1: 2012/02/04(土) 13:08:42.42 ID:NWs4wG8A0
マミ「えぇそうよ」
マミ「5人で魔女狩りをするようになってから、効率そのものはたしかに上がってるけど・・・」
マミ「あなたたちがペアを組むときの危なっかしさったら・・・それはもう見ていられないわ」
杏子「まったくだな」モグモグ
まどか「・・・うん、たしかに」
さやか「ひっど! みんなひっど!」
マミ「でも事実でしょう?」
さやか「・・・むむ・・・まぁ少しは思うところもなくはないけど・・・」
マミ「そこで『同居』というわけ」
さやか「いや意味わかんないし・・・」
マミ「5人で魔女狩りをするようになってから、効率そのものはたしかに上がってるけど・・・」
マミ「あなたたちがペアを組むときの危なっかしさったら・・・それはもう見ていられないわ」
杏子「まったくだな」モグモグ
まどか「・・・うん、たしかに」
さやか「ひっど! みんなひっど!」
マミ「でも事実でしょう?」
さやか「・・・むむ・・・まぁ少しは思うところもなくはないけど・・・」
マミ「そこで『同居』というわけ」
さやか「いや意味わかんないし・・・」
7: 2012/02/04(土) 13:11:14.77 ID:NWs4wG8A0
QB「・・・それは僕も名案だと思うよ」
さやか「QB! あんたどっから・・・!」
QB「生活を共にするということは、お互いの理解を深めることにも繋がるしね」
さやか「って聞いてないし・・・」
マミ「そう。その理解がいざ戦闘になったときにとても大切になってくるわけ」
杏子「どっかのアニメでも言ってたしな、それ」
さやか「そんなもんなの・・・?」
マミ「そんなもんなのよ」
まどか「でも二人だけで大丈夫かなぁ」
マミ「甘いわね、鹿目さん。それを乗り越えていくことこそが、今回の計画のキモじゃない」
さやか「計画て・・・」
さやか「QB! あんたどっから・・・!」
QB「生活を共にするということは、お互いの理解を深めることにも繋がるしね」
さやか「って聞いてないし・・・」
マミ「そう。その理解がいざ戦闘になったときにとても大切になってくるわけ」
杏子「どっかのアニメでも言ってたしな、それ」
さやか「そんなもんなの・・・?」
マミ「そんなもんなのよ」
まどか「でも二人だけで大丈夫かなぁ」
マミ「甘いわね、鹿目さん。それを乗り越えていくことこそが、今回の計画のキモじゃない」
さやか「計画て・・・」
9: 2012/02/04(土) 13:14:00.77 ID:NWs4wG8A0
さやか「というわけだからさ・・・その・・・」
ほむら「・・・」
さやか「まぁこれからよろしくってことで!」エヘヘ
ほむら「・・・そう。よろしく」
さやか「うん、よろしく!」
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
ほむら「・・・」
さやか(めちゃ気まずいわぁ・・・)
ほむら「・・・」
さやか「まぁこれからよろしくってことで!」エヘヘ
ほむら「・・・そう。よろしく」
さやか「うん、よろしく!」
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
ほむら「・・・」
さやか(めちゃ気まずいわぁ・・・)
10: 2012/02/04(土) 13:16:59.72 ID:NWs4wG8A0
さやか「あ、あのさ。それで、どっちの家にする・・・?」
ほむら「・・・なにが?」
さやか「いやぁ、その、これから生活する場所」
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
ほむら「・・・」
さやか(この間はなんだよっ)
ほむら「・・・あなたのうちにはご両親がいらっしゃるでしょう?」
ほむら「だったら答えはおのずと決まっているようなものだと思うけれど」
さやか「そ、そういやそうだったーっ! ごめんごめん、私うっかりしてたわー」
ほむら「・・・」ハァ
ほむら「・・・なにが?」
さやか「いやぁ、その、これから生活する場所」
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
ほむら「・・・」
さやか(この間はなんだよっ)
ほむら「・・・あなたのうちにはご両親がいらっしゃるでしょう?」
ほむら「だったら答えはおのずと決まっているようなものだと思うけれど」
さやか「そ、そういやそうだったーっ! ごめんごめん、私うっかりしてたわー」
ほむら「・・・」ハァ
12: 2012/02/04(土) 13:20:55.84 ID:NWs4wG8A0
ほむら「どうぞ」ガチャ
さやか「お、お邪魔しまーっす」
さやか「よいしょ・・・」スコン
ほむら「・・・」ジッ
ほむら「・・・ちょっといいかしら、美樹さやか」
さやか「ん、なに?」
ほむら「あなたのご両親は、他人の家での靴の脱ぎ方も教えないのかしら?」
さやか「あっ」
さやか「お、お邪魔しまーっす」
さやか「よいしょ・・・」スコン
ほむら「・・・」ジッ
ほむら「・・・ちょっといいかしら、美樹さやか」
さやか「ん、なに?」
ほむら「あなたのご両親は、他人の家での靴の脱ぎ方も教えないのかしら?」
さやか「あっ」
13: 2012/02/04(土) 13:24:30.34 ID:NWs4wG8A0
さやか「いっけね。ごめんごめん」
ほむら「・・・」ジトー
さやか「むっ・・・そんな睨むことないじゃん」
ほむら「・・・」
さやか「ていうかさぁ」
ほむら「・・・なにかしら」
さやか「その『美樹さやか』って呼び方やめようよ」
さやか「あたしも『転校生』ってのやめるから」
ほむら「・・・」ジトー
さやか「むっ・・・そんな睨むことないじゃん」
ほむら「・・・」
さやか「ていうかさぁ」
ほむら「・・・なにかしら」
さやか「その『美樹さやか』って呼び方やめようよ」
さやか「あたしも『転校生』ってのやめるから」
15: 2012/02/04(土) 13:28:10.50 ID:NWs4wG8A0
ほむら「じゃあどう呼んだらいいの?」
さやか「えーっとぉ、ここはかわいく『さやか姫』とか? なんつってーw」
ほむら「・・・じゃあ『さやか』でいいわね」
さやか「ったく・・・釣れないなぁ」
さやか「じゃああたしも『ほむら』でいいのかな」
ほむら「・・・!」
ほむら「・・・好きに呼ぶといいわ」プイッ
さやか(あれ・・・今、ちょっと照れた・・・?)
さやか「えーっとぉ、ここはかわいく『さやか姫』とか? なんつってーw」
ほむら「・・・じゃあ『さやか』でいいわね」
さやか「ったく・・・釣れないなぁ」
さやか「じゃああたしも『ほむら』でいいのかな」
ほむら「・・・!」
ほむら「・・・好きに呼ぶといいわ」プイッ
さやか(あれ・・・今、ちょっと照れた・・・?)
18: 2012/02/04(土) 13:33:06.37 ID:NWs4wG8A0
さやか「おいおい、ほむらぁ~」
ほむら「・・・なに?」
さやか「なーにほっぺた赤くしちゃってんのぉ?」
ほむら「!」カァアア
ほむら「う、うるさいっ!」プイッ
さやか「うはー照れちゃってー! かわいいとこあるじゃーん!」プニプニ
ほむら「・・・」キッ
さやか「おーこわ・・・そんな睨むなってーの。かわいくないぞ~」
ほむら「・・・」フン
ほむら「・・・なに?」
さやか「なーにほっぺた赤くしちゃってんのぉ?」
ほむら「!」カァアア
ほむら「う、うるさいっ!」プイッ
さやか「うはー照れちゃってー! かわいいとこあるじゃーん!」プニプニ
ほむら「・・・」キッ
さやか「おーこわ・・・そんな睨むなってーの。かわいくないぞ~」
ほむら「・・・」フン
23: 2012/02/04(土) 13:37:41.48 ID:NWs4wG8A0
さやか「へぇ・・・きれいな部屋だねー」
さやか「整理も行き届いてるし」
ほむら「・・・。じゃ、少しそこで待ってて」
さやか「え、あ、お茶とかならあたしがやるよ」
ほむら「いいえ、結構よ。あなたにやらせると余計な手間をとりそうだから」スタスタ
さやか「・・・」ムッ
さやか(やっぱかわいくないやつ)
さやか「整理も行き届いてるし」
ほむら「・・・。じゃ、少しそこで待ってて」
さやか「え、あ、お茶とかならあたしがやるよ」
ほむら「いいえ、結構よ。あなたにやらせると余計な手間をとりそうだから」スタスタ
さやか「・・・」ムッ
さやか(やっぱかわいくないやつ)
24: 2012/02/04(土) 13:41:00.11 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・どうぞ」カチャリ
さやか「お、うん、さんきゅ・・・」
さやか「ってうわ~いい香り! これなんて紅茶?」
ほむら「・・・アールグレイよ」
さやか「あ、それ知ってる! 前テレビかなんかで見た!」
ほむら「・・・そうなの」
さやか「ほいじゃ、いただきまーす」ズズズ
ほむら「・・・」
さやか「お、おいしーーーーー!!! こんなおいしい紅茶はじめて飲んだよ私っ!」
ほむら「・・・それはよかったわね」
さやか「お、うん、さんきゅ・・・」
さやか「ってうわ~いい香り! これなんて紅茶?」
ほむら「・・・アールグレイよ」
さやか「あ、それ知ってる! 前テレビかなんかで見た!」
ほむら「・・・そうなの」
さやか「ほいじゃ、いただきまーす」ズズズ
ほむら「・・・」
さやか「お、おいしーーーーー!!! こんなおいしい紅茶はじめて飲んだよ私っ!」
ほむら「・・・それはよかったわね」
26: 2012/02/04(土) 13:44:31.54 ID:NWs4wG8A0
10分後
さやか「んで、そもそもなんで同居することになったかというと・・・」
ほむら「・・・説明は結構よ。だいたい予想はつくわ」
ほむら「私とあなたのペアは協調性に欠けるから、共同生活を送ることで連帯感を高めるように・・・とでも言われたんでしょう」
さやか「・・・さ、さっすがぁ! 何も聞かずにそこまで言い当てるとはねー!」
ほむら「・・・」
さやか「・・・まいっちゃうよねぇ。私たち二人ってそんなに信用ないかなぁ・・・」
ほむら「・・・そうね。たしかに巴マミの言ってることは正しい」
さやか「・・・え?」
さやか「んで、そもそもなんで同居することになったかというと・・・」
ほむら「・・・説明は結構よ。だいたい予想はつくわ」
ほむら「私とあなたのペアは協調性に欠けるから、共同生活を送ることで連帯感を高めるように・・・とでも言われたんでしょう」
さやか「・・・さ、さっすがぁ! 何も聞かずにそこまで言い当てるとはねー!」
ほむら「・・・」
さやか「・・・まいっちゃうよねぇ。私たち二人ってそんなに信用ないかなぁ・・・」
ほむら「・・・そうね。たしかに巴マミの言ってることは正しい」
さやか「・・・え?」
28: 2012/02/04(土) 13:50:46.68 ID:NWs4wG8A0
ほむら「ひいき目に見ても、私たちがペアになったときの戦績は、ほかの人たちと比べて圧倒的に劣るわ」
さやか「・・・そ、そりゃそうかもしれないけどさぁ」
ほむら「でもね。勘違いしてほしくないの」
さやか「・・・?」
ほむら「それはすべて、あなたの不甲斐なさから生じている問題よ、美樹さやか」
さやか「え・・・はぁ!? あたし!?」
ほむら「あなた以外にだれがいるっていうの」
さやか「・・・」
さやか「・・・そ、そりゃそうかもしれないけどさぁ」
ほむら「でもね。勘違いしてほしくないの」
さやか「・・・?」
ほむら「それはすべて、あなたの不甲斐なさから生じている問題よ、美樹さやか」
さやか「え・・・はぁ!? あたし!?」
ほむら「あなた以外にだれがいるっていうの」
さやか「・・・」
29: 2012/02/04(土) 13:53:06.44 ID:NWs4wG8A0
ほむら「この間の戦闘もそう、私の言ったとおりにしていればあれほどの苦労はしなかったはず・・・」
さやか「・・・ッ! あ、あれは・・・」
ほむら「あれは、なんだというの? この期に及んで言い訳かしら・・・?」
さやか「言い訳とか・・・そんなんじゃ・・・」
ほむら「あなたはまだ経験が浅い素人なんだから、私の指示通りに動くだけでいいのよ」
ほむら「一人で勝手に突っ走られると、むしろ迷惑なの」
ほむら「それを必死にフォローする私の身も考えて」
さやか「・・・」
さやか「・・・ッ! あ、あれは・・・」
ほむら「あれは、なんだというの? この期に及んで言い訳かしら・・・?」
さやか「言い訳とか・・・そんなんじゃ・・・」
ほむら「あなたはまだ経験が浅い素人なんだから、私の指示通りに動くだけでいいのよ」
ほむら「一人で勝手に突っ走られると、むしろ迷惑なの」
ほむら「それを必死にフォローする私の身も考えて」
さやか「・・・」
30: 2012/02/04(土) 13:56:01.12 ID:NWs4wG8A0
さやか「・・・なによ・・・それ・・・」
さやか「なんだっていうのよそれ!? 全部私が悪いっていうの!?」
ほむら「・・・だからそう言ってるでしょう」
さやか「ふざけないでよッ!」
さやか「たしかに私の実力不足で迷惑かけちゃうときもあるけどさぁ!」
さやか「でも、それにしたって、言い方ってもんがるでしょうが!」
さやか「そもそも、あんた自身にも反省すべき部分はあるんじゃないの!?」
さやか「特にその・・・あたしに対するいつも上から目線のスカした態度!」
さやか「それが私たちの関係性をこじれさせてる原因でしょうが!」
ほむら「・・・」
さやか「なんだっていうのよそれ!? 全部私が悪いっていうの!?」
ほむら「・・・だからそう言ってるでしょう」
さやか「ふざけないでよッ!」
さやか「たしかに私の実力不足で迷惑かけちゃうときもあるけどさぁ!」
さやか「でも、それにしたって、言い方ってもんがるでしょうが!」
さやか「そもそも、あんた自身にも反省すべき部分はあるんじゃないの!?」
さやか「特にその・・・あたしに対するいつも上から目線のスカした態度!」
さやか「それが私たちの関係性をこじれさせてる原因でしょうが!」
ほむら「・・・」
32: 2012/02/04(土) 14:00:15.42 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・言いたいことはそれだけ?」
さやか「あ、あんた・・・ッ!」
ほむら「・・・わかったわ。もうやめにしましょう、こんな茶番」
さやか「・・・は?」
ほむら「あなたとはどうやっても分かり合えないみたいだから、こんなことしていても無意味よ」
ほむら「巴マミに言って、このふざけた企画をやめさせるわ」
さやか「!」
さやか「あ、あんた・・・ッ!」
ほむら「・・・わかったわ。もうやめにしましょう、こんな茶番」
さやか「・・・は?」
ほむら「あなたとはどうやっても分かり合えないみたいだから、こんなことしていても無意味よ」
ほむら「巴マミに言って、このふざけた企画をやめさせるわ」
さやか「!」
36: 2012/02/04(土) 14:04:45.70 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・」スタスタ
さやか「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
ほむら「・・・なに?」
さやか「・・・そうやってすぐ諦めて、逃げて出してもいいの? あんたは」
ほむら「・・・!」ピクッ
さやか「それで悔しくないの・・・?」
ほむら「・・・あなたはそんなこと言える立場じゃないでしょう」
ほむら「それに私は初めから期待なんてしていなかった。だからこれは諦めでもなんでもない」
さやか「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
ほむら「・・・なに?」
さやか「・・・そうやってすぐ諦めて、逃げて出してもいいの? あんたは」
ほむら「・・・!」ピクッ
さやか「それで悔しくないの・・・?」
ほむら「・・・あなたはそんなこと言える立場じゃないでしょう」
ほむら「それに私は初めから期待なんてしていなかった。だからこれは諦めでもなんでもない」
41: 2012/02/04(土) 14:10:45.83 ID:NWs4wG8A0
さやか「・・・そんなのは詭弁でしょ」
ほむら「・・・なんですって」
さやか「私は悔しい・・・このまま諦めちゃって、みんなに『やっぱり』って思われるのが」
ほむら「・・・」
さやか「私、あんたの言ったとおり実力ないし、ただでさえ足手まといだからさ・・・」
さやか「いつかみんなにも認めてもらえるようにって、それだけを考えてずっと戦ってた」
さやか「特にあんたとはよく衝突しあってたからさ、『絶対に負けない』って感じで変な対抗意識もっちゃって」
さやか「バカみたいだよね・・・私」
ほむら「・・・」
ほむら「・・・なんですって」
さやか「私は悔しい・・・このまま諦めちゃって、みんなに『やっぱり』って思われるのが」
ほむら「・・・」
さやか「私、あんたの言ったとおり実力ないし、ただでさえ足手まといだからさ・・・」
さやか「いつかみんなにも認めてもらえるようにって、それだけを考えてずっと戦ってた」
さやか「特にあんたとはよく衝突しあってたからさ、『絶対に負けない』って感じで変な対抗意識もっちゃって」
さやか「バカみたいだよね・・・私」
ほむら「・・・」
42: 2012/02/04(土) 14:15:03.86 ID:NWs4wG8A0
さやか「ほんとは、さ。私、あんたに憧れてたのかもしれない」
さやか「何でもそつなくこなすあんたが、かっこいいなって」
ほむら「・・・私はそんなに立派な人間ではないわ」
さやか「へぇ・・・意外。案外控えめなとこあるんだね」
ほむら「・・・」
さやか「って、冗談だよっ!」
ほむら「・・・わかってるわ」
さやか「まぁあんたがあんた自身をどう評価してようが勝手だけどさ・・・」
さやか「あたしにとっての『暁美ほむら』は、いつでも完璧で、嫌味なやつで・・・」
さやか「それでいて、私の目標だった」
さやか「何でもそつなくこなすあんたが、かっこいいなって」
ほむら「・・・私はそんなに立派な人間ではないわ」
さやか「へぇ・・・意外。案外控えめなとこあるんだね」
ほむら「・・・」
さやか「って、冗談だよっ!」
ほむら「・・・わかってるわ」
さやか「まぁあんたがあんた自身をどう評価してようが勝手だけどさ・・・」
さやか「あたしにとっての『暁美ほむら』は、いつでも完璧で、嫌味なやつで・・・」
さやか「それでいて、私の目標だった」
45: 2012/02/04(土) 14:19:42.20 ID:NWs4wG8A0
さやか「これでもかってくらい悔しかったし、妬みもしたよ」
さやか「けど、やっぱり私が一番望んでたのは・・・」
さやか「あんたに認めてもらうことだったのかも」
ほむら「・・・」
さやか「で、でも」グスッ
さやか「でも、やっぱり私は私だった・・・迷惑なだけの私でしかなかった・・・」ポロポロ
さやか「さっきはさ、あんたにそれを直に言われて、制御きかなくなっちゃったんだ」
さやか「今までの言葉はごめん。撤回するよ・・・」
ほむら「・・・」
さやか「けど、やっぱり私が一番望んでたのは・・・」
さやか「あんたに認めてもらうことだったのかも」
ほむら「・・・」
さやか「で、でも」グスッ
さやか「でも、やっぱり私は私だった・・・迷惑なだけの私でしかなかった・・・」ポロポロ
さやか「さっきはさ、あんたにそれを直に言われて、制御きかなくなっちゃったんだ」
さやか「今までの言葉はごめん。撤回するよ・・・」
ほむら「・・・」
47: 2012/02/04(土) 14:22:11.36 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・」スッ
さやか「・・・えっ」
ほむら「・・・これで涙を拭いて」
さやか「え、あ、うん。ありがとう・・・」ゴシゴシ
ほむら「・・・美樹さやか」
さやか「・・・」
さやか「言ったはずでしょ。その呼び方はやめようって」
ほむら「・・・そうね。ごめんなさい」
ほむら「さやか」
さやか「・・・なに?」
さやか「・・・えっ」
ほむら「・・・これで涙を拭いて」
さやか「え、あ、うん。ありがとう・・・」ゴシゴシ
ほむら「・・・美樹さやか」
さやか「・・・」
さやか「言ったはずでしょ。その呼び方はやめようって」
ほむら「・・・そうね。ごめんなさい」
ほむら「さやか」
さやか「・・・なに?」
50: 2012/02/04(土) 14:28:30.29 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・私、あなたに謝らなくちゃいけない」
さやか「・・・どうして?」
ほむら「その、さっきはひどいことを言ってしまったから・・・」
ほむら「たしかにあなたは少しばかり未熟で、不器用かもしれないわ」
さやか(そこは否定しないのね・・・まぁいいけどさ)
ほむら「でも、あなたはあなたなりに悩みを抱えて、苦労してたのね」
さやか「・・・」
ほむら「私、あなたの気持ちなんてこれっぽっちも考えようとしてなかった」
ほむら「だから、その・・・ごめんなさい」
さやか「・・・どうして?」
ほむら「その、さっきはひどいことを言ってしまったから・・・」
ほむら「たしかにあなたは少しばかり未熟で、不器用かもしれないわ」
さやか(そこは否定しないのね・・・まぁいいけどさ)
ほむら「でも、あなたはあなたなりに悩みを抱えて、苦労してたのね」
さやか「・・・」
ほむら「私、あなたの気持ちなんてこれっぽっちも考えようとしてなかった」
ほむら「だから、その・・・ごめんなさい」
51: 2012/02/04(土) 14:31:33.23 ID:NWs4wG8A0
さやか「・・・いいよ。許してあげる」
ほむら「ほ、ほんと・・・?」
さやか「うっそ」
ほむら「・・・!」
さやか「なーんて! 冗談だよ、ジョーダンっ!」
ほむら「あ、あなたって人は・・・!」
さやか「ごめんごめん、ついからかってみたくなっちゃって」ナハハ
ほむら「・・・ばか」
ほむら「ほ、ほんと・・・?」
さやか「うっそ」
ほむら「・・・!」
さやか「なーんて! 冗談だよ、ジョーダンっ!」
ほむら「あ、あなたって人は・・・!」
さやか「ごめんごめん、ついからかってみたくなっちゃって」ナハハ
ほむら「・・・ばか」
55: 2012/02/04(土) 14:35:58.59 ID:NWs4wG8A0
さやか「じゃあさ、さっきの言葉は撤回だよね?」
ほむら「え?」
さやか「さっきあんた言ったじゃん。『もう茶番はやめにしましょう(キリッ』って」
ほむら「・・・そんな言い方してないわ」
さやか「したよ」
ほむら「してない」
さやか「・・・」ムー
ほむら「・・・」ジトー
ほむら「え?」
さやか「さっきあんた言ったじゃん。『もう茶番はやめにしましょう(キリッ』って」
ほむら「・・・そんな言い方してないわ」
さやか「したよ」
ほむら「してない」
さやか「・・・」ムー
ほむら「・・・」ジトー
56: 2012/02/04(土) 14:39:21.06 ID:NWs4wG8A0
さやか「ぷっ・・・!」
ほむら「くす・・・」
さやか「あはは!」
ほむら「ふふっ」
さやか「・・・はぁ、なに下らないことで言い合ってんだろうね、あたしたち」
ほむら「そうね」
さやか「それで、どうなの?」
ほむら「・・・」
ほむら「まぁ、私は別にかまわないわ・・・あなたがそうしたいのなら」テレテレ
ほむら「くす・・・」
さやか「あはは!」
ほむら「ふふっ」
さやか「・・・はぁ、なに下らないことで言い合ってんだろうね、あたしたち」
ほむら「そうね」
さやか「それで、どうなの?」
ほむら「・・・」
ほむら「まぁ、私は別にかまわないわ・・・あなたがそうしたいのなら」テレテレ
62: 2012/02/04(土) 14:46:21.36 ID:NWs4wG8A0
さやか「・・・ぷっ」
さやか「あはは!」
ほむら「?」
さやか「なっ、なによその言い方」ククク
さやか「とことん素直じゃないやつ!」ズビシッ
ほむら「は、はぁ!?」
ほむら「そ、そもそもあなたが言い出したんでしょッ!」
さやか「私はマミさんに言われただけだもんねー!」
ほむら「むっ」
さやか「あはは!」
ほむら「?」
さやか「なっ、なによその言い方」ククク
さやか「とことん素直じゃないやつ!」ズビシッ
ほむら「は、はぁ!?」
ほむら「そ、そもそもあなたが言い出したんでしょッ!」
さやか「私はマミさんに言われただけだもんねー!」
ほむら「むっ」
63: 2012/02/04(土) 14:49:36.07 ID:NWs4wG8A0
さやか「んでどうなのよー?」
ほむら「くっ・・・」
ほむら「わ、わかったわよ! いいわ。認めるわ」
ほむら「わ、私と一緒に・・・」
さやか「私と一緒に? ん?」
ほむら「・・・」イラッ
ほむら「私と一緒に・・・ど、同居してください」カァアア
さやか「ぶばっ!」
ほむら「くっ・・・」
ほむら「わ、わかったわよ! いいわ。認めるわ」
ほむら「わ、私と一緒に・・・」
さやか「私と一緒に? ん?」
ほむら「・・・」イラッ
ほむら「私と一緒に・・・ど、同居してください」カァアア
さやか「ぶばっ!」
65: 2012/02/04(土) 14:55:15.19 ID:NWs4wG8A0
ほむら「い、今笑ったわね! 笑ったでしょう!?」
さやか「くくっ・・・あはは!」
ほむら「も、もう知らないわ、私!」
さやか「ひぃ・・・ひぃ・・・いやっ、ちょ、ま、待ってってば」ククッ
ほむら「なによ! 謝罪の言葉は受け付けないわよ!」
さやか「いや、今のはかわいかったんだってばっ」
ほむら「か、かわいかった・・・?」
さやか「そ。かわいかったの、あんたが」
さやか「くくっ・・・あはは!」
ほむら「も、もう知らないわ、私!」
さやか「ひぃ・・・ひぃ・・・いやっ、ちょ、ま、待ってってば」ククッ
ほむら「なによ! 謝罪の言葉は受け付けないわよ!」
さやか「いや、今のはかわいかったんだってばっ」
ほむら「か、かわいかった・・・?」
さやか「そ。かわいかったの、あんたが」
68: 2012/02/04(土) 15:00:15.00 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・」
さやか「・・・?」
ほむら「と、とにかく、もうこれで契約は成立ねっ!」
さやか「契約って・・・QBじゃないんだから」
ほむら「なんでもいいわよ! とにかくもうこの話は終わり!」
さやか「はいはい」
ほむら「・・・」ドキドキ
ほむら(か、かわいかった・・・? 私が・・・?)
さやか「・・・?」
ほむら「と、とにかく、もうこれで契約は成立ねっ!」
さやか「契約って・・・QBじゃないんだから」
ほむら「なんでもいいわよ! とにかくもうこの話は終わり!」
さやか「はいはい」
ほむら「・・・」ドキドキ
ほむら(か、かわいかった・・・? 私が・・・?)
69: 2012/02/04(土) 15:02:03.52 ID:NWs4wG8A0
窓の外
マミ「はぁ、いちじはどうなることかと思ったけど」
マミ「お互いに本音をぶつけ合ったおかげで、もうすっかり打ち解けてきたみたいね」
まどか「ほんとよかったです・・・」グスッ
杏子「泣くなよ、ほら」スッ
まどか「ありがとう、杏子ちゃん・・・」ゴシゴシ
杏子「いいって、気にスンナ」
QB「・・・」
マミ「まぁ、今日のところはひとまず帰りましょう」
マミ「はぁ、いちじはどうなることかと思ったけど」
マミ「お互いに本音をぶつけ合ったおかげで、もうすっかり打ち解けてきたみたいね」
まどか「ほんとよかったです・・・」グスッ
杏子「泣くなよ、ほら」スッ
まどか「ありがとう、杏子ちゃん・・・」ゴシゴシ
杏子「いいって、気にスンナ」
QB「・・・」
マミ「まぁ、今日のところはひとまず帰りましょう」
70: 2012/02/04(土) 15:04:52.24 ID:NWs4wG8A0
そして夜
さやか「んで、今日の夕飯はどうする?」
ほむら「私が作るわ」
さやか「えっ、あんた作れんの?」
ほむら「簡単なものならね」
さやか「さっすが優等生!」
ほむら「・・・その呼び方はやめてちょうだい」
さやか「えー、だって事実じゃん」
ほむら「・・・じゃああなたのこと、これから劣等生って呼ぶわよ」
さやか「・・・ごめんなさい、もう言いません」
さやか「んで、今日の夕飯はどうする?」
ほむら「私が作るわ」
さやか「えっ、あんた作れんの?」
ほむら「簡単なものならね」
さやか「さっすが優等生!」
ほむら「・・・その呼び方はやめてちょうだい」
さやか「えー、だって事実じゃん」
ほむら「・・・じゃああなたのこと、これから劣等生って呼ぶわよ」
さやか「・・・ごめんなさい、もう言いません」
73: 2012/02/04(土) 15:08:00.05 ID:NWs4wG8A0
さやか「うわーハンバーグだぁ!」
ほむら「子供みたいなはしゃぎ方しない」
さやか「えぇー、だって私たち子どもじゃーん」
ほむら(・・・言い返せないわ)
さやか「でもなんかごつごつしてるねこれ」
さやか「ハンバーグっていうより、肉団子・・・?」
ほむら「・・・!」カァアア
ほむら「まだあんまり上手じゃないから・・・」
ほむら「子供みたいなはしゃぎ方しない」
さやか「えぇー、だって私たち子どもじゃーん」
ほむら(・・・言い返せないわ)
さやか「でもなんかごつごつしてるねこれ」
さやか「ハンバーグっていうより、肉団子・・・?」
ほむら「・・・!」カァアア
ほむら「まだあんまり上手じゃないから・・・」
75: 2012/02/04(土) 15:11:52.81 ID:NWs4wG8A0
さやか「まぁ難しそうだもんねぇ」
ほむら「・・・」
さやか「じゃま、いっただきまーっす」
さやか「・・・」モグモグ
さやか「おー! おいしい!」
ほむら「・・・ほんと?」
さやか「うん、おいしいよ。この肉団子もといハンバーグ!」
ほむら「・・・」サッ
さやか「あ、かえしてー!」
ほむら「・・・」
さやか「じゃま、いっただきまーっす」
さやか「・・・」モグモグ
さやか「おー! おいしい!」
ほむら「・・・ほんと?」
さやか「うん、おいしいよ。この肉団子もといハンバーグ!」
ほむら「・・・」サッ
さやか「あ、かえしてー!」
77: 2012/02/04(土) 15:15:12.87 ID:NWs4wG8A0
ほむら「今のはわざと言ったでしょう・・・?」
さやか「なんだよー! 軽い冗談じゃん!」
ほむら「私、冗談は嫌いよ」
さやか「・・・はいはいわかりましたよごめんなさい」
ほむら「・・・心がこもってないわ」
さやか「ごめんなさいほむら様、あなたの超絶美味ハンバーグをこの私めにお恵みください」
ほむら「よろしい」スッ
さやか「よっしゃ!」パクパク
さやか「なんだよー! 軽い冗談じゃん!」
ほむら「私、冗談は嫌いよ」
さやか「・・・はいはいわかりましたよごめんなさい」
ほむら「・・・心がこもってないわ」
さやか「ごめんなさいほむら様、あなたの超絶美味ハンバーグをこの私めにお恵みください」
ほむら「よろしい」スッ
さやか「よっしゃ!」パクパク
78: 2012/02/04(土) 15:18:11.65 ID:NWs4wG8A0
ほむら「お風呂わいたから先に入っていいわよ」
さやか「えー、いいよ。私まだこのテレビ見たいし」
ほむら「・・・わかったわ、じゃあ入ってくる」
さやか「・・・」
さやか「・・・」ソーッ
さやか(よっーし、今のうちにほむらの私物チェーック!)
さやか(あぁ・・・さやかちゃんってばなんて悪い子なのかしら!)
さやか「えー、いいよ。私まだこのテレビ見たいし」
ほむら「・・・わかったわ、じゃあ入ってくる」
さやか「・・・」
さやか「・・・」ソーッ
さやか(よっーし、今のうちにほむらの私物チェーック!)
さやか(あぁ・・・さやかちゃんってばなんて悪い子なのかしら!)
80: 2012/02/04(土) 15:21:39.66 ID:NWs4wG8A0
さやか「・・・」ゴソゴソ
さやか「うーん、めぼしいものはこれといってないなぁ・・・」
さやか「ん? これは・・・」ガサ
さやか「きたー! 日記帳!」テンテロリーン
さやか「他人に見られたくないものの定番よねー!」
さやか「じゃあさっそく中を拝見・・・」ペラッ
さやか「ふむふむ・・・」
さやか「まどか・・・まどか・・・どのページを開いてもまどか・・・」
さやか「うーん、めぼしいものはこれといってないなぁ・・・」
さやか「ん? これは・・・」ガサ
さやか「きたー! 日記帳!」テンテロリーン
さやか「他人に見られたくないものの定番よねー!」
さやか「じゃあさっそく中を拝見・・・」ペラッ
さやか「ふむふむ・・・」
さやか「まどか・・・まどか・・・どのページを開いてもまどか・・・」
81: 2012/02/04(土) 15:24:40.30 ID:NWs4wG8A0
さやか「『今日もまどかはかわいいかったわ。まるで天使のよう。というより私の中のエンジェルね』」
さやか「『今日はまどかが風邪でお休みだった。はぁ大丈夫かしら。いっそ今からでもお見舞いに行ってそのまま夜をまどかと・・・』」
さやか「・・・」ペラッペラッ
さやか「あいつ、まどか好きだなぁ・・・ちょっと病的なとこもあるけど」
さやか「・・・」ペラッ
さやか「お、私の名前もある。どれどれ・・・」
さやか「『美樹さやか・・・あんなにもまどかと密着して・・・許せないわ。爆殺してやろうかしら』」
さやか「・・・」ゾクリ
さやか「『今日はまどかが風邪でお休みだった。はぁ大丈夫かしら。いっそ今からでもお見舞いに行ってそのまま夜をまどかと・・・』」
さやか「・・・」ペラッペラッ
さやか「あいつ、まどか好きだなぁ・・・ちょっと病的なとこもあるけど」
さやか「・・・」ペラッ
さやか「お、私の名前もある。どれどれ・・・」
さやか「『美樹さやか・・・あんなにもまどかと密着して・・・許せないわ。爆殺してやろうかしら』」
さやか「・・・」ゾクリ
83: 2012/02/04(土) 15:28:19.21 ID:NWs4wG8A0
ガチャ
さやか「っ! ていやっ!」バサッ
ほむら「ふぅ・・・あがったわよ、さやか」
さやか「ひゃっ! へ、そ、そっかぁ! 早かったね!」
ほむら「?」
さやか「・・・」アセアセ
ほむら「どうしたの? さやか」
さやか「べっ、別にどうもしてないよ!」
ほむら(何かしら・・・怪しいわね)
さやか「っ! ていやっ!」バサッ
ほむら「ふぅ・・・あがったわよ、さやか」
さやか「ひゃっ! へ、そ、そっかぁ! 早かったね!」
ほむら「?」
さやか「・・・」アセアセ
ほむら「どうしたの? さやか」
さやか「べっ、別にどうもしてないよ!」
ほむら(何かしら・・・怪しいわね)
84: 2012/02/04(土) 15:33:05.04 ID:NWs4wG8A0
ほむら(ん? そういえばこの部屋、さっきと比べて何か違和感が・・・)
ほむら「・・・さやか」
さやか「!」ビクッ
さやか「は、はい! なんでしょう!」
ほむら(なんで敬語・・・?)
ほむら「なにかこの部屋のものをいじらなかった?」
さやか「!」
さやか「そ、ソンナコトシテナイヨ?」
ほむら「・・・」ジー
さやか「・・・」アセアセ
ほむら「・・・さやか」
さやか「!」ビクッ
さやか「は、はい! なんでしょう!」
ほむら(なんで敬語・・・?)
ほむら「なにかこの部屋のものをいじらなかった?」
さやか「!」
さやか「そ、ソンナコトシテナイヨ?」
ほむら「・・・」ジー
さやか「・・・」アセアセ
86: 2012/02/04(土) 15:39:24.93 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・」キョロリ
さやか「・・・」
ほむら「!」
ほむら「こ、これ・・・」ペラリ
ほむら「・・・」カァアア
ほむら「・・・」キッ
さやか「!」ビクッ
ほむら「見たわね・・・?」
さやか「み、ミテマセンコトヨ・・・?」
ほむら「そう・・・見たのね」
さやか「・・・」アワワ
さやか「・・・」
ほむら「!」
ほむら「こ、これ・・・」ペラリ
ほむら「・・・」カァアア
ほむら「・・・」キッ
さやか「!」ビクッ
ほむら「見たわね・・・?」
さやか「み、ミテマセンコトヨ・・・?」
ほむら「そう・・・見たのね」
さやか「・・・」アワワ
89: 2012/02/04(土) 15:42:15.23 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・」プルプル
さやか「ご、ごめんなさい!」
ほむら「・・・」
さやか「ダメ・・・?」
ほむら「ダメよ」
さやか「そ、そんなケチケチすんなよー! 減るもんでもないじゃん!」
ほむら「・・・モノは減らなくても、心は減るのよ」
さやか(どっかで聞いたことあるぞ・・・そのセリフ)
さやか「ご、ごめんなさい!」
ほむら「・・・」
さやか「ダメ・・・?」
ほむら「ダメよ」
さやか「そ、そんなケチケチすんなよー! 減るもんでもないじゃん!」
ほむら「・・・モノは減らなくても、心は減るのよ」
さやか(どっかで聞いたことあるぞ・・・そのセリフ)
91: 2012/02/04(土) 15:46:56.33 ID:NWs4wG8A0
ほむら「―――じゃあ、今後一週間、朝の風呂掃除ね」
さやか「うっわー、めんどくさ・・・」
ほむら「何か文句でも・・・?」
さやか「いいえー、ありませんよー」
ほむら「それじゃあ、あなたもお風呂入ってきなさい。私は先に寝てるわ」
さやか「え、早くない? まだ10時だよ?」
ほむら「起きていてもすることがないもの。それに・・・」
さやか「それに?」
ほむら「今日はとっても疲れたもの・・・」
さやか「まっそうだよね」ナハハ
さやか「うっわー、めんどくさ・・・」
ほむら「何か文句でも・・・?」
さやか「いいえー、ありませんよー」
ほむら「それじゃあ、あなたもお風呂入ってきなさい。私は先に寝てるわ」
さやか「え、早くない? まだ10時だよ?」
ほむら「起きていてもすることがないもの。それに・・・」
さやか「それに?」
ほむら「今日はとっても疲れたもの・・・」
さやか「まっそうだよね」ナハハ
93: 2012/02/04(土) 15:51:53.84 ID:NWs4wG8A0
さやか「ふぃ~、いい湯だったぁ」
さやか「ん? 机の上にメモが・・・」
『さやかへ 寝るときは玄関側から二番目の部屋を使ってください。布団も敷いてあります。おやすみ ほむら』
さやか「・・・だとさ」
さやか「この家ってそんないくつも部屋あるのかぁ・・・」
さやか「・・・」
さやか(そういえばあいつ、家族とかいないんだよね)
さやか「今まで一人で、寂しくなかったのかな・・・」
さやか「・・・ようしっ」
さやか「ん? 机の上にメモが・・・」
『さやかへ 寝るときは玄関側から二番目の部屋を使ってください。布団も敷いてあります。おやすみ ほむら』
さやか「・・・だとさ」
さやか「この家ってそんないくつも部屋あるのかぁ・・・」
さやか「・・・」
さやか(そういえばあいつ、家族とかいないんだよね)
さやか「今まで一人で、寂しくなかったのかな・・・」
さやか「・・・ようしっ」
96: 2012/02/04(土) 15:58:30.36 ID:NWs4wG8A0
ガチャ
さやか「お~い。ほむら~」ボソッ
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
さやか(寝ちゃったのかな・・・)
さやか「・・・」ソーッ
さやか「・・・」モゾモゾ
ほむら「きゃっ!」
さやか「なんだ、起きてんじゃーん!」
ほむら「あ、あなた、なに勝手に人のベッドに入ってきてるのよッ!」
さやか「お~い。ほむら~」ボソッ
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
さやか(寝ちゃったのかな・・・)
さやか「・・・」ソーッ
さやか「・・・」モゾモゾ
ほむら「きゃっ!」
さやか「なんだ、起きてんじゃーん!」
ほむら「あ、あなた、なに勝手に人のベッドに入ってきてるのよッ!」
97: 2012/02/04(土) 16:03:11.93 ID:NWs4wG8A0
さやか「いいじゃんいいじゃん! 寂しいこと言うなよー」
ほむら「ちょ、こら、やめ!」
さやか「このこのー」
ほむら「ひゃあっ! どこ触ってんのこの変態!」
さやか「おや~、ほむらちゃんはここ触られると感じちゃうのかなぁ?」
ほむら「い・・・ッ!」
ほむら「いい加減にしなさいッ!」デュクシ
さやか「ぐはっ!」
ほむら「はぁ・・・はぁ・・・」
ほむら「ちょ、こら、やめ!」
さやか「このこのー」
ほむら「ひゃあっ! どこ触ってんのこの変態!」
さやか「おや~、ほむらちゃんはここ触られると感じちゃうのかなぁ?」
ほむら「い・・・ッ!」
ほむら「いい加減にしなさいッ!」デュクシ
さやか「ぐはっ!」
ほむら「はぁ・・・はぁ・・・」
98: 2012/02/04(土) 16:07:05.21 ID:NWs4wG8A0
さやか「いったぁ・・・なにすんのさっ!」
ほむら「そ、そっちこそ! 夜這いなんてどういうつもりよっ!」
さやか「よ、夜這いとかそんなんじゃないやい!」
ほむら「じゃあどういうつもりよ!」
さやか「そ、それは・・・」
ほむら「なによ」
さやか「ほ、ほむらが一人で寝るの、寂しいんじゃないかって思って・・・」
ほむら「・・・」
ほむら「そ、そっちこそ! 夜這いなんてどういうつもりよっ!」
さやか「よ、夜這いとかそんなんじゃないやい!」
ほむら「じゃあどういうつもりよ!」
さやか「そ、それは・・・」
ほむら「なによ」
さやか「ほ、ほむらが一人で寝るの、寂しいんじゃないかって思って・・・」
ほむら「・・・」
101: 2012/02/04(土) 16:11:20.75 ID:NWs4wG8A0
ほむら「・・・そんなことないわ」
ほむら「今までだってそうしてきたんだし」
さやか「・・・」
さやか「でも、さ・・・それでも・・・」
さやか「一人ってのは寂しいもんでしょ」
ほむら「・・・」
さやか「・・・だーかーらぁ!」バサッ
ほむら「って、きゃっ、ちょっと! こらぁ!」
さやか「うははは、このー、かわいいやつめー!」
ほむら「今までだってそうしてきたんだし」
さやか「・・・」
さやか「でも、さ・・・それでも・・・」
さやか「一人ってのは寂しいもんでしょ」
ほむら「・・・」
さやか「・・・だーかーらぁ!」バサッ
ほむら「って、きゃっ、ちょっと! こらぁ!」
さやか「うははは、このー、かわいいやつめー!」
103: 2012/02/04(土) 16:14:41.97 ID:NWs4wG8A0
―――――――――――そして
ほむら「・・・さやか」
さやか「・・・」
ほむら「ねぇ・・・ちょっとそんなにくっつかないで」
さやか「・・・」スピー
ほむら「・・・はぁ、どんだけ寝つきいいのかしら」
ほむら「まったく・・・今日はとんでもない一日だったわ」
ほむら「・・・」
ほむら「まぁでも・・・こういうのも悪くないかしらね」
ほむら「・・・さやか」
さやか「・・・」
ほむら「ねぇ・・・ちょっとそんなにくっつかないで」
さやか「・・・」スピー
ほむら「・・・はぁ、どんだけ寝つきいいのかしら」
ほむら「まったく・・・今日はとんでもない一日だったわ」
ほむら「・・・」
ほむら「まぁでも・・・こういうのも悪くないかしらね」
104: 2012/02/04(土) 16:15:55.32 ID:NWs4wG8A0
さやか「うにゃ・・・」
ほむら「!」ビクッ
さやか「・・・ほむほむぅ・・・むにゃ」
ほむら「・・・はぁ、寝言か」
ほむら(聞かれたかと思ったわ・・・)
ほむら「それにしても、ほむほむって・・・」
ほむら「私のことかしら・・・?」
ほむら「・・・」
ほむら「・・・ふふっ」
ほむら「!」ビクッ
さやか「・・・ほむほむぅ・・・むにゃ」
ほむら「・・・はぁ、寝言か」
ほむら(聞かれたかと思ったわ・・・)
ほむら「それにしても、ほむほむって・・・」
ほむら「私のことかしら・・・?」
ほむら「・・・」
ほむら「・・・ふふっ」
105: 2012/02/04(土) 16:17:02.63 ID:NWs4wG8A0
『今日はうちに騒がしい子がひとりきました』
『おてんばで、ちょっとうるさすぎるくらいだけど・・・』
『それでも、家の中がだいぶにぎやかになりました』
『彼女とはよく喧嘩もするし、これから先、苦労も絶えないだろうけど』
『なんだかんだでこの新しい生活が、ほんのちょっぴり楽しみです』
おわり
『おてんばで、ちょっとうるさすぎるくらいだけど・・・』
『それでも、家の中がだいぶにぎやかになりました』
『彼女とはよく喧嘩もするし、これから先、苦労も絶えないだろうけど』
『なんだかんだでこの新しい生活が、ほんのちょっぴり楽しみです』
おわり
111: 2012/02/04(土) 16:29:32.75
いいさやほむだった
乙!
乙!
引用元: さやか「転校生と同居ぉ!?」
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