1: 2011/12/01(木) 02:15:49.95 ID:t1sYDgR00
ピンポーン
詢子「お、ほむらちゃん。悪いねー、まだまどか帰ってないんだ」
ほむら「そうですか……放課後に遊ぶ約束をしたのですが」
詢子「ま、上がって待ってな」
ほむら「はい。お邪魔します」
詢子「お、ほむらちゃん。悪いねー、まだまどか帰ってないんだ」
ほむら「そうですか……放課後に遊ぶ約束をしたのですが」
詢子「ま、上がって待ってな」
ほむら「はい。お邪魔します」
3: 2011/12/01(木) 02:26:07.92 ID:t1sYDgR00
詢子「コーヒーはいけるんだっけ?」
ほむら「あ、はい。どうぞお構いなく……」
詢子「まぁ座って座って」
ほむら「失礼します」
ほむら「平日にいらっしゃるなんて、珍しいですね」
詢子「今日はちょっとしたオフでねー。知久もじきに帰ってくるよ」
ほむら「そうですか」
ほむら「あ、はい。どうぞお構いなく……」
詢子「まぁ座って座って」
ほむら「失礼します」
ほむら「平日にいらっしゃるなんて、珍しいですね」
詢子「今日はちょっとしたオフでねー。知久もじきに帰ってくるよ」
ほむら「そうですか」
4: 2011/12/01(木) 02:28:00.19 ID:t1sYDgR00
詢子「そういえばもうすぐクリスマスかー」
ほむら「もう、そんな時期ですか」
詢子「今年はまだまどかの欲しいもの聞いてないんだよなー。やばいな」
ほむら「やばいとは?」
詢子「いや、うちまだサンタさんやってるんだよねー」
ほむら「もう、そんな時期ですか」
詢子「今年はまだまどかの欲しいもの聞いてないんだよなー。やばいな」
ほむら「やばいとは?」
詢子「いや、うちまだサンタさんやってるんだよねー」
5: 2011/12/01(木) 02:28:48.90 ID:t1sYDgR00
ほむら「サンタ……さん?」
詢子「例年それとなくまどかの欲しいもの聞き出してたんだけど、今年は何故か言い出さないんだよ、あいつ。そろそろ潮時かな」
ほむら「潮時って、サンタさん止めるんですか?」
詢子「あいつももうサンタさん信じてる歳じゃないからね。そろそろ手渡しにするかな」
ほむら「……」
詢子「例年それとなくまどかの欲しいもの聞き出してたんだけど、今年は何故か言い出さないんだよ、あいつ。そろそろ潮時かな」
ほむら「潮時って、サンタさん止めるんですか?」
詢子「あいつももうサンタさん信じてる歳じゃないからね。そろそろ手渡しにするかな」
ほむら「……」
6: 2011/12/01(木) 02:29:46.30 ID:t1sYDgR00
まどか「ただいまー」
詢子「お、まどかのヤツ帰ってきたみたいだ。じゃああたしはここらで引っ込むよ」
まどか「ごめんね、遅くなっちゃって」
ほむら「そんなに待っていないわ」
まどか「色々買ってきたからねー」
ほむら「ツリーの飾りに、クラッカーに、画用紙……パーティでもやるつもりなの?」
まどか「うん! だから招待状作ろうと思って」
ほむら「出来たら、わたしも呼んでちょうだいね」
まどか「もちろんだよ!」ウェヒヒ
詢子「お、まどかのヤツ帰ってきたみたいだ。じゃああたしはここらで引っ込むよ」
まどか「ごめんね、遅くなっちゃって」
ほむら「そんなに待っていないわ」
まどか「色々買ってきたからねー」
ほむら「ツリーの飾りに、クラッカーに、画用紙……パーティでもやるつもりなの?」
まどか「うん! だから招待状作ろうと思って」
ほむら「出来たら、わたしも呼んでちょうだいね」
まどか「もちろんだよ!」ウェヒヒ
7: 2011/12/01(木) 02:30:48.77 ID:t1sYDgR00
ほむら「……まどかはクリスマスプレゼントに何をお願いしているのかしら」
まどか「えーと、わたしはぬいぐるみが好きだから新しいぬいぐるみをって」
QB「それが君の願いかい?」
まどか「!? QB!?」
ほむら「呼んでないわ。消えなさい」
QB「ひどい言われようだなぁ。じゃあお望み通り消えるけど、パーティには僕も招待してくれよ」
まどか「行っちゃった……」
まどか「えーと、わたしはぬいぐるみが好きだから新しいぬいぐるみをって」
QB「それが君の願いかい?」
まどか「!? QB!?」
ほむら「呼んでないわ。消えなさい」
QB「ひどい言われようだなぁ。じゃあお望み通り消えるけど、パーティには僕も招待してくれよ」
まどか「行っちゃった……」
8: 2011/12/01(木) 02:31:55.75 ID:t1sYDgR00
ほむら「……まどかはクリスマスプレゼントに何をお願いしているのかしら」
まどか「えーと、わたしはぬいぐるみが好きだから新しいぬいぐるみをって」
QB「それが君の願いかい?」
まどか「!? QB!?」
ほむら「呼んでないわ。消えなさい」
QB「ひどい言われようだなぁ。じゃあお望み通り消えるけど、パーティには僕も招待してくれよ」
まどか「行っちゃった……」
まどか「えーと、わたしはぬいぐるみが好きだから新しいぬいぐるみをって」
QB「それが君の願いかい?」
まどか「!? QB!?」
ほむら「呼んでないわ。消えなさい」
QB「ひどい言われようだなぁ。じゃあお望み通り消えるけど、パーティには僕も招待してくれよ」
まどか「行っちゃった……」
11: 2011/12/01(木) 02:33:17.28 ID:t1sYDgR00
ほむら「で、ぬいぐるみって、どんなのが欲しいのかしら」
まどか「うーん、ペンギンの大きいのが欲しいんだけど……少し高いかなあ」
ほむら「そう」
まどか「サンタさんにも予算はあるだろうしね!」ウェヒヒ
ほむら「……」
まどか「うーん、ペンギンの大きいのが欲しいんだけど……少し高いかなあ」
ほむら「そう」
まどか「サンタさんにも予算はあるだろうしね!」ウェヒヒ
ほむら「……」
12: 2011/12/01(木) 02:33:43.04 ID:t1sYDgR00
ほむら「おじゃましました」
まどか「またね、ほむらちゃん」
まどか「またね、ほむらちゃん」
13: 2011/12/01(木) 02:35:54.03 ID:t1sYDgR00
ほむら「……」
QB「デパートに向かっているのかい?」
ほむら「聞いていたの?」
QB「言っておくけど、時間を止めて盗むのはおすすめしないよ」
ほむら「そんなことしないわ」
QB「それにしても分からないなあ。仮に君がぬいぐるみを手に入れたとしても、先にサンタの正体がまどかにばらされるかもしれないだろう? そしたらプレゼントがダブってしまう可能性は否定できないよね」
ほむら「それもそうね……。でも、見るだけ……」
QB「デパートに向かっているのかい?」
ほむら「聞いていたの?」
QB「言っておくけど、時間を止めて盗むのはおすすめしないよ」
ほむら「そんなことしないわ」
QB「それにしても分からないなあ。仮に君がぬいぐるみを手に入れたとしても、先にサンタの正体がまどかにばらされるかもしれないだろう? そしたらプレゼントがダブってしまう可能性は否定できないよね」
ほむら「それもそうね……。でも、見るだけ……」
16: 2011/12/01(木) 02:37:13.45 ID:t1sYDgR00
さやか「おっ、ほむらにQB!」
ほむら「美樹さやか。何をしているの?」
さやか「マミさんの家寄った帰り。ほむらは?」
ほむら「ちょっと用事があって、駅前のデパートに行くわ」
さやか「おっ奇遇だねぇ。ちょうどあたしもそこ行くとこ。一緒に行く?」
ほむら「ええ。あなたは何を買いに?」
さやか「マミさんがクリスマスパーティー企画しててねー。その準備を」
ほむら「……」
QB「なんだか嫌な予感がするね」
ほむら「美樹さやか。何をしているの?」
さやか「マミさんの家寄った帰り。ほむらは?」
ほむら「ちょっと用事があって、駅前のデパートに行くわ」
さやか「おっ奇遇だねぇ。ちょうどあたしもそこ行くとこ。一緒に行く?」
ほむら「ええ。あなたは何を買いに?」
さやか「マミさんがクリスマスパーティー企画しててねー。その準備を」
ほむら「……」
QB「なんだか嫌な予感がするね」
17: 2011/12/01(木) 02:39:58.28 ID:t1sYDgR00
さやか「? どうしたの?」
ほむら「何でもないわ。その企画というのはどこまで進んでいるのかしら」
さやか「マミさんもうツリーも買ったとかいって、めっちゃはりきってたよ」
ほむら「……」
さやか「それより聞いてよ。まどかってまだサンタさん信じてるんだって!」
ほむら「夢があっていいじゃない」
さやか「それであたしがサンタさんなんかいないよーって言っても、いるって言いはるもんだからさ。
じゃあお母さんに自分の欲しいプレゼント言わないでみ? まどかの欲しいプレゼントは来なくなるからって言ってやったの。
そしたらまどかもムキになっちゃって。あれじゃあ今年はサンタさん来ないだろうねー」ウシシ
ほむら「美樹さやか……」
さやか「な、何よ恐い顔して」
ほむら「何でもないわ。その企画というのはどこまで進んでいるのかしら」
さやか「マミさんもうツリーも買ったとかいって、めっちゃはりきってたよ」
ほむら「……」
さやか「それより聞いてよ。まどかってまだサンタさん信じてるんだって!」
ほむら「夢があっていいじゃない」
さやか「それであたしがサンタさんなんかいないよーって言っても、いるって言いはるもんだからさ。
じゃあお母さんに自分の欲しいプレゼント言わないでみ? まどかの欲しいプレゼントは来なくなるからって言ってやったの。
そしたらまどかもムキになっちゃって。あれじゃあ今年はサンタさん来ないだろうねー」ウシシ
ほむら「美樹さやか……」
さやか「な、何よ恐い顔して」
19: 2011/12/01(木) 02:41:58.81 ID:t1sYDgR00
デパート
QB「これがまどかの言ってたぬいぐるみだね」
ほむら「4900円……確かに高いわ」
QB「さすがにほむらの小づかいでは手が出ないだろう? どうするんだい?」
ほむら「……今日は一旦引き上げよ」
さやか「ほむらー。あたしはもう買ったぞー」
ほむら「そう。じゃ、帰りましょう」
QB「これがまどかの言ってたぬいぐるみだね」
ほむら「4900円……確かに高いわ」
QB「さすがにほむらの小づかいでは手が出ないだろう? どうするんだい?」
ほむら「……今日は一旦引き上げよ」
さやか「ほむらー。あたしはもう買ったぞー」
ほむら「そう。じゃ、帰りましょう」
22: 2011/12/01(木) 02:43:50.84 ID:t1sYDgR00
デパートの外
さやか「わっもう暗い。日も短くなったね。イルミネーションもついてる」
ほむら「綺麗なイルミネーションを前にして、随分と暗い顔をするじゃない」
さやか「いや……街はカップルだらけで浮かれてるのにあたしは……ってね」
ほむら「……」
さやか「リア充氏ね!」
ほむら「単にリアルが充実しているというのなら、あなたも十分そうだと思うわ」
さやか「うるせー! 独り身にはクリスマスなんて来ないんだよー! シングルベルだよ!」
さやか「わっもう暗い。日も短くなったね。イルミネーションもついてる」
ほむら「綺麗なイルミネーションを前にして、随分と暗い顔をするじゃない」
さやか「いや……街はカップルだらけで浮かれてるのにあたしは……ってね」
ほむら「……」
さやか「リア充氏ね!」
ほむら「単にリアルが充実しているというのなら、あなたも十分そうだと思うわ」
さやか「うるせー! 独り身にはクリスマスなんて来ないんだよー! シングルベルだよ!」
24: 2011/12/01(木) 02:46:25.18 ID:t1sYDgR00
杏子「騒がしい奴がいると思ったらさやかじゃん」
さやか「杏子!」
杏子「冬は野宿も出来ないでつらいね。何を騒いでいたんだい?」
ほむら「カップルに対して嫉妬の念が収まらないでしょうがないらしいわ」
杏子「あー、アンタあの坊やに振られたんだっけ」ヒヒヒ
さやか「うるさいなぁ……。杏子にはクリスマスを独りで過ごす寂しさなんて分からないわよ」
さやか「杏子!」
杏子「冬は野宿も出来ないでつらいね。何を騒いでいたんだい?」
ほむら「カップルに対して嫉妬の念が収まらないでしょうがないらしいわ」
杏子「あー、アンタあの坊やに振られたんだっけ」ヒヒヒ
さやか「うるさいなぁ……。杏子にはクリスマスを独りで過ごす寂しさなんて分からないわよ」
25: 2011/12/01(木) 02:48:32.65 ID:t1sYDgR00
杏子「? クリスマスと恋人いないことの何が関係あるんだ?」
さやか「だって普通クリスマスは恋人と過ごすもんでしょ?」
杏子「おいおい、残念な奴だな。クリスマスは主がお生まれになった日なんだから、家族仲良く家で祝うのが基本だろ」
さやか「う……そういやアンタの家教会だっけ」
杏子「ま、そういう意味ではあたしも寂しいクリスマスが続いてるけどな」ハハハ
さやか「杏子……」
さやか「だって普通クリスマスは恋人と過ごすもんでしょ?」
杏子「おいおい、残念な奴だな。クリスマスは主がお生まれになった日なんだから、家族仲良く家で祝うのが基本だろ」
さやか「う……そういやアンタの家教会だっけ」
杏子「ま、そういう意味ではあたしも寂しいクリスマスが続いてるけどな」ハハハ
さやか「杏子……」
27: 2011/12/01(木) 02:50:24.12 ID:t1sYDgR00
さやか「そうだ、アンタもマミさんのクリスマスパーティー来なよ!」
杏子「あん? マミのやつそんなもん考えてんのか」
さやか「ケーキも焼くってはりきってたよ~」
杏子「タダ飯食えそうだな。ま、そんときゃ誘ってくれ」
ほむら「あ……」
杏子「何だ?」
ほむら「いえ……」
杏子「あん? マミのやつそんなもん考えてんのか」
さやか「ケーキも焼くってはりきってたよ~」
杏子「タダ飯食えそうだな。ま、そんときゃ誘ってくれ」
ほむら「あ……」
杏子「何だ?」
ほむら「いえ……」
29: 2011/12/01(木) 02:52:26.39 ID:t1sYDgR00
ほむホーム
QB「どうするんだい? このままだとまどかのパーティーには誰も来ないよ」
ほむら「なんであなたは今日わたしにばかりついてくるのよ」
QB「そんな言われ方は心外だなあ。これでも相談に乗ってあげてるつもりなんだよ?」
ほむら「……どうしましょう」
QB「一つめの問題なら、解決は容易いね」
ほむら「どうするのよ」
QB「どうするんだい? このままだとまどかのパーティーには誰も来ないよ」
ほむら「なんであなたは今日わたしにばかりついてくるのよ」
QB「そんな言われ方は心外だなあ。これでも相談に乗ってあげてるつもりなんだよ?」
ほむら「……どうしましょう」
QB「一つめの問題なら、解決は容易いね」
ほむら「どうするのよ」
30: 2011/12/01(木) 02:54:13.04 ID:t1sYDgR00
QB「論理的に、サンタがいないってことを証明するのは難しい。逆にサンタがいるのを示すのは簡単だよね。サンタを連れてくればいいんだから」
ほむら「そのサンタが実際にいないから困っているのよ」
QB「そんなの、君がサンタの衣装でも着ていけばいいじゃないか」
ほむら「……それもそうね」
QB「(あれ……本気にしちゃったかな。地球人のジョークとやらを言ってみたつもりだったんだけど)」
ほむら「じゃああなたはトナカイ役ね」
QB「わけがわからないよ」
ほむら「そのサンタが実際にいないから困っているのよ」
QB「そんなの、君がサンタの衣装でも着ていけばいいじゃないか」
ほむら「……それもそうね」
QB「(あれ……本気にしちゃったかな。地球人のジョークとやらを言ってみたつもりだったんだけど)」
ほむら「じゃああなたはトナカイ役ね」
QB「わけがわからないよ」
31: 2011/12/01(木) 02:56:40.13 ID:t1sYDgR00
まどかの家
詢子「あー、まどか。あれだ。今年のクリスマスプレゼントは何が欲しい?」
まどか「……ママがそれを訊いてどうするの?」
詢子「まどか。お前はいい子に育ったな。だけど、現実を知らなきゃいけない時も来るんだよ。……サンタなんていねぇんだ」
まどか「!? 嘘……」
詢子「今までのプレゼントも、全部知久が置いてたんだよ」
まどか「わたし……信じてたの……信じてたのに裏切られたのっ」
詢子「おい、まどか!」
まどか「知らない!」ダッ
詢子「……」
詢子「あー、まどか。あれだ。今年のクリスマスプレゼントは何が欲しい?」
まどか「……ママがそれを訊いてどうするの?」
詢子「まどか。お前はいい子に育ったな。だけど、現実を知らなきゃいけない時も来るんだよ。……サンタなんていねぇんだ」
まどか「!? 嘘……」
詢子「今までのプレゼントも、全部知久が置いてたんだよ」
まどか「わたし……信じてたの……信じてたのに裏切られたのっ」
詢子「おい、まどか!」
まどか「知らない!」ダッ
詢子「……」
33: 2011/12/01(木) 02:58:25.51 ID:t1sYDgR00
マミホーム
マミ「♪」
QB「ご機嫌だね、マミ」
マミ「あら、QB。だってクリスマスパーティーで友だちをたくさん呼ぶなんて、久しぶりなんだもの」
QB「そうかい。杏子も来るようなことを言っていたよ」
マミ「嬉しいわ。後は鹿目さんと暁美さんね。招待状書かなくっちゃ」
QB「(準備に掛けてる手間は明らかにマミの方が上だね……)」
マミ「♪」
QB「ご機嫌だね、マミ」
マミ「あら、QB。だってクリスマスパーティーで友だちをたくさん呼ぶなんて、久しぶりなんだもの」
QB「そうかい。杏子も来るようなことを言っていたよ」
マミ「嬉しいわ。後は鹿目さんと暁美さんね。招待状書かなくっちゃ」
QB「(準備に掛けてる手間は明らかにマミの方が上だね……)」
36: 2011/12/01(木) 03:01:03.72 ID:t1sYDgR00
数日後
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「お、おはよう! あのね、今朝起きたらこんな手紙が……」
『よい子のまどかへ。サンタクロースはいるんだよ。パパやママが気付いていないだけさ。ところで、今度のクリスマスイブにパーティーを開くから、ぜひ来てほしい。会場は……』
ほむら「よかったじゃない。サンタさんから手紙が来たのね」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「お、おはよう! あのね、今朝起きたらこんな手紙が……」
『よい子のまどかへ。サンタクロースはいるんだよ。パパやママが気付いていないだけさ。ところで、今度のクリスマスイブにパーティーを開くから、ぜひ来てほしい。会場は……』
ほむら「よかったじゃない。サンタさんから手紙が来たのね」
37: 2011/12/01(木) 03:03:14.02 ID:t1sYDgR00
まどか「でも何で会場がマミさんの家なんだろう?」
ほむら「ここだけの話、マミさんはサンタと知り合いなの」
まどか「えぇっ!? そ、そうだよね。魔法少女だもんね」
QB「(しかしあれは不法侵入というものじゃないのかい?)」
ほむら「(あなたが気にすることではないわ)」
まどか「でも、せっかくサンタさんが誘ってくれたんだし、そっちのパーティーに行こうかなぁ。あ、わたしのパーティーにほむらちゃんを誘っちゃったんだ……」
ほむら「気に病む必要はないわ。まどかがマミさんの家に行くのなら、わたしもそうする」
まどか「そっかぁ……ごめんね」ティヒヒ
ほむら「ここだけの話、マミさんはサンタと知り合いなの」
まどか「えぇっ!? そ、そうだよね。魔法少女だもんね」
QB「(しかしあれは不法侵入というものじゃないのかい?)」
ほむら「(あなたが気にすることではないわ)」
まどか「でも、せっかくサンタさんが誘ってくれたんだし、そっちのパーティーに行こうかなぁ。あ、わたしのパーティーにほむらちゃんを誘っちゃったんだ……」
ほむら「気に病む必要はないわ。まどかがマミさんの家に行くのなら、わたしもそうする」
まどか「そっかぁ……ごめんね」ティヒヒ
40: 2011/12/01(木) 03:05:37.49 ID:t1sYDgR00
12月24日
まどか「おじゃましまーす」
マミ「いらっしゃい。皆来てるわよ」
さやか「おーまどか」
杏子「おっす」
まどか「ティヒヒ、お泊りの許可下りたよ!」
マミ「良かった。これで今日はお泊りパーティーね!」
さやか「マミさんすごく嬉しそう……」
まどか「おじゃましまーす」
マミ「いらっしゃい。皆来てるわよ」
さやか「おーまどか」
杏子「おっす」
まどか「ティヒヒ、お泊りの許可下りたよ!」
マミ「良かった。これで今日はお泊りパーティーね!」
さやか「マミさんすごく嬉しそう……」
42: 2011/12/01(木) 03:08:22.31 ID:t1sYDgR00
まどか「あれ、ほむらちゃんは?」
QB「何か用意があると言ってね、遅れてくるらしい」
まどか「ふーん」
マミ「とりあえず皆でケーキ食べましょう。七面鳥も用意してあるわ」
杏子「すげーな、おい」
マミ「QBはこれね」
QB「僕も頂いていいのかい」
QB「何か用意があると言ってね、遅れてくるらしい」
まどか「ふーん」
マミ「とりあえず皆でケーキ食べましょう。七面鳥も用意してあるわ」
杏子「すげーな、おい」
マミ「QBはこれね」
QB「僕も頂いていいのかい」
43: 2011/12/01(木) 03:10:10.60 ID:t1sYDgR00
ほむら「遅くなってごめんなさい」
さやか「うわ、何よその大荷物」
ほむら「気にしないで」
マミ「じゃあ、皆そろったことだし、メリークリスマス! 乾杯!」
さやか「いえー!」
さやか「うわ、何よその大荷物」
ほむら「気にしないで」
マミ「じゃあ、皆そろったことだし、メリークリスマス! 乾杯!」
さやか「いえー!」
44: 2011/12/01(木) 03:12:16.18 ID:t1sYDgR00
杏子「うめぇなこれ」ガツガツ
まどか「ほむらちゃん、用事って?」
ほむら「たいしたことじゃないわ。それより、ケーキなくなるわよ」
まどか「あ、そうだった! よーし、食べるぞ! それにしてもマミさん、サンタさんと知り合いなんてすごいですね」
マミ「?」
ほむら「ええ、こんな素敵なパーティを用意してくれるなんて、サンタさんみたいね」
マミ「?」
まどか「ほむらちゃん、用事って?」
ほむら「たいしたことじゃないわ。それより、ケーキなくなるわよ」
まどか「あ、そうだった! よーし、食べるぞ! それにしてもマミさん、サンタさんと知り合いなんてすごいですね」
マミ「?」
ほむら「ええ、こんな素敵なパーティを用意してくれるなんて、サンタさんみたいね」
マミ「?」
46: 2011/12/01(木) 03:14:29.98 ID:t1sYDgR00
マミ「そろそろ、プレゼント交換の時間ね」
さやか「ちゃんと自分の金で買ったんだろーなー?」
杏子「あたりめーだ、バカ」
マミ「じゃあ、順番に回していって、音楽が止んだらストップね」
イーツーカキミガ ヒトミニトモス アイノヒカリガ
まどか「皆、どんなプレゼントを持って来たんだろう」
QB「500円以内だから、たいしたものはないだろう」
ホーロービイソグ セカイノユメヲ タシカニヒトツ……
マミ「はい、ストップ!」
さやか「ちゃんと自分の金で買ったんだろーなー?」
杏子「あたりめーだ、バカ」
マミ「じゃあ、順番に回していって、音楽が止んだらストップね」
イーツーカキミガ ヒトミニトモス アイノヒカリガ
まどか「皆、どんなプレゼントを持って来たんだろう」
QB「500円以内だから、たいしたものはないだろう」
ホーロービイソグ セカイノユメヲ タシカニヒトツ……
マミ「はい、ストップ!」
47: 2011/12/01(木) 03:18:12.68 ID:t1sYDgR00
まどか「これがわたしのかぁ」
さやか「あ、それあたしが持ってきたやつ!」
まどか「開けていい?」
さやか「どうぞどうぞー」
まどか「きゃあ!? トカゲ!?」
さやか「あはははは。さすがいいリアクション! まどかで良かったわー。作りものだから安心して」
まどか「扱いに困るよ……」
さやか「あ、それあたしが持ってきたやつ!」
まどか「開けていい?」
さやか「どうぞどうぞー」
まどか「きゃあ!? トカゲ!?」
さやか「あはははは。さすがいいリアクション! まどかで良かったわー。作りものだから安心して」
まどか「扱いに困るよ……」
49: 2011/12/01(木) 03:20:08.83 ID:t1sYDgR00
さやか「じゃあ、あたしも開けよっと。これは誰の?」
ほむら「わたしよ」
さやか「ほむらはどんなのくれるんだろー。って、鼻眼鏡!?」
ほむら「今掛ければいいわ」
さやか「意外と下らないものを持ってくるのね……」
ほむら「と言いつつ掛けるんじゃない」
ほむら「わたしよ」
さやか「ほむらはどんなのくれるんだろー。って、鼻眼鏡!?」
ほむら「今掛ければいいわ」
さやか「意外と下らないものを持ってくるのね……」
ほむら「と言いつつ掛けるんじゃない」
51: 2011/12/01(木) 03:22:41.20 ID:t1sYDgR00
マミ「わたしも開けていいかしら」
杏子「マミのはあたしが持ってきたやつだな」
マミ「佐倉さんが……。まぁ、おしゃれなコースター」
杏子「そこの雑貨屋で見つけたもんだから、安っぽいプレゼントだけどな」
さやか「意外だわ……」
杏子「マミのはあたしが持ってきたやつだな」
マミ「佐倉さんが……。まぁ、おしゃれなコースター」
杏子「そこの雑貨屋で見つけたもんだから、安っぽいプレゼントだけどな」
さやか「意外だわ……」
52: 2011/12/01(木) 03:24:36.18 ID:t1sYDgR00
杏子「さて、あたしは」
まどか「杏子ちゃんのは、わたしのプレゼントだよ!」ウェヒヒ
杏子「って、うんまい棒……50本くらいか!?」
まどか「それくらいしかネタが思いつかなくて」ティヒヒ
杏子「あたしだから良かったようなものの……」
ほむら「わたしのはマミさんのね。……ティーパック。ありがとうございます」
マミ「いえいえ」
まどか「杏子ちゃんのは、わたしのプレゼントだよ!」ウェヒヒ
杏子「って、うんまい棒……50本くらいか!?」
まどか「それくらいしかネタが思いつかなくて」ティヒヒ
杏子「あたしだから良かったようなものの……」
ほむら「わたしのはマミさんのね。……ティーパック。ありがとうございます」
マミ「いえいえ」
54: 2011/12/01(木) 03:26:25.59 ID:t1sYDgR00
さやか「さーてそろそろ寝ますか」
杏子「割と楽しかったな」
マミ「今日は皆来てくれてありがとう。じゃ、また明日」
まどか「zzz……」
杏子「割と楽しかったな」
マミ「今日は皆来てくれてありがとう。じゃ、また明日」
まどか「zzz……」
55: 2011/12/01(木) 03:28:08.48 ID:t1sYDgR00
ほむら「……QB、準備をしなさい」
QB「え、ホントにやるのかい」
ほむら「何のためにこんな衣装まで借りてきたと思ってるの」
QB「公民館もよく貸してくれたものだね……」
ほむら「早くトナカイの衣装を着なさい」
QB「どうかしてるよ」
QB「え、ホントにやるのかい」
ほむら「何のためにこんな衣装まで借りてきたと思ってるの」
QB「公民館もよく貸してくれたものだね……」
ほむら「早くトナカイの衣装を着なさい」
QB「どうかしてるよ」
56: 2011/12/01(木) 03:30:35.45 ID:t1sYDgR00
まどか……まどか……
まどか「うー……ん?」
ほむクロース「まどか」
まどか「!?」
ほむクロース「今日はクリスマスパーティーへようこそ。わたし……わしがサンタクロースよ……じゃよ」
QB「クエエエエエエ」
まどか「……」
まどか「うー……ん?」
ほむクロース「まどか」
まどか「!?」
ほむクロース「今日はクリスマスパーティーへようこそ。わたし……わしがサンタクロースよ……じゃよ」
QB「クエエエエエエ」
まどか「……」
58: 2011/12/01(木) 03:33:38.58 ID:t1sYDgR00
ほむクロース「まどかはぬいぐるみが欲しいということじゃったが……サンタも最近不況のあおりをくらっていてな……手作りになるが許しておくれ」
まどか「……」
ほむクロース「わしはサンタを信じる良い子のもとに来るよ……」フォッフォ
まどか「ほむらちゃん、なにしてるの?」
ほむクロース「!?」
まどか「QBも……」
ほむクロース「な、何を言っているのかしら」
まどか「いいんだよ、ほむらちゃん」クスッ
ほむクロース「まどか……」
まどか「……」
ほむクロース「わしはサンタを信じる良い子のもとに来るよ……」フォッフォ
まどか「ほむらちゃん、なにしてるの?」
ほむクロース「!?」
まどか「QBも……」
ほむクロース「な、何を言っているのかしら」
まどか「いいんだよ、ほむらちゃん」クスッ
ほむクロース「まどか……」
60: 2011/12/01(木) 03:36:11.19 ID:t1sYDgR00
まどか「サンタさんはいないけど、ほむらちゃんはわたしのために色々準備してくれてたんだね。それに、このぬいぐるみすっごく可愛い!」
ほむクロース「……」
まどか「ありがとね。じゃあこれからはほむらちゃんがわたしのサンタさんだ」
ほむクロース「よ、喜んでやらせてもらうわ!」
まどか「QBもお疲れ様」
QB「やれやれ」
ほむクロース「……」
まどか「ありがとね。じゃあこれからはほむらちゃんがわたしのサンタさんだ」
ほむクロース「よ、喜んでやらせてもらうわ!」
まどか「QBもお疲れ様」
QB「やれやれ」
61: 2011/12/01(木) 03:38:39.71 ID:t1sYDgR00
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「メリークリスマス」
ほむら「……メリークリスマス、まどか」
おわり
まどか「そういえば、あの招待状……ほむらちゃんどうやってわたしの枕元に置いたの?」
ほむら「よ、良い子は早く寝るのよ」
ほむら「何?」
まどか「メリークリスマス」
ほむら「……メリークリスマス、まどか」
おわり
まどか「そういえば、あの招待状……ほむらちゃんどうやってわたしの枕元に置いたの?」
ほむら「よ、良い子は早く寝るのよ」
63: 2011/12/01(木) 03:41:56.00
ほむほむ
64: 2011/12/01(木) 03:42:58.01
乙乙
引用元: まどか「クリスマスパーティー」
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