1: 2014/08/26(火) 22:22:16.41 ID:jQ8VPoI50
prrrrrr!

P「もしもし?」

律子「765金融の秋月だけど、借金返済の準備はできたの?30万」

P「・・・・・・・で、出来ておりますよ?」

律子「あ、出来てるの?じゃあ30分後くらいにアンタのアパートに行くから、待ってて」

P「あー、分かりましたー」

P「・・・・・・よし、逃げよう!」

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409059326

2: 2014/08/26(火) 22:22:44.04 ID:jQ8VPoI50
ここに出てくるアイドルたちの職業はアイドルではありません。

3: 2014/08/26(火) 22:25:45.20 ID:jQ8VPoI50
P「さて、あのヤクザが来るまで、30分余裕があるからしっかりと準備をしよう」

ピンポーン

P「ビクッ!」

P「・・・まさか、もう来たのか?」

P「は、はーーい」ガチャッ

貴音「おはようございます。『ふぇありーちるどれん』の四条です」

P(へ、変な人が来た・・・)

貴音「男女平等、人々は妖精さんの元に等しいのです」

P「アッハイ・・・」

4: 2014/08/26(火) 22:29:30.79 ID:jQ8VPoI50
貴音「男性と女性はどちらが偉いと思いますか?」

P「えーと、偉いとかは無いんじゃないですかね?」

貴音「その通り!あなたは見込みが有りますね。入信すると、『物凄い力』が手に入りますよ。

   まずは友好の印を差し上げます」

P「いやいやいや!いいですよ!帰ってください!」

貴音「この男女共用ぶらじゃーをどうぞ」

P「まあ、もらってやらん事も無い」

貴音「では失敬♪」

5: 2014/08/26(火) 22:32:54.26 ID:jQ8VPoI50
P「・・・何だったんだ今の人は」

P「でも、ブラジャーもらっちゃったよ」

P「あ、あの人の物かな・・・」ゴクリ

P「一回だけ、一回着るだけ・・・。そう、男女平等だもんね」

P「・・・・・・ピッタリじゃないか!」

P「ちょっとゴワゴワするが申し分ない」

P「でも、という事はあの人の物じゃないな。サイズが違う」チッ

P「って、こんな事してる場合じゃねーよ!!」

6: 2014/08/26(火) 22:35:47.30 ID:jQ8VPoI50
P「まあ一応付けっぱなしにして服を着よう。何だかテンション上がってきた」

P「まず、夜逃げに必要な物は・・・衣類かな。干してある奴を持っていこう」
ガラッ
P「お、乾いてる乾いてる」

P「おや?やわらかそうな布がウチのベランダに落ちているぞ?」

P「『まこと』と大きく書いてある・・・」

P「・・・ああ、隣の菊地さんのパンティが風で飛んできたんだな」

P「まあ、拾わないと返却出来ないよね、うん」

7: 2014/08/26(火) 22:39:15.17 ID:jQ8VPoI50
P「・・・待てよ?俺は今、ブラジャーをしている」

P「ならば、パンティも履くのが道理ではないのか?」

P「・・・いざ!」

ピンポーン!

P「うわぁ!はい!今行きます!」

ガチャリ

貴音「あのう・・・、お願いがあるのですが・・・」

9: 2014/08/26(火) 22:43:51.17 ID:jQ8VPoI50
P「はい、なんですか?」

貴音「貴方の隣の部屋、鍵が開けっ放しなのです。」

P「ホントですか?菊地さん、あぶないなー」

貴音「でしょう?お知り合いですか?」

P「まあ、知らない仲じゃないですね。俺が何とかしますよ」

貴音「ありがとうございます。ああ、それから・・・」

P「何ですか?」

貴音「ぶらじゃー、上下逆ですよ」フフッ

10: 2014/08/26(火) 22:46:50.59 ID:jQ8VPoI50
P「道理でゴワゴワすると思った」

P「さて、鍵、どうしようかな・・・」

P「これってつまり、部屋に入れるという事だよな?」

P「・・・いや、流石に犯罪だろ」

P「そうだ、俺は今、菊地さんのパンティを持っているんだ!」

P「返さなくっちゃあね♪」

11: 2014/08/26(火) 22:50:24.60 ID:jQ8VPoI50
P「失礼しまーす・・・」ガチャッ

P「パンティ返す前に頭に一旦被るか」モギュッ

P「おや、菊地さんが女の子と抱き合っている写真がある・・・」

P「友達でもこういう事するのか?それとも・・・」

ガチャッ

真「あれ?鍵空いてる?」

P「ワオ!!」

12: 2014/08/26(火) 22:54:18.70 ID:jQ8VPoI50
美希「今部屋の中から人の声しなかった?」

真「そう?気のせいじゃない?」

P「やべ、入ってくる。・・・押し入れに隠れよう」

美希「でも、鍵あいてるんでしょ?泥棒かも」

真「誰かいたら、ボクが倒すよ」

13: 2014/08/26(火) 22:57:33.04 ID:jQ8VPoI50
美希「一応無くなった物がないか、確かめた方がいいよ」

真「うん。通帳は・・・ある。印鑑も・・・ある。それから・・・」

真「下着なんかも・・・あるね」

美希「おお、これは真クンのストッキングなの」

美希「・・・被ってみるの」モガッ

真「美希?何かあった?」

美希「がおー!なの!」

真「うわっ!なんだよ美希!どうしてストッキング被ってるの!?」

14: 2014/08/26(火) 23:00:51.30 ID:jQ8VPoI50
美希「理由は無いの。でもなんだかコーフンしてきちゃったの」

真「ちょ、ちょっと美希!今は待って!」

ピンポーン!

真「ほら、誰か来たから、一旦どいて!」

美希「分かったの。被って待ってるの」フハー

真「はい、どちら様ですかー?」ガチャッ

雪歩「久しぶり、真ちゃん」

15: 2014/08/26(火) 23:04:06.13 ID:jQ8VPoI50
真「ゆ、雪歩・・・。どうしたの?カッターなんて持って・・・」

雪歩「私、真ちゃんを付けてきたの。

   そうしたら、アバズレが一緒に部屋に入るから、助けにきたの」

真「ええっ!?ちょっと、入らなくていいよ、雪歩!!」

美希「あ、あれは765高校で有名なヤンデレの雪歩・・・!」

真「じゃあ、ちょっと待ってて!片づけするから」

雪歩「うん、いいよ」バタン

真(美希、隠れて!)

美希(了解なの!)ガラッ

美希「ふう、押し入れに隠れれば、一先ず・・・」

P「」

美希「」

P「あ、どうも」ウィス

16: 2014/08/26(火) 23:07:49.76 ID:jQ8VPoI50
美希「キャ・・・」

P(静かに!俺は怪しい者では無い!)モゴモゴ

美希(自分の被ってる物見てよ!!)フガフガ

P(アンタだってストッキング被ってんだろ!)モゴモゴ

美希(じゃあ、通報しないから、協力して欲しいの)フガフガ

雪歩「お邪魔しまーす・・・」

真「うん・・・。あっ!!」

雪歩「真ちゃん、この写真の女、誰?」

真「いや、それは、ただの姉ちゃんだよ」

雪歩「ふーん・・・」

17: 2014/08/26(火) 23:11:49.86 ID:jQ8VPoI50
雪歩「さてと、じゃあこの写真の女はこの部屋のどこに隠れてるのかなー?」

真「そ、その人は別にここにはいないよ・・・?」

雪歩「フフッ、無駄だよ。押し入れが開閉する音、聞こえちゃったんだよね」

真「うう・・・、分かった。ちゃんと話すよ。でも、落ち着いてね。

  美希、出てきていいよ」

ガラッ
P「美希だよー」

雪歩「お、男の人ーーーー!!!」

真「何だこのヘンタイは!!」

18: 2014/08/26(火) 23:15:53.97 ID:jQ8VPoI50
P「いややっぱり私は美希じゃない。うん。ただの怪盗だ。
 
  美希なんて女はここにいない。いいね?」

真「アッハイ」

雪歩「はいじゃないよ!押し入れにまだ人の気配を感じるよ!」

雪歩「ほらっ!」ガラッ

美希「・・・・・・写真の女なんて知らないの」フガフガ

雪歩「何この変な人!」

19: 2014/08/26(火) 23:18:43.55
ぶっ飛んでんなwwww

20: 2014/08/26(火) 23:19:21.37 ID:jQ8VPoI50
P「バレてしまったら仕方がない!!

  我々は、巷で有名なコンビ怪盗『パンティ&ストッキング』だ!!」

美希「そういう事なの!!では、さよならなのー!!」

雪歩「どういう事なの!?」

真「いや!あの『パンスト』だろ?ボクは知ってるよ!義賊だから逃がしてあげよう!」

雪歩「こんな恰好の人たちは、義賊関係なしに通報だよ!」

21: 2014/08/26(火) 23:22:16.52 ID:jQ8VPoI50
P「よし、部屋から脱出した。もう時間がない。早く逃げなくては」

律子「何から逃げるの?」

P「ああっ!765のヤクザ!」

律子「アンタ・・・、顔見えないけど、プロデューサーでしょ?」

美希「わ、われわれは、コンビ怪盗『バンティ&ストッキング』なの!」

律子「じゃあ通報するわよ」

P「待って!」

22: 2014/08/26(火) 23:25:43.91 ID:jQ8VPoI50
P「あの、菊地さんのパンティあげるんで、なんとかここは・・・」

律子「はあ?こんなパンティいらないわよ」

美希「でかでかと名前が書いてあるの・・・」

律子「あれ?今、菊地さんって言った?これ、『菊地真』のパンティ?」

P「え?菊地さんとお知り合いなんですか?」

美希「ああっ!よく見たらこの人、部屋の写真で、真クンと抱き合ってる人なの!」

律子「ハァ・・・、ちょっとあの子に言いたいことあるから、ここで待ってて。逃げるんじゃないわよ」

P「ウス」

ドアバターン
律子「真―!いる?」

美希(ねえ、律儀に待ってるの?逃げたら?)

P(いや、何だか修羅場になりそうだから、見たいです)

美希(その気持ち分かるの)

23: 2014/08/26(火) 23:28:12.81 ID:jQ8VPoI50
雪歩「だいたいどうして真ちゃんは浮気するの!?」

真「浮気だなんて、ボクは、雪歩とはそういう関係じゃない・・・よ?」

雪歩「嘘!!」シャキン!

真「ちょ、ちょっと、カッターをしまってよ!」

律子「仕方がないわね。秋月流のお仕置きを見せてあげるわ」

P(ヤクザVSヤンデレ・・・。目が離せない・・・)

美希(大怪獣バトルなの・・・)

貴音(お二人は扉の前で何をなさってるんですか?)

24: 2014/08/26(火) 23:31:47.07 ID:jQ8VPoI50
P「うわっ!ああ、さっきの人・・・」

美希「貴方の知り合い?」

P「一応・・・」

貴音「『ふぇありーちるどれん』の四条です。菊地さんに用があるのですが・・・」

P「じゃあ、今は様子を伺いましょう。修羅場ですよ」

美希「修羅の決闘場、略して修羅場なの」

貴音「人の不幸は蜜の味ですね」

25: 2014/08/26(火) 23:34:57.13 ID:jQ8VPoI50
律子「降伏しなさい」

雪歩「ああっ、お前は!写真の女!許さない!」

真「姉ちゃん・・・」

雪歩「え?本当に姉妹なの!?」

律子「いいえ、姉妹じゃないわ」

律子「姉弟よ」

雪歩「ん?・・・え?」

真「・・・ハハッ」

P(完全に目が離せませんね)

美希(修羅場どころでは無かったの)

26: 2014/08/26(火) 23:38:11.22 ID:jQ8VPoI50
律子「真は男なのに女の恰好してるのよ」

雪歩「もうパニックだよ!」シャキーン!!!

貴音「お待ちください!まさか貴方は所謂『男の娘』では!?

   素晴らしい!!男女平等の象徴です!」

律子「は?何よアンタ」

雪歩「邪魔するなら貴女も刺しちゃうよ!」

P「ちょっと四条さん!大怪獣バトルに水を差すなんて危険ですよ!」

貴音「我々は争いは好みません」

美希「だったら引っ込んだ方がいいの!」

貴音「ですが、貴方には最初に説明したはずです。

  『ふぇありーちるどれん』に入ると『物凄い力』が手に入る、と」

雪歩「うるさいよ!」シュバッ

律子「素人は黙ってなさい!」バッ

27: 2014/08/26(火) 23:40:42.62 ID:jQ8VPoI50
律子(瀕氏)「はい、すみません・・・。暴力は止めます・・・」

雪歩(瀕氏)「執着は控えます・・・。ごめんなさい・・・」

貴音「はい♪」

P「『物凄い力』って『物凄いバイオレンス』って意味かよ・・・」

真「全く動きが見えなかった・・・」

美希「まさか、あんな所から光線が出るとは思わなかったの・・・」

28: 2014/08/26(火) 23:42:54.30 ID:jQ8VPoI50
貴音「では皆さん全員、『ふぇありーちるどれん』に入信、という事で♪」

真「ええっ、ボクも!?」

P「そうだ。ほら、この男女共用ブラジャーを付けろ」

美希「貴方は既にあちら側なの!?」

P「だって借金なんとかしてくれるって言うし・・・」

真「よく見たらこの人ブラジャーしてる・・・」

貴音「人々は、妖精さんの元に男女平等!!さん、はい!」

end




「30minutes」の「忍び込んだ男」をアイマス風にやりました。
脚本はオークラ。

29: 2014/08/26(火) 23:43:15.38
乙です

30: 2014/08/26(火) 23:46:41.10
乙なの

原作知らないけど、おもしろそうだね

引用元: 【アイマス】貴音「男女平等!」【お芝居】