1: 2015/11/29(日) 09:33:56.220 ID:0kU1GZ5yM
まどか「先生・・・そんなのってないよ ひどすぎるよ・・・」
さやか「そーだよせんせー マミハラだよ!」
ほむら「愚かね・・・早乙女和子」
「そのデリカシーのなさが 男を逃す最大の原因となっているのに どうしてあなたは気が付かないの?」
「延々と 惚気と愚痴を交互に聞かされる私の身にもなってちょうだい・・・いい加減にして!」
和子 「え? え?」
マミ (あなたたちの優しさが辛い・・・)
さやか「そーだよせんせー マミハラだよ!」
ほむら「愚かね・・・早乙女和子」
「そのデリカシーのなさが 男を逃す最大の原因となっているのに どうしてあなたは気が付かないの?」
「延々と 惚気と愚痴を交互に聞かされる私の身にもなってちょうだい・・・いい加減にして!」
和子 「え? え?」
マミ (あなたたちの優しさが辛い・・・)
3: 2015/11/29(日) 09:35:14.851
杏子「アタシは?」
4: 2015/11/29(日) 09:36:08.133 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「・・・なーマミ あたしと組むか?」
さやか「ちょっと杏子! あんた あたしの目の前で 他の女口説こうっての!?」
杏子 「なに言ってんだ? オメーはまどかと組めばいーじゃねーか」
ほむら「待ちなさい 佐倉杏子」
「まどかは私と組む事が 既に決まっているのよ」
まどか「へ? そうなの?」
ほむら「ええ」
まどか(いったい いつの間に・・・)
さやか「ちょっと杏子! あんた あたしの目の前で 他の女口説こうっての!?」
杏子 「なに言ってんだ? オメーはまどかと組めばいーじゃねーか」
ほむら「待ちなさい 佐倉杏子」
「まどかは私と組む事が 既に決まっているのよ」
まどか「へ? そうなの?」
ほむら「ええ」
まどか(いったい いつの間に・・・)
7: 2015/11/29(日) 09:38:08.260 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「まどかとほむら・・・」
「それはもう 宇宙が何回書き換えられても 変わる事のない真理なのよ」
まどか「えっと・・・そうなんだ」
ほむら「ええ」
「だから あなたたちの痴話喧嘩に 私達を巻き込まないでちょうだい」
「それはもう 宇宙が何回書き換えられても 変わる事のない真理なのよ」
まどか「えっと・・・そうなんだ」
ほむら「ええ」
「だから あなたたちの痴話喧嘩に 私達を巻き込まないでちょうだい」
9: 2015/11/29(日) 09:40:11.127 ID:0kU1GZ5yM
さやか「だーれが痴話喧嘩してんのよ! 浮気者に釘を挿してただけじゃない!!」
ほむら「それを痴話喧嘩っていうのよ」
さやか「なんだとー!」
マミ 「やめてみんな! 私の為に 争わないで!!」
まどか「うわあ・・・場の空気を全く読まない素敵な発言・・・カッコイイですマミさん!」
杏子 (あー うんまい棒うめー)モグモグ
和子 「ちょ ちょっと皆さん! 落ち着いて!」
「それと佐倉さん 授業中にお菓子を食べるんじゃありません!」
ほむら「それを痴話喧嘩っていうのよ」
さやか「なんだとー!」
マミ 「やめてみんな! 私の為に 争わないで!!」
まどか「うわあ・・・場の空気を全く読まない素敵な発言・・・カッコイイですマミさん!」
杏子 (あー うんまい棒うめー)モグモグ
和子 「ちょ ちょっと皆さん! 落ち着いて!」
「それと佐倉さん 授業中にお菓子を食べるんじゃありません!」
10: 2015/11/29(日) 09:42:21.288 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「それで 何故こうなるのかしら?」
杏子 「しょうがねえだろ まどかがマミと組むって言うんだから」
ほむら「杏子・・・それなら あなたが巴さんとペアになるって まどかに進言すべきじゃないの?」
杏子 「いや・・・何か さやかがヤキモチ焼いてて怖いし」
ほむら「横暴な飼い主に苦労している あなたの立場には同情するわ」
杏子 「誰が飼い主だよ!?」
ほむら「もちろん 美樹さやかよ」
杏子 「しょうがねえだろ まどかがマミと組むって言うんだから」
ほむら「杏子・・・それなら あなたが巴さんとペアになるって まどかに進言すべきじゃないの?」
杏子 「いや・・・何か さやかがヤキモチ焼いてて怖いし」
ほむら「横暴な飼い主に苦労している あなたの立場には同情するわ」
杏子 「誰が飼い主だよ!?」
ほむら「もちろん 美樹さやかよ」
13: 2015/11/29(日) 09:45:31.356 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「あのなあ・・・さやかン家には 居候させて貰ってるだけだっての」
「おかしな邪推すんなよ」
ほむら「あら・・・似たようなものじゃないかしら?」
杏子 「やけに突っかかるね・・・」
ほむら「当然よ せっかくまどかと一緒に 至福の時を過ごせると思っていたのに・・・」
杏子 「至福って・・・学年合同の 栗拾いじゃねえか」
「おかしな邪推すんなよ」
ほむら「あら・・・似たようなものじゃないかしら?」
杏子 「やけに突っかかるね・・・」
ほむら「当然よ せっかくまどかと一緒に 至福の時を過ごせると思っていたのに・・・」
杏子 「至福って・・・学年合同の 栗拾いじゃねえか」
15: 2015/11/29(日) 09:47:33.211 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「ふう・・・分かってないわね」
「まどかと共にする事なら 何だっていいの」
「あの子と同じ時間を過ごせる事が 私にとっては最高の幸せよ」
杏子 「・・・まあいいじゃんか もう決まった事なんだし・・・今回はあたしで我慢しなよ」
「それに・・・あたしはアンタの事キライじゃないぜ」
ほむら「奇遇ね・・・私もよ」
杏子 「・・・」
「まどかと共にする事なら 何だっていいの」
「あの子と同じ時間を過ごせる事が 私にとっては最高の幸せよ」
杏子 「・・・まあいいじゃんか もう決まった事なんだし・・・今回はあたしで我慢しなよ」
「それに・・・あたしはアンタの事キライじゃないぜ」
ほむら「奇遇ね・・・私もよ」
杏子 「・・・」
17: 2015/11/29(日) 09:49:15.540 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「なによ?」
杏子 「いや・・・あんたがそんな事言うのは珍しいからさ」
ほむら「そうだったかしら?」
杏子 「んー まあいいや そんじゃあ行こうぜ」
ほむら「ええ」
杏子 「いや・・・あんたがそんな事言うのは珍しいからさ」
ほむら「そうだったかしら?」
杏子 「んー まあいいや そんじゃあ行こうぜ」
ほむら「ええ」
18: 2015/11/29(日) 09:51:08.686 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「それにしても 栗拾いなんて久し振りだなー 懐かしい・・・」
「ほむら・・・あんたはどうだい?」
ほむら「私は・・・体が弱くて あまりこういった事には縁がなかったわ」
杏子 「そっか・・・じゃあ今日は楽しめるといいな」
ほむら「そうね」
「ほむら・・・あんたはどうだい?」
ほむら「私は・・・体が弱くて あまりこういった事には縁がなかったわ」
杏子 「そっか・・・じゃあ今日は楽しめるといいな」
ほむら「そうね」
20: 2015/11/29(日) 09:53:12.137 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「・・・それにしても 随分大量に落ちているわね」
「杏子・・・これを全部拾うの?」
杏子 「いや そんな訳ねえだろ」
「こんだけいっぱい落ちてても マトモに喰えるのはごく一部だよ」
「なるべく大ぶりで 痛みの少ないのを探すんだ・・・ほれ こんなのとか」
「杏子・・・これを全部拾うの?」
杏子 「いや そんな訳ねえだろ」
「こんだけいっぱい落ちてても マトモに喰えるのはごく一部だよ」
「なるべく大ぶりで 痛みの少ないのを探すんだ・・・ほれ こんなのとか」
22: 2015/11/29(日) 09:55:09.427 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「やけに手慣れてるわね」
杏子 「まあ 昔はよくやってたからな」
ほむら「・・・栗拾いを?」
杏子 「栗拾いってか 喰えるモノ全般かな」
ほむら(・・・そういえば杏子の家族は 彼女が幼い頃に・・・)
杏子 「まあ 昔はよくやってたからな」
ほむら「・・・栗拾いを?」
杏子 「栗拾いってか 喰えるモノ全般かな」
ほむら(・・・そういえば杏子の家族は 彼女が幼い頃に・・・)
23: 2015/11/29(日) 09:57:10.772 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「ごめんなさい・・・嫌なことを思い出させたかしら?」
杏子 「何だよイキナリ?・・・いいって もう吹っ切れてるさ」
ほむら「そう・・・あなたは強いのね」
ほむら(私は まどかを失った事に 耐えられなかった・・・)
杏子 「何だよイキナリ?・・・いいって もう吹っ切れてるさ」
ほむら「そう・・・あなたは強いのね」
ほむら(私は まどかを失った事に 耐えられなかった・・・)
24: 2015/11/29(日) 09:59:11.562 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「強いって・・・普通だろ?」
ほむら「そうかしら?」
杏子 「だって 考えてもみろよ・・・普通に生きてれば 大抵は自分の親と氏に別れるんだ」
「あたしは それが早かっただけだよ」
ほむら「・・・でも」
ほむら「そうかしら?」
杏子 「だって 考えてもみろよ・・・普通に生きてれば 大抵は自分の親と氏に別れるんだ」
「あたしは それが早かっただけだよ」
ほむら「・・・でも」
25: 2015/11/29(日) 10:01:12.030 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「例えばさ・・・親と氏に別れた子供がいたとするだろ?」
「最初のうちは 悲しんで泣き喚くかもしれない」
「それこそ 朝から晩まで一日中・・・でも そんな長くは続かないもんさ」
「いつかは泣き疲れて眠くなる・・・お腹だって空くしな」
「最初のうちは 悲しんで泣き喚くかもしれない」
「それこそ 朝から晩まで一日中・・・でも そんな長くは続かないもんさ」
「いつかは泣き疲れて眠くなる・・・お腹だって空くしな」
27: 2015/11/29(日) 10:02:21.332 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「生きていく為には いつまでも 悲しんでばかりはいられないんだよ」
「やがて そうやって日々を暮らしているうちに 子供だって理解する」
「氏んだ人は 生き返る事はないってな・・・」
「悲しみは消えないけど 折り合いを付けて 乗り越えるしかないんだ」
「やがて そうやって日々を暮らしているうちに 子供だって理解する」
「氏んだ人は 生き返る事はないってな・・・」
「悲しみは消えないけど 折り合いを付けて 乗り越えるしかないんだ」
28: 2015/11/29(日) 10:04:10.822 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「・・・それは あなたの実体験?」
杏子 「さあね 御想像にお任せするよ」
「・・・なあ ほむら」
「もし本当に 神様ってのが居たとして・・・ソイツは人間を 苦しめ悲しませる為だけに 造ったと思うか?」
ほむら「・・・」
杏子 「さあね 御想像にお任せするよ」
「・・・なあ ほむら」
「もし本当に 神様ってのが居たとして・・・ソイツは人間を 苦しめ悲しませる為だけに 造ったと思うか?」
ほむら「・・・」
29: 2015/11/29(日) 10:06:08.711 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「あたしは そうは思わない」
「希望と絶望は差し引きゼロ・・・それが世の理かもしれないけど それだけじゃない気がするんだ」
ほむら(・・・それは ヒトの歴史を紡いできた 魔法少女達の祈り・・・)
(それを 守りたいと願った まどかの思い・・・)
「希望と絶望は差し引きゼロ・・・それが世の理かもしれないけど それだけじゃない気がするんだ」
ほむら(・・・それは ヒトの歴史を紡いできた 魔法少女達の祈り・・・)
(それを 守りたいと願った まどかの思い・・・)
30: 2015/11/29(日) 10:08:10.320 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「悪い・・・つまんない話しちゃったね」
ほむら「いえ そんな事はないわ・・・ねえ杏子 今度一緒にラーメン屋に行きましょうか?」
「風見野に 美味しい店があるんでしょう?」
杏子 「なあ・・・あたしって あんたにその話したっけ?」
ほむら「さあ どうだったかしら? 直接聞いた事は 無いかもしれないわね」
「じゃあ そろそろ戻りましょうか?」
杏子 「・・・ああ うん」
ほむら「いえ そんな事はないわ・・・ねえ杏子 今度一緒にラーメン屋に行きましょうか?」
「風見野に 美味しい店があるんでしょう?」
杏子 「なあ・・・あたしって あんたにその話したっけ?」
ほむら「さあ どうだったかしら? 直接聞いた事は 無いかもしれないわね」
「じゃあ そろそろ戻りましょうか?」
杏子 「・・・ああ うん」
31: 2015/11/29(日) 10:10:35.654 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「あらあら 凄く沢山落ちているわね・・・」
まどか「素敵・・・さすが 豊かな緑あふれる 自然の国グンマー」
マミ 「ふふっ なあに鹿目さん? まるで地元の観光協会みたいよ」
まどか「えっと 地道な広報活動です」
「こうやって地元の良さをアピールしてれば 地域企業からタイアップ企画が来るかもしれないじゃないですか」
「そうしてスポンサーを募っていけば いつか続編に繋がるんじゃないかと思って・・・」
「私達の活躍を心待ちにしてくれてる ちっちゃい子にも早く朗報を届けたいですから」
マミ (・・・小さなお子様は このアニメは見ないんじゃないかしら?)
(いえ むしろ子供の目に入ったら 親御さんから苦情が入るわ・・・)
まどか「素敵・・・さすが 豊かな緑あふれる 自然の国グンマー」
マミ 「ふふっ なあに鹿目さん? まるで地元の観光協会みたいよ」
まどか「えっと 地道な広報活動です」
「こうやって地元の良さをアピールしてれば 地域企業からタイアップ企画が来るかもしれないじゃないですか」
「そうしてスポンサーを募っていけば いつか続編に繋がるんじゃないかと思って・・・」
「私達の活躍を心待ちにしてくれてる ちっちゃい子にも早く朗報を届けたいですから」
マミ (・・・小さなお子様は このアニメは見ないんじゃないかしら?)
(いえ むしろ子供の目に入ったら 親御さんから苦情が入るわ・・・)
32: 2015/11/29(日) 10:12:16.968 ID:0kU1GZ5yM
まどか「私・・・焼きまんじゅうとかと コラボしてみたいです!」
マミ 「ちょっと鹿目さん なんでそんな際どいラインを攻めるの?」
「せめて 蒟蒻畑ぐらいにしておきなさい」
まどか「ええっ!? 焼きまんじゅう美味しいじゃないですか!」
マミ 「でもアレは 若い子に流行るような食べ物じゃないでしょ」
まどか「そっかー ざんねん・・・」
マミ 「ちょっと鹿目さん なんでそんな際どいラインを攻めるの?」
「せめて 蒟蒻畑ぐらいにしておきなさい」
まどか「ええっ!? 焼きまんじゅう美味しいじゃないですか!」
マミ 「でもアレは 若い子に流行るような食べ物じゃないでしょ」
まどか「そっかー ざんねん・・・」
33: 2015/11/29(日) 10:14:12.465 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「それにしても 街中でこんな栗拾いが出来るだなんて・・・」
「さすが『関東の秘境』と言われるだけはあるわね」
「正直・・・群馬って北関東を名乗るには力不足よね」
「甲信越群って区分にした方が しっくりくるんじゃないかしら?」
「さすが『関東の秘境』と言われるだけはあるわね」
「正直・・・群馬って北関東を名乗るには力不足よね」
「甲信越群って区分にした方が しっくりくるんじゃないかしら?」
34: 2015/11/29(日) 10:16:10.298 ID:0kU1GZ5yM
まどか「マミさん・・・そんな事言ってると スポンサーが逃げて行っちゃいますよ」
マミ 「あらいけない・・・じゃあ そろそろ栗拾いを始めましょうか」
まどか「そうですね なるべく美味しそうなのを狙っていきましょう!」
マミ 「あらいけない・・・じゃあ そろそろ栗拾いを始めましょうか」
まどか「そうですね なるべく美味しそうなのを狙っていきましょう!」
35: 2015/11/29(日) 10:18:21.951 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「ふう・・・いっぱい採れたわ」
まどか「マミさん こっちもです!」
マミ 「もう これ以上には無理ね・・・じゃあ鹿目さん そろそろ戻りましょうか?」
まどか「はい!」
「・・・ねえ マミさん」
マミ 「なあに鹿目さん?」
まどか「マミさん こっちもです!」
マミ 「もう これ以上には無理ね・・・じゃあ鹿目さん そろそろ戻りましょうか?」
まどか「はい!」
「・・・ねえ マミさん」
マミ 「なあに鹿目さん?」
36: 2015/11/29(日) 10:20:09.645 ID:0kU1GZ5yM
まどか「えっと・・・今度 お菓子作りを教えて貰いたいんですけど」
マミ 「別に構わないわよ・・・でも どうしたの急に?」
「鹿目さん・・・ひょっとして 誰か食べさせたい人でも居るの?」
まどか「ええっ!? あの その・・・」
マミ 「・・・図星?」
まどか「・・・はい」
マミ 「別に構わないわよ・・・でも どうしたの急に?」
「鹿目さん・・・ひょっとして 誰か食べさせたい人でも居るの?」
まどか「ええっ!? あの その・・・」
マミ 「・・・図星?」
まどか「・・・はい」
37: 2015/11/29(日) 10:22:09.239 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「もしかして 暁美さん?」
まどか「なッ なんでほむらちゃんが出てくるんですか!?」
マミ 「他に思い付かなかったんだけど 違ったかしら?」
まどか「その・・・違わないですけど」
まどか「なッ なんでほむらちゃんが出てくるんですか!?」
マミ 「他に思い付かなかったんだけど 違ったかしら?」
まどか「その・・・違わないですけど」
38: 2015/11/29(日) 10:24:11.855 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「安心して鹿目さん 別に からかったりしないから」
「でも そういう事なら 頑張って練習しないとね」
「私の特訓は厳しいわよ・・・ついてこれるかしら?」
まどか「はい! 頑張ります!!」
「でも そういう事なら 頑張って練習しないとね」
「私の特訓は厳しいわよ・・・ついてこれるかしら?」
まどか「はい! 頑張ります!!」
39: 2015/11/29(日) 10:26:11.838 ID:0kU1GZ5yM
さやか「おー 見なよ仁美・・・いっぱい落ちてるよ」
「選り取り見取りって感じ?」
仁美 「まあ・・・これなら わざわざ探さなくても良さそうですわね」
さやか「よーし それじゃあいっちょやりますか!」
「選り取り見取りって感じ?」
仁美 「まあ・・・これなら わざわざ探さなくても良さそうですわね」
さやか「よーし それじゃあいっちょやりますか!」
40: 2015/11/29(日) 10:28:08.878 ID:0kU1GZ5yM
仁美 「・・・ねえ さやかさん ちょっとお話がありますの よろしいですか?」
さやか「どしたの仁美 改まって・・・ひょっとして惚気話?」
仁美 「大事なお話なんですの 真面目に聞いて頂けますか?」
さやか「・・・分かったよ 何?」
さやか「どしたの仁美 改まって・・・ひょっとして惚気話?」
仁美 「大事なお話なんですの 真面目に聞いて頂けますか?」
さやか「・・・分かったよ 何?」
42: 2015/11/29(日) 10:30:07.865 ID:0kU1GZ5yM
仁美 「あの日 どうして来なかったのか 理由を聞いてもよろしいですか?」
さやか「・・・ねえ仁美 その話はやめない? もう今更でしょ?」
仁美 「でも! わたくしこんな気持ちのままでは この先絶対に後悔しますわ!!」
「本当はあの日・・・わたくしは上条君の事を諦める為に さやかさんにお話を持ちかけたんですの」
さやか「仁美・・・」
さやか「・・・ねえ仁美 その話はやめない? もう今更でしょ?」
仁美 「でも! わたくしこんな気持ちのままでは この先絶対に後悔しますわ!!」
「本当はあの日・・・わたくしは上条君の事を諦める為に さやかさんにお話を持ちかけたんですの」
さやか「仁美・・・」
43: 2015/11/29(日) 10:32:07.126 ID:0kU1GZ5yM
仁美 「だってそうでしょう? お二人は幼馴染で 入院中もずっとさやかさんは献身的に励まし続けて・・・」
「対するわたくしは お話すら 殆どした事がなかったんですもの」
「でも 自分の気持ちすら伝えずに 何もしないで諦めるのは嫌だった・・・」
「だから 上条君が退院した時に決めたんですの」
「せめて 親友であるさやかさんにだけは 自分の気持ちを知って貰おうって・・・それなのに」
「対するわたくしは お話すら 殆どした事がなかったんですもの」
「でも 自分の気持ちすら伝えずに 何もしないで諦めるのは嫌だった・・・」
「だから 上条君が退院した時に決めたんですの」
「せめて 親友であるさやかさんにだけは 自分の気持ちを知って貰おうって・・・それなのに」
44: 2015/11/29(日) 10:34:08.724 ID:0kU1GZ5yM
さやか「ねえ仁美・・・じゃあ あたしがどう答えたら満足かな?」
「本当は 今でも恭介に未練タラタラで 絶対に諦めきれないって言えば納得するの?」
仁美 「それは・・・」
さやか「困るよね? あんたが聞きたいのはそういう事なんだよ?」
仁美 「でも!」
さやか「ごめん・・・別に意地悪したかった訳じゃないんだ 正直な所を言うとね あたしと恭介って違うんだ」
仁美 「・・・違う?」
「本当は 今でも恭介に未練タラタラで 絶対に諦めきれないって言えば納得するの?」
仁美 「それは・・・」
さやか「困るよね? あんたが聞きたいのはそういう事なんだよ?」
仁美 「でも!」
さやか「ごめん・・・別に意地悪したかった訳じゃないんだ 正直な所を言うとね あたしと恭介って違うんだ」
仁美 「・・・違う?」
45: 2015/11/29(日) 10:36:08.454 ID:0kU1GZ5yM
さやか「んー なんて言ったらいいのかな・・・」
「確かに あたしは恭介の事が好きだったけど あいつにとってのあたしはそうじゃなかったんだ」
「大事な幼馴染としては見てくれてたし 優しくもしてくれたけど 女としては扱ってくれなかったんだ・・・笑うでしょ?」
仁美 「・・・」
「確かに あたしは恭介の事が好きだったけど あいつにとってのあたしはそうじゃなかったんだ」
「大事な幼馴染としては見てくれてたし 優しくもしてくれたけど 女としては扱ってくれなかったんだ・・・笑うでしょ?」
仁美 「・・・」
46: 2015/11/29(日) 10:38:10.574 ID:0kU1GZ5yM
さやか「下手に付き合いが長かったせいかな・・・変に兄妹みたいになっちゃってさ」
「ひょっとしたら あたしが告白する事で アイツがあたしを見る目が変わってくれたかもしれないけどね」
仁美 「だからって 何も言わずに引き下がるなんて さやかさんらしくありませんわ!」
さやか「仁美・・・恭介は優しくしてくれる?」
仁美 「なっ 何ですの急に?」
さやか「あの音楽馬鹿は 身近にいる女の子の気持ちにすら気付かない鈍感だよ・・・苦労してるんでしょ?」
仁美 「それは・・・確かにそうですけれど」
「ひょっとしたら あたしが告白する事で アイツがあたしを見る目が変わってくれたかもしれないけどね」
仁美 「だからって 何も言わずに引き下がるなんて さやかさんらしくありませんわ!」
さやか「仁美・・・恭介は優しくしてくれる?」
仁美 「なっ 何ですの急に?」
さやか「あの音楽馬鹿は 身近にいる女の子の気持ちにすら気付かない鈍感だよ・・・苦労してるんでしょ?」
仁美 「それは・・・確かにそうですけれど」
47: 2015/11/29(日) 10:40:07.579 ID:0kU1GZ5yM
さやか「あいつはさ 確かに凄いヴァイオリンの才能があるけど それ以外はてんで駄目で・・・芸術家のサガってやつ?」
「将来 演奏家として大成出来ても 幸せな家庭を築けるビジョンが全く見えてこないんだよね」
「悔しいけど あたしがあいつの傍にいて その人並みの幸せってヤツを 与えてやれるとは思えない」
「でも仁美・・・あんたなら それが出来るんじゃないかな?」
仁美 「さやかさん・・・」
「将来 演奏家として大成出来ても 幸せな家庭を築けるビジョンが全く見えてこないんだよね」
「悔しいけど あたしがあいつの傍にいて その人並みの幸せってヤツを 与えてやれるとは思えない」
「でも仁美・・・あんたなら それが出来るんじゃないかな?」
仁美 「さやかさん・・・」
48: 2015/11/29(日) 10:42:08.774 ID:0kU1GZ5yM
さやか「だからさ・・・あんた達には周りの誰もが羨むぐらいに 幸せになってもらわなきゃ」
「それで あたしを安心させてよ」
仁美 「・・・分かりました 精一杯頑張りますわ」
さやか「うん ありがとう仁美」
「それで あたしを安心させてよ」
仁美 「・・・分かりました 精一杯頑張りますわ」
さやか「うん ありがとう仁美」
50: 2015/11/29(日) 10:44:09.318 ID:0kU1GZ5yM
和子 「どうですかみなさん 沢山採れましたか?」
「じゃあ今日は HRは無しでこのまま解散します」
「ジャージのまま帰ってもいいですけど 制服は忘れないようにして下さいね!」
「じゃあ今日は HRは無しでこのまま解散します」
「ジャージのまま帰ってもいいですけど 制服は忘れないようにして下さいね!」
51: 2015/11/29(日) 10:46:17.705 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「ねえみんな・・・良かったら家に寄ってく?」
「せっかくだからこの栗を使って ケーキでも作りましょうか?」
まどか「ええ! 本当ですかマミさん!?」
さやか「さんせー さっすがマミさん! 話が分かるう」
杏子 「おい さやか・・・あたしのセリフを取るなよ」
ほむら「そうね お言葉に甘えさせて貰おうかしら」
マミ 「じゃあ行きましょう なぎさも待ちわびてるでしょうし」
「せっかくだからこの栗を使って ケーキでも作りましょうか?」
まどか「ええ! 本当ですかマミさん!?」
さやか「さんせー さっすがマミさん! 話が分かるう」
杏子 「おい さやか・・・あたしのセリフを取るなよ」
ほむら「そうね お言葉に甘えさせて貰おうかしら」
マミ 「じゃあ行きましょう なぎさも待ちわびてるでしょうし」
52: 2015/11/29(日) 10:48:07.329 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「ただいま なぎさ」
なぎさ「お帰りなさい マミ!」
「あっ・・・みんなも一緒なのです」
「えっと・・・いらっしゃい」
マミ 「遅くなってごめんなさいね・・でも今日は 沢山のお土産があるのよ ほら!」
なぎさ「わあ・・・栗がいっぱいなのです!」
なぎさ「お帰りなさい マミ!」
「あっ・・・みんなも一緒なのです」
「えっと・・・いらっしゃい」
マミ 「遅くなってごめんなさいね・・でも今日は 沢山のお土産があるのよ ほら!」
なぎさ「わあ・・・栗がいっぱいなのです!」
53: 2015/11/29(日) 10:50:11.957 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「今からこの栗を使って ケーキを作ってあげる」
「どんなのがいいかしら?」
なぎさ「なぎさはチーズケーキがいいのです!」
マミ 「あらあら・・・また?」
なぎさ「はい! マミのチーズケーキは とっても美味しいのです!!」
マミ 「分ったわ・・・そうね この栗も使って 特別なのを作ってあげるわ」
「待っててね なぎさ」
なぎさ「はいなのです!」
「どんなのがいいかしら?」
なぎさ「なぎさはチーズケーキがいいのです!」
マミ 「あらあら・・・また?」
なぎさ「はい! マミのチーズケーキは とっても美味しいのです!!」
マミ 「分ったわ・・・そうね この栗も使って 特別なのを作ってあげるわ」
「待っててね なぎさ」
なぎさ「はいなのです!」
54: 2015/11/29(日) 10:52:08.551 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「じゃあみんな 上がってちょうだい」
さやか「わー・・・なんか あたしたちっておまけ扱い」
まどか「ねえ さやかちゃん・・・二人とも仲良しなんだからいいじゃない」
さやか「そうだけどさあ・・・」
さやか「わー・・・なんか あたしたちっておまけ扱い」
まどか「ねえ さやかちゃん・・・二人とも仲良しなんだからいいじゃない」
さやか「そうだけどさあ・・・」
55: 2015/11/29(日) 10:54:07.827 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「なーマミ あたしはモンブランがいいな」
マミ 「はいはい 分ったわ」
ほむら「杏子・・・あなた 随分と馴染んでるわね」
杏子 「あー 一時期マミとは組んでたからな この家もよく通ったもんさ」
ほむら「そういえばそうだったわね・・・」
マミ 「はいはい 分ったわ」
ほむら「杏子・・・あなた 随分と馴染んでるわね」
杏子 「あー 一時期マミとは組んでたからな この家もよく通ったもんさ」
ほむら「そういえばそうだったわね・・・」
56: 2015/11/29(日) 10:56:10.153 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「みんな リクエストはある?」
さやか「ねーマミさん・・・そんなに沢山の種類を作るのって 大変じゃないの?」
マミ 「あら いいのよ? 遠慮しないでちょうだい」
さやか「んー でも あんまりご迷惑おかけするのもなんだし・・・]
「何か 手軽に出来るケーキがあったら それでお願いします」
マミ 「そう? じゃあ シフォンケーキでモンブランを作りましょうか?」
「それなら 佐倉さんの希望にも沿えるわ」
さやか「マミさん こんな食い意地の張ったヤツのこと 気にしないでいいですよ」
杏子 「なんだとー さやか!」
さやか「ねーマミさん・・・そんなに沢山の種類を作るのって 大変じゃないの?」
マミ 「あら いいのよ? 遠慮しないでちょうだい」
さやか「んー でも あんまりご迷惑おかけするのもなんだし・・・]
「何か 手軽に出来るケーキがあったら それでお願いします」
マミ 「そう? じゃあ シフォンケーキでモンブランを作りましょうか?」
「それなら 佐倉さんの希望にも沿えるわ」
さやか「マミさん こんな食い意地の張ったヤツのこと 気にしないでいいですよ」
杏子 「なんだとー さやか!」
57: 2015/11/29(日) 10:58:08.280 ID:0kU1GZ5yM
まどか「まあまあ二人とも・・・あ そうだマミさん! 良かったら 私にも手伝わせて下さい」
マミ 「そうね お願いしようかしら?」
まどか「はい! 色々教えてくださいね!!」
ほむら「まどかが手伝うなら 私も手伝うわ」
まどか「えっ? いいよほむらちゃんは 出来上がるのを待ってて」
ほむら「でも」
マミ 「そうね お願いしようかしら?」
まどか「はい! 色々教えてくださいね!!」
ほむら「まどかが手伝うなら 私も手伝うわ」
まどか「えっ? いいよほむらちゃんは 出来上がるのを待ってて」
ほむら「でも」
58: 2015/11/29(日) 11:00:11.625 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「なあ ほむら・・・あんたケーキなんか作れるのか?」
ほむら「・・・ケーキ作りは自信が無いけど 爆弾や手榴弾作りなら自信があるわ」
杏子 「いや・・・それ 役に立たないだろ」
「キャンドルの代わりに ダイナマイトでもおっ立てるつもりかよ」
ほむら「・・・不器用ではない事を アピールしたのだけど」
マミ 「いいのよ暁美さん・・・その気持ちだけで十分よ」
マミ (それに暁美さんの分は 鹿目さんに作らせてあげたいし・・・)
ほむら「・・・ケーキ作りは自信が無いけど 爆弾や手榴弾作りなら自信があるわ」
杏子 「いや・・・それ 役に立たないだろ」
「キャンドルの代わりに ダイナマイトでもおっ立てるつもりかよ」
ほむら「・・・不器用ではない事を アピールしたのだけど」
マミ 「いいのよ暁美さん・・・その気持ちだけで十分よ」
マミ (それに暁美さんの分は 鹿目さんに作らせてあげたいし・・・)
59: 2015/11/29(日) 11:02:09.618 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「そーだぜ餅は餅屋・・・大体あたし達が手伝っても 邪魔になるだけだって」
さやか「あんたは邪魔しない代わりに いっつもつまみ食いしてんじゃないのさ」
杏子 「いーじゃんか 味見だよ味見・・・あんまり甘ったるいと みんな太るぞ?」
「そーならないように あたしが身体を張ってるんじゃないか・・・感謝して欲しいぐらいだね」
さやか「調子いいこと言っちゃってまあ」
まどか「・・・ふふっ こういうのって いいですねマミさん」
「賑やかで 楽しくて・・・ずっと こんな時間が続いてくれたらいいのに」
ほむら(まどか・・・)
さやか「あんたは邪魔しない代わりに いっつもつまみ食いしてんじゃないのさ」
杏子 「いーじゃんか 味見だよ味見・・・あんまり甘ったるいと みんな太るぞ?」
「そーならないように あたしが身体を張ってるんじゃないか・・・感謝して欲しいぐらいだね」
さやか「調子いいこと言っちゃってまあ」
まどか「・・・ふふっ こういうのって いいですねマミさん」
「賑やかで 楽しくて・・・ずっと こんな時間が続いてくれたらいいのに」
ほむら(まどか・・・)
60: 2015/11/29(日) 11:04:09.566 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「はい みんなお待たせ」
さやか「わあ・・・すっごく美味しそうですね マミさん!」
杏子 「じゃあ いっっただっきまーす!」
マミ 「ねえ暁美さん・・・あなたの分は 鹿目さんが殆ど一人で作ったのよ」
まどか「わわ! マミさん? 秘密にしてって言ったじゃないですか!」
さやか「わあ・・・すっごく美味しそうですね マミさん!」
杏子 「じゃあ いっっただっきまーす!」
マミ 「ねえ暁美さん・・・あなたの分は 鹿目さんが殆ど一人で作ったのよ」
まどか「わわ! マミさん? 秘密にしてって言ったじゃないですか!」
61: 2015/11/29(日) 11:06:08.420 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「うーん でもね やっぱり食べて貰う前に 言っておいた方がいいと思って」
「料理って 食べて貰う人に 笑顔になってほしくて作るものでしょう?」
「もし暁美さんが 私の作ったケーキだと誤解したまま食べてしまったら その笑顔は鹿目さんでなくて 私に向けられてしまうのよ?」
まどか「マミさん・・・」
マミ 「ね?」
まどか「わかりました」
「料理って 食べて貰う人に 笑顔になってほしくて作るものでしょう?」
「もし暁美さんが 私の作ったケーキだと誤解したまま食べてしまったら その笑顔は鹿目さんでなくて 私に向けられてしまうのよ?」
まどか「マミさん・・・」
マミ 「ね?」
まどか「わかりました」
62: 2015/11/29(日) 11:08:11.140 ID:0kU1GZ5yM
まどか「・・・えっと ほむらちゃん・・・頑張って作ったの」
「食べてみてくれる?」
ほむら「ありがとう まどか 頂くわ」
まどか(ドキドキ)
まどか「どう・・・かな?」
ほむら「とても美味しいわ・・・まどかは お料理も上手なのね」
まどか「本当!? えへへ・・・うれしいな」
マミ 「良かったわね 鹿目さん」
まどか「はい マミさんのおかげです!」
「食べてみてくれる?」
ほむら「ありがとう まどか 頂くわ」
まどか(ドキドキ)
まどか「どう・・・かな?」
ほむら「とても美味しいわ・・・まどかは お料理も上手なのね」
まどか「本当!? えへへ・・・うれしいな」
マミ 「良かったわね 鹿目さん」
まどか「はい マミさんのおかげです!」
63: 2015/11/29(日) 11:10:08.201 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「じゃあ はい・・・なぎさのは特別よ」
「クリームチーズケーキに マロンをトッピングしてみたの」
「どう? 美味しい?」
なぎさ「はい! とっても美味しいのです!!」
マミ 「ふふっ 良かった・・・」
「クリームチーズケーキに マロンをトッピングしてみたの」
「どう? 美味しい?」
なぎさ「はい! とっても美味しいのです!!」
マミ 「ふふっ 良かった・・・」
64: 2015/11/29(日) 11:12:09.336 ID:0kU1GZ5yM
なぎさ「マミ もっと食べたいのです!」
マミ 「なぎさ・・・晩御飯前なんだから 食べ過ぎちゃダメよ?」
なぎさ「大丈夫なのです! なぎさはマミのご飯なら お腹いっぱいでも食べれるのです!!」
マミ 「もう なぎさったら・・・」
マミ 「なぎさ・・・晩御飯前なんだから 食べ過ぎちゃダメよ?」
なぎさ「大丈夫なのです! なぎさはマミのご飯なら お腹いっぱいでも食べれるのです!!」
マミ 「もう なぎさったら・・・」
65: 2015/11/29(日) 11:14:17.194 ID:0kU1GZ5yM
まどか「・・・前から思ってたけど マミさんってなぎさちゃんに激甘だよね・・・溺愛しすぎ」
さやか「ほんと・・・こっちが胸焼けしちゃうくらい」
ほむら「巴さんは愛が重すぎて 相手に引かれるタイプね」
さやか「うわー 自分の事を棚に上げて どの口で言うわけ?」
「あんたの発言にドン引きだわ・・・」
ほむら「なによ・・・あなたに人の事が言えるの?」
さやか「はあ? 何それ?」
ほむら「恋に敗れたぐらいで魔女化する 夢見るお姫様が・・・あなたにだけは言われたくないわね」
さやか「ぐっ このー! 好き勝手言ってくれちゃって!!」
さやか「ほんと・・・こっちが胸焼けしちゃうくらい」
ほむら「巴さんは愛が重すぎて 相手に引かれるタイプね」
さやか「うわー 自分の事を棚に上げて どの口で言うわけ?」
「あんたの発言にドン引きだわ・・・」
ほむら「なによ・・・あなたに人の事が言えるの?」
さやか「はあ? 何それ?」
ほむら「恋に敗れたぐらいで魔女化する 夢見るお姫様が・・・あなたにだけは言われたくないわね」
さやか「ぐっ このー! 好き勝手言ってくれちゃって!!」
66: 2015/11/29(日) 11:16:25.044 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「おいおい やめろよお前ら」
「大体なぎさは マミの妹みたいなものだろ?」
「ちょっとくらい 大目にみてやれよ・・・マミは家族を亡くして 天涯孤独なんだからさ」
さやか「杏子・・・」
ほむら「・・・悪かったわね杏子 また嫌なことを思い出させてしまったかしら?」
杏子 「いいって・・・変に気を回すなよ」
「大体なぎさは マミの妹みたいなものだろ?」
「ちょっとくらい 大目にみてやれよ・・・マミは家族を亡くして 天涯孤独なんだからさ」
さやか「杏子・・・」
ほむら「・・・悪かったわね杏子 また嫌なことを思い出させてしまったかしら?」
杏子 「いいって・・・変に気を回すなよ」
67: 2015/11/29(日) 11:18:12.451 ID:0kU1GZ5yM
まどか「・・・ねえ なんだか 杏子ちゃんとほむらちゃん 仲良しになってない?」
杏子 「そうか?」
ほむら「別に普通だと思うけれど・・・」
さやか「杏子・・・あんたマミさんだけじゃ飽き足らず ほむらにまでちょっかい出してんじゃないでしょうね!?」
杏子 「はあ? なんだよそれ?」
まどか(・・・どうしよう ひょっとして杏子ちゃんに 先を越されちゃった?)
杏子 「そうか?」
ほむら「別に普通だと思うけれど・・・」
さやか「杏子・・・あんたマミさんだけじゃ飽き足らず ほむらにまでちょっかい出してんじゃないでしょうね!?」
杏子 「はあ? なんだよそれ?」
まどか(・・・どうしよう ひょっとして杏子ちゃんに 先を越されちゃった?)
68: 2015/11/29(日) 11:20:09.156 ID:0kU1GZ5yM
。
.
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69: 2015/11/29(日) 11:22:09.432 ID:0kU1GZ5yM
和子 「は~いそれじゃ 二人一組になって~」
マミ 「!?」
ほむら「先生・・・二日続けて 同じネタはやめてもらえるかしら?」
和子 「同じネタ? 暁美さん 何の事ですか?」
まどか「ほむらちゃん? 何言ってるの?」
ほむら「え? ・・・まどか?」
マミ 「暁美さん どうしちゃったの?」
さやか「今日は栗拾いだって ずっと前から言ってたでしょ あんた忘れたの?」
ほむら(・・・どういう事?)
マミ 「!?」
ほむら「先生・・・二日続けて 同じネタはやめてもらえるかしら?」
和子 「同じネタ? 暁美さん 何の事ですか?」
まどか「ほむらちゃん? 何言ってるの?」
ほむら「え? ・・・まどか?」
マミ 「暁美さん どうしちゃったの?」
さやか「今日は栗拾いだって ずっと前から言ってたでしょ あんた忘れたの?」
ほむら(・・・どういう事?)
70: 2015/11/29(日) 11:24:09.508 ID:0kU1GZ5yM
杏子 「なあ ほむら・・・大丈夫か?」
ほむら「ええ 平気よ 心配しないで」
杏子 「うんまい棒でも食うか?」
ほむら「ありがとう いただくわ・・・コーンポタージュ味はあるかしら?」
杏子 「ごめん ソース味しか残ってない」
ほむら「いえ ソース味も嫌いじゃないわ」モグモグ
和子 「あなたたち・・・先生の目の前で 堂々とお菓子を食べるんじゃありません!」
ほむら「ええ 平気よ 心配しないで」
杏子 「うんまい棒でも食うか?」
ほむら「ありがとう いただくわ・・・コーンポタージュ味はあるかしら?」
杏子 「ごめん ソース味しか残ってない」
ほむら「いえ ソース味も嫌いじゃないわ」モグモグ
和子 「あなたたち・・・先生の目の前で 堂々とお菓子を食べるんじゃありません!」
71: 2015/11/29(日) 11:26:08.278 ID:0kU1GZ5yM
ほむら(私は・・・この現象に 覚えがある)
(タイムリープ・・・しかし 私の時間逆行能力は失われたはず・・・)
(何者かによる干渉? でもここは 私の改変した世界・・・異変があれば すぐに察知出来る)
(現に 使い魔たちからの報告は何もない)
(タイムリープ・・・しかし 私の時間逆行能力は失われたはず・・・)
(何者かによる干渉? でもここは 私の改変した世界・・・異変があれば すぐに察知出来る)
(現に 使い魔たちからの報告は何もない)
72: 2015/11/29(日) 11:28:09.300 ID:0kU1GZ5yM
ほむら(・・・考えられる可能性は二つ)
(世界改変に伴う歪みが 元へ戻ろうと修正が働いたか・・・)
(もしくは彼女・・・円環としてのまどかが 眠りから目醒める兆候・・・)
(どちらにせよ この異変を引き起こした原因を 早急に調べなくてはいけないわ)
(世界改変に伴う歪みが 元へ戻ろうと修正が働いたか・・・)
(もしくは彼女・・・円環としてのまどかが 眠りから目醒める兆候・・・)
(どちらにせよ この異変を引き起こした原因を 早急に調べなくてはいけないわ)
73: 2015/11/29(日) 11:30:08.632 ID:0kU1GZ5yM
ほむら(ここは慎重に行動するべきね・・・誰と組むべきかしら?)
(まどかは円環の理・・・原因の究明が済むまでは 不用意に接触出来ない)
(美樹さやかも同様・・・一部とはいえ 彼女も円環に連なる者 私が封じた記憶が戻れば 厄介な事になる)
(なら 必然的に候補は一人・・・)
(まどかは円環の理・・・原因の究明が済むまでは 不用意に接触出来ない)
(美樹さやかも同様・・・一部とはいえ 彼女も円環に連なる者 私が封じた記憶が戻れば 厄介な事になる)
(なら 必然的に候補は一人・・・)
74: 2015/11/29(日) 11:32:12.711 ID:0kU1GZ5yM
むら「ふう・・・仕方ないわ 巴さん 私と一緒に組みましょう?」
マミ 「暁美さん・・・私とでいいの?」
ほむら「ええ・・・それとも嫌だったかしら?」
マミ 「いえ 嬉しいけど 鹿目さんと組まなくていいの?」
ほむら「ちょっと まどかとは組めない事情があるのよ」
マミ 「暁美さん・・・私とでいいの?」
ほむら「ええ・・・それとも嫌だったかしら?」
マミ 「いえ 嬉しいけど 鹿目さんと組まなくていいの?」
ほむら「ちょっと まどかとは組めない事情があるのよ」
75: 2015/11/29(日) 11:34:10.842 ID:0kU1GZ5yM
まどか「ほむらちゃん・・・そんなに私と組むのが嫌なんだ・・・」
ほむら「ち 違うのよまどか! 私が愛してるのは貴女だけよ!!」
まどか「ほッ ほむらちゃん!? 愛してるって?」
ほむら「いえ その えっと・・・」
ほむら(いけない・・・うっかり口が滑ったわ)
まどか「・・・ひょっとして 冗談?」
ほむら「そ そんな事はないのよ まどか!」
ほむら(・・・どうしましょう)
ほむら「ち 違うのよまどか! 私が愛してるのは貴女だけよ!!」
まどか「ほッ ほむらちゃん!? 愛してるって?」
ほむら「いえ その えっと・・・」
ほむら(いけない・・・うっかり口が滑ったわ)
まどか「・・・ひょっとして 冗談?」
ほむら「そ そんな事はないのよ まどか!」
ほむら(・・・どうしましょう)
76: 2015/11/29(日) 11:36:11.913 ID:0kU1GZ5yM
さやか「いよっ 熱いねご両人!・・・痴話喧嘩は 他所でやってくんないかな?」
まどか「そんな・・・お熱いだなんて・・・さやかちゃん もっと言って!」
さやか「まどか・・・あんたってば 髪だけでなく 頭の中までピンクかよ」
ほむら「美樹さやか・・・痴話喧嘩って どういう意味かしら?」
さやか「知らないの? 痴話喧嘩っていうのは 男女間の愛情のもつれが元でおこる たわいもない喧嘩の事だよ」
ほむら「それぐらい知ってるわよ! っていうか 私達は『男女』じゃないでしょう!」
まどか「そんな・・・お熱いだなんて・・・さやかちゃん もっと言って!」
さやか「まどか・・・あんたってば 髪だけでなく 頭の中までピンクかよ」
ほむら「美樹さやか・・・痴話喧嘩って どういう意味かしら?」
さやか「知らないの? 痴話喧嘩っていうのは 男女間の愛情のもつれが元でおこる たわいもない喧嘩の事だよ」
ほむら「それぐらい知ってるわよ! っていうか 私達は『男女』じゃないでしょう!」
77: 2015/11/29(日) 11:38:08.866 ID:0kU1GZ5yM
さやか「ああ そっか・・・じゃあ こういう場合は 痴話喧嘩って言わないのかな?」
「どうなの中沢くん?」
中沢 「え!? えっと どっちでもいいんじゃないかと」
さやか「うわー 予想通りの反応」
「せんせー! どうなんですか?」
和子 「えっとね 恋人同士なら 同性間でも構わないのよ」
「でも 暁美さんと鹿目さんは まだ恋人同士じゃないから 巴さんも含めた三人での修羅場っていうのが適切じゃないかしら?」
「どうなの中沢くん?」
中沢 「え!? えっと どっちでもいいんじゃないかと」
さやか「うわー 予想通りの反応」
「せんせー! どうなんですか?」
和子 「えっとね 恋人同士なら 同性間でも構わないのよ」
「でも 暁美さんと鹿目さんは まだ恋人同士じゃないから 巴さんも含めた三人での修羅場っていうのが適切じゃないかしら?」
78: 2015/11/29(日) 11:40:18.568 ID:0kU1GZ5yM
さやか「おおっ 和子ちゃんが 初めて教師らしい姿を!」
まどか「さすが先生! 痴話喧嘩のエキスパートですね!」
和子 「あなたたち・・・言っていいことと悪いことがありますよ!」
「全く・・・いままで担任から どんな指導を受けてきたのかしら?」
杏子 「いや 担任はお前だろ」
まどか(どっちかっていうと 先生の指導に問題がある気がする・・・)
まどか「さすが先生! 痴話喧嘩のエキスパートですね!」
和子 「あなたたち・・・言っていいことと悪いことがありますよ!」
「全く・・・いままで担任から どんな指導を受けてきたのかしら?」
杏子 「いや 担任はお前だろ」
まどか(どっちかっていうと 先生の指導に問題がある気がする・・・)
79: 2015/11/29(日) 11:42:14.567 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「それにしても 暁美さんとペアになるなんて 初めてじゃないかしら?」
ほむら「そうね」
マミ 「見て・・・沢山落ちてるわよ」
「これだけあれば 色んな料理に使えそうね」
「ふふっ なぎさ 喜んでくれるかしら?」
ほむら「じゃあ そろそろ拾いましょうか」
マミ 「ええ 頑張りましょう」
ほむら(少し 探りを入れてみようかしら?)
ほむら「そうね」
マミ 「見て・・・沢山落ちてるわよ」
「これだけあれば 色んな料理に使えそうね」
「ふふっ なぎさ 喜んでくれるかしら?」
ほむら「じゃあ そろそろ拾いましょうか」
マミ 「ええ 頑張りましょう」
ほむら(少し 探りを入れてみようかしら?)
81: 2015/11/29(日) 11:44:12.784 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「巴さん・・・最近なにか 変わった事はない?」
マミ 「・・・変わった事?」
ほむら「些細な変化でも構わないわ どこかで違和感を感じた記憶はある?」
マミ 「暁美さん・・・ひょっとして 私と組んだのは その話のため?」
ほむら「それだけではないけれど・・・まあ そうよ」
マミ 「ねえ・・・お仕事の話は 後にしない?」
「せっかくのイベントなんだから 今は学生らしく レクリエーションを楽しみましょう」
ほむら「巴さん・・・あなたらしくないわね」
マミ 「・・・変わった事?」
ほむら「些細な変化でも構わないわ どこかで違和感を感じた記憶はある?」
マミ 「暁美さん・・・ひょっとして 私と組んだのは その話のため?」
ほむら「それだけではないけれど・・・まあ そうよ」
マミ 「ねえ・・・お仕事の話は 後にしない?」
「せっかくのイベントなんだから 今は学生らしく レクリエーションを楽しみましょう」
ほむら「巴さん・・・あなたらしくないわね」
82: 2015/11/29(日) 11:46:09.409 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「私らしくない か・・・ねえ 私らしいって なに?」
「強くて 華麗で 理想的な魔法少女・・・模範的な正義の味方・・・」
「それが 巴マミらしい って事なの?」
「私が 年相応にはしゃいでいたら『らしくない』のかしら?」
ほむら「巴さん・・・」
「強くて 華麗で 理想的な魔法少女・・・模範的な正義の味方・・・」
「それが 巴マミらしい って事なの?」
「私が 年相応にはしゃいでいたら『らしくない』のかしら?」
ほむら「巴さん・・・」
83: 2015/11/29(日) 11:48:09.975 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「ごめんなさい・・・今のは 忘れてちょうだい」
ほむら「気にしないで・・・誰にだって 弱音を漏らしたくなる時があるわ」
「・・・でも あなたが弱気だと 皆が戸惑う」
「私でよければ 愚痴ぐらい聞くから」
マミ 「ふふ・・・ありがとう 優しいのね 暁美さん」
ほむら「いえ そんな事ないわ」
ほむら「気にしないで・・・誰にだって 弱音を漏らしたくなる時があるわ」
「・・・でも あなたが弱気だと 皆が戸惑う」
「私でよければ 愚痴ぐらい聞くから」
マミ 「ふふ・・・ありがとう 優しいのね 暁美さん」
ほむら「いえ そんな事ないわ」
84: 2015/11/29(日) 11:50:10.331 ID:0kU1GZ5yM
ほむら(・・・なぜ この人が苦手だったのか 今なら分かる)
(繊細で 強がりで 寂しがりで・・・ まるで自分の嫌な部分を 鏡で見せられているようだった)
(似たもの同士・・・だけど 決して相容れない存在)
(でも・・・)
(繊細で 強がりで 寂しがりで・・・ まるで自分の嫌な部分を 鏡で見せられているようだった)
(似たもの同士・・・だけど 決して相容れない存在)
(でも・・・)
85: 2015/11/29(日) 11:52:12.395 ID:0kU1GZ5yM
ほむら「ねえ巴さん」
「もし 『最初』に出会ったのが あなただったら 私たち 親友になれたのかもしれないわね」
マミ 「どうしたの暁美さん?」
「いきなり そんな事を言い出すなんて」
ほむら「ただ なんとなく そう思っただけよ・・・忘れてちょうだい」
マミ 「もしかして 気を使ってくれてるの?」
ほむら「そういう事にしておいてくれると 助かるわ」
マミ 「じゃあ そうする」
「もし 『最初』に出会ったのが あなただったら 私たち 親友になれたのかもしれないわね」
マミ 「どうしたの暁美さん?」
「いきなり そんな事を言い出すなんて」
ほむら「ただ なんとなく そう思っただけよ・・・忘れてちょうだい」
マミ 「もしかして 気を使ってくれてるの?」
ほむら「そういう事にしておいてくれると 助かるわ」
マミ 「じゃあ そうする」
86: 2015/11/29(日) 11:54:12.078 ID:0kU1GZ5yM
マミ 「・・・でもね暁美さん あなたさえよければ 今からでも遅くないわ」
「私なら いつでも待っているから・・・ね?」
ほむら「ありがとう」
ほむら(・・・でも もう遅い)
(私は既に 袂を分かってしまったのだから・・・)
「私なら いつでも待っているから・・・ね?」
ほむら「ありがとう」
ほむら(・・・でも もう遅い)
(私は既に 袂を分かってしまったのだから・・・)
87: 2015/11/29(日) 11:56:14.022 ID:0kU1GZ5yM
。
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88: 2015/11/29(日) 11:58:11.815 ID:0kU1GZ5yM
和子「は~いそれじゃ 二人一組になって~」
マミ「!?」
ほむら「杏子 うんまい棒を貰えるかしら?」
杏子 「おい! いきなり何言い出すんだ あんた!?」
ほむら「これは とても重要な事なの・・・何味がある?」
杏子 「ええと・・・ソース味だけだな」
ほむら「ありがとう 杏子」モグモグ
マミ「!?」
ほむら「杏子 うんまい棒を貰えるかしら?」
杏子 「おい! いきなり何言い出すんだ あんた!?」
ほむら「これは とても重要な事なの・・・何味がある?」
杏子 「ええと・・・ソース味だけだな」
ほむら「ありがとう 杏子」モグモグ
89: 2015/11/29(日) 12:00:11.720 ID:0kU1GZ5yMNIKU
和子 「・・・暁美さん 授業中にお菓子を食べるのが 重要な事ですか?」
ほむら「はい先生 どうしても必要だったんです」
和子 (このガキ・・・臆面もなく言い切りやがった)
まどか(ほむらちゃん カッコイイ・・・)
マミ (なんだか分からないけど 助かったわ)
さやか(・・・)
ほむら「はい先生 どうしても必要だったんです」
和子 (このガキ・・・臆面もなく言い切りやがった)
まどか(ほむらちゃん カッコイイ・・・)
マミ (なんだか分からないけど 助かったわ)
さやか(・・・)
90: 2015/11/29(日) 12:02:11.623 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら(結局 昨日はあれから大した変化はなかった)
(そして 杏子のうんまい棒にも変化はない)
(つまり ループした時点で 状況は一度リセットされる・・・私の記憶を除いて)
(変化が現れるのは この栗拾い以降の行動から)
(なら もう選択の余地は殆どないわね)
(そして 杏子のうんまい棒にも変化はない)
(つまり ループした時点で 状況は一度リセットされる・・・私の記憶を除いて)
(変化が現れるのは この栗拾い以降の行動から)
(なら もう選択の余地は殆どないわね)
91: 2015/11/29(日) 12:04:11.774 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「ねえ美樹さん・・・私と一緒に組みましょう?」
さやか「えーと あんた本気?」
ほむら「もちろんよ 冗談に聞こえたかしら?」
さやか「いや 悪い冗談にしか聞こえないんだけど・・・」
ほむら「それは了承と受け取っても構わないかしら?」
さやか「どう聞いたらそんな結論になるのさ!」
ほむら「いいから 黙って私と組みなさい」
さやか「えーと あんた本気?」
ほむら「もちろんよ 冗談に聞こえたかしら?」
さやか「いや 悪い冗談にしか聞こえないんだけど・・・」
ほむら「それは了承と受け取っても構わないかしら?」
さやか「どう聞いたらそんな結論になるのさ!」
ほむら「いいから 黙って私と組みなさい」
92: 2015/11/29(日) 12:06:08.693 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「なんつー強引な・・・そーだ まどかの事はいいの?」
「あんた あんなに組みたがってたじゃん」
ほむら「・・・・・・・・・ええ 涙を飲んで諦めるわ」
さやか「諦めんなよ!」
「ねえ まどか・・・あんたもほむらと組みたいでしょ? ね?」
まどか「うん・・・でも 私も涙を飲んで諦めるよ」
「あんた あんなに組みたがってたじゃん」
ほむら「・・・・・・・・・ええ 涙を飲んで諦めるわ」
さやか「諦めんなよ!」
「ねえ まどか・・・あんたもほむらと組みたいでしょ? ね?」
まどか「うん・・・でも 私も涙を飲んで諦めるよ」
93: 2015/11/29(日) 12:08:08.916 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「なんで急に そんな事言い出すわけ あんたらは!?」
まどか「えっと 私マミさんと ちょっとお話ししたい事があって」
「それに さやかちゃんとほむらちゃんが仲良しになってくれると それはとっても嬉しいなって」
ほむら「ええ まどか・・・頑張るわ」
さやか「いや 頑張んないでいいから」
まどか「えっと 私マミさんと ちょっとお話ししたい事があって」
「それに さやかちゃんとほむらちゃんが仲良しになってくれると それはとっても嬉しいなって」
ほむら「ええ まどか・・・頑張るわ」
さやか「いや 頑張んないでいいから」
94: 2015/11/29(日) 12:10:14.611 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「往生際が悪いわね・・・いい加減に 観念しなさい」
さやか「いやー やめてー 拉致られるー 助けてー」
ほむら《黙って来なさい・・・二人だけで話があるの》
さやか(念話!? 話ってまさか・・・)
さやか「いやー やめてー 拉致られるー 助けてー」
ほむら《黙って来なさい・・・二人だけで話があるの》
さやか(念話!? 話ってまさか・・・)
95: 2015/11/29(日) 12:12:08.078 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「行っちゃった・・・じゃあ 私たちも行きましょうか?」
マミ 「そうね 鹿目さん」
杏子 「・・・ちょっと待て」
「あたしは 誰と組めってんだよ?」
仁美 「佐倉さん・・・よろしかったら わたくしと組みますか?」
杏子 「志筑仁美・・・あんたって 結構いい奴なんだな」
仁美 「・・・そんな事ありませんわ」
マミ 「そうね 鹿目さん」
杏子 「・・・ちょっと待て」
「あたしは 誰と組めってんだよ?」
仁美 「佐倉さん・・・よろしかったら わたくしと組みますか?」
杏子 「志筑仁美・・・あんたって 結構いい奴なんだな」
仁美 「・・・そんな事ありませんわ」
96: 2015/11/29(日) 12:14:10.230 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「それで? 話ってなにさ?」
ほむら「あなたと腹の探り合いをしても意味がないし 単刀直入に言うわ」
「美樹さやか・・・あなたは今回の異常に 何か気付いてるんでしょう?」
さやか「おい あんた・・・その姿は」
ほむら「やっぱり・・・私の悪魔姿を見ても驚かない」
「封じた筈の記憶が 戻っているようね」
ほむら「あなたと腹の探り合いをしても意味がないし 単刀直入に言うわ」
「美樹さやか・・・あなたは今回の異常に 何か気付いてるんでしょう?」
さやか「おい あんた・・・その姿は」
ほむら「やっぱり・・・私の悪魔姿を見ても驚かない」
「封じた筈の記憶が 戻っているようね」
97: 2015/11/29(日) 12:16:08.138 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「・・・こんな所でその姿を晒すのは ちょっと不用心すぎるんじゃないの?」
ほむら「心配は要らないわ 周囲の空間は私が閉じた」
「誰かに見咎められる事はない」
さやか「・・・」
ほむら「心配は要らないわ 周囲の空間は私が閉じた」
「誰かに見咎められる事はない」
さやか「・・・」
98: 2015/11/29(日) 12:18:16.915 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「いつから気付いていたの?」
さやか「さあて なんの事やら・・・さやかちゃん わかんなーい」
ほむら「・・・見咎められる事はない と言ったわよね?」
「ここで あなたが消えても 誰も気が付かないわ」
さやか「さあて なんの事やら・・・さやかちゃん わかんなーい」
ほむら「・・・見咎められる事はない と言ったわよね?」
「ここで あなたが消えても 誰も気が付かないわ」
99: 2015/11/29(日) 12:20:08.584 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「あたしが消えたら 一緒に居たあんたに 疑いがかかるんじゃないの?」
「それに あたしを舐め過ぎじゃない? 逃げる事ぐらいなら出来るんだよ」
ほむら「心配は要らない とも言った筈よ」
「本来あなたは この世界に存在しない」
「消え去っても 自然な状態に戻るだけ」
さやか「・・・」
「それに あたしを舐め過ぎじゃない? 逃げる事ぐらいなら出来るんだよ」
ほむら「心配は要らない とも言った筈よ」
「本来あなたは この世界に存在しない」
「消え去っても 自然な状態に戻るだけ」
さやか「・・・」
100: 2015/11/29(日) 12:22:10.110 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「そして 逃げる事も不可能・・・」
「気付いているでしょう? 円環の力が出せない事に」
さやか「あんた・・・一体あたしに 何したのさ?」
ほむら「何もしてないわ・・・あなたにはね」
さやか「・・・」
「気付いているでしょう? 円環の力が出せない事に」
さやか「あんた・・・一体あたしに 何したのさ?」
ほむら「何もしてないわ・・・あなたにはね」
さやか「・・・」
101: 2015/11/29(日) 12:24:09.802 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「先程 空間を閉じた と言ったでしょう?・・・これは『魔結界』って言うのよ」
「世界の一部を上書きし 自分の領域として固定する 悪魔の力・・・」
さやか「・・・つまりここは あんたのダークオーブの中ってワケだ」
ほむら「ええ 理解が早くて助かるわ」
「外界から完全に隔絶された異空間・・・」
「以前 インキュベーターの使用した 遮断フィールドと同様の性質だと言えば分かるかしら?」
「世界の一部を上書きし 自分の領域として固定する 悪魔の力・・・」
さやか「・・・つまりここは あんたのダークオーブの中ってワケだ」
ほむら「ええ 理解が早くて助かるわ」
「外界から完全に隔絶された異空間・・・」
「以前 インキュベーターの使用した 遮断フィールドと同様の性質だと言えば分かるかしら?」
102: 2015/11/29(日) 12:26:10.321 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか(それで か・・・円環の力が出せないのは)
(世界との繋がりを断絶されて 円環との接続まで強制的に切断されたって事ね・・・)
ほむら「あの時は 円環の理を観測する事が 奴等の目的だった・・・」
「だから内部の招きに応じる形で あなたも円環の力を振るう事が出来た」
さやか「・・・」
(世界との繋がりを断絶されて 円環との接続まで強制的に切断されたって事ね・・・)
ほむら「あの時は 円環の理を観測する事が 奴等の目的だった・・・」
「だから内部の招きに応じる形で あなたも円環の力を振るう事が出来た」
さやか「・・・」
103: 2015/11/29(日) 12:28:08.772 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「ここまで言えば 分かるわよね?」
「今のあなたは 自分の持つ 本来の魔法少女としての力しかない」
「この状態なら 一呼吸の間を待たずに 容易くその命を摘み取る事が出来るのよ」
さやか「・・・分かったよ 降参 こうさーん」
ほむら「あら 随分と素直ね?」
さやか「よく言うよ・・・その為に 散々脅しを掛けたんでしょ?」
「・・・それとも あたしと戦いたいの?」
「今のあなたは 自分の持つ 本来の魔法少女としての力しかない」
「この状態なら 一呼吸の間を待たずに 容易くその命を摘み取る事が出来るのよ」
さやか「・・・分かったよ 降参 こうさーん」
ほむら「あら 随分と素直ね?」
さやか「よく言うよ・・・その為に 散々脅しを掛けたんでしょ?」
「・・・それとも あたしと戦いたいの?」
104: 2015/11/29(日) 12:30:09.274 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「まだ そんな減らず口が叩けるだなんて・・・戦いにすら ならないと思うけど」
さやか「それじゃあどうする? あたしを頃す?」
ほむら「それは あなたの返答次第よ」
さやか「・・・」
さやか「それじゃあどうする? あたしを頃す?」
ほむら「それは あなたの返答次第よ」
さやか「・・・」
105: 2015/11/29(日) 12:32:08.307 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「じゃあ 先程の質問に答えて」
さやか「・・・質問は 一個ずつにしてもらえる?」
ほむら「ええ 美樹さやか・・・何時から記憶が戻っていたの?」
さやか「まあ 最初から かな」
ほむら「そう 初めから・・・」
「それで わざわざこの茶番劇に 付き合ってくれていたって訳ね」
「・・・ここまで虚仮にされたのは初めてよ」
さやか「コケにする か・・・そんなつもりはなかったけどね」
さやか「・・・質問は 一個ずつにしてもらえる?」
ほむら「ええ 美樹さやか・・・何時から記憶が戻っていたの?」
さやか「まあ 最初から かな」
ほむら「そう 初めから・・・」
「それで わざわざこの茶番劇に 付き合ってくれていたって訳ね」
「・・・ここまで虚仮にされたのは初めてよ」
さやか「コケにする か・・・そんなつもりはなかったけどね」
107: 2015/11/29(日) 12:34:16.152 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「じゃあ次・・・この異常は何? ループの原因と解決策・・・」
「あなたの知っている事を 全部話してもらうわ」
さやか「・・・なんであたしが それを知ってると思うのさ?」
ほむら「とぼけても無駄よ・・・学校で言った あなたの言葉」
『まどかの事はいいの? あんた あんなに組みたがってたじゃん』
ほむら「まどかとのペアに固執していたのは 初日の話・・・本来あなたが その事を知る由はない」
「私と同様に ループ時の記憶を留めない限りは・・・」
さやか「・・・」
「あなたの知っている事を 全部話してもらうわ」
さやか「・・・なんであたしが それを知ってると思うのさ?」
ほむら「とぼけても無駄よ・・・学校で言った あなたの言葉」
『まどかの事はいいの? あんた あんなに組みたがってたじゃん』
ほむら「まどかとのペアに固執していたのは 初日の話・・・本来あなたが その事を知る由はない」
「私と同様に ループ時の記憶を留めない限りは・・・」
さやか「・・・」
108: 2015/11/29(日) 12:36:08.704 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「そして あなたが言った『最初から』の言葉・・・それは 一体何処を指すのかしら?」
さやか「・・・」
ほむら「世界改変直後 ではないわよね?・・・あの時 私は 確かにあなたの記憶を封じた」
「なら 今回の異常が発生した時に あなたの記憶が戻ったと考えるのが妥当・・・」
「それはつまり 円環としての彼女が 目覚める兆候ではないの?」
さやか「・・・」
ほむら「世界改変直後 ではないわよね?・・・あの時 私は 確かにあなたの記憶を封じた」
「なら 今回の異常が発生した時に あなたの記憶が戻ったと考えるのが妥当・・・」
「それはつまり 円環としての彼女が 目覚める兆候ではないの?」
109: 2015/11/29(日) 12:38:12.534 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「・・・へえ 冴えてるじゃん」
ほむら「茶化さないで・・・それで 答えは?」
さやか「半分は正解・・・かな?」
ほむら「半分?」
さやか「あたしの記憶が戻ったのは 今回の異常・・・ループが起きた時」
「それは正解だよ」
ほむら「・・・」
ほむら「茶化さないで・・・それで 答えは?」
さやか「半分は正解・・・かな?」
ほむら「半分?」
さやか「あたしの記憶が戻ったのは 今回の異常・・・ループが起きた時」
「それは正解だよ」
ほむら「・・・」
110: 2015/11/29(日) 12:40:24.316 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「あんたの記憶操作は 自己暗示に近い・・・円環に関する記憶を 文字通り『封じた』だけ」
「力の使い方を 思い出せない様に細工しただけで 記憶を消したり 円環との繋がりを絶った訳じゃない」
ほむら「・・・」
さやか「それが あんたの甘さ・・・いや 優しさかな?」
ほむら「・・・それで?」
「力の使い方を 思い出せない様に細工しただけで 記憶を消したり 円環との繋がりを絶った訳じゃない」
ほむら「・・・」
さやか「それが あんたの甘さ・・・いや 優しさかな?」
ほむら「・・・それで?」
111: 2015/11/29(日) 12:42:15.835 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「今回のループは まどかが引き起こした・・・」
「でも 目覚める兆候じゃないよ 全くの逆」
ほむら「・・・逆?」
さやか「マミさんの部屋で まどかはなんて言ってた? 思い出してごらんよ」
ほむら(まどか・・・そう あの子はとっても幸せそうに 笑ってくれたわ・・・私の望んだ通りに)
『賑やかで 楽しくて・・・ずっと こんな時間が続いてくれたらいいのに』
ほむら「・・・!? まさか?」
「でも 目覚める兆候じゃないよ 全くの逆」
ほむら「・・・逆?」
さやか「マミさんの部屋で まどかはなんて言ってた? 思い出してごらんよ」
ほむら(まどか・・・そう あの子はとっても幸せそうに 笑ってくれたわ・・・私の望んだ通りに)
『賑やかで 楽しくて・・・ずっと こんな時間が続いてくれたらいいのに』
ほむら「・・・!? まさか?」
112: 2015/11/29(日) 12:44:09.134 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「それじゃあ これは・・・」
さやか「そう・・・穏やかな幸せが 永遠に続いて欲しいという『人間としてのまどか』の願いだよ」
「その強烈な想いが 円環に働き掛けて 世界の条理を捻じ曲げた・・・」
「まどかが 円環の力を使った余波があたしにも及んで そのショックで封じられた記憶が戻ったってワケさ」
さやか「そう・・・穏やかな幸せが 永遠に続いて欲しいという『人間としてのまどか』の願いだよ」
「その強烈な想いが 円環に働き掛けて 世界の条理を捻じ曲げた・・・」
「まどかが 円環の力を使った余波があたしにも及んで そのショックで封じられた記憶が戻ったってワケさ」
113: 2015/11/29(日) 12:46:10.549 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「でも・・・それなら何故 まどかは目覚めないの?」
「円環の力を使えば 彼女は本来の力と姿を取り戻してしまう筈よ?」
さやか「・・・言ったろ『逆』だって」
「この世界の継続を望んだのは『人間としてのまどか』だ」
「あの子が目を覚ましたら この世界は 本来の姿に戻ってしまう・・・」
ほむら「・・・」
「円環の力を使えば 彼女は本来の力と姿を取り戻してしまう筈よ?」
さやか「・・・言ったろ『逆』だって」
「この世界の継続を望んだのは『人間としてのまどか』だ」
「あの子が目を覚ましたら この世界は 本来の姿に戻ってしまう・・・」
ほむら「・・・」
114: 2015/11/29(日) 12:48:08.068 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「だから あの子は眠りについた・・・この日常を守るためにね」
「言うならば 此処はまどかの 夢と現が溶け合う領域・・・あの子の望んだ世界だよ」
ほむら「そんな・・・なら このループを解除する方法は 一つしかない」
ほむら(そう・・・まどかを目覚めさせて 円環の理へと戻す事・・・)
「言うならば 此処はまどかの 夢と現が溶け合う領域・・・あの子の望んだ世界だよ」
ほむら「そんな・・・なら このループを解除する方法は 一つしかない」
ほむら(そう・・・まどかを目覚めさせて 円環の理へと戻す事・・・)
115: 2015/11/29(日) 12:50:08.140 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「いや 実はそこまで深刻な事態じゃないんだ」
ほむら「・・・どういう事?」
さやか「まどかの興味を 他に移してやればいい」
「例えば 次の休みに みんなで遊びに行くとかさ」
ほむら「・・・そんな簡単な事で?」
さやか「まあ 一時凌ぎにしかならないけど・・・しばらくならこの方法で まどかの目覚めを防げるはず」
「・・・あと このループを抜けるには もう一つの条件がある」
ほむら「条件? 何かしら?」
ほむら「・・・どういう事?」
さやか「まどかの興味を 他に移してやればいい」
「例えば 次の休みに みんなで遊びに行くとかさ」
ほむら「・・・そんな簡単な事で?」
さやか「まあ 一時凌ぎにしかならないけど・・・しばらくならこの方法で まどかの目覚めを防げるはず」
「・・・あと このループを抜けるには もう一つの条件がある」
ほむら「条件? 何かしら?」
116: 2015/11/29(日) 12:52:08.115 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「まどかは あんたとペアになるのがご所望みたい」
ほむら「・・・どういう事? そもそも 私とのペアを拒んだのはまどか自身でしょう?」
さやか「あー うん・・・そーなんだけどさー」
ほむら「何よ 歯切れの悪い」
さやか「いや・・・あたしの口から 言っちゃっていいのかなって」
ほむら「いいから言いなさい」
ほむら「・・・どういう事? そもそも 私とのペアを拒んだのはまどか自身でしょう?」
さやか「あー うん・・・そーなんだけどさー」
ほむら「何よ 歯切れの悪い」
さやか「いや・・・あたしの口から 言っちゃっていいのかなって」
ほむら「いいから言いなさい」
117: 2015/11/29(日) 12:54:07.896 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「あの子・・・あんたと仲良くなりたくて マミさんにお菓子作りを教わろうとしてたんだ」
ほむら「じゃあ その為に巴さんとペアを組んだの?」
さやか「そういう事・・・でも あんたが他の娘と組んで 仲良くしてたのが気に食わないみたい」
ほむら「そんな・・・」
ほむら「じゃあ その為に巴さんとペアを組んだの?」
さやか「そういう事・・・でも あんたが他の娘と組んで 仲良くしてたのが気に食わないみたい」
ほむら「そんな・・・」
118: 2015/11/29(日) 12:56:07.420 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「あんたの言いたい事は分かるよ・・・自分で拒否しときながら 身勝手な奴だって思ってるんでしょ?」
ほむら「・・・いえ でも まさか」
ほむら(まどかが 私を想ってくれている?)
さやか「あたしが知ってるのはここまで・・・とりあえずそれで 今回のループは解除出来るはずだよ」
ほむら「・・・」
ほむら「・・・いえ でも まさか」
ほむら(まどかが 私を想ってくれている?)
さやか「あたしが知ってるのはここまで・・・とりあえずそれで 今回のループは解除出来るはずだよ」
ほむら「・・・」
119: 2015/11/29(日) 12:58:08.607 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「信じられない?」
ほむら「逆よ・・・何故そこまで教えるの?」
「世界を元に戻すのが 円環としての あなたの使命でしょうに」
さやか「人の事を力ずくで脅しといて よくそんなこと言えるね この悪魔!」
ほむら「真面目に答えて」
ほむら「逆よ・・・何故そこまで教えるの?」
「世界を元に戻すのが 円環としての あなたの使命でしょうに」
さやか「人の事を力ずくで脅しといて よくそんなこと言えるね この悪魔!」
ほむら「真面目に答えて」
120: 2015/11/29(日) 13:00:07.727 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「・・・あたしも人間としての生に 未練があるって言ったら 笑う?」
ほむら「笑わないわ・・・でも嘘ね」
さやか「なんでそう思うのさ?」
ほむら「それが本当ならば 私に敵対する意味はない・・・むしろ 手を組む筈よ」
さやか「あんたって 鋭いんだか 抜けてんだか よく分かんないよね」
ほむら「真面目に答えて と言った筈よ・・・私を怒らせないで」
さやか「分かったってば・・・そんな怖い顔で睨むなよ」
ほむら「それで?」
ほむら「笑わないわ・・・でも嘘ね」
さやか「なんでそう思うのさ?」
ほむら「それが本当ならば 私に敵対する意味はない・・・むしろ 手を組む筈よ」
さやか「あんたって 鋭いんだか 抜けてんだか よく分かんないよね」
ほむら「真面目に答えて と言った筈よ・・・私を怒らせないで」
さやか「分かったってば・・・そんな怖い顔で睨むなよ」
ほむら「それで?」
121: 2015/11/29(日) 13:02:16.406 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「・・・このまま まどかが目を覚ませば 世界は元の姿を取り戻す」
「その時 世界を歪めた元凶は どうなると思う?」
ほむら「それは・・・」
さやか「当然 無事じゃあ済まない・・・むしろ 一瞬で消し飛ぶかもね」
ほむら「・・・」
さやか「あんたはもう 魔法少女・・・いや 魔女ですらない 悪魔だ」
「既に円環の理からは外れている・・・まどかによる救済は望めない」
ほむら「・・・」
「その時 世界を歪めた元凶は どうなると思う?」
ほむら「それは・・・」
さやか「当然 無事じゃあ済まない・・・むしろ 一瞬で消し飛ぶかもね」
ほむら「・・・」
さやか「あんたはもう 魔法少女・・・いや 魔女ですらない 悪魔だ」
「既に円環の理からは外れている・・・まどかによる救済は望めない」
ほむら「・・・」
122: 2015/11/29(日) 13:04:10.055 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「でも あんたが自分の意思で まどかの元に還る事を望めば まだ救いはあるかもしれない」
「あんたは そのぐらいの力は持ってるはずだよ」
ほむら「私が・・・自らの手で あの子から家族や友達を奪えって言うの? ふざけないで!!」
さやか「このままでも 結果は同じ・・・あんただって解ってるんでしょ?」
「こんな不安定な世界が いつまでも長続きするはずがないって・・・」
ほむら「ッ・・・」
「あんたは そのぐらいの力は持ってるはずだよ」
ほむら「私が・・・自らの手で あの子から家族や友達を奪えって言うの? ふざけないで!!」
さやか「このままでも 結果は同じ・・・あんただって解ってるんでしょ?」
「こんな不安定な世界が いつまでも長続きするはずがないって・・・」
ほむら「ッ・・・」
123: 2015/11/29(日) 13:06:11.705 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「それに まどかは眠っているだけ・・・眠りってのは いつかは覚めるもんなんだ」
さやか「なあ ほむら・・・あたしは いや まどかも杏子もマミさんも みんなあんたに感謝してるんだよ?」
「本来なら あり得なかった幸せ・・・それが泡沫の夢だったとしても あんたはそれを与えてくれた」
ほむら「だったら!」
さやか「でも 人の身に余る奇跡の恩恵を受けておきながら 人間としての幸せまで求めるのは 都合が良すぎるよね?」
「そんな不条理が罷り通る筈がない」
「必ず何処かで歪みを生じて 世界を在るべき姿へと修正する」
ほむら「・・・」
さやか「なあ ほむら・・・あたしは いや まどかも杏子もマミさんも みんなあんたに感謝してるんだよ?」
「本来なら あり得なかった幸せ・・・それが泡沫の夢だったとしても あんたはそれを与えてくれた」
ほむら「だったら!」
さやか「でも 人の身に余る奇跡の恩恵を受けておきながら 人間としての幸せまで求めるのは 都合が良すぎるよね?」
「そんな不条理が罷り通る筈がない」
「必ず何処かで歪みを生じて 世界を在るべき姿へと修正する」
ほむら「・・・」
124: 2015/11/29(日) 13:08:23.108 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「そりゃあ あたしだって心残りが無い訳じゃない」
「でも あんたのお陰で 別れを告げる時間ぐらいは出来た」
ほむら「・・・」
さやか「まどかだってそうさ」
「本当なら 誰の記憶に残る事もなく その存在すら無かった事にされていたのに もう一度 家族や友達と触れ合う事が出来たんだもん」
「だから ほむら・・・ね?」
ほむら「・・・嫌よ」
さやか「ほむら?」
「でも あんたのお陰で 別れを告げる時間ぐらいは出来た」
ほむら「・・・」
さやか「まどかだってそうさ」
「本当なら 誰の記憶に残る事もなく その存在すら無かった事にされていたのに もう一度 家族や友達と触れ合う事が出来たんだもん」
「だから ほむら・・・ね?」
ほむら「・・・嫌よ」
さやか「ほむら?」
125: 2015/11/29(日) 13:10:13.274 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「絶対に嫌! もう二度とまどかとは離れない!!」
「その為なら こんな世界なんてどうなったって構わない!!」
さやか「あんた 自分が何言ってるか分かってんの?」
ほむら「ええ 私は冷静よ美樹さやか」
「まどかも この世界の維持を望んでくれているんでしょう?」
「・・・なら 円環にはずっと眠っていてもらうわ」
「その為なら こんな世界なんてどうなったって構わない!!」
さやか「あんた 自分が何言ってるか分かってんの?」
ほむら「ええ 私は冷静よ美樹さやか」
「まどかも この世界の維持を望んでくれているんでしょう?」
「・・・なら 円環にはずっと眠っていてもらうわ」
126: 2015/11/29(日) 13:12:08.796 ID:0kU1GZ5yMNIKU
さやか「わっかんないヤツだなー あんたが円環されれば もう二度とまどかと離れる事はないってのに!」
ほむら「その代償に 彼女の人としての幸せを犠牲にして? 冗談じゃないわ!!」
さやか「ッ・・・」
ほむら「まどかが笑ってくれない世界に 価値なんて無い」
さやか「・・・あんたが言ってるのは 子供の駄々と変わらないじゃないか! そんなの長くは続かないって分かってるんだろ!!」
ほむら「なら 一秒でも長く まどかと同じ時を過ごすだけよ」
さやか「いい加減にしろ!!」
ほむら「その代償に 彼女の人としての幸せを犠牲にして? 冗談じゃないわ!!」
さやか「ッ・・・」
ほむら「まどかが笑ってくれない世界に 価値なんて無い」
さやか「・・・あんたが言ってるのは 子供の駄々と変わらないじゃないか! そんなの長くは続かないって分かってるんだろ!!」
ほむら「なら 一秒でも長く まどかと同じ時を過ごすだけよ」
さやか「いい加減にしろ!!」
127: 2015/11/29(日) 13:14:09.028 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「美樹さやか・・・何故あなたが涙を流すの?」
さやか「だって そんな無茶を続けたら あんたはいずれ力尽きるよ・・・」
「あんたが消えちまったら・・・まどかが悲しむじゃないか」
「いや まどかだけじゃない・・・杏子も マミさんだって・・・」
ほむら「さやか・・・」
さやか「・・・幸い まだ時間はある」
「今度は 一人で抱え込んで突っ走ったりしないでさ ちゃんと まどかと話し合いなよ」
ほむら「・・・」
さやか「だって そんな無茶を続けたら あんたはいずれ力尽きるよ・・・」
「あんたが消えちまったら・・・まどかが悲しむじゃないか」
「いや まどかだけじゃない・・・杏子も マミさんだって・・・」
ほむら「さやか・・・」
さやか「・・・幸い まだ時間はある」
「今度は 一人で抱え込んで突っ走ったりしないでさ ちゃんと まどかと話し合いなよ」
ほむら「・・・」
128: 2015/11/29(日) 13:16:08.713 ID:0kU1GZ5yMNIKU
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129: 2015/11/29(日) 13:18:11.714 ID:0kU1GZ5yMNIKU
和子 「は~いそれじゃ 二人一組になって~」
マミ 「!?」
ほむら「巴さん 落ち着いて」
マミ 「でも! 絶体絶命のピンチよ!?」
ほむら「杏子・・・巴さんと組んでくれるかしら?」
杏子 「別に 構わないけど・・・さやかは?」
さやか「あたしは仁美と組むよ ちょっと 話したい事もあるしね」
仁美 「さやかさん・・・」
マミ 「!?」
ほむら「巴さん 落ち着いて」
マミ 「でも! 絶体絶命のピンチよ!?」
ほむら「杏子・・・巴さんと組んでくれるかしら?」
杏子 「別に 構わないけど・・・さやかは?」
さやか「あたしは仁美と組むよ ちょっと 話したい事もあるしね」
仁美 「さやかさん・・・」
130: 2015/11/29(日) 13:20:22.935 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「じゃあ決まりね」
「まどか・・・私とペアになってくれる?」
まどか「えっ・・・ほむらちゃん 今日は 何だか強引だね」
ほむら「嫌だったかしら?」
まどか「ううん そんな事ないよ・・・むしろ 嬉しいかも」
ほむら「そう 良かった・・・じゃあ 行きましょう」
まどか(わわ・・・ほむらちゃんが手を握って来た ど どうしよう?)
ほむら「どうしたの まどか?」
まどか「な 何でもないよ・・・さ 行こ!」
ほむら「ええ」
「まどか・・・私とペアになってくれる?」
まどか「えっ・・・ほむらちゃん 今日は 何だか強引だね」
ほむら「嫌だったかしら?」
まどか「ううん そんな事ないよ・・・むしろ 嬉しいかも」
ほむら「そう 良かった・・・じゃあ 行きましょう」
まどか(わわ・・・ほむらちゃんが手を握って来た ど どうしよう?)
ほむら「どうしたの まどか?」
まどか「な 何でもないよ・・・さ 行こ!」
ほむら「ええ」
131: 2015/11/29(日) 13:22:08.737 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「わあー 見て見て・・・すっごい いっぱい落ちてるよ!」
ほむら「本当・・・拾いきれないぐらいね」
まどか「じゃあ 早速拾っちゃおうか?」
ほむら「そうね」
ほむら「本当・・・拾いきれないぐらいね」
まどか「じゃあ 早速拾っちゃおうか?」
ほむら「そうね」
132: 2015/11/29(日) 13:24:09.655 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「これだけあれば 色々作れそう」
「甘露煮 グラッセ モンブラン・・・ねえ ほむらちゃんは どんなのが好き?」
ほむら「私はモンブランが好きよ」
まどか「本当? 私も大好きなんだ・・・良かった 一緒だね!」
「甘露煮 グラッセ モンブラン・・・ねえ ほむらちゃんは どんなのが好き?」
ほむら「私はモンブランが好きよ」
まどか「本当? 私も大好きなんだ・・・良かった 一緒だね!」
133: 2015/11/29(日) 13:26:14.251 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「・・・ねえ まどか」
「今度 みんなで遊びに行きましょう」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「いいでしょう たまには?」
まどか「う うん」
「今度 みんなで遊びに行きましょう」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「いいでしょう たまには?」
まどか「う うん」
134: 2015/11/29(日) 13:28:11.226 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「それとも 二人っきりの方がいいかしら?」
まどか「ほッ ほむらちゃん それって」
ほむら「ふふ・・・冗談よ」
まどか「ほむらちゃん・・・私のことからかってる?」
ほむら「そんな事ないわ まどかさえよければ 二人っきりでもいいのよ?」
まどか「ほむらちゃん・・・」
まどか「ほッ ほむらちゃん それって」
ほむら「ふふ・・・冗談よ」
まどか「ほむらちゃん・・・私のことからかってる?」
ほむら「そんな事ないわ まどかさえよければ 二人っきりでもいいのよ?」
まどか「ほむらちゃん・・・」
135: 2015/11/29(日) 13:30:07.634 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「まどか・・・あなたは今 幸せ?」
まどか「うん!」
「・・・私ね 引っ越してきて 久し振りの日本で お友達が出来るか不安だったの」
「でも全然 そんな心配いらなかった」
「だって こんなにいっぱい 素敵な友達が出来たんだもん!」
ほむら「そう・・・私もね 今幸せよ」
「こうしてもう一度 あなたと同じ時を過ごせる事が出来たんですもの」
まどか「うん!」
「・・・私ね 引っ越してきて 久し振りの日本で お友達が出来るか不安だったの」
「でも全然 そんな心配いらなかった」
「だって こんなにいっぱい 素敵な友達が出来たんだもん!」
ほむら「そう・・・私もね 今幸せよ」
「こうしてもう一度 あなたと同じ時を過ごせる事が出来たんですもの」
136: 2015/11/29(日) 13:32:09.196 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「ほむらちゃん・・・やっぱり私達って 昔に会った事あるの?」
ほむら「まどか・・・」
まどか「ほむらちゃんがくれた このリボン・・・これって やっぱり何か大切な意味があったんじゃ・・・」
ほむら「そのリボンはね・・・あなたが再開を約束して 私に預けてくれた物なの」
まどか「私・・・そんな大事なこと 忘れちゃってるの?」
ほむら「いいのよ 気にしないで・・・本当に 昔の事ですもの 覚えてなくても仕方がないわ」
まどか「でも・・・」
ほむら「まどか・・・」
まどか「ほむらちゃんがくれた このリボン・・・これって やっぱり何か大切な意味があったんじゃ・・・」
ほむら「そのリボンはね・・・あなたが再開を約束して 私に預けてくれた物なの」
まどか「私・・・そんな大事なこと 忘れちゃってるの?」
ほむら「いいのよ 気にしないで・・・本当に 昔の事ですもの 覚えてなくても仕方がないわ」
まどか「でも・・・」
137: 2015/11/29(日) 13:34:10.126 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「そのリボンは 元々あなたの物・・・それに こうしてまた巡り会う事が出来た」
「それだけで 私は十分よ」
まどか「わ!? ほむらちゃん?」
ほむら「ごめんなさいまどか・・・しばらくの間 こうしていてもいい?」
まどか(ほ ほむらちゃんに抱き付かれちゃった!)
(女の子同士なのに ドキドキしちゃう・・・)
(あれ? でも なんでだろう・・・とっても懐かしい感じがする)
「それだけで 私は十分よ」
まどか「わ!? ほむらちゃん?」
ほむら「ごめんなさいまどか・・・しばらくの間 こうしていてもいい?」
まどか(ほ ほむらちゃんに抱き付かれちゃった!)
(女の子同士なのに ドキドキしちゃう・・・)
(あれ? でも なんでだろう・・・とっても懐かしい感じがする)
138: 2015/11/29(日) 13:36:11.693 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「ほむらちゃん・・・泣いてるの?」
ほむら「ごめんね ごめんねまどか」
まどか「ほむらちゃん・・・よしよし 泣かない泣かない」
ほむら(手の中に有る この笑顔も温もりも 失いたくない・・・)
(でも・・・駄目よ 私はあの時に誓ったはず)
(何があっても 絶対にまどかを守ってみせると)
(その為なら・・・私はどうなっても構わない)
ほむら「ごめんね ごめんねまどか」
まどか「ほむらちゃん・・・よしよし 泣かない泣かない」
ほむら(手の中に有る この笑顔も温もりも 失いたくない・・・)
(でも・・・駄目よ 私はあの時に誓ったはず)
(何があっても 絶対にまどかを守ってみせると)
(その為なら・・・私はどうなっても構わない)
139: 2015/11/29(日) 13:38:12.286 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら(私の命・・・その全てを費やせば まどかが人としての天寿を全うする時間ぐらいは稼げるはず)
(元より まどかに救ってもらったこの命・・・彼女の為に使う事に躊躇いはない)
(大丈夫・・・私が消えても まどかには家族や大勢の友達がいる)
(・・・何の問題もないわ)
(元より まどかに救ってもらったこの命・・・彼女の為に使う事に躊躇いはない)
(大丈夫・・・私が消えても まどかには家族や大勢の友達がいる)
(・・・何の問題もないわ)
140: 2015/11/29(日) 13:40:08.737 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「ほむらちゃん 落ち着いた?」
ほむら「ごめんなさい・・・みっともない所を見せてしまって」
まどか「ううん いいの・・・私なんかで役に立てる事があったら 遠慮なく言って欲しいな」
ほむら「ありがとう まどか・・・あなたは本当に優しいのね」
ほむら(昔から 全く変わらずに・・・)
ほむら「ごめんなさい・・・みっともない所を見せてしまって」
まどか「ううん いいの・・・私なんかで役に立てる事があったら 遠慮なく言って欲しいな」
ほむら「ありがとう まどか・・・あなたは本当に優しいのね」
ほむら(昔から 全く変わらずに・・・)
141: 2015/11/29(日) 13:42:18.417 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「じゃあ そろそろ栗拾いに戻ろっか?」
ほむら「ええ」
まどか「あのね ほむらちゃん・・・よかったら今度 私の作ったお菓子を食べてみてほしいんだけど どうかな?」
ほむら「まどか?」
ほむら「ええ」
まどか「あのね ほむらちゃん・・・よかったら今度 私の作ったお菓子を食べてみてほしいんだけど どうかな?」
ほむら「まどか?」
142: 2015/11/29(日) 13:44:10.933 ID:0kU1GZ5yMNIKU
まどか「今はまだ練習中で お洒落な飾り付けとか出来ないんだけど 味には自信があるんだよ?」
「なんたって パパ直伝なんだから!」
ほむら「それはとっても美味しそうね・・・楽しみに待っているわ」
まどか「うん! えへへ・・・」
「なんたって パパ直伝なんだから!」
ほむら「それはとっても美味しそうね・・・楽しみに待っているわ」
まどか「うん! えへへ・・・」
143: 2015/11/29(日) 13:46:26.698 ID:0kU1GZ5yMNIKU
ほむら「・・・」
ほむら(私はいつか 報いを受ける時が来る)
(全ての魔法少女の希望・・・まどかの願いを踏み躙った その罪を贖う時が)
(それは遠くない未来 彼女が目覚める迄の 僅かな間・・・)
(でも それまでで構わない・・・貴女と共に 幸せな夢を見させてちょうだい)
(お願いよ まどか・・・)
― おわり ―
ほむら(私はいつか 報いを受ける時が来る)
(全ての魔法少女の希望・・・まどかの願いを踏み躙った その罪を贖う時が)
(それは遠くない未来 彼女が目覚める迄の 僅かな間・・・)
(でも それまでで構わない・・・貴女と共に 幸せな夢を見させてちょうだい)
(お願いよ まどか・・・)
― おわり ―
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