1: 2011/09/15(木) 00:41:09.88 ID:gfVvCcDj0
澪「…………」ドキドキ…

紬「……っ」ドキドキ…

律「………………」ドキドキ…


――がしゃっ……カタタタタ……

ピピピピ……


………………


澪「……う……そ……!!!」

紬「そんな……まさ……か……!」

律「……あっ……あ……あっ……あああああ!!!」


澪律紬「体重……増えてるーーーーーー!!!!!!」

4: 2011/09/15(木) 00:42:40.43 ID:gfVvCcDj0
澪「いやいやいやいや、待て待て落ち着け私、いや、これはあれだ。うん、服だ、服が重いからだ、服を脱げば大丈夫なはず…」ヌギヌギ…

澪「あははは、一応下着も脱いじゃおう、これで確実な体重が計れるぞ、さぁてっと…」

がしゃっ……カタタタタ……


澪「やっぱり変わってないいいいいいい!!!!!」


律「うわあああぁぁぁぁ…………」

紬「も……もうダメぇぇぇぇ!!!」

6: 2011/09/15(木) 00:43:27.94 ID:gfVvCcDj0
遡る事3時間前、放課後のお茶会でそれは起こった。


唯「モンブランおいしぃ~~♪」

紬「まだまだお菓子も紅茶もいっぱいあるから、たくさん食べてねぇ~♪」

律「私今が一番幸せ……ん~~、ムギのケーキは最高っ!」

澪「しかし、みんなよく食べるよなぁ」

律「そーゆー澪だってそれ何個目だよ?」

澪「う゛……あ……余らせるともったいないだろ?」

律「まぁねぇ~~」ニヤニヤ

梓「…………」モグモグ…
梓(また、食べてばっかで終わっちゃうのかな?)

8: 2011/09/15(木) 00:44:33.69 ID:gfVvCcDj0
律「さぁて……エネルギー補給終了、練習すっかっ!」

澪「そうだな」

梓「は…早くやりましょう!」

唯「いつでもいいよぉ~♪」

律「わん、つー、すりー!」


~♪ ~♪

律「いやー! 良い汗かいた!」

澪「唯もだいぶ上手くなったな、入部当初とは大違いだ」

唯「えへへ~☆ もっと褒めて褒めて~」

梓「まったく、すぐ調子に乗るんですから…」

9: 2011/09/15(木) 00:45:23.92 ID:gfVvCcDj0
紬「お疲れ様、ミルクティーとプリンを用意したわ、みんなでいただきましょ♪」

唯「わーい!」

律「をほっ、こりゃまた美味そう…♪」

澪「まだ食べるのか…」

律「じゃあ澪の分は私がもーらいっとっ」

澪「だ、誰も食べないとは言ってないだろっ!」

梓「ムギ先輩、いただきますっ」

紬「ええ、どうぞ~」

10: 2011/09/15(木) 00:46:27.07 ID:gfVvCcDj0
ガラッ…

さわ子「お、相変わらずみんなやってるわねぇ」

唯「あ、さわちゃんっ」

さわ子「吹奏楽部も一段落落ち着いたから覗きにきたわよ~、さぁて、今日のおやつは何かしら♪」

律「相変わらずノリノリだなぁ」

紬「うふふっ、今用意しますので少々お待ちを…」


~~~

さわ子「ん~~~~!!!まろやかなプリンにカラメルソースのビターな味がまた最高…」

さわ子「そして…このコーヒーのほのかな苦み…ムギちゃん今日は200点よ~っ♪」

紬「ありがとうございますっ」

唯「このおやつの為に部活やってるようなものだよねぇ~」

梓「唯先輩、それ軽く問題発言です」

12: 2011/09/15(木) 00:47:12.17 ID:gfVvCcDj0
唯「えへへ…」

さわ子「っかし、毎日毎日こーんな美味しいお菓子を食べれて、みんな幸せ者よねぇ~」

律「あははっ、まぁ…毎日これだけ贅沢なお菓子を食べれる部活、そうそうないだろうなぁ」


律「さ~て、それじゃあ片付けて帰るとすっか?」

澪「もうそんな時間か…」

唯「ムギちゃん、明日もよろしくね♪」

紬「ええ、まっかせて☆」

律「ん~~~っ……」

と、呑気に伸びをする律、その時、事件は起こった…。

13: 2011/09/15(木) 00:48:38.38 ID:gfVvCcDj0
――――ぷちんっ…!

律「んあ?」

澪「律ー、ブラウスのボタン取れたぞ?」
律「わりー、ボタン傷んでたかな?」

紬「あー、何回も着てるとよくあるものね?」
律「そうそう、最近やたら下着もキツくなってきたし…そろそろ新しい下着買おうかな?」

唯「ん~……」

 そして、唯が律の身体を見て一言。

唯「今日も着替えの時に思ったけど、りっちゃん…おっOいおっきくなったよね?」

律「え、まじで?///そう見える?」

唯「うん」

律「あ……あはははっ! そっか……今に、澪のサイズも越せるかな…?」

澪「あのなぁ…」


さわ子「てゆーか、単に太っただけなんじゃないのー?」

14: 2011/09/15(木) 00:49:40.48 ID:gfVvCcDj0
………………

一瞬にして静まる音楽室…。


律「……はい? あの、今…なんと?」

さわ子「いや、ボタンが飛んだり下着がきつくなったりって…、それ明らかに太ってるって事なんじゃ…」
律「それ以上言っちゃ駄目だぁ!!!」バンッ!

さわ子「あのねぇ…」

さわ子「こほん…普通に考えて、毎日あれだけ甘いお菓子を食べてて、太らないなんて事があり得るとでも?」

律「そ…それは……」

澪(確かに……)

梓(言われてみれば…)

紬(考えもしなかったわ…)

唯(…??)

15: 2011/09/15(木) 00:51:05.44 ID:gfVvCcDj0
さわ子「私の千里眼によると…澪ちゃんりっちゃんムギちゃん……少し太ったわよねぇ…?」

澪「な…そんな…」
紬「あ…ありえませんっ」
律「そーだそーだ! 大体、それなら唯と梓とさわちゃんはどうなんだよー?」

さわ子「唯ちゃん胸は大きくなったけどウエストに変化ないもの、梓ちゃんも同様に背は伸びたけどそれは成長であって、太ったとは言えないわよ?」

梓「確かに、最近制服が小さくなったので少し大きめのに変えましたけど…」

唯「私いくら食べても体重増えないからなぁ、でもさわちゃんすごーい、よくわかったね~」

澪「さすが…唯に入れ替わった憂ちゃんを見抜いただけはあるな…説得力が…」

さわ子「私は週一でジムで鍛えてるからねぇ、むしろ最近痩せたのよん♪」

律「ぐぬぬ……」

さわ子「まぁ…私の言葉が信用できないってのなら、奥にある衣装を着てごらんなさいな」

さわ子「1年前はみんな問題なく着れてた衣装だし、もしもりっちゃんが太ってないって言うのなら、すんなり着れるはずだけどねぇ」ニヤニヤ…

律澪紬(……っ)

17: 2011/09/15(木) 00:52:24.15 ID:gfVvCcDj0
唯「ん~、胸の辺りがキツいけど、着れたよぉ~」
梓「小さい…私本当に背伸びたんだ…」

律「んぐぐ……なんだよこの衣装…縮んだんじゃねーの?」
澪「…せいっ! ……えいっ!」ブチンッ!

澪「ば…馬鹿なっ!」

さわ子「澪ちゃーん、ボタン飛んだわよぉ~?」
澪「そんな…嘘だ…」

紬「ん~~…き…きつい……そ…そんなぁ……」

さわ子「まー、真相は家の体重計が語ってくれるわよ」ニヤニヤ

さわ子「おほほほ…」

18: 2011/09/15(木) 00:53:18.58 ID:gfVvCcDj0
―――
――


 それぞれ体重計を見つめ、全裸で呆然とする澪、紬、律の3名。

 その眼に、大きな意思が宿る。


澪「………決めた…」!

律「絶対に…ぜえったいに痩せてやる…!」

紬「頑張らないと…!」


澪律紬「―――ダイエットだ……!!」

19: 2011/09/15(木) 00:55:57.27 ID:gfVvCcDj0
澪「とはいっても無茶なダイエットは身体に毒だ、きちんと栄養は摂取しないと…」

澪「ええと…野菜を中心に栄養バランスを考えた食事を取り、脂っこい物は食べず、間食はしない。不足しがちな栄養は栄養剤やサプリメントで補うのも効果的…か。」

澪「それでいて適度に有酸素運動をすれば、体重は落とせる……か」

澪「よし無理せず計画的にやろう。まずは今月中に2キロ減を目標に…やるか」



律「んんん……とにかく痩せる為には運動すればいいんだよな…よし…! 今日から早速筋トレだーーーー!!!」

律「まずは腕立て腹筋100回! ふんふんふんふんふんふん!!!!」


聡(……)

律「うおりゃあああああ!!」ブンブンブン!

聡(ねーちゃんうるさいなぁ…)



紬「何か良いダイエット法、ないかしら」カタカタ…

紬「まぁ…『神秘のパワー、これだけで普段の食生活を続けてても10キロ痩せれます!』…ですって…?」

紬「値段は…1月分が7万円の所好評に付き…5万円っ!? や…安いわ!!これにしましょう!!」

紬「斉藤! さいとー! 至急用意して欲しい物が…!」

21: 2011/09/15(木) 00:57:05.03 ID:gfVvCcDj0
 そんなこんなで翌日。


和「あら澪、お昼それだけでいいの?」
澪「うん、実は最近……(ゴニョゴニョ…)でさ…」

和「そうなんだ…でも、ちゃんと食べなきゃ体に悪いわよ?」
澪「大丈夫、上手くやってるから…」

澪「サプリを一錠飲んで…ごちそうさまでした」

唯「あれれ?澪ちゃんご飯残しちゃったの?」
澪「ああ、これ以上はちょっと…な」

唯「もったいないなぁ」
澪「……良かったら食べるか?」

唯「え、いいの? わーい♪」

和「唯ったら……」

22: 2011/09/15(木) 00:57:54.53 ID:gfVvCcDj0

律「信代ー! お願い、私に稽古つけて!」

信代「律? いいけど、どうしたの?」

律「いやー、なんか無性に身体動かしたくてさぁ~」
律(信代をブン投げれるぐらい筋力つければ……きっと痩せれるハズ…!)

信代「別にいいけど、私強いよ?」

律「おうよ! 強い方が燃えるぜぇ!」


柔道部室

信代「押忍ッッ!! どおりゃあああ!!!」ブンッ!

律「のっしぇえええ!!」ガッシャアアン!!

信代「ウスッ!」

律「ま…まだまだぁ!!」

信代「押忍っっ!!」

23: 2011/09/15(木) 00:58:42.81 ID:gfVvCcDj0
校舎屋上

紬「良い天気ねぇ~、今日もご飯がおいしいわぁ♪」

憂「あれ、紬さんじゃないですか?」
梓「ムギ先輩、こんにちわ」

紬「あらこんにちわ、憂ちゃん、梓ちゃん」

憂「屋上でご飯ですか、いいですねぇ」

紬「ええ、青空の下で食べるお弁当は格別よ」

梓「でも普段と変わらないお弁当ですね、澪先輩から聞きましたけど、ダイエット始めたんじゃ…?」

紬「うふふ、実は私、痩せれる秘策を見つけちゃったのよ♪」


憂梓「秘策…?」

24: 2011/09/15(木) 00:59:34.06 ID:gfVvCcDj0
放課後 部室

唯「ムギちゃん今日のおやつはぁ~?」
紬「あるわよ~」

唯「わーい」
紬「はいっ!」ドサドサッ

唯「……何これ?」

紬「酢昆布よ」

唯「いやそれはわかるんだけど、なんで酢昆布なの?」

紬「ヘルシーで低カ口リー、それでいて結構いけるのよ」

澪「海藻類はダイエットには欠かせない食品だからな、今日のは私がムギにお願いしたんだ」

紬「澪ちゃんとりっちゃんと3人で決めたの!絶対に痩せるって!だから唯ちゃんも梓ちゃんも応援してねっ!」

唯「そ……そうなんだ…みんな、頑張ってね~~…」

唯(あううう…ケーキが…クッキーがぁ…)

26: 2011/09/15(木) 01:01:05.96 ID:gfVvCcDj0
律「よーっす…」

梓「律先輩!? どーしたんですかその顔!」

律「ちょーっと運動をね…あはは」

律「ふふふ…こーんだけ動いたら…相当痩せてる…ハズ…」

さわ子「あらあら、みんな揃ってダイエットでも始めたの?」

律「さわちゃん、ああ、痩せるんだ…私達は…!」

さわ子「そう、ダイエットかぁ…懐かしいわねぇ」
唯「さわちゃんもダイエットしてた事あったんだぁ」

さわ子「ええ、学生の頃に住んでた寮の寮長先生の飼ってた犬が七面鳥に見えてつい噛みついちゃったり…それで裁判にかけられたり…ダイエットにはいろんな思い出があるわねぇ」

澪「よくわかんないけど、多分それ違う人なんじゃ…」

さわ子「まぁ、昔の事は良いじゃないの♪ それよりも今日のおやつは………何コレ、酢昆布?」

28: 2011/09/15(木) 01:02:33.50 ID:gfVvCcDj0
梓「はい、この調子じゃ当分ケーキなさそうですね、あ、結構いけますね」モグモグ…

さわ子「ムギちゃん、今日は仕方ないけど明日からケーキだけは持って来て、絶対に!」

唯「ムギちゃん!私からもお願い!甘いケーキがないと力でないんだよぉぉ…」

紬「私は別にいいけど…(アレが届けば私もケーキ食べて大丈夫よね…うん)」

紬「じゃあ、明日からまたケーキ持って来るわね?」


唯さわ子「イヤッホオオオウ!!」ガタッ

律「てめーら自己中すぎんだろ」

29: 2011/09/15(木) 01:03:28.36 ID:gfVvCcDj0
翌日

さわ子「そうそう! コレよコレぇぇぇ!」

唯「おーいしいいいい……!!」モグモグ…!

紬「ふぅ、やっぱり、ティータイムはケーキに限るわねぇ」

梓「ムギ先輩、本当に大丈夫なんですか…?」

紬「ええ、言ったでしょ?秘策があるって。 さ、梓ちゃんもどうぞ」

梓「はい…(モグモグ…)お…美味しい…」


唯紬梓さわ子「ほ~~げぇ~~~~……」

律「…………」

律「なあ澪、今だけあいつら殴っていい?」グゥゥゥゥ…

澪「許可する」グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

30: 2011/09/15(木) 01:04:23.10 ID:gfVvCcDj0
そうこうしてるうちに一ヶ月の月日が流れて…

律「腹減ったぁぁ…」グゥゥゥゥ…
律「ダイエット初めて一ヶ月……そろそろ…限界………」ギュルルルゥ
律「でもここで食べたら意味ないしな…がまんがまん…」グゥゥゥ…

律「水でも飲みに…あふ…立ちくらみが…」
律(でも、筋トレの成果か筋肉付いたよな…私)


聡「んあ?ねーちゃんどうしたの」ポリポリ…ゴクゴクッ

聡「ぷはぁ~~、ん~、やっぱりコーラは赤いのに限るよなぁ、あ、ねーちゃんもどう?」

律「……………」

律「それはあてつけかコラアアアア!!!」

聡「ちょっ!ねーちゃん落ち着いて!!」

律「さーとしーー!!私の一本背負いを喰らえええ!!」

聡「のわあああっっ!!」ドガッシャアアン!

31: 2011/09/15(木) 01:05:44.04 ID:gfVvCcDj0
澪「ううう……わかっちゃいたけどこれは結構…キツい……」

澪「ネットでもやって気を…紛らわそう……」カタカタ…

澪「そういえば唯のやつブログ始めたって言ってたな…見てみようか」

澪「なになに…『突撃! 平沢家の食卓』…?」


『どもー! 私のブログにようこそ♪ あなたは○○人目のお客様でーす!』


澪「いたって普通のブログだな」

『私にはすっごく料理の上手な妹がいるんです、ここではその妹の作った料理をみなさんにご紹介したいと思います♪』

澪「……………」ゴクリ…

33: 2011/09/15(木) 01:06:51.50 ID:gfVvCcDj0
『見て下さい、この赤身が立派なステーキにちらしずし…あ、この手は妹の指です、かわいいでしょ~(笑』

澪「フィレ肉のステーキに…ちらしずし………! デザートに大福まで…! これ全部憂ちゃんが……?」タラ…

澪「んっ…いかん、よだれが……」

澪「…あああ…! ダイエット中に見るんじゃなかったぁぁ…………」

澪「も~~~~、なんてブログ作ったんだ唯のやつーーーー!!」ジタバタ…!

――――――――――

紬「ふぅ…ごちそう様、今日もすっごく美味しかったわぁ♪ もうおなかいっぱいよ~」

紬「あとは食後にこの錠剤を一つ飲めば…」

紬「これだけで痩せられるんだから、世の中楽になったものよねぇ…」

紬「さて、明日に備えてもう寝ましょうか…♪」

36: 2011/09/15(木) 01:09:24.79 ID:gfVvCcDj0
そして更に数日の月日が流れ、律と澪と紬のダイエット生活も今日で最終日。

さわ子「それじゃ、そろそろダイエットの結果発表といきましょうか?」


唯「みんな頑張ってたもんねぇ~」モグモグ…

梓「唯先輩、食べすぎなんじゃ…」

唯「えへへっ…甘いのは別腹だよ、あずにゃんもいっぱいたべなきゃだめだよ?」

梓「唯先輩は特別食べすぎです! いくらなんでもタイヤキ10個は多すぎます!」

唯「そういうあずにゃんだってそれもう7個目だよ?」

梓「タイヤキは…別腹です…///」

38: 2011/09/15(木) 01:12:36.73 ID:gfVvCcDj0
澪律紬「…………」ドキドキ…

がしゃ…カタタタタタ……

……………


澪「耐えた成果があった……よかったあぁぁぁ……」

律「嘘、なんでだ………」

紬「そん……な………」

さわ子「ふむふむ…澪ちゃん5キロ減、りっちゃん2キロ増、ムギちゃんはひどいわね…7キロも増えてるわよ?」

さわ子「澪ちゃんは計画的なダイエットプランが実ったのね、でも、サプリメントに頼りすぎたのはいただけないわ、ある程度お腹は膨らませておかないと頭は回らないのよ?」

澪「確かに…定期テストの点少し下がってたな…」


さわ子「りっちゃんは、明らかに筋肉太りね…確かに筋トレをすれば身体は引き締まるけど、それじゃ体重は落ちないわ。むしろ筋肉で増える一方になるわよ?」

律「んんんん……一体何が間違ってたんだ…………」

さわ子「有酸素運動をせずに無酸素運動ばかりやってたのが祟ったわねぇ」

39: 2011/09/15(木) 01:13:31.92 ID:gfVvCcDj0
律「そんなぁぁ、せっかく頑張ったのにぃぃ…」

さわ子「でも、ウエストは締まってるから良いじゃない」

律「…むぅ…」

さわ子「ムギちゃんは……」

紬「そんな……どうしてかしら…」オロオロ…

さわ子「楽に見えるやり方に頼った時点でもう何も言うことは無いわねぇ……それに、このダイエット薬品だけど…つい最近警察に摘発されたメーカーのじゃない、完全に騙されたわね…」

さわ子「これ、中身はただのビタミン剤って話よ?」

紬「そ……そんなぁぁぁぁぁぁぁ………」

41: 2011/09/15(木) 01:14:46.20 ID:gfVvCcDj0
 それから……。

紬「もうお菓子はダメ!! 絶対に…ぜーーーったいに持ってこないんだからっ!!」

澪「さーて、そーゆーわけだから練習するぞ練習~~」

梓「唯先輩~、ほら、はやくやりますよーーー」

律「ほらほら、早く準備するー」

唯「お菓子をおおお…お菓子をおおお……」


紬「唯ちゃんっ」

唯「ムギちゃん……」

紬「ケーキが食べれないのなら酢昆布を食べればいいじゃない♪」

唯「うわああああん!!! もうすっぱいのはいいよぉぉ!! 甘いお菓子が食べたいよおおおお!!」

唯「おーかーしーーーケーーキィィィ……クッキーー……」


音楽室には、女生徒の泣き声が絶えず響いていたという…

おしまい。

42: 2011/09/15(木) 01:15:50.13 ID:gfVvCcDj0
後日、職員室

さわ子「…あんな状態で音楽室でおやつは当分無理よねぇ…」

さわ子「みんなには悪いけど、私は個別でいただきますか…♪」


―――ケ――キ―ケー――ィ―――…


さわ子「ん~~~、駅前のケーキ屋さん、なかなかにやるわねぇ♪チョコホイップがおいしひ…♪」

ーキ――ケェ―キィ――――

さわ子「~~♪ ………? 何かしら、この重く響く声は…?」

声「ケーーキイイイイイ……」

さわ子「……誰?」

声「けーーきいいいい………」

さわ子「まさか…この声は…唯…ちゃん……? ど…どこにいるの…?」

43: 2011/09/15(木) 01:16:13.88 ID:gfVvCcDj0
ぬらり…

唯「ケーキ……」

さわ子「ひ…っ!」

唯「ケーキが……食べたいよおおおおお!!!!!」

さわ子「きゃあああああーーー!!!」

―――
――


ほんとにおしまい。

44: 2011/09/15(木) 01:18:49.19
よい

45: 2011/09/15(木) 01:19:26.11
いいダイエットをしなくちゃだめだってことだ

49: 2011/09/15(木) 01:20:51.99
これだけ食べて太らない方がまずいだろ

引用元: 澪「ダイエットをします!!!」