50: 2011/03/21(月) 13:49:14.94
ほむ「この時間もまたダメだった…」
ほむ「そろそろ違うアプローチが必要ね」
ほむ「美樹さやか…彼女はどうにかする必要があるわ」
ほむ「戦力としては2流だし、高確率で魔女化する上に巴マミか佐倉杏子を巻き添えにする」
ほむ「彼女の魔女化を防ぐ方法… そうだわ!」
51: 2011/03/21(月) 13:59:30.62 ID:wRvf91PE0
ほむ「美樹さやかの家はここね」コソコソ
ほむ「ソウルジェムを獲って…と」
さや(ほむ)「よし、これで彼女の体は私の物。彼女にはしばらくソウルジェムの中で眠っててもらうわ」
さや(ほむ)「美樹さやかの魔女化は失恋が大きな原因になっている」
さや(ほむ)「容姿も成績も悪くない、おまけに幼馴染という属性まで持っていながらこれまでの時間軸で連戦連敗」
さや(ほむ)「これはもう彼女自身のへなちょこっぷりに原因があるとしか思えないわ」
さや(ほむ)「私が彼女の体を使って告白させる」
ほむ「ソウルジェムを獲って…と」
さや(ほむ)「よし、これで彼女の体は私の物。彼女にはしばらくソウルジェムの中で眠っててもらうわ」
さや(ほむ)「美樹さやかの魔女化は失恋が大きな原因になっている」
さや(ほむ)「容姿も成績も悪くない、おまけに幼馴染という属性まで持っていながらこれまでの時間軸で連戦連敗」
さや(ほむ)「これはもう彼女自身のへなちょこっぷりに原因があるとしか思えないわ」
さや(ほむ)「私が彼女の体を使って告白させる」
54: 2011/03/21(月) 14:08:44.43 ID:wRvf91PE0
―翌日―
まど「さやかちゃーん」 ダキッ
さや(ほむ)「あ…まどか(ああああああまどかがまどかが私にぃぃぃ)」
まど「どうしたのさやかちゃん、何だか顔赤いよ?風邪?」 オデココツッ
さや(ほむ)「(qあwせdrftgyふじこlp)」 バターン
まど「さやかちゃん!?大変、さやかちゃんが倒れちゃった!」
………
さや(ほむ)「ハッ! …落ち着かなければ。まあでも、これくらいの役得はあっても良いわよね」
さや(ほむ)「さて、彼女の思い人、上條とやらのところへ言ってみようかしら」
まど「さやかちゃーん」 ダキッ
さや(ほむ)「あ…まどか(ああああああまどかがまどかが私にぃぃぃ)」
まど「どうしたのさやかちゃん、何だか顔赤いよ?風邪?」 オデココツッ
さや(ほむ)「(qあwせdrftgyふじこlp)」 バターン
まど「さやかちゃん!?大変、さやかちゃんが倒れちゃった!」
………
さや(ほむ)「ハッ! …落ち着かなければ。まあでも、これくらいの役得はあっても良いわよね」
さや(ほむ)「さて、彼女の思い人、上條とやらのところへ言ってみようかしら」
60: 2011/03/21(月) 14:17:47.55 ID:wRvf91PE0
―病室―
さや(ほむ)「失礼しまーす。恭介、いるー?」
上條「ああ、さやか。また来てくれたんだ」
さや(ほむ)「(何このヤサ男、全ッ然タイプじゃないわ。こんなのにお熱だなんて、お門が知れるわね)」
上條「どうしたの?怖い顔して」
さや(ほむ)「(まどかの愛らしさと比べたら月とすっぽん、ダイアモンドと石灰岩だわ)」
上條「?」
さや(ほむ)「(いけない、本題を忘れるところだったわ) ちょっと話があるのだけど」
上條「今日のさやかは何だかいつもと雰囲気が違うね」
さや(ほむ)「失礼しまーす。恭介、いるー?」
上條「ああ、さやか。また来てくれたんだ」
さや(ほむ)「(何このヤサ男、全ッ然タイプじゃないわ。こんなのにお熱だなんて、お門が知れるわね)」
上條「どうしたの?怖い顔して」
さや(ほむ)「(まどかの愛らしさと比べたら月とすっぽん、ダイアモンドと石灰岩だわ)」
上條「?」
さや(ほむ)「(いけない、本題を忘れるところだったわ) ちょっと話があるのだけど」
上條「今日のさやかは何だかいつもと雰囲気が違うね」
65: 2011/03/21(月) 14:37:46.78 ID:wRvf91PE0
さや(ほむ)「恭介はさ、私のことどう思ってる?」
上條「いきなりなんだい?それよりも今日は…」
さや(ほむ)「いいから答えて」 イラッ
上條「…どうって言われても、長い付き合いだし、よく来てくれるのはまあ、有難いことだと思うよ」
さや(ほむ)「(何コイツ、物言いも腹立つわ)」 イライラ
上條「それで、今日はそんなことを聞きに来たの?あのさ、今日はちょっと調子が悪いから…」
さや(ほむ)「(黙ってろこのフニャチンが) いいえ…それだけじゃないわ」
上條「……」
上條「いきなりなんだい?それよりも今日は…」
さや(ほむ)「いいから答えて」 イラッ
上條「…どうって言われても、長い付き合いだし、よく来てくれるのはまあ、有難いことだと思うよ」
さや(ほむ)「(何コイツ、物言いも腹立つわ)」 イライラ
上條「それで、今日はそんなことを聞きに来たの?あのさ、今日はちょっと調子が悪いから…」
さや(ほむ)「(黙ってろこのフニャチンが) いいえ…それだけじゃないわ」
上條「……」
72: 2011/03/21(月) 14:47:59.91 ID:wRvf91PE0
さや(ほむ)「あたしと付き合って欲しいの」
上條「えっ?」
さや(ほむ)「あたしを、恋人に、してほしいの (他人の口を通してとはいえ心底気持ち悪いわ)」
上條「…本気で言ってるのかい?」
ビキッ
さや(ほむ)「ああ!?あんた手だけじゃなく耳も悪いわけ?誰がアンタに好意を抱いてるとか、そういうのも気付けないわけ!?」
さや(ほむ)「このフニャチンのニブチンが!これまで何度アンタのせいで面倒な事になったと思っているの!?今私がこうして骨を折っているのだって…」
さや(ほむ)「(しまった!あまりにウザったいからやってしまったわ!)」
上條「さやか…」
さや(ほむ)「(ああ、このループも終わったわ…)」
上條「えっ?」
さや(ほむ)「あたしを、恋人に、してほしいの (他人の口を通してとはいえ心底気持ち悪いわ)」
上條「…本気で言ってるのかい?」
ビキッ
さや(ほむ)「ああ!?あんた手だけじゃなく耳も悪いわけ?誰がアンタに好意を抱いてるとか、そういうのも気付けないわけ!?」
さや(ほむ)「このフニャチンのニブチンが!これまで何度アンタのせいで面倒な事になったと思っているの!?今私がこうして骨を折っているのだって…」
さや(ほむ)「(しまった!あまりにウザったいからやってしまったわ!)」
上條「さやか…」
さや(ほむ)「(ああ、このループも終わったわ…)」
78: 2011/03/21(月) 14:52:55.19 ID:wRvf91PE0
上條「良い!」
さや(ほむ)「えっ」
上條「良いよさやか!いやー前から思ってたんだよね、女の子はSッ気があったほうが良いよね、って」
上條「これでキミはボクが求める全てを兼ね備えた人になったよ。あのさあのさ、もう一回ボクを怒鳴ってくれない?もっと語気強くさぁ」
さや(ほむ)「え、あ、はい」
……
さや(ほむ)「とんでもない話だわ…」
さや(ほむ)「えっ」
上條「良いよさやか!いやー前から思ってたんだよね、女の子はSッ気があったほうが良いよね、って」
上條「これでキミはボクが求める全てを兼ね備えた人になったよ。あのさあのさ、もう一回ボクを怒鳴ってくれない?もっと語気強くさぁ」
さや(ほむ)「え、あ、はい」
……
さや(ほむ)「とんでもない話だわ…」
83: 2011/03/21(月) 15:03:07.43 ID:wRvf91PE0
さや(ほむ)「まあいいわ、何だか上手くいったみたいだし、この際細かいことは無用よ」
さや(ほむ)「さて後は体を戻して…と」
あん「おーすさやか」
さや(ほむ)「あら、佐倉杏子」
あん「あん?嫌に他人行儀じゃねーか、そろそろ、その、下の名前で呼んでくれたっていいんだぜ?」
さや(ほむ)「…杏子」
あん「!? (フルネームで呼ばれた上に『きょうこ』だとォ!こここここれはデレ期きたで)」
さや(ほむ)「何か用?何も無いならもう家に帰らせてもらうわ」
あん「ま、まあまあ待てよ。これ、食うかい?」
さや(ほむ)「…いただくわ (何だか色々ありすぎてお腹減ったわ)」
あん「!? (普通にいただかれた!しかも旨そうに食ってる!こここっこれはさやかルートあるで!!!)」
さや(ほむ)「さて後は体を戻して…と」
あん「おーすさやか」
さや(ほむ)「あら、佐倉杏子」
あん「あん?嫌に他人行儀じゃねーか、そろそろ、その、下の名前で呼んでくれたっていいんだぜ?」
さや(ほむ)「…杏子」
あん「!? (フルネームで呼ばれた上に『きょうこ』だとォ!こここここれはデレ期きたで)」
さや(ほむ)「何か用?何も無いならもう家に帰らせてもらうわ」
あん「ま、まあまあ待てよ。これ、食うかい?」
さや(ほむ)「…いただくわ (何だか色々ありすぎてお腹減ったわ)」
あん「!? (普通にいただかれた!しかも旨そうに食ってる!こここっこれはさやかルートあるで!!!)」
87: 2011/03/21(月) 15:12:30.75 ID:wRvf91PE0
さや(ほむ)「用はそれだけ?もう帰ってもいいかしら」
あん「えーっと、その、な、これから喫茶店でも行かないか。積もる話もあるし」
さや(ほむ)「(積もる話?) 悪いけど、また今度にしてくれない?ちょっと今日は疲れたの」
あん「そう…か。いや、また今度?…今度な!約束だぞ!(うひょおおお拒絶されなかった!!)」
―後日―
まど「さやかちゃん最近恭介君にかかりきりになっちゃったな…友達の恋が実ったのはうれしいけど、何だか寂しいな」
ほむ「まどか、一緒に帰りましょう」
まど「! うん、ほむらちゃん!」
あん「えーっと、その、な、これから喫茶店でも行かないか。積もる話もあるし」
さや(ほむ)「(積もる話?) 悪いけど、また今度にしてくれない?ちょっと今日は疲れたの」
あん「そう…か。いや、また今度?…今度な!約束だぞ!(うひょおおお拒絶されなかった!!)」
―後日―
まど「さやかちゃん最近恭介君にかかりきりになっちゃったな…友達の恋が実ったのはうれしいけど、何だか寂しいな」
ほむ「まどか、一緒に帰りましょう」
まど「! うん、ほむらちゃん!」
89: 2011/03/21(月) 15:18:04.95 ID:wRvf91PE0
ほむ「美樹さやかの魔女化を防げた上、まどかの隣が空くという副次効果。我ながらカンペキな作戦だったわね」
あん「さやかぁ…さやかぁ…」
ほむ「あら、佐倉杏子」
あん「さやかの奴、私というものがありながら他の男といちゃいちゃ…」
あん「さやかルート入ったと思ったのに、こんなの絶対おかしいよ」
あん「うわーん さやかぁーーっ!」 ドーン
魔あん「……」
ほむ「えっ」
おしまい
あん「さやかぁ…さやかぁ…」
ほむ「あら、佐倉杏子」
あん「さやかの奴、私というものがありながら他の男といちゃいちゃ…」
あん「さやかルート入ったと思ったのに、こんなの絶対おかしいよ」
あん「うわーん さやかぁーーっ!」 ドーン
魔あん「……」
ほむ「えっ」
おしまい
108: 2011/03/21(月) 16:31:32.12 ID:wRvf91PE0
時間の世界の砂時計が終わりを告げ
世俗の生活の音がしなくなって
落ち着きの無い無益な活動に終止符が打たれ
周りの全てのものが永遠の中にあるかのように静止した時
永遠があなたに、そして幾百万の人間の一人ひとりに尋ねることはただ一つ
あなたが絶望の内に生きてきたか否かである
セーレン=キルケゴール 『死に至る病』
ほむ「昔の偉い人もこういっているわ。自分が絶望しない為に生きてもいいわよね、たまには」
世俗の生活の音がしなくなって
落ち着きの無い無益な活動に終止符が打たれ
周りの全てのものが永遠の中にあるかのように静止した時
永遠があなたに、そして幾百万の人間の一人ひとりに尋ねることはただ一つ
あなたが絶望の内に生きてきたか否かである
セーレン=キルケゴール 『死に至る病』
ほむ「昔の偉い人もこういっているわ。自分が絶望しない為に生きてもいいわよね、たまには」
109: 2011/03/21(月) 16:37:49.01 ID:wRvf91PE0
……
ほむ「というわけなの、わかってくれたかしら佐倉杏子」
あん「はあ?いきなり話しかけてきて、突然長々喋り始めたと思ったら何だそりゃ、病院いったほうがいいんじゃないのか?」
ほむ「何といおうとこれが真実よ」
あん「よしんばそれが本当だったとしても、見ず知らずの人間の電波SF話を信じろって?アタマ沸いてんじゃねーの」
ほむ「信じられない?私はあなたの事ならどんな秘密も知っているわ、例えば…」
……
あん「だーっ!もういい、わかった、わかったからやめてくれ!」
ほむ「信じてもらえた?」
あん「クソッ、なんでそんなこと知ってやがんだ。」
ほむ「あなたとは仲良しだった時間もあったのよ」
あん「OKOK、ともかくアンタがタダ者じゃないってのはわかったよ」
ほむ「というわけなの、わかってくれたかしら佐倉杏子」
あん「はあ?いきなり話しかけてきて、突然長々喋り始めたと思ったら何だそりゃ、病院いったほうがいいんじゃないのか?」
ほむ「何といおうとこれが真実よ」
あん「よしんばそれが本当だったとしても、見ず知らずの人間の電波SF話を信じろって?アタマ沸いてんじゃねーの」
ほむ「信じられない?私はあなたの事ならどんな秘密も知っているわ、例えば…」
……
あん「だーっ!もういい、わかった、わかったからやめてくれ!」
ほむ「信じてもらえた?」
あん「クソッ、なんでそんなこと知ってやがんだ。」
ほむ「あなたとは仲良しだった時間もあったのよ」
あん「OKOK、ともかくアンタがタダ者じゃないってのはわかったよ」
111: 2011/03/21(月) 16:45:38.84 ID:wRvf91PE0
あん「何だってその"時間"とやらのあたしはこんな奴に何もかも喋ったんだか…」
ほむ「そういうわけで、この時間のあなたは私に絶対服従してもらうわ、佐倉杏子」
あん「はあ!?そんな要求聞けるわけないだろうが」
ほむ「受け容れたほうが身のためよ、佐倉杏子。これ、なんだと思う?」
あん「!! それはあたしのソウルジェム!返せよ、それがないと戦えないだろうが!」
ほむ「あら、これが戦うための道具でしかないと思っているのかしら。例えばこうすると…」
あん「! 痛っ!いたいいたい!」
ほむ「わかった?これはあなたの存在そのものと密接に結びついているの」
あん「わかった、わかったからやめてくれ!うう…」
ほむ「じゃあ、追って連絡するわ。それと、これは精々丁寧に扱うことね」 ポーン
あん「くそ…」
ほむ「そういうわけで、この時間のあなたは私に絶対服従してもらうわ、佐倉杏子」
あん「はあ!?そんな要求聞けるわけないだろうが」
ほむ「受け容れたほうが身のためよ、佐倉杏子。これ、なんだと思う?」
あん「!! それはあたしのソウルジェム!返せよ、それがないと戦えないだろうが!」
ほむ「あら、これが戦うための道具でしかないと思っているのかしら。例えばこうすると…」
あん「! 痛っ!いたいいたい!」
ほむ「わかった?これはあなたの存在そのものと密接に結びついているの」
あん「わかった、わかったからやめてくれ!うう…」
ほむ「じゃあ、追って連絡するわ。それと、これは精々丁寧に扱うことね」 ポーン
あん「くそ…」
114: 2011/03/21(月) 17:03:02.02 ID:wRvf91PE0
まみ「ティロ・フィナーレ!」
まみ「レクイエスカット・イン・パーチェ…」 ズドーン
ほむ「相変わらずね、巴マミ」
まみ「誰!?」
ほむ「あなただけはどの時間でも魔法少女"らしさ"にこだわっているわ」
まみ「事実私は正義の魔法少女なのよ、悪いかしら?」
ほむ「ちょっと滑稽で、とても哀れだわ。本当のあなたは寂しがり屋で弱々しい」
まみ「いきなり現れて失礼ね、そんなんじゃ嫌われるわよ」
ほむ「そんなことはどうでもいいわ、私の話を聞きなさい」
……
まみ「レクイエスカット・イン・パーチェ…」 ズドーン
ほむ「相変わらずね、巴マミ」
まみ「誰!?」
ほむ「あなただけはどの時間でも魔法少女"らしさ"にこだわっているわ」
まみ「事実私は正義の魔法少女なのよ、悪いかしら?」
ほむ「ちょっと滑稽で、とても哀れだわ。本当のあなたは寂しがり屋で弱々しい」
まみ「いきなり現れて失礼ね、そんなんじゃ嫌われるわよ」
ほむ「そんなことはどうでもいいわ、私の話を聞きなさい」
……
115: 2011/03/21(月) 17:12:25.31 ID:wRvf91PE0
ほむ「さて、次は美樹さやかね」
……
さや「おーす転校生」
まど「おはよう、ほむらちゃん」
ほむ「あなたに話がある、美樹さやか」
さや「あたしに?って、引っ張らないでよ、ちょっと!」
ほむ「来なさい」
まど「どうしたの?何だか様子が変だよ、ほむらちゃん!」
ほむ「あなたは着いて来ないで」
まど「っ!」
……
さや「おーす転校生」
まど「おはよう、ほむらちゃん」
ほむ「あなたに話がある、美樹さやか」
さや「あたしに?って、引っ張らないでよ、ちょっと!」
ほむ「来なさい」
まど「どうしたの?何だか様子が変だよ、ほむらちゃん!」
ほむ「あなたは着いて来ないで」
まど「っ!」
117: 2011/03/21(月) 17:26:22.67 ID:wRvf91PE0
さや「それで、屋上まで無理やり連れて来て一体何なの?まどかへの態度も、あれは無いんじゃない?」
ほむ「いいから黙って聞きなさい。まどかにも後で説明することよ」
……
ほむ「待ちなさい、インキュベータ」
QB「君は誰だい?自分から僕に話しかけてきた人は君が初めてだよ。どういうわけかボクのことを知っているようだね」
ほむ「私は何もかも知っている、お前の目的も、正体も。お前は…」
……
QB「…へえ、地球人は遅れた種族だと思っていたけど、計算外のこともあるものだね」
QB「どうやってそんな事を知ったんだい?それも"感情"の力の為しえることなのかな?」
ほむ「そうね、ある意味では、そう。感情が無ければ、こんな運命にはならなかったと思うわ」
QB「それで、どうするつもりだい?ボクを殺せないのはわかっているみたいだけど」
ほむ「ええ、あなたの反応は大体わかっているわ。……取引をしましょう」
ほむ「いいから黙って聞きなさい。まどかにも後で説明することよ」
……
ほむ「待ちなさい、インキュベータ」
QB「君は誰だい?自分から僕に話しかけてきた人は君が初めてだよ。どういうわけかボクのことを知っているようだね」
ほむ「私は何もかも知っている、お前の目的も、正体も。お前は…」
……
QB「…へえ、地球人は遅れた種族だと思っていたけど、計算外のこともあるものだね」
QB「どうやってそんな事を知ったんだい?それも"感情"の力の為しえることなのかな?」
ほむ「そうね、ある意味では、そう。感情が無ければ、こんな運命にはならなかったと思うわ」
QB「それで、どうするつもりだい?ボクを殺せないのはわかっているみたいだけど」
ほむ「ええ、あなたの反応は大体わかっているわ。……取引をしましょう」
119: 2011/03/21(月) 17:43:40.50 ID:wRvf91PE0
……
ほむ「もう皆知っての通り、もうすぐワルプルギスの夜が現れる」
あん「それで、あんたの話は本当なんだろうな?」
まみ「それを倒さないと、私達魔法少女が魔女になってしまうなんて…」
さや「上等じゃん!私達が力を合わせればどんな相手でも勝てるよ!」
あん「うーん、なんつーか、何かひっかかるんだよなぁ」
ほむ「やっぱり私の事は信用できない?」
あん「そういうわけじゃないがな。第一印象は最悪だったけど、それ以降は色々協力してくれたし、あんたが真剣なのは伝わった」
ほむ「そうね、強引だったのは謝るわ。ああでもしないと何もかも後手後手になるのは経験済みだったし、私も必死だったの」
まみ「まあとにかく頑張りましょ、魔女になるなんて御免だもの」
ほむ「……」
ほむ「もう皆知っての通り、もうすぐワルプルギスの夜が現れる」
あん「それで、あんたの話は本当なんだろうな?」
まみ「それを倒さないと、私達魔法少女が魔女になってしまうなんて…」
さや「上等じゃん!私達が力を合わせればどんな相手でも勝てるよ!」
あん「うーん、なんつーか、何かひっかかるんだよなぁ」
ほむ「やっぱり私の事は信用できない?」
あん「そういうわけじゃないがな。第一印象は最悪だったけど、それ以降は色々協力してくれたし、あんたが真剣なのは伝わった」
ほむ「そうね、強引だったのは謝るわ。ああでもしないと何もかも後手後手になるのは経験済みだったし、私も必死だったの」
まみ「まあとにかく頑張りましょ、魔女になるなんて御免だもの」
ほむ「……」
120: 2011/03/21(月) 17:53:14.70 ID:wRvf91PE0
……
まみ「何とか…倒せた…わね…」
さや「皆…とりあえず生きてるね、良かった…」
あん「本当に、とりあえず…だけどな」
ほむ「力を…使いすぎたわね、グリーフシードを持ってくるから、待ってて。(あとはまどかに…)」
あん「おう、わりいな…」
ほむ「(……じゃあね、みんな)」
まみ「何とか…倒せた…わね…」
さや「皆…とりあえず生きてるね、良かった…」
あん「本当に、とりあえず…だけどな」
ほむ「力を…使いすぎたわね、グリーフシードを持ってくるから、待ってて。(あとはまどかに…)」
あん「おう、わりいな…」
ほむ「(……じゃあね、みんな)」
121: 2011/03/21(月) 18:01:49.12 ID:wRvf91PE0
QB「用意は良いかい?暁美ほむら」
ほむ「最後の仕上げが残ってるわ」
まど「ほむらちゃん…!みんなは?」
ほむ「皆生きてるわ。敵も倒せた」
まど「良かった…!本当に良かった…!」
ほむ「いい、まどか。今から私が言うことをよく聞いて。本当の、真実を伝えるわ」
……
まど「そんな…そんなのってないよ!なんでみんなを騙したの!?」
ほむ「ごめん、まどか。私達だけが死ぬか、あなたも含め皆死ぬか。選択の余地は無かったの」
QB「さあ、願いをいいなよ、まどか」
ほむ「最後の仕上げが残ってるわ」
まど「ほむらちゃん…!みんなは?」
ほむ「皆生きてるわ。敵も倒せた」
まど「良かった…!本当に良かった…!」
ほむ「いい、まどか。今から私が言うことをよく聞いて。本当の、真実を伝えるわ」
……
まど「そんな…そんなのってないよ!なんでみんなを騙したの!?」
ほむ「ごめん、まどか。私達だけが死ぬか、あなたも含め皆死ぬか。選択の余地は無かったの」
QB「さあ、願いをいいなよ、まどか」
122: 2011/03/21(月) 18:15:04.69 ID:wRvf91PE0
……
QB「今回の任務はちょっと失敗だったなあ。もうしばらく地球で大きなエネルギー源を見つけられる見込みもないし、帰るしかないか」
……
ほむ『取引よ。まどかからエネルギーを得るのを諦めて』
QB『それはできないね』
ほむ『なら、魔法少女になったまどかに真実を打ち明けて、あなた達に対抗するよう仕向けるわよ』
ほむ『彼女がいかに強大な力を持ち得るか考えたら、あなた達にとってちょっと面倒な事態が起こるとは思えない?』
QB『……それでもまだ、利害が釣り合わないね』
ほむ『私と他の3人の魔法少女が魔女化するときのエネルギーを持って行ったらいいわ』
ほむ『それでもまどか1人には及ばないでしょうけど、魔法少女4人分よ、悪くないお土産じゃない?』
QB『ハァ、正直いって、君のようなイレギュラーな存在が現れるとは思ってなかったよ』
QB『まあ、君は危険なほど知りすぎているし、ボクとしてもそこまで言われて冒険はできないからね。仕方ない、それで手を打つよ』
QB「今回の任務はちょっと失敗だったなあ。もうしばらく地球で大きなエネルギー源を見つけられる見込みもないし、帰るしかないか」
……
ほむ『取引よ。まどかからエネルギーを得るのを諦めて』
QB『それはできないね』
ほむ『なら、魔法少女になったまどかに真実を打ち明けて、あなた達に対抗するよう仕向けるわよ』
ほむ『彼女がいかに強大な力を持ち得るか考えたら、あなた達にとってちょっと面倒な事態が起こるとは思えない?』
QB『……それでもまだ、利害が釣り合わないね』
ほむ『私と他の3人の魔法少女が魔女化するときのエネルギーを持って行ったらいいわ』
ほむ『それでもまどか1人には及ばないでしょうけど、魔法少女4人分よ、悪くないお土産じゃない?』
QB『ハァ、正直いって、君のようなイレギュラーな存在が現れるとは思ってなかったよ』
QB『まあ、君は危険なほど知りすぎているし、ボクとしてもそこまで言われて冒険はできないからね。仕方ない、それで手を打つよ』
123: 2011/03/21(月) 18:23:37.27 ID:wRvf91PE0
……
まど『魔法少女も、魔女も、そんなものは全部無くして!4人とも元にもどして!』
QB『それは…』
ほむら『できないわよね、じゃあね、QB。さようなら、まどか。』
……
まど『結界が消えた…。 ! ほむらちゃん!皆!どこ行ったの!?』
……
ほむ『最後に残った力で3人のジェムも運べたし、ここまでくればまどかに害が及ぶことも無いでしょう』
ほむ『そういえばいつかに見た美樹さやかの魔女は人魚だったわね、ふふ…』
ほむ『おやすみなさい、皆…』
まど『魔法少女も、魔女も、そんなものは全部無くして!4人とも元にもどして!』
QB『それは…』
ほむら『できないわよね、じゃあね、QB。さようなら、まどか。』
……
まど『結界が消えた…。 ! ほむらちゃん!皆!どこ行ったの!?』
……
ほむ『最後に残った力で3人のジェムも運べたし、ここまでくればまどかに害が及ぶことも無いでしょう』
ほむ『そういえばいつかに見た美樹さやかの魔女は人魚だったわね、ふふ…』
ほむ『おやすみなさい、皆…』
124: 2011/03/21(月) 18:28:45.03 ID:wRvf91PE0
……
QB「やれやれ、まどかが魔法少女になりさえすれば、いつかチャンスは来ると思ったんだけどなあ」
QB「あれが人間ってやつなのかな。非合理で利己的な考え、突発的で予測不能な行動」
QB「戻ったら"感情"の行動を予測するシステムを作るよう進言しないと。それと、次の星も見つけなくちゃなぁ」
おしまい
QB「やれやれ、まどかが魔法少女になりさえすれば、いつかチャンスは来ると思ったんだけどなあ」
QB「あれが人間ってやつなのかな。非合理で利己的な考え、突発的で予測不能な行動」
QB「戻ったら"感情"の行動を予測するシステムを作るよう進言しないと。それと、次の星も見つけなくちゃなぁ」
おしまい
131: 2011/03/21(月) 19:29:14.39
乙
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