1: 2017/04/16(日) 20:51:46.955 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「ヤバくねアイツ?マジモンじゃん」

ヴィーネ「そ、そうよね...流石にアレは...無いわ」

ガヴ「何が大悪魔だよくっそ気色悪いわ、顔も見たく無ぇよ」

サターニャ「ガヴリール!!!!!!!」ガラガラ

ガヴ「うわ」

サターニャ「今日も朝からしけた顔してるわね!!!!さあ今日こそこの大悪魔サタニキアマクドウェル様がアンタに」

ガヴ「喋んなよ、ゴミ」

サターニャ「ゴ、ゴミとは失礼ね!!!!!!ゴミとは!!!!!!」

ガヴ「朝から大声出すなよ、頭おかしいんじゃねぇの?」

ヴィーネ「.....」

3: 2017/04/16(日) 20:53:56.863 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「な、なんだか今日は攻撃的ね...!!!!」

サターニャ「こ、このサタニキア様とやろっての!!!!!!!」

ガヴ「きっしょ」

ガヴ「もういいよお前、こっちくんな」

サターニャ「くるなと言われて行かないわけにはいかないわ!!!!!!!」

ガヴ「もういいよ、行こうぜヴィーネ」

ヴィーネ「う、うん...」

サターニャ「ちょっと!!!!!逃げる気!!!!!!」

ガヴ「ずっと言ってろばーか」ガラガラ

サターニャ「ま、待ちさいよ!!!!!!」

6: 2017/04/16(日) 20:56:14.365 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「....」

サターニャ「は、ははーんアタシが怖くて逃げ出したようね!!!!!!!」

サターニャ「この程度で逃げ出すなんてガヴリールもまだまだおこちゃまね!!!!!!」

サターニャ「なーはっはっはっは!!!!!!!!」

サターニャ「はは....」

サターニャ「.....」

サターニャ「....」

サターニャ「.....ふ、ふんっだ」

8: 2017/04/16(日) 20:58:13.487 ID:xkyaE8bD0
~翌日~

ガヴ「で、昨日のイベがほんとクソでさあ」

サターニャ「ガヴリール!!!!!!!」ガラガラ

ヴィーネ「あ、」

サターニャ「今日こそは私の恐ろしさを思い知らせてやるわ!!!!!!!」

ガヴ「はぁ....」

サターニャ「大きな溜息ね、そんな事でこの私が倒せるとでも思っているのかしら!!!!!!」

ヴィーネ「サ、サターニャ」

サターニャ「何?」

ヴィーネ「ば、ばーか!!!」

サターニャ「はぁ?どうしたのヴィネット?」

ヴィーネ「う、うるさい!!!!ばーか!!!」

サターニャ「バカとは何よバカとは!!!!!!!」

10: 2017/04/16(日) 21:00:08.703 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「ば、ばかばか!!!!」

サターニャ「何よ!!!!!バカじゃないもん!!!!!」

ヴィーネ「ばか.....」シクシク

サターニャ「えぇ...!!??」

サターニャ「な、なんでヴィネットが泣くのよ...!!!」

ガヴ「あーあ」

ガヴ「お前ほんとサイテーだな」

サターニャ「えぇ!?アタシ!?」

ガヴ「かわいそうに....ヴィーネもういいよ行こう」スタスタ

ヴィーネ「.....」スタスタ

サターニャ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!!!」

サターニャ「ちょっと!!!!!」

11: 2017/04/16(日) 21:02:07.502 ID:xkyaE8bD0
~数日後~

ガヴ「それがそうもいかないんだよ」

ヴィーネ「ネトゲって案外奥が深いのね...」

ガヴ「そりゃ深く作り込まれてなきゃユーザーに叩かれるだけだしね、運営も必氏」

サターニャ「....」ガラガラ

ガヴ「私から言わせてもらうと運営もまだまだだけどね」

サターニャ「お、おはようガヴリール」

ガヴ「ヴィーネはゲームしないの?」

ヴィーネ「え、うん私は...」

サターニャ「....」

ガヴ「まあいいか、ヴィーネにまで堕落されちゃ誰が私に宿題を教えてくれるんだって話だし」

ヴィーネ「....」

ガヴ「ヴィーネ聞いてる?」

ヴィーネ「え、うん...」

13: 2017/04/16(日) 21:04:07.016 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「....」

サターニャ「私何かしたかしら...」

サターニャ「....」グスンッ

ラフィ「サターニャさん」

サターニャ「わぁああ!!!!」ビクッ!!!

ラフィ「どうかしたんですかサターニャさん?最近なんだか元気がないみたいですが」

サターニャ「な、なんでもないわよ!!!!!元気よ元気!!!!!」

ラフィ「そうですか、ならよかった」ニッコリ

サターニャ「ははは...!!!」

ラフィ「今日もガヴちゃん達と一緒じゃないんですか?最近いつもそうですね」

サターニャ「と、当然でしょ!!!!アイツと私は敵同士なんだから!!!!!」

ラフィ「....」ニッコリ

サターニャ「....」

サターニャ「ガヴリールなんか言ってなかった...?」

ラフィ「何をですか?」

14: 2017/04/16(日) 21:06:10.838 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「何をって...その...」

サターニャ「私のこと....」

ラフィ「サターニャさんのことですか?」

ラフィ「ガヴちゃんからは何も聞いていませんよ?」

サターニャ「そ、そう....」

サターニャ「.....」

ラフィ「サターニャさん?」

ラフィ「ガヴちゃん達と何かあったんですか?」

サターニャ「な、無いわよ別に...」

ラフィ「.....」ニッコリ

15: 2017/04/16(日) 21:08:07.189 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「....」

ラフィ「サターニャさん」ギュッ

サターニャ「ひゃっ!!!!な、何よいきなり!?」

ラフィ「何か辛いことがあるんじゃないですか?」ナデナデ

サターニャ「あ、頭触んないでよ!!!」

ラフィ「1人で抱え込んではいけませんよ」ナデナデ

サターニャ「だ、だからナデナデしないでって...」

ラフィ「私はいつでもサターニャさんの味方ですよ」ニッコリ

サターニャ「...」

ラフィ「サターニャさん?」

サターニャ「....あ、ありがと」

ラフィ「....」ニッコリ

16: 2017/04/16(日) 21:10:04.350 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「....」

ガヴ「どうしたのヴィーネ、最近元気無くない?」

ヴィーネ「だ、だって...」

ガヴ「はぁ、ヴィーネはやっぱりおこちゃまだなぁ」

ヴィーネ「な、何よ!ガヴは平気なの!?」

ガヴ「何が?」

ヴィーネ「何がって...サ」

ガヴ「おっと、その名前は出すな」

ヴィーネ「うぅ....」

ラフィ「お二人共」スタスタ

ヴィーネ「ラ、ラフィ」

17: 2017/04/16(日) 21:12:11.698 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「今日もお疲れ様でした」ニッコリ

ラフィ「これは今日の分です」スッ

ガヴ「おおおお!!すげー!今日は万札入ってんじゃん!」

ラフィ「はい、ヴィーネさんもどうぞ」ニッコリ

ヴィーネ「....」

ガヴ「いやあ、こんな楽な商売もないな」

ガヴ「なあヴィーネもそう思うだろ?」

ヴィーネ「....」

ラフィ「ヴィーネさん?」

ヴィーネ「わ、私もうやめる...!」

ガヴ「は?」

18: 2017/04/16(日) 21:14:32.955 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「どうしたんですか?」

ヴィーネ「だって...いくらなんでもサターニャがかわいそうよ!」

ヴィーネ「どうしてこんな...」

ラフィ「....」

ガヴ「今更何言ってんだよ」

ヴィーネ「で、でも!!!!」

ラフィ「ガヴちゃん、」

ガヴ「ん、」

ガヴ「いいかヴィーネ、これはお前の為でもあるんだよ」

ヴィーネ「わ、私の」

ガヴ「ヴィーネ仕送り減ってるんでしょ?」

ヴィーネ「...で、でもこんな」

ガヴ「金だけの話じゃない、これをお前は悪い事だと思ってるんだろ?」

ヴィーネ「そりゃそうよ...!!!」

ラフィ「では一石二鳥じゃないですか」ニッコリ

20: 2017/04/16(日) 21:16:55.053 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「それは....」

ガヴ「そういうこと」

ガヴ「私は悪い悪魔を懲らしめてるわけだし」

ガヴ「ヴィーネはああやって友を虐めて悪いことをしてるわけだ」

ヴィーネ「.....」

ラフィ「まだ何かありますか?」

ヴィーネ「...い、いいえ」

ラフィ「....」ニッコリ

ガヴ「そんな後ろ向きに考えるなよ、私達は自分たちにとって正しい事をしてるだけだから」

ヴィーネ「....」

ラフィ「というわけでこれからもよろしくお願いしますね」

ガヴ「うぃーす」

22: 2017/04/16(日) 21:19:29.832 ID:xkyaE8bD0
~翌日~

ガヴ「でさあ言ってやったんだよ、学歴は?って」

ヴィーネ「wwwwwww」

サターニャ「....」

サターニャ「(今日も無視されてる...)」

ヴィーネ「.....」チラッ

サターニャ「....」グスンッ

ヴィーネ「サターニャ...」

ガヴ「ん?どうしたのヴィーネ」

ヴィーネ「え、えぇ何でも無いわ...」

ガヴ「そういや最近サターニャのやつ話しかけにも来ないよな」

ガヴ「流石に応えたかな」

サターニャ「....」

24: 2017/04/16(日) 21:22:24.279 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「うぅ...」

サターニャ「.....」チラッ

ガヴ「パソコンすなー!」

ヴィーネ「おまいうwwwwwww」

サターニャ「はぁ...」

ラフィ「サターニャさん」ポンッ

サターニャ「ラ、ラフィエル」

ラフィ「今日もお1人ですか?」

サターニャ「う、うるさいわね...私はひ、1人が好きなだけよ...」

ラフィ「そうなんですか?」

サターニャ「そうよ....!!!悪い!?」

ラフィ「私はサターニャさんと2人でいる時が1番好きですよ」ニッコリ

サターニャ「そ、そう」

ラフィ「フフフ...」ニッコリ

25: 2017/04/16(日) 21:24:30.730 ID:xkyaE8bD0
~放課後~

サターニャ「....さて帰りましょ」

サターニャ「....何よ、私は大悪魔サタニキアマクドウェルよ...」

サターニャ「そ、そもそもアイツらなんかとつるんでたのがおかしかったのよ...!!!」

サターニャ「ぜんっぜん寂しくなんか無いわ!!!!!なーはっはっはっは!!!!」

サターニャ「なーはっはっ.....」シクシク

サターニャ「はは....」シクシク

サターニャ「...う、うぅ」シクシク

ラフィ「サターニャさん一緒に帰りませんか!」スタスタ

サターニャ「うぅぅ...うぅ....」シクシク

ラフィ「サ、サターニャさん!?どうしたんですか!?」

サターニャ「うぅぅ......ラフィエル....」シクシク

ラフィ「何かあったんですか!?」

サターニャ「うわああああああああああん!!!!!!」シクシクシクシク

ラフィ「...」ニッコリ

26: 2017/04/16(日) 21:26:04.332 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「そうだったんですか...そんな事が」

サターニャ「私何もしてないもん...!!!!」シクシク

サターニャ「なのに...なのにアイツら...」シクシク

ラフィ「サターニャさんかわいそうに...」ナデナデ

サターニャ「ええええええええええん!!!!!!」シクシクシクシクシクシク

ラフィ「サターニャさんよしよし...もう大丈夫ですよよしよし」ナデナデ

サターニャ「うぅぅ...う、うぅ...」エグッエグッ

ラフィ「じゃあもういいじゃないですか」

サターニャ「...え?」

ラフィ「もうあんなガヴちゃん達なんかとつるまなくったっていいじゃないですか」

サターニャ「でも....」

ラフィ「私がいるじゃないですか」ニッコリ

サターニャ「ラフィエル....!」

28: 2017/04/16(日) 21:28:09.734 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「これからは私がサターニャさんとずっと一緒にいます!」

ラフィ「ですからサターニャさん、ほら涙を拭いて」ギュッ

サターニャ「うぅ...うん」ギュッ

ラフィ「大悪魔に涙は似合いませんよ」ニッコリ

サターニャ「ラフィエル....」シクシク

ラフィ「今日から私達は親友です、共に下界での生活に勤しみましょう!」

サターニャ「そ、そうね!ラフィエルってほんとはこんなにいい奴だったのね!!!!」

ラフィ「そんな、元々いい奴ですよ」ニッコリ

サターニャ「そ、そうね!!!!」

サターニャ「もう何も悩む事なんてないわ!!!!!!大悪魔サタニキアマクドウェル様ここに復活よ!!!!!!!なーはっはっはっは!!!!!!」

ラフィ「....」ニッコリ

30: 2017/04/16(日) 21:31:30.670 ID:xkyaE8bD0
~数日後~

サターニャ「そこで言ってやったのよ!!!!ひれ伏しなさいってね!!!!!!!!」

ラフィ「流石サターニャさんです!!!」

ヴィーネ「.....」

ガヴ「ヴィーネ、おい」

ヴィーネ「ああ、ガヴどうしたの?」

ガヴ「最近またぼーっとしてない?今度は何?」

ヴィーネ「い、いや」

ガヴ「そういうの困るんだよね、こっちも遊びでやってるんじゃないんだからさ」

ヴィーネ「いやね、ラフィって何がしたいのかなぁって...」

ガヴ「え?」

ヴィーネ「だ、だって私達にはお金払ってまでサターニャを虐めろなんて言うのに今あの2人凄い仲良しだし....」

ガヴ「ああ、それね」

32: 2017/04/16(日) 21:33:35.272 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「な、何か知ってるの?」

ガヴ「まあね」

ヴィーネ「教えてよガヴ!このままじゃ私罪悪感とかその他もろもろに押しつぶされそう.....」

ガヴ「やっぱりヴィーネって何だかんだでおこちゃまだよね」

ヴィーネ「な、何よそれ関係ないでしょ!」

ガヴ「あるんだなぁそれが」

ヴィーネ「え?」

ガヴ「これはもっと大人の話なんだよ」

ヴィーネ「大人の...?」

ガヴ「今はヴィーネに詳しく話すことは出来ないけど、まあそのうちわかるっしょ」

ヴィーネ「....」

33: 2017/04/16(日) 21:35:12.809 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「ラフィエル!!!!!」

ラフィ「どうしたんですかサターニャさん」ニッコリ

サターニャ「これ見なさいよこれ!!!!!魔界通販で買った新しい天使撃退用グッズ!!!!」

ラフィ「ほうほう」

サターニャ「すごいのよこれ!!!!先っぽからぶいいいいいんって光の剣が出て!!!!!」

ラフィ「では私撃退されちゃうんでしょうか」

サターニャ「え?ラフィエルには使わないわよ」

サターニャ「これで今日こそガヴリールのやつをギャフンと言わせてやるんだから!!!!!」

ラフィ「....ガヴちゃんを?」

サターニャ「そうよ!!!!!もうアイツとは完全に敵同士になったんだから!!!!今度はこっちの番よ!!!!」

ラフィ「....」

サターニャ「これを使えばガヴリールなんてイチk」

ラフィ「サターニャさん!!!!!!」ドンッ

サターニャ「うわあああ!?な、何よ」

35: 2017/04/16(日) 21:37:07.774 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「またガヴちゃんの話じゃないですか....」

ラフィ「ガヴちゃんやヴィーネさんはサターニャさんにあんなに酷いことをしているんですよ?」

ラフィ「それなのにどうして今でも関わろうとするんですか....」

サターニャ「ど、どうしてって」

ラフィ「何かあったらすぐガヴリールガヴリールって....」

サターニャ「だ、だってその....」

ラフィ「サターニャさんは私だけのお友達じゃなかったんですか....」

ラフィ「私がこれだけ毎日サターニャさんに尽くしているというのにサターニャさんはガヴちゃんのことしか頭にないんですか....」

ラフィ「あんな奴のどこがいいんですか....!!サターニャさんを追い詰めて楽しんでいるような腐れ外道の一体どこが!!!!」

サターニャ「ちょ、ちょっと落ち着きなさいよ」

40: 2017/04/16(日) 21:39:06.320 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「サターニャさん本当は私のこと嫌いなんじゃないですか....?」

サターニャ「そ、そんな事無いわよ!!!!!!」

サターニャ「アンタはその、天使だけど私の認めた最高の」

ラフィ「じゃあもうガヴちゃんの話なんてしないでください!!!!!」

サターニャ「え、ご、ごめん...」

ラフィ「.....」

サターニャ「そ、そんな怒らなくてもいいじゃない...」

ラフィ「別に怒ってませんよ」ニッコリ

サターニャ「そ、そう?」

ラフィ「はい」

サターニャ「ま、まあいいわ。そうよねもうガヴリールとは...そうね」

ラフィ「.....」

41: 2017/04/16(日) 21:41:05.107 ID:xkyaE8bD0
~その夜~

ガヴ「ついにプランBを!?」

ラフィ「はい」ニッコリ

ヴィーネ「プランB....?」

ガヴ「も、もう?まだ早くない?」

ラフィ「そんな事はありません、もう十分です」

ガヴ「そうか....!ついにプランBか!」

ヴィーネ「ね、ねえプランBって何なの?」

ガヴ「プランBっていうのは」

ラフィ「ガヴちゃん!しー!」グイッ

ガヴ「ええ、なんでだよもう別にヴィーネに言ったって」

ラフィ「これまでのヴィーネさんの行動からしてここでヴィーネさんにプランBを説明すればややこしい事になると思うんですが」

ヴィーネ「どういうこと?」

ガヴ「あー確かにヴィーネ裏切りそうだもんな」

ヴィーネ「な、なによそれ!」

43: 2017/04/16(日) 21:43:08.846 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「やっぱ教えない、その時が来るのを待てばいいよ」

ヴィーネ「そんな、」

ガヴ「とにかく私の行動にヴィーネは便乗して動けばいいんだよ」

ラフィ「そうですね」

ヴィーネ「う、うん.....」

ガヴ「いやあ、ここまで辛く長い戦いだったよ」

ラフィ「そうですね」ニッコリ

ガヴ「ラフィ、お前はほんといいやつだよ」

ラフィ「いえいえ」

ヴィーネ「.....」

45: 2017/04/16(日) 21:45:13.744 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「というわけでお二人共、明日からはプランBでお願いしますね。それでは」スタスタ

ガヴ「ん、」

ヴィーネ「.....」

ガヴ「いやあ明日が楽しみだよ」

ヴィーネ「.....」

ガヴ「心配しなくてもハッピーエンドだからさ」

ヴィーネ「ハッピーエンドって....」

ガヴ「じゃあ私も帰るわ、明日はくれぐれも変な気を起こさないでよ」スタスタ

ヴィーネ「ガヴ...」

ヴィーネ「.....なんだかすごく嫌な予感がする」

ヴィーネ「....」

ヴィーネ「...そろそろね」

46: 2017/04/16(日) 21:47:09.001 ID:xkyaE8bD0
~夜~

サターニャ「ふぁぁあ....さて、明日も大悪魔として悪魔悪魔しい1日を過ごせるようそろそろ眠りにつこうかしら」スッ

犬「わんわん!!!!わん!!!」

サターニャ「わあああ!!!!いきなり何よ犬!!!どうしたの!!」

犬「わんわん!!!!!」

サターニャ「これから寝るって時に何なのよアンタは!!!!」

犬「わんわんわんわんわんわん!!!!!!」グイッ

サターニャ「痛い痛い!!!なになに!!?!?」

犬「わんわん!」

サターニャ「わんわんって何も無いじゃ」

ヴィーネ「サターニャ!!!!」ギュッ

サターニャ「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!」

47: 2017/04/16(日) 21:49:07.175 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「サターニャ....」シクシク

サターニャ「な、何よヴィネット!!!勝手に人の家に!!!!」

ヴィーネ「サターニャごめんね....ごめんね...」シクシク

サターニャ「な、何よ何で泣いてんのよ」

ヴィーネ「サターニャ....今までごめんね...私もほんとはあんな事したくなかったの...」シクシク

サターニャ「えぇ...?」

ヴィーネ「ラフィが...ラフィが私達にお金を払ってそれで...それで....」シクシク

サターニャ「な、何よそれ何の話よ」

ヴィーネ「私は何度もやめようって言ったのよ!!ほんとよ.....!!!」シクシク

サターニャ「い、1回落ち着きなさいよ」

ヴィーネ「サターニャ....ごめんなさい....」シクシク

サターニャ「....」

50: 2017/04/16(日) 21:51:27.272 ID:xkyaE8bD0
.............

........

.....

ヴィーネ「ということなの....」

サターニャ「ラフィエルが....?」

ヴィーネ「今まで本当にごめんなさい....サターニャ...」シクシク

サターニャ「....」

ヴィーネ「これからはもうあんな誘惑に負けたりしないから....!!!私は何があっても貴女の味方よ...!!!」

サターニャ「嘘ね」

ヴィーネ「えぇ、」

サターニャ「ラフィエルがそんな事するわけないわ」

ヴィーネ「ほ、本当なのよ!!!信じてサターニャ!!!」

サターニャ「そうやってアンタ!!!私を騙してまた陥れる気でしょ!!!!」

ヴィーネ「ち、違うわ!!私は本当に!!!」

サターニャ「そこいらの奴なら騙せてもこの大悪魔サタニキアマクドウェル様を騙そうなんて100年早いのよ!!!!」

53: 2017/04/16(日) 21:53:10.397 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「そんな...サターニャ...」

サターニャ「私寝ようとしてたんだから!そろそろ帰りなさいよ!!!!!」

ヴィーネ「....ごめんね」スタスタ

サターニャ「夜遅いんだから気をつけて帰りなさいよ!」

サターニャ「全く...ヴィネットもすっかりガヴリールの配下に堕ちてしまったようね」

ヴィーネ「....」スタスタ

サターニャ「あら、どうしたのヴィネット忘れ物?」

ヴィーネ「.....」スッ

サターニャ「!?」

サターニャ「ちょ、ちょっとヴィネット!!!そんな包丁どこから持ってきたのよ!!!!!」

ヴィーネ「.....」

サターニャ「ま、待ちなさいよ!!!!ぶ、武器なんて卑怯よ!!!!ちょっと!!!!」

ヴィーネ「ごめんねサターニャ....」

ヴィーネ「こんな事で許してもらえるなんておもってないけど......ごめんね...ごめんね...」スッ!!!!!

サターニャ「ちょ!!!!!」

バシッ!!!!!!!!!!

56: 2017/04/16(日) 21:55:10.817 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「はぁはぁ....はぁはぁ....」

サターニャ「いたたた....」

サターニャ「ちょ、ちょっと危ないじゃないの!!!!!」

ヴィーネ「サ、サターニャ」

サターニャ「こんなの自分に刺したら氏んじゃうでしょ!!!!!バカじゃないの!!!!」

ヴィーネ「サターニャ...どうして...」

サターニャ「こっちのセリフよ!!!!何自ら持ってきた武器で自滅しそうになってるのよ!!!!」

ヴィーネ「こんな私を....助けてくれたの...」

サターニャ「え、いやだって」

ヴィーネ「サターニャ...!!!」ギュッ

サターニャ「な、なになに!!!どうしたの!!!!!」

ヴィーネ「サターニャ大好き....サターニャ....」ギュウウウウウ

サターニャ「苦しい苦しい!!!!ヴィネットアンタ今日なんかおかしいんじゃないの!!!」

59: 2017/04/16(日) 21:57:11.573 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「じゃあ自らの命を捧げて私にした仕打ちを許してもらおうとしたわけ...?」

ヴィーネ「....」コクリ

サターニャ「ば、バカねアンタ....」

ヴィーネ「ごめんね...」

サターニャ「....」

サターニャ「そこまでするってことは...本当なの...?」

ヴィーネ「本当よ....本当に私は昔から貴女の事が好きで好きで...」ギュウウウウウ

サターニャ「そっちじゃない!!!!....ラフィエルの事...」

ヴィーネ「それも本当よ....」

サターニャ「で、でもラフィエルは私に」

ヴィーネ「ラフィは悪魔よ...!!!きっとそうやってサターニャに優しくしているフリをして何か企んでるんだわ...!!!」

サターニャ「.....」

ヴィーネ「私の事信じてくれた...?」

サターニャ「え、ええ....」

61: 2017/04/16(日) 21:59:07.984 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「(なんかもうサッパリわからなくなってきたわ....)」

サターニャ「(私が何をしたっていうのよ..)」

ヴィーネ「サターニャ...」ギュウウウウウ

サターニャ「ア、アンタもそろそろその、ギュウウウウウってするのやめなさいよ」

ヴィーネ「ダメ....?」

サターニャ「い、いやダメというか」

ヴィーネ「サターニャにくっついてたいの....」ギュッ

サターニャ「....じゃあ別にいいけれど」

ヴィーネ「ありがとう...サターニャは本当に優しいわね...大好き...」ギュッ

サターニャ「そ、そう易々と好き好き言うもんじゃないわよ...なんか照れるじゃない..!」

ヴィーネ「これからは何があっても私だけはサターニャの味方よ....」ギュッ

サターニャ「う、うん....」

ヴィーネ「....」ニヤッ

65: 2017/04/16(日) 22:01:08.680 ID:xkyaE8bD0
~翌日~

サターニャ「うおおおおお!!!!!」ズザザザザザザザザ

サターニャ「はぁはぁ...ギリギリセーフ!!!!」ゼェゼェ...

ラフィ「サターニャさん!」スタスタ

サターニャ「ラ、ラフィエル」

ラフィ「今日も遅刻ギリギリですね、流石大悪魔です!」ニッコリ

サターニャ「....」

ラフィ「サターニャさん?」

サターニャ「ラフィエル...アンタ」

ラフィ「私がどうかしましたか?」

サターニャ「アンタ...ほんとは私を」

ラフィ「?」

ガヴ「おいおい待てよ」スタスタ

66: 2017/04/16(日) 22:03:12.820 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「まあガヴちゃん、」

サターニャ「ガ、ガヴリール!!!」

サターニャ「ぜ、全部知ってるのよ私は!!!!アンタも」

ガヴ「いい加減にしろよ!!!!!ラフィエル!!!!!」

サターニャ「え、」

ガヴ「もう...もう私は耐えられないよ....サターニャにこんな...!!!」

サターニャ「ん、え、」

ガヴ「サターニャごめん....私コイツに脅されてたんだ....」

ガヴ「サターニャを虐めたおさないと頃すって....!!!」

サターニャ「えぇ!?アンタ金で雇われてたんじゃ」

ガヴ「そんなわけないだろ....!!!大事な...私の大事なサターニャをそんな....」

サターニャ「え、....」

67: 2017/04/16(日) 22:03:49.482
ええ…

68: 2017/04/16(日) 22:05:05.551 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「(もうなんだかわけわかんないんだけど.....)」

ガヴ「でももううんざりだ!!!!」

ガヴ「私はラフィエル!!!お前の脅しなんかに屈しないぞ!!!!」

ガヴ「私がサターニャを守る...!!!!」

サターニャ「ちょ、ちょっとガヴリール」

ラフィ「ガヴちゃん」

ガヴ「気安く呼ぶな!!!!」

ガヴ「さあ来い!!!!今の私に怖いものなんk」

ラフィ「ふんっ!!!!!!!」

ガツンッ!!!!!!!!

ガヴ「うっ!!!!!!」

70: 2017/04/16(日) 22:07:07.003 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「うぅ.....」ドサッ

サターニャ「えぇ....」

ラフィ「サターニャさん!!!騙されてはいけません!!!!」

ラフィ「ガヴちゃんはああやってサターニャさんを追い詰めるためにサターニャさんの親友、いや...恋人の私をねじ伏せようとしているんです!!!!」

サターニャ「恋人!?」

ラフィ「ガヴちゃんなんかに負けません!!!!」

ラフィ「サターニャさんは私のものです!!!!!」

サターニャ「え、もう、え...」

ガヴ「ちょ、ちょっとお前...話が違うじゃん!!!!」

ラフィ「なんのことでしょう」ニッコリ

72: 2017/04/16(日) 22:09:04.087 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「.....」

ガヴ「おいおいどうすんだよこの空気!!!」

ラフィ「何を言っているんですか」

ガヴ「いや、こっちのセリフだよ」

ガヴ「プランBじゃなかったのかよ…!どうなってんだよ!!!」

ラフィ「プランB?」

サターニャ「プラン...何?」

ガヴ「お、お前まさか」

ガヴ「まさか私を騙したのか!!!」

ラフィ「騙すも何も最初からこうするつもりでしたよ」ニッコリ

ガヴ「この...この悪魔...!!!!」

ヴィーネ「悪魔は貴女も同じでしょ!!!!!」ザザッ!!!

ガヴ「なっ!!」

74: 2017/04/16(日) 22:11:08.717 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「サターニャ大丈夫!!!」

サターニャ「ヴィ、ヴィネット」

ヴィーネ「また2人に虐められてたのね!!!!」

ガヴ「は?何言ってんだよちょっと待てよ!!!」

ラフィ「....」

ヴィーネ「もう私は貴女達に従ったりしない!!!!」

ヴィーネ「私がサターニャを守るんだから!!!!!!」

サターニャ「......」

ガヴ「おい出てくんなよヴィーネ!!!今ただでさえややこしくなってるのに!!!」

ラフィ「裏切りですか」

ヴィーネ「ええそうよ!!!もう貴女達の好きにはさせない!!!」

ヴィーネ「サターニャは私の恋人なんだから!!!!」

サターニャ「え!?」

76: 2017/04/16(日) 22:12:33.845 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「な...んだと」

ラフィ「サターニャさんどういうことですか!!!!」

サターニャ「こ、こっちが聞きたいわよ!!!!!」

ヴィーネ「昨日の夜私とサターニャは愛を誓ったの....」

ヴィーネ「もう絶対サターニャに辛い思いなんてさせない!!!!!」

ガヴ「マジかよサターニャ!!!」

ヴィーネ「そうよねサターニャ?」ギュッ

サターニャ「えええええ!!!???ちょっと」

ラフィ「.....」スッ!!!!

ヴィーネ「は、速い!?」

ラフィ「ふんっ!!!!!」ガツンッ!!!!

ヴィーネ「うううう!!!!!」フラッ

77: 2017/04/16(日) 22:14:05.199 ID:xkyaE8bD0
ヴィーネ「はぁはぁ....」

サターニャ「ヴィ、ヴィネット!」

ラフィ「サターニャさん!!!ヴィーネさんから離れてください!!!!」

サターニャ「ええ、でも」

ラフィ「そうやって優しい言葉をかけてサターニャさんを誘惑し最後にはとって食おうという魂胆です!!!!」

サターニャ「えええ!!??私食べられんの!?」

ヴィーネ「そ、そんなわけないでしょ!!!!恋人に酷いことなんかするわけないじゃない!!!!!」

ラフィ「サターニャさんの恋人は私です!!!!!!」

サターニャ「だ、だから落ち着きなさいって!!!」

ガヴ「....」ズビュウウウウウンッ!!!!

ラフィ「はっ!?」

ヴィーネ「速い!?」

ガヴ「サターニャの恋人は私だ!!!!!」

ガツンッ!!!!!!

78: 2017/04/16(日) 22:15:38.662 ID:xkyaE8bD0
シュー....

ガヴ「やったか....」

ヴィーネ「残像よ」ザザッ

ラフィ「腕を上げましたねガヴちゃん」ザザッ

ガヴ「ちっ...」

サターニャ「.....なんなの一体」

ガヴ「だいたいおかしいだろラフィ!!!!!」

ガヴ「私とサターニャが結ばれる為の計画だったはずだろ!!!!」

サターニャ「むす...」

ガヴ「私とヴィーネがひたすらサターニャを虐めていいやつかと思ってたラフィにまで裏切られた所で私が実はお前に脅されてて...でももう屈しない事を表明してそのままお前からサターニャを守りおもちかえり....」

ガヴ「そういう事になってたじゃんか!!!!!」

サターニャ「えぇ....」

ラフィ「これだからガヴちゃんはダメなんですよ....」

ラフィ「私が最愛のサターニャさんを易々と手放すはずがないじゃないですか」ニッコリ

81: 2017/04/16(日) 22:18:08.510 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「お前...!!!」

ラフィ「こういう機会をずっと待ってたんですよ」

ラフィ「そんな中ガヴちゃんが今回の話を持ちかけてきた....これは使えると」

ラフィ「ここでガヴちゃんを倒してしまえばガヴちゃんはサターニャさんを虐めていただけのただの悪人!!!!!」

ラフィ「サターニャさんが愛してくれるのはこの私!!!!!」

ガヴ「お前なんかに負けるか!!!!サターニャを虐めなきゃいけなかった私の苦しみを知れ!!!!」

ラフィ「いつまでそんな事が言えますかね」ニッコリ

ヴィーネ「私を忘れてるんじゃないの!!!!!」

84: 2017/04/16(日) 22:20:11.638 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「ヴィーネは引っ込んでろよ!!!!」

ヴィーネ「まさか私に黙ってそんな作戦を立てていたなんてね」

ヴィーネ「最初からわかっていればもっと早くに潰していたのに...!!!!」

ラフィ「だから言わなかったんですよ」

ラフィ「ヴィーネさんがサターニャさんに気があるのは前から気付いていました....」

サターニャ「.....」

ラフィ「せっかく邪魔者を二人まとめて消せるはずだったのに....」

ガヴ「だからヴィーネ分の金は私が出してたんだぞ!!!!金返せよ!!!!」

ヴィーネ「知らないわよそんなの!!!!!!私もこのチャンスを利用してサターニャと一緒になるつもりで上辺だけの協力をしてきただけよ!!!!!!」

ガヴ「もういいよ....お前らまとめて消してやる...」シュイーン

86: 2017/04/16(日) 22:22:09.409 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「ちょ、ちょっと学校で天使モードはまずいんじゃ」

ヴィーネ「またそのちんけなラッパで世界まるごと消そうっていうの?」シュイーン

ラフィ「流石ガヴちゃん....面白いですね」シュイーン

サターニャ「だからアンタ達!!!!ここ学校!!!!!!」

ガヴ「こんな世界消してやる...!!!私とサターニャ2人だけの世界を作るんだ!!!!」

ヴィーネ「やれるものなら....」スッ

ラフィ「やってみてはどうですか」ニッコリ

サターニャ「うわあああああああ!!!!これ絶対やばいやつよ!!!」アタフタアタフタ

ガヴ「今のうちにサターニャを諦めるってんならそれだけは許してやるよ」

ヴィーネ「フフッ、」

ラフィ「それはこっちのセリフですよ」

サターニャ「あああああぁぁぁぁああ....」アタフタアタフタ

91: 2017/04/16(日) 22:25:19.900 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「考えるのよサターニャ....落ち着いて....」

サターニャ「えーと...ガヴリールが私の恋人で...じゃなくて...ヴィネットが私に愛を...じゃなくて...ラフィエルが恋人の...ああああああ!!!!!」アタフタアタフタ

サターニャ「.....」

サターニャ「うぅぅ...大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェルの辞書に不可能の文字はないわ....」

サターニャ「ああああでもどうすれば!!!!!」

ガヴ「もう我慢できない!!!吹くぞ!!!!」

サターニャ「ぎゃあああああああああああ!!!!!!」

サターニャ「ま、待ってガヴリール!!!!!」

ガヴ「待っててサターニャ、すぐふたりきりになれるからさ」

サターニャ「わ、私ガヴリールが1番す、好きかも!!!!」

ヴィーネ「!?」

ラフィ「!?」

93: 2017/04/16(日) 22:27:03.799 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「サ、サターニャお前....」

サターニャ「だ、だから落ち着いて...ね?」

ガヴ「.....そ、そうだよな///」

ガヴ「こんな当たり前の事なのに...なんかムキになってたよ私///」エヘヘ

サターニャ「(よおおおかったあああああああ!!!難を逃れた!!!!)」

ガヴ「サターニャ....抱きしめてくれ....」

サターニャ「え、ああ、そうね」

ヴィーネ「....」シュバババババババババ

サターニャ「はうあ!?」

ガヴ「ああ!!!サターニャ!!!」

97: 2017/04/16(日) 22:29:24.057 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「ちょ、ちょっとヴィーネ離しなさいよ!!!!!」

ヴィーネ「絶対....絶対離さないんだから....!!!!」ギュウウウウウ

サターニャ「いやいやいや!!!!今はまずいってば!!!!アイツ吹いちゃうから!!!!」

ヴィーネ「サターニャ...さっきの言葉..本当なの...?」

サターニャ「え?」

ヴィーネ「ガヴが1番好きって....あんなの嘘でしょ....」

サターニャ「いや、えっと」

ヴィーネ「もしあれが本当なんだったら私....このまま氏ぬ....」

サターニャ「ええ!!??ちょっとなんでそうなるのよ!!!」

ヴィーネ「サターニャと2人で.....」ギュッ

サターニャ「えええええええええええええええ!!!!!!??????」

98: 2017/04/16(日) 22:31:04.891 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「アンタ達みんな頭おかしいんじゃないの!?!??!???」

ヴィーネ「だってそうでしょ....?」

ヴィーネ「ここにいても誰かに邪魔されちゃう....」

ヴィーネ「いろんな人がサターニャを私から引き剥がそうとしてくるのよ....」

サターニャ「アンタも考えてる事は基本的にガヴリールとかわんないのね....」

ヴィーネ「ねえ...嘘だと言ってサターニャ...本当に1番好きなのは私よね....?」ギュッ

サターニャ「(どうしましょう...このままじゃ私殺されちゃうし....あぁでも結果的には....)」

ヴィーネ「サターニャ!!!!!!!」グイグイッ

サターニャ「わぁああ!!!も、もちろん嘘よ嘘!!!!!私が1番好きなのは...ヴィ?ヴィネットよ...」

ヴィーネ「サターニャ....!!!」ギュウウウウウ

ガヴ「きっ!!!!!!」ブチィィイ!!!

99: 2017/04/16(日) 22:33:04.550 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「どういうことだよサターニャ!!!!!!!」

サターニャ「えぇええ!?!???いや、違うのよ待って!!!」

ヴィーネ「何が違うの...?サターニャ...?」ギュウウウウウ

サターニャ「えええっと...いや、違わないけど...ちが、」

ガヴ「ヴィーネ!!!!お前サターニャに何か脅し入れたんじゃないのか!!!!!」

ヴィーネ「私がサターニャにそんな事するわけないじゃない!!!!」

サターニャ「いや、だからもう少し冷静になりなさいよ...!!!」

ラフィ「惨めですねお二人共」ニッコリ

ガヴ「あ?」

ヴィーネ「何よ!!!!!」

ラフィ「サターニャさん、忘れてしまったんですか....?私達二人の愛を...」

サターニャ「え、?」

ラフィ「サターニャさんが私の元からいなくなってしまったらかなしむのは私1人じゃないんですよ....?」

サターニャ「....???」

101: 2017/04/16(日) 22:35:08.329 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「サターニャさん...」

サターニャ「え、どういうことなの?悲しむのは....」

ガヴ「お前....それま、まさか....!!!!!」

ラフィ「私のお腹には今...サターニャさんとの赤ちゃんがいるんですよ...?」

サターニャ「....」

サターニャ「ええぇぇええええええええええええええええぇぇぇぇぇえええええええぇええええ!?!?!?!??!??????」

ヴィーネ「う、嘘....」ガクッ

ガヴ「う、嘘だよな...?嘘だと言ってよサターニャ!!!!!!」

サターニャ「嘘に決まってんでしょ!!!!!!!!!!!!!!」

ラフィ「そんな...サターニャさん本当に覚えてないんですか....?」ウルウル

ラフィ「あの夜、一生2人で生きていこうと言ってくれたじゃないですか....」シクシク

サターニャ「いつの夜よ!!!!!?!!???てかなんで泣いてるのよ!!!!」

ラフィ「あ、今動きました」

サターニャ「.......」

105: 2017/04/16(日) 22:37:06.875 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「いや...普通に考えて見なさいよ...私達女の子同士でしょうが!!!!!」

ラフィ「でもサターニャさんは大悪魔...」

ラフィ「大悪魔には不可能は無いといつもおっしゃってるじゃないですか...」

サターニャ「そ、そりゃあ大悪魔だけど!!!!でもそういう...え?」

ガヴ「待てよ!!そんなだったら私だって今サターニャの子供妊娠してるぞ!!!!!!」

サターニャ「はぁあ!?!?!?」

ガヴ「ほら今蹴ったぞ!!!!!!」

サターニャ「アンタまでややこしいこと言わないでよ!!!!!!」

ヴィーネ「そ、そんな事言ったらサターニャは今私の子供妊娠してるわ!!!!!!」

サターニャ「無い無い無い無い無い無い無い!!!!!!!!」

ヴィーネ「ほら今動いてたわ!!!!!」

サターニャ「動いてないわよ!!!!!!」

ラフィ「.....」

107: 2017/04/16(日) 22:39:07.856 ID:xkyaE8bD0
ラフィ「サターニャさん...」

サターニャ「な、何よ」

ラフィ「サターニャさんは...正直な所この3人の中で誰が1番好きなんですか...?」

サターニャ「ええ、」

ラフィ「先ほどはガヴちゃんもヴィーネさんもサターニャさんに愛を囁くよう強制していた形でした」

ヴィーネ「そ、そんなつもりは!!!!」

ガヴ「そうだよ!!!!」

ラフィ「そういう事を全部とっぱらった時サターニャさんが選んでくれるのは一体誰なんですか...?」

サターニャ「....」

ガヴ「ふーん、まあサターニャは私を選ぶに決まってるけどさ」

ヴィーネ「そ、そんなわけないわ!!!きっと私よ...!!!」

ラフィ「私を選んでくれますよね...?」

サターニャ「え、ちょ、ちょっと」

109: 2017/04/16(日) 22:41:11.440 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「あの.....」

ガヴ「サターニャ...!!」

ヴィーネ「サターニャ!!!!」

ラフィ「サターニャさん.....!」

サターニャ「あわわわわわ....」アタフタアタフタ

ガヴ「サターニャ!!!!!!」

ヴィーネ「サターニャ!!!!!!!!!」

ラフィ「サターニャさん!!!!!!!」

サターニャ「(考えるのよ....この状況どう乗り切ればいいのか....)」

サターニャ「(というかいつからコイツらサタニキア好き好きっ子だったのよ...)」

サターニャ「(ここで仮に誰か選んだとしても選ばれなかった2人がめちゃくちゃするに決まってる....)」

サターニャ「(三人とも好きだと振り出しに戻るだけよね....)」

サターニャ「(かといって三人とも嫌いだとヤバイ事になりそうだし...)」

サターニャ「(各なる上は.....!!!!)」

110: 2017/04/16(日) 22:43:22.679 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「なーはっはっはっは!!!!!!」

ガヴ「サターニャ、」

サターニャ「アンタ達頭が高いわ!!!!!!!」ビシッ!!!

ヴィーネ「ご、ごめんなさい」スッ

サターニャ「この私を誰だと思って?大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェル様よ!!!!!!」

ラフィ「サターニャさん..!」

サターニャ「アンタ達の忠誠心は十分に理解したわ、でもね私ほどの上級悪魔になってくるとそういった恋愛絡みの事には介入できないのよ…!!!」

ガヴ「そ、そんな」

サターニャ「昔からのしきたりなのよね...大悪魔だからこそ支持者には平等に接さなくてはいけない...」

ヴィーネ「.....」

サターニャ「大悪魔とアンタ達じゃ身分にも差があるわ....だから今回は諦めてもらうわよ」

ラフィ「サターニャさん...」

111: 2017/04/16(日) 22:45:11.897 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「そのかわり私はアンタ達3人を平等に愛してあげるわ...!!!でもそれは恋愛とかそういうものじゃない.....つまり私の立派な下僕としてね!!!!」

ガヴ「そうか...そうだよな..」

ヴィーネ「私達何もわかってなかったわ....」

ラフィ「お恥ずかしい限りです...」

サターニャ「わ、わかればいいのよわかれば...!!!」

ガヴ「今回は身を引くよ…」

ヴィーネ「私も...」

ラフィ「右に同じです」

サターニャ「(きたあああああああ!!!!!!!上手くいったわ!!!!!)」

サターニャ「(しかも下僕も三人できちゃった!!!!!流石は大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェル様ね!!!!!)」

ガヴ「なあサターニャ」

サターニャ「なに?」

113: 2017/04/16(日) 22:47:12.401 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「ふんっ!!!!!」バキッ!!!!

サターニャ「えっ、」

ガヴ「これでよしと...」

サターニャ「な、何やってんのアンタ...?それ天使のわっか」

ガヴ「私も頑張って大悪魔になるよ...そしたら身分も同じだしさ...結婚できるだろ///」

サターニャ「はあぁあ!?」

ラフィ「ふんっ!!!!!」バキッ

サターニャ「わああっ!???アンタも!?」

ラフィ「負けませんよガヴちゃん...サターニャさんのお嫁さんは私です」ニッコリ

サターニャ「いや、ちょっと」

ヴィーネ「既に悪魔な私が1番有利ね!!!絶対にサターニャをお嫁さんにするんだから!!!」

サターニャ「な、なんでそうなるのよ!!!!!!」

115: 2017/04/16(日) 22:49:17.206 ID:xkyaE8bD0
ガヴ「だってさっきの話私が大悪魔になれば済むことじゃん」

サターニャ「や、やめときなさいよそんな」

ガヴ「なあサターニャ、どうやったらサターニャみたいな大悪魔になれるのか教えてくれ!!!」

サターニャ「いや、だから」

ラフィ「サターニャさん私にも教えてく下さい!!!!」

ヴィーネ「サターニャ私にも!!!!!」

サターニャ「大悪魔大悪魔って...と、当然じゃない///」

サターニャ「じゃなくて!!!!ああああもうどうすれば!!!!!」

グラサン「お前ら....!!!」スタスタ

サターニャ「はっ!?」

ヴィーネ「せ、先生」

グラサン「どうしてチャイムがなった後もずっと校庭にいるんだ....」

サターニャ「(そ、そういえば今授業中じゃない!!!!!ヤバイ怒られる!!!!!)」

116: 2017/04/16(日) 22:51:22.185 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「(......で、でもこれは難を逃れる絶好のチャンスだわ!!!!)」

サターニャ「い、いやあ私としたことがうっかりしてたわ!ささ、アンタ達もはやく教室へ」

グラサン「あと胡桃沢」

サターニャ「は、はい!」ビクッ

グラサン「..........大悪魔にどうやったらなれるんだ...///」

サターニャ「!?!?!?!?」

グラサン「胡桃沢...!!!!」ギュッ

サターニャ「えええええ!?な、ええ」

グラサン「好きだ胡桃沢!!!!結婚してくれ!!!!!」

サターニャ「ええええええええええ!!!????!!!!!」

タプリス「待ってください!!!!!!」ババッ

タプリス「それだったら私だって大悪魔になりますよ....!!!」

サターニャ「わあああ!?何よアンタどこから入ってきたのよ!!!!!」

タプリス「私も大悪魔になって大悪魔になった天真先輩を....!!!!!」

サターニャ「何よそれ!!!!!」

委員長「胡桃沢さん!!!!!私も胡桃沢さんのこと前から好きだったのよ!!!」ギュッ

サターニャ「ちょ、ちょっと待って苦しい!!!!」

118: 2017/04/16(日) 22:53:05.145 ID:xkyaE8bD0
サターニャ「な、なんでこうなるのよ!!!!!!」

ゼルエル「私も好きだ!!!!!!」ギュッ

マスター「私も!!!!!!」ギュッ

犬「わんわん!!!!!」ギュッ

メロンパン「!!!!!!」ギュッ

サターニャ「ぎゃああああああああああぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁああ!!!!!!!!」

ガヴ「またライバルが増えちゃったよ...」

ヴィーネ「何人来ようがサターニャの愛を手にするのは私なんだから!!!!」

ラフィ「負けません!!!!!!」

全員「!!!!!!」ギュウウウウウ

サターニャ「いぎゃああああああああああああああ!!!!!!」ジタバタジタバタ

122: 2017/04/16(日) 22:55:16.911 ID:xkyaE8bD0
~それから~

サターニャ「....」キョロキョロ

サターニャ「ふぅ....今日は大丈夫そうね...」

ガヴ「サターニャ!!!!」ズザッ

サターニャ「わああああああ!!!!!!」ビクッ

ガヴ「今日こそ大悪魔になる方法を教えてもらうからな」ギュッ

サターニャ「いやだからあれは..!!!」

ヴィーネ「サターニャ!!!!」

ラフィ「サターニャさん!!!!」

サターニャ「あああヤバイみつかった!!!!」

サターニャ「ガ、ガヴリール離れなさいよ!!!!」

グラサン「胡桃沢!!!!」

タプリス「天真先輩!!!!」

委員長「胡桃沢さん!!!!」

ゼルエル「悪魔!!!!!」

マスター「胡桃沢くん!!!!!」

犬「わんわん!!!!!」

メロンパン「!!!!!!」

サターニャ「あああああぁぁぁぁああ!!!!大悪魔なんてもう!!!!こりごりよおおおおおおおおおおぉおおお!!!!!!!」


こうして大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェル様の愛に埋もれた日々は続いていくのでした

おちまい

125: 2017/04/16(日) 22:57:26.263
こういうカオスSS大好き

引用元: ガヴ「サターニャってほんと気持ち悪いよな」