1: 2012/07/08(日) 18:47:25.53 ID:YODFJ4jD0
春香「というわけで、やってきましたファミレスに!」
伊織「どうして私がこんな庶民的な場所に来なくちゃいけないのよ」
春香「まあまあ、積もる話もあるわけだしさ」
伊織「私は無いわ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341740845/
伊織「どうして私がこんな庶民的な場所に来なくちゃいけないのよ」
春香「まあまあ、積もる話もあるわけだしさ」
伊織「私は無いわ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341740845/
2: 2012/07/08(日) 18:48:01.64 ID:YODFJ4jD0
春香「そう言わずにさ、優しい伊織なら付き合ってくれるよね?」
伊織「はぁ……まあ、仕方ないわね。いいわ、付き合ってあげる」
春香「やだ……こんな所で愛の告白だなんて。伊織、時と場合を考えようよ」
伊織「付き合うってそういう意味じゃないわよ! というか、最初にアンタが言ったんじゃない!」
春香「あれ? そうだっけ?」のヮの
伊織「……まったく、自分の発言にくらい責任持ちなさいよ」
春香「イエス・マイロード」
伊織「はぁ……まあ、仕方ないわね。いいわ、付き合ってあげる」
春香「やだ……こんな所で愛の告白だなんて。伊織、時と場合を考えようよ」
伊織「付き合うってそういう意味じゃないわよ! というか、最初にアンタが言ったんじゃない!」
春香「あれ? そうだっけ?」のヮの
伊織「……まったく、自分の発言にくらい責任持ちなさいよ」
春香「イエス・マイロード」
3: 2012/07/08(日) 18:50:55.40 ID:YODFJ4jD0
伊織「……ところで、雪歩遅いわね。ドリンクバーに行ったきりだけど」
春香「雪歩ならまだドリンクバーだよ?」
伊織「迷ってるのかしら?」
春香「いや、置いてあるお茶っ葉を混ぜて雪歩オリジナルのお茶をブレンドしてるみたい」
伊織「なにそのこだわり!?」
春香「ほら、雪歩はお茶が大好きだし」
伊織「にしても異常でしょ! ファミレスでやることじゃないわよ!」
春香「雪歩ならまだドリンクバーだよ?」
伊織「迷ってるのかしら?」
春香「いや、置いてあるお茶っ葉を混ぜて雪歩オリジナルのお茶をブレンドしてるみたい」
伊織「なにそのこだわり!?」
春香「ほら、雪歩はお茶が大好きだし」
伊織「にしても異常でしょ! ファミレスでやることじゃないわよ!」
4: 2012/07/08(日) 18:54:45.75 ID:YODFJ4jD0
春香「雪歩のお茶への想いは凄いしねー。最近自分の茶園を作りたがってるし」
伊織「その活力をもっと違うところに生かせばいいのに……」
春香「そこで作るお茶の名前は『わっほ~い お茶』」
伊織「アウト! しかもアンタのお茶みたいになってるし!」
春香「うそうそ。本当は『伊織門≪いおもん≫』」
伊織「私を巻き込むな!」
伊織「その活力をもっと違うところに生かせばいいのに……」
春香「そこで作るお茶の名前は『わっほ~い お茶』」
伊織「アウト! しかもアンタのお茶みたいになってるし!」
春香「うそうそ。本当は『伊織門≪いおもん≫』」
伊織「私を巻き込むな!」
5: 2012/07/08(日) 18:58:30.44 ID:YODFJ4jD0
雪歩「ふぅ……ただいまぁ」
春香「あ、おかえりー」
伊織「満足のいくブレンドはできたかしら――って、真っ黒ね。本当に美味しいの?」
雪歩「うん! 甘くってシュワシュワってして、映画を見るときなんかにピッタリなんだよ!」
伊織「コーラじゃない! え、なに!? アンタにとってそれ、お茶なの!?」
雪歩「太った人にとっては水みたいなものじゃないかな」
春香「あ、おかえりー」
伊織「満足のいくブレンドはできたかしら――って、真っ黒ね。本当に美味しいの?」
雪歩「うん! 甘くってシュワシュワってして、映画を見るときなんかにピッタリなんだよ!」
伊織「コーラじゃない! え、なに!? アンタにとってそれ、お茶なの!?」
雪歩「太った人にとっては水みたいなものじゃないかな」
6: 2012/07/08(日) 19:03:29.13 ID:YODFJ4jD0
伊織「そういうことじゃなくって! 今までブレンドしてたんじゃなかったの!?」
雪歩「…………」
伊織「……雪歩?」
雪歩「――しけたモンばっか置きやがって」ボソッ
伊織「ファンが聞いたら卒倒しそうな台詞ね」
雪歩「…………」
伊織「……雪歩?」
雪歩「――しけたモンばっか置きやがって」ボソッ
伊織「ファンが聞いたら卒倒しそうな台詞ね」
7: 2012/07/08(日) 19:06:18.66 ID:YODFJ4jD0
春香「じゃあじゃあじゃあ! 揃ったところで雑談とシャレ込みますか!」
雪歩「最近ゆっくり話す時間が無かったから、とっても楽しみだなぁ」
伊織「ところで、何について話すのかしら?」
春香「日本の行く末とか?」
伊織「重い! 雑談のレベルを超えてる!」
雪歩「実は穴掘って埋めたい人がいるんだけど……」
伊織「だから重い! しかも内容が危ない! もっと軽い話題にしなさいよ!」
雪歩「最近ゆっくり話す時間が無かったから、とっても楽しみだなぁ」
伊織「ところで、何について話すのかしら?」
春香「日本の行く末とか?」
伊織「重い! 雑談のレベルを超えてる!」
雪歩「実は穴掘って埋めたい人がいるんだけど……」
伊織「だから重い! しかも内容が危ない! もっと軽い話題にしなさいよ!」
8: 2012/07/08(日) 19:13:01.83 ID:YODFJ4jD0
春香「え、じゃあ、最近調子どーよ?」
伊織「軽っ! なにそのとりあえずな感じの話題は!」
春香「もうっ、伊織は我儘なんだから」
伊織「誰の所為よ、まったく……」
雪歩「そういえば最近、真美ちゃんの様子が変だよね」
伊織「漸くまともな話題が……」
なんだか書き込んでるとこんな駄文に需要があるのか疑問になってきた……
伊織「軽っ! なにそのとりあえずな感じの話題は!」
春香「もうっ、伊織は我儘なんだから」
伊織「誰の所為よ、まったく……」
雪歩「そういえば最近、真美ちゃんの様子が変だよね」
伊織「漸くまともな話題が……」
なんだか書き込んでるとこんな駄文に需要があるのか疑問になってきた……
9: 2012/07/08(日) 19:19:24.38 ID:YODFJ4jD0
春香「変ってどんな風に?」
雪歩「えっとね、なんだか大人しいっていうか……前ほどはしゃぐことが少なくなってる気がするの」
春香「女の子の日なんじゃ?」
伊織「サイテーね」
雪歩「なるほど」
伊織「アンタも納得しない」
春香「女の子の日じゃないなら何なの?」
伊織「もっと他にあるでしょうに……」
雪歩「えっとね、なんだか大人しいっていうか……前ほどはしゃぐことが少なくなってる気がするの」
春香「女の子の日なんじゃ?」
伊織「サイテーね」
雪歩「なるほど」
伊織「アンタも納得しない」
春香「女の子の日じゃないなら何なの?」
伊織「もっと他にあるでしょうに……」
11: 2012/07/08(日) 19:39:26.56 ID:YODFJ4jD0
雪歩「厨二病?」
伊織「どうしてその発想に……違うでしょ」
春香「血を分け合った我が半身よ、今宵も優美なる旋律を奏でようぞ――とか言ってるのかな?」
伊織「だから違うって」
春香「スカイラブハリケーン!」
伊織「だから違――それ厨二病なの!? 双子繋がりだからって強引じゃない!?」
12: 2012/07/08(日) 19:43:33.94 ID:YODFJ4jD0
春香「じゃあ何なのさ?」
伊織「大方あれでしょ、思春期というか。真美も大人になりつつあるのよ」
春香「やっぱり女の子の日なんじゃん」
伊織「大人ってそういう意味じゃないわよ!」
雪歩「思春期かぁ……好きな男の子とかができたのかなぁ?」
春香「んな!? プロデューサーさんは渡さないよ!」
伊織「アンタだけのプロデューサーじゃないわよ」
雪歩「そうだよ春香ちゃん。独り占めは良くないよ」
春香「ぐぬぬ……!」
伊織「大方あれでしょ、思春期というか。真美も大人になりつつあるのよ」
春香「やっぱり女の子の日なんじゃん」
伊織「大人ってそういう意味じゃないわよ!」
雪歩「思春期かぁ……好きな男の子とかができたのかなぁ?」
春香「んな!? プロデューサーさんは渡さないよ!」
伊織「アンタだけのプロデューサーじゃないわよ」
雪歩「そうだよ春香ちゃん。独り占めは良くないよ」
春香「ぐぬぬ……!」
13: 2012/07/08(日) 19:48:40.30 ID:YODFJ4jD0
伊織「まあでも、真美のアイツへの好意を危険視する必要は無いわね」
雪歩「へ? どうして?」
伊織「きっと誰かを好きになるなんて初めてだから、どうすればいいのか戸惑ってるだろうしね」
雪歩「そうなの?」
伊織「ええ。この前もアイツの目の前で、弦ちゃんカッケー! って他の男のことを嬉しそうに語ってたし」
春香「わかんないよー? プロデューサーさんと話すきっかけが欲しかっただけかもしれないし。因みに私は流星君派」
雪歩「へ? どうして?」
伊織「きっと誰かを好きになるなんて初めてだから、どうすればいいのか戸惑ってるだろうしね」
雪歩「そうなの?」
伊織「ええ。この前もアイツの目の前で、弦ちゃんカッケー! って他の男のことを嬉しそうに語ってたし」
春香「わかんないよー? プロデューサーさんと話すきっかけが欲しかっただけかもしれないし。因みに私は流星君派」
14: 2012/07/08(日) 19:57:57.08 ID:YODFJ4jD0
伊織「とにかく、真美の危険度は低いわ。プロデューサーも、真美のことはまだ子供扱いだし」
春香「伊織もでしょ」
伊織「アンタもよ」
春香「…………」
伊織「…………」
春香「なに? やんの?」ギロッ
伊織「いいわ。表に出なさい」ニヤッ
雪歩「二人とも落ち着いて! 不毛過ぎるよぅ!」オドオド
春香「伊織もでしょ」
伊織「アンタもよ」
春香「…………」
伊織「…………」
春香「なに? やんの?」ギロッ
伊織「いいわ。表に出なさい」ニヤッ
雪歩「二人とも落ち着いて! 不毛過ぎるよぅ!」オドオド
15: 2012/07/08(日) 20:12:43.45 ID:YODFJ4jD0
春香「……まあ、悪いのはプロデューサーさんだよね」
伊織「……そうね。アイツはそろそろ自分の罪を数えてもいい頃よね」
雪歩「今更数え切れないと思いますぅ」
春香「プロデューサーさんへの対応はおいおい考えるとして、二人はプロデューサーさんのどこが好きなの?」
伊織「べ、別に好きなんかじゃ――」
雪歩「今更そんなわかりやすいツンデレなんて、古いっての」ボソッ
伊織「……アンタ、やっぱり父親の血を継いでるわよ」
雪歩「……?」
伊織「……なんでもないわ」
伊織「……そうね。アイツはそろそろ自分の罪を数えてもいい頃よね」
雪歩「今更数え切れないと思いますぅ」
春香「プロデューサーさんへの対応はおいおい考えるとして、二人はプロデューサーさんのどこが好きなの?」
伊織「べ、別に好きなんかじゃ――」
雪歩「今更そんなわかりやすいツンデレなんて、古いっての」ボソッ
伊織「……アンタ、やっぱり父親の血を継いでるわよ」
雪歩「……?」
伊織「……なんでもないわ」
16: 2012/07/08(日) 20:58:17.43 ID:YODFJ4jD0
春香「それでそれで? どうなの?」
雪歩「わ、私はやっぱり優しくて、頼りになるところかな」
伊織「いつもは頼りないけど、時々見せる真剣な顔は……まあ、いいんじゃない?」
春香「ほうほう」
伊織「それに仕事でミスしたときは慰めたり励ましたりしてくれるし、頑張ったときはナデナデしてくれながら褒めてくれるし……」
春香「んでんで?」
雪歩「わ、私はやっぱり優しくて、頼りになるところかな」
伊織「いつもは頼りないけど、時々見せる真剣な顔は……まあ、いいんじゃない?」
春香「ほうほう」
伊織「それに仕事でミスしたときは慰めたり励ましたりしてくれるし、頑張ったときはナデナデしてくれながら褒めてくれるし……」
春香「んでんで?」
17: 2012/07/08(日) 21:17:41.57 ID:YODFJ4jD0
伊織「この前なんか落ち込んでる私をぎゅって抱きしめてくれて……温かかったなぁ……」
雪歩「はぅ! 一度デレたら止まらない伊織ちゃんが眩しすぎますぅ!」
春香「心なしかデコもいつもより輝いてるしね!」
伊織「デコ言うな! あと輝いてないわよ!」
春香「ライオディアス!」ライオン!トラ!チーター!
伊織「やかましいわ!」ピカー
雪歩「はぅ! 一度デレたら止まらない伊織ちゃんが眩しすぎますぅ!」
春香「心なしかデコもいつもより輝いてるしね!」
伊織「デコ言うな! あと輝いてないわよ!」
春香「ライオディアス!」ライオン!トラ!チーター!
伊織「やかましいわ!」ピカー
18: 2012/07/08(日) 21:24:36.24 ID:YODFJ4jD0
春香「あ、そろそろご飯注文しようか。雪歩は何にする?」
雪歩「じゃあ日替わり定食にしようかな」
春香「イオラは?」
伊織「一応言っておくけど春香、人の名前を中級爆破魔法みたいに間違えないで。私の名前は伊織よ」
春香「失礼。噛みました」
伊織「違う、わざとよ」
春香「かみまみた」
伊織「わざとじゃなかった!?」
春香「買いました」
伊織「私の怒りをね!」
雪歩「じゃあ日替わり定食にしようかな」
春香「イオラは?」
伊織「一応言っておくけど春香、人の名前を中級爆破魔法みたいに間違えないで。私の名前は伊織よ」
春香「失礼。噛みました」
伊織「違う、わざとよ」
春香「かみまみた」
伊織「わざとじゃなかった!?」
春香「買いました」
伊織「私の怒りをね!」
19: 2012/07/08(日) 21:40:42.24 ID:YODFJ4jD0
春香「うん! やっぱり伊織とはいいコンビを組めそうだよ!」
伊織「私は組みたくないわ……」
春香「それで注文は?」
伊織「カルボナーラにしようかしら」
春香「私はハンバーグセットにしようっと――店員さーん!」
伊織「ベルがあるのに……」
伊織「私は組みたくないわ……」
春香「それで注文は?」
伊織「カルボナーラにしようかしら」
春香「私はハンバーグセットにしようっと――店員さーん!」
伊織「ベルがあるのに……」
20: 2012/07/08(日) 22:00:57.04 ID:YODFJ4jD0
春香「えっと、ハンバーグセットと日替わり定食と、ラーメンください」
伊織「なんで!? どう聞き間違えたらそうなるの!?」
雪歩「違うよ春香ちゃん。伊織ちゃんは油そばだよ」
伊織「横文字ですらない!?」
春香「らぁめん」
伊織「それは貴音でしょうが!」
春香「伊織っていつもうさちゃん抱きしめてるけど何で?」
伊織「とっぷしーくれっとです――ってやかましいわ!」
雪歩「ノリツッコミですぅ! 伊織ちゃんノリノリだね!」
伊織「なんで!? どう聞き間違えたらそうなるの!?」
雪歩「違うよ春香ちゃん。伊織ちゃんは油そばだよ」
伊織「横文字ですらない!?」
春香「らぁめん」
伊織「それは貴音でしょうが!」
春香「伊織っていつもうさちゃん抱きしめてるけど何で?」
伊織「とっぷしーくれっとです――ってやかましいわ!」
雪歩「ノリツッコミですぅ! 伊織ちゃんノリノリだね!」
21: 2012/07/08(日) 22:07:55.09 ID:YODFJ4jD0
伊織「ああもう、ウエイターが困ってるじゃない! 私はカルボナーラよ!」
春香「我儘だなぁ伊織は――じゃ、それでお願いします」
雪歩「謙虚になろうよ伊織ちゃん。少しのお金と明日のパンツがあればそれで十分なんだよ?」
伊織「どうして私が悪いみたいになってるのよ……」
春香「あ、ジュースなくなっちゃった」
伊織「あら、私もね」
春香「じゃあついでに伊織の分も淹れてくるよ」
伊織「気が利くわね。ありがと」
春香「私、絶対戻ってくるから……そしたらさ、渡したいものがあるんだ。とっても大事な、渡したいものが」
伊織「飲み物でしょ。わかりやすい死亡フラグ立てなくていいから行ってきなさい」
春香「イエス・マイロード!」ダッシュ!
春香「我儘だなぁ伊織は――じゃ、それでお願いします」
雪歩「謙虚になろうよ伊織ちゃん。少しのお金と明日のパンツがあればそれで十分なんだよ?」
伊織「どうして私が悪いみたいになってるのよ……」
春香「あ、ジュースなくなっちゃった」
伊織「あら、私もね」
春香「じゃあついでに伊織の分も淹れてくるよ」
伊織「気が利くわね。ありがと」
春香「私、絶対戻ってくるから……そしたらさ、渡したいものがあるんだ。とっても大事な、渡したいものが」
伊織「飲み物でしょ。わかりやすい死亡フラグ立てなくていいから行ってきなさい」
春香「イエス・マイロード!」ダッシュ!
22: 2012/07/08(日) 22:19:28.59 ID:YODFJ4jD0
伊織「……テンション高いわねぇ」
雪歩「きっと伊織ちゃんと話せるのが楽しいんだよ」
伊織「できれば静かに話したいのだけれど……」
雪歩「今日の仕事前にも言ってたよ? 『私と伊織は二人で一人のアイドルだ! さぁ、振り切るぜ!』って」
伊織「アイツを相棒だと思ったことなんて一度も無いわよ。しかも混ざっちゃってるし」
雪歩「ふふっ、羨ましいなぁ。そういうの」
雪歩「きっと伊織ちゃんと話せるのが楽しいんだよ」
伊織「できれば静かに話したいのだけれど……」
雪歩「今日の仕事前にも言ってたよ? 『私と伊織は二人で一人のアイドルだ! さぁ、振り切るぜ!』って」
伊織「アイツを相棒だと思ったことなんて一度も無いわよ。しかも混ざっちゃってるし」
雪歩「ふふっ、羨ましいなぁ。そういうの」
23: 2012/07/08(日) 22:23:11.42 ID:YODFJ4jD0
伊織「アンタには真がいるじゃない」
雪歩「真ちゃんは、私の憧れだから」
伊織「憧れ、ねぇ」
雪歩「うん。真ちゃんみたいに強くなって、いつか地球の裏側まで穴を掘れるようになるんだ」
伊織「それはきっと真どころか地上最強よ。人工衛星がアンタの行動を監視するレベルよ」
雪歩「でも私はだめだめだから、まだコンクリートまでしか掘れないんだ……」
伊織「十分人間離れしてるわよ」
雪歩「真ちゃんは、私の憧れだから」
伊織「憧れ、ねぇ」
雪歩「うん。真ちゃんみたいに強くなって、いつか地球の裏側まで穴を掘れるようになるんだ」
伊織「それはきっと真どころか地上最強よ。人工衛星がアンタの行動を監視するレベルよ」
雪歩「でも私はだめだめだから、まだコンクリートまでしか掘れないんだ……」
伊織「十分人間離れしてるわよ」
24: 2012/07/08(日) 22:32:11.03 ID:YODFJ4jD0
雪歩「あ、お料理運ばれてきたね。ありがとうございますぅ」
春香「たっだいまー!」
伊織「おかえり。ちょうど良いタイミングね」
春香「おお、美味しそう!」
伊織「ところで私の飲み物は?」
春香「はい、これ」
伊織「……妙な色ね。見るからに怪しいけど、何これ?」
春香「『わっほ~い お茶』だよ」
伊織「いまさらネタを引っ張ってきた!? こんな怪しいお茶飲めないわよ!」
春香「たっだいまー!」
伊織「おかえり。ちょうど良いタイミングね」
春香「おお、美味しそう!」
伊織「ところで私の飲み物は?」
春香「はい、これ」
伊織「……妙な色ね。見るからに怪しいけど、何これ?」
春香「『わっほ~い お茶』だよ」
伊織「いまさらネタを引っ張ってきた!? こんな怪しいお茶飲めないわよ!」
26: 2012/07/08(日) 22:35:34.80 ID:YODFJ4jD0
春香「えー、せっかく作ったのにー」
伊織「アンタのリンゴジュースと交換しなさい」ヒョイ
春香「ああ、酷い! こんな不味そうなの飲めるわけないでしょ!」
伊織「自業自得よ」ゴクゴク
雪歩「じゃあ春香ちゃん、私のお茶と交換しようよ」
伊織「いや、アンタのはコーラでしょ」
春香「いいの?」
雪歩「うん、どうぞ」
春香「わーい! 甘くってシュワシュワってして美味しーい! さすが雪歩茶!」
伊織「だからコーラでしょ、それ」
伊織「アンタのリンゴジュースと交換しなさい」ヒョイ
春香「ああ、酷い! こんな不味そうなの飲めるわけないでしょ!」
伊織「自業自得よ」ゴクゴク
雪歩「じゃあ春香ちゃん、私のお茶と交換しようよ」
伊織「いや、アンタのはコーラでしょ」
春香「いいの?」
雪歩「うん、どうぞ」
春香「わーい! 甘くってシュワシュワってして美味しーい! さすが雪歩茶!」
伊織「だからコーラでしょ、それ」
27: 2012/07/08(日) 22:38:08.65 ID:YODFJ4jD0
春香「私のも飲んでみてよ」
雪歩「うん、いただくね」ゴクゴク
伊織「ちょ、ちょっと、そんなに一気に飲んで大丈夫なの……?」
春香「どうどう?」
雪歩「…………」
伊織「ゆ、雪歩……?」
雪歩「――うまいっ!」テーレッテレー
伊織「うそぉ!?」
春香「わっほい!」
雪歩「うん、いただくね」ゴクゴク
伊織「ちょ、ちょっと、そんなに一気に飲んで大丈夫なの……?」
春香「どうどう?」
雪歩「…………」
伊織「ゆ、雪歩……?」
雪歩「――うまいっ!」テーレッテレー
伊織「うそぉ!?」
春香「わっほい!」
28: 2012/07/08(日) 22:41:28.61 ID:YODFJ4jD0
雪歩「うんうん、すっごく美味しい」
伊織「だ、大丈夫? なんともない?」
雪歩「全然平気だよよよよよよよよ」ガクガク
伊織「思いっきり震えてるわよ!?」
雪歩「ここここれはむむ武者震いだよよよよよ」ガタガタ
伊織「いやいやいやいや、明らかに違うでしょ! 顔色悪いし!」
春香「マナーモードゆきぽ」
伊織「やかましいわよすべての原因! 雪歩も、どうして飲んだのよあんなの!」
雪歩「ははは春香ちゃんがつくってくれたんだもののののちゃんと飲まなきゃしつしつ失礼だしししし」ブルブル
伊織「良い子すぎる! ――待ってなさい、今からプロデューサー呼ぶから!」
伊織「だ、大丈夫? なんともない?」
雪歩「全然平気だよよよよよよよよ」ガクガク
伊織「思いっきり震えてるわよ!?」
雪歩「ここここれはむむ武者震いだよよよよよ」ガタガタ
伊織「いやいやいやいや、明らかに違うでしょ! 顔色悪いし!」
春香「マナーモードゆきぽ」
伊織「やかましいわよすべての原因! 雪歩も、どうして飲んだのよあんなの!」
雪歩「ははは春香ちゃんがつくってくれたんだもののののちゃんと飲まなきゃしつしつ失礼だしししし」ブルブル
伊織「良い子すぎる! ――待ってなさい、今からプロデューサー呼ぶから!」
29: 2012/07/08(日) 22:44:21.88 ID:YODFJ4jD0
雪歩「…………」ピタッ
伊織「ちょ、ちょっと雪歩?」
雪歩「…………」
伊織「そんな、嘘でしょ……しっかりしなさいよ!」
雪歩「………………わ」ビクンッ
伊織「…………わ?」
雪歩「――わっほいわっほい」
伊織「っ!?」
伊織「ちょ、ちょっと雪歩?」
雪歩「…………」
伊織「そんな、嘘でしょ……しっかりしなさいよ!」
雪歩「………………わ」ビクンッ
伊織「…………わ?」
雪歩「――わっほいわっほい」
伊織「っ!?」
30: 2012/07/08(日) 22:47:25.58 ID:YODFJ4jD0
雪歩「わっほいわっほい」
伊織「ゆ、雪歩?」
雪歩「わっほいわっほい」
伊織「目を覚ましてよぉ!」
春香「わっほいわっほい」
伊織「アンタもノるんじゃないわよ!」
伊織「ゆ、雪歩?」
雪歩「わっほいわっほい」
伊織「目を覚ましてよぉ!」
春香「わっほいわっほい」
伊織「アンタもノるんじゃないわよ!」
31: 2012/07/08(日) 22:50:16.77 ID:YODFJ4jD0
春香「さあさあ、伊織もいっしょに」
伊織「誰がそんなこと……!」
雪歩「わっほいわっほい」
春香「わっほいわっほい」
伊織「い、いや……」
雪歩「わっほいわっほい」ジリジリ
春香「わっほいわっほい」ジリジリ
伊織「ち、近づかないで……っ」
雪歩「わっほいわっほい」
春香「わっほいわっほい」
伊織「――いやぁああああああああああああ!!」
伊織「誰がそんなこと……!」
雪歩「わっほいわっほい」
春香「わっほいわっほい」
伊織「い、いや……」
雪歩「わっほいわっほい」ジリジリ
春香「わっほいわっほい」ジリジリ
伊織「ち、近づかないで……っ」
雪歩「わっほいわっほい」
春香「わっほいわっほい」
伊織「――いやぁああああああああああああ!!」
32: 2012/07/08(日) 22:55:20.96 ID:YODFJ4jD0
――閑話休題―ー
春香「うまうま」
雪歩「おいしいね」
伊織「ひ、酷い目にあった……」
春香「あれ伊織? どうしたのゲッソリして」
伊織「誰の所為よ、誰の」
春香「私、気になります!」
伊織「殴る……もう、殴る!」
春香「あわわ、拳を収めて! ごめんごめん、私が悪かったとばっ!」バキッ
雪歩「伊織ちゃん、抑えて抑えて」
春香「うまうま」
雪歩「おいしいね」
伊織「ひ、酷い目にあった……」
春香「あれ伊織? どうしたのゲッソリして」
伊織「誰の所為よ、誰の」
春香「私、気になります!」
伊織「殴る……もう、殴る!」
春香「あわわ、拳を収めて! ごめんごめん、私が悪かったとばっ!」バキッ
雪歩「伊織ちゃん、抑えて抑えて」
34: 2012/07/08(日) 22:57:50.73 ID:YODFJ4jD0
春香「アイドルの顔を殴るなんて……」
伊織「まったく、料理が冷めちゃったじゃない」
春香「とか言いつつ、美味しそうに食べてるじゃん」
伊織「ふん。やよいの料理には全然及ばないわね」
雪歩「伊織ちゃんって、よくやよいちゃんの家に行くの?」
伊織「そうね。最近は忙しくってあまり顔を出せてないけど」
伊織「まったく、料理が冷めちゃったじゃない」
春香「とか言いつつ、美味しそうに食べてるじゃん」
伊織「ふん。やよいの料理には全然及ばないわね」
雪歩「伊織ちゃんって、よくやよいちゃんの家に行くの?」
伊織「そうね。最近は忙しくってあまり顔を出せてないけど」
35: 2012/07/08(日) 23:03:39.08 ID:YODFJ4jD0
春香「この前やよいが言ってたよ? 伊織ちゃんが来ると長介達が喜ぶし、もやし祭りもいつもより楽しいんですー! って」
伊織「も、もうやよいったら」
雪歩「百年たってもやよいおりですぅ」
春香「やよいはかわいいなぁ」
伊織「まったくね。アンタはあざといけど」
春香「あざとくないよ! 千早ちゃんの胸は、ちっちゃくないよ!」
伊織「そんなこと聞いてないし、千早に関しちゃ何のフォローにもなってないわよ」
伊織「も、もうやよいったら」
雪歩「百年たってもやよいおりですぅ」
春香「やよいはかわいいなぁ」
伊織「まったくね。アンタはあざといけど」
春香「あざとくないよ! 千早ちゃんの胸は、ちっちゃくないよ!」
伊織「そんなこと聞いてないし、千早に関しちゃ何のフォローにもなってないわよ」
36: 2012/07/08(日) 23:05:24.35 ID:YODFJ4jD0
春香「胸といえば、美希って凄いよね。十五歳であのスタイルだよ、スタイル」
雪歩「羨ましいよねぇ。私なんて、ひんそーでひんにゅうでちんちくりんだもん」
伊織「どうやったらあんなのになるのかしら?」
雪歩「寝る子は育つって言うけど……」
春香「千早ちゃんが一日十六時間睡眠を試したらしいけど」
伊織「無駄みたいね」
春香「睡眠がというより、千早ちゃんがその手の努力をすることがね」
雪歩「無駄な努力だね」
雪歩「羨ましいよねぇ。私なんて、ひんそーでひんにゅうでちんちくりんだもん」
伊織「どうやったらあんなのになるのかしら?」
雪歩「寝る子は育つって言うけど……」
春香「千早ちゃんが一日十六時間睡眠を試したらしいけど」
伊織「無駄みたいね」
春香「睡眠がというより、千早ちゃんがその手の努力をすることがね」
雪歩「無駄な努力だね」
37: 2012/07/08(日) 23:07:28.14 ID:YODFJ4jD0
春香「はーあ、スタイル良かったらもっとお仕事増えるんだろうなー」
伊織「今でも十分多いでしょ」
雪歩「恋だったり選挙だったりチョコレートだったりだよね」
春香「いやあ、私としてはもっとこう、はっちゃけられるものが良いんだけど」
伊織「そんなだからバラドルなんて言われるのよ」
春香「それでもいいもん。プロデューサーさんが喜んでくれるなら」
伊織「今でも十分多いでしょ」
雪歩「恋だったり選挙だったりチョコレートだったりだよね」
春香「いやあ、私としてはもっとこう、はっちゃけられるものが良いんだけど」
伊織「そんなだからバラドルなんて言われるのよ」
春香「それでもいいもん。プロデューサーさんが喜んでくれるなら」
38: 2012/07/08(日) 23:09:53.26 ID:YODFJ4jD0
雪歩「プロデューサー、最近すごくがんばってますよね」
伊織「まあそれでも、律子には及ばないけどね」
春香「オフの日だって、私たちの我儘に付き合ってくれるし」
雪歩「何か恩返しとかできないかなぁ……」
P「誰に恩返しするんだ?」
春香「プロデューサーさん!? どうしてここに!?」
伊織「まあそれでも、律子には及ばないけどね」
春香「オフの日だって、私たちの我儘に付き合ってくれるし」
雪歩「何か恩返しとかできないかなぁ……」
P「誰に恩返しするんだ?」
春香「プロデューサーさん!? どうしてここに!?」
39: 2012/07/08(日) 23:12:29.12 ID:YODFJ4jD0
P「どうしてって……さっきえらく狼狽した伊織から電話かかってきたから急いで来たんだが、いらぬ心配だったらしいな」
伊織「わ、悪かったわね! わざわざこんなとこまで来させて!」
P「うん? いや、どうせ家帰ってもすることないしな。いいよ、別に」
伊織「そ、そう。だったらよかったわ」
春香「照れてるね」ボソッ
雪歩「かわいいね」ボソッ
伊織「うるさいうるさいうるさーーい!」
伊織「わ、悪かったわね! わざわざこんなとこまで来させて!」
P「うん? いや、どうせ家帰ってもすることないしな。いいよ、別に」
伊織「そ、そう。だったらよかったわ」
春香「照れてるね」ボソッ
雪歩「かわいいね」ボソッ
伊織「うるさいうるさいうるさーーい!」
40: 2012/07/08(日) 23:14:06.74 ID:YODFJ4jD0
P「お、大体食い終わってるな。三人とも送ってくから外の車で待っててくれ」
春香「あ、でもお会計が」
P「俺が払っとくよ」
雪歩「そ、そんな、だめですよぅ!」
P「三人とも今日は頑張ってくれたしな。ご褒美だと思ってくれ」ナデナデ
雪歩「あ、ありがとうございますぅ……」////
春香「あ、雪歩だけずるい! 私もナデナデしてください!」
伊織「と、特別に伊織ちゃんの頭を撫でさせてやってもいいわよ?」
P「わかったわかった」ナデナデ
春香「えへへ……」////
伊織「にひひっ……」////
P「それじゃあ、帰るか。今日もおつかれ!」
おわれ
春香「あ、でもお会計が」
P「俺が払っとくよ」
雪歩「そ、そんな、だめですよぅ!」
P「三人とも今日は頑張ってくれたしな。ご褒美だと思ってくれ」ナデナデ
雪歩「あ、ありがとうございますぅ……」////
春香「あ、雪歩だけずるい! 私もナデナデしてください!」
伊織「と、特別に伊織ちゃんの頭を撫でさせてやってもいいわよ?」
P「わかったわかった」ナデナデ
春香「えへへ……」////
伊織「にひひっ……」////
P「それじゃあ、帰るか。今日もおつかれ!」
おわれ
46: 2012/07/09(月) 03:15:26.81
乙
おもしろいな
ダラダラしてるのに魅せるね
おもしろいな
ダラダラしてるのに魅せるね
引用元: 春香「雑談ですよ、雑談!」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります