4: 2011/06/14(火) 19:25:04.52 ID:AWKWbPvN0
クロロ「……全員集まったか。」
マチ「いや、ヒソカが……」
クロロ「いいんだ。今回はその件で招集した。」
一同「……?」
マチ「いや、ヒソカが……」
クロロ「いいんだ。今回はその件で招集した。」
一同「……?」
1: 2011/06/14(火) 19:22:59.68 ID:AWKWbPvN0
6: 2011/06/14(火) 19:27:26.85 ID:AWKWbPvN0
ノブナガ「おいっ、まさか」
クロロ「ああ。ヒソカはハンター試験中に死んだらしい。」
一同「!?」
フィンクス「おい…………ハンター教会の仕業か? 聞けばハンター試験ってのはちょろいらしいじゃねえか。」
フランクリン「ああ、試験を受けてる受験者ごときにヒソカがやられるとは思えねえな。」
クロロ「……確かにハンター試験は念も使えない参加者が多数を占めているが、
全てがそうというわけではない。ヒソカと同じ試験に俺が知っているイルミという殺し屋も参加していたんだが、どうやらそいつも死んだらしい。
俺の知ってる限りイルミはヒソカの様に戦闘狂ではない。ハンター教会が直々に叩くほどの問題を起こすとは考えにくい。」
クロロ「ああ。ヒソカはハンター試験中に死んだらしい。」
一同「!?」
フィンクス「おい…………ハンター教会の仕業か? 聞けばハンター試験ってのはちょろいらしいじゃねえか。」
フランクリン「ああ、試験を受けてる受験者ごときにヒソカがやられるとは思えねえな。」
クロロ「……確かにハンター試験は念も使えない参加者が多数を占めているが、
全てがそうというわけではない。ヒソカと同じ試験に俺が知っているイルミという殺し屋も参加していたんだが、どうやらそいつも死んだらしい。
俺の知ってる限りイルミはヒソカの様に戦闘狂ではない。ハンター教会が直々に叩くほどの問題を起こすとは考えにくい。」
7: 2011/06/14(火) 19:29:37.75 ID:AWKWbPvN0
パクノダ「その……イルミって人は強いの?」
クロロ「ああ、個人的にはヒソカに引けを取らないと思ってる。」
シズク「……ってことは、そのイルミってやつもヒソカも、試験中にすんごく強い受験者に殺されたって考えるのが一番妥当ってことですか?」
クロロ「そういうことになるな。」
クロロ「ああ、個人的にはヒソカに引けを取らないと思ってる。」
シズク「……ってことは、そのイルミってやつもヒソカも、試験中にすんごく強い受験者に殺されたって考えるのが一番妥当ってことですか?」
クロロ「そういうことになるな。」
8: 2011/06/14(火) 19:31:47.44 ID:AWKWbPvN0
ウヴォーギン「……で? ……当然するんだろ? 殺した奴に報復をよ!!!」
ノブナガ「ああ、だな。さっさとやっちまおうぜ。」
フェイタン「落ち着くね。ヒソカを殺したてことは、不意打ちだたとしても相当できるやつ言うこと間違いないね。」
シャルナーク「……それに、優先順位は個人より旅団そのものでしょ? 迂闊に動いてまた誰か死んだなんてことがあったら元も子もないよ。」
ノブナガ「ああ、だな。さっさとやっちまおうぜ。」
フェイタン「落ち着くね。ヒソカを殺したてことは、不意打ちだたとしても相当できるやつ言うこと間違いないね。」
シャルナーク「……それに、優先順位は個人より旅団そのものでしょ? 迂闊に動いてまた誰か死んだなんてことがあったら元も子もないよ。」
10: 2011/06/14(火) 19:34:37.39 ID:AWKWbPvN0
クロロ「……その通りだ。それにおおよその検討はついているが特定もまだ完璧にはできていない。
これ以上被害を増やさないように計画は十分に練ってから動くべきだ。
しかし団員を殺した奴を仕方ないで許したくないのは俺も同じ……
各自、身の安全を確保し緊急招集には必ず対応できるようにすること、いいな。」
―解散―
クロロ「……マチ、念糸を頼んだ。」
ミチ「……分かった。」
20: 2011/06/14(火) 19:43:39.79 ID:AWKWbPvN0
―伊豆―
新一「……ミギー……一体俺たちはいつになったら家に帰れるんだよ……」
ミギー「ほとぼりが冷めるまでだろう。」
新一「冷めるまでって……いつ?」
ミギー「それは分からない。」
新一「だって金も際限があるわけだし……」
ミギー「大丈夫だ、今日も通行人から貰っておいた。」スッ
ミギーは新一のポケットからスッた財布を出す。
新一「…………はあ。またお前……」
新一「……ミギー……一体俺たちはいつになったら家に帰れるんだよ……」
ミギー「ほとぼりが冷めるまでだろう。」
新一「冷めるまでって……いつ?」
ミギー「それは分からない。」
新一「だって金も際限があるわけだし……」
ミギー「大丈夫だ、今日も通行人から貰っておいた。」スッ
ミギーは新一のポケットからスッた財布を出す。
新一「…………はあ。またお前……」
22: 2011/06/14(火) 19:45:59.23 ID:AWKWbPvN0
ミギー「仕方ないだろう。生きるためだ。家族や友人と接触するのは危険だからな。そこまで協会の手が回ってるかもしれない。」
新一「でも宇田さんとは会っちゃったし……」
ミギー「あれはこちらから会ったんじゃない。向こうから勝手に接触して来たんだろ。どちらにしろ私は寝ていたから知らん。」
新一「でも宇田さんとは会っちゃったし……」
ミギー「あれはこちらから会ったんじゃない。向こうから勝手に接触して来たんだろ。どちらにしろ私は寝ていたから知らん。」
23: 2011/06/14(火) 19:48:12.08 ID:AWKWbPvN0
=======================================
宇田「……あ……お、おーい! 新一君……だよね! 久しぶり!」
新一「……あっ!」(ま、まずい……逃げたほうがいいのか……?)
ミギー熟睡中。
タッタッタッタッタッタ……
宇田「はあ……はあ……まさか、ばったり会えるなんてね!」
ジョー「よー!!シンイチじゃねえかっ!!」
ジョーが宇田の顎から変形して出てくる。
新一「よ……よお」
宇田「……あ……お、おーい! 新一君……だよね! 久しぶり!」
新一「……あっ!」(ま、まずい……逃げたほうがいいのか……?)
ミギー熟睡中。
タッタッタッタッタッタ……
宇田「はあ……はあ……まさか、ばったり会えるなんてね!」
ジョー「よー!!シンイチじゃねえかっ!!」
ジョーが宇田の顎から変形して出てくる。
新一「よ……よお」
25: 2011/06/14(火) 19:50:50.18 ID:AWKWbPvN0
宇田「……どうしたんだい、またこんなところで?」
新一「いや……ちょっと訳合って今自分の街に居られなくて……」
新一(宇田さん喋りにくそうだな……)
宇田(訳あって……?)
宇田「へ、へえ……君もまたいろいろ大変なんだね……」
ジョー「……おい、シンイチ……お前なんか……」
宇田「……?」
新一(……しまった! 絶を忘れてた……!)
ジョー「なんだ、それ? 今……体から透明なものが出てたぞ!」
新一「こ、これは……」
=================================
新一「いや……ちょっと訳合って今自分の街に居られなくて……」
新一(宇田さん喋りにくそうだな……)
宇田(訳あって……?)
宇田「へ、へえ……君もまたいろいろ大変なんだね……」
ジョー「……おい、シンイチ……お前なんか……」
宇田「……?」
新一(……しまった! 絶を忘れてた……!)
ジョー「なんだ、それ? 今……体から透明なものが出てたぞ!」
新一「こ、これは……」
=================================
27: 2011/06/14(火) 19:53:40.50 ID:AWKWbPvN0
ミギー「念までばれたのか……」
新一「仕方ないだろっ、こっちだって24時間絶の状態でいるわけにはいかないんだから……」
ミギー「大体なんで伊豆に来たんだ? 宇田たちがいるのは当たり前じゃないか。」
新一「いや……俺遠くって伊豆しか行ったことないし……とりあえずと思って」
ミギー「まあ、ばれてしまったものは仕方ない。普通に生活していれば習得したとしても使うことはまずないだろう。それに……」
新一「……それに?」
ミギー「ボディがあれじゃな。」
新一「お前……ほんと失礼だな……」
28: 2011/06/14(火) 19:56:53.22 ID:AWKWbPvN0
――――夜――――
新一「なあ……ミギー、何とかして協会と和解する方法はないかな……?」
ミギー「……無理だろうな。君は協会の親玉を殺したことになってるんだ。
本当は正当防衛だったし、とどめも君自身がさしたわけじゃないけど……」
新一「そこなんだけどさ。もしかして敵地に行っても、
俺たちは会長を倒したものすごく強いやつらで通ってるんだから、むやみに攻撃してこないんじゃないか?」
新一「なあ……ミギー、何とかして協会と和解する方法はないかな……?」
ミギー「……無理だろうな。君は協会の親玉を殺したことになってるんだ。
本当は正当防衛だったし、とどめも君自身がさしたわけじゃないけど……」
新一「そこなんだけどさ。もしかして敵地に行っても、
俺たちは会長を倒したものすごく強いやつらで通ってるんだから、むやみに攻撃してこないんじゃないか?」
29: 2011/06/14(火) 20:00:49.43 ID:AWKWbPvN0
ミギー「……なるほど、確かにそういう逆の発想もある。しかし戦いを避け話し合いに持ち込むことが成功したとしても、奴らが私たちを許す可能性はかなり低いぞ。」
新一「でも、やってみる価値はあるよな?」
ミギー「まあ、無いとは言い切れない。」
新一「……よし……そうと分かれば……!」
新一は翌日の朝からハンター教会に関する情報集めに徹し、
日本のハンター教会の拠点を突き止めた。
新一「よし……行くか。」
ミギー「……。」
新一「でも、やってみる価値はあるよな?」
ミギー「まあ、無いとは言い切れない。」
新一「……よし……そうと分かれば……!」
新一は翌日の朝からハンター教会に関する情報集めに徹し、
日本のハンター教会の拠点を突き止めた。
新一「よし……行くか。」
ミギー「……。」
32: 2011/06/14(火) 20:03:11.44 ID:AWKWbPvN0
-------------------------------------
ノブナガ「……なあ、ウヴォーよ……」
ウヴォーギン「あ?」
ノブナガ「団長はああ言ったけどよ、俺はやっぱりヒソカがやられるなんて信じられねーぜ。個人的にはあいつは旅団の中でもかなり上位の戦闘力だと思ってる。」
ウヴォーギン「だからどうした? 死んだってことは事実なんだろ?」
33: 2011/06/14(火) 20:06:36.86 ID:AWKWbPvN0
ノブナガ「……だからよ。不意打ちされたか……卑怯な手を使われたに決まってんだ。あいつはどっちかっていうとイケスかねえやつだったが、仲間を不意打ちにされてのんびりしていられるほど俺もお人好しじゃねえ。」
ウヴォーギン「…………」
ノブナガ「探そうぜ。」
ウヴォーギン「……待ってたぜその言葉ァ……!!」
----------------------------------------------------------
ウヴォーギン「…………」
ノブナガ「探そうぜ。」
ウヴォーギン「……待ってたぜその言葉ァ……!!」
----------------------------------------------------------
36: 2011/06/14(火) 20:14:52.61 ID:AWKWbPvN0
―ハンター協会内部―
無事、拠点を仕切っている1ツ星ハンターと話し合いに持ち込むことが成功。ハンター協会には一切の被害は与えない上に、時と場合によっては協力する意思があることを伝えた。
新一「…………」
1ツ星ハンター「……あなたたちの、言いたいことはよく分かりました。……しかし……」
新一「しかし……?」
1ツ星ハンター「それが信用できればこんなことになってはいないのです……」
ミギー(…………)
無事、拠点を仕切っている1ツ星ハンターと話し合いに持ち込むことが成功。ハンター協会には一切の被害は与えない上に、時と場合によっては協力する意思があることを伝えた。
新一「…………」
1ツ星ハンター「……あなたたちの、言いたいことはよく分かりました。……しかし……」
新一「しかし……?」
1ツ星ハンター「それが信用できればこんなことになってはいないのです……」
ミギー(…………)
38: 2011/06/14(火) 20:17:37.21 ID:AWKWbPvN0
1ツ星「あくまでハンター協会は人類の保護と、発展の協力を念頭に置いている機関……分かって頂けるでしょうか……?
ですから1%でもその秩序を乱す可能性のあるあなたたちの存在は脅威……最低でも監視させていただく線は譲ることができません……」
新一「……わかりました。」
1ツ星ハンター「…………。」
新一「…………じゃあ」
リッポー「ちょっと待て。」
1ツ星ハンター「……リッポー……!」
新一「……? あ……あなたは試験の時の……」
リッポー「そうだ、俺は第4次試験の時に監督をしたリッポー……賞金首ハンターだ……上からの伝言を伝えに来た。」
ですから1%でもその秩序を乱す可能性のあるあなたたちの存在は脅威……最低でも監視させていただく線は譲ることができません……」
新一「……わかりました。」
1ツ星ハンター「…………。」
新一「…………じゃあ」
リッポー「ちょっと待て。」
1ツ星ハンター「……リッポー……!」
新一「……? あ……あなたは試験の時の……」
リッポー「そうだ、俺は第4次試験の時に監督をしたリッポー……賞金首ハンターだ……上からの伝言を伝えに来た。」
40: 2011/06/14(火) 20:20:07.36 ID:AWKWbPvN0
新一「……伝言?」
リッポー「ああ、実はハンター協会の上層部で話し合いをした結果、君たち敵対しない方がいいという意見が多くてな……
実は俺もそれには賛成なんだ。現に君は今俺達と争おうという気配が全くない。」
リッポー「……だが、それに反して少数一部ではあるが、はやり警戒を説くのは危険だという意見もある……」
新一「…………。」
リッポー「……そこでだ。」
バサッ
リッポーは机の上にポケットから出した紙を広げた。
リッポー「一つの折中案が出された。」
1ツ星ハンター「……! そ……それは……」
新一「……?」
リッポー「ああ、実はハンター協会の上層部で話し合いをした結果、君たち敵対しない方がいいという意見が多くてな……
実は俺もそれには賛成なんだ。現に君は今俺達と争おうという気配が全くない。」
リッポー「……だが、それに反して少数一部ではあるが、はやり警戒を説くのは危険だという意見もある……」
新一「…………。」
リッポー「……そこでだ。」
バサッ
リッポーは机の上にポケットから出した紙を広げた。
リッポー「一つの折中案が出された。」
1ツ星ハンター「……! そ……それは……」
新一「……?」
46: 2011/06/14(火) 20:22:25.63 ID:AWKWbPvN0
リッポー「こいつらの名は幻影旅団、通称『旅団(くも)』……Aランクの賞金首だ。」
リッポー「こいつらを君たちに壊滅させてもらいたい。」
新一「……ど……どういうこと……?」
リッポー「この蜘蛛とハンター協会は早い話対立関係にある。当たり前だな。ハンター側と賞金首側なんだから。
こいつらの恐ろしいところは個人個人の能力もさることながら、
綿密に練られた策戦と、凄まじい団結力で確実に計画を実行することにある。つまり……」
ミギー「つまりそいつらを壊滅させれば、協会の中で『私たちを警戒するべきだ』という勢力を納得させることができるということだな?」
リッポー「こいつらを君たちに壊滅させてもらいたい。」
新一「……ど……どういうこと……?」
リッポー「この蜘蛛とハンター協会は早い話対立関係にある。当たり前だな。ハンター側と賞金首側なんだから。
こいつらの恐ろしいところは個人個人の能力もさることながら、
綿密に練られた策戦と、凄まじい団結力で確実に計画を実行することにある。つまり……」
ミギー「つまりそいつらを壊滅させれば、協会の中で『私たちを警戒するべきだ』という勢力を納得させることができるということだな?」
48: 2011/06/14(火) 20:24:34.33 ID:AWKWbPvN0
新一「……ミギー」
リッポー「……そ……そうだ、しかし……納得なんてものじゃない。
完全に君たちはハンター協会の信頼を得ることになるだろう。」
ミギー「………。」
ミギー(難しい条件だな。それに相手のステータスも分からない。
しかし、リスクは大きいかもしれないがこのハンター協会という大きな力を持った組織を味方にすることは、
これからの生活、ほぼ身の安全を確保されたといっても過言じゃないか……)
リッポー「……そ……そうだ、しかし……納得なんてものじゃない。
完全に君たちはハンター協会の信頼を得ることになるだろう。」
ミギー「………。」
ミギー(難しい条件だな。それに相手のステータスも分からない。
しかし、リスクは大きいかもしれないがこのハンター協会という大きな力を持った組織を味方にすることは、
これからの生活、ほぼ身の安全を確保されたといっても過言じゃないか……)
50: 2011/06/14(火) 20:27:00.55 ID:AWKWbPvN0
ミギー「壊滅の定義は?」
リッポー「……相手の被害は大きいほどいいが、一応団員の半数以上の消滅か、団長の消滅。」
新一「っていうか……おいっ……!! ミギー、こいつ!!!」
新一はリストに載ったヒソカの写真を指さしながら言った。
ミギー「……腕切り男……か。」
リッポー「……相手の被害は大きいほどいいが、一応団員の半数以上の消滅か、団長の消滅。」
新一「っていうか……おいっ……!! ミギー、こいつ!!!」
新一はリストに載ったヒソカの写真を指さしながら言った。
ミギー「……腕切り男……か。」
53: 2011/06/14(火) 20:29:05.72 ID:AWKWbPvN0
リッポー「……そう、ヒソカは旅団の一員だった。
俺もそれは後で知ったんだ。試験中に気づいていればな……まあ、君たちが倒したらしいからよかったが……」
ミギー「……分かった。受けよう。幻影旅団とやらの討伐。」
新一「い……いいのか!? こいつ相当強かったぜ!?」
俺もそれは後で知ったんだ。試験中に気づいていればな……まあ、君たちが倒したらしいからよかったが……」
ミギー「……分かった。受けよう。幻影旅団とやらの討伐。」
新一「い……いいのか!? こいつ相当強かったぜ!?」
54: 2011/06/14(火) 20:31:15.80 ID:AWKWbPvN0
ミギー「ああ……いいんだ。但し、私たちが瀕死のダメージを受けてここに帰ってくる可能性もある……
その時は監視を解けてとは言わないが、私たちを治療するくらいのことはしてもらわないと割に合わないな。」
リッポー「…………。」
ミギー「…………。」
リッポー「分かった。それでいいだろう。では、この写真を渡しておく。俺自身は君たちを応援しているからな。よろしく頼んだ。」
その時は監視を解けてとは言わないが、私たちを治療するくらいのことはしてもらわないと割に合わないな。」
リッポー「…………。」
ミギー「…………。」
リッポー「分かった。それでいいだろう。では、この写真を渡しておく。俺自身は君たちを応援しているからな。よろしく頼んだ。」
57: 2011/06/14(火) 20:34:25.94 ID:AWKWbPvN0
ミギー「場所……場所は……」
リッポー「次に奴らが出没するという情報が入ってるのは……確かではないが……」
ヨークシンシティ。
一方、宇田氏、ジョー、勝手に念を練習中。
ジョー「けッ!!! 何だこれ!!! 俺に似合わねー能力……使えねーな。っていうか使いたくねー。」
宇田「新一君……大丈夫かな……なんか悩んでそうだったけど……」
ジョー「うるせぇ!!! さっさと覚えろ馬鹿!!!」
宇田「……やっぱり……いや、どうしようかなあ……」
リッポー「次に奴らが出没するという情報が入ってるのは……確かではないが……」
ヨークシンシティ。
一方、宇田氏、ジョー、勝手に念を練習中。
ジョー「けッ!!! 何だこれ!!! 俺に似合わねー能力……使えねーな。っていうか使いたくねー。」
宇田「新一君……大丈夫かな……なんか悩んでそうだったけど……」
ジョー「うるせぇ!!! さっさと覚えろ馬鹿!!!」
宇田「……やっぱり……いや、どうしようかなあ……」
60: 2011/06/14(火) 20:37:45.17 ID:AWKWbPvN0
―飛行機内―
新一「ミギー……どういうつもりだよ。何か考えがあるんだろ?」
ミギー「考えというほどのものじゃない。確かにあの腕切り男はかなり強かった。
しかし……奴を殺したことによって、私たちは今、戦う戦わない以前にいつ報復にあってもおかしくない状態にあるわけだ。」
ミギー「だったらハンター協会の特典があるうちに戦ってしまったほうが得だと思っただけだ。
しかも早ければ『私たちを殺す計画』……それをやつらに立てさせる隙を与えないということもある。」
新一「……なるほど。」
新一「ミギー……どういうつもりだよ。何か考えがあるんだろ?」
ミギー「考えというほどのものじゃない。確かにあの腕切り男はかなり強かった。
しかし……奴を殺したことによって、私たちは今、戦う戦わない以前にいつ報復にあってもおかしくない状態にあるわけだ。」
ミギー「だったらハンター協会の特典があるうちに戦ってしまったほうが得だと思っただけだ。
しかも早ければ『私たちを殺す計画』……それをやつらに立てさせる隙を与えないということもある。」
新一「……なるほど。」
64: 2011/06/14(火) 20:40:15.76 ID:AWKWbPvN0
ミギー「それに」
新一「……?」
ミギー「負ける気はあまりしないな。もちろん油断は禁物だけど。」
新一「……。」
新一「……?」
ミギー「負ける気はあまりしないな。もちろん油断は禁物だけど。」
新一「……。」
66: 2011/06/14(火) 20:42:47.36 ID:AWKWbPvN0
--------------------------------------------------------------------------
ウヴォーギン「……言え!!! 誰がヒソカを殺した……?」
ハンゾー「し……新一とか言う……子供だ……高校生くらいの……」
ノブナガ「特徴は?」
ハンゾー「普通だよ……! 気の弱そうな男だ……ただ右手が変形して生き物みたいに動いてた……」
ノブナガ(それが能力か……?)
ノブナガ「場所は?」
ハンゾーは拷問を受け、ノブナガたちに新一について知っているすべてを話した。
ハンゾー「なあ、それ以外俺はもう何も知らねえよ……!! 勘弁して……」
ウヴォーギン「」バギッ
ノブナガ「とりあえず……ヨークシンに戻るか。」
-------------------------------------------------------------------
68: 2011/06/14(火) 20:44:54.38 ID:AWKWbPvN0
――新一、ミギー、ヨークシン到着――
新一「……で、どうするんだよ。」
ミギー「この写真を頼りに地道に探すしかないだろうな。」
新一「…………はあ。」
ミギー「最初に団長を見つけて殺してしまうのが一番望ましいが……」
新一「そんなにうまくいかないだろ。」
新一、ミギー、数日かけて旅団メンバーを探す。
新一「……で、どうするんだよ。」
ミギー「この写真を頼りに地道に探すしかないだろうな。」
新一「…………はあ。」
ミギー「最初に団長を見つけて殺してしまうのが一番望ましいが……」
新一「そんなにうまくいかないだろ。」
新一、ミギー、数日かけて旅団メンバーを探す。
70: 2011/06/14(火) 20:46:55.67 ID:AWKWbPvN0
ノブナガ「」スタッスタッスタ
ウヴォーギン「」スダッスダスッダ
ミギー「…………シンイチ。いた。絶をつかえ。」
新一「えっ……」
ミギー「間違いない。あそこの二人組の男、ノブナガ=ハザマとウヴォーギンとか言うやつだ。」
新一「ど……どうする? ここ人が結構いるぞ?」
ミギー「……つける。アジトを突き止めるんだ。」
新一「………。分かった。」
ミギー「………」
ウヴォーギン「」スダッスダスッダ
ミギー「…………シンイチ。いた。絶をつかえ。」
新一「えっ……」
ミギー「間違いない。あそこの二人組の男、ノブナガ=ハザマとウヴォーギンとか言うやつだ。」
新一「ど……どうする? ここ人が結構いるぞ?」
ミギー「……つける。アジトを突き止めるんだ。」
新一「………。分かった。」
ミギー「………」
71: 2011/06/14(火) 20:49:08.70 ID:AWKWbPvN0
――――――――尾行中――――――――――――――
ノブナガ「……」スタッスタッスタ
ウヴォーギン「……」スダッスダスッダ
ミギー「シンイチ、見失うなよ。」
新一「ああ。」
ミギー「……」
ノブナガとウヴォーギンはアジトを目指している……?
尾行すればアジトを突き止められる……?
否!!!
ノブナガたちは尾行に気づいている!!
今は強化系であるウヴォーギンがより戦いやすい広い場所へ移動している最中!!
人ごみで戦えば逃げられる可能性も高い!
よって今は尾行されているふりをして戦場へおびき出すのが最適!
ノブナガの考えは概ね正しい。
誤算があるとすれば、ミギーがアジトを『突き止められればラッキー』程度に思っていたことだろう。
74: 2011/06/14(火) 20:51:49.96 ID:AWKWbPvN0
ザッ
新一(アジトじゃない……?)
ノブナガ「…………到着だ。」
ウヴォーギン「……さあ、出でこいよォ!!! 糞ヤロおォォォ!!!」
新一「……!! ミギー……!!」
ミギー(ばれていたか……)
ミギー「シンイチ、戦おう。」
新一「お……おう……!」
ザッ!!!
新一(アジトじゃない……?)
ノブナガ「…………到着だ。」
ウヴォーギン「……さあ、出でこいよォ!!! 糞ヤロおォォォ!!!」
新一「……!! ミギー……!!」
ミギー(ばれていたか……)
ミギー「シンイチ、戦おう。」
新一「お……おう……!」
ザッ!!!
78: 2011/06/14(火) 20:54:24.90 ID:AWKWbPvN0
ウヴォーギンはいきなり凄まじい念を込めて新一に殴りかかった。
ウヴォーギン「くおらッァ!!!」
新一「」スッ
ドォォォオォォォォォォン!!!!
ミギー「ふむ……素晴らしい威力だな。だが、あまりにも遅すぎる。」
ヒュンッ
ミギーの刃がウヴォーギンを捉える。
ウヴォーギン「……ぐっ」
……チッ!!!
刃はウヴォーギンの首をかすめる。
ミギー「……!? 捉えたはず……」
ウヴォーギン「くおらッァ!!!」
新一「」スッ
ドォォォオォォォォォォン!!!!
ミギー「ふむ……素晴らしい威力だな。だが、あまりにも遅すぎる。」
ヒュンッ
ミギーの刃がウヴォーギンを捉える。
ウヴォーギン「……ぐっ」
……チッ!!!
刃はウヴォーギンの首をかすめる。
ミギー「……!? 捉えたはず……」
79: 2011/06/14(火) 20:56:57.18 ID:AWKWbPvN0
ノブナガ「こっちへの警戒が解けてるぜ……俺の円に」
ダッ!
ズバッァ!
新一「……くっ……!」
ノブナガ「入ってる。」
ノブナガの居合によって新一の左手に切り傷が一つ。
ノブナガ(チクショウ……! 堅えな……!)
81: 2011/06/14(火) 21:01:07.88 ID:AWKWbPvN0
ウヴォーギンの反応速度は高速で飛び交うミギーの刃を避けられるほどのものではない。
しかし、ハンゾーからの話によって新一が右手に何らかの能力を隠し持っていることは分かっている。
右手の攻撃からはどんな状況でも避けられるような体制を作りながらの攻撃。
これがノブナガとウヴォーギンが事前に取り決めたささやかな策である。
だが、しかし!
ウヴォーギン「バカ、今度はこっちだ。」
新一「……!」
ウヴォーギン【超破壊拳―ビッグバンインパクト―】
ミギー「」ズドン!!!
ミギーの念が大きな盾になりウヴォーギンの攻撃を受け止めた。
ウヴォーギン「!?」
攻撃と防御の役割を交換し、別の角度……つまり、新一の左手からの攻撃ならば
ミギー「シンイチ!」
話は別。
新一「うォらァ!!!」
ズゴォオォォン!!!!
しかし、ハンゾーからの話によって新一が右手に何らかの能力を隠し持っていることは分かっている。
右手の攻撃からはどんな状況でも避けられるような体制を作りながらの攻撃。
これがノブナガとウヴォーギンが事前に取り決めたささやかな策である。
だが、しかし!
ウヴォーギン「バカ、今度はこっちだ。」
新一「……!」
ウヴォーギン【超破壊拳―ビッグバンインパクト―】
ミギー「」ズドン!!!
ミギーの念が大きな盾になりウヴォーギンの攻撃を受け止めた。
ウヴォーギン「!?」
攻撃と防御の役割を交換し、別の角度……つまり、新一の左手からの攻撃ならば
ミギー「シンイチ!」
話は別。
新一「うォらァ!!!」
ズゴォオォォン!!!!
87: 2011/06/14(火) 21:09:33.43 ID:AWKWbPvN0
ノブナガ「…………。」グッ……
ノブナガはウヴォーギンがやられている姿を見ても、円を保ったまま……刀を握りしめて動かなかったのには理由がある。
これは自らの怒りにまかせて突っ走り、攻撃を食らってしまった場合、
ウヴォーギンが残してくれた『敵は左手にも凄まじい攻撃力がある』という情報を無駄にすることになるから。
今の新一たちとノブナガの距離は約8メートル。
ノブナガの円は半径4メートル。
円に入った瞬間に居合を仕掛けることができれば、新一たちのスピードを僅かながら上回ることができる。
ダメージは気の遠くなるほどに微々たるものだが、理論上ではそれを続けていけば勝てることは間違いない。
……ノブナガの考えは概ね正しい。誤算があるとすれば
ヒュンッ
ミギーの射程距離が8メートルを超えているという事実をノブナガはハンゾーから知らされていない。
知らなかったという点だろう。
グサッ……
心臓一突き。
ノブナガ「……!! グッァハッ……」
ドサッ……
ミギー「……まずは……二人だな。」
新一「………ああ。」
ノブナガはウヴォーギンがやられている姿を見ても、円を保ったまま……刀を握りしめて動かなかったのには理由がある。
これは自らの怒りにまかせて突っ走り、攻撃を食らってしまった場合、
ウヴォーギンが残してくれた『敵は左手にも凄まじい攻撃力がある』という情報を無駄にすることになるから。
今の新一たちとノブナガの距離は約8メートル。
ノブナガの円は半径4メートル。
円に入った瞬間に居合を仕掛けることができれば、新一たちのスピードを僅かながら上回ることができる。
ダメージは気の遠くなるほどに微々たるものだが、理論上ではそれを続けていけば勝てることは間違いない。
……ノブナガの考えは概ね正しい。誤算があるとすれば
ヒュンッ
ミギーの射程距離が8メートルを超えているという事実をノブナガはハンゾーから知らされていない。
知らなかったという点だろう。
グサッ……
心臓一突き。
ノブナガ「……!! グッァハッ……」
ドサッ……
ミギー「……まずは……二人だな。」
新一「………ああ。」
94: 2011/06/14(火) 21:15:40.56 ID:AWKWbPvN0
コルトピ「ノブナガとウヴォーが来てないみたいだね。」
クロロ「……仕方ないな。念糸をたどってこちらからノブナガたちのところに向かおう。」
マチ「なんでいつもこんなに集まり悪いんだよ……」
----------------------------------------------------------------
ザッ
フェイタン「……駄目ね、二人とももれなく死んでるね。」
フランクリン「この!! 馬鹿野郎どもッ!! 勝手に行動しやがって……!」
クロロ「……仕方ないな。念糸をたどってこちらからノブナガたちのところに向かおう。」
マチ「なんでいつもこんなに集まり悪いんだよ……」
----------------------------------------------------------------
ザッ
フェイタン「……駄目ね、二人とももれなく死んでるね。」
フランクリン「この!! 馬鹿野郎どもッ!! 勝手に行動しやがって……!」
103: 2011/06/14(火) 21:20:15.71 ID:AWKWbPvN0
クロロ(……。)
クロロ「……パク。記憶の引き出しを頼む。」
パクノダ「……分かったわ。」
パクノダ「」スッ
パクノダは二人の死体に手をかざす。
キイィィィィィィィィィィィィィィィイン
パクノダ「……1人の青年に……殺されてるわね。身長は165~170くらい。
右手が武器や盾に変形して戦ってる。おそらく念能力の一種だわ。
でもウヴォーは左手で殺されてるからボディそのものの攻撃力も高いみたい。」
一同「……。」
クロロ「ヒソカを殺した奴と同じだ。」
一同「……!?」
108: 2011/06/14(火) 21:24:08.67 ID:AWKWbPvN0
クロロ「右手が変形して戦う男……ハンター試験に関わったやつから得た情報だ。間違いない。」
シャルナーク「……どうするの? これは相当策を練らないと……」
クロロ「いや」
俺が一人で行こう。
一同「!?」
フィンクス「おいおい……冗談だろ?」
クロロ「策を練るってことは何人かで勝負を挑むということ……
それで万が一複数人が死んだらどうする?
本来旅団は13人いるはずが今は9人しかいない。
この状態で3人以上死んだら壊滅的……それは絶対に避けるべきだ。」
シャルナーク「……どうするの? これは相当策を練らないと……」
クロロ「いや」
俺が一人で行こう。
一同「!?」
フィンクス「おいおい……冗談だろ?」
クロロ「策を練るってことは何人かで勝負を挑むということ……
それで万が一複数人が死んだらどうする?
本来旅団は13人いるはずが今は9人しかいない。
この状態で3人以上死んだら壊滅的……それは絶対に避けるべきだ。」
113: 2011/06/14(火) 21:27:04.98 ID:AWKWbPvN0
ボノレノフ「だが……団長一人というのは」
クロロ「いや……仮に俺が死んだとしても、団員が半分以上生きているなら旅団は生き残る。
それに、もしもやつらが『団長がいなくなったら壊滅』なんて考えを持っていたらそこで俺達への襲撃をストップする可能性は高い……」
一同「……」
クロロ「大丈夫だ……策はある。心配するな。戻ってくる……」
クロロ(……何人かに少し協力してもらう必要がある……な。)
クロロ「いや……仮に俺が死んだとしても、団員が半分以上生きているなら旅団は生き残る。
それに、もしもやつらが『団長がいなくなったら壊滅』なんて考えを持っていたらそこで俺達への襲撃をストップする可能性は高い……」
一同「……」
クロロ「大丈夫だ……策はある。心配するな。戻ってくる……」
クロロ(……何人かに少し協力してもらう必要がある……な。)
118: 2011/06/14(火) 21:29:12.71 ID:AWKWbPvN0
―――ヨークシンホテル一室―――
ミギー「……今日の戦い……」
新一「……?」
ミギー「妙だな。」
新一「なにが?」
ミギー「尾行に気づいたとしてもなぜ奴らは私たちをわざわざあそこまでおびき寄せたのか……
まるで私たちが奴らを狙っているのを知っているかのようだな。」
新一「……。」
ミギー「……今日の戦い……」
新一「……?」
ミギー「妙だな。」
新一「なにが?」
ミギー「尾行に気づいたとしてもなぜ奴らは私たちをわざわざあそこまでおびき寄せたのか……
まるで私たちが奴らを狙っているのを知っているかのようだな。」
新一「……。」
123: 2011/06/14(火) 21:31:30.21 ID:AWKWbPvN0
ミギー「しかもあのデカい方の男が私の刃を避けたのも疑問だ。
あれは完全にとらえていた。私の攻撃を始めてみる人間の動きとは思えん。」
新一「……あいつらもかなり強かったから仕方ないだろ。
腕切り男ほどじゃないけど……」
ミギー「しかしシンイチ、おそらくこれから団員を見つけるのは骨が折れるだろうな。
何しろもう3人殺されてるんだ。奴らも当然警戒してくるだろう。」
新一「まあ……そうだな。」
129: 2011/06/14(火) 21:35:14.81 ID:AWKWbPvN0
――翌日、ヨークシンシティ――
ザッ
新一「……」
ミギー(……)
新一「……いないな、やっぱり」
数時間経過……
新一「……!!」
新一(おいっ! ミギー……! あれ! 団長じゃないか!?)
ミギー(……!! 本当だ……ばかな!! そんなはず……)
クロロ「……。」スタッスタッスタッ……
ザッ
新一「……」
ミギー(……)
新一「……いないな、やっぱり」
数時間経過……
新一「……!!」
新一(おいっ! ミギー……! あれ! 団長じゃないか!?)
ミギー(……!! 本当だ……ばかな!! そんなはず……)
クロロ「……。」スタッスタッスタッ……
130: 2011/06/14(火) 21:37:24.87 ID:AWKWbPvN0
ミギー(……十中八九罠か……? しかし……)
新一「ミギー、どうする……?」
ミギー「一応……追おう。だが罠の可能性も高い。警戒しながら追いかけよう。」
新一「……分かった。」
クロロ「」スタッスタッスタ……
…………
新一「ミギー、どうする……?」
ミギー「一応……追おう。だが罠の可能性も高い。警戒しながら追いかけよう。」
新一「……分かった。」
クロロ「」スタッスタッスタ……
…………
133: 2011/06/14(火) 21:40:18.84 ID:AWKWbPvN0
新一「……? アジト……」
クロロ「」スタッスタッスタ
クロロは天井もぬけているような廃墟のビルに入っていった。
ミギー「……らしいな。シンイチ……中を覗こう。なるべく遠くからな。」
新一「ああ……」
スッ……
クロロ「……」ペラッ
新一「……? 本……読んでるぞ?」
ミギー「……本?」
クロロ「」スタッスタッスタ
クロロは天井もぬけているような廃墟のビルに入っていった。
ミギー「……らしいな。シンイチ……中を覗こう。なるべく遠くからな。」
新一「ああ……」
スッ……
クロロ「……」ペラッ
新一「……? 本……読んでるぞ?」
ミギー「……本?」
138: 2011/06/14(火) 21:43:59.29 ID:AWKWbPvN0
新一「なあ、ミギー……攻撃しよう。このまま立ってたってどうしようもない。」
クロロ「」ペラッ
ミギー「……そうだな。例え罠でもこちらが一撃で死んでしまうようなものとは考えにくい。
シンイチ、私が攻撃するから一応周囲の警戒は怠らないでくれ。」
新一「……分かった。」
ミギー「あと60センチ近く。」
クロロ「」ペラッ
新一「……。」ザッ……
クロロ「」ペラッ
ミギー「……そうだな。例え罠でもこちらが一撃で死んでしまうようなものとは考えにくい。
シンイチ、私が攻撃するから一応周囲の警戒は怠らないでくれ。」
新一「……分かった。」
ミギー「あと60センチ近く。」
クロロ「」ペラッ
新一「……。」ザッ……
143: 2011/06/14(火) 21:47:09.59 ID:AWKWbPvN0
今、ミギーとクロロの距離は10メートル弱。
この距離ならばミギーはクロロをギリギリ殺すことが可能。
ヒュンッ!
ミギーの高速の刃がクロロを後ろから捉える。
ズン……
クロロ「」バタンッ
ミギー「…………」
クロロ「」
新一「……死んだ?」
ミギー「シンイチ、死亡確認だ……慎重にな、死体に罠があるかもしれない。」
新一「あ……ああ。」
この距離ならばミギーはクロロをギリギリ殺すことが可能。
ヒュンッ!
ミギーの高速の刃がクロロを後ろから捉える。
ズン……
クロロ「」バタンッ
ミギー「…………」
クロロ「」
新一「……死んだ?」
ミギー「シンイチ、死亡確認だ……慎重にな、死体に罠があるかもしれない。」
新一「あ……ああ。」
145: 2011/06/14(火) 21:49:38.58 ID:AWKWbPvN0
スタッスタッスタッ……
新一「……死んでるぞ。」
ミギー「死んでる……よし、シンイチ、証拠写真を撮ろう。それでさっさと帰る。
罠でもなんでもかまわない。この写真を持ちかえればいいんだ。」
新一「よし……終わった……」
パシャ!!!
新一「……死んでるぞ。」
ミギー「死んでる……よし、シンイチ、証拠写真を撮ろう。それでさっさと帰る。
罠でもなんでもかまわない。この写真を持ちかえればいいんだ。」
新一「よし……終わった……」
パシャ!!!
146: 2011/06/14(火) 21:51:57.97 ID:AWKWbPvN0
クロロは死んだ……?
これで幻影旅団討伐は終わり……?
否!!
否!否!否!否!
もちろんクロロは死んではいない!!
このクロロはコルトピの【神の左手悪魔の右手―ギャラリーフェイク―】と
シャルナークの【携帯する他人の運命―ブラックボイス―】用いて作られたダミー!!
その目的は新一とミギーの最大射程距離を測るためにある!!
戦いにおいて間合いは重要な要素の一つであると同時に
今回のクロロのもう一つの策を成す為にもそれを知るのは必須!
新一「帰ろう、ミギー」
ミギー「……ああ。」
これで幻影旅団討伐は終わり……?
否!!
否!否!否!否!
もちろんクロロは死んではいない!!
このクロロはコルトピの【神の左手悪魔の右手―ギャラリーフェイク―】と
シャルナークの【携帯する他人の運命―ブラックボイス―】用いて作られたダミー!!
その目的は新一とミギーの最大射程距離を測るためにある!!
戦いにおいて間合いは重要な要素の一つであると同時に
今回のクロロのもう一つの策を成す為にもそれを知るのは必須!
新一「帰ろう、ミギー」
ミギー「……ああ。」
148: 2011/06/14(火) 21:55:17.33 ID:AWKWbPvN0
クロロは長年の戦闘の経験から知っている……
人が最も油断するうちの状況の一つ……それは
新一「」スタスッタスッタ
獲物を仕留めた瞬間ッ!
ミギー「……!! まずいッ! シンイチ!! 避け……」
新一「……!!」
ズバッァア!
クロロの凄まじい周を纏ったベンズナイフが、新一の左腕を切りき血が飛び散る。
それと同時に新一が持っていたカメラが遠くへ吹っ飛んだ。
新一「……うっ……腕がッ……!」
クロロ「……切り落とすつもりで切ったんだけどな……右手の支持のおかげか……」
人が最も油断するうちの状況の一つ……それは
新一「」スタスッタスッタ
獲物を仕留めた瞬間ッ!
ミギー「……!! まずいッ! シンイチ!! 避け……」
新一「……!!」
ズバッァア!
クロロの凄まじい周を纏ったベンズナイフが、新一の左腕を切りき血が飛び散る。
それと同時に新一が持っていたカメラが遠くへ吹っ飛んだ。
新一「……うっ……腕がッ……!」
クロロ「……切り落とすつもりで切ったんだけどな……右手の支持のおかげか……」
153: 2011/06/14(火) 21:58:53.65 ID:AWKWbPvN0
ミギー「シンイチ! 大丈夫か!?」
新一「……くっ……」
ミギー(左手での攻撃はできないか………)
無論ミギーは証拠写真を撮った後でも警戒は怠っていなかったが、
狙った相手がミギーではなく新一となると話は別である。
獲物を仕留めたあとに油断するのは人間の本能。
少しの意識で変わるものではない。
新一「くそお……やっぱりこっちは偽物かよ……」
ミギー「そうみたいだな……シンイチ、やれるか?」
新一「ああ……なんとか。」
クロロ「…………。」
新一「……くっ……」
ミギー(左手での攻撃はできないか………)
無論ミギーは証拠写真を撮った後でも警戒は怠っていなかったが、
狙った相手がミギーではなく新一となると話は別である。
獲物を仕留めたあとに油断するのは人間の本能。
少しの意識で変わるものではない。
新一「くそお……やっぱりこっちは偽物かよ……」
ミギー「そうみたいだな……シンイチ、やれるか?」
新一「ああ……なんとか。」
クロロ「…………。」
154: 2011/06/14(火) 22:01:03.88 ID:AWKWbPvN0
クロロは新一たちから距離を保ったまま動かない。
ミギー「……君は避けることと私の刃が届く範囲を保つことに専念してくれ……
まだ相手がどんな能力を持っているか分からない点は不安ではあるが、
一人が避けることに集中していれば致命傷を食らうことはないだろう。」
新一「……分かった。」サッ
新一はクロロに近づき7~9メートルの距離を保つ。
ヒュンッ!
クロロ「……!」チッ
クロロの頬をミギーの刃がかすめる。
チッ!
ヒュンッ!
ミギー「いいぞシンイチ! そのまま距離を保て!」
ミギー「……君は避けることと私の刃が届く範囲を保つことに専念してくれ……
まだ相手がどんな能力を持っているか分からない点は不安ではあるが、
一人が避けることに集中していれば致命傷を食らうことはないだろう。」
新一「……分かった。」サッ
新一はクロロに近づき7~9メートルの距離を保つ。
ヒュンッ!
クロロ「……!」チッ
クロロの頬をミギーの刃がかすめる。
チッ!
ヒュンッ!
ミギー「いいぞシンイチ! そのまま距離を保て!」
155: 2011/06/14(火) 22:03:34.54 ID:AWKWbPvN0
クロロ(はやり速い……切れ味も半端じゃないな……)
致命傷とは言えないが、クロロの足、腕に次々とミギーの刃がヒットする。
新一「……速いなっ……」
ミギー「大丈夫だ、スピードはわずかだが君の方が上……倒せる……」
クロロ「…………」
ヒュンッ
ズバァ!!
クロロの足に大きな切り傷が付いた。
致命傷とは言えないが、クロロの足、腕に次々とミギーの刃がヒットする。
新一「……速いなっ……」
ミギー「大丈夫だ、スピードはわずかだが君の方が上……倒せる……」
クロロ「…………」
ヒュンッ
ズバァ!!
クロロの足に大きな切り傷が付いた。
158: 2011/06/14(火) 22:05:37.44 ID:AWKWbPvN0
……クロロがミギーの射程距離を正確に測りたかったのは攻撃を『受けない』ためではなく、
攻撃を紙一重のカスリ傷で『受け続ける』ため……
クロロ「……いいだろう。もう。」
ツーッ……
新一「……? 泣いてる……」
ミギー「……シンイチ惑わされるな……気を抜くなよ。」
クロロ【盗賊の極意―スキルハンター―】
クロロは具現化した本を開くと一瞬にして鎧を身に纏った。
新一「……鎧……?」
ミギー(この鎧が能力……? あの本はなんだ……?
鎧ということはカウンター系の能力か……? どちらにせよ迂闊に攻撃はできない……)
160: 2011/06/14(火) 22:08:05.06 ID:AWKWbPvN0
クロロ「……ノブナガ、ウヴォーさん……あなたたちの痛み……返します。」
クロロ【許されざる者―ペインパッカー―】
大きな念球がクロロと新一たちの上へ浮かぶ!!!
新一「!?」
ミギー「しまった!! カウンターじゃない!! 発動させてしまったか!!」
クロロ【太陽に灼かれて―ライジング・サン―】
クロロの能力、スキルハンターは……条件を満たすことでその相手の能力を盗む力。
クロロはそのスキルハンターで同じ団員であるフェイタンの能力、
【許されざる者―ペインパッカー―】と【太陽に灼かれて―ライジング・サン―】を『借りた』のだ。
ペインパッカーの威力は、自分の受けたダメージの量と、自分が敵に抱いている怒りの大きさに比例する。
すでに団員を3人失っている怒りと、紙一重で死なない程度にミギーの攻撃を受け続けたクロロのそれは、
新一とミギーを灼き殺すのには十分な程であったことは間違いないだろう。
クロロ【許されざる者―ペインパッカー―】
大きな念球がクロロと新一たちの上へ浮かぶ!!!
新一「!?」
ミギー「しまった!! カウンターじゃない!! 発動させてしまったか!!」
クロロ【太陽に灼かれて―ライジング・サン―】
クロロの能力、スキルハンターは……条件を満たすことでその相手の能力を盗む力。
クロロはそのスキルハンターで同じ団員であるフェイタンの能力、
【許されざる者―ペインパッカー―】と【太陽に灼かれて―ライジング・サン―】を『借りた』のだ。
ペインパッカーの威力は、自分の受けたダメージの量と、自分が敵に抱いている怒りの大きさに比例する。
すでに団員を3人失っている怒りと、紙一重で死なない程度にミギーの攻撃を受け続けたクロロのそれは、
新一とミギーを灼き殺すのには十分な程であったことは間違いないだろう。
162: 2011/06/14(火) 22:10:09.89 ID:AWKWbPvN0
カッ!!!!!
新一「うあッ……!! ウワァァアアァ!!! 熱い!! アツイィッアヅイィ!!!」
シュウウウウウウウ!!!!!
ミギー「シ……シンイチ……大丈夫か……しっかりし……」
シュウウウウウウウウウウウウ!!!!!
クロロ「…………しぶといな。」
新一「あ……ぁ……」
シュウウウウウウウウウウウウ……
ミギー「シンイチ…………私も……駄目か……」
ミギー(今度ばかりは……死……)
新一「うあッ……!! ウワァァアアァ!!! 熱い!! アツイィッアヅイィ!!!」
シュウウウウウウウ!!!!!
ミギー「シ……シンイチ……大丈夫か……しっかりし……」
シュウウウウウウウウウウウウ!!!!!
クロロ「…………しぶといな。」
新一「あ……ぁ……」
シュウウウウウウウウウウウウ……
ミギー「シンイチ…………私も……駄目か……」
ミギー(今度ばかりは……死……)
165: 2011/06/14(火) 22:13:14.69 ID:AWKWbPvN0
クロロは何故こうも新一たちに対する完璧な策が立てられたのか。
それはパクノダの【記憶弾―メモリーボム―】で、
ウヴォーギンとノブナガの戦闘記憶がクロロに埋め込まれていたから。
つまりクロロは経験値上、何も知らない新一たちに対して、圧倒的に有利!!
クロロが新一たちを迎え撃つために立てたこの策戦はほぼ満点に近く、
『余程の不測の事態』が起こらなければ十中八九成功する。
ただ一つ、誤算があるとすれば……
新一「………ぅ……」
ミギー「……」
ライジング・サンの効果は終わったが新一たちは辛うじて生きていた。
ザッ
クロロ「…………。」
それはパクノダの【記憶弾―メモリーボム―】で、
ウヴォーギンとノブナガの戦闘記憶がクロロに埋め込まれていたから。
つまりクロロは経験値上、何も知らない新一たちに対して、圧倒的に有利!!
クロロが新一たちを迎え撃つために立てたこの策戦はほぼ満点に近く、
『余程の不測の事態』が起こらなければ十中八九成功する。
ただ一つ、誤算があるとすれば……
新一「………ぅ……」
ミギー「……」
ライジング・サンの効果は終わったが新一たちは辛うじて生きていた。
ザッ
クロロ「…………。」
166: 2011/06/14(火) 22:15:16.43 ID:AWKWbPvN0
誤算があるとすれば……
クロロ「死ね。」
その『余程の不測の事態』をクロロが予測していなかった点だろう。
ヒュンッ!
ズバァァァ!!!
クロロ「……!?」
クロロ(腕が……!!)
宇田「………………」ブルブル
ジョー「お前さっさとそいつらから離れろや。」
クロロ「死ね。」
その『余程の不測の事態』をクロロが予測していなかった点だろう。
ヒュンッ!
ズバァァァ!!!
クロロ「……!?」
クロロ(腕が……!!)
宇田「………………」ブルブル
ジョー「お前さっさとそいつらから離れろや。」
170: 2011/06/14(火) 22:17:18.10 ID:AWKWbPvN0
クロロ「……仲間か……これは」
クロロ(想定外すぎるな……こっちの新一とか言う方は……)
新一「…………」
クロロ(虫の息……今から病院に急いでも助かる確率は5パーセント程度か……?)
ジョー「おいッッ!!!!!! 聞いてんのか!!!!」
クロロ「目的はほぼ果たした……それにこのボロボロの状況じゃ分が悪いな……
分かった、退こう。しかしそのかわり……そこの俺の腕を返してくれ。」
ジョー「……。分かった。」
宇田「…………」
宇田はクロロの手をビクつきながら拾って投げた。
クロロ(急げばマチの念糸縫合で治るか……)
クロロ「……ああ、あと、伝えておいてくれ……これに懲りたら」
もう二度と俺達を狙わない方がいい。
クロロはビルから静かに歩いて出て行った。
クロロ(想定外すぎるな……こっちの新一とか言う方は……)
新一「…………」
クロロ(虫の息……今から病院に急いでも助かる確率は5パーセント程度か……?)
ジョー「おいッッ!!!!!! 聞いてんのか!!!!」
クロロ「目的はほぼ果たした……それにこのボロボロの状況じゃ分が悪いな……
分かった、退こう。しかしそのかわり……そこの俺の腕を返してくれ。」
ジョー「……。分かった。」
宇田「…………」
宇田はクロロの手をビクつきながら拾って投げた。
クロロ(急げばマチの念糸縫合で治るか……)
クロロ「……ああ、あと、伝えておいてくれ……これに懲りたら」
もう二度と俺達を狙わない方がいい。
クロロはビルから静かに歩いて出て行った。
171: 2011/06/14(火) 22:19:25.75 ID:AWKWbPvN0
宇田「ジョー!! 早く新一君たちを治療だ!!!」
ジョー「えー……だからよ……この能力は俺に似合ってないから使いたく……」
宇田「いいから早くしろ!!!」
ジョー「はいはい。」
ジョーは自らの念能力で新一たちを治療し続けた。
ジョー「えー……だからよ……この能力は俺に似合ってないから使いたく……」
宇田「いいから早くしろ!!!」
ジョー「はいはい。」
ジョーは自らの念能力で新一たちを治療し続けた。
172: 2011/06/14(火) 22:21:47.31 ID:AWKWbPvN0
5時間後…………
新一「…………うっ……」
ジョー「……気が付いたか!」
宇田「…………!!」
宇田(新一君!!!)
ジョー「あと1時間もあればいいところまで持って行けると思うぜ。」
宇田「……! ……!」
ジョー「さてと、頑張るか。」
宇田「…………。」
新一「…………うっ……」
ジョー「……気が付いたか!」
宇田「…………!!」
宇田(新一君!!!)
ジョー「あと1時間もあればいいところまで持って行けると思うぜ。」
宇田「……! ……!」
ジョー「さてと、頑張るか。」
宇田「…………。」
175: 2011/06/14(火) 22:24:13.44 ID:AWKWbPvN0
ジョー「……終わったぞ。」
新一「あ……う、宇田さんにジョー! どうしてここに……団長は……団長はどこですか!?」
宇田「新一君……君たちが何かすごい悩んでるみたいだったから、心配して後を追いかけたんだ。」
ジョー「仕事しろよ。」
宇田「うるさい!」
宇田「団長は逃げて行ったよ。多分君たちが死んだと思ったんだろうね……」
新一「逃げた……それじゃあ、俺たちは負けたのか……」
新一(幻影旅団討伐失敗……か)
ミギー「……いや、それは少し違うかもな。」
新一「……ミギー!」
宇田「ミギー君!」
新一「あ……う、宇田さんにジョー! どうしてここに……団長は……団長はどこですか!?」
宇田「新一君……君たちが何かすごい悩んでるみたいだったから、心配して後を追いかけたんだ。」
ジョー「仕事しろよ。」
宇田「うるさい!」
宇田「団長は逃げて行ったよ。多分君たちが死んだと思ったんだろうね……」
新一「逃げた……それじゃあ、俺たちは負けたのか……」
新一(幻影旅団討伐失敗……か)
ミギー「……いや、それは少し違うかもな。」
新一「……ミギー!」
宇田「ミギー君!」
176: 2011/06/14(火) 22:26:22.69 ID:AWKWbPvN0
ミギー「……あそこに吹っ飛んだカメラがあるだろ? あれにまだ死体の写真が残っていれば……」
新一「……そうか!!! その写真をハンター協会に見せさえすれば!!!」
宇田「……?」
ジョー「なにいってんだこいつら。」
新一「……そうか!!! その写真をハンター協会に見せさえすれば!!!」
宇田「……?」
ジョー「なにいってんだこいつら。」
179: 2011/06/14(火) 22:28:40.96 ID:AWKWbPvN0
―飛行機内―
新一「宇田さん、ジョー……ありがとうございます!」
宇田「大丈夫だよ……ちょっとだけ怖かったけどね。」
ジョー「ちょっとじゃねーだろ、めちゃめちゃビビってたじゃねーか。」
宇田「うるさい!」
新一「……ハハ。」
ミギー「…………。」
(ミギー「ボディがあれじゃな。」)
ミギー「宇田……」
宇田「…………?」
ミギー「すまん。」
終わり
新一「宇田さん、ジョー……ありがとうございます!」
宇田「大丈夫だよ……ちょっとだけ怖かったけどね。」
ジョー「ちょっとじゃねーだろ、めちゃめちゃビビってたじゃねーか。」
宇田「うるさい!」
新一「……ハハ。」
ミギー「…………。」
(ミギー「ボディがあれじゃな。」)
ミギー「宇田……」
宇田「…………?」
ミギー「すまん。」
終わり
186: 2011/06/14(火) 22:32:02.57
乙
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