1: 2010/06/26(土) 14:35:48.59 ID:ZU6ail6RP
――平沢家
唯「ねえねえ、ういー」
憂「なあに、お姉ちゃん?」
唯「純ちゃんって誰だっけ?」
憂「ほら、前に軽音部に見学に来てた子だよ」
唯「あぁ、あの子かあ」
憂「純ちゃんがどうしたの?」
唯「いやー、下駄箱の中にその子からの手紙が入ってて」
3: 2010/06/26(土) 14:40:34.22 ID:ZU6ail6RP
憂「ふーん、そうなんだ」
唯「そうなんだよ」
憂「……」モグモグ
唯「……」モグモグ
憂「ええええええぇぇぇっ!!!?」ガタッ
唯「うわっ!? きゅ、急にどうしたの憂?」
憂「いつ!? それもらったのいつなの!?」
唯「へっ!? きょ、今日だけど…?」
憂「それはどこにあるの!?」
唯「私の部屋だよ」
唯「そうなんだよ」
憂「……」モグモグ
唯「……」モグモグ
憂「ええええええぇぇぇっ!!!?」ガタッ
唯「うわっ!? きゅ、急にどうしたの憂?」
憂「いつ!? それもらったのいつなの!?」
唯「へっ!? きょ、今日だけど…?」
憂「それはどこにあるの!?」
唯「私の部屋だよ」
6: 2010/06/26(土) 14:44:23.16 ID:ZU6ail6RP
憂「……お姉ちゃん」
唯「はい」
憂「私はお姉ちゃんが大好きなの」
唯「う、うん」
憂「だから、もしお姉ちゃんが危ない目に会ったら、私発狂するかもしれないの」
唯「は、はあ……」
憂「ということでその手紙を見せて」
唯「り、理由になってないよ?」
憂「私は素直なお姉ちゃんが好きだな」バキン
唯「ひいっ!?」(お箸が折れちゃった…)
唯「はい」
憂「私はお姉ちゃんが大好きなの」
唯「う、うん」
憂「だから、もしお姉ちゃんが危ない目に会ったら、私発狂するかもしれないの」
唯「は、はあ……」
憂「ということでその手紙を見せて」
唯「り、理由になってないよ?」
憂「私は素直なお姉ちゃんが好きだな」バキン
唯「ひいっ!?」(お箸が折れちゃった…)
8: 2010/06/26(土) 14:49:35.60 ID:ZU6ail6RP
唯「わ、わかったよ……待ってて」
憂「純ちゃんってば、よりによってお姉ちゃんを狙うだなんて」
憂「少しお仕置きが必要かな……」ニコ
唯「はい、これだよ憂」
憂「これが……」
憂(ふーん、ピンクか……お姉ちゃんのツボをよく理解してるなぁ)
憂「開けてもいい?」
唯「私もまだ開けてないんだけど……」
憂「じゃあ開けてもいいよね」
唯「そ、そんな……私が最初に見たい!」
憂「もしお姉ちゃんがこの手紙を開けて爆弾がドカーンといったら危ないでしょ? だから私が最初に開けてあげる」
唯「そんなわけ……」
憂「あるの!」
唯「どうぞ……」
憂「純ちゃんってば、よりによってお姉ちゃんを狙うだなんて」
憂「少しお仕置きが必要かな……」ニコ
唯「はい、これだよ憂」
憂「これが……」
憂(ふーん、ピンクか……お姉ちゃんのツボをよく理解してるなぁ)
憂「開けてもいい?」
唯「私もまだ開けてないんだけど……」
憂「じゃあ開けてもいいよね」
唯「そ、そんな……私が最初に見たい!」
憂「もしお姉ちゃんがこの手紙を開けて爆弾がドカーンといったら危ないでしょ? だから私が最初に開けてあげる」
唯「そんなわけ……」
憂「あるの!」
唯「どうぞ……」
9: 2010/06/26(土) 14:54:18.18 ID:ZU6ail6RP
憂「さて……どれどれ~」ペリッ
唯(普通に開けちゃったけど……)
憂「えーっと……こんにちは。私は憂の友達の純と言います」
唯「うん」
憂「こうして手紙を出したのもお話があるからです」
唯「そうなんだ」
憂「明日の昼休みに屋上で待ってますので是非来てください。おねがいします……」
唯「お~これは……」
憂「……」ビリッ
唯「あーっ!? 何するの憂!」
憂「あっ! 私読み終えた手紙を破っちゃう癖があるんだった!」テヘッ
唯「そうなの?」
憂「そうなの!」
唯(普通に開けちゃったけど……)
憂「えーっと……こんにちは。私は憂の友達の純と言います」
唯「うん」
憂「こうして手紙を出したのもお話があるからです」
唯「そうなんだ」
憂「明日の昼休みに屋上で待ってますので是非来てください。おねがいします……」
唯「お~これは……」
憂「……」ビリッ
唯「あーっ!? 何するの憂!」
憂「あっ! 私読み終えた手紙を破っちゃう癖があるんだった!」テヘッ
唯「そうなの?」
憂「そうなの!」
10: 2010/06/26(土) 14:58:22.38 ID:ZU6ail6RP
唯「でも、せっかく純ちゃんが送ってくれたのに……かわいそうだよ」
憂「そ、そうだね……あとで私が治しておくよ」
唯「よろしく頼む!」ビシッ
憂「うん……」
唯「えへへ~純ちゃんか~楽しみだなあ」
憂(これは参ったよ……まさか純ちゃんが……)
憂(明日は……いろいろしなきゃね……)ギリッ
……
憂「そ、そうだね……あとで私が治しておくよ」
唯「よろしく頼む!」ビシッ
憂「うん……」
唯「えへへ~純ちゃんか~楽しみだなあ」
憂(これは参ったよ……まさか純ちゃんが……)
憂(明日は……いろいろしなきゃね……)ギリッ
……
11: 2010/06/26(土) 15:02:27.65 ID:ZU6ail6RP
――翌日
唯「おっはー!」
紬「おっは~」
澪「おはよう、唯」
律「おっす、唯」
唯「今日も一段と暑いですわね~」
律「夏真っ盛りですわね~」
唯「でもクーラーは断固反対っ!」
律「なんでだよ? クーラーがないとこの夏は乗り切れないぞ?」
唯「冷房なんて地球を温暖化する最大の原因なんだよりっちゃん!」
律「な、なんだってー!」
12: 2010/06/26(土) 15:08:22.76 ID:ZU6ail6RP
唯「もしこのまま使い続けていると……」
律「いると……?」
唯「日本は海の中へザブーンと沈んじゃいます!」
律「大変だー!」
唯「だから冷房は使わないようにしましょう!」
律「はい!……って長いわ!」バチコーン
唯「あうっ! いたいよりっちゃん……」
紬「あらあら、唯ちゃん大丈夫?」
唯「ムギちゃん治してー」
紬「それじゃあ……いたいのいたいのとんでけ~!」
唯「おおっ! なおった!」
澪「まったく……こうやってはしゃいだら余計に暑くなるだろ」
唯「確かに……」
律「いると……?」
唯「日本は海の中へザブーンと沈んじゃいます!」
律「大変だー!」
唯「だから冷房は使わないようにしましょう!」
律「はい!……って長いわ!」バチコーン
唯「あうっ! いたいよりっちゃん……」
紬「あらあら、唯ちゃん大丈夫?」
唯「ムギちゃん治してー」
紬「それじゃあ……いたいのいたいのとんでけ~!」
唯「おおっ! なおった!」
澪「まったく……こうやってはしゃいだら余計に暑くなるだろ」
唯「確かに……」
15: 2010/06/26(土) 15:14:14.91 ID:ZU6ail6RP
律「で、なんでそんなはしゃいでるんだ?」
唯「聞きたい?」
紬「聞きたい!」
唯「それはね……じゅ」
ガチャン!
憂「おはようございます!」
唯「憂!?」
澪「ああ、どうしたの憂ちゃん」
憂「お姉ちゃんに忘れ物を届けようと思いまして…」
律「まったく、なんてできた妹なんだ」
唯「聞きたい?」
紬「聞きたい!」
唯「それはね……じゅ」
ガチャン!
憂「おはようございます!」
唯「憂!?」
澪「ああ、どうしたの憂ちゃん」
憂「お姉ちゃんに忘れ物を届けようと思いまして…」
律「まったく、なんてできた妹なんだ」
17: 2010/06/26(土) 15:19:00.40 ID:ZU6ail6RP
憂「はい、お姉ちゃん鉛筆忘れてたよ!」
唯「えっ……別に他のがあるからいらないんだけど……」
憂「いいから!」
唯「はい……」
紬「あらあら」
憂「紬さん」ヒソヒソ
紬「なあに?」
憂「あとでお話があります、休憩時間の時に……」
紬「うん、わかったわ」
憂「それじゃこのへんで」
唯「ばいばーい」
唯「えっ……別に他のがあるからいらないんだけど……」
憂「いいから!」
唯「はい……」
紬「あらあら」
憂「紬さん」ヒソヒソ
紬「なあに?」
憂「あとでお話があります、休憩時間の時に……」
紬「うん、わかったわ」
憂「それじゃこのへんで」
唯「ばいばーい」
18: 2010/06/26(土) 15:23:45.51 ID:ZU6ail6RP
律「あーあ、私もあんな妹がほしいよ」
唯「いいだろー」
律「うらやましいぞこのやろう!」
紬(憂ちゃんが私に頼るということは……何かあったというわけね)
紬(うふふ……これはひと波乱ありそうね……)
…
唯「いいだろー」
律「うらやましいぞこのやろう!」
紬(憂ちゃんが私に頼るということは……何かあったというわけね)
紬(うふふ……これはひと波乱ありそうね……)
…
20: 2010/06/26(土) 15:29:23.52 ID:ZU6ail6RP
憂「ふう……」
梓「おかえり。何しに行ってたの?」
憂「ちょっとお姉ちゃんに用事があってね」
梓「そうなんだ」
純「う、憂。唯先輩はどうだった?」
憂「えっ? 別に……」
純「そ、そう」
梓(なんかそっけないな)
憂(純ちゃんめ……私のお姉ちゃんを……!)ギリッ
純(なんかこわい)
…
21: 2010/06/26(土) 15:34:13.92 ID:ZU6ail6RP
――休憩時間
紬「きたわよー憂ちゃん」
憂「ああ紬さん、時間がないので手短に行きます」
紬「なにかしら?」
憂「今日のお昼休みにお姉ちゃんを教室から出さないようにしてください」
紬「唯ちゃんを? なにかあったの?」
憂「実はこんなものが……」ピラ
紬「ふむふむ……これは……!」
憂「私のお姉ちゃんが今ピンチなんです! お願いです! 協力してください!」
紬(まさか純ちゃんがくるとは……唯ちゃんと純ちゃん……ありなのかしら……?)
23: 2010/06/26(土) 15:39:09.58 ID:ZU6ail6RP
憂「つ、紬さん?」
紬「……憂ちゃん」
憂「はい」
紬「純ちゃんはいい子なの?」
憂「ま、まあ、それなりに……」
紬「ならいいじゃない」
憂「だめなんです! もしお姉ちゃんが純ちゃんにあんなことこんなことされると思うと……」
紬「憂ちゃん……わかった! 私憂ちゃんに協力するわ!」
憂(かかった!)ニヤリ
憂「ありがとうございます! それではお昼休みにぜひ!」タタタ
紬「……ふむ、でもこれって……もしかしたらもしかするかも」
……
紬「……憂ちゃん」
憂「はい」
紬「純ちゃんはいい子なの?」
憂「ま、まあ、それなりに……」
紬「ならいいじゃない」
憂「だめなんです! もしお姉ちゃんが純ちゃんにあんなことこんなことされると思うと……」
紬「憂ちゃん……わかった! 私憂ちゃんに協力するわ!」
憂(かかった!)ニヤリ
憂「ありがとうございます! それではお昼休みにぜひ!」タタタ
紬「……ふむ、でもこれって……もしかしたらもしかするかも」
……
25: 2010/06/26(土) 15:45:59.72 ID:ZU6ail6RP
――昼休み
梓「ふうーやっと昼休みだあ」
憂「そうだね!」
純「あ、私用事があるから……二人で食べてて」タタタ
梓「あ、ちょっ……行っちゃった」
憂(あんなに嬉しそうに……待ち切れなかったのかな……?)
梓「どうしたんだろうね?」
憂「さあ……」
26: 2010/06/26(土) 15:51:05.98 ID:ZU6ail6RP
憂(行ったか……では私も……)
憂「梓ちゃん、私も用事があるから……」
梓「えーっ、憂もいなくなるのー?」
憂「うん、すぐ戻るから」
梓「さびしいよ……」
憂「はいタイ焼き」
梓「いってらっしゃ~い」
憂(早く行かなきゃ……)タタタ
……
憂「梓ちゃん、私も用事があるから……」
梓「えーっ、憂もいなくなるのー?」
憂「うん、すぐ戻るから」
梓「さびしいよ……」
憂「はいタイ焼き」
梓「いってらっしゃ~い」
憂(早く行かなきゃ……)タタタ
……
27: 2010/06/26(土) 15:55:43.66 ID:ZU6ail6RP
唯「おっ、昼休みだね」
律「唯、ムギ、澪、早く飯食おうぜ!」
唯「あっ、私はちょっと用事が……」
紬「唯ちゃん! これおいしいわよ」
唯「へっ! なにそれ!?」
紬「トリュフ的なものよ!」
唯「うっひょー!! すごいよムギちゃん!」
澪「唯、なんか用事があるんじゃないのか?」
唯「ぱくぱくモグモグ」
律「あーあ……」
紬(うふふ……がんばってね憂ちゃん)
……
28: 2010/06/26(土) 15:59:40.42 ID:ZU6ail6RP
――屋上
純「……」ドキドキ
ガチャ
唯「おまたせー」
純「あっ唯先輩!」
唯「ごめんね? 遅れちゃって」
純「い、いえっ! 気にしてないです! あっ、私は鈴木純と申します!」
唯「うん、憂から聞いてるよ!」
純「そ、そうですか! えへへっ」
唯「……それで、話ってなにかな?」
純「あ、はい……えっと……」
唯「うん」
34: 2010/06/26(土) 16:07:11.51 ID:ZU6ail6RP
純「私は……その……」
唯「ゴクン」
純「う、憂のことが好きなんです!」
唯「きゃあああ! 私じゃ無理!……ってえっ?」
純「ゆ、唯先輩?」
唯「今……なんて?」
純「いやだから……憂のことが好きなんですよ」
唯「……」
純「すみません……憂にこんなこと言うのは少し恥ずかしくて……」
唯「あ……」
純「唯先輩に言うのも何なんですけど……憂と私が仲良くなるように協力してくれませんか?」
唯「……い」
純「い?」
唯「いやあぁぁぁぁぁっ!?」ダッ
純「あっちょっと……行っちゃった……」
唯「ゴクン」
純「う、憂のことが好きなんです!」
唯「きゃあああ! 私じゃ無理!……ってえっ?」
純「ゆ、唯先輩?」
唯「今……なんて?」
純「いやだから……憂のことが好きなんですよ」
唯「……」
純「すみません……憂にこんなこと言うのは少し恥ずかしくて……」
唯「あ……」
純「唯先輩に言うのも何なんですけど……憂と私が仲良くなるように協力してくれませんか?」
唯「……い」
純「い?」
唯「いやあぁぁぁぁぁっ!?」ダッ
純「あっちょっと……行っちゃった……」
38: 2010/06/26(土) 16:12:54.48 ID:ZU6ail6RP
……
唯「そ、そんな……まさか純ちゃんが……」
澪「ん? ゆいーっ」
唯「ま、まずいっ!」
澪「そんなところで何やってるんだ? さっきまで一緒にごはん食べてたのに」
唯「え、えと……そう! おさんぽしてたの!」
澪「そ、そうか」
唯「澪さんはどうしたんですか?」
澪「ん? 私か? 私は……」
澪「あれ? 澪さん?」
唯「あっ!……」
澪「まさか……お前は……」
唯「すみません……」ムスビ
憂「私、憂です」
40: 2010/06/26(土) 16:17:15.55 ID:ZU6ail6RP
澪「やっぱり憂ちゃんか。また変装してたの?」
憂「はい」
澪「またなんで?」
憂「そ、それは……」
澪「……言いづらいなら別にいいけど」
憂「そうしてくれるとありがたいです」
澪「そっか、じゃあまた」
憂「はい……」
憂「うぅ……どうしよう……まさか純ちゃんが私のことを……」
憂「考えもしなかった展開だよ……」
憂「私……どうすれば……」
…
憂「はい」
澪「またなんで?」
憂「そ、それは……」
澪「……言いづらいなら別にいいけど」
憂「そうしてくれるとありがたいです」
澪「そっか、じゃあまた」
憂「はい……」
憂「うぅ……どうしよう……まさか純ちゃんが私のことを……」
憂「考えもしなかった展開だよ……」
憂「私……どうすれば……」
…
41: 2010/06/26(土) 16:23:01.43 ID:ZU6ail6RP
――放課後
純「うんは~っ!! やっと終わったよ!」
梓「変な声ださないでよ」
憂「……」ボー
純「……憂?」
憂「ぬへっ!? な、なに!?」
純「なにって……そんなボーっとしてどうしたの?」
憂「な、何でもないっ!」
純「そう」
梓「じゃあ私、部活に行ってくるねっ!」
純「うん、いってらっしゃい」
43: 2010/06/26(土) 16:28:05.00 ID:ZU6ail6RP
憂「……」
純「……?」
憂「……」
純「……えいっ」プニ
憂「ひゃっ!? な、何するの!?」
純「だってずっと黙ってるし……気になるじゃない」
憂「ごめんね」
純「別にいいって」
憂(本当に純ちゃんは私のことが好きなのかなぁ……)
純「……?」
憂「……」
純「……えいっ」プニ
憂「ひゃっ!? な、何するの!?」
純「だってずっと黙ってるし……気になるじゃない」
憂「ごめんね」
純「別にいいって」
憂(本当に純ちゃんは私のことが好きなのかなぁ……)
44: 2010/06/26(土) 16:33:08.77 ID:ZU6ail6RP
純「……ねえ憂」
憂「な、なに?」
純「憂ってさ……やっぱりお姉ちゃんのことが好きなの?」
憂「! そ、それはもちろんだけど」
純「そう……」ショボーン
憂(あぁ……純ちゃんが悲しそうに……)
純「ねえ……憂ってさあ」
憂「ああっ! 今日はスーパーで特売してるんだった!」
憂「それじゃ純ちゃんばいばい!」タタタ
純「えっ? ちょっと憂!」
…
憂「な、なに?」
純「憂ってさ……やっぱりお姉ちゃんのことが好きなの?」
憂「! そ、それはもちろんだけど」
純「そう……」ショボーン
憂(あぁ……純ちゃんが悲しそうに……)
純「ねえ……憂ってさあ」
憂「ああっ! 今日はスーパーで特売してるんだった!」
憂「それじゃ純ちゃんばいばい!」タタタ
純「えっ? ちょっと憂!」
…
45: 2010/06/26(土) 16:37:53.70 ID:ZU6ail6RP
――音楽室
澪「ふう、つかれた」
唯「あっ澪ちゃん!」
律「掃除当番おつかれちゃん!」
澪「まったく……じゃんけんでごみ捨て決めるなんて……」
紬「はい澪ちゃん」コト
澪「おぉ、ムギありがと」
澪「そういえばさ……唯」
唯「ん? なに?」
澪「今日の昼休みに憂ちゃんにばったり会ったんだけどさ」
唯「うん」
澪「なんか唯に変装してたんだけど……どうしたんだ?」
48: 2010/06/26(土) 16:42:16.56 ID:ZU6ail6RP
梓「憂がですか?」
澪「うん。屋上に行く階段のところで見たんだけど」
梓「なんで澪先輩がそんなところにいるんですか?」
澪「そ、それは……屋上で歌詞でも書こうかなと思って……」
梓(仲間はずれとかじゃなかったんですね)
唯「うーん……昼休み……屋上……」
唯「あっ! 純ちゃんだ!」
梓「純がどうかしたんですか?」
唯「あのね、昨日のことなんだけど、純ちゃんから手紙をもらってね……」
紬「それで屋上に来てって言われたのよね」
唯「うん! でもなんでムギちゃんが知ってるの?」
紬「あ……そ、それは……超能力で……」
唯「ムギちゃんすごい!」
梓(なんて純粋なんだ……)
澪「うん。屋上に行く階段のところで見たんだけど」
梓「なんで澪先輩がそんなところにいるんですか?」
澪「そ、それは……屋上で歌詞でも書こうかなと思って……」
梓(仲間はずれとかじゃなかったんですね)
唯「うーん……昼休み……屋上……」
唯「あっ! 純ちゃんだ!」
梓「純がどうかしたんですか?」
唯「あのね、昨日のことなんだけど、純ちゃんから手紙をもらってね……」
紬「それで屋上に来てって言われたのよね」
唯「うん! でもなんでムギちゃんが知ってるの?」
紬「あ……そ、それは……超能力で……」
唯「ムギちゃんすごい!」
梓(なんて純粋なんだ……)
51: 2010/06/26(土) 16:47:10.47 ID:ZU6ail6RP
律「でもそれって……」
澪「だよな……」
唯「えっ? なになに?」
梓「唯先輩にはまだ早いですよ」
唯「えーっ? 私あずにゃんより年上だよ!?」
律「ということは……憂ちゃんが唯の代わりに純って子に会ったと……」
唯「なんでそんなことしたんだろう?」
律「そりゃあもちろん……」
紬「りっちゃんは黙ってて!」グイッ
律「もがっ!?」
紬「もちろん憂ちゃんが純ちゃんに会うために変装したのよ」
唯「なんで?」
紬「だって憂ちゃんと純ちゃんは仲良しでしょ?」
唯「なるほど! そうだったのか」
梓(この人は騙されるために生まれて来たんじゃないのだろうか)
澪「だよな……」
唯「えっ? なになに?」
梓「唯先輩にはまだ早いですよ」
唯「えーっ? 私あずにゃんより年上だよ!?」
律「ということは……憂ちゃんが唯の代わりに純って子に会ったと……」
唯「なんでそんなことしたんだろう?」
律「そりゃあもちろん……」
紬「りっちゃんは黙ってて!」グイッ
律「もがっ!?」
紬「もちろん憂ちゃんが純ちゃんに会うために変装したのよ」
唯「なんで?」
紬「だって憂ちゃんと純ちゃんは仲良しでしょ?」
唯「なるほど! そうだったのか」
梓(この人は騙されるために生まれて来たんじゃないのだろうか)
53: 2010/06/26(土) 16:52:01.57 ID:ZU6ail6RP
――平沢家
唯「たっだいま~!」
憂「おかえり、お姉ちゃん」
唯「いや~今日も疲れちゃったよ」
憂「そうなんだ……」
唯「あれ? どうしたの憂?」
憂「ふえっ!? ななな何が?」
唯「なんか元気がないっていうか」
憂「そんなことないよ! ほら元気!」
唯「おぉ! さっすが憂だね!」
憂「はやく手を洗ってきて」
唯「ほーい」
憂「……」
…
55: 2010/06/26(土) 16:58:14.25 ID:ZU6ail6RP
唯「ねえ、憂」
憂「なに?」
唯「この黒い物体は……なにかな?」
憂「ハンバーグだよ」
唯「えっ……この黒くて四角いのが!?」
憂「うん」
唯「……えいっ」カン
唯「フォ、フォークでさせない!?」
憂「……」
唯「そういえばういー、今日の昼休みにさ」
憂「!!!」ビクッ
唯「純ちゃんにさ」
憂「わ、わわたしもう寝るね!!」ピュー
唯「うわっ! 早いなあ……」
…
憂「なに?」
唯「この黒い物体は……なにかな?」
憂「ハンバーグだよ」
唯「えっ……この黒くて四角いのが!?」
憂「うん」
唯「……えいっ」カン
唯「フォ、フォークでさせない!?」
憂「……」
唯「そういえばういー、今日の昼休みにさ」
憂「!!!」ビクッ
唯「純ちゃんにさ」
憂「わ、わわたしもう寝るね!!」ピュー
唯「うわっ! 早いなあ……」
…
57: 2010/06/26(土) 17:03:56.19 ID:ZU6ail6RP
――憂の部屋
憂「……」バフン
憂(純ちゃん……私の中学からのお友達……)
憂(今まではただの友達だったのに……)
憂(純ちゃんには悪いけど……私にはお姉ちゃんがいるんだもん……)
憂(これだけはゆずれないよ……)
…
58: 2010/06/26(土) 17:06:50.24 ID:ZU6ail6RP
チュンチュン
憂「うーん……あ、朝か……」
憂「……へっ!? もう8時!?」
ガチャ
唯「ういー、もう起きたー?」
憂「遅刻遅刻!! 遅刻だよお姉ちゃん!」
唯「へっ? まだ7時だよ?」
憂「えっ?……ほんとだ」
唯「憂でも寝ぼけることがあるんだね」
憂「うぅ……」
…
62: 2010/06/26(土) 17:14:51.90 ID:ZU6ail6RP
――学校
憂「はあ……」
憂(これから学校に行くたびに純ちゃんに会わないといけないのか)
憂(純ちゃんには悪いけど……私は純ちゃんを好きになんか……)
純「憂!」
憂「うひゃあっ!?」
純「そ、そんなにびっくりしないでよ」
憂「ご、ごめんね……」
純「それよりもさ、今日の昼休み時間空いてる?」
憂「えっ!? い、いっぱい用事があるから無理!」
純「そうなんだ……わかったよ」
憂「ごめんね」
純「憂があやまることはないよ」
憂「うん……」
63: 2010/06/26(土) 17:18:37.22 ID:ZU6ail6RP
憂(純ちゃん……積極的になっちゃって……)
憂(このままじゃ、私、純ちゃんのお嫁さんになっちゃう!)
純「じゃ、じゃあさ。明日、一緒に遊びに行かない?」
憂「あ、明日!?」
純「うん。明日は休みだし……たまには憂とも遊びたいしさ」
憂(無理無理! 今の状態で純ちゃんと二人っきりだなんて絶対に無理だよ! ここは……)
憂「そ、それだったら梓ちゃんも一緒に……」
純「ああ、梓は明日練習があるんだってさ」
憂(梓ちゃんのばかー!)
憂(このままじゃ、私、純ちゃんのお嫁さんになっちゃう!)
純「じゃ、じゃあさ。明日、一緒に遊びに行かない?」
憂「あ、明日!?」
純「うん。明日は休みだし……たまには憂とも遊びたいしさ」
憂(無理無理! 今の状態で純ちゃんと二人っきりだなんて絶対に無理だよ! ここは……)
憂「そ、それだったら梓ちゃんも一緒に……」
純「ああ、梓は明日練習があるんだってさ」
憂(梓ちゃんのばかー!)
64: 2010/06/26(土) 17:22:38.93 ID:ZU6ail6RP
純「ねえ、いいでしょー? ねえねえ」
憂「あうっ……わ、わかったよ……」
純「ほんとに!? やったー!」ピョン
憂(そんなに私と行くのがうれしいのかな……?)
憂(それでも、私にはお姉ちゃんがいるんだ)
憂(……よし! このお出かけで、純ちゃんに嫌われよう!)
憂(そうすれば、純ちゃんもあきらめてくれるはず……)
憂(待っててねお姉ちゃん。私がんばるからね!)
……
憂「あうっ……わ、わかったよ……」
純「ほんとに!? やったー!」ピョン
憂(そんなに私と行くのがうれしいのかな……?)
憂(それでも、私にはお姉ちゃんがいるんだ)
憂(……よし! このお出かけで、純ちゃんに嫌われよう!)
憂(そうすれば、純ちゃんもあきらめてくれるはず……)
憂(待っててねお姉ちゃん。私がんばるからね!)
……
65: 2010/06/26(土) 17:26:47.35 ID:ZU6ail6RP
――お昼休み
純「……はあ」
純(憂ってばあんなに浮かない顔しちゃって……)
純(やっぱ無謀だったかな……)
純(憂のお姉ちゃん好きは、恐ろしいものだって私でもわかる……。わかるのに……)
純(それでも……この気持ちは……)
紬「お困りのようね!」
純「ぬわっ!? だ、誰ですか!?」
紬「軽音部所属の琴吹紬です♪」
純「ああ、キーボードの……」
66: 2010/06/26(土) 17:30:31.84 ID:ZU6ail6RP
紬「そんなことよりも、純ちゃん、恋してるんでしょ?」
純「えっ、な、なんでそのことを……というかどうして私の名前を……」
紬「私はなんでも知ってるわ! この学校のことなら何でもね!」フンス!
純「は、はあ」
紬「とにかく! 恋してるのよね?」
純「は、はい……///」
紬(うふふ、照れた顔もかわいいわぁ)
紬「しかも、女の子が好きなんでしょ?」
純「っ! そうですよ! 何か悪いんですか!?」
紬「いいえ! たしかに女の子同士は世間体的にも厳しいわ……でもそれが何よ! 私たちはいつだって本能に従って生きてるんだから!」
純「そ、そうですよね!」
純「えっ、な、なんでそのことを……というかどうして私の名前を……」
紬「私はなんでも知ってるわ! この学校のことなら何でもね!」フンス!
純「は、はあ」
紬「とにかく! 恋してるのよね?」
純「は、はい……///」
紬(うふふ、照れた顔もかわいいわぁ)
紬「しかも、女の子が好きなんでしょ?」
純「っ! そうですよ! 何か悪いんですか!?」
紬「いいえ! たしかに女の子同士は世間体的にも厳しいわ……でもそれが何よ! 私たちはいつだって本能に従って生きてるんだから!」
純「そ、そうですよね!」
67: 2010/06/26(土) 17:35:07.78 ID:ZU6ail6RP
紬「と、いうことで、私は純ちゃんに協力するわ!」
純「ほ、本当ですか!?」
紬「うん! だから今度のデートがんばってね!」
純「は、はいっ!」
紬「それじゃっ」シュパッ
純「うわっ、3階の窓から飛び降りた……」
……
純「ほ、本当ですか!?」
紬「うん! だから今度のデートがんばってね!」
純「は、はいっ!」
紬「それじゃっ」シュパッ
純「うわっ、3階の窓から飛び降りた……」
……
68: 2010/06/26(土) 17:41:56.75 ID:ZU6ail6RP
――放課後
律「へえ、純ちゃんって子が……」
紬「そうなの! だから私、純ちゃんを応援してあげようと思って」
梓「まさかとは思いましたが……そんなことが……」
紬「やっぱりダメかしら……?」
梓「いえ、私は純が憂と付き合ってもかまいませんよ」
紬「じゃあ梓ちゃんも協力してくれる?」
梓「できる範囲なら」
紬「やった!」
澪「じゃあ、唯にも手伝ってもらえば……」
紬「ダメよ! もしかしたら唯ちゃんは憂ちゃんのことが好きなのかもしれないし」
71: 2010/06/26(土) 17:47:15.98 ID:ZU6ail6RP
律「まっさか~。さすがの唯でもそんなはずは……」
梓「ありませんよ!」
澪「な、なんで梓が思いっきり否定するんだ?」
梓「な、なんでもありません!///」
紬(この高校はオアシスだわ……)ポワーン
律「じゃあさ、明日は憂ちゃんたちのデートを尾行してみないか?」
澪「ば、馬鹿! そんなことしていいわけないだろ! 大体練習はどうするんだ!?」
律「だってムギが協力するって言った以上は私たちも協力しないといけないだろ」
澪「尾行のどこが協力だ!」
梓「ありませんよ!」
澪「な、なんで梓が思いっきり否定するんだ?」
梓「な、なんでもありません!///」
紬(この高校はオアシスだわ……)ポワーン
律「じゃあさ、明日は憂ちゃんたちのデートを尾行してみないか?」
澪「ば、馬鹿! そんなことしていいわけないだろ! 大体練習はどうするんだ!?」
律「だってムギが協力するって言った以上は私たちも協力しないといけないだろ」
澪「尾行のどこが協力だ!」
73: 2010/06/26(土) 17:52:32.44 ID:ZU6ail6RP
紬「いいと思うわりっちゃん!」
澪「ムギ!?」
梓「そうですね。たまには息抜きも必要ですし」
澪「梓まで……」
律「澪もなんだかんだ言って尾行したいくせに」
澪「うぐっ……」
律「じゃあけって~い!」
紬「唯ちゃんにはそれとなく話を合わせておきましょう」
ガチャ
唯「遅れてきましてすんません!」
律「遅いぞー」
紬「今日は唯ちゃんの大好きなモンブランよ」
唯「しゃああおらああっ!」
……
澪「ムギ!?」
梓「そうですね。たまには息抜きも必要ですし」
澪「梓まで……」
律「澪もなんだかんだ言って尾行したいくせに」
澪「うぐっ……」
律「じゃあけって~い!」
紬「唯ちゃんにはそれとなく話を合わせておきましょう」
ガチャ
唯「遅れてきましてすんません!」
律「遅いぞー」
紬「今日は唯ちゃんの大好きなモンブランよ」
唯「しゃああおらああっ!」
……
77: 2010/06/26(土) 17:58:02.53 ID:ZU6ail6RP
――平沢家
憂「お、お姉ちゃん」
唯「どしたのうい~?」
憂「あ、あのね! 明日、私純ちゃんとお出かけに行ってくるの」
唯「そうなんだ~。じゃあ明日は憂抜きで起きなきゃね」
憂(ああ……お姉ちゃんが一人で起きるなんて……)
憂(私の『お姉ちゃん完全養育計画』が水の泡になっちゃうよ……)
憂「う、うん……。だから今日は早く眠らなきゃダメだよ?」
唯「ほーい」
79: 2010/06/26(土) 18:04:18.36 ID:ZU6ail6RP
憂「……」
唯「ん? 憂? まだ何かあるの?」
憂「う、ううん! 何でもないの!」
唯「そう? じゃあお風呂入ってくるね~」
憂「いってらっしゃい」
憂(お姉ちゃん……)
……
唯「ん? 憂? まだ何かあるの?」
憂「う、ううん! 何でもないの!」
唯「そう? じゃあお風呂入ってくるね~」
憂「いってらっしゃい」
憂(お姉ちゃん……)
……
82: 2010/06/26(土) 18:10:16.05 ID:ZU6ail6RP
――翌日
純「……」
律「ほほう、あれが純ちゃんか~」
紬「そんなに緊張してはなさそうね」
梓「まあ、憂と純は中学からの友達ですから、そんなに気を遣う相手でもないんでしょう」
澪「そうなのか」
律「あら~ん? 澪ちゅわんはあんなに尾行はダメだと言ってたのになんでそんなに乗り気なんでちゅか~?」
澪「黙れ!」ガスン
律「ぷぎゃっ!」
純「ん? 何だ今の音」キョロキョロ
紬「静かに、ね」ニコ
律澪「すみません……」ガクガク
梓「あっ! 憂が来ました!」
83: 2010/06/26(土) 18:17:24.04 ID:ZU6ail6RP
憂「お、おまたせ~」
純「もう、時間過ぎてるよ」
憂「ご、ごめんね?」
純「まあいいか。じゃあ行こうか」
憂「うん」
律「……よーし。後をつけるぞ!」
澪紬梓「おー!」
……
純「もう、時間過ぎてるよ」
憂「ご、ごめんね?」
純「まあいいか。じゃあ行こうか」
憂「うん」
律「……よーし。後をつけるぞ!」
澪紬梓「おー!」
……
84: 2010/06/26(土) 18:18:27.75 ID:ZU6ail6RP
――音楽室
ガチャ
唯「いやー、遅れてごめんね! みん……な……」
ガラーン……
唯「いない……」
……
86: 2010/06/26(土) 18:23:51.05 ID:ZU6ail6RP
純「じゃあここに行こう」
憂「うん」
律「ふむ、ゲーセンか……いいんじゃないか?」
澪「まあデートの定番だな」
紬「いいわね……すごくいいわよ純ちゃん」
梓「あれ? ムギ先輩ってゲーセン行ったことあるんですか?」
紬「みんなと一緒に1年生の時にね」
梓「そうなんだ……」
梓(もっと知りたいなみなさんのこと)
律「よーし! 早く行こうぜみんな!」
澪「こら、走るな律!」
……
87: 2010/06/26(土) 18:29:39.59 ID:ZU6ail6RP
純「憂! これやろうよ! クレーンゲーム!」
憂「うん」
律「なんだか憂ちゃん、元気ないな」
澪「デートが始まってから『うん』ばっかり言ってるな」
梓「そんなに楽しくないんでしょうか」
紬(ふむ……やはり憂ちゃんはそんなに乗り気じゃないようね)
紬(やっぱり純ちゃんじゃ唯ちゃんの魅力には敵わないのかしら……)
純「うおーっ! あともうちょっとで捕れたのにー!!」
憂「うん」
純「……」
憂「……」
純「……よし! こうなったら意地でも取ってやる!」
憂「うん」
88: 2010/06/26(土) 18:33:52.73 ID:ZU6ail6RP
――10分後
純「そこだ! そこにアームが入れっ!」
憂「……」
――さらに10分後
純「よーしよーしよーし……あーっ!!」
憂「……」
――さらにさらに10分後
純「いけっ! いけっ! ……ああっ!」
憂「ああ……」
89: 2010/06/26(土) 18:36:39.99 ID:ZU6ail6RP
純「……」ジー
憂「ど、どうしたの? こっち見て」
純「いやあ、やっと憂がその気になってくれたなーって」
憂「あ、う、それは……」
純「まあ見ててよ! 絶対これ取るから!」
憂「う、うん」
憂「ど、どうしたの? こっち見て」
純「いやあ、やっと憂がその気になってくれたなーって」
憂「あ、う、それは……」
純「まあ見ててよ! 絶対これ取るから!」
憂「う、うん」
90: 2010/06/26(土) 18:40:18.30 ID:ZU6ail6RP
――そして10分後
純「よしっ! そこだ! いけっ!」
憂「やった! 持ち上げたよ!」
純「よーし、そのままそのまま……」
ゴトン
純「よっしゃあ! 捕れたー! 捕れたよー憂!」ダキッ
憂「やったね純ちゃん!」
純「えへへへっ、やっと笑ってくれたね憂」
憂「へっ? あ……」
純「はい! これ憂にあげる!」
憂「そ、そんな……いいよ……」
純「いいのいいの! 今日の記念にもらってよ!」
憂「そ、そこまで言うなら……」
純「大事にしてよそのコアラ!」
憂「う、うん……」ギュッ
91: 2010/06/26(土) 18:44:50.02 ID:ZU6ail6RP
紬「純ちゃんったら……本当にいい子ね」
梓「はい。そのまま自分のものにするかと思いました」
紬(憂ちゃんも今のでグッときたはずね……)ニヤリ
律「おい澪! 早くそのゾンビ撃てよ!」
澪「ダ、ダメ! 怖い怖い怖い怖い!」
梓「で、なに遊んでるんですか、あの二人は……」
紬「あ、純ちゃんたち出て行った」
梓「追いかけましょう!」
……
92: 2010/06/26(土) 18:49:33.20 ID:ZU6ail6RP
――音楽室
唯「はーい、唯ちゃんお茶よー」
唯「わーい、ありがとうムギちゃん!」
唯「まったく……これ終わったら練習するからな」
唯「わかってるよ澪ちゃん」
唯「唯のことだからわかってないだろうな」
唯「むっ! そんなことないよりっちゃん!」
唯「そうですよ! 唯先輩はやるときはやる人です!」
唯「あずにゃん……」
唯「ゆいせんぱい……」
唯「……」
唯「……寂しい」
……
94: 2010/06/26(土) 18:54:40.13 ID:ZU6ail6RP
――ファミレス
純「憂は何食べる?」
憂「じゃあハンバーグで」
純「それじゃあ私はカルボナーラで!」
律「やっとデートらしくなってきたな」
澪「ああ」
紬「ここでは別にチャンスはなにもないわね」
梓「そうですね」
純「でさあ、梓がそこでこけちゃってさあ」
憂「そうなんだ」
純「……ところで憂ってエッチしたことある?」
憂「ブフーッ!」
96: 2010/06/26(土) 18:59:46.45 ID:ZU6ail6RP
純「うわっ! 大丈夫!?」
律「あの子って頭大丈夫か?」
梓「やっぱり頭のネジ吹っ飛んでますね」
澪「おそろしいな……」
紬(やだ……純ちゃんってばあんなに積極的な子だったの!? 恐ろしい子!)ハアハア
憂「げほっげほっ……い、いきなりなんてこと聞くの!?」
純「気になったから」
憂「え、えっちなんてしたことありません!」
憂(ほんとはお姉ちゃんが寝ているときにしようとしてたなんて口が裂けても言えないよ……)
律「あの子って頭大丈夫か?」
梓「やっぱり頭のネジ吹っ飛んでますね」
澪「おそろしいな……」
紬(やだ……純ちゃんってばあんなに積極的な子だったの!? 恐ろしい子!)ハアハア
憂「げほっげほっ……い、いきなりなんてこと聞くの!?」
純「気になったから」
憂「え、えっちなんてしたことありません!」
憂(ほんとはお姉ちゃんが寝ているときにしようとしてたなんて口が裂けても言えないよ……)
98: 2010/06/26(土) 19:04:51.29 ID:ZU6ail6RP
純「そうなんだ。憂ってばもてそうなのに……」
憂「そ、そんなことないよ……///」
純「いやいや、中学の時だって男子が憂のこと野獣の目で見てたじゃん」
憂「な、何言ってるの純ちゃん!?」
純「えへへ、冗談冗談」
憂「とにかく、私はそんなことなんてしたことないから!」
純「もったいないなあ……。私が男だったら絶対憂を狙うのに」
憂「じゅ、純ちゃん!?」
純「これも冗談だよ」
憂「も、もう……」
憂(うそつき……本当は私のこと……)
……
憂「そ、そんなことないよ……///」
純「いやいや、中学の時だって男子が憂のこと野獣の目で見てたじゃん」
憂「な、何言ってるの純ちゃん!?」
純「えへへ、冗談冗談」
憂「とにかく、私はそんなことなんてしたことないから!」
純「もったいないなあ……。私が男だったら絶対憂を狙うのに」
憂「じゅ、純ちゃん!?」
純「これも冗談だよ」
憂「も、もう……」
憂(うそつき……本当は私のこと……)
……
100: 2010/06/26(土) 19:10:24.46 ID:ZU6ail6RP
――音楽室
唯「はあ……いいなトンちゃんは」
トンちゃん「……」
唯「君は何もしないでいいんだろうけど、私はいずれ社会に出て働かないといけないんだよ」
トンちゃん「……」
唯「そりゃあ、水槽の中で飼い殺しっていうのも苦しいと思う」
唯「でも、働くってことは、少ない賃金に文句も言わずに、その会社の奴隷になるってことなんだよ」
唯「ペットと奴隷……はたしてどっちがいいのかな……?」
トンちゃん「……」
104: 2010/06/26(土) 19:16:29.10 ID:ZU6ail6RP
唯「あーあ、なんだかつまんないや……」
唯「誰か来ないのかな」
ガチャン
さわ子「やっほー! ムギちゃんのお菓子が食べたくて休日も来ちゃっ……た……」
唯「あっ! さわちゃん!」
さわ子「あれ? 唯ちゃんだけ?」
唯「そうだよ。みんななぜか来てないの」
さわ子「じゃあ、おいしい紅茶もお菓子もなし?」
唯「チョコボールならあるよ!」
さわ子「はあ……。私、キャラメル味しか食べられないから。じゃあね」
唯「ま、待ってよさわちゃん! いちご味もなかなかいけるよ!」
さわ子「あんたはそこのカメと仲良くしてなさい」
バタン
唯「誰か来ないのかな」
ガチャン
さわ子「やっほー! ムギちゃんのお菓子が食べたくて休日も来ちゃっ……た……」
唯「あっ! さわちゃん!」
さわ子「あれ? 唯ちゃんだけ?」
唯「そうだよ。みんななぜか来てないの」
さわ子「じゃあ、おいしい紅茶もお菓子もなし?」
唯「チョコボールならあるよ!」
さわ子「はあ……。私、キャラメル味しか食べられないから。じゃあね」
唯「ま、待ってよさわちゃん! いちご味もなかなかいけるよ!」
さわ子「あんたはそこのカメと仲良くしてなさい」
バタン
108: 2010/06/26(土) 19:20:31.73 ID:ZU6ail6RP
唯「……」
唯「ほら見た? トンちゃん。奴隷になったらあんな風になるんだよ」
トンちゃん「……」
唯「大人になるっていうことは、華やかであると同時に人間らしさが無くなっていくんだね」
トンちゃん「……」
唯「私もああならないように気をつけないとね」
トンちゃん「……」
……
唯「ほら見た? トンちゃん。奴隷になったらあんな風になるんだよ」
トンちゃん「……」
唯「大人になるっていうことは、華やかであると同時に人間らしさが無くなっていくんだね」
トンちゃん「……」
唯「私もああならないように気をつけないとね」
トンちゃん「……」
……
111: 2010/06/26(土) 19:25:58.94 ID:ZU6ail6RP
――公園
純「んふぁああ……つかれた」ノビー
憂「じゃあここらへんで休憩しちゃおっか」
純「さんせーい!」
律「ふむふむ……ここらへんで勝負をしかけたいところですね、紬さん」
紬「そうですね。この機会を逃すと後は難しいですからね~」
梓「さっきのレストランで結構あぶなかったですけどね」
紬「さあ純ちゃん、あなたの力を見せてあげて!」
澪「ムギ! 声が大きいぞ!」
純「今日はありがとね憂」
憂「えっ」
純「ひっさしぶりに憂とこうやって遊ぶことができて楽しかったよ」
憂「あ、うん。こっちこそ楽しかったよ」
112: 2010/06/26(土) 19:30:26.72 ID:ZU6ail6RP
純「憂ってば、最初は全然楽しそうじゃなかったからさ。私不安だったんだよ」
憂「ご、ごめんね」
純「いいって。憂を楽しませてあげられて私もうれしいもん」
憂「純ちゃん……」
純「……そういえばさ。憂と私ってどうやって仲良くなったんだっけ」
憂「えっ? 私と純ちゃん?」
純「うん」
憂「うーん……。たしか……」
憂「ご、ごめんね」
純「いいって。憂を楽しませてあげられて私もうれしいもん」
憂「純ちゃん……」
純「……そういえばさ。憂と私ってどうやって仲良くなったんだっけ」
憂「えっ? 私と純ちゃん?」
純「うん」
憂「うーん……。たしか……」
113: 2010/06/26(土) 19:35:15.18 ID:ZU6ail6RP
――中学時代
憂『うぅ……』
憂(周りにあまり知っている人がいない……)
憂(やっぱり新しい環境って慣れないもんだなあ……)
先生『それじゃあ二人で一組のグループを作って』
憂『えっ……』
憂(私、こういうの苦手……)
憂(はっ……このクラス、人数が奇数だから早く組まないと余っちゃうよ)
男子A『組もうぜー』
男子B『いいよー』
憂(ああ、早くしないと……でも……)
116: 2010/06/26(土) 19:39:51.72 ID:ZU6ail6RP
トントン
憂『ふえっ?』
純『ねえねえ、まだ組んでないの?』
憂『う、うん』
純『じゃあ私と組もうよ!』
憂『い、いいの?』
純『当たり前じゃん!』
憂『あ、ありがと……』
純『あっ、名前、なんて言うの?』
憂『憂……平沢憂です』
純『ふーん、変った名前だね。私は鈴木純って言うんだ。よろしくね!』
憂『うん、こちらこそよろしくね』
……
117: 2010/06/26(土) 19:45:47.96 ID:ZU6ail6RP
憂「純ちゃんがあのとき声をかけてくれたとき、とってもうれしかったなあ」
純「そ、そう? 照れるなあ……」
憂(そうだ……私、純ちゃんに助けてもらってばっかりだった)
憂(いつも一緒で……お姉ちゃん一筋の私を助けてくれてた……)
律「イイハナシダナー」
澪「そうだな」
梓「純ってやっぱいいやつなんですかね」
紬「いいやつよ純ちゃんは! 私が保証する!」
119: 2010/06/26(土) 19:50:05.93 ID:ZU6ail6RP
純「あの時の憂は何だか放っておけなかったんだよね」
憂「そうなんだ」
純「うん。しかも何だか頼れそうだったし!」
憂「純ちゃん……」
律「打算的だな」
梓「純はやっぱり純ですね」
憂「でも、純ちゃんがあの時声をかけてくれたから、私は中学校を楽しく過ごせたんだよ」
憂「だから、ありがとね。純ちゃん」ニコッ
純「!///」
律「憂ちゃんのニコッは破壊力抜群だな」
澪「純ちゃんも赤くなっちゃってるし」
紬(これよこれ! 私の求めている世界は!)ハアハア
憂「そうなんだ」
純「うん。しかも何だか頼れそうだったし!」
憂「純ちゃん……」
律「打算的だな」
梓「純はやっぱり純ですね」
憂「でも、純ちゃんがあの時声をかけてくれたから、私は中学校を楽しく過ごせたんだよ」
憂「だから、ありがとね。純ちゃん」ニコッ
純「!///」
律「憂ちゃんのニコッは破壊力抜群だな」
澪「純ちゃんも赤くなっちゃってるし」
紬(これよこれ! 私の求めている世界は!)ハアハア
120: 2010/06/26(土) 19:55:07.97 ID:ZU6ail6RP
純「……えへへっ」
憂「? 純ちゃんどうしたの?」
純「な、なんでもないしっ!///」
憂「あっ、もうそろそろ帰らないと……日が暮れちゃうよ」
純「えっ? もうそんな時間!?」
憂「うん。休憩しすぎちゃったね」
純「そ、そっか……」
憂「……」
憂(なんとか終わりそうだけど……なんだろうこの気持ち)
憂(まだ帰りたくないような……純ちゃんとまだいたいような……)
憂「? 純ちゃんどうしたの?」
純「な、なんでもないしっ!///」
憂「あっ、もうそろそろ帰らないと……日が暮れちゃうよ」
純「えっ? もうそんな時間!?」
憂「うん。休憩しすぎちゃったね」
純「そ、そっか……」
憂「……」
憂(なんとか終わりそうだけど……なんだろうこの気持ち)
憂(まだ帰りたくないような……純ちゃんとまだいたいような……)
123: 2010/06/26(土) 19:59:10.01 ID:ZU6ail6RP
律「あー、もう終わりかあ」
澪「なに残念がってるんだよ。まだ闘いは始まったばっかりじゃないか」
律「すっかり乗り気だなおい」
梓「じゃあ私たちも帰りましょうか」
紬「……! 待って! まだ純ちゃんが何かしそうよ!」
純「憂! もうちょっと時間くれる?」
憂「えっ……!」
憂(ど、どうしたんだろう……ままままさか、告白なのっ!?)
純「あの……その……」モジモジ
律「おいおい、まさかいっちゃうのか!?」
澪「あわわわわわ///」
梓「今いくのはあぶないんじゃ……」
紬「ああんっ! 行けっ! 行くのよ純ちゃんっ!」
梓「ちょっとムギ先輩! 声が大きすぎますって!」
澪「なに残念がってるんだよ。まだ闘いは始まったばっかりじゃないか」
律「すっかり乗り気だなおい」
梓「じゃあ私たちも帰りましょうか」
紬「……! 待って! まだ純ちゃんが何かしそうよ!」
純「憂! もうちょっと時間くれる?」
憂「えっ……!」
憂(ど、どうしたんだろう……ままままさか、告白なのっ!?)
純「あの……その……」モジモジ
律「おいおい、まさかいっちゃうのか!?」
澪「あわわわわわ///」
梓「今いくのはあぶないんじゃ……」
紬「ああんっ! 行けっ! 行くのよ純ちゃんっ!」
梓「ちょっとムギ先輩! 声が大きすぎますって!」
126: 2010/06/26(土) 20:03:56.26 ID:ZU6ail6RP
憂(やばいっ! どうしよう……まだ私何も考えてないよ……!)
純「憂っ!」
憂「は、はいぃっ!?」ビク
純「これっ! 受け取って!」
憂「へっ……? これは……髪留め?」
純「そう! 憂ってその黄色いやつばっかしてるじゃん。だから色違いのやついっぱい買ってみたんだ!」
憂「そ、そんな……こんなに悪いよ」
純「いいのいいの! それも記念にもらっといて!」
憂「う、うん……///」
純「憂っ!」
憂「は、はいぃっ!?」ビク
純「これっ! 受け取って!」
憂「へっ……? これは……髪留め?」
純「そう! 憂ってその黄色いやつばっかしてるじゃん。だから色違いのやついっぱい買ってみたんだ!」
憂「そ、そんな……こんなに悪いよ」
純「いいのいいの! それも記念にもらっといて!」
憂「う、うん……///」
127: 2010/06/26(土) 20:08:32.61 ID:ZU6ail6RP
純「それじゃあ私帰るから。また明日!」タタタ
憂「あっ! 純ちゃん!」
律「……行っちゃったな」
澪「はあ……。なんだか疲れた」
梓「あんな終わり方でいいんですかね」
律「まあ純ちゃんもまだ勝負を仕掛けるべきじゃないと思ったんだろう。本番はこれからだろうだな」
紬「ああ……、私、もう死んでもいい……」
梓「まだ告白してませんよ! 帰ってきてください!」
……
憂「あっ! 純ちゃん!」
律「……行っちゃったな」
澪「はあ……。なんだか疲れた」
梓「あんな終わり方でいいんですかね」
律「まあ純ちゃんもまだ勝負を仕掛けるべきじゃないと思ったんだろう。本番はこれからだろうだな」
紬「ああ……、私、もう死んでもいい……」
梓「まだ告白してませんよ! 帰ってきてください!」
……
131: 2010/06/26(土) 20:12:51.71 ID:ZU6ail6RP
――平沢家
ガチャ
憂「た、ただいま」
唯「お、おかえりいぃ……」グスン
憂「ど、どうしたのお姉ちゃん!?」
唯「今日練習に行ったらね、誰も来なかったの~」ウワアアン
憂「そ、そうなんだ」
憂(あれ? 純ちゃんは梓ちゃんが今日は練習だって言ってたのに……なんでだろう?)
憂(まっいいか)
132: 2010/06/26(土) 20:16:11.11 ID:ZU6ail6RP
憂「きっとみなさん他の用事があったんだよ」
唯「そうかな……そうだよね!」
憂「元気でた?」
唯「うん! そしておなかすいた!」
憂「待っててね。今作るから」
唯「あーい」
……
唯「そうかな……そうだよね!」
憂「元気でた?」
唯「うん! そしておなかすいた!」
憂「待っててね。今作るから」
唯「あーい」
……
133: 2010/06/26(土) 20:21:29.02 ID:ZU6ail6RP
唯「……うい」
憂「ん? なに?」
唯「なんで今日はカニカマだけなの?」
憂「夕飯の材料買うの忘れちゃってて、それしかなかったんだよ」
唯「そんな……。カニカマだけなんて拷問だよ!」
憂「ごめんね。今日はこれで我慢してね?」
唯「えー、やだよー」
憂「お願い」ニコッ
唯「ひゃ、ひゃいっ!」ガクガク
憂「じゃあ私、部屋に戻るね」
唯「うん」
…
135: 2010/06/26(土) 20:27:25.12 ID:ZU6ail6RP
――憂の部屋
バタン
憂「……」
憂「……」
憂「……」
憂「どどどどどどどうしよ」ドキドキ
憂「もう、頭の中純ちゃんでいっぱいだ……!」
憂「なんであんなに優しいの? あんなの純ちゃんじゃないっ!」ジタバタ
憂「いやああああっ!! 私の中の純ちゃんのイメージがぶっ壊れるうう!!」ジタバタ
139: 2010/06/26(土) 20:33:06.11 ID:ZU6ail6RP
憂「はあ……はあ……」
ウイー メールダヨー ウイー メールダヨー
憂「はっ! メール……純ちゃんからだ」カチッ
件名:ごめん
今日は急に帰ってごめんね!
なんだか恥ずかしくて……先に帰っちゃった。
でも、憂が喜んでくれたからいいよね?
じゃあ明日、楽しみにしてるからね!
憂「……」
憂「なにこれえええっ!!? 胸がきゅんきゅんするうううっ!?」ドギュン
憂「惚れてまうううっ! 純ちゃんに惚れてまううううっ!」ギャオン
142: 2010/06/26(土) 20:41:12.28 ID:ZU6ail6RP
憂「やばいやばいやばいやばいやばい……おちつけおちつけおちつけ私!」
憂「純ちゃんはただ謝罪のメールを送ってくれただけじゃないか……そうだそうだよ!」
憂「私は純ちゃんに普通のメールを返せばいいだけ……よし!」カチッ
憂「……」
憂「なんて送ればいいのかな……。ま、まずはお礼の言葉だよね」
憂「『こちらこそこのような素敵なものを頂戴いたしまして感謝の念でいっぱいでございます』……」
憂「いやいや、こんなにかしこまっちゃだめだよ」
憂「『純ちゃんがこんなの送ってくれるなんて意外でした』……」
憂「いやいや、これじゃ最初の印象が悪かったって言ってるようなものじゃん」
憂「あー、どうしよ!」
…
憂「純ちゃんはただ謝罪のメールを送ってくれただけじゃないか……そうだそうだよ!」
憂「私は純ちゃんに普通のメールを返せばいいだけ……よし!」カチッ
憂「……」
憂「なんて送ればいいのかな……。ま、まずはお礼の言葉だよね」
憂「『こちらこそこのような素敵なものを頂戴いたしまして感謝の念でいっぱいでございます』……」
憂「いやいや、こんなにかしこまっちゃだめだよ」
憂「『純ちゃんがこんなの送ってくれるなんて意外でした』……」
憂「いやいや、これじゃ最初の印象が悪かったって言ってるようなものじゃん」
憂「あー、どうしよ!」
…
145: 2010/06/26(土) 20:45:17.79 ID:ZU6ail6RP
憂「『それでは、また学校で会いましょう』……よし、送信!」カチッ
憂「ふうー、やっと終わったー」
憂「軽く500文字はいったかな……」
憂「これで……純ちゃんも……喜んでくれる……」ウトウト
憂「くー……」
……
154: 2010/06/26(土) 21:03:55.78 ID:ZU6ail6RP
――翌日
憂「えへへ……そこはだめだよぅ……」ムニャムニャ
唯「ういっ! 早く起きてっ!」
憂「んにゃっ? お姉ちゃん?」
唯「もう8時だよっ! 早く支度して!」
憂「ふえっ!? 8時! うそっ!」
唯「うそじゃないよっ! もう、憂ったらしっかりしてよね!」
憂「あうっ……」
憂(そっか……昨日純ちゃんにメール送るって5時間はかかったもんね……)
憂「はやく支度しなきゃ!」
…
157: 2010/06/26(土) 21:08:35.47 ID:ZU6ail6RP
憂「あっ……髪留め……どうしよ」
憂「純ちゃんがせっかく買ってくれたんだもん……別のを使わなきゃ」
憂「これは……だめだ。なんか違う」
憂「これは……ううん、これもだめ」
憂「これは……ああ、これじゃ純ちゃんが気に入ってくれるかどうか……」
唯「ういー! もう学校行くよー!」
憂「ひゃっ! ま、待ってお姉ちゃん!」
……
159: 2010/06/26(土) 21:13:26.00 ID:ZU6ail6RP
――学校
純「おはよう梓」
梓「おは、ブフッ……よう」
純「……なんで笑ったの?」
梓「なんでも、ククッ……ないからっ、ギヒヒッ……」
純(異常にむかつく)
梓「でもなんだか純ってばうれしそうだね」
純「そ、そうかな?」
純(だって憂が私の買った髪留めをつけてくれるし……うれしいに決まってるじゃん)
純(昨日あれだけよろこんでメールしてくれたからね。きっといいものを着けてくれるはず……)
164: 2010/06/26(土) 21:18:37.17 ID:ZU6ail6RP
ガチャン
憂「おはよう……」
梓純「憂、おは……よう?」
梓「……唯先輩じゃないですよね?」
憂「あっ……今日ね、髪留めするの忘れちゃって……」
純「……」ショボーン
憂「じゅ、純ちゃん! これには深いわけが……」
純「いいんだよ憂。憂の気持ちはわかったから」
憂「違うのっ! そんなんじゃないのっ!」
純「……それじゃ」
憂「純ちゃん……」
梓「あっちゃー……」
……
168: 2010/06/26(土) 21:23:31.56 ID:ZU6ail6RP
唯「みんなの裏切り者おおぅ!」
律「だから悪かったって」
澪「まったく……連絡するって言ったのは律だぞ!」
律「すっかり忘れてた」
紬「ごめんね唯ちゃん。昨日は休みだったの」
唯「もう! みんながいなかったから寂しかったんだからね!」ウルウル
律澪紬(ああなにこのかわいい生物)
和「ほら、みんな謝ってるんだから許してあげなさい」
唯「わかったよ……えーっと」
和「和よ。今初めて出てきたけど」
唯「うん! わかったよ和ちゃん!」
和「今『わ』って言ったでしょ? 漢字じゃわからないけど」
紬「あとでおいしいケーキあげるから元気出して?」
唯「うっしゃああおらあああっ!」
……
171: 2010/06/26(土) 21:28:23.41 ID:ZU6ail6RP
――放課後
憂「……はあ」
梓「憂」
憂「あっ、梓ちゃん」
梓「大丈夫? なんだか元気ないよ?」
憂「う、うん……。ちょっとね」
梓「……純関係のこと?」
憂「!!!」ビクン
梓「そうらしいね」
憂「うん……」
梓(まあ知ってたけど)
172: 2010/06/26(土) 21:33:36.51 ID:ZU6ail6RP
憂「私、純ちゃんのことなんてただの友達だと思ってた」
梓「うん」
憂「でも……あんなに優しくしてくれる純ちゃんが今じゃすっごく愛おしくて……」
憂「私にはお姉ちゃんがいるのに……。お姉ちゃんがいるのにこんな気持ちになるなんて思いもしなかった」
梓「うん」
憂「梓ちゃん! 私、どうしたらいいのかな? 自分の気持ち、全然わからないよ……」
梓「うい……」
憂「……」
梓「これはあくまで私の持論なんだけど」
梓「人が誰かを好きになるっていうのは、そんな短期間じゃできないんだよ」
梓「うん」
憂「でも……あんなに優しくしてくれる純ちゃんが今じゃすっごく愛おしくて……」
憂「私にはお姉ちゃんがいるのに……。お姉ちゃんがいるのにこんな気持ちになるなんて思いもしなかった」
梓「うん」
憂「梓ちゃん! 私、どうしたらいいのかな? 自分の気持ち、全然わからないよ……」
梓「うい……」
憂「……」
梓「これはあくまで私の持論なんだけど」
梓「人が誰かを好きになるっていうのは、そんな短期間じゃできないんだよ」
174: 2010/06/26(土) 21:39:27.70 ID:ZU6ail6RP
憂「えっ……じゃあ私……」
梓「だから、憂はずっと前から純のことが好きだったんだよ」
憂「私が、純ちゃんを……?」
梓「そう。だから、憂が純のことを好きになるっていうのは別におかしなことじゃないんだよ」
憂「そうなのかな?」
梓「ほら、思い返してみよ。今までの純との関係を!」
憂「純ちゃんと……私……」
純『憂! この卵焼きちょうだい!』
純『憂! 昨日の宿題見せて~』
純『憂! あのマンガの続き、持ってきてね!』
憂「別にいい関係とは言えないね」
梓「あうっ……」
梓「だから、憂はずっと前から純のことが好きだったんだよ」
憂「私が、純ちゃんを……?」
梓「そう。だから、憂が純のことを好きになるっていうのは別におかしなことじゃないんだよ」
憂「そうなのかな?」
梓「ほら、思い返してみよ。今までの純との関係を!」
憂「純ちゃんと……私……」
純『憂! この卵焼きちょうだい!』
純『憂! 昨日の宿題見せて~』
純『憂! あのマンガの続き、持ってきてね!』
憂「別にいい関係とは言えないね」
梓「あうっ……」
176: 2010/06/26(土) 21:45:13.29 ID:ZU6ail6RP
憂「でも……純ちゃんに頼られると、なんだか嬉しかった」
梓「そうそう! その気持ちだよ! その気持ちが今の憂の『純が好き』っていう気持ちにつながっているんだよ!」
憂「そっか……。そうだよね」
梓「うん!」
憂「私は純ちゃんのことが……好きなんだ!」
梓「うんうん!」
憂「私、純ちゃんに髪留めのこと謝ってくる!」
梓「うん。せっかく純が買ってくれたんだしね」
憂「うん!」
憂「……あれ? なんで梓ちゃんがそのことを知ってるの?」
梓「ギクッ!」
憂「そういえば、私の話を何の疑問もなく聞いてたよね?」ニコッ
梓「ひいいいぃっ!?」
…
梓「そうそう! その気持ちだよ! その気持ちが今の憂の『純が好き』っていう気持ちにつながっているんだよ!」
憂「そっか……。そうだよね」
梓「うん!」
憂「私は純ちゃんのことが……好きなんだ!」
梓「うんうん!」
憂「私、純ちゃんに髪留めのこと謝ってくる!」
梓「うん。せっかく純が買ってくれたんだしね」
憂「うん!」
憂「……あれ? なんで梓ちゃんがそのことを知ってるの?」
梓「ギクッ!」
憂「そういえば、私の話を何の疑問もなく聞いてたよね?」ニコッ
梓「ひいいいぃっ!?」
…
177: 2010/06/26(土) 21:51:33.33 ID:ZU6ail6RP
梓「申し訳ありませんでした」ドゲザ
憂「まさか見られてたなんて……は、恥ずかしい……///」
梓「わ、私は悪くないんだよ? ムギ先輩や律先輩がどうしてもって言うから……」
憂「まあ過ぎたことだし、今回は許してあげる」
梓「あ、ありがたき幸せ!」
憂「……大丈夫かな」
梓「憂?」
憂「私、あのお出かけで素っ気ない態度だったし……純ちゃん怒ってないかな?」
梓「だから大丈夫だってば! もし純が怒ってたら、クレーンゲームで捕ったぬいぐるみやあんなにたくさんの髪留めをあげるわけないでしょ?」
憂「う、うん」
梓「だから安心して、憂の気持ちをぶつけてごらんよ」
憂「梓ちゃん……」
梓「……」
178: 2010/06/26(土) 21:56:49.28 ID:ZU6ail6RP
憂「わかった……。私、行ってくる!」
梓「がんばってね! 私、応援してるから!」
憂「うん!」
梓「あっ……、ほら、私のヘアゴムで髪をあげてから行ってよ」
憂「うん、ありがとう梓ちゃん」
梓「どういたしまして」
憂「……よし」ムスビ
憂(もうどうなってもかまわない……。純ちゃんに私の気持ちをぶつけてみよう……)
憂(純ちゃんに私の気持ち……届くといいな……)
……
梓「がんばってね! 私、応援してるから!」
憂「うん!」
梓「あっ……、ほら、私のヘアゴムで髪をあげてから行ってよ」
憂「うん、ありがとう梓ちゃん」
梓「どういたしまして」
憂「……よし」ムスビ
憂(もうどうなってもかまわない……。純ちゃんに私の気持ちをぶつけてみよう……)
憂(純ちゃんに私の気持ち……届くといいな……)
……
181: 2010/06/26(土) 22:03:06.69 ID:ZU6ail6RP
――音楽室
唯「あずにゃんのばかっ! ちっちゃい! かわいい! 天使っ!」
梓「後半はほめてくれてありがとうございます」
唯「まあ、みんながあやまったからもう大丈夫だよ!」
律「そうですかい」
紬「はい唯ちゃん。約束の高級モンブランよ」
唯「ちょもらんま!」
澪「……なあ梓」
梓「はい、なんですか?」
185: 2010/06/26(土) 22:07:23.27 ID:ZU6ail6RP
澪「憂ちゃん、大丈夫かな」
梓「もう大丈夫ですよ。私が一生懸命説得しましたから」
澪「でも……心配だな」
紬「大丈夫よ。二人とも好き同士になったんだし」
律「そういう時に限ってなにかがあるのよねー」
澪「り、りつ! 不吉な発言はやめろ!」
唯「うまし! うまし! うまし!」モグモグ
……
梓「もう大丈夫ですよ。私が一生懸命説得しましたから」
澪「でも……心配だな」
紬「大丈夫よ。二人とも好き同士になったんだし」
律「そういう時に限ってなにかがあるのよねー」
澪「り、りつ! 不吉な発言はやめろ!」
唯「うまし! うまし! うまし!」モグモグ
……
190: 2010/06/26(土) 22:13:04.86 ID:ZU6ail6RP
純「はあ……」
純(憂のばか……)
純(これじゃ昨日楽しみで全然眠れなかった私が馬鹿みたいじゃん)
純(やっぱり私じゃむりだったのかな……)
純(もういいや。これからも憂とはいい友達として……)
憂「純ちゃ~ん!」タタタタ
純「! う、うい!?」
憂「よかった……。部活に行く前に、聞いてほしいことがあるの」ハアハア
純「……なに?」
192: 2010/06/26(土) 22:19:15.34 ID:ZU6ail6RP
憂「あのね、今日髪留めをつけてこなかったのは……時間が無かったからなの」
純「……」
憂「どの色のをつけて行ったら純ちゃんは喜んでくれるかなって悩んでたら、時間が……」
純「……」
憂「だから、けっして純ちゃんが嫌いなわけじゃなくて……それで」
純「そのヘアゴムは誰の?」
憂「へっ!? これ? これは梓ちゃんのだけど」
純「へえ……。そうか。憂は唯先輩に飽き足らず梓にまで手を出すんだ」
憂「ち、違うよ! これは梓ちゃんが」
純「もういいよ。ごめんね憂。私が出しゃばった真似をして」
憂「だ、だからこれは本当に……」
純「……」
憂「……」
純「……」
憂「どの色のをつけて行ったら純ちゃんは喜んでくれるかなって悩んでたら、時間が……」
純「……」
憂「だから、けっして純ちゃんが嫌いなわけじゃなくて……それで」
純「そのヘアゴムは誰の?」
憂「へっ!? これ? これは梓ちゃんのだけど」
純「へえ……。そうか。憂は唯先輩に飽き足らず梓にまで手を出すんだ」
憂「ち、違うよ! これは梓ちゃんが」
純「もういいよ。ごめんね憂。私が出しゃばった真似をして」
憂「だ、だからこれは本当に……」
純「……」
憂「……」
198: 2010/06/26(土) 22:24:36.16 ID:ZU6ail6RP
純「……じゃあ、私、部活に行くから」
憂「ま、待って純ちゃん!」
純「なに?」
憂「わ、私……あの……」
純「……」
憂(どうして? なんで言えないの? ただ、好きって言うだけなのに……)
憂「純ちゃんのことが……その……」
純「無理しなくていいよ憂。私のことはいいから」
憂「じゅ、純ちゃん」
純「それじゃあね」
憂「あっ……」
憂「ま、待って純ちゃん!」
純「なに?」
憂「わ、私……あの……」
純「……」
憂(どうして? なんで言えないの? ただ、好きって言うだけなのに……)
憂「純ちゃんのことが……その……」
純「無理しなくていいよ憂。私のことはいいから」
憂「じゅ、純ちゃん」
純「それじゃあね」
憂「あっ……」
202: 2010/06/26(土) 22:30:01.98 ID:ZU6ail6RP
憂「……」
憂(言えなかった……)
憂(梓ちゃんや軽音部の人たちがせっかく応援してくれたのに……私、言えなかった)
憂(やっぱり、私純ちゃんのこと好きじゃなかったんだ)
憂(勘違いしてたんだ。一時の気の迷いだったんだ。ただの私の早とちりだったんだ)
憂(そうなんだ……。そうだったんだ……)
憂(ごめんね純ちゃん……)
……
憂(言えなかった……)
憂(梓ちゃんや軽音部の人たちがせっかく応援してくれたのに……私、言えなかった)
憂(やっぱり、私純ちゃんのこと好きじゃなかったんだ)
憂(勘違いしてたんだ。一時の気の迷いだったんだ。ただの私の早とちりだったんだ)
憂(そうなんだ……。そうだったんだ……)
憂(ごめんね純ちゃん……)
……
205: 2010/06/26(土) 22:35:34.82 ID:ZU6ail6RP
――ジャズ研
純「……」ベンベン
一年生A「どうしたんですか純先輩?」
純「えっ? なにが?」
一年生B「なんだか元気がないですよ?」
純「そ、そんなことないって」
一年生A「そうですか」
純「……」ベンベン
純(憂は……すっごく優しいから、私に気を遣ってるんだ)
純(私があんなものプレゼントしたせいで、憂は好きでもないのに私に好きって言おうとしたんだ)
純(でも……こんなのダメだよね。憂に悪いよ)
純(……あきらめよう)
……
207: 2010/06/26(土) 22:41:01.71 ID:ZU6ail6RP
一年生AB「おつかれさまでしたー」
純「うん、おつかれ」
バタン
純「はあ……」
純「明日っからどうしようかな……憂とどう接すれば……」
純「うん? あれは……憂?」
憂「……」
純「う、ういっ!? どうしたの? もう下校の時間だよ!」
憂「純ちゃん……私ね、純ちゃんが部活に行ってから今まで一生懸命考えたんだよ」
純「えっ……」
憂「私、純ちゃんのこと、好きかなって」
純「!」ドキン
208: 2010/06/26(土) 22:46:48.52 ID:ZU6ail6RP
憂「私、純ちゃんのこと大好き。友達としても、女の子としても」
純「!!」ドキドキン
憂「でも……お姉ちゃんも、梓ちゃんも大好き、なの」
純「うっ……」
憂「だから、こんな欲張りな私じゃ純ちゃんを好きになる資格なんかないの」
純「ううっ……」
憂「ごめんね……ほんとうにごめんね、純ちゃん……」ポロポロ
純「な、泣かないでよ憂」
憂「ごめんね、純ちゃん。ごめんね……ごめんね……」ポロポロ
純「あ……う……」
210: 2010/06/26(土) 22:51:41.94 ID:ZU6ail6RP
憂「うぅ……ひっく……」
純「……ああもう!」
憂「!!」ビクン
純「せっかくあきらめようと思ったのに……そんなこと言われたらあきらめきれないじゃん!」
憂「純ちゃん……?」
純「憂!」ガシッ
憂「は、はいっ!?」
純「欲張りだとか何だとかそんなの関係ない! 私が憂を好きだからそれでいいじゃん!」
憂「!」
純「私は憂が好きなの! 中学校のころから好きなの! 高校入ってからも好きなの! 大好きなの!」
憂「うぅ……ひっく」
213: 2010/06/26(土) 22:58:10.90 ID:ZU6ail6RP
純「これでいいでしょ! 憂のばかっ!」
憂「じゅ、じゅんぢゃ~ん!!!」ダキッ
純「うわっ! 急に来ないでよ……!」
憂「私も好き! 大好き! 大好きだよー!」ウワアアン
純「……えへへっ、私も大好きだよ」ギュッ
憂「ううん、私の方が大好きだよ!」
純「いや、私の方が好きだよ」
憂「私だよ!」
純「私!」
憂「私なの!」
純「私だもん!」
憂「えへへっ、やっぱりどっちでもいいや」
純「そうだね」アハハ
憂「じゅ、じゅんぢゃ~ん!!!」ダキッ
純「うわっ! 急に来ないでよ……!」
憂「私も好き! 大好き! 大好きだよー!」ウワアアン
純「……えへへっ、私も大好きだよ」ギュッ
憂「ううん、私の方が大好きだよ!」
純「いや、私の方が好きだよ」
憂「私だよ!」
純「私!」
憂「私なの!」
純「私だもん!」
憂「えへへっ、やっぱりどっちでもいいや」
純「そうだね」アハハ
217: 2010/06/26(土) 23:03:22.07 ID:ZU6ail6RP
純「あっ、そういえばせっかく髪上げてたのに下ろしちゃったんだ」
憂「だって、純ちゃんが怒っちゃうから……」
純「ごめんごめん……そうだ!」
憂「なに?」
純「私のタイを使って……このとおり!」ムスビ
憂「じゅ、純ちゃん……///」
純「うん! 似合ってるよ!」
憂「ありがとう、純ちゃん!」
純「どたまして~」
憂「純ちゃん大好き!」
純「私も大好き!」
憂「だって、純ちゃんが怒っちゃうから……」
純「ごめんごめん……そうだ!」
憂「なに?」
純「私のタイを使って……このとおり!」ムスビ
憂「じゅ、純ちゃん……///」
純「うん! 似合ってるよ!」
憂「ありがとう、純ちゃん!」
純「どたまして~」
憂「純ちゃん大好き!」
純「私も大好き!」
221: 2010/06/26(土) 23:09:21.59 ID:ZU6ail6RP
律「なんだあのバカップルは」
梓「見てるこっちが恥ずかしくなりますね」
澪「女の子同士……ありかも……///」
梓「まあ、成功してよかったですよ。説得した甲斐がありました」
律「そうだな! これにて『純ちゃんを応援するの会』は解散!」
澪「うん!」
律「あれ? ムギは?」
梓「ムギ先輩ならさっきの純の告白で奇声を上げながらどっかに走り去りました」
律「そ、そうか……」
227: 2010/06/26(土) 23:15:13.20 ID:ZU6ail6RP
唯「……」ジー
澪「ゆ、唯……」
澪(やっぱりムギの言うとおり、憂ちゃんのことが好きのか……?)
唯「……」スタスタ
梓「唯先輩!? どこ行くんですか!?」
純「それじゃ、帰ろうか」
憂「うん!」
唯「……憂」
憂「! お、お姉ちゃん!」
純「唯先輩……」
澪「ゆ、唯……」
澪(やっぱりムギの言うとおり、憂ちゃんのことが好きのか……?)
唯「……」スタスタ
梓「唯先輩!? どこ行くんですか!?」
純「それじゃ、帰ろうか」
憂「うん!」
唯「……憂」
憂「! お、お姉ちゃん!」
純「唯先輩……」
234: 2010/06/26(土) 23:21:24.63 ID:ZU6ail6RP
唯「これはどういうこと?」
憂「あの……これは……その……」
純「唯先輩! 憂と付き合うことになりました鈴木純です!」
唯「……」
純「協力してくださいって言ったときに逃げたってことはそうなんですよね?」
憂(純ちゃん、それは私だったんだよ!)
純「でも! 私のほうが憂のこと好きですから! どうかお許しを!」
憂「純ちゃん……///」
唯「……ひどいよ憂」
憂「うっ……」
憂「あの……これは……その……」
純「唯先輩! 憂と付き合うことになりました鈴木純です!」
唯「……」
純「協力してくださいって言ったときに逃げたってことはそうなんですよね?」
憂(純ちゃん、それは私だったんだよ!)
純「でも! 私のほうが憂のこと好きですから! どうかお許しを!」
憂「純ちゃん……///」
唯「……ひどいよ憂」
憂「うっ……」
236: 2010/06/26(土) 23:27:29.56 ID:ZU6ail6RP
唯「私より先に恋人作るなんて!」
憂「えっ……?」
唯「もう、私がお姉ちゃんなのに!」プンスカ
純「あ、あの……」
唯「あっ、純ちゃん! 私も妹が増えてうれしいよ! 憂のこと、よろしくね!」
純「は、はいっ!」
憂「お姉ちゃん……」
唯「憂。おめでとう!」
憂「うん! ありがとうお姉ちゃん」
律「はああ……。冷や汗掻いたわ」
澪「まあ丸く収まってよかったよ」
梓「はいっ!」
梓(……よかったね憂)
憂「えっ……?」
唯「もう、私がお姉ちゃんなのに!」プンスカ
純「あ、あの……」
唯「あっ、純ちゃん! 私も妹が増えてうれしいよ! 憂のこと、よろしくね!」
純「は、はいっ!」
憂「お姉ちゃん……」
唯「憂。おめでとう!」
憂「うん! ありがとうお姉ちゃん」
律「はああ……。冷や汗掻いたわ」
澪「まあ丸く収まってよかったよ」
梓「はいっ!」
梓(……よかったね憂)
241: 2010/06/26(土) 23:31:20.32 ID:ZU6ail6RP
紬「こ、これで……一件落着……ね」ガクガク
律「おうムギ。戻ってきた……うわああっ!?」
梓「ムギ先輩が鼻血で死にそうだ!」
澪「ひいいいいぃぃっ!!?」
紬「これでわたしに……悔いは……ない……純ちゃん……おしあわ……せに……」ガクン
律「ムギッ!? ムギーーーーーッ!!」
……
律「おうムギ。戻ってきた……うわああっ!?」
梓「ムギ先輩が鼻血で死にそうだ!」
澪「ひいいいいぃぃっ!!?」
紬「これでわたしに……悔いは……ない……純ちゃん……おしあわ……せに……」ガクン
律「ムギッ!? ムギーーーーーッ!!」
……
243: 2010/06/26(土) 23:35:57.66 ID:ZU6ail6RP
――帰り道
梓「唯先輩、一緒に帰りましょう」
唯「うん……」
梓「いやー、まさか憂があんなことになるなんて思ってもみなかったですよ」
唯「……」
梓「ゆいせんぱい?」
唯「うぅ……やっぱりざびじいよおおぉ」ウワアアン
梓「ちょっ、いきなり泣かないでくださいよ!」
唯「びえええん!」
248: 2010/06/26(土) 23:40:34.15 ID:ZU6ail6RP
梓「……もう。唯先輩!」
唯「なーにー?」ヒック
梓「わ、私が憂の代わりになりますよ」
唯「あずにゃんが?」
梓「そうです。寂しいと思ったらいつでも私のところへ来てください」
唯「あずにゃん……! ありがとうっ!」ダキッ
梓「うわっ! こんな道端で抱きつかないでください!///」
唯「えへへっ」ギュー
梓「……んもう///」
……
唯「なーにー?」ヒック
梓「わ、私が憂の代わりになりますよ」
唯「あずにゃんが?」
梓「そうです。寂しいと思ったらいつでも私のところへ来てください」
唯「あずにゃん……! ありがとうっ!」ダキッ
梓「うわっ! こんな道端で抱きつかないでください!///」
唯「えへへっ」ギュー
梓「……んもう///」
……
254: 2010/06/26(土) 23:45:07.91 ID:ZU6ail6RP
――一週間後
憂「純ちゃん! 一緒にごはん食べよ!」
純「いいよ! 食べよう食べよう!」
憂「はい! 純ちゃんの大好きな卵焼き!」
純「……」
憂「ど、どうしたの? 純ちゃん」
純「憂があーんしてくれなきゃやだ」
憂「も、もう。はい、あーん」
純「あーん……んむ。……うまいっ! うますぎるよ憂!」
憂「えへへっ///」
255: 2010/06/26(土) 23:50:32.72 ID:ZU6ail6RP
純「あっ、ほら、私も弁当作ってきたんだよ」
憂「本当!? わあ、すごい独創的!」
純「一生懸命ほめてくれてありがとう」
憂「じゃあ……そのこげ茶色の物体が食べたいな!」
純「卵焼きだね。じゃあ、あーん」
憂「あーん……んむ」
純「ど、どうかな?」
憂「し、刺激的でエキセントリックな味だね!」ゴホゴホ
憂「本当!? わあ、すごい独創的!」
純「一生懸命ほめてくれてありがとう」
憂「じゃあ……そのこげ茶色の物体が食べたいな!」
純「卵焼きだね。じゃあ、あーん」
憂「あーん……んむ」
純「ど、どうかな?」
憂「し、刺激的でエキセントリックな味だね!」ゴホゴホ
258: 2010/06/26(土) 23:55:33.42 ID:ZU6ail6RP
純「本当!? じゃあ明日も作ってこよう」
憂「じゅ、純ちゃん! 私が純ちゃんの分も作ってきてあげるよ!」
純「そう? ならお願いします」
憂「よろこんで~」
純「えへへっ、大好きだよ、憂」
憂「私もだよ、純ちゃん」
キャッキャ ウフフ
梓「……」
梓「……やっぱもげろ」
おわり
憂「じゅ、純ちゃん! 私が純ちゃんの分も作ってきてあげるよ!」
純「そう? ならお願いします」
憂「よろこんで~」
純「えへへっ、大好きだよ、憂」
憂「私もだよ、純ちゃん」
キャッキャ ウフフ
梓「……」
梓「……やっぱもげろ」
おわり
259: 2010/06/26(土) 23:56:30.36
おつ!!
262: 2010/06/26(土) 23:57:16.34
おもしろかった
乙
乙
引用元: 憂「純ちゃんのことが好き」


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