ID:6WTA2MFA0
早乙女「…そうですね」ヒキ

早乙女「さぁ、授業の準備をしてください」

中沢「あ、あれ?」

中沢(変な事だったかな? 男と女どっちが良いか)


まどか(あのぼっちにわからせなきゃ…)

まどか(仁美ちゃんになんか!!)

さやか「あっ…。弁当忘れてる…」アレ

70: 2011/06/15(水) 21:30:22.62 ID:6WTA2MFA0
お昼休み

マミ「さてと…。」スク

クラスメート「巴さん、二年生の子が…」

まどか「マミさ~ん」ニコ

マミ「?」

マミ「どうしたの鹿目さん?」

マミ「今から屋上に行こうと…」

まどか「マミさん…私の事嫌いですか?」

マミ「え!?…そんな事ないわよ。どうしたの?」

まどか「知ってたけど確認したかったんです」ニコ

マミ「?」

71: 2011/06/15(水) 21:34:16.11 ID:6WTA2MFA0
スタスタ

さやか「まどかの奴どうしたんだ。チャイムなったらいきなり」

仁美「そうでわね…。今朝から少し変ですわ」



まどか「マミさ~ん、デザートもあるんですか?」

マミ「うふふ、どっちかな~」

まどか「もう、マミさんたら」ダキ


さやか「なんと素晴らしいことですか!仁美さん」

さやか「お聞きになりまして!?」

仁美「」

74: 2011/06/15(水) 21:38:35.09 ID:6WTA2MFA0
いただきま~す

マミ「あら。美樹さんお弁当は?」

さやか「あはは…。忘れちゃったんですよ」

さやか「でも大丈夫!マミさんのデザートのために耐えます」

まどか「あはは、さやかちゃんたら」

仁美「もう、調子がいいんですから…」


マミ「美樹さん、私の食べる?」

さやか「え!?」

マミ「うふふ、最近ダイエットしてるから…。遠慮しなくていいのよ?」スッ

さやか「まじっすか!?」

まどか「」
仁美「」

75: 2011/06/15(水) 21:42:00.97 ID:6WTA2MFA0
さやか「いや~、でも悪いですよ」チラチラ

マミ「気にしなくていいのに。私達お友達、でいいのよね?」

さやか「?当たり前じゃないですか」

マミ「なら、遠慮しないでね」

仁美「…。あっ!」

カラン

さやか「ああ!!!もったいない!!」ガタ

マミ「あらあら…」

78: 2011/06/15(水) 21:49:36.43 ID:6WTA2MFA0
仁美「ああ…。お弁当が…」フフ

まどか「!?」ギッ

さやか「まだ食べられるかな!?」

マミ「なにを言ってるの美樹さん…」

仁美「い、今片付けますわ」

マミ「志筑さんは座ってて、私がやるから」

仁美「で、でも…」

マミ「いいの、いいの」


マミ「志筑さん、私のでよかったら。美樹さんと半分づつ食べる?」

仁美「すいません。ご迷惑を…」

マミ「うふふ」

82: 2011/06/15(水) 21:55:07.45 ID:6WTA2MFA0
さやか「いや~ご馳走様です」

仁美「とてもおいしかったですわ、巴先輩」ニコニコ

まどか「…。」

マミ「ありがとう、うれしいわ」


まどか「マミさん!」

マミ「?どうしたの鹿目さん」

まどか「仁美ちゃんはわざとお弁当落としたんだよ!!」

仁美「!どうしたんです?鹿目さん」ビク

まどか「私見てたもん!!手をこう…」

マミ「お、落ち着いて鹿目さん」

86: 2011/06/15(水) 21:59:35.82 ID:6WTA2MFA0
仁美「そんな…。わざと落とすなんて」

まどか「!?」

まどか「嘘つかなでよ!見てた!私見てたもん!!」

マミ「まず、座りましょう?…ね?」

まどか「信じてないんですか!?私の事!」ギリッ

マミ「お、落ち着きましょう…。お願いだから」

さやか「まどか…」ゲップ

90: 2011/06/15(水) 22:02:32.77 ID:6WTA2MFA0
脱字が多くて申し訳です

91: 2011/06/15(水) 22:06:16.35 ID:6WTA2MFA0
まどか「…っ」

マミ「ありがとう、鹿目さん…」

マミ「…。志筑さん、本当なのかな?」チラ

仁美「そ、そんな…。自分のお弁当を落とすなんて…」

仁美「そんな事したって…」

マミ「そ、そうよね。う~ん」

マミ「見間違えじゃないかしら?鹿目さん…」チラ

まどか「違うもん!わざと…!!!」

仁美(あらあら)

マミ「あぅぅ」

94: 2011/06/15(水) 22:13:07.78 ID:6WTA2MFA0
まどか「さやかちゃんも見てたでしょ!?」

さやか「え?」シーシー

さやか「いや…私は。」

まどか「嘘じゃないのに!おかしいよ!!」

まどか「なんで信じてくれないんですか!?」


マミ「ど、どうしたいいのかな」ヒソ
仁美「鹿目さんはたまにこうやって、錯乱する事があるんですわ」
マミ「え!?そうなの?」
仁美「…巴さんは鹿目さんとあまり長くないのですか?」
マミ「そ、そうね…」

仁美「」フフフ

まどか「仁美ちゃんとなんか話しちゃダメだよマミさん!!」

96: 2011/06/15(水) 22:17:15.39 ID:6WTA2MFA0
ほむら「巴マミ…。あなたには失望したわ」ズイッ

マミ「…暁美さん」

ほむら「志筑仁美はわざと手を離したわ」

ほむら「私が証人よ」ファサァッ

まどか「!?。ほら!!」

さやか「転校生…。あんたどこに?」

ほむら「後ろに座っていたわ」

マミ(なにがなんだかわからないわ)

100: 2011/06/15(水) 22:26:21.26 ID:6WTA2MFA0
ほむら「まどかは嘘をつくような子ではないわ」

さやか「まあ、そうだね」

マミ「はいはい!」

マミ「もうこの話は終わり!」

マミ「手が滑って落としてしまったでもわざとでも」

マミ「志筑さんにとってはマイナスだし…」

マミ「鹿目さんもそんなに怒らなくても…。ね?」

まどか「っ!!」

ほむら「まどかを侮辱するの!?」

マミ「ややこしくしないで!暁美さんは引っ込んでなさい!!」

ほむら「ほむー…」

106: 2011/06/15(水) 22:36:44.62 ID:6WTA2MFA0
まどか「うう」ウル

ほむら「!!!!!!!!?」

マミ「!?ご、ごめんなさい鹿目さん」

マミ「怒ってるわけじゃないの…」

マミ「ただね。みんなで楽しくお食事をしたいじゃない?」

マミ「だから…」

仁美「そうですわ。私も気にしていませんから…」

107: 2011/06/15(水) 22:42:17.26 ID:6WTA2MFA0
まどか「!!」

まどか「っ。マミさん…帰りは門で待ってますから」

まどか「二人で帰りましょう…」ダッ

マミ「あっ」

ほむら(なにがどうなっているの?
    とにかく)ダッ

さやか「仁美、まどかとなにかあったの?」

仁美「わかりませんわ…。まどかさん…一体」

マミ「心配だわ…」

108: 2011/06/15(水) 22:49:44.60 ID:6WTA2MFA0
ほむら「鹿目まどか」

まどか「…なに?」ゴシ

ほむら「私でよければ力になるわ」

まどか「…いいよ。向こう行っててよ」フイッ

ほむら「志筑仁美となにかあったのでしょ?」

ほむら「私はあなたの味方よ。安心して」

まどか「………」

109: 2011/06/15(水) 22:54:54.64 ID:6WTA2MFA0
スタスタ

さやか「親友として恥ずかしいわ…私」シーシー

さやか「まどかに何があったのかわからない…」

仁美「私もですわ…」

マミ「美樹さんはそれをやめなさい」

さやか「はい。」


仁美「巴さん」

マミ「?どうしたの志筑さん」

仁美「私もご一緒していいでしょうか?」

マミ「え?」

仁美「まどかさんが心配で、私も下校を…」

さやか「!?いい考えだね!私も!!」

111: 2011/06/15(水) 23:05:44.10 ID:6WTA2MFA0
まどか「なに?これ…」

まどか「マミさん?」ギリッ

マミ「皆ね、鹿目さんの事が心配で、一緒に帰りたいって…」

まどか「さやかちゃん。……仁美ちゃん」

まどか「二人だけで帰らせて、お願いだから」

さやか「…うん。なんかごめん」

仁美「そ、そうですか…。」

まどか「行こ。マミさん」グイ

マミ「ええ…。ふたりともごめんね…」

113: 2011/06/15(水) 23:13:13.98 ID:6WTA2MFA0
スタスタ

まどか「おかしいですよね…」

マミ「え?」

まどか「あんな風に騒いで…。変な子ですよね」

まどか「でも、仁美ちゃんは嘘をついてるんです…。本当なんです…」

マミ「…」

まどか「マミさんと私は友達だもん。仁美ちゃんが入る余地なんてないよね」

まどか「ね?」

マミ「ねぇ鹿目さん。最近のあなたはおかしいわ…」

マミ「話してくれないの?私に」

マミ「お友達なら…」



まどか「…なにを言ってるんですか?ぼっちのクセに」

114: 2011/06/15(水) 23:23:09.48 ID:6WTA2MFA0
マミ「!?」

まどか「私がいないと一人ぼっちのクセに!」

マミ「鹿目さん?どうしたの」

まどか「嫌々付き合ってあげてるんですよ?マミさんなんかに」ギリッ

まどか「変な詮索しないでよ…」

マミ「…嫌ならいいのよ。我慢しなくても…私は大丈夫だから」

まどか「っ!?」

119: 2011/06/15(水) 23:35:37.56 ID:6WTA2MFA0
まどか「そんな事できませんよ…」

まどか「お金もらったんですから…」

マミ「いいわよ…。そんな事」

マミ「鹿目さんが嫌な思いをするぐらいなら」

マミ「うん!先輩からの…そう。
   魔法少女体験コースに付き合ってくれたお礼!」

マミ「美樹さんや志筑さん…暁美さん。本当のお友達と
   遊ぶ足しにでもしてくれていいわよ」ウフ

まどか「っ…。」

マミ「…嫌々なんてつらいでしょ。
   私はうまく言えないけどね」

マミ「お友達と居る時は楽しいものだから…」

マミ「気をつかってくれてありがとう…。鹿目さん」

マミ「嬉しかったわ。」ナデナデ

まどか「うぅ」バッ

122: 2011/06/15(水) 23:46:52.96 ID:6WTA2MFA0
マミ「ごめんね、嫌だった?」

まどか「っ…」

マミ「鹿目さん…」

マミ「…良かったら、また家に遊びに来てね」

マミ「うん…。よかったらで…」

マミ「お昼の事は大丈夫!気にしてないから」

まどか「!!あれは仁美ちゃんが」

マミ「うん。疑ってるわけじゃないから」

マミ「そうね…。志筑さん」

マミ「私のお弁当が食べたかったのかな?…なんてね」フフ

マミ「…私はあれでも楽しかったから…ね」

マミ「……うん。また…ね」ニコリ





まどか「…」ポロ

124: 2011/06/15(水) 23:56:04.98 ID:6WTA2MFA0
スタスタ

マミ(私、そんなにダメなのかな?)

マミ(鹿目さんがこんなに嫌がるなんて…)


マミ(私の秘密…)

マミ(いままで…。無理だった…隠さなくいい友達)

マミ(ふふふ、変に期待なんか…するもんじゃ…ないわね)ウル

マミ(ああ、そっか…。こういうところがダメなんだね…)



ガチャ

マミ「ただいま…」

バタン

129: 2011/06/16(木) 00:12:41.68 ID:rZ80ugkU0
ガサゴソ

ビク
杏子「…えへ」ペロ


マミ「また来てたの…」

マミ「今日は疲れてるから…何も作らないわよ?」ハァ

杏子「あまえんなよ!」

マミ「……あまえたいわ」グスッ

杏子「あまえんな!!!」

マミ「あなたは帰りなさいよ…」

134: 2011/06/16(木) 00:18:39.29 ID:rZ80ugkU0
マミ「…佐倉さんは一人でつらくないの?」

杏子「そういう事は食い物を作ってから聞くべきだよ」


マミ「…戸棚にカップラーメンがあるわ」

杏子「ちょっと待ちな」

ゴソゴソ…ジョボジョボ。

杏子「つらいねぇ~?別にかんじねぇな」

マミ「…なんで?」

135: 2011/06/16(木) 00:23:12.35 ID:rZ80ugkU0
杏子「決まってるじゃん」

杏子「慣れだよ」

マミ「…そう…よね」フフ

杏子「長いければ慣れちまう。当然さ」ズルズル

杏子「馴れ合いなんてくだらないね」

マミ「…これは違うの?」

杏子「違うね」

136: 2011/06/16(木) 00:28:57.18 ID:rZ80ugkU0
マミ「わからないわ…私には」

杏子「好きでここにいるわけじゃねぇもん」ズルズル

マミ「い、嫌々って事?」

杏子「別に…生きるためだし」

マミ「自分で買ったりしてよ…」

138: 2011/06/16(木) 00:35:04.86 ID:rZ80ugkU0
マミ「質問…していい?」

杏子「なにさ?」

マミ「嫌々…私にね、友…」

マミ「本人、嫌々だけど私についてきてくれる子がいたの」

杏子「…。で?」

マミ「その子に嫌われない方法はない…かな?って」



杏子「…なんで嫌われてんの?」

141: 2011/06/16(木) 00:43:07.67 ID:rZ80ugkU0
マミ「そ、その…。私に友達がいないのが」

マミ「嫌なのかな?」

杏子「……はぁ?」

マミ「ばっちのクセにっとか言われちゃって…」

マミ(思い出すと…つらい)ウル


杏子「あたしは…。そういう奴とは関わらないほうがいいと思うね」

杏子「そんな見方で見下す奴なんて、嫌な奴って相場がきまってるもんだ」

杏子「無理に付き合わなくていいじゃん」

杏子「お前も嫌だろ?そいつ」

マミ「私は…嫌われるのは…つらいわ」

マミ「嫌いたくも…ない…かな。むしろ私はお友達になりたかったわ」

杏子「…わけわかめ」ペロ

142: 2011/06/16(木) 00:49:39.39 ID:rZ80ugkU0
マミ「うふふ、…人選を誤ったようね」

マミ「あははは、ははは。ふふふふ…」ニコ

杏子「ケッ!」


杏子「まあいいや、ご馳走さん!」サッ

シーン



マミ(関わらない方がいいっか…そうした方がいいのかしら。
   そうね…私からは)

143: 2011/06/16(木) 00:55:15.78 ID:rZ80ugkU0
まどか(マミさんめ!!)

まどか(せっかく…せっかく仲良くしてあげたのに!)

まどか(一人はかわそうだから!!)

まどか(嫌々、嫌々付き合ってあげたのに!)

まどか(嫌々なのに…。)ポロ

まどか(…仁美ちゃんとなんか仲良くして)

まどか(私の事を疑って…。当然だよ)

まどか(惨めだよマミさん。)

まどか「嫌われて当然だよ!」グスッ

145: 2011/06/16(木) 01:02:37.98 ID:rZ80ugkU0
まどか(でも、仁美ちゃんには渡さない)

まどか(あんなひねくれ者に!)

まどか(みんなの前でいい子にして…)

まどか(私には…。うぅーー)ギリッ



ほむら(困ったわ。どう声をかけたらいいのかわからないわ)


ほむら(泣いているの?)

146: 2011/06/16(木) 01:07:09.47 ID:rZ80ugkU0
さやか「仁美ちゃんよ~よ~」

仁美「どうしまして?さやかさん」

さやか「本当に何もないのかにゃ~?」

仁美「…私にはわかりませんわ…。本当に」フイッ

さやか「そうっスか!」

さやか「明日になったら案外、戻ってたりして。
    いつものまどかにさ」

仁美「どうでしょうか?さやかさんではありませんから…」

さやか「そういうキャラじゃないんだけどな、私…」

159: 2011/06/16(木) 02:03:40.09 ID:rZ80ugkU0
翌日

まどか「ほむらちゃん…。おはよう」

ほむら「落ち着いたようね…」

まどか「ほむらちゃんは私の味方…。信じていいんだよね?」

ほむら「もちろん。心配しないで」


さやか「おはようまどか!…に転校生。
    めずらしいね」

仁美「おはようございます、まどかさん」

まどか「うん…おはよう。行こう…ほむらちゃん」スタ

ほむら「失礼するわ」スタ

160: 2011/06/16(木) 02:07:19.93 ID:rZ80ugkU0
まどか「…。」
バッタリ
マミ「…おはよう、鹿目さん」ニコ

まどか「マミさん、まだお友達ですからね…」

マミ「でも…。無理s」

まどか「やです…」

マミ「そ、そう…。」

まどか「行こう…」

ほむら「ええ…」

161: 2011/06/16(木) 02:11:41.38 ID:rZ80ugkU0
中沢「なんで!?なんでみんな避けるんだ!」

さやか「いや~。人の趣味をどうこうって訳じゃないけど」

さやか「両刀はちょっと…」


まどか「ほむらちゃん…。お願いね」ボソ

ほむら「わかっているわ…でも」

ほむら「理由は教えてくれないのね…」

まどか「…ほむらちゃんは私の味方でしょ!?」

まどか「なら言う事、聞いてるだけでいいよね?」

ほむら「…。ええ」

164: 2011/06/16(木) 02:30:32.12 ID:rZ80ugkU0
早乙女「だと思うんです!美樹さん!どう思いますか!?」

さやか「かけないのが正解だと思います」

早乙女「ですよね!から揚げ勝手にレモンなんて!!」



まどか「早乙女先生…。気分が悪いので保健室に行ってもいいですか?」

早乙女「大丈夫?鹿目さん…。えっとじゃあ」

まどか「仁美ちゃん…連れて行ってもらっていいかな」チラ

仁美「!え、ええ。私でよければ」スタ

早乙女「志筑さん、お願いね」


さやか「親友をスルーとは…。まどか…」

165: 2011/06/16(木) 02:40:05.22 ID:rZ80ugkU0
スタスタ
仁美「…」

まどか「…」

仁美「私を選んだという事は、何かお話がおありなのでは?」

まどか「…うん。そうだよ」

まどか「昨日の事、マミさん、仁美ちゃんの嘘に気づいたみたいだよ」ニコ

まどか「嫌われちゃうね?仁美ちゃん…」

まどか「マミさんのお弁当食べたいからって、あれはないよね?」

まどか「あさましいよ!!」

仁美「そう…、巴さんが?」

まどか「っ!そうだよ!!」ビク

仁美「ふふ…、嘘が下手ですわね。まどかさんは」

まどか「嘘じゃない!!マミさんが言ってたんだもん!」

まどか「あんな醜い子と一緒に!…なんてって…」

仁美「困りましたわ…。」

仁美「巴さんが言ったのでしたらね」ニコ

169: 2011/06/16(木) 02:51:54.41 ID:rZ80ugkU0
まどか「っ!!」

仁美「まどかさんと巴さんは深い仲…とはとても言えないのではないでしょうか?」

まどか「嫉んでるんだ、妬いてるんだ」

仁美「ふふふ」

まどか「っ!!」

仁美「普通に考えみてください、鹿目さん…」

まどか「なにを?なにを!?」

仁美「ふふふ、落ち着いてください。まどかさん」

まどか「早く言ってよ!!」

仁美「まどかさんの様な嘘と、私の様な悪意のない
   ちょっとした嘘」

仁美「比べるまでもない事ですわ」

仁美「こんな事、巴さんが知ったらどう思うと思いますか?」

まどか「あ、あ…」

仁美「特別、仲がいいわけではない事がわかりましたから…」

仁美「遠慮する必要はないようですわね」フフ

171: 2011/06/16(木) 02:58:57.58 ID:rZ80ugkU0
仁美「正直まどかさんには不釣合いですわ」

仁美「ねぇ…そう思いませんか?」

まどか「…っ」

仁美「身の程わきまえるのが賢明ですわ」

仁美「さぁ、具合が悪いんでしたよね?」

仁美「保健室にいきましょうか?まどかさん」



仁美「戻る頃にはどうなっているんでしょうか…」

まどか「…。できないよ、そんな事」

仁美「まあ?どうしてですの」

まどか「私は知らない…。でも無理だよ」

172: 2011/06/16(木) 03:00:49.72 ID:rZ80ugkU0
まどか「もういいよ…一人で行けるから」

まどか「仁美ちゃん。もう教室に戻りなよ」スタスタ

仁美「…。」

仁美「お大事になさってください」スタスタ

173: 2011/06/16(木) 03:05:02.28 ID:rZ80ugkU0
先生「寝不足だと思うは…昨日は?」

マミ「はい。あまり…」

先生「無理は良くないわ、そこのベッドが空いてるから」

先生「少しよこになっていきなさい」

マミ「はい…」

シャー

マミ(気持ちいい…)フカフカ

174: 2011/06/16(木) 03:10:22.92 ID:rZ80ugkU0
早乙女「中沢君の後ろの…」

ガラ

仁美「ただいま戻りました」

早乙女「ご苦労様。鹿目さんはどうだった?」

仁美「少し顔色が良くなっていましたわ」

さやか「なにか話したの?まどかと」ヒソヒソ
仁美「たわいのない事ですわ」
さやか「ならいいや!」



ほむら「………」

ほむら(志筑仁美…。彼女が何なのか?
    まどかが言えない事…)

177: 2011/06/16(木) 03:20:11.70 ID:rZ80ugkU0
ガラ

まどか「失礼します…」

まどか「気分が悪ので少し、寝かせてもらえませんか?」

シャー

まどか「……。」フカフカ


巴さん、まどかさんの事なんですけど…

はい、やっぱり…。

私はいいんです…、でもまどかさんはなんであんな嘘を

まどかさん、おかしくなってしまったんでしょうか…?



マミ「鹿目さん、あなたは…」



まどか「!!?」バッ

178: 2011/06/16(木) 03:26:28.25 ID:rZ80ugkU0
まどか(夢にまで…)

まどか「!?」ポタ

まどか「泣いてたんだ…私」

まどか(マミさんなんかに嫌われたぐらいで…
    泣く必要なんてないのに)

まどか(仁美ちゃんの悔しい顔が見たい)

まどか(見たい!見たい!!それだけだもん…)

まどか「マミさんなんて…嫌いだ」ボソ

シャー

先生「具合はどう?」

まどか「…もう大丈夫です。あの、今何時限目ですか?」



マミ「……」

181: 2011/06/16(木) 03:38:34.06 ID:rZ80ugkU0
さやか「仁美~、お昼どうする?」

仁美「そうですわね。巴さんに昨日のお礼をしたいですし」
   今日も屋上で食べませんか?」

さやか「OK!まどかが戻ってきたら言っとかないと…」

ほむら「志筑仁美」

さやか「な、なんだ転校生?」

ほむら「美樹さやかではない。」
さやか「」シュン

仁美「何か?」

ほむら「まどかに何をしたの?」

仁美「…。質問意図がわからないのですが…?」

ほむら「答えられないのかしら?」ファサァッ

仁美「ですから…。」

ほむら「…そう。…失礼したわ」スタスタ

仁美「まぁ…。なんなんでしょうか美樹さん」

さやか「さぁ?」
さやか「………」

207: 2011/06/16(木) 14:03:53.44 ID:rZ80ugkU0
さやか「しつこいようだけどさ…」

さやか「仁美は関係ないの?ほんとに…」

仁美「私は…」

さやか「転校生が冗談とかいいそうじゃないからさ…
    もしかしたらって、別に責めてるわけじゃないよ」

さやか「まどかがさ…。なんかかわいそうなんだよ」

さやか「…仁美も感じない?」

仁美「……さやかさん」

仁美「…。本当に心当たりはありませんわ…私」

さやか「そっか。なら転校生の勘違いだね!」ニッ

仁美「ええ」

208: 2011/06/16(木) 14:11:40.63 ID:rZ80ugkU0
ガラ

まどか「…」スタスタ



ツンツン

さやか「具合どう?」

まどか「少し寝たら良くなったよ…」

さやか「ほ…」

さやか「さっき仁美と話しててね、お昼にまたマミさんを
    誘って食べようってことになったんだけど」

まどか「…マミさんとは一緒に食べるよ。当然だよ」

まどか「当たり前だよ…」

まどか「でも、仁美ちゃん…具合悪そうだったから」

まどか「お昼…食べられるのかな?」ティヒ

さやか「全然そんな感じじゃなかったけど…」

まどか「…さやかちゃんだもんね」

さやか「そういうあつかいを受けるいわれはない!」

209: 2011/06/16(木) 14:17:53.95 ID:rZ80ugkU0
お昼休み

仁美「さやかさん、…まどかさん
   先に屋上に行ってていただけますか?」

仁美「私が巴さんをお呼びしていきますわ」ニコ

まどか「うん。行こう、さやかちゃん」

さやか「ほいほい。」

さやか「!?あ、ああああ!!」

仁美「どうしまして?さやかさん」

まどか「どうしたの?」

さやか「…弁当忘れちった」テヘ

まどか「…大丈夫だよ。またマミさんが分けてくれるよ」

まどか「そういう人だから、知ってるから…」チラ

仁美「……」

211: 2011/06/16(木) 14:29:36.10 ID:rZ80ugkU0
さやか「善は急げだね!」タッタッタ

まどか「さやかちゃん、待ってよ」タッ



仁美「廊下での話…忘れてしまいまして?」

仁美「まどかさん。ふふ」スタスタ


ほむら「……」スッ

212: 2011/06/16(木) 14:37:58.59 ID:rZ80ugkU0
チラ
マミ「あら?鹿目さん…」


まどか「マミさん…一緒にお昼食べましょう」

マミ「……でも」

まどか「嫌なんていいませんよね?マミさんなんだから…」

マミ「もういいの、本当にもういいのよ?」

まどか「いいから!!さやかちゃんが待ってます」グイ

マミ「……」

216: 2011/06/16(木) 14:55:02.76 ID:rZ80ugkU0
マミ「離して…鹿目さん」

まどか「いいから、付いてきてよ!」


マミ「離しなさい」バッ

まどか「っ!?」

マミ「嫌々ならやめて欲しいの…」

まどか「は?なに…言ってるんですか?」

まどか「うれしいクセに!」

マミ「…うれしくないわ」

まどか「なんで私に嘘をつくの!?うれしくないわけないじゃないですか」

まどか「友達のいないマミさんが私と一緒にいられるんだよ!?」

まどか「うれしくないわけない!!」

217: 2011/06/16(木) 15:01:22.34 ID:rZ80ugkU0
マミ「そうね…本当に友達なら」

マミ「昨日も言ったけど、無理をして欲しくないの」

マミ「それをされると、私もね?…つらいの」

まどか「意味わかんないです…」

まどか「友達が欲しかったんじゃないんですか!?」

マミ「これは違うでしょ?鹿目さん…」

まどか「っ。じゃ、じゃあどうして欲しいんですか!?」

まどか「マミさんのためにこんなに付き合ってあげてるのに!!」

マミ「そういうのが嫌なのよ!!」

まどか「!?」ビク

219: 2011/06/16(木) 15:13:52.16 ID:rZ80ugkU0
マミ「こんなの友達なんかじゃないでしょ?」

マミ「いいかげんにしなさい…」

まどか「は?は!?」

マミ「鹿目さんがなにをしたいのかわからない」

マミ「お友達になるからお金をちょうだい?」

マミ「…おかしいでしょ?」

まどか「おかしくないですよ…。
    他にどうやったらマミさんに友達ができるの?」

まどか「ふざけないでくださいよ」

まどか「ふざけないでくださいよ!!マミさんのクセに」

まどか「はしゃいでたクセに!楽しかったクセに!!」

まどか「ふざけんな!!」


マミ「そうね…。でも今は違う、この顔が楽しんでる顔に見えるの?」ポロ

220: 2011/06/16(木) 15:16:42.81 ID:rZ80ugkU0
まどか「……」

マミ「今の鹿目さんといるとつらいの…。」

マミ「こんな寂しい先輩なんかに…、もう…関わらないくていいのよ」

マミ「来週分は…なくていいわね。お金」

マミ「私にはもう…必要ないから」

マミ「…誘ってくれて、ありがとう」ニコ
スタスタ



まどか「ちょっと…」

まどか「マミ…さん…?」

221: 2011/06/16(木) 15:25:07.15 ID:rZ80ugkU0


まどか「待ってよ!」ガシッ

まどか「待ってよ…」

まどか「なにが嫌なの?ねぇマミさん!?」

まどか「私、変なの?変なの!?」

マミ「鹿目さん…?」

まどか「なにがいけなかったの?ねぇ!?」

まどか「マミさんは私から離れないでよ!!」

まどか「離れないでよ!!!」

225: 2011/06/16(木) 15:31:14.73 ID:rZ80ugkU0
マミ「離れたいんでしょ?私と…」

マミ「私なんかとなんて嫌だって…」

マミ「嫌々付き合ってるって…」

まどか「そうだよ!嫌でも一緒にいてよ!!!」ギュ

マミ「でも…」

まどか「いやだもん…いやだもん!」ウル

まどか「マミさんは私といてよ!」

まどか「仁美ちゃんなんかといないでよ!!」




さやか「へへ…。空腹が沁みるね」

226: 2011/06/16(木) 15:41:49.60 ID:rZ80ugkU0
マミ「鹿目さん。一体どうしたの」

まどか「うるさい!!」

まどか「一緒にいればいいの!」

マミ「…離れて」

まどか「やだ!やだやだ!!」ギュ




マミ「…。屋上でいいのね…」

まどか「……うん」

227: 2011/06/16(木) 15:46:08.94 ID:rZ80ugkU0
さやか「あれ?仁美は…」

マミ「あら、志筑さんも誘っていたのね?」

さやか「ふぇ!?仁美がマミさんを迎えにいってたんですよ」

さやか「で、遅いからまどかが見てくるって…」

マミ「おかしいわね…。私のところには鹿目さんしか来てないけど…」

さやか「あ、あれ?」

マミ「鹿目さんは…。知ってる…かな?」

まどか「…」

233: 2011/06/16(木) 16:08:26.78 ID:rZ80ugkU0
まどか「仁美ちゃんなら保健室にいるよ…」

さやか「なんで!?」

まどか「気分が悪かったんじゃないかな?」

マミ「そうなの…。なら様子を見に行ってあげましょうか」スク

まどか「必要ないよ」

さやか「いやいや、心配だし行こうよ」

まどか「私がもう見てきたもん、大丈夫そうだった!」

さやか「…う~ん」

235: 2011/06/16(木) 16:13:58.32 ID:rZ80ugkU0
さやか「まどか…、あんたやっぱり変だよ」

さやか「どうしたのさ」

まどか「なんでもないし…、変じゃ…ないもん」

さやか「…仁美となにかあったんじゃないの?」

マミ「…」

まどか「!?なんにもない!!」

さやか「でもさー、仁美といる時のまどか」

さやか「おかs」モガ
マミ「そんな事ないわ。ね?美樹さん」

マミ「美樹さんはちょっとアレな所があるから…鹿目さん」

マミ「気にしないでね」

さやか「」モガモガ

239: 2011/06/16(木) 16:21:40.53 ID:rZ80ugkU0
まどか「…うん」

さやか「ちょっとマミさん!なにをするんですか!?」

マミ「そうだ!おなかも空いたし、そろそろお昼にしましょう。ね?」

さやか「あっ…、マミさん。私…そのですね」

マミ「…なに?」

さやか「マミさんがよければなんですが…」

マミ「まさか。また忘れたの?」



さやか「…てへ」ペロ

まどか「さやかちゃん…。わざとじゃないよね?」

241: 2011/06/16(木) 16:27:02.37 ID:rZ80ugkU0
さやか「わざとじゃないよ!わざとじゃないよ!」ビクビク

まどか「なんで二回言うの…」

さやか「重要な事だから!重要だから!」

マミ「つまりわざとなのね…」




さやか「…はい。」

さやか「だって…おいしかったんだもん!!」

242: 2011/06/16(木) 16:31:28.95 ID:rZ80ugkU0
マミ「そう言ってもらえるとうれしいわ」

マミ「でも、やり方が…ね」

まどか「意地汚いよ、さやかちゃん」

さやか「はい。」

マミ「半分でいい?今日は」

さやか「マミさん!!」

まどか(面白くない…)ジー

247: 2011/06/16(木) 17:00:05.62 ID:rZ80ugkU0
マミ「ん?」

まどか「…」ジー

マミ「…鹿目さんも食べてみる?」

まどか「でも…」

マミ「いいのよ、美樹さん一人ではもったいないわ」

さやか「もったいない!?」

まどか「…食べる。」

252: 2011/06/16(木) 17:12:15.84 ID:rZ80ugkU0
まどか「おいしい…」

マミ「うふふ」

さやか「なにを今更…」

まどか「仁美ちゃん、こんなの食べてたんだ…」

まどか「マミさんもう仁美ちゃんにあげないでよ!!」

まどか「もったいないよ、仁美ちゃんには!」

さやか「まd」モガ
マミ「鹿目さん…。そうね、志筑さんもあんなやり方は」

マミ「よくなかったかもね」ニコ

まどか「マミさん…」ウゥ

255: 2011/06/16(木) 17:19:46.57 ID:rZ80ugkU0
さやか「扱いが酷いよ~」

マミ「ごめんなさいね。でも、今は志筑さんの事は…」ボソ

さやか「やっぱり!!マミさんm」モガ
マミ「鹿目さんのも一口いいかしら?」

まどか「うん。はい…」

パク
マミ「まぁ!とってもおいしいわ」

まどか「パパの料理は私の自慢です」


ほむら「…」

257: 2011/06/16(木) 17:31:02.97 ID:rZ80ugkU0
まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「鹿目まどか、例の話だけど…」

ほむら「言われたとおりにしておいたわ」

マミ「……」

まどか「うん。ありがとう」

ほむら「…後で話せるかしら?」

まどか「…後でね」コク

ほむら「…失礼したわね」チラ


さやか「転校生、一緒にどうだね?」

さやか「弁当もしくはパン持参なら、参加してもいいですよね?」

マミ「え?ええ…。私は構わないけど」チラ

まどか「いいですよ…私も」

258: 2011/06/16(木) 17:35:41.42 ID:rZ80ugkU0
ほむら「…遠慮しておくわ」スタスタ

さやか「…ちっ」

マミ「美樹さん…」

まどか「ごめんなさい…。私の親友なんです…」

259: 2011/06/16(木) 17:41:15.39 ID:rZ80ugkU0
マミ「そろそろ時間ね…」

マミ「今日も楽しかったわ…」

まどか「…マミさん、今日も一緒に帰りますからね」

マミ「ええ…。そうだったわね」

マミ「美樹さん」

さやか「はい?」

マミ「これを…」ボソ

ニギッ
さやか「?」

マミ「あとで読んで…」

マミ「それじゃ」

260: 2011/06/16(木) 17:44:47.12 ID:rZ80ugkU0
スタスタ

さやか(なんだろ?)


さやか「こ、これは!?」

さやか「レシートだ!?」

さやか「レシートを読んでって…」

さやか「よくわかんないですよ、マミさん」




さやか「あっ…。裏か…」テヘ

265: 2011/06/16(木) 17:54:45.44 ID:rZ80ugkU0
私の家で待っていて
鹿目さんと志筑さんの事で相談したいことがあります。

さやか「…鍵だ」クシャ



ほむら「鹿目まどか…」

ほむら「あなたに言われたとおりに、気絶させて
    志筑仁美を保健室に移動させておいたわ」

ほむら「なぜ。理由は聞けないのかしら?」

まどか「聞きたいの」ギリッ

ほむら「…いいわ。詮索はしない」ホムーン

まどか「ありがとう。ほむらちゃんは私の気持ちを汲んでくれるね」

ほむら「…ええ」
ほむら(やはり志筑仁美から聞きだす…)

269: 2011/06/16(木) 18:00:56.44 ID:rZ80ugkU0
放課後

仁美「まだ、頭が痛みますわ…」




マミ「じゃあ、帰りましょうか?」

まどか「マミさん。少し偉そうだよ…」

まどか「…行こう」

マミ「ええ。」



マミ宅
ガチャ

ビク
杏子「…誰だお前?」

さやか「いや、お前が誰だよ!?」

275: 2011/06/16(木) 18:24:53.43 ID:rZ80ugkU0
杏子「で…誰?」

さやか「あんたこそ誰よ!?」

杏子「この家の真の主だよ」

さやか「え!?大家って事?」

さやか「賃貸なの!?」

さやか「なんで大家が住民の家にいるの!?」

杏子「うぜぇ~。嘘だよ嘘…」

さやか「んだと!!」

279: 2011/06/16(木) 18:29:28.61 ID:rZ80ugkU0
ガチャ
マミ「美樹さん。お待たせ」



さやか「んーんー」

杏子「よう!」

マミ「…開放してあげてくれる?」

杏子「だってうるさいぞ、コイツ」

マミ「私が呼んだの…、佐倉さんは呼んでないのだけど」

さやか「マミさん!なんなんですかコイツ!?」

マミ「言っても聞かないから…いないと思ってちょうだい」

杏子「んだと!!」

280: 2011/06/16(木) 18:34:23.45 ID:rZ80ugkU0
杏子「んーんー」モガモガ




マミ「今日は美樹さんに相談したい事があるの」

さやか「はい…。」

マミ「鹿目さんと志筑さん…。私はこの二人はなにかあると思うの」

マミ「志筑さんは、別段おかしなところは見当たらなかったけど…」

マミ「鹿目さんは、志筑さんの事となると…」

さやか「…私も仁美に聞きましたけど。心当たりがないって…」

281: 2011/06/16(木) 18:41:28.46 ID:rZ80ugkU0
マミ「そう…」

マミ「ささいな事でもいいの…、なにかおかしい。
   いえ、いままで見たことのない…」

マミ「…なんていったらいいのかしら」

さやか「う~ん、う~ん。わかんないや…
    すいません」

マミ「…暁美さんは何か知ってると思う?」

さやか「転校生ですか?ええ、どうだろ」

マミ(あんまり進展は期待できないわね…)

283: 2011/06/16(木) 18:46:59.34 ID:rZ80ugkU0
さやか「そういえば!今朝は転校生と一緒でしたよ、まどか」

マミ「それなら、何か知ってるかもしれないわね…」

さやか「やっぱり、まどかに聞くのが一番なんじゃないですか?」

マミ「……。」

さやか「仁美はしらないって言ってるし…」

マミ「美樹さんは本当に知らないと思う?志筑さんは…」

さやか「え!?だって本人がいってますし…」

マミ「………純粋なのね」

さやか「え。いや~」テレ

284: 2011/06/16(木) 18:52:07.51 ID:rZ80ugkU0
マミ「ありがとう。今日のことは鹿目さんには…」

さやか「はい。でも、まどかに聞いちゃいけないってなんでですか?」

マミ「鹿目さんには私から…お願い」

さやか「わかりました。
    少しはお役に立てましたか?」

マミ「え?…ええ!!」

マミ「暁美さんの事等、知ることができたわ。ありがとう」ニコ

さやか「いつでも言ってください!私でよければ力になりますから!」

マミ「ええ。気をつけてね」

さやか「はい」スタスタ



杏子「んーんー」

287: 2011/06/16(木) 19:14:41.15 ID:rZ80ugkU0
シュルシュル

杏子「うえ、苦しかった…」

マミ「佐倉さん、一応聞くけどあなたはどう思う」

杏子「…そうだね~。その怪しくないほうが怪しいな!」

マミ「えーと…。志筑さん?」

杏子「ああ、多分そう」

マミ「感?」

杏子「他に?」

288: 2011/06/16(木) 19:18:55.03 ID:rZ80ugkU0
マミ「役に立たないわね…」

杏子「そんな事いっていいのかい?」

杏子「間違いなくそいつサ!!」

マミ「根拠は?」

杏子「野生の感!!」

マミ「野生なのね…」

杏子「恩もあるし、ちょびっと手を貸してやろうかね」

マミ「気持ちだけもらっておくわ…」

杏子「ケッ」

291: 2011/06/16(木) 19:25:50.55 ID:rZ80ugkU0
ohー
感→勘でした

292: 2011/06/16(木) 19:28:55.06 ID:rZ80ugkU0
スッ
ほむら「志筑仁美、話があるわ」

仁美「あら?暁美さん…ですか…」

仁美「申し訳ありませんが…、頭が痛いので」

仁美「後日にしていただけませんか?」

ほむら「…まどかをなぜいじめたの?」

仁美「はい?」

ほむら「あなたに怯えるていたわ…。まどかは」

仁美「はぁ…」

ほむら「正直に答えてちょうだい」

仁美「すみませんが…。わかりませんわ」

仁美「なにを根拠にそのような事を?」

ほむら「まどかの態度をみればわかるわ…」

仁美「私にはわかりませんでしたが…」

ほむら「隠すほどの事なの?それは」

仁美「話が噛み合いませんわ」フフ

293: 2011/06/16(木) 19:32:50.88 ID:rZ80ugkU0
仁美「暁美さんはなにか思い違いをなさっているのでは?」

ほむら「とぼけるの?」

仁美「困りましたわ…」

仁美「本当に心当りがないのです…」

ほむら「ーっ」

仁美「そろそろ、よろしいですか?」

仁美「早く家に帰りたいので…」

ほむら「……。必ず暴く。忘れないで」スタスタ



仁美「不愉快ですわね…」

294: 2011/06/16(木) 19:39:03.49 ID:rZ80ugkU0
スタスタ

仁美「クラクラしますわ」

仁美「迎えを呼ぶべきでしたわ…」


スタッ

杏子「よう…」

仁美「だ、誰ですの!?」ビク

杏子「お前なんだろ?まどかって奴を」

仁美「はぁ…。またそのお話ですか…」

仁美「暁美さんのお知り合いですか?」

杏子「誰?それ…」

295: 2011/06/16(木) 19:42:37.05 ID:rZ80ugkU0
杏子「まぁいいや…それじゃ白状しようか」ヘヘ

仁美「はぁ?まったくなんなんですか今日は…」

杏子「いいから話しちゃおうか」ジャキ

仁美「ひっ!な、なにを」

杏子「いわないと…どうなるかわかるよな」

仁美「笑えませんは!!なんの冗談ですか!?」

杏子「…いいから言えよ!ネタ(勘)は上がってんだ!!」

298: 2011/06/16(木) 20:09:40.50 ID:rZ80ugkU0
杏子「ほらほら」

仁美「やめてください!!」

杏子「やめてほしくば言え!」

仁美「なんなんですか!?」

杏子「うぜぇ…。ぶっ殺されなきゃわかんねぇのか」ギッ

仁美「あぁ、ああ」

杏子「……」スッ

仁美「やめて!!やめてください!」

仁美「言うから、言うから!!」

299: 2011/06/16(木) 20:11:26.91 ID:rZ80ugkU0
仁美「私がやったんです!私がまどかさんを…」

杏子「やっぱりな」ニヘヘ

杏子「脅して悪かったね、じゃあな!」シュン!




仁美「……へ?」

仁美「」ポカーン


マミ宅

杏子「ってな事で。あたしの勘があってたみたいだぜ」

マミ「………」

マミ「え?…冗談でしょ?」

杏子「いや、その志筑ってやつが…」

マミ「違うわ!!佐倉さん行動のこと!!!」

305: 2011/06/16(木) 20:40:05.05 ID:rZ80ugkU0
マミ(方法はともかく…。確信になったわ)

ー翌日の放課後ー

まどか「帰ろうマミさん」

マミ「ええ。」

スタスタ


マミ「もう話してくれないかな?鹿目さん」

まどか「なにを?」

マミ「志筑さんのことよ…」

まどか「はぁ!?」ピタッ

307: 2011/06/16(木) 20:47:09.14 ID:rZ80ugkU0
マミ「ごめんなさい…でも、知ってしまったから」

まどか「なに言っての!?意味がわかんないよ!!」

マミ「もういいのよ…志筑さんが原因なの?」

マミ「鹿目さん」

まどか「なにか勘違いしてませんか…」

マミ「していないわ。本人に確認(?)できているから」

まどか「!?…なんで。なんで知っているんですか!?」

マミ「私なんかじゃダメかもしれないけど、話してくれない」

マミ「誰かに言ったほうが楽になるわ」


まどか「調子にのらないでよ!!マミさんのクセに!!」

309: 2011/06/16(木) 20:56:49.96 ID:rZ80ugkU0
まどか「仁美ちゃんがなんだっていうの!?」

まどか「私には関係ない!関係ない!!」

まどか「死ね!!マミさんなんか死んでよ!」

まどか「私の事見下したいんでしょ!?」

マミ「…」

まどか「なんで!?私だけこんな思いしなきゃいけないの…」

まどか「悪いのは仁美ちゃんなのに!!」

まどか「なんで誰も気づかないの!?」

まどか「おかしいよ!!!」

310: 2011/06/16(木) 21:02:33.93 ID:rZ80ugkU0
マミ「そうね…でも、私は気づけたわ」

マミ「話してくれない?」

まどか「マミさん…。」

まどか「嫌にきまってるよ!」

まどか「どうせみんなに言いふらすんだ!」

まどか「根に持ってるんだマミさんは、私がマミさんにした事!!」

まどか「だから仕返しを」ポロ

マミ「そんな事できないわ…」

マミ「話せるようなお友達、鹿目さん以外にいないもの」ニコリ

まどか「―っ!」

316: 2011/06/16(木) 21:21:59.70 ID:rZ80ugkU0
マミ「だから大丈夫よ」

まどか「ぼっちのクセに…。上から目線ですか!?」

マミ「鹿目さんも今、一人ぼっちだわ」


マミ「うん!問題なしね」ウフフ

ポロポロ
まどか「…うわーん」ダキッ

まどか「もうやだ…もうやだよ」

マミ「うん…うん」ナデナデ

318: 2011/06/16(木) 21:32:47.07 ID:rZ80ugkU0
まどか「仁美ちゃんが私のこと、ぶつの」

まどか「なにもしてないんだよ…。」

まどか「わかんない…わかんない!」

ギュ
マミ「ゆっくり聞かせて、鹿目さん」

マミ「力になるから…」



マミ「ちょっと待っててね」

ガチャ
杏子「よう!」

シュルシュル、ガラ、ポイッ

マミ「あがって、鹿目さん」

322: 2011/06/16(木) 21:41:48.17 ID:rZ80ugkU0
まどか「…」グスッ

マミ「もう大丈夫だから」

マミ「私にまかせてくれる?」

まどか「マミさんは私の事…なんで嫌いにならないの」

まどか「あんなこと言われたら…」

マミ「好きだからかな…。鹿目さんも美樹さんも」

マミ「素直でかわいいわ」ウフ

まどか「嘘ついたのに…お金も」

マミ「お友達料金だもの当然じゃない?なんてね、うふふ」

まどか「ごめん…なさい」

マミ「気にしてないわ。さてと…」

マミ「志筑さんとお話してくるから…少し、待っててね」スッ

324: 2011/06/16(木) 21:48:51.96 ID:rZ80ugkU0
マミ「呼び出したりしてごめんなさいね」

仁美「いえ。巴さんのお呼びでしたら」

仁美「ビックリしましたわ、美樹さんからの電話に」

仁美「巴さんのお声が聞こえて」

マミ「私は番号知らないからね…」


マミ「昨日は大丈夫だった?」

仁美「昨日?ですか…」

マミ「襲われたんでしょ。変質者に…」

325: 2011/06/16(木) 21:53:57.54 ID:rZ80ugkU0
仁美「え?…なんで知っているのですか…」

マミ「ごめんね。その変な子、私の知り合いなの」

仁美「…え。そんな…じゃ」

マミ「うん…。」

マミ「その事で呼んだの…。理由があったら聞きたいの…」

マミ「なにか理由があるのかしら?」

仁美「まどかさんは…」

マミ「鹿目さんからも聞かせてもらったわ」

マミ「もう隠す必要はないのよ…」

327: 2011/06/16(木) 21:57:44.64 ID:rZ80ugkU0
仁美「そ、その…」

マミ「うん」

仁美「まどかさんが…その」

マミ「怒らないわ。聞くだけだから…」

仁美「…出来心なんです!」ウル

仁美「まどかさんの…怯える顔を見たら」

仁美「いけないってわかっていても…」

マミ「鹿目さんがかわいいからって事」フフ

仁美「そ、それに…。そ、その」

329: 2011/06/16(木) 22:01:46.08 ID:rZ80ugkU0
仁美「まどかさんが…その、と、巴さんと」

マミ「私と…?。ん?」

仁美「仲がよくて…。」

仁美「う、うらやましくって…」カァ

マミ「まぁ…。」

マミ「それだけなの…かな?」

仁美「は、…はい。ごめんなさい」

仁美「ごめんなさい…」

マミ「ふふふ、なら仲直りできそうなのね」

331: 2011/06/16(木) 22:05:35.46 ID:rZ80ugkU0
マミ「鹿目さんのことが、嫌いなわけじゃないんでしょ?」

仁美「そこまでは…」

マミ「今から私の家に来れるかな?」

仁美「巴さんのお家にですか!?」

マミ「ええ。今ね、鹿目さんが待ってるの」

マミ「私は素直な子が好きなのよ」ニコ

マミ「だからね。鹿目さんに本音を言って欲しいの」

マミ「恥ずかしいでしょうけど…。お願い」

仁美「……。」

333: 2011/06/16(木) 22:13:17.38 ID:rZ80ugkU0
マミ「お待たせ、鹿目さん」

仁美「お邪魔します」

まどか「っ…」

マミ「くだらない事はさっさとおわらせましょ」ニコリ

仁美「まどかさん…あの」

まどか「………」

336: 2011/06/16(木) 22:20:54.93 ID:rZ80ugkU0
まどか「…え?」

マミ「つまりね。鹿目さんが、かわいくてしょうがなかったって事よ」

仁美「あ、あの」

マミ「でも、酷いことよね…。」

仁美「はい…。まどかさん…許してはいただけません…よね」

まどか「許したくないよ。私は」

仁美「…」

まどか「でも、私の事。嫌いじゃないんだよね」

仁美「は、はい」

まどか「今は許せないけど。仁美ちゃんが前の仁美ちゃんに…」


マミ「うふふ。やれやれってことかな…」ニコ

340: 2011/06/16(木) 22:29:28.57 ID:rZ80ugkU0
まどか「友達に戻れるかな私達…」

仁美「私は、まどかさんさえ…。よければ」

まどか「うん。」

まどか「でも、マミさんは渡さないよ」ティヒヒ

仁美「そ、それは…どういう」カァ

まどか「あんな事言ったけど、マミさん大好きだよ」テレ

マミ「あらあら」

仁美「ま、まま、まどかさん!?」

まどか「えへへ、お返しだよ。仁美ちゃん、ビックリした」

まどか「マミさん私の傍にいてくれますか?なんてね」

仁美「も、もう…」ドキドキ

マミ「うふふ。鹿目さん次第かな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

343: 2011/06/16(木) 22:32:51.69 ID:rZ80ugkU0
さやか「数日後に結果を聞かされた私は一体」

さやか「親友ってなんだろ…」

さやか「でも、私はくじけない。このケーキがある限り!!」


杏子「死んだ!生きてるけど」

ほむら「出番があまりなかった!」


終わり。。

352: 2011/06/16(木) 22:56:36.40 ID:rZ80ugkU0
数日後

まどか「マミさん」ダキ

マミ「おはよう鹿目さん」

仁美「おはようございます。まどかさん…」

仁美「朝からその様ことをしては…」

まどか「許してあげないよ~。」

仁美「酷いですわ。鹿目さん♪」フフ

マミ「仲が良くなって嬉しいわ」



さやか「こんなのってないよ…ないよ!!」

356: 2011/06/16(木) 22:59:57.02 ID:rZ80ugkU0
さやか「おかしいよ!」

さやか「マミさんの相談にのったり!え~と…」

さやか「………」

さやか「いろいろ頑張ったのに!!」

さやか「おかしいでしょ!?まどかの親友のはずなのに」

ほむら「…」

さやか「なんで。転校生みたいになってんの」

358: 2011/06/16(木) 23:03:55.56 ID:rZ80ugkU0
ほむら「わたしは、あなたよりは役立っていたわ」

さやか「はぁ!?」

さやか「まどかから聞いたけど…。あんた、仁美を保健室に輸送しただけでしょ」

さやか「解決の糸口を見い出した私より、役立ってる!?」

さやか「残念でした!なんの役にもたってませ~ん」ベー

ほむら「」イラッ

363: 2011/06/16(木) 23:33:15.60 ID:rZ80ugkU0
ほむら「だからはぶられたのね」

ほむら「その性格なら無理もないわね」

さやか「む…」

ほむら「簡潔に言えばうざいのよ…」

ほむら「美樹、さやか!」

365: 2011/06/16(木) 23:42:56.20 ID:rZ80ugkU0
ほむら「早くどこかに行きなさい」

さやか「くぅ…」

ほむら「フン。」ファサァッ



さやか「ぼっちほむらのクセに…」

ほむら「…え。」

さやか「一人ぼっちは、寂しいもんな…」ポン

ほむら「っ!!」

366: 2011/06/16(木) 23:49:55.20 ID:rZ80ugkU0
ほむら「残念ね…」

ほむら「私にはまどかがいるの」

ほむら「まぁ、見ていなさい…」スタスタ



まどか「あ、ほむらちゃん!」

ほむら「おはよう」

マミ「暁美さん、おはよう」ニコ

ほむら「ええ」スタスタ

まどか「あ、あれ?」

仁美「まぁ…」


ほむら「フフ」

さやか「あははは。なんだ、そんな事か…」

367: 2011/06/16(木) 23:53:10.06 ID:rZ80ugkU0
さやか「まぁ、見ていることね」ファサッ



さやか「おはよう!!」

まどか「おはよう」

仁美「おはよう」

マミ「あら、美樹さん。おはよう」ニコ

さやか「じゃ!」スタスタ

まどか「なんなんだろう?」



さやか「三人でした~」ニヘヘ

ほむら「っ!!?」

372: 2011/06/17(金) 00:07:14.00 ID:l/m9t9620
マミ「なにをやっているのかしら、あの二人は?」

まどか「楽しそうだね!」ギュ

マミ「うふふ、そうね」

仁美「ずるいですわ!」

マミ「あらあら」



さやか「…あれはずるね」

ほむら「…ええ、あれはないわね」

373: 2011/06/17(金) 00:11:34.59 ID:l/m9t9620
まどか「お昼休みだね」

さやか「待ってました~」

さやか「おい!転校生もくるだろ?」

ほむら「…は?」

まどか「それはとってもうれしな~。ダメ…かな?」

さやか「行くわ」ファサッ

ほむら「…」イラッ


仁美「さやかさん…お弁当は?」

さやか「あぁぁぁ。忘れちゃった!!」

仁美「これを…」

さやか「カレーパン…?あ、ありがとう…」

仁美「構いませんわ」フフ

376: 2011/06/17(金) 00:26:39.10 ID:l/m9t9620
屋上

マミ「美樹さん…今日は忘れなかったかな?」

さやか「…ええ。パンをもっております」

マミ「それだけじゃ少ないんじゃないかしら?」

さやか「!?。はい」

ほむら「その必要はないわ」ファサッ

さやか「あるよ!?」

377: 2011/06/17(金) 00:39:28.79 ID:l/m9t9620
マミ「今日は疲れたけど…。とても楽しかったわ」

ガチャ

ビクッ
杏子「よ!」

マミ「うふふ」


完!

いい夢を!

378: 2011/06/17(金) 00:41:42.53

これこそマミさんトゥルーエンド

379: 2011/06/17(金) 00:50:24.09
乙フィナーレ

引用元: マミ「傍にいてくれるの?」まどか「はい、マミさん次第です」