6: 2009/08/09(日) 01:47:51.19 ID:jsskoLFx0
7月13日AM:11:30


唯「・・・・・・うぅっ・・・・・・うん・・・さむっ・・・うぅ」

唯「・・・・・・ここは・・・(あれ目がぼやけてよく見えないや)・・・・・・うぅ・・・寒いなぁ・・・確か部活が終わって・・・」

唯「(ゴシゴシ)・・・ここは・・・どこだろ・・・・・・暗いからよくみえないや・・・・・・とりあえず出口出口・・・・・・」

ガシャン

唯「あてっ・・・なんだろ・・・・・・足引っ張られたような・・・ん・・・なにかついてる・・・・・・なんだろこれ・・・鎖かな?」

唯「なんで足に・・・あれ誰かいる・・・・・・あれ、あずにゃん?」

わずかな光から自分のそばに梓がいることに気づく・・・・・そして梓にも鎖がついていた

2: 2009/08/09(日) 01:22:17.92
何故か率直にぼくらのを思い浮かべた

7: 2009/08/09(日) 01:49:20.42 ID:jsskoLFx0
梓「・・・・・・・・・・・・・」

唯「あずにゃん・・・起きてっ・・・あずにゃん」

梓「・・・ん・・・うぅ・・・せん・・・ぱい?」

唯「あずにゃん・・・なんか大変なことに・・・うぅ」

梓「えっ・・・・・・・・・ん・・・えっ、なっなんですかこれ」ガシャガシャ

唯「わからないけど気づいたら・・・どうしよう・・・」

梓「そう簡単には外れないみたいですね・・・・・・・うぅ困ったです・・・」

唯「どうしよう・・・・・・・・」

8: 2009/08/09(日) 01:50:52.33 ID:jsskoLFx0
梓「誰かいませんか~助けてくださいっ誰か~」

唯「助けてぇぇぇぇえええ~」

梓「駄目ですね・・・・うぅ・・・・・ここはどこなんだろう」

唯「う~ん・・・・どこだろう」

梓「その災害用ライト取ってもらえますか」

唯「災害用ライト?」

梓「その足元で光ってる棒のようなものです」

唯「あぁ~これかぁ・・・これってぐにゃって曲げると光るんだよねぇ~・・・あれ、曲がらない・・・・・もう光ってるけど・・・・はい」

9: 2009/08/09(日) 01:52:05.91 ID:jsskoLFx0
梓「ありがとうございます・・・・もしかしたら・・・・・・ん?鍵穴がありますね・・・・」

唯「えっ・・・・ホントだぁ・・・・・ってことは鍵があれば・・・・・ってことだね!」

梓「そういうことですね・・・・でも肝心の鍵が・・・・見当たりませんね」

唯「うぅ・・・・暗いからよく見えないね・・・・あずにゃん照らして~」

梓「照らしてますけど・・・・駄目ですね・・・・光が弱いです」

唯「これじゃ何も見えないよぉ・・・・・」

梓「ですね・・・それにしても寒いです・・・うぅ」

唯「こうやってくっついてればあったかあったか~・・・・・・ね」

梓「・・・はい///」

唯「それにしても・・・・私たちどうしてここに・・・・・・」

梓「確か部活が終わって和さんのお墓参りに行こうとしてましたよね・・・・・・でもそこまでしか記憶にないです」

唯「和ちゃん・・・・・ごめんね・・・・こっから出られたらお墓参りいくからね・・・・・」

10: 2009/08/09(日) 01:53:46.31 ID:jsskoLFx0
梓「それにしても・・・・・暗いし寒い・・・・なんでこんなことに」

唯「・・・・・・ゆ、誘拐とかかなぁ・・・あずにゃん・・・」ギュウ

梓「へ、変なこといわないでくださいっ」

唯「・・・うぅ怖いよぉあずにゃん・・・」ギュ

梓「と、とりあえず・・・ここから出る方法を・・・それにしても暗くてよくみえない・・・・・」

ガシャン・・・

梓「今何か・・・・音しましたね・・・・」

唯「誰かいるのかな・・・」

梓「あそこの角から・・・・ん・・・・・誰かいる・・・・・・ような」

唯「う~ん・・・よく見えないけど・・・・・・確かに誰かいるようにみえ・・・・・・そうだあずにゃんそれ投げてよっ」

11: 2009/08/09(日) 01:55:25.92 ID:jsskoLFx0
梓「何いってるんですか・・・・・もし何もなかったらせっかくの明かりが・・・・」

唯「でも・・・・私たちの知ってる誰かかもしれないじゃん・・・・・・ね、ダメカナ?」

梓「うぅ・・・・じゃ、じゃあ投げますよっ・・・・・どうにでもなれっ・・・・にゃあっ」ポイッ

梓の投げたライトは一回はねて転がり、人の足にぶつかってとまった
ライトはかろうじて角にいる人間をぼんやりと照らす

唯「あれ・・・・・あれって・・・・りっちゃんと澪ちゃん!?」

梓「そう・・・・みたいですね」

唯「よかったぁ~・・・・起こしてあげなきゃねっ」

梓「ですね・・・先輩方っ起きてくださいっ」

唯「澪ちゃん、りっちゃん起きてっ・・・・」

12: 2009/08/09(日) 01:56:19.30 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・その声は・・・唯か・・・?・・・・・まぶしっ・・・・・・よく見えねぇけど声は唯だな・・・・・・あれ、なんだこれ・・・」ジャラッ

律「なんだよこれ・・・うぐぐっ・・・こんちきしょおおおおっっ・・・・・はぁはぁ・・・駄目だ・・・って澪・・・おい起きろ澪っ」

澪「・・・・ん・・・・・ん・・・うぅ寒い・・・・・り・・・つ?」

律「澪・・・なんか大変なことに・・・・・・」

澪「えっ・・・・・・・・・ん?足に・・・・・なにこれ・・・」ガシャガシャ

律「唯~なんか分かるか?」

唯「わからないよぉ~・・・・・・あずにゃん・・・どうしよう・・・」

梓「ど・・・・・どうしようといわれても・・・・・・・」

澪「怖い怖い怖い怖い~」

律「澪、私がそばにいてやるから・・・・・大丈夫だって」

澪「うぅ・・・・でも・・・・怖いもんはこわいよぉ~」

14: 2009/08/09(日) 01:59:16.45 ID:jsskoLFx0
唯「どこかに電気のスイッチないのかな・・・・」

梓「・・・・・律先輩それ投げてもらえますか?」

唯「そんな何回も投げたら壊れちゃうよぉ~」

律「そうだな・・・・やめとくわ」

梓「なっ・・・(災害用だから丈夫なはずなのに・・・・・)まぁいいです」

律「なぁ・・・唯と梓だけか?」

梓「反対側の角・・・・誰もいない・・と思いますし・・・・・・・・対角線上の角は暗くて・・・見えないです」

律「なるほど・・・・・・ん・・・・・あれ・・・・誰かいるな・・・・暗くて見ずらいなぁ・・・・澪あれだれだかわかるか?」

澪「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」

律「・・・・・・駄目か・・・・・・・もう一人いるみたいだけど暗くてよく見えないわぁ」

唯「誰だろう・・・・・えっと・・・・澪ちゃん、りっちゃん、あずにゃん・・・・ムギちゃん・・・・ムギちゃん!?・・・・ねぇムギちゃんじゃない?あずにゃん」

梓「たぶん私もそう思います・・・・・・でも結構大きな声でしゃべってても起きないなんて・・・・・・」

15: 2009/08/09(日) 02:00:55.58 ID:jsskoLFx0
律「よしっこいつを投げて誰なのか確かめようぜっ」

梓「(壊れるって言ったのだれですか・・・・)やめておいたほうが・・・・」

唯「いっけえりっちゃんっ」

律「まかせとけいっっおらっ」ポイッ

ライトは律の手からすっぽ抜けて別の角に転がる

律「あ・・・・」

唯「・・・・・・」

律「・・・・・・」

梓「・・・・・・」

16: 2009/08/09(日) 02:03:14.05 ID:jsskoLFx0
澪「怖い怖い怖い怖い怖い・・・・」

律「・・・・・悪い、外した・・・・しかも取れないとこに・・・・」

唯「・・・・りっちゃん」

梓「うぅ・・・・もったいない・・・・・でも・・・・・これであっち側の角には誰もいない・・・・というかドアがありますね」

唯「HELP~ME~♪」

律「HELP~ME~♪」

梓「・・・・・なんて無駄な・・・・疲れるだけだと思いますよ・・・・」

律「結局・・・・あの角にはだれが・・・・」

唯「きっとムギちゃんだよっ・・・ムギちゃ~んっ」

律「ムギ~ムギ~起きてくれ~」

17: 2009/08/09(日) 02:04:44.42 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:12:00


ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリと警報音が部屋中に響き渡り彼女らの鼓膜を刺激する

唯「うわっ」

梓「ひゃあっっ」

澪「いやあぁぁぁぁぁぁああ」

律「なっ」

ジリリリリリリリリリ・・・・・・ピッ

唯「うるさいなぁ・・・・・なんだったんだろう」

パチッ、バッバッバッ

梓「まぶしっ・・・・・で、電気・・・ついたみたいですね・・・・うぅ」

律「まぶしいわっ・・・・あ・・・あれは・・・ムギだったのか・・・・・・」

唯「眩しすぎて直視できません」

18: 2009/08/09(日) 02:06:22.00 ID:jsskoLFx0
紬「・・・うぅ・・・・あれ・・・・・皆さん・・・・・な、なんですかこれ」ガシャガシャ

唯「ムギちゃん聞こえる~?」

紬「唯ちゃんかしら・・・聞こえますよ~・・・・これは一体・・・・・・あらりっちゃんに澪ちゃん」

律「ムギようやくお目覚めか・・・・私たちにも分からねぇんだ・・・・・・起きたらこうなってて・・・・気味悪いな・・・・」

梓「・・・・・・あれっ」

唯「えっ?どうしたのあずにゃん」

梓「へんな人形が・・・・ピ工口みたいな・・・・・怖いです」ギュウ

唯「ホントだぁ~なんだろう・・・・なんか可愛いね~?」

梓「(唯先輩・・・・)」

19: 2009/08/09(日) 02:08:48.81 ID:jsskoLFx0
律「ピ工口・・・・ホント気味悪いな・・・・・・それに床がコンクリートだから冷たい・・・・」

澪「怖い怖い怖い怖い」

紬「なんとか逃げる方法考えないとね・・・・」

律「その前にこの鎖をはずさなきゃ・・・・だな・・・・ん?鍵穴があるぞ」

唯「でも鍵がないんだよぉ~」

梓「なにか・・・ないかな・・・・・」ゴソゴソ

唯「私も探そっと(ゴソゴソ)・・・・あれっ・・・・なんだろこれ・・・」

梓「なんでしょうか・・・・ボタンついてますけど・・・・・・」

律「押さないほうがよさそうだな・・・・すごいフラグ立ってるかんじあるし・・・・怖ええよ・・・」

紬「私もそう思うわ・・・・押したらいけない気がする」


20: 2009/08/09(日) 02:10:06.27 ID:jsskoLFx0
唯「そっかぁ~でも・・・・えいっ」ポチッ

梓「ちょっと、何押してるんですかっ」

唯「えへへごめんごめん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも、なにも起こらないね・・・」

律「っ・・・・・・なんだよ・・・・びっくりさせやがっ・・・」

キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル

唯「うわぁ・・・・に、人形が動いたっ・・・・あああああずにゃ~ん」ギュウ

梓「(唯先輩暖かい・・・・・じゃなくて)・・・・・・こ、こっち向かってるじゃないですかっ」

澪「ひいいいいい」バタッ

律「澪っ・・・しかっりしろっ・・・・・って・・・・・まぁ・・・・気絶してたほうがいいかもな・・・・」

キュルキュルキュルキュルキュル、ピタッ

紬「あら、止まったみたいね」

唯「あぅ~・・・・怖かったよぉ・・・・・」

21: 2009/08/09(日) 02:11:22.63 ID:jsskoLFx0
梓「もう自分勝手はやめてくださいね」

唯「し、しつれいしやしたっ・・・・」

律「ふぅ・・・・・それにしても寒い・・・・」

紬「夏服だものね・・・私たち」

梓「キャピタラでもついてるのかな・・・・」

唯「ほら、ピー太こっちだよぉ~」パンパン

梓「ちょっとホントにこっちきたらどうするんですかっ」

唯「だってピー太可愛いじゃん・・・・・あれ、可愛いよね」

梓「(さっきひやぁぁああって騒いでたのに・・・・)可愛くないです、グロいです・・・・ホントにこっちきたr・・・」

ギィィイイイイイイイガタガタガタガタガタ

唯「うわああああああ揺れてるよぉ・・・・人形がぁぁぁああ」ギュウウ

梓「怖いです怖いですよぉおお・・・しかも先輩っこっち来ますよっ」ギュウ

23: 2009/08/09(日) 02:12:35.47 ID:jsskoLFx0
律「・・・・ククッ・・・・・こっちから見るとシュールで面白いんだけどな・・・・」

唯「あずにゃんたすけてぇぇぇええ~」

梓「わわわ私だって助けてほしいですよっ・・・・てか先輩が呼ぶから~」

唯「ホントに来るなんて思わなかったうわああああああ」

紬「なかなか歩き方が不器用な人形ね」

律「おもしれぇなお前ら」

ガタガタガタガタガタガタ、ピタッ

紬「あら終わっちゃったのかしら・・・(唯ちゃんと梓ちゃんの怖がってる顔録画したかったわぁ~♪)」

律「なんだもう終わりか・・・・・」

梓「近い近い・・・・人形近すぎですっ」

唯「ひぃぃいいい・・・・・」

24: 2009/08/09(日) 02:14:31.77 ID:jsskoLFx0
人形「・・・・・ギーギージグー・・・・・・ガガガッガ」パクパク

唯「しゃ、しゃべった?・・・・やっぱり可愛いよあずにゃんっ」

梓「(なんなんだ怖がったり可愛がったり・・・・)どう見たら可愛いんですか・・・・怖すぎですよこんなのっ」

人形「・・・・・・・・・グギギ・・・・・おはよう・・・・・桜高校軽音部・・・・・・・・」

律「私たちを知ってるのか・・・・・・?」

人形「・・・・・・・ここが・・・・どこだかわからないだろう・・・・・ギーギー」

唯「分からないよピー太・・・・どこ?」

梓「これきっと録音ですからたぶん意味ないですよ・・・・・・」

人形「・・・・・・・・教えてやる・・・・・・お前らは・・・・・・」

唯「ほらっ答えてくれるみたいだよっ」

梓「どこかから無線でしゃべってるのかなぁ・・・・」

人形「・・・・・・この地下室で・・・・・・・氏ぬ・・・・・」

25: 2009/08/09(日) 02:15:40.82 ID:jsskoLFx0
律「なっ・・・・」

紬「そんな・・・・・」

唯「えっ・・・・氏ぬ・・・・?」

梓「・・・・うぅ」


7月13日PM:12:10


人形「・・・・・・ただし・・・・ゲームに勝てばここから出られる・・・・」

唯「ゲーム・・・・・?なんか楽しそうだよっ、あずにゃん♪」

梓「なんて楽天的・・・・」

唯「だってゲームに勝てばいいんだよっ♪」

律梓紬「(負けたら氏ぬってことを忘れてる・・・)」

27: 2009/08/09(日) 02:16:56.01 ID:jsskoLFx0
人形「・・・・・・・・・6時までに・・・・・・真犯人を・・・・殺せ・・・・殺せれば君らの勝ちだ・・・・・」

唯「・・・・・え・・・」

紬「そんな・・・・・酷い・・・・」

律「・・・・・・ふ、ふざけてんのか」

梓「・・・・・真犯人?」

人形「・・・・・お前らの中に・・・・・・・・・・・」

人形「・・・・・君らの友達を頃した・・・・・・真犯人・・・・が・・・・いる・・ギーギー」

唯「・・・・い、言ってる・・・・イミガ・・・・ワカラナイ・・・・ヨ」ガタガタガタ

梓「そんな・・・・和さんを・・・・」

人形「・・・・・・ゲームスタートだ・・・・・・・・・ブチッ」

28: 2009/08/09(日) 02:17:39.65 ID:jsskoLFx0
唯「なんで・・・・イミワカラナイ」

紬「なにが・・・・ゲームよ・・・・」

律「・・・・・なんなんだよ・・・・・・」

梓「・・・・・・頃すなんて・・・・・・・・嘘ですよ・・・・・この中の誰かが和さんを頃したなんて」

唯「あずにゃん・・・・・そ、そうだよ・・・・・だって警察が犯人捕まえたじゃん・・・・」

律「・・・・・・そうだよなっ・・・・こんなくだらないこと・・・・しなくて・・・・・いいんだよなっ・・・・和は・・・・和は・・・・・」

紬「・・・・私もそう思います・・・・もし仮に誰かが犯人だとしても頃したくない・・・・殺せるわけないっ」

梓「・・・・・そうですよ・・・・・なんで私たちが誰かを殺さなきゃいけないんですか・・・・・・・」

澪「・・・・・うぅ・・・・う・・・・」

29: 2009/08/09(日) 02:18:20.05 ID:jsskoLFx0
澪「・・・・・うぅ・・・・う・・・・」

律「澪・・・・起きたか・・・・」

澪「・・・・頭が痛い・・・・・あれ・・・・ここは・・・・」

律「み・・・・澪・・・・よく聞け・・・・」

澪「どうしたの・・・・?」

律「・・・・なんでもない・・・・言える分けない・・・・」

唯「りっちゃん・・・・・」

澪「・・・・律・・・ここはどこなんだよ・・・・なぁ」

律「分からない・・・・分からないんだよっ」

澪「・・・・・(なんなんだこの重い空気・・・・確かにこの状況ならこういう空気になるけど・・・・なにかおかしい)なにかあったのか?」

梓「・・・・・と、時計・・・・時計はどこに・・・・」

紬「時計なら・・・・そこよっ」

梓「ちょうど私たちからは見にくいところですね・・・えっと・・・いま12時だから・・・・あと6時間」

31: 2009/08/09(日) 02:19:06.39 ID:jsskoLFx0
唯「あずにゃん・・・」

梓「なんですか・・・・」

唯「・・・・・・和ちゃんは・・・・和ちゃんは・・・・・」

梓「大丈夫です・・・・この中の誰も和さんを頃してなんかいませんよっ・・・・・それにきっと誰か・・・・警察とかが探しに来てくれるはずですっ」

澪「おい、なんなんだよ・・・・頃すとか・・6時間とか・・」

律「・・・・・・澪・・・・・・あのな・・・・」

澪「なんだよ・・・・」

律「・・・・・・」

澪「なんなんだよ・・・・」

紬「・・・・・りっちゃん」

澪「おいっ・・・」

32: 2009/08/09(日) 02:20:24.17 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:12:30


唯「ピー太・・・・こっち・・・・おいでっ・・・・ぬぬぬ・・・届かないっ」

梓「何してるんですか?」

唯「人形を・・・・・・・取ろうとおもって・・・・えいっ・・・・」

梓「・・・・・そんなの取ったて・・・(澪先輩に聞かせるためにも必要かも・・・・)先輩これを・・・」ヌギヌギ

唯「あずにゃん・・・・何で脱いでるの」

梓「これで・・・・引き寄せたらってことです・・・・さ、寒いんですから早めにしてくださいね///」

唯「うぅ・・・・あずにゃん体張って・・・・ありがとう・・・・えいっ」ガズッ

ズルズルズルズル

唯「よし取れたっ・・・・あずにゃんありがとねっ」ギュウ

梓「・・・・だ、抱きつかなくていいですから早くワイシャツを・・・・////」

唯「やっぱ可愛いよ~ピー太」

梓「ピー太・・・・・・独特な・・・・(やっぱりこの人形怖いよ)・・・・とりあえず中見てみましょう」ブチッビリッ

33: 2009/08/09(日) 02:21:06.12 ID:jsskoLFx0
唯「ひゃああ・・・・あずにゃん・・・・そんなピー太が裸に~」

梓「・・・やっぱり・・・・録音でしたね・・・ほら」

唯「・・・・ほぉ・・・・・・・テープレコーダー・・・・だね・・・・・」

梓「・・・・・み、澪先輩・・・・心臓に悪いかもしれませんが・・・・・これを聞いてください・・・・」ポイッ

澪「な、なんだよ・・・」ガチャ

梓「(なかなか面白いつくりだ・・・・時間になるとレコーダの再生を押すように・・・・それにしても誰が・・・・)」

―――――しばらくお待ちください

澪「・・・・・・・・」ガタガタガタガタ

梓「やぱっぱりこうなりますよね・・・・」

律「どうすべきなんだ・・・」

34: 2009/08/09(日) 02:21:46.53 ID:jsskoLFx0
梓「と、とりあえず・・・・自分の服探してみたほうがいいかもしれませんね・・・唯先輩みたく何かあるかもしれませんし」ゴソゴソ

紬「そうね・・・」ゴソゴソ

律「・・・・」ゴソゴソ

澪「・・・・」ガタガタ

律「澪も探せよ・・・・」

梓「あっ・・・・これは・・・・・・鍵・・・・かな・・・・・もしかして・・・」ガシャガシャギギ

梓「駄目ですね・・・・・やっぱり・・・・」

唯「あずにゃん貸して」

梓「どうぞ・・・・たぶん開きませんよ」

唯「どうかな~・・・えへへ」ガチャガチャギギギ

唯「開かない・・・・そんな・・・・・・・・・」

梓「いや・・・・そこまで落ち込むことじゃないですよ」

35: 2009/08/09(日) 02:22:26.94 ID:jsskoLFx0
律「・・・・唯、次っ」

唯「いくよぉ~」

梓「唯先輩待ってください・・・・へんなとこ行ったらどうするんですか・・・・」

唯「えぇ~だってもしかしたら開くかもしれないよ?」

梓「開いたら逃げられるでしょ・・・・・ゲームなんてしなくても」

唯「そっかぁ・・・・てかこれ私の家の鍵だ・・・・えへへ」

梓「・・・・なんで私のポケットに・・・・」

唯「・・・・さぁ?」

律「・・・・・・まぁ、諦めて探すか・・・・」ゴソゴソ

紬「そうね・・・・」ゴソゴソ

37: 2009/08/09(日) 02:24:16.01 ID:jsskoLFx0
律「・・・・ん、なんだこれ・・・・封筒と・・・・なんだろ・・・銃弾かな・・・・・・って・・・おいおい・・・・・何でこんなもの・・・・・」

澪「私も封筒・・・・だ」

紬「私も・・・・・封筒・・・・ですね・・・・・」

梓「私も封筒が・・・・」

律「封筒には何が入ってるんだろ」

紬「私は・・・・注射器・・・・が1つですね・・・・・何か液体が入ってるみたいですけど・・・・」

澪「ちゅ、注射!?・・・・・怖い注射怖い注射怖い注射怖い注射」

唯「危ないよぉ~」

紬「解毒・・・って書いてありますけど・・・・」

律「でもなんか怖いな・・・」

梓「私のは・・・・・なんだろう・・・・ビンに液体が・・・・・」

紬「なにか書いてある?」

梓「いえ・・・・なにも」

律「怪しすぎるな・・・」

38: 2009/08/09(日) 02:26:47.57 ID:jsskoLFx0
梓「と、とりあえず律先輩は・・・・・」

律「私のは・・・鍵と・・・・トランプだ・・・・全種類のエースとJOKER・・・・・ん、裏に何か書いてあるな・・・・・」

律「・・・えっと・・・・・血は答えを導く・・・・・・意味分からん・・・・・エースには何もないな・・・・」

梓「よく分からないですね・・・・」

唯「なぞなぞみたいだね・・・なんか面白い♪」

澪「おいおい・・・・」

紬「唯ちゃんらしいわね・・・・」

律「・・・・・・わからん・・・・後回しだっ」

澪「私のは鍵とテープ・・・まぁどうせ開かないだろうけど・・・・」ガシャガシャ

律「駄目か・・・・・澪・・・・・私のも・・・・・」ガシャガシャ

澪「駄目だな・・・・・きっとそのうち必要になるんだろう」


39: 2009/08/09(日) 02:28:15.53 ID:jsskoLFx0
律「そうだな・・・・澪・・・・・テープ再生したら?」

澪「あ、うん・・・じゃあ・・・・・・」ガチャ

テープ「・・・・・・ジーーーー・・・・・・・・・・・」

澪「・・・・?」

テープ「・・・・・・・・・ブチッ」

澪「・・・え・・・・・・終わり?」

テープ「・・・・・・・・・・・」ガチャン

澪「止まった・・・・なんなんだ・・・・・」

律「巻き戻したらどうだ・・・・・明らかに早いだろ」

澪「ああ・・・そうだな」ガチャ、キュルルルルルル、ガチャ

40: 2009/08/09(日) 02:29:17.94 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:13:00


澪「再生っと・・・・」ガチャ

テープ「・・・・・・ジーーーーーーー・・・・・」

澪「同じだな・・・・」

テープ「・・・・・・6時になると・・・・・・・部屋には毒ガスが注入される・・・・・・・・・・・」

澪「・・・・なっ・・・・そんな・・・・」

梓「・・・なるほど・・・解毒剤はこのためか・・・・・でも一本じゃ・・・・・」

唯「・・・・毒ガス・・・・・?」

テープ「・・・・・・・人のために氏ねるか・・・・・・人を赦せるか・・・・・ゲームを楽しめ・・・・」

テープ「・・・・・答えを持つのは君たちだ・・・・・・ハートに従え・・・・・・・・・ジーーーーーー・・・・・ブチッ・・・・・・」ガチャ

澪「一体何んだよ・・・・・・・」

律「・・・・・この中の誰かを・・・・・」

紬「・・・ハートに従え・・・・どういうことかしら・・・・・」

41: 2009/08/09(日) 02:31:58.51 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:13:20


唯「・・・・・・・・(ハート、ハート、ハート、どこかにあるんだろうな)」キョロキョロ

梓「唯先輩どうしたんですか?」

唯「いやぁさぁ・・・最後にハートに従えって言うから・・・・ハートがどっかにいるんじゃないかと思って・・・・」

梓「なるほど・・・・・・・・・・んっ」キョロキョロ

唯「見つけた?」

梓「いや・・・・なんでもないです・・・・」

唯「言ってよあずにゃん・・・焦らさないでさぁ・・・・」

梓「あの・・・・・唯先輩の首に・・・・ハートマークが・・・・」

唯「えっ・・・・ほんとに?・・・・・うぅん・・・見えないよぉ・・・あずにゃんは?」

梓「えっ・・・あぁどうぞ」クルッ

唯「あずにゃんは・・・・スペードだね」

42: 2009/08/09(日) 02:33:51.86 ID:jsskoLFx0
律「澪のはなんて書いてあるんかな・・・・・ダイヤ・・・・・わ、私のは」

澪「ええっと・・・・律のは・・・・」

紬「見れない・・・・・見てもらえない・・・・」

律「なんだよ・・・・早く言えよ」

澪「・・・・・・っ(嘘だ・・・・・なんでだよ・・・・・なんで律に『CRIMINAL!』って書いてあるんだよ・・・・まさかな・・・・)」

律「なんっだよ・・・・焦らすのがすきなのかよんっ」

澪「・・・・ダ、ダイヤ・・・・ダイヤだ・・・・」

律「あれ・・・・じゃあ澪と同じかぁ・・・・・ってことはムギはクローバーってことだな」

紬「そ、そうなのね・・・・・」

澪「(どういうことだよ・・・・律が犯人?・・・・そんな・・・・じゃあ律を殺さないと私達はここで氏ぬってこと?・・・嫌だ氏にたくない・・・・律も頃したくない・・・)」

43: 2009/08/09(日) 02:35:12.50 ID:jsskoLFx0
律「どうした・・・澪・・・・なんか汗かいてるけど・・・・・大丈夫か?」

澪「(白々しい・・・・・あの笑みの中では私たちを頃したくてうずうずしてるんだ・・・・仮面をかぶってるんだ・・・・殺人鬼・・・・)・・・・・な、なんでもない・・・・ちょ・・・ちょっとっささあああ寒いだけ・・・」

唯「つまり私に従えってことだね・・・・えっへん」

梓「これフェイクですよ・・・・・ていうか唯先輩に従う意味が分かりません・・・・・ハート探しましょう」

紬「そうね・・・・もしなかったら唯ちゃんに従うわ」

澪「(こいつを殺さないと・・・・律を殺さないと・・・・みんなが氏ぬんだ・・・)」

46: 2009/08/09(日) 02:38:17.67 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:13:45


律「おいーみーおー・・・・どうかしたのか?」ドンッ

澪「なんでもない」ガタガタ

律「おいっ・・・・・ホントに大丈夫か?」

澪「・・・・なんでもないって言ってんだろっ」

唯「・・・・・どっどうしたの澪ちゃん」

梓「澪先輩・・・・大丈夫ですか」

澪「・・・っ大丈夫・・・・ごめん大声出して・・・・・」

律「・・・・・なにかあったのか」

澪「・・・・・・(こいつが・・・・こいつのせいで・・・・・和は・・・・和は・・・・・・でも・・・・これはフェイクだ・・・きっと)」

47: 2009/08/09(日) 02:39:30.55 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・寒いのか」

澪「大丈夫だから・・・・・(でも、もし律が犯人なら・・・・・すぐにでも頃してやらないと・・・・)」

律「澪?」

澪「・・・・ろしてやる・・・・・」

律「え?」

澪「頃してやるっ」

澪は肉食動物が捕食するかのように律に飛び掛りマウントを取る・・・・そしてそのまま律の首を両手で絞めにかかる

律「なっ・・・がはっ・・・・澪っ・・・・・・・・ぉ・・・・・ぃ・・・・」

澪「頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる」

梓「ちょ・・・・澪先輩やめてくださいっ・・・律先輩が氏んじゃいますよ」

紬「澪ちゃんやめてっ・・・・ほんとにりっちゃんが氏んじゃうわ」

48: 2009/08/09(日) 02:40:36.63 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・グググ・・・・・ぁ・・・・・ぁ・・・・・」

澪「お前が犯人なんだ・・・・お前を殺せば生きて帰れるんだ・・・・」

律梓紬唯「!?」

律「・・・・・・ち・・・・が・・・ぅ・・・・・」ドンッ

澪「お前が和を頃したんだっ・・・・お前なんか氏んでしまえっ(違う・・・律じゃない・・・分かってるのに・・・・止められない)」

律「・・・・ぁ・・・・・っ・・・・」バタバタ

唯「澪ちゃぁぁぁああああんやめてよっお願いだからっ」

澪「氏ねっ氏ねっ氏ねっ(違うヤメロヤメロヤメ口リツジャナイ・・・・コロシタノハ・・・・・ダレ?)」

律「・・・・・・・めぇ・・・・・げんに・・・・・」

ゴスッ
マウントを取られて身動きができない律は精一杯の力をこめて澪の鼻を殴った
澪は血があふれ出る鼻を押さえて倒れこみばたばたと跳ねる

澪「ガハッ・・・・うぅ・・・・ギャアアアアア」ボタボタボタ

49: 2009/08/09(日) 02:41:21.50 ID:jsskoLFx0
律「ゲホッゲホッ・・・・・ゼェゼェゼェ・・・・なんなんだよ・・・・いきなり・・・・はぁはぁ・・・・」

澪「ゴロジテヤル・・・・・・・・ノドカノカタギ・・・・ウグゥ・・・・・」

唯「澪ちゃん・・・・」

梓「・・・・何を言ってるんですか・・・・律先輩が犯人なわけ・・・大体・・・・・」

律「なに勘違いしてんだ・・・・・はぁはぁ・・・私は和なんか頃してないっ」

澪「・・・うぅ・・・・・・・・お、お前の首の後ろにはなぁ・・・・ダイヤなんかないんだよ・・・・・『CRIMINAL!』って書いてあったんだよ・・・・」ボタボタ

律「なっ・・・・・嘘だ・・・・私は犯人なんかじゃない・・・ほんとだって・・・・」

梓「律先輩・・・・(ハートに従え・・・・こういうことなの・・・・・でも何かひっかかる)」

紬「りっちゃん・・・・・そんな・・・・」

唯「・・・・・」

50: 2009/08/09(日) 02:42:10.67 ID:jsskoLFx0
律「なんなんだよみんなして・・・・クソっ」

澪「・・・・律・・・・・和をよくも・・・・」ボタボタ

律「だから私じゃないって・・・・大体犯人が自ら犯人でーすって名乗るかよ」

梓「そ、そうですよ・・・・・・そんなの・・・フェイクですよきっと」

紬「そ、そうよね・・・澪ちゃん少し・・・・落ち着きましょう・・・・時間はまだあるから・・・ね」

澪「時間?・・・・あと4時間しかないのに?・・・・・・まぁいいやあと4時間以内に律を殺せば生きれるんだからな・・・・・」

唯「澪ちゃん・・・・違うよ・・・・」

梓「唯先輩・・・・」

唯「りっちゃんじゃないよ・・・・きっと・・・・和ちゃんを頃したのは・・・・そうだよねりっちゃん」

律「あぁ・・・・・澪・・・・そんなに頃したいなら殺せよ・・・・でも言ってたろ・・・・・・犯人じゃないやつを頃したところで・・・・何も変わらない・・・・・・・むしろ悪化するだけだ」

澪「分かってるよ・・・・・そんなこと・・・・・・理性では分かってたんだ・・・・律じゃないって・・・・でもブレーキが利かなかったんだ」

律「・・・・・・もう一度私を頃すか?」

澪「っぐ・・・・・・・やめとくよ・・・・・ごめん律・・・・」

律「・・・・・あぁ」

51: 2009/08/09(日) 02:43:23.89 ID:jsskoLFx0
澪「だけど・・・・・もう一度聞く・・・・お前は・・・・和を・・・」

律「頃してない」

律の目は揺らぐことなくまっすぐ澪に向けられた・・・・その視線は鋭く恐ろしくさえあった

紬「は・・・・ハートさがそっか・・・・ね、探そ」

澪「そうだな・・・探すか」

グゥゥゥゥウウウウ

唯「えへへ・・・ごめんごめん・・・・」

梓「確かに何にも食べてないですからね・・・・・」

澪「確かにお腹空いたな・・・・・・」

唯「・・・・うぅ・・・・・このままじゃ餓氏しちゃうよぉおお」

律「そだな・・・・食べ物・・・・あるわけないか・・・・」

澪「・・・・・・・」


52: 2009/08/09(日) 02:44:15.08 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:14:00


唯「・・・・・ん?・・・・なんだろこれ・・・・・あずにゃん・・・・これハートじゃない?」

唯はタイルにペンキで書かれたハートを指さす

梓「・・・・いや、違いますよ・・・・それ・・・・・」

律澪梓紬「それだっ(よっ)(です)」

律「唯・・・・それを・・・・なんとかするんだ」

唯「なんとか?・・・・あずにゃんどうしよう」

梓「そうですね・・・・・とりあえず取れないですかね・・・・っにゃあ」

唯「えいっ・・・・・駄目だね・・・・・叩いて壊すとかは?」

梓「なにかないですかね・・・・・ない・・・・ですね」

53: 2009/08/09(日) 02:45:29.57 ID:jsskoLFx0
唯「ならば・・・・・ようやく使うときが来たようだ・・・・・我が右拳っ」

律「何かないかさがそーぜー」

紬「そうね・・・・」

唯「えええええ・・・・いいもん・・・・とりゃああ」ガシャン

律「おおっ・・・・・やったか」

梓「・・・・なっ・・・・なにかありますね・・・・どうしたんですか先輩」

唯「・・・・・ジーーーン・・・・・・い、いたい・・・・・うぅ」

梓「なにしてるんですか・・・・」

54: 2009/08/09(日) 02:46:13.65 ID:jsskoLFx0
唯「折れたかも」

梓「そう簡単には折れませんよ・・・」

律「まぁこれで次に進めるわけだなっ」

唯「ほらやっぱりハート(私)に従うべきなんだよ、うん」

梓「なにをいきなり・・・・」

律「梓、そいつ一発殴っとけ」

唯「うぅ・・・・酷い・・・・黙るから殴らないで・・・ね」

梓「分かりました」

55: 2009/08/09(日) 02:46:56.59 ID:jsskoLFx0
紬「で、何か入ってた?」

唯「う~ん・・・・この袋だけ・・・何が入ってるんだろう」ビリッビリッ

律「何が入ってた?」

唯「わゃあああっ」

梓「なんですか・・・・ノコギリ?・・・・あとは箱・・・・ですね」

澪「ノコギリで鎖を切れってことか・・・・ひぃぃぃぃいい」

紬「それやってたら1日以上費やしそうね・・・・」

梓「ですね・・・・・」

57: 2009/08/09(日) 02:48:18.21 ID:jsskoLFx0
律「ものはためしだっ唯っ」

唯「ほい、りっちゃん隊員」ポイッ

律「おっしやああ」ギリギリギリギリギリギリ

澪「全然切れてないな・・・・」

律「ちくしょうっ」ビュン

58: 2009/08/09(日) 02:48:58.71 ID:jsskoLFx0
澪「投げるなっ」

澪「ひゃぁぁ・・・・危ないじゃないか」

律「悪い悪い」

梓「何かに使うのかも知れないのに・・・・」

唯「まぁもう一つあるし・・・・」

59: 2009/08/09(日) 02:49:43.37 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:14:30


唯「この箱はなにに使うのかな・・・・なにか入ってるけど・・・・開かない・・・」

梓「鍵・・・・入れるみたいですね・・・・・めんどくさいことばかりですね」

律「鍵ならここに・・・・・」

唯「りっちゃんナイスっ」

澪「なんで言わなかったんだ」

律「いやいや言ったよ・・・・ほい」ヒュン

梓「ありがとうございます・・・・これで・・・」ガチャ

60: 2009/08/09(日) 02:50:24.83 ID:jsskoLFx0
紬「何が入ってた?」

唯「・・・・わあああああ・・・・ここここここれって・・・・・」

梓「・・・・・・ちょ・・・・これって・・・・・」

唯「拳銃・・・・・うわあああ」

律「に・・・・偽者だよ・・・・あはは」

紬「そ、そうよね・・・・この銃弾なんて入るわけ・・・・ないよね」

61: 2009/08/09(日) 02:51:15.66 ID:jsskoLFx0
梓「と・・・とりあえず・・・・その危ないものをおいてください先輩・・・・・」

唯「う・・・うん・・・・あっ」カチャ

思わず唯は引き金を引くが弾は入っていなかった

澪「ひぃいぃぃいいい」

律「うおあっ・・・・・・・・アブねーぞ唯・・・・本物だったら・・・」

唯「弾入ってなかったみたい・・・・・えへへ」

62: 2009/08/09(日) 02:52:33.18 ID:jsskoLFx0
梓「たぶんこれ使って殺せってことでしょう・・・・」

澪「・・・・・・・・」

律「・・・・・・・」

紬「・・・・・・」

梓「・・・ご、ごめんなさい、そういうつもりじゃ・・・・・」

澪「で、でもさ・・・・殺さなきゃ・・・・・氏ぬんだろ?」

唯「だ、だから・・・・この中の誰でもないって・・・・」

律「もういいんだよ唯・・・・みんな分かってる・・・・・この中にいるってこと・・・・」

唯「そんなことないよっ・・・絶対ないっ」

64: 2009/08/09(日) 02:53:53.94 ID:jsskoLFx0
梓「・・・唯先輩・・・・何を理由にそんなこといってるんですか・・・・・・もしかして唯先輩が・・・」

律「梓・・・・やめろ・・・・・」

梓「でもっ・・・・誰かのせいで私たちの命が危ういんですよっ・・・・その人がさっさと自殺でもすれば・・・・」

唯「あずにゃん・・・・」パシンッ

梓「・・・ったい・・・・なにするんですかっ」

唯「そんなのあずにゃんじゃないっ・・・・なんでどうして・・・・・あずにゃんの馬鹿っ」

梓「・・・・・そうやって・・・・自分は犯人じゃないみたいに装っているのが一番怪しいんです・・・・・・それに和さんに一番近いのは唯先輩じゃないですかっ」

65: 2009/08/09(日) 02:55:25.71 ID:jsskoLFx0
唯「わ・・・・私はそんなことしないもん・・・・・誰かを頃すなんて・・・・しないもん・・・・」

律「・・・梓・・・・・やめろって」

紬「梓ちゃん・・・・ちょっと熱くなりすぎよ・・・・」

梓「・・・・・・・先輩方は生きたくないんですか?・・・・誰かのせいで氏ぬ一歩手前まで来ているんですよっ」

澪「私たちは・・・生きたい・・・・・けどな梓・・・・私たちは部員の誰かを頃すなら・・・・氏んだほうがいいよ・・・・・」

梓「・・・・そんなの・・・・・きれいごとですよ・・・・澪先輩なんて・・・・律先輩をさっき殺そうとしたのに・・・・」

澪「っ・・・・ぐ・・・・・それは・・・・」

66: 2009/08/09(日) 02:56:30.68 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・・・・あずにゃんごめんね・・・」

ゴスッ
唯は手に持っていた拳銃で梓の後頭部を向かっておもいっきり殴る
鈍い音とともに梓は頭を抑えながらその場にたじろぐ

梓「ぎゃ・・・・・ぅ・・・・・」バタッ

律「おい唯っ・・・・・」

澪「ゆっゆ唯・・・・」

紬「唯ちゃん・・・・・」

唯「こうでもしないと・・・あずにゃん黙ってくれないから・・・・・」

梓「・・・・うぅ・・・・・う」

68: 2009/08/09(日) 02:58:02.58 ID:jsskoLFx0
唯「ま、まだ生きてる・・・・こんなのあずにゃんじゃないっ」ボガッボガッ

律「やめろって唯っ唯っ」

澪「いやぁぁぁああああ」

梓「・・・・ぎょ・・・・ガハッ・・・・・ゃ・・・・・め・・・・て・・・・」

梓は手を伸ばして振り上げた唯の手を止めようとしたが、虚しくも鈍い音が何度も梓の脳内を揺する
そのままゆっくりし視界が暗くなり意識を失う

唯「・・・・はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・」

律「唯・・・・頃してないよな・・・・・?」

澪「うわああああああああ怖い怖い怖い怖い」

70: 2009/08/09(日) 02:58:42.76 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:15:00


唯「・・・・・りっちゃん・・・・銃弾ちょうだい・・・・」

律「やだ」

唯「ちょうだい」

律「やだ」

唯「ちょうだい」

律「やだ」


71: 2009/08/09(日) 02:59:59.03 ID:jsskoLFx0
唯「ちょうだい」

律「やだ」

唯「ちょうだい」

律「やだ」

唯「ちょうだい」

律「ラメッ」

唯「ちょうだい」

律「やだ」

唯「ちょうだい」

律「やだ」

72: 2009/08/09(日) 03:01:19.70 ID:jsskoLFx0
唯「ちょうだい」

律「やだ」

唯「ちょーうだい」

律「やらねーよ今のお前なんかに」

唯「くれ」

律「だからやらねぇって・・・・」

唯「・・・・・・ククク・・・・あっはっはっは」

律紬「唯(ちゃん)・・・・・?」

73: 2009/08/09(日) 03:02:36.83 ID:jsskoLFx0
唯「あはははは・・・・・みんな氏ぬんだよ・・・・ここで・・・・みんなみんな氏ぬんだ・・・・」

律「おいっ唯」

澪「いやぁぁっぁぁあああ」

唯「こ・・・・ここで氏ぬんだあっはっはっはっはウゴッ」バタッ

辛うじて意識を取り戻した梓渾身のストレートは唯のあごにヒットしそのまま地面にひれ伏させた
それでもなお唯はピゥッピクッと痙攣を起こしながらも笑い声を響かせていた・・・・
梓は腕を下ろすと同時に再び気を失った

律「梓・・・・・・・・澪・・・・大丈夫か?」

澪「うぅ・・・・怖い怖い怖い怖い」

74: 2009/08/09(日) 03:03:17.48 ID:jsskoLFx0
紬「みんな限界ね・・・・・・私も・・・・」

律「私がそばにいるから・・・・な・・・」ギュウ

澪「うぅぅ・・・・と頃し人頃し・・・・怖い怖い人頃し・・・・」

律「・・・・・・」

75: 2009/08/09(日) 03:05:08.36 ID:jsskoLFx0
7月13日PM:15:30


静まり返った部屋の中で秒針が時間を刻む音だけが響いている
ただひたすらに・・・・・時間の経過を促すと同時に彼女らに絶望も促していた
澪も泣きつかれて寝てしまっていた

律「・・・・・ムギ・・・・・起きてるか・・・・」

紬「ええ」

律「私が犯人じゃないって本当におもうか?」

紬「はい」

律「嘘だな・・・・」

紬「私は嘘をつきませんよ」

律「それも嘘だ・・・」

77: 2009/08/09(日) 03:06:31.15 ID:jsskoLFx0
紬「・・・・りっちゃん」

律「もう一度・・・・・みんなでライブしたいな・・・・ムギ」

紬「ですね」

律「・・・・・なんだかんだで・・・・毎日楽しかったよ・・・・みんなとしゃべってお茶飲んで・・・・時々練習して」

紬「・・・・・合宿して・・・・バイトして・・・・りっちゃんが風邪ひいたときにお見舞いもいったわね」

律「・・・・・だったな・・・・そのあと唯にうつっちゃって・・・・ライブあいつ泣きながら歌っててさぁ・・・・ククク」

紬「・・・でも次第に笑顔になって・・・・何回もふわふわ時間演奏して・・・・和ちゃんに・・・・」

律「和ってさ・・・・軽音部じゃないけど・・・・私たちにとってかけがえのない存在なんだよ・・・・」

紬「・・・・・・そうね」

78: 2009/08/09(日) 03:08:04.75 ID:jsskoLFx0
律「影でいつもサポートしてくれたり、みんなでお茶飲んだり・・・・唯が暴走するのを簡単に止めたり・・・・」

紬「りっちゃん・・・・」

律「澪がさ・・・2年のとき和と仲良くなってちょっと寂しかったんだ・・・・それでつらく当たってさ・・・でも和は唯が軽音部に入部してすれ違いになっても何にも言わなかった・・・・強いよ・・・・ホントニ」

紬「和ちゃん・・・・・・」

律「だから・・・・和を頃したやつは絶対に許さない・・・・・ほかのやつが許しても・・・・・私は許さない・・・」

紬「同感ね・・・・私も許さないわ・・・・」

律「・・・・・・・それが例え・・・最悪な形だとしても・・・・・」

79: 2009/08/09(日) 03:08:50.22 ID:jsskoLFx0
梓「・・・・ぅ・・・・・イタタタ・・・・・」

律「梓・・・・目覚めたか・・・・・」

梓「・・・・・・はい・・・・・あっ・・・・先ほどはすいませんでした」

紬「なんのことかしら・・・・ねぇ、りっちゃん」

律「だな・・・・梓のパンチ決まってたぜ」

梓「・・・あっ・・・・・・・唯先輩・・・唯先輩」

80: 2009/08/09(日) 03:10:15.24 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・うぅ・・・・・うぅ・・・・うん」

梓「先ほどは殴ったりしてごめんなさい・・・・反省してます」

唯「・・・・えへへ・・・・・ごめんなんのことだかさっぱり・・・・とりあえず『ごめんにゃあ』って言ったら許してあげる」

梓「なっ・・・・・・ご、ごめんにゃあ・・・・///」

唯「可愛い~・・・・えへへ」ギュウ

梓「・・・・・///」

唯「あれ、あずにゃん頭から血が・・・・・あ・・・・ああああああっ」

梓「・・・・いいんですよ・・・そのかわり『ごめんにゃあ』って言ってくださいね」

唯「・・・・・うぅ・・・・・ごめんにゃあ」

梓「許してあげます」

83: 2009/08/09(日) 03:12:48.54 ID:jsskoLFx0
唯「ごめんねあずにゃん」ギュウ

律「・・・・・仲いいなおまえら・・・・・」

澪「うぅ・・・・・・う・・・・・」

律「・・・・お前はよく気絶するよな・・・・・」

澪「・・・・う、うるさい・・・・怖かったんだ・・・」

律「・・・・私が・・・・」

「私が守ってやる」そう言いかけたが澪の「人頃し」が頭から離れず口をつぐんだ

澪「私が・・・なんだよ・・・・」

律「なんでもないっ」

84: 2009/08/09(日) 03:13:27.94 ID:jsskoLFx0
澪「・・・・・なんだよ教えろよっ」

律「教えるかよっ・・・・(なにビビッてんだ・・・・私は人頃しじゃないだろ・・・・・澪に締められた首にまだ感触があって気持ち悪いな)」

澪「・・・・・なんなんだ」


87: 2009/08/09(日) 03:16:04.57 ID:jsskoLFx0
一応これで書き溜めが終わりです


7月13日PM::16:00


梓「あと・・・・2時間・・・・」

律「もうさ・・・・みんなで氏ぬか・・・」

唯「・・・・そうだよ・・・・みんなでなら・・・・怖くない・・・怖くない・・・」

澪「・・・・そうだな・・・誰かを頃すなんて私にはできない・・・・誰かが誰かを頃すのも見たくない」

紬「そうね・・・・・」

89: 2009/08/09(日) 03:20:18.53 ID:jsskoLFx0
梓「・・・・・駄目です・・・・そんなんじゃ駄目ですっ」

唯「あずにゃん・・・・(また始まった)」

梓「この中の誰かが犯人だとしてそれを分かっていながらそのままにしておいたら私たちも立派な犯罪者です」

澪「でも・・・・頃しても・・・・犯罪者だ・・・(またかよ)」

律「そうだぞ・・・・友達を殺せるかよ・・・・・(もういい加減いいだろ)」

梓「そんなんじゃ駄目です・・・・友達の不正を正してやるのが友達じゃないんですか?」

唯「あずにゃん・・・・」

95: 2009/08/09(日) 03:23:12.96 ID:jsskoLFx0
紬「・・・・で、梓ちゃんはどうしたいの?」

梓「できることなら・・・・・自頃してほしいです・・・・・だから・・・・」スッ

梓は律に向かってアピールをした
律は察して梓に銃弾を投げる・・・・梓は器用に銃弾をはめ込むと、拳銃をコンクリートに滑らせて部屋の中央へ送る

唯「あぁあずにゃん・・・・」

梓「私は・・・・信じてます・・・・」

澪「これで・・・・・あとはそいつがどうするかだな・・・」

唯「・・・・・・でも・・・」

梓「・・・・・これで・・・いいんです・・・・・そう信じてます」

99: 2009/08/09(日) 03:28:26.50 ID:jsskoLFx0
唯「でも・・・・6時過ぎたら氏んじゃうんだよ?」

梓「・・・・みんなで氏んだほうがいいってことです」

律「・・・・そういうことだ・・・・いろいろやり残したことはあったけどな・・・・」

梓「・・・・・・ライブ・・・・もう一回だけ・・・・せめて一回だけしたかったです」

澪「・・・同感」

唯「・・・・ギー太で演奏・・・したいなぁ」

紬「・・・夏休みにはまた合宿に行きたかったですね」

律「だな・・・・」

澪「でもまた泳いだりと遊んで終わるんだろ」

梓「・・・そうなんですか」

律「まぁ細かいことは・・・」

101: 2009/08/09(日) 03:30:21.43 ID:jsskoLFx0
部屋は大体5~6Mくらいの正方形と考えてもらえれば・・・・


唯「・・・・・なんでだろう・・・・・氏ぬってわかってるのに・・・・すごい落ち着いてる・・・・」

紬「・・・・そうね、なんだかみんなといると安心しちゃうものね」

梓「・・・・・・先輩方・・・・・私・・・・・最後にひとつお願いがあります」

律「・・・・・・・なんだよ」

澪「・・・無理なお願いは駄目だぞ」

103: 2009/08/09(日) 03:32:14.25 ID:jsskoLFx0
梓「はい・・あの・・・氏ぬ前に、真犯人・・・・・・・誰なのか・・・・知りたいです」

唯「・・・・・私も・・・・知りたい・・・・和ちゃんのためじゃなく自分のために」

律「でもどうやって・・・・・?」

梓「きっとこのゲームを仕掛けた人は私たちに犯人を突き止めてほしい・・・・だからいろいろとヒントを与えてるはずなんです」

『まずいことになった・・・あと少しなのに・・・チッ・・・こんなとこで氏んでたまるか』

律「つまり・・・・・その・・・・ヒントを元に犯人を・・・・まるで探偵だな」

澪「・・・・・不可能じゃないけど・・・・後2時間」

108: 2009/08/09(日) 03:34:09.68 ID:jsskoLFx0
梓「・・・・澪先輩、テープレコーダーとテープ全部こっちに送ってください」

澪「・・・・お、おう」

紬「・・・・・テープ・・・なにかヒントあったかしら」

――――――しばらくお待ちください

唯「・・・・う~ん」

紬「・・・特に変わったとこ・・・ヒントみたいなのは・・・・」

律「ないよな・・・・」

『まさか・・・・あれが分かったら・・・・・いやそれは大丈夫うまく言いくるめれるはずだ・・・・』

112: 2009/08/09(日) 03:38:50.37 ID:jsskoLFx0
澪「・・・気になったんだが・・・・・答えを持つって・・・・なんだろう」

唯「・・・・それはきっと・・・・なんだろう」

梓「・・・・・答え答え答え・・・・・・・一体何を示しているんだろう」

律「・・・・・答え・・・・・なぁ・・・・もしかして・・・・・これかな・・・・」

紬「トランプ?・・・・・・もしかして」

『どうする・・・・くそっ・・・・・わからない・・・・大丈夫大丈夫』

律「エース・・・・A・・・・答えってAnswerだろ・・・・・だからそれかなって」

『くぅ・・・・あとはいろいろ揺さぶって話題を・・・・』

119: 2009/08/09(日) 03:43:22.31 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・関係あるのかな・・・・・何も書いてないんでしょ?」

澪「だから怪しいんじゃ・・・・・」

梓「えっと・・・ジョーカーにはなんて書いてあったんでしたっけ・・・?」

律「血は答えを導く・・・・だな・・・・」

紬「つまり・・・・エースには血を垂らせば・・・・なにか文字が浮かび上がるかもね」

梓「それですね・・・・血・・・・・」

律「・・・・澪の血・・・・・固まってるけど・・・・いけるかな・・・・・」ゴシゴシ

澪「血はいやだぁぁぁあ」

律「こんなときにガタガタ言うなよ」

122: 2009/08/09(日) 03:45:19.44 ID:jsskoLFx0
唯「どうだった?」

律「・・・・・反応なしだわ・・・・・・」

『完璧・・・・勝った・・・・・あとは・・・』

梓「ほかのカードもやってみたらどうですか」

律「そうだな・・・・」ゴシゴシ

紬「・・・・・どうだった?」

律「だめだわ・・・・裏も表も・・・・やっぱり新鮮な血じゃないと・・・・」チラッ

澪「ち、血はだめなんだぁぁぁああああ」

唯「澪ちゃん・・・・」

124: 2009/08/09(日) 03:47:15.68 ID:jsskoLFx0
律「まぁしょうがない・・・・っ」

律は指を強くかんだ・・・・・親指からは鮮血が流れ出た

梓「そこまでしなくても・・・・」

律「犯人・・・・知りたいんだろ?ならいいんだよこれくらい」ヌリヌリ

紬「・・・・りっちゃん」

律「・・・・う~んだめだな・・・・これはだめだわ」

127: 2009/08/09(日) 03:48:56.99 ID:jsskoLFx0
唯「そういえばさ・・・・使ってない道具って何かなかったっけ」

紬「私の注射・・・・」

梓「私のビン・・・・・・あれ・・・・これ・・・・もしかして使えるかもしれませんね」

律「・・・・・こっちに転がして」

梓「はい」ゴロゴロゴロ

律「・・・・うしっ・・・・ほかのは血つけちゃったから・・・・これに液体をつけてっと・・・・」

唯「どうかな・・・・?」

紬「何かありましたか?」

129: 2009/08/09(日) 03:50:33.78 ID:jsskoLFx0
律「なにもねぇわ・・・・残念」

梓「・・・・・血は答えを・・・・・しまったっ」

唯「あずにゃんどうしたの」

『ばれたか・・・・・でももう遅いけど・・・・・』

梓「それ、ルミノールですよ・・・・あの血に反応する・・・・」

律「・・・・・ん?でも反応しないぞ」

131: 2009/08/09(日) 03:52:53.76 ID:jsskoLFx0
梓「電気・・・・消して・・・・・ブラックライトで照らせば見えるはずです」

唯「でも・・・ブラックライトなんて」

梓「・・・・・災害用ライトですよ・・・・・あれ・・・ブラックライトだったんですよきっと・・・・通りで明るさが足りないはずだ」

紬「・・・・・う~ん・・・・あら、これかしら・・・・電気のスイッチ」

律「・・・・そのまえに、あのライトとらないとな」

唯「りっちゃんが変なとこに飛ばすから・・・・」

律「なんだよ、投げろって言ったろーが」

134: 2009/08/09(日) 03:54:58.21 ID:jsskoLFx0
唯「あれ、そだっけ?」

律「まぁいいや・・・・じゃあワイシャツ脱いで・・・・・て寒っ・・・氏ぬわっ・・・・とりゃ」

唯「よしっ後は引っ張るだけだよりっちゃん」

律「・・・・寒い寒い・・・・・・澪、手伝って・・・・・氏んじゃう・・・・」

澪「・・・・ごめん」

137: 2009/08/09(日) 03:59:03.49 ID:jsskoLFx0
紬「じゃあ電気消すわね」パチッ

部屋は漆黒の闇に包まれ、ひとつ光があるだけだった

梓「なにか見えますか」

律「・・・・・・すげぇ・・・・文字が書いてある・・・・えっと『MIO AKIYAMA』・・・・って澪のことか・・・・なんで」

澪「・・・・・わ、わ私の名前が・・・・・どうして」

唯「ほかのカードは?」

律「お、そうだな・・・・・だめだ・・・・ところどころしか確認できない・・・・・IとかUとかしか・・・・・・ごめん」

紬「りっちゃんのせいじゃないわよ・・・電気つけるわね」パチッ

バッバッバッ

140: 2009/08/09(日) 04:03:34.14 ID:jsskoLFx0
梓「・・・・えっと・・・・・・・・・・」

唯「澪ちゃん・・・・一体なにを・・・・・・・んっあれ・・・」

梓「どうかしたんですか」

唯「・・・・何か入ってる・・・この箱」

梓「・・・・さっき銃が入ってるだけ・・・・あれ・・・・・奥に何かありますね」

唯「どうやったら・・・・取り出せないよぉ・・・・」

梓「(振ってみるか)・・・カランカラン・・・・・なっ・・・もしかして」

145: 2009/08/09(日) 04:07:37.00 ID:jsskoLFx0
梓は箱を逆さまにして、振って振って振った
5回目の振りで手がすべり箱が床に叩きつけられ壊れる・・・・・そして

唯「何か入ってたね・・・・あれ、これ・・・・」

梓「ナイフ・・・・・しかも血がついて錆びてますよ・・・・」

紬「確か・・・・和ちゃんが殺されたのってそんな感じのナイフ・・・・・だったわよね・・・・」

律「・・・・・そ、そうだったな」

澪「・・・・・うぅぅぅうう」

梓「つまり・・・・このナイフで・・・・・和さんは・・・・」

146: 2009/08/09(日) 04:09:13.05 ID:jsskoLFx0
唯「そんな・・・・」

律「でも・・・・・これをどうしろってんだよ・・・・」

パラッ

梓「・・・・・ん・・・・写真・・・・・えっ・・・・こ、これって」

唯「・・・・・・これって・・・・犯人?」

写真に写っていたのは血だらけで倒れた和と、立ちすくむ一人の人間・・・・しかしその一人は赤いペンで塗りつぶされていた・・・ある一部を除いて

律「犯人が写ってるのか・・・・・誰なんだ」

梓「・・・・それが・・・犯人だけ塗りつぶしてあってのとこだけ塗りつぶしてあって・・・・・・誰なのか・・・・」

147: 2009/08/09(日) 04:10:27.53 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・そばに和ちゃんがいるんだ・・・・・・・たぶんこの後・・・・・あれ・・・この人右手怪我してない・・・・・?」

梓「・・・・・・ですね」

律「・・・(さっきから梓の顔が曇ってる・・・・なんなんだ・・・まさか・・・・・・いやでも・・・・ゆっくり追い詰めれば)」

澪「・・・・・なら今右手に怪我してるやつが犯人ってことだな」

律「(おいっ・・・まぁいいや)・・・・・・そだな私はないぞ」

澪「私ももちろんない・・・・」

紬「私も・・・・ないですね」

154: 2009/08/09(日) 04:15:29.52 ID:jsskoLFx0
唯「私もないよ・・・・あずにゃん?・・・・・あずにゃんは」

梓「・・・・・・・こ、これは・・・・・その・・・・・」

唯「見せてあずにゃん」

唯は強引に梓の右手をかばっていた左手を引き離させた
梓の右手の甲には切り傷によってできた傷跡が生々しく残っており肌の色とは違う色をしていた

唯「あずにゃん・・・」

156: 2009/08/09(日) 04:17:26.29 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・・お前だったのか・・・・・」

梓「・・・・・ち、違います・・・ホントなんですっ」

澪「・・・・・い、言い逃れは厳しくないか梓」

梓「・・・・私じゃないのに」

紬「・・・ならその怪我は?・・・・料理しててって嘘はいらないからね」

唯「・・・・あずにゃん・・・・・・・」

159: 2009/08/09(日) 04:18:18.61 ID:jsskoLFx0
梓「しょ・・・・正直に話しますから・・・・・信じてください」

律「それは私たちしだいだ・・・・・けど話さないよりは信用できるな」

紬「続けて」

梓「・・・・・あの日、買い物の帰りに和さんを見かけて・・・・・それで・・・・・」

梓「和さんに相談していたんです・・・・詳しいことはいえませんが・・・・・」

律「相談・・・・・ねぇ・・・・・それで」

唯「・・・・・」プルプル


163: 2009/08/09(日) 04:19:24.10 ID:jsskoLFx0
梓「夜遅かったので帰ることにしたんですが・・・・・・後ろから何か音がして・・・・・・その後の記憶がなくて・・・」

唯「嘘つかないでよっ・・・・・あずにゃんホントのこと言ってよ・・・・・ねぇ」

梓「・・・ほ、本当のことです・・・・・・・本当に記憶がないんです・・・・たぶん気絶してたんだと・・・・・・それで・・・・目が覚めたら・・・・・和・・・・・和さんが・・・・・血だらけで倒れてて・・・・」

梓「・・・・怖くなって・・・・・・・・・怖くて怖くて逃げてしまって・・・・・・・」

紬「・・・・・・梓ちゃん・・・・・逃げようなんて・・・・・考えてない?・・・・うまく言いくるめて騙そうとか」

梓「・・・・・・ホントに・・・ホントなんです・・・・・騙そうなんて・・・うぅ・・・・うぅぅぅうう」

168: 2009/08/09(日) 04:26:25.27 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・・あずにゃんが泣いたって和ちゃんは戻ってこないんだよ・・・・・・なんで・・・・逃げたんだよっ」

梓の胸ぐらをつかんで押し倒し、馬乗りになって問い詰める

律「おいっ唯やめろって・・・・・」

澪「唯、落ち着け」

唯「ならなんで最初から言ってくれなかったの・・・・うぅ・・・・ねぇ」

梓「言ったところで・・・・・・・・・私が怪しまれるだけじゃないですか・・・・・」

唯「・・・・そうやっていっつも一人で抱え込んで・・・・・話してくれれば・・・・・和ちゃんは・・・・・和ちゃんは・・・・・」

171: 2009/08/09(日) 04:28:13.74 ID:jsskoLFx0
唯は梓の頬を一発、二発と殴る・・・・・泣きながら・・・・・涙は梓を濡らした

梓「いたいっ・・・・痛いですって・・・・うぅぅう」

唯「和ちゃんの痛みはこんなもんじゃないこんなもんじゃない・・・・・・私の大好きな和ちゃんを返してよ・・・・ねぇ返して・・・・・あずにゃん・・・・返してよ」

梓「・・・・・私は・・・・頃してなんか・・・・・いません・・・・・信じてください・・・」

澪「・・・・・・・唯・・・気持ちは分かるけど・・・・・・梓の言ってることが本当だったら・・・・・」

唯「・・・・・グスン・・・・・なんで・・・・おかしいよ・・・・・記憶がないなんて・・・・・おかしいよ、そんなんおかしいっ」

紬「・・・・・・梓ちゃん・・・・・貴女じゃないのね?」

梓「・・・はい」

174: 2009/08/09(日) 04:30:31.14 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・・なんで・・・・どうして逃げたの・・・・」

梓「・・・・・・・いたんです・・・そこに・・・・・・犯人が・・・・」

律「なっ・・・・・」

梓「・・・・・・だから・・・怖くて逃げたんです・・・・・この傷・・・・・は・・・・目が覚めたときからあって・・・」

澪「・・・・(なんか無理やりな感じがするな・・・・・でも本当だったら・・・・律もまだ犯人じゃないと決まったわけじゃないし・・・・・唯だって・・・・ムギも・・・)」

律「・・・・・(梓が今のとこ一番怪しい・・・・・でもなんだろう・・・・・なにか引っかかる・・・・この写真はなにを訴えようとしてるんだ・・・・写真?ちょっとまてよ)」

紬「・・・・(混乱するわね・・・・まぁ一番パニックになってるのは梓ちゃんか・・・・それでもちゃんと話してもらえないと犯人が・・・・・でも唯ちゃんちょっとキレすぎな気が・・・・)」


176: 2009/08/09(日) 04:32:24.41 ID:jsskoLFx0
唯「その後警察とかに連絡は?」

梓「・・・・・・・ごめんなさい」

唯「・・・・・馬鹿っ・・・馬鹿だよあずにゃん」

再び梓を殴る・・・・・今度は梓がガードしたが、鼻に向かって垂直に振り下ろされた天誅は梓の鼻を鈍い音とともに破壊した

梓「アギャアアア・・・・・ごっごっごっごめんなさい・・・・・・あうぅ・・・・」ボタボタ

唯「私に謝ったって・・・・・和ちゃんは戻ってこない・・・・・あずにゃんのせいだっあずにゃんが頃したんだ」

梓「・・・・・ううぅ・・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ボタボタボタ

律「・・・・・なぁその写真て誰が撮ったんだよ・・・・・おかしいだろ」

紬「・・・・確かにね・・・・犯人以外撮れそうにないわね・・・・」

179: 2009/08/09(日) 04:34:19.43 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・・・(写真と言えば・・・・・澪・・・・・まさかな)」チラッ

澪「・・・・・なんだよ・・・・私じゃないぞ・・・・・第一そんなとこに居合わせたら気絶してるって」

紬「・・・・・確かにそうなりそうね」

唯「・・・・・・もういいじゃんあずにゃんで・・・・ね」

梓「ごめんなざいごめんなざいごめんなざい」

唯「・・・・・あずにゃん氏んでよ・・・」

梓「ごめんなざいごめんなざいごめんなざい」

182: 2009/08/09(日) 04:36:37.52 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・どうしたの・・・氏ねないの・・・ならいいよ、このノコギリでぶっ頃してあげる・・・えへへ」

澪「唯やめろっ・・・・」

唯「・・・・・・氏んで」

律「唯っっっ」



272: 2009/08/09(日) 13:52:28.01 ID:jsskoLFx0
すいません給食当番でした

唯「・・・・・・氏んで」

律「唯っっっ」

唯は振り上げたノコギリを勢いよく振り下ろす
ノコギリは梓の目の前でコンクリートにぶつかり金属の高いおとが耳を貫く

梓「ひっ・・・・・ひっく・・・・ゴメンナサイゴメンナサイ・・・・・」ボタボタ

唯「・・・・・まぁいいや」

澪「・・・・・ふぅ・・・・」

律「・・・・唯、落ち着け・・・梓があの場所にいたのは間違いない・・・けどもう一人いたんだ・・・誰かが・・・・」

紬「話が混沌としてるから・・・・一回まとめよっ・・・・ね・・・・・」

梓「・・・・・うぅ・・・・うぅぅ」ボタボタ

273: 2009/08/09(日) 13:54:20.20 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・・もうあと一時間しかないんだよ・・・・誰なの?ねぇ言ってよ」

律「落ち着けっていってんだろ・・・・・」

唯「りっちゃんは分からないからいいけどさっ・・・・・幼馴染を殺されたんだよ・・・・りっちゃんも澪ちゃん殺されれば私の気持ち分かるよっ」

律「落ち着けって言ってんだろっ」

唯「おかしいよみんなおかしいよっ」

紬「おかしいのは唯ちゃんよ・・・・・どうしたの」

唯「・・・・わからないわからないわからないよぉぉぉおおお・・・・うわあああああああ」

274: 2009/08/09(日) 13:55:00.51 ID:jsskoLFx0
両手で両耳を塞ぎ、タイルの張られた壁に何度も何度も頭を打ち付けた・・・
あの奇声をあげながら

梓「・・・・・唯先輩・・・やめてください・・・」ギュ

唯「うわぁぁあああ放してよっ・・・・」

梓「ギャア・・・・いたいっ・・・・・」

唯「・・・・・みんな氏ねばいいのに・・・・そうだよ氏ねっ氏ねっ氏ねえええええ」

275: 2009/08/09(日) 13:56:06.67 ID:jsskoLFx0
澪「やめろぉぉおおおおおお」

唯「・・・・・・はぁはぁ・・・・・はぁ・・・・」

律「お前が暴れたって犯人が分かるわけでもないし和が喜ぶわけでもないだろ、落ち着けよいい加減っ」

唯「・・・・・・・ごめん」

律の激にひるんだ唯は一言呟き体育座りで額を膝にくっつけ部屋の角に身を潜めた

278: 2009/08/09(日) 13:57:52.49 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・梓はあの日、和と一緒だった・・・・そんで帰り際に襲われ、梓は気絶・・・・和は瀕氏・・・・復活した梓は、結果逃げた・・・と」

紬「そして・・・・犯人もしくはこのゲームの仕掛けだ人が写真を・・・」

律「まったく持ってわからねぇ・・・・誰なんだよ」

紬「あと1時間もないわね・・・・・」

280: 2009/08/09(日) 13:59:41.25 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・(和ちゃんの敵は絶対とる・・・・和ちゃんが望んでなくても)」

梓「・・・・・(和さんの為にも犯人を見つけ出さなきゃ・・・・)」

澪「・・・・(犯人って一体・・・・本当にいるのかも怪しいのに・・・)」

律「・・・・・(梓じゃないとして・・・澪の可能性も出てきた・・・・そもそもゲームしかけたやつの狙いって何だよ・・・なんだってこんなこと)」

紬「・・・・・・(まるですべてを知っているかのような様子ね・・・仕掛け人は・・・・・一体何が目的なの)」

281: 2009/08/09(日) 14:00:57.95 ID:jsskoLFx0
澪「・・・・ふぅ・・・梓・・・梓が見た犯人ってどんな感じだった」

梓「・・・・暗くて・・・・よく見えなかったんです・・・・・・・馬・・・馬の被り物していました」

澪「馬の被り物?・・・・(馬の被り物・・・・・確かムギの別荘にも・・・・・・・・・ムギか・・・・でも簡単に決め付けるのは)」

律「・・・・暗くてよく見えなかったんだよな・・・・・・なのに馬の被り物はわかったんだな・・・」

梓「・・・・・・それは・・・」

紬「まだ隠し事?・・・・・・・梓ちゃんいい加減にしたら?」

梓「・・・・・・・うぅ・・・・・ごめんなさい・・・」

282: 2009/08/09(日) 14:01:45.01 ID:jsskoLFx0
律「まぁいいよ・・・・6時になってもしお前の鎖が外れたら唯がお前のことぶっ頃すだけだからな・・・・・・」

梓「・・・・・・うぅ」

紬「・・・(なにかしら・・・・・えっと・・・・・なにかおかしいところがあるような・・・・・でもどこなのか・・・・喉まで出かかってるってこういうことなのね・・・・)」

律「・・・・(梓は一体何を隠してんだ・・・・・わけわからねぇよ・・・・・ここで問い詰めるべきなのか・・・・はたして)」

澪「・・・・(写真・・・・・・なにか引っかかるな・・・・どうしてだろう・・・・えっと・・・・その時は・・・・暗くて・・・・あれ・・・・暗い?・・・・・ならなんで写真にははっきりと和が写っているんだ・・・・フラッシュたいたなら、梓に気づかれないはずはない・・・・)」

286: 2009/08/09(日) 14:04:39.96 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・(馬の被り物ってのも気になるな)」

澪「ひとつ・・・・いいかな・・・・梓は犯人の顔が暗くて見えなかったんだよな」

梓「はい・・・・」

澪「・・・・ならどうしてその写真には和がはっきりと写ってるの?」

律紬「(それだ!!!)」

律「・・・・梓・・・・本当は見えてたんじゃないのか?」

澪「・・・・・何を隠してるんだ梓」

梓「わ、私は・・・・・何も隠してなんか・・・・・ただただ和さんのために・・・・犯人を見つけたくて・・・・」

唯「いい加減にしてよ・・・・・あずにゃん・・・自分から犯人見つけたいって言っておいて・・・・隠し事って意味わからないよっ」

287: 2009/08/09(日) 14:06:59.23 ID:jsskoLFx0
梓「・・・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・・ごめんなさい」

唯「・・・・・・殴るよ・・・・」

梓「ひっ・・・・・ごめんなさい」

律「謝ってるだけじゃわからねぇよ・・・・・もう氏ぬ寸前なんだから・・・・・隠し事なんかしてんなよ」

澪「・・・・それとも本当は梓が・・・・」

梓「ち、違いますっ」

290: 2009/08/09(日) 14:10:40.77 ID:jsskoLFx0
紬「・・・・話してくれない?梓ちゃん」

梓「・・・・・・・私が・・・・・・起きたとき・・・・まだ和さんは息してたんです・・・・・でも」

律「近くに犯人がいて逃げた・・・・あれ、ちょっとまて・・・・お前傷に気づいたのいつだって言ってた?」

梓「・・・・家に帰ってからです・・・・・ホントですっ」

291: 2009/08/09(日) 14:12:42.26 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・でもさ・・・・その写真ちょっと見せて唯」

唯「・・・・・うん」

唯はぼんやりと顔を上げ・・・・写真を律に見せる・・・・・写真を見てあることに気づき、手に取る

唯「・・・・・(何か書いてある・・・・『2009年6月11日』・・・・・あれ、和ちゃんが殺されたのって・・・・12日じゃ・・・・・どういう意味なんだろう)」

紬「・・・・・あと40分」

唯「・・・・・ねぇ・・・・・変なこと書いてある・・・・写真の裏に・・・・」


294: 2009/08/09(日) 14:15:54.75 ID:jsskoLFx0
唯「2009年6月11日って・・・・・でも和ちゃんが殺されたのって12日だよね・・・・・」

澪「・・・・そうだよな・・・なんで生きてるんだ・・・・」

律「・・・・梓・・・・お前が会ったのはホントに和なのか?」

梓「・・・はい」

律「・・・・どうなってんだ」

唯「・・・・・2回氏んでる・・・・ってことかな」

律「そんなゾンビじゃないんだから・・・生き返ったりしないだろ・・・・」

299: 2009/08/09(日) 14:21:53.17 ID:jsskoLFx0
紬「・・・・13日まで生きさせてたってことかしら・・・・でもなんのために」

律「・・・・・さらにわけわからねぇ」

澪「・・・・で、律は写真の何が気になったんだよ」

律「ん・・・・あぁ・・・・・その写真さ・・・・塗りつぶされてるやつ・・・・手の傷を見てる気がするんだけど・・・・どうだ」

唯「・・・・・・確かに・・・そう見えなくもないかも」

301: 2009/08/09(日) 14:26:22.87 ID:jsskoLFx0


律「もう一回聞く・・・・・嘘つくなよ・・・・・お前が傷に気づいたのは家に帰ってからなんだな」

梓「・・・・はい・・・・家に戻るまで・・・・頭が真っ白で・・・・・家に帰ってから吐いたんです・・・・・そのときに傷を見つけて・・・・・」

律「なら写真に写っている・・・そいつは誰なんだ・・・・?」

澪「・・・・・・・もう一人・・・いたのか?」

紬「・・・・・もし、その写真に写っている人が犯人なら・・・・写真を撮っている人は・・・・誰なの」


333: 2009/08/09(日) 15:34:50.07 ID:jsskoLFx0


唯「・・・・・・意味が分からない・・・」

律「・・・・・つまりそこには梓、和、犯人と写真を撮ったやつ(こいつが梓とも考えられるけどな)」

澪「4人・・・・でもまてよ・・・・・だとしたら・・・・犯人も傷が・・・・あるってことか?」

律「・・・・・・でも・・・・梓以外だれも傷ないだろ・・・・・」

紬「・・・・・ほかの人間?・・・・・やっぱり逮捕された人じゃ・・・・」

澪「でも・・・・このゲームの仕掛け人って・・・・・一体何なの・・・・?」

336: 2009/08/09(日) 15:39:54.94 ID:jsskoLFx0
ごめんなさい時間軸がわけわからんことに・・・
和殺害が12日(警察発表)
どっかで13日とか言ってますが12日と脳内変換してくいださい


律「・・・・・わけがわからねぇ・・・・写真撮ったやつ・・・・・いやまてよ・・・・」

紬「ちょっと・・・冷静に・・・・まとめよ・・・・ね」

唯「・・・・・えっと・・・・その場には4人いて」

澪「和は・・・・・11日の夜に襲われて・・・・・12日の・・・・いつだっけ氏んだっての」

律「確か夜だな・・・・だいたい1日放置されてた・・・・・でも港近くだしな・・・・・」

梓「・・・・・えっ港近く」

唯「そうだよ・・・・和ちゃんはね・・・・浮き輪の上に乗っけられて海に放置されてたの・・・・・・顔も手も足もぼろぼろで・・・・・うぅ」

338: 2009/08/09(日) 15:42:39.73 ID:jsskoLFx0
澪「それが・・・・・どうかしたのか」

梓「いや・・・・・私と和さんが話したのは公園で・・・・・海なんて1時間以上もかかるとこです」

紬「・・・・でも浮き輪に乗せるのもへんよね・・・・見つけてくださいと言わんばかりね」

律「・・・・・なんなんだよ・・・・・・えっと梓が目覚めたときにはまだ息してて、たぶんそのあと・・・・港へ連れて行かれて・・・・なんでわざわざ・・・・海に沈めるとかならまだしも・・・・・」

澪「・・・・確かにな・・・・・でも見つかるの前提なら、その場で頃してもよかったんじゃないのか?」

紬「そうね・・・・でも殺さなかった・・・・なにか理由がありそうね」

唯「・・・・和ちゃんが殺されなきゃいけない理由?・・・・・そんなのあるわけ・・・・」

340: 2009/08/09(日) 15:45:45.34 ID:jsskoLFx0
律「唯・・・・言いたいことは分かるが、今は犯人みつけることが優先だろ」

唯「・・・・わかってるよ・・・・・でも・・・・ごめん・・・・」

梓「・・・・唯先輩・・・・・」

唯「・・・・・この写真・・・・に写っているのは、2人・・・・あずにゃんでない・・・・・あれ・・・・この写真・・・・」

唯は写真の角をつめでめくるとさらに一枚の写真が顔を出した

律「なっ・・・・2枚あったのか」

澪「2枚目は・・・・・何が写ってた?」

341: 2009/08/09(日) 15:47:40.31 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・・これは・・・・・・」

律「・・・・焦らすなよ」

梓「・・・・・何が写っていたんですか?・・・・・えっ」

紬「何が写っていたの?」

澪「おい梓」

梓「・・・・・唯先輩です・・・・・これ・・・どういうことですか」

梓は唯から写真をもぎ取ると皆に見せた
写真に写っていたのは、和と唯が仲よさそうに・・・・話している普通の日常だった

梓「・・・・なんでこんな写真が・・・・」

342: 2009/08/09(日) 15:50:12.38 ID:jsskoLFx0
澪「それ・・・・私が撮った写真だな・・・・」

律「・・・・・あぁ確かそうだったな・・・・・『お前ら仲いいなぁ』とか言って撮ってたな」

紬「・・・・でもそれがどうして」

律「・・・・・でもこれが11日なら・・・・あれ、でも梓が会ったのは11日なんだよな・・・・」

梓「はい、確かにそうです・・・・」

344: 2009/08/09(日) 15:52:28.65 ID:jsskoLFx0
澪「・・・・・ならやっぱり1日放置か・・・・・でもこの写真が意味するものは・・・」

唯「・・・・あれ、一枚目の裏にもなんかかいてある・・・」

紬「・・・・・何が書いてあるの?」

唯「えっと・・・・撮影者・・・ダイヤのエース・・・・」

律「・・・・・ダイヤのエース・・・・あれ、それって・・・」

律はトランプのダイヤのエースを手に取る・・・・先ほど澪の名前が書かれれいた

律「おい・・・・・澪・・・・・」

346: 2009/08/09(日) 15:54:22.11 ID:jsskoLFx0
律はトランプのダイヤのエースを手に取る・・・・先ほど澪の名前が書かれれいたものだ

律「おい・・・・・澪・・・・・」

澪「知らない知らないよ・・・・私じゃない・・・・違うよ」

唯「澪ちゃん・・・・どうして?」

澪「・・・・・わ、私じゃない・・・・違う違う違うちがぁあああああう」

律「いい加減にしろよっ・・・・・てめぇ・・・・なにしらばっくれてんだよ・・・いい加減にしろ」

澪「私じゃない私じゃない・・・・証拠なんてないじゃんか」

347: 2009/08/09(日) 15:58:06.99 ID:jsskoLFx0
律「そうやって逃げるのかよ・・・」

澪「逃げてなんか・・・・・」

梓「・・・・・ちょっといいですか・・・・写真」

唯「・・・うん」

梓は2つの写真を見比べる・・・・

梓「(きっとゲームの仕掛け人はなにかヒントを・・・・なにかないのか・・・・共通点)」

唯「・・・・あれ・・・・」

352: 2009/08/09(日) 16:01:17.20 ID:jsskoLFx0
律「何か見つけたか」

澪「私じゃない私じゃない私じゃない・・・・」

唯「どっちも左上が白い傷みたいなの・・・・・入ってる」

梓「たしかに・・・・・・レンズのひびでしょうか」

律「・・・・・やっぱりな・・・・お前言ってたな・・・・レンズにひび入ったから写真の左上が白くなるって」

澪「・・・・・っ・・・・・ちがう・・・・た、確かに私のは・・・・ひび入ってたけど・・・・でもそれが私のだなんて・・・・」

360: 2009/08/09(日) 16:04:45.42 ID:jsskoLFx0
紬「でもさっき澪ちゃん・・・・2枚目の写真撮ったの自分だっていってたよね」

澪「・・・・・嫌だ違う嫌だ違う嫌だ違う嫌だ違う」

律「いい加減にしろって言ってんだろっ」

澪の顔をつかんで、律のほうに向けさせる・・・が澪は視線をわざとずらし視線を合わせないようにした

律「こっちを見ろ」

363: 2009/08/09(日) 16:08:05.51 ID:jsskoLFx0
律「こっちを見ろ」

澪「嫌だ嫌だ嫌だ・・・・・」

律「殴るぞ」

澪「ひっ・・・・ごめんなさいごめんなさい」

律「時間ねぇんだよ・・・・お前が写真撮ったんだろ?」

澪「・・・・・・ううううううう・・・・うん」

366: 2009/08/09(日) 16:10:30.83 ID:jsskoLFx0
唯「澪ちゃん・・・・どうして・・・・・」

梓「そんな・・・」

紬「でも、写真撮ったのが澪ちゃんなら・・・・・犯人はほかにも・・・・・」

澪「・・・・・・ううぅううううぅっぅぅぅぅ」

律「なんでお前写真なんか撮ってたんだ」

澪「・・・・私は・・・・だから・・・・違う・・・・頃してなんか・・・・・頃してなんか・・・・」

372: 2009/08/09(日) 16:13:44.33 ID:jsskoLFx0
律「そんなこと聞いてねぇんだよ・・・お前はなんでそこにいたんだって聞いてんだ」

澪「それは・・・それは・・・・和が・・・・和が・・・・悪いんだ・・・・・」

唯「澪ちゃん・・・?」

澪「・・・・・和が・・・・私なんかよりもほかの人と仲良くなるから・・・・私は・・・・・」

律「お前・・・・何言ってんだよ」

澪「・・・・・・・・和は私だけ見てればいいのに・・・・なのに・・・・ほかのやつとも・・・・仲良くなるから・・・・」

梓「・・・・そんな理由で」

374: 2009/08/09(日) 16:15:53.74 ID:jsskoLFx0
澪「だから・・・・頃してなんか・・・・頃してなんか・・・・」

紬「・・・・・・澪ちゃん・・・・その写真撮ったのは何でなおって聞いてるんだけど」

澪「・・・それは・・・・・・そこには・・・・そこに写ってるのは・・・・・梓・・・・・」

律「なっ」

唯「・・・・・・あずにゃん」

梓「そんなはずは・・・・・だって」

澪「・・・・・・・確かに写ってたのは梓・・・・それは私が撮ったんだから・・・・確実」

律「人になすり付けかよ・・・・澪・・・いい加減にしろ」

385: 2009/08/09(日) 16:20:32.66 ID:jsskoLFx0

澪「違う違う確かに梓は・・・・そこにいたんだ」

紬「でも・・・・・・梓ちゃんは気を失ってたんでしょ・・・・どっちかが嘘をついてるわね(それとなんでそこにいたのか・・・・いくらなんでも焦らしすぎね)」

梓「私は・・・嘘なんかついてないです」

澪「じゃあなんなんだよ・・・・その傷は」

唯「・・・・澪ちゃん・・・・もういいよ・・・・どうしてそこにいたのかな・・・・それを答えてよ」

澪「それは・・・・だから・・・・・・」

401: 2009/08/09(日) 16:27:11.20 ID:jsskoLFx0
律「もう誤魔化しはきかないからな・・・・・次誤魔化したら・・・・頃すからな」

澪「うっ・・・・・ちがう・・・・・私は・・・・和と・・・・仲良くなりたくて・・・・なのに梓なんかと一緒にいるから・・・・許せなくて・・・・つけてたの・・・・・私・・・和のことが好きだから・・・」

律「・・・・(こいつ頃したほうが)」

澪「私はこんなに好きなのに・・・・和は全く気づかないし・・・・ほかの人と仲良くする・・・・それが嫌だった・・・・それで・・・・しばらく影から・・・・見てたの・・・・」

紬「・・・・それで」

唯「・・・・・・ムカついて頃したんだ・・・・」

417: 2009/08/09(日) 16:33:49.91 ID:jsskoLFx0
澪「違うっ・・・・本当だ・・・・しばらく見てたら・・・・後ろから・・・・音がして・・・・振り返ったら・・・・・馬の覆面をかぶった人が」

梓「嘘ですっ・・・・そんなの・・・・だって・・・・私が振り向いたときには・・・・すでに・・・・・そこにいたはずですから・・・・」

律「・・・・・どっちが嘘ついてんだ・・・・いい加減にしろって」

澪「・・・・・・・・・・ふぅ・・・・はぁぁ・・・・くくっ・・・・もういいよ・・・・全部話す・・・・・」

唯「・・・・」

澪「・・・・・梓を襲ったのは私だ・・・・・」

428: 2009/08/09(日) 16:42:18.84 ID:jsskoLFx0
梓「なっ・・・・」

澪「お前はうざいんだよ・・・・・・・和なんかにプレゼントなんか・・して・・・・・私の和に・・・気に入られようとしちゃってさ・・・・・・最悪だよお前」

紬「(最悪なのは澪ちゃんじゃない・・・・)」

澪「・・・・だかたムカついて殺そうとした・・・・・・けど和がとめにきちゃってさ・・・・・」

律「頃したのか・・・・・?いや、殺そうとした・・・・か」

澪「うん・・・・・馬の覆面もしてね・・・・その時傷つけられちゃってさ・・・・・・」

ベリベリベリ
澪は手首をひねり皮膚をめくると手袋は床に捨てた
手袋は澪の皮膚とかなり酷似しており、知らなければ見間違うほどであった
そして本当の澪の右手には梓と同じ傷があった

430: 2009/08/09(日) 16:44:36.41 ID:jsskoLFx0
律「なっ・・・・・」

紬「・・・・・そんな・・・・ばかな・・・」

澪「・・・・・・ばれたらさ、捕まると思ったから・・・・梓にも同じ傷つけたんだ・・・・」

梓「そんな・・・・・」

澪「それで・・・・・あの写真を撮った・・・・苦労したよ・・・・・梓を立たせるの・・・・」

唯「・・・・・・やっぱり澪ちゃんが頃したんだ・・・・和ちゃんを」

澪「いや、頃してはいない・・・・その場に放置した・・・・・苦しんで氏ねばいいと思ったから・・・・私を傷つけた罪はちゃんと償ってもらわなきゃ・・・・・ね」

律「・・・・・なっ・・・・・じゃあ誰が和を・・・・・」

451: 2009/08/09(日) 16:51:10.85 ID:jsskoLFx0
紬「でも・・・・澪ちゃんは殺そうとしたんでしょ?」

澪「・・・・・・あぁ・・・・・・・でも頃してない・・・・・私は犯人じゃない・・・・・」

唯「・・・・・・いや、澪ちゃんだよ・・・・そうだよ・・・・・絶対そうだ」

澪「・・・・・私じゃない・・・・本当だ・・・・・」

律「いままで嘘ついてながら・・・・信じろって・・・・そりゃねーよ」

澪「・・・・・私は・・・・・ちがう・・・・本当に・・・・私は・・・・・私は・・・・」

紬「・・・・・梓ちゃんが目覚ましたときにはいたの?」

澪「・・・・・いや・・・・・そのときはもういない・・・・・和の・・・・・血を見たら・・・・・急に血の気が引いて・・・怖くなって・・・・」

唯「逃げた・・・・・あずにゃんと同じだね」

澪「・・・・・でも本当なんだ・・・・・」

459: 2009/08/09(日) 16:59:24.67 ID:jsskoLFx0
律「もういいって・・・・・澪・・・・・」

唯「・・・・・・頃してやる・・・・・」

梓「唯・・・・・先輩?」

唯「だって6時になれば澪ちゃんだけ逃げられる・・・・・そんなのおかしいよ・・・・和ちゃんを頃して・・・・・私たちはここで氏んで」

澪「だから・・・・私じゃない・・・・違うって・・・・私は・・・・・和を・・・・」

律「・・・・・もう一回だけ聞く・・・・・お前は」

澪「頃してない」

律「頃した頃してないなんて聞いてないよ・・・・・和を瀕氏にしときながら逃げたんだな?」

澪「・・・・・うん」



ちょっとgdgdになりそうなのでまた書き溜めにします
完成次第戻ってきます、今日中には終わらせます

470: 2009/08/09(日) 17:07:06.41 ID:jsskoLFx0
律「・・・・ってことは・・・・まだもう一人・・・・いるな・・・・・JOKERが・・・」

紬「・・・・・誰が和ちゃんを港まで運び・・・・・わざわざそのようなことをしたのか・・・・・」

唯「なんで澪ちゃん言うこと信じるの?・・・・だって和ちゃんを・・・・」

律「もしほかのやつが最終的に頃したなら・・・・そいつも殺さないと・・・私たちは無駄氏になんだぞ」

梓「・・・・・真実を・・・・知りたいんです」

唯「・・・・・だとしても・・・・・・あれ・・・・・まだ何か書いてある・・・・・」

律「・・・なんて書いてあるんだ?」

紬「(あと15分・・・・)」



511: 2009/08/09(日) 18:00:17.11 ID:jsskoLFx0
http://www39.atwiki.jp/k-onvip/pages/381.html

6時半には開始できそうです

534: 2009/08/09(日) 18:38:36.11 ID:jsskoLFx0
7月13日Pm:17:45

律「なんて書いてあるんだ」

唯「えっと・・・・・・自分を映すものの裏には人の狂気・・・・・って・・・・」

梓「・・・・・自分を映す・・・・鏡・・・・ですかね・・・・」

澪「うぅぅうううう・・・・」

律「鏡を割れってことか・・・・・なら・・・・」

律はいくつかコンクリートの破片を鏡に投げて壊す
鏡のほとんどが床に散乱したとき・・・一台のテレビが鏡の裏から現れた

537: 2009/08/09(日) 18:41:19.56 ID:jsskoLFx0
律「テレビ?・・・・・・」

梓「こっちからだと見にくいですね・・・・・ギリギリみえるくらいで」

唯「・・・・・・あの人形・・・が映ってる・・・・だけだね」

テレビに映っていたのはゲーム開始を宣誓した人形通称ピー太だった
人形はニタニタと不気味な笑みを浮かべながら左右に揺れている・・・・ただそれだけの映像だった
ただ何かの写真を持っていた

律「意味わからねぇ・・・・・写真・・・えっと・・・・画質悪すぎだろ」

梓「もしかして・・・・まだ人形に・・・・・なにもない・・・・・か・・・・ん」

梓の手に何か硬い紙のようなものが・・・・当たる

梓「・・・・なんだろう・・・・・写真・・・・また」

538: 2009/08/09(日) 18:42:36.32 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・なにが写って・・・・・え・・・・・・・」

紬「何が写ってたの・・・・・?」
おっと書き損じが・・・・・一応律がノコギリ投げたときに鏡に当たってるって設定だったのに・・・・書いてなかった



律「・・・・・おい・・・・・」

梓「これは・・・・むぐむぐむ~~~~~」

咄嗟に唯は梓の口を封じる

唯「あずにゃん・・・・・ごめん・・・・・あずにゃんは関係ないんだね・・・・・ごめん」

梓「むぐぐぐむ~~~」

律「なぁ・・・・・なんなんだよ」

539: 2009/08/09(日) 18:43:16.67 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・あと・・・・・10分・・・・・・頃すにはまだ早い・・・・・・」

律「おい・・・」

紬「・・・唯ちゃん?」

澪「・・・・うぅぅうう」

時計の針は17:50分をさしていた

唯「・・・・・あずにゃん・・・・黙っててくれる?」

梓「(先輩・・・・何を企んでいるの?)・・・・・むん」コクリ

唯「いいこいいこ・・・」

律「話してくれるか唯」

唯「・・・・写真に写ってたのはね・・・・・・・」

梓「(唯先輩・・・・)」

544: 2009/08/09(日) 18:46:26.92 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・ムギちゃん・・・・・・和ちゃんにとどめさしてる・・・・・ムギちゃん」

律「・・・・・・・な・・・・・んだ・・・・って・・・・?」

紬「・・・・・・あぅ・・・・うぁ」パクパク

唯「これ、確かにムギちゃんだね・・・・・・ククク・・・・・・どうしてかな・・・・・なんでムギちゃん・・・・」

紬「・・・・違うわよ・・・・・・これは・・・・・ご、合成・・・そうよ合成・・・・・仕掛け人の悪戯よ・・・・私たちを混乱させようとしてる・・・・悪戯・・・・」

唯「・・・・・・この写真ほかの2枚と違って左上に白い傷ないんだよ・・・・・・どういうことだと思う?」

紬「だから・・・・・それは・・・・合成」

唯「そのときに澪ちゃんはもういなかったんだよ・・・・・もし澪ちゃんが撮ったなら・・・・白い傷が入る・・・・でもこれにはない・・・澪ちゃんじゃないだれかが・・・・・ね」

梓「つまりそのときにはもう澪さんはいなかった・・・・かもしれない・・・・」

545: 2009/08/09(日) 18:47:49.56 ID:jsskoLFx0
律「・・・・でもムギはいた・・・・・・」

紬「・・・・・・違うわよ・・・・・私は・・・・そんな・・・・はず・・・・」

唯「もういいよ・・・・みんなそうやって・・・自分に刃が向けられると嘘ばかり・・・・最悪だね」

紬「・・・・私は・・・・・・そ・・・・そうよ・・・・私がとどめをさしたの・・・・・澪ちゃんが和ちゃんのこと異常なまでに好きなの知ってたの」

律「・・・・・(軽音部・・・・キチガイだらけじゃねーか)」

紬「・・・・でもね・・・・・・澪ちゃんが和ちゃんを殺そうとしているのを見て・・・・・これじゃあ澪ちゃんが捕まると思って・・・・・・頃したの・・・・和ちゃん・・・・・」

唯「・・・・・ふ~ん」

紬「・・・・・もうすでに氏にそうだったけど・・・・・もし奇跡的に生きられてたら・・・・澪ちゃん捕まっちゃうでしょ・・・・そしたら、ライブもできないし・・・・・ティータイムも楽しくない」

梓「そんな理由で・・・・」

547: 2009/08/09(日) 18:50:49.06 ID:jsskoLFx0
紬「そんな?・・・・・とっても重要じゃない・・・・和ちゃんなんて・・・・所詮は生徒会・・・・軽音部にとってはいてもいなくても関係ない・・・その程度」

唯「・・・・・」

澪「ムギ・・・・・・」

律「狂ってる・・・・・・おかしいぞ・・・・・そんな・・・・・理由で・・・・頃すなんて・・・・」

紬「・・・・・そうね狂ってるわ・・・・・私は友達を大切にする人だから・・・・・どんな手を使っても・・・・ね」

梓「そんな・・・・・」

紬「・・・・・・でも、私はその場に放置したわ・・・・・運ぶなんて・・・・ましてや遠い港までなんて・・・・だったら家に埋めたほうが見つからなくて済むしね」

律「なんだと・・・・・・?・・・・・・・(でも確かにムギの言うことに嘘はなさそうだ・・・・なら誰がはこんだんだ・・・・)」

551: 2009/08/09(日) 18:53:11.81 ID:jsskoLFx0
唯「それで・・・終わり?」

紬「えぇ・・・・これで終わり」

唯「和ちゃんに謝らないの?」

紬「どうして?・・・・だってあんなに苦しそうなのに・・・・楽にしてあげたんだから・・・むしろ感謝されるべきよ」

唯「地獄に堕ちろ・・・クソ野郎」

紬「・・・・ええ・・・・地獄行きね・・・・・でも私は生きるわ・・・・6時まであと3分・・・・3分であなたたちは氏に私は逃げる・・・・奇跡の生還者ってことでね」

律「腐ってる・・・・そんなのムギじゃねぇよ・・・・・どうしたんだよ」

紬「愛は人を変えるのよ・・・・・りっちゃん・・・・澪ちゃんのようにね・・・・・」

澪「ムギ・・・・・私は・・・・和が好きだ・・・・氏ぬほど・・・・・だから殺せなかった・・・・苦しんで氏ねと思ったけど・・・・本当は違うとどめをさせなかったんだ・・・失うのが怖くて・・・・」

552: 2009/08/09(日) 18:54:02.22 ID:jsskoLFx0
唯「・・・・・頃してやる頃してやる頃してやる」

梓「・・・・・・先輩?」

澪「・・・・でもお前は私の和を頃した・・・・・・・私は捕まってもよかった・・・・和が生きてるなら・・・今ならそう思える」

紬「今なら・・・・ね・・・・口ならなんとでもいえるでしょ?・・・・・あの日、梓ちゃんに怪我させてまで捕まりたくなかったくせに」

澪「・・・・・違う違う違う・・・・うわあああああ」

律「黙れっっ・・・・・ムギ・・・・・言ったよな・・・・・和を頃したやつは許さないって・・・・」

紬「えぇ・・・・許しませんよ・・・・」

律「・・・・・(くそ、鎖が外れない・・・・あの銃を取りにいければ・・・・)」

紬「・・・・でもまいりましたね・・・・・こんなとこでこんなサプライズがあるなんて・・・」

律「・・・・ふざけんなよっ・・・クソ野郎っ」

紬「・・・なんとでもどうぞ・・・・どうせ氏ぬ人たちに何言われようと気にしませんから・・・ウフフ」

澪「・・・・嫌だ嫌だ嫌だ怖い怖い怖い怖い」

553: 2009/08/09(日) 18:54:42.77 ID:jsskoLFx0
唯「あと2分・・・・・・ごめん和ちゃん・・・・私我慢できない・・・・・和ちゃんが許しても私は許せない」

唯はそばにあったノコギリを手にとり自分の足に刃をあてた
そして勢いよく引き戻し引き戻しを繰り返した
溢れんばかりと鮮血が出て、唯は痛みで悶絶思想になるのを歯をかみ締めてこらえるので精一杯だった
唯のうめき声は全員ほ耳にへばりついて離れなかった

梓「・・・・・やめてください先輩っ」

律「おいっ何やってんだよ唯っやめろっっ」

止めにかかる梓を振り払い狂ったようにノコギリを引き続けた
ノコギリの刃は骨へと到達し気絶しそうな痛みが唯の全身を駆け巡った
痛みをこらえるため歯を食いしばりながらうめき声を上げ続けた

唯「う“う”う“ぅ”ぅ“ぅ”ぎ“ぎ”ぎ“ぐ”ぐ“うう”」

561: 2009/08/09(日) 18:59:30.59 ID:jsskoLFx0
梓「やめてください・・・・氏んじゃいますよ」

唯「う“う”う“う”“う”う“・・・・・うわぁぁぁぁああああ」

ついに唯の足は断たれた・・・・グロテスクと言うほかないその状況に誰しもが目を覆いたくなった
生生しく唯の足はその場に転がった

紬「・・・・・自暴自棄で自殺・・・・なかなか滑稽ね唯ちゃん」

澪「おえ゛ぇ゛え゛ぇぇえええええ」

唯「ユルザナイユル・・・・・・・ザナ・・・・イ・・・・・」ズルズル

唯は這いつくばって中央に置かれた銃に向かって前進しはじめる
慌てて紬はその場に尻餅をつく

566: 2009/08/09(日) 19:02:28.94 ID:jsskoLFx0
紬「・・・そ・・・・・それ以上こっちにこないで・・・・・」

唯「・・・・・氏んでも・・・・・貴女は頃す・・・・・」ズルズル

紬「こっちこないでよぉぉおおおお」

唯「・・・・・氏んで・・・・・償え・・・・・」

唯は銃口を紬に向け、そのままゆっくりと引き金を引く

571: 2009/08/09(日) 19:04:49.31 ID:jsskoLFx0
唯は銃口を紬に向け、そのままゆっくりと引き金を引く

唯「ゲームオーバー」

バンッ
一発の銃声が部屋の中を轟き、紬は銃声と共に倒れる

律「・・・・・・唯・・・・」

唯「・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」バタッ

梓「・・・・・・・唯・・・先輩・・・・・・・」

澪「・・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁあああ」

梓「唯先輩っ・・・・・しっかりしてください・・・・・唯先輩・・・・・・」

チッチッチッカチャン
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
再びけたたましい警報が鳴り、6時・・・・ゲームオーバーの訪れを響かせた

574: 2009/08/09(日) 19:06:07.40 ID:jsskoLFx0

7月13日Pm:18::00


紬は頭を撃ちぬかれ絶命していた・・・・・
ガチャン・・・・鎖の外れる音がする・・・しかしそれは紬の鎖ではなく・・・・・・

律「・・・・・おい・・・どういうことだよ」

梓「・・・・・・そんな・・・・・うそですよね・・・・・」

唯「・・・・えへへやった・・・・やったよ和ちゃん・・・・・敵とったよ・・・・えへへ」バタッ

澪「うわあぁぁっぁぁオエッぁぁぁぁあああああゴホッゴホッわぁああああああ」

585: 2009/08/09(日) 19:13:47.15 ID:jsskoLFx0
鎖が外れたのは・・・・唯のだった

ガラガラガラガラッ
突然ドアの開く鈍い音がする・・・・・全員(紬を除く)の視線がドアに集まる
そして・・・・ドアから部屋に入ってきたのは意外な人物だった・・・・

梓「・・・・・そんな・・・嘘ですよ」

律「そんなわけ・・・・なんでここに」

澪「・・・・いやあぁっぁぁぁぁあああ」

和「あら・・・どうしたのそんな顔して」

ドアから入ってきたのは和だった

唯「和ちゃん・・・・えへへ・・・・・敵はとったよ・・・・・」

和「ゲームオーバーね・・・・・残念・・・・唯の勝ちね・・・・・」

586: 2009/08/09(日) 19:14:39.47 ID:jsskoLFx0
律「どういうことだよ・・・・・」

和は紬の懐から注射器を取り出すと自分に注入した

和「聞いてなかったの?テープの内容・・・・・仲間を頃した犯人を殺せ・・・・・6時までに」

律「・・・・・・だから・・・・・和を・・・・頃した・・・・のは紬・・・・・」

梓「でも和さんは氏んでない・・・・・」

澪「おえ゛え゛え゛ぇぇっぇっぇぇ」

和「そう・・・氏んでないの・・・・・だから・・・・紬を頃しても何の意味もない・・・・・」

律「じゃあ・・・・・誰を・・・・殺せば・・・・・唯・・・・唯を?」

和「そうなるわね・・・・・でも、もし唯が6時を過ぎて紬を頃していたなら・・・・・ほかの人は逃げれていた・・・・・でも6時になる前・・・・・」

588: 2009/08/09(日) 19:15:20.01 ID:jsskoLFx0
和「言ってたでしょ?『仲間を頃した犯人を殺せ』・・・・別に私を頃した犯人を・・・・なんていってないのよ・・・・・」

律「・・・・・じゃあつまり・・・・・6時まで・・・何もしなければ逃げれてたのか」

和「そうよ・・・・・まぁ今となってはなんの意味もないでしょうけど」

梓「・・・・そんな・・・・・・じゃあ唯先輩がムギ先輩を頃した直後で6時までに唯先輩を頃していたら・・・・・」

和「あなたたちの勝ちで逃げれたわね・・・・・」

律「・・・・・馬鹿げたゲームだな」

和「ほんとね・・・・・」

律「でも・・・・和は氏んだってニュースで・・・・・」

和「確かに紬に殺されかけた・・・・でも運がよくて生きてる・・・・・そしたら・・・・1人のおじいさんがね・・・危ない危ないこれは秘密だったわ・・・・・まぁその人にゲームを持ちかけられてね・・・・・」

591: 2009/08/09(日) 19:16:00.44 ID:jsskoLFx0
梓「・・・・・ゲーム?」

和「そうよ・・・・ゲーム・・・・」

和はポケットから唯達とおなじテープレコーダーを取り出すと再生ボタンを押した

テープ「おはよう・・・・・和・・・・・・ゲームをしよう」

テープ「君には毒を注入した・・・・・・解毒剤は君を殺そうとしたやつが持っている・・・・」

テープ「彼女らは605地下倉庫にいる・・・モニターに映っている場所だ・・・ただし6時前にドアを開こうとすると爆発するから気をつけてほしい・・・・人のために氏ねるか・・・・・・人を赦せるか」

テープ「彼女らを救うのも見捨てるのも君次第だ・・・・・・・・・・ゲームを楽しめ・・・・・ゲームスタート」ガチャ

和「こんなとこね・・・・・だから6時前にはこれなかった・・・・・それで今にいたるわけね」

593: 2009/08/09(日) 19:18:12.23 ID:jsskoLFx0


律「・・・・頃すのか・・・・・私たちを・・・・」

和「氏ぬ氏なないはあなたたちの運よ・・・・私は何もしない・・・・・じゃあ私はこれで」

和は毒ガス噴出気のセットをすると時間を1分にし、スタートを押す
ピッという音ともにカウントダウンを始める

和「これで終りね・・・・・じゃあね・・・・・あぁそうね・・・・これ鎖の鍵・・・・・唯に渡しとくわ」

和「・・・・澪・・・・痛かったわ・・・すごく・・・・・・」

冷たい視線で周りの軽音部員を見たあと、和は静かに部屋を出た
ピッピッとカウントダウンの音だけが鳴り響く

そしてついにカウントが0になる・・・・・同時に白い煙が噴出される

594: 2009/08/09(日) 19:19:02.73 ID:jsskoLFx0
律「・・・・・・ゴホッゴホッ・・・・・こりゃ無理かもな・・・・・・せめて苦しまず氏にたかったけど・・・・無理みたいだ・・・・」

梓「・・・・・唯先輩・・・・逃げてください・・・・唯先輩・・・・ゴホッゴッ」

唯「・・・・・・・・・・」

律「・・・・・逃げろって・・・・・氏んじまうぞっ・・・・」

梓「・・・・・・私たちの分も・・・・生きてください・・・・ゴホッオホッ」

澪「・・・・・ゼーゼーゼー・・・・・はぁはぁ・・・唯・・・・頑張れよ・・・・どんなときも・・・氏ぬなよ・・・」

唯「・・・・・」

梓「・・・・・・天国で・・・・待ってます・・・・か・・・」バタッ

律「・・・・・そ・・・・だな・・・・」バタッ

澪「・・・・ふふっ・・・・」バタッ

唯「・・・・・・ゲームオーバー・・・・」

カランカラン
注射器が唯の手から落ちる「解毒」と書かれた注射器が・・・・

7月13日Pm:18:15【ゲーム終了】

598: 2009/08/09(日) 19:22:28.56 ID:jsskoLFx0
7月13日Pm:19:00

――――――平沢家

ガチャ

唯「ただいまぁ~」

憂「お姉ちゃんおかえり~・・・・」

唯「疲れたぁ~・・・・・」

憂「そっか・・・・よかったね和ちゃんの敵を取れて・・・」

唯「・・・・うん」

憂「ご飯にする?」

唯「それよりも」

憂「・・・アイスは夕ご飯終わってからね・・・・・・えへへ」

唯「えへへ・・・・」

600: 2009/08/09(日) 19:23:09.06 ID:jsskoLFx0
憂「あっお姉ちゃん足・・・」

唯「あぁこれね・・・・忘れてたよ・・・」キュルキュルキュルカパッ

憂「もうおっちょこちょいなんだから・・・・・」

唯「えへへ・・・・これでちゃんと歩けるね」

和「おお唯帰ってたのか」

憂「あら和さん・・・こんばんは」

和「こんばんは・・・・・唯・・・・なかなかの演技だったな・・・・・」

唯「・・・・・えへへ照れるよ~・・・・あっそうだ・・・・和ちゃんもご飯食べない?」

和「そうね・・・・頂くわ・・・・どうせ私氏んだことになってるし・・・・家帰れないから・・・」

唯「なら家で過ごしなよぉ~・・・・ねぇいいでしょ憂」

憂「お姉ちゃんがいいなら・・・・どうぞ」

603: 2009/08/09(日) 19:23:49.70 ID:jsskoLFx0
和「ありがとう・・・・お邪魔するわ」

唯「クンクン・・・今日はカレーだね憂っ」

憂「早く食べよっ」

今日も平沢家は平穏です

―――――数日後

リポーター「こちら現場です、女子高生監禁殺害事件の被害者3名がたった今発見されました。氏因は分かっておりませんが1名は銃で頭を撃ち抜かれていた模様です。」

リポーター「なお、このうち1名は『桜女子高殺人事件』の犯人であるとのメッセージが残されており、地下の部屋には証拠と見られるビデオが残されていたそうです。警察ではこれらを証拠再捜査の検討をする模様です。以上現場の霧島でした。」

きゃすたー「・・・・怖いですね・・・」

キャスター「そうですね、でも真犯人が彼女であるならば・・・捕まった斉藤容疑者は冤罪の可能性もあるということでしょうか。」

きゃすたー「十分にありえますね、続報を待ちましょう。続いてのニュースです。」

ブチッ

和「・・・・・・ゲームオーバー」

617: 2009/08/09(日) 19:29:17.40 ID:jsskoLFx0
これで終わりです・・・・

引用元: 唯「ゲーム・・・・・?なんか楽しそうだよっ、あずにゃん♪」