1: 2012/11/22(木) 23:19:51.77 ID:Jh13T/wU0
美希「ハ―二―♪」

P「なんだ? 今仕事中だから、後で――」

美希「チューしよー?」

小鳥「!?」

P「あー、はいはい後で後……はぁ!?」

美希「チューしよー?」

P「美希……何言ってるか分かってるのか?」

美希「うん、事務所でハニーとチューしようとしてる」

P「……」

4: 2012/11/22(木) 23:24:16.55 ID:Jh13T/wU0
美希「ねぇねぇ、ハニー」

P「あー、もー、俺は仕事中なんだー」

美希「ダメだよハニー、逃げちゃダーメなの」

P「むぁぁぁあ、離れろ美希ー!」

美希「いーやっ!」

小鳥「ちょ、美希ちゃんプロデューサーさん!?」

6: 2012/11/22(木) 23:28:26.25 ID:Jh13T/wU0
P「こんな所でなんて事を言いやがるんだ」

美希「むぅー、ハニーのケチ―」

P「ケチとかじゃなくてだな……」

小鳥「お、落ち着いて落ち着いて下さい」

美希「じゃあ、いいの」

P「はぁ……」

美希「隙アリなの」ガバッ

P「ぬぁぁぁあ!?」

7: 2012/11/22(木) 23:31:21.82 ID:Jh13T/wU0
美希「ハニー、ハニー」
すりすり

P「うぉい、顔を擦り付けるな」

美希「いやー」
すりすり

P「音無さんが見てるだろうが」

小鳥「oh-」

美希「関係ないのー」
すりすり

P「関係あるの!!」

8: 2012/11/22(木) 23:39:25.71 ID:Jh13T/wU0
美希「顔もすりすりしてほしいの」

P「要求をエスカレートしてんじゃねぇ!!」

美希「むぅー……じゃあやっぱりチューがないとミキ嫌だな―」

P「お、落ち着け美希……」

美希「んー」

P「だああ、唇を尖らすな―」


小鳥「ナニコレ……」

11: 2012/11/22(木) 23:44:28.82 ID:Jh13T/wU0
春香「おはようござい ブフォー!!」

春香「な、何やってるんですかプロデューサーさん!?」

P「た、助けてくれ春香」

美希「んー」

春香「ちょ、ちょっと美希!?」
グイッ

美希「あぁ……春香酷いの」

P「た、助かった……」

12: 2012/11/22(木) 23:46:26.81
春香さんジャマをするんじゃない

14: 2012/11/22(木) 23:50:28.77 ID:Jh13T/wU0
春香「ダメだよミキ、プロデューサーさん嫌がってたよ」

美希「嫌がってなかったの、恥ずかしがってただけなの」

春香「そ、それでもダメだよ」

美希「むぅー、春香は意地悪なの」

春香「意地悪じゃないよ……」

美希「やっぱり、さっきの続きしよっハニー?」

P「うえっ!?」

春香「だ、ダメだよ。美希は今日私と仕事があるでしょ?」

15: 2012/11/22(木) 23:53:25.62 ID:Jh13T/wU0
P「そ、そうだぞ美希」

美希「でもでもハニー……」

P「ほ、ほら早くいかないと遅刻だ。いくぞ春香、美希」ダッ

春香「あっ、待って下さいよプロデューサーさん」

美希「逃げちゃだめなのハニー」

バタン


小鳥「……」

小鳥「お茶でも飲もうかしら……」

16: 2012/11/22(木) 23:57:30.13 ID:Jh13T/wU0
P「……」

春香「……」

美希「……」

P「……美希」

美希「なーにハニー?」

P「なんで俺の膝に座ってるんだ?」

美希「えー、それはミキがハニーの事を大好きだからなの♪」

P「……うん、取りあえず運転できないから退いてくれると嬉しいんだが」

美希「えぇー」

17: 2012/11/23(金) 00:02:18.78 ID:h+aUiJbF0
P「こ、このままじゃあ遅刻だ……頼む美希、退いてくれ」

春香「ほら美希、このままじゃあ遅刻しちゃうよ」

美希「むぅ」

P「なっ、後で美希の言う事を聞くから」

美希「ホント?」

P「ホントにホントだ、だから退いてくれー」

美希「じゃあ退いてあげるの」

P「よ、よしっ、は、早く現場に向かうぞ」

20: 2012/11/23(金) 00:07:53.84 ID:h+aUiJbF0
春香「間に合ってよかったですねプロデューサーさん」

P「……あぁ」

春香「だ、大丈夫ですよ……多分、ケガだと思ってますよ……」

P「そうか?」

春香「……すいません、嘘です」

P「だよなー! ケガをしててもお姫様抱っこで現場には来ないよな」

美希「あはっ☆ ハニーに抱っこしてもらって美希嬉しいの♪」

23: 2012/11/23(金) 00:15:17.74 ID:h+aUiJbF0
P「はぁ……」

春香「お疲れ様ですプロデューサーさん」

P「……意外と美希がケガしたって言い訳が通用したよ」

春香「そうですか、良かったですね」

P「……あぁ」

春香「でも……今撮影してる美希、すごいアグレッシブに動いてますけど」

P「……」



美希「あはっ☆」

26: 2012/11/23(金) 00:23:27.41 ID:h+aUiJbF0
――――――
――――
――

春香「って感じだったんだ……」

真「だから今日の春香は少し疲れてるんだ……」

春香「……と言うか」


美希「ねぇハニー、ババロアを美希に食べさせてー?」

P「それぐらい自分で食べろって」

美希「やだやだ、ハニーが食べさせて―」


春香「現在進行形で疲れてるんだけどね」

真「だよね」

28: 2012/11/23(金) 00:30:20.04 ID:h+aUiJbF0
美希「ハ―二―♪ ハ―二―♪」

P「……」
カタカタカタ

伊織「ちょ、ちょっと何やってるのよ美希!?」

美希「? ハニーの歌を歌ってるの」

伊織「そうじゃなくて、なんでプロデューサーに後ろから抱きついてるのか聞いてるのよ」

美希「……ハニーだから?」

伊織「な、なんで私に聞くのよ」

30: 2012/11/23(金) 00:35:44.77 ID:h+aUiJbF0
P「……やっと美希が離れたし飯でも食いにいくか」

美希「ちょっと待った―なの」

P「!?」

美希「じゃじゃーん、お弁当を作って来たの」

P「み、美希が作ったのか?」

美希「うん、ハニーに食べてもらおうと思ってミキ頑張って作ったんだよ」

P「そ、そうか」

美希「じゃあいっしょに食べよ、ハニー?」

P「お、おう」

カパッ
P「おぉ、多種多様の……おにぎり達だな」

美希「ミキおにぎりいっぱい作ったの♪」

31: 2012/11/23(金) 00:40:18.47 ID:h+aUiJbF0
美希「ハニー美味しい?」

P「美味いよ」

美希「ハニーのおにぎりは中身は何?」

P「えっと……梅干しだな」

美希「あーん」
パクッ

P「あっ、俺のおにぎり!?」

美希「えへっ、ハニーの食べかけのおにぎりミキが食べちゃったの♪」

34: 2012/11/23(金) 00:47:19.82 ID:h+aUiJbF0
P「おいおい、自分のおにぎりがあるんだろ?」

美希「んーん、ミキの食べかけのおにぎりは……はい、ハニーにあげる」

P「へっ?」

美希「こうしたらね色々な味を食べられるし……一緒に食べれるからミキすっごく幸せなの」

P「……」

美希「ハニーいらないの? おかか嫌い?」

P「……いや、もらうよありがとな美希」

美希「うん」

35: 2012/11/23(金) 00:51:17.96 ID:h+aUiJbF0
P「ごちそうさま」

美希「ごちそうさまなの」

美希「ふぁ~お腹いっぱいになったら眠くなっちゃったの」

P「今日はもう仕事もないだろ? 家に帰って寝たらどうだ?」

美希「うーん……」

美希「美希はハニーの膝枕で寝たいなって」

P「はぁ!?」

37: 2012/11/23(金) 00:57:24.07 ID:h+aUiJbF0
P「無理、俺は仕事だ」

美希「……ぶー」

P「……まぁ、またな」

美希「……へっ?」

P「さーって、仕事仕事」

――――――
――――
――

小鳥「じゃあ、お疲れさまです」
バタン

P「お疲れ様です」

美希「お疲れなのー」

38: 2012/11/23(金) 01:00:56.05 ID:h+aUiJbF0
P「……」
カタカタカタ

そー
美希「……ハ―n―-」

クルっ
P「隙アリ」
ガバッ

美希「わっ」

P「こいつー、皆のいる前であんなことするなよー」

美希「わわっ、そんなに抱きつかれると痛いのハニー」

P「ダメだ、俺を困らせた罰だ」

美希「もー、ハニー」

41: 2012/11/23(金) 01:08:59.27 ID:h+aUiJbF0
美希「むぅー、じゃあミキもハニーをギュ―ってするの」

P「なにい!? なら俺ももっと美希をギュ―っとするからな」

美希「いいよ、もっともーっと美希をギュ―ってしてほしいの」

P「言ったな? ほら」
ギュっ

美希「あはっ、美希が子供みたいに抱きついてくるの」

P「嫌か?」

美希「ううん、嬉しい……ハニーの事がもっと好きになる」

42: 2012/11/23(金) 01:12:54.78 ID:h+aUiJbF0
P「……今日はなんで皆の前であんな事をしたんだ?」

美希「あんな事?」

P「甘えてきた事。いつも、二人っきりの時にしかやらないだろ?」

美希「……だって今日は特別な日だから」

P「特別な日?」

美希「うん、美希にとって一番特別な日」

P「……特別な日って――」






P「美希の誕生日は明日だろ?」

44: 2012/11/23(金) 01:18:40.95 ID:h+aUiJbF0
美希「そうだよ、ミキは明日お誕生日なの」

P「じゃあ特別な日は明日じゃないのか?」

美希「……美希は明日何歳になるかハニーは知ってる?」

P「16だろ」

美希「……そっ、ミキもう結婚ができる年齢になるんだよ」

P「えっと……つまりそれって……」

美希「うん、ハニー


美希と結婚して下さい」

52: 2012/11/23(金) 01:32:18.94 ID:h+aUiJbF0
P「ぷっ……くくっ、それで特別な日か?」

美希「あっ、ハニー笑っちゃヤッなの」

P「だって、16歳になったらすぐ結婚って……ぷくく」

美希「もーっ、だって美希ずっとハニーと一緒にいたいの」

美希「一緒に遊んで、一緒にご飯食べて、一緒に笑いたいのー」

P「でもなー、美希はまだ明日16歳だぞ?」

美希「いいの、結婚出来るなら美希は結婚したいのー」

54: 2012/11/23(金) 01:37:18.10 ID:h+aUiJbF0
P「……」

美希「……ダメ?」

P「……ダメだ」

美希「……そ、そっか」
グスッ

P「ちょっと待ってろ」

美希「?」


P「これは明日のプレゼントだったんだけどな」
ゴソゴソ

55: 2012/11/23(金) 01:42:01.55 ID:h+aUiJbF0
P「……これ」

美希「指輪?」

P「普通の誕生日プレゼントの予定だったから、給料3カ月分とはいかないが……」

美希「へっ?」



P「俺と結婚して下さい」

58: 2012/11/23(金) 01:45:51.73 ID:h+aUiJbF0
美希「でも、さっき……」

P「古典的だが、こういうのは男から言いたいタイプなんだ」

美希「ハ、ハニー……」

P「で、答えは?」

美希「うん……はい、はいなのハニー♪」


星井美希の誕生日前夜 おわり

59: 2012/11/23(金) 01:46:58.17 ID:h+aUiJbF0
保守ありがとうございました

60: 2012/11/23(金) 01:50:01.77

引用元: 美希「今日は特別な日だから、所構わずハニーに甘えるの」