1: 2013/12/11(水) 11:19:09.32 ID:7asHv4WX0

4: 2013/12/11(水) 11:32:10.79 ID:O7cT/ZvI0
雪乃「...zzz」

八幡「......」ジー

雪乃「...zzz」

八幡「......」ゴクリ

雪乃「...ん」

八幡「!」ビクッ

雪乃「...何かしら?」

八幡「いや...別に......」

雪乃「......いやらしい」

7: 2013/12/11(水) 11:45:41.44
八幡「いや...違う、俺はただ...」

雪乃「ただ、何かしら?」

八幡「寝顔を...って、大体そこで寝てるのが...」

雪乃「......」

八幡「...すみません」

雪乃「あなたって、本当に最低の屑だわ」

雪乃「何か言いたい事は?」

八幡「...何もございません」

8: 2013/12/11(水) 11:49:00.85
雪乃「情けない男...弁明の一つもできないの」

八幡「......」

八幡(何で俺が責められるんだよ...)ブツブツ

雪乃「なに?」ギロッ

八幡「いえ...何も」

雪乃「そう。まぁいいわ...少し付き合いなさい」

9: 2013/12/11(水) 11:52:05.02
八幡「付き合うって何を?」

雪乃「いいから。さっきの罰よ」

八幡「...へいへい」

八幡「どこいくのか知らんが、荷物もちか何かだろ?」

雪乃「まぁ...そんな所ね」

雪乃(ふふ...チョロいわね)

11: 2013/12/11(水) 12:05:41.23 ID:LHb9E4hh0
雪乃「...所であなた、私の寝顔を見て何を考えていたの?」

八幡「...いや、特に......ただ、黙っていたら可愛いなって」

雪乃「!///」カァァ

雪乃「な、何言ってるの!馬鹿にしないでくれる」

八幡「どうした?何慌ててるんだ?」

雪乃「べ、別にあわ、わ、慌ててなんか」

八幡「......」ニヤニヤ

雪乃「...」イラッ

14: 2013/12/11(水) 12:13:34.44 ID:LHb9E4hh0
雪乃「調子に乗らないでくれるかしら、訴えるわよ」

雪乃「それに、何様のつもり?この私に私に可愛い?あなたごときが随分上から言ってくれるじゃないの」チョットウレシイケド

八幡「......」

雪乃「聞いてるの?」バン

八幡「...」ビクッ

18: 2013/12/11(水) 13:47:19.13
雪乃「あなたは一生這いつくばって生きてればいいのよ。そう、ダンゴムシのように」

八幡「...もういいか?」

雪乃「...コホン。まだ足りないけど、まぁいいわ」

八幡「で、何処に行くんだ?」

雪乃「......たの家」ボソ

八幡「...え?何だって?」

19: 2013/12/11(水) 13:53:51.58
雪乃「だから、あなたの家よ!」

八幡「...え?」

雪乃「何?その何処かの難聴主人公みたいな返事は?」

八幡「いや、急にお前が変な事をだな」

雪乃「ムカつくのだけど」

八幡「じゃあ、どうして俺の家に来るんだ?」

雪乃「決まってるじゃない。あなたの家の猫が私に会いたいらしいからよ」

八幡「そんな事聞いてないが...」

雪乃「ふふっ。哀れね...あなた、家でも一人ぼっちなの?」

21: 2013/12/11(水) 13:59:39.59
八幡「ふん、生憎だが、俺は家では人気者なんでね」

雪乃「......そんな事はどうでもいいの。早く行くわよ」スタスタ

八幡「おい!誰もいいなんて言ってないぞ!」

雪乃「......」ギロッ

八幡「...」ビクッ

八幡「...はいはい、分かりましたよ」

雪乃「ふん...最初からそう言いなさい。手間掛けさせないで」

23: 2013/12/11(水) 14:12:20.54
~比企谷宅~

八幡「ただいま~」ガチャ




八幡「誰も居ないのか...」

雪乃「......」

八幡「ん?どうした?上がれよ」

雪乃「分からない?スリッパくらい出して貰えるかしら」

八幡「へいへい、全くこれだからお嬢様は...」

雪乃「...」イラッ

25: 2013/12/11(水) 14:15:06.12
にゃー

雪乃「!?」

雪乃「まぁいいわ。許してあげるから早くして!」

八幡「あ、悪い。携帯の着信音だった」

雪乃「」

28: 2013/12/11(水) 14:22:12.97
雪乃「どうやら私の事、馬鹿にしてるようね」ピキピキ

八幡「わ...悪気はなかったんだ」

雪乃「許して欲しければ早く連れてきなさい」イライラ

八幡「わ、分かった。分かったから落ち着け」

八幡「とにかく、リビングで待っててくれ」

35: 2013/12/11(水) 14:35:45.66
八幡「おーいカマクラー!」

八幡「どっか行ったか...」

プルルルル

八幡「ん?」ピッ

小町『お兄ちゃん?急だけど、今日カマクラ連れて出てるから』

八幡「はぁ?」

小町『帰りは遅くなりそうだから、じゃ!そう言う事で』ピッ

八幡「ったく、いつもいつも……」

38: 2013/12/11(水) 14:41:23.99
八幡「それより…」チラ

雪乃「……」ソワソワ

八幡「はぁ…」

八幡(このまま逃げたい…)

雪乃「……」ソワソワ

八幡「しゃーない、素直に話すか」

40: 2013/12/11(水) 14:43:56.77
八幡「雪ノ下」

雪乃「!」ビクッ

雪乃「きゅ、急に後ろから話かけないで、妊娠しちゃうじゃない」

八幡「しねぇよ!」

雪乃「まぁいいわ。早く」

八幡「それが……」




43: 2013/12/11(水) 15:01:16.65
雪乃「え?小町さんが連れ出して今日はいない?」

八幡「まぁ、そう言う訳だ」

雪乃「って事は誰もいない家に私を連れ込んだと言うの?」

八幡「…おい」

雪乃「け、ケダモノ!これ以上近づいてみなさい…その時は」

八幡「…」イラッ

八幡(さっきから黙って聞いていれば…ふん、いいだろう、少しくらいビビらしてやるか)

45: 2013/12/11(水) 15:03:05.98
八幡「雪ノ下」グイッ

雪乃「ち、近い///」

八幡(ん?)

八幡「……」ジー

雪乃「///」チラ

八幡(何だこれ?)

47: 2013/12/11(水) 15:07:54.34
雪乃「あ、あの…用が無いのなら、は…離れてくれるかしら///」

八幡「わ、わりい」パッ

雪乃「……」

八幡「な、なぁ?雪ノ下?」

雪乃「何?それより随分なめた真似してくれたわね」ギロッ

八幡(さっきのは何だったんだ…)

雪乃「もう手加減はしないわ、覚悟なさ…」

50: 2013/12/11(水) 15:23:00.80
八幡「雪ノ下」スッ

雪乃「えっ?」

八幡「……」サワサワ

雪乃「あ、あの…何してるの?///」

八幡「気にするな、肩を擦ってるだけだ。嫌か?」

雪乃「べ、別に…嫌って訳じゃ……あなたがどうしてもって言うのなら///」

八幡「!?」

53: 2013/12/11(水) 15:30:49.26
八幡(おいおい!こいつ…俺の事好きなんじゃ?)

八幡「……」スリスリ

雪乃「///」

八幡(ふん…知ってるぜ?そうやって油断させて、後から痴漢だ強姦だって騒ぐんだろ?)

八幡(雑魚なら我慢できずがっつくだろうが、生憎、俺は材木座とは違うんでな

八幡(俺みたいな紳士なプロは、間違いは起こさない…)

八幡(だ、だが手が勝手に…)

55: 2013/12/11(水) 15:35:45.61
スリスリ

雪乃「///」

八幡(いかん!余りに柔らかくていい匂いだから、つい…)

雪乃「…比企谷くん」スッ

八幡(何!?雪ノ下、この状態で前に出るだと!?)

八幡(落ち着け、比企谷八幡。呑まれてはいけない…ならばここで俺の取る行動は…)

スッ

雪乃「!?」

56: 2013/12/11(水) 15:41:22.48
雪乃「比企谷くん…///」ドキドキ

八幡(どうだ?俺だって、いつまでもクラスの隅っこでコソコソしてるような…)

雪乃「…」スッ

八幡(目を瞑った?)

八幡(これはどういう意思なんだ…男の前で目を瞑る……)

八幡(雪ノ下、やるじゃないか。心理的に俺を追い詰めるつもりか…)

58: 2013/12/11(水) 15:45:22.84
八幡(ならば俺はこうだ!)

ギュ

雪乃(比企谷くんが私の腰に手を…)

八幡(ふん、どうした?ビビって声もでないか)フフン

雪乃「……」ギュ

八幡(何!?回した手を握り返すだと?)

八幡(お前は一体…何者何だ?)

61: 2013/12/11(水) 15:56:57.41
八幡(どうすれば…今、明らかに俺が押されてる…)

八幡(ここまで来たんだ、もう引き返せない…)チラ

雪乃「!」ビクッ

八幡(何だ…雪ノ下も効いてるじゃないか。慌てて目をそらすなんて)

雪乃「…比企谷くん」ボソッ

63: 2013/12/11(水) 15:58:55.10
八幡「な、何だ?」

雪乃「て…手を…///」

八幡「わ…わりい」パッ

グイッ

雪乃「きゃあ!」

64: 2013/12/11(水) 16:02:09.60
八幡(何てこった!慌てて手を話したら雪ノ下が俺に向かって倒れて来てしまった)

雪乃「ごめんなさい///」

八幡「だ…大丈夫だ」

八幡(まずい!今度は俺が身動きが取れん!)

雪乃「…ねぇ?」

69: 2013/12/11(水) 16:17:59.28
雪乃「さっきはその…」モジモジ

八幡「どうした?」

雪乃「い…言い過ぎわ。ごめんなさい」

八幡(雪ノ下が謝っただと?何がどうなってる…俺は勝ったのか?)

72: 2013/12/11(水) 16:28:28.96
雪乃「比企谷くん…」スッ

八幡「お、おい…」

ギュ

雪乃「///」

八幡(こ、今度は抱きついて来やがった)

八幡(もしかして…こいつ……)

75: 2013/12/11(水) 16:44:14.06
八幡「…なぁ、雪ノ下」

雪乃「何?比企谷くん」ギュウ

八幡「いつまで引っ付いてるんだ?」

雪乃「…駄目なの?」ウルウル

八幡「うっ!」

八幡(か…可愛い……それに申し訳程度の胸が…)

78: 2013/12/11(水) 16:52:41.39
八幡「とにかく一旦離れてくれ!でないと俺…」

雪乃「わ、分かったわ」スッ

八幡「ふぅ…どうしたんだよ?らしくないぞ」

雪乃「…何?らしくない?誰の事がかしら?」

79: 2013/12/11(水) 16:58:20.56
八幡「」

雪乃「それと何時になったら小町さん帰ってくるのかしら?帰ってこないなら私帰るわよ」

八幡「…」グイッ

雪乃「わっ///」

八幡「…」スッ

雪乃「聞いてるの?それとも聞こえないの?」

八幡「……」

80: 2013/12/11(水) 17:02:17.17
八幡「お前……可愛いな」

雪乃「は?何を言ってるの?」

八幡「可愛いって言ったんだよ」グイッ

雪乃「あ…ありがと///」

八幡(どうやら俺は、雪ノ下雪乃を攻略してしまったらしい)

86: 2013/12/11(水) 17:16:49.00
八幡(つまり、雪ノ下から離れれば罵せられ、引っ付けばデレられると言う事か…)

八幡「……雪ノ下」

雪乃「何?私今イライラしてるのだけど、言いたい事があるなら…」

八幡「…好きだ」

88: 2013/12/11(水) 17:22:07.06
雪乃「は?何言ってるの?この状況でふざけた事言わないでくれるかしら」

八幡「……」

雪乃「ふふ、あなたの場合、存在自体がふざけてますものね」

八幡「……」

雪乃「理解が遅くてごめんなさい」

八幡「雪ノ下」グイッ

94: 2013/12/11(水) 17:41:44.83 ID:LHb9E4hh0
雪乃「ちょ、近いわ///」

八幡「好きだ」

雪乃「…え?」

八幡「好きだ」

雪乃「ほ、本当に?」

八幡「あぁ」

雪乃「もう離れないわよ?」

八幡「それでも好きだ」

96: 2013/12/11(水) 17:44:39.68 ID:LHb9E4hh0
雪乃「嬉しい…」

八幡(今離れたらどうなるかな)

雪乃「///」ギュウ

八幡(…幸せそうだし、まぁいいか)

雪乃「私も好きよ、八幡」






おわり

97: 2013/12/11(水) 17:45:07.22
はい

99: 2013/12/11(水) 17:47:53.85
おつ

100: 2013/12/11(水) 17:48:03.75
完結いいね!

102: 2013/12/11(水) 18:14:07.95
かわいいゆきのんもっとみたい

引用元: 雪乃「あなたって、本当に最低の屑だわ!」