1: 2012/04/29(日) 16:35:28.52 ID:iWq2zkkai
男「えっと......君たちはどこから来たのかな?.....」

幼女ABCD「ふぇぇ.....」

男「お名前言えるかな?...」

幼女ABCD「ふぇぇ.....」

男「・・・」

幼女ABCD「ふぇぇ.....」

男「お菓子食べる?」

幼女ABCD「たべる~♪」ワクワク

6: 2012/04/29(日) 16:36:18.65 ID:iWq2zkkai
男「(喋れるじゃん.....)」

ドッサ.....

幼女A「わ~お菓子いっぱい~♪」ニコニコ

幼女B「ボクこれにする~」

幼女C「あ~それわたちの~....」

幼女D「い、いただきます....」ボソボソ

8: 2012/04/29(日) 16:36:49.01 ID:iWq2zkkai
男「それ食べながらでいいから俺の質問に答えてくれよ?」

幼女B「いいよ~」モグモグ

男「住所は?」

幼女A「ひみつ~♪」モグモグ

男「な、名前は?....」

幼女B「とくめいきぼぉ♪」モグモグ

男「.....」イラ

9: 2012/04/29(日) 16:37:06.96 ID:iWq2zkkai
幼女D「うぅ.....」アセアセ

男「年齢.....は?....」

幼女C「れでぃーにとしきいちゃダメだぞ~」モグモグ

男「おい‼」ドン!!....

幼女ABCD「!?」ビク

25: 2012/04/29(日) 16:48:17.93 ID:o0mIPtgI0
姉「とりあえずこの時間に追い出すのも可哀想だし、今日は止めてあげようよ」

男「は!?」

幼女ABC「お姉ちゃんありがとうー♪」

幼女D「ありがとうございます・・・」ボソボソ

26: 2012/04/29(日) 17:00:03.91 ID:o0mIPtgI0
姉「幼女ちゃん達、夕食は何が食べたいかな?」

幼女A「すき焼き!」

幼女B「焼肉!」

幼女C「しゃぶしゃぶ!」

幼女D「え、えーと・・・」


28: 2012/04/29(日) 17:14:31.52 ID:o0mIPtgI0
幼女D「ラーメンが食べ・・・」

幼女A「すき焼きー!!」

幼女B「焼肉がいい!!」

幼女C「わー!!」

男「うるさい!」ドンッ

29: 2012/04/29(日) 17:19:07.44 ID:o0mIPtgI0
幼女A「すきやきーーーーー!!!」

幼女B「やきにくーーーーーー!!!」

男「お前ら!うるさっ・・・」

C「わーーーーーーーー!!!」


幼女D「うっ・・・グスッ・・・」ポロポロ

31: 2012/04/29(日) 17:30:28.30 ID:o0mIPtgI0
姉「あらら、どうしよう」

幼女ABC「わー!」

男「Dちゃん、俺と一緒にラーメン食べにいこっか」

幼女D「・・・グスッ・」コクッ


32: 2012/04/29(日) 17:35:55.11 ID:o0mIPtgI0
ラッシャーイ

男「好きなもの注文していいよ」

D「・・・チャーシュー麺///」

ヘイッオマチッ

男&幼女D「いただきます」

ズズズ

男「Dちゃん聞いてもいいかな」


34: 2012/04/29(日) 17:41:16.08 ID:o0mIPtgI0
男「どうして俺の家の押入れにいたのかな?」

幼女D「・・・」オロオロ

男「餃子も食べる?」

幼女D「・・・いただきます・・・///」


35: 2012/04/29(日) 17:44:04.95 ID:o0mIPtgI0
幼女D「実は・・・」

男「・・・」


36: 2012/04/29(日) 17:44:18.83
てかabcはどうなった

37: 2012/04/29(日) 17:45:38.06 ID:o0mIPtgI0
>>36
男と幼女Dでラーメン屋に来てる

53: 2012/04/29(日) 18:06:34.31 ID:o0mIPtgI0

幼女D「うちの押入れで、みんなでいっしょにかくれんぼしてたら、知らないうちに・・・」

男「俺の家の押入れに・・・いたと?」

幼女D「・・・」コクッ

59: 2012/04/29(日) 18:12:50.66 ID:o0mIPtgI0
男「ラーメンも食べたし、とりあえず家に帰ろうか。」

幼女D「うん」

男「(お隣さんの押入れと繋がってんのかな・・・)」

幼女D「・・・」

61: 2012/04/29(日) 18:17:33.97 ID:o0mIPtgI0
男「ただいまー」

幼女D「・・・ただいま」ボソボソ

姉「おかえりー」

男「あれ?幼女ABCは?」

姉「お風呂入ってるよ」

63: 2012/04/29(日) 18:21:56.90 ID:o0mIPtgI0
姉「Aちゃん達があがったらDちゃんも入っておいで」

幼女D「ありがと・・・ございます」モジモジ

姉「男ー、せっかくだからDちゃんといっしょに・・・あれ?男ー?」

~男の部屋~

男「さて、押入れの前にいるわけだが」

ガラッ

男「特に穴らしきものは見当たらないな・・・」



65: 2012/04/29(日) 18:25:35.21 ID:o0mIPtgI0
男「第一、お隣さんって子どもいたっけ?」

男「娘が4人もいたら気付かないはずがないし・・・」

男「あの4人はどっから来たんだろ」

幼女A「なにしてんのーー!」

男「わっ!?」

67: 2012/04/29(日) 18:28:45.54 ID:o0mIPtgI0
幼女A「お姉ちゃん!男くん、押入れに話しかけてるー、気持ち悪いー!」キャッキャッ

男「あっ!裸じゃないか!?体も拭いてないし!床濡れちゃうでしょ!」

70: 2012/04/29(日) 18:33:11.11 ID:o0mIPtgI0

ドドド
幼女BC「わーーーー!」

姉「こらー!B!C!体拭きなさい!」

姉「男ー!Aちゃん捕まえて体拭いてあげてー!B!待ちなさい、」

男「わかった!あれAちゃんがいない!?」

73: 2012/04/29(日) 18:37:49.26 ID:o0mIPtgI0
幼女A「男くん、これなーに?こみっくえるおー?」

男「こらっ!10年早い!ほら体拭こうね!」フキフキ

幼女A「お尻も拭いてー」グイ

男「はいはい」フキフキ


77: 2012/04/29(日) 18:45:00.75 ID:o0mIPtgI0
姉「ふう、みんな服着たわね」

幼女A「ねえお姉ちゃん!えるおーってどういう漫画?」

男「!?」

姉「LO?」

男「姉!銃夢の続編のことだよ!銃夢LO!」

姉「ああ、あのプリン好きの」

幼女A「がんむってなーに?」

79: 2012/04/29(日) 18:48:06.04 ID:o0mIPtgI0
姉「じゃあ男、Dちゃんとお風呂入ってきてちょうだい」

男「姉がいっしょに入ってくれよ」

姉「あんたにこの3人が寝かしつけれたら変わってあげる」

男「・・・。Dちゃん入ろっか」

幼女D「・・・///」コクッ

82: 2012/04/29(日) 18:54:14.34 ID:o0mIPtgI0
男「お洋服1人で脱げる?」

幼女D「うん・・・」

カポーン

男「あー、気持ちいい。Dちゃんは偉いなあ。3人と比べてしっかりしてるし」

幼女D「・・・///」

幼女「・・・あの///」

男「ん?」

幼女D「・・・あたま、1人だと洗えない・・・」



83: 2012/04/29(日) 18:57:20.43 ID:o0mIPtgI0
ジャー

男「熱くないですかー」

幼女D「だいじょぶ…」

ワシャワシャ

男「痒いとこありませんかー」

幼女D「だいじょうぶです…」クスッ




95: 2012/04/29(日) 19:40:42.30 ID:o0mIPtgI0
幼女C「これ読んでー」スッ

姉「ん、いいよ」

~風呂~
男「いーち、にーい、さーん…」

幼女D「きゅうじゅきゅ、ひゃーく」

男「よっし、あがろっか」

幼女D「うん!」

98: 2012/04/29(日) 19:44:15.12 ID:o0mIPtgI0
~脱衣所~
男「ふう、気持ち良かったね」

幼女D「うん!」

ダダダ
幼女C「男くーん!いまね!お姉ちゃんにね!えるおー読んでもらってるの!」

男「?!」

100: 2012/04/29(日) 19:50:52.69 ID:o0mIPtgI0
幼女D「お兄ちゃん、えるおーってなあに?」

男「やばい!」

~リビング~
男「姉!ストップストップ!」

姉「『キャハハプリンおいちい!』」

幼女AB「キャッキャッ」

男「え?」

姉「『業子力学が云々』」

男「ふええ、ノヴァ教授?」

101: 2012/04/29(日) 19:55:01.44 ID:o0mIPtgI0
男「ああ…銃夢LOのほうか…びっくりした…」

姉「『私はそんな この世のすべてを 憎む!
熱力学第二法則を憎む!!』」

幼女AB「ノヴァせんせーかっこいい!」

姉「ふう、ちょっと休憩」

103: 2012/04/29(日) 20:01:39.12 ID:o0mIPtgI0
姉「そろそろ寝よっか」

幼女A「まだ起きてるー!」

幼女B「あたし絶火やるね!」

幼女C「わたしムバディ!」

幼女D「…」オロオロ

幼女C「男くーん!ぜったいしんしょくー!」

男「ぐわああ!」

幼女D「…」

104: 2012/04/29(日) 20:05:34.21 ID:o0mIPtgI0
男「そうじゃなくて、早く寝ようね」

幼女D「あたし、お兄ちゃんと寝…」ボソボソ

幼女B「お兄ちゃん!一いっしょに寝よー!」

幼女A「あたしお姉ちゃんとねるー!」

幼女C「だもくれすのけん!しょうしゃー!」

107: 2012/04/29(日) 20:10:32.13 ID:o0mIPtgI0

幼女D「お兄ちゃん、いっしょに…」グイグイ

姉「男ー、今後のことなんだけど、ちょっと来てくれるー?」

男「Dちゃん、ごめんね、すぐに行くから先に寝ててね。ごめんね」

幼女D「…うん、わかった」

男「えらいえらい」ナデナデ

幼女D「…グスン」

110: 2012/04/29(日) 20:17:13.74 ID:o0mIPtgI0
~男部屋~
姉「さて、今後のことなんだけど」

男「うん」

姉「どうしよっか…」

男「…やっぱ警察?」

姉「やっぱりそうなっちゃうよね」

男「明日、みんなにもう一回聞いてみるよ」

~リビング~
幼女A、C「zzzz」

幼女B「ねえD、男くんとおふろ入ったの?」

幼女D「うん…」

113: 2012/04/29(日) 20:24:13.14 ID:o0mIPtgI0
幼女B「明日はあたしがいっしょに入るんだからね!」

幼女D「スースー」

幼女B「ふんっ!…スースー」

~男の部屋~
男「とりあえず、今日は寝ようか」

姉「そうだね、じゃ、あたし部屋戻るね」

男「幼女達、起こさないようにな」

姉「うん、おやすみ」

134: 2012/04/29(日) 21:20:54.73 ID:o0mIPtgI0
保守サンクス。夜食というか爪切り買ってきた

136: 2012/04/29(日) 21:23:11.32 ID:o0mIPtgI0
幼女ABCD「zzz」

姉「やっぱり子どもは可愛いわね」

姉「おやすみ、ちびちゃんたち」ガチャ バタン



ムクッ
幼女D「…おしっこ…」

138: 2012/04/29(日) 21:32:20.20 ID:o0mIPtgI0
幼女D「…トイレどこだろ…ふええ…」

ガチャ
幼女D「…ここかな?電気…届かない…」


幼女C「ぜったいしんしょくぅ!ムニャムニャ」

ビクゥ
幼女D「!!…ふぇぇ…」ジョロロ

139: 2012/04/29(日) 21:36:46.35 ID:o0mIPtgI0
幼女D「どうしよう…グスッ」オロオロ

幼女B「うーん、D、どうしたの?」

幼女D「!? なんでもないの!」

ピチャ
幼女B「あっ…」

幼女D「うっ…うぅ…グスッ」

幼女B「お姉ちゃん呼んでくるよ」

142: 2012/04/29(日) 21:40:06.79 ID:o0mIPtgI0
幼女D「(Bちゃん、ありがと…グスッ)」

幼女B「(せっかく気持ちよく寝てたのにDの声で目がさめちゃったじゃないのよ!これは貸しだかんね!)」

幼女AC「zzz」

~姉の部屋~
幼女B「お姉ちゃん、お姉ちゃん」ユサユサ

姉「…ん?どったの?」

143: 2012/04/29(日) 21:46:23.60 ID:o0mIPtgI0

幼女B「かくかくしかじかで」

姉「なるほどね、Bちゃんありがとう」

~トイレ前~
幼女D「グスン…」

姉「Dちゃん大丈夫?」

幼女D「お姉ちゃんごめんなさい…グスン」

姉「もう大丈夫だよ」フキフキ

姉「はい、これ。替えの下着とパジャマだよ」

幼女D「ありがとう…」ございます…」

145: 2012/04/29(日) 21:51:28.03 ID:o0mIPtgI0
姉「(じゃあね、おやすみ)」ガチャ

幼女BD「(おやすみなさい)」バタン



幼女D「(あのね…Bちゃん、ありがとう…)」

幼女B「(いいってことよ)」


146: 2012/04/29(日) 21:53:45.71 ID:o0mIPtgI0
幼女B「(そのかわりっ!)」

幼女D「(ふええ…?)」

幼女B「(明日はあたしが男くんとおふろはいるんだからねっ!)」

幼女D「zzz」

幼女B「ふええ…」

148: 2012/04/29(日) 21:57:00.36 ID:o0mIPtgI0
~翌朝~

男「みんなおはよー」

幼女ABC「おはよー!」

幼女D「おはよう…ございます…」

姉「みんなー、朝ごはんだよ」


150: 2012/04/29(日) 22:01:44.93 ID:o0mIPtgI0
幼女C「あれ?Dちゃん、パジャマの色変わってない?」

幼女D「ふぇ?…」オロオロ

姉「(まずい…)」

幼女B「さっきお水飲もうとして、Dちゃんのパジャマにこぼしちゃったの」

幼女C「ふーん、そうなんだ。あたし、その色のパジャマがよかったなー」

姉「もう一着あるか探してみるよ」


151: 2012/04/29(日) 22:09:43.13 ID:o0mIPtgI0
男&幼女ABCD「ごちそうさまでした」

姉「おそまつさまでした」

男「さて、幼女ちゃん達、ここに並んでください」

ゾロゾロ
幼女A「なにするのー?」

幼女D「…」

154: 2012/04/29(日) 22:14:24.21 ID:o0mIPtgI0
男「えっと......君たちはどこから来たのかな?.....」

幼女ABCD「ふぇぇ.....」

男「お名前言えるかな?...」

幼女ABCD「ふぇぇ.....」

男「・・・」

幼女ABCD「ふぇぇ.....」

男「お菓子食べる?」

幼女ABCD「たべる~♪」ワクワク

156: 2012/04/29(日) 22:16:48.50 ID:o0mIPtgI0
男「(あれ、>>1にループしてね?.....)」

ドッサ.....

幼女A「わ~お菓子いっぱい~♪」ニコニコ

幼女B「ボクこれにする~」

幼女C「あ~それわたちの~....」

幼女D「い、いただきます....」ボソボソ

男「って、そうじゃなくて…姉、なんとかしてくれよ。このままじゃこの子達のペースになってしまう」

159: 2012/04/29(日) 22:19:26.01 ID:o0mIPtgI0
姉「お菓子は一旦おあずけです!」

幼女A「あーん、わたしのチョコビー!」

幼女BC「モグモグ」

幼女C「…」

姉「改めて聞きます。君たちはどこから来たの?」

161: 2012/04/29(日) 22:25:28.00 ID:o0mIPtgI0
幼女C「あたちたちねー、みんなでかくれんぼしてたんだよー」

幼女A「みんなで押入れに隠れたんだよねー」

幼女B「押入れが開いて、鬼に見つかったと思ったの。そしたら押入れあけたのが男くんだったの」

幼女C「…」コクコク


男&姉「…」

162: 2012/04/29(日) 22:30:57.98 ID:o0mIPtgI0
男「ワープしてきたのかな」

姉「まさか…どこから?」

男「そうだ、この子達の服になにか住所が分かるような物はなかった?」

姉「…やばっ、洗濯機に入れちゃった!」

ダダダ ピッ

姉「ふう、危なかった…」

166: 2012/04/29(日) 22:36:37.30 ID:o0mIPtgI0
男「かくれんぼねえ。近所の友達とやってたの?」

幼女A「ううん、違うよ。鬼をやってくれるロボットがいるの」

男「へ?」

幼女B「わたしたち以外にこどもなんていないもの」

男「???」

幼女D「…」オロオロ

167: 2012/04/29(日) 22:40:15.57 ID:o0mIPtgI0
~脱衣所~

姉「幼女ちゃんたちの服、ポケットになにか入ってないかな…」ゴソゴソ

姉「ん?なんだろ、これ」

~リビング~

男「幼女ちゃんたちがいた所って、西暦何年かわかるかな?」

幼女C「せいれきってなーに?」

169: 2012/04/29(日) 22:44:08.53 ID:o0mIPtgI0
姉「男ーちょっと来てー」

男「どうしたの?」

姉「これって、なんかパソコンに付けるやつじゃない?あんた詳しいでしょ」

男「USBメモリじゃん。もしかして幼女ちゃんたちの服に?」

姉「うん、そうだよ」

男「姉ー、gj、なにか手がかりがあるかも」

172: 2012/04/29(日) 22:51:01.61 ID:o0mIPtgI0
男「幼女ちゃん達、これに見覚えない?服に入ってたったんだけど」

幼女D「あ…」

幼女C「お父さんがくれたお守りだよー」

男「Cちゃんの?」

幼女C「ううん、Dちゃんのだよ。いつももってるのはDちゃんだけだもん」

幼女A「あたしのは、机のおくにたいせつにかくしてるよ!」

男「Dちゃん、ちょっとだけ借りてもいいかな?」

幼女D「…うん」

173: 2012/04/29(日) 22:56:36.46 ID:o0mIPtgI0
男「パソコンに刺してっと」カチッ カチッ

姉「開けそう?」

男「うん、大丈夫そう」カチッ カチッ

幼女A「あたしも見たーい!」

幼女C「あたしも!」

175: 2012/04/29(日) 23:05:58.19 ID:o0mIPtgI0
幼女B「あたしも見たい」

幼女D「あたしも…」

カチッカチ
男「なんだろうこれ、動画ファイル?」

姉「再生できる?」

男「多分」

178: 2012/04/29(日) 23:10:32.73 ID:o0mIPtgI0
カチッ
男「再生…」

ビデオに映ってる男『あ、あー、聞こえてるかな』

幼女C「あっ、お父さん!」

幼女A「お父さんだ!聞こえてるよ!」

幼女B「Aちゃん、ビデオだから向こうには聞こえてないよ」

幼女D「(お父さん…)」

179: 2012/04/29(日) 23:16:38.18 ID:o0mIPtgI0
幼女父『えーと、このビデオを見てくれてありがとう。たぶん、近くに4人の女の子がいると思います。紛れもない私の、かわいいかわいい愛娘です』

男「…」

幼女父『単刀直入に申し上げると、私は西暦2xxx年の人間です」

姉「ふええ…」

181: 2012/04/29(日) 23:22:19.02
超展開

183: 2012/04/29(日) 23:28:10.92 ID:o0mIPtgI0
幼女父『わけあって、こっちの人類は衰退し、残された者は私と娘達、それと家事をしてくれるロボットだけになりました』

幼女父『しかし、私の家系は代々、科学者をしており、そして、私の祖先は早い段階からそのことを予想していました』

幼女A「おとうさーん、むずかしいおはなしはわかんなーい」

185: 2012/04/29(日) 23:36:22.71 ID:o0mIPtgI0
幼女父『2012年の時点で対策ははじまりました。企業や財閥の援助で装置は9割完成しました。しかし、肝心の心臓部が現代、つまりあなたのいる時代の技術力では作ることができませんでした』

幼女父『先祖代々、研究は続けられ、私の代で完成しました。」

男「それがこのUSBメモリに入ってるのか…?」

187: 2012/04/29(日) 23:43:14.16 ID:o0mIPtgI0
幼女父『心臓部の設計図が完成次第、それを人類が衰退しはじめる前の2012年の技術でも作れるように研究し、2012年に設計図をタイムスリップさせることが私の家系の最終目標でした』

幼女父『設計図は完成しましたが、一つ問題がありました』

姉「ふええ?」

幼女父『データの量が膨大になり、私の時代に残っている記憶装置を全部使っても収まり切らない量でした」

190: 2012/04/29(日) 23:47:56.28 ID:o0mIPtgI0
姉「ふええ、人類滅亡を食い止める装置ってなんだろう。人工子宮かな?」

男「伝染病のワクチンかもしれないぞ」

幼女『最後の手段として、娘の体を記憶媒体とする他、手段がありませんでした』

193: 2012/04/30(月) 00:01:03.32 ID:22RMgguK0
幼女父『これが、娘4人が2012年にいる理由です』

幼女父『このUSBメモリには、もう一つ、動画ファイルがあるはずです。その動画ファイルと娘四人を、今から記す住所に連れていってほしいのです。そこに私の先祖の研究所があります』

幼女父『娘四人の受け入れの準備はできてるはずです。あとは、この動画を見ているあなたに人類の未来は託されました』

男「ふぇぇ」

194: 2012/04/30(月) 00:01:35.59
俺「ふぇぇ」

195: 2012/04/30(月) 00:02:55.89
ふぇぇ

196: 2012/04/30(月) 00:04:19.93 ID:22RMgguK0
姉「なんと…」

男「住所、グーグルマップで調べてみるよ…」カチッカチ

幼女A「ねー、お父さんなんて言ってたのー?」

姉「へ?なんていうか…幼女ちゃん達が地球を救うんだって」

幼女C「ほんとー!かっくいい!」

202: 2012/04/30(月) 00:12:35.07 ID:22RMgguK0
幼女父『私は、もう永遠に娘に会うことは叶わないでしょう。しかし、私の私情だけで代々続いた研究を、人類を捨てるわけにはいきません』

幼女父『どうか、娘を、人類をお願いします』

プツン

男「終わった…」カチカチッ

男「姉、さっきの住所検索してみたけど、でっかい施設がある」

姉「じゃあ本物なんだね」


203: 2012/04/30(月) 00:18:59.31 ID:22RMgguK0
男「新幹線じゃなきゃ、行けない距離だな…」

姉「そうだ、あたし、さっきの住所に電話かけてみるよ」

男「そうだな、いきなり訪問するのもなんか怖いし」

幼女C「あたしがうちゅうひーろー・むばでぃだー!」


204: 2012/04/30(月) 00:21:30.01 ID:22RMgguK0
プルルルル ガチャ
姉「あのすいません、ひとつお伺いしたいんですけども」

姉「家の押入れに急に女の子が現れて、なんか未来から来たらしくて、その子が持ってたUSBメモリの中身がかくかくしかじかで、はい」

姉「そうですか、ありがとうございます。では近日中に伺わせていただきます。はい、失礼します」

ガチャ


205: 2012/04/30(月) 00:24:31.38 ID:22RMgguK0
姉「研究所の人、すっごい喜んでたよ」

男「ふぇぇ、どうすればいいのお…」

姉「とりあえず訪問のアポ取ったから、ゴールデンウイーク中に向かうことになったよ」

幼女A「お姉ちゃんかっこいいー!」

幼女C「おでかけするのー?」

206: 2012/04/30(月) 00:27:20.23 ID:22RMgguK0
~夜~
男&幼女ABCD「ごちそうさまでしたー」

姉「おそまつさまでしたー」

幼女B「お兄ちゃん!お風呂はいろー!」グイグイ

男「Bちゃん、わかったから…そんな引っ張らないで…」

幼女B「はやくー!」

208: 2012/04/30(月) 00:32:38.81 ID:22RMgguK0
~風呂~

カポーン
男「気持ちいいねえ」

幼女B「うん!あたしのおうちだと、お風呂なんてめったに入れないんだよ!」

男「へえ、お水が貴重なのかな」

幼女B「ロボットがスースーするタオルでからだふいてくれるの!お湯のおふろは誕生日の時だけなんだよ!」

男「(研究所に引き渡したあとは、この子たちどうなるんだろ。やっぱり施設暮らしかな)」ブクブク


210: 2012/04/30(月) 00:42:26.62 ID:22RMgguK0
~そのころリビングでは~

幼女A「お姉ちゃん、テレビに映ってるあれなーに?」

姉「あれはねー、遊園地っていうんだよ」

幼女A「楽しそうー!」

姉「幼女ちゃんの住んでた所には、あーいうのないの?」

幼女A「家の外はなーんにもないのー。石ころがあるだけなんだよ」

姉「へえ、そうなんだ。・・・」

姉「ねえ、幼女ちゃん達、遊園地行ってみたい?」

212: 2012/04/30(月) 00:45:56.97 ID:22RMgguK0
>>209
LO読者は紳士しかいないからな。


~リビング~

男「ふう、気持ちよかった」

幼女B「喉かわいたー」

幼女A「ねーBちゃん!お姉ちゃんがね!ゆうえんちに連れてってくれるんだって!」

幼女B「ゆーえんち?」

男「遊園地!?」

214: 2012/04/30(月) 00:49:04.28 ID:22RMgguK0
男「遊園地なんて行っててもいいのかな…」

姉「この子たちのいた未来の世界って、活発な娯楽がなんもないらしいじゃない?だから私たちが連れていける間だけでもと思って。ダメかな」

幼女ABC「ゆーえんちいきたーい!」

幼女D「あたしも…いってみたい」

217: 2012/04/30(月) 00:55:24.37 ID:22RMgguK0
~夜中~

姉「幼女ちゃん達、寝たわね」

男「旅行のプランなんだけど、遊園地に行ったあとにホテルで一泊、帰りの足で、この家には戻らず研究所に連れて行く、でいいかな」

姉「それでいいと思うよ。明日、新幹線の切符とホテルの予約しておくね」

男「頼んだ」

218: 2012/04/30(月) 01:01:38.65 ID:22RMgguK0
~旅行当日・駅~

幼女A「あれなにー!?すごーい!」

男「あれはね、新幹線っていうんだよ」

幼女A「しんかんせん!?なににつかうの!?」

男「今からあれに乗って遊園地に行くんだよ」

幼女A「あれにのるのー!?すごーい!?」

姉「ニコニコ」


220: 2012/04/30(月) 01:06:12.78 ID:22RMgguK0
~新幹線~

ゴォォォォ

幼女D「お兄ちゃん...なんか耳が...」

男「ははは、耳鳴りか。唾をごっくんしてみな」

幼女D「ゴックン...少しよくなりました...」

チラッ
幼女B「男くーん、あたしも耳が痛いー!」

男「Bちゃんも?めちゃくちゃ元気そうだけど」

幼女B「ふぇぇ」

222: 2012/04/30(月) 01:09:41.44 ID:22RMgguK0
姉「Aちゃん、Cちゃん、駅弁食べよっか」

幼女AB「いただきまーす」

姉「美味しいねえ」

幼女A「えきべんもおいしいけど、お姉ちゃんのつくったご飯もおいしいよ!」

幼女C「うん!」

姉「ちびちゃんたち...ウルッ」

223: 2012/04/30(月) 01:13:41.62 ID:22RMgguK0
幼女たち「キャッキャッ」

姉&男「(この旅行が終わったらこの子たちともお別れになるのかな...)」

アナウンス「間もなく○○駅、間もなく○○駅、お降りの方は~」

男「さあ、次は遊園地だぞう」

224: 2012/04/30(月) 01:15:51.26 ID:22RMgguK0
~遊園地~

幼女A「すごーい!」

幼女C「お姉ちゃん!あれ入ろう!」

姉「え!?お化け屋敷はちょっと...」

幼女A「おばけやしきはいりたいー!」

姉「ふぇぇ...」

227: 2012/04/30(月) 01:20:38.69 ID:22RMgguK0
幼女D「お兄ちゃん...あれ、乗ってみたい...」

男「ジェットコースターか。なんか意外...」

幼女B「...Dちゃん、男くんと二人で乗ってきてもいいよ」

幼女D「ふぇ?いいの?」

幼女B「今回は男くんの隣、ゆずってあげる」

男「とか言って、本当は怖いんじゃないの~?」

幼女B「ふぇぇ...なんのことかよくわからないよぉぉ」


229: 2012/04/30(月) 01:25:00.65 ID:22RMgguK0
~夜・ホテルに向かうバス~

ゴオォォ

幼女たち「スヤスヤ」

男「みんな寝ちゃったね」

姉「ホテルに着いたら起こすの可哀想だね」

男「...こんなに可愛らしい娘を手放さないといけなかったなんて...この子達の親父さんも気の毒だな」

姉「しょうがないよ。私たちの子孫の命だってかかってるわけだし」

男「...」

230: 2012/04/30(月) 01:28:47.15 ID:22RMgguK0
~ホテル部屋~

姉「みんないい寝顔だね」

男「楽しい夢見てるといいね」

姉「...。ねえ、記念写真撮ってあげるよwww」

男「ふぇぇ?記念写真?」

姉「幼女ちゃん達の横に寝て...そうそうwww」

パシャッ

232: 2012/04/30(月) 01:31:07.03 ID:22RMgguK0
~朝~

ザワザワ

幼女A「ばいきんぐー!」

幼女C「ばいきんぐってなーに?」

男「食べたいおかずを取って食べていいんだよ」

幼女D「ふぇぇ、届かないよぉ...」


233: 2012/04/30(月) 01:33:10.21 ID:22RMgguK0
姉「とってあげるよ。何がいい?」

幼女A「あたしすきやき!」

幼女B「あたしやきにく!」

幼女C「しゃぶしゃぶがいい!」

姉「ふぇぇ...あるかなぁ...」

235: 2012/04/30(月) 01:36:44.05 ID:9BFea17ii

男「Dちゃんはなにがいい?」

幼女D「あたし...ラーメン...」

男「うーん、ごめん、ラーメンはなさそうだなあ...」

幼女D「...」

男「よし、帰り道でお昼はラーメン食べよう!!」

幼女D「うんっ!///」

238: 2012/04/30(月) 01:45:00.73 ID:9BFea17ii

~ホテルをチェックアウトし、バスで移動。
駅前のラーメン屋~

男「好きなもの頼んでいいよ」

姉「あたし、カニミソチャーハンと餃子!にんにくはみ出で!」

幼女A「あたしも!かにみそちゃーはん!」

幼女B「とんこつ!」

幼女C「しお!」

幼女D「...えっと...ちゃーしゅー...」

239: 2012/04/30(月) 01:53:29.17 ID:9BFea17ii
男「Dちゃん、チャーシュー麺好きだね」

幼女D「うん///」

男「この前もチャーシュー麺だったし」

幼女B「このまえ!?いつー!?」

男「幼女ちゃんがうちにきた日の晩だよ」

幼女B「Dだけずるいー!今日の夜は私とラーメン屋だよ男くん!」

男「あっ...そのことなんだけど...」

姉「...」

男「今日は、みんなは家には帰りません。違う場所に行きます...」






241: 2012/04/30(月) 01:59:06.92 ID:9BFea17ii
幼女B「どゆこと?」

幼女D「...」オロオロ

姉「君たちのお父さんからのメッセージあったよね。お父さんは、幼女ちゃん達を、ある場所に連れてってほしいって言ってたの」

幼女A「いつお姉ちゃんと男くんのおうちに帰れるのー!?」

姉「それは、まだわからないの...ごめんね...」

幼女D「...」ウルウル

男「(Dちゃん、そんな目で見ないで...)」

242: 2012/04/30(月) 02:06:30.09 ID:9BFea17ii
幼女B「そこに行って、あたしたちはどうなるの?」

姉「それも詳しくは教えてもらえなかったの...ごめん...」

男「でも、幼女ちゃん達のお父さんが言うには、君たちは地球を救うことができるらしい。幼女ちゃん達4人に地球の未来がかかってる」

幼女「...」

男「難しい話でごめん...でも!終わった必ず迎えに行く!そしたら6人で暮らそう。約束する」

243: 2012/04/30(月) 02:11:14.06 ID:9BFea17ii

姉「とりあえず...ね!冷める前に食べちゃおう!食べて元気だそう!」

幼女ABCD「...」

男「(こんな小さい女の子に人類の存続とか、重荷だよな...)」

247: 2012/04/30(月) 02:17:11.77 ID:9BFea17ii
来た道とは違う方向に向かう新幹線に乗り、6人は研究所に向かうのだった。

~新幹線~
幼女D「(お兄ちゃん...)」グイ

男「(どした?)」

幼女D「(また一緒に暮らせるよね...)」

男「(ああ、絶対に迎えにいくから。心配すんな!)」

幼女D「(約束だよ)」

ゆびきりげんまん嘘ついたらはりせんぼんのーます。ゆびきった

248: 2012/04/30(月) 02:21:51.26 ID:9BFea17ii
~研究所~

男「ふぇぇ、すごい大きい建物だよぉ」

姉「えっと、どっから入ればいいのかな」

男「あそこじゃないか?守衛さんの」

姉「あのー、すいません。三日くらい前にアポとったものですけど・・・」

守衛「少々おまちください」

252: 2012/04/30(月) 02:33:33.73 ID:9BFea17ii
~応接室~

幼女父の先祖「どうも、お待たせしました。所長というものです」

男「どうも(どことなく幼女父さんの面影があるな)」

幼女A「ふぇ?おとうさん?」

所長「こんにちは。僕は君たちのお父さんのずうっと昔のお祖父ちゃんかな。」

幼女C「ということは、あたしたちのおじいちゃん?」

所長「はっはっは、そういうことにもなるね」

255: 2012/04/30(月) 02:42:03.49 ID:9BFea17ii
姉「あの、幼女ちゃんたちが世界を救うと聞きましたが、具体的には...どんなことを?」

所長「簡単なことです。採血をするだけです」

男「本当ですか!それが終われば!幼女ちゃん達は自由になるんですか!」

所長「ここに今回のような形で子供が来ることは計算していましたので、すぐに受け入れてくれる施設の手続きは整っていますが...」

姉「なら!私たちがこの子達を引き取っても構わないのでしょうか!?」

所長「もちろん、構いません」

261: 2012/04/30(月) 02:52:00.49 ID:9BFea17ii


所長「この子達の遺伝子情報に、装置の設計図がデータとして刻まれています。採血した血液からそれを取り出すというわけです。しかし、万が一ということもありえるので、幼女ちゃん達には、分析が終わる一週間後まで、この施設にいてほしいのですが...」

男「わかりました!一週間後、迎えにきます!」

264: 2012/04/30(月) 02:55:05.83 ID:9BFea17ii
男「みんな、一週間後迎えにくるからな。そしたら、今度はみんなでラーメン食べに行こうな!」

幼女ABCD「うんっ!」









267: 2012/04/30(月) 03:02:20.21 ID:9BFea17ii
~一週間後~

男「幼女ちゃん達、元気かなあ...心配になってきた」

姉「子を持つ親ってこんな気分なのかな。あんたと夫婦なんていやだけどねwww」


ジリリリン
姉「電話だ。 ガチャ もしもし?」

姉「あっ、所長さんですか?え?設計図の取り出しに成功したんですか!えっ?あっすいません、弟に変わりますね」

男「電話変わりました、男です!幼女達は・・・わかりました。すぐに向かいます!」

271: 2012/04/30(月) 03:15:29.89 ID:9BFea17ii
新幹線で3時間ほど、男と姉は再び研究所へ


~応接室~
所長「お待ちしておりました」

男「この一週間、気が気じゃありませんでした。知り合って日が浅い子でもこれほど辛いのに、これが自分の子だったらと思うと...」

所長「お気持ちはよくわかります。ところで、
未来はどんなところだったか、幼女ちゃんや幼女父さんは何か言ってましたか?」

男「たしか、人間は幼女ちゃんと幼女父以外は氏に絶えた、と言っていました」

275: 2012/04/30(月) 03:24:28.02 ID:9BFea17ii
男「家の外は荒地が広がり、娯楽といったら屋内で家政婦ロボットとかくれんぼをすることくらい...」

男「そうそう、押入れに隠れていたら、今の時代にやってきた、と言ってました。押入れの中がタイムマシンになってたのでしょうか」

所長「あなたの協力のおかげで、その最悪の未来を避けることができました。あなたは英雄です。公にするこはできませんが...」

男「名誉が欲しくて協力したわけじゃありませんよ。それに、幼女父さんは固唾を飲んで幼女ちゃん達を現代に送ったはずです。それを僕たち姉弟の感情だけで台無しにするわけにはいきません」

277: 2012/04/30(月) 03:29:47.49 ID:9BFea17ii
所長「あなたはがたは立派な人だ...未来の幼女父さんも、大層喜んでいるの違いありません。」

姉「あ、あのっ、幼女ちゃん達は無事なんですよね?」


所長「幼女ちゃん達は」

279: 2012/04/30(月) 03:32:53.29 ID:9BFea17ii
所長「あ...その前に...」

姉「...」

所長「まず、謝らなければならないことがあります」

所長「私は、あなた達に、嘘をつきました...」

285: 2012/04/30(月) 03:41:16.06 ID:9BFea17ii
所長「血液から、幼女ちゃん達の遺伝子から設計図のデータを引きだすといいましたが、あれは嘘です...申し訳ありません!」ガバッ

男「え...それが嘘ということは...幼女ちゃん達はどうなったんですか...無事なんですよね!?」

所長「設計図のデータは遺伝子ではなく、身体中の分子構造に刻まれています。そこから設計図のデータを取り出すには、体を装置に固定し、全方向からニュートリノを照射しなければいけません...」

姉「(ふぇぇ、わけがわからないよぉ...)」


288: 2012/04/30(月) 03:49:41.54 ID:9BFea17ii

男「...わかるように、説明してください...」

所長「...ニュートリノは身体を突き抜け、肉体の構造をデジタル化していきます。始めはなにも感じません、が、完璧な情報を手に入れるには細胞を破壊するほども照射が必要になります」

姉「...」

所長「あなたたちの協力で人類は救われました...」

男「...幼女ちゃん達はいまどこに...?」

291: 2012/04/30(月) 03:55:12.19 ID:9BFea17ii
所長「この世にはもういません」

姉「...え...」

男「うわあぁぁ!」

所長「仕方なかったんです!仕方なかったんです...」

所長「ですが...彼女たちの分子構造は、この研究所にあるスーパーコンピュータで生きています。そして、人類を救うんです」


292: 2012/04/30(月) 03:56:01.63
うわぁぁぁぁ!!!!

294: 2012/04/30(月) 03:57:40.32
この所長クズ過ぎるだろ

297: 2012/04/30(月) 04:01:19.25 ID:9BFea17ii
帰りの新幹線では、男も姉も泣き続けた。

何もない未来からやってきた4人の女の子達。

新幹線を見ただけで、駅弁を食べただけで、遊園地に連れて行っただけであんなに喜んでくれた幼女たち。

彼女の目に写る21世紀はさぞ新鮮だったのだろう。

~家~

姉「あ...あれから、布団、敷きっぱなしだったね」

姉「片付けなきゃ...」

299: 2012/04/30(月) 04:05:39.96 ID:9BFea17ii

男「姉、ちょっと待って...」

姉「え?」

男「ほら、この毛布、かすかだけどAちゃんの匂いが」

姉「そんなこと...悲しいだけだよ」

男「この枕は...Dちゃんだ...うっ...グスッ」

姉「うっ...うわあぁぁぁん!うわぁぁ!」ボロボロ

302: 2012/04/30(月) 04:10:55.24 ID:9BFea17ii
男「なあ、姉、俺たちのしたことは正しかったのかなあ...グスッ」

姉「わかんないよ、うっ...グスン」

男「...あの子達のおかげで、これからも俺たち人類は生き続けて...」

姉「...」

304: 2012/04/30(月) 04:14:32.08 ID:9BFea17ii

男「...これ...髪の毛?Aちゃんのかな...」

姉「ふぇぇ?」グスン

男「...あの子達のおかげで、これからも人類は続いていく...」

姉「え?」

男「姉、俺、決めた!」

305: 2012/04/30(月) 04:18:11.22 ID:9BFea17ii
男「この髪の毛から、幼女ちゃん達を再生する!」

姉「ふぇぇ?!」

男「姉!落ちてる全員の髪の毛を集めるんだ!約束したんだ!絶対に全員を迎えに行く!幼女父が成し遂げたように、何世紀かかっても!」

309: 2012/04/30(月) 04:24:21.76 ID:9BFea17ii

~2xxx年~

男の子孫「やっと完成しましたよ。おじいさん。いざ!」

カチッ

プシュー
ドタドタッ
幼女ABCD「ギャッ!」

男の子孫「わっ、しまった!」



313: 2012/04/30(月) 04:29:09.73 ID:9BFea17ii
幼女A「痛いー!」

幼女B「あれ?男くん!?ラーメン食べる約束は!?」

男子孫「え!?」

幼女C「あれ?ここどこー?男くんの家じゃなーい!」

幼女D「お兄ちゃん...着るものちょうだい...」グイッ


完です

314: 2012/04/30(月) 04:32:36.08
え…?
とりあえず>>1乙でした!

315: 2012/04/30(月) 04:33:05.96

317: 2012/04/30(月) 04:35:23.73 ID:9BFea17ii
いちおう、未来の世界に蘇ったということでハッピーエンドだと思います

上にも書かれてる通り、小説版のリング、らせん、ループの設定をパクりましたごめんなさい

320: 2012/04/30(月) 04:46:35.24 ID:9BFea17ii
終わり方が気にいらなかったので続き書かせてください


幼女A「あれー?男くん、ちょっと老けた?」

幼女B「ていうかなんであたしたちはだかなの!?」

幼女C「窓の外すごーい!がんむみたーい!」

幼女D「あれ...お兄ちゃん?」

男子孫「えーと、僕は男くんじゃありません!」

321: 2012/04/30(月) 04:49:08.57 ID:9BFea17ii
幼女ABCD「えー!?」

男子孫「しかも、今は西暦2xxx年です!」

幼女C「せいれきてなーに?」

324: 2012/04/30(月) 04:54:40.69 ID:9BFea17ii
幼女B「私たち、昨日まで男くんの家で寝てたはずなんだけど...」

男子孫「僕のじいさん、つまり男くんが僕たち子孫に遺した君たちの髪の毛が、君たちが男くんの家で寝た時の髪の毛だから、記憶がその時で止まって...」

幼女C「ふぇぇ、おなかへったよぉ」

男子孫「ふぇぇ...」

326: 2012/04/30(月) 05:01:35.51 ID:9BFea17ii
~男子孫の自宅兼研究所~

男子孫&幼女ABCD「いただきまーす」

モグモグ
幼女A「ということは、あたしたちが男くんの押入れから出てきてからxxx年経ったっていうこと?」

モグモグ
男子孫「そうだよ」

モグモグ
幼女D「ということは...あたしたちは...お兄ちゃんの押入れに行く前のじだいに戻ってきたの...?」

男子孫「食べ終わったら計算してみよっか」

327: 2012/04/30(月) 05:07:44.28 ID:9BFea17ii
幼女B「男子孫くん!男くんはここによべないの!?」

男子孫「男くんの髪の毛一本でもあれば再生できるんだけどなあ...」

幼女D「...」

幼女A「男くんの持ち物はここないの?」

328: 2012/04/30(月) 05:10:54.31 ID:9BFea17ii
男子孫「じいさんの持ち物なら蔵に保管してあったっけ」

幼女ABC「見てきてもいーい!?」

男子孫「うん、いいよ」

男子孫「ふう...じゃDちゃん、年数、計算してみよっか」

幼女D「...」こくっ

329: 2012/04/30(月) 05:15:14.95 ID:9BFea17ii
~蔵~
幼女A「すごいほこりだらけ!」

幼女B「こんなところに男くんの手がかりなんかあるのかな」

ゴソゴソ
幼女C「ああ!お姉ちゃんに読んでもらったやつだ!」

幼女B「'銃夢LO'ってやつ?」

幼女A「ほんとだ!LOって書いてあるからきっと同じやつだよ!男子孫くんのところに持っていってみよーよ!」

330: 2012/04/30(月) 05:19:01.80 ID:9BFea17ii
男子孫「じいさんが遺したUSBメモリに入ってた動画ファイルが保存された日は、2年前だった。探せば君たちのお父さんが見つかるかしれないな」

幼女D「ふええ」


ドドドド
幼女A「男子孫くーん!男くんの持ってたまんが見つかったよー!」

334: 2012/04/30(月) 05:25:03.87 ID:9BFea17ii
男子孫「なんだこりゃ!?コミックLO?」

幼女C「こみっくえるおー?がんむえるおーじゃないのー?」

男子孫「あのな、こりゃ男くんがいた時代に流行ってた、小さい女の子が好きな紳士が読む漫画...!?」

幼女B「どうしたのー!」

男子孫「喜べ!お前ら!男くんを再生できるかもしれないぞ!」

幼女A「髪の毛が挟まってたのー!?」

男子孫「いや...表紙の女の子の顔に付着したシミ...これきっとじーさんの!?」

幼女ABCD「男くんの!?」

男子孫「XXXX...」

幼女ABCD「ふえぇ、XXXXってなーに?」

335: 2012/04/30(月) 05:34:14.48 ID:9BFea17ii
~3ヶ月後~

男「(俺は夢を見てるのか?)」ボー

じいさーん?コンコン

男「(たしか、俺の部屋の押入れに幼女が4人現れて...)」

男くーん おきてー

男「(抜きたきても抜けない日が三日くらい続いてい...)」

男くん、ラーメン食べに連れてってくれるんだよね!

男「(幼女とお風呂入ったりして生頃し状態で悶々...)」

男くん!がんむのつづきおしえて!

あの...えーと、お兄ちゃん...?

男「(...この声は...Dちゃん!?)」

338: 2012/04/30(月) 05:43:23.81 ID:9BFea17ii
ピッ
プシュー ザバー

ドタッ

男「痛いっ!」

幼女A「男くんおはよ!」

幼女B「今日はあたしとお風呂入ってもらうかんね!」

幼女D「男くん、絶火とゼクスってどっちが勝ったの?!」

男「いってて...え...幼女ちゃん達?」

男子孫「こんにちわ、俺のご先祖さま」

男「え、一体どうなって...」




幼女D「...あの...お兄ちゃん...」


339: 2012/04/30(月) 05:45:08.25 ID:9BFea17ii
男「...あっ...Dちゃん...?あれっなんで涙が...」ブワッ

幼女D「... うっ..グスン......おかえり!お兄ちゃん!」


男「グスッ ただいま!」


342: 2012/04/30(月) 05:51:42.71 ID:9BFea17ii
~Dちゃんの日記~

後日、Cちゃんが銃夢LOという漫画を蔵から発見し、お姉ちゃんがそれを朗読した時に本に付着した唾液から、お姉ちゃんも再生できた。今では、男子孫くんも合わせた7人でお父さんを探す旅をしています。

終わり?

344: 2012/04/30(月) 06:01:00.19 ID:9BFea17ii
読んでくれた方、ありがとうございました

347: 2012/04/30(月) 06:12:11.02

引用元: 男「大掃除したら幼女が出てきた.....」幼女「」ゾロゾロ