1: 2011/11/11(金) 22:29:38.70 ID:mHZjyS6X0
まどか「そうだったの!?」

ほむら(まあ嘘だけど)

ほむら(たまには中学生に人気の漫画でみんなとコミュニケーションを取るのも悪くないわね)

まどか「ほむらちゃんもだったんだね!」

ほむら「……も?」

まどか「私も実は『マドマドの実』を食べたんだよ!!」ドーン

ほむら「そ、そうだったの」

ほむら(ノってくるとは思わなかったわ…よし、このまま一緒に遊んで仲良く――)

まどか「ほら、私はどこにでも窓を作ることができるんだよ」ガチャッ

ほむら「なん…だと…?」

4: 2011/11/11(金) 22:34:42.13 ID:mHZjyS6X0
ほむら「え、いや、あの……え?」

まどか「この窓はいろんなとこに繋がってるんだよ。だから忘れ物した時に家に帰らなくても持ってこれたりするんだ~」

ほむら「ちょ、ちょっと待って…私は冗談のつもりで」

まどか「私は『どこにでも小窓』って呼んでるんだけどね」

ほむら「そのネーミングはどうにかならなかったの?」

さやか「おはよーまどか、それに転校生も」

仁美「おはようございます」

まどか「二人ともおはよう!ねえねえ、なんとほむらちゃんも悪魔の実の能力者だったんだって!」

さやか「マジで!?凄いじゃん!実は私達もなんだ!!」ドーン

ほむら「……も?」

さやか「私は『サヤサヤの実』で鞘を一杯出せるの」ヒョイッヒョイッ

ほむら「へ、へぇ~」

さやか「あんまり役に立たないんだけどね」

ほむら(一体何なのこの時間軸は……)

6: 2011/11/11(金) 22:35:54.52
女の子が鞘を出すとか、はしたない

9: 2011/11/11(金) 22:41:04.10 ID:mHZjyS6X0
ほむら「まさか、あなたも?」

仁美「えぇ、私は『トミトミの実』を食べましたわ」ドーン

ほむら「それはどんな能力なの?」

仁美「お金持ちになれる能力ですわ!」

まどか「さすがお嬢様だよね」

さやか「正直羨ましいわ~」

ほむら「お金を作るの?」

仁美「宝くじに当たり易くなりますの」

ほむら「一応犯罪じゃないのね」

ほむら(てっきり『ヒトヒトの実』を食べたトミー・トミー・チョッパーだとか言うのかと思ったわ)

10: 2011/11/11(金) 22:44:15.98 ID:mHZjyS6X0
まどか「それで、ほむらちゃんの能力はどんなのなの?」

ほむら「え?」

さやか「ホムホムってことは……なんだろ?」

仁美「想像がつきませんわね」

ほむら「えっと、あれはなんていうか、冗談っていうか……」

まどか「もしかして能力者じゃないの…?」ショボーン

さやか「なんだー、がっかりだなー」ションボリ

仁美「せっかく新しいお仲間かと思いましたのに」ションボリアン

ほむら「……ちょ、ちょっと待ってて!すぐ考え…じゃなくて、用意するから」

ほむら(まずいわ……自分で言っといてなんだけど、ほむ人間ってなんなのよ!?)

12: 2011/11/11(金) 22:48:05.33 ID:mHZjyS6X0
まどか「まだ~?」

ほむら(こ、こうなったら一か八かに賭けるしかないわね)

ほむら「……」プクー

三人「…?」

ほむら「……」プニプニ

さやか「……えっと、何?」

ほむら「こうやって、ほっぺを膨らませてツンツンってすると、その、相手は微妙に和む……みたいな能力…?」

ほむら(あ、なんか自分でやってて死にたくなってきたわ)

まどか「確かに和むね!ほむらちゃんスゴイ!」

さやか「あたしより微妙な能力の人がいたとは……」

仁美「まあでも、可愛いからありですわね!」

ほむら「どういたしまして……」

13: 2011/11/11(金) 22:48:59.38
かわいい

14: 2011/11/11(金) 22:50:21.92
これはほむほむしてるわ

17: 2011/11/11(金) 22:52:49.16 ID:mHZjyS6X0
早乙女「はい、みなさん授業を始めますよ」

まどか「じゃあまた後でね~」

ほむら(何とか凌いだのはいいけど、一体なんだというのかしらこの世界は)

早乙女「から揚げに勝手にレモンをかけるのはどう思いますか!?はい!中沢くん!!」

中沢「ふ、ふざけるなよ…!戦争だろうが…聞いてからかけるならまだしも、勝手にかけたら…戦争だろうが……!戦争じゃねえのかよ…!!」

ざわ…ざわ…

早乙女「ぐぬぬ……」

男子「流石『ザワザワの実』の能力者だぜ」

女子「教室の空気を一瞬にしてざわざわさせちゃったね」

ほむら(……とりあえず、割とみんな能力者なのね…ちょっとしょぼい系の)

23: 2011/11/11(金) 22:56:31.61 ID:mHZjyS6X0
放課後

さやか「まどかー、帰りにお茶してかなーい?」

まどか「うん!ほむらちゃんもどうかな?」

ほむら「ごめんなさい、急ぐ用事があるから」

仁美「そうですか?それではまた明日」フリフリ

まどか「ばいば~い」

ほむら(今日はとりあえず情報収集を優先よ)


CDショップ裏

まどか「何これ?なんかヤバいよ」

使い魔「デレシシシシ」

さやか「まずいよこれ、早く逃げよう!」

?「そこまでよ!!!」

24: 2011/11/11(金) 23:00:08.45 ID:mHZjyS6X0
マミ「あなた達の相手は、この巴マミよ!!!」ドーン

使い魔「デレシシ?」

マミ「はぁっ!!!」

バンバン ボシューン

マミ「もう大丈夫よ二人とも」

まどか「ありがとうございます…助かりました」

マミ「いいのよ、気にしないで?」ニコッ

まどさや「!!」ドキーーン

まどか「な、なんだろう今の気持ち…!」

さやか「すっごく可愛いって思っちゃった…!」

ほむら「何をしているのあなた達」

マミ「あら、お知り合い?」キョトン

ほむら「!?」ズキューン

ほむら(何かしら…こう、胸の奥がキュゥっとなるような不思議な感覚が……)

28: 2011/11/11(金) 23:04:55.12 ID:mHZjyS6X0
QB「やあマミ、危ないところだったね」

マミ「QB!良かったわ、心配してたのよ!」ダキッ

さやか「おぉ、なんか不思議生物を抱きしめるこの人可愛い!」

まどか「一体どうしちゃったんだろう、私達…?」

QB「それはきっと、マミの『モエモエの実』の能力だろうね」

まどさや「もえもえ…?」

マミ「自分ではよく分からないんだけど、なんだかいろんな人が私を見て萌え~とか言ってくるの」

QB「彼女の例えどんな仕草でも、それを見ている人間を萌え萌えにすることができるのさ!危うく僕まで萌えに走るくらいの可愛さだったよ」

マミ「もうっ、人前でそんなに言わないでよ!照れちゃうじゃない…」カァ

三人「!!!」ドキーン

ほむら(モエモエの実……なんて恐ろしい能力なの)

32: 2011/11/11(金) 23:10:43.10 ID:mHZjyS6X0
マミ「自己紹介がまだだったわね。私は巴マミ、見滝原中の三年生よ」

まどか「え、えと、鹿目まどかです!二年生です!!」ドキドキ

さやか「同じく美樹さやかです!」ドギマギ

マミ「そっちのあなたは?どうやら、あなたも魔法少女のようだけど?」

ほむら(くっ……平常心平常心)

ほむら「あ、暁美ほむらよ…QBに用があったのだけど、今日のところは引き揚げさせてもらうわ」

マミ「そんなぁ…せっかく魔法少女のお友達が増えると思ったのにぃ……」ショボーン

ほむら「…!やっぱりやめにするわ!だから落ち込まないで!!」

マミ「ほんとぉ!?ありがとう暁美さん!!」パアァ

ほむら(まずいわ、ペースが乱されまくってる)

さやか「ところで魔法少女ってなんなんですか?」

マミ「なら、そのことで話があるからみんなでうちにいらっしゃい」ニコッ

三人(か、可愛すぎる…!)

38: 2011/11/11(金) 23:15:31.01 ID:mHZjyS6X0
マミの家

マミ「――とまあ、これが魔法少女なのよ」

まどか「願い事をなんでもかぁ~」

さやか「なかなか魅力的な話だよね」

QB「それにしても暁美ほむら、君は不思議な存在だね…僕が契約した覚えのない魔法少女だなんて」

まどか「そうなのほむらちゃん?」

ほむら「……今は何を言えないわ」

マミ「どうして?QBが何か悪い事でもしたのかしら…?」

ほむら「!……と、とにかく無理なのよ」

ほむら(魔法少女の真実をこんなところで言ったら確実に巴マミは落ち込むわ……それは絶対に駄目なことなのよ…悲しい顔は見たくな――)

ほむら「って、すっかり洗脳されてるじゃない!」ガチャン

マミ「!?暁美さん…?ごめんなさい、紅茶がお口に合わなかったかしら?」シュン

ほむら「べ、別にそういう訳じゃないけど……」

マミ「そう?なら良かったわ!」

ほむら(本当にやりにくいわ)

41: 2011/11/11(金) 23:22:34.15 ID:mHZjyS6X0
マミ「そうだわ!願いが決まらないなら明日にでも魔法少女体験コースをやってみない?それからでも遅くはないはずよ!」

さやか「それはぜひ参加したいです!」

まどか「ちょっと怖いけど、私も一緒に行きたいです」

ほむら「なら私も行くわ」

マミ「そうね、二人いれば安心よね」

QB「マミはずっと一緒に闘う仲間を欲しがってたからね」

マミ「もうっ!それは内緒にしててって言ったでしょ!」プリプリ

三人(可愛い…!)

ほむら(ってもういい加減慣れてもいいんじゃないかしら……できるだけペースを乱されないようにしないと)

44: 2011/11/11(金) 23:25:51.55 ID:mHZjyS6X0
さやか「それじゃあ私達そろそろ帰りますね」

マミ「またいつでも来てね?」ニコッ

まどか「はい!さやかちゃん、暗くなってきたしどこにでも小窓で帰る?」ガチャッ

ほむら「え?」

さやか「いやあサンキューまどか!助かるよ~」イソイソ

まどか「ほむらちゃんも小窓で帰る?一人分なら通れる大きさだから大丈夫だよ?」

ほむら「いえ、私は遠慮しておくわ……」

まどか「じゃあお先に失礼するね」イソイソ

バタン

ほむら(巴マミのインパクトですっかり忘れてたけど、まどかも能力者だったわね)

マミ「あの、暁美さん…もしよかったら、晩御飯も一緒にどうかしら…?その、迷惑でなかったらでいいんだけど……」モジモジ

ほむら「!!……大丈夫…大丈夫よ私…うっかり口を滑らせることはないはず……」ブツブツ

ほむら「分かったわ、一緒に食べましょう」

マミ「ありがとう暁美さん!さっそく腕によりをかけて作るわね!」

ほむら「まあ、たまにはこういう平和な世界も悪くないわよね」

45: 2011/11/11(金) 23:30:54.83 ID:mHZjyS6X0
翌日放課後、喫茶店

マミ「これから魔法少女体験コースを始めるけど、二人は何か身を守るもの持ってきた?」

さやか「あたしはほら、鞘をいくらでも出せるんでこれでぶん殴りますよ!」

まどか「私は魔法少女の衣装とか……」

さやか「まどか、あんたって子は……」

マミ「ふふ、可愛いじゃない?そういうの素敵だと思うわ」

まどか「う~ん、やっぱり変かな~」

マミ「暁美さんは大丈夫よね?」

ほむら「えぇ…これがあるから」スッ

さやか「なにそれ?拳銃?」

まどか「ホムホムのピストルだね!?」

ほむら「ほむ!?」

まどか「カッコいいなー」

ほむら「そ、それはどうも……」カァ

ほむら(なんだかまどか以上に恥ずかしい気がするわ……)

46: 2011/11/11(金) 23:35:21.66 ID:mHZjyS6X0
マミ「はぁ!!」バンバン

さやか「おりゃー!」ビシッ

ほむら「っ!!」バチュン

まどか「みんな凄いな~…私も魔法少女になって戦えないかな?」

QB「願い事は決まってるのかい?」

まどか「それはまだだけど…でも、マミさんみたいにかっこよくて萌える魔法少女になれたら、それはとっても嬉しいなって……」

ほむら「まどか、魔法少女として警告させてもらうけれど、そいつの言葉に騙されては駄目よ」

QB「騙すだって?失敬だなあ」

ほむら「よくも抜け抜けと――」

マミ「暁美さん!魔女のお出ましみたいよ!」

ほむら「ちっ…話は後ね」

47: 2011/11/11(金) 23:42:26.91 ID:mHZjyS6X0
マミ「ティロ・フィナーレ!!」ボシューン

ゲルトルート「シャーハッハハハハ…」

マミ「これがグリーフシードよ。こうしてソウルジェムを綺麗にするの」

さやか「うわー、こんなになってるんだ」

マミ「暁美さんの分もあるわよ」

ほむら「どうも……巴マミ、念のため聞いておきたいのだけど、あなたはソウルジェムが濁りきるとどうなるか知ってるのかしら?」

QB「!」

マミ「そういえば知らないけど……暁美さんは知ってるの?」

ほむら「……いえ、知らないわ」

マミ「そうなの?QBは知ってるの?」キョトン

QB「!!」ドキーン

QB「や、やだなー、僕が知ってたらちゃんといってるに決まってるじゃないかーあはははー!」

マミ「そうよねぇ…」

ほむら(QBのやつ…何が走るとこだったよ……既に萌えに走って巴マミを悲しませないように嘘吐いてるじゃないの)

49: 2011/11/11(金) 23:46:17.44 ID:mHZjyS6X0
マミ「まあ、魔法少女のことはよく考えてから決めるといいわ」

さやか「そういえば、マミさんの願い事ってなんだったんですか?」

マミ「そうね…今でもあの時のことは覚えてるわ……」
~~~~~~~~~~

以下無駄に長い回想編

―――――ドライブだー!―――――

―――――事故だー!―――――

―――――死にそうだー!―――――

―――――君の願いはなんだい?―――――

―――――い゛ぎだい゛!!! ドーン―――――

~~~~~~~~~~

56: 2011/11/11(金) 23:52:48.41 ID:mHZjyS6X0
マミ「――と言うことがあったの……聞いてる?」

さやか「はっ!すいません、ちょっとだれてました」

マミ「もう、真剣に聞いてよ!」プンスカ

まどか「可愛い」

マミ「とにかくよく考えるのよ?」

さやか(願い事か~……)

57: 2011/11/11(金) 23:55:20.51 ID:mHZjyS6X0
後日、病院

さやか「よし、対策はバッチリ……」

さやか「やっほー恭介、元気?」

恭介「やあさやか……!!!…さやかは、僕を苛めてるのかい…?」

恭介「そんなに着こんでたら下着が見えないじゃないか!!」

さやか「うるさい!見られたくないだけだっつーの!この『スケスケの実』の変態人間!!」

恭介「ふぅ、変態人間とは失礼だな?僕はこれでも紳士な能力だと思ってるんだよ?」ドーン

恭介「下着までしか透かせないし、上の服は最大三枚までだし」ドドーン

さやか「うっさいスケベ!!」

61: 2011/11/12(土) 00:01:04.95 ID:z6gozeAA0
さやか「じゃ、あたしはもう帰るから」

恭介「うん……暑いだろうから、次は薄着でいいからね?」

さやか「死ね」ビシッ

恭介「痛っ…鞘で殴らないでくれよ」

さやか「恭介の下半身ぴったりの鞘を作ってズボン脱げないようにしてあげようか?」

恭介「すいませんでした」

さやか「じゃあね~」

バタン

恭介「ふぅ……看護婦さんでも呼ぼうかな」

64: 2011/11/12(土) 00:06:19.77 ID:z6gozeAA0
さやか「お待たせ~」

まどか「おかえり、じゃあ帰ろっか?」

さやか「あれ?これってグリーフシードじゃない?」

まどか「ほんとだ!大変、すぐにマミさんかほむらちゃん呼ばなきゃ!!」

マミほむ「その必要はないわ」ドーン

まどか「ふぇ!?どうして二人ともここに?」

マミ「暁美さんが嫌な予感がするっていうから、一緒にこの辺をパトロールしてたの」

ほむら「そういうことよ」

ほむら(本当は知ってたからだけど)

さやか「じゃあ、すぐにお願いします!」

マミ「オーケー!行くわよ暁美さん!」シュパァン ヘンシーン

ほむら「え、えぇ……」ドキドキ

まどか「今さらだけど」

さやか「変身シーン最高だよね」

QB「同意せざるを得ないね」

67: 2011/11/12(土) 00:11:36.46 ID:z6gozeAA0
シャルロッテ「……」

マミ「悪いけど、一気に決めさせてもらうわよ!」

ほむら「油断しないでよ」

ババババーン

マミ「ティロ・フィナーレ!!」ボシューン

シャルロッテ「クハッハッハッハッハ」グモーン

マミ「は」

ほむら「危ない!!!」

ドゴーーン

マミ「きゃっ」ドタッ

さやか「びっくりしたマミさん萌え~!」

ほむら「危なかったわね」

まどか「凄いよほむらちゃん!ホムホムのバズーカだね!!」

ほむら「……もうなんでもいいわよ」

69: 2011/11/12(土) 00:16:12.28 ID:z6gozeAA0
ほむら「何とか倒せたわね」

さやか「マミさん危機一髪だったね」

マミ「……」

まどか「マミさん?」

マミ「ふぇぇ怖かったよぉぉぉ」エグゥ

一同「か、可愛い……!」

まどか「いつもお姉さんなマミさんが!」

さやか「子供のように泣いている!」

QB「これはもう萌えだね!萌え!!」

ほむら「この能力が魔女にも聞けば巴マミは無敵なのに」

73: 2011/11/12(土) 00:22:28.41 ID:z6gozeAA0
翌日

さやか「まどか、小窓貸してくんない?宿題忘れちゃった」

まどか「いいよ~」ガチャッ

ほむら「あなた達随分余裕そうね……もう魔法少女は諦めたのかしら?」

さやか「んー、それなんだけどどうしようかなってさ……昨日のマミさんみたいに、やっぱり危ないこともあるんだろうしね」

まどか「私もちょっと怖くなってきたんだよね」

ほむら「ならいいわ…いい?魔法少女なんて碌なものじゃないのよ。決してなりたいだなんて思っては駄目よ?」ドーン

さやか「そうだね……もう体験コースもいいかな……」

QB「二人はそれでいいのかい?このままだとマミが悲しむよ?萌えはどうするのさ?それに戦闘中のマミも萌えるだろ?」

まどか「私やっぱりなろうかな」

さやか「願い事考えなきゃね」

ほむら「余計なこと言うんじゃないわよ!!!」

76: 2011/11/12(土) 00:34:18.52 ID:z6gozeAA0
後日、病院

さやか「ふぅ~……覚悟よし、っと……」

さやか「やっほー恭介、元気ー?」

恭介「やあさやか……!!!…え、あれ?上下お揃いの薄い水い――」

さやか「解説すんな!普通にしてればいいでしょ!!!」

恭介「あ、ごめん、まさかほんとに普通の格好で来るなんて思わなくって」

さやか「ま、まあ、今日は暑かったから、仕方なくね……ほら!それよりお土産!」スッ

恭介「ありがとうさやか……ふーん…ほほーぅ…これはなかなか」

さやか「死ね」ビシッ

恭介「痛ッ…鞘で叩かないでくれってば」

78: 2011/11/12(土) 00:39:30.46 ID:z6gozeAA0
さやか「うりゃ!」ポコン

恭介「うわっ!僕の全身がでっかい鞘に収まってる!?暗い!!」ドーン

さやか「ふっふっふー、これで私の姿は見えまい」プププ

恭介「トイレは?」

さやか「…さあ?」

恭介「さやか様!頼むからこれ消してくれ!!」

さやか「気が向いたらね~。あたしもう帰るわ」クルッ

恭介「え、マジで帰るの?何しに来たの?っていうかこのまま?」

さやか「……ねえ恭介…腕が動かないのはやっぱり嫌…?」

恭介「へ?そりゃまあ不便だけど……」

80: 2011/11/12(土) 00:43:10.23 ID:z6gozeAA0
さやか「ふーん…そっか……そうだよね」

恭介「それよりこれピッチリ嵌まってて動く方の手すら動かせないんだけど」

ガラァ ピシャッ

恭介「……さやか?さやか!?」

恭介「ほんとに帰った…だと…?あ、やばい、あそこがのっぴきならない状態に……」


さやか「QBどこかな……」

ほむら「契約するつもり?」

さやか「あ、ほむら」

ほむら「……もう少し待ってもらえないかしら?」

さやか「なんで…?」

ほむら「いえ、ちょっと探してみたい人がいるの…もしかしたら、ってことがあるかもしれないじゃない」

さやか「…?」

83: 2011/11/12(土) 00:52:07.24 ID:z6gozeAA0
隣町

杏子「何さあんた?人の獲物横取りしようっての?」

ほむら「あなたと争うつもりはないわ、佐倉杏子」

杏子「!あんた…どこかで会ったか?」

マミ「久しぶりね、佐倉さん」

杏子「ふん、なるほどね…マミの知り合いかよ」

ほむら「巴マミから少し話を聞いてるわ……あなたの悪魔の実の能力について」

杏子「へぇ…だったら何?戦争でもしようっての?」

ほむら「助けて貰いたい人がいるのよ」

杏子「何言ってんだ……お断りだね、めんどくせー」

85: 2011/11/12(土) 00:55:53.11 ID:z6gozeAA0
マミ「お願い佐倉さん…力を貸してほしいの…!」

杏子「!!」ドキーン

杏子「いや、マミのそれはもう克服したんだ……今更あたしには効かねぇ!!」ドーン

マミ「そ、そんなぁ……」ウルウル

杏子「効かねぇもんは効かねぇ!!」

マミ「……うぐ…ひっく……そ、そうよね…さ、佐倉さんも、忙しいわよね……グスン」

杏子「くっ……平常心平常心平常心平常心……」ブツブツ

マミ「ごめんなさいね、無理なお願いしちゃって……元気でね……」グスン

杏子「!!!」ズキューン

杏子「ちっくしょー嘘だよマミ!!マミのお願いなら何でも聞いちゃうよ!!ほんとごめんってば!!!」

マミ「佐倉さん!ありがとう!」パアァ

杏子「その笑顔最高に萌えだぜ!!」ドーン

ほむら「……ちょろいわね」

90: 2011/11/12(土) 01:04:04.16 ID:z6gozeAA0
その日の夜、廃工場

まどか「仁美ちゃんしっかりしてよ!」

仁美「うふふ、みんなでいい所に行きましょう」

まどか「こんなものこーだ!!」ガチャッ

まどか「小窓からぽーいっだよ!」ポイット

仁美「待ちやがれですの~」

まどか「『どこにでも小窓』でどっかいっちゃえ!」ガチャッ

仁美「しまった」

まどか「ふぅー、なんとかセーフだね」

エリー「ヤッハッハッハッハ」

まどか「しまった、魔女がまだいたんだ…私も小窓で逃げなきゃ!」

92: 2011/11/12(土) 01:08:08.54 ID:z6gozeAA0
杏子「おりゃあああ!!!」ザシュズバァ

まどか「え、誰?」

杏子「自己紹介は後だ、まずはこいつを片付けるぞ!」ドーン

杏子「マミ、ほむら!こいつはあたしの獲物だからな!!」

ほむら「えぇ、お手並み拝見と行くわ」

エリー「ヤハハハハハハハハ」

杏子「しまった、捕まった!」

まどか「そんな…!」

エリー「ヤッハハハハハハハ」

杏子「なーんてね」ニヤリ

杏子「そいつは幻だよ!本体はこっちさ!!」ドドーン

杏子「くたばりやがれ!!」

ズバアーーン

95: 2011/11/12(土) 01:11:55.93 ID:z6gozeAA0
杏子「いっちょあがりっとね」

マミ「流石佐倉さんね」ニコッ

杏子「うっ…ま、まあこれくらいどうってことないよ」テレテレ

ほむら「まどか、紹介するわね。魔法少女の佐倉杏子よ」

杏子「よろしくな」

まどか「鹿目まどかです、助けてくれてありがとうございました」

まどか「さっきのは魔法なんですか?」

杏子「いや、あれはあたしの『キョコキョコの実』の能力さ」

まどか「随分言いにくそうですね」

杏子「ほっとけ……虚構、つまり幻を見せられんのよ」

ほむら「魔法少女としての能力とダブってるわよね」

杏子「なんでそれ知ってんだよ…ま、結果的にあんま変わらなかったってことだな」

99: 2011/11/12(土) 01:18:24.61 ID:z6gozeAA0
まどか「そうなんですか、隣町からわざわざ……でも、どうしてこっちに?」

ほむら「美樹さやかのために一肌脱いで貰うことにしたの」

まどか「さやかちゃんの…?」

杏子「ま、上手くいくかどうかはやってみなきゃ分かんねーけどな」

マミ「大丈夫よ、佐倉さんならきっとうまくいくわ」

杏子「もうっ、そんな目で見ないでくれよ!照れるぜ!」

まどか「なんか、マミさん相手だとキャラ違うよね?」

ほむら「聞きたい?また長い回想になるかと思――」

まどか「じゃあいいや」

まどか「……そういえば仁美ちゃん、どこに連れて行ったんだっけ…?」


一方その頃

仁美「……ここはどこなのでしょうか?」

中沢「倍プッシュだ…!」

ざわ…ざわ…

男子「中沢麻雀つええ」

101: 2011/11/12(土) 01:23:31.70 ID:z6gozeAA0
翌日

さやか「この人が佐倉杏子?」

杏子「よろしくな」

ほむら「さあ、上条恭介のところに案内してあげるといいわ」

杏子「ただし、上手くいくかどうかは五分五分だからな?あんまり期待すんなよ?」

さやか「それでも信じるよ」

さやか「おっと、その前に厚着厚着っと」イソイソ

杏子「何やってんだ?そんなに着たら暑いだろ」

さやか「あんたも着た方がいいと思うけど」

杏子「やだよ、暑苦しい」

さやか「じゃあいっか…恭介ー入るよー」

恭介「やあさやか…と、リボンパンツにスポーティなブラの君」

杏子「ぶっ殺す」

さやか「だから言ったのに……っていうかスポーティだと…?」

103: 2011/11/12(土) 01:30:12.19 ID:z6gozeAA0
杏子「さやかてめえ、そういうことは先に言え!!」イソイソ

さやか「ずびばぜん……」ボロッ

恭介「あー、もったいない……」ボロボロッ

杏子「うぜー……で、腕が動かないんだって?」

恭介「そうですけど、どうしてそれを?」

杏子「ようし、あたしの眼を見るんだ」

恭介「?」

杏子「あんたの腕は動かないと言う…だが本当にそうか…?実は動くんじゃないのか…?」

杏子「自分の腕なのに…?果たして動かないなんてことがあるか…?さあ、段々動くような気がしてこないか…?」

杏子「ワン・ツー・キョウコであんたの腕は段々動きだす……段々動きだす…!」

杏子「ワン…ツー…キョウコ…!」パン

杏子「どうだ?」

恭介「……僕の腕は……動く!」スッ

さやか「ほんとに動いた!?なんにもしてないのに!?」

106: 2011/11/12(土) 01:35:00.64 ID:z6gozeAA0
杏子「ま、一種の催眠術だな…本人は治ってると錯覚してるんだ」

さやか「なんってったっけこういうの……確か……ブラスポーティ効果!!」

杏子「わざとだな?」チャキッ

さやか「ごめんなさい、わざとです」

恭介「ありがとうございます!なんだか魔法使いみたいですね!」

杏子「気のせいだよ…ほんとにな」

さやか「ありがとう杏子!あんたのおかげだよ!!」ガバッ

杏子「そいつはどうも」

杏子「いっとくけど、あくまで気休め、完全には治ってないからな……治せるようになるまでは、時々あたしが術をかけ直しに来てやるよ」ボソリ

さやか「それでもいいよ…ほんとに、ありがとね」グスッ

110: 2011/11/12(土) 01:41:02.46 ID:z6gozeAA0
さやか「じゃあね恭介!治ったからってあんまり調子に乗るんじゃないよ!」

恭介「ああ、分かってるよ……本当に、ありがとうございました」ペコリ

杏子「礼ならこいつに言ってやれ」

さやか「え?」

杏子「こいつがどうしてもっていうから来てやったんだ…あんたのこと心配してたんだぞ」

恭介「そうだったのか。ありがとうさやか」

さやか「いやぁ、そんな、お礼言われるほどのことなんかしてないって」タハハ

杏子「じゃ、帰るか」

ガラッ ピシャッ

恭介「……ククク、どうやら僕の時代が来たらしいな……唸れ僕の――」

ガラッ

さやか「やっぱり調子に乗らないように下半身だけ鞘におさめといてあげるね」ボフン

さやか「じゃっ」ピシャッ

恭介「……シ~~~~~ットッ」

113: 2011/11/12(土) 01:50:20.75 ID:z6gozeAA0
後日

まどか「上条君の腕治ったんだって?」

さやか「そうなのよ!いやぁ、よかったよかった」

仁美「おはようございます、お二人とも…ふぁぁ~」

まどか「おはよう仁美ちゃん、寝不足?」

仁美「えぇ、実は昨日徹夜で麻雀をしていまして…気が付いたたお金が元の100倍くらいになっていましたわ」

まどか「流石トミトミの能力だね」

中沢「ばかな…どうして…どうして、こんなことが……!」グニャァ~

男子「中沢がザワザワしていないだと?」

女子「何があったのかしら?」

まどか「あ、上条君じゃない?」

さやか「ほんとだ、今日から学校かー」

仁美「……」

116: 2011/11/12(土) 01:56:19.56 ID:z6gozeAA0
中沢「金がなくて困ってるんだ…来いよ上条…!」

恭介「え、めんどくさい」

ざわ…ざわ…

まどか「話しかけにいかないの?」

さやか「うん、なんか今ざわざわしてるし、あとでいいかなって」


放課後、喫茶店

さやか「何仁美、話って?」

仁美「私、実は上条君のことをお慕いしておりましたの」

さやか「え…?」

さや…さや…

119: 2011/11/12(土) 02:02:45.08 ID:z6gozeAA0
仁美「明日告白しますので、それまでにご決断を…それでは」スクッ

さやか「……」


さやか「はあ、どうしようかな……」

杏子「よ、どうしたんだよ元気ないじゃん」

さやか「杏子……ちょっといろいろ考え事しててね」

杏子「そうか、じゃあ帰るわ」

さやか「ごめん、話聞いて」

杏子「……歩きながら話そうか」

121: 2011/11/12(土) 02:08:22.25 ID:z6gozeAA0
さやか「――ってなわけでさ」

杏子「それのどこに悩む要素があるんだよ…好きなんだろ?ならガツンと行けよ」

さやか「恭介の腕治してもらったじゃんか?あの時、きっと恭介はあたしに恩を感じちゃったと思うんだよね」

杏子「!」

さやか「そんな状態で告白したらさ、あいつひょっとしたら責任感から付き合うって言うかもしれないじゃん」

杏子「悪ぃ、あたしが余計なこと言ったせいで……」

さやか「杏子は悪くないよ…どっちにしろ、ああいうことしたら恭介は、私のことをそういう目で見ちゃうと思う」

さやか「変な恩を感じたままもし付き合ってもらっても、あたしはそんなの嬉しくない…でも、仁美に取られちゃうのはもっと嬉しくないし……」

さやか「あたし、どうすればいいのかなって…ほんと、嫌な子だよあたしって」

杏子「……ちょっと、あたしの昔話聞いてくれる?」

123: 2011/11/12(土) 02:13:38.04 ID:z6gozeAA0
~~~~~~~~~~

以下無駄に長い回想編

―――――どうして私の話を誰も聞いてくれないんだ―――――

―――――君の願いはなんだい?―――――

―――――止まりなさい!信者達!お願い!親父の話を聞いて!! ドーン―――――

―――――人がいっぱい来てくれてる――――――

―――――いいかい杏子、信仰とは人なのだ…!―――――

―――――どういうことだ杏子!全てお前の仕業だったのか!?―――――

―――――この魔女め…!―――――

―――――親父…お袋…モモ…!―――――

~~~~~~~~~~

125: 2011/11/12(土) 02:20:51.25 ID:z6gozeAA0
杏子「結局最後はあたし一人を残して無理心中さ…って、聞いてる?」

さやか「あ、ごめん…ちょっと長すぎて」

杏子「分かってるけど、面と向かって言われると腹立つな」

杏子「まあ、要するにあたしが何を言いたいのかっていうと……」

杏子「あたしは魔女だ」ドーン

さやか「何それ」

杏子「要するにあたしは甘くないってことだ…今からその坊ちゃんとこ行くぞ」

さやか「え、今から?もうすぐ夜なんだけど」

杏子「いいから来い」

127: 2011/11/12(土) 02:25:38.85 ID:z6gozeAA0
恭介の家

恭介「やあ、いらっしゃい…上下濃い青のさやかと前とほぼ一緒の佐倉さん」

さやか「しまった!厚着のための服忘れてた!」

杏子「相変わらずうぜーな……ワン…ツー…キョウコ!」パン

恭介「!?腕が…動かない!」

さやか「ちょっと杏子、あんた何やったの?」

杏子「別に、キョコキョコの能力を一旦解除しただけさ」

さやか「そんな…なんでそんなこと!」

杏子「おい坊ちゃん、悪いけどあんたの腕を治すのやっぱ疲れたからやめにするわ。せいぜい一生そのままでいなよ」

恭介「ど、どういうことなんですか?」

杏子「じゃ、あたし帰るわ」ヒラヒラ

さやか「待ってよ杏子!あんまりだよ!」ガシッ

杏子「超うぜー!」バッ

129: 2011/11/12(土) 02:31:40.29 ID:z6gozeAA0
杏子「あたしはただで能力を使ってやるほどお人よしじゃねーんだよ!じゃあな」バタン

さやか「そ、そんな……なんで…?」

恭介「うっ……」

さやか「恭介、大丈夫?」

恭介「なんだったんだあの人は……結局、僕の腕は一生このままだってことなのか…?」

さやか「そんなことないよ、いつか治せるように――」

恭介「そんなの待ってられないよ!……なんなんだよ、無駄な夢を見させて……」

さやか「ごめん恭介、あたしのせいで…」

恭介「別にさやかのせいじゃないよ…僕が馬鹿だったんだ、くだらない夢に現を抜かして……もういっそ、死んじゃえばよかったのに」

さやか「…何よそれ……ふざけないでよ!」

恭介「さや…へぶっ」

さやか「ちょっと鞘被ってて!」

132: 2011/11/12(土) 02:39:49.42 ID:z6gozeAA0
さやか「死にたいだなんて勝手なこと言わないで!あんたが死んだらみんな悲しむよ!」

恭介「でも、バイオリンが弾けない僕なんか」

さやか「弾けなくてもいい!あたしはどんな姿でも恭介が好きなの!!」ドーン

恭介「え…?」

さやか「ごめんね…あたしズルイ子だよね…こんな時にしか言えなくって……」

さやか「恭介は、あたしを恩人として見てたでしょ…恭介がまた元の状態に戻った…そんなときにしか言えなくって……」

さやか「ごめん、あたし帰るね。返事はしなくていいから」

恭介「ちょ、待ってよさやか!僕は確かに恩人だとは思ってたけど、それとこれとは話が別だろ!?」ドーン

さやか「……へ?」

134: 2011/11/12(土) 02:45:56.85 ID:z6gozeAA0
恭介「そりゃ確かに恩人だよ。でも、そんなの関係なく、僕はずっと君のことが好きだった!」

さやか「……嘘ばっかり」

恭介「嘘なもんか……君が着てきた下着は全部覚えてるよ!上下お揃いのは薄い水色、濃い青、純白、ピンク、しまぱんにオレンジのやつと水玉のブラとそれから――」

さやか「もういいよ!!!」

恭介「そういうのずっと見てきたんだ!下着姿の君が好きだ!!」ドーン

さやか「最悪の告白来た!?」

恭介「さやか、この鞘を取ってくれよ……そして、君の素晴らしい下着姿を見せてくれ…!」

さやか「恭介……恭介…!」バッ

恭介「ありがとうさやか…君の下着姿が一番綺麗だよ」

さやか「ば、馬鹿…///」

138: 2011/11/12(土) 02:50:55.96 ID:z6gozeAA0
杏子「やれやれ、やっと素直になったか」

さやか「杏子!帰ったんじゃなかったの…?」

杏子「今更放っとけるかよ。ワン…ツー…キョウコ!」パン

恭介「……あれ、腕がまた動く?」

杏子「さっきのも幻さ…術を解いたふりして実は新たにかけ直してただけ」

さやか「そ、そうだったの?なんでそんな面倒なこと」

杏子「0にするより上塗りしてったほうが楽なのさ…それより、おめっとさん二人とも」

さやか「ありがとう杏子…何から何まで、あんたに頼りっぱなしで」

杏子「そいつをものにしたのは自分の力だろ?なら、それでいいじゃんか」

恭介「ありがとう佐倉さん。やっぱりスポーティなブラがお似合いで――」

杏子「ワン・ツー……」

恭介「すいませんでした」

142: 2011/11/12(土) 02:57:37.78 ID:z6gozeAA0
ほむら「……」

マミ「覗き見なんて趣味が悪いわよ?」

ほむら「あなたこそ…佐倉杏子が本当に術を解かないか心配で見に来たんでしょう?」

マミ「えへ、ばれてた?」ペロ

ほむら「くっ…あざとい流石巴マミあざとい」

マミ「良かったわね美樹さん」

まどか「良かったねさやかちゃん」ニュッ

マミ「きゃっ!」

ほむら「…まどか、小窓から顔だけ出して覗かないで……ちょっと怖いわ」

まどか「そうかな?」

マミ「……もうっ!脅かさないでよ!」プンプン

まどか「マミさん萌え~」

ほむら「あざとすぎて目眩がしてくるわ…萌えるけど」

144: 2011/11/12(土) 03:02:16.05 ID:z6gozeAA0
後日、ほむらの家

ほむら「それでは、恒例『ワルプルギスの夜をこう、キュッとね?計画』の作戦会議を始めるわよ」

杏子「恒例?」

ほむら「ワルプルギスの出現予測範囲はおよそこの辺りよ」

さやか「スルーだ」

まどか「スルーだね」

ほむら「対策としてはまず私が――」


ほむら「こんなところかしら?」

マミ「分かったわ!私も頑張るわよ!」

杏子「ちくしょー!意気込むマミも可愛すぎるぜ!!全力で守るからな!!!」

さやか「杏子ってマミさんにだけキャラ違くない?」

まどか「まあまあ」

147: 2011/11/12(土) 03:07:37.10 ID:z6gozeAA0
まどか「ねえ、どうしてほむらちゃんはそんなに詳しいの?」

ほむら「別に…あなた達には、関係なんてないから……」

マミ「ほんとに?」キョトン

ほむら「!…えっと、関係ないって言ったら嘘になるんだけど……」

ほむら(駄目だわ、やっぱりこの巴マミ手強過ぎるわ)

マミ「教えてはくれないの…?」

ほむら「……まどかと」

まどか「私?」

ほむら「まどかと、約束したの」

149: 2011/11/12(土) 03:15:22.31 ID:z6gozeAA0
~~~~~~~~~~

以下無駄に長い回想編

―――――あ、暁美ほむらです…よろしくお願いします……―――――

―――――ほむらちゃんもカッコよくなっちゃえばいいんだよ―――――

―――――だって…巴さん、死んじゃったのに……―――――

―――――君の願いはなんだい?―――――

―――――私が魔法少女になるの!!何度でもまどかを守る魔法少女になるの!!!―――――

―――――私も魔法少女になったんだよ!―――――

―――――爆弾作ってきました―――――

―――――鹿目さん!?どうしたの!?―――――

―――――伝えなきゃ…みんなQBに騙されてる…!―――――

150: 2011/11/12(土) 03:18:22.46 ID:z6gozeAA0
―――――QBが嘘吐いて何の得になるわけ?―――――

―――――てめえさやかに何しやがった!―――――

―――――ソウルジェムが魔女を産むなら…みんな死ぬしかないじゃない!―――――

―――――繰り返す……私は何度でも繰り返す―――――

―――――凄かったね、魔女になったまどかは―――――

―――――私の戦場はここじゃない―――――

155: 2011/11/12(土) 03:25:28.28 ID:z6gozeAA0
~~~~~~~~~~

ほむら(結局言ってしまったわ……)

ほむら「全てはまどか、あなたを守るためなのよ」

さやか「そのために何度も繰り返してきたのか……いい話ね!」

杏子「待て待て待て待てーい……すげえ重要なこと言ってたよな?」

まどか「ソウルジェムは私達の魂で」

マミ「ソウルジェムが魔女を産むですって?」

ほむら「お、落ち着いて巴マミ!気を確かに!」

マミ「……うっ……ひっく……」グズッ

マミ「うああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああんん!!!!そんなの嘘よおおぉぉぉぉぉぉぉおおおぉぉ!!!」グズグズ

さやか「ありゃー、マジ泣きだこれ」

杏子「てめえほむら、ふざけんじゃねえ!マミを泣かすな!」

ほむら「ご、ごめんなさい…えっと……」アセアセ

158: 2011/11/12(土) 03:32:49.24 ID:z6gozeAA0
マミ「うぐぅ…グスン……ひっく…」

さやか「泣いてるマミさんも超可愛い」ナデナデ

まどか「ほんとだね~」ナデナデ

杏子「くっそ、どうすんだよ」ナデナデ

ほむら「私はなんてことをしてしまったのかしら……」ナデナデ

まどか「大丈夫ですよマミさん…マミさんは今までいろんな人の命を救ってきたじゃないですか」ナデナデ

さやか「あたしらだって、マミさんに助けて貰ったんですから!本当に感謝してるんですよ」ナデナデ

杏子「あたしだってマミに助けて貰ったんだ!マミは今までのマミでいいんだよ!」ナデナデ

ほむら「マミさん、あなたは力の弱い私を手伝ってくれた素晴らしい先輩です。そんなマミさんだって、勿論助けたいんですよ」ナデナデ

マミ「……ごめんねみんな、少し取り乱しちゃったわね…」コスコス

マミ「でももう大丈夫よ!見滝原の平和は私が守るんだから!」

四人(復活したマミさん可愛い…!)

160: 2011/11/12(土) 03:36:30.70 ID:z6gozeAA0
ほむら「それじゃあ、明日は頼んだわ」

杏子「任せとけ」

マミ「頑張るわよ!」

さやか「おやすみー」

まどか「頑張ってね」

バタン

ほむら「……はぁ、結局全てを話してしまったわね」

QB「そういうことだったんだね、君がいろいろとイレギュラーな理由は」

ほむら「盗み聞きとは趣味が悪いわね」

QB「覗き見したことのある君に言われたくはないさ」

ほむら「何の用かしら、インキュベーター?」

QB「いやなに、どうして一介の中学生に過ぎないまどかにあれほどのパワーが宿っているのかようやく分かったから、報告してあげようと思ってね」

162: 2011/11/12(土) 03:40:25.95 ID:z6gozeAA0
QB「つまり、何度も繰り返して因果の糸が絡まっちゃったのさ」

ほむら「そんな…全て私のせいだと言うの……?」

QB「お手柄だよ暁美ほむら。君がまどかを最強の魔法少女候補へと育て上げたんだ」

ほむら「残念だけど契約はさせないわ。必ず明日は勝ってみせる」

QB「果たしてそううまくいくか」ガチャッ

ほむら「!?QBが突然ボッシュートされた…?」

まどか「私だよほむらちゃん」

ほむら「まどか!帰ったんじゃなかったの?」

まどか「えへへ、小窓で戻ってきちゃった」

ほむら「どうして……」

まどか「ほむらちゃんに、お礼が言いたくて」

163: 2011/11/12(土) 03:46:03.40 ID:z6gozeAA0
まどか「何度も私のために繰り返してくれて、ありがとう」

ほむら「その言葉が聞けただけでも私は嬉しいわ…ありがとう、必ず勝つわ」

まどか「うん…でも、何かあったら呼んでね?必ず駆けつけるから」

ほむら「その必要はないわ……多分ね」

まどか「そんな水臭いこと言わないでよ!私達、友達でしょ!」

ほむら「!……うん、そうだね…もう友達になれたんだよね……」

まどか「へへ…ほむらちゃん、あれやってくれる?ホムホムの能力使ったやつ」

ほむら「え?えっと……」

ほむら「……」プクー プニプニ

ほむら「こ、これでいいかしら?」

まどか「ティヒヒ、和めたかな?」

ほむら「……えぇ、とっても和んだわ。ありがとうまどか」

まどか「頑張って」

167: 2011/11/12(土) 03:53:51.19 ID:z6gozeAA0
ワルプルギスの夜、襲来



杏子「ド派手にいくか!!!」



マミ「か弱き人々にご安心いただくため、凶悪なあなたはここで討たせてもらうわ」



ほむら「……来る!」



ワル夜「ゼーハーハハハハハハハハハハ」

170: 2011/11/12(土) 03:58:43.37 ID:z6gozeAA0
カチリ

ほむら「まずは私が」

ほむら「……ほ、ホムホムのバズーカぁ~!!!」

ほむら「ホムホムのガトリング!!!」

ほむら「ホムホムのロケットぉ~!!!」

カチリ

ドドドドドドドドドーン

ワル夜「ゼハハハハハハハ」

杏子「キョコキョコの実バージョン…ロッソ・ファンタズマ!!!」ポンポンポンポンポン

杏子「いっけぇーー!!」

\ワーワー/ \トツゲキー/ \マミサーン/ \クラエー/

マミ「ティロ・ボレー!!!」

ババンバンババン

171: 2011/11/12(土) 04:05:04.38 ID:z6gozeAA0
ワル夜「ゼハハハハハハ」チュイーン

マミ「黒い衝撃波!?」

ほむら「避けて!」

マミ「くっ…」

杏子「やべー、使い魔が増えてきやがった……あたしの能力だけじゃ捌き切れねー!」ザシュ

使い魔「ウィーハッハッハ」

マミ「いやぁ…来ないでよ!」バチューン

使い魔’s「!」ドキーン

マミ「……あら?大人しくなったわね?」

ほむら「使い魔には効果あったのね…ちょっと見なおしたわ」

173: 2011/11/12(土) 04:09:45.48 ID:z6gozeAA0
ワル夜「ゼハハハハハハハハ」ズズズズ

杏子「!?なんだ、体が吸い寄せられる!」ズリズリ

ほむら「回る歯車から黒い渦が…?」ズリズリ

マミ「駄目…きゃっ!」フワッ

杏子「マミ!」

ワル夜「ゼーハハハハハハハ」チュイーン

マミ「きゃあぁぁああぁ!!!!!」

杏子「マミーーー!!!」

マミ「……」ドサッ

ほむら「まずいわ、早く回復しにいかないと」

ワル夜「ゼハハハハハハ」ズズズッ

杏子「くそ、また引き寄せるつもりか!」

175: 2011/11/12(土) 04:16:14.92 ID:z6gozeAA0
マミ「……」ズリズリ

ほむら「大変、意識のないマミさんが引き寄せられてしまうわ!!」ズリズリ

杏子「だったらあたしの出番だな……ロッソ・ファンタズマ!」ポンポン

杏子「一人はマミを抑えに行け!もう一人はあたしと突撃だ!」

ほむら「ちょっと杏子、どうするつもり!?」

杏子「この引き寄せる力を逆に利用してやるのさ……ほむら…悪いけど、後のことは任せたわ」スッ

ほむら「無茶よ!杏子!!」

ワル夜「ゼハハハハハハハハハ」

杏子「マミ一人だけを逝かせるかよ……一人ぼっちは寂しいもんな」

杏子(私は、魔法少女佐倉杏子……魔女を…討ち滅ぼす者だ)

ドォォォォォォォォォン

178: 2011/11/12(土) 04:20:29.70 ID:z6gozeAA0
ほむら「そんな…杏子が、爆発したなんて……そんなの…」

ハハハッ

ほむら「!まさか……」

ワル夜「ゼーハハハハハハハハハハハハハハハハ」

ほむら「そんな…杏子の命がけの攻撃でも倒せないなんて……」

ほむら「マミさん…杏子……くっ……まどかぁ」

まどか「呼んだ?」ガチャッ

ほむら「きゃっ!…脅かさないでよぉ」グスッ

まどか「ごめんごめん……よっと!」スッ

さやか「ほむら、あたしもいるってば!」スッ

ほむら「二人とも、どうしてここに……?」

180: 2011/11/12(土) 04:27:33.52 ID:z6gozeAA0
まどか「ほむらちゃんに呼ばれたから、かな」

ほむら「だって、もう二人とも死んじゃったのよ……魔法少女でないあなた達には関係ないでしょ!」

さやか「確かに関係ないね」

ほむら「だったら、大人しく非難してなさいよ…!」

まどか「ちゃんとしてたよね?」

さやか「うん、してたよ」

ほむら「う……!!…………まどか……さやか……」

ほむら「助けて……」

さやか「……スゥゥゥ」

さやか「当たり前だっつうの!!!!!!」

まどか「私達は魔法少女じゃないけど…でも、できることがあるんだよ!!!」

182: 2011/11/12(土) 04:32:28.61 ID:z6gozeAA0
ワル夜「ゼハハハハハハハ」ズズズズ

ほむら「また吸い寄せるつもりよ!」

さやか「まどか!小窓出して!!」

まどか「『どこにでも小窓』!」ガチャッ

さやか「歯車を止めればこれも止まるでしょ!おりゃあああ」ボフン

ほむら「巨大な鞘!?」

ワル夜「ゼハ…ゼハハハハハ?」ギギギ

さやか「やっぱり鞘じゃあんまり長くは持たないね……」

まどか「ほむらちゃん!今なら攻撃できるよ!」

ほむら「え、えぇ!」

ほむら「特製の大樽爆弾…くらって!」エイッ

まどか「小窓閉じるよ!」バタン

ドゴオオオオオン

184: 2011/11/12(土) 04:38:37.06 ID:z6gozeAA0
さやか「やったかな!?」

ほむら「まだよ!これで倒れるなら杏子の攻撃で倒れてるはず…!」

ワル夜「ゼハハハハハハハ…」

まどか「でも弱ってきてるよね?今なら勝てるかな」

ティロ・フィナーレ!!!

ドギャアアアン

ほむら「マミさん!」

マミ「ごめんなさい、ちょっと寝ちゃってたみたいね」ドーン

さやまど「強がるマミさん可愛い!」

杏子「そんな場合じゃねえだろ!」

ほむら「杏子も!無事だったのね!!」

杏子「へっ、自分の技で死んでたまるかっつうの!」ドーン

186: 2011/11/12(土) 04:46:49.66 ID:z6gozeAA0
ワル夜「ゼハハハハハハハハハハハハハ」

杏子「とはいえ、やっぱりやべえな……」

マミ「こんなに強いとは思わなかったわね」

ほむら「もう重火器も爆弾も残り少ないし…どうすれば……」

さやか「ほむらのホムホムの実の能力は効かないの?まあ、和ませてどうするんだって話だけど」

ほむら「いや、私能力者じゃないわよ」

さやか「え!?嘘だったの!?」

杏子「今更かよ、とっくに知ってるもんかと思ってた」

さやか「まどかは知ってたの!?」

まどか「……ごめんねさやかちゃん」

さやか「なんだそりゃー!」

QB「ところがそうはいかないんだな」

ほむら「インキュベーター!一体何の用?まどかなら契約は――」

QB「違う違う、ほら、僕はこれを持ってきたのさ」トサッ

まどか「これって…悪魔の実?」

187: 2011/11/12(土) 04:53:28.65 ID:z6gozeAA0
さやか「ちょ、やばいって!能力者は悪魔の実に近づくと爆発するんでしょ!?」

マミ「美樹さん、それは能力者がもう一つ悪魔の実を食べた時の話よ?」

杏子「これ、なんの実なんだ?」

QB「さあ、図鑑を調べたけど乗ってなかった謎の悪魔の実だよ。食べられるのは当然一人だけ」

ほむら「私…?」

ワル夜「ゼハハハハハハハ」

杏子「まずい、来るぞ!」チャキッ

ほむら「どうして私達に味方するの?何が狙いなの?」

QB「……そんなことはどうでもいいじゃないか。君が食べて一縷の望みに賭けるのかどうかだよ」

マミ「教えてくれないのQB?」ウルウル

QB「もう!そうやってマミの困る顔が見たくないからに決まってるじゃないかあ!あ、でも困った顔もそれはそれで萌えるよね!!!」キュップイキュップイ

ほむら「うわぁ……インキュベーターのこんな姿見たくないわね」

まどか「ほむらちゃん、どうするの?」

ほむら「……確かに望みがあるのなら、私は!!!」

パクッ

191: 2011/11/12(土) 05:01:07.34 ID:z6gozeAA0
ほむら「うっ…何これまずい……」

ワル夜「ゼハハハハハハハハハハハハ」チュイーン

マミ「来たわ!」

ほむら「ほむっ!」スッ

バリーン

さやか「攻撃が、消えた?」

ほむら「……なんとなく分かったわ」

まどか「そうなの?」

ほむら「まどか、小窓を出してくれる?」

まどか「うん、分かった」ガチャッ

ほむら「さやか、特大の鞘でワルプルギスを覆うことはできるかしら?」

さやか「できなくはないと思うけど……おりゃあ!」ボフン

ワル夜「ゼハハハハハハ?」

ほむら「私は小窓から鞘の中に入るわ……合図があるまで絶対に開けないでね…?絶対よ…?」ガチャッ

まどか「う、うん……」バタン

192: 2011/11/12(土) 05:09:37.90 ID:z6gozeAA0
杏子「鞘の中って…ワルプルギスとマンツーマンだぞ?大丈夫なのか!?」

マミ「今は、暁美さんを信じるしかないわね……」

まどか「ほむらちゃん…」


鞘の中

ほむら「ここなら大丈夫ね…見られる心配もないし」

ワル夜「ゼハハハハ?」

ほむら「私が食べたのは、やっぱり『ホムホムの実』みたいね……ただし、能力は私の想像とは違ったみたいだけど」

ほむら「ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ」

ほむら(私がほむほむと言い続けることにより、私の中のほむゲージが溜まっていくのが分かる)

ほむら(時間を止める以外弱かった私の力が、何倍にも膨れ上がる!)

ほむら「ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ」

ほむら(ホムホムとはすなわち……願い)

ほむら「ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ」

ほむら(ほむゲージに溜まった時!私の願いは叶う!)

ほむら(私は、まどかを守る私になる!!!)

193: 2011/11/12(土) 05:12:57.88 ID:z6gozeAA0
ほむら「ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ」

ワル夜「ゼハハハハハハハハハハハハハ」

ほむら「ほむ!!!」ドーン

ほむら(これは、まどかの弓…!私の、願い!!)

ほむら「ホムホムのぉ~~~~~~アローぉ~~~~~~~~~!!!!!!!!!」

チュイイイイーーーーン

ドォォォォォォォォォォォン


ワル夜「ゼーハッハッハハハハハ……」

シュアアーーン

195: 2011/11/12(土) 05:17:03.53 ID:z6gozeAA0
杏子「鞘の中で何が起きてんだ…?」

QB「今はただ、事が過ぎるのを待つのみさ」

さやか「小窓からはなんにも見えないね」

コンコン

まどか「!!合図だ!」ガチャッ

ほむら「はぁ……」スルッ

マミ「暁美さん、ワルプルギスは!?」

ほむら「ほむぅ」

杏子「日本語で頼む」

ほむら「終わったわ……全て」

まどか「じゃあ、私達勝ったんだね…?」

ほむら「えぇ…私達の勝ちよ!」

198: 2011/11/12(土) 05:21:30.39 ID:z6gozeAA0
ほむら(それから町は徐々に復興していき、私達は平和な日々を取り戻したのだった)

仁美「あら、馬券が落ちていますわ」ヒョイ

さやか「いいな~、それ絶対万馬券じゃん」

恭介「おはようみんな!制服は厚着してる人がいないから最高だね!」

さやか「うっさい死ね」

恭介「今日はさやかは上下純白で志筑さんは淡いグリーンだね」

さやか「こんなろー!」ビシッ


まどか「おはよう」

ほむら「おはようまどか」

まどか「ねえ、結局ほむらちゃんが食べたのってどんな能力だったの?」

ほむら「ふふ、それは秘密よ」

199: 2011/11/12(土) 05:25:54.55 ID:z6gozeAA0
ほむら(正直自分でもよく分かっていない…ただ、人にほむほむ呟いているところは絶対に見られたくないということだ)

まどか「気になるなぁ」

ほむら「一つだけ言わせてもらえるなら、まどかのおかげよ」

まどか「ますます分かんないよ~」

マミ「おはようみんな!今日もみんな可愛いわね?」キャルーン

一同「マミさんの方が可愛いです!」

恭介「ほほぅ、まさかの上下くろ――」

さやか「いい加減にしろ」ボフン

恭介「やめて、鞘に閉じ込めるのやめて」

200: 2011/11/12(土) 05:29:02.40 ID:z6gozeAA0
杏子「よ!ちょっとお前ら、今日は学校さぼれ」

まどか「どういうこと?」

さやか「何言ってんのあんた?」

杏子「まあまあ、落ち着いて話を聞けって。せっかく勝利したのにあたしらあれやってなかったろ?」

マミ「あれ?」キョトン

杏子「もうっ!あれって言ったらあれだよ!」

ほむら「いいから言いなさい」

杏子「決まってんだろ!」


杏子「宴だよ!!」




201: 2011/11/12(土) 05:29:43.22
おつあん

202: 2011/11/12(土) 05:29:59.27
乙りん

204: 2011/11/12(土) 05:30:10.67
オツオツの実

引用元: ほむら「私はホムホムの実を食べたほむ人間なの」ドーン