品川駅には高輪口（西側・京急線側・第一京浜側）と
港南口（東側・新幹線側）がある


ハルヒ「もしもし、有希」

長門『何？』

ハルヒ「東海橋って言ったわよね？」

長門『そう』

ハルヒ「今改札前で地図見てるんだけど」

ハルヒ「東海橋、見つからないのよ」

長門『そう』

ハルヒ「有希、駅のどっち側にいるの？」

長門『（新馬場駅の）西側』

ハルヒ「西側？」

長門『そう』

ハルヒ「あたしも今（品川駅の）西側なんだけど」

長門『第一京浜国道はある？』

ハルヒ「うん、通ってる」

長門『それに沿って南下してほしい』

ハルヒ「了解」

ハルヒ「もしもし、有希」

長門『何？』

ハルヒ「無いわよ」

長門『何が？』

ハルヒ「東海橋」

長門『東海橋はある』

ハルヒ「さすがに隣の駅までは歩かないでしょ」

長門『それは間違いない』

ハルヒ「有希、反対側に出てない？」

長門『反対側？』

ハルヒ「高輪って書いてあるほうに出た？」

長門『高輪？』

ハルヒ「（品川駅の）京急側で待ち合わせって言ったはずよ」

長門『京急は通っている（新馬場駅）』

ハルヒ「高輪って書いてある？」

長門『書いていない』

ハルヒ「…」

長門『…』

ハルヒ「…」

長門『移動する』

これはさすがに長門わざとやってるだろｗｗ

長門『移動した』

ハルヒ「高輪って書いてある？」

長門『書いてある。間違いない』

ハルヒ「わかった。今から行く」

長門『了解』

ハルヒ「で、具体的にどこ？」

長門『八ツ山橋』

ハルヒ「へ？」

※八ツ山橋…品川区北品川と港区高輪の境

長門『高輪と書いてある、しかし品川からは出ていない』

ハルヒ「何言ってんの？完全に出てるわよ！」

長門『出ていない』

ハルヒ「すぐ戻ってきて！」

長門『了解』





長門『戻った』

ハルヒ「今どこ？」

長門『東海橋』

ハルヒ「…」

※東海橋…新馬場駅付近

ハルヒ「無いわよ？東海橋なんか」

長門『有る』

ハルヒ「ねえ、本当に反対側じゃないの？」

長門『反対側ではない』

ハルヒ「高輪って書いてある？」

長門『書いていない』

ハルヒ「…うん、反対側だと思う」

長門『そう？』

ハルヒ「だって高輪じゃないんでしょ？」

ハルヒ「そしたら反対側しかないわよ」

長門『理解した』

ハルヒ「今からそっち行くから」

港南口到着

ハルヒ「有希ーっ」

長門『何？』

ハルヒ「ごめん、見つからない」

長門『何が？』

ハルヒ「東海橋」

長門『…』

ハルヒ「有希、本当に品川にいるの？」

長門『いる』

ハルヒ「高輪？港南？」

長門『品川』

ハルヒ「だから！品川には高輪口と港南口があるでしょ！」

長門『高輪口と港南口？』

ハルヒ「京急側の高輪と、新幹線側の港南！」

長門『新幹線は通っていない。それに高輪の反対側は大井』

ハルヒ「…へ？」

ハルヒ「大井？」

長門『品川の北端は高輪、南端は大井に接している』

ハルヒ「いや、品川の南は北品川…」

ハルヒ「…」

長門『…』

ハルヒ「…有希」

長門『何？』

ハルヒ「まさかとは思うけど」

ハルヒ「品川区の品川で待ってた？」

長門『そう』

ハルヒ「有希、ごめん！」

ハルヒ「品川っていうのは、品川駅のことだったのよ！」

長門『…ごめんなさい』


完

以上です

横浜の港南で落とそうかと思ったけど
さすがにやめとこう

おつー
楽しめたけどオチが分かり切ってたからそこだけちょっと残念

乙