1: 2011/07/12(火) 21:54:28.18 ID:ESO+7C2b0
まどか「熱い~」
さやか「ねえ杏子、まだ~?」
杏子「あともうちょっとだよ。この丘を超えれば…」
杏子「私が育てたんだ。とっても甘くて美味しいぞ」
ほむら「…」
さやか「ねえ杏子、まだ~?」
杏子「あともうちょっとだよ。この丘を超えれば…」
杏子「私が育てたんだ。とっても甘くて美味しいぞ」
ほむら「…」
2: 2011/07/12(火) 21:58:48.22 ID:ESO+7C2b0
マミ「ねぇ、佐倉さん。その林檎、ジャムにしても美味しいかしら」
杏子「ジャムでもジュースでも何でもいいよ。まあとにかく、その場で食ってくれよ」
杏子「ほら、見えてきた…」
まどか「わぁ!とっても大きな林檎の木!沢山の実がなってるね!」
杏子「ああ、とっても甘くて…美味しいぞ…それはそれは…」
さやか「ジュルル…」
杏子「私が登って実を取ってやるよ。ほら」ポイ
杏子「ジャムでもジュースでも何でもいいよ。まあとにかく、その場で食ってくれよ」
杏子「ほら、見えてきた…」
まどか「わぁ!とっても大きな林檎の木!沢山の実がなってるね!」
杏子「ああ、とっても甘くて…美味しいぞ…それはそれは…」
さやか「ジュルル…」
杏子「私が登って実を取ってやるよ。ほら」ポイ
3: 2011/07/12(火) 22:02:32.11 ID:ESO+7C2b0
さやか「うわぁ!とっても美味しそう!」パクッ
さやか「えへへ…」ジュルジュル…
マミ「本当ね、沢山貰っていくわ」
杏子「ほら、まどかとほむらも食べろよ!」
まどか「ありがとう、杏子ちゃん…ほむらちゃん、はい」
ほむら「…」
杏子「どうしたんだ?林檎はとっても美味しいぞぉ…甘くて、ジューシーで…」
杏子「それに頭も良くなる!」
さやか「アンタ頭良いの?」
杏子「いや、それは…」
さやか「えへへ…」ジュルジュル…
マミ「本当ね、沢山貰っていくわ」
杏子「ほら、まどかとほむらも食べろよ!」
まどか「ありがとう、杏子ちゃん…ほむらちゃん、はい」
ほむら「…」
杏子「どうしたんだ?林檎はとっても美味しいぞぉ…甘くて、ジューシーで…」
杏子「それに頭も良くなる!」
さやか「アンタ頭良いの?」
杏子「いや、それは…」
4: 2011/07/12(火) 22:04:18.10 ID:ESO+7C2b0
杏子「ほら、何とまどってんだよ。早く食べな」
まどか「うん、じゃあーん…」
ほむら「…まどか!食べちゃダメ!」
杏子「おい何やってるんだ!別に毒は入ってないぞ!」
まどか「どうしたのほむらちゃん…」
ほむら「黙りなさい…」ボコッ
杏子「うわぁ!」
まどか「ほむらちゃん!やめて!」
まどか「うん、じゃあーん…」
ほむら「…まどか!食べちゃダメ!」
杏子「おい何やってるんだ!別に毒は入ってないぞ!」
まどか「どうしたのほむらちゃん…」
ほむら「黙りなさい…」ボコッ
杏子「うわぁ!」
まどか「ほむらちゃん!やめて!」
6: 2011/07/12(火) 22:07:03.03 ID:ESO+7C2b0
まどか「ここは…」
ほむら「危なかったわね、このまま食べてたら…」
ほむら「あいつのオモチャになってたわ」
魔女「シャアアアアア」
まどか「うわぁ!何この化け物…真っ赤な…蛇?でもとっても大きい…」
ほむら「生前から幻覚を使えるって話は聞いてたけど…まさかこんな所で使ってくるとはね…」
ほむら「危なかったわね、このまま食べてたら…」
ほむら「あいつのオモチャになってたわ」
魔女「シャアアアアア」
まどか「うわぁ!何この化け物…真っ赤な…蛇?でもとっても大きい…」
ほむら「生前から幻覚を使えるって話は聞いてたけど…まさかこんな所で使ってくるとはね…」
8: 2011/07/12(火) 22:08:11.60
ま、まじかよ……
10: 2011/07/12(火) 22:08:40.08
幻術か
11: 2011/07/12(火) 22:10:46.26 ID:ESO+7C2b0
まどか「まさか…この蛇って…」
ほむら「ええ、佐倉杏子の成れの果てよ。あなたは早く逃げなさい」
まどか「でも…腰が抜けちゃって…助けて…」
魔女「チロチロチロ…」
ほむら「ああ!また頭が…」
ほむら「ええ、佐倉杏子の成れの果てよ。あなたは早く逃げなさい」
まどか「でも…腰が抜けちゃって…助けて…」
魔女「チロチロチロ…」
ほむら「ああ!また頭が…」
14: 2011/07/12(火) 22:15:40.91 ID:ESO+7C2b0
杏子「おい…大丈夫か?二人とも熱中症にかかっちゃって…」
マミ「突然バタッって倒れたからびっくりしたわ」
さやか「ほら、冷えピタ貼って…なんか飲み物飲ませた方がいいんじゃないかな」
杏子「あ、それならさっきの林檎で作ったジュースがあるぞ。ほら、とっても美味しい…林檎のジュース」
ほむら「…」
杏子「林檎はな、頭も良くなるし…しかも美容にもいいんだ。まあ二人はもういらないかもしれないけどな」
さやか「アンタも要らないよ」
まどか「ウェヒヒヒ…」
杏子「ささ、飲みな。私が作ったんだ、飲まなきゃ怒るぞ」
マミ「突然バタッって倒れたからびっくりしたわ」
さやか「ほら、冷えピタ貼って…なんか飲み物飲ませた方がいいんじゃないかな」
杏子「あ、それならさっきの林檎で作ったジュースがあるぞ。ほら、とっても美味しい…林檎のジュース」
ほむら「…」
杏子「林檎はな、頭も良くなるし…しかも美容にもいいんだ。まあ二人はもういらないかもしれないけどな」
さやか「アンタも要らないよ」
まどか「ウェヒヒヒ…」
杏子「ささ、飲みな。私が作ったんだ、飲まなきゃ怒るぞ」
16: 2011/07/12(火) 22:19:33.20 ID:ESO+7C2b0
まどか「わぁ…採れたてだから美味しそう…」
ほむら「まどか!飲まないで、死ぬわよ!」
まどか「ウェヒヒヒ…いただきまーす」
杏子「オイオイ、毒を盛ってると思ってるのか?冗談きついよ。それを飲めば、善と悪の違いがわかるようになって…そうだな、神様みたいになれるよ」
杏子「まどかとか神様姿が似合いそうだよな」
まどか「ウェヒヒヒ…」
ほむら「やめなさい!」
まどか「ウワッ!」
杏子「おいテメェ!」
ほむら「まどか!飲まないで、死ぬわよ!」
まどか「ウェヒヒヒ…いただきまーす」
杏子「オイオイ、毒を盛ってると思ってるのか?冗談きついよ。それを飲めば、善と悪の違いがわかるようになって…そうだな、神様みたいになれるよ」
杏子「まどかとか神様姿が似合いそうだよな」
まどか「ウェヒヒヒ…」
ほむら「やめなさい!」
まどか「ウワッ!」
杏子「おいテメェ!」
19: 2011/07/12(火) 22:23:03.81 ID:ESO+7C2b0
杏子「私が苦労して育てたリンゴなんだぞ!」
ほむら「…」
杏子「何の理由があって飲ませないか知らないけどさ…まあお前も飲めよ、熱中症で頭がボーっとしてるんだな…」
杏子「ささ、早く飲みな」
まどか「おかしなほむらちゃん…」
ほむら「まどか…やめて…」
ほむら「…」
杏子「何の理由があって飲ませないか知らないけどさ…まあお前も飲めよ、熱中症で頭がボーっとしてるんだな…」
杏子「ささ、早く飲みな」
まどか「おかしなほむらちゃん…」
ほむら「まどか…やめて…」
21: 2011/07/12(火) 22:27:14.51 ID:ESO+7C2b0
ほむら「やめて…」
まどか「ゴクゴクゴク…」
杏子「お、いくねえ!」
まどか「わぁ!とっても美味しい!」
杏子「そうだろ?なんせ私が育てたリンゴだからな!」
杏子「ほら、ほむらも…うわっ」
杏子「イテテテテ、お腹が…」
さやか「転校生!杏子に何やってんのさ!」
まどか「ゴクゴクゴク…」
杏子「お、いくねえ!」
まどか「わぁ!とっても美味しい!」
杏子「そうだろ?なんせ私が育てたリンゴだからな!」
杏子「ほら、ほむらも…うわっ」
杏子「イテテテテ、お腹が…」
さやか「転校生!杏子に何やってんのさ!」
22: 2011/07/12(火) 22:29:05.97
うむむ
23: 2011/07/12(火) 22:30:10.85 ID:ESO+7C2b0
魔女「キキキキ…」
ほむら「まどか!早く吐き出しなさい!飲まされた物を!」
まどか「ケホッ、ケホッ」
ほむら「とにかく一時撤退した方が良さそうね。この魔女、相当ヤバイ…」
魔女「チロチロ…」
魔女「ガラガラガラ…」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん…」
ほむら「気にしないでいいわ。貴女は私が守るもの」
ほむら「まどか!早く吐き出しなさい!飲まされた物を!」
まどか「ケホッ、ケホッ」
ほむら「とにかく一時撤退した方が良さそうね。この魔女、相当ヤバイ…」
魔女「チロチロ…」
魔女「ガラガラガラ…」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん…」
ほむら「気にしないでいいわ。貴女は私が守るもの」
25: 2011/07/12(火) 22:33:01.84 ID:ESO+7C2b0
ほむら「佐倉杏子、巴マミ、美樹さやかが魔女化した今、唯一この街に居る魔法少女は私だけ…」
ほむら「三人の魔女も他の魔女に比べて妙に強力…」
まどか「うぅ…」メソメソ
ほむら「とにかく、今日は寝ましょう。これから三体の魔女戦わなきゃいけないんだから…」
ほむら「Zzz...」
まどか「…ムクッ」
まどか「…」フラフラ
ほむら「まどか…?」
まどか「ウェヒヒヒ…」フラフラ
ほむら「まどか、待ちなさい!」
ほむら「三人の魔女も他の魔女に比べて妙に強力…」
まどか「うぅ…」メソメソ
ほむら「とにかく、今日は寝ましょう。これから三体の魔女戦わなきゃいけないんだから…」
ほむら「Zzz...」
まどか「…ムクッ」
まどか「…」フラフラ
ほむら「まどか…?」
まどか「ウェヒヒヒ…」フラフラ
ほむら「まどか、待ちなさい!」
27: 2011/07/12(火) 22:37:01.36 ID:ESO+7C2b0
まどか「ウェヒヒヒ…」
ほむら「まどか!何処行くの?外は危険よ…」
まどか「マミさんち…今日もお茶会…」
まどか「ケーキ食べて…ウェヒヒヒ」
ほむら「しっかりしなさい!」
まどか「ウェヒ…マミさん、来ましたよ」
ほむら「…最悪だわ」
ほむら「まどか!何処行くの?外は危険よ…」
まどか「マミさんち…今日もお茶会…」
まどか「ケーキ食べて…ウェヒヒヒ」
ほむら「しっかりしなさい!」
まどか「ウェヒ…マミさん、来ましたよ」
ほむら「…最悪だわ」
29: 2011/07/12(火) 22:40:12.51 ID:ESO+7C2b0
魔女「カラカラ…」
ほむら「大きな黄色いティーポット…巴マミの成れの果てね」
魔女「フツフツ…」
まどか「わぁ!ほむらちゃん!今日はマミさんのお父さんとお母さんを紹介してくれるんだって!」
魔女「カラカラ…」
ほむら「しっかりしなさい!まどか!まどか!」
まどか「ウェヒヒヒ…ご無沙汰してまーす…」
ほむら「大きな黄色いティーポット…巴マミの成れの果てね」
魔女「フツフツ…」
まどか「わぁ!ほむらちゃん!今日はマミさんのお父さんとお母さんを紹介してくれるんだって!」
魔女「カラカラ…」
ほむら「しっかりしなさい!まどか!まどか!」
まどか「ウェヒヒヒ…ご無沙汰してまーす…」
30: 2011/07/12(火) 22:44:20.79 ID:ESO+7C2b0
ほむら「いい加減にしなさい!まどか!」
魔女「カラカラ…」
魔女「フツフツフツフツ…グラグラグラグラ…」
ほむら「ポットのお湯が沸騰してる!これは…」
ほむら「まどか、ごめん」ボコッ
まどか「げふっ!」
魔女「コトコト…」
まどか「ひ、ひぃ…また魔女…」
ほむら「早く所、終わらせてもらうわよ」カチャ
魔女「カラカラ…」
魔女「フツフツフツフツ…グラグラグラグラ…」
ほむら「ポットのお湯が沸騰してる!これは…」
ほむら「まどか、ごめん」ボコッ
まどか「げふっ!」
魔女「コトコト…」
まどか「ひ、ひぃ…また魔女…」
ほむら「早く所、終わらせてもらうわよ」カチャ
33: 2011/07/12(火) 22:50:22.63 ID:ESO+7C2b0
魔女「カラカラ…」
ほむら「死になさい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「あの時散弾銃を何発かあの魔女に撃ちこんだ…でも、その攻撃法は大きな失敗だったの」
「失敗?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔女「キー…カラカラカラ」
まどか「ティーポットに穴が!これは、効いてるの…かな?」
ほむら「まずった…」
魔女「カカカカ…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「穴を開けてしまったのよ。ティーポットに穴を開ければ…出てくる物は」
「紅茶か…」
ほむら「死になさい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「あの時散弾銃を何発かあの魔女に撃ちこんだ…でも、その攻撃法は大きな失敗だったの」
「失敗?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔女「キー…カラカラカラ」
まどか「ティーポットに穴が!これは、効いてるの…かな?」
ほむら「まずった…」
魔女「カカカカ…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「穴を開けてしまったのよ。ティーポットに穴を開ければ…出てくる物は」
「紅茶か…」
34: 2011/07/12(火) 22:54:41.01 ID:ESO+7C2b0
まどか「血じゃないよね…あれってまさか」
ほむら「煮たった紅茶…まどか、早く逃げなさい!」
魔女「フツフツフツ…」ジョボジョボ
ほむら「うわっ、銃が!」
ほむら「なんて事なの、銃がドロドロに溶けてる…」
ほむら「これは相当やばいわね」
魔女「カラカラ…」ドボドボ
ほむら「とにかく逃げ場は」
まどか「ほむらちゃん!この扉、開かないよ!」
ほむら「煮たった紅茶…まどか、早く逃げなさい!」
魔女「フツフツフツ…」ジョボジョボ
ほむら「うわっ、銃が!」
ほむら「なんて事なの、銃がドロドロに溶けてる…」
ほむら「これは相当やばいわね」
魔女「カラカラ…」ドボドボ
ほむら「とにかく逃げ場は」
まどか「ほむらちゃん!この扉、開かないよ!」
36: 2011/07/12(火) 22:58:32.48 ID:ESO+7C2b0
魔女「グツグツグツ…」ドボドボ
ほむら「銃じゃもっと穴を開けてしまう…爆弾なんて使ったら」
ほむら「四方八方に紅茶が飛び散ってしまうわ」
ほむら「どう対処すれば…」
魔女「フツフツフツ…」ドボドボドボ
ほむら「とにかく近くの家具の上に逃げましょう、このままじゃ溶かされちゃう」
まどか「マミさん…やめて、こんなことやめて…」
ほむら「あれは巴マミじゃないわ、あれは魔女よ、巴マミじゃないの」
魔女「カラカラ…」ドボドボ
ほむら「銃じゃもっと穴を開けてしまう…爆弾なんて使ったら」
ほむら「四方八方に紅茶が飛び散ってしまうわ」
ほむら「どう対処すれば…」
魔女「フツフツフツ…」ドボドボドボ
ほむら「とにかく近くの家具の上に逃げましょう、このままじゃ溶かされちゃう」
まどか「マミさん…やめて、こんなことやめて…」
ほむら「あれは巴マミじゃないわ、あれは魔女よ、巴マミじゃないの」
魔女「カラカラ…」ドボドボ
39: 2011/07/12(火) 23:06:14.49 ID:ESO+7C2b0
ほむら「…どうすれば」
まどか「あの、ほむらちゃん…」
ほむら「何?今考えてるの」
まどか「あの、私…考えたんだけど…あの魔女の上に乗って、蓋を開けてしまって」
まどか「そこにお水を思いっきり入れて、紅茶を冷やしちゃうの」
ほむら「…なるほど」
まどか「あの、ほむらちゃん…」
ほむら「何?今考えてるの」
まどか「あの、私…考えたんだけど…あの魔女の上に乗って、蓋を開けてしまって」
まどか「そこにお水を思いっきり入れて、紅茶を冷やしちゃうの」
ほむら「…なるほど」
41: 2011/07/12(火) 23:10:40.53 ID:ESO+7C2b0
ほむら「でも水が無いわ」
まどか「そうだよね…そうだ、おしっことかどうかな」
ほむら「駄目よ。おしっこは熱いから冷やせないわ」
まどか「そうだよね…」
ほむら「ん、待って。盾の中に」
ほむら「ああ、良かった!グリーフシードを凍結するための液体窒素があったわ!」
ほむら「さっそく魔女に飛び乗って…」
まどか「やったあ!」
まどか「そうだよね…そうだ、おしっことかどうかな」
ほむら「駄目よ。おしっこは熱いから冷やせないわ」
まどか「そうだよね…」
ほむら「ん、待って。盾の中に」
ほむら「ああ、良かった!グリーフシードを凍結するための液体窒素があったわ!」
ほむら「さっそく魔女に飛び乗って…」
まどか「やったあ!」
43: 2011/07/12(火) 23:15:28.61 ID:ESO+7C2b0
魔女「コトコトコト」ドボドボ
ほむら「悪いけど、蓋を開けさせてもらうわよ」ガチャ
魔女「!?」
魔女「キャアアアアアアアアアア」
ほむら「何だ、人間らしい声あげられるんじゃない」
魔女「カカカ…カカカ…」
ほむら「もう一杯、紅茶おかわり頼むわね…液体窒素で」トロトロ
魔女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
まどか「マミさん…さようなら」
ほむら「悪いけど、蓋を開けさせてもらうわよ」ガチャ
魔女「!?」
魔女「キャアアアアアアアアアア」
ほむら「何だ、人間らしい声あげられるんじゃない」
魔女「カカカ…カカカ…」
ほむら「もう一杯、紅茶おかわり頼むわね…液体窒素で」トロトロ
魔女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
まどか「マミさん…さようなら」
45: 2011/07/12(火) 23:17:51.01 ID:ESO+7C2b0
ほむら「ふぅ…家に居てもこれだから…」
まどか「私達だからってのもあるんじゃないかな、襲われやすいのわ」
ほむら「そうね。魔女との因果は強いから…」
ほむら「残るは蛇の魔女、そして…人魚の魔女ね」
まどか「うん」
まどか「私達だからってのもあるんじゃないかな、襲われやすいのわ」
ほむら「そうね。魔女との因果は強いから…」
ほむら「残るは蛇の魔女、そして…人魚の魔女ね」
まどか「うん」
47: 2011/07/12(火) 23:20:17.36 ID:ESO+7C2b0
わ→は
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「人魚の魔女は今までに何度も戦ったわ」
まどか「強いの?」
ほむら「強いってより、攻撃的なのよ」
ほむら「結界の中でちょっと音を立てただけで全力で攻撃してくる…」
ほむら「強さも…そこそこあるわね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「人魚の魔女は今までに何度も戦ったわ」
まどか「強いの?」
ほむら「強いってより、攻撃的なのよ」
ほむら「結界の中でちょっと音を立てただけで全力で攻撃してくる…」
ほむら「強さも…そこそこあるわね」
48: 2011/07/12(火) 23:25:02.64 ID:ESO+7C2b0
オクタヴィア「…」ユラユラ
ほむら「…」
まどか(さやかちゃん…)
オクタヴィア「…」ユラユラ
ほむら(貴女は台座の周りに爆弾を…)
まどか(うん)
ほむら(私は…この魔女の体を登らなきゃ。まんべんなく攻撃したいから…)
まどか(気をつけてね…)
オクタヴィア「…」ユラユラ
ほむら「…」
まどか(さやかちゃん…)
オクタヴィア「…」ユラユラ
ほむら(貴女は台座の周りに爆弾を…)
まどか(うん)
ほむら(私は…この魔女の体を登らなきゃ。まんべんなく攻撃したいから…)
まどか(気をつけてね…)
オクタヴィア「…」ユラユラ
49: 2011/07/12(火) 23:28:44.19 ID:ESO+7C2b0
ほむら(この赤いリボンを使って爆弾を括りつけて…)
ほむら(兜の穴から爆弾を何個かねじ込みましょう)
オクタヴィア「ヴォ…ヴォヴォ」
ほむら「…」
オクタヴィア「…」ユラユラ
ほむら「…ふう」
まどか(こっちはセット完了したよ)
ほむら(こっちも完了したわ)
ほむら(兜の穴から爆弾を何個かねじ込みましょう)
オクタヴィア「ヴォ…ヴォヴォ」
ほむら「…」
オクタヴィア「…」ユラユラ
ほむら「…ふう」
まどか(こっちはセット完了したよ)
ほむら(こっちも完了したわ)
50: 2011/07/12(火) 23:32:59.64 ID:ESO+7C2b0
ほむら(デトネーションコードを伸ばしていって)
ほむら(信管に接続)カチッ
オクタヴィア「ヴォ?」
ほむら「…」
オクタヴィア「ヴォヴォヴォ…」ユラユラ
ほむらタイムヒューズをゆっくりと伸ばしていって…)
まどか(ほむらちゃん、これが爆破スイッチだね)
ほむら(ええ、寄越しなさい)
ほむら(信管に接続)カチッ
オクタヴィア「ヴォ?」
ほむら「…」
オクタヴィア「ヴォヴォヴォ…」ユラユラ
ほむらタイムヒューズをゆっくりと伸ばしていって…)
まどか(ほむらちゃん、これが爆破スイッチだね)
ほむら(ええ、寄越しなさい)
51: 2011/07/12(火) 23:34:59.95 ID:ESO+7C2b0
まどか(いや…私が爆破するよ)
ほむら(いいのね?)
まどか(うん。何だかんだいってさやかちゃんは大切な友達。だから私が)
ほむら(頼むわよ)
まどか(さようなら、さやかちゃん)カチャン
オクタヴィア「ヴォ?」
オクタヴィア「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
ほむら「成功ね」
まどか「うん」
ほむら(いいのね?)
まどか(うん。何だかんだいってさやかちゃんは大切な友達。だから私が)
ほむら(頼むわよ)
まどか(さようなら、さやかちゃん)カチャン
オクタヴィア「ヴォ?」
オクタヴィア「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
ほむら「成功ね」
まどか「うん」
53: 2011/07/12(火) 23:37:54.54 ID:ESO+7C2b0
ほむら「ティーポットの魔女、人魚の魔女…」
まどか「最後は…」
ほむら「蛇の魔女ね。いい?奴は幻覚を使ってくる」
ほむら「絶対に惑わされないって意気込みを持ちなさい。もうあの三人は死んだ」
ほむら「成れの果ても三体中二体は殺した。それを常に頭の中に入れときなさい」
まどか「うん、わかってる」
まどか「最後は…」
ほむら「蛇の魔女ね。いい?奴は幻覚を使ってくる」
ほむら「絶対に惑わされないって意気込みを持ちなさい。もうあの三人は死んだ」
ほむら「成れの果ても三体中二体は殺した。それを常に頭の中に入れときなさい」
まどか「うん、わかってる」
55: 2011/07/12(火) 23:40:28.93 ID:ESO+7C2b0
ほむら「でも…いきなり攻撃するのも危険ね。今までのパターンからいって」
ほむら「あの魔女の弱点を見つけつつ、騙されたふりをする。それが一番ね」
まどか「難しいな…」
ほむら「大丈夫よ。私と貴女の二人で絶対にいけるわ」
まどか「うん…」
ほむら「じゃあ、教会へ向かうわよ」
ほむら「あの魔女の弱点を見つけつつ、騙されたふりをする。それが一番ね」
まどか「難しいな…」
ほむら「大丈夫よ。私と貴女の二人で絶対にいけるわ」
まどか「うん…」
ほむら「じゃあ、教会へ向かうわよ」
56: 2011/07/12(火) 23:42:49.74 ID:ESO+7C2b0
魔女「シャシャシャ」
ほむら「…」
魔女「チロチロチロt…」
まどか「ほむらちゃん、あの舌チロチロが…」
ほむら「幻覚の合図ね」
杏子「おい、どうしたんだよ!二人とも!」
ほむら「ん…ああ、ごめんなさいね」
さやか「さっきから気絶したり、突然杏子を襲ったりで忙しいなあ~」
マミ「熱中症って怖いわね」
ほむら「…」
魔女「チロチロチロt…」
まどか「ほむらちゃん、あの舌チロチロが…」
ほむら「幻覚の合図ね」
杏子「おい、どうしたんだよ!二人とも!」
ほむら「ん…ああ、ごめんなさいね」
さやか「さっきから気絶したり、突然杏子を襲ったりで忙しいなあ~」
マミ「熱中症って怖いわね」
57: 2011/07/12(火) 23:44:50.97 ID:ESO+7C2b0
杏子「ほら、りんごジュース、もう生温かくなってるけど…」
まどか「ウェヒヒヒ、今はいいや」
杏子「そうか?じゃあまた後でな」
ほむら「ええ、さっきは殴ったりしてごめんなさいね」
杏子「気にしてないよ!あん時は熱かったんだもんな!
まどか「ウェヒヒヒ、今はいいや」
杏子「そうか?じゃあまた後でな」
ほむら「ええ、さっきは殴ったりしてごめんなさいね」
杏子「気にしてないよ!あん時は熱かったんだもんな!
59: 2011/07/12(火) 23:48:14.79 ID:ESO+7C2b0
杏子「熱くてイライラする気持ちはわかるし、それに思考能力も低下するしな…」
ほむら「そうね」
さやか「で、この後のスケジュールはどうする?」
マミ「どうしましょっか…」
まどか「ブツブツブツ…」
ほむら(まどか…?)
まどか「紅茶の魔女、人魚の魔女、蛇の魔女…紅茶の魔女、人魚の魔女、蛇の魔女…紅茶の魔女、人魚の魔女、蛇の魔女」
ほむら「大丈夫?」
まどか「うん、大丈夫だよ」
杏子「そうだな…そうだ!マミの家に行くとかどうだ?」
マミ「フフ、私は構わないわ」
ほむら「そうね」
さやか「で、この後のスケジュールはどうする?」
マミ「どうしましょっか…」
まどか「ブツブツブツ…」
ほむら(まどか…?)
まどか「紅茶の魔女、人魚の魔女、蛇の魔女…紅茶の魔女、人魚の魔女、蛇の魔女…紅茶の魔女、人魚の魔女、蛇の魔女」
ほむら「大丈夫?」
まどか「うん、大丈夫だよ」
杏子「そうだな…そうだ!マミの家に行くとかどうだ?」
マミ「フフ、私は構わないわ」
60: 2011/07/12(火) 23:50:53.73 ID:ESO+7C2b0
さやか「おじゃましまーす!」
マミ「ほら、お掃除してないけど…」
杏子「おい、またあの"こーちゃ"飲ましてくれよ!」
マミ「うふふ、気に入った?」
杏子「うん、あれ苦いけどケッコー好きなんだ!」
マミ「こうやって、茶葉とお湯をティーポットに入れて…」
まどか「!」
杏子「ん?どうした?」
まどか「いや、何でもないよ」
マミ「ほら、お掃除してないけど…」
杏子「おい、またあの"こーちゃ"飲ましてくれよ!」
マミ「うふふ、気に入った?」
杏子「うん、あれ苦いけどケッコー好きなんだ!」
マミ「こうやって、茶葉とお湯をティーポットに入れて…」
まどか「!」
杏子「ん?どうした?」
まどか「いや、何でもないよ」
61: 2011/07/12(火) 23:53:51.35 ID:ESO+7C2b0
まどか(ほむらちゃん、あのティーポット)
ほむら(ええ、あの魔女とそっくりの形ね。この魔女、私たちの心を読んでるのかしら…)
マミ「はい、みんな。とっても美味しく作れたわよ」
さやか「わーい!頂きまーす!」
杏子「アチチ!」
マミ「意外と猫舌なのね、佐倉さんって」
杏子「そうでもないぜ!どっちかってと蛇かな」
ほむら(ええ、あの魔女とそっくりの形ね。この魔女、私たちの心を読んでるのかしら…)
マミ「はい、みんな。とっても美味しく作れたわよ」
さやか「わーい!頂きまーす!」
杏子「アチチ!」
マミ「意外と猫舌なのね、佐倉さんって」
杏子「そうでもないぜ!どっちかってと蛇かな」
63: 2011/07/12(火) 23:56:57.84 ID:ESO+7C2b0
マミ「ほら、二人とも飲みなさいな…」
杏子「どうしたんだ?紅茶が冷めちゃうぜ」
まどか「い、頂きます…」
ほむら「頂きます…」
まどか「うわっ!冷たい!」
さやか「ええ?どういうこと?」
マミ「あら、佐倉さんや美樹さんと同じ容器なはずなのに…」
杏子「本当だ、キンキンに冷えてやがる」
マミ「えええ?だってお湯を淹れたはずなのに…」パカッ
杏子「どうしたんだ?紅茶が冷めちゃうぜ」
まどか「い、頂きます…」
ほむら「頂きます…」
まどか「うわっ!冷たい!」
さやか「ええ?どういうこと?」
マミ「あら、佐倉さんや美樹さんと同じ容器なはずなのに…」
杏子「本当だ、キンキンに冷えてやがる」
マミ「えええ?だってお湯を淹れたはずなのに…」パカッ
65: 2011/07/12(火) 23:58:39.26 ID:ESO+7C2b0
マミ「あらら…なんでかしら、ポットの中の紅茶もキンキンに冷えてるわ」
マミ「不思議ね…」
ほむら「チッ…」
杏子「なに怖い顔してんだよ!冷たかったぐらいで怒るなよ!」
まどか「ウェヒヒヒ…」
マミ「不思議ね…」
ほむら「チッ…」
杏子「なに怖い顔してんだよ!冷たかったぐらいで怒るなよ!」
まどか「ウェヒヒヒ…」
66: 2011/07/12(火) 23:59:01.71
キンキンに冷えてやがる…!!
68: 2011/07/13(水) 00:03:34.56 ID:Za7t29dE0
マミ「じゃ、今日はここらへんでお開きにしましょうか」
さやか「マミさん!紅茶ありがとうね!」
杏子「それじゃ!」
まどか「ウェヒヒヒ…さようなら」
ほむら「…」
マミ「キャッ!」パリン
杏子「どうしたんだ?」
マミ「あーあ、ティーポット割れちゃった…これ大切な物だったのに」
杏子「ありゃりゃ…穴が開いちゃってるな」
マミ「お父さんとお母さんからプレゼントされた…本当に大切にしてたのに…」
マミ「ウ…グスン…グス」
さやか「マミさん!紅茶ありがとうね!」
杏子「それじゃ!」
まどか「ウェヒヒヒ…さようなら」
ほむら「…」
マミ「キャッ!」パリン
杏子「どうしたんだ?」
マミ「あーあ、ティーポット割れちゃった…これ大切な物だったのに」
杏子「ありゃりゃ…穴が開いちゃってるな」
マミ「お父さんとお母さんからプレゼントされた…本当に大切にしてたのに…」
マミ「ウ…グスン…グス」
71: 2011/07/13(水) 00:08:45.56 ID:Za7t29dE0
ほむら(…当て付けのつもりかしら)
まどか「うぅ…」
杏子「あーあ、こりゃ戻らないな…」
マミ「ウェ…グスン」
杏子「悪いけど、先に帰ってくれ!私はマミを慰めてる」
さやか「うん、わかった…」
さやか「マミさん、可哀想だね。大切なティーポットなのに…」
まどか「う、うん」
さやか「ま、口に液体窒素流し込まれるよりはマシだろうけどさー」
ほむら「そうね…」
さやか「それじゃ、また明日ね!」
まどか「うん、さようなら」
まどか「うぅ…」
杏子「あーあ、こりゃ戻らないな…」
マミ「ウェ…グスン」
杏子「悪いけど、先に帰ってくれ!私はマミを慰めてる」
さやか「うん、わかった…」
さやか「マミさん、可哀想だね。大切なティーポットなのに…」
まどか「う、うん」
さやか「ま、口に液体窒素流し込まれるよりはマシだろうけどさー」
ほむら「そうね…」
さやか「それじゃ、また明日ね!」
まどか「うん、さようなら」
72: 2011/07/13(水) 00:12:45.19 ID:Za7t29dE0
ほむら「ハッ!」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
ほむら「ここは…」
まどか「上條くんの、病室だと思う…」
ほむら「なぜ?」
まどか「わからない…」
ガチャ
さやか「ほら、恭介!皆待ってるって言ったでしょ?」
上條「本当だ、嬉しいなあ」
さやか「もうバイオリン弾けるんだっけ?」
上條「ああ、かなり治ってきたからね。そうだ、一曲披露しようか」
さやか「わーい!」
さやか「じゃあみんな、シーッだよ。シーッ」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
ほむら「ここは…」
まどか「上條くんの、病室だと思う…」
ほむら「なぜ?」
まどか「わからない…」
ガチャ
さやか「ほら、恭介!皆待ってるって言ったでしょ?」
上條「本当だ、嬉しいなあ」
さやか「もうバイオリン弾けるんだっけ?」
上條「ああ、かなり治ってきたからね。そうだ、一曲披露しようか」
さやか「わーい!」
さやか「じゃあみんな、シーッだよ。シーッ」
73: 2011/07/13(水) 00:16:20.66 ID:Za7t29dE0
さやか「少しでも物音立てたら、さやかちゃん怒っちゃいますからねー」
上條「じゃ、"アヴェマリア"だよ」
上條「~♪」
さやか「えへへ♪」ユラユラ
まどか「…」
ほむら「チッ」
上條「~♪」
ガチャ
杏子「さやか付き合ったんだって!?」
杏子「おめでとー!」パチパチ
さやか「わぁ!爆竹鳴らさないでよ!」
杏子「へへー、いい男じゃん!さやかにはもったいないぜ!」
さやか「どういたしまして…へへ」
上條「じゃ、"アヴェマリア"だよ」
上條「~♪」
さやか「えへへ♪」ユラユラ
まどか「…」
ほむら「チッ」
上條「~♪」
ガチャ
杏子「さやか付き合ったんだって!?」
杏子「おめでとー!」パチパチ
さやか「わぁ!爆竹鳴らさないでよ!」
杏子「へへー、いい男じゃん!さやかにはもったいないぜ!」
さやか「どういたしまして…へへ」
76: 2011/07/13(水) 00:19:23.22 ID:Za7t29dE0
杏子「いえーい!」パチパチパチ
さやか「うわちょっ、服に火花が」
さやか「アチチチチチチ!」
上條「さやか、大丈夫かい!?」
杏子「あっ!ごめん!さやか!」バサバサ
さやか「ありゃりゃ…制服が焦げちゃった」
杏子「あああ、ごめんな!さやか」
さやか「ふん…ま、いいわよ。だって」
さやか「うわちょっ、服に火花が」
さやか「アチチチチチチ!」
上條「さやか、大丈夫かい!?」
杏子「あっ!ごめん!さやか!」バサバサ
さやか「ありゃりゃ…制服が焦げちゃった」
杏子「あああ、ごめんな!さやか」
さやか「ふん…ま、いいわよ。だって」
79: 2011/07/13(水) 00:22:28.91 ID:Za7t29dE0
さやか「恭介とラブラブになったからね~♪恭介大好き!」ギュウウ
上條「僕も大好きだよ、さやか」ギュウウ
まどか「…」
杏子「焼けるなあ~」グイグイ
杏子「じゃ、お幸せに~♪迷惑だしいこっか、まどかとほむら!」
まどか「う、うん。さようなら、さやかちゃん」
さやか「じゃねー♪」フリフリ
上條「僕も大好きだよ、さやか」ギュウウ
まどか「…」
杏子「焼けるなあ~」グイグイ
杏子「じゃ、お幸せに~♪迷惑だしいこっか、まどかとほむら!」
まどか「う、うん。さようなら、さやかちゃん」
さやか「じゃねー♪」フリフリ
80: 2011/07/13(水) 00:27:49.69 ID:Za7t29dE0
杏子「…」トコトコ
杏子「なあ!」
ほむら「…何かしら」
杏子「今日一日楽しかったよな!」
ほむら「…そうね」
杏子「素っ気ない返事だなあ~でもさ、こーゆう日々がいつまでも続けばいいのにって思わない?」
杏子「私たちだってさ、いつかは大人になって、ヨボヨボになるじゃん…」
まどか「…」
杏子「だから思うんだよな。こーゆう幸せな日々がいつまでも続けば…って」
ほむら「…そうね」
杏子「なあ!」
ほむら「…何かしら」
杏子「今日一日楽しかったよな!」
ほむら「…そうね」
杏子「素っ気ない返事だなあ~でもさ、こーゆう日々がいつまでも続けばいいのにって思わない?」
杏子「私たちだってさ、いつかは大人になって、ヨボヨボになるじゃん…」
まどか「…」
杏子「だから思うんだよな。こーゆう幸せな日々がいつまでも続けば…って」
ほむら「…そうね」
81: 2011/07/13(水) 00:30:07.57 ID:Za7t29dE0
杏子「この幸せは誰にも壊されたくないし、誰にも邪魔する権利は無いと思うんだよな…」
ほむら「チッ」
杏子「ん?どうした?」
ほむら「何でもないわ」
杏子「なんかおかしいなあ~糖分足りてないんじゃない?」
杏子「ほら、林檎…食うかい?」
杏子「この林檎には、おまじないをかけたんだ。何もかも忘れて、ずーっと幸せになれるおまじない…」
ほむら「チッ」
杏子「ん?どうした?」
ほむら「何でもないわ」
杏子「なんかおかしいなあ~糖分足りてないんじゃない?」
杏子「ほら、林檎…食うかい?」
杏子「この林檎には、おまじないをかけたんだ。何もかも忘れて、ずーっと幸せになれるおまじない…」
84: 2011/07/13(水) 00:32:52.64 ID:Za7t29dE0
ほむら「…」
杏子「ほら、美味しいぞぉ…」
ほむら「頂くわ…」
杏子「へへへ…うわっ」ボカッ
杏子「イテテテテテテ…」
まどか「ほむらちゃん!目を覚まして!」
ほむら「はっ、危なかった…」
杏子「やれやれ、他の二人を殺したみたいに私も殺すのかい?」
杏子「ほら、美味しいぞぉ…」
ほむら「頂くわ…」
杏子「へへへ…うわっ」ボカッ
杏子「イテテテテテテ…」
まどか「ほむらちゃん!目を覚まして!」
ほむら「はっ、危なかった…」
杏子「やれやれ、他の二人を殺したみたいに私も殺すのかい?」
85: 2011/07/13(水) 00:41:55.29 ID:Za7t29dE0
杏子「鉄パイプなんて物騒なモノ持って…」
まどか「はぁ…はぁ…」
杏子「なあ、もう疲れただろ?二人で一緒に死ねるんだからさ…」
杏子「人は生まれながらにして罪を持つ…これは私が魔法少女時代、信仰していた宗教の教義なんだ」
ほむら「…」
杏子「生きてるうちに罪ってのは沢山背負うもんなんだよな。私だってATM破壊したり、万引きしたり…酷い事ばっかりやってたさ」
杏子「でも、こうやって魔女になってわかったのがさ、死ぬことは今までの罪から赦されることなんだってことさ」
杏子「私は死ねない体になったから罪を赦されるのは無理だけど…せめてほむらとまどか、お前らだけでも罪から解放させてやるよ」
まどか「はぁ…はぁ…」
杏子「なあ、もう疲れただろ?二人で一緒に死ねるんだからさ…」
杏子「人は生まれながらにして罪を持つ…これは私が魔法少女時代、信仰していた宗教の教義なんだ」
ほむら「…」
杏子「生きてるうちに罪ってのは沢山背負うもんなんだよな。私だってATM破壊したり、万引きしたり…酷い事ばっかりやってたさ」
杏子「でも、こうやって魔女になってわかったのがさ、死ぬことは今までの罪から赦されることなんだってことさ」
杏子「私は死ねない体になったから罪を赦されるのは無理だけど…せめてほむらとまどか、お前らだけでも罪から解放させてやるよ」
88: 2011/07/13(水) 00:48:05.34 ID:Za7t29dE0
杏子「だからさ、林檎食べな」
まどか「…」プイプイ
杏子「はぁ…仕方がないな…じゃ、私がお前らが死ぬのを手伝ってやるか!」
まどか「な…体が小さく…」
杏子「へへへ…二人ともちっちゃくなって」ヒョイ
まどか「助けて!ほむらちゃん!」
杏子「ほむらは後で食ってやるから。じゃ、あーん」
ほむら「まどか!」
ほむら「待って、まどかを食べるなら私を先に食べなさい!」
杏子「ふん…どっちも一緒に死ぬのに…まいっか、先に食べてやるよ」ヒョイ
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「大丈夫よ、それじゃお先に…
まどか「…」プイプイ
杏子「はぁ…仕方がないな…じゃ、私がお前らが死ぬのを手伝ってやるか!」
まどか「な…体が小さく…」
杏子「へへへ…二人ともちっちゃくなって」ヒョイ
まどか「助けて!ほむらちゃん!」
杏子「ほむらは後で食ってやるから。じゃ、あーん」
ほむら「まどか!」
ほむら「待って、まどかを食べるなら私を先に食べなさい!」
杏子「ふん…どっちも一緒に死ぬのに…まいっか、先に食べてやるよ」ヒョイ
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「大丈夫よ、それじゃお先に…
89: 2011/07/13(水) 00:50:32.19 ID:Za7t29dE0
杏子「あーん」
まどか「ほむらちゃん!やめて!杏子ちゃん!」
杏子「パクッ」
杏子「ゴクン…へへ、じゃ次はお前な」
まどか「ああ…そんな…」
杏子「あれ…なんかお腹の中が…」
杏子「まさか、ほむらてめえ!」
杏子「アチチチチチ」
魔女「ギャアアアアア、シャアアアアアアア」
まどか「ほむらちゃん…」
魔女「アアアアアアアアアアアアア」
まどか「そんな…」
まどか「ほむらちゃん!やめて!杏子ちゃん!」
杏子「パクッ」
杏子「ゴクン…へへ、じゃ次はお前な」
まどか「ああ…そんな…」
杏子「あれ…なんかお腹の中が…」
杏子「まさか、ほむらてめえ!」
杏子「アチチチチチ」
魔女「ギャアアアアア、シャアアアアアアア」
まどか「ほむらちゃん…」
魔女「アアアアアアアアアアアアア」
まどか「そんな…」
91: 2011/07/13(水) 00:57:18.05 ID:Za7t29dE0
魔女「シャッ…シャッ…」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫!?」グチャグチャ
まどか「ああ…これはほむらちゃんの、カチューシャ…」
まどか「ほむらちゃん…私を守って…ほむらちゃん。私、ほむらちゃんの分まで生きるからね!」
QB「ふん、じゃあ死ぬ直前に時間移動を…」
ほむら「ええ、まどかは私が死んだと思ってるでしょうけど」
ほむら「でもこれで、あの時間軸のまどかは救われた。それだけでも私は嬉しい」
QB「話してくれて感謝するよ。それじゃ」
ほむら「ええ、誰か前のループについて話したい相手が欲しかったの。流石に貴方以外は話せないからね」
QB「ま、この話を聞いたからと言って、まどかとの契約はやらせてもらうよ。こっちも仕事だからね」
ほむら「全力で阻止させてもらうわ。それじゃ」
終わり
まどか「ほむらちゃん、大丈夫!?」グチャグチャ
まどか「ああ…これはほむらちゃんの、カチューシャ…」
まどか「ほむらちゃん…私を守って…ほむらちゃん。私、ほむらちゃんの分まで生きるからね!」
QB「ふん、じゃあ死ぬ直前に時間移動を…」
ほむら「ええ、まどかは私が死んだと思ってるでしょうけど」
ほむら「でもこれで、あの時間軸のまどかは救われた。それだけでも私は嬉しい」
QB「話してくれて感謝するよ。それじゃ」
ほむら「ええ、誰か前のループについて話したい相手が欲しかったの。流石に貴方以外は話せないからね」
QB「ま、この話を聞いたからと言って、まどかとの契約はやらせてもらうよ。こっちも仕事だからね」
ほむら「全力で阻止させてもらうわ。それじゃ」
終わり
92: 2011/07/13(水) 00:58:35.55
乙
94: 2011/07/13(水) 00:59:30.48
乙(´;ω;`)
97: 2011/07/13(水) 01:05:17.84
切ない
乙
乙
引用元: 杏子「林檎食うかい?」
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