1: 2011/12/25(日) 18:57:16.33 ID:vzQxfTXqO
さやか「ついにこの日がやってきた!」
さやか「12月25日!クリスマスだね」
さやか「クリスマスと言えばサンタさん」
さやか「サンタさんといえばさやかちゃん」
杏子「はぁ?」
さやか「サンタさんと言えば真っ赤な髪の毛のあんこちゃんだね」
杏子「誰があんこだ」
さやか「12月25日!クリスマスだね」
さやか「クリスマスと言えばサンタさん」
さやか「サンタさんといえばさやかちゃん」
杏子「はぁ?」
さやか「サンタさんと言えば真っ赤な髪の毛のあんこちゃんだね」
杏子「誰があんこだ」
2: 2011/12/25(日) 19:00:34.41 ID:vzQxfTXqO
さやか「えへへ、間違えちゃった」テヘッ
杏子「か、可愛くなんかないぞ!」
さやか「はいはい、まぁいいじゃん」
杏子「よくねぇよ!」
さやか「と、それは置いといて…」
杏子「置くな!拾えー!」
さやか「今日は私がみんなにプレゼントをしてあげるのだ」
杏子「あげるのだ、って」
杏子「か、可愛くなんかないぞ!」
さやか「はいはい、まぁいいじゃん」
杏子「よくねぇよ!」
さやか「と、それは置いといて…」
杏子「置くな!拾えー!」
さやか「今日は私がみんなにプレゼントをしてあげるのだ」
杏子「あげるのだ、って」
4: 2011/12/25(日) 19:02:19.21 ID:vzQxfTXqO
さやか「サンタクロースかと思った?残念、さやかクロースでした!」
杏子「てか、さっきから何独り言言ってんだよ?あたししかいないだろ?」
さやか「細かいことは気にしない、ほら杏子行くよ」
杏子「あたしは手伝えばいいんだろ?」
さやか「うん、まずはまどかの家に行くよ」
杏子「しかたないな、もう」
杏子「てか、さっきから何独り言言ってんだよ?あたししかいないだろ?」
さやか「細かいことは気にしない、ほら杏子行くよ」
杏子「あたしは手伝えばいいんだろ?」
さやか「うん、まずはまどかの家に行くよ」
杏子「しかたないな、もう」
6: 2011/12/25(日) 19:06:04.55 ID:vzQxfTXqO
まどホーム
まどか「むにゃむにゃ…」
さやか「よし、寝てるね」
さやか「えっと?杏子、その辺に願い事書いた紙ない?」
杏子「ん?えーと…あった」
さやか「おっ、見せて見せて」
杏子「ほら…ってか今からプレゼント確認すんのかよ?」
杏子「それじゃ時間足りなくないか?」
まどか「むにゃむにゃ…」
さやか「よし、寝てるね」
さやか「えっと?杏子、その辺に願い事書いた紙ない?」
杏子「ん?えーと…あった」
さやか「おっ、見せて見せて」
杏子「ほら…ってか今からプレゼント確認すんのかよ?」
杏子「それじゃ時間足りなくないか?」
8: 2011/12/25(日) 19:09:11.59 ID:vzQxfTXqO
さやか「いーのいーの、なんとかなるって」
杏子「もう…どうなっても知らねーぞ?」
さやか「どれどれ…」
「ほむらちゃんに名前で呼んでほしいです。まどか」
さやか「ふむ…これがまどかの願い事か」
さやか「もっとこう…ぬいぐるみが欲しいとか言うと思ったんだけどなぁ」
杏子「つーか、それってプレゼントできんのか?」
杏子「もう…どうなっても知らねーぞ?」
さやか「どれどれ…」
「ほむらちゃんに名前で呼んでほしいです。まどか」
さやか「ふむ…これがまどかの願い事か」
さやか「もっとこう…ぬいぐるみが欲しいとか言うと思ったんだけどなぁ」
杏子「つーか、それってプレゼントできんのか?」
10: 2011/12/25(日) 19:13:06.87 ID:vzQxfTXqO
さやか「さあ?」
杏子「さあ?ってさやか…一応サンタさんなんだろ?」
さやか「サンタさんじゃないよ、さやかクロースだってば」
杏子「いや…まあいいや」
杏子「で、どうすんのさ?まどかの願い事叶えられるのか?」
さやか「うーん…とりあえず、ほむらの家に行ってみようか」
杏子「んー、わかった」
さやか「まどか、待っててね」
まどか「むにゃむにゃ…ほむらちゃん…」
杏子「さあ?ってさやか…一応サンタさんなんだろ?」
さやか「サンタさんじゃないよ、さやかクロースだってば」
杏子「いや…まあいいや」
杏子「で、どうすんのさ?まどかの願い事叶えられるのか?」
さやか「うーん…とりあえず、ほむらの家に行ってみようか」
杏子「んー、わかった」
さやか「まどか、待っててね」
まどか「むにゃむにゃ…ほむらちゃん…」
11: 2011/12/25(日) 19:15:06.35 ID:vzQxfTXqO
ほむホーム
さやか「着いた着いた、ほむホーム」
杏子「なんだそりゃ?」
ほむら「ほむ…ほむ…」
さやか「…寝言だよね?まあいいや」
杏子「無視かよ?」
さやか「えーと?ほむらの願い事は…?」
杏子「おーい」
さやか「着いた着いた、ほむホーム」
杏子「なんだそりゃ?」
ほむら「ほむ…ほむ…」
さやか「…寝言だよね?まあいいや」
杏子「無視かよ?」
さやか「えーと?ほむらの願い事は…?」
杏子「おーい」
12: 2011/12/25(日) 19:18:35.60 ID:vzQxfTXqO
さやか「あった…なになに?」
「私に勇気をください。暁美ほむら」
杏子「ほむらの願い事は何なんだ?」
さやか「私に勇気をください。だってさ」
杏子「えっ?勇気?」
さやか「うーん…どういうことだ、おい?」
杏子「パクんな!…それにしても勇気かぁ」
さやか「なかなか難しいね、ほむほむは無理難題を仰る」
「私に勇気をください。暁美ほむら」
杏子「ほむらの願い事は何なんだ?」
さやか「私に勇気をください。だってさ」
杏子「えっ?勇気?」
さやか「うーん…どういうことだ、おい?」
杏子「パクんな!…それにしても勇気かぁ」
さやか「なかなか難しいね、ほむほむは無理難題を仰る」
13: 2011/12/25(日) 19:22:07.07 ID:vzQxfTXqO
杏子「でも願い事を叶えるのがさやかクロースだろ?頑張れよ」
さやか「うん、わかってるって」
さやか「でも、勇気ねぇ…勇気…勇気…」
杏子「最近のほむらってどんな感じなんだ?」
さやか「えっ?どんな感じ?」
杏子「ああ、最近何かあったんじゃないか?」
杏子「勇気がいることがあったとかさ」
さやか「なるほど、そうだね…えーと」
さやか「最近あったことと言えば…」
さやか「うん、わかってるって」
さやか「でも、勇気ねぇ…勇気…勇気…」
杏子「最近のほむらってどんな感じなんだ?」
さやか「えっ?どんな感じ?」
杏子「ああ、最近何かあったんじゃないか?」
杏子「勇気がいることがあったとかさ」
さやか「なるほど、そうだね…えーと」
さやか「最近あったことと言えば…」
18: 2011/12/25(日) 19:25:33.42 ID:vzQxfTXqO
さやか(さやかちゃんの回想始まり)
さやか「掃除めんどくさー…」
ほむら「…」オロオロ
さやか「ん?ほむらのやつ何やってんだろ」
ほむら「あ、あの…」
まどか「ほむらちゃん、どうしたの?」
ほむら「ま…」
まどか「ま?」
ほむら「ま…まど…まど…」
まどか「あっ!」
さやか「掃除めんどくさー…」
ほむら「…」オロオロ
さやか「ん?ほむらのやつ何やってんだろ」
ほむら「あ、あの…」
まどか「ほむらちゃん、どうしたの?」
ほむら「ま…」
まどか「ま?」
ほむら「ま…まど…まど…」
まどか「あっ!」
20: 2011/12/25(日) 19:27:47.52 ID:vzQxfTXqO
さやか「何言ってんだろ…?」
ほむら「まど…」
まどか「ほむらちゃん、がんばって!」
ほむら「…まど……か」
まどか「!」
ほむら「わ、私、窓拭いてくるね!」タタッ
まどか「…え?」
まどか「なんだ…私の勘違いかぁ…」シュン
さやか「?」
さやか(さやかちゃんの回想終わり)
ほむら「まど…」
まどか「ほむらちゃん、がんばって!」
ほむら「…まど……か」
まどか「!」
ほむら「わ、私、窓拭いてくるね!」タタッ
まどか「…え?」
まどか「なんだ…私の勘違いかぁ…」シュン
さやか「?」
さやか(さやかちゃんの回想終わり)
22: 2011/12/25(日) 19:30:46.63 ID:vzQxfTXqO
さやか「うーん…あれはよく分かんなかったんだよねぇ」
杏子「いやいや!それじゃんか!」
杏子「ほむらはまどかを名前で呼びたいけど、勇気がなくて言えなかったんだろ?」
さやか「えっ?そうなの?」
杏子「そうなの!」
さやか「なるほど…ってか、何であたしの回想が分かったの?」
杏子「えっ?あー…き、気にすんな」
杏子「奇跡も魔法もあるんだろ?」
さやか「ふーん?わかった」
杏子「いやいや!それじゃんか!」
杏子「ほむらはまどかを名前で呼びたいけど、勇気がなくて言えなかったんだろ?」
さやか「えっ?そうなの?」
杏子「そうなの!」
さやか「なるほど…ってか、何であたしの回想が分かったの?」
杏子「えっ?あー…き、気にすんな」
杏子「奇跡も魔法もあるんだろ?」
さやか「ふーん?わかった」
25: 2011/12/25(日) 19:34:43.54 ID:vzQxfTXqO
杏子「それよりもさ、まどかとほむらの願い事って一緒じゃないのか?」
さやか「と言うと?」
杏子「だからさ、まどかの願い事は『ほむらに名前で呼ばれたい』だろ?」
さやか「うん」
杏子「で、ほむらの願い事は『勇気がほしい』じゃんか」
さやか「ならまどかの願い事と違うよ?」
杏子「いやいや、『勇気がほしい』ってことは『まどかを名前で呼ぶ勇気』ってことじゃん?」
さやか「あー、なるほど!」
さやか「と言うと?」
杏子「だからさ、まどかの願い事は『ほむらに名前で呼ばれたい』だろ?」
さやか「うん」
杏子「で、ほむらの願い事は『勇気がほしい』じゃんか」
さやか「ならまどかの願い事と違うよ?」
杏子「いやいや、『勇気がほしい』ってことは『まどかを名前で呼ぶ勇気』ってことじゃん?」
さやか「あー、なるほど!」
26: 2011/12/25(日) 19:38:20.10 ID:vzQxfTXqO
杏子「うん、だからあたしらでほむらを勇気付けて」
さやか「まどかの名前を呼ばせれば…」
杏子「2人の願い事は叶うってわけさ」
さやか「よし、じゃあ早速そうしよう!」
杏子「…それが難しいんだよな」
さやか「あー…そうかも」
杏子「どうする?ほむらを起こすか?」
さやか「まどかの名前を呼ばせれば…」
杏子「2人の願い事は叶うってわけさ」
さやか「よし、じゃあ早速そうしよう!」
杏子「…それが難しいんだよな」
さやか「あー…そうかも」
杏子「どうする?ほむらを起こすか?」
28: 2011/12/25(日) 19:41:08.45 ID:vzQxfTXqO
さやか「んー、それでもいいんだけどさぁ、どうせならもっとこう…」
さやか「ちゃちゃっとやる感じでやらない?」
杏子「はぁ?どういう意味さ?」
さやか「こーゆーこと」
さやか「それー」
まどか「むにゃむにゃ…」
杏子「うわっ?ま、まどか?」
さやか「ちゃちゃっとやる感じでやらない?」
杏子「はぁ?どういう意味さ?」
さやか「こーゆーこと」
さやか「それー」
まどか「むにゃむにゃ…」
杏子「うわっ?ま、まどか?」
30: 2011/12/25(日) 19:44:25.83 ID:vzQxfTXqO
さやか「あたしが召喚したの」
杏子「召喚したのって…はぁ?どうやって?」
さやか「さやかクロースには奇跡も魔法もあるんだよ!」
杏子「よ、よくわかんねーけど凄いな…」
さやか「えへへ」
まどか「むにゃむにゃ…」
ほむら「ほむ…ほむ…」
杏子「召喚したのって…はぁ?どうやって?」
さやか「さやかクロースには奇跡も魔法もあるんだよ!」
杏子「よ、よくわかんねーけど凄いな…」
さやか「えへへ」
まどか「むにゃむにゃ…」
ほむら「ほむ…ほむ…」
32: 2011/12/25(日) 19:47:24.69 ID:vzQxfTXqO
杏子「…で、どうすんの?2人ともまだ寝てるぞ?」
さやか「うーん…考えてなかった、てへっ」
杏子「…」ジトー
さやか「も、もう!なんとかするわよ!」
さやか「杏子、あんたは隠れてて」
杏子「えっ?何でだよ」
さやか「いいから、ほら隠れた隠れた」
杏子「あーもう、わかったよ」コソコソ
さやか「うーん…考えてなかった、てへっ」
杏子「…」ジトー
さやか「も、もう!なんとかするわよ!」
さやか「杏子、あんたは隠れてて」
杏子「えっ?何でだよ」
さやか「いいから、ほら隠れた隠れた」
杏子「あーもう、わかったよ」コソコソ
33: 2011/12/25(日) 19:49:09.99 ID:vzQxfTXqO
さやか「さて…と」
まどか「むにゃむにゃ…」
ほむら「ほむ…ほむ…」
さやか「こほん、起きたまえ」
まどか「ん…むにゃ…」
ほむら「ほむぅ…」
さやか「おっきろー!」
まどか「ん…んん…」
ほむら「ほむ…?」
さやか「目が覚めたかい?」
まどか「むにゃむにゃ…」
ほむら「ほむ…ほむ…」
さやか「こほん、起きたまえ」
まどか「ん…むにゃ…」
ほむら「ほむぅ…」
さやか「おっきろー!」
まどか「ん…んん…」
ほむら「ほむ…?」
さやか「目が覚めたかい?」
35: 2011/12/25(日) 19:52:28.52 ID:vzQxfTXqO
まどか「あれ…さやかちゃん…?」
ほむら「美樹さん…?」
さやか「あれっ?」
まどか「それに、ほむらちゃんも?」
ほむら「か、鹿目さん…?」
さやか「あたし美樹さやか違う、さやかクロースね」
杏子(なんで片言?ってかサンタさんって言えよ!)
ほむら「美樹さん…?」
さやか「あれっ?」
まどか「それに、ほむらちゃんも?」
ほむら「か、鹿目さん…?」
さやか「あたし美樹さやか違う、さやかクロースね」
杏子(なんで片言?ってかサンタさんって言えよ!)
36: 2011/12/25(日) 19:54:12.95 ID:vzQxfTXqO
まどか「あっ!サンタさんなんだぁ!」
ほむら「この人が…サンタさん…」
さやか「んん?」
杏子(…寝ぼけてんのか知らないけど、2人がバカでよかった)
杏子(とりあえず、さやかとはバレてないみたいだな)
さやか「サンタさん違う、さやかクロースね」
杏子(もっとバカがいたー!?)
ほむら「この人が…サンタさん…」
さやか「んん?」
杏子(…寝ぼけてんのか知らないけど、2人がバカでよかった)
杏子(とりあえず、さやかとはバレてないみたいだな)
さやか「サンタさん違う、さやかクロースね」
杏子(もっとバカがいたー!?)
38: 2011/12/25(日) 19:56:25.96 ID:vzQxfTXqO
まどか「えっ?じゃあやっぱりさやかちゃん?」
ほむら「美樹さん…」
杏子(ほら、バレてるじゃんか!)
さやか「ち、違う、さやかクロース」
さやか「またの名を…えぇと?んー…そう!」
さやか「さやかダブルツインマークツーセカンドと言う」
杏子「2がいっぱいだー!」
ほむら「美樹さん…」
杏子(ほら、バレてるじゃんか!)
さやか「ち、違う、さやかクロース」
さやか「またの名を…えぇと?んー…そう!」
さやか「さやかダブルツインマークツーセカンドと言う」
杏子「2がいっぱいだー!」
39: 2011/12/25(日) 19:59:30.28 ID:vzQxfTXqO
まどか「えっ?杏子ちゃん?」
杏子「あっ…」
杏子(思わず突っ込んじまった)
さやか「ば、バカ!隠れててって言ったでしょ?」
杏子「おまえが意味不明なこと言うからだろ?」
さやか「あれで良かったのよ!」
杏子「よくねーよ!」
さやか「なにをー!」
杏子「あっ…」
杏子(思わず突っ込んじまった)
さやか「ば、バカ!隠れててって言ったでしょ?」
杏子「おまえが意味不明なこと言うからだろ?」
さやか「あれで良かったのよ!」
杏子「よくねーよ!」
さやか「なにをー!」
41: 2011/12/25(日) 20:01:23.07 ID:vzQxfTXqO
ほむら「あ、あの…美樹さん、佐倉さん…私の部屋で何を…?」
ほむら「それに、鹿目さんも…」
まどか「あっ…そ、そうだね…なんでかな?」
まどか「私は目が覚めたらここに…」
ほむら「…?」
杏子「どうすんだよ?グダグダじゃねぇか」
さやか「あーもう!杏子、あたしの言うことに合わせて!」
さやか「絶対に突っ込まないでよ?」
ほむら「それに、鹿目さんも…」
まどか「あっ…そ、そうだね…なんでかな?」
まどか「私は目が覚めたらここに…」
ほむら「…?」
杏子「どうすんだよ?グダグダじゃねぇか」
さやか「あーもう!杏子、あたしの言うことに合わせて!」
さやか「絶対に突っ込まないでよ?」
43: 2011/12/25(日) 20:04:37.63 ID:vzQxfTXqO
杏子「仕方ないな、乗りきれるならそれでいいよ」
さやか「よーし…こほん」
さやか「まどかちゃん、ほむらちゃん、あたしは美樹さやかじゃない」
さやか「さやかクロース、オーケー?」
まどか「えっ?でもやっぱり…ねぇ?」
ほむら「うん…美樹さんだよね?」
さやか「オーケー?オーケー?」
さやか「よーし…こほん」
さやか「まどかちゃん、ほむらちゃん、あたしは美樹さやかじゃない」
さやか「さやかクロース、オーケー?」
まどか「えっ?でもやっぱり…ねぇ?」
ほむら「うん…美樹さんだよね?」
さやか「オーケー?オーケー?」
44: 2011/12/25(日) 20:06:13.09 ID:vzQxfTXqO
まどか「…お、おっけー」
ほむら「…うん」
杏子(いやいやダメだろ…)
さやか「よしよし、それでこっちはトナカイのあんこちゃん」
杏子「えぇっ?」
さやか「ほら、トナカイのふりして」ボソッ
杏子「そんなのできるわけないだろ?」ボソッ
さやか「大丈夫、杏子ならやれる」
杏子「できないって、見たことねーし」
ほむら「…うん」
杏子(いやいやダメだろ…)
さやか「よしよし、それでこっちはトナカイのあんこちゃん」
杏子「えぇっ?」
さやか「ほら、トナカイのふりして」ボソッ
杏子「そんなのできるわけないだろ?」ボソッ
さやか「大丈夫、杏子ならやれる」
杏子「できないって、見たことねーし」
46: 2011/12/25(日) 20:10:03.58 ID:vzQxfTXqO
さやか「その辺は適当にでいいからさ」
まどか「トナカイのあんこちゃん…?」
さやか「ほら、早く早く」
杏子「ったく…仕方ねぇな…」
杏子「あ、あたしはトナカイのあんこだトナ!」
さやか「トナって…」
杏子「う、うっせー///」
ほむら「あはは…」
まどか「トナカイのあんこちゃん…?」
さやか「ほら、早く早く」
杏子「ったく…仕方ねぇな…」
杏子「あ、あたしはトナカイのあんこだトナ!」
さやか「トナって…」
杏子「う、うっせー///」
ほむら「あはは…」
48: 2011/12/25(日) 20:13:28.60 ID:vzQxfTXqO
杏子「こ、これ以上グダグダにしてどうすんだよ、早く本題にいけって」
さやか「わかってるって、まぁそう焦らない焦らない」
杏子「だってさぁ」
さやか「こほん。えー…まどかちゃん、ほむらちゃん」
まどか「な、なに?」
ほむら「その…何を…?」
さやか「実はね、さやかクロースから君たちにプレゼントがあるのだ」
さやか「わかってるって、まぁそう焦らない焦らない」
杏子「だってさぁ」
さやか「こほん。えー…まどかちゃん、ほむらちゃん」
まどか「な、なに?」
ほむら「その…何を…?」
さやか「実はね、さやかクロースから君たちにプレゼントがあるのだ」
49: 2011/12/25(日) 20:17:11.25 ID:vzQxfTXqO
まどか「えっ?プレゼント?」
さやか「そうそう、プレゼント」
まどか「えへへ、よく分からないけど嬉しいなぁ」
まどか「ねっ?ほむらちゃん」
ほむら「う、うん…でも、み…さやかクロースさんは何も持ってないよ?」
まどか「あっ、ほんとだ」
さやか「だいじょーぶ、プレゼントはもうあるよ」
杏子「…一応、な」
さやか「そうそう、プレゼント」
まどか「えへへ、よく分からないけど嬉しいなぁ」
まどか「ねっ?ほむらちゃん」
ほむら「う、うん…でも、み…さやかクロースさんは何も持ってないよ?」
まどか「あっ、ほんとだ」
さやか「だいじょーぶ、プレゼントはもうあるよ」
杏子「…一応、な」
50: 2011/12/25(日) 20:19:51.41 ID:vzQxfTXqO
まどか「プレゼントってなにかな?」
さやか「それは…ね」ポン
ほむら「え?私がなにか…?」
さやか「まどかへのプレゼントはこれだよ」
まどか「えっ?」
ほむら「えっ?えぇ…?わ、私?」
杏子「なんか違うだろ?誤解されるぞ?」
さやか「ん?あー…そうかも」
さやか「それは…ね」ポン
ほむら「え?私がなにか…?」
さやか「まどかへのプレゼントはこれだよ」
まどか「えっ?」
ほむら「えっ?えぇ…?わ、私?」
杏子「なんか違うだろ?誤解されるぞ?」
さやか「ん?あー…そうかも」
52: 2011/12/25(日) 20:22:26.56 ID:vzQxfTXqO
杏子「もう!あたしに任せなって」
杏子「ほむら、えーと…その、あのな?」
ほむら「あ、あの…?」
まどか「…どういうことなの?さやかちゃん」
さやか「うーん、まぁ見てなって」
さやか「…って、あたしはさやかクロースだからね?」
まどか「あっ、そうだったね」
杏子「ほむら、えーと…その、あのな?」
ほむら「あ、あの…?」
まどか「…どういうことなの?さやかちゃん」
さやか「うーん、まぁ見てなって」
さやか「…って、あたしはさやかクロースだからね?」
まどか「あっ、そうだったね」
53: 2011/12/25(日) 20:26:02.80 ID:vzQxfTXqO
杏子「まどかにさ、『まどか』って言ってやってくれないか?」
ほむら「…本当はね?私もそうしたいの…でもできないよっ…」
杏子「恥ずかしいから…だろ?」
ほむら「…うん」
杏子「大丈夫さ、ほんのちょっぴりでいい、勇気を出せば言えるよ」
ほむら「その勇気が私にはないから…だから…」
杏子「勇気が欲しいんだな?」
ほむら「うん…勇気が欲しい」
ほむら「…本当はね?私もそうしたいの…でもできないよっ…」
杏子「恥ずかしいから…だろ?」
ほむら「…うん」
杏子「大丈夫さ、ほんのちょっぴりでいい、勇気を出せば言えるよ」
ほむら「その勇気が私にはないから…だから…」
杏子「勇気が欲しいんだな?」
ほむら「うん…勇気が欲しい」
54: 2011/12/25(日) 20:30:32.80 ID:vzQxfTXqO
さやか「なに話してんだろうね?」
まどか「聞こえないよ」
杏子「でも、あたし達はほむらに勇気をプレゼントできないよ」
ほむら「うぅ…」
杏子「勇気は誰かから貰うもんじゃない、だってもう持ってるんだからな」
ほむら「持ってる…私も…?」
ほむら「私も勇気を持ってるの?」
杏子「ああ、そうさ」
まどか「聞こえないよ」
杏子「でも、あたし達はほむらに勇気をプレゼントできないよ」
ほむら「うぅ…」
杏子「勇気は誰かから貰うもんじゃない、だってもう持ってるんだからな」
ほむら「持ってる…私も…?」
ほむら「私も勇気を持ってるの?」
杏子「ああ、そうさ」
56: 2011/12/25(日) 20:34:02.87 ID:vzQxfTXqO
ほむら「でも、そんなこと言われても…無理だよ」
ほむら「恥ずかしいよ…言えないよ…」
杏子「心配すんなって、絶対に大丈夫だからさ」
杏子「それに、まどかは凄く喜んでくれるよ」
ほむら「…ほんと?」
杏子「ああ、だから言ってみようぜ?『まどか』ってさ」
ほむら「…うん」
ほむら「恥ずかしいよ…言えないよ…」
杏子「心配すんなって、絶対に大丈夫だからさ」
杏子「それに、まどかは凄く喜んでくれるよ」
ほむら「…ほんと?」
杏子「ああ、だから言ってみようぜ?『まどか』ってさ」
ほむら「…うん」
57: 2011/12/25(日) 20:36:59.20 ID:vzQxfTXqO
ほむら「あ、あのっ」
まどか「えっ?私かな?」
ほむら「うんっ…」
さやか「大丈夫なの?」
杏子「心配いらないよ、大丈夫さ」
ほむら「あの…えっと…えっとね?」
まどか「うん」
ほむら「ま…ま…」
ほむら(がんばれ私…がんばれっ)
まどか「えっ?私かな?」
ほむら「うんっ…」
さやか「大丈夫なの?」
杏子「心配いらないよ、大丈夫さ」
ほむら「あの…えっと…えっとね?」
まどか「うん」
ほむら「ま…ま…」
ほむら(がんばれ私…がんばれっ)
59: 2011/12/25(日) 20:40:12.46 ID:vzQxfTXqO
まどか「あっ」
まどか(もしかして…?)
ほむら「ま、まど…」
まどか「ほむらちゃん」ギュッ
ほむら「えっ?」
まどか「えへへ、がんばろ?」
ほむら「…うん!」
さやか「あたし達がいなくても大丈夫そうだね」
杏子「うん、そうだな」
さやか「じゃああたし達は帰りますか?」
杏子「ああ」
まどか(もしかして…?)
ほむら「ま、まど…」
まどか「ほむらちゃん」ギュッ
ほむら「えっ?」
まどか「えへへ、がんばろ?」
ほむら「…うん!」
さやか「あたし達がいなくても大丈夫そうだね」
杏子「うん、そうだな」
さやか「じゃああたし達は帰りますか?」
杏子「ああ」
63: 2011/12/25(日) 20:44:15.40 ID:vzQxfTXqO
ほむら「まど…」
まどか「うん」
ほむら「まどか…!」
まどか「てへへ、ほむらちゃん、やっと名前で呼んでくれたね?」
ほむら「…うんっ」
まどか「ありがと、とっても嬉しいなぁ」
ほむら「まどか…うん、私も嬉しい」
ほむら「やっと名前で呼べたよっ」
まどか「うん」
ほむら「まどか…!」
まどか「てへへ、ほむらちゃん、やっと名前で呼んでくれたね?」
ほむら「…うんっ」
まどか「ありがと、とっても嬉しいなぁ」
ほむら「まどか…うん、私も嬉しい」
ほむら「やっと名前で呼べたよっ」
66: 2011/12/25(日) 20:47:46.14 ID:vzQxfTXqO
まどか「ありがとう、ほむらちゃんっ!」
まどか「私ね?ずっと前から名前で呼んでほしかったの」
まどか「だから、今すっごく嬉しいんだよ?」
ほむら「まどか…えへへ、そんなに喜んでくれるなんて」
ほむら「佐倉さん、ありがとう」
ほむら「私、ちゃんと名前で呼べたよ」
まどか「私ね?ずっと前から名前で呼んでほしかったの」
まどか「だから、今すっごく嬉しいんだよ?」
ほむら「まどか…えへへ、そんなに喜んでくれるなんて」
ほむら「佐倉さん、ありがとう」
ほむら「私、ちゃんと名前で呼べたよ」
68: 2011/12/25(日) 20:51:08.29 ID:vzQxfTXqO
まどか「さやかちゃんにも一応感謝しなきゃね?」
ほむら「ふふ、そうだね」
まどか「…えーと、ここはほむらちゃんの部屋だよね?」
ほむら「うん、そうだよ?」
まどか「んっと…今は夜中だから…あはは、どうやって帰ろっかな?」
ほむら「あっ…そ、そうだよね」
まどか「歩いて帰るのは怖いかも…」
ほむら「あ、あのっ…まどか」
ほむら「ふふ、そうだね」
まどか「…えーと、ここはほむらちゃんの部屋だよね?」
ほむら「うん、そうだよ?」
まどか「んっと…今は夜中だから…あはは、どうやって帰ろっかな?」
ほむら「あっ…そ、そうだよね」
まどか「歩いて帰るのは怖いかも…」
ほむら「あ、あのっ…まどか」
72: 2011/12/25(日) 20:53:49.93 ID:vzQxfTXqO
まどか「うん?」
ほむら「良かったら…良かったらでいいんだけど」
ほむら「そのっ、わ…私の部屋に…」
まどか「あっ!」
ほむら「んと…その…」
まどか「えへへ、ありがと、ほむらちゃん」
ほむら「えっ?」
まどか「お言葉に甘えて、お泊まりしてもいいかな?」
ほむら「…うんっ!」
ほむら「良かったら…良かったらでいいんだけど」
ほむら「そのっ、わ…私の部屋に…」
まどか「あっ!」
ほむら「んと…その…」
まどか「えへへ、ありがと、ほむらちゃん」
ほむら「えっ?」
まどか「お言葉に甘えて、お泊まりしてもいいかな?」
ほむら「…うんっ!」
74: 2011/12/25(日) 20:56:37.71 ID:vzQxfTXqO
ほむら「じゃ、じゃあその…狭いけど…」
ほむら「あっ、いや…やっぱり私は床で寝るから…」
まどか「えー?それじゃあほむらちゃんが風邪引いちゃうよ?」
ほむら「でも…ベッドは1つしかないから…」
まどか「じゃあさ、一緒に寝ちゃおうよ?」
ほむら「えっ?」
まどか「てへへ、ダメかな」
ほむら「う、ううん…ダメじゃないよ」
ほむら「あっ、いや…やっぱり私は床で寝るから…」
まどか「えー?それじゃあほむらちゃんが風邪引いちゃうよ?」
ほむら「でも…ベッドは1つしかないから…」
まどか「じゃあさ、一緒に寝ちゃおうよ?」
ほむら「えっ?」
まどか「てへへ、ダメかな」
ほむら「う、ううん…ダメじゃないよ」
78: 2011/12/25(日) 20:59:10.49 ID:vzQxfTXqO
まどか「ありがと、ほむらちゃん」
ほむら「うんっ」
ほむら「その…狭いけど、どうぞ」
まどか「てへへ、なんだか修学旅行みたいだね?」
ほむら「うん」
まどか「来月は修学旅行だし、一緒に楽しもうね?ほむらちゃん!」
ほむら「うんっ!」
まどか「てへへ、おやすみなさい」
ほむら「おやすみなさい」
ほむら「…えへ」
ほむら「うんっ」
ほむら「その…狭いけど、どうぞ」
まどか「てへへ、なんだか修学旅行みたいだね?」
ほむら「うん」
まどか「来月は修学旅行だし、一緒に楽しもうね?ほむらちゃん!」
ほむら「うんっ!」
まどか「てへへ、おやすみなさい」
ほむら「おやすみなさい」
ほむら「…えへ」
80: 2011/12/25(日) 21:01:59.69 ID:vzQxfTXqO
さやか「うーん!いい仕事したなぁ」
杏子「さやかは殆ど突っ立ってただけじゃんか」
さやか「あたしはまどかを召喚したからそれでいいのー」
杏子「まあそうだけど…ってあれ?」
さやか「んー?」
杏子「まどかは帰さなくてもいいのか?」
さやか「うん」
杏子「えっ?でもさ…」
さやか「ああすれば、2人はもっと仲良くなれるわけよ」
杏子「さやかは殆ど突っ立ってただけじゃんか」
さやか「あたしはまどかを召喚したからそれでいいのー」
杏子「まあそうだけど…ってあれ?」
さやか「んー?」
杏子「まどかは帰さなくてもいいのか?」
さやか「うん」
杏子「えっ?でもさ…」
さやか「ああすれば、2人はもっと仲良くなれるわけよ」
81: 2011/12/25(日) 21:04:26.86 ID:vzQxfTXqO
杏子「どういうことさ?」
さやか「この夜中にまどか1人を帰すわけにはいかないでしょ?」
さやか「だから、ほむらの部屋に泊まることになる」
さやか「イコール2人の仲はもっとよくなるってわけ!」
さやか「我ながら冴えるね、さーすがさやかちゃん」
杏子「…うーん、そういうもんかな」
さやか「そういうもんなの!」
さやか「この夜中にまどか1人を帰すわけにはいかないでしょ?」
さやか「だから、ほむらの部屋に泊まることになる」
さやか「イコール2人の仲はもっとよくなるってわけ!」
さやか「我ながら冴えるね、さーすがさやかちゃん」
杏子「…うーん、そういうもんかな」
さやか「そういうもんなの!」
83: 2011/12/25(日) 21:06:33.93 ID:vzQxfTXqO
さやか「んじゃ次行ってみよー」
杏子「あんま時間ないし、次でラストな?」
さやか「はいはい、次はマミさんだよ」
杏子「おっ、マミか」
さやか「どんな願い事だろうね?」
杏子「さぁ?わかんないや」
さやか「んじゃ気になるし、早速しゅっぱーつ」
杏子「あんま時間ないし、次でラストな?」
さやか「はいはい、次はマミさんだよ」
杏子「おっ、マミか」
さやか「どんな願い事だろうね?」
杏子「さぁ?わかんないや」
さやか「んじゃ気になるし、早速しゅっぱーつ」
84: 2011/12/25(日) 21:10:03.35 ID:vzQxfTXqO
マミホーム
さやか「ついたついたマミホーム」
杏子「だからそれは何なんだよ?」
さやか「分かりやすいでしょ?」
杏子「んー…」
さやか「そんなことより、マミさんは…と」
マミ「すぅー…」
さやか「いたいた、よく寝てるね」
さやか「しかもサンタさんの帽子被ってるし」
さやか「ついたついたマミホーム」
杏子「だからそれは何なんだよ?」
さやか「分かりやすいでしょ?」
杏子「んー…」
さやか「そんなことより、マミさんは…と」
マミ「すぅー…」
さやか「いたいた、よく寝てるね」
さやか「しかもサンタさんの帽子被ってるし」
86: 2011/12/25(日) 21:14:18.47 ID:vzQxfTXqO
さやか「こうして見ると幼く見えるね」
杏子「願い事はこの靴下の中か?…あった」
さやか「なんて書いてある?」
杏子「つーかサンタさん信じてるのか、意外だな…」
さやか「いいじゃん、かわいいし」
さやか「で、なんて書いてあるの?」
杏子「えーと…ま、マミ…あんた…」
さやか「んー?」
「サンタさんへ。親友が欲しいです。マミ」
杏子「願い事はこの靴下の中か?…あった」
さやか「なんて書いてある?」
杏子「つーかサンタさん信じてるのか、意外だな…」
さやか「いいじゃん、かわいいし」
さやか「で、なんて書いてあるの?」
杏子「えーと…ま、マミ…あんた…」
さやか「んー?」
「サンタさんへ。親友が欲しいです。マミ」
87: 2011/12/25(日) 21:17:42.04 ID:vzQxfTXqO
さやか「…」
杏子「…」
マミ「すぅー…んっ…」
さやか「よっし!杏子、これはもう私たちがやるしかないよね!」
杏子「あ、ああ!そうだな!」
杏子(マミ…あんた…)
さやか「マミさーん?起きてくださーい」
マミ「んん…あれ?美樹さん?」
さやか「うん、そうだよ」
杏子「…」
マミ「すぅー…んっ…」
さやか「よっし!杏子、これはもう私たちがやるしかないよね!」
杏子「あ、ああ!そうだな!」
杏子(マミ…あんた…)
さやか「マミさーん?起きてくださーい」
マミ「んん…あれ?美樹さん?」
さやか「うん、そうだよ」
88: 2011/12/25(日) 21:20:31.56 ID:vzQxfTXqO
マミ「えーと…?」ボーッ
マミ「はっ!あっ…ごめんね?寝ちゃってて」
さやか「いや、あたし達が急に来ちゃっただけですし」
杏子「だから気にすんなよな?」
マミ「佐倉さんまで…待ってて?今紅茶の準備をしてくるから」
さやか「あっ、いいですよ、大丈夫」
マミ「でも」
杏子「いいっていいって」
マミ「…そう」
マミ「はっ!あっ…ごめんね?寝ちゃってて」
さやか「いや、あたし達が急に来ちゃっただけですし」
杏子「だから気にすんなよな?」
マミ「佐倉さんまで…待ってて?今紅茶の準備をしてくるから」
さやか「あっ、いいですよ、大丈夫」
マミ「でも」
杏子「いいっていいって」
マミ「…そう」
90: 2011/12/25(日) 21:22:42.23 ID:vzQxfTXqO
マミ「それで…どうして私の家に?」
さやか「あはは!いやぁー急にマミさんの顔が見たくなっちゃって」
マミ「えっ?そ、そうなの?」
さやか「そうそう、そうなんですよー」
さやか「ねー?杏子」
杏子「ああ、マミのやつ元気にしてるかなーって」
マミ「ふふ、ありがとう」
さやか「あはは!いやぁー急にマミさんの顔が見たくなっちゃって」
マミ「えっ?そ、そうなの?」
さやか「そうそう、そうなんですよー」
さやか「ねー?杏子」
杏子「ああ、マミのやつ元気にしてるかなーって」
マミ「ふふ、ありがとう」
92: 2011/12/25(日) 21:26:09.99 ID:vzQxfTXqO
マミ「でもダメよ?こんな夜中に来ちゃ」
さやか「あはは、すんません」
マミ「あ、でも嬉しいんだけどね?」
マミ「でも…そう言うのは…」
マミ(もっと仲の良い人同士でないといけないわよね?)
マミ(仲の良い人…美樹さんや佐倉さんにとって、私はなんなんだろう…?)
マミ(ただの先輩…なのかしら…?)
マミ(お友だちって思ってたりは…してないわよね?)
さやか「あはは、すんません」
マミ「あ、でも嬉しいんだけどね?」
マミ「でも…そう言うのは…」
マミ(もっと仲の良い人同士でないといけないわよね?)
マミ(仲の良い人…美樹さんや佐倉さんにとって、私はなんなんだろう…?)
マミ(ただの先輩…なのかしら…?)
マミ(お友だちって思ってたりは…してないわよね?)
95: 2011/12/25(日) 21:29:27.94 ID:vzQxfTXqO
マミ(美樹さんや佐倉さん…もっと仲良くなるにはどうすればいいのかな?)
マミ(私は…そういうのが苦手だから、分からないの…)
マミ(仲良くしたいって思ってるのに…自分から距離を作っちゃって…)
マミ(ダメだな、私…こんなんじゃいけないのに)
さやか「ね、マミさん?」
マミ「…どうしたの?」
マミ(私は…そういうのが苦手だから、分からないの…)
マミ(仲良くしたいって思ってるのに…自分から距離を作っちゃって…)
マミ(ダメだな、私…こんなんじゃいけないのに)
さやか「ね、マミさん?」
マミ「…どうしたの?」
96: 2011/12/25(日) 21:32:12.44 ID:vzQxfTXqO
さやか(マミさん…あたし達のこと、少なくとも親友とは思ってないんだよね?)
さやか(たしかに、親友と言える程の仲じゃないかもしれないけど)
さやか(あたしにとってマミさんは、大切な先輩で)
さやか(大切な友達なんだから)
さやか(だったら、マミさんに親友って思われる仲になりたい)
さやか(マミさんの為にも、あたしの為にもね!)
さやか(たしかに、親友と言える程の仲じゃないかもしれないけど)
さやか(あたしにとってマミさんは、大切な先輩で)
さやか(大切な友達なんだから)
さやか(だったら、マミさんに親友って思われる仲になりたい)
さやか(マミさんの為にも、あたしの為にもね!)
97: 2011/12/25(日) 21:36:21.26 ID:vzQxfTXqO
さやか「マミさん、もう冬休みじゃないですか」
マミ「ええ、そうだけど…それが何か…?」
マミ(冬休み…今年もひとりぼっちで年明けするのかしら…)
マミ(みんな、家族や友達、恋人と冬休みを過ごすのよね?)
マミ(でも、私は家族も恋人もいないし…友達はいるけど、そこまでの仲は…)
マミ(羨ましいなぁ…私もそんな冬休みを過ごしてみたい…)
マミ(みんなと一緒に)
マミ「ええ、そうだけど…それが何か…?」
マミ(冬休み…今年もひとりぼっちで年明けするのかしら…)
マミ(みんな、家族や友達、恋人と冬休みを過ごすのよね?)
マミ(でも、私は家族も恋人もいないし…友達はいるけど、そこまでの仲は…)
マミ(羨ましいなぁ…私もそんな冬休みを過ごしてみたい…)
マミ(みんなと一緒に)
98: 2011/12/25(日) 21:40:04.49 ID:vzQxfTXqO
さやか「冬休みは、あたしと一緒に遊びませんか?」
マミ「…えっ?」
さやか「いやぁ、ほんとはクリスマスとかも恭介…じゃなくて、えと…」
さやか「と、とにかく!あたし冬休み暇なんだよねー」
さやか「杏子、あんたも暇でしょ?」
杏子「ん?まああたしは何時でも暇だけどさ」
さやか「だからさ、3人で遊ぼうよ、マミさん!」
さやか「あたし達3人で…いや、まどかとほむらも誘って5人でさ!」
マミ「…えっ?」
さやか「いやぁ、ほんとはクリスマスとかも恭介…じゃなくて、えと…」
さやか「と、とにかく!あたし冬休み暇なんだよねー」
さやか「杏子、あんたも暇でしょ?」
杏子「ん?まああたしは何時でも暇だけどさ」
さやか「だからさ、3人で遊ぼうよ、マミさん!」
さやか「あたし達3人で…いや、まどかとほむらも誘って5人でさ!」
101: 2011/12/25(日) 21:44:21.59 ID:vzQxfTXqO
マミ「美樹さん…でもいいの?」
さやか「えっ?」
マミ「私なんかと過ごすより、他の友達と過ごした方が楽しいと思うわ」
マミ(…まただ、私のバカ)
マミ(せっかく美樹さんが誘ってくれたのに…なんでこんなこと言っちゃうんだろ)
さやか「えー?そんなことないですよ!」
さやか「あたし達の仲じゃないですか、ね?杏子もそうでしょ?」
杏子「ああ!」
さやか「えっ?」
マミ「私なんかと過ごすより、他の友達と過ごした方が楽しいと思うわ」
マミ(…まただ、私のバカ)
マミ(せっかく美樹さんが誘ってくれたのに…なんでこんなこと言っちゃうんだろ)
さやか「えー?そんなことないですよ!」
さやか「あたし達の仲じゃないですか、ね?杏子もそうでしょ?」
杏子「ああ!」
102: 2011/12/25(日) 21:48:04.80 ID:vzQxfTXqO
マミ「私の仲?」
マミ(ただの先輩と後輩じゃ…)
マミ(もしかして、私を友達だって思ってくれてるの?)
杏子「なんだよ?それてもあたし達と遊ぶのは嫌かい?」
マミ「そ、そんな!嬉しいわ!」
さやか「えへへ、やっぱり嬉しいんじゃないですか」
マミ「あっ…」
杏子「なーに遠慮してんのさ?あたし達の仲じゃんか」
マミ(ただの先輩と後輩じゃ…)
マミ(もしかして、私を友達だって思ってくれてるの?)
杏子「なんだよ?それてもあたし達と遊ぶのは嫌かい?」
マミ「そ、そんな!嬉しいわ!」
さやか「えへへ、やっぱり嬉しいんじゃないですか」
マミ「あっ…」
杏子「なーに遠慮してんのさ?あたし達の仲じゃんか」
103: 2011/12/25(日) 21:50:24.82 ID:vzQxfTXqO
マミ「私の…仲…」
さやか「そうそう!私にとってはマミさんも杏子も大切な友達なんだからね!」
マミ「えっ?」
杏子「えっ?」
さやか「えっ?」
マミ「み、美樹さん…ほんと?ほんとに私のことを大切な友達って思ってくれてるの?」
さやか「…うん、もちろん」
さやか(そうだけど…なんで杏子も驚いてんのさ?)
杏子「さやか…」
さやか「そうそう!私にとってはマミさんも杏子も大切な友達なんだからね!」
マミ「えっ?」
杏子「えっ?」
さやか「えっ?」
マミ「み、美樹さん…ほんと?ほんとに私のことを大切な友達って思ってくれてるの?」
さやか「…うん、もちろん」
さやか(そうだけど…なんで杏子も驚いてんのさ?)
杏子「さやか…」
104: 2011/12/25(日) 21:52:45.85 ID:vzQxfTXqO
杏子(さやか…あたしのこと友達だって思ってくれてたのか?)
杏子(…マジかよ?)
さやか「杏子?どうかした?」
杏子「えっ?あっ?いや、なにも?」
さやか「?」
杏子(そっか…さやかのやつ、あたしのこと友達って思っててくれたんだな)
杏子「ははっ」
杏子(…マジかよ?)
さやか「杏子?どうかした?」
杏子「えっ?あっ?いや、なにも?」
さやか「?」
杏子(そっか…さやかのやつ、あたしのこと友達って思っててくれたんだな)
杏子「ははっ」
108: 2011/12/25(日) 21:55:43.64 ID:vzQxfTXqO
さやか(杏子がなんか変だな…どうしたんだろ?)
マミ「美樹さん…ありがとう!」
さやか「マミさん?」
マミ「私…やっぱりダメな子よ…美樹さんは私のこと友達だって思っててくれたのに」
マミ「私は…美樹さんのこと友達って心から思えてなかったの…」
さやか「へっ?」
さやか(えっ?なにそれ?もしかして嫌われてんの?)
マミ「美樹さん…ありがとう!」
さやか「マミさん?」
マミ「私…やっぱりダメな子よ…美樹さんは私のこと友達だって思っててくれたのに」
マミ「私は…美樹さんのこと友達って心から思えてなかったの…」
さやか「へっ?」
さやか(えっ?なにそれ?もしかして嫌われてんの?)
109: 2011/12/25(日) 21:58:50.00 ID:vzQxfTXqO
さやか「マミさん、それってどういう…」
マミ「私は…ずっと、あなた達と友達になりたいって思ってたの」
さやか「あっ…」
マミ「でも、なかなか友達になってだなんて言えなくて…」
マミ「私は、美樹さん達にとってただの先輩なんだろうなって」
マミ「そう思ってたの…」
杏子「マミ…」
杏子(あたしもそうかもな…)
マミ「私は…ずっと、あなた達と友達になりたいって思ってたの」
さやか「あっ…」
マミ「でも、なかなか友達になってだなんて言えなくて…」
マミ「私は、美樹さん達にとってただの先輩なんだろうなって」
マミ「そう思ってたの…」
杏子「マミ…」
杏子(あたしもそうかもな…)
111: 2011/12/25(日) 22:01:47.82 ID:vzQxfTXqO
杏子(あたしも、さやかからしてみれば仲間程度で)
杏子(友達だとは思ってないって…そう考えてたからな)
杏子(だからマミ、分かるよあたしもその気持ちがささ)
さやか「…マミさんはちょっと頭が硬いかもね」
マミ「えっ?」
さやか「友達なんて、そんな難しいもんじゃないでしょ?」
さやか「いちいち友達になってなんて言うやつそうそう居ないっての」
杏子(友達だとは思ってないって…そう考えてたからな)
杏子(だからマミ、分かるよあたしもその気持ちがささ)
さやか「…マミさんはちょっと頭が硬いかもね」
マミ「えっ?」
さやか「友達なんて、そんな難しいもんじゃないでしょ?」
さやか「いちいち友達になってなんて言うやつそうそう居ないっての」
114: 2011/12/25(日) 22:05:12.62 ID:vzQxfTXqO
マミ「でも…」
さやか「それに、友達じゃない人と一緒に帰ったり」
さやか「一緒にケーキ食べたりしないでしょ?」
マミ「それは…」
さやか「それは、あたし達が友達だからなんですよ、マミさん」
マミ「友達…」
さやか「それに、あたしにとっちゃマミさんと杏子は大切な友達だからね!」
マミ「美樹さん…!」
杏子「さやか…!」
さやか「それに、友達じゃない人と一緒に帰ったり」
さやか「一緒にケーキ食べたりしないでしょ?」
マミ「それは…」
さやか「それは、あたし達が友達だからなんですよ、マミさん」
マミ「友達…」
さやか「それに、あたしにとっちゃマミさんと杏子は大切な友達だからね!」
マミ「美樹さん…!」
杏子「さやか…!」
116: 2011/12/25(日) 22:09:17.31 ID:vzQxfTXqO
さやか(なんで一々杏子が反応するんだろ?)
さやか(なんかさっきから妙におとなしいし)
マミ「あはは…そっか…そうだよね」
マミ「私…やっぱりダメだ…おバカさんよ…」
さやか「あはは、大丈夫!マミさんはダメでもおバカさんでもないって」
さやか「マミさんは、大切な友達で大切な先輩」
さやか「あたし、これでもマミさんのこと尊敬してるんですからね?」
マミ「美樹さん、ありがとう…」
さやか(なんかさっきから妙におとなしいし)
マミ「あはは…そっか…そうだよね」
マミ「私…やっぱりダメだ…おバカさんよ…」
さやか「あはは、大丈夫!マミさんはダメでもおバカさんでもないって」
さやか「マミさんは、大切な友達で大切な先輩」
さやか「あたし、これでもマミさんのこと尊敬してるんですからね?」
マミ「美樹さん、ありがとう…」
117: 2011/12/25(日) 22:11:12.83 ID:vzQxfTXqO
さやか「えへへ、わかってくれましたか?」
マミ「…うんっ」
さやか「よーし、ならいっそのこと、もっと仲良くなってみませんか?」
マミ「もっと仲良く?」
さやか「そう、例えば…親友とか?」
マミ「!?」
さやか「親友…うん、いいねぇ」
さやか「どう?悪くないでしょ?」
マミ「…うんっ」
さやか「よーし、ならいっそのこと、もっと仲良くなってみませんか?」
マミ「もっと仲良く?」
さやか「そう、例えば…親友とか?」
マミ「!?」
さやか「親友…うん、いいねぇ」
さやか「どう?悪くないでしょ?」
119: 2011/12/25(日) 22:14:47.04 ID:vzQxfTXqO
マミ「み、美樹さん…でも私なんかでいいの?」
さやか「そんなの関係ないって、自分が親友と思えば相手は親友なんですよ」
さやか「私はまどかの親友だって思ってるしね、まどかがどう思ってるかは知らないけど」
マミ「…」
さやか「だからさ、なっちゃおうよ、親友にさ!」
さやか「杏子、あんたも一緒にだよ?」
杏子「えっ?えっ?あ、あたしがか?」
杏子「あたしがその…親友になっていいのか?」
さやか「?」
さやか「そんなの関係ないって、自分が親友と思えば相手は親友なんですよ」
さやか「私はまどかの親友だって思ってるしね、まどかがどう思ってるかは知らないけど」
マミ「…」
さやか「だからさ、なっちゃおうよ、親友にさ!」
さやか「杏子、あんたも一緒にだよ?」
杏子「えっ?えっ?あ、あたしがか?」
杏子「あたしがその…親友になっていいのか?」
さやか「?」
122: 2011/12/25(日) 22:17:41.48 ID:vzQxfTXqO
さやか「何言ってんのよ、あんたもなるんだよ?マミさんの親友に」
杏子「いや、マミはわかるけど…その…」
さやか「ん?」
杏子「さやかの親友にも…?」
さやか「え?今さら?」
杏子「へっ?」
さやか「何言ってんのかわかんないけど、とにかくマミさんともっと仲良くなるの!」
杏子「あ…ああ…」
マミ「…美樹さん?」
杏子「いや、マミはわかるけど…その…」
さやか「ん?」
杏子「さやかの親友にも…?」
さやか「え?今さら?」
杏子「へっ?」
さやか「何言ってんのかわかんないけど、とにかくマミさんともっと仲良くなるの!」
杏子「あ…ああ…」
マミ「…美樹さん?」
123: 2011/12/25(日) 22:21:19.97 ID:vzQxfTXqO
さやか「はい?」
マミ「その…無理しなくていいのよ?無理して私なんかと仲良くしなくても…」
マミ「…そう言ってくれただけで、私は嬉しいから」
さやか「なに言ってんすか、そんなんじゃダメだって」
マミ「でも…」
マミ(私…なんでこんな事言ってるんだろう…)
さやか「じゃあ、明日から一緒に遊びましょうよ」
さやか「時間はたっぷりあるんだしさ」
マミ「その…無理しなくていいのよ?無理して私なんかと仲良くしなくても…」
マミ「…そう言ってくれただけで、私は嬉しいから」
さやか「なに言ってんすか、そんなんじゃダメだって」
マミ「でも…」
マミ(私…なんでこんな事言ってるんだろう…)
さやか「じゃあ、明日から一緒に遊びましょうよ」
さやか「時間はたっぷりあるんだしさ」
124: 2011/12/25(日) 22:23:54.80 ID:vzQxfTXqO
マミ「ほんとにいいの?他の予定は?他の友達は?」
マミ(バカ…私のバカ…なんで素直になれないの…?)
さやか「もー!あたしがマミさんと遊びたいって言ってるんじゃないですか!」
さやか「だから、あたしの予定はマミさんと遊ぶことなの!」
さやか「それとも、あたしと遊ぶのは嫌ですか?」
マミ「そんな!すっごく嬉しいわ!でも…」
マミ「でもっ…」
マミ(バカ…私のバカ…なんで素直になれないの…?)
さやか「もー!あたしがマミさんと遊びたいって言ってるんじゃないですか!」
さやか「だから、あたしの予定はマミさんと遊ぶことなの!」
さやか「それとも、あたしと遊ぶのは嫌ですか?」
マミ「そんな!すっごく嬉しいわ!でも…」
マミ「でもっ…」
126: 2011/12/25(日) 22:27:11.93 ID:vzQxfTXqO
さやか「うーん…どうもマミさんは遠慮がちだなぁ」
さやか「…そうだ!名前だよ名前!」
マミ「名前?」
さやか「あたしのこと、美樹さんじゃなくて、さやかって呼んでくださいよ?」
マミ「えっ?」
さやか「年下にさんなんて付けなくていいですし、名前で呼ばれた方があたしも嬉しいし」
マミ「私は…」
さやか「…そうだ!名前だよ名前!」
マミ「名前?」
さやか「あたしのこと、美樹さんじゃなくて、さやかって呼んでくださいよ?」
マミ「えっ?」
さやか「年下にさんなんて付けなくていいですし、名前で呼ばれた方があたしも嬉しいし」
マミ「私は…」
127: 2011/12/25(日) 22:31:27.38 ID:vzQxfTXqO
マミ(私も…美樹さん達のこと名前で呼びたいって思ってたわ)
マミ(でも…勇気が足りなくて、そう言えなかった…)
マミ(暁美さんが私に相談しに来てくれて…2人で頑張ろうって約束したのに…)
マミ(結局、私は何もできなかったのよ…)
さやか「実はさっき、ほむらがやっと名前で呼んだんですよね」
さやか(見てはないけど、絶対言ったはずだよ)
マミ「えっ?」
さやか「まどかのことを『鹿目さん』じゃなくて『まどか』ってね」
マミ「暁美さんが…?」
マミ(でも…勇気が足りなくて、そう言えなかった…)
マミ(暁美さんが私に相談しに来てくれて…2人で頑張ろうって約束したのに…)
マミ(結局、私は何もできなかったのよ…)
さやか「実はさっき、ほむらがやっと名前で呼んだんですよね」
さやか(見てはないけど、絶対言ったはずだよ)
マミ「えっ?」
さやか「まどかのことを『鹿目さん』じゃなくて『まどか』ってね」
マミ「暁美さんが…?」
130: 2011/12/25(日) 22:34:14.81 ID:vzQxfTXqO
さやか「まどかは名前で呼ばれて絶対喜んでた」
さやか「だって名前で呼ばれた方が嬉しいもんね」
さやか「だから、マミさんも呼んでくださいよ」
マミ「…」
さやか「『さやか』『杏子』ってね」
杏子「あっ…」
さやか「杏子、いつまで黙ってんのよ?あんたも一緒なんだからね?」
さやか「だって名前で呼ばれた方が嬉しいもんね」
さやか「だから、マミさんも呼んでくださいよ」
マミ「…」
さやか「『さやか』『杏子』ってね」
杏子「あっ…」
さやか「杏子、いつまで黙ってんのよ?あんたも一緒なんだからね?」
131: 2011/12/25(日) 22:36:50.16 ID:vzQxfTXqO
杏子「えっ?あ、うん、わかった」
さやか「?」
さやか(杏子のやつ、さっきからどうしたの?)
杏子「マミ、あたし達は…友達!そう友達なんだからさ!」
マミ「佐倉さん…」
杏子「その、『佐倉さん』ってのやめて、『杏子』って呼んでくれよ」
杏子「なっ?」
さやか「そうそう、あたしも『さやか』ってね!」
さやか「?」
さやか(杏子のやつ、さっきからどうしたの?)
杏子「マミ、あたし達は…友達!そう友達なんだからさ!」
マミ「佐倉さん…」
杏子「その、『佐倉さん』ってのやめて、『杏子』って呼んでくれよ」
杏子「なっ?」
さやか「そうそう、あたしも『さやか』ってね!」
132: 2011/12/25(日) 22:39:15.27 ID:vzQxfTXqO
マミ「…!」
マミ(暁美さんも勇気をだして名前で呼べたのよね)
マミ(なら…先輩の私も負けてられないわ)
マミ(それに…親友になってくれるって言ってくれてるのよ?)
マミ(こんなに嬉しいことはないわ…!)
マミ(だから…頑張るのよ!巴マミ!)
マミ「…」ゴクッ
マミ(暁美さんも勇気をだして名前で呼べたのよね)
マミ(なら…先輩の私も負けてられないわ)
マミ(それに…親友になってくれるって言ってくれてるのよ?)
マミ(こんなに嬉しいことはないわ…!)
マミ(だから…頑張るのよ!巴マミ!)
マミ「…」ゴクッ
134: 2011/12/25(日) 22:42:28.05 ID:vzQxfTXqO
マミ「…さやか、杏子」
さやか「おっ!」
杏子「!」
マミ「その…明日から一緒に遊びましょう?」
マミ「だって私たちは…」
マミ(頑張れ私…っ!)
マミ「し、親友になるんだから!」
さやか「はい!よろしく!」
杏子「ああ、頑張ろうな!」
杏子(あたしも頑張って、さやかとマミの親友になってやる!)
さやか「おっ!」
杏子「!」
マミ「その…明日から一緒に遊びましょう?」
マミ「だって私たちは…」
マミ(頑張れ私…っ!)
マミ「し、親友になるんだから!」
さやか「はい!よろしく!」
杏子「ああ、頑張ろうな!」
杏子(あたしも頑張って、さやかとマミの親友になってやる!)
136: 2011/12/25(日) 22:45:51.87 ID:vzQxfTXqO
マミ(てへへ、やったぁ!)
マミ(やっと…やっと素直になれたわ!)
さやか「よーし!明日はまどかとほむらも誘って、遊びに出掛けよう!」
マミ「ええ!」
杏子「わかった!」
さやか「あははっ、これで冬休みの予定は決まったね!」
さやか「この冬休みはとことん遊ぶよ!」
マミ「そうしましょう」
杏子「へへっ!」
マミ(やっと…やっと素直になれたわ!)
さやか「よーし!明日はまどかとほむらも誘って、遊びに出掛けよう!」
マミ「ええ!」
杏子「わかった!」
さやか「あははっ、これで冬休みの予定は決まったね!」
さやか「この冬休みはとことん遊ぶよ!」
マミ「そうしましょう」
杏子「へへっ!」
138: 2011/12/25(日) 22:48:45.10 ID:vzQxfTXqO
マミ「今日はありがとう、サンタさん」
さやか「へっ?」
マミ「ふふ、だって私が欲しかったものをくれたんだもの」
さやか「あぁ…でもちょっと違うんだよね」
さやか「サンタクロースかと思った?残念!さやかクロースでした!」
さやか「で、こっちがトナカイのあんこだトナ!」
杏子「う、うるせー!」
さやか「へっ?」
マミ「ふふ、だって私が欲しかったものをくれたんだもの」
さやか「あぁ…でもちょっと違うんだよね」
さやか「サンタクロースかと思った?残念!さやかクロースでした!」
さやか「で、こっちがトナカイのあんこだトナ!」
杏子「う、うるせー!」
139: 2011/12/25(日) 22:51:39.64 ID:vzQxfTXqO
マミ「ふふっ、じゃあありがとう」
マミ「さやかクロースとあんこちゃん」
杏子「なっ、マミまで!」
さやか「いいじゃん、こうやって冗談言うのが楽しいんだからね」
マミ「ええ、そうね」
杏子「…まぁ、そうだな」
さやか「よし、じゃあ私たちはここらで一旦帰りますわ」
さやか「あと一人行かなきゃいけないんで」
マミ「さやかクロースとあんこちゃん」
杏子「なっ、マミまで!」
さやか「いいじゃん、こうやって冗談言うのが楽しいんだからね」
マミ「ええ、そうね」
杏子「…まぁ、そうだな」
さやか「よし、じゃあ私たちはここらで一旦帰りますわ」
さやか「あと一人行かなきゃいけないんで」
140: 2011/12/25(日) 22:53:23.40 ID:vzQxfTXqO
杏子「えっ?」
マミ「そう、わかったわ」
さやか「じゃあ明日は4人でマミさんの家に行くから待っててくださいね」
マミ「うん、楽しみに待ってるわね?」
さやか「えへへ、それじゃ」
マミ「またねー」
杏子「またな」
マミ「そう、わかったわ」
さやか「じゃあ明日は4人でマミさんの家に行くから待っててくださいね」
マミ「うん、楽しみに待ってるわね?」
さやか「えへへ、それじゃ」
マミ「またねー」
杏子「またな」
141: 2011/12/25(日) 22:55:25.56 ID:vzQxfTXqO
さやか「いやー、明日から忙しくなるね」
杏子「ああ、でもさ」
さやか「んー?」
杏子「あと一人行かなきゃいけないってなんだよ?マミでラストじゃないのか?」
さやか「あぁ、実はそれ嘘」
杏子「はぁ?嘘ってどういうことだよ!」
さやか「あと一人ってのはさ、杏子」
さやか「あんただよ」
杏子「…え?」
杏子「ああ、でもさ」
さやか「んー?」
杏子「あと一人行かなきゃいけないってなんだよ?マミでラストじゃないのか?」
さやか「あぁ、実はそれ嘘」
杏子「はぁ?嘘ってどういうことだよ!」
さやか「あと一人ってのはさ、杏子」
さやか「あんただよ」
杏子「…え?」
144: 2011/12/25(日) 22:58:45.71 ID:vzQxfTXqO
さやか「さやかクロースは杏子の願い事も叶えてあげる!」
杏子「さやか…ありがとな」
さやか「何でも言ってくれたまえ?」
杏子「でも、あたしはもう大丈夫だよ」
さやか「えー?なんで?」
杏子「なあ…さやか」
さやか「なに?」
杏子「あたし達って…と、友達だよな」
さやか「え?違うよ」
杏子「…え?」
杏子「さやか…ありがとな」
さやか「何でも言ってくれたまえ?」
杏子「でも、あたしはもう大丈夫だよ」
さやか「えー?なんで?」
杏子「なあ…さやか」
さやか「なに?」
杏子「あたし達って…と、友達だよな」
さやか「え?違うよ」
杏子「…え?」
146: 2011/12/25(日) 23:02:14.16 ID:vzQxfTXqO
杏子「な…あたしとさやかは友達じゃないのか…?」
杏子「なんだよそれ…」
さやか「友達じゃないって言うかさ」
杏子「…」ウルウル
さやか「ちょっ!なに涙目になってんのさ?」
杏子「うるさいっ!」
さやか「あぁーごめん、言い方悪かったわ」
杏子「え…?」
さやか「あたしとあんたは友達じゃくって親友」
杏子「えっ?」
杏子「なんだよそれ…」
さやか「友達じゃないって言うかさ」
杏子「…」ウルウル
さやか「ちょっ!なに涙目になってんのさ?」
杏子「うるさいっ!」
さやか「あぁーごめん、言い方悪かったわ」
杏子「え…?」
さやか「あたしとあんたは友達じゃくって親友」
杏子「えっ?」
147: 2011/12/25(日) 23:04:26.71 ID:vzQxfTXqO
杏子「あたしとさやかが親友?」
さやか「うん、だからこうやって今も2人でいるんじゃん」
さやか「杏子がいなかったら、あたしは1人でやらなくちゃいけなかったんだし」
さやか「なんだかんだで、あんたには感謝してるよ?」
杏子「さやか…」
さやか「ん?」
杏子「あっ、いや…そ、そうだよな!そうなんだもんな!」
さやか「うん、今日はありがと」
さやか「うん、だからこうやって今も2人でいるんじゃん」
さやか「杏子がいなかったら、あたしは1人でやらなくちゃいけなかったんだし」
さやか「なんだかんだで、あんたには感謝してるよ?」
杏子「さやか…」
さやか「ん?」
杏子「あっ、いや…そ、そうだよな!そうなんだもんな!」
さやか「うん、今日はありがと」
149: 2011/12/25(日) 23:06:27.69 ID:vzQxfTXqO
杏子「へへっ…!」
さやか「だからさ、そのお礼も含めて杏子の願い事を叶えてあげるって言ってんのよ」
杏子「ありがとな、でもやっぱり大丈夫だよ」
さやか「遠慮しなくていいよ?」
杏子「そうじゃないんだ、あたしの願い事はもう叶ったんだよ」
さやか「え?そうなの?」
杏子「ああ!」
さやか「だからさ、そのお礼も含めて杏子の願い事を叶えてあげるって言ってんのよ」
杏子「ありがとな、でもやっぱり大丈夫だよ」
さやか「遠慮しなくていいよ?」
杏子「そうじゃないんだ、あたしの願い事はもう叶ったんだよ」
さやか「え?そうなの?」
杏子「ああ!」
150: 2011/12/25(日) 23:08:23.26 ID:vzQxfTXqO
杏子(だってさ、あたしの願い事は…)
杏子(さやかと仲良くなりたい、だからな)
杏子(友達どころか親友だなんてな…へへっ)
杏子「さやか!」
さやか「ん?」
杏子「ありがとな、あたしのサンタさん」
杏子「いや、さやかクロース!」
おわり
杏子(さやかと仲良くなりたい、だからな)
杏子(友達どころか親友だなんてな…へへっ)
杏子「さやか!」
さやか「ん?」
杏子「ありがとな、あたしのサンタさん」
杏子「いや、さやかクロース!」
おわり
151: 2011/12/25(日) 23:10:11.25
イイハナシダナーーー!
152: 2011/12/25(日) 23:11:52.55
乙
引用元: さやか「さやかクロース」
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