ヴィーネ　「危ないからやめなさいサターニャ」

サターニャ「へーきよへーき！車が来たら止めるから」

ヴィーネ　「来てからじゃ遅いから言ってるのよ！」

サターニャ「ホッホッホイヤッ！っと」ﾄﾝﾄﾝﾄｰﾝ

ガヴリール「急にやりだしたワケがあんのか？」

ラフィエル「あ！そういえば！」

ラフィエル「サターニャさん昨日のサッカーの試合、サターニャさんTVで見てましたぁ！」

サターニャ「なんであんたがそれを知っているのよ！！」ﾄﾝﾄﾝ

ヴィーネ　「…それでリフティング？」

ガヴリール「意味わからんのだが…」

ガヴリール「だいたい今ここでリフティングをする必要がないだろ公園とかでやれよ」

サターニャ「ふっふっふ…甘いわねガヴリール…」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

ガヴリール「あんだよ」

サターニャ「昨日の人間どものサッカーの試合を見て私は思ったのよ…」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

サターニャ「こんなボールを蹴るだけの遊戯なんて私がやれば赤子の手を捻るくらい簡単だってね！」ﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝ

ガヴリール「ふーん、で？」

サターニャ「こうやってリフティングをすることで、街行く人間どもに私の力を見せつけてやってんのよ！」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

サターニャ「どう！この完璧なリフティング！！！」ﾄﾝｯﾄﾝｯﾄｰﾝｯ

ラフィエル「すばらしいですぅ！よっ！世紀の大悪魔！」

サターニャ「そう！私はやがて地獄を支配する大悪魔…！胡桃沢＝サタニキア＝マクドウェル！人間ども…！我にひれ伏すがいいわ！！」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

サターニャ「ナァーッ！ハッハッハッ！！」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝｯ

ヴィーネ　「もうやだ…頭が痛い…」

ガヴリール「バカかこいつ、いや真性のバカだったわ」

サターニャ「ヌァーーーーーーッッ！ハッハッハッハッハッハッ！！！」ﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾄﾝｯﾄﾝ

サターニャ「ヌァーーーーーハッ！…げほっげほっ！…うあっ！！」ﾄﾝﾄﾝｯﾎﾟｰﾝ

ﾎﾟｰﾝ

ガヴリール「あ」

ヴィーネ　「あ」

ラフィエル「あ♪」ﾜｸﾜｸ

サターニャ「ボールが！」

サターニャ「ちょっ！こら！待ちなさぁぁぁい！！！」


ﾎﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯﾎﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾝ


トラック　「ブォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオ」


ヴィーネ　「サターニャ！トラックが！」

サターニャ「えっ？」

トラック　「ブッブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ！！！」


ﾄﾞｶﾞｼｬｧｧｧｧｱｱｱｱｱｱｱﾝ


ﾄﾞﾝｯ

ドンッ

ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ…


サターニャ「」


ヴィーネ　「う…うそ」

ガヴリール「サターニャが氏んだ…！」

ラフィエル「これは予想外です…！」ｶﾞｸｶﾞｸ

ヴィーネ　「きゅ…救急車！」

ガヴリール「…ちょっと待てヴィーネ」

ヴィーネ　「ど、どうしたのよガヴ！早く救急車を…」

ガヴリール「これはたぶん即氏ってやつだと思う」

ヴィーネ「…え？」

ガヴリール「だから早く救急車を呼んだとしてもサターニャは助からない」

ラフィエル「私もそう思います！」ｸﾞｽｯ

ヴィーネ　「だけど！一応呼んだほうが…」

ガヴリール「ヴィーネ落ち着け…冷静に考えてみろよ」

ガヴリール「あのトラックは時速60kmは出てたんだぞ」

ガヴリール「身長が160cmほどで体重が40kg後半の女子がトラック…しかも大型に跳ねられたんだぞ？」

ガヴリール「生きているほうが奇跡だと…私は思う」

ラフィエル「ガヴちゃん…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

タプリス　「トラックのバンパーにぶつかったので天馬先輩の言うとおり即氏です！」

ヴィーネ　「で、でも…」

ガヴリール「…」

ラフィエル「ヴィーネさん…」

ヴィーネ　「うぅ…ｸﾞｽｯ…ぅうううう…サタ…ニャ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

タプリス　「お勤めご苦労様でした…！私は天界に帰ります！では！」ｼｭﾝ

ヴィーネ　「うぁぁぁぁあぁぁぁぁあああああん！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ガヴリール「よしよし…」ｷﾞｭｩｩ

ヴィーネ　「うぁぁぁぁぁあああん」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ヴィーネ　「ガブ…ガブゥ…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ヴィーネ　「ﾋｸﾞｯ…サタ…ニャが…氏…んじゃったぁ…ううう…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ラフィエル「サターニャさん…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ヴィーネ　「ううう…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ガヴリール「…」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

ヴィーネ　「ｸﾞｽｯ…」

ヴィーネ　「ふぅ～スッキリしたぁ」

ガヴリール「もう大丈夫か？」

ヴィーネ　「ええ、もう大丈夫よ…ありがとガヴ」

ガブリール「ま、まあ…色々世話かけてるし…な」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ヴィーネ　「もう♪」

ラフィエル「ふふっ…すばらしき友情ですね…ｸﾞｽｯ」ｸﾞｼｸﾞｼ

ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ

ヴィーネ　「湿っぽいのはやめやめ！」

ヴィーネ　「そうだ！気分転換にカラオケ行きましょう」

ラフィエル「いいですねぇ！」

ガヴリール「え～めんどい」

ヴィーネ　「そんなこと言わずに～」

ガヴリール「今日は経験値4倍デーなんだよ」

ヴィーネ「そんなのまた今度にすればいいじゃない」

ラフィエル「ガヴちゃん、一緒に行きましょう？」

ガヴリール「もー…わかったよ行けばいいんだろ行けば」

ヴィーネ　「本当素直じゃないわね」

ガヴリール「へいへい」

ラフィエル「カラオケにれっつらごー！」


全員「おー！！！」

…

……

………

ヴィーネ　「サターニャが氏んでから数ヶ月が経った」

ヴィーネ　「ガヴは相変わらずネトゲばっかりで、ラフィエルはというとタプリスを弄るのに夢中のようだ」

ヴィーネ　「サターニャを引いた運転手は未だに捕まっていないらしい」

ヴィーネ　「何でも目撃者が一人もいないのだとか…」

ヴィーネ　　(どう考えても怪しすぎる)

ガヴリール「ヴィーネ～…宿題見せてー」

ヴィーネ　　(まあいっか)

ヴィーネ　「もう！いい加減自分でやってきなさいよね、はい」

ガヴリール「おお、さんきゅー」

ヴィーネ　　(サターニャがいなくて寂しいときもあるけれど…)

ヴィーネ　　(…それでも)

ヴィーネ　「それでも私たちは…仲良くやってるよサターニャ…」

ガヴリール「ん？なんか言ったか」

ヴィーネ　「ふふっなんでもないっ♪」

ガヴリール「なんだそりゃ」



fin

拙い文章を読んで頂き誠にありがとうこざいました
では

乙

なんだこのクソスレ

>>19
サターニャちゃんはかわいいですよね？

いったい犯人は何リールなんだ……

犯人はタプリス