ほむら（でもどうしようかしら、フォーミュラーて）

ほむら（この名前を使えば……ホムラガンに加えてフォーミュラーレッグっていうネタができる……）

まどか「ほむらちゃん？」

ほむら（いや、そうじゃないわ。そんなくだらないネタどうでもいい）

ほむら（もっとこの名前をいかしたカッコいいキャラ付けを……うーん）

まどか「どうしたのかな、ほむらちゃん」

キュゥべえ「僕に訊かれてもこまるよ」

まどか「あのー、ほむらちｙ

ほむら「まどか！！！」

まどか「はいっ！？」

ほむら「今から50メートル走するわ」

まどか「なんで？」

ほむら「いいからあなたはそこで見てて」

まどか「う、うん……」

ほむら「いくわよ」

ﾋｭﾝｯ

まどか「は、はやーい！！！」

ほむら「フォーミュラーぽいでしょ？」

ほむら「あわよくばこれを利用して質量を持った残像を……」

キュゥべえ「いや、時間停止して必死に走っただけじゃ残像なんて

ほむら「黙れ」ズッギューン

キュゥべえ「」

ほむら「ったく」

まどか「すごいよほむらちゃん、今のビーム！！」

ほむら「今のはビームじゃないわ、ヴェスパーよ」

まどか「なんでもいいよ、すっごいかっこいい！」

ほむら「そ、そうかしら」ﾃﾞﾚｯ

まどか「やっぱり私も魔法少女やろうかなぁ……」

キュゥべえ「だったら早速ボクと契約しようよ！」ひょいっ

まどか「うん、私魔法少女に

ほむら「やめろぉおおおおおお！！！」ズギュゥゥウン

キュゥべえ「」

まどか「いくらなんでも頃しすぎじゃない？」

ほむら「いいじゃない、だってこれキュゥべえなのよ」

まどか「それもそうか」

キュゥべえ（僕みたいなのがいないと困るって言ってよまどか……）

ほむら「でも確かに、これじゃなんかセコいわよね……」

まどか「？」

ほむら「フォーミュラっていったいなんだろう……」

まどか「何が？」

ほむら「だから、フォーミュラよ」

ほむら「フォーミュラっぽい人ってどんなのかわからないの！！」

まどか「ごめん意味がわからない」

キュゥべえ「わけがわからないや」

ほむら「ていうか最初にフォーミュラー言い出したのまどかじゃない……」

まどか「えっ、私なの？」

ほむら「そうよ」

まどか（キュゥべえ、あなたのテレパシー的なあれでほむらちゃんの考えてること説明してよ……）

キュゥべえ（ごめん割と真面目な話で僕にも暁美ほむらの思考回路が理解できない）

ほむら「なんなのよ……糞ッ糞ッ」

ほむら「あああもうイライラするわ！！」

ほむら「こうなったらキュゥべえでも殺してストレス解消してやるわ」

キュゥべえ「勿体無いからやめてよ」

まどか「落ち着いて、ほむらちゃん。クリアマインドだよ！」

ほむら「くっ……」

キュゥべえ「あ、キミの感情エネルギーのおかげでちょっと宇宙のエネルギーが元に戻った」

ほむら「そ、そう……よかったわね……」

ほむら「すー、はー」

ほむら「よし冷静になった」

まどか「やったねほむらちゃん！！」

キュゥべえ「きゅっぷい☆」

ほむら「でも冷静になってもわからないわ」

まどか「大丈夫、なんかよくわからないけど私も協力するから！」

キュゥべえ「どうしてもわからないようだったらまどかに契約させるってのもありだよ」

ほむら「それはやめとくわ」

まどか「……でも、なんだろフォーミュラーって」

まどか「あ、そうだ。遊戯王でフォーミュラーシンクロンをエクストラに３積みするのはどうかな？」

ほむら「でもあのカードって地味に高いのよね」

キュゥべえ「ボクの解釈だと、フォーミュラーシンクロンは２枚だけで十分なんだよまどか！」

まどか「いや聞いてないし」

一同「わいわい」






マミ「……。」

マミ「まずいわね……なんか知らないうちに暁美さんと鹿目さんがいいムードだわ」

マミ「しかもなんか厨二ネーミングなキャラポジションの座まで危うくなってるし……」

マミ「ぐぬぬ」

まどか「あ、そうだほむらちゃん。こういう時は、マミさんを真似るのなんてどうかな」

ほむら「！？」

マミ「ッッ――！！！！！？」

まどか「ほら、マミさんってなんか厨二病っぽいでしょ？」

まどか「だから、それを真似ればなんかヒントが出てくるかもしれないよ！」

ほむら「なるほど。なんか癪に障るけど一理あるわね」

まどか「なんかティロ・フォナーレ！！みたいに必殺技を真似るとか」

キュゥべえ「正直痛いよそれ」

ほむら「私もそう思う……」

まどか「でも、なんかフォーミュラ・ティロフィナーレ！！とか付けたらなんかそれっぽくない？」

ほむら「！」

まどか「それはとってもステキなことだなって☆」

キュゥべえ「えーでも

マミ「そんな適当な名前がまかり通るわけないじゃない！！！」ズギュゥーム

キュゥべえ「」

マミ「ぜえ、ぜえ……」

まどか「ま、マミさん！？」

ほむら「巴マミ……いったいどうしたの……！？」

マミ「どうもこうもないわよ。貴方たちは全然わかってないわ」

マミ「鹿目さん。あなたは、この『ティロ・フィナーレ』って響きの美しさがぜんぜんわかってない！！」

まどか「そ、そうかな」

マミ「そうよ。これはただ横文字を並べただけの　ぼくがかんがえたさいきょうの必殺技とは違うの」

マミ「強化発展した技を考えるなら、安易にそんなフォーミュラとか付けちゃいけないわ！」

まどか「そうなのかな……」

マミ「そうなのよ」

ほむら「ちょっと、まどかのアイデアをけなしてるのあなた！」

マミ「ごめんなさい、これだけはどうしても譲れないの」

キュゥべえ「だからって僕をいちいち打ち抜くのはやめてほしいんだけど」

マミ「黙りなさい、今いいところなの」ｼﾞｬｷﾝ

キュゥべえ「きゅっぷい……」

まどか「でも、でもさ。じゃあマミさんの考えるカッコイイ必殺技ネームってなんなの？」

マミ「！」

まどか「横文字くっつけただけじゃダメなら、いったいどんなのがいいのかなって」

まどか「私、そういうのよくわからないよ……」

キュゥべえ「大丈夫だよまどか、ボクもだ」

ほむら「私も」

マミ「ふっふっふ。よく訊いてくれたわね、いいわよ教えてあげる。私の考える最強の名前ってやつを！」

まどキュほむ「！？」

マミ「いい、そもそもね。カタカナ必殺技にはカタカナの字を追加って発想が古いの」

マミ「まあ確かにそれでジャストフィットする場合もあるけど、ティロ・フィナーレにはちょっと会わないわ」

マミ「そもそもの話、まずティロ・フィナーレの名前の由来から説明しないといけないんだけど

ほむら「いいから早く結論だしなさいよ。撃つわよ？」イライラ

マミ「ご、ごほん。まあいいわ、じゃあ言うけど」

まどか「ごくり」

マミ「ティロ・フィナーレの強化版を考えるなら……ずばり、その横に付くのは漢字！」

マミ「つまり最高の名前は、『ティロ・フィナーレ＝零式』もしくは『ティロ・フィナーレ＝改』よ！！」

まどか「……」

キュゥべえ「……」

ほむら「……」



マミ「どう？」どやっ

まどキュほむ（う、うわぁ……引くわ……）

マミ「ふんす」

まどか「……」

キュゥべえ「……」

ほむら「……」

マミ「私のセンスがすばらしすぎて声も出ないようね」

キュゥべえ（そりゃ確かに、キミのセンスは色んな意味ですばらしいけど……）

まどか（どうしよう、助けてほむらちゃん！この空気どうすればいいの！？）

ほむら（ﾑﾘよ！私にはどうしようもない）

キュゥべえ（あ、じゃあまどか、僕と契約するかい？　そうすればなんとかなるよ）

まどか（！）

ほむら（！？）



マミ「……なんだろ。どうしたのかしらみんな」

まどか（う、うん。じゃあ私、けいや……

ほむら（ダメよまどか！そんなの私が許さない！）

まどか（じゃあ、でも！　それ以外にどうしろっていうの！？）

ほむら（そ、それは……）

キュゥべえ（覚悟は決まったかい？　まどか）

まどか（うん）

ほむら（ダメ……）

キュゥべえ（ホントにいいんだね、まどか）

まどか（いいよ、みんなを助けるためだもん）

ほむら（ダメよまどか、やめて……！！）




マミ「……？」

キュゥべえ（じゃあ、契約するよ）

まどか（お願い）

キュゥべえ（じゃあまどかと契約するね、　あ　け　み　ほ　む　ら　（笑））

ほむら「ピキッ」

まどか（来て、キュゥべえ！）

キュゥべえ（いいだろう、受け入れるといい。それが、キミのデスティニ

ほむら「クソァ！！」バキューン

キュゥべえ「」

まどか「きゅ、キュゥべえぇえええ――！？」





マミ「あ、そういやリボンの方にも新しく名前つけようかしら」

ほむら「巴マミ」

マミ「例えばそうね……あ

ほむら「巴マミ！！！」ﾊﾞﾝｯ

マミ「は、はいっ！？」

ほむら「そもそも貴方が変なタイミングで出てくるからいけないのよ……」

ほむら「キュゥべえがまどかと契約するチャンスをミスミスあたえやがって……」

ほむら「ていうかなにより、これもともと何の話してたか忘れちゃったじゃない！」

まどか（いやそれは忘れてもいいと思う）

マミ「なんか私がここにいちゃいけないみたいないいかたね」

ほむら「ええ。はやくここからいなくなりなさい」

マミ「いやだといったら？」

ほむら「絶対にゆるさない」

マミ「許さなかったらどうなのよ」

ほむら「え？　うーん」

ほむら「そうね。許さない……許さないから、えっとそう……」



ほむら「ＭＴＧで私と勝負よ！！！」バンッ！！



キュゥべえ「みんなわからないから遊戯王にしようよ」

ほむら「それもそうね」

マミ「遊戯……王……ですって……？」ゆらり

キュゥべえ「巴マミの目つきが変わった！」

マミ「ふっふっふ。遊戯王で私に勝とうなんていい度胸ね」

ほむら「！」

マミ「私は地元では負け無しのデュエリストなのよ」

マミ「貴女のデッキなんて私の前には遠く及ばない……」

マミ「いいわよ、受けてあげるその勝負。無謀な戦いを挑んだことを後悔するがいいわ、暁美ほむら！」

ほむら「……面白いわね。いいわ、久しぶりに退屈しなさそう」

まどか「や、やめてよ二人とも！こんなの絶対おかしいよ！！」

ほむら「黙っててまどか」

まどか「私のために争わないで……」ぐすん

ほむら（やばい鼻血でた）

マミ（私も……）

まどか「うええ……ひっく、ぐすん」

キュゥべえ「泣かしたー！！いけないんだ、いけないんだ！！！！」

まどか「おうふっ……あふぅ、あふぅ」

ほむら「でも、待っててまどか。これは避けられない宿命の対決なの」

ほむら「貴女は私の勝利を信じるだけでいい……１ターン後には、全て終わっているわ！！」

ほむら「私の、ガチＢＦデッキでっ！！！！」

マミ「Ｂ……Ｌ……？」

ほむら「いや、なにそのいやな誤変換！」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「ちょっと巴マミ、あなたのデッキ見せて」

マミ「いやに決まってるじゃない」

ほむら「ザ・ワールド」ｷｭｲｰﾝ

マミ「」

ほむら（ひょっとして、この人……）

ほむら「！！」

ほむら（ど、どうしよう）

ほむら（この人のデッキ、いまだにブラッドヴォルスが三積みしてある……）

ほむら（しかもなんか見た感じふるいカードばっかだし……）

ほむら（……）ﾓﾄﾞｼｯ

マミ「どうしたの？　暁美さん」

ほむら「い、いや、なんでもないわ」

ほむら（今見た結果を総合してみると、おそらく……巴マミのデッキはかなり古い……）

ほむら（一部凶悪なカードが混ざったままだけど、大半は雑魚で構成もそのへんの消防クラス）

ほむら（この勝負、貰った！！）

キュゥべえ「ねえ早くしようよ、僕待ちくたびれたよ」

マミ「そうね、さっさと始めましょう」


――決闘（デュエル）！！――


マミ「行くわよー、私のターン、ドロー！！！」

まどか「おうふっ、おうええええええっ！！！あひぃいいいいいいいん」

ほむら（来た！　この手札ならきっとワンキルできる！！）

ほむら（残念ね巴マミ、貴女の負けよ！！」

ほむら（さあ出すがいいわ、ゴミのような効果の初期カードをぉおおおおお！！！！）

マミ「あ、エグゾディアそろった」

ほむら「えっ」

キュゥべえ「巴マミの勝ちだね」

ほむら「えっ」







ほむら「えっっっっ？？？？？」



～ＨＡＰＰＹ　ＥＮＤ～

まさかの天和である

飽きたからやめるね

ほむっ？

>>75
それでもデュエリストか？