シャロ「ココロちゃーん、トイズがもどってきましたー」

小衣「へえ、そう」

シャロ「まだちょっとしか使えないんですけど、見ててくださいー」

シャロ「この黒い石の、こっちと、こっちをあわせると……」

ﾋﾟｮｲﾝ

シャロ「ほら！動きました！！」

小衣「…………」

小衣「……それ、磁石じゃね！？」

平乃「平乃さんってかわいいですねー」ｶﾀｶﾀ

平乃「平乃さんをお嫁さんにしたいですねー」ｶﾀｶﾀ

平乃「平乃さんと子作りしたいですねー」ｶﾀｶﾀ

平乃「天罰決定ですねー」ｶﾀｶﾀ

咲「……平乃」

平乃「なんですかー咲さん、今忙しいんです」ｶﾀｶﾀ

咲「……2chで自演して空しくなんない？」

平乃「すっごく楽しいですよー」ｶﾀｶﾀ

次子「今日もネコたちにゴハンやるかー……ん？」

かまぼこ「ﾆｬｰﾝ」

次子「ウチのネコじゃないな……まあいいか、一緒にゴハン食ってけ」

かまぼこ「ﾆｬｰﾝ」

ネロ「僕たちもゴハン欲しいﾆｬｰﾝ」

シャロ「ﾆｬｰﾝですー」

コーデリア「デュッフッフ」

エリー「にゃ、にゃーん///」

次子「どっから入ってきた」

次子「今日もネコたちにゴハンやるかー……ん？」

かまぼこ「ﾆｬｰﾝ」

次子「なんだ今日も来たのか……ほら、遠慮せずゴハン食ってけ」

かまぼこ「ﾆｬｰﾝ」

かまぼこ男「それでは私も遠慮なく」

次子「逮捕」

かまぼこ男「ああ待って！恐ろしい怪盗二人に追われてるんです！助けて！」

次子「はいはい続きは署で聞くからねー」

ネロ「明智ー、とうとう僕にもトイズが戻ってきたよ！」

小衣「へえ、そう」

ネロ「見てろよー、今からこのパソコンを誤作動させてやるから」ｼｭｼｭｼｭｼｬｷﾝ

咲「税金ドロボーなう」ｶﾀｶﾀ

ネロ「ちぇいさー！！」ｶﾞｽｯ

ﾎﾞﾝｯ

咲「な……う……？」

ネロ「どうだ見たか！すごいだろ！！」

小衣「…………」

小衣「……それ、ぶっ壊してるだけじゃね！？」

シャロ→髪型に見せかけて実は武器

ネロ→ひねくれ者に見せかけて実は動物好き

エリー→清楚に見せかけて実はド淫乱

コーデリア→お嬢様キャラに見せかけて実は野獣

小衣「ミルキィホームズにはこういうギャップがあるわ！私たちG4がミルキィホームズに勝つにはこういったギャップが必要よ！」

小衣「と、いうことでなんか私たちのギャップを考えなさい！平乃！！」

平乃「はい！武道50段で和の風情漂うマジメな娘が実はゴス口リが私服で」

小衣「うるさい黙れ！！次、次子！」

次子「優秀そうに見えて実は無能とか？」

小衣「自虐ネタやめ！マジで悲しくなるから！最後、咲！！」

咲「キライと見せかけて実は大好き」ﾆﾔﾆﾔ

小衣「べべべべべ別にシャーロックのことなんてすすすすすす好きじゃないしくぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ；＠：「」」

次子「どうでもいいけど、『次、次子』っていう呼ばれ方になんとなく違和感があるな」

咲「『次』が二つ重なるからね。『次』以外の言葉を使えばいいんじゃね？」

平乃「それじゃあ単純に英語に置き換えてみてはどうでしょうか」

次子「『次』の英語だから……ネクスト」

咲「コナンズ」

平乃「ヒ～ント」

次子「ってなんでですかー」

咲「……えっ？」

平乃「……次子さん、今、なんと？」

次子「……いや、サラッと流してよ///」

小衣「こないだ電気屋で、あんたの髪型そっくりの扇風機を見たのよ～ｗｗｗ」

小衣「あんたのリングは送風できないの～？ｗｗｗｗ」

シャロ「できますよー」

小衣「……えっ？」

シャロ「コンセントをさしてくださいー」ｸﾙｯ

小衣（背中から……コンセントが……）

小衣「…………」

ﾌﾞｽｯ

シャロ「」ﾌﾞｨｰﾝﾌﾞｵｵｵｫｫｫ…

※

小衣「やな夢見た！！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

ネロ「コーデリア、ファッション雑誌なんか読んでる～」

コーデリア「女の子はオシャレに気を使うものなのよ」

シャロ「この【植物大全】って本もファッション雑誌ですかー？」

エリー「明智さん……私にもついに、トイズが戻ってきました……///」

小衣「へえ、そう」

エリー「見ててください……体重計に、よい、しょ」ﾋｮｲ

ｸﾞｲﾝ

エリー「１ヶ月前と比べて、体重がちょっぴり増加しているんです。これはトライアセンドの質量増加が……」

小衣「……それ、ただの成長じゃね！？」

エリー「ただ、なぜか最近胸周りがちょっと苦しくて」

小衣「自慢！？」

春

シャロ「春は眠たくなりますー、トイズは一眠りしてからでいいですよねー」zzZ

夏

ネロ「暑くてなにをするにもやる気が出ないよ！あーあ早く涼しくなんないかなー」

秋

コーデリア「秋は実りの秋なのよォ～♪収穫しまくって冬に備えるわよォ～♪」

冬

エリー「すごい雪です……トイズは雪がやんでからでも遅くないですよね……」

※

シャロ「そんなわけでトイズに関しては全然まったくちっともやってません！」

アンリエット「まったくしょうがありませんわねシャーロック」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

エリー「ふぁ……この本……すごい……///」

エリー「あっ……やだ……こんな……///」

エリー「はぁ、はぁ……すごい、すごいのぉ……///」

ネロ「エリー、なに熱心に読んでんのさ」

エリー「！！？、ね、ネロ！？こ、これは……その、なんでも……」

ネロ「いいからいいから、見せて……よっ！」ﾋｮｲｯ

エリー「やっ、らめえぇ……っ！///」

つ【世界のキノコ大全】

ネロ「へぇ～、世界各国のいろんなキノコが乗ってる……結構面白いじゃん」

エリー「は、はうぅ……///」

根津「ん、お前、ミルキィホームズのとこの……」

かまぼこ「ﾆｬｰﾝ」ﾄﾃﾄﾃ

根津「ほら、こっちこいよ。アンパン食うか？」ﾁﾁﾁ

かまぼこ「ﾆｬﾑﾆｬﾑ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

根津「お前ちゃんとゴハン食べさせてもらってるか？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

かまぼこ「ﾆｬﾝ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

根津「はは、お前かわいいな。俺もネコ飼いたいなー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾓﾌﾓﾌ

ネロ「」ﾆﾔﾆﾔ

根津「っ！？お前、いつから見てた！」

怪盗L「久しぶりだねぇ、小林くぅん……」

小林「怪盗L……！貴様、何が目的だ！」

怪盗L「フッ……なあに、久しぶりに君と話がしたくてねぇ……」

小林「ふざけたことを……！」

怪盗L「最近どうよ？やっぱ教師って大変？それともかわいい娘4人といつも一緒で内心ウハウハだったりするの？」

小林「本当に話したいだけ！？」

コーデリア「明智さーん、私にもようやくトイズが戻ってきたのよー」

小衣「へえ、そう」

コーデリア「さっそく使ってみるから、ちょっと見ててね……」

ｷｭｲｲｨﾝ

コーデリア「フオオオオオオオオ……」

小衣（コーデリアのまとうオーラが変わった……まさか、本当に……？）

コーデリア「匂う、匂うわ……」

コーデリア「……こっちのほうから女子高生の甘い香りがプンプン匂ってくるわデュフフ！コーデリアイっきまーす！！」

ﾊﾞﾋｭﾝ!ｶｻｶｻｶｻ

小衣「…………」

小衣「……それ、ただの変態じゃね！？」

小衣「そもそもあんた達は、なんでわざわざ私にトイズ（？）を見せに来るのよ」

シャロ「だって……ココロちゃんは……」

エリー「私たちの大切な……友達ですから……///」

小衣「……えっ？」

コーデリア「明智さん、飛び級のせいで周りに同年代の子供がいなくて、孤独だったって聞いて……」

ネロ「一人ぼっちの寂しさは、分かってるつもりだから……」

小衣「いや、普通に留学時代に同年代の友達つくったし」

「「「「……！！？」」」」

「「「「だ、騙されたっ！！！！」」」」

小衣「ちょ、なによ！」

シャロ→手錠、チャクラムと使用用途は多岐にわたるシャ口リング

ネロ→持ち主の経済状況に応じて無限にお菓子が出てくるネロ帽子

エリー→露出を抑えれば抑えるほどかえって工口くなる工口キュール服

コーデリア→無尽蔵に侵食、拡大するコーデリアフラワー（花が本体という説も）

小衣「ミルキィホームズにはこういう便利アイテムがあるわ！私たちG4がミルキィホームズに勝つにはこういったアイテムが必要よ！」

小衣「と、いうことでなんか私たちのアイテムを考えなさい！平乃！！」

平乃「はい！ラクロスのクロスに見えるけど実は家伝の宝剣で」

小衣「うるさい黙れ！！次、次子！」

次子「小衣の髪型をかたどったココロールパンは？」

小衣「次子！私のことバカにしてるでしょ！！」

咲「でもとっくの昔に商品化されて売り上げも相当だけど」

小衣「嘘ぉ！！？」

シャロ「授業に遅刻してしまいますー！」ﾃﾃﾃ

ﾎﾞﾝﾖﾖﾖ-ﾝ

アンリエット「……角を曲がるときはちゃんと前を確認しなさい」

シャロ「はうっ、ごめんなさいアンンリエットさんもがもが」

アンリエット「まったく……大体あなたは探偵としての自覚が――」

ﾑｸﾑｸﾑｸ

シャロ「あ、アンリエットさん、とりあえず離してください」

アンリエット「あーだこーだ」ｸﾄﾞｸﾄﾞ

ﾑｸﾑｸﾑｸﾑｸ

シャロ「はうぁ！アンリエットさんのボヨヨンが巨大化してます！このままだと押しつぶされてしまいます！」

シャロ「だ、誰か！誰か助けて！！」

※

シャロ「ボヨヨンが……ボヨヨンがぁ……」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

ネロ「シャロー、早く起きろよー」

ネロ「なんだよー！」

コーデリア「何よ！」

シャロ「二人ともケンカはやめてーなんつってー」

エリー「あう……あう……///」ｵﾛｵﾛ

ネロ「大体なんだよこの髪の花！」ｸﾞｲｯ

コーデリア「やめっ……！ダメ！取らないで！！」

ネロ「えっ」ﾌﾞﾁｯ

コーデリア「があああああああああああああああああ！！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

シャロ「ち、チカラが暴走してます！」

エリー「ネロ！はやく花を戻して！」

ネロ「な、何が起きてるんだよ……」

シャロ「はやく！！」

コーデリア「あばばばばばばばばばばばばばばばばば」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

石流「ミルキィホームズどもの夕食は一人芋一個とするようにおおせつかった」

石流「食事の面からもミルキィホームズを追い詰めるとは流石はアンリエット様」

※

石流「ミルキィホームズどもの夕食は……ええと、たしか芋一個だったか？」

石流「芋一個とは流石はアンリエット様、トイズを失ったミルキィホームズ相手にも容赦はしないのですね」

※

石流「ミルキィホームズどもの夕食は……確か……いも……いっこ……？」


石流「ほら、晩飯だ」ｺﾄｯ

ネロ「……なんだよ、これ」

石流「南米のとある一地方で食べられている郷土料理、【イモ・イッコ】だ」

シャロ「しょめしょめおいしいですー」ｼｮﾒｼｮﾒ

コーデリア「かまぼこはもふもふね……」ﾓﾌﾓﾌ

かまぼこ「ﾆｬﾝﾆｬﾝ」ﾓﾌﾓﾌ

ｶﾞﾁｬ

シャロ「コーデリアさん、お水汲んできましたー……」

ｶﾞﾂｯ!

シャロ「はわっ！コーデリアさん避けてくださ――」

ﾊﾞｼｬｯ!

コーデリア「きゃっ！……もぉ～、気をつけなさいよ、シャロ」

シャロ「ご、ごめんなさいコーデリアさん……かまぼこもごめ……」

かまぼこ「ﾆｬｰﾝ…」ﾍﾟﾀｰ

シャロ「痩せたァー！！！」

コーデリア「縮んだァー！！！」

咲「…………」ｶﾀｶﾀ　ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

ネロ「遠山、何の飴なめてるの？」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

咲「舐める？」ｽﾞｲｯ

ネロ「えっ、いいの？ありがと。じゃあ代わりに僕のも……はい」ｽﾞｲｯ

咲「ん、サンキュ」

ネロ「…………」

咲「…………」

ネロ「……ねえ、これ何味？すっぱいような……」

咲「酢だこ味。……それよりも、この飴、全然味しないんだけど……」

ネロ「飴？やだなあそれただの氷だよ？」

咲「…………」

ネロ「飴買うお金なんてないからさ～、そうやって気を紛らわして……えっ、なんで泣いてるの！？」

小衣「ぐぬぬおのれアルセーヌまたしても」

シャロ「アルセーヌは、トイズや身体能力はもとより、あのボヨヨンも脅威ですー」

小衣「まあ、スタイルのよさだったら、ウチの次子も負けてないけどね」

次子「」ﾃﾞﾃﾞｰﾝ

シャロ「胸の大きさならコーデリアさんだってすごいですよ！」

コーデリア「」ﾃﾞﾃﾞｰﾝ

小衣「G4にはついった大好きオシャレさんな咲がいるわ！」

咲「」ﾅｳｰﾝ

シャロ「エリーさんにはにじみ出る工口スがあります！」

エリー「///」ｴﾛｰﾝ

シャロ小衣「「ぐぬぬぬ」」

※

小衣「追い詰めたわよアルセーヌ！」

シャロ「逮捕しますー！」

アルセーヌ「……なんで皆さん水着なんですの？」

アルセーヌ「ヨコハマの瞳、いただきましたわ！」

小衣「待ちなさい、アルセーヌ！」

アルセーヌ（はぁ……G4の方々も頑張ってはくれますが、やはりミルキィホームズが相手でないと、張り合いがありませんわ）

シャロ「そこまでです、アルセーヌ！！」ﾋﾟｭｲﾝｼｬｷｰﾝ

アルセーヌ「ハッ！？」ｻｯ

ネロ「今日こそ逃がさないぞ！僕たちのトイズで捕まえてやる！」

アルセーヌ「み、ミルキィホームズ！？トイズが戻ったんですの？」

コーデリア「何を言っているの！探偵がトイズを使うのは当たり前でしょ！」

エリー「以前よりもさらに磨きをかけた私たちのトイズ……見せてあげます……！///」

アルセーヌ（す、素晴らしいわ！これで以前のような充実した日々が――）

※

アンリエット「……ハッ！？」ﾑｸｯ

ﾁｭﾝ…ﾁｭﾝ…

アンリエット「……夢……か」

致死夢とは、夢と現実とのギャップにより見たものを死に至らしめる恐ろしい夢である。

根津「……おい、譲崎、チョコいるか？」

ネロ「チョコ！くれるの！？」

根津「……ああ、欲しけりゃやるよ」

ネロ「わーい！ありがとう根津！」

根津「……じゃあちょっと、こっち付いて来い」


ネロ「やっ、やめてよ、根津……僕、そんなつもりじゃ……んあっ！」

根津「今更言い訳すんなよ！本当はちょっと期待してたんだろ！！」ﾊｧﾊｧ

※

エリー「ね、ネロはもっと自分の欲望を抑えるべきです！いつか、こんなことになっちゃうかも……///」

平乃「欲望を抑えるべきなのはエリーさんの方ですねー」

平乃「とうっ！はあっ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

警察Ａ「あ、G4の平乃さんが朝の訓練してるぞ」

警察Ｂ「おい、邪魔しちゃ悪いって、早く行こうぜ」

警察Ａ「せっかくだし挨拶していこうぜ。美人だし、これを機会にお近づきになれたりして……」

平乃「鏡面刹！裏奥義封神閃！虚空蒼破斬！！」ｼｭﾊﾞﾊﾞ!ｻﾞｼｭｯ!

平乃「ノってきました！このまま最終奥義の練習もやっちゃいましょう！」ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝ

警察Ａ「…………」

警察Ｂ「ほら、見なかったことにして行くぞ」

シャロ「田舎のおばあちゃんがたくさん送ってきてくれましたー、みんなで食べましょー」

ネロ「わぁ～、こんなにたくさん！シャロのおばあちゃんありがとー！」

エリー「これでしばらくの間、食料は大丈夫ですね……///」

コーデリア「もうそんな季節になったのね～……」

小衣「何なに、何が送られてきたの？」

シャロ「んっふっふ～、おばあちゃん家の畑で作ってる、今が旬の……」

ｺﾞｿｺﾞｿ

ﾄﾞﾝｯ!

シャロ「シャ口リングですー！」

※

ﾁｭﾝ…ﾁｭﾝ…

小衣（……疲れてるのかしら）

ネロ「パトカーだけじゃなくヘリの運転までできるなんて……」

シャロ「次子さんすごいですー」

次子「まあ、それが私の役割だからね。自慢じゃないけど、『乗る』ことに関しては誰にも負ける気はしないね」

エリー（乗る……！///）

コーデリア「でも、訓練とか大変なんじゃないですか？」

次子「まあ大変だけど、もともとこういうことは好きだったからね。頑張れるのさ」

エリー（乗るのが……好き……！///）

次子「休日もいろんなモノに乗ってるしな。気に入ったのがあれば一日中乗ってたり……」

エリー「次子さん！ふ、フケツです！」

次子「は？」

咲「一日中ツイッターしてて疲れたなうー」

次子「一日中見回りという名のドライブしてて疲れたよー」

平乃「一日中2chで自演してて疲れました……」

小衣（ダメだこいつら……早く何とかしないとミルキィホームズに負ける……）

※

シャロ「一日中収穫しててつかれましたー」

ネロ「一日中かまぼこと戯れてて疲れたよー」

エリー「一日中読書してて……疲れちゃいました……///」

コーデリア「一日中お花畑で遊んでて疲れたわ～」

アンリエット「もうダメだこのミルキィホームズ」

シャロ→超高速回転するシャ口リングを敵に投げつける【シャロ・ザ・リッパー】

ネロ→密閉されたガラス容器の中に特殊な液体を入れ高速振動を加え栓であるガラス球を射出する【ラムネシャワー】

エリー→（強化系に必殺技はいらない。纏と練を極めていけばそれが必殺技と呼べる程すごい威力となる）

コーデリア→髪に取り付けられた52の花の力を完全解放し、全てをお花畑に沈める【ジ・エンド・オブ・フラワー】

小衣「ミルキィホームズにはこういう必殺技があるわ！私たちG4がミルキィホームズに勝つにはこういった必殺技が必要よ！」

小衣「と、いうことでなんか私たちの必殺技を考えなさい！」

平乃「」ｶﾞﾀｯ

小衣「次子！咲！頼んだわよ！」

次子「はいはい」

咲「なうなう」

平乃「！！？」

シャロ「平乃さんー、武道50段の内訳を教えてくださいー」

平乃「うぇえ！？ええと、その、ですね、あの……」ｱｾｱｾ

小衣「ああ、武道50段は単なる宣伝のための設定だから、実際に武道50段あるわけじゃないのよ」

平乃「ちょ、ちょっと小衣さん！」

シャロ「ええー、じゃあウソってことですかー、ガッカリですー……」

平乃「も、申し訳ありません……私も、食べていくために必死で……」

小衣「本当に50段ならストーンリバーにも勝てたかもね……」

小衣「あー！まったくもー！もー！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

平乃「小衣さん荒れてますね」ｺｿｺｿ

次子「先日の事件、ミルキィホームズに邪魔されたーってまだ怒ってんだよ」ｺｿｺｿ

咲「なうなうなーう♪」ｶﾀｶﾀ

小衣「ちょっと咲！何勤務中にツイッターやってるのよ！」

ﾌﾞﾁｯ

咲「なうっ！？」

小衣「アンタは勤務中ＰＣ禁止！分かった！？」

咲「な……う……」ﾄﾞｻｯ

ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ

小衣「えちょ、何！？なんで白目向いて泡吹きながらぶっ倒れたの！？」

次子「しまった禁断症状だ！これほどまで依存が進んでいたなんて……」

平乃「PC中毒って怖いですね……私たちがもっと早く気付けていれば……」

小衣「PC中毒ってそういうものだっけ！？」

学生Ａ「はぁ……また体重増えちゃった……」

学生Ｂ「いいダイエット法教えよっか？」

学生Ａ「なんかあるの！？何、何？」

※

学生Ａ「そんなわけで、これから一週間あなた達の生活を体験したいのですが」

シャロ「いいですよー」

ネロ「前金で500円ね」

コーデリア「今回は何日耐えられるかしらねー」

学生Ｃ「お前らケンカばっかしてるけど、本当は付き合ってんだろ？」

根津「はぁ！？な、なに馬鹿なこと言ってんだよ！」

ネロ「そうだよ！こんなヤツのことなんて全然好きじゃないし！」

学生Ｄ「そうやってムキになって否定するところが尚怪しいでござるで候」

学生Ｅ「ヒューヒュー♪熱いねお二人さ～ん！」

根津「いい加減にしろよ！俺は譲崎のことなんか全然好きじゃねーし！！」

ネロ「僕だってキライだよ！こんな……ね……ええと、ね……ねこじゃないし……」

シャロ「ネロ！ネクソン富丘くんです！」ｺｿｺｿ

コーデリア「眠狂四郎くんじゃなかったかしら」ｺｿｺｿ

エリー「ね、ネル・ゼルファーくんだったと……」ｺｿｺｿ

根津「みんな嫌いだああああああああああああああああああ！！！」ﾀﾞｯ

学生Ｃ「ね、根津――――！！！」

シャロ「ネロはトイズで動物の考えてることが分かるんですよねー？」

ネロ「まあ、なんとなーく、しかわかんないけどね」

シャロ「ちっちゃくてかわいい子なんですー。たまに会うんですが、なかなかなついてくれなくて……」

シャロ「何かあるのかもしれないし、ネロのトイズでその子が考えていることを読んで欲しいんです」

ネロ「そういうことなら……おっけー、分かったよ」

※

シャロ「さあネロ！私が押さえつけているうちに！早く！」

小衣「ちょっと！なんなのよいきなり！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ネロ「明智じゃーん……」

シャロ「ネロはトイズで動物の考えてることが分かるんですよねー？」

ネロ「まあ、なんとなーく、しかわかんないけどね」

シャロ「耳が黒くて尻尾が茶色い子なんですー。たまに会うんですが、なかなかなついてくれなくて……」

シャロ「何かあるのかもしれないし、ネロのトイズでその子が考えていることを読んで欲しいんです」

ネロ「そういうことなら……おっけー、分かったよ」

※

シャロ「さあネロ！私が押さえつけているうちに！早く！」

ラット「なにすんだバカ！離せ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ネロ「ラットじゃーん……」

シャロ「エリーさんのトイズは強くてかっこよくてすごいですー」

エリー「そ、そんなこと……ない……」

ネロ「そんなことあるって！エリーはもっと自分に自信もっていいよ！」

エリー「で、でもでも、女の子っぽくないし……恥ずかしい……///」

コーデリア「何を言ってるの！エリーのトイズに、私たちは何度も助けられてるのよ！恥ずかしいことなんて何も無いわ！」

シャロ「小林先生も言ってました！トイズは一人ひとりが持ってるステキな奇跡なんだって！」

エリー「み、みんな……///」

ネロ「それに恥ずかしいって言うなら、いい年してゴス口リが私服の警察官のほうがよっぽど恥ずかしいよ！！」

平乃「ブチ○しますよ」

シャロ「神津さんってどうしてアニメで登場してないんですかー？」

小衣「またためらい無くメタなことを！！」

次子「旦那は出張してるんだよ」

ネロ「なんだ、てっきりゲーム最終章の責任を取らされて地方に……」

咲「失礼なことを言うなうー」ｽﾊﾟｰﾝ

平乃「やっぱり神津警視あってのG4ですからね、早く帰ってきて欲しいですよ」

コーデリア「神津さん、慕われてるんですね……」

エリー「私たちにとっての、小林さんのような存在なんですね……」

平乃「いえ、神津警視がいる間は小衣さんを警視に押し付けれるので、仕事がはかどるんです」

コーデリア「酷っ！」

小衣「美術館から持ち出した仮面を返すの忘れてたら怒られた」

※

次子「スピード違反で免停くらった……私としたことが……」

※

咲「遊び半分で県警のメインコンピューターハッキングしたら謹慎処分くらった」

※

平乃「ちょっとなんですか、風紀法違反ってどういうことですか！ゴス口リの何がいけないって言うんですか！」

探偵Ａ「ここが、かの名探偵小林オペラを生み出したという偵都ヨコハマか……」

探偵Ａ「探偵を育成する学校もあると聞く。さぞやレベルの高い探偵が……」ﾜｸﾜｸ

シャロ「今日もきのこがいっぱいとれましたー」

ネロ「次はヨコハマデパートだね」

コーデリア「でぱちかで試食品食べまくるのよォ～♪」

エリー「ぜ、膳は急げ、です……早く行きましょう///」

探偵Ａ「……フフッ、平和なものだな。怪盗も相応にいるはずなのに治安がいい」

探偵Ａ「それだけ、探偵が活躍しているということか……さて、ところで探偵はどこかな……」ｷｮﾛｷｮﾛ

エリー「トイズが戻りません……」

ネロ「結局今日も一日中収穫してただけだね……」

？？？「まったく……見てられないな、君たちぃ！」

コーデリア「この声は……小林教官！」

アンリエット「貴女たちがあまりにもふぬけているので、渇を入れてもらうため一時帰国してもらいました」

小林「たるんでるぞ君たちぃ！それでもミルキィホームズかい！？」

シャロ「ごめんなさい小林先生！ごめんなさい！」

アンリエット（これで少しはトイズ復活に向けてやる気を……）

小林「仕方ない……僕が5年間の宿無し生活で養ったサバイバル技術を伝授しよう！」

小林「まずは食べられる雑草とその食べ方だ！付いて来い君たちぃ！」

シャロ「はい先生！」

ネロ「小林が来てくれれば百人力だよ！」

エリー「小林さんはやっぱり頼りになります///」

コーデリア「教官ステキ！」

アンリエット「どうしてこうなった」

平乃「ねえねえ小衣さん！今日……」

小衣「うっさいわねー、だべってないでチャッチャと仕事しなさいよー」

平乃「…………」

※

平乃「咲さーん、今日ですね、私……」

咲「はいはい、今ツイッターで忙しいから、平乃のヨタ話はあとでねー」ｶﾀｶﾀ

平乃「…………」

※

平乃「次子さーん！私……」

次子「悪い平乃、いまちょっと手が離せないから後にしてくれないか？」

平乃「…………」

平乃「なんなんですか皆さん！もう知りません！勤務時間終わったしもう帰ります！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

ｶﾞﾁｬ

ﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝｯ!

「「「平乃、ハッピーバースディ！！！」」」

平乃「……えっ、えぇ！！？」

小衣「フフン、どう、驚いた？私たちでひそかにサプライズパーティーを企画していたのよ！」

咲「今どんな気持ち？ねえ、今どんな気持ち？」

次子「ごめんなー、プレゼントの用意とかあったから、あんまりかまってやれなかったんだよー」

平乃「み、みなさん……っ！」

平乃「私の誕生日、来月です……」

「「「…………」」」

「「「ど、どっひゃー！」」」

平乃「ごまかさないでください！」

小衣「……あれ、じゃあなんで今日はやったらウザく自己主張してきたのよ？」

次子「小衣酷ぇ……」

平乃「いえ、今日ついに私の真必殺技が完成したので皆さんに見ていただこうと」

咲「帰っていい？」

ネロ「何が出るかな？何が出るかな～？」ｺﾞｿｺﾞｿ

ネロ「……っちぇ～、やっぱふがししか出ないや」

小衣（あいつの帽子からはお菓子が出てくるらしいわ、一体どういう仕組みなの？）

※

小衣「……あほどもがお風呂に入っている間に忍び込んで調べるわよ！」ｺｿｺｿ

小衣「見た目は普通の帽子ね。中身はどうなってうにゃアアアアアアアアアああああああああああああああああ！！！！」


小衣ちゃんはそうして、ネロ帽子に吸い込まれたきり、帰ってはこなかった。
あの時、小衣ちゃんのことを力ずくでも止めていれば、こんなことにはならなかったのだろうか？
今となっては、分からないことだ。
そして、小衣ちゃんが姿を消したあの日から20年たった今日、彼女は帰ってきた。
全てのトイズを破壊するもの、トイズブレイカーとして……。

探偵オペラ　ミルキィホームズ3～仮面の恐怖王～

乙
おもろかった

ありがとう

おやすみ