1: 2011/10/09(日) 13:12:41.54 ID:ePq3SM+f0
少女「……」
生徒「お菓子食べる人ー!!」
生徒「はーい!!」
少女「……」
少年「サヨナラ……俺達の故郷!」
友「あははは!!ただの修学旅行じゃん!」
少年「バーカ、それでも離れることにはかわりねえだろ?」
友「はぁ……バスで3時間か。色んな風景を見れたらいいな」
少年「だな」
少女「………うぷ」
生徒「お菓子食べる人ー!!」
生徒「はーい!!」
少女「……」
少年「サヨナラ……俺達の故郷!」
友「あははは!!ただの修学旅行じゃん!」
少年「バーカ、それでも離れることにはかわりねえだろ?」
友「はぁ……バスで3時間か。色んな風景を見れたらいいな」
少年「だな」
少女「………うぷ」
3: 2011/10/09(日) 13:17:00.65 ID:ePq3SM+f0
教師「気分が悪くなったらすぐに言えよー」
「「はーい」」
教師「じゃあ、お願いします」
バスガイド「はい。―――みなさん、おはようございます」
「「おはようございます」」
バスガイド「今日はお天気になってよかったですね。絶好の修学旅行日和です」
少女「………」
バスガイド「えー、それでは諸注意を。走行中は急停車することがありますので立ち上がらないように」
バスガイド「それから窓を開けるときは必ず先生か私に言ってください」
「「はーい」」
バスガイド「気分が悪くなった時は無理せず近くの人に言ってください」
バスガイド「それではみなさん。短い間ですがよろしくおねがいします」
「「おねがいしまーす」」
少女「………うぅ……」
「「はーい」」
教師「じゃあ、お願いします」
バスガイド「はい。―――みなさん、おはようございます」
「「おはようございます」」
バスガイド「今日はお天気になってよかったですね。絶好の修学旅行日和です」
少女「………」
バスガイド「えー、それでは諸注意を。走行中は急停車することがありますので立ち上がらないように」
バスガイド「それから窓を開けるときは必ず先生か私に言ってください」
「「はーい」」
バスガイド「気分が悪くなった時は無理せず近くの人に言ってください」
バスガイド「それではみなさん。短い間ですがよろしくおねがいします」
「「おねがいしまーす」」
少女「………うぅ……」
4: 2011/10/09(日) 13:19:46.52 ID:ePq3SM+f0
少年「質問いいですかー?」
バスガイド「どーぞ」
少年「ガイドさんって結婚してるんですか?」
バスガイド「まだなんですよねー」
友「じゃあ、俺としてください!」
バスガイド「あと三年したらかんがえてあげまーす」
少女「………うっ……」
少年「ん?」
少女「……すぅ……はぁ……」
少年「おい。大丈夫か?」
少女「……うん」
少年「……そっか」
バスガイド「どーぞ」
少年「ガイドさんって結婚してるんですか?」
バスガイド「まだなんですよねー」
友「じゃあ、俺としてください!」
バスガイド「あと三年したらかんがえてあげまーす」
少女「………うっ……」
少年「ん?」
少女「……すぅ……はぁ……」
少年「おい。大丈夫か?」
少女「……うん」
少年「……そっか」
6: 2011/10/09(日) 13:23:39.55 ID:ePq3SM+f0
―――出発から10分経過
少女「………」
女子「あ、音楽流してもいいですかー?」
バスガイド「はーい」
女子「これ、前にまわして」
生徒「おっけー」
少年「あ、おまえん家じゃん」
友「ほんとだー」
少女「………うぷ」
少年「おい」
少女「……なによ」
少年「顔色すげえわるいぞ?」
少女「気の所為」
少年「そ、そうか?」
少女「………」
女子「あ、音楽流してもいいですかー?」
バスガイド「はーい」
女子「これ、前にまわして」
生徒「おっけー」
少年「あ、おまえん家じゃん」
友「ほんとだー」
少女「………うぷ」
少年「おい」
少女「……なによ」
少年「顔色すげえわるいぞ?」
少女「気の所為」
少年「そ、そうか?」
8: 2011/10/09(日) 13:26:50.00 ID:ePq3SM+f0
―――20分経過
少女(吐きそう)
少年「いっせーので、にっ!」
友「いっせーので、いちっ!」
少女「………ねえ」
少年「―――だああぁあ!!負けたぁぁ!!」
友「よっしゃあ!!はい、このうまい棒は俺のな」
少年「もう一回だ!!」
少女「………ぅぇ……」
少年「よーし、次はまけねえ」
友「こいや!」
少女(やばい)
少女(吐きそう)
少年「いっせーので、にっ!」
友「いっせーので、いちっ!」
少女「………ねえ」
少年「―――だああぁあ!!負けたぁぁ!!」
友「よっしゃあ!!はい、このうまい棒は俺のな」
少年「もう一回だ!!」
少女「………ぅぇ……」
少年「よーし、次はまけねえ」
友「こいや!」
少女(やばい)
9: 2011/10/09(日) 13:31:38.97 ID:ePq3SM+f0
―――22分経過
少女「はぁ……はぁ……」
少年「ちくしょう!!」
友「お前、よわすぎ」
少年「うっせえなぁ」
バスガイド「はーい、みなさん。そろそろ高速道路に入ります。予定では15分後にサービスエリアでトイレ休憩になります」
少女(15分……)
少年「なんか、やることなくなったな」
友「トランプでもしようぜ」
少年「二人はなぁ。あ、おい」
少女「……なに?」
少年「トランプしようぜ?」
少女「……」
少女(気がまぎれるかな?)
少女「……うん」
少女「はぁ……はぁ……」
少年「ちくしょう!!」
友「お前、よわすぎ」
少年「うっせえなぁ」
バスガイド「はーい、みなさん。そろそろ高速道路に入ります。予定では15分後にサービスエリアでトイレ休憩になります」
少女(15分……)
少年「なんか、やることなくなったな」
友「トランプでもしようぜ」
少年「二人はなぁ。あ、おい」
少女「……なに?」
少年「トランプしようぜ?」
少女「……」
少女(気がまぎれるかな?)
少女「……うん」
10: 2011/10/09(日) 13:36:00.99 ID:ePq3SM+f0
少年「ほい。お前の分」
少女「……」
友「じゃあ、おれからいくぜー?」
少年「くくく、右端がおすすめだ」
友「くくく、ならば俺はあえて真ん中にしよう」
少女(……やばい……トランプの絵柄みてたら加速した)
少女「………」
少年「よし」
友「ジョーカー……」
少年「はい。次だ」
少女「…………………」
少年「ん?どした?」
少女「……………………とって」
少年「おう……これにしよかな?」
少女「はぁ……はぁ……ち、ちがう……それ、じゃない……」
少女「……」
友「じゃあ、おれからいくぜー?」
少年「くくく、右端がおすすめだ」
友「くくく、ならば俺はあえて真ん中にしよう」
少女(……やばい……トランプの絵柄みてたら加速した)
少女「………」
少年「よし」
友「ジョーカー……」
少年「はい。次だ」
少女「…………………」
少年「ん?どした?」
少女「……………………とって」
少年「おう……これにしよかな?」
少女「はぁ……はぁ……ち、ちがう……それ、じゃない……」
11: 2011/10/09(日) 13:39:06.65 ID:ePq3SM+f0
少年「違う?バーカ、そんな手に引っ掛かるか」
少女「ち、がうのぉ……そ、れじゃ……ない」
少年「はぁ?」
少女「……ふ、ふくろ……」
少年「袋?」
少女「はぁ……はぁ……」
少年「お前、吐きそうなのか?」
少女「…………ち、がう……でも……ふくろ……いる」
少年「おいおい」
少女「……………」
少年「せんせ―――」
少女「………!!」
ガシッ!!
少年「な、なんだよ?!」
少女「……い、いわ、ないで……」
少女「ち、がうのぉ……そ、れじゃ……ない」
少年「はぁ?」
少女「……ふ、ふくろ……」
少年「袋?」
少女「はぁ……はぁ……」
少年「お前、吐きそうなのか?」
少女「…………ち、がう……でも……ふくろ……いる」
少年「おいおい」
少女「……………」
少年「せんせ―――」
少女「………!!」
ガシッ!!
少年「な、なんだよ?!」
少女「……い、いわ、ないで……」
12: 2011/10/09(日) 13:42:49.75 ID:ePq3SM+f0
少年「いや、言わなきゃだめだろ」
少女「はぁ……はぁ……」
友「恥ずかしいんじゃねーの?」
少年「いや、でも……」
少女「………は、吐くなら、誰にも迷惑……かけないように……吐く」
少年「臭いとかでばれるって」
友「音もすごいだろうしな」
少女「……………」
少年「と、とりあえず袋」
友「お、おう……はい」
少女「………あ、りが……うぅっ!?」
少年「おい」
少女「…………だい、じょ、ぶ」
友「……」
少女「はぁ……はぁ……」
友「恥ずかしいんじゃねーの?」
少年「いや、でも……」
少女「………は、吐くなら、誰にも迷惑……かけないように……吐く」
少年「臭いとかでばれるって」
友「音もすごいだろうしな」
少女「……………」
少年「と、とりあえず袋」
友「お、おう……はい」
少女「………あ、りが……うぅっ!?」
少年「おい」
少女「…………だい、じょ、ぶ」
友「……」
16: 2011/10/09(日) 13:48:07.05 ID:ePq3SM+f0
少年「おい、袋は持っとけよ?」
少女「………うん」
友「(なあ、先生に言った方がいいぞ、これ)」
少年「(だな。隣で吐かれたら嫌だし)」
友「(なぁなぁ)」
生徒「なんじゃらほい?」
友「(あいつ、吐きそうなんだけど先生に伝えてくれないか?こっそり)」
生徒「(なんでこっそり?)」
友「(恥ずかしいみたいだ)」
生徒「(了解)」
少年「背中さすってやろうか?」
少女「…………おねがい」
少女「………うん」
友「(なあ、先生に言った方がいいぞ、これ)」
少年「(だな。隣で吐かれたら嫌だし)」
友「(なぁなぁ)」
生徒「なんじゃらほい?」
友「(あいつ、吐きそうなんだけど先生に伝えてくれないか?こっそり)」
生徒「(なんでこっそり?)」
友「(恥ずかしいみたいだ)」
生徒「(了解)」
少年「背中さすってやろうか?」
少女「…………おねがい」
20: 2011/10/09(日) 13:51:35.52 ID:ePq3SM+f0
少年「―――どうだ?」
少女「……ちょっと楽に……うぅっ!?」
少年(効果なしか)
友「……」
少女「はぁー……はぁー……」
少年「窓あけようぜ」
少女「……だめ……排気ガス臭い」
少年「……あ、そう」
少女「………うぷ……」
少年「袋に顔をもっていっとけよ」
少女「……ふ、ふくろ、の、な、かみてると……よけいに……吐き気が……」
友(おせえ。先生、はやくこいよ)
少女「……ちょっと楽に……うぅっ!?」
少年(効果なしか)
友「……」
少女「はぁー……はぁー……」
少年「窓あけようぜ」
少女「……だめ……排気ガス臭い」
少年「……あ、そう」
少女「………うぷ……」
少年「袋に顔をもっていっとけよ」
少女「……ふ、ふくろ、の、な、かみてると……よけいに……吐き気が……」
友(おせえ。先生、はやくこいよ)
22: 2011/10/09(日) 13:55:24.51 ID:ePq3SM+f0
友「(おい)」
生徒「んあ?」
友「(ちゃんと伝えたのかよ?)」
生徒「(なんかどっかでとまってるんじゃね?)」
友「(誰が止めたんだよ!?)」
生徒「(しるかよ)」
少女「………あ、と、どれくらい?」
少年「なにが?」
少女「…………きゅう、けい」
少年「えっと、あと10分だな」
少女「…………………ぉおぉ」
少年「やべえ」
生徒「んあ?」
友「(ちゃんと伝えたのかよ?)」
生徒「(なんかどっかでとまってるんじゃね?)」
友「(誰が止めたんだよ!?)」
生徒「(しるかよ)」
少女「………あ、と、どれくらい?」
少年「なにが?」
少女「…………きゅう、けい」
少年「えっと、あと10分だな」
少女「…………………ぉおぉ」
少年「やべえ」
25: 2011/10/09(日) 13:59:37.87 ID:ePq3SM+f0
少年「やっぱり先生を呼ぼうぜ?な?」
少女「はぁ……はぁ……はぁ……」
少年「呼ぶぞ?いいな?」
少女「…………ねえ……」
少年「なんだ?」
少女「ぉえ………はい、たら……ら、くになれる……?」
少年「やめろよ」
少女「……ご、め……ぉぷぇ」
少年「……背中さすってやるよ」
友「(おい、もう一回伝えてくれ)」
生徒「(お、おう)」
少女「はぁ……はぁ……はぁ……」
少年「呼ぶぞ?いいな?」
少女「…………ねえ……」
少年「なんだ?」
少女「ぉえ………はい、たら……ら、くになれる……?」
少年「やめろよ」
少女「……ご、め……ぉぷぇ」
少年「……背中さすってやるよ」
友「(おい、もう一回伝えてくれ)」
生徒「(お、おう)」
28: 2011/10/09(日) 14:03:45.49 ID:ePq3SM+f0
少年「あ、そうだ。外みとけ。できるだけ遠くをみると良いって聞いたことがある」
少女「う、……ん……うぉぅぅ……」
少年「酔う前じゃないと意味ないのか……」
友「(どうだ?)」
生徒「(あー分かった。前の女子がつたえてねえわ)」
友「(はぁ!?)」
生徒「(なんか聞こえてないふりしてるっぽい)」
友「(何考えてんだ、あのやろう)」
少年「上みとけば?」
少女「………そん、な、元気も、ない」
少年「………」
少女「………ぅ」
少女「う、……ん……うぉぅぅ……」
少年「酔う前じゃないと意味ないのか……」
友「(どうだ?)」
生徒「(あー分かった。前の女子がつたえてねえわ)」
友「(はぁ!?)」
生徒「(なんか聞こえてないふりしてるっぽい)」
友「(何考えてんだ、あのやろう)」
少年「上みとけば?」
少女「………そん、な、元気も、ない」
少年「………」
少女「………ぅ」
29: 2011/10/09(日) 14:08:55.53 ID:ePq3SM+f0
少女「はぁぁ……すぅぅ……はぁぁ……うぅぇ」
少年(もういつ爆発してもおかしくないな……)
少女「……はぁ……うぅ……はぁ……」
少年「お前、バス弱かったのか?」
少女「……に、おい……む、り……」
少年「そ、そうか」
少女「……の、った……とき、うぅぉっ……ぅぷ……」
少年「いや、無理して喋るな。悪い」
友「(おい、そいつをなんとかしろ)」
生徒「(無理だよ。俺からじゃ遠いし)」
友「(近くの奴は?)」
生徒「(わかんねえけど、あいつらも聞こえないふりしてる感じだな)」
友「(どうなってんだよ!?)」
少年(もういつ爆発してもおかしくないな……)
少女「……はぁ……うぅ……はぁ……」
少年「お前、バス弱かったのか?」
少女「……に、おい……む、り……」
少年「そ、そうか」
少女「……の、った……とき、うぅぉっ……ぅぷ……」
少年「いや、無理して喋るな。悪い」
友「(おい、そいつをなんとかしろ)」
生徒「(無理だよ。俺からじゃ遠いし)」
友「(近くの奴は?)」
生徒「(わかんねえけど、あいつらも聞こえないふりしてる感じだな)」
友「(どうなってんだよ!?)」
30: 2011/10/09(日) 14:12:42.67 ID:ePq3SM+f0
バスガイド「はーい。みなさん、そろそろサービスエリアに到着しまーす」
少女「……!?」
少年「お!予定より早い!!やったな!!」
少女「う、うん……おぉ」
少年「あ、ゆ、油断はするな?」
少女「………」
友「……」
少年「背中、さすろうか?」
少女「……おね、うぅぷ……し、ます」
少年「お、おう」
友「(なあ、休憩中に先生に言おうぜ)」
少年「(だな)」
少女「……!?」
少年「お!予定より早い!!やったな!!」
少女「う、うん……おぉ」
少年「あ、ゆ、油断はするな?」
少女「………」
友「……」
少年「背中、さすろうか?」
少女「……おね、うぅぷ……し、ます」
少年「お、おう」
友「(なあ、休憩中に先生に言おうぜ)」
少年「(だな)」
35: 2011/10/09(日) 14:17:12.41 ID:ePq3SM+f0
―――サービスエリア
バスガイド「それでは10分間の休憩となります。ここから次の休憩までは1時間以上かかりますので、お手洗いにはなるべくいっておいてください」
「「はーい」」
教師「じゃあ、休憩だ。遅れずに戻ってこいよー」
少年「おい、立てるか?」
少女「う、うん……ありが、とう……」
友「ちょっと、先に降ろしてくれー」
教師「ん?おい、どうかしたのか?」
少年「あ、それが……」
少女「……っ!!」
ガシッ!!
少年「え……?」
少女「お、おしっこ……がまん、してて……」
教師「そ、そうか……早くいってこい」
少年「おい、何言ってんだよ」
バスガイド「それでは10分間の休憩となります。ここから次の休憩までは1時間以上かかりますので、お手洗いにはなるべくいっておいてください」
「「はーい」」
教師「じゃあ、休憩だ。遅れずに戻ってこいよー」
少年「おい、立てるか?」
少女「う、うん……ありが、とう……」
友「ちょっと、先に降ろしてくれー」
教師「ん?おい、どうかしたのか?」
少年「あ、それが……」
少女「……っ!!」
ガシッ!!
少年「え……?」
少女「お、おしっこ……がまん、してて……」
教師「そ、そうか……早くいってこい」
少年「おい、何言ってんだよ」
37: 2011/10/09(日) 14:21:53.69 ID:ePq3SM+f0
―――駐車場
少女「はぁぁ……」
少年「おい、平気か?」
少女「うん、少しだけ気分、よくなった」
友「でも、言った方が良いと思うけど?」
少年「そうだな。先生の近くなら水とか貰えるし」
少女「……いや……だって」
少年「なんだよ?」
少女「そうなると……ずっと、前の席に座らないと……だめでしょ?」
少年「そりゃそうだけど」
友「………はぁ」
少女「……」
少年「それが嫌なのか?」
少女「……う、うん」
少女「はぁぁ……」
少年「おい、平気か?」
少女「うん、少しだけ気分、よくなった」
友「でも、言った方が良いと思うけど?」
少年「そうだな。先生の近くなら水とか貰えるし」
少女「……いや……だって」
少年「なんだよ?」
少女「そうなると……ずっと、前の席に座らないと……だめでしょ?」
少年「そりゃそうだけど」
友「………はぁ」
少女「……」
少年「それが嫌なのか?」
少女「……う、うん」
40: 2011/10/09(日) 14:25:12.40 ID:ePq3SM+f0
女子「あ、いたいたー!!」
少年「ん?」
女子「ねえねえ、座席かわってくれない?」
少女「え……?」
女子友「かわってあげなよー。どうせ先生もみてないしさー」
少女「……そ、れは」
友「やめろ」
女子「なに?」
友「……」
少年「おい、どうしたんだ?」
友「お前ら、どういうつもりだ?」
女子友「なにが?」
女子「意味分かんないんですけど?」
少女「え……え……?」
少年「ん?」
女子「ねえねえ、座席かわってくれない?」
少女「え……?」
女子友「かわってあげなよー。どうせ先生もみてないしさー」
少女「……そ、れは」
友「やめろ」
女子「なに?」
友「……」
少年「おい、どうしたんだ?」
友「お前ら、どういうつもりだ?」
女子友「なにが?」
女子「意味分かんないんですけど?」
少女「え……え……?」
45: 2011/10/09(日) 14:29:39.53 ID:ePq3SM+f0
友「……」
少年「おい、どうしたんだよ?」
教師「おーい、あと五分だぞー!!」
女子「ねえ、代わってよ」
少女「……い、いや……」
少年「座席は話し合いで決まっただろ?文句言うなよ」
女子「だって、ねえ?」
女子友「隣の席にすわりたんだってー」
女子「もう、やめてよぉ!」
少年「はあ?仲のいいやつと隣になるほうがいいじゃん」
女子「だからじゃん」
少年「いや……」
少女「……」
友「お前らがくるとうるさいから俺はやだな」
女子「はぁ?あんたにはいってないし」
少年「おい、どうしたんだよ?」
教師「おーい、あと五分だぞー!!」
女子「ねえ、代わってよ」
少女「……い、いや……」
少年「座席は話し合いで決まっただろ?文句言うなよ」
女子「だって、ねえ?」
女子友「隣の席にすわりたんだってー」
女子「もう、やめてよぉ!」
少年「はあ?仲のいいやつと隣になるほうがいいじゃん」
女子「だからじゃん」
少年「いや……」
少女「……」
友「お前らがくるとうるさいから俺はやだな」
女子「はぁ?あんたにはいってないし」
48: 2011/10/09(日) 14:33:48.48 ID:ePq3SM+f0
少年「とりあえずそろそろ戻るか」
友「だな」
少女「……」
女子「―――なによ、あの子」
女子友「マジでむかつくよね。あの子の隣、強引に取った癖に」
女子「……まあ、いいか。あの子をあの席から移動させるなんて簡単だもんね」
女子友「あ、そっか。あの子、ゲロしそうなんだっけ?」
女子「そうそう。それを先生に伝えれば一発じゃん」
女子友「あははは。それ、いーね」
少年「とりあえず窓は開けとこうな?」
少女「でも、排気ガス……」
友「外の風にあたってるほうがいいって」
少女「……うん」
友「だな」
少女「……」
女子「―――なによ、あの子」
女子友「マジでむかつくよね。あの子の隣、強引に取った癖に」
女子「……まあ、いいか。あの子をあの席から移動させるなんて簡単だもんね」
女子友「あ、そっか。あの子、ゲロしそうなんだっけ?」
女子「そうそう。それを先生に伝えれば一発じゃん」
女子友「あははは。それ、いーね」
少年「とりあえず窓は開けとこうな?」
少女「でも、排気ガス……」
友「外の風にあたってるほうがいいって」
少女「……うん」
54: 2011/10/09(日) 14:37:23.48 ID:ePq3SM+f0
―――バス車内
バスガイド「みなさん、そろってますかー?」
「「はーい」」
教師「おーし、点呼すっからちゃんと座ってろよー」
少年「大丈夫か?」
少女「ま、まだ……なんとも」
少年「でも、匂いでダメなんだろ?」
少女「うん……」
教師「うん。全員いるな。大丈夫です。出発し―――」
女子「先生!!」
教師「なんだ?」
女子「後ろの人が吐きそうになってまーす」
少女「……っ!?」
少年「え?」
友「……あの野郎」
バスガイド「みなさん、そろってますかー?」
「「はーい」」
教師「おーし、点呼すっからちゃんと座ってろよー」
少年「大丈夫か?」
少女「ま、まだ……なんとも」
少年「でも、匂いでダメなんだろ?」
少女「うん……」
教師「うん。全員いるな。大丈夫です。出発し―――」
女子「先生!!」
教師「なんだ?」
女子「後ろの人が吐きそうになってまーす」
少女「……っ!?」
少年「え?」
友「……あの野郎」
58: 2011/10/09(日) 14:40:41.62 ID:ePq3SM+f0
教師「そうなのか?」
少女「あ……あの……」
少年「実は―――」
友「すい、ません……マジで、やばいっす」
少年「?!!?」
教師「そうか。じゃあ、前に行こうな」
少年「お、おい……」
友「(ちゃんと世話してやれよ?)」
少年「はぁ……?」
少女「……」
女子「なに、あいつ……」
女子友「きしょ……」
バスガイド「では、出発しまーす」
少女「あ……あの……」
少年「実は―――」
友「すい、ません……マジで、やばいっす」
少年「?!!?」
教師「そうか。じゃあ、前に行こうな」
少年「お、おい……」
友「(ちゃんと世話してやれよ?)」
少年「はぁ……?」
少女「……」
女子「なに、あいつ……」
女子友「きしょ……」
バスガイド「では、出発しまーす」
64: 2011/10/09(日) 14:42:59.79
なんでここまでかたくなに拒否してんのこの子
65: 2011/10/09(日) 14:44:13.53
>>64
女子に虐められてるんじゃない
女子に虐められてるんじゃない
66: 2011/10/09(日) 14:45:07.13
>>65
少年の隣をキープしたいからだろ
少年の隣をキープしたいからだろ
68: 2011/10/09(日) 14:45:31.36 ID:ePq3SM+f0
―――5分後
少女「…………」
少年「早速だな、おい」
少女「……ふ、く……」
少年「ああ、袋な」
少女「……うぅ……ぇ……」
少年「こりゃ、ぜったいに持たないな……」
女子「せんせー!!」
教師「どしたー?」
女子「後ろのあの子も気分悪いみたいですよー?」
少女「……っ!?―――おぉぉ」
少年「おい。大丈夫か?」
教師「わかった。ちょっと待て。すぐにいく」
少年「もう無理するなって。辛いだけだぞ?吐いた方が恥ずかしいだろうし」
少女「……ち、が……うぅ……うぷ……」
少女「…………」
少年「早速だな、おい」
少女「……ふ、く……」
少年「ああ、袋な」
少女「……うぅ……ぇ……」
少年「こりゃ、ぜったいに持たないな……」
女子「せんせー!!」
教師「どしたー?」
女子「後ろのあの子も気分悪いみたいですよー?」
少女「……っ!?―――おぉぉ」
少年「おい。大丈夫か?」
教師「わかった。ちょっと待て。すぐにいく」
少年「もう無理するなって。辛いだけだぞ?吐いた方が恥ずかしいだろうし」
少女「……ち、が……うぅ……うぷ……」
71: 2011/10/09(日) 14:50:10.94 ID:ePq3SM+f0
教師「ほら、立てるか?」
少女「あ……ぅ……」
少年「なんだ?」
少女「………」
女子「せんせー、後ろ空いたみたいだから移動してもいいですか?」
教師「あー?まあ、いいけど?」
女子友「やっほー!!」
女子「いどうっいどうっ♪」
教師「ほら、前の席なら水もあるから」
少女「は、はい……うぅ……ぇ……」
女子「よっと!えへへー」
少年「なんだよ?」
女子「何して遊ぶ?」
少年「いや、なんでもいいけど……」
女子「じゃあ、トランプでもしよっか。負けた方が勝った方の言うことをなんでも聞くことにしてさ」
少女「あ……ぅ……」
少年「なんだ?」
少女「………」
女子「せんせー、後ろ空いたみたいだから移動してもいいですか?」
教師「あー?まあ、いいけど?」
女子友「やっほー!!」
女子「いどうっいどうっ♪」
教師「ほら、前の席なら水もあるから」
少女「は、はい……うぅ……ぇ……」
女子「よっと!えへへー」
少年「なんだよ?」
女子「何して遊ぶ?」
少年「いや、なんでもいいけど……」
女子「じゃあ、トランプでもしよっか。負けた方が勝った方の言うことをなんでも聞くことにしてさ」
74: 2011/10/09(日) 14:54:07.07 ID:ePq3SM+f0
少女「……うぅ……ぷぉ」
友「―――やろう」
教師「まさか、1時間足らずで二人も体調不良者がでたか」
バスガイド「大丈夫?」
少女「…………………」
バスガイド「この子は、相当ですね」
教師「ええ。水、飲むか?」
少女「は、うぅおぉぇ………」
友「はぁ……」
少年「―――これ。な!?ババかよ……」
女子「じゃあ、これっと!!」
少年「あ……」
女子「やったー!!私のかちー♪」
少年「あーあ……」
女子「じゃあ、なんでも言うこときいてね?……ふふふ」
友「―――やろう」
教師「まさか、1時間足らずで二人も体調不良者がでたか」
バスガイド「大丈夫?」
少女「…………………」
バスガイド「この子は、相当ですね」
教師「ええ。水、飲むか?」
少女「は、うぅおぉぇ………」
友「はぁ……」
少年「―――これ。な!?ババかよ……」
女子「じゃあ、これっと!!」
少年「あ……」
女子「やったー!!私のかちー♪」
少年「あーあ……」
女子「じゃあ、なんでも言うこときいてね?……ふふふ」
78: 2011/10/09(日) 14:57:55.33 ID:ePq3SM+f0
友「……」
教師「酔い止めは飲んだか?」
少女「い、いえ……」
バスガイド「あの……君は大丈夫なの?」
友「え……あ、はい……」
教師「なんだ?水を飲みたくて前に来たのか?」
友「いやぁ……そういうわけじゃあ……」
バスガイド「ふふ。私の近くにきたかったのかな?」
友「そ、そんなことありませんよ!!」
少女「……ぅ」
少年「はいはい、なんでも言えよ」
女子「じゃあ、夜私たちの部屋に来てくれない?」
少年「なんで?」
女子「……いいじゃん」
少年「いや、よくねーよ」
教師「酔い止めは飲んだか?」
少女「い、いえ……」
バスガイド「あの……君は大丈夫なの?」
友「え……あ、はい……」
教師「なんだ?水を飲みたくて前に来たのか?」
友「いやぁ……そういうわけじゃあ……」
バスガイド「ふふ。私の近くにきたかったのかな?」
友「そ、そんなことありませんよ!!」
少女「……ぅ」
少年「はいはい、なんでも言えよ」
女子「じゃあ、夜私たちの部屋に来てくれない?」
少年「なんで?」
女子「……いいじゃん」
少年「いや、よくねーよ」
83: 2011/10/09(日) 15:02:20.83 ID:ePq3SM+f0
少女「……ふぅぉっ……!?」
友「あ!?大丈夫か!?」
バスガイド「袋を口にあてて」
少女「ふぅ……ふぅ……」
友「……はぁ……大丈夫か」
バスガイド「背中、さすってあげるね?」
少女「は、うぅ……ふぅ……はぁ……はぁ……」
バスガイド「車に弱いの?」
少女「……は、い」
バスガイド「もしかして、結構我慢してた?」
少女「………」
バスガイド「もう、すぐに言ってくれてないと」
少女「す、いません……おぉっぷ……!?」
友「うわぁぁ……もう限界か……?」
友「あ!?大丈夫か!?」
バスガイド「袋を口にあてて」
少女「ふぅ……ふぅ……」
友「……はぁ……大丈夫か」
バスガイド「背中、さすってあげるね?」
少女「は、うぅ……ふぅ……はぁ……はぁ……」
バスガイド「車に弱いの?」
少女「……は、い」
バスガイド「もしかして、結構我慢してた?」
少女「………」
バスガイド「もう、すぐに言ってくれてないと」
少女「す、いません……おぉっぷ……!?」
友「うわぁぁ……もう限界か……?」
85: 2011/10/09(日) 15:06:27.30 ID:ePq3SM+f0
女子「大丈夫。みんなで口裏あわせるから」
少年「いやいや、何するんだよ」
女子「なにって、一つしかないじゃん?」
少年「まくら投げか?」
女子「違う」
少年「なんだよ、言えよ」
女子「……気持ちいいことにきまってるじゃん」
少年「はぁ?」
女子「ねえ、いいでしょう?」
少年「いや、だから……」
少女「はぁ……はぁ……すぅぅ……はぁぁ……」
バスガイド「吐いた方が楽になるよ?」
少女「だ、だいじょう……ぶ、です」
友「先生、ちょっといいですか?」
教師「どうした?」
少年「いやいや、何するんだよ」
女子「なにって、一つしかないじゃん?」
少年「まくら投げか?」
女子「違う」
少年「なんだよ、言えよ」
女子「……気持ちいいことにきまってるじゃん」
少年「はぁ?」
女子「ねえ、いいでしょう?」
少年「いや、だから……」
少女「はぁ……はぁ……すぅぅ……はぁぁ……」
バスガイド「吐いた方が楽になるよ?」
少女「だ、だいじょう……ぶ、です」
友「先生、ちょっといいですか?」
教師「どうした?」
91: 2011/10/09(日) 15:10:47.70 ID:ePq3SM+f0
女子「ねえねえ」
少年「別に俺は気持ちよくなんかなりたくねえし」
女子「そんなこといってぇ」
少年(なんだこいつ、うぜえ)
教師「おーい!!」
生徒「おい、呼んでるぜ?」
少年「え?はーい!」
教師「こいつが、お前に来てほしいらしいぞー」
友「せ、背中さすってくれー……うぅっぷ……」
少年「………」
女子「アイツ、仮病でしょ?ほっとこうよ」
少年「……しゃーねーなぁ。今行くから待ってろー!」
友「たのむー……」
女子「な……!?」
教師「おまえら、仲良いな!」
少年「別に俺は気持ちよくなんかなりたくねえし」
女子「そんなこといってぇ」
少年(なんだこいつ、うぜえ)
教師「おーい!!」
生徒「おい、呼んでるぜ?」
少年「え?はーい!」
教師「こいつが、お前に来てほしいらしいぞー」
友「せ、背中さすってくれー……うぅっぷ……」
少年「………」
女子「アイツ、仮病でしょ?ほっとこうよ」
少年「……しゃーねーなぁ。今行くから待ってろー!」
友「たのむー……」
女子「な……!?」
教師「おまえら、仲良いな!」
94: 2011/10/09(日) 15:14:41.32 ID:ePq3SM+f0
少年「で、何の用だよ?」
友「背中……さすってくれぇ……」
少年「はいはい」
少女「……ぁ……」
バスガイド「へえ、仲良しさんなんですか?」
教師「いっつも一緒にいるよな、お前ら」
少年「まあ、家が隣だし」
友「親友です」
バスガイド「へえ、羨ましい」
少年「正直、助かったぜ。あいつがすげーうぜえんだ」
友「だろ?」
少女「……うぅっぷ……ぅぉおぉ……!?」
少年「おいおい、平気か?」
少女「……む、り……」
バスガイド「袋、口にあててなきゃ」
友「背中……さすってくれぇ……」
少年「はいはい」
少女「……ぁ……」
バスガイド「へえ、仲良しさんなんですか?」
教師「いっつも一緒にいるよな、お前ら」
少年「まあ、家が隣だし」
友「親友です」
バスガイド「へえ、羨ましい」
少年「正直、助かったぜ。あいつがすげーうぜえんだ」
友「だろ?」
少女「……うぅっぷ……ぅぉおぉ……!?」
少年「おいおい、平気か?」
少女「……む、り……」
バスガイド「袋、口にあててなきゃ」
98: 2011/10/09(日) 15:21:10.60 ID:ePq3SM+f0
女子「……むかつく」
女子友「ねえねえ、あんたも気分悪いふりしたら?そしたらもう……」
女子「そうねえ……どっちもむかつくし……でも、すぐにいったら変だから、ちょっと時間おいてみる」
少年「お前、もう吐けよ」
少女「………」
バスガイド「そうだよ?」
友「楽になるって」
教師「次の休憩までまだまだだしな」
少女「……い、いいの……?」
少年「いや、なんのために前に来たんだよ?」
少女「………………ふ……ぅぅ………」
友「あ、目そらせよう」
少年「見ないようにすっから、ごゆっくり」
少女「……………………うっ……………うぉ………うろろろぉっ!!」
―――ビチャビチャビチャ!!!
女子友「ねえねえ、あんたも気分悪いふりしたら?そしたらもう……」
女子「そうねえ……どっちもむかつくし……でも、すぐにいったら変だから、ちょっと時間おいてみる」
少年「お前、もう吐けよ」
少女「………」
バスガイド「そうだよ?」
友「楽になるって」
教師「次の休憩までまだまだだしな」
少女「……い、いいの……?」
少年「いや、なんのために前に来たんだよ?」
少女「………………ふ……ぅぅ………」
友「あ、目そらせよう」
少年「見ないようにすっから、ごゆっくり」
少女「……………………うっ……………うぉ………うろろろぉっ!!」
―――ビチャビチャビチャ!!!
105: 2011/10/09(日) 15:26:57.34 ID:ePq3SM+f0
少年(うわぁ……不快音……)
友(気分悪くなりそう……)
少女「はぁ……はぁ……うろぉろっ!!」
バスガイド「全部、出し切った方がいいからね?」
少女「ふぅ……ふぅ……うっ!?―――うっろろっ!!」
教師「次の休憩のときに酔い止めを用意してもらえますか?」
バスガイド「あ、はい。わかりました」
少女「はぁ……はぁ……はぁ……」
少年「……楽になったか?」
少女「………う、うん」
少年「唇に吐いたもんがついてるぞ」
少女「ご、ごめ……うふぅ!?……ごぶぅろろっ!!」
―――ビチャビチャビチャ!!
友(気分悪くなりそう……)
少女「はぁ……はぁ……うろぉろっ!!」
バスガイド「全部、出し切った方がいいからね?」
少女「ふぅ……ふぅ……うっ!?―――うっろろっ!!」
教師「次の休憩のときに酔い止めを用意してもらえますか?」
バスガイド「あ、はい。わかりました」
少女「はぁ……はぁ……はぁ……」
少年「……楽になったか?」
少女「………う、うん」
少年「唇に吐いたもんがついてるぞ」
少女「ご、ごめ……うふぅ!?……ごぶぅろろっ!!」
―――ビチャビチャビチャ!!
115: 2011/10/09(日) 15:32:32.16 ID:ePq3SM+f0
少女「はぁ……はぁ……はぁ……」
少年「どうだ?」
少女「あ、あたまがぼぉっとしてる……」
少年「水、いるか?」
少女「あ、あの……あまり、近づかない方が……」
少年「なんで?」
少女「臭い……から……」
少年「気にしねえよ」
少女「……はぁ……はぁ……」
少年「ほら、水だ」
少女「あ、あり、がとう……」
少年「ゆっくり休んどけよ?まだ初日なんだから」
少女「う、ん……ごめんね?」
少年「はいはい」
バスガイド(いいなぁ……私もあんな子に優しくされたかったなぁ)
少年「どうだ?」
少女「あ、あたまがぼぉっとしてる……」
少年「水、いるか?」
少女「あ、あの……あまり、近づかない方が……」
少年「なんで?」
少女「臭い……から……」
少年「気にしねえよ」
少女「……はぁ……はぁ……」
少年「ほら、水だ」
少女「あ、あり、がとう……」
少年「ゆっくり休んどけよ?まだ初日なんだから」
少女「う、ん……ごめんね?」
少年「はいはい」
バスガイド(いいなぁ……私もあんな子に優しくされたかったなぁ)
123: 2011/10/09(日) 15:37:16.25 ID:ePq3SM+f0
―――20分後
少女「すぅ……すぅ……」
友「寝たみたいだな」
少年「俺も寝るかな……朝、早かったし……ふわぁぁ」
友「そうだなぁ……俺も―――」
女子友「せんせー!!たいへんでーす!!」
教師「どうした!?」
女子友「気分悪いっていってまーす!!」
教師「またか!?」
バスガイド「このクラスの子はバスに弱いのかなぁ?」
友「(おい、嫌な予感しないか?)」
少年「(言うなよ)」
教師「ほら、大丈夫か?こっちに座れ」
女子「す、すいません……うっぷ」
少年(きたか……!!)
少女「すぅ……すぅ……」
友「寝たみたいだな」
少年「俺も寝るかな……朝、早かったし……ふわぁぁ」
友「そうだなぁ……俺も―――」
女子友「せんせー!!たいへんでーす!!」
教師「どうした!?」
女子友「気分悪いっていってまーす!!」
教師「またか!?」
バスガイド「このクラスの子はバスに弱いのかなぁ?」
友「(おい、嫌な予感しないか?)」
少年「(言うなよ)」
教師「ほら、大丈夫か?こっちに座れ」
女子「す、すいません……うっぷ」
少年(きたか……!!)
126: 2011/10/09(日) 15:42:16.06 ID:ePq3SM+f0
教師「じゃあ、お前は先生の横に座れ」
女子「あ、はい……ちっ」
少年「(前の席に座るのか)」
友「(ああ、よかったな)」
少女「すぅ……すぅ……」
女子「……あぁぁ」
少女「―――ふぐぅ!?!」
少年「お前!!なにそいつの上に倒れ込んでんだよ!!!」
女子「め、まい、よ……ごめんね?」
少女「い、いや……いい、よ」
女子「そう……」
少女「……ふぅ……ぅ……」
少年「おい、大丈夫か?」
少女「へ、へいき……」
友(ただでさえ体調が悪いっていうのに……!!)
女子「あ、はい……ちっ」
少年「(前の席に座るのか)」
友「(ああ、よかったな)」
少女「すぅ……すぅ……」
女子「……あぁぁ」
少女「―――ふぐぅ!?!」
少年「お前!!なにそいつの上に倒れ込んでんだよ!!!」
女子「め、まい、よ……ごめんね?」
少女「い、いや……いい、よ」
女子「そう……」
少女「……ふぅ……ぅ……」
少年「おい、大丈夫か?」
少女「へ、へいき……」
友(ただでさえ体調が悪いっていうのに……!!)
133: 2011/10/09(日) 15:48:56.46 ID:ePq3SM+f0
女子(どうにかして隣にいきたいな……)
少年「……」
少女「はぁ……はぁ……ふぅ……」
バスガイド「また気分悪くなってきたの?」
少女「だ、だいじょうぶ……で、ぅっお!?」
友「……」
教師「お前も酔い止め飲むか?」
女子「い、いえ、そこまで気分悪くないですから」
教師「そうか?辛くなったら言えよ?」
女子「は、はい」
少年「(なあ……同じこと考えてる?)」
友「(ああ……多分な)」
少年「(俺、もうちょっと我慢できねえわ)」
友「(流石にあんなことされるとな……嫉妬でも可愛い嫉妬と可愛くない嫉妬があるわけで)」
少年「(嫉妬……?それはなんのことかわかんねえけど、とりえあず今はすげー腹立ってる)」
少年「……」
少女「はぁ……はぁ……ふぅ……」
バスガイド「また気分悪くなってきたの?」
少女「だ、だいじょうぶ……で、ぅっお!?」
友「……」
教師「お前も酔い止め飲むか?」
女子「い、いえ、そこまで気分悪くないですから」
教師「そうか?辛くなったら言えよ?」
女子「は、はい」
少年「(なあ……同じこと考えてる?)」
友「(ああ……多分な)」
少年「(俺、もうちょっと我慢できねえわ)」
友「(流石にあんなことされるとな……嫉妬でも可愛い嫉妬と可愛くない嫉妬があるわけで)」
少年「(嫉妬……?それはなんのことかわかんねえけど、とりえあず今はすげー腹立ってる)」
139: 2011/10/09(日) 15:53:05.76 ID:ePq3SM+f0
少女「ふぅ……ふぅ……」
バスガイド「大丈夫?」
少女「うぅ……はぁ……」
少年「おい、これ袋だ」
少女「あ、ありがとう……でも、もう出る物ないから……い、いらない……かも」
少年「いいから」
少女「う、うん?」
友「予備でこれもこれも、あとこっちのもあげる」
少女「こ、こんなにいらないよぉ……」
バスガイド「ちょっと、それは他の人の……」
少年「しーっ」
友「すいません、少しだけ協力してください」
バスガイド「え……?」
少女「な、に、するの?」
少年「いーから。いーから」
バスガイド「大丈夫?」
少女「うぅ……はぁ……」
少年「おい、これ袋だ」
少女「あ、ありがとう……でも、もう出る物ないから……い、いらない……かも」
少年「いいから」
少女「う、うん?」
友「予備でこれもこれも、あとこっちのもあげる」
少女「こ、こんなにいらないよぉ……」
バスガイド「ちょっと、それは他の人の……」
少年「しーっ」
友「すいません、少しだけ協力してください」
バスガイド「え……?」
少女「な、に、するの?」
少年「いーから。いーから」
143: 2011/10/09(日) 15:57:08.38 ID:ePq3SM+f0
女子(チャンスがないなぁ……)
少年「よお、隣いいか?」
女子「え……!?うん!!いいよ!!座って座って!!」
教師「……」
少年「なんだ、元気そうだな」
女子「あ……す、すこし気分が悪いだけだし……」
友「(よぉし……)」
少年「まあ、無理するなよ?」
女子「うん」
友(おらおら)
女子「ん……?」
少年「どうかしたか?」
女子「ううん、別に」
女子(なんか少し揺れてるような……気の所為かな?)
友(ひゃっはー)
少年「よお、隣いいか?」
女子「え……!?うん!!いいよ!!座って座って!!」
教師「……」
少年「なんだ、元気そうだな」
女子「あ……す、すこし気分が悪いだけだし……」
友「(よぉし……)」
少年「まあ、無理するなよ?」
女子「うん」
友(おらおら)
女子「ん……?」
少年「どうかしたか?」
女子「ううん、別に」
女子(なんか少し揺れてるような……気の所為かな?)
友(ひゃっはー)
149: 2011/10/09(日) 16:02:27.89 ID:ePq3SM+f0
バスガイド「(女の子の座席を後ろから小刻みに揺らしてる……)」
少女「(はぁ……はぁ……な、んの意味が……?)」
少年「―――へえ、そうのか」
女子「うん、そうだよ。それでねー」
友(俺のテクで昇天させてやんぜ)
女子(うっ……なんだろう……ちょっと、気分が……)
少年「どうかしたか?」
女子「う、ううん……何でもないよ?」
友(汚物は消毒だ~)
少年「で、その話はどうなるんだよ?」
女子「そ、それでね……うっ……ぷ」
少年「ん?」
女子「ご、ごめん……ちょ、まって……うぅ……」
少女「あ……」
少女「(はぁ……はぁ……な、んの意味が……?)」
少年「―――へえ、そうのか」
女子「うん、そうだよ。それでねー」
友(俺のテクで昇天させてやんぜ)
女子(うっ……なんだろう……ちょっと、気分が……)
少年「どうかしたか?」
女子「う、ううん……何でもないよ?」
友(汚物は消毒だ~)
少年「で、その話はどうなるんだよ?」
女子「そ、それでね……うっ……ぷ」
少年「ん?」
女子「ご、ごめん……ちょ、まって……うぅ……」
少女「あ……」
151: 2011/10/09(日) 16:07:16.21 ID:ePq3SM+f0
教師「どうした?」
女子「えと……その……」
少年「なんだ?」
友「なになにー??」
バスガイド「どうかしたのかな?」
女子「……うっ……!?い、や……あの……き、きぶんが……」
教師「水飲むか?」
女子「あ、はい……」
少年「あ、先生。俺のお茶のいいですよ。ちょっと待ってろ」
女子「え……い、いいの?」
友「優しいな、お前」
少年「まあな」
教師「お茶って……」
少年「―――ほら、飲め飲め」
女子「あ、ありがと……うぷっ……ゴク……ゴク……」
女子「えと……その……」
少年「なんだ?」
友「なになにー??」
バスガイド「どうかしたのかな?」
女子「……うっ……!?い、や……あの……き、きぶんが……」
教師「水飲むか?」
女子「あ、はい……」
少年「あ、先生。俺のお茶のいいですよ。ちょっと待ってろ」
女子「え……い、いいの?」
友「優しいな、お前」
少年「まあな」
教師「お茶って……」
少年「―――ほら、飲め飲め」
女子「あ、ありがと……うぷっ……ゴク……ゴク……」
153: 2011/10/09(日) 16:11:52.29 ID:ePq3SM+f0
少女(いいなぁ……私もお茶、飲みたいなぁ……)
女子「ふう……ありがと」
友(再開)
少年「いいっていいって」
女子「優しいんだね?」
少年「まあ、男としては当然だろ?」
女子「ねえ、さっきの話なんだけどさ……」
少年「ああ、あれか……」
女子「かんがえて……うぅっ……ぉぉお……」
友(んががががががが)
女子「っは……ぉおっ!?」
少年「おい?顔色、悪いぞ?」
女子「ちょ……は、はき……そう……」
友「まじでー!?やばいじゃーん!!」
バスガイド「……ああ、そういうことか」
女子「ふう……ありがと」
友(再開)
少年「いいっていいって」
女子「優しいんだね?」
少年「まあ、男としては当然だろ?」
女子「ねえ、さっきの話なんだけどさ……」
少年「ああ、あれか……」
女子「かんがえて……うぅっ……ぉぉお……」
友(んががががががが)
女子「っは……ぉおっ!?」
少年「おい?顔色、悪いぞ?」
女子「ちょ……は、はき……そう……」
友「まじでー!?やばいじゃーん!!」
バスガイド「……ああ、そういうことか」
156: 2011/10/09(日) 16:16:28.51 ID:ePq3SM+f0
少女「あー……」
教師「おい、エチケット袋は?」
少年「え?もうないですよ?」
教師「そんなわけあるか」
友「だって、全部渡しちゃったし」
女子「え……?」
少女「……あ」
女子「ちょ……ひとつ、はぁ……ちょうだい……はぁ……」
少女「あ、う、うん―――」
少年「なら、ちゃんと言え」
女子「な、なにを……ううっ!」
少年「さっきはわざと倒れ込んでごめんなさい。もうしないから、エチケット袋をください。ってな」
少女「あ……あの……」
友「そうだぞ」
女子「……な、なんで……おぉえっ……」
教師「おい、エチケット袋は?」
少年「え?もうないですよ?」
教師「そんなわけあるか」
友「だって、全部渡しちゃったし」
女子「え……?」
少女「……あ」
女子「ちょ……ひとつ、はぁ……ちょうだい……はぁ……」
少女「あ、う、うん―――」
少年「なら、ちゃんと言え」
女子「な、なにを……ううっ!」
少年「さっきはわざと倒れ込んでごめんなさい。もうしないから、エチケット袋をください。ってな」
少女「あ……あの……」
友「そうだぞ」
女子「……な、なんで……おぉえっ……」
163: 2011/10/09(日) 16:21:41.45 ID:ePq3SM+f0
友(もうちょっとやっとくか)
女子「せ、せんせいからも……なにか……」
教師「……まあ、謝った方がよくないか?」
女子「!?」
少年「早く言えよ。吐くぞ?」
女子「ぐっ……」
少女「あの……別にそこまでしなくても……」
少年「お前がよくても俺が良くない」
少女「え……?」
少年「……俺は……」
バスガイド(いいなぁ……私もこんな子に惚れられてみたかったなぁ……)
女子「……はぁ……はぁ……」
少年「早く言え」
女子「うっぅぅ……ご、ごめん……も、もう、しないから……ふく、ろ……ちょう、だい……」
少女「ど、どうぞ……」
女子「せ、せんせいからも……なにか……」
教師「……まあ、謝った方がよくないか?」
女子「!?」
少年「早く言えよ。吐くぞ?」
女子「ぐっ……」
少女「あの……別にそこまでしなくても……」
少年「お前がよくても俺が良くない」
少女「え……?」
少年「……俺は……」
バスガイド(いいなぁ……私もこんな子に惚れられてみたかったなぁ……)
女子「……はぁ……はぁ……」
少年「早く言え」
女子「うっぅぅ……ご、ごめん……も、もう、しないから……ふく、ろ……ちょう、だい……」
少女「ど、どうぞ……」
170: 2011/10/09(日) 16:25:58.56 ID:ePq3SM+f0
女子「……………………うぅ…………ぉぉお………」
少年「よし。おい、耳塞いでおけ」
少女「あ、うん……」
友「俺も聞かないようにしないと」
少年「だな。もらいゲロなんてしたくないし」
友「おし」
少女「あ、の……」
少年「なんだよ?」
少女「あ、ありがとう……えへへ、ちょっと嬉しかった」
少年「ふ、ふん……別に……」
友「照れんなよ」
少年「照れてねーよ」
バスガイド(かわいい……)
女子「………うっろろっ!!!うろろっぉぉおお!!!!」
―――ビチャビチャビチャ!!!」
少年「よし。おい、耳塞いでおけ」
少女「あ、うん……」
友「俺も聞かないようにしないと」
少年「だな。もらいゲロなんてしたくないし」
友「おし」
少女「あ、の……」
少年「なんだよ?」
少女「あ、ありがとう……えへへ、ちょっと嬉しかった」
少年「ふ、ふん……別に……」
友「照れんなよ」
少年「照れてねーよ」
バスガイド(かわいい……)
女子「………うっろろっ!!!うろろっぉぉおお!!!!」
―――ビチャビチャビチャ!!!」
176: 2011/10/09(日) 16:29:21.42 ID:ePq3SM+f0
女子「はぁ……はぁ……」
少年「大丈夫か?」
女子「お、おかげさまで……」
少年「おら、お茶だ」
女子「あ、ありがとう……」
少年「おかわり、いるか?」
女子「うん……いる」
少年「どんどん、飲んでいいからな」
女子「うん……」
女子(急に優しくなった……ふふ……やっぱり、私のことが……)
少女「……」
友「羨ましいって思ってる?」
少女「少し……」
友「でも、お茶をあんなに飲んじゃあ、ダメだよね。あいつ、さっきのサービスエリアではトイレに行ってなかったし」
バスガイド「え……!?」
少年「大丈夫か?」
女子「お、おかげさまで……」
少年「おら、お茶だ」
女子「あ、ありがとう……」
少年「おかわり、いるか?」
女子「うん……いる」
少年「どんどん、飲んでいいからな」
女子「うん……」
女子(急に優しくなった……ふふ……やっぱり、私のことが……)
少女「……」
友「羨ましいって思ってる?」
少女「少し……」
友「でも、お茶をあんなに飲んじゃあ、ダメだよね。あいつ、さっきのサービスエリアではトイレに行ってなかったし」
バスガイド「え……!?」
192: 2011/10/09(日) 16:34:26.44 ID:ePq3SM+f0
―――15分後
女子「……ん」
少年「いっせいのーで、さんっ!!」
友「あ!!ちょっと、そこで二つもあげるー?」
少女「だって……えへへ」
少年「な?」
友「てめえら……」
女子(ちょっと……おしっこしたくなってきたかも……)
女子「あの……」
バスガイド「ん?」
女子「つ、つぎのサービスエリアまでは……どれくらいですか?」
バスガイド「えーと……予定だと30分くらいかな?」
女子(30分……そ、それならなんとか……)
少年「あ、おい。お茶、いるか?」
女子「え……あ、う、うん……」
女子「……ん」
少年「いっせいのーで、さんっ!!」
友「あ!!ちょっと、そこで二つもあげるー?」
少女「だって……えへへ」
少年「な?」
友「てめえら……」
女子(ちょっと……おしっこしたくなってきたかも……)
女子「あの……」
バスガイド「ん?」
女子「つ、つぎのサービスエリアまでは……どれくらいですか?」
バスガイド「えーと……予定だと30分くらいかな?」
女子(30分……そ、それならなんとか……)
少年「あ、おい。お茶、いるか?」
女子「え……あ、う、うん……」
198: 2011/10/09(日) 16:38:46.13 ID:ePq3SM+f0
―――5分経過
女子「……(モジモジ」
教師「どうした?」
女子「な、なんでも……ないです……」
教師「そうか?」
少女「はぁ……はぁ……」
少年「また気分悪くなったか?」
少女「ううん……大丈夫だから……少し、休むね」
少年「悪いな。無理に付き合わせて」
少女「いいって……楽しかったし」
少年「そっか」
友「んじゃ、俺と語り合おうぜ」
少年「やだよ。おまえ、いっつもアニメの話になるじゃん」
友「うっせーな」
女子(ちょ……これ……や、ばい……かも……)
女子「……(モジモジ」
教師「どうした?」
女子「な、なんでも……ないです……」
教師「そうか?」
少女「はぁ……はぁ……」
少年「また気分悪くなったか?」
少女「ううん……大丈夫だから……少し、休むね」
少年「悪いな。無理に付き合わせて」
少女「いいって……楽しかったし」
少年「そっか」
友「んじゃ、俺と語り合おうぜ」
少年「やだよ。おまえ、いっつもアニメの話になるじゃん」
友「うっせーな」
女子(ちょ……これ……や、ばい……かも……)
206: 2011/10/09(日) 16:43:40.97 ID:ePq3SM+f0
―――10分経過
女子(あ、あと15分……)
少年「そうだ。なんか面白い擬音でも言い合おうぜ」
友「ほお……面白い」
少年「何が良いかな……?」
友「じゃあ、あれは?水の音をよりリアルに表現しようぜ」
少年「おおー、なんかいいな。おし、やるか」
友「んじゃ、俺からな。―――しーっ……しーっ……」
女子「……!?」
少年「それ、ションベンじゃん」
友「そっか?」
少年「次、俺な。じょぼぼぼぼ……」
友「それもションベンじゃん!!」
少年「あははははは!!」
女子(……やだ……もう……げ、んかい……)
女子(あ、あと15分……)
少年「そうだ。なんか面白い擬音でも言い合おうぜ」
友「ほお……面白い」
少年「何が良いかな……?」
友「じゃあ、あれは?水の音をよりリアルに表現しようぜ」
少年「おおー、なんかいいな。おし、やるか」
友「んじゃ、俺からな。―――しーっ……しーっ……」
女子「……!?」
少年「それ、ションベンじゃん」
友「そっか?」
少年「次、俺な。じょぼぼぼぼ……」
友「それもションベンじゃん!!」
少年「あははははは!!」
女子(……やだ……もう……げ、んかい……)
207: 2011/10/09(日) 16:44:55.86
女子がかわいそうになってきたぞ?
215: 2011/10/09(日) 16:48:44.16 ID:ePq3SM+f0
女子「はぁ……はぁ……はぁ……」
少女「もう……恥ずかしいこと言わないでよ……」
教師「お前らは本当に馬鹿だな」
バスガイド「もう、ダメだぞ?」
少年「あ、すいません」
友「はーい」
女子「ふぅ……ふぅ……!!」
教師「ん?おい、どうした?すごい、汗だぞ?」
女子「はっ……ひ……」
バスガイド「だ、大丈夫?気分が悪くなったの?」
女子「ち、ちが……ちが……い……」
少女「ど、うかしたの?」
女子「はぁ……はぁ……サービス、エリア……まだ……ですか?」
バスガイド「えっと……あと10分ぐらい」
女子「じゅ……はぁ……くっ……!」
少女「もう……恥ずかしいこと言わないでよ……」
教師「お前らは本当に馬鹿だな」
バスガイド「もう、ダメだぞ?」
少年「あ、すいません」
友「はーい」
女子「ふぅ……ふぅ……!!」
教師「ん?おい、どうした?すごい、汗だぞ?」
女子「はっ……ひ……」
バスガイド「だ、大丈夫?気分が悪くなったの?」
女子「ち、ちが……ちが……い……」
少女「ど、うかしたの?」
女子「はぁ……はぁ……サービス、エリア……まだ……ですか?」
バスガイド「えっと……あと10分ぐらい」
女子「じゅ……はぁ……くっ……!」
223: 2011/10/09(日) 16:53:41.50 ID:ePq3SM+f0
女子(出したい……出したい……出したい……!!)
教師「お前……まさか」
バスガイド「(お茶、飲ませすぎたんじゃないの?)」
友「(はい。ちょっと反省してます)」
少年「……おい。席、移動できるか?」
少女「え……う、うん……」
友「そうだな。そろそろ、元のとこに戻ろうぜ」
バスガイド「……あ」
少年「この水筒、あいつが全部飲んだからもう空です」
バスガイド「い、いいの?」
少年「こいつにお茶もらいますよ」
友「へえへえ」
少年「先生もちょっと、後ろで俺たちと遊びませんか?」
教師「あ、ああ……そうだな」
女子「はぁ……はぁ……で、る……も、う……はぁ……ふぅ……!!」
教師「お前……まさか」
バスガイド「(お茶、飲ませすぎたんじゃないの?)」
友「(はい。ちょっと反省してます)」
少年「……おい。席、移動できるか?」
少女「え……う、うん……」
友「そうだな。そろそろ、元のとこに戻ろうぜ」
バスガイド「……あ」
少年「この水筒、あいつが全部飲んだからもう空です」
バスガイド「い、いいの?」
少年「こいつにお茶もらいますよ」
友「へえへえ」
少年「先生もちょっと、後ろで俺たちと遊びませんか?」
教師「あ、ああ……そうだな」
女子「はぁ……はぁ……で、る……も、う……はぁ……ふぅ……!!」
232: 2011/10/09(日) 16:59:04.02 ID:ePq3SM+f0
―――サービスエリア
少年「ふう……やっぱ、外がいいなー」
友「だな」
少女「うん」
少年「もう体調いいのか?」
少女「少し体が重たい感じもするけど……酔い止めも飲んだし、もう平気だと思う」
少年「そっか……あ、じゃあ、あのさ……」
少女「ん?」
少年「……目的地に着いたら……一緒に……」
友(俺は!?)
少女「う、うん……いいよ」
少年「あ、ありがとう……」
友(俺は!?)
女子「―――はぁ」
女子(なんで好きな人の水筒におしっこしなきゃいけないのよ……さいてーじゃん……)
少年「ふう……やっぱ、外がいいなー」
友「だな」
少女「うん」
少年「もう体調いいのか?」
少女「少し体が重たい感じもするけど……酔い止めも飲んだし、もう平気だと思う」
少年「そっか……あ、じゃあ、あのさ……」
少女「ん?」
少年「……目的地に着いたら……一緒に……」
友(俺は!?)
少女「う、うん……いいよ」
少年「あ、ありがとう……」
友(俺は!?)
女子「―――はぁ」
女子(なんで好きな人の水筒におしっこしなきゃいけないのよ……さいてーじゃん……)
242: 2011/10/09(日) 17:04:42.32 ID:ePq3SM+f0
―――目的地 水族館
教師「じゃあ、2時間は自由行動だ。遅れずにここへ帰ってこいよ!!」
「「はーい」」
少年「じゃあ、行こうぜ」
少女「うん♪」
友「はぁ……バスにいようかなぁ……」
バスガイド「あれ?いかないの?」
友「もう……友達が……いないんです……」
バスガイド「へえ……あ、じゃあお姉さんと一緒に行く?少し待ってもらうことになるけど」
友「マジっすか?!いきます!!いかせてください!!」
バスガイド(ふふ……かわいい……やっぱり、いいわ……年下って)
少年「―――何から見る?」
少女「えへへ……君の好きなところでいいよ」
少年「好きな……ところか……んじゃ、このままでいいか―――目の前にいるし」
少女「……私も目の前にいるから……ここで……いいよ?」
おしまい。
教師「じゃあ、2時間は自由行動だ。遅れずにここへ帰ってこいよ!!」
「「はーい」」
少年「じゃあ、行こうぜ」
少女「うん♪」
友「はぁ……バスにいようかなぁ……」
バスガイド「あれ?いかないの?」
友「もう……友達が……いないんです……」
バスガイド「へえ……あ、じゃあお姉さんと一緒に行く?少し待ってもらうことになるけど」
友「マジっすか?!いきます!!いかせてください!!」
バスガイド(ふふ……かわいい……やっぱり、いいわ……年下って)
少年「―――何から見る?」
少女「えへへ……君の好きなところでいいよ」
少年「好きな……ところか……んじゃ、このままでいいか―――目の前にいるし」
少女「……私も目の前にいるから……ここで……いいよ?」
おしまい。
247: 2011/10/09(日) 17:05:56.82
乙 といいたいところだが
終わるのが早すぎるだろうさあ続きをおねがいします
終わるのが早すぎるだろうさあ続きをおねがいします
252: 2011/10/09(日) 17:07:36.06
乙!小学生の頃のトラウマを掘り返されるSSだった
262: 2011/10/09(日) 17:18:05.13 ID:ePq3SM+f0
>>260
女子から手渡された水筒で喉を潤したに決まってるだろ
みんな乙
女子から手渡された水筒で喉を潤したに決まってるだろ
みんな乙
引用元: 少女「…………………気持ち悪い」
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