1: 2008/11/24(月) 20:12:07.38 ID:2v+G5nsfO
狼男「いや…犬じゃないからね…」
女「実家では三匹飼ってるんです」
狼男「あんまりふざけたこと言ってると食べちゃうよ」
女「お腹がすいてるんですか?
可哀相なので、特別にご飯を食べさせてあげます」
女「実家では三匹飼ってるんです」
狼男「あんまりふざけたこと言ってると食べちゃうよ」
女「お腹がすいてるんですか?
可哀相なので、特別にご飯を食べさせてあげます」
5: 2008/11/24(月) 20:14:44.86 ID:2v+G5nsfO
女「ちょうど買い物帰りなのでソーセージがありました。
はい、どうぞ」
狼男「いや、だから…」
女「…魚肉は嫌なんですか?」
狼男「…だから」
女「おうちになら、他にもあるんですけど…」
はい、どうぞ」
狼男「いや、だから…」
女「…魚肉は嫌なんですか?」
狼男「…だから」
女「おうちになら、他にもあるんですけど…」
6: 2008/11/24(月) 20:16:50.88 ID:2v+G5nsfO
女「なでなでしてもいいですか?」
狼男「食うよ」
女「もう我慢できません。もう撫で回しちゃいますね」
ナデナデ
狼男「こら…」
女「はぁ…ふかふかです」
狼男「食うよ」
女「もう我慢できません。もう撫で回しちゃいますね」
ナデナデ
狼男「こら…」
女「はぁ…ふかふかです」
8: 2008/11/24(月) 20:19:10.57 ID:2v+G5nsfO
女「はぁあああ…もう駄目です。抱きしめさせて下さい」
狼男「だから駄目だって」
ギュゥウウウウ
女「暖かいです!ふかふかです!
ワンちゃん、私のおうちに来ましょう!」
狼男「……だから食うって言ってるだろ」
狼男「だから駄目だって」
ギュゥウウウウ
女「暖かいです!ふかふかです!
ワンちゃん、私のおうちに来ましょう!」
狼男「……だから食うって言ってるだろ」
10: 2008/11/24(月) 20:21:06.03 ID:2v+G5nsfO
狼男「いいかげんにしろっ!」ガブッ
女「あぁああ…ワンちゃんに噛み付かれてしまいました…」
狼男「食いちぎるよ」
女「し…幸せです…」
狼男「うわっ、気持ち悪い」ペッ
女「あぁああ…ワンちゃんに噛み付かれてしまいました…」
狼男「食いちぎるよ」
女「し…幸せです…」
狼男「うわっ、気持ち悪い」ペッ
11: 2008/11/24(月) 20:23:49.96 ID:2v+G5nsfO
女「ワンちゃんワンちゃん、こっちですよ!」
狼男「…なんでついてってるんだ俺」
女「あ、私のマンションペット禁止なんで内緒にしておいて下さいね」
狼男「ぺ…ペット…」
女「はい。ワンちゃんは今日から私のペットです」
狼男「…なんでついてってるんだ俺」
女「あ、私のマンションペット禁止なんで内緒にしておいて下さいね」
狼男「ぺ…ペット…」
女「はい。ワンちゃんは今日から私のペットです」
13: 2008/11/24(月) 20:26:14.30 ID:2v+G5nsfO
狼男「さて…ここまでついてきたのはいいが…」
女「はぁ、いろいろ用意しないといけませんね。
ドックフードにペットシートに…」
狼男「だから犬じゃないんだって」
女「どう見ても猫さんには見えませんよ」
狼男「面倒臭い…もう食おう…」
女「はぁ、いろいろ用意しないといけませんね。
ドックフードにペットシートに…」
狼男「だから犬じゃないんだって」
女「どう見ても猫さんには見えませんよ」
狼男「面倒臭い…もう食おう…」
14: 2008/11/24(月) 20:28:58.16 ID:2v+G5nsfO
狼男(噛まれてるときが気持ち悪いからな…
後ろから一気に息のねを…)
女「嬉しいなぁ、ワンちゃんと一緒に暮らせるなんて」
狼男(そーっと、そーっと)ソロリソロリ
ボソッ
女「…一人はさみしいから」
ピタッ
狼男「………」
後ろから一気に息のねを…)
女「嬉しいなぁ、ワンちゃんと一緒に暮らせるなんて」
狼男(そーっと、そーっと)ソロリソロリ
ボソッ
女「…一人はさみしいから」
ピタッ
狼男「………」
16: 2008/11/24(月) 20:30:59.72 ID:2v+G5nsfO
ハムッ
女「え?わ…ワンちゃん?」
ハムハム
女「あはは、くすぐったいよ。
あ、そうだ、お腹がすいてたんだね。
お肉あげるからね」
狼男「豚肉がいいな」
女「はい、わかりましたよ」
女「え?わ…ワンちゃん?」
ハムハム
女「あはは、くすぐったいよ。
あ、そうだ、お腹がすいてたんだね。
お肉あげるからね」
狼男「豚肉がいいな」
女「はい、わかりましたよ」
17: 2008/11/24(月) 20:34:46.42 ID:2v+G5nsfO
狼男「ふぅ…満足だ…」
女「いっぱい食べたね。
結局、牛肉も鶏肉もラム肉も食べちゃって」
狼男(もともと人一人食べる予定だったからな)
女「ワンちゃんのご飯代だけで家計が苦しいですね」
狼男「じゃあ出てくよ」
女「ま、待って、大丈夫ですよ!
他のお金を抑えていけばなんとかなりますから」
狼男(…俺のどこがいいのやら)
女「いっぱい食べたね。
結局、牛肉も鶏肉もラム肉も食べちゃって」
狼男(もともと人一人食べる予定だったからな)
女「ワンちゃんのご飯代だけで家計が苦しいですね」
狼男「じゃあ出てくよ」
女「ま、待って、大丈夫ですよ!
他のお金を抑えていけばなんとかなりますから」
狼男(…俺のどこがいいのやら)
19: 2008/11/24(月) 20:37:27.42 ID:2v+G5nsfO
女「予防接種もしないといけませんねぇ」
狼男「いらないってそんなもん」
女「駄目です!」
狼男「だから犬じゃないんだって」
女「嘘です!猫さんがそんな鼻してるわけありません」
狼男「お前には犬か猫しかないのか!」
狼男「いらないってそんなもん」
女「駄目です!」
狼男「だから犬じゃないんだって」
女「嘘です!猫さんがそんな鼻してるわけありません」
狼男「お前には犬か猫しかないのか!」
20: 2008/11/24(月) 20:39:23.32 ID:2v+G5nsfO
女「お風呂沸きましたよ」
狼男「……は?」
女「きれいきれいしましょうね」
狼男「嫌だって」
女「きれいにしないと一緒に寝れないじゃないですか!」
狼男「一緒に寝るってなんだよ!」
狼男「……は?」
女「きれいきれいしましょうね」
狼男「嫌だって」
女「きれいにしないと一緒に寝れないじゃないですか!」
狼男「一緒に寝るってなんだよ!」
23: 2008/11/24(月) 20:44:08.22 ID:2v+G5nsfO
女「わしゃわしゃわしゃ」
狼男「………」
女「あれ?大人しいですね。
実家のワンちゃん達はみんなお風呂嫌いなんですけど」
狼男「………」
女「お風呂好きのワンちゃん…はうぁあああ、夢が広がるよぅ…」
狼男(やっぱりこいつ食おうかな)
狼男「………」
女「あれ?大人しいですね。
実家のワンちゃん達はみんなお風呂嫌いなんですけど」
狼男「………」
女「お風呂好きのワンちゃん…はうぁあああ、夢が広がるよぅ…」
狼男(やっぱりこいつ食おうかな)
24: 2008/11/24(月) 20:47:14.28 ID:2v+G5nsfO
女「さぁ、ここに」ポンポン
狼男「………」
女「へいかもんです」
狼男「嫌だって」
ボソッ
女「…ワンちゃんと一緒に寝るの楽しみにしてたのに」
狼男「わーったよ、くそっ」
狼男(変に耳が良いものだから…)
狼男「………」
女「へいかもんです」
狼男「嫌だって」
ボソッ
女「…ワンちゃんと一緒に寝るの楽しみにしてたのに」
狼男「わーったよ、くそっ」
狼男(変に耳が良いものだから…)
27: 2008/11/24(月) 20:50:37.66 ID:2v+G5nsfO
女「ふかふかです…暖かいです…」スリスリ
狼男「………」
女「うーん…ふかふ…か…」
スー…スー…
狼男「寝たか…さて離脱するかな」
グイッグイッ
狼男「…はなさない」
女「むにゃ…ワンちゃん…もう絶対にはなしませんからね…」
狼男「………」
女「うーん…ふかふ…か…」
スー…スー…
狼男「寝たか…さて離脱するかな」
グイッグイッ
狼男「…はなさない」
女「むにゃ…ワンちゃん…もう絶対にはなしませんからね…」
29: 2008/11/24(月) 20:54:30.06 ID:2v+G5nsfO
女「ふわぁ…もう朝ですか…」
グー…グー…
女「ふふふ、そうでした。
ワンちゃんと一緒に寝てたんですね」
女「…本当は衛生上駄目なんですが、お目覚めのチューを」
男「ぐー…ぐー…」
女「…だ…誰ですか…この人」
グー…グー…
女「ふふふ、そうでした。
ワンちゃんと一緒に寝てたんですね」
女「…本当は衛生上駄目なんですが、お目覚めのチューを」
男「ぐー…ぐー…」
女「…だ…誰ですか…この人」
31: 2008/11/24(月) 20:56:56.77 ID:2v+G5nsfO
男「う…うーん…」
女「ななな何なんですか!?あなたは!」
男「……は?」
女「ひ…人の家に勝手に入って…」
男「いや、おま……ああ、そうか」
女「ななな何なんですか!?あなたは!」
男「……は?」
女「ひ…人の家に勝手に入って…」
男「いや、おま……ああ、そうか」
33: 2008/11/24(月) 20:58:25.91 ID:2v+G5nsfO
男「…ワンちゃんだよ」
女「ワンちゃん?ふ、ふざけないで下さい!」
男「いや、だから…」
女「ひゃあ!こ、こっちに来ないで下さい!」
女「ワンちゃん?ふ、ふざけないで下さい!」
男「いや、だから…」
女「ひゃあ!こ、こっちに来ないで下さい!」
36: 2008/11/24(月) 21:00:59.16 ID:2v+G5nsfO
男「昨日、豚肉、牛肉、鳥肉合わせて二キロ食べた。
実のとこ足りなかったけど」
女「…………」
男「風呂も一緒に入った」
女「…お風呂…あわわ…」
男「そして一緒に寝た」
女「あわわわわわわわわわわわわわ」
実のとこ足りなかったけど」
女「…………」
男「風呂も一緒に入った」
女「…お風呂…あわわ…」
男「そして一緒に寝た」
女「あわわわわわわわわわわわわわ」
37: 2008/11/24(月) 21:02:49.79 ID:2v+G5nsfO
女「ほ…本当にワンちゃんなんですか?」
男「だから犬じゃないって」
女「その返し…本当なんですね…」
男「おう」
女「も…もうお嫁にいけません…」
男「だから犬じゃないって」
女「その返し…本当なんですね…」
男「おう」
女「も…もうお嫁にいけません…」
39: 2008/11/24(月) 21:05:40.57 ID:2v+G5nsfO
女「…せめて、ワンちゃんの姿になってください」
男「…無理」
女「お願いします!」
男「いや、だからなれないんだって」
女「…なんでですか」
男「朝だし」
女「夜なら大丈夫なんですか?」
男「満月じゃないと」
女「そ…そんな…月一しかワンちゃんになれないなんて…」
男「…無理」
女「お願いします!」
男「いや、だからなれないんだって」
女「…なんでですか」
男「朝だし」
女「夜なら大丈夫なんですか?」
男「満月じゃないと」
女「そ…そんな…月一しかワンちゃんになれないなんて…」
40: 2008/11/24(月) 21:07:50.55 ID:2v+G5nsfO
男「じゃあそういうことで帰るぞ」
女「ま、待って…」
男「俺はもうワンちゃんじゃないんだぞ」
女「…来月になったらまたワンちゃんになれるんですよね?」
男「満月の夜な」
女「それまで我慢します」
男(…我慢って)
女「ま、待って…」
男「俺はもうワンちゃんじゃないんだぞ」
女「…来月になったらまたワンちゃんになれるんですよね?」
男「満月の夜な」
女「それまで我慢します」
男(…我慢って)
41: 2008/11/24(月) 21:11:06.05 ID:2v+G5nsfO
男「さっきから思ってたんだけど」
女「な、なんですか?ワンちゃん…」
男「なんでそんなにビクビクしてんだ?」
女「…男の人はちょっと苦手で」
男「…なるほど」ペタッ
女「ひゃぁああ!」
男(面白い)
女「な、なんですか?ワンちゃん…」
男「なんでそんなにビクビクしてんだ?」
女「…男の人はちょっと苦手で」
男「…なるほど」ペタッ
女「ひゃぁああ!」
男(面白い)
45: 2008/11/24(月) 21:23:10.16 ID:2v+G5nsfO
女「ご…ご飯は…やっぱり生肉ですか?」
男「別にこの状態なら人間と変わらないから何でもいいよ」
女「…そうですか」
男「お腹もあんまり減らないしさ。まぁ経済的にはいいと思うぞ」
女「…はい、それは助かります」
男(…そのわりには残念そうだな)
男「別にこの状態なら人間と変わらないから何でもいいよ」
女「…そうですか」
男「お腹もあんまり減らないしさ。まぁ経済的にはいいと思うぞ」
女「…はい、それは助かります」
男(…そのわりには残念そうだな)
46: 2008/11/24(月) 21:25:29.25 ID:2v+G5nsfO
女「では行ってきますね」
男「どこにだ?」
女「学校です」
男「ふーん」
女「………」
男「どうした?」
女「…行ってきますのチューをするのが楽しみだったんですが」
男「………」
男「どこにだ?」
女「学校です」
男「ふーん」
女「………」
男「どうした?」
女「…行ってきますのチューをするのが楽しみだったんですが」
男「………」
47: 2008/11/24(月) 21:29:12.85 ID:2v+G5nsfO
女「や、やっぱりします」
男「…いや、無理にせんでも」
女「だ、だってあなたワンちゃんなんですよね?」
男「ま…まぁ…」
女「ん、んー!」チュッ
男「………」
女「う…うぇぇ…ワンちゃん以外とのファーストキス…うわぁぁん!」
男(俺の意思無視しといて泣くなよ)
男「…いや、無理にせんでも」
女「だ、だってあなたワンちゃんなんですよね?」
男「ま…まぁ…」
女「ん、んー!」チュッ
男「………」
女「う…うぇぇ…ワンちゃん以外とのファーストキス…うわぁぁん!」
男(俺の意思無視しといて泣くなよ)
50: 2008/11/24(月) 21:35:40.58 ID:2v+G5nsfO
女「ひっく…お腹すいたら…冷蔵庫にあるもの…
ひっく…食べて下さい…」
男「…おう」
女「…押し入れを探したら実家から持ってきてた…
ペットシートがあるんで…ぐす…
よかったら使って…ひっく…うぇぇ…」
男(怒るに怒れない…)
ひっく…食べて下さい…」
男「…おう」
女「…押し入れを探したら実家から持ってきてた…
ペットシートがあるんで…ぐす…
よかったら使って…ひっく…うぇぇ…」
男(怒るに怒れない…)
51: 2008/11/24(月) 21:37:23.52 ID:2v+G5nsfO
男「さて、何するかな」
男「暇だなぁ…」
男「掃除でもしといてやるかな…」
男「でも、男に勝手に部屋漁られるのも嫌だろうし…」
男「…寝るか」
男「暇だなぁ…」
男「掃除でもしといてやるかな…」
男「でも、男に勝手に部屋漁られるのも嫌だろうし…」
男「…寝るか」
52: 2008/11/24(月) 21:43:47.06 ID:2v+G5nsfO
女「ワンちゃん、今帰りましたよ」
男「ぐー…ぐー…」
女「…寝てる」
ゴロン
女「髪質は…ワンちゃんのときに似てます…」
女「…そーっと」スーッ
男「………」ハムッ
女「んにゃぁああああああああ!」
男「ぐー…ぐー…」
女「…寝てる」
ゴロン
女「髪質は…ワンちゃんのときに似てます…」
女「…そーっと」スーッ
男「………」ハムッ
女「んにゃぁああああああああ!」
54: 2008/11/24(月) 21:46:44.58 ID:2v+G5nsfO
男「ん…帰ってきたのか…」
女「うぇぇええん!」
男「…何で泣いてるんだ?」
女「噛んだぁああ!噛んだぁあああ!」
男「………は?」
女「うぇぇええん!」
男「…何で泣いてるんだ?」
女「噛んだぁああ!噛んだぁあああ!」
男「………は?」
55: 2008/11/24(月) 21:48:34.74 ID:2v+G5nsfO
女「ひっく…ぐず…ご飯買ってきました…」
男「ん?ああ」
女「…食べますか?」
グゥー
男「ちょうど腹減ったな。よし食おう」
男「ん?ああ」
女「…食べますか?」
グゥー
男「ちょうど腹減ったな。よし食おう」
56: 2008/11/24(月) 21:50:38.11 ID:2v+G5nsfO
ガツガツガツ…ムシャムシャ…
女「その食べっぷりはワンちゃんそのものです…」ウットリ
男「…ん?」
女「どんどん食べてて下さいね」
男(まぁ機嫌が良くなったからいいか)
女「その食べっぷりはワンちゃんそのものです…」ウットリ
男「…ん?」
女「どんどん食べてて下さいね」
男(まぁ機嫌が良くなったからいいか)
57: 2008/11/24(月) 21:53:24.64 ID:2v+G5nsfO
女「わ…わわわ、ワンちゃん…」
男「どうした?」
女「お、おふ、おうふ…」
男「…何が言いたいんだ?」
女「一緒にお風呂に入りましょう!」
男「いや…だって…」
女「も…もう決めちゃったんです!
一緒にお風呂に入るって…」
男「どうした?」
女「お、おふ、おうふ…」
男「…何が言いたいんだ?」
女「一緒にお風呂に入りましょう!」
男「いや…だって…」
女「も…もう決めちゃったんです!
一緒にお風呂に入るって…」
62: 2008/11/24(月) 21:55:16.58 ID:2v+G5nsfO
女「う…うぇーん…」
男「泣くくらいならやめたほうが…」
女「だって…きれいにしないと…一緒に…」
男「……寝るの?」
女「うわぁああああん!」
男「泣くくらいならやめたほうが…」
女「だって…きれいにしないと…一緒に…」
男「……寝るの?」
女「うわぁああああん!」
64: 2008/11/24(月) 22:00:17.36 ID:2v+G5nsfO
女「ぐす…ひっく…」
男「もう泣くな」フキフキ
女「…うん」
男「嫌なら無理して一緒に寝る必要なんてないんだからさ」
女「…でも」
男「…ん?」
女「…一人はさみしいんだもん」
男「……そうか」ナデナデ
男「もう泣くな」フキフキ
女「…うん」
男「嫌なら無理して一緒に寝る必要なんてないんだからさ」
女「…でも」
男「…ん?」
女「…一人はさみしいんだもん」
男「……そうか」ナデナデ
65: 2008/11/24(月) 22:02:11.35 ID:2v+G5nsfO
ギュッ
女「…ふかふかじゃない」
男「悪かったな」
女「でも暖かい」
男「…そうか」
女「ワンちゃん…」
男「なんだ?」
女「おやすみ」
男「おう、おやすみ」
女「…ふかふかじゃない」
男「悪かったな」
女「でも暖かい」
男「…そうか」
女「ワンちゃん…」
男「なんだ?」
女「おやすみ」
男「おう、おやすみ」
66: 2008/11/24(月) 22:05:54.05 ID:2v+G5nsfO
約一ヶ月後
女「ワンちゃんただい…」
狼男「おう」
女「わ…ワンちゃん…」ワナワナワナ
女「ワンちゃーん!」タタタタタッガバッ
狼男「おわっ!」
女「ワンちゃんワンちゃんワンちゃーん!」スリスリスリ
狼男「……おう」
女「ワンちゃんただい…」
狼男「おう」
女「わ…ワンちゃん…」ワナワナワナ
女「ワンちゃーん!」タタタタタッガバッ
狼男「おわっ!」
女「ワンちゃんワンちゃんワンちゃーん!」スリスリスリ
狼男「……おう」
68: 2008/11/24(月) 22:12:20.62 ID:2v+G5nsfO
女「好き好き好きだーい好き」スリスリ
狼男「………」
狼男(しっかし…なんでこいつはこんなに美味そうなんだろ…)
パクッ
女「ひゃあぁあぁぁ…ワンちゃんに食べられちゃうぅ」
狼男(気持ち悪いから食べないけど…)ハムハム
狼男「………」
狼男(しっかし…なんでこいつはこんなに美味そうなんだろ…)
パクッ
女「ひゃあぁあぁぁ…ワンちゃんに食べられちゃうぅ」
狼男(気持ち悪いから食べないけど…)ハムハム
72: 2008/11/24(月) 22:37:47.72 ID:2v+G5nsfO
女「ワンちゃん…ワンちゃん…」スリスリ
狼男「いい加減にはなしてくれる?」
女「嫌です。一ヶ月ぶんのワンちゃん好き好き分を
今夜だけで使わないといけないんですから」
狼男「…お腹すいたんだけど」
女「もう私を食べてください」
狼男「……いや」
狼男「いい加減にはなしてくれる?」
女「嫌です。一ヶ月ぶんのワンちゃん好き好き分を
今夜だけで使わないといけないんですから」
狼男「…お腹すいたんだけど」
女「もう私を食べてください」
狼男「……いや」
76: 2008/11/24(月) 22:59:05.58 ID:2v+G5nsfO
女「…ワン…ちゃん…」スー…スー…
狼男「ずっと起きてるって言ってたわりにはすぐ寝たな」
女「あ…あふっ…ワンちゃん、だめだってば…むにゃ…」
狼男「…どんな夢みてんだよ」
女「あ…あ…はらわた食べられたらし…死んじゃう…」ビクッビクッ
狼男「…マジでどんな夢見てんだよ」
狼男「ずっと起きてるって言ってたわりにはすぐ寝たな」
女「あ…あふっ…ワンちゃん、だめだってば…むにゃ…」
狼男「…どんな夢みてんだよ」
女「あ…あ…はらわた食べられたらし…死んじゃう…」ビクッビクッ
狼男「…マジでどんな夢見てんだよ」
223: 2008/11/28(金) 00:11:47.78 ID:uV4ND1930
出会ってから暫くして
女「ワンちゃん・・・」もふ・・・
狼男(今日はそんなに抱きしめてこないな・・・)
「最近疲れてるのか?帰りも遅いし・・・」
女「・・・すー・・・」
狼男(寝てしまった・・・)
狼男(食費嵩んでるんだろうな、でバイトしてると。さっさと俺のこと追い出せばいいのに)
女「一人は寂しい」
狼男「・・・ちっ。」
女「ワンちゃん・・・」もふ・・・
狼男(今日はそんなに抱きしめてこないな・・・)
「最近疲れてるのか?帰りも遅いし・・・」
女「・・・すー・・・」
狼男(寝てしまった・・・)
狼男(食費嵩んでるんだろうな、でバイトしてると。さっさと俺のこと追い出せばいいのに)
女「一人は寂しい」
狼男「・・・ちっ。」
224: 2008/11/28(金) 00:14:54.15 ID:uV4ND1930
女「折角のワンちゃんデーだったのに寝てしまいました・・・悲しいです」
男「それは残念だったな」
女「はぅ・・・来月を楽しみにします。
あ、今日も帰りが遅くなるので・・・」
男「あぁ、俺も出かけてくる。遅くなるから気にするな。」
女「?」
男「それは残念だったな」
女「はぅ・・・来月を楽しみにします。
あ、今日も帰りが遅くなるので・・・」
男「あぁ、俺も出かけてくる。遅くなるから気にするな。」
女「?」
228: 2008/11/28(金) 00:19:57.93 ID:uV4ND1930
店主「あー、ごめんね。今バイトは募集してないんだ。」
男「・・・そうですか。分かりました、失礼します。」
店主「他当たってね。あと、どうでもいいけどさ君って無愛想だよ。」
男「・・・。」
店主「それを直さないとどこも駄目な気がするなー、余計なおせっかいかもしれないけど。」
男「月に一回とはいえ、お前らが食料に見えるんだぞ。普通の付き合いができるわけないだろう。」
もう、夜か・・・。あいつ、部屋で待ってるのかな」
男「・・・そうですか。分かりました、失礼します。」
店主「他当たってね。あと、どうでもいいけどさ君って無愛想だよ。」
男「・・・。」
店主「それを直さないとどこも駄目な気がするなー、余計なおせっかいかもしれないけど。」
男「月に一回とはいえ、お前らが食料に見えるんだぞ。普通の付き合いができるわけないだろう。」
もう、夜か・・・。あいつ、部屋で待ってるのかな」
232: 2008/11/28(金) 00:27:58.83 ID:uV4ND1930
女「ただいまー・・・ワンちゃん、遅くなりました・・・と。」
女「ワンちゃん、まだ帰ってきてないんですね・・・。」ガサゴソ
女(疲れたなー・・・でも、ワンちゃんの為だもの。)
女「・・・静かだな・・・」
男「・・・ただいま・・・。」
女「ワンちゃん!お帰りなさい!」
男「おぅ!?やけに元気がいいな。」
女「あ、ごめんなさい・・・」ビクッ
男「いや、怒ってないから」
女(何で満月の日じゃないのに、居てくれて嬉しく思ったんだろう。)
男(こいつやっぱり隣に誰か居ないと駄目な奴なんだな。)
女「ワンちゃん、まだ帰ってきてないんですね・・・。」ガサゴソ
女(疲れたなー・・・でも、ワンちゃんの為だもの。)
女「・・・静かだな・・・」
男「・・・ただいま・・・。」
女「ワンちゃん!お帰りなさい!」
男「おぅ!?やけに元気がいいな。」
女「あ、ごめんなさい・・・」ビクッ
男「いや、怒ってないから」
女(何で満月の日じゃないのに、居てくれて嬉しく思ったんだろう。)
男(こいつやっぱり隣に誰か居ないと駄目な奴なんだな。)
234: 2008/11/28(金) 00:32:08.25 ID:uV4ND1930
次の日
男「今日も出かけてくるから。」
女「あ・・・ワンちゃん、何処に行くんですか?」
男「何処でもいいだろう。」
女「ひぅっ!すみません・・・」
男「・・・。」バタン
女「やっぱり男の人は苦手です・・・。」
男(折角の休日なんだから大人しくしてろ。俺が居るとびくびくして休めないだろうが)
男「くそ・・・何で俺はこんなにお節介焼いているんだ・・・調子が狂う」
男「今日も出かけてくるから。」
女「あ・・・ワンちゃん、何処に行くんですか?」
男「何処でもいいだろう。」
女「ひぅっ!すみません・・・」
男「・・・。」バタン
女「やっぱり男の人は苦手です・・・。」
男(折角の休日なんだから大人しくしてろ。俺が居るとびくびくして休めないだろうが)
男「くそ・・・何で俺はこんなにお節介焼いているんだ・・・調子が狂う」
235: 2008/11/28(金) 00:38:40.59 ID:uV4ND1930
引越屋「おーい、男くん!次はこれ運ぶよー!」
男 「はーい・・・!」
引越屋「いやー、男くん体力あるね。これはいい人雇えたかな」
男 「はぁ・・・どうも。(何せ狼男だからな、体の構造が少し違うんだろう)」
引越屋「このバイトは引っ切り無しに人が入れ替わるから・・・今日も急に一人居なくなって困ってたからちょうどよかったよ。」
男 「はい、これからもよろしくお願いします。」
引越屋「えーと、それで基本いつでも仕事組んでいいんだね?」ペラッ
男 「はい、いつでも大丈夫です。満月の日以外」
引越屋「?」
男 「はーい・・・!」
引越屋「いやー、男くん体力あるね。これはいい人雇えたかな」
男 「はぁ・・・どうも。(何せ狼男だからな、体の構造が少し違うんだろう)」
引越屋「このバイトは引っ切り無しに人が入れ替わるから・・・今日も急に一人居なくなって困ってたからちょうどよかったよ。」
男 「はい、これからもよろしくお願いします。」
引越屋「えーと、それで基本いつでも仕事組んでいいんだね?」ペラッ
男 「はい、いつでも大丈夫です。満月の日以外」
引越屋「?」
238: 2008/11/28(金) 00:45:07.82 ID:uV4ND1930
男「なぁ?」
女「は、はい!?何ですか、ワンちゃん!?」
男「何で俺をこの部屋に居させるんだ?彼氏を作るなり友達呼ぶなりすればいいじゃないか」
女「あ・・・えーと・・・」
男「・・・言いにくいことか、すまん。」
女「いえ!そんな大した事じゃないんです!
ただ・・・私、ちょっと抜けてるところがあって・・・。
他の皆といても会話のテンポに上手く乗れないんですよ・・・。」
男「・・・。」
女「動物は与えた愛情の分、同じくらい愛してくれます。だから好きなんです。」
引越屋「次の仕事始めるよー!」
男 「・・・はーい!」
女「は、はい!?何ですか、ワンちゃん!?」
男「何で俺をこの部屋に居させるんだ?彼氏を作るなり友達呼ぶなりすればいいじゃないか」
女「あ・・・えーと・・・」
男「・・・言いにくいことか、すまん。」
女「いえ!そんな大した事じゃないんです!
ただ・・・私、ちょっと抜けてるところがあって・・・。
他の皆といても会話のテンポに上手く乗れないんですよ・・・。」
男「・・・。」
女「動物は与えた愛情の分、同じくらい愛してくれます。だから好きなんです。」
引越屋「次の仕事始めるよー!」
男 「・・・はーい!」
239: 2008/11/28(金) 00:51:34.80 ID:uV4ND1930
引越屋「はい、じゃあ今回のお給料。」
男 「ありがとうございます。」
引越屋「そういえばさ、君の住所ってどうなってるの?何か記述がおかしいんだけど・・・」
男 「あー、そのー・・・。(しまったな、そこらへん上手くごまかしてたのに)」
引越屋「別にいいんだけどさ、私はそこらへんフランクっつーか適当だからさ。いや、大分問題なんだけどねw」
男 「・・・。(問題すぎるだろ・・・助かったけど。)」
男 「ありがとうございます。」
引越屋「そういえばさ、君の住所ってどうなってるの?何か記述がおかしいんだけど・・・」
男 「あー、そのー・・・。(しまったな、そこらへん上手くごまかしてたのに)」
引越屋「別にいいんだけどさ、私はそこらへんフランクっつーか適当だからさ。いや、大分問題なんだけどねw」
男 「・・・。(問題すぎるだろ・・・助かったけど。)」
241: 2008/11/28(金) 00:57:19.03 ID:uV4ND1930
男「ただいま」
女「あ、お帰りなさい・・・」
男「そんな物陰からこっちを見て言うなよ、ほらっ」ヒョイ
女「わわ・・・ってこれは・・・?お金?」
男「滞在費だ、全部やる。」
女「え!?どうしたんですか、こんなに!?まさか犯罪!?」
男「・・・。」
女「それとも誰かを脅したり!?・・・あぁ・・・私がきつくしつけなかったから・・・」シクシク
男「・・・寝る。」
女「ちょっと待ってください!お話があります!ワンちゃん、ワンちゃん!?」
男(あ・・・バイト減らせって言うの忘れた・・・まぁ明日で良いや・・・疲れた。)
女「あ、お帰りなさい・・・」
男「そんな物陰からこっちを見て言うなよ、ほらっ」ヒョイ
女「わわ・・・ってこれは・・・?お金?」
男「滞在費だ、全部やる。」
女「え!?どうしたんですか、こんなに!?まさか犯罪!?」
男「・・・。」
女「それとも誰かを脅したり!?・・・あぁ・・・私がきつくしつけなかったから・・・」シクシク
男「・・・寝る。」
女「ちょっと待ってください!お話があります!ワンちゃん、ワンちゃん!?」
男(あ・・・バイト減らせって言うの忘れた・・・まぁ明日で良いや・・・疲れた。)
245: 2008/11/28(金) 01:03:13.31 ID:uV4ND1930
引越屋「さぁ今日もお仕事頑張るよー!」
男 「はい」
女「ワンちゃんは今日もいない、空いた時間どうしよう」
引越屋「君ってさ、最初に会ったときは無愛想だと思ったけどさ。」
男 「?」
引越屋「最近は何か丸くなった気がするよ。何処がとはいえないけど」
女「いや、あの人は満月の日以外ワンちゃんじゃない・・・。」
引越屋「でさ、ちょっと耳寄りな情報があるのよ」
男 「・・・なんでしょう?」
引越屋「うちの系列にさ、格安のアパートがあるのよ。実質は社宅?みたいな感じな。訳ありならそこを紹介するよ?」
女「ワンちゃんじゃないのに、そばにいないと寂しいの、私?」
男 「はい」
女「ワンちゃんは今日もいない、空いた時間どうしよう」
引越屋「君ってさ、最初に会ったときは無愛想だと思ったけどさ。」
男 「?」
引越屋「最近は何か丸くなった気がするよ。何処がとはいえないけど」
女「いや、あの人は満月の日以外ワンちゃんじゃない・・・。」
引越屋「でさ、ちょっと耳寄りな情報があるのよ」
男 「・・・なんでしょう?」
引越屋「うちの系列にさ、格安のアパートがあるのよ。実質は社宅?みたいな感じな。訳ありならそこを紹介するよ?」
女「ワンちゃんじゃないのに、そばにいないと寂しいの、私?」
246: 2008/11/28(金) 01:09:19.86 ID:uV4ND1930
ガチャ
女「お帰りなさい」
男「ただいま」
女「・・・あ、あのすぐにご飯用意しますね!」
男「おぅ、大盛りで頼む。」
男「・・・ご馳走さま」
女「お粗末さまです」
男「・・・。」
女「・・・。」ソワソワ
男「あのさ。」
女「は、はい!」
男「俺、ここ出てくわ。」
女「お帰りなさい」
男「ただいま」
女「・・・あ、あのすぐにご飯用意しますね!」
男「おぅ、大盛りで頼む。」
男「・・・ご馳走さま」
女「お粗末さまです」
男「・・・。」
女「・・・。」ソワソワ
男「あのさ。」
女「は、はい!」
男「俺、ここ出てくわ。」
247: 2008/11/28(金) 01:15:48.34 ID:uV4ND1930
女「・・・え?」
男「あー・・・、月一でお前には狼男の姿で会いに来る。
男は苦手なんだろ?住む所が見つかったんだ。
お前はバイトで疲れることもなくなるし。
犬・・・っつか俺なんだが、犬とも遊べる。」
男「荷物もないし、もう行くな。」
女「そんな急に!」
男「じゃあな」バタン
女「ワンちゃん・・・ワンちゃん・・・」
男「あー・・・、月一でお前には狼男の姿で会いに来る。
男は苦手なんだろ?住む所が見つかったんだ。
お前はバイトで疲れることもなくなるし。
犬・・・っつか俺なんだが、犬とも遊べる。」
男「荷物もないし、もう行くな。」
女「そんな急に!」
男「じゃあな」バタン
女「ワンちゃん・・・ワンちゃん・・・」
249: 2008/11/28(金) 01:21:19.99 ID:uV4ND1930
引越屋「そっかそっか、じゃあ管理人さんに口利きしておくね」
男 「・・・どうも」
引越屋「何か辛気臭い顔してるよー?」
男 「いえ、大丈夫です。」
引越屋「いやいや、何かあったね。わかるわかる。だって、何もなかったら『何もありません』だもの
君のは『何かあったけど大丈夫』、それじゃあバレバレだよ。コミュニケーションの妙だねぇw」
男 「・・・。」
引越屋「まぁ今日は仕事もないし、もう一度ゆっくり考えてみたら?」
男 「・・・どうも」
引越屋「何か辛気臭い顔してるよー?」
男 「いえ、大丈夫です。」
引越屋「いやいや、何かあったね。わかるわかる。だって、何もなかったら『何もありません』だもの
君のは『何かあったけど大丈夫』、それじゃあバレバレだよ。コミュニケーションの妙だねぇw」
男 「・・・。」
引越屋「まぁ今日は仕事もないし、もう一度ゆっくり考えてみたら?」
250: 2008/11/28(金) 01:26:35.99 ID:uV4ND1930
近くの公園
男(あんな女には初めて会った
俺のことを怖がらないし、何故か放っておけない
出て行くときに、何でだか、足が重かった
あいつと会ってから調子が狂う
絶対にまともに仕事できないと思ってたのに普通にバイトしている俺がいる)
男「・・・ちっやっぱり何も考えずに食っちまえばよかった。何であの時ためらったんだよ、俺は。」
女「・・・ワンちゃん・・・見つけた。」
男「!?」
男(あんな女には初めて会った
俺のことを怖がらないし、何故か放っておけない
出て行くときに、何でだか、足が重かった
あいつと会ってから調子が狂う
絶対にまともに仕事できないと思ってたのに普通にバイトしている俺がいる)
男「・・・ちっやっぱり何も考えずに食っちまえばよかった。何であの時ためらったんだよ、俺は。」
女「・・・ワンちゃん・・・見つけた。」
男「!?」
251: 2008/11/28(金) 01:30:38.59 ID:uV4ND1930
男「よう、こんなところで合うなんて奇遇だな。」
女「奇遇なんかじゃないです・・・ワンちゃんを探していました。」
男「・・・。」
女「戻ってきてくれませんか?」
男「何でだよ?」
女「私・・・私、気づいたんです。ワンちゃんも大好きだけど、貴方も必要だってことに。」
男「・・・。」
女「初めて男の人と話して、暮らして、一緒にご飯を食べて・・・とても大切な時間だって事に気がつきました。」
男「・・・。」
女「だから・・・だから!帰ってきてください、男さんっ!!」
男「・・・!」
女「奇遇なんかじゃないです・・・ワンちゃんを探していました。」
男「・・・。」
女「戻ってきてくれませんか?」
男「何でだよ?」
女「私・・・私、気づいたんです。ワンちゃんも大好きだけど、貴方も必要だってことに。」
男「・・・。」
女「初めて男の人と話して、暮らして、一緒にご飯を食べて・・・とても大切な時間だって事に気がつきました。」
男「・・・。」
女「だから・・・だから!帰ってきてください、男さんっ!!」
男「・・・!」
255: 2008/11/28(金) 01:38:13.54 ID:uV4ND1930
男「初めて俺の名前を・・・」
女「私は今の貴方もワンちゃんのときの貴方も大好きです・・・」
男「・・・俺は・・・俺は・・・。」
女「・・・。」
男「今までずっと人と関わらないできたから・・・言葉がでてこない・・・
だから全部言う。
俺はお前との生活が嫌いじゃなかった。
お前を放っておけなかった。
出て行くときに辛かった。」
女「・・・。」
男「好きとかそういうのはまだ分からない。それでも、お前のそばにいてもいいのか?」
女「・・・はいっ!勿論ですっ!」
男「・・・有難う・・・。」
女「えへへ・・・暖かいです・・・。初めてそっちから抱きしめてもらいました。」
女「私は今の貴方もワンちゃんのときの貴方も大好きです・・・」
男「・・・俺は・・・俺は・・・。」
女「・・・。」
男「今までずっと人と関わらないできたから・・・言葉がでてこない・・・
だから全部言う。
俺はお前との生活が嫌いじゃなかった。
お前を放っておけなかった。
出て行くときに辛かった。」
女「・・・。」
男「好きとかそういうのはまだ分からない。それでも、お前のそばにいてもいいのか?」
女「・・・はいっ!勿論ですっ!」
男「・・・有難う・・・。」
女「えへへ・・・暖かいです・・・。初めてそっちから抱きしめてもらいました。」
257: 2008/11/28(金) 01:43:24.47 ID:uV4ND1930
男「しまったな、引越屋さんに連絡して社宅の話を断らないと・・・。」
女「あ、それなら既に済ませておきました」
男「何っ!?」
女「探したって言ったでしょう?私だって必死になればこれぐらい先回りできる女なんですよ、えっへん。」
男「全部わかっててあんな恥ずかしいセリフを言わせたのかっ・・・!」
女「ひゃうっ・・・!怒らないでください!」
男「俺が断ったらどうするつもりだったんだ」
女「絶対に引き止める決死の覚悟だったんですよ」
男「まったく・・・食えない女だ」
女「私、そんなワンちゃんも好きですよ」
fin
女「あ、それなら既に済ませておきました」
男「何っ!?」
女「探したって言ったでしょう?私だって必死になればこれぐらい先回りできる女なんですよ、えっへん。」
男「全部わかっててあんな恥ずかしいセリフを言わせたのかっ・・・!」
女「ひゃうっ・・・!怒らないでください!」
男「俺が断ったらどうするつもりだったんだ」
女「絶対に引き止める決死の覚悟だったんですよ」
男「まったく・・・食えない女だ」
女「私、そんなワンちゃんも好きですよ」
fin
259: 2008/11/28(金) 01:48:00.83 BE:419706353-2BP(3580)
>食えない女だ
うまい
そして乙です
とてもよかったです
うまい
そして乙です
とてもよかったです
引用元: 女「私、ワンちゃんは大好きですよ」
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