1: 2013/11/17(日) 17:02:00 ID:SR1KZSas
男「確かに宿題手伝う代わりに何でもするといったが・・・・」
幼「じゃあいいでしょ」
男「でも俺が執事をやったところで、お前は嬉しいのか?」
幼「別にお手伝いさんが欲しかっただけだしっ」
あとは任せた!
幼「じゃあいいでしょ」
男「でも俺が執事をやったところで、お前は嬉しいのか?」
幼「別にお手伝いさんが欲しかっただけだしっ」
あとは任せた!
4: 2013/11/29(金) 23:02:33 ID:gMsY8lmc
男「なら最初から、執事じゃなくお手伝いさんって言えよ」
幼馴染「なんかお手伝いさんって言うと女の人っぽいじゃない?」
男「あー、まあ…そうかな?」
幼馴染「で、やってくれるの?」
男「…何でもって言っちゃったしな。ただ、どの位の期間だ?今日だけか?」
幼馴染「私が宿題を手伝う限り、ずっとに決まってるじゃない。嫌ならその日は自分だけで宿題やればいいのよ?」
男「なるほど、一日ずつのギブ&テイクか…妥当…なのかな?」
幼馴染「とりあえず今日はもう宿題手伝ったんだから、拒否権は無いよね。さあて…どうして貰おうかしら」
男「しゃーねえ、何なりと言えよ」
5: 2013/11/29(金) 23:10:42 ID:gMsY8lmc
幼馴染「そうね…とりあえず暫く机に向かってたから、肩が凝ったなあ…?」
男「へいへい…揉みましょーとも」
幼馴染「ストップ!…そんな執事、いないでしょ?」
男「あん?」
幼馴染「執事って、どんな家庭でどんな人に従うイメージ?」
男「そりゃ…ハンパない金持ちの家で、お嬢様の世話をする感じだろ」
幼馴染「解ってるんじゃない。じゃあテイク2ね!」
男「やれやれ…」
幼馴染「あー、肩が凝ったなあ…?」
男「…よろしければマッサージをさせて頂きましょうか……お嬢様…」
幼馴染「あら、気が利くわね。じゃあ少しお願いできるかしら…」
6: 2013/11/29(金) 23:33:35 ID:gMsY8lmc
男「…いかがでしょうか、お嬢様」モミモミ
幼馴染「いい感じね、でももう少し強くてもいいわ」
男「承知いたしました」グイグイ
幼馴染(…これは……いいわ…)
幼馴染(…男が私をお姫様扱いしてくれてる!…癖になりそう!)
男「痛ければお教え下さい…お嬢様」グイグイ
幼馴染(どこまで言う事をきいてくれるのかな……)
男「………」モミモミ
幼馴染「あ、あの…横になるから背中もお願いできるかしら…?」
男「…承知いたしました。何なりとお申し付け下さい、お嬢様」
幼馴染(やばいやばい!キュンキュンしちゃうっ!)
こうですかわかりません
8: 2013/11/30(土) 00:02:15 ID:wU22avDY
男(えーと、背中をマッサージしてるだけなんだけど…)グッグッ
幼馴染「…んっ、…ぅ…」
男(…艶めかしい)グイグイ
幼馴染「…もう少し、下を」
男「承知いたしました」
男(ここ背中じゃない!ほぼ、尻だろ…!)
幼馴染「あっ…!ま、待って…!」ピクッ
男「…はい、お嬢様」
幼馴染(やばかった…少し感じた…)ドキドキ
幼馴染「マッサージはもういいわ。えーと…温かい飲み物を頂けるかしら?」
男「番茶でよろしいでしょうか」
幼馴染「…もうちょっとお嬢様っぽい飲み物、無いの?」
男「お嬢様っぽい飲み物って何だよ?ココアか紅茶くらいしか無いぞ。お前、コーヒー飲まねーもんな」
幼馴染「素に戻ってるわよ、執事さん?…ココアでいいわ」
男「…ちぇ、承知いたしました」
9: 2013/11/30(土) 12:31:17 ID:t9Z4SmcU
男「お待たせしました…どうぞ」カチャッ
幼馴染「ありがとう、執事さん」
男「…あのさ」
幼馴染「ん?」
男「これ、何か指示を出されてる時以外も執事らしくしてなきゃダメか?」
幼馴染「んー、まあ…その方が嬉しいかな?」
男「欲しかったのはお手伝いさんじゃねーのかよ」
幼馴染「でももう執事って事にしちゃったし、その方向でよろしくー」
男(面倒くせえ…)
幼馴染「それと『執事さん』って言い方も変だから、私は普通に『男』って呼ぶよ。私の事は『お嬢様』か『幼馴染お嬢様』ね?」
男「幼馴染お嬢様なんて長過ぎんだろ。…もう、お嬢様でいいや」
幼馴染「さあ…執事らしくして頂戴、男…?」
男「…かしこまりました、お嬢様」ハァ…
10: 2013/11/30(土) 12:39:09
*****
(翌朝)
男(昨日は散々こき使われたなあ、今日は宿題、一人でやろ…)
幼馴染「おっはよーう」
男「おー、おはよ。行くかぁ…」
幼馴染「ノンノン」チッチッ
男「あ?」
幼馴染「執事でしょ?」
男「ざけんな、昨日やっただろ」
幼馴染「もう、今日の宿題を自分一人でやるまでは有効に決まってるじゃん」
男「まじかよ…学校でもか」
幼馴染「当然です」
幼馴染(学校で男に寄りつく悪い虫に、この関係を見せつけてやらなきゃ!)
幼馴染「さあ、行くわよ」
男「…はい、お嬢様…」
11: 2013/11/30(土) 12:48:44
*****
(教室)
幼馴染「みんな、おはよー」
幼友「あ、おはよー幼馴染ちゃん…と男君」
男「おう、おはよ」
幼馴染「違います。自分の友達にはともかくとして、幼友ちゃんは私の友人よ?」
男「…オハヨウゴザイマス」
幼友「ど、どうしちゃったの?なんか幼馴染ちゃんのカバン持ってるし…」
幼馴染「男は望んで私の一日執事として仕える事になったの」
男「望んでねぇ…」ボソッ
幼馴染「何か言ったかしら?」
男「いいえ、お嬢様」
幼友「ほえぇ…いいなぁ」
幼馴染「えへへー」
14: 2013/11/30(土) 13:04:16
男友「…聞いたぜ、一日執事だって?」
男「宿題手伝ってもらった引き換えなんだけどさ…昨夜だけだと思ってたんだけどなあ」
男友「いいじゃん、お遊びだろ?イメージプレイだと思って楽しんじゃえよ」
男「ばっかやろ、人の身だと思って」
男友「お?じゃあ俺が代わろうか?」
男「……断る」
男(腹立つけど、それは嫌だ)
男友「へっへーん、そーだろそーだろ」ニヤニヤ
幼馴染「男ー、ちょっと来なさーい」
男友「お嬢様がお呼びだぜ?早く行かないとお仕置きされるぞ?」
男「からかうなよ…」
幼馴染「男ー?」
男「はいはい…ただいま参りますよー」
15: 2013/11/30(土) 15:45:53 ID:IuSAqJ.c
*****
(昼休み)
幼馴染「男、一緒にお昼食べるわよ」
男「え、おま…お嬢様はいつも通り学食で食べるのでは?」
幼馴染「そうよ?男も付き合いなさい」
男「…パン代くらいしか持ってない…」
幼馴染「情けないわねー。いいの、執事の食事は仕える家で出されるものでしょ。…今日は奢ったげる」
男「まじ…本当ですか、お嬢様!喜んでお供致しますっ!」キラーン
男友「あれ?パン買いに行かねーの?」
男「うるさい下賤の者め、私はお嬢様につき従うまでだ!」
男友「調子のいい奴だなー」ケラケラ
幼馴染「行くよー」
男「はい、お嬢様!」ヒャッホーイ
16: 2013/11/30(土) 15:47:07 ID:IuSAqJ.c
*****
(学食)
幼友「ね?本当に男君、執事さんになっちゃってるのよ」
モブ女A「すごい、羨ましい…憧れるわ…」
モブ女B「男君、今日の宿題は私がやるよ!ね、そうしよう!」
モブ女C「宿題を人にさせるのも、それを弱みに人につけこむのも褒められた事じゃないわ。…男君、必要なら教えてあげるのに」
幼馴染「おぉっと、引き抜きはご遠慮下さいねー」フフン
幼馴染(…そもそも貴女達に見せつけるのが目的なんだから)
男「私はカツ丼…じゃなかったお嬢様に雇われた身、主はただ一人でございます」モグモグ
幼馴染「解ってるじゃない、さすが私の執事ね!」
ABC「ぐぬぬ…」
17: 2013/11/30(土) 15:47:58 ID:IuSAqJ.c
*****
(放課後)
幼馴染「男、買い物に付き合って」
男「え、帰って宿題…」
幼馴染「私の命令、きけないのかしら…?」
男「はい、お嬢様…喜んで」
幼馴染「じゃあ最初は雑貨屋さん、次にレンタル屋と本屋さんね!」
男「お、お嬢様は本屋に入ったら長い…」
幼馴染「んー?」ニッコリ
男「…かしこまりました」ゲッソリ
男(ま、カツ丼食ったしな…)
18: 2013/11/30(土) 15:48:51 ID:IuSAqJ.c
*****
(自宅前)
男「もうこんな時間かよ…」
幼馴染「ちょっと立ち読みが過ぎたかな」
男「まあ、俺…私も雑誌を読んでたからいいです。でもこれから宿題か…」
幼馴染「…仕方がないなぁ」ニヤリ
男「へ?」
幼馴染「私が手伝ってあ・げ・る!」
男「ちょ…!?それじゃまた…!」
幼馴染「明日は唐揚げ定食とハンバーグカレーどっちがいいか考えといてね?」
男「…承知いたしました、お嬢様!」
幼馴染「ふふん」
19: 2013/11/30(土) 18:26:44
*****
(金曜日、帰宅途中)
男(同じようなやりとりを繰り返し、執事を続けること五日目…)
男(でも明日は土曜日、学校は休みだ!)
幼馴染「また遅くなっちゃったねー。宿題、手伝ってあげなきゃねー」ニコニコ
男「…いいえ、お嬢様」
幼馴染「へ?」
男「明日は学校も休みですので、宿題をする間は充分にあります」ニヤリ
幼馴染「で、でも…今日の内にパパッとやっちゃった方が…!」オロオロ
男「真に残念でありますが……これにて契約終了だっ!世話んなったな、オジョーサマ!」
男(学食のメニューの内、値が張るものはだいたい食ったし!思い残す事は無いぜ!)
20: 2013/11/30(土) 18:35:34
幼馴染「だ…だめだよ!せっかく楽しかったのに…!」
男「お前は楽しかっただろうがな、俺は…まあ俺も楽しんでたけど。でも、たまには解放されたいし」
幼馴染「じゃ、じゃあまた宿題手伝うから、執事やってくれる…?」
男「んー、考えとく」
幼馴染「やるって言ってよう…」グスン
男「しかし何でそんなに気に入ってんだよ、お嬢様になりたかったのか?」
幼馴染「ううん…どっちかというと、執事って存在に憧れてたの」
男「そりゃまたどうして」
幼馴染「…前に男の部屋で読んだ漫画で、格好良い執事キャラが出てきたから」
男「なんだ、そんな理由か。…まあ深い理由があっても困るけど」
21: 2013/11/30(土) 18:47:31
幼馴染「月曜日は宿題、手伝うからね!絶対だよ!?」
男「なんかおかしくないかそれ。…さて、家に着いた。今日はこれで、バイバイだな」
幼馴染「うぅ…五日間の執事役、ご苦労さまでした…」ペコッ
男「お、おぅ…」
幼馴染「…ばいばい……」トボトボ
男(…あれ?)
男「……おーい、幼馴染」
幼馴染(…!!)
幼馴染「やっぱり宿題、手伝う…!?」クルッ
男「い、いや…あの…おやすみ」
幼馴染「あ…う、うん…おやすみ…」
男(…なんで俺、少し寂しいと思ったんだろ)
22: 2013/11/30(土) 21:07:36 ID:wU22avDY
*****
(土曜日、午後、近所の川)
男(………)
男(…釣れねえな)
男(ずっとアイツにかかりきりだったから、気分転換に一人で釣りにきたけど)
男(アタリすらありゃしねえ)
男(…お嬢様は、どうしてんのかな)
…ピッ
《プルルルル……プルルルル……》
《プツッ…もしもし?》
23: 2013/11/30(土) 21:16:08 ID:wU22avDY
男「よう、何してる?」
《…買い物してた、どうしたの?》
男「ん…いや、どうしてるかなと思っただけだ。買い物、どの辺でしてるんだよ」
《…えと、駅の西口…新しいお店できたって聞いたから》
男「西口?…その辺はガラの悪い高校があるから、あんまり一人で行くなよな…」
《うん…でも、もう来ちゃったから》
男「それこそ執事がついて行きゃいいようなもんだろが。…まあ、気をつけろよ?」
《…うん》
24: 2013/11/30(土) 21:17:45 ID:wU22avDY
*****
(駅の西口)
幼馴染(…心配されちゃった)
幼馴染(ちょっと軽率だったかな)
幼馴染(でも、男…もう執事やってくれないかもしれないもの)
幼馴染(買い物なんか誘ったら、今はお前の執事じゃねえ!…って怒られそうだし)
幼馴染(たぶん昨日まですごく疲れさせちゃったから、今は解放してあげなきゃ)
幼馴染(面倒くさいなんて思われて、嫌われるのがいちばん怖いもんね…)
幼馴染(明日、謝ろう。独りでこんな所に来ちゃった事…それと、執事なんかさせちゃった事)
幼馴染(…あ、お店…あれかな)
25: 2013/11/30(土) 22:52:50 ID:wU22avDY
*****
(二時間後)
幼馴染(けっこう見るのに時間かけちゃった)
幼馴染(もう外、暗くなってる…)
幼馴染(早く駅、行こう)
幼馴染(表通り、怖そうな人いたからなぁ…)
幼馴染(ここは最短ルートで、素早く駅を目指そう!たしかこの路地が近道のはず!)
幼馴染(…よかった、誰もいない。早足で抜けようっと)
幼馴染(この角を曲がれば、駅はもうすぐそこ…)
幼馴染(…!!)
26: 2013/11/30(土) 22:53:35 ID:wU22avDY
金髪男「あれー?キミ、ここ通りたいのー?」ニヤニヤ
幼馴染(引き返そう…)クルッ
幼馴染(あ…)
茶髪男「だめだよー?こんな時間に女のコが独りで、人通りの無い道なんか歩いちゃ」ニヤニヤ
幼馴染「あの、通して…下さい」
金髪男「なんでだめなのか…」
茶髪男「教えてあげなきゃねー?」
幼馴染「…結構です」
幼馴染(こわい…よ、男…)
27: 2013/11/30(土) 22:54:09 ID:wU22avDY
金髪男「いいねー、スレて無くて。教えてあげる甲斐がありそうだわー」ガシッ
幼馴染「…離してっ」
茶髪男「今、キミが曲がったところを反対に曲がった先、どうなってるか知ってる?」
幼馴染「知らないっ!離してよ!」
金髪男「廃ビルの裏の…」ニタァ
茶髪男「…行き止まりなんだわ」ニヤァ
幼馴染「やだ!引っ張らないで!大声出すよ…!?」
金髪男「んん…?茶髪、大声で人が来た事あったけー?」グイッ
幼馴染(…おと…こ…助けて…)
茶髪男「無いねえー、試してみる?…たーすけてぇー!ってさぁ」ケラケラ
28: 2013/11/30(土) 22:56:04 ID:wU22avDY
幼馴染「…男……」
金髪男「あぁ?」
幼馴染「たす…け…て…」
茶髪男「はぁ?」
幼馴染「男…!!!助けてぇっ…!!!」
「かしこまりました…お嬢様」
.
34: 2013/12/01(日) 11:06:16
キュルルルッ、フワッ…
金髪男「は?なんだ?おま…えはァッ!?」ビシィッ!ギュウウウッ!
茶髪男「痛てええっ!?てめえ…汚ねえぞ…後ろからっ!何仕掛けやがった…!」キリキリキリッ
男「不意打ち上等、逃げ足迅速…!」
幼馴染「なんで…ここに…」
男「腕力貧弱、度胸皆無っ!…でもお嬢様の味方!執事『男』見参っ!」
幼馴染「…男っ…!」
金髪男「痛ててて!なんだこれ…ワイヤーかよっ!」ギュウウウッ…
男「あまり抵抗するな…ウナギ用の6号ナイロンだ、切れるわけが無いぜ」フッ
35: 2013/12/01(日) 11:07:38
茶髪男「く…そっ…首に食い込んで…!息…がっ!」
男「大袈裟な、気道塞ぐほど締めちゃねえよ。さあ、お嬢様…命令を」
幼馴染「え…」
男「漫画で読んだんだろ…?手を汚すのは私、だがこの者達を葬るのは貴女の意思だ…!」ニヤリ
幼馴染「……さ…」
幼馴染「サーチ・アンド・デストロイッ!!サーチ・アンド・デストロイだ…!私は命令したぞっ!」
男「…素晴らしい!やはり貴女は私が仕えるに相応しい御方だった!」ギュウウウッ!!
金髪&茶髪「ぐえええぇぇぇ!」
37: 2013/12/01(日) 11:30:55
男「…って、まあ頃しはしないけどな。電柱にユニノットで結んでおいた…引けば引くほど締まるぞ?」
金髪男「く…そ…!」
茶髪男「解け!…切れ…よっ!」
男「アホか、誰か来るまでそうしてろ。…お嬢様、どうぞ一発殴っておいては」
幼馴染「う、うん…!」キラーン
金髪男「ちょ…!?」
茶髪男「それ…投げ竿…!」
幼馴染「てーーーい!!!」ボカッ!ボカッ!
金髪&茶髪「………」キュー
38: 2013/12/01(日) 11:31:36
……………
………
…
…地元、家の近く
幼馴染「…ありがとう、男」
男「いいよ、もう。何回も聞いた」
幼馴染「…格好良かったよ」
男「まともにやったら勝てないからな、姑息な手段だけど」
幼馴染「ううん…すごく格好良かった。…随分、探した?」
男「そりゃもう。幼友ちゃんに電話して、どこの店を教えたのか聞いてさ」
幼馴染「本当、ごめん…」
男「…いいってば。お嬢様をお護りするのが、執事の仕事だろ?」
………
…
…地元、家の近く
幼馴染「…ありがとう、男」
男「いいよ、もう。何回も聞いた」
幼馴染「…格好良かったよ」
男「まともにやったら勝てないからな、姑息な手段だけど」
幼馴染「ううん…すごく格好良かった。…随分、探した?」
男「そりゃもう。幼友ちゃんに電話して、どこの店を教えたのか聞いてさ」
幼馴染「本当、ごめん…」
男「…いいってば。お嬢様をお護りするのが、執事の仕事だろ?」
39: 2013/12/01(日) 11:32:56
幼馴染「あの、もう…執事やれなんて言わないから」
男「ん?」
幼馴染「…面倒くさいとか、嫌いとか…思わないで」ウルウル
男「思わねえよ、別に。…執事ごっこなら、また気が向いたら付き合ってやっから。…だから、俺以外には頼むなよ」
幼馴染「た、頼まないよっ!そんなの最初から…!」
男「おけー。それでいいよ、お嬢様」
幼馴染「あの…それと、今度は私が何でも言う事きくよ!」
男「あー、それも…いいか」
幼馴染「ど、どうすればいい…?また学食奢ろうか…?」ドキドキ
男「そうだな…じゃあ、俺のメイドになってもらおうか」
幼馴染「男専用のメイド?」
男「そう」
(おしまい)
42: 2013/12/01(日) 12:34:59
乙
引用元: 男「お前専用の執事?」幼「そう」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります