(朝)
桃(なんてひどい夢を見たんだろう…)ﾓｸﾞﾓｸﾞ

桃(そもそもシャミ子がミカンと付き合うなんて天地がひっくり返ってもあり得ないんだからさ) ﾓｸﾞﾓｸﾞ

桃(まさか私の心のどこかにそんな疑いを持つ何かが…？) ﾓｸﾞﾓｸﾞ

シャミ子「…桃、先ほどからずっと難しそうな顔してますが、もしかして朝ご飯お口に合いませんでしたか？」

桃「あ、違うよ！ちょっと考え事、ご飯はすごくおいしいよ」

シャミ子「なら良かったです！」ﾊﾟｱｧ

桃(かわいい)

良(桃さん当たり前のように我が家で朝食食べてる) ﾓｸﾞﾓｸﾞ

(夜)
桃「今朝の変な夢は一体なんだったんだろうなぁ」

桃「ともかくあんなこと忘れて今日はぐっすり寝よう」ｸﾞｩ


………………
………ｷﾞｼ…
…ｷﾞｼ…ｷﾞｼ

桃『…ん？この音は…何？』

シャミ子『あぁん！ミカンさんダメぇ！』

ミカン『うふふ、そんな声出しちゃって、可愛い子…』

桃『！？？？！？！？？？！！！！』

桃『ちょっとシャミ子！ミカン！』

ミカン『あら？桃じゃない、今取り込み中だからちょっと待っててね…』

桃『いやいや！2人してベッドの上で何やってるのさ！』

ミカン『何って、2人でウガルルに続く愛の結晶を作ってるのよ。私、今度は男の子が欲しいなぁ…』

桃『やめなよミカン！シャミ子だって嫌がって…』

シャミ子『み、ミカンさん…』

桃『ほら！シャミ子もなんか言っt

シャミ子『桃なんか放っておいて、早く続きをしてください…！』

桃『』

ミカン『もお、このほ・し・が・り・や・さ・ん！』ﾁｭｯ








桃「うわあああああああああ！！！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

メタ子「時は来た」

桃「はぁ、はぁ、また…夢…」

(朝)
桃(2日続けてこんな夢見るなんて…)ﾌﾗﾌﾗ

桃(しかもミカンもなんであんな積極的に…) ﾌﾗﾌﾗ

桃(てか夢の中のシャミ子の身体えOちだったなぁ…) ﾌﾗﾌﾗ

ミカン「おっはよー桃！今日もいい天気ね！」

桃「…」

ミカン「ど、どうかしたの桃？今日は一段と機嫌悪そうだけど…」

桃「……ミカン」

ミカン「な、なに？」

桃「……」ﾑﾆｲｨ

ミカン「ほへぇ！？ひょ、ひょっほ！なんでほっぺつねのの！？やめへぇ！」

(夜)
桃「さすがに3日連続ってことはないと思うけど…」

桃「まあ朝ミカンのほっぺつねったから多分煩悩みたいなのも消えてると思うし…」

桃「ともかく今日はぐっすり寝よう…」ｸﾞｩ


………………
………ｼﾞｭｳ…
…ｼﾞｭｳ…ｼﾞｭｳ

桃『…ん、なんだろうこの匂い』

杏里『おーちよ桃、おはー！』

桃『あれ？何やって…』

首輪をつけた下着姿のシャミ子『杏里ちゃん、杏里ちゃん、ハッハッ』

桃『！？��？！？！？？？！��！」』

桃『ちょっと！シャミ子エッr、じゃなくて！何やってるのさ！』

杏里『ああこれ？いやーシャミ子ってばお肉が食べたいのでなんでも言うこと聞きます！って言うもんだからねー』

桃『いやだからってこんなプレイは…』

シャミ子『ハッハッ、杏里ちゃん！』

杏里『どうしたーシャミ子？』

シャミ子『私、今度はその熱々の大きいウインナーが食べたいです！』

杏里『よーしよし、じゃあ手は使わず口だけで食べるんだぞ～、あ～ん』

シャミ子『あーん…』







桃「やめてえええええええ！！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

メタ子「時は来た」

桃「はぁ、はぁ、今日もこんな…」

桃の脳が破壊される

(昼休み)
桃「…」ｼﾞ-

杏里「…なんか、今日どっかしらからすごく視線を感じるんだけど、気のせいかな…」

シャミ子「それは怖いですね…、あ！杏里ちゃんのお弁当のウインナー美味しそう、私の卵焼きと交換しませんか？」

杏里「いいよー、ほらシャミ子、あーん」

シャミ子「あーん」

桃「…」ｸﾜｯ！

杏里「…やっぱりなんか視線を感じる！殺意のこもった何かが！」

シャミ子「ええ！？いったいどこから…」ﾓﾑﾓﾑ

小倉「怖いねー」ﾆﾏﾆﾏ

(夜)
桃「……」

桃「………寝よう」ｸﾞｩ


………………
………ｻﾜ…
…ｻﾜ…ｻﾜ

桃『…うう、今度は一体…？』

シャミ子『うっひゃあ！ダメですよそんなところ触っちゃあ！』

リコ『ウチ、マスターに振られてもうたから、百合に目覚めた責任とって～！』





桃「きさまああああああああ！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

メタ子「時は来た」

桃「ああ…あああああ！！！！」

(朝)
桃「…」

リコ「あら～、桃はんおは～」

桃「…」

リコ「なんやなんや～桃はん寝不足なんか～顔にクマできてるで～」

桃「…」

リコ「もしよかったら、ウチの作った睡眠薬飲む？ぐっすり眠れる優れものやで～、副作用で4か月くらい寝込むけど」

桃「…リコさん」

リコ「なに～？」

桃「あなただけは、特定の相手に異様な恋愛感情を持つ同じ仲間だと思ってたのに…」

リコ「え？桃はん頭大丈夫？」

リコくんにぜってえ言われたくねえセリフ

(それから)
良『お姉、家族でする気持ちよさ教えてあげる…』

桃「うにゃああああああああああ！！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ


(数日にわたって)
小倉『私好みに改造してあげるね～シャミ子ちゃん』

桃「おぐらああああああああああ！！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ


(桃の悪夢は続いた)
桜『ごめん桃！お姉ちゃん、シャミ子ちゃん寝取っちゃった！』ﾃﾍｯ

桃「これが1番きついわああああああ！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

桜さんに取られたら人間不信になって二度と部屋から出なくなりそう

(帰り道)
ミカン「ちょっと桃、大丈夫…？」

桃「だいじょうぶだいじょうぶ」ﾖﾛﾖﾛ

ミカン「そうは言うけどあなたここ数日で随分やつれてるわよ…」

桃「ぜんぜんへいきだって、しんぱいしないでよ」ﾖﾛﾖﾛ

ミカン「やっぱり心配よ！相談して頂戴！」

桃「へーきへーき」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

ミカン「同じ魔法少女である前に友達なのよ私たち！」

桃「なんかきょうのみかんかたくない？」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

ミカン「あとさっきから貴方が私だと思って話しかけてるのたまさくらちゃんの石造よ！やっぱり全然大丈夫じゃないじゃない！！」

………
……
…
桃「う、うう…ここは…」

シャミ子「あ、起きましたか桃！」

桃「しゃ、シャミ子！…ここは…私の部屋？」

シャミ子「桃が弱り切っていたところをミカンさんが慌てて運んできてくれたんですよ」

桃「そうなんだ…ミカンは？」

シャミ子「『桃が元気になるために実家に戻ってビタミンCたっぷりのレモン取ってくるわ！』と言ってここを後に…、なので私が来ました」

桃「うう…、悪夢の次は柑橘地獄か…」

シャミ子「桃、本当に大丈夫ですか…？」

桃「シャミ子…、ごめんね心配かけちゃって、実はね、最近嫌な夢をよく見るんだ…」

シャミ子「桃…」

桃「大事なものが自分のところからなくなっちゃって、悲しくて、寂しい夢…」

シャミ子「…」

桃「けど、きっと大丈夫だよ、しばらくしたらいつもみたいに戻るだろうし…」

シャミ子「…桃、その…」

桃「こうもシャミ子やミカンに迷惑かけちゃ魔法少女失格だしね、そんなに心配しないでよシャミk

シャミ子「ごめんなさい！！」

桃「しゃ、シャミ子？」

シャミ子「あう…実は…」

(夜)
リリス「ふーはっはっはっは！さあシャミ子よ、今日も作戦開始と行くぞ！」

シャミ子「ご先祖…もうやめにしませんか？桃もだいぶフニャフニャになってきていますしこれ以上は…」

リリス「だーめ！勝てるときにやっておくの！」

シャミ子「そもそもこんな作戦やって意味あるんですか？桃に悪夢を見させて弱り切ったところで血をたっぷり貰っちゃおう作戦！って言ってましたけど、最近悪夢を見せる台本作りの方にノリノリな気が」

リリス「なにを言うか！以前から部屋に沸いた虫程度の扱いしかしてこなかった桃であったが、最近のあいつ、さらに余を雑に扱い始めているのだぞ！ここらでどちらの方が上かを証明させてやるのだ！」

シャミ子「私が夢の中に行く通路を作ってご先祖がゴニョゴニョ桃の頭に向かって朗読してますけど、あれにいったいどんな効果が…」

リリス「ふふん！聞いて驚け我が子孫よ！これは余が日課のゴミ拾い中に拾った漫画に書いてあった『寝取り』と言うものだ！」

これはわるわるまぞく

リリス「これによると昨今の人間たちは思い人を横から奪われることで、脳に重度のダメージを負うらしい！」

リリス「この漫画に描かれている設定を桃周辺の人物に当てはめて寝ている間に読み聞かせ、普段堅物な桃をよわよわにしてしまうのが今回の目的だ！」

リリス「ちなみに桃の苦しそうな寝顔はカメラで撮影し、桃の脅し用に使う予定だ！」

桃「へー、写真まであるんですか」

リリス「この写真を大量に用意して、桃のファンクラブの奴らに売ればお金儲けもできて一石二魔法少女！」

桃「私以上に悪いこと考えますね」

リリス「そうであろうそうであろう！もっと褒めてくれて良いのだぞ！桃色魔法少……じょ？」

桃「こんばんわ、リリスさん」ﾆｺｯ

シャミ子「あの…その…ご先祖…ごめんなさい…」

リリス「」

桃「リリスさんにしてはかなり良く出来た作戦じゃないですか」ｺﾞｺﾞｺﾞ

リリス「」ｶﾞﾀ

桃「お陰で私もすごく弱り切りましたし、そうですか、えーそうですか」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

リリス「」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

桃「ですがちょっとおいたが過ぎたみたいですね」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

リリス「」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

桃「何か言いたいことはありますか、リリスさん」ﾆｺｯ

リリス「………でも」

桃「でも？」

リリス「いい夢見れたろ？」ﾆｶｯ

(数時間後)
桃「ただいま」

シャミ子「お、おかえりなさい桃…ご先祖は…」

桃「さぁ？蜂蜜塗って山の中に置いてきたけど、明日のゴミ拾いには間に合うんじゃないかな」

シャミ子「その、桃、本当にごめんなさい！」

桃「いいんだよ、聞く限りシャミ子はリリスさんに唆されただけみたいだし、そこまで謝ることじゃないよ」

シャミ子「いえ！関わってしまった以上私も同罪です！許してくれないとは思いますが、どんな罰も受けます！」

桃「えっ…」




桃「いいの？」

シャミ子「はい！ただその…痛いのとかは、ちょっと…」

桃「じゃあさ…」

シャミ子(ｺﾞｸﾘ…)










桃「今日…私と一緒に…寝てくれないかな」





シャミ子「ほえ？」

桃「その…もう悪夢は見ないだろうとは思うけど…やっぱりまだ怖いんだ…、だから、今晩一緒に寝て欲しいんだ…なんて」

シャミ子「は、はい！それでしたら全然！」

桃「本当に？良かったぁ…」ﾎｯ

やったぜ

(桃の部屋)
メタ子「時は来た」

シャミ子「私も桃のベッドで寝ていいんですか？2人寝るのは窮屈じゃ」

桃「大丈夫だよ、シャミ子小さいし」

シャミ子「むー、今の私は桃を攻めれる立場じゃないんでその発言には目を瞑りましょう」

桃「ははは、じゃあ電気消すよ、おやすみ」ﾊﾟﾁﾝ

…………………
……………
………
桃「……シャミ子、起きてる？」

シャミ子「…はい、起きてます」

桃「そのさ…手を繋いでもいいかな？」

シャミ子「あ、はい！いいですよ」ｷﾞｭｯ

桃「ふふ、シャミ子の手あったかい…」

シャミ子「そう言う桃の手だってあったかいです…」

ごせんぞー！

桃「シャミ子」

シャミ子「なんですか、桃？」

桃「一つだけわがまま言っていいかな」

シャミ子「なんですか？」

桃「私は眷属として、友達としてシャミ子とずっと一緒にいたいんだ。だから、もし私が寂しくなったりした時、またこうやって手を繋いで引っ張ってくれる？」

シャミ子「な“！？なに恥ずかしいこと言ってるんですか！……まあでも、桃は大事な眷属ですからそれくらいのことどんとこいですよ！あと私たちは友達じゃなくて…」

桃「宿敵ね、わかってるよ」ｸｽｯ

シャミ子「あーもう！ほら、早く寝ますよ！」

桃「ふふ、おやすみ」


がんばれまぞくたち！
どんな困難も乗り越えて、強い絆で繋がった仲良しまぞくになるんだ！

(おまけ)

シャミ子「ほら桃、朝ですよー」

桃「うーん…あともうちょっとだけ」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
ミカン「桃大丈夫！？調子はどう！？…ってあら？お邪魔だったかしら///」

シャミ子「わあ！？ミカンさん！これはその別になんでも…」

桃「うるさいなあ…大丈夫だよミカン、もう元気元気」

ミカン「よかったぁ、一時はどうなるかと…」

シャミ子「それよりミカンさん、その片手に持っている雑誌はなんですか？」

ミカン「そうそう！帰る途中で本屋さんに寄ったら、こんな情報を見つけたの！」



「
」

シャミ子「ほげぇ！私たちのアニメがまたやるんですか！」

ミカン「そうなのそうなの！いよいよテレビに帰ってくるのよ！今度はしっかり実家の宣伝しなくっちゃ！」

桃「2期…内容的に3巻の頃の話やるからフレッシュピーチ時の服、アイロンがけしないと…」

リコ「え？てことはウチとマスターのラブロマンスが全国のお茶の間に？」

白澤「リコくん！事実とは異なる情報を拡散するのはやめたまえ！」

シャミ子「お二人ともいつの間に！？」

ウガルル「ウガ、俺の出番もあるか？」

桜(私も出るよ！よろしくね！)

リリス「シャミ子ーシャミ子やー、蜂蜜流したいから風呂を沸かしてくれー」

シャミ子「あー！もう皆さんとにかく落ち着いてくださーーい！！」



がんばれシャミ子！
ちなみに詳しい情報が載っている「まんがタイムきららキャラット」は毎月28日発売だぞ！
仲間と共に切磋琢磨し、1期以上におもしろ楽しいアニメにするんだ！

ステマもしくはダイマと受け取ろう

乙乙

やはりシャミカンは正義