6: 2014/06/08(日) 14:10:22.22 ID:FBYndBrzO


伊織「……あんたが犯人ね!」びしっ

P「……」

伊織「何とか言いなさいよ!」

P「……お前の調査に付き合うフリをして、証拠を消したつもりだったが……ミスを犯したようだ」

伊織「……そうね。あの時、あんたの行動はあまりにも不自然だったわ」

P「……そうじゃない」ダッ

伊織「何を……やめなさい! それ以上下がったら、崖に……!」

P「……実はな。推理に付き合うフリをして、お前を殺すつもりだった」

伊織「……え?」

P「でも、出来なかった……お前を好きになり過ぎた……ここまでだな」トンッ

伊織「プロデューサー!」

P「……」

伊織「……暇なのだけれど」

P「……だな」

3: 2014/06/08(日) 13:57:28.80 ID:FBYndBrzO
伊織「暑くて嫌になるわ」

P「んー」めるめる

伊織「だからと言って、冷房は早すぎるし、寒くなるから、除湿にしてるのだけれど……」

P「おー」めるめる

伊織「すぐに暑くなるのよね……って、アンタは何してんのよ!」

P「メール」

伊織「!? も、もしかして……女の子……?」

P「いや」

伊織「ほっ……紛らわしい真似しないの! 誰よ?」

P「伊織のパパさん」

伊織「メル友!?」

4: 2014/06/08(日) 14:03:11.05 ID:FBYndBrzO
伊織「にひひっ♪ 」

伊織「……イマイチね」

伊織「えい」ぴょん

伊織「にひひっ♪」

伊織「……」くるりん

伊織「にひひっ♪」

P「おう、伊織……何をやって……」

伊織「あ」

P「んぷっ! い、忙しいところ……すまなかったな……」

伊織「ま、待って! 待ちなさい! 忘れないと酷いんだから!」

P「にひひっ♪」くるりん

伊織「こらーー!」ダッシュ

P「にひひっ♪」ダッシュ

5: 2014/06/08(日) 14:07:56.78 ID:FBYndBrzO
伊織「なにやってんのよ?」

P「モンスターフ○ーム。今、大会なんだ」

伊織「あんたはどっち?」

P「左」

伊織「青い板みたいの? 相手はドラゴン、勝てるの?」

P「ん……まあ」

伊織「90%の攻撃を避けたわね」

P「よくある。よくある」

伊織「……30%の攻撃はよくあたるわね」

P「よくある。よくある」

7: 2014/06/08(日) 14:15:58.62 ID:8lNzSC5XO
伊織「喉が渇いたわ」

P「……ん、あ、そう」ごきゅごきゅ

伊織「ちょっと、一人で何飲んでんのよ!」

P「オレンジジュース オン・ザ・ステージ」

伊織「よこしなさい!」ばっ

P「……あ」

伊織「あら、意外と美味しいじゃない♪ ……何よ?」

P「間接キス……意外と、大胆だな」てれっ

伊織「……!」げしっげしっ

P「同じところばっかりは痛い!?」

11: 2014/06/08(日) 14:31:00.34
伊織「ん、美味しい♪」

P「……何、食ってんだ?」

伊織「ゴージャスセレブプリンよ」

P「ああ……そう」

伊織「食べたいのなら、少し分けてあげても良いわよ?」

P「プチプリン派だし……」

伊織「強がらないの! ほら、あーん」

P「あ、あーん……」

伊織「ぱくっ……んー、美味しいわ」

P「口開けたのに……」

伊織「な、何よ……ちょっとした冗談じゃない……ほら、あげるから元気だしなさいよ……」

P「ひやっほう!」ぱくぱく

伊織「騙したわね!? 返しなさい」ポカポカ

12: 2014/06/08(日) 14:39:43.15

伊織「またやってるの? モン○ターファーム」

P「なかなか、目的のモンスターが……」

伊織「あ、いい事を思いついたわ」

P「……」

伊織「空のCD買ってきて、パソコンで……」

P「それでもお前はブリーダーか!?」くわっ

伊織「ひっ!?」びくっ


13: 2014/06/08(日) 14:57:03.83
伊織「ちょっと!」

P「どげしたと?」

伊織「あんたに借りた漫画よ!?」

P「地獄先生ぬ○べっか……面白かったろ?」

伊織「そうだけど! 赤いちゃんちゃんこのあのシーンが頭から離れないじゃない!」

P「ん、伊織はそこだったか……俺は海難法師だったな、メリーさんとか」

伊織「まだあるの!?」

16: 2014/06/08(日) 21:26:28.21
P「765プロです……はい。先日はお世話になりました」

伊織「……暇だわ」

雑誌『必見! 年上の彼氏に甘えるコツ!』

P「本当ですか!? ありがとうございます!」

伊織「……」ペラペラ

P「……はい。失礼します」

伊織「……」ふむふむ

P「おい! 伊織。雑誌の撮影が……」

伊織「か、彼氏なんかじゃないわよ!?」

P「えー」

17: 2014/06/08(日) 21:33:16.29
伊織「……」ちらっ

P「マジかよ……カーマイン先生。負け越しじゃないか……」

伊織「……」ちらっ

P「……」

伊織「……」じーっ

P「……伊織?」

伊織「何でもないわよ! バカ、変態!」

P「変態はともかく、バカは無いだろ!」

伊織「あんたの怒るラインがよくわからないわ……」

18: 2014/06/08(日) 21:40:02.07
伊織「……あー……ソファーにジュース零しちゃったわー」

P「おのれ、961プロ! ……じゃなくて、何やってんだよ」

伊織「ソファーに座れないわ……でも、この伊織ちゃんが立ちっぱなしなんてあり得ないわよね?」

P「他に座るところあるんじゃないですかね……」

伊織「ジュースを座れそうな場所に全部、零しちゃったのよ」

P「……なんと」

伊織「てな訳で、あんたの膝で我慢してあげるわ」ぽすん

P「……」

伊織「……な、なんか……言いなさいよ……」

P「……いや、軽いなぁーって」

伊織「……バカ」

20: 2014/06/09(月) 01:10:04.12
P「伊織。w○iのゲームで面白いの貸す約束だったろ?」

伊織「そうだったわね……」

P「ほれ」

伊織「何で透明ケースなのよ。説明書は? ぜろって読むの?」

P「ある程度の説明があるから大丈夫」

伊織「どんなゲームなの?」

P「村を歩き回って、写真を取り回るゲームだよ」

伊織「ふーん……まあ、借りるわ」

P「エンディングが沢山あるからなー」にやにや

伊織「? わかったわ……(サブタイトルに蝶って付いてるから、昆虫の写真でも撮るのかしら)」

21: 2014/06/09(月) 01:56:31.03
伊織「喉が渇いたわね……自動販売機でジュースでも買いましょう」

伊織「……私の一番好きなジュースがないじゃない」

伊織「でも、その次に好きなのはある……けど……この先に自動販売機があったから、そこで買いましょう」

伊織「あれ? 一番好きなジュースも、さっきのジュースもない……マシなのもあるけど……そうだわ。あそこなら!」

伊織「……あれ?」

P「結局。どうしたんだ?」

伊織「……コンビニで買ったわ」

22: 2014/06/09(月) 02:17:51.78
765ゲーム

お題「凄いなって思ったところ」

春香

伊織「アイドルの中じゃ、一番みんなをよく見ているところ。律子」ぱんぱん

P「他のアイドルの面倒を見ながらも、自分の事をこなしているところ……雪歩」ぱんぱん

伊織「弱気なくせに決めたらやり通すところ、小鳥」ぱんぱん

P「どんな時でも笑顔で出迎えてくれるところ……伊織」

伊織「なっ……」

P「口ではどんな事を言っても、その人を心から信じているところ、だな」

伊織「……こっち見ないで」ぷいっ

P「はいはい……」

24: 2014/06/09(月) 10:18:50.92
ウサちゃん『いつまで寝ているか、この愚か者めがあぁぁぁぁ!!』

伊織「ひっ!?

ウサちゃん『……シャルル・ドナテルロ18世である!! 貴様がつけたのではないのかあぁぁぁぁ!?」

伊織『いや……それは……』

ウサちゃん『まあ、良い……っで、あの若造とはどうなのだ?』

伊織『ぷ、プロデューサー? べ、別にあいつのことなんか……』

ウサちゃん『私はプロデューサーなど一言も言ってないが……っで、どうなのだ?』

伊織『べ、別に何もないわよ』

ウサちゃん『こ……この愚か者めがあぁぁぁぁぁ!!』

伊織『ひいぃぃぃ!?』


P「伊織、魘されてんなぁ……」

25: 2014/06/09(月) 11:15:29.50
伊織「春香」

P「片手剣」

伊織「千早」

P「細剣」

伊織「真」

P「素手……いや、槍か?」

伊織「美希」

P「長剣」

伊織「やよい」

P「ハンマー」

伊織「真美」

P「ナイフ」

伊織「亜美」

P「ボーガン」

伊織「雪歩」

P「杖」

伊織「あずさ」

P「鎌……いや、 同じく杖かな」

伊織「律子」

P「魔道書」

伊織「響」

P「カットラス二刀流」

伊織「貴音」

P「長刀……弓……」

伊織「全部ただのイメージよ」

29: 2014/06/09(月) 22:08:07.71
ハンバーガーショップ

P「よし、何が食いたいんだ?」

伊織「今日は私が注文してみせるわ!」

店員A「店内でお召し上がりか? それとも持ち帰りか? 好きな方を選ぶがいい!」

伊織「ハンバーガーと……オレンジジュース……あ、ポテトのセットにして下さい」

店員A「そのまま華々しく400円を払うがいい!」

伊織「はい……ありがとう」

店員B「ハンバーガーのセット、お待たせしました」

伊織「見なさい! 私だって、ハンバーガーぐらい買えるんだから!」どやぁ

P「かしこい、かしこい」

伊織「もっと、褒めることを許可してあげるわ! にひひっ♪」

30: 2014/06/09(月) 22:17:59.06
伊織「あんたって、友達いるの?」

P「何だよ。藪から棒に……あれ?」

伊織「どうしたのよ?」

P「ちょっと前まで、遊んだりしてたけど……内緒で旅行に行ったりしてたよな……まさか」

伊織「ちょっと……」

P「……友達って思ってたの……俺だけ……?」

伊織「プロデューサー……?」

P「……」どよーん

伊織「そんなわけないでしょ? あんたが忙しいから、気を遣ったのよ」

P「……」どよーん

伊織「例えそうでも私が側にいてあげるわよ!」

P「……ありがとうな」なでなで

伊織「まあ……今日ぐらいは許してあげるわ」

31: 2014/06/10(火) 09:40:51.81
P「じゃあ、頑張ってな」ピッ

伊織「おはようございまーす♪ ……って、あんたなの。誰かと電話してなかった?」

P「おはよう! やよいだよ。今、無人島一ヶ月生活してるだろ?」

伊織「なっ……なんで代わってくれないのよ!」

P「いや、電話切るのと同時に来ただろ?」

伊織「そう……だったわね……ごめんなさい」

P「やよい。電話出た時に、ぷ、ぷろでゅしゃーって噛んだんだよ」

伊織「何で私はあんたじゃないのよ!」


33: 2014/06/10(火) 10:16:20.75
ゲームセンター

伊織「前から来たかったのよね♪」

P「バレないようにしろよ」

伊織「大丈夫よ! あ……」

P「クレーンゲーム。UFOキャッチャーだな」

伊織「あのぬいぐるみ、やよいに似てるわね」

P「ん、そうだな」

クレーンゲーム『おう。やんのか? 嬢ちゃん』

伊織「私、やるわ!」ちゃりーん

34: 2014/06/10(火) 10:22:50.14
伊織「そこよ!」

P「……全然違うぞ」

伊織「う、うるさいわね! ここよ!」

P「あ、惜しい」

伊織「絶対に取ってやるんだから!」

P「近い、近い……お、掴んだ」

伊織「! これは行ったんじゃない!? って、そんなつまみ方したら、やよいが痛そうじゃない!」

クレーン『すんません……あ』するっ

伊織「きーっ! あんたやる気あんの!』

36: 2014/06/10(火) 10:30:05.05
伊織「財布が軽くなったわ……」

P「まあ、そんなもんだよ」

伊織「……店で買った方が安いわよね?」

P「……そんなもんだよ。だけど、愛着がわくだろ?」

伊織「……そうね」ぎゅっ

伊織「あんたもやりなさいよ!」

P「ん、じゃあ……俺は伊織に似たあのぬいぐるみで」

伊織「にひひっ♪」

P「取れたぜ」

数分後。

伊織「納得いかない!」

37: 2014/06/10(火) 10:38:39.50
伊織「それをどうする気よ」

P「そりゃあ、もう……な?」

伊織「この変態!」

P「ひでぇ……なら、お前が持ってろよ。そっちの方が、そいつも寂しくないだろうしな」

伊織「……ま、貰っといてあげるわ!」

P「そろそろ帰るか……」

伊織「待ちなさい」

P「ん、今度はなんだ……」

伊織「……あれ」

プリクラ

P「……マジか」

38: 2014/06/10(火) 10:48:39.39
伊織「ちょっとあんた! この前借りたゲーム!」

P「村の中を歩き回って、写真を撮るゲームだったろ?」

伊織「相手が幽霊なんて聞いてないわよ!」

P「んで、何処までやったんだ?」

伊織「懐中電灯が使えない所で止まったわよ!」

P「難易度は?」

伊織「ナイトメアだけど」

P「ふーん、ナイトメア」

P「え」

伊織「え」

39: 2014/06/10(火) 10:57:00.53
伊織「ポ◯モンって、あんまり知らないけれど……」

P「ん」

伊織「ピ◯ピ可愛いわね」

P「……ほう。なら、そのピ◯ピが活躍する漫画を教えてやるよ」

伊織「そんなのあるの?」

P「ああ……勿論だとも!」

伊織「それじゃあ……読んでみようかしら? 何か企んでない?」

P「……別に?」

伊織「なら……良いのだけれど」

P「……」

40: 2014/06/10(火) 11:10:06.08
伊織「……」じーっ

P「……」

伊織「……」じーっ

P「……?」

伊織「ねえ……プロデューサー」

P「ん?」

伊織「スーツ、買い替えた?」

P「よく気づいたな。食費を削って、ちょっと良いの買ったんだよ」

伊織「食費って……無茶するわね」

P「伊織の隣に立つんだから、ちゃんとしてないとな」

伊織「そ、そう…あんたにしては良い心掛けじゃない?」

伊織「……ってるわよ」

P「え? 何? 何って言ったの?」

伊織「絶対聞こえてたでしょ!? うるさいわよ! このバカ!」

41: 2014/06/10(火) 11:26:16.47
伊織「あふぅ」

伊織「自分、完璧だからな!」

伊織「あなた様。らぁめんを……」

伊織「やーりぃ♪」

伊織「うっうー!」

P「……何をやってんだ?」

伊織「忘れなさい! 良いわね!?」

49: 2014/06/11(水) 23:42:21.90
P「おい。伊織」

伊織「何よ?」

P「コーラ飲めるか?」

伊織「飲めるけど……って、そんなにどうしたのよ……?」

P「……全員分揃えようとしたら、コーラが24本になっちまった」

伊織「……この間、栄養ドリンク買ってたのもーー」

P「うん。まあ、そういうことだ」

伊織「……」

P「し、仕方ないだろ! 何か全部揃えないと気持ち悪いし……俺は悪くねぇ!!」

伊織「まだ何も言ってないわよ」

50: 2014/06/11(水) 23:56:12.73
伊織「……あんたとも結構長いわね」

P「そうだな」

伊織「初めは、使えなさそうな男をプロデューサーにしたものだと思ったわ」

P「……酷いな。でも、少しはマシになったろ?」

伊織「まあ……少しだけね。これ以上認められたかったら、結果を出しなさい! にひひっ♪」

P「ずっとそれを言われてるような気がするな……まだ上を目指すのか?」

伊織「当たり前じゃない! ……でも……少しは……私も、感謝ぐらいしてるんだから……」

P「感謝しているのは俺もだよ。ありがとうな」

伊織「うん……私も……その……ありがとう……」

53: 2014/06/12(木) 18:41:57.71
P「喜」

伊織「にひひっ♪」

P「怒」

伊織「きーっ! 何よ!」

P「哀」

伊織「アンタって……とことん、グズでダメで可哀想ね……」

P「哀しみの方だよ誰が哀れめって言った」

54: 2014/06/12(木) 18:48:50.31
P「よし、感情表現のレッスンだ(俺って、プロデューサーだよな?)」

伊織「この伊織ちゃんに掛かれば楽勝よ!」

P「そうかな? よし、悲しんでみろ」

伊織「うう……何よ……」

P「悪くはないけど……」

伊織「何よ! じゃあ、アンタがやってみなさいよ!」

P「悲しみ……こういう時は、起きれば一番悲しいことを想像するんだ」

伊織「まあ、そうよね……例えば?」

P「……やよいに……会いたくもないって、嫌われたとか?」

P「……」

伊織「……」


P&伊織「「やよいいぃぃぃ!!」」

55: 2014/06/12(木) 18:53:54.39
『仮面騎士! お前は一体、何者だ!』

『……久しいな。弟よ』

『に、兄さん!?』

伊織「主人公か仲間に行方不明者が居て、素顔を隠した敵が居たら……大体、こうなのよね」

P「俺は好きだけどな……」

伊織「……」

P「……俺は違うぞ? 隠してないし」

伊織「わかってるわよ」

57: 2014/06/14(土) 00:34:34.46
伊織「アンタって、お昼はパンかコンビニの弁当よね?」

P「……まあ、腹を膨らませるだけだしな」

伊織「それもそうよね。アンタに弁当を作ってくれる恋人なんて居るとは思えないし……」

P「え」

伊織「な、何よ? 居ないんでしょ……?」

P「……」

伊織「……まさか……本当に……?」

P「うん。居ないよ」

伊織「……バカ!」

伊織(何で私は私で、安心なんかしているのよ!)

59: 2014/06/14(土) 01:34:41.04
伊織「765プロって、曲多いわよね」

P「大きさのわりには多いよな」

伊織「気付いたら急に増えてるのもあるし……どうやってるわけ?」

P「そりゃあ、サンインして……」

伊織「……は?」

P「じゃない……社長の知り合いに頼んだり、普通に依頼したりしてるよ」

伊織「まあ、そうよね」

63: 2014/06/14(土) 19:12:17.38
伊織「ねえ」

P「ん?」

伊織「山派? 里派?」

P「……その話はやめよう」

伊織「は?」

P「俺は大丈夫だけど、その話は色々と壊しかねない」

伊織「……意味がわからないわ。お菓子の好みなんて、人それぞれじゃない」

P「それが普通なんだけれどなぁ……」

伊織「アンタがそこまで言うなら、やめておくわ……アル◯ォート食べる?」

P「貰う」

66: 2014/06/14(土) 23:44:59.21
伊織「そう言えば……」

P「……ん?」

伊織「アンタの名前……聞いたことないわね」

P「……そうだっけか?」

伊織「そうよ。聞こうとさしたら、何かしら起きて結局は聞けないじゃない」

P「そうだったかな。まあ、いいや……俺は」

ドシャー!

P「事故か。物騒だな……無事みたいだけれど」

伊織「……また何か起きそうだし、やめておくわ」

P「……そうか」

67: 2014/06/15(日) 00:01:04.77
伊織「……そう言えば、だけど」

P「何だ」

伊織「社長って、何をやっているのかしら?」

P「そりゃあ……お前……」

P「シーズン毎に課題出したり、たまに無理な課題出したり……あれ?」

伊織「……アンタもよくわからないのね」

P「い、いや! 見えないところで凄いことやっているんだよ。実は!」

伊織「そりゃあ、そうでしょうよ」

P「あ、無駄に凄い手品見せてくれたりするぞ!」

伊織「それ、社長の仕事なの?」

68: 2014/06/15(日) 00:51:46.76
伊織「きゃああああ!!」

P「どうした?」

伊織「で、出たのよ! 奴が!」

P「……Gか」

伊織「そうよ! あの黒くて……思い出しただけで鳥肌が立つわ!」

P「……ゴキブリって、言うほど汚くは無いんだよな」

伊織「それを聞いたところで、私にどうしろって言うのよ! アンタが何とかしなさいよ!」

P「やだよ。ババっちい」

伊織「アンタは、数秒前の自分の言葉も忘れたのかしら……」

P「まあ、そこまで言うなら……退治するけど、動かすなよ?」

伊織「……へ?」

P「うさちゃん動かしたら、逃げるから」

伊織「」

P「よし、ティッシュに包んで……伊織?」

伊織「」

70: 2014/06/15(日) 10:40:37.53
伊織「……ん」ことっ

P「……お茶? 伊織が淹れてくれたのか?」

伊織「たまたまよ。たまたまお茶を淹れたら、たまたまアンタが居て、たまたま私はオレンジジュースの気分だったの」

P「そうか。ありがとうな」

伊織「……」

P「うん。美味しいよ」

伊織「にひひっ♪ この伊織ちゃんが淹れてあげたんだから、当然じゃない!」

P「伊織。おかわり」

伊織「アンタはもうちょっと、味わって飲みなさいよ!」

P「いや。あまりに旨かったから」

伊織「……仕方ないわね。全く……」

75: 2014/06/16(月) 23:27:13.95
P「カーマイン先生負け越しじゃないか……」

伊織「アンタ、またやっているの?」

P「休憩時間だから、良いの」

伊織「なら良いけど……事務所にゲーム機あるのはどうなのよ(今更だけど)」

P「社長だぞ?」

伊織「は?」

P「今度。音無さんビンチョーと対戦するんだ。社長も強いんだぞ?」

伊織「この事務所……大丈夫なのかしら……」

P「まあ、音無さんとの対戦は賭けみたいなものだけどな。負けた方が飲みに行く時に奢るんだよ」

伊織「……へぇ? つまり、私が勝てばあなたに何でもして貰えるのね?」

P「え? あ、いや……それは……」

伊織「にひひっ♪ 良い事を聞いちゃったわ」

76: 2014/06/16(月) 23:33:21.87
P「桃太郎や金太郎、浦島太郎の歌はすぐに思い出せるけどさ」

伊織「……また急ね」

P「一寸法師の歌って、どんなだっけ?」

伊織「……」

伊織「……あら?」

P「いや。俺だけかも知れないけどさ」

伊織「私も思い浮かばなかったわ……」

P「お、同じだな」

伊織「……不本意だけど、ね」

81: 2014/06/17(火) 13:53:14.41


撮影スタッフ「お疲れ様でした」

伊織「ありがとうございました♪」

P「ご苦労様。どうだった?」

伊織「誰に言ってんのよ。完璧に決まってるでしょう?」

P「俺から見ても完璧だったよ」

伊織「にひひっ♪ 伊織ちゃんの写真集を楽しみにしてなさい!」

P「勿論。買うよ」

伊織「? アンタならもら得るんじゃないの?」

P「それはズルだろう」

伊織「?」

P「プロデューサー兼ファンだからな、他のファンに申し訳ない」

伊織「……ま、アンタの好きにしたら?」

82: 2014/06/17(火) 20:26:54.77
P「おはよう」

伊織「おはよう……って、寝癖がついてるわよ?」

P「ああ。忘れてた」

伊織「また泊まった訳じゃ……ないでしょうね?」

P「いや……」

伊織「嘘なんてついたら、タダじゃおかないわよ?」

P「……む」

伊織「全く……直してあげるから、こっち向きなさい」

P「……すまん」

伊織「動かないでよ?」

P(くすぐったい……)

伊織「……直ったわ! にひひっ♪ これで少しは冴えない顔もマシになったんじゃない?」

P「ん、ありがとう……」

伊織「……あ」

P「……」

伊織「ち、近いわよ! 変態!」

P「これは理不尽」

83: 2014/06/17(火) 20:31:14.46
P「迷子の迷子の子猫ちゃん♪ って、歌あるだろ?」

伊織「あるわね」

P「あなたのお家はどこですか? って、わかってたら、迷子じゃないよな」

伊織「場所をはっきりわかってるのに、迷子になる人も居るのよ」

P「あー」

伊織「ね?」

P「うん。納得した」

85: 2014/06/18(水) 15:24:41.09
伊織「もう少しで律子の誕生日でしょ?」

P「ああ。そうだな」

伊織「アンタは何をプレゼントする気なの?」

P「眼鏡ケース」

伊織「……他のにしなさい」

P「そういうと思って、新しい眼鏡にした」

伊織「ふーん……ちょっと待ちなさいよ。アンタが選んだの?」

P「まさか、この前出掛けた時に選んで貰ったんだよ」

伊織「……あ、そう」

P「……なんか怒ってないか?」

伊織「何で私が怒らないといけないのよ」

P「……今度。何処か遊びに行くか?」

伊織「本当!? ……アンタが行きたいなら、ついて行ってあげても良いわ」

P「ああ。行こう」

伊織「……絶対よ?」

P「……絶対だ」

86: 2014/06/18(水) 15:31:00.59
伊織「プロデューサー?」

伊織「……寝ているみたいね」

伊織「毛布は何処かしら?」

伊織「……あった。全く……この伊織ちゃんにこんな事をさせるなんて、ダメね」

伊織「……ありがと」

P「……伊織?」

伊織「バカ! 急に起き上がったら……」

ちゅっ

P「……あ」

伊織「……!!」

87: 2014/06/18(水) 15:36:17.40
伊織「変態! 大変態! 超変態! 究極変態神!」

P「……俺だけが悪い訳じゃ……」

伊織「は?」ギロッ

P「全ては私の責任でこざいます」

伊織「そうよ! わ、私の……う……!」

P「責任は取るから、な?」

伊織「な……!?」

P「伊織?」

伊織「そ、そんなの当たり前でしょ! きちんと責任取って貰うんだから!」

88: 2014/06/18(水) 15:43:23.64
P「これが終われば、伊織もトップクラスのアイドルに仲間入りだ!」

伊織「にひひっ♪ まあ、楽勝ね!」

P「開幕は思い出を温存しつつ……」

伊織「プロデューサー」

P「ん? 最初から思い出のラッシュが良いか?」

伊織「違うわよ」chu

P「」

伊織「絶対に私、トップアイドルになるから……続きは後でね。にひひっ♪」

P「あ、おい……」

伊織「さあ、行くわよ!」


end

89: 2014/06/18(水) 15:48:22.70
とりあえず、終わりです。

ありがとうございました。

90: 2014/06/18(水) 16:02:39.75
乙!

93: 2014/06/18(水) 18:13:04.28
イヤイヤまだまだこれからやろ?
Pといおりんのあまあまなイチャイチャ結婚生活をだな乙

引用元: 伊織「暇なんだけれど」P「……だな」