1: 2011/12/11(日) 13:47:06.72 ID:2YHkG2Mk0
まどか「ほむらちゃん、おはよー♪」

ほむら「お、おはようございます鹿目さん」

まどか「もう、まどかでいいって言ってるのにぃ」むぅ

ほむら「な、名前で呼ぶのは…その…」

まどか「ふふっ…モジモジしてるほむらちゃん可愛い♪」

ほむら「…からかわないでください…//」

まどか「それじゃ、学校行こうか」ぎゅ

ほむら「は、はい…//」


5: 2011/12/11(日) 13:51:53.83 ID:2YHkG2Mk0
ーー

マミ「あら、今日も二人で登校?」

まどか「あ、マミさんお早うございます」

ほむら「お、お早うございますっ」ペコリ

マミ「うん、おはよう…手を繋いで登校なんて…ふふっ、相変わらず仲良しなのね」

まどか「えへへ…私とほむらちゃんは親友ですから」エヘン

ほむら「…………」

8: 2011/12/11(日) 13:56:15.43 ID:2YHkG2Mk0
マミ「…でも、少し大変何じゃないの?」

マミ「鹿目さんと暁美さんの家は結構離れてるのに」

マミ「毎朝、暁美さんの家に寄ってから一緒に登校するなんて」

まどか「ほむらちゃんは退院したばかりですから」

まどか「この街にだって馴れてないし、出来るだけ私が側にいたいんです」

マミ「ふふっ…鹿目さんは友達想いね…偉い偉い♪」ナデナデ

まどか「えへへ//」

11: 2011/12/11(日) 14:02:58.82 ID:2YHkG2Mk0
さやか「おっ…みんな、おっはよー」

まどか「さやかちゃん、おはよう…今日は少し遅かったんだね」

さやか「いやー昨日の晩は杏子とゲームで盛り上がっちゃってさ…実は徹夜なんだよね…ふぁあ…」

マミ「あんまり夜更かしすると…大きくなれないわよ」

ほむら「そ、そうですよ!…睡眠はしっかりとらないと…」

さやか「むむむぅ…転校生!」だきっ

ほむら「ひゃぅ?!」

さやか「私の嫁と手を繋いで登校だなんて許せん!…オッパイほむほむの刑だぁ♪」

ほむら「あぁう…や、止めてください美樹さん…//」

さやか「ほむほむ…ここか?ここがいいのんかぁ?」

まどか「…………っ!」

ドンッ


16: 2011/12/11(日) 14:10:38.81 ID:2YHkG2Mk0

さやか「きゃあぁっ!?」

ずざざっ

マミ「美樹さん?!」

まどか「…ほむらちゃん、大丈夫?…駄目だよ、嫌だったらしっかりした態度を取らなくちゃ」

ほむら「鹿目さん…!いくらなんでも今のは…!」

さやか「あ、あはは…ちょっと、痛たいかな…まどか、少しキツイ…」

まどか「冗談ですまないのはさやかちゃんの方だよ!」

まどか「ほむらちゃんが嫌がってるのがわからないの?!」

まどか「こんな所でほむらちゃんの胸なんか触ったりして…!」

まどか「非常識過ぎるよ!さやかちゃんってホント馬鹿!」

19: 2011/12/11(日) 14:17:53.15 ID:2YHkG2Mk0
マミ「はいはい、そこまでそこまで」パンパン

マミ「美樹さん…立てる?」ぐ

さやか「は、はい…痛てて…」

マミ「結構、酷く擦りむいちゃってるわね…鹿目さん、保険係でしょ、美樹さんを保健室に連れていってあげなさい」

まどか「何で私が…!」

マミ「鹿目さん!」

まどか「…ぅ、わかりました…」

ほむら「美樹さん…怪我、大丈夫ですか…?」

さやか「へ、平気だよ!…ごめんね、調子に乗りすぎちゃったね私…」

ほむら「……いえ」

20: 2011/12/11(日) 14:22:34.83 ID:2YHkG2Mk0
保健室

まどか「消毒液…ちょっと染みるよ」チョン

さやか「ぅ…」

まどか「…ごめんね、さやかちゃん…私、酷い事しちゃったね」

さやか「い、いいよ…元はといえば私のせいなんだし…はは」

まどか「…うん、そうだね…やっぱりそうだよね」ぎゅ

さやか「痛っ…ま、まどか…そろそろ消毒は…」

21: 2011/12/11(日) 14:24:55.87 ID:2YHkG2Mk0
まどか「さやかちゃん…もう、あんな事したら駄目だからね?」

まどか「私ね…まだ、少しだけ怒ってるんだよ?」ぎゅ

さやか「痛い…!痛いってまどか!」

まどか「さやかちゃん…私の話聞いてるの?!」

さやか「聞いてる!…聞いてるって…だから!」

まどか「私ね、怒ってるんだよ?凄く凄く怒ってるんだよ?!」

まどか「さやかちゃんだから許す、けど…」

まどか「次は…絶体に許さない!」ぎゅう

さやか「わかった…わかったから!」


23: 2011/12/11(日) 14:30:10.80 ID:2YHkG2Mk0
ーーー

まどか「ほむらちゃん、一緒にご飯食べよう♪」

ほむら「は、はい…あ、あれ?」ゴソゴソ

まどか「ん?どうしたの?」

ほむら「お弁当が…ないんです、朝、確かに作って入れたのに…」

まどか「いつもは購買だけど…今日は自分でお弁当作るって言ってたもんねほむらちゃん」

ほむら「はい…あんまり親に迷惑かけたくないし…節約したいって思ったのに…ぅう」


27: 2011/12/11(日) 14:35:15.15 ID:2YHkG2Mk0
ーーー

まどか「ほむらちゃん、あーん♪」

ほむら「はむっ…もぐもぐ…ぅ…//」

まどか「ふふっ…ほむらちゃん可愛い♪」

まどか「じゃあ…次はパパ特製の玉子焼きだからね…あーん」

ほむら「あ、あの…鹿目さん…!」

まどか「…?ほむらちゃん玉子焼き嫌い?」

ほむら「そ、そうじゃなくて…」

ほむら「その…恥ずかしい…です//」

32: 2011/12/11(日) 14:41:17.43 ID:2YHkG2Mk0
ほむら「やっぱり私、購買でなにか買って…」

まどか「駄目だよそんなの、節約したいって言ってたのに…意味がないよ」

ほむら「でも…鹿目さんに迷惑じゃ」

まどか「そんなの遠慮しなくていいんだよ…私達親友じゃない」

まどか「それに…今日は私、あんまりお腹すいてないから、ほむらちゃんが手伝ってくれて嬉しいんだからね」

ほむら「鹿目さん…」

まどか「じゃあ次はミートボールだよ」
まどか「ほむらちゃん、あーんして♪」

ほむら「は、はい…あーん//」

ほむら「もぐもぐ…美味しい、です//」

35: 2011/12/11(日) 14:44:30.58 ID:2YHkG2Mk0
マミホーム

マミ「鹿目さんがどうかしたの?」

ほむら「…その、どうかしたと言う訳ではないんですが…」

ほむら「鹿目さんって…どういう人なのかなって…」

マミ「優しくて、良い子じゃない」

ほむら「それは勿論!…けど、時々…その…鹿目さんって…//」

マミ「…成る程、確かに暁美さんの事になると、少し度を超えた事をしちゃったりするものね」

ほむら「…そうなんです」

37: 2011/12/11(日) 14:48:22.57 ID:2YHkG2Mk0
マミ「暁美さんは…鹿目さんの事を迷惑に思ってるのかしら?」

ほむら「とんでもありません!私、鹿目さんには本当に感謝してるんです…」

マミ「…うん」

ほむら「…私、良くわからないんです…ずっと病院で独りで…友達なんて出来なくて…でも鹿目さんに出会って」

ほむら「鹿目さんとずっと一緒にいたい…鹿目さんのいない世界なんて考えられない…」

ほむら「これって変な考えなんでしょうか…」

まどか「こんな私を…鹿目さんはどう思うんでしょうか…」

40: 2011/12/11(日) 14:52:50.65 ID:2YHkG2Mk0
ーーー

ほむら「すみませんでした…突然お邪魔して、何だか訳のわからない事ばかり言っちゃって」ペコリ

マミ「ううん…相談事があればいつでもいらっしゃい、歓迎するわ」ニコ

ほむら「ありがとうございました」ペコリ

ガチャ

QB「やれやれ…本当に、彼女は何が言いたかったんだろうね」

マミ「うーん一言で言っちゃうと青春、かな」

QB「訳がわからないよ」

マミ「ふぅ…さてさて」

41: 2011/12/11(日) 14:55:27.63 ID:2YHkG2Mk0
美樹家

さやか「ただいまー」

杏子「おう、お帰り…おばさん、さやかが帰ってきた!」

さやかママ「あら、お帰りなさいさやか」

杏子「じゃあ…私行ってくるから」

さやか「あれ…どっか出掛けるの?杏子」

杏子「晩飯の買い物だよ…聞いて驚け!今夜はすき焼きだぜ?しかも牛肉だぜ?大豆じゃねぇんだぜ?」

さやかママ「当然でしょ…杏子ちゃんが家事を手伝ってくれるから助かるわ」

杏子「世話になってるんだし…これくらいは当然さ」


42: 2011/12/11(日) 15:00:28.83 ID:2YHkG2Mk0
ーー

杏子「いやー旨かったなぁ…おばさんの料理、マジで旨い…もうあばら家の畳なんか食えねーな」

さやか「あんた…本当、今までどういう生活してたのよ…」

杏子「それは言いたくねぇな…けど」

杏子「有り難うなさやか…お前が一緒に住もうって言ってくれなかったら…あたしは…多分氏んでただろうな」

さやか「あはは…感謝ならウチの両親にしなよ、私は頼んだだけだもん」

杏子「勿論だ…おばさんとおじさんにも凄い感謝してる…」

杏子「けど…それも全部…お前が頼んでくれたからなんだ」

さやか「あは…そんなマジな顔で言わなくたって良いってば」

杏子「いや…マジで言わせてくれ…私は…さやかの事が…」


さやかママ「さやかー!杏子ちゃん!お風呂空いたから一緒に入っちゃいなさい!」

44: 2011/12/11(日) 15:04:37.37 ID:2YHkG2Mk0
ーーー

さやか「ねぇ杏子…」

杏子「何だ」

さやか「どうしてお風呂来てから…ずっとこっち向いてくれないの」

杏子「気にすんな」

さやか「いや、凄い気になるよ…あんた、服脱ぐときからずっとそっぽ向いてんじゃん」

杏子「気にすんな//」


45: 2011/12/11(日) 15:10:14.49 ID:2YHkG2Mk0
さやか「やれやれ…」ちゃぽ

さやか「…痛っ!」びくっ

杏子「なんだ?どうした!…ぅ//」

さやか「いや…ちょっとね、擦りむいた所に染みちゃっただけだよ」

杏子「擦りむいたって…ただ転んだだけでこんなでかい絆創膏がいる訳ないだろ!何があった!」

さやか「いや、本当たいした事じゃないんだって!」

杏子「言え!…何があった!」

さやか「ぅ…その…」

ーーー

杏子「…そうか、まどかが…」

杏子「あの野郎…!」ギリ

46: 2011/12/11(日) 15:14:38.63 ID:2YHkG2Mk0
公園

まどか「来たよ、杏子ちゃん」

杏子「まどか…!」

ボグッ!

まどか「ぅ…ぐぇ…っ…ゲホッ…ゲホッ…」ガクッ

杏子「…さやかが悪いのはわかってる…けど、我慢が出来なかった…」

まどか「ぅ…っ…いいよ…私だって…杏子ちゃんの気持ち…わかるもん…」

杏子「悪かったな…わざわざ呼び出した上に殴っちまって」

杏子「…あたしの事…殴れよ」

まどか「………」フルフル

杏子「…本当、悪かったな」


48: 2011/12/11(日) 15:19:00.44 ID:2YHkG2Mk0
マミホーム

QB「マミ、こっちは終わったよ」

マミ「はい、それじゃあ今度はこっち」

QB「きゅっぷい…まだあるのかい」

マミ「そうね、まだまだよ」

49: 2011/12/11(日) 15:19:23.57 ID:2YHkG2Mk0
ーーー

まどか「杏子ちゃん、今さやかちゃんの家で暮らしてるんだよね…」

杏子「ああ…そん時はお前にも面倒かけちまったな」

まどか「どう…?さやかちゃんとはうまくいってる?」

杏子「…うまくはいってるさ…勿論、友達としてだけどな」

まどか「…そっか」

50: 2011/12/11(日) 15:23:22.11 ID:2YHkG2Mk0
杏子「お前のほうこそどうなんだ」

杏子「ほむらとは…少しは進んだのか?」

まどか「………………」

まどか「…わかんない」

杏子「…そうか」

51: 2011/12/11(日) 15:26:51.30 ID:2YHkG2Mk0
まどか「……どうしてなんだろうね」

杏子「…………」

まどか「なんで私達、女の子を好きになっちゃったんだろう…」

まどか「どっちかが男の子なら…こんな想いしなくてすんだのに…」

杏子「仕方ねえよ…自分が惚れて好きになった相手なんだ」

杏子「…それも自業自得って事さ…」

52: 2011/12/11(日) 15:27:10.27 ID:2YHkG2Mk0
まどか「私は、杏子ちゃんみたいに納得出来ないよ!」

まどか「ねぇ…杏子ちゃんはさやかちゃんとキスしたいって思ったりしないの?」

まどか「一緒にすんでるんだもん…裸だって見たりするよね、私…そんなの絶体耐えられないよ!」

杏子「あたしだって…本当は我慢してるさ…襲っちまいそうになることだって…!」

まどか「だったら…!」

杏子「けどな!…さやかを、あいつを辛い顔だけにはさせたくないんだ!」

杏子「さやかが幸せになれるなら…他の男を選んでも構わない!」

杏子「あいつの笑顔が…あたしの幸せなんだ!」

55: 2011/12/11(日) 15:34:33.02 ID:2YHkG2Mk0
まどか「無理だよ…ぅう」

まどか「そんなの…私だったら絶体に許せない…ひっく」

まどか「ほむらちゃんが他の男と仲良くなったりしたら…」

まどか「私…その人を…絶体に頃す…頃してやるもん…ぅうう」

まどか「私ね、本当はほむらちゃんに酷い事たくさんしてるんだよ…」

まどか「最低なんだよ…私…こんな事知られたら絶体に軽蔑されちゃう…嫌われちゃうよ…」

まどか「でも…ぅぐ…好きなの、私…ほむらちゃんが好きなの!」

まどか「ひぐっ…うっ…ぅああぁああぁん!」

杏子「…今の内に泣いておけ…明日は家に遊びに来いって、マミから皆にメールがきたろ…」

杏子「明日、ほむらの前で笑顔でいられるように…今は、私が側にいてやるよ」ぎゅ

まどか「ぅう…ぅううぅうううっ!」ぎゅ

59: 2011/12/11(日) 15:42:06.21 ID:2YHkG2Mk0
翌日

まどほむ杏さや『お邪魔しまーす』

マミ「はい、いらっしゃい」

さやか「ぅわあ…どうしたんですかマミさんこのケーキの山」

ほむら「他にもお菓子が沢山…美味しそう//」

マミ「ちょっとね…新作のお菓子を作ろうと思って頑張ったら…色々作り過ぎちゃって」

マミ「私とキュウべぇだけじゃ食べられないし、折角だもの…皆で食べるのが楽しくて良いじゃない」

杏子「そうだな、食いもんを粗末にしちゃいけないもんな」ジュルリ

まどか「マミさん…私もう//」

マミ「ええ、皆どうぞ召し上がれ」

まどほむ杏さや『いただきまーす♪』

60: 2011/12/11(日) 15:46:59.79 ID:2YHkG2Mk0
ほむら「鹿目さん…この苺が乗ったやつなんてどうですか?」

まどか「うん…私、苺大好き、これから食べようかな」

ほむら「そ、それじゃあ…」

まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「…昨日の…お返しです//」

まどか「…う、うん//」

ほむら「鹿目さん…あーんして下さい」

まどか「あ、あーん//」

ほむら「ど、どうですか」

まどか「うん、美味しい…とっても美味しいよほむらちゃん♪」

ほむら「え、えへへ//」

62: 2011/12/11(日) 15:51:31.03 ID:2YHkG2Mk0
さやか「杏子…お菓子は逃げないんだから…もっと落ち着いて食べなってば…」

杏子「だって、もぐもぐ…旨いんだから、もぐもぐ…仕方ねぇだろ」

さやか「もぅ!…口のまわりがクリームだらけじゃない…」

ひょい、ぱく

杏子「さ、さやか…お前…何やってんだ!」

さやか「食いもんを粗末にしちゃあ駄目なんでしょ?」

杏子「お、おぅ//」

63: 2011/12/11(日) 15:52:04.21 ID:2YHkG2Mk0
マミ「ふふ、やっぱり皆仲良しが一番ね」

QB「…徹夜でお菓子なんか作ったのはこの為かい」

QB「別に、これで彼女達の悩みが晴れたなんて思えないけどね」

マミ「でも、今はみんな、笑顔だわ」

マミ「こんな時間をもっともっと増やせたら…いつか悩み事なんて無くなっちゃうって思わない?」

QB「さぁね、訳がわからないよ」

マミ「ふふ、そんな事言って…私のお菓子作りに付き合ってくれたくせに」

マミ「キュウべぇも…あーん♪」

QB「きゅっぷい」ぱくり



終わり

64: 2011/12/11(日) 15:52:59.57
キュゥべえになりたい

乙乙乙

65: 2011/12/11(日) 15:55:04.46
大団円!おつです

引用元: まどか「ほむらちゃん、あーんして♪」ほむら「は、はい…あーん//」