1: 2012/05/11(金) 13:42:05.55 ID:u0QDPUpf0
黒の騎士団 アジト

ゼロ「よし。各員、ナイトメアに搭乗しろ」

「「はい」」

ゼロ「さてと、俺も乗るか」

ゼロ「よっと」

ゼロ「ん……?今、お尻に違和感が……」

カレン『ゼロ。いつでもいけます』

ゼロ「そうか。では、出発する」

ゼロ(気にするほどでもないか)

2: 2012/05/11(金) 13:43:42.75
なんて俺にタイムリーなスレ

3: 2012/05/11(金) 13:46:05.83 ID:u0QDPUpf0
翌日 生徒会室

スザク「ルルーシュ、この資料まとめておいてくれって」

ルルーシュ「わかった」

カレン「ふわぁぁ……ねむい……」

ルルーシュ(カレン、相当疲れが溜まっているようだな。まぁ、致し方ないが)

ルルーシュ「んっ?」ピリッ

ルルーシュ(またか……。座ろうとすると何か違和感があるな)

ルルーシュ「ごめん、少し手洗いに」

スザク「ああ」

カレン「……」ウトウト

ゴンッ

カレン「……いったぁぁ……おでこぉ……」ウルウル

スザク「大丈夫か?」

5: 2012/05/11(金) 13:50:17.86 ID:u0QDPUpf0
トイレ 個室

ルルーシュ「……」ゴソゴソ

ルルーシュ「ん……?」

ルルーシュ「なんだ……なにか小さな腫れ物のようなものがあるな……」

ルルーシュ「なんだこれは……?」

ルルーシュ「……だが、別に痛みもないし」

ルルーシュ「大丈夫だな」

ルルーシュ「さ、はやく生徒会室に戻らなくては」

ルルーシュ(だが……やはり気にはなるな……)

ルルーシュ(まぁ、大したことではないだろうが……)

6: 2012/05/11(金) 13:54:11.41
そこが地獄の一丁目だというのに・・・

8: 2012/05/11(金) 13:55:10.61 ID:u0QDPUpf0
夜 黒の騎士団 アジト

藤堂「ゼロ、意見を聞きたい」

ゼロ「そうだな……」

扇「やっぱり、次はここの密売組織を潰したほうがいいんじゃないか?」

ゼロ「確かにな。もう少し人民の指示も得たいところだ」

藤堂「では、また準備を進めるか」

ゼロ「ああ。それがいいだろう」

扇「分かった」

ゼロ「む。もうこんな時間か」

藤堂「会議が長引いてしまったな」

ゼロ「ああ。二人ともゆっくり休め」

扇「わかった」

ゼロ(俺も帰って休まなくては……流石に支障がでそうだ)

9: 2012/05/11(金) 13:59:29.18 ID:u0QDPUpf0
数日後 ルルーシュの部屋

ルルーシュ「……」

C.C.「どうした?難しい顔をして」

ルルーシュ「いや、なんでもない」

C.C.「そうか」

ルルーシュ(おかしい……違和感が増してきている……)

ルルーシ(心なしか腫れ物も徐々に大きくなっている気がするし……)

ルルーシュ(だが、大した痛みはないから医者に見てもらうほどでもないだろうが)

ルルーシュ「……おい、C.C.」

C.C.「なんだ?」

ルルーシュ「今日は例の件で偵察に行く。ついてこい」

C.C.「はいはい」

ルルーシュ(このような痛みで俺は止まるわけにはいかないんだよ)

11: 2012/05/11(金) 14:04:15.10 ID:u0QDPUpf0
夜 街

ルルーシュ「俺の質問に答えろ!!」キュィィィン

「はい」

ルルーシュ「組織のアジトは?」

「この先の廃墟をアジトにしています」

ルルーシュ「やはりか」

C.C.「今日は結構歩いたな」

ルルーシュ「意外と尻尾を掴むにくかったな」

C.C.「そうだな。私はつかれた」

ルルーシュ「この程度で何を言っている」

C.C.「お前は二重生活で色々大変だな」

ルルーシュ「ふん。この程度、なんでもない」

C.C.「睡眠時間を削ると寿命も削るらしいぞ?」

ルルーシュ「そんなことは気にしない。俺は世界を壊し、創造する男だからな」

C.C.「意味がわからないな」

13: 2012/05/11(金) 14:08:30.50 ID:u0QDPUpf0
翌朝 ルルーシュの部屋

ルルーシュ「ん……朝か」

ルルーシュ「よっ―――ぐっ?!」

C.C.「んー……?どうした?」

ルルーシュ「なんでもない」

ルルーシュ(なんだ……今の痛みは……!!)

ルルーシュ(お尻に電気が走ったような鋭いものだったぞ……!!)

C.C.「ルルーシュ?」

ルルーシュ「……学校に行くか」

C.C.「変なヤツだ」

ルルーシュ(だが、今の一瞬だけだったな)

ルルーシュ(疲れが溜まっている所為かもしれない)

ナナリー「お兄様、朝食の用意ができましたよ」

ルルーシュ「わかった、すぐにいく」

15: 2012/05/11(金) 14:12:35.42 ID:u0QDPUpf0
リビング

咲世子「おはようございます。ルルーシュ様」

ルルーシュ「おはよう、さよ―――」

ルルーシュ「いっ……!?」

ナナリー「お兄様?」

咲世子「どうかされましたか?」

ルルーシュ「いや。なんでもない」

ルルーシュ(座ったときに痛みが……これは……まさか、あの腫れ物が原因か……?)

ナナリー「お兄様……?」

ルルーシュ「本当になんでもないよ、ナナリー」

ナナリー「それならいいんですけど」

ルルーシュ(お尻の持病といえば痔ぐらいしか考えられない……!!)

ルルーシュ(ナナリーにそんなこと知られてたまるか……!!)

17: 2012/05/11(金) 14:18:47.21 ID:u0QDPUpf0
生徒会室

ミレイ「で、あるからして来月のイベントは―――」

ルルーシュ(座れば痛みはない。痛みがあるのは座ったときだけか)

ルルーシュ(まぁ、初めは驚いたが慣れてしまえば顔を歪めるほどでもないか)

ルルーシュ(ふはははは。これなら勝算はいくらでもある!!)

ミレイ「ルルーシュ?きいてる?」

ルルーシュ「あ、はい。聞いてますよ」

ミレイ「ならいいけど」

ルルーシュ(ちぃ……あまりお尻に気を取られているわけにもいかないな)

スザク「ルルーシュ。どうかしたのか?」

ルルーシュ「え?」

スザク「何か悩んでいるような……」

ルルーシュ「何を言っているんだ。そんなわけないだろ?」

スザク「そっか。ならいいんだ」

ルルーシュ(親友であるスザクにも俺が痔を発症したなどと言えるわけがないからな)

19: 2012/05/11(金) 14:24:18.44 ID:u0QDPUpf0
夜 黒の騎士団 アジト

カレン「ゼロ、無頼の調整なんですけど」

ゼロ「分かった。私がやっておこう」

カレン「あの……私も多少ならお手伝いできますが」

ゼロ「そうか。では、頼む」

カレン「はいっ!」

ゼロ「よっと……」

ゼロ「っ!?」ビクッ

カレン「ゼロ?」

ゼロ「な、なんでもない」

ゼロ(なんだ……今のは……今までにない痛みがあったぞ……どうなっている……!!)

カレン「あのー」

ゼロ「あ、ああ。調整をしないとな」カタカタ

カレン「はい」

ゼロ(落ち着け……偶然だ……偶然。現に、既に痛みはない。平常心を保てばどうにでもなる)

21: 2012/05/11(金) 14:29:13.44 ID:u0QDPUpf0
数日後 ルルーシュの部屋

ルルーシュ「……」モゾモゾ

ルルーシュ「……!!」

ルルーシュ(なんだと……腫れ物が肥大化している……!!)

ルルーシュ(なんだこれは……?!痔ではないのか……!?)

ルルーシュ(噂にきくエボラか……!?)オロオロ

C.C.「ルルーシュ?どうした?そんな部屋の隅で硬直して」

ルルーシュ「C.C.か。いや、こうしていると考えがまとまりやすいんだよ」

C.C.「そうだったのか」

ルルーシュ「ああ」

C.C.「ピザがきたぞ。食べるか?」

ルルーシュ「今はいい」

C.C.「そうか」

ルルーシュ(少し調べてみるか……)

ルルーシュ(まずは現状の把握からしなくては)

24: 2012/05/11(金) 14:34:23.68 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「ナナリー、手鏡はどこにあったっけ?」

ナナリー「えっと……確か、そういう小物は引き出しの中にあると思いますけど」

ルルーシュ「ああ、ここか」

ナナリー「手鏡なんかどうするんですか?」

ルルーシュ「俺も色々と気にする年頃なんだよ」

ナナリー「まぁ……。ふふ、そうですね」

ルルーシュ「……」スタスタ

ルルーシュ(手鏡は入手した……)

ルルーシュ(あとはトイレでそれを見てみるだけだな)

ルルーシュ(一体、俺の体でなにが起こっている……!!)

ナナリー「……」

ナナリー(お兄様……何か隠していそう……)

26: 2012/05/11(金) 14:39:04.82 ID:u0QDPUpf0
トイレ

ルルーシュ「……」ソーッ

ルルーシュ「……!!」

ルルーシュ(な、なんだこれは……!?)

ルルーシュ(穴の外側に腫れ物がある……。い、いや、それは想定内だ……!!)

ルルーシュ(問題は大きさだ!!)

ルルーシュ(まさかここまで肥大になっているとは……)

ルルーシュ(これがイボ痔というやつか……)

ルルーシュ(だが、大きさの割にはまだ痛みはあまりないな)

ルルーシュ(主に座るときだけだから、なんとでもなる)

ルルーシュ(もうしばらく様子を見るか)

ルルーシュ(こんなこと誰にも言えるわけがない……!!)

ルルーシュ(黒の騎士団のリーダーがイボ痔などと……!!!)

ルルーシュ(……触ったら少し痛みがあるな)

28: 2012/05/11(金) 14:42:04.97
恥ずかしがってないでとっとと病院行けって…

30: 2012/05/11(金) 14:43:12.81 ID:u0QDPUpf0
夜 廃墟

ゼロ「各員、準備はいいな?」

「「はい」」

ゼロ「カレン、紅蓮で突貫しろ。俺がその後ろから無頼でつく」

カレン『わかりました』

ゼロ「では、作戦開始!!!」

カレン『はいっ!!!』

ウィィィィン……!!!

ゼロ「ぎっ……?!」

ゼロ(機体の振動で痛みが……!!)

ゼロ(だがいける!!大丈夫だ!!!)

カレン『黒の騎士団だ!!!大人しくしろ!!』

ゼロ「ふははははは!!!ああああああああああ密売組織は我々黒の騎士団が取り押さえる!!!」

32: 2012/05/11(金) 14:48:34.13 ID:u0QDPUpf0
翌朝 ルルーシュの部屋

ルルーシュ「……」

C.C.「ふわぁぁ……」

ルルーシュ「……」

C.C.「どうした?起きないのか?」

ルルーシュ「今……起きる……」

C.C.「……」

ルルーシュ「ふっ……!!」ズキッ

ルルーシュ「ぐ……!!」

C.C.「どうした?立つのが辛そうだが?」

ルルーシュ「なんでもない」

C.C.「そうか」

ルルーシュ(まずい……まずいぞ……!!)

ルルーシュ(立っているだけでも痛みが走り始めた……)

ルルーシュ(これは一体……!!)

34: 2012/05/11(金) 14:52:25.68 ID:u0QDPUpf0
教室

ルルーシュ「よっと……」ズキッ

ルルーシュ(確かに痛いが、座れば多少は落ち着くな)

スザク「おはよう。ルルーシュ」

ルルーシュ「ああ」

スザク「ルルーシュ?どうしたんだい?」

ルルーシュ「なにがだ?」

スザク「いや……なんか姿勢を頻繁に変えているようだから」

ルルーシュ「……ちょっとな」

スザク「もしかして……」

ルルーシュ「な、なんだ……?」

スザク「お尻でも痒いのか?」

ルルーシュ「実はそうなんだ」

スザク「あはは。それはこっそりやらないとまずいな」

ルルーシュ「ああ。まずい」

35: 2012/05/11(金) 14:53:51.78
医者とかこっちが考えてるほどには笑わないから早く行け。

36: 2012/05/11(金) 14:55:16.12
>>35
ちょっとは笑うってことですか
絶対行くもんか

37: 2012/05/11(金) 14:57:04.60 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ(くそ……痛みと違和感のせいで全く授業に集中できない……!!)

ルルーシュ(居眠りすることもできないのは大きな痛手だ……)

リヴァル「(おい、ルルーシュ)」

ルルーシュ「(なんだ?)」

リヴァル「(なんか、お前妙にソワソワしてないか?)」

ルルーシュ「(そうか?)」

リヴァル「(なんかあるのかよ?)」

ルルーシュ「(何も無い)」

リヴァル「(ホントかぁ?いい話なら一枚噛ませてくれよな)」

ルルーシュ「(ああ。そういう話があったらな)」

ルルーシュ(ちぃ……簡単に気取られるようになってきたか……)

ルルーシュ(対処法を考えなくては……!!)

ルルーシュ(そもそもこれは自然に治るものなかの……?)

42: 2012/05/11(金) 15:01:41.74 ID:u0QDPUpf0
生徒会室

ルルーシュ「……」ソワソワ

シャーリー「……」

ニーナ「ルルーシュ、どうしたんだろうね?」

シャーリー「うん……授業中からずっとなんかソワソワしてて」

ニーナ「もしかして……痔だったりして」

シャーリー「えー!?」

ミレイ「こら、なにしてるの」

ニーナ「あ、ごめん」

シャーリー「すいません」

ナナリー「お兄様、コーヒーを淹れました」

ルルーシュ「ありがとう」

ナナリー「あの……お兄様?どこか体調でも悪いのですか?」

ルルーシュ「そんなことない。俺は健康だから」

ナナリー「そうですか……」

45: 2012/05/11(金) 15:07:08.67 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュの部屋

ルルーシュ(痔……治療法……っと)カタカタ

ルルーシュ(ちぃ……こんなにも種類があるのか……)

ルルーシュ(俺が発症している痔はなんだ……?)

C.C.「ルルーシュ?何を調べているんだ?」

ルルーシュ「……!!」ピッ

ルルーシュ「なんでもない。気にするな」

C.C.「もしかして……」

ルルーシュ「なんだ……」

C.C.「そんなんだからいつまでたっても童Oのままなんだよ、坊やは」

ルルーシュ「なんだと!?」

C.C.「いい加減、工口動画じゃなくて生身の女をだなぁ……」

ルルーシュ「余計なお世話だ!!少し散歩に行って来る!!!」

C.C.「あ。こら」

C.C.「パソコンまで持っていて……何を調べているんだ……あいつ……」

47: 2012/05/11(金) 15:13:18.93 ID:u0QDPUpf0
学園 中庭

ルルーシュ「……」カタカタ

ルルーシュ(穴の外側に腫れ……外痔核というやつか……)

ルルーシュ(なるほど……確かにこれが条件を満たしている……)

ルルーシュ(治療法は……ん……?)

カレン「なにしてるの?」

ルルーシュ「ぬぉ!?」

カレン「なに?」

ルルーシュ「なんだ……カレンか。驚かせるな」

カレン「何をそんなに集中してみてたの?黒の騎士団のニュースでもあった?」

ルルーシュ「少し個人的な調べものだ」

カレン「あっそ」

ルルーシュ(今、微かに見えた……1週間ほどで自然に治るという文字……!!)

ルルーシュ(なんだ……全く大したことはなかったな……!!ふははははは!!!!)

カレン「なんか嬉しそうね」

51: 2012/05/11(金) 15:18:20.44 ID:u0QDPUpf0
夜 黒の騎士団 アジト

ゼロ「……」ソワソワ

扇「ここからの物資補給は今後、望めそうに無い」

藤堂「では、新たなルートを確保しなくてはならないな」

ゼロ「そうだな」ソワソワ

扇「ゼロ?どうした?」

ゼロ「なにがだ?」

藤堂「妙に落ち着きがないな。今日のお前は」

ゼロ「そうか?気のせいだろう。話を続けよう」

扇「ああ」

ゼロ(一週間……考えてみれば、もう一週間は過ぎようとしている)

ゼロ(なのに悪化の一途を辿っているのは……どういうわけだ……?)

ゼロ(何か嫌な予感がするが……)

ゼロ(あとでまた現状を確認しておくか)

54: 2012/05/11(金) 15:25:06.21 ID:u0QDPUpf0
廊下

ゼロ「いたた……」

ゼロ(もう歩くだけでも相当な痛みが……!!)

カレン「ゼロ、ちょっといいですか?」

ゼロ「どうした?」

カレン「……大丈夫ですか?」

ゼロ「なにがだ?」

カレン「いや、なんか歩き方が変だったので」

ゼロ「そうか?少し、疲れが溜まっているからかもな」

カレン「体は大事にしてください」

ゼロ「ああ。それより、どうした?」

カレン「はい!実は先日の組織についてなんですけど」

ゼロ「なんだ?」

カレン「支部があったようで。また活動を再開しています。ただ、規模は小さいのですぐに制圧できると思うのですが」

ゼロ「そうか。わかった。様子を見てくるか。取りこぼしたとなれば黒の騎士団が非難されかねないしな」

56: 2012/05/11(金) 15:30:11.35 ID:u0QDPUpf0
夜 街

ゼロ(ナイトメアに乗ってきたのは間違いだったな……あたた……)

カレン『あそこです、ゼロ』

ゼロ「なるほど……」

カレン『どうしますか?』

ゼロ「少し様子を見る」

カレン『分かりました』

ゼロ「ところでカレン」

カレン『はい?』

ゼロ「紅蓮のコックピット、乗り心地がよさそうだな?」

カレン『え?まぁ……はい』

ゼロ「なんといってもお尻に負担が掛からないがいいな」

カレン『え?ああ、そうですね。グラスゴーとか振動で大変でしたから』

ゼロ「よし。カレン、代われ」

カレン『どういう意味ですか?』

59: 2012/05/11(金) 15:35:47.81 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「どういう意味もない。そのままの意味だ」

カレン『えっと……ゼロが紅蓮は私にって……』

ゼロ「偶には乗ってみたい!!」

カレン『わ、分かりました』

ゼロ「よし」

カレン「よっと。では、私は無頼に搭乗します」

ゼロ「ああ」

ゼロ(これが紅蓮か……ふはははは。お尻に全く負担がない……最高だ!!!)

カレン『あの……ゼロ……どうですか?紅蓮の中は……』

ゼロ「ああ。申し分ない」

カレン『それならよかったです』

ゼロ「カレン、制圧を開始する!!」

カレン『は、はい!!』

ゼロ「いくぞ!!!」ウィィィィン

カレン『でぁぁ!!!』ウィィィン

66: 2012/05/11(金) 15:50:50.19 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「ふはははは……!!輻射波動!!!」

ドォォォン!!!

カレン『ゼロ!制圧完了しました!!』

ゼロ「やはり他愛もなかったな」

カレン『はい』

ゼロ「しかし、紅蓮はいいな」

カレン『はい。そのような機体を私に与えてくれて、本当に感謝しています』

ゼロ「ああ。だが、やはり私では乗りこなせないな」

カレン『そんなことは』

ゼロ(そうだ……。俺では雑魚は一掃できても、あの白カブトやコーネリアとは戦えないだろうな)

ゼロ(やはり紅蓮はカレンにこそ相応しい……だが……)

カレン『では、帰りは私が紅蓮に……』

ゼロ「今日はこれでいく!!!」

カレン『えぇ……?』

ゼロ「帰るまでが任務だ!!いくぞカレン!!!」ウィィィン

71: 2012/05/11(金) 15:56:08.52 ID:u0QDPUpf0
翌日 生徒会室

ルルーシュ(痛みは増すばかりか……くそ……。もうお尻に力を入れるだけで衝撃的な痛みが駆け巡るな……)

スザク「ルルーシュ」

ルルーシュ「なんだ?」

スザク「やっぱり、何か隠していないか?」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(まさか……俺がゼロだと気づいたのか……スザク……!!)

スザク「お尻……どうかしたのか?」

ルルーシュ「……!!」ズキッ

スザク「そうなんだね」

ルルーシュ「ふっ……大したことはない」

スザク「ルルーシュ。舐めないほうがいい」

ルルーシュ「スザク……まさか……お前……」

スザク「ああ……僕も……痔だ」

ルルーシュ「俺たち、やっぱり友達だな」

72: 2012/05/11(金) 15:56:42.91
なんてこった・・・

83: 2012/05/11(金) 16:02:15.39 ID:u0QDPUpf0
スザク「ルルーシュには言ってなかったけど、技術部に異動になってからナイトメアに乗ることが多くなってさ」

ルルーシュ「お前、戦場にはでないって」

スザク「うん。出る機会はあまりないよ。ただの実験とか調整みたいな感じだから」

ルルーシュ「なるほど」

スザク「慣れていないところで、しかも座りっぱなしだからね」

ルルーシュ「それで発症したのか」

スザク「多分」

ルルーシュ「そのことは誰かに言ったのか?」

スザク「ルルーシュが初めてだよ」

ルルーシュ「医者には見せたのか?」

スザク「それが……診てくれる人が女医さんしかいなくてね」

ルルーシュ「恥ずかしいのか」

スザク「ルルーシュもだろ?」

ルルーシュ「俺は時間がないだけだ」

スザク「まったく。なんか似たもの同士って感じだな、僕たち」

88: 2012/05/11(金) 16:08:23.38 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「初めての経験か?」

スザク「いや、これで3度目かな」

ルルーシュ「そうか……。自然治癒か?」

スザク「ああ。しばらく痛みを我慢したら痛みはなくなっていくから」

ルルーシュ「なんだ……そうなのか。安心した」

スザク「でも、一度調べてみたけど……痔は恐ろしい」

ルルーシュ「そんなにか?」

スザク「僕も本当に危ない痔だった場合は無理せず女医さんに診てもらおうと考えているから」

ルルーシュ「今はそんなに危険ではないのか?」

スザク「今回もいつもと同じやつだから、心配はしてないよ」

ルルーシュ「にしても、お前痛くないのか?」

スザク「痛いに決まっているじゃないか。今だってずっとズキズキしてる」

ルルーシュ「いつまでこの地獄は続くんだ?」

スザク「僕の経験上、2週間から一ヶ月ぐらいかな」

ルルーシュ「長いな……!!」

92: 2012/05/11(金) 16:15:19.45 ID:u0QDPUpf0
スザク「ルルーシュはもうどの程度経っているんだ?」

ルルーシュ「ああ。1週間は過ぎたな」

スザク「じゃあ、今がピークか」

ルルーシュ「もうな、歩くだけで擦れて大変だ」

スザク「だろうね。僕も用を足すときはいつも修羅場だよ」

ルルーシュ「俺もいつチェックメイトにされるか不安でたまらない」

スザク「でも、まあ、あと1週間もすれば自然と治っていくから平気だよ」

ルルーシュ「経験者がいてくれて助かった」

スザク「ううん」

ルルーシュ(残り1週間か……短いようで長い……)

スザク「ルルーシュ、共に頑張ろう」

ルルーシュ「ああ。そうだな。俺たちが力を合わせれば」

スザク「なんでもできる」

ルルーシュ「うっ……」ピクッ

スザク「くっ……」ズキッ

99: 2012/05/11(金) 16:22:32.01 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュの部屋

ルルーシュ(ともかく、これで俺は胸を撫で下ろせるな……ふはははは!!)

ルルーシュ「いたた……」

ルルーシュ(もうどんな体勢でも痛みが強烈になってきたか……)

C.C.「どうした?表情が歪んでいるぞ?」

ルルーシュ「なんでもない」

C.C.「いつもは机に向かっているお前がそうして横になってパソコンをしている時点で色々怪しいんだが」

ルルーシュ「偶にはこういう姿勢でいたいときもある!!!」

C.C.「なにか爆弾でも抱えているのか?」

ルルーシュ「黙れ!!」

C.C.「まぁ、いいけど」

ルルーシュ「ちっ……」

ルルーシュ(ナナリーや生徒会の面子は勿論だが、C.C.だけには知られたくないな……!!)

ルルーシュ(一生笑いものにされる……!!)

104: 2012/05/11(金) 16:28:25.84 ID:u0QDPUpf0
夜 黒の騎士団 アジト

藤堂「ゼロ。次の作戦だが……」

ゼロ「情報によればブリタニア軍は近日中にここへ攻め込んでくるはずだ」

扇「じゃあ……」

ゼロ「この規模だ。コーネリアも動くに違いない」

藤堂では、戦だな」

ゼロ「ああ。ここで戦力を削っておけば後の戦いで有利になる」

扇「よし。早速準備に取り掛かる」

ゼロ「ああ」

藤堂「ゼロ。次も必ず勝利を我らに」

ゼロ「もちろ……んだ」

藤堂「どうした?」

ゼロ「なんでもない。すこし咽ただけだ」

藤堂「そうか」

106: 2012/05/11(金) 16:31:59.52 ID:u0QDPUpf0
格納庫

カレン「場所は?」

ゼロ「恐らく、地図上でいえば……この辺りで部隊を展開するはずだ」

カレン「なるほど」

ゼロ「いけるな?」

カレン「はい!」

ゼロ「よし」

ゼロ(戦力は十分だ。あとは俺にコーネリアを負かすだけの実力があるかどうか)

千葉「ゼロ。よろしいですか?」

ゼロ「ど……した?」

千葉「あの……?」

ゼロ「気にするな」

千葉「はぁ……」

107: 2012/05/11(金) 16:35:33.06 ID:u0QDPUpf0
数日後 ルルーシュの部屋

ルルーシュ「ずっ……!!」

ルルーシュ(もう立ち上がるのが苦痛になってきた……!!痛みは増すし、腫れ物はどんどん大きくなっていく……!!)

ルルーシュ(スザク……本当に治るんだろうな……!!!)

C.C.「よっと」ドサッ

ルルーシュ「……なんだそれは?」

C.C.「え?ああ、ルルーシュには理解できない代物さ」

ルルーシュ「は?」

C.C.「乙女にとっては必要なものだからな」

ルルーシュ「なんだ!?見せろ!!」

C.C.「生理用品だが?」

ルルーシュ「な……!?」

C.C.「ナプキンだ。いるか?」

ルルーシュ「いるか!!ふざけるな!!!」

C.C.「だろうな」

110: 2012/05/11(金) 16:39:01.35 ID:u0QDPUpf0
生徒会室

スザク「……」

ルルーシュ「……」

シャーリー「会長、なんか二人とも静かじゃないですか?」

ミレイ「そうね……どうしたのかしら」

リヴァル「なんか悩んでる感じですよね。眉間に皺よせちゃって」

ニーナ「痔かなぁ……」

シャーリー「もう!ニーナ!!」

ナナリー「お兄様……スザクさん……」

スザク「ルルーシュ……どうだい?」

ルルーシュ「最悪だ……まだピークではなかったらしい……」

スザク「僕ももう……何をしていても痛みが先行するようになってきたよ……」

ルルーシュ「俺も……だ……」

スザク「諦めるな……ルルーシュ……大丈夫だ」

ルルーシュ「ああ……」

113: 2012/05/11(金) 16:44:14.08 ID:u0QDPUpf0
数日後 市街地

ゼロ「よし。作戦開始!!コーネリアを討つ!!!」

「「了解!!」」

ゼロ(早く終わりにしないと……俺のお尻はバースト寸前だ……!!!)

ゼロ(ナイトメアなんかに乗っていたくはない……!!!)

カレン『ゼロ!!!』

ゼロ「どうした?」

カレン『白カブトです!!』

ゼロ「なんだと!?」

ランスロット「……」ウィィィン

ゼロ「ええい!!カレン!!こっちに戻ってこれるか!!」

カレン『今、向かっています!!』

ゼロ「くそ……最悪のコンディションで……ヤツと戦闘になるとは……!!」

ランスロット「……」ウィィィン

ゼロ「仕方ない……時間を稼ぐか!!」

116: 2012/05/11(金) 16:49:14.64 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「くらえ!!」ドォン

ゼロ「あぅ……!?」

ゼロ(砲撃の反動で俺にもダメージが……!!)

ランスロット「……」サッ

ゼロ「ちぃ……回避されたか」

ランスロット「……」ウィィィン

ゼロ「ん……なんだ?今日の白カブトは随分と進みが遅いな」

ランスロット「……」ウィィィン

ゼロ「もう一撃だ……!!」ドォン

ゼロ「ふぐぅ?!」ズキッ

ランスロット「……」サッ

ゼロ「動きも最小限だし……跳躍してこちらに突っ込んでくる気配もない……」

ゼロ「まさか。パイロットが違うのか……?」

ランスロット「……」ウィィィン

ゼロ「いや……油断は禁物だ……何が狙いだ……!!」

120: 2012/05/11(金) 16:54:09.00 ID:u0QDPUpf0
カレン『ゼロ!!遅くなりました!!!』

ゼロ「カレン!!」

ランスロット「……!!」ビクッ

カレン『いくぞ!!白カブトぉ!!!』

ランスロット「……」オロオロ

ゼロ「やれ!!」

カレン『はい!!』

ランスロット『まってくれ!!』

カレン『だまれぇ!!!!ブリタニアァァ!!!』ウィィィィン!!!!

ランスロット『くっ……!!やるしかないのか!!!』

カレン『はぁぁぁ!!!!』ガキィィン!!!

ランスロット『うわぁぁあああああああああ!!!!!!!!』

ゼロ「なんだ?」

カレン『なによ!!大声出して!!』

ランスロット『もうこんな戦いはやめるんだ!!君たちは間違っている!!!』

127: 2012/05/11(金) 17:02:39.31 ID:u0QDPUpf0
カレン『何を今更!!』

ランスロット『こんなことをして何になるんだ!!』

カレン『こうするしか……ないんだぁぁぁ!!!!』ガキィィン!!!

ランスロット『ひゃぁああああああ!?!?!?!』

ゼロ(なんだ……あいつ……攻撃を受けるたびに絶叫しているな……)

カレン『せい!!!』ギィィン

ランスロット『やめろぉ!!!やめてくれぇぇ!!!!』

カレン『なによ!!ブリタニアの騎士様!!!今更泣き言なんて締まらないよ!!』

ランスロット「……」ウィィィン

カレン『にげんなぁ!!!!』ウィィィン!!!!

ランスロット『やめろ!!ヴァリスは使いたくないんだ!!!』

カレン『なにそれ?情けでもかけてくれるってわけ?はっ!ふざけないで!!!』

ランスロット『違う!!本当に使いたくないんだ!!』

カレン『黙れ!!!輻射波動だ!!!!』

ランスロット『くそ……ヴァリスを泣く泣く使う!!!』ジャキン

134: 2012/05/11(金) 17:09:34.43 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「カレン!注意しろ!!」

カレン『はい!!』

ランスロット『うわぁぁぁ!!!!くらえ!!』ドォォン

ランスロット『ふぁっは!?』

カレン『こんなもの!!!紅蓮なら止められる!!!』ギュィィィン

ランスロット『今だ……』ウィィィン

カレン『こらぁぁ!!!ゆっくり逃げんなぁ!!!』

ゼロ「よし……この位置なら、無頼でも……!!」ジャキン

コーネリア『そこまでだ!!ゼロ!!』

ゼロ「なに!?コーネリアか!?」

コーネリア『いつぞやの借り、ここで返させてもらう!!』

ゼロ「こんなときに!!」

コーネリア『くらえぇぇ!!!ゼロォォォ!!!』ガキィィン!!!

ゼロ「ぎゃああぁあああああああ!!!!!おのれぇぇ!!!コォォォネリアぁぁぁぁぁ!!!!!」

コーネリア『え……ちょっとかすっただけではないか……何故、そんなに怒る?』

139: 2012/05/11(金) 17:15:41.97 ID:u0QDPUpf0
コーネリア『まぁいい……もらったぞ!!!』ガキィィン!!!

ゼロ「ぐああぁああああ!!!!!!!」

藤堂『ゼロ!!援護する!!』ウィィィン!!!

ゼロ「藤堂!!助かった!!」

コーネリア『ふん!!誰がこようともぉぉ!!!』

藤堂『はぁぁ!!!』ギィィィン

ゼロ「今のうちに私は後退する!!」

ギルフォード『させるか』

ゼロ「なに……!!もうここまで突破されたのか?!」

ギルフォード『終わりだぁ!!ゼロぉ!!!』ザンッ!!!

ゼロ「しまった!!脱出するしかない……!!!」ガチャン

バシュゥ!!!

ゼロ「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!お尻がぁぁぁぁぁ!!!!!」

カレン『ゼロ!!!!』

ランスロット「……」ウィィィン

143: 2012/05/11(金) 17:23:06.66 ID:u0QDPUpf0
廃ビル内

ゼロ「ああ……そうだ……全軍撤退しろ。ブリタニア軍の戦力を削ることは成功した」

ゼロ「ふぅ……くそ……目標は達成したが……最悪だな……」

カレン『ゼロ!!』

ゼロ「カレン。白カブトはどうなった?」

カレン『申し訳ありません。取り逃がしました』

ゼロ「そうか。いや、今回もよくやってくれた」

カレン『いえ。では、早くここから離脱しましょう』

ゼロ「そうだな」

カレン『では、失礼します』ヒョイ

ゼロ「ん?!カレン!?なにを?!」

カレン『紅蓮の手にしっかりつかまっていてください!!飛ばします!!』

ゼロ「やめろぉ!!!カレェェェン!!!!」

カレン『ごー!!』ウィィィィン!!!!!!

ゼロ「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!やめてぇっぇぇぇぇぇ!!!!!!」

151: 2012/05/11(金) 17:28:50.65 ID:u0QDPUpf0
黒の騎士団 アジト

藤堂「くそ……もうすこしでコーネリアを討ち取れたものを……!!」

扇「相手はあのコーネリアだ。簡単にはいかない」

藤堂「そうだな……」

ゼロ「……」

藤堂「ゼロ?これからのことだが」

ゼロ「……しばらく情報収集を重点的にやっていこう」

扇「戦闘は控えるのか?」

ゼロ「ああ……そのほうが、いいだろう……な」

藤堂「確かに。今回の被害も決して軽いものではなかったからな」

扇「でも、相手が戦力を補強する前になんとか」

ゼロ「わかっている……落ち着け」

藤堂「何か考えがあるわけだな?」

ゼロ「答えは2週間後に出そう」

扇「わかった」

162: 2012/05/11(金) 17:48:17.32 ID:u0QDPUpf0
夜 ルルーシュの部屋

ルルーシュ「ふぅ……」フラフラ

C.C.「お疲れのようだな」

ルルーシュ「着替えるから、出て行け」

C.C.「はいはい」スタスタ

ルルーシュ(今日は本当に酷い一日だったな……)

ルルーシュ(お尻がちゃんとあることに感謝したいぐらいだ)

ルルーシュ「……」スルッ

ポタッ……

ルルーシュ「ん?なんだ?」

ルルーシュ「……これは……?」

ポタッ……ポタッ……

ルルーシュ「え……?」

ルルーシュ「血……?」

ルルーシュ「ど、どこからだ……?どこを怪我したんだ……?」キョロキョロ

167: 2012/05/11(金) 17:54:15.08 ID:u0QDPUpf0
ランスロット格納庫

ロイド「残念でした~、スザクくん。今回も生き残れたね~」

スザク「はい」

セシル「もう!!ロイドさん!!」

ロイド「にしても、今回はすこしいつもと様子が違うようだったけど、なんかあったの?」

スザク「い、いえ……その……」

セシル「ん……?」

ロイド「しっかりやってくれないと困るよ~。ただでさえ、厄介者扱いなんだしさー、僕たち」

スザク「はい。申し訳ありません」

セシル「スザクくん!!ちょっと!!」

スザク「え?なんですか?」

セシル「お尻のところ血で染まってるわよ?!」

スザク「えぇ?!」

ロイド「ありゃー、お尻怪我しちゃったの?……そのわりには……なんかピンポイントにシミができてる気がするけど……んー?」

セシル「とにかく脱いで!!応急処置ぐらいならできるから!!」

175: 2012/05/11(金) 17:59:53.06 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュの部屋

ルルーシュ「……違う……俺は流血するほどの怪我はしていない……」

ルルーシュ「だとしたら……これは……」

ポタッ……ポタッ……

ルルーシュ「……」サッ

ルルーシュ「指に……血が……!!!」

ルルーシュ「間違いない……俺のお尻から血が……出ている……!!!」

ルルーシュ「なんだ……なんだこれはぁ……!!!」

ポタッ……ポタッ……

ルルーシュ「とにかくティッシュで……!!!」バッ

ルルーシュ「―――ダメだ!!出血が多い!!ティッシュでは止められない!!」

ルルーシュ「なんだ……!!どうしてこんなことに……!!」

ルルーシュ(ナナリーを守ることもできず……俺は……氏ぬのか……!!)

ルルーシュ「そんな……こんなバカなことで……」ガクッ

C.C.「おい。半裸でなにをしている、坊や?」

176: 2012/05/11(金) 18:05:05.59 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「C.C.?!勝手に入ってくるな!!!」

C.C.「おやおや……この下着、随分と血で汚れているな。これは捨てないとダメだな」

ルルーシュ「出て行けといっている!!」

C.C.「……お前、痔になったんだろ?」

ルルーシュ「なっ……!!そ、そんなわけあるかぁ!!」

C.C.「部屋の中では極端に椅子に座ることを拒み、立ち上がるときには苦悶の表情すら浮かべておいてなにを言っている」

ルルーシュ「ぐぅ……!!」

C.C.「すぐに分かるよ。お前がお尻を庇っていることぐらいな」

ルルーシュ「……」

C.C.「で、ついに決壊したわけか」

ルルーシュ「だまれ!!違う!!」

C.C.「いいから見せてみろ」

ルルーシュ「やめろ!!近づくな!!!」

C.C.「ほら、足まで血が垂れているじゃないか。いいから、見せろっ」ガシッ

ルルーシュ「やめろぉ!!やめてくれぇぇ!!!」

184: 2012/05/11(金) 18:12:12.42 ID:u0QDPUpf0
C.C.「―――なるほどな」

ルルーシュ「うぅ……くそ……なんて屈辱だ……!!」メソメソ

C.C.「喜べ。そこまで凶悪なやつじゃない」

ルルーシュ「え……」

C.C.「それは肛門の外側に血栓ができる外痔核というやつだな。激しい痛みだったろう?」

ルルーシュ「あ、ああ……外痔核であることはなんとなく知っていたが……」

C.C.「血が出たということは、それ以上痛くはならないし、腫れも引いていく」

ルルーシュ「本当か!!」

C.C.「ただし。出血は2週間ほど止まらない」

ルルーシュ「な……」

C.C.「とくに用を足すときは大出血は避けられないな」

ルルーシュ「そんな……では……このままでは衣類を穿けないのか……?」

C.C.「そこで……これだ」ドサッ

ルルーシュ「え……?これは……」

C.C.「ルルーシュ、ナプキンをつけろ。それで解決だ」

186: 2012/05/11(金) 18:13:50.36
なんという伏線

193: 2012/05/11(金) 18:19:55.28 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「なに……俺がか……?」

C.C.「こんなこともあろうかと、用意しておいた」

ルルーシュ「そ、そんなこと……できるわけないだろうが……!!」

C.C.「では、お前は下着はおろか制服まで血で染めるのか?」

ルルーシュ「それは……だが……!!!」

C.C.「ナプキンをつけるだけだ。何を躊躇することがある」

ルルーシュ「矜持の問題だ!!!」

C.C.「血染めのナプキンか、血染めのパンツか……どちらいいなんて考えるまでも無いだろう?」

ルルーシュ「くっ……!!!」

C.C.「便利なものだぞ?ほら、はやくつけろ」

ルルーシュ「しかし……これは……!!」

C.C.「つけ方が分からないのか?いいか?ここを剥がすとだな―――」

ルルーシュ「やめろぉ!!」

C.C.「覚悟を決めろ、ルルーシュ。お前を氏なせるわけにはいかないんだ、私はな」

ルルーシュ「……っ」

203: 2012/05/11(金) 18:25:18.14 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「……わかった。つける」

C.C.「まずは風呂に入って来い。きちんと汚れを落としてからつけないと意味が無いからな」

ルルーシュ「ああ……」

C.C.「その間に私がお前の下着にナプキンをつけておいてやろう。ベストポジションにな」

ルルーシュ「頼む」

C.C.「任せろ」

ルルーシュ「……C.C.。このことは」

C.C.「誰にも言うわけないだろう。墓まで持っていってやる。安心しろ」

ルルーシュ「助かる」

C.C.「早く風呂に行って来い」

ルルーシュ「ああ」

C.C.「さてと」

C.C.「この辺かな……」ゴソゴソ

C.C.「もうちょっと右か……よし、ここでいいだろう」

210: 2012/05/11(金) 18:31:12.02 ID:u0QDPUpf0
ブリタニア軍 医務室

セシル「もう……どうして痔であることを黙っていたの?」

スザク「すいません」

ロイド「普通は恥ずかしいよね?」

スザク「はい……」

セシル「とりあえず治療は済んだから、もう大丈夫だけど……そのトイレではあまり強く拭かないようにね」

スザク「わかりました」

セシル「はぁ……本当にびっくりしたんだから」

ロイド「またまた~合法的にスザクくんの下半身が見れてラッキーとか思って―――」

セシル「ふんっ!!」グキィ

ロイド「セ、シルくん……!!そのかんせつは……まず、い……!!あぁぁ……!!!!」

スザク(でも、よかった。すぐに治って……)

スザク(やっぱり医者に診てもらったほうがいいんだ……)

スザク(ルルーシュにも勧めてみよう)

213: 2012/05/11(金) 18:38:08.62 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュの部屋

C.C.「どうだ?」

ルルーシュ「やはり……違和感があるな」

C.C.「仕方ないさ。慣れるまでの我慢だな」

ルルーシュ「そうか」

C.C.「はい」

ルルーシュ「なんだ?」

C.C.「替えのナプキンはもっていろ」

ルルーシュ「バカな!!そんなこと!!!」

C.C.「汚れたナプキンを長時間使用していると、お尻がかぶれるぞ?いいのか?」

ルルーシュ「だが……」

C.C.「トイレに行く振りをして替えればいいだけの話だろ?」

ルルーシュ「そうだが……」

C.C.「大丈夫さ。2週間とはいったが、1週間が過ぎれば出血も落ち着くし、それまで我慢しろ」

ルルーシュ「わ、わかった」

218: 2012/05/11(金) 18:43:32.80 ID:u0QDPUpf0
翌日

ルルーシュ「行って来る」

C.C.「ナプキンはもったか?」

ルルーシュ「うるさい!!」

C.C.「使用済みナプキンを捨てるための袋も持ったか?」

ルルーシュ「持っている!!もう黙れ!!!この魔女め!!!」

C.C.「強きだな。私は今、お前の地に落とせるほどの弱みを握っているというのに」

ルルーシュ「くぅぅ……!!!」

C.C.「早くいけ。ナナリーが心配するぞ」

ルルーシュ「くそ……!!」

C.C.「かわいいやつめ」


ナナリー「お兄様、おはようござま……あれ?」

ルルーシュ「どうした?」

ナナリー「あの……血の匂いがお兄様からするような……」

ルルーシュ「気のせいだ。さあ、いこう。ナナリー」

221: 2012/05/11(金) 18:47:45.51 ID:u0QDPUpf0
教室

リヴァル「よう!ルルーシュ!!」

ルルーシュ「おはよう」

シャーリー「おはよう!ルル!!」

ルルーシュ「おはよう、シャーリー」

リヴァル「なぁなぁ、今日課題提出の日だろ?やってきたか?」

ルルーシュ「まぁな」

リヴァル「じゃあ、ちょっとだけ見せてくれないか?」

ルルーシュ「あのな」

シャーリー「もう!ダメでしょ!!」

リヴァル「うへぇ……」

ルルーシュ「はは」

ルルーシュ(やはり落ち着かないな……どうしても気になる……)

シャーリー「ルル?どうしたの?なんか難しい顔をしてるけど」

ルルーシュ「え?ああ、いやなんでもない」

225: 2012/05/11(金) 18:52:12.39 ID:u0QDPUpf0
スザク「……」スタスタ

ルルーシュ「……」

スザク「……」クイッ

ルルーシュ(あれは……屋上にこいの合図……!?)

スザク「……」スタスタ

ルルーシュ(なんだ……まさか……俺の正体が……!!)

ルルーシュ「ちょっとお手洗い」

リヴァル「はいよー」

シャーリー「はぁ……」

リヴァル「さーてと、今のうちにルルーシュの課題をみちゃおっと」ゴソゴソ

シャーリー「あー!!こらー!!勝手にー!!」

リヴァル「ん……?なんだこれ?」

シャーリー「どうしたの?」

リヴァル「……これ」

シャーリー「……?!?!?」ガタッ

232: 2012/05/11(金) 18:57:29.27 ID:u0QDPUpf0
屋上

ルルーシュ「どうした?」

スザク「ルルーシュ、お尻のほうはどうだい?」

ルルーシュ「ああ。もう大丈夫だ。回復に向かっている」

スザク「ホントに?!」

ルルーシュ「そういうスザクはどうなんだ?」

スザク「僕ももう治ってるっていってもいいかな。無理はできないけど」

ルルーシュ「そうか……。病めるときも治るときも一緒か」

スザク「はは、不思議だね」

ルルーシュ「じゃあ、スザクもか……」

スザク「え?」

ルルーシュ「いや。この話題はよくないな。もうしないほうがいいか。治っているなら、もう忘れたほうがお互いのためだな」

スザク「よく分からないけどそうだね」

ルルーシュ(スザク……お前も泣く泣くナプキンをつけているんだろ……?辛いな……)

スザク(そっか。ルルーシュも病院に行ったのか……よかった)

238: 2012/05/11(金) 19:01:52.08 ID:u0QDPUpf0
教室

ルルーシュ「……」スタスタ

リヴァル「よお……ルルーシュ……」

ルルーシュ「なんだ?」

リヴァル「……別に」

ルルーシュ「まさか、勝手に課題を盗み見したんじゃないだろうな?」

リヴァル「してない!!してないって!!マジで!!」

ルルーシュ「そうか。ならいいんだ。課題ぐらいは自分でやれ」

リヴァル「わ、わかってる……」

ルルーシュ「……?」

シャーリー「ルル……」

ルルーシュ「どうした?」

シャーリー「えっと……あの……なんでもない……」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(なんだ……態度が変だな……?)

241: 2012/05/11(金) 19:06:30.46 ID:u0QDPUpf0
昼休み

ルルーシュ(そろそろナプキンを替えてくるか)

リヴァル「ルルーシュ?どこいくんだ?鞄までもって」

ルルーシュ「……お手洗いだ」

リヴァル「じゃあ、俺も」

ルルーシュ(どうする……断るか……?いや、変に断ってもおかしいか)

ルルーシュ「ああこい」

リヴァル「おう」

シャーリー「……」チラッ

リヴァル「……」グッ

シャーリー「……」コクッ

ルルーシュ「何をしている?」

リヴァル「あ、なんでもない!!早くいこうぜ!!」

ルルーシュ「おいおい。押すなよ」

ルルーシュ(確かに鞄を持っていくのは不自然極まりないな……どう言い訳するか……)

250: 2012/05/11(金) 19:11:29.48 ID:u0QDPUpf0
トイレ

ルルーシュ「じゃあ、少し待っていてくれ」ガチャ

リヴァル「なんだ。ルルーシュはそっちか」

ルルーシュ「……」バタン

ルルーシュ「……」スルッ

ルルーシュ(ちっ……すごいな……。かなり出血しているし、止まっている様子もないか)

ルルーシュ(確かに替えはいるな……。臭いも酷い……)

ルルーシュ「……」ゴソゴソ

ルルーシュ(これ……すごく情けないな……)


リヴァル「ただいまーこのトイレは使用禁止中でーす」

「なんでー?」

リヴァル「生徒会の権限だ!!」

「まじかよー!!もれるー!!!」

リヴァル(ルルーシュの秘密を覗いちまった俺の責任だ!!俺がルルーシュを守らないと!!)

260: 2012/05/11(金) 19:18:12.12 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「……」ガチャ

リヴァル「よう!長かったな」

ルルーシュ「悪いな」

リヴァル「いいっていいって。俺たち、親友だろ?」

ルルーシュ「何を言っている」

リヴァル「俺……良く知らなかった……ルルーシュのこと」

ルルーシュ「は?」

リヴァル「でも、ルルーシュはそのままでいいと思うから」

ルルーシュ「なんの話だ?」

リヴァル「いいんだ!!誰にだって言えないことはあるからな!!」

ルルーシュ「おい……」

ミレイ「リヴァル!!」

リヴァル「げ?!会長?!」

ミレイ「いきなり男子トイレを使用禁止にしてなにしてるの?生徒会に苦情が早速きたんだけど?」

リヴァル「マ、マジですか……!?」

263: 2012/05/11(金) 19:22:25.33 ID:u0QDPUpf0
ミレイ「完璧な越権行為よ?ちゃんとした理由はあるんでしょうね?」

ルルーシュ「使用禁止?リヴァル、何をしていた?」

リヴァル「あ……いや……あの……」

ミレイ「どうなの?」

リヴァル「会長……この件はどうしようもないんです!!本当に!!」

ミレイ「……ルルーシュ?」

ルルーシュ「はい」

ミレイ「トイレに鞄を持ってきて何をしていたのかなぁ?」

ルルーシュ「あ……これは!!」

ミレイ「はーい!!会長権限で抜き打ち持ち物チェーック!!!」

ルルーシュ「な?!」

リヴァル「会長!!それだけはダメですって!!!」

ミレイ「ええい!!どきなさい!!!」ガシッ

ルルーシュ「会長!!何を!!離してください!!」

ミレイ「とう!!!」バッ

267: 2012/05/11(金) 19:26:33.86 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ(ギアスを使うか……!!)

ザワザワ……

「なんだ……?」

「会長と副会長がもめてるー」

ルルーシュ(ダメだ……人が集まりすぎている……!!!)

ミレイ「えっと……」ゴソゴソ

リヴァル「あぁ……!!!」

ルルーシュ「会長!!やめてください!!!」

ミレイ「この袋が怪しい!!!」

ルルーシュ(ダメだ!!これ以上は!!!ギアスを―――)キュィィィン

ミレイ「……」

ルルーシュ「会長……こっちを見てくだ―――」

ミレイ「……ルルーシュ。はい」

ルルーシュ「え……」

ミレイ「みなさーん!!お騒がせしました!!なんでもありませーん!!はい、解散!!」

268: 2012/05/11(金) 19:29:56.92 ID:u0QDPUpf0
リヴァル「あぁ……かいちょぉぉ……」

ルルーシュ「あの……」

ミレイ「なに?」

ルルーシュ「袋の中……見ましたよね?」

ミレイ「見てない」

ルルーシュ「いや!見ましたよね?!」

ミレイ「ううん。見てない」

ルルーシュ「……」

ミレイ「じゃあ、また生徒会室でね」スタスタ

ルルーシュ「……なんだ?」

リヴァル「あぁぁ……ルルーシュ……」

ルルーシュ「リヴァル……どういうことだ?お前、何をした?」

リヴァル「……うぅ……」

ルルーシュ「泣いていても分からないだろ!!おい!!!」

リヴァル「うぅ……ルルーシュ……」

270: 2012/05/11(金) 19:35:08.19 ID:u0QDPUpf0
放課後 生徒会室

ルルーシュ(ちっ……結局、リヴァルは何もいわなかった……)

ルルーシュ(シャーリーも様子がおかしいし……まさか……)

ミレイ「ルルーシュ、ちょっといい?」

ルルーシュ「……なんですか?」

ミレイ「そういう趣味があったの?」

ルルーシュ「は?」

ミレイ「使用済みのナプキンを集めて楽しい?」

ルルーシュ「なにを……!?」

シャーリー「会長!!それは違います!!ルルはまっさらなナプキンも持ってきていました!!!」

ニーナ「え?」

ミレイ「ふーん……。つまりルルーシュは誰かに新しいナプキンを渡して、使用済みを回収していたわけ?」

ルルーシュ「そ、そんなことしていません!!!というか想像力が豊か過ぎます!!」

ミレイ「じゃあ、あの袋にあったのはなに?場合によっては貴方のことを検討しないといけないの」

ルルーシュ(くっ……何故、こうなった……!!やはり……リヴァルか……!!!)

277: 2012/05/11(金) 19:40:57.17 ID:u0QDPUpf0
カレン「ルルーシュ……そんなことしてたの?」

ルルーシュ「違う!!間違っているぞ!!俺がそのようなことをするわけがないだろうがぁ!!!」

ミレイ「じゃあ……話して。あれはどういうことだったの?」

ルルーシュ「……」

ナナリー「お兄様……?」

ルルーシュ(ナナリーまでこの場にいるのに……なんだこれは……どっちにしろ……俺は悶氏か……!!)

ルルーシュ(こうなったら……ギアスで……いや、だめだ。ナナリーには通じない!!)

スザク「あれ?ルルーシュ?どうしたんだ?」

ルルーシュ「スザク……!!」

ルルーシュ(そうだ……スザクがいる……!!俺と運命をともにしてもらうぞ……スザク……!!!)

ルルーシュ「分かりました……正直にいいます……」

ルルーシュ「これは………………イボ痔だ!!!」

ミレイ「……は?」

シャーリー「イボ……」

ニーナ「やっぱり」

281: 2012/05/11(金) 19:45:07.34 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「昨日、痔から出血してまって……それを抑えるためにナプキンを使用していたのです」

ミレイ「……あ。そうなの?」

シャーリー「そうなんだ……ごめん……ルル……私……変な勘違いを……」

リヴァル「なんだ……そうだったのか……よかったぁ……」

ナナリー「お兄様……だから今朝から血の匂いが……」

ルルーシュ「な、スザク?」

スザク「え?」

カレン「なに?スザクもナプキンしてるの?」

スザク「してないよ」

ルルーシュ「……は?」

スザク「そんなのしてたら恥ずかしいじゃないか」

ルルーシュ「スザク……お前……」

スザク「ルルーシュ、いくら出血したからってナプキンは恥ずかしいよ。よくつけられたね」

ルルーシュ「スザク……スザァァァァク!!!!!」

スザク「どうしたんだい?」

290: 2012/05/11(金) 19:52:16.96 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュ「嘘を吐くな!!!貴様もつけているはずだぁ!!!」

スザク「つけてないって」

ルルーシュ「じゃあ、見せろ!!!」

スザク「はい」バッ

ルルーシュ「……」

スザク「つけてないでしょ?」

ルルーシュ「お前も……痔だった……はず……」

スザク「だから、ちゃんと完治したんだって。ルルーシュ、まだ治ってなかったのか?なら、いい医者を―――」

ルルーシュ「やめろぉぉぉぉ!!!!!!」

ミレイ「とにかく、ルルーシュ。ナプキンをつけるのはいいけど、あまり目立つようなことしちゃだめよ?普通に個室で交換したらいいだけなんだから」

シャーリー「ルル……つけ方分かる?」

カレン「あたしはタンポンしかないけど……いるなら言ってね」

ルルーシュ「やめろ!!!違う!!!俺は!!!」

ニーナ「ルルーシュはナプキン派っと」メモメモ

ルルーシュ「うわぁぁああああああ!!!!!」

319: 2012/05/11(金) 20:13:49.71 ID:u0QDPUpf0
ナナリー「お兄様……」

ルルーシュ「ナナリー……これは……」

ナナリー「私のナプキンでよければいつでも差し上げますから、言ってくださいね」

ルルーシュ「……」

ナナリー「夜用もありますから」

ルルーシュ「がっ……?!」

スザク「よかったな。ルルーシュ」

ルルーシュ「スザァァァク!!!!!!」

スザク「な、なに……?」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(ここまで怒りを覚えたのは初めてだ……!!!)

ルルーシュ(だが……これは俺のミスでもある……)

ルルーシュ(くそ……!!!くそぉぉ!!!!!)

カレン「男って意外と大変ね」

ニーナ「そうねぇ」

326: 2012/05/11(金) 20:19:01.18 ID:u0QDPUpf0
夜 ルルーシュの部屋

C.C.「おかえり。どうだった?」

ルルーシュ「氏ねるなら、今すぐ氏にたい気分だな」

C.C.「そうか」

ルルーシュ「……くそ……」

C.C.「あまり力むな。出血が激しくなるぞ」

ルルーシュ「だまれ……!!」

C.C.「多い日用もあるから、まあ心配はするな」

ルルーシュ「うるさい!!」

ピリリリリ

ルルーシュ「私だ!!!」

藤堂『ゼロ。どうした?』

ルルーシュ「な、なんでもない……。どうした?」

藤堂『ブリタニア軍が軍事演習のため遠征に出るとの情報を掴んだ。仕掛けるチャンスではないだろうか』

ルルーシュ「……そうだな。では、明日にでもアジトで打ち合わせをするか」

332: 2012/05/11(金) 20:22:30.52 ID:u0QDPUpf0
翌日 黒の騎士団 アジト

藤堂「詳細は以上だ」

ゼロ「よし。コーネリアもいるなら、仕掛ける価値はあるな」

扇「じゃあ……」

藤堂「戦は10日後だな」

ゼロ「それまでに準備はできるか?」

扇「大丈夫だと思う」

ゼロ「そうか」スクッ

藤堂「ゼロ?」

ゼロ「手洗いだ」

藤堂「そうか」

ゼロ(そろそろナプキンを替えておかないと……)スタスタ

337: 2012/05/11(金) 20:25:43.86 ID:u0QDPUpf0
トイレ

ゼロ「……」ベリベリ

ゼロ「……」ペタッ

ゼロ(相変わらず血なまぐさいな……)

ゼロ(あ、しまった。捨てる袋は自室か……)

ゼロ(仕方ない、このまま持っていくか)ガチャ

玉城「お、ゼロじゃん」

ゼロ「玉城……!?」

玉城「あれ……それ?」

ゼロ「な、なんでもない……」タタタッ

玉城「マジかよ……ゼロって……嘘だろ……」

ゼロ(しまった!!まさか玉城がいるとは……!!)

ゼロ(油断した……!!)

343: 2012/05/11(金) 20:29:11.49 ID:u0QDPUpf0
格納庫

カレン「紅蓮は万全かぁ……よしよし」

玉城「おーい!!カレン!!!」

カレン「どうしたの?」

玉城「みんなもきいてくれー!!」

朝比奈「なに?なにかあったの?」

千葉「騒がしいな」

玉城「俺……見ちまったんだよ!!」

カレン「何を?」

玉城「ゼロが使用済みのナプキンを持ってトイレから出てくるところよぉ!!」

朝比奈「それって……」

千葉「ゼロが女……?」

カレン「うそ……」

玉城「間違いない!!ゼロは今、生理ちゅ―――」

カレン「だまれ!!玉城ぃ!!!」バキィ!!!

346: 2012/05/11(金) 20:33:30.12 ID:u0QDPUpf0
藤堂「ゼロ……遅いな」

扇「そうだな」

ピーピー

藤堂「どうした?」

千葉『藤堂さん!!大変です!!』

扇「なんだ?なにかあったのか?」

朝比奈『それがゼロは今、生理中のようで』

藤堂「どういう意味だ?」

玉城『ゼロは女だったんだよぉ!!!』

扇「そんなバカな」

玉城『じゃあ、俺!!ゼロの部屋からナプキン持ってくるからよぉ!!!』

藤堂「おいやめろ!!」

ゼロ「ん?どうした?」

扇「まずい!!」ピッ

ゼロ「さて、話の続きをするか」

351: 2012/05/11(金) 20:37:27.50 ID:u0QDPUpf0
格納庫

藤堂「玉城、いきなり呼び出してどうした?」

扇「10日後に控えた作戦だってあるんだぞ?」

玉城「これだ」

藤堂「それは?」

玉城「ゼロの使用済みナプキンだ!!」

扇「なんだと!?」

藤堂「……」

玉城「ゼロはやっぱり女だったんだ……」

扇「玉城……」

玉城「俺、なんかゼロが可愛く思えてきたんだけど……変かな?」

藤堂「……あの日でありながらも俺たちに指示を出していたのか……」

扇「辛かっただろうな」

玉城「ああ……」

藤堂「ゼロ……萌えるな……」

364: 2012/05/11(金) 20:43:11.05 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「―――お前たち!!!何をしている!!!」

カレン「準備はできたのー!?」

藤堂「ゼロ?!」

ゼロ「藤堂!!物資のことはどうなった!!」

藤堂「ゼロ。無理はするな」

ゼロ「な、なんのことだ……?」

扇「ゼロ、一人で抱え込もうとするな!!」

ゼロ「え……?」

玉城「カレン、お前も女ならゼロのケアとかちゃんとしてやれよ?」

カレン「な、なんで?!」

藤堂「ゼロ!!辛いなら辛いといってくれ!!いつでも我々はゼロとともにあるのだから!!」

扇「そうだ!!」

玉城「おうよ!!!」

ゼロ「……よくわからんが、気合は入っているようだな!!!では、準備にとりかかえれ!!!決戦まで時間がない!!!」

扇・玉城・藤堂「「おぉぉー!!!!」」

370: 2012/05/11(金) 20:48:01.85 ID:u0QDPUpf0
数日後

ゼロ「ナイトメアは?」

「はい。無事に届きました」

ゼロ「そうか」

玉城「なぁなぁ」

朝比奈「なんだ?」

玉城「ゼロは何歳だと思う?おれはよ……20歳前後だと思ってるんだけど」

朝比奈「そうだね……。意外に15歳とか」

千葉「そうか?私は30歳ぐらいだと思うが」

カレン「ちょっと。いくらなんでもそれはないと思いますけど」

藤堂「やはり……17歳ぐらいが萌えるな」

扇「そうだなぁ……」

ゼロ「お前たち!!口を動かす前に手を動かせ!!!」

藤堂「はいっ!!!!」

ゼロ「返事はいいな」

378: 2012/05/11(金) 20:54:53.76 ID:u0QDPUpf0
数日後 決戦前日 格納庫

ゼロ(ついに明日か……。コーネリア……そして白カブトは必ず……)

C.C.「気合十分だな」

ゼロ「当然だ。宿敵を葬る好機だからな」

C.C.「違う違う。団員たちのほうだよ」

ゼロ「なに?」

C.C.「向こうを見てみろ」

玉城「よっしゃー!!!ゼロのために絶対に勝つぜ!!!」

扇「当然だ!!!体調不良を押してまで頑張っているゼロのためにもぉぉ!!!!」

藤堂「そうだ!!!ゼロのために勝つぞ!!!」

カレン「みんなー、ゼロファンクラブ作ったんだけどー」

千葉「はいりますかー?」

玉城「あったりまえだろ!!!」

藤堂「会員No.0001はまだ空いているか?!」

カレン「C.C.で埋まってます。ちなみに2番は私ですから」

384: 2012/05/11(金) 21:00:28.90 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「な、なんだ……あれは……?」

C.C.「お前のナプキンから噂が噂をよび、今ではゼロは偶像になった」

ゼロ「な……」

C.C.「よかったな。お前のために氏ねるっていうやつも少なくないぞ?」

ゼロ「バカな……」

C.C.「もうお前は女を貫くしかない。もし、男だとバレてみろ。士気が下がるどころか、離反者まで出るだろうな」

ゼロ「くぅぅ……!!!」

C.C.「ま、がんばれ。私もファンだからな」

ゼロ(何故……こんなことに……!!!くそぉ……この怒りは誰に……!!!!)

玉城「ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!!!」

扇「ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!!!」

カレン「ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!!!」

千葉「ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!ゼロ!!!」

藤堂「萌え!萌え!萌え!!萌え!!萌え!!」

ゼロ(誰のせいだ……誰のせいなんだこれは……!!!くそぉ……!!!)

392: 2012/05/11(金) 21:05:28.15 ID:u0QDPUpf0
翌日 市街地

ゼロ「よし!!各員、配置についたか?!」

カレン『はい!!』

藤堂『ゼロの身は我らが!!』

ゼロ「ありがとう。藤堂」

藤堂『あ……いや……そんな……勿体無い言葉だ……』モジモジ

ゼロ「では。作戦を開始する!!!」

『『了解!!』』

C.C.『おい。坊や?』

ゼロ「なんだ?」

C.C.『ちゃんとしているのか?』

ゼロ「戦闘だからな。横幅の広い夜用にしている」

C.C.『もう一つのほうもだよ』

ゼロ「万全だ。もしもしの時がこないことを祈るがな」

C.C.『そうか。安心したよ』

399: 2012/05/11(金) 21:11:07.66 ID:u0QDPUpf0
カレン『ゼロ!!!白カブトです!!』

ゼロ「やはり来たか……!!藤堂!!カレン!!任せるぞ!!」

藤堂『承知!!!』ウィィィィン

ランスロット『やめてください!!!』ウィィィン!!!!

藤堂『ゼロのためだ!!覚悟!!!』

ランスロット『くっ……!!』

カレン『もらったぁ!!!!』ガキィィン!!!

バカァン!!!

ゼロ「コックピットが抉れたか!!」

カレン『うそ……あんただったの……』

スザク『くっ!!だけど、まだ動ける……!!!』

ゼロ「スザク……。白カブトは……スザクが……」

藤堂『ゼロ?どうした?』

カレン『ゼロ!!指示を!!』

ゼロ「ふふふふ……ふははははははは!!!!!あーっはっはっはっはっは!!!!!!」

406: 2012/05/11(金) 21:16:55.19 ID:u0QDPUpf0
カレン『ゼロ?!』

ゼロ「藤堂!!白カブトの動きをとめろ!!!」

藤堂『はいっ!!!!』

スザク『やめてください!!!今の僕は万全なんです!!ヴァリスだって連射できるんです!!!』ドォン!!

藤堂『あまい!!枢木スザク!!!』ギュィィィン

スザク『な……!?』

藤堂『足はもらったぁ!!!!』ザァン!!!

スザク『うわぁ!?』

ゼロ「カレン!!輻射波動を構えておけ!!下手な動きしたら容赦なくやれ!!!」

カレン『は、はい!!』

スザク「くそ……ここまでか……」

ゼロ「……会うのは二度目だな。枢木スザク」

スザク「ゼロ……なんのようだ。僕は味方には―――」

ゼロ「自惚れるなぁぁぁ!!!!!誰が貴様を仲間に引き込むかぁぁぁ!!!!!」

スザク「なに……?!」

417: 2012/05/11(金) 21:28:46.70 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「この怒り……誰にぶつけるべきか悩んでいたが……どうやら、お前しか心当たりが無い」

スザク「な、何をするつもりだ……!!」

ゼロ「スザァァァク!!!!!」

スザク「!?」

ゼロ「―――お前は一生、痔の痛みに苦しみながら生きろ!!!!!」キュィィィン

スザク「なに―――」

ゼロ「ふははははは!!!!お前に呪いをかけてやった!!!スザク!!!!」

スザク「な……いた……」ズキッ

藤堂『ゼロ、このあとはどうする?』

ゼロ「コーネリアを討つ」

カレン『あのこいつは捕まえなくていいのですか?』

ゼロ「構わん。枢木スザクは氏ぬことよりも辛い生きたかを強いられたからな」

カレン『わかりました』

ゼロ「いくぞ!!打倒!!コーネリアだ!!」

藤堂『はいっ!!!!!』

429: 2012/05/11(金) 21:34:18.09 ID:u0QDPUpf0
コーネリア『ええい!!援護はどうした?!』

ギルフォード『それが足場が急に崩れたようで!!』

コーネリア『ということはダールトンも……!!!くそ!!やってくれるな!!ゼロ!!!』

ゼロ『お褒めに預かり光栄だな!!コーネリア!!!』

コーネリア『ゼロか?!』

ゼロ『先日の借りは返させてもらおう』

カレン『いくぞぉぉ!!!!ブリタニアァァァ!!!!!!』ウィィィン!!!!

藤堂『覚悟ぉぉぉ!!!』ウィィィン!!!!

ギルフォード『おのれ!!姫様には近づかせない!!!』

コーネリア『ちっ!!スザクはどうした!!!』

ゼロ『奴はこない!!いや、くるわけがない!!!』

コーネリア『なんだと!?』

ゼロ『何故ならやつは……』

スザク『―――コーネリア総督!!!遅れました!!!』

ゼロ『なんだと?!』

433: 2012/05/11(金) 21:39:12.68 ID:u0QDPUpf0
カレン『バカな……どうやって……!!』

スザク『予備パーツを回してもらったんだ』

コーネリア『でかした!!枢木!!!』

スザク『今行きます……!!』ウィィィン

ギルフォード『おい!!何をしている!!早くこい!!』

スザク『はい!!!』ウィィィン

カレン『おっそ……』

コーネリア『枢木ぃ!!!何をふざけている!?整備不良か?!』

スザク『違います!!ロイドさんは万全にしてくれました!!』ウィィィン

ギルフォード『なら早くこい!!!』

スザク『わかっています!!ですが!!!無理です!!!』ウィィィン

ゼロ『ふははははは!!!!枢木スザク!!!私が相手をしてやろう!!』

スザク『やめろ!!!くるな!!!』ウィィィン

ゼロ『くらえ!!!』ガキィィン

スザク『んぎゃぁぁぁぁ!?!?!―――ゼロ!!本当にやめてくれ!!!もうヴァリスは使いたくない!!!』

440: 2012/05/11(金) 21:43:57.04 ID:u0QDPUpf0
ゼロ『ふはははは!!!』ガキィィン!!!

スザク『くそぉ……!!!』

ゼロ『終わりだ!!!』

スザク『俺は―――氏ねない!!!』キィィン

ゼロ『なに!?』

スザク『痔の痛みはぁぁぁ!!!!我慢すればぁぁぁ!!!!』ウィィィン!!!!

ゼロ『……』

スザク『んきゅぅぅうぅ……!!!!』ウィィィン!!!

カレン『隙だらけだぁぁぁ!!!』

藤堂『うおぉぉ!!!』

スザク『だめだ!!そんな左右からなんて!!僕のお尻が衝撃に耐えられない!!!』

ガキィィィン!!!!!

スザク『ひゃぁああああああ!!!!!!おぉぉおおおお!!!!!!』

ゼロ『ふははははは!!!!スザァク!!!苦しめ!!!あーっはっはっはっは!!!』

コーネリア『ギルフォード、今のうちに退却だ』ウィィィン

458: 2012/05/11(金) 21:50:11.09 ID:u0QDPUpf0
カレン『あ、ゼロ!!コーネリアが!!』

ゼロ『ちっ……逃げられたか……』

藤堂『どうする?』

ゼロ『まあいい。今回は我々の勝利だ。帰還するぞ』

カレン『はい。―――こいつは、どうしますか?』

スザク「ぼくは……しね……なっ……い……おしり……いた、い……」ピクッピクッ

ゼロ『捨て置け。どうせもう兵士にはなれない』

カレン『はい……』

藤堂『ゼロ、怪我はないか?』

ゼロ『ありがとう、藤堂。大丈夫だ』

藤堂『それはよかった……。もし……ゼロの珠の肌に傷でもついたらと思うと……』モジモジ

カレン『うんうん……』

ゼロ(やはりこのままではいつか誰かが俺のことを男ではないかと疑問を抱いたとき、内部崩壊しかねないか……)

ゼロ(先手は打っておいたほうがいいな)

463: 2012/05/11(金) 21:56:57.33 ID:u0QDPUpf0
黒の騎士団 アジト 格納庫

扇「ゼロ?どうしたんだ?急に俺たちを呼び出して」

ディートハルト「カメラまで用意しろとは……一体……」

玉城「なんだ……何が始めるんだよ……」

カレン「ゼロ……?」

藤堂「全国放送をしろとゼロは言っていたようだが?」

ディートハルト「私も詳しい話はなにも」

ゼロ「―――待たせたな」

カレン「ゼロ!!」

ゼロ「ディートハルト。中継しろ」

ディートハルト「はい、もう全国のテレビに映っています」

ゼロ「―――ブリタニア国民の方々!!そして日本人のみなさん!!!突然ですが重大発表がある!!」

ゼロ「私、黒の騎士団リーダーであるゼロの正体をみなさんに明かそうと思います!!!」

玉城「なんだって?!」

藤堂「ゼロ……まさか……!!!」

467: 2012/05/11(金) 22:00:56.66 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「―――私は……女でした!!!」ファッサァ

藤堂「……」

カレン「……」

玉城「……」

扇「……」

千葉「……」

C.C.(あいつめ……もしものときのために用意した、もう一つの仮面をここで使うのか……)

ゼロ「まだ17歳の女子高生でした」ウッフン

ディートハルト「……」

朝比奈「……」

ゼロ(ん……?なんだ……空気がおかしいな……)

ゼロ(まさか……失敗だったか……!!)

ゼロ(やはり俺では男らしさが全面に……!!!)

扇「―――うおぉぉぉぉぉぉおぉおおお!!!!!!」

藤堂「もえぇぇぇぇ!!!ゼロ、モエェェェ!!!!!」

471: 2012/05/11(金) 22:02:38.45
ちょっれぇwww

485: 2012/05/11(金) 22:06:59.08 ID:u0QDPUpf0
ゼロ「おぉ……?」

玉城「ゼロぉぉぉ!!!俺だぁぁ!!!結婚してくれぇぇぇ!!!!」

カレン「可愛い……ゼロって女の子だったんだ……少しがっかりだけど……でも、一緒にお風呂とか……」

千葉「妹にしたい……」

ディートハルト「なんというオーラ!!!アイドルだ!!天使だぁ!!!」

朝比奈「ゼロー!!サインください!!!」

藤堂「ゼロ!!!こっちむいてくれー!!!」

扇「うぉぉぉ!!!!!ゼロぉぉぉぉぉ!!!!」

ゼロ「ふははははは!!!!みんな!!私についてきてくれるかなー?」

藤堂「はいっ!!!!!!!」

C.C.「すごいな……。これは金の卵だ」

ゼロ(よし……これで完全に民衆の心は掴んだはずだ……!!)

ゼロ(黒の騎士団はもっと強化される……!!!)

ゼロ「ふははははははは!!!!!」

「「ゼロ!もっえ!!ゼロ!もっえ!!ゼッロ!!!もっえぇぇぇぇ!!!」」

500: 2012/05/11(金) 22:16:14.11 ID:u0QDPUpf0
数週間後 武道館

ゼロ「みなさん!!お集まりいただき感謝する!!!!」

観客「……」

ゼロ「ここに集まってくれたということは……黒の騎士団に協力してくれるということでいいのだな?!」

観客「……」

ゼロ「ありがとう……感謝する」

ゼロ「では……新入団者諸君に感謝し―――」

バッ!!

ルルーシュ「うたいまーす☆」

観客「「うぉぉぉおぉぉおおお!!!!!!ゼロぉぉぉぉぉ!!!!!」」

観客「「ひゃっほぉぉぉぉおお!!!!!」」

シャルル「ぬぁっはっはっはっはっは!!!嫁にしてくれるわぁぁ!!!ゼロぉぉ!!!」

シュナイゼル「いや……ゼロはいい。私の花嫁にしたい」

ルルーシュ「一曲目は勿論……」

ルルーシュ「COLORSぅ☆」キラッ

528: 2012/05/11(金) 22:22:17.96 ID:u0QDPUpf0
翌日 黒の騎士団 アジト

藤堂「ゼロ。もう既に黒の騎士団の兵力はブリタニアを凌駕した」

カレン「いつでもぶっ潰せますね」

ゼロ「違うな。間違っているぞ」

カレン「え?」

ゼロ「既にブリタニアは崩壊している……」

ゼロ「私の力でな」

扇「ほとんど無血でここまでやるとは……さすがゼロだ」

藤堂「俺以上の奇跡をおこしたわけだ……いや、違うか。奇跡でもなんでもないな……これは必然だ」

ゼロ「その通りだ」

カレン「ゼロ……一生ついていきます」

ゼロ「ふははははは!!」

ゼロ(これでナナリーを守ることができる!!)

ゼロ(未来永劫な……!!!ふははははは!!!!)

533: 2012/05/11(金) 22:26:39.02 ID:u0QDPUpf0
ブリタニア軍 医務室

スザク「じゃあ……ゼロに全面降伏を……?」

ロイド「もうね。みんな骨抜きにされちゃったよ」

セシル「ええ。でも、かわいいですよー?」

ロイド「ねー?」

スザク「そんな!!みんなはだまされていま……!!いたたた……」

ロイド「スザクくん?」

スザク「な、なんです?」

セシル「役にも立たない兵士がゼロ様の悪口なんていうの?」

ロイド「ゆるさないよ?」

スザク「す……すいません……」

セシル「さ、ロイドさん。ゼロ様のコンサートチケット買いに行きましょう!!」

ロイド「そうだね。いこういこう」

スザク「まって……ぎっ!!」ズキッ

スザク「何故だ……痔になんてなってないのに……お尻が……俺のお尻が疼く!!!くっそぉぉぉ!!!!ゼロォォォ!!!」

542: 2012/05/11(金) 22:30:15.70 ID:u0QDPUpf0
ルルーシュの部屋

ナナリー「お兄様、お帰りなさい」

ルルーシュ「ただいま……ナナリー」

ナナリー「今日もテレビはゼロの特集ばかりですよ」

ルルーシュ「世界的なアイドルだからな」

ナナリー「はぁ……一度でいいから会ってみたいです」

ルルーシュ「実はナナリー……連れてきている」

ナナリー「え?!ゼロがいるのですか?!」

ルルーシュ「ああ。おーい」

ルルーシュ「はーい☆」

ナナリー「わぁ……ゼロなのですね!!」

ルルーシュ「ナナちゃん、初めまして!!」

ナナリー「……お兄様、恥ずかしくないのですか?」

ルルーシュ「……」

561: 2012/05/11(金) 22:38:15.88 ID:u0QDPUpf0
自室

ルルーシュ「うっ……くっ……ぐすっ……!!!」

C.C.「痔にナプキンに最後はアイドルか。お前は本当にナナリーに対してはガードが甘くなるな」

ルルーシュ「だまれぇ!!!」

C.C.「もう完全にナナリーには見限られたな。あいつは恐らく、世界で数人しかいないゼロアンチだ」

ルルーシュ「……ふはははは!!!ならば!!!そのアンチさえもファンにかえてくれる!!!」

C.C.「いくのだな、修羅の道を」

ルルーシュ「何を今更!!俺はあのとき……ナプキンをつけていることをバラされたときから、既に引き返せないところにいた!!!」

ルルーシュ「やってやる……俺は……世界を壊し、創造するアイドルだからな……!!!」

C.C.「わかった。では、行こう。ナナリーをファンにするのは至難の業だぞ?」

ルルーシュ「ふん……望むところだ……」

ルルーシュ「俺は進む!!!全ての人間の心を鷲掴みにするまでな!!!!」

ルルーシュ「ふはははははは!!!!!!」

―――このとき、C.C.だけは見ていた。ルルーシュから流れ落ちる、一筋の涙を。

C.C.は誓う。ルルーシュの傍からは絶対に離れないようにすると。理由は無論、可哀相だから。
                                                            END

564: 2012/05/11(金) 22:39:54.17


566: 2012/05/11(金) 22:40:06.74
乙、面白かった

568: 2012/05/11(金) 22:40:21.29

カオスすぎてワロタ

引用元: ルルーシュ「これは………………イボ痔だ!!!」