5: 2012/10/27(土) 01:57:35.73 ID:1abpCNhS0
響「よろしくだぞ」

美希「ふぅーん、頑張ってね」

響「美希も一緒に頑張るさー!」

美希「ミキ、疲れるの、や」

響「でも頑張らないとアイドルやっていけないさー……」

美希「あ、じゃあミキの代わりに頑張って?」

響「よし、自分に任せろってなんでさー!」

美希「むぅ、さっきから声大きいの。
事務所ではもうちょっと静かにした方がいいって思うな」

響「ご、ごめん……とにかく、一緒に頑張るさー」

美希「はいはい、頑張る頑張る」

7: 2012/10/27(土) 02:02:55.02 ID:1abpCNhS0
響「じゃあとりあえずレッスンから……」

美希「ねえ、まだ自己紹介してもらってないよ?」

響「あ、すっかり忘れてたぞ。じゃあ改めて、自分、我那覇響! うちなーからアイドルになる為に上京してきたぞ!」

美希「アイドルなの?」

響「アイドルのはずだったんだけど、なんでかプロデューサーやってるさー……」

美希「ね、この子は?」

響「慰めの言葉も何もなかったぞ。ええと、こっちはハム蔵! 自分の大切な家族だ!他にも、家にはイヌ美やネコ吉、沢山いるぞ」

美希「ふぅん、よろしくね、ハム蔵」

ハム蔵「ぢゅい!」

響「自分にはよろしく言わないのか?」

美希「あーうん、よろしくなの……あふぅ」

響「ついで扱いされてる気がするぞ……」

9: 2012/10/27(土) 02:09:30.90 ID:1abpCNhS0
響「ええ? まだ着いてない? もうレッスンは始まってるのに……うぐぐ、美希は何してるんだ?」

ハム蔵「ぢゅい!」

響「そうだな、電話! もしもし、美希かー!?」

美希「ん、ん~……声大きいの、普通に喋れば聞こえるよ」

響「美希、今どこにいるんだ!? 今日はレッスンだって言ったはずだぞ!」

美希「……何言ってるの? ミキ、今日の予定何も伝えられてないの。だからゆっくりお昼寝してたのに」

響「うぇえ!? だって一昨日、ちゃんとメールで……!」

美希「ちょっと待ってね……うん、やっぱりメールも電話も来てないの。そっちのミスだって思うな」

響「うぎゃー! ご、ごめんね美希! とにかく今日はレッスンだから、今から急いで行ってほしいんだ!」

美希「もう、だから声大きいってば。分かったの、じゃあ一応行くけど、間に合わなくても怒らないでね?」

響「うん、出来るだけ急いで!」

10: 2012/10/27(土) 02:15:19.58 ID:1abpCNhS0
響「はぁ……結局間に合わなかったぞ」

美希「ふんふふ~ん♪ あ、やば」

響「あ、美希! 今日はごめんな……自分のせいで美希のレッスン、一回無駄になっちゃったぞ」

美希「そ、そんなにしょんぼりしなくてもいいって思うな。誰にでもミスはあるってガッコの先生も言ってたの」

響「うう、美希は優しいなあ」

美希「元気出して、ね? ほら、イチゴババロア一口食べていいよ」

響「あむ……美味しいぞ」

美希「元気、出た?」

響「うん! もう今日みたいな失敗はしないぞ! 自分、もっともっと頑張るからね!」

美希「ミキ的には、あんまり頑張らなくてもいいよ?」

響「頑張るの! 一緒に!」

美希「あふぅ」

響「うが~~!!」

12: 2012/10/27(土) 02:19:15.61 ID:1abpCNhS0
美希「オーディション、残念だったね」

響「他人事みたいに言わないでよ、美希のオーディションだったんだぞ……」

美希「知ってるよ?」

響「うう、ごめん……自分の指示がまずかったのかなぁ」

美希「へこみすぎなの」

響「美希の初陣だぞ? 合格させてあげたかったんだ」

美希「ダメな時はダメだよ」

響「美希、もっとレッスン頑張ろうな。自分も、もっと色んなオーディション探して来るから。仕事も取ってくるから」

美希「……うん」

14: 2012/10/27(土) 02:26:59.07 ID:1abpCNhS0
美希「こう?」

響「もっと腕は遠くに伸ばすんだ、こう、こう!」

美希「こうだね」

響「いい感じだぞ! で、ここでくるっとターンさー」

美希「ここはミキ、得意だよ。ほらっ」

響「うんうん、そこでジャンプ!」

美希「よっ」

響「上手いぞ! この調子なら通しもすぐ出来そうさー!」

美希「案外ダンス、上手いんだね。小っちゃいから苦手かなって思ったけど」

響「自分、小っちゃくないぞー! それにダンスは得意分野さー、一応今もアイドルは目指してるんだし」

美希「そう言えばそんなこと言ってたね。なんでアイドルやらないの?」

響「……なんでだろうなー、気づいたら社長に乗せられてたさー」

美希「な、なんかごめんなさいなの」

響「いいさー……気にしてないさー……今は美希のプロデューサーさー……」

美希「ほら、ダンスレッスンの続きしよ?

15: 2012/10/27(土) 02:31:48.97 ID:1abpCNhS0
美希「~♪」

響「美希、ダンスだけじゃなくて歌も上手いね」

美希「そう? 簡単だよ?」

響「ま、まあ自分もそれぐらい出来るけどね! なんたって自分、完璧だからな!」

美希「あはっ、じゃあ一緒に歌おうよ」

響「今、今か!? 自分、完璧だけど準備は必要で」

美希「いいからいいから、ちょっと合わせてみるの! せーの、~♪」

響「……~♪」

美希「音、外れてるの」

響「今のはわざとさー! もう一回いくよ! ~♪」

美希「……ふふっ」

響「美希も歌うさー! ~♪」

美希「~♪」

16: 2012/10/27(土) 02:36:22.67 ID:1abpCNhS0
美希「かわいい?」

響「可愛いぞ、次は悲しそう!」

美希「どう?」

響「バッチリだぞ、嬉しそうは?」

美希「あはっ」

響「美希はすごいなー、感情表現も自分と同じ位完璧だぞ」

美希「ね、そろそろご飯だよね? レッスン切り上げてお外行こ!」

響「駄目だよ、ちゃんと時間いっぱいはレッスン! ほら、困り顔」

美希「むぅ」

響「それは怒った顔だぞ」

美希「ミキ、怒ってるの!」

17: 2012/10/27(土) 02:40:40.63 ID:1abpCNhS0
美希「~♪」

響(行ける、良い感じだぞ美希! そう、そこで……よし、きれいなジャンプ!)

美希「~♪」

響(ダンスに集中し過ぎて歌が、うがー! 頑張れ美希ー!)

美希「~♪ っ」

響「あ!?」

美希「ったぁ……ぁ、~♪」

響(……転んじゃった)

美希「~♪」

響(頑張れ、頑張れ……!)

美希「~♪……」

21: 2012/10/27(土) 02:47:23.15 ID:1abpCNhS0
美希「ダメ、だったね」

響「……だから、他人事みたいに言うの、やめてよ」

美希「他人事じゃないよ、ミキ、結構気合入れたつもりなの」

響「でも、転んじゃったな」

美希「うん……」

響「……ごめんね」

美希「? どうして謝るの?」

響「自分がもっと上手く教えられてれば、きっと」

美希「前にも言ったの。ダメな時はダメだよ」

響「ダメな時がないようにするのがプロデューサーの仕事さー、自分、もっと頑張るからね」

美希「……ミキも、頑張るね」

響「!? み、美希! 今、なんて? 頑張るって言った!?」

美希「うわ、びっくりした……うん、ミキ、頑張ってみる」

響「そっか……そっかあ! よーし、二人一緒に頑張れば、なんくるないさー!」

美希「何それ? ふふ、変なの」

23: 2012/10/27(土) 02:56:54.35 ID:1abpCNhS0
美希「見ててね、こう来てこう来て、えい」

響「……こう?」

美希「下手っぴだね、こうなの」

響「うぎゃー! 美希に下手っぴって言われたさー!」

美希「響、早く覚えないとミキ、置いてっちゃうよ?」

響「すぐに追いつくさー! ……ん? 今名前で呼んだ?」

美希「呼んだの」

響「初めて名前で呼んでくれたさー! 自分、いつまで経っても名前呼ばれないから嫌われてるのかもって、ずっと……!」

美希「はいはい、響響。で、ミキのダンスどう? カンペキ?」

響「完璧だぞ! ……じぶんには負けるけど!」

美希「響の方が下手っぴだよ?」

響「もー! 意地ぐらい張らせてよね!!」

美希「響って、時々めんどくさいの」

響「くさくないさー!」

25: 2012/10/27(土) 03:04:21.43 ID:1abpCNhS0
美希「あはっ、見てた?」

響「すごかったぞ! 審査員の人もびっくりしてたさー!」

美希「ラクショーってやつだね」

響「勝手にレッスン切り上げて昼寝ばっかりしてたから心配だったけど、合格して良かったさー」

美希「ミキ、スプリンクラーだもん。瞬発力には自信あるの」

響「? スプリンターのことか?」

美希「スプリンクラーだよ? 100m走する人のことなの」

響「それ、スプリンターだぞ。あと距離は100mじゃなくても短かったらスプリンターさー」

美希「ふぅん。どっちでもいいや、ミキ、頑張ったから眠いの……あふぅ」

響「帰りの電車でゆっくり寝るさー、駅に着いたら起こすから」

美希「うん、おねがいー……」

響「あはは、もう電池切れかけさー」

27: 2012/10/27(土) 03:15:13.50 ID:1abpCNhS0
美希「ランクアップ?」

響「そう! これでお仕事いっぱいさー!」

美希「へー、おめでと響」

響「美希のランクアップさー、美希が喜ばないで誰が喜ぶの!」

美希「ミキ、あんまりそういうの分かんないから響Pに任せるね、あふぅ……おやすみ」

響「起きろー! もうお仕事の依頼来てるんだぞー!」

美希「ん、響Pはカンペキなのー……それぐらい捌けるはずなの……」

響「まあ自分は完璧だからこれくらい余裕だけど、ってそうじゃないだろー!さっさとミーティングするさー!」

美希「響。響はランクアップしたの?」

響「じ、自分はプロデューサー業が忙しいから、その、うう、まだFランク」

美希「やっと静かになったの、おやすみ~」

響「起きるさー!」

31: 2012/10/27(土) 03:24:33.95 ID:1abpCNhS0
響「もしもし、美希? 今どこさー? 今日はレッスン」

美希「んー……もしもし、響。ミキ、ダンスカンペキだから、大丈夫なの」

響「ちょ、大丈夫じゃないさー! 美希のダンスは確かにすごいけど、それを維持するのも同じくらい大事なんだよ!?」

美希「あふぅ。でも、今から行っても間に合わないよ?」

響「それはそうだけど……うう、もう絶対こんなのダメだからね? 何があっても連絡はするさー」

美希「うんうん、分かった分かったなの。後のことはよろしくね、敏腕プロデューサー」

響「え、えへへ、褒めても何も出ないぞー?」

美希「じゃあおやすみなさいなのー」

響「あ……切れちゃったぞ」

34: 2012/10/27(土) 03:28:54.24 ID:1abpCNhS0
美希「ふう、響ったら鈍過ぎって感じ。あの日サボった時も買い物袋に気付いてなかったし。絶対怒られるって思ったのにな」

春香「美希? 何の電話だったの?」

美希「何でもないの、響からギョームレンラク」

春香「ふぅん、やっぱりランク高くなるとお休みでも頻繁に連絡来るんだね。響Pまも大変だ」

美希「今はミキのお腹の方が大変なの、早くケーキご馳走して?」

春香「あはは、はいはい。もうちょっとで焼き上がるからねー」

36: 2012/10/27(土) 03:38:52.27 ID:1abpCNhS0
響「うがー……美希の気紛れにも困ったぞー……」

社長「おお、我那覇君! どうかね、調子は?」

響「あ、あはは……自分はプロデューサー兼任だからFランクも仕方ないって思ってるけど、美希の方がちょっと」

社長「ふむ? 少し詳しく聞かせてもらおうか」

響「実はかくかくしかじかさー……」

社長「ううむ、それは非常にまずいな。私の経験上、その内大きな失敗に繫がりそうだ」

響「うぎゃー! それは駄目だぞー! 美希は、美希はこんなとこでつまづいてる暇はないさー!」

社長「そこで私に考えがある。ごにょごにょというのはどうだろう」

響「おー、社長冴えてるさー! 自分も、美希の仕事に穴空ける前になんとかしたいと思ってたところだぞ!」

社長「うむ、力になれたようで何よりだよ。では頑張ってくれたまえ」

響「うん! 社長、にふぇーでーびるー!」

社長「うむ、元気良く飛び出して行ったな。自信に溢れ自分は完璧と言っていた我那覇君が、星井君はこんなところで、か。よきかな、よきかな」

37: 2012/10/27(土) 03:42:37.34 ID:1abpCNhS0
響「もしもし美希!? 何してるんだ、今日はレコーディングだぞ!?」

美希「あ、え? でも、それってまだ先の……」

響「ちゃんとメールも打ったし電話でも話してたぞ!? 一体何を聞いてたんだ!!」

美希「ちょ、ちょっと、待ってね、ミキ、確認」

響「確認しながら走るさー! 下手するとCD中止もあり得るんだぞ!?」

美希「あ、ご、ごめんなさ」

響「自分に謝っても仕方ないさー!! 地図とかまとめて今メールしたから、早く来てスタッフさんに謝るさー!!」

美希「う、うん……ぁ、切れた。どう、どうしよう、急がなきゃ!」

39: 2012/10/27(土) 03:50:29.60 ID:1abpCNhS0
美希「はぁ、はぁ、ご! ごめんなさいなの! メール、ちゃんと読んでなくて、ミキ、最近、あの、弛んで」

響「遅いさー!! レッスンサボるだけじゃなくレコーディングまでサボる気だったのか!? 早くこっち来るさー!!」

美希「ごめ、ごめんなさい、ミキ、あの、あのね、ミキ……ぇ?」

社長「うむ」

美希「社長、え? ひび、き?」

社長「喝!!」

美希「きゃあ!?」

響「美希、姿勢を正して社長の有難いお言葉をしっかり聞くさー」

美希「う、うん……」

社長「星井君、最近仕事も増えて順風満帆だそうじゃないか」

美希「は、はいなの!」

社長「うむ、大変結構。これからも、頑張ってくれたまえ。私からは以上だ」

美希「……え、え? 終わりなの?」

社長「私からは以上だ。我那覇君、何かあるかね?」

響「じゃ、自分からも少しだけ」

41: 2012/10/27(土) 03:56:02.71 ID:1abpCNhS0
響「ん、こんなところだぞ。美希、もうダメだぞ?」

美希「ごめんなさいなの、もうしませんなの……」

響「よし、もういいよ……ん? 3時間も正座して疲れたんだね。自分がマッサージしてあげるさー」

美希「ご、ごめんなさいなのー!反省してるのー!!」

響「遠慮しなくても体にじっくり教え込むさー!」

美希「ひゃうん!? だめ、足触っちゃダメなのー!?」

響「逃がさないさー!」

社長「うむ、仲良きことは、美しきかな」

美希「社長助けてなのー!」

響「観念するさー!!」

46: 2012/10/27(土) 04:05:10.35 ID:1abpCNhS0
響「ランクアップさー! ようやく自分も芽が出たさー!!」

美希「やったの! これでミキ、もっとキラキラ出来るよね」

響「ランクアップしたのは美希じゃなくて自分さー! 横取りはダメさー!」

美希「ふぅん、おめでと響」

響「祝い方が雑!」

美希「ね、響。ミキね、早く次のランクに
上がって、もっとキラキラしたいの。出来る?」

響「美希……うん、自分に任せれば万事完璧さー!」

美希「ありがと、響! あ、でも……」

響「? 騒いだり静かになったり忙しいね」

美希「響が言うななの。響もまだまだ下の方だけど、ランクアップしたってことは響も仕事が増えるの? ミキ、邪魔になってる?」

響「し、下の方って……まあいいや。確かに自分の仕事も増えるけど、プロデュースなんて一人も二人も同じさー」

美希「? 響、ミキの他にもプロデュースしてるの?」

響「自分はセルフプロデュースさー。とにかく美希は何も心配しなくていいよ、なんたって自分は」

美希「カンペキだからな! なの!」

響「だから横取りはダメさー!」

47: 2012/10/27(土) 04:13:51.97 ID:1abpCNhS0
美希「~♪」

響(安心して見られるさー)

美希「~♪」

響(歌、一緒に頑張ったもんね)

美希「~♪」

響(元々上手かったダンスもふらつきが更に減ったし、もう自分より上って認めなきゃかもね)

美希「~♪」

響(合間合間の表情や仕草、女の自分から見ても凄く魅力的さー……)

美希「~♪」

響(……)

美希「~♪」

響(……自分、何してるんだろう)

美希「~♪」

48: 2012/10/27(土) 04:19:14.85 ID:1abpCNhS0
美希「響ー! ミキ、どうだった?」

響「すごかったさー、生放送なのにいつも以上の力を出せてたぞ!」

美希「あはっ、ミキはまだまだこんなところじゃ止まらないの!」

響「そう、だね。あはは」

美希「そろそろBランクも見えてきたよね、ね? 響!」

響「あ、うん! なんたって自分がプロデュースしてるからな!」

美希「我那覇響プロデューサー様々なの!」

響「あは、ははは」

50: 2012/10/27(土) 04:25:21.96 ID:1abpCNhS0
響「もっと、ここで、っ!」

響「いてて、もう一回!」

響「はっ、はっ、ここ、っ!」

響「うう、美希みたいにはいかないぞ……」

響「当たり前だよね、美希は自分より練習してたもん。そんなにすぐには追いつけないぞ」

響「……美希はもう、Bランク。自分はまだ、EランクとFランクの間ぐらい」

響「……」

響「っ、俯いてる暇なんかないさー! すぐに追いついて、いや追い越してやるさー!」

響「美希ー! トップアイドル目指してるのは美希だけじゃないさー!」

響「うがーー!!」

52: 2012/10/27(土) 04:36:29.19 ID:1abpCNhS0
美希「祝! Bランクアップなの!」

響「美希、おめでとう! Bランクって言ったらもうトップアイドルの端くれさー!」

美希「これも響Pのおかげなの。あの時ちゃんとミキのこと叱ってくれたの、ミキ、とっても嬉しかったよ?」

響「っ、美希は大事なアイドルだもん、プロデューサーとして当然さー。それにしても美希の失敗で怒られるのも勘弁してほしかったさー!」

美希「あはっ、ごめんね響。でも、本当にありがとうなの。ミキ、響がいなかったらきっと今のミキになれなかったの」

響「……美希の、実力、だよ」

美希「ううん、響のおかげなの! 響がいっぱいいっぱい頑張ってくれたからミキ、こんなに……響?」

響「ん、ん? 何?」

美希「嬉しくて泣きそう、じゃないよね? 辛そうなの。ごめんね? ミキ、何かしちゃった?」

響「……ごめん、自分、嫌な奴だ」

美希「あ、響!? どこ行、ちょっと待ってなのー!」

54: 2012/10/27(土) 04:49:11.56 ID:1abpCNhS0
美希「はあ、はあ、すっごく探したよ。らやっと、はあ、見つけた。響、響は嫌な子なんかじゃない、ミキは知ってるの。響はとってもいい子なの」

響「……違う、自分、い、嫌な、奴だ。美希のこと、プロ、プロデュースなんか、しなきゃ、良かっ、うぐ、ひっ、ぐす、良かったって」

美希「……響」

響「美希、美希が頑張ってたの、知ってるのに、美希、ばっかりって、ズルいって、こんなの、自分、なんで、こんなぁ!」

美希「響、風邪引くよ? ミキのコートだけど、貸したげる」

響「んぐ、うあぁ……ひっぐ、けほっけほ、うぅ」

美希「ね、響。もっと聞かせて? ミキのこと、どんな風に見えてた?」

響「……最初は、全然大したことない奴だって、思ってて、全然頑張らない奴だから、自分の方が上だって」

美希「うん」

響「でも、美希、ちょっと練習しただけで、どんどん上手になって、失敗する度に伸びて、その内失敗なしで、上手くなって」

美希「うん、そうだね」

響「ランクもどんどん上がって、その辺のアイドルの中じゃ、一番星で、美希、美希が、どんどん遠くに、自分、自分ももっと」

美希「そっか」

56: 2012/10/27(土) 05:06:42.39 ID:1abpCNhS0
響「美希、ごめん、ごめんね美希、自分、近頃そんなことばっかり……」

美希「いいんだよ、響。ミキ、響がそんな風に思ってたなんて知らなかったの。でもね、嬉しいの」

響「え……?」

美希「今のミキ、響が認めてくれるくらいキラキラしてるんだよね。ねえ知ってた?
ミキ、響のこと、お日様って思ってるんだよ」

響「……?」

美希「小っちゃい体で沖縄から飛び出して、いっぱいの家族を養って、プロデューサーもアイドルもやって、ミキのことをいっぱいいーっぱい照らしてくれて」

響「そんなの……」

美希「大したことあるよ。響に出来ないこと、ミキは出来るかもしれないよ? でもミキに出来ないこと、響も沢山出来てるの」

響「……う、ぐす」

美希「響、響の周りにいる人ってみんな笑ってるんだよ。ううん、人だけじゃない、みんな。それって、ミキには出来ないの」

響「う、あぁ、ひっく、すん」

美希「でも、しんどいなら、いいんだよ。ミキのプロデューサーお休みしても、誰かに手伝ってって言っても、一人で背追い込まなくても。最初に響が言ったんだよ?」

響「っ、うん……ひぐ、うん……!

美希「一緒に、頑張るさー」

58: 2012/10/27(土) 05:14:16.33 ID:1abpCNhS0
響「はー……みっともないとこみせちゃったさー。すっかり励まされちゃったね、にふぇーでーびるー、美希」

美希「ミキ、デビルじゃなくてエンジェルだよ?」

響「あはは! 自分でそんなこと言えるのはデビルさー!」

美希「あはっ、そうかも。じゃあそろそろ事務所、戻ろっか」

響「そうだな、すっかり体も冷えたさー……ねえ、美希」

美希「あふぅ……んー?」

響「自分、続けるよ。美希のプロデューサーも、アイドルも」

美希「ん、そっか」

響「しんどくなった時には美希にも手伝ってもらうから、覚悟してよね!」

美希「むぅ、もしかしたら失言だったかも知れないの……」

響「言質はばっちり取ったさー! とりあえず事務仕事から覚えてもらうさー」

美希「ミキ的には、お茶汲み方面で頑張りたいって思うな」

響「? お茶汲みも事務仕事も両方やるに決まってるさー」

美希「もしかしなくても失言だったの……」

59: 2012/10/27(土) 05:21:50.37 ID:1abpCNhS0
美希「くるくるくるー、はいストップなの」

響「ほっ!」

美希「ばっちりなの。やっぱり響、スジ良いね。練習した分目に見えて上手くなってるよ」

響「Bランクアイドル様のお墨付きなら安心さー」

美希「響は歌とダンスでいっぱいいっぱいになってることが多いから、いつもカメラがあるって意識した方がいいの」

響「……Bランクアイドル様の的確な指導、痛み入るさー」

美希「あとダンスも上半身の動きが大き過ぎるの。メリハリつけるためにももっと」

響「ぐぬぬ、絶対追い越してやるさー……!」

63: 2012/10/27(土) 05:35:45.85 ID:1abpCNhS0
響「順風満帆さー! 我が世の春さー!!」

美希「最近調子良いね、あっという間にCランクまで登り詰めるなんて。おめでとう響」

響「これまでは練習量がネックだったけど、美希の手伝いで時間が空くようになったからね。ちょっと自主練習すればらこんなもんさー」

美希「ミキのお手伝いが役に立ってるようで何よりなの。次はBランクだけど、すぐに来る?」

響「勿論この勢いのまま一気に! ……って言いたいけど、一回この辺で基礎から確認しようと思ってるんだ」

美希「へえ、響ならそのまま行くって言いそうなのにね」

響「プロデューサー経験も伊達じゃないってことさー。目の前のことばっかりになって、トップアイドルが遠のかないようにしなきゃね」

美希「ふぅん、でもあんまりのんびりしてると、響がBに上がってもミキいないかもよ?」

響「うう、そういえば美希ももうAランク目前……ふ、ふん! すぐに追いつくさー、自分の完璧なプランに狂いはないさー!」

社長「お、やってるね。我那覇君、ランクアップおめでとう!」

響「社長! 自分、プロデューサーもアイドルもきっちりこなしてるぞ! このまま美希と765の二本柱になるかもね!」

社長「うむ、頼もしい限りだ。それはそうと星井君、そろそろラジオ収録の時間じゃないかね?」

美希「あ、ほんとなの。行って来まーすなのー」

社長「……さて、我那覇君。今日は少し話をしに来たんだ」

65: 2012/10/27(土) 05:51:02.04 ID:1abpCNhS0
響「選択……」

社長「うむ、本当はもう少し前からこの話はしようと思っていたんだが機会がなくてね。結局きょうまで伸ばしてしまっていた」

響「絶対、どっちか選ばなきゃなの?」

社長「両方きっちりこなせるのはこの辺が限界、いや、もう容量をオーバーしているんじゃないかと思うんだ」

響「……まぁ、正直ちょっと一人じゃ捌き切れない量にはなってるぞ。でも、その分美希やピヨ子に手伝ってもらってる」

社長「実は今度、正式なプロデューサーを雇おうと考えていてね。音無君にはその教育等に回ってもらう予定だ」

響「ってことは、もう自分はプロデューサーしなくていいのか!?」

社長「ん? 予想していたより随分嬉しそうな反応だね」

響「そりゃそうさー、そもそもセルフプロデュースなんてのは売れてて余裕のある人の……はっ、自分結構売れてるぞ!」

社長「そうだね。そして、星井君のプロデューサーを降りればその分余裕は出来るだろう。なので選択肢は実質三つ」

響「……」

社長「一つ、今後の業務をアイドル一本に絞る。二つ、星井君を新人君に任せ、セルフプロデュースする。三つ、星井君を君が、君自身のプロデュースを新人君に任せる」

69: 2012/10/27(土) 06:13:16.92 ID:1abpCNhS0
社長「アイドル一本に絞れば、君はプロデュース業務に割く時間も体力も、レッスンやメディア露出に充てられる」

響「……うん」

社長「星井君を新人君に任せてセルフプロデュースするならば、全てを自分のペースで行える利点がある。多くの仕事を受けるも良し、少ない仕事で質を上げるも良し」

響「……うん」

社長「そして、三つ目。これは私の経験上からなのだが……一度始めたプロデュースは最後までやり遂げたくなる、違うかね?」

響「その通りだと思う。自分、頑張ってプロデュースしてきたのに、簡単にぽっと出の他人に任せたくない」

社長「うむ。しかし君には、君と星井君の両方をプロデュースする余裕はない。どちらかを選ぶなら……」

響「……美希だぞ。これまで自分の下手なプロデュースについてきてくれたんだから、最後はちゃんと責任を持って一花を咲かさせてあげたい」

社長「私が同じ立場なら、同じ意見を述べるだろう……ふぅ、少し長くなってしまったね。答えは一週間以内ならいつでもいい、ゆっくり考えてくれたまえ」

響「う、ん……」

71: 2012/10/27(土) 06:20:11.74 ID:1abpCNhS0
響「なあ、美希」

美希「響も春香のクッキーほしいの?」

響「う、うん、ありがと。ところで」

美希「うん」

響「自分がプロデューサー業辞めるって言ったら、どうする? あ、いや! 変な意味じゃなくて! 例えばの話だけど!」

美希「んー、ミキ、きっとびっくりするって思うな」

響「うん、そうだよなって違うさー! そういうことじゃないさー!」

美希「そんなの言われてみないと分からないの。例えばの話なんでしょ?」

響「ま、まあそうなんだけど……あ、レッスンの時間!? 行ってきまーす!」

美希「行ってらっしゃい、なんだか今日の響は慌ただしかったの……なんてね、嘘が下手っぴだよ、響」

72: 2012/10/27(土) 06:29:36.89 ID:1abpCNhS0
美希(プロデューサー辞めてアイドルに専念してもお釣りもらえるくらい、響は頑張ってたの)

美希(そりゃ、ミキは響のプロデュースで二人並んでトップに立ちたいっていうのが本音だけど)

美希(響は優しすぎるの。そんなことミキが言ったら、きっとボロボロになるまで頑張っちゃうの。それじゃ二人でキラキラ出来ないの)

美希(響が自分で考えてそうしたいって言ってくれたなら嬉しいし、二人で、なんて言えないけど)

美希(ミキの勝手な一言で響の大事な気持ちとかをどうこうするのは、ヤ。ミキはまだ響のアイドルだもん、響がP辞めるまでは、決断は響の仕事なの)

美希「……クッキー、あんまり味しないの」

74: 2012/10/27(土) 06:36:11.12 ID:1abpCNhS0
響「はいさーい、君が新人君か?」

P「はい、よろしくおねがいします」

響「自分、我那覇響さー。アイドルの副業にプロデュースやってるだけだから、そんなに畏まらなくてもいいぞ」

P「そう、ですか? でも、いきなりタメ口は」

響「先輩命令さー、年下にはきちんと相応の態度で接しなさい!」

P「あ、はい! 分かりまし、分か、った! よろしくお願、よろしく、響!」

響「ん、まだ固いけどそんなとこだね。よろしくさー。じゃ、ピヨ子のとこ行って色々習うといいさー」

P「うん、分かった」

響(順応性そこそこ、ルックスPヘッド、手際は……結構良いみたいだな、中々優秀そうだぞ)

76: 2012/10/27(土) 06:41:27.54 ID:1abpCNhS0
響(プロデュースも最初はもたつくだろうけど、すぐにコツを掴みそうだな……って昔を思い出してなんか恥ずかしいさー)

響(きっとあの新人君も自分みたいな連絡ミスをして、アイドルとすれ違って、そうやって成長していくんだろうな)

響(オーディションに負けて、反省して、レッスンして、アイドルとミーティングを重ねて……)

響(アイドルとプロデューサー、二人で並んでトップアイドルを目指して……)

響「……ま、最初から答えは決まってたようなもんさー。社長ー!」

79: 2012/10/27(土) 06:53:10.42 ID:1abpCNhS0
社長「ふむ、やはり君もそれを選ぶか」

響「アイドルの我那覇響はトップアイドル一直線にしろーって言うんだけどね。自分はアイドルよりもプロデューサー歴の方が長いから」

社長「我那覇君、しっかりと考えて選んだ道に反省はあっても後悔はないのだよ」

響「まくとぅそーけーなんくるないさー。そんなの、うちなーじゃ赤ん坊だって知ってるよ」

社長「はっはっは、これは釈迦に説法だったね。では、アイドルの女の子に伝えてきたまえ」

響「美希、すごく怒るかも知れないからその時は社長も美希を止めてよね」

社長「星井君は君が思っているよりも、しっかりと考えているよ。心配はいらない」

響「分かってても保険は欲しいさー」

社長「はっはっは、ごもっともだ。うむ、もしもの時は私と音無君でなんとかしよう」

80: 2012/10/27(土) 07:02:18.56 ID:1abpCNhS0
美希「そ。ミキ、響プロデューサーの決めたことなら文句はないよ」

響「うん、分かってくれたみたいで良かったさー……美希?」

美希「全っ然分かんないの!! ミキだってセルフプロデュース出来るもん! なのに社長と響の二人だけで内緒話して!」

響「み、美希ー? 文句はないんじゃな」

美希「文句じゃないの! ただの独り言の愚痴なの! 響は黙ってて!!」

響「は、はい……」

美希「ミキのプロデュース続けてくれるのはとっても嬉しいの。でも響が犠牲になることないの! こんなのってないの!」

P「犠牲って……まぁそうだけど」

美希「なの! トップアイドル目前で新人プロデュースなんてまたFランク転落コースなの!」

響「いや、そこは自分がフォローするし」

美希「新人なんて失敗する時は失敗するの! 響も初めは連絡ミスしたでしょ!? 大きなオーディションでそんなのやらかした目も当てられないの!!」

響「うぎゃー! せっかく先輩風吹かせてるのに威厳がー!」

84: 2012/10/27(土) 07:14:04.30 ID:1abpCNhS0
美希「フォローでなんとかなるならミキのセルフプロデュース手伝いながら響は響を
プロデュースすればいいの!」

響「いや、そこはPの教育も兼ねて自分が」

美希「そんなのミキたちがトップアイドルになるまで後回しで良いの! 響はさっきからPの肩持ちすぎなの! なんなのなの! なんなのなの!」

社長「あー、星井君。少し落ち着いて」

美希「ミキは落ち着いてるの! 社長も響にだけ内緒話するなんておかしいの! アイドルとプロデューサーは二人三脚なの! なんで話にミキも混ぜなかったの!!」

社長「いや、あの時はラジオの収録が」

美希「ならあの時に無理に話す必要なかったはずなの! 見苦しい言い訳はやめるの! それともまだシラを切るつもりなの!?」

社長「ごめんなさい」

響「しゃ、社長……」

美希「もういいの! 響なんて放っておいて勝手にミキはトップアイドルになるから! Aランクも飛び越えたSランクアイドルになって、響が追いつけないのを笑ってやるの!!」

響「ピ、ピヨ子……いない! 誰か美希を止めるさー!」

美希「誰のせいでこうなったと思ってるの! 響はそこに三時間正座! ついでにあの時のクツジョクも晴らすの!!」

響「うぎゃー!」

85: 2012/10/27(土) 07:18:32.89 ID:1abpCNhS0
美希「もう正座やめていいよ、響」

響「あの、美希さん、足には」

美希「触るに決まってるの!」

響「うぎゃー! P、先輩を助けるさー!」

P「音無さーん、書類のフォルダ分けのことなんですけどー」

響「危うきに近寄らない優秀さが恨めしいさー!」

美希「ほらほら響、ミキを仲間はずれにした罰を受けるの!」

響「今触るのはー! うぎゃー!」

社長「仲良きことは、美しきかな」

響「ボケるには早いさー!!」

89: 2012/10/27(土) 07:28:21.80 ID:1abpCNhS0
美希「もうすぐ、もうすぐ美希の番」

響「ん? 美希、もしかして緊張してるの?」

美希「ねえ、響。ミキ、こんなにドキドキするオーディション、初めてだよ」

響「なんくるないさー。ただの武者震いだよ」

美希「で、でもこんなの初めてで」

響「自分とミキ、これまで色んなことを一緒に乗り越えてきたよね。全部が美希を支えてくれるさー」

美希「……あはっ、響の声聞いてたら緊張感がなくなっちゃいそうなの」

響「ただでさえないのに、それは困るぞ。全部なくならない内に行ってくるさー。美希なら絶対、勝てるよ」

美希「……うん、行ってくるね!」

響「……美希、いつのまにか頼もしい背中になってたんだな」

美希「1番、星井美希なの! 絶対、合格してみせるからね!」

91: 2012/10/27(土) 07:46:09.83 ID:1abpCNhS0
響「美希、ランクアップおめでとう!」

美希「ま、このぐらい当然なの!」

響「ま、自分は完璧なプロデューサーだからな!」

美希「たかが二人分のプロデュースでヒィヒィ言ってたのに完璧はないって思うな」

響「それはそれ、これはこれさー! 自分は、美希をプロデュースすることにかけては世界一完璧さー!」

美希「本当にそう思う?」

響「当たり前さー! 自分と張り合えるような天才、そこらにはいないさー!」

美希「ここいるよ?」

響「え」

美希「ここにいるの」

響「え」

美希「ただプロデュースされてるだけだったと思う? 一緒に頑張るって決めた日から、本格的なプロデュースの勉強してたんだよ」

響「……」

美希「ミキ的には、響と同じくらいのクオリティでミキをプロデュース出来るって思うな」

94: 2012/10/27(土) 07:59:06.44 ID:1abpCNhS0
響「……それって」

美希「響はお役ごめんなさいなの、レッスンに力入れるなりテレビにいっぱい出るなりすればいいの」

響「美希」

美希「響、早くここまで登っておいで。一番星に笑われるお日様なんてかっこ悪いよ?」

響「ぐす……えへへ、美希! 自分、すぐにトップアイドルになるからね! Pもそろそろ一人で大丈夫そうだし、もう何も遠慮しないさー」

美希「うん」

響「手加減なしの本気の本気、完璧なアイドルがどういうものか教えたげる! 今日これから始まる、我那覇響の伝説さー!!」

97: 2012/10/27(土) 08:13:03.76 ID:1abpCNhS0
「あふぅ、やっと来たの? もう待ちくたびれちゃったの」

「ごめんごめん、色々あってちょっとだけ遅れたさー」

「初めて失敗した時とは逆だね」

「あの時のことは忘れて欲しいぞ……」

「いいよ、今日ここで全力を見せてくれたら許してあげる」

「いいのか? 自分、完璧だから勝ち目ないぞ?」

「こっちも全力で行くの、全力以外じゃ相手にならないって思うな」

「ふふん、絶対に渡さないぞ!」

「あはっ、絶対に渡すわけないの!」



「「トップアイドルの頂点、Sランク!!」」



おわり

98: 2012/10/27(土) 08:16:27.81
乙 面白かった

ひびみきもいいね

引用元: 響「自分がプロデューサー? 完璧にこなしてみせるさー!」