1: 2016/10/08(土) 07:32:19.33 ID:hjiV1ntj0

765プロ



真美「おはおはー!」

真美「って、あり? 誰もいない?」



真美「…………」

真美「んっふっふー! これはイタズラし放題ですな!」





https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475879538

2: 2016/10/08(土) 07:51:30.06 ID:hjiV1ntj0

真美「まずは律っちゃんのパソコンを起動してと……」

真美「えーっと、『恋するオトメ』っと」カタカタ

真美「おっ! あったあった!」

真美「これは、律っちゃんがこっそりやってる妄想爆発な裏ブログ……」

真美「バレていないと思ってるだろうけど、全くもって甘いですな~」

真美「これをトップにしておこう」



真美「……すぐ消されないようにブラウザを50個くらい起動しておきますか」




3: 2016/10/08(土) 07:55:59.09 ID:hjiV1ntj0

真美「次は兄ちゃんのパソコンの番ですな!」

真美「えーっと……特に怪しいものはなさそうだけど……」



真美「む? これは艦○れ!」

真美「仕事中にこれはいけませんな~!」

真美「さすがに解体は可哀想だから、資材全部を大型建造にまわしておこう」





4: 2016/10/08(土) 08:00:08.95 ID:hjiV1ntj0

真美「さて、お次はピヨちゃん!」

真美「何しようかな~と~!」



真美「あり? 引き出しの一番下の鍵が閉まってる……」

真美「これは怪しいですな~!」

真美「えーっと、ピヨちゃんくらいの年だと……」ゴソゴソ



真美「ビンゴ! やっぱり机の裏に鍵を貼り付けてた!」




5: 2016/10/08(土) 08:02:11.47 ID:hjiV1ntj0

真美「ではでは、御開帳~!」ガラガラ



真美「ん? 漫画がたくさん?」



真美「全くこの事務所の連中は仕事中に何をやっているんだね!」




6: 2016/10/08(土) 08:06:14.31 ID:hjiV1ntj0

真美「まぁ、みんなが来るまで読んで時間でも潰しますか~!」



真美「あり? なんか全部ページ数が少ないですなぁ」

真美「どれどれ……ってなんで男の人同士で裸!?」

真美「い、意味がわからないYO!」





7: 2016/10/08(土) 08:07:53.34 ID:hjiV1ntj0

真美「ま、全く! ピヨちゃんは何を考えてるんだい!」

真美「来たらお説教ですな!」プンスカ



真美「…………」



真美「…………」チラッ








8: 2016/10/08(土) 08:09:41.91 ID:hjiV1ntj0

真美「ち、ちょっとだけ……」



真美「…………」ペラッ



真美「~~~~~ッ!!」




9: 2016/10/08(土) 08:14:27.85 ID:hjiV1ntj0

真美「…………」ドキドキ



真美「や、やっぱりこういうのは良くないよね! よし、元の場所に戻しておこう!」

真美「そうだ! それがいい!」

真美「そして、ピヨちゃんにはお説教だー!」



真美「……これでよし!」







10: 2016/10/08(土) 08:15:28.05 ID:hjiV1ntj0

真美「ふぅ……なんかどっと疲れたよ……」



真美「…………」



真美「…………」チラッ




11: 2016/10/08(土) 08:17:10.04 ID:hjiV1ntj0

真美「み、みんな遅いな~! これじゃあ暇で干からびちゃうよ~!」



真美「…………」チラッ



真美「…………」ゴソゴソ



真美「…………」ガチャ




12: 2016/10/08(土) 08:18:54.34 ID:hjiV1ntj0

真美「そ、そう! これはただの暇つぶし! 来ないみんながいけないんだ!」



真美「…………」ペラッ



真美「~~~~~~~~~ッ!!」バンバン








13: 2016/10/08(土) 08:22:14.97 ID:hjiV1ntj0

真美「いけませんな~! いけませんな~!」

真美「これはもう、いけませんな~!」



ガチャ

P「ん? なにがいけないんだ?」

真美「!!!???」

P「真美?」

真美「あっ……あああっ!!」



─────
───






18: 2016/10/08(土) 13:01:07.41 ID:hjiV1ntj0

P「どういうことか説明して貰おうか、音無」

小鳥「い、いや~あの~」

P「事務所に戻ってきたら、真美がアンタのいかがわしい薄い本を読んで悶絶してたんだが?」

小鳥「そ、それはその~」



P「…………」

小鳥「…………」




19: 2016/10/08(土) 13:05:26.69 ID:hjiV1ntj0

P「アンタね! 事務所になんてもんを持ってきてんだ!」バンッ

小鳥「お、おかしいな~! ちゃんと鍵をかけて厳重に保管してたんだけどな~!」ダラダラ

P「そういう問題じゃないでしょう! うちの子達はほとんどが未成年なのに、18禁置いとくなよ!」

小鳥「う、うぅ~」





20: 2016/10/08(土) 13:10:34.67 ID:hjiV1ntj0

小鳥「め、面目ないです……」

P「大体ねぇ! 仕事中にこんな本を読んでるから!」ガミガミ

小鳥「プ、プロデューサーさんだって艦○れやってるじゃないですか!」

P「お、俺は事務所に泊まる時とかの、寝る前の暇つぶしですよ! 仕事中にはやってません!」

小鳥「ぐっ……! きたない……!」







21: 2016/10/08(土) 13:13:26.44 ID:hjiV1ntj0

小鳥「で、でも仕事用のPCにインストールするのは不味いんじゃないですか?」

P「ま、まぁ、そこは反省しております……」



小鳥「…………」

P「…………」





23: 2016/10/08(土) 13:15:01.95 ID:hjiV1ntj0

小鳥「で、では喧嘩両成敗ということで!」

P「そ、そうですね……でもちゃんと真美には謝っておいてくださいよ?」

小鳥「わ、わかってます。明日真美ちゃんが来たらきちんと……」




24: 2016/10/08(土) 13:17:57.66 ID:hjiV1ntj0

小鳥「と、ところで……あの……」

P「はい?」

小鳥「そろそろ本を返していただけないでしょうか?」

P「え?」

小鳥「ですから本を……」



P「それは無理ですよ。だって全部捨てちゃいましたから」

小鳥「で、ですよね~」



小鳥「へ?」




25: 2016/10/08(土) 13:21:53.67 ID:hjiV1ntj0

小鳥「い、今なんと?」

P「だから捨てましたよ」

小鳥「またまたご冗談を~!」

P「いや、ちょうど古本回収がきたので出しておきました」



小鳥「…………」



P「さて、そろそろ仕事しましょうか」



小鳥「何しとんじゃワレーーー!!!!」

P「!?」ビクッ




26: 2016/10/08(土) 13:35:25.96 ID:hjiV1ntj0

小鳥「す、捨てた!? あの子達を!?」

P「え、えぇ……」

小鳥「もしかして秘蔵の六つ子本も!?」

P「な、なんて?」

小鳥「一歩×ヴォルグも!? ヤンコップも!?」

P「な、何語ですか?」

小鳥「それにC○AMP IN WONDERLANDも!?」

P「よ、よくわからないですけど、まぁ」



小鳥「あ、あああああああっ!!!!」




27: 2016/10/08(土) 13:39:59.90 ID:hjiV1ntj0

小鳥「ゆ、許さない……!」

P「え?」

小鳥「もう許しませんよ! プロデューサーさん!」

P「お、俺も艦○れ消しましたから!」

小鳥「そういう問題じゃないんですよ!!」

P「えぇ……」



小鳥「お天道様が許してもね! このあたしが許さないよ!」




28: 2016/10/08(土) 13:45:39.34 ID:hjiV1ntj0

P「…………」

小鳥「あ、あれ? 今のご存知ない?」

P「すみません……」

小鳥「くっ……! ジェネレーションギャップ……!」




29: 2016/10/08(土) 13:49:18.04 ID:hjiV1ntj0

小鳥「と、とにかく! もうプロデューサーさんとは口ききませんからね!」

P「ええ!?」

小鳥「もちろん真美ちゃんには謝りますから、ご心配なく!」

P「それは当然でしょう」

小鳥「ぐ、ぐうの音も出ない……」




30: 2016/10/08(土) 13:50:35.32 ID:hjiV1ntj0

───




小鳥「…………」カタカタ

P「…………」カタカタ




31: 2016/10/08(土) 13:52:14.13 ID:hjiV1ntj0

小鳥「…………」カタカタ



小鳥「……そういえば律子さんは?」

P「今日は休みですよ」

小鳥「あっ、そういえばそうでしたね!」





32: 2016/10/08(土) 13:55:15.32 ID:hjiV1ntj0

P「俺、コーヒー淹れますけど、音無さんも飲みますか?」

小鳥「はい! いただきます!」

P「砂糖とミルクでしたよね」

小鳥「さすがプロデューサーさん! その通りです!」



小鳥「…………」



小鳥(って、なに普通に会話してるのよ!)




33: 2016/10/08(土) 14:00:28.64 ID:hjiV1ntj0

小鳥(いけないわ! チョロすぎるでしょ私!)

小鳥(怒れ! 怒るのよ小鳥!)


P「お待たせしました」

小鳥「ありがとうございます!」



小鳥「わぁ! 美味しい! やっぱりプロデューサーさんのコーヒーは絶品ですね!」




34: 2016/10/08(土) 14:04:34.88 ID:hjiV1ntj0

小鳥(ってまた!?)



小鳥「…………」



小鳥「ふぅ……やっぱり怒るのは向いてないわね、私」




35: 2016/10/08(土) 14:10:25.12 ID:hjiV1ntj0

P「少しは落ち着きました?」

小鳥「はい。慣れてないことはするもんじゃありませんね」

P「まぁ、そこが音無さんの可愛いところでもあるんですけどね」

小鳥「ピヨ!? お、おだてても何も出ませんよ!」

P「そんなんじゃありませんよ」




36: 2016/10/08(土) 14:14:24.05 ID:hjiV1ntj0

P「そうだ! 捨てちゃったお詫びもかねて、今日の夜飲みに行きませんか? 奢りますよ!」

小鳥「仕方ないですね、乗せられてあげますか!」

P「そうと決まれば、ちゃちゃっと仕事終わらせちゃいますか!」

小鳥「そうですね!」



─────
───





37: 2016/10/08(土) 14:17:41.76 ID:hjiV1ntj0

P「う……うぅ……もう飲めない……」

小鳥「もう! だらしないですね!」

P「め、面目ないです……」

小鳥「私の家近いですし、少し酔いを覚ましていきますか」

P「た、助かります……」




39: 2016/10/08(土) 14:21:03.43 ID:hjiV1ntj0

小鳥宅



小鳥「ほら! つきましたよ!」

P「うぅ……」

小鳥「お水です! ゆっくり飲んでくださいね!」

P「あ、ありがとうございます……」

小鳥「それじゃあ、私はシャワー浴びてきますんで、ゆっくりしててくださいね!」

P「は、はい……」




42: 2016/10/08(土) 14:22:30.36 ID:hjiV1ntj0

小鳥「…………」



小鳥(って、ちゃっかり家に連れ込んじゃったわ!)



小鳥(ど、どうしよう!)




44: 2016/10/08(土) 14:24:17.20 ID:hjiV1ntj0

小鳥「…………」



小鳥(い、一応くまなく洗っておきましょう……)



小鳥「え、えへへ……」




45: 2016/10/08(土) 14:25:44.91 ID:hjiV1ntj0

小鳥「プ、プロデューサーさーん?」



P「Zzz……」



小鳥「…………」ゴクリ




46: 2016/10/08(土) 14:27:08.12 ID:hjiV1ntj0

小鳥(こ、これくらいの役得があってもいいわよね?)



小鳥(承太郎! 花京院! 私に力を!)



─────
───





47: 2016/10/08(土) 14:30:46.69 ID:hjiV1ntj0

同時刻 双海宅



真美(回収に出すやつをこっそり持ってきちゃったけど……)



真美「~~~~~っ!」バンバン



真美「いけませんな~! これはいけませんな~!」バンバン



亜美「真美! うるさいYO!」





Win-Win





終わり




48: 2016/10/08(土) 14:34:02.93 ID:hjiV1ntj0

次の日



律子「…………」



『恋するオトメ』



律子「…………」カチカチ



律子「どういうことよ! ブラウザを消しても消しても出てきやがる!」





律子「ああああああっ!! いっそ誰か殺して!!」






ほんとに終わり




引用元: 小鳥「ああああっ!!」