29: 2012/06/06(水) 19:34:27.67 ID:+w/+II/NO
ガタッ

P「ん? 今なにか……気のせいかな。営業いくかぁ」

ガチャッ……バタン

やよい「……いいこと聞いちゃった」

やよい「いつも助けてくれるプロデューサーに恩返ししちゃいましょー!」

31: 2012/06/06(水) 19:38:50.67 ID:+w/+II/NO
やよい「えーっとナース服……ってどこで売ってるんだろ?」

やよい「服屋さんで聞いてみようかな?」

~~~~~

やよい「すいませーん、ナースさんの服はありますか?」

やよい「……そうですかぁ、ありがとうございますー!」ガルーン

やよい「普通のお店にはないっていわれちゃいました……でも」

やよい「売ってるお店を教えてもらっちゃった! いってみよー!」

33: 2012/06/06(水) 19:44:29.29 ID:+w/+II/NO
やよい「このお店かな……?」

やよい「はわっ……なんだろうこれ?マッサージ機かな?」

やよい「あっ、それよりナースさんの服……あった!」

やよい「……あう、でもこれちょっと値段が高すぎるよ」

やよい「これだと買えません……どうしよう……」

35: 2012/06/06(水) 19:45:24.14
ζ*'ヮ')ζ<うっうー!

40: 2012/06/06(水) 19:52:48.90 ID:+w/+II/NO
やよい「うーん……そうだ! ひらめいちゃいました!」

やよい「そうと決まれば準備しちゃおーっと!」

やよい「プロデューサー……よろこんでくれるかな?」

~~~~~

P「あー、疲れた……秘蔵のDVDでもひっぱりだすかな」

やよい「あの、プロデューサー!」

P「ん、やよいか? どうし……た……!?」

やよい「あの……プロデューサー、ナースさんが好きなんですよね?」モジモジ

やよい「ぜんぶは用意できなかったんですけど、帽子はどうにかできて……その」

やよい「わ、わたしがいつもお世話になってるプロデューサーを看護しちゃいますーっ!」

53: 2012/06/06(水) 20:29:08.84 ID:+w/+II/NO
従妹にあすなろ抱きしておんぶして元気貰ったし書く

55: 2012/06/06(水) 20:34:29.60 ID:+w/+II/NO
P「やよい、その服……」

やよい「えーっと、帽子は貸してもらえたけど服はなくて……」

やよい「だからぬってみました……どうですか?」

P「やよい……お前……」ガシッ

やよい「はわっ……は、はいっ!」

P「あまい! それのどこがナースさんだ!」

やよい「はわわっ!?」

57: 2012/06/06(水) 20:39:23.37 ID:+w/+II/NO
P「そのままじゃダメだな……」

やよい「そうですか……ごめんなさいプロデューサー……」

P「そう、俺の私物のこれがホンモノのナース服ってやつだ」ズルッ

やよい「はわわっ!?」

P「ちなみにサイズはやよいにぴったりなはずだ」

やよい「はわわわっ!?」

P「さぁやよい、これを着てもう一度さっきと同じ言葉を!」

62: 2012/06/06(水) 20:44:39.09 ID:+w/+II/NO
やよい「えっ、でもこの服って……」

P「やよいのサイズだっていっただろ?遠慮しないでさぁ」

やよい「いいんですか?」

P「服は着るためにあるんだ、さぁ」

やよい「わかりました……じゃあ、着てきますーっ」タタッ

P「あぁ、そうだやよい」

やよい「どうしたんですか?」ピタッ

P「その服……ナース服とは別物だけど、似合ってるぞ!」

やよい「……えへへ、ありがとうございますーっ!」タタタッ

ガチャッ

66: 2012/06/06(水) 20:50:09.10 ID:+w/+II/NO
やよい「あの、プロデューサー」ヒョコッ

P「ん、着替え終わったか?」

やよい「はい! ……でも、その」

P「どうした?」

やよい「胸のところが少し苦しいかなーって……」

P「あぁ、それはそういう作りだからだから気にしなくていいぞ」

やよい「そうなんですか? じゃあ……」スッ

P「おう……全身をみせてくれ」

70: 2012/06/06(水) 20:55:47.24 ID:+w/+II/NO
やよい「えへへ……どうですかプロデューサー?」

P「……」

やよい「やっぱりホンモノってすごいです、すっごくかわいくてうれしいです!」

P「……」

やよい「……にあわないですか?」

P「ヵヮィィ」

やよい「えっ?」

P「ゃょぃヵヮィィ」
やよい「はわっ……」

P「ィィョゃょぃヵヮィィョ」

やよい「はわわっ……!」

77: 2012/06/06(水) 21:01:19.91 ID:+w/+II/NO
P「うん、すばらしいぞやよい」

やよい「うっうー、ちょっと照れちゃいますーっ……」

P「白衣の天使とはよくいったものだな、うん」

やよい「えへへ……あの、プロデューサー!」

P「ん?」

やよい「いつもお世話になってるプロデューサーを、わたしが看護しちゃいます……ね?」

P「……あぁ、是非とも!」

80: 2012/06/06(水) 21:08:37.71 ID:+w/+II/NO
P「それで……」

やよい「あっ、動かないでくださいプロデュー、じゃなくて……患者さま!」

P「お、おう……」

やよい「包帯を巻きますよー」スルスルッ

P「……」

やよい「えーっと……どうしてケガしちゃったんですか?」グルグル

P「あ……ちょっと仕事中にひねりまして」

やよい「そうなんですかー……たいへんですね」グルグル

P「やりがいはありますよ、かわいいアイドル達の面倒もみれますし」

やよい「そうなんですか……えへへ」グルグル

P「……ところでやよい」

やよい「はい、どうしましたプロ……患者さま!」グルグル

P「包帯巻きすぎだな」

やよい「はわわっ!?」

82: 2012/06/06(水) 21:13:22.90
高槻さん高槻さん!私鼻血が止まらないの!!

84: 2012/06/06(水) 21:26:57.31 ID:bIt7auuz0
やよい「ほ、ほどきます!」

P「いや、まぁ別にそこはいいんだけど……」

やよい「うー……でも」

P「あと、ケガって設定はどうなんだろうか」

やよい「ナースさんってなにすればいいのかなーって……」

P「無理はしなくてもいいんだぞ、やよい?」

やよい「でも……」

P「看護といえばだな……そうだな、注射とかな」

やよい「注射……! でも、もってないですー……」

P「こんなこともあろうかと」ザザザッ

やよい「はわっ!?」

P「大丈夫、おもちゃの注射器だから刺すわけじゃない……雰囲気を楽しむんだ雰囲気を」

95: 2012/06/06(水) 22:04:57.21 ID:bIt7auuz0
やよい「そ、それじゃあ……患者さま、手をだしてください」

P「はい」

やよい「注射します……」スッ

P「待った」

やよい「はわっ!?」

P「ほら、血管がどこにあるか調べないといけないだろ?」

やよい「そ、そうでした……えーっと、どうすれば」

P「軽く縛って、ひじの裏あたりをぺちぺち叩いてやるんだ」

やよい「なるほど……でも、フリでいいって……」

P「やるからには本格的に、だ」

やよい「わかりました……がんばりますーっ!」

P「よし、いい返事だ!」

99: 2012/06/06(水) 22:13:55.81 ID:bIt7auuz0
やよい「えーっと……じゃあ、縛りますね?」

P「うん、これゴムバンドな」スルッ

やよい「ど、どこからでたんですか?」

P「大丈夫、備えあれば憂いなしってやつだ……ほら」ポイッ

やよい「わかりました……えいっ!」キュッ

P「ん……もう少し強くしてもいいぞ」

やよい「うー……これぐらいですか?」ギュッ

P「そんなもんかな……で、血管が浮き出やすいようにペチペチ叩く」

やよい「わかりましたぁ!」ペチペチ

P「……」

やよい「えーっと……これかな? でも……うー?」ペチペチ

P(俺の腕を一心不乱にぺちぺちと叩くやよい……かわいいな……)

101: 2012/06/06(水) 22:18:36.73 ID:bIt7auuz0
やよい「あっ、これですかー?」

P「うん、そして注射を構えて……」

やよい「……」スッ

P「痛みを与えないためには一気に、血管内まで入れちゃった方がいいんだぞ」

やよい「えいっ!」プニッ

P「うん、いい勢いだ」

やよい「それで、お薬を注入したらお注射成功ですか?」

P「そういうことだな」

やよい「プロデューサーはものしりさんです!」

P「ハッハッハ、趣味だよ趣味」

103: 2012/06/06(水) 22:24:36.71 ID:bIt7auuz0
やよい「えーっと、次は……」

P「……なぁやよい」

やよい「どうしたんですか、プロデューサー?」

P「どうしてこんなことをしようと思ったんだ?」

やよい「どうしてって……いつもお世話になってるから……」

P「だからってわざわざナース服まで作って……がんばってくれたんだろ?」

やよい「えへへ……プロデューサーにはダメっていわれちゃいましたけど」

P「あ……つい、な。 でも似合ってたんだぞ! かわいかった!」

やよい「えへへ、ありがとうございますーっ」ガルーン

105: 2012/06/06(水) 22:32:36.79 ID:bIt7auuz0
P「それでさ……なんでだ?」

やよい「えーっと……プロデューサーが独り言でいってるのを聞いちゃって」

P「……それで?」

やよい「あの、よろこんでほしいなーって……」

P「そうか……やよいはやさしいなぁ」ポンポン

やよい「えへへ……」

P「だが、あんまりサービスしすぎちゃダメだぞ?」

やよい「だいじょーぶです、プロデューサーは特別ですから!」ニコッ

P(かわいい)

108: 2012/06/06(水) 22:39:54.83 ID:bIt7auuz0
やよい「あの、プロデューサー」

P「ん?」

やよい「私でよかったら……また、ナースさんになりますから」

P「……」

やよい「つかれたら、いってください! 元気にしちゃいます!」

P「あぁ、また頼むよ……やよい」

やよい「はいっ!」

P「その時はまたその服着てもらうからな?」

やよい「あっ……お返ししないと」

P「見てて十分癒されたから大丈夫さ。よかったら貰ってくれよ」

やよい「いいんですか?」

P「いいとも!」

やよい「じゃあ……ありがとうございますーっ!」ガルーン

P「うん、また……よろしくな?」

110: 2012/06/06(水) 22:42:32.61 ID:bIt7auuz0
やよい(えへへ……プロデューサーにもらっちゃいました)

やよい(それにかわいいっていっぱいいってもらっちゃいましたー! うれしいですーっ!)

やよい(私もお勉強してちゃんとしてあげられるようにならなきゃ!)


P(はぁ……やよいかわいかったなぁ……)

P(またしてくれるって……今度はなにを頼もうか……)

P(看護といえば……入院……となると……)

P(イカンイカン。なに考えてるんだ俺は……まぁ、なにはともあれ)


P「……ナース服って良いよなぁ」

給湯室の扉「ガタンッ!」


おわり

94: 2012/06/06(水) 22:04:10.56
亜美「ねぇねぇ兄(c)兄(c)!」

P「どうした亜・・・・ブフッ!な、なんだその格好は・・・」

亜美「んっふっふ→さっきナース服の話してたっしょ→?そしたらなんかピヨちゃんが出てきてこれを着て!とかいうから着てみたんだけどどう?せくち→でしょ~?」

P「せ、せくちーかどうかはともかく・・・」

P「(これはやばい。なんで亜美が着てピッチピチのナース服なんてあの人が持ってるか気になるがそれどころではない・・・。何かに目覚ざめそうだが、俺はまだ警察のお世話になりたくはない。理性を保たねば・・・。)」

真美「あ、亜美ぃ~。これちょっと短すぎじゃない・・・?」

亜美「え→?そーかなー?いいから真美も早くきなよ→!」

真美「ふ、ふぇっ!?に、兄 (c)・・・・。」

P「」

117: 2012/06/06(水) 22:52:12.29
真美「あ、あはは→…兄(c)おっは→」

P「お、おはよう真美……」

真美「え、っとその…これどう?」

P「そ、そーだな~、似合ってるんじゃないか?」

P「(どうと言われましてもですね真美さん…。短すぎてその…見えちゃってるんですが。いやいや俺は何を考えている。ちょっといつもとのギャップがあるからと言え、相手は中学生だ。冷静に対応すれば何も問題はない。うん。)」

亜美「亜美は亜美は→?さっきスルーしたっしょ→?」

P「あぁ。亜美も似合ってるさ。」

亜美「ホント!?やった→!」

119: 2012/06/06(水) 22:59:44.90
真美「ねぇねぇ?兄(c)ってこういうのが好きなの?」

P「バッ!バカ言うな!自分の担当アイドルにナース服着せてにやにやするやつがどこにいるって言うんだ!」

亜美「それにしてはマンザラでもなさそうだよね兄(c)?」ニヤニヤ

P「どこでそんな言葉を…。とにかく着替えてこい。もしお客さんが事務所に来たらどうするつもりだ。」

亜美「え→!もうちょっといいじゃ→ん!こんな美少女中学生のナース服姿めったに見られないよ!」

真美「も、もういいよ亜美~。確かにお客さん来たら大変だし……。」

亜美「真美まで!ぶ→……それなら仕方ない着替えてきますか→。」

P「はいはい行ってらっしゃい。(もう少しくらい見ていたかったか…って何を考えている んだ俺は!ま、まあ目の毒には変わりがないからな。これで普段通り過ごせるだろう)」

亜美「……っと見せかけて隙あり→!!」

P「……うぉおっ!」バタッ

121: 2012/06/06(水) 23:05:21.74
P「あのー亜美さん…?何をしてるんですかねぇ?」

亜美「ナースって言ったら看護っしょ!亜美たちがこの格好をして何もしないと思ったか!」

P「そうは言うけどお前、真美は乗り気じゃなさそうだが…?」

亜美「え?あ、真美ぃ~。こっちおいでよ~!」

真美「あ、う、うん。真美はなんかこの服キツキツで疲れてきたよ→。あとやっぱり恥ずかしいというか…//」

P「(亜美は俺の上にかぶさるようにして乗っかっている。真美も俺が倒れているせいかきわどい位置に立っている。あれ?これやばくね?)」

亜美「さぁさぁ兄(c)!本当ならキッツーイのをお見舞いしてあげてもいいんだけど、今日は亜美達ナースだかんね!特別にお願い聞いてあげちゃうよ?」

P「 ちょ、え、あ、お、お前それはそのーなんだ…」

真美「兄(c)は何して欲しいの?」

P「俺は…」


124: 2012/06/06(水) 23:17:56.10
P「(ここで堕ちるわけにはいかない!ここは心を鬼にして…。)」

P「おふざけもこの辺でいいだろ。さぁどいたどいた。こっちは仕事も残ってるんだ。さっさと着替ておけよ。」

亜美「え→!ノリ悪いっしょ兄(c)!」

P「さんざん遊んでやっただろ~?ナースごっこは終わりだ。まだ時間があるにしてもこんなことしてたらあっという間に仕事の時間だぞ。」

亜美「……兄(c)のバカ…」

真美「ま、待ってよ兄(c)!今日はその……イタズラとかじゃなくて本当に兄(c)のために何かしようと思ったから!」

P「気持ちはありがたいけどな。その格好でずっといるのも大変だろう。」

亜美「亜美たちいっつも迷惑かけてるから…でもそのまま言うのなんか恥ずかしくって。ナ ース服で兄(c)を楽しませられたらなと思ったけどやっぱりメイワクだったよね……。」

P「(え?何この痛い、重い空気は。こっちだって精一杯我慢したんっすよ!)」

真美「仕方ないよ亜美…。いつまでも子供の真美たちが悪いんだよ…」

亜美「……グスッ…」

126: 2012/06/06(水) 23:35:09.78
P「あ、あー!仕事が一息ついたのはいいけど肩とか腰が痛いなー!誰か揉んでくれたりしないかなー?」チラッ

亜美「……。」

P「あーホント辛い!辛いわー!もう看護頼むしかないかなこれ!困ったなーそんなすぐ来てくれるナースなんていないよなー?」チラチラッ

真美「兄(c)……?」

P「あーもー悪かった!別にお前らのことをメイワクだなんて思ったことなんてないさ。まだまだ子供で、手間がかかって、イタズラでみんなを困らせたりすることもあるけど、そういうのがお前たちのいいところだろ?」


128: 2012/06/06(水) 23:37:33.41
亜美「ホントに…?ホントに亜美たちメイワクだったりしない?」

P「もちろんさ。まあキッツいイタズラは…ほどほどにしてほしいけどな。元気な亜美と真美がい ないとこの事務所だって暗くなっちゃうだろうしな。」

P「亜美と真美がそうやって自分たちのことをわかってる、それって子供じゃできないことだ。ちゃんとした大人になるにはまだまだだけどな。」

亜美「そっか…。うん、そうだね!亜美たちもう子供じゃないってことだね!」

真美「今までみたいにいっぱいイタズラして、みんなを明るくする!それが真美たちの役目ってことだね!」

P「イ、イタズラはほどほどにって…。まあいいか。」

亜美「それじゃ早速…。真美殿!」

真美「了解しました亜美殿!とりゃ→!」

P「……ってうぉあ~!」バタッ

…チュッ

亜美「えへへ→。これが亜美と!」

真美「真美のイタズラ、そしてご褒美だよ→!」

ワ ー!ニッゲロー!

P「……やれやれ。ナースの格好をしててもこっちが看護する羽目になるとは。やはりまだまだ子供か。……でもナース服は…有りだな。」

終われ

166: 2012/06/07(木) 01:23:00.56 ID:qBiBclha0
ガタンッ

P「……ん? 誰かいるのか?」

伊織「にゃ、にゃーお……」

P「なんだ猫か……うーし、営業いくべー」

ガチャッ バタン

伊織「……アイツ、そんな趣味があったのね」

伊織「まったくとんだ変態じゃないの……あれ? これって」

伊織「DVD……アイツのよね? 『ナースコレクションVol.4』……4って……ありえない」

伊織「こんなもの叩き割って……!」

伊織「でも……ちょっと気になる気もするような……」

伊織「う……そう、これは後学のためよ! スーパーアイドル伊織ちゃんとしてのね」

伊織「医療の心得のひとつやふたつもってなきゃ……」

ジィーッ

伊織「……」

TV[あら、どうなさったんですか?]

169: 2012/06/07(木) 01:28:35.43 ID:qBiBclha0
TV[はい、腕出してくださいね……ふふ、どうしたんですか?]

TV[緊張しなくてもいいんですよ……ほぉら、痛くないでしょう?]

TV[ほら、しびん……恥ずかしくないですよ。元気になってくださいね?]

伊織「……」ドキドキ

TV[あら? これは……]

ガチャッ

P「やっべ忘れ物した! たっだいまー!」

伊織「きゃああああぁぁぁ!?」バキッ

P「おぐっ!? な、なにを」

伊織「し、知らないわよ変態! ド変態!」

P「え? え?」

170: 2012/06/07(木) 01:33:55.27 ID:qBiBclha0
TV[ふふ、やっぱり落ち着いたみたいですね……もう。落ち込んでちゃダメですよっ♪]

P「……伊織、お前」

伊織「な、なによっ! 事務所にこんなもの持ち込むなんて……」

P「ひょっとしてナースさんのよさがわかるのか!」ガシッ

伊織「へっ?」

P「おう? 違うのか……?」

伊織「なんでそんなことになるのよ!」

P「だってこのナースさんのイメージビデオ再生してたし……しかもVol.4とは渋いチョイスだな。俺も好きなんだよ」

伊織「こ、これはアンタが忘れていったからなんなのかちょっと気になっただけで……」

P「え? 俺の……あぁっ! そうかしまうの忘れてた!」

伊織「アイドル事務所に忘れてっていいものじゃないわよ。まったくもう……」

171: 2012/06/07(木) 01:37:41.84 ID:qBiBclha0
P「いやぁ、すまんすまん! ……あれ? でも伊織はいつ来たんだ?」

伊織「あ……そ、それは」

P「ひょっとしてあの猫は……」

伊織「……」

P「そうか……伊織……」

伊織「なによ……なんなのよ!」

P「お前、プロデューサーの俺の趣味まで理解してくれようとするなんて最高のアイドルだな!」

伊織「は?」

P「ん?」

174: 2012/06/07(木) 01:42:26.21 ID:qBiBclha0
P「違うのか? 俺が独り言でナースさんのよさを呟いてたからお前も歩み寄ってくれようとしたんだとばかり」

伊織「あ……そ、そうよ! どうしようもない変態だけど仮にもプロデューサーだから……」

P「さすが伊織だぁ! 担当プロデューサーじゃないのに! やっさしい!」

伊織「ま、まぁね……私ぐらいになると高貴なる者としての責任もあるのよ」

P「きゃー伊織ー!」

伊織「にひひっ、もっとほめてもいいのよ?」

P「うん、最高だぜ伊織! ……で?」

伊織「……っ。なによ」

P「いや、見てみてどうだったか聞きたくてさ」

伊織「知らないわよ、そんなの」

177: 2012/06/07(木) 01:46:09.68 ID:qBiBclha0
P「そうか……良さは伝わらなかったか……」

伊織「だいたい、まだ途中だったし……その……」

P「なら……」

伊織「別に、続きが気になるとかじゃないけど……終わりよければすべてよしっていうぐらいだし……」

P「伊織がナース服を着てみればいいんだよ!」

伊織「はぁっ!?」

P「んん?」

181: 2012/06/07(木) 01:52:14.43 ID:qBiBclha0
伊織「な、なによその服……どこから出したのよ」

P「プロデューサーたるものアイドルの衣装は完備してないといけないよな」

伊織「答えになってない! どうして着ることになってるのよ!」

P「だから見るだけじゃわからないなら体験してみればいいだろうと思ってな」

伊織「はぁ……アタマ痛くなってきた……」

P「どうした? 俺が看病する側のほうがいいか?」

伊織「バカいわないでよ。アンタのナース服姿なんて見たらもっとひどいことになるわ」

P「別に俺が着るとは言ってないんだけどなぁ……」

伊織「だいたいね……看病する側ってどういうことよ。アンタも私も健康そのものじゃない」

P「いつくしむ心を持つのが大事なんだぞ伊織」

伊織「答えになってないってば……もう」

182: 2012/06/07(木) 01:59:17.29 ID:qBiBclha0
P「なぁ、伊織……頼むよ」

伊織「ふん」

P「俺、スーパーアイドル水瀬伊織ちゃんのナース服姿とか見たら感動しすぎてなんでもしちゃうなぁ」

伊織「……なんでも?」

P「あぁ。なんだってしちゃうぞ!」

伊織「ふーん……貸しなさいよ」

P「お? やってくれるのか!」

伊織「ナースぐらい伊織ちゃんには簡単すぎるお仕事なのよっ! 見せてあげるわ」

P「うん、見せてくれ! はい服!」

伊織「着替えてくるわ……にひひっ、約束忘れないでよね」

バタン

184: 2012/06/07(木) 02:06:01.57 ID:qBiBclha0
P「まっだかなまだかな~♪」

ガチャッ……

伊織「……ちょっと、アンタ」ヒョコ

P「ん、どうした伊織? 頭だけ出してさ……見せてくれよ!」バッ

伊織「あっ、ちょっとバカ待ちなさいよ!」

P「これ、は……!」

伊織「ね、ねぇ……このスカートさすがに短すぎない? 下着が見えるギリギリじゃない」モジモジ

P(渡したスカートのサイズ、間違えてた……!)

伊織「で、でもさっきのDVDでもそうだったしこっちが正しいんだったかしら……?」

P「あっ……おう! そうだよ、それが正しいナース服だから心配するな! 似合ってるぞ!」

伊織「そう……ま、似合うのは当然よね! なんていったって私が着てあげてるんだもの」

P(胸を張ると若干スカートの位置が上がって……きわどいっ!)

186: 2012/06/07(木) 02:14:14.80 ID:qBiBclha0
伊織「それで……私はなにをすればいいのかしら?」

P「そうだなぁ……ナース服を着たんだから当然ナースさんらしいことだろ」

伊織「ふーん……らしいことね……あっ」

P「ん、どうした?」

伊織「……あら、どうなさったんですか?」

P「……それは」

伊織「今日は調子が良さそうですね。 うふふっ」

P「ナースコレクションVol.4……!」

189: 2012/06/07(木) 02:19:33.00 ID:qBiBclha0
伊織「はい、腕出してくださいね……」

P「すごいな伊織……お前一回見ただけで」

伊織「……いいからさっさと腕だしなさいよ」

P「はいはい、わかりましたよナース様」

伊織「うん……それじゃあ採血しますね?」

P「おう……あ、注射器はこれ。針はついてないからフリでもいいぞ?」ポイッ

伊織「どこからだしたのよ……」

P「そこは乙女の秘密だ」

伊織「誰が乙女よ、誰が! ったくもう……えいっ!」

P「待て伊織」

伊織「……なによ?」

193: 2012/06/07(木) 02:24:39.56 ID:qBiBclha0
P「いいか、注射するのにも呼吸があってだな……」

伊織「知らないわよそんなの……フリでもいいっていったじゃないの」

P「フリでいいとは言ったが適当でいいなんて言った覚えはないぞ。伊織はリハでは適当にやるのか?」

伊織「っく……わかったわよ。じゃあどうすればいいの?」

P「そうだな……まずは消毒を塗って……あ、これな」トンッ

伊織「……もうつっこまないわよ」

P「そうか。あとはゴムバンドで縛ってだな、あぁガーゼも忘れてた」ドサドサッ

伊織「……」

P「そう、それで注射する手順だがな」

伊織「はいはい……それで?」

194: 2012/06/07(木) 02:27:42.23 ID:qBiBclha0
P「まずはゴムバンドで腕の上の方を縛る」

伊織「……これぐらい?」ギュッ

P「うん、いい感じだ……で、俺がグーパーして血管を浮き上がらせて」グッパッ

サスッ

伊織「ひゃんっ!?」

P「あ、ごめん太ももに手が当たっぐえっ!?」バキッ

伊織「本当に入院させるわよこの変態!」

P「す、すまん……で、血管が浮き出にくい人の場合は軽く叩いてやるのも手なんだが」

伊織「ふむふむ……問題なさそうね。ここでいいんでしょ?」

P「あぁ……今だけは自分の身体がうらめしいよ」

195: 2012/06/07(木) 02:36:43.80 ID:qBiBclha0
P「で、消毒液を塗って……」

伊織「ん……」チョンチョン

P「目的の場所へ刺す。と……これが採血だな」

伊織「なるほどね……」

P「あ、血を抜き始めたらバンド外すの忘れるなよ」

伊織「えっ? ちょっと待ちなさいよ今針を刺したんだから……」

P「採血なら自動で吸い上げる形になるんだよ。ほらはやく」

伊織「あーもう、バンドを……あれ? 外れない」

P「あー、採血のほうの血も抜きすぎぐらいになってきてるかなぁ」

伊織「っく、この……はずれなさいよ! もう!」

P「おーい伊織?」

伊織「うるさいわねっ! なによ!」

P「いや、割とマジで血が止まってる感じなんだが」

伊織「えっ……もう! はやく外さないと……」

196: 2012/06/07(木) 02:40:20.37 ID:qBiBclha0
伊織「やっと外れた……大丈夫?」

P「ん……あぁ、多少しびれるけど平気だ」

伊織「よかった……驚かせないでよね」

P「すまん、ゴムバンドの結び方もいわなきゃいけなかったなぁ……っちちち」ビリビリ

伊織「ちょっと、やっぱり手が……」

P「ん、これぐらい気のせい気のせい。大丈夫だっての」

伊織「でも……」

P「……じゃあ温めてくれるか? 血行がよくなればすぐに治るだろうし」

伊織「……わかった」

P「うん、じゃあ給湯室で……」

伊織「えいっ!」ギュッ

P「……え?」

199: 2012/06/07(木) 02:45:28.48 ID:qBiBclha0
伊織「な、なによ……あっためてあげてるじゃない。どうしたの?」

P(まさか……抱きついて人肌で温めてくれるとは……!)

伊織「なにかいいなさいよ! ……大丈夫なの?」

P「あ……あぁ、あったかいよ。ありがとう」

伊織「ならいいわ……ん」ギュゥッ

P(あったかくて……ほのかにやわらかい……)

伊織「本当に冷たい……ねぇ、大丈夫なのよね?」

P「あぁ、平気だってば……伊織はあったかいなぁ」

伊織「……っ、へんたい……あっためろっていったのはアンタじゃないの」

P「うん、かわいいなぁ伊織は……」

202: 2012/06/07(木) 02:54:37.78 ID:qBiBclha0
伊織「……バカっ……もう、ふざけるのもたいがいにしないとダメね」

P「ははっ、またこんな素晴らしい体験ができるならいくらでもふざけるんだけどなぁ」

伊織「……へんたい、どへんたい」

P「伊織がかわいいからなぁ……ナース服もよく似合ってるしさ」スッ

伊織「ほんとバカなんだから……私に着こなせない服なんてないの」

P「だろうな。さすがスーパーアイドルだ」ナデナデ

伊織「……腕、あったかくなってきたわよ」

P「うん、伊織のおかげで元気いっぱいだ」

伊織「私に看られたんだから当然よね? にひひっ」

P「そうだな……ありがとう」

伊織「どうしたしまして♪」

205: 2012/06/07(木) 03:00:28.56 ID:qBiBclha0
伊織「……最初の予定とは違ったけど。どうだったかしら?」

P「うん、満足したよ……さすが伊織だな!」

伊織「まぁね♪ さて……なんだってするっていったわよね?」

P「え? ……あぁ、そういえば言った気もするけど」

伊織「じゃあ、今度はアンタが私の面倒を看てみなさい! あ……もちろんナース服じゃなくて普通の服でよ?」トスン

P「え?」

伊織「いいじゃないの、別に減るもんじゃないし……ほらほら」バタバタ

P「わかったよ……でも俺は口出しはするけど手先は不器用だぞ?」

伊織「いいのよ、あんたにお世話される側ってのも味わってみたいだけなんだから、ね?」

P「はいはい……あ、あとさ伊織」

伊織「なによ?」

P「そのスカートで椅子に座って足をバタバタさせるとだな……」

伊織「……っ!」

P「下着が、みえ」

伊織「変態! ド変態! 変態大人! ばか、バカ、馬鹿ぁっ!」

206: 2012/06/07(木) 03:01:38.17 ID:qBiBclha0
おわりー

伊織がかわいすぎて睡眠時間が削られたがなんの問題もないな
問題は俺じゃあ伊織のかわいさを伝えきれないってことぐらいでさ……おやすみ

210: 2012/06/07(木) 03:22:49.85
乙だ
素晴らしかった

引用元: P「ナース服って良いよなぁ」給湯室の扉「ガタンッ!」