1: 2012/01/31(火) 17:09:55.18 ID:mU0c4zRG0
男「危ないんだぞ」

幼馴染「こっちから来た方が楽なんだもん」

男「で、何のようだよ」

幼馴染「宿題みーせて」

男「またかよ~!自分でやれよな、全く」パラ

幼馴染「ありがと男!」


4: 2012/01/31(火) 17:13:19.04 ID:mU0c4zRG0
男(俺はコイツが怖い…)

俺は幼馴染が怖くてしょうがなかった。
俺と幼馴染の家は500mほど離れている。
幼馴染はいつも裸足で俺の窓に来ている。つまり俺と家の間の500mを裸足で来ていることになる。
しかも窓から来るということはある程度の高さを走っていると考えるのが普通である。
普通の歩道を歩いているから窓から来る意味は無いし困難であるからだ。
つまり幼馴染は電柱、塀の上を走って俺の家の窓まで来ていることになる。
そのバランス、身体能力…
怖くてしょうがない

5: 2012/01/31(火) 17:14:28.79
予想外すぎるwwww

6: 2012/01/31(火) 17:14:43.44 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「ありがと!じゃあね男」

男「ああ、また明日な」

幼馴染「また明日~」タッ

男(来た!!)

男(今日こそは見てやる!幼馴染がどうやって帰っているのかを)

男(!!!!!!)

男(バカな!!!)

7: 2012/01/31(火) 17:17:42.77 ID:mU0c4zRG0
幼馴染は走りながら電柱の上を物凄い速さで走っていった
それから近所で有名なキチ〇イ婆さんの家の塀を恐れずに走っていく度胸…
番犬ゴリラックマがいるあの庭の中を通っていく力…
犬に気づかれずにいるくせに凄い速度で走っていく器用さ…
近所のクソカギがたむろっている通りを余裕で通過していく凄さ…
幼馴染はやっぱり普通の人間じゃない…!

8: 2012/01/31(火) 17:17:56.22
またありがちな幼馴染SSかと思ったら斜め上の展開wwww

11: 2012/01/31(火) 17:21:46.47 ID:mU0c4zRG0
男「い、意味が分からん…」

気付けば幼馴染は俺の隣にいた
幼馴染はあの時の事件以来、普通の女の子だった。
あの時の事件は、今思い出しても忘れられない…
俺がまだガキ(幼稚園生)だった頃、俺はバイクに乗っていた(キックボード)
チンピラは俺を掴むとバイクをよこせと言ってきたんだ。
あの時は驚いた…
俺が嫌だと言うとそのチンピラは俺の腹を殴りやがったんだ…
そこに駆けつけてきた幼馴染がそのチンピラを一蹴りで沈めたんだ…
俺は驚いたね。あのデカいチンピラを不意打ちとはいえ一撃で倒したのも凄い。
それがあの幼馴染となれば尚更だ。
それからチンピラが起きる事は無かった

14: 2012/01/31(火) 17:24:44.77 ID:mU0c4zRG0
それから俺の親はもう幼馴染には近寄るなと俺にキツくいいつけた。
恐らく他の奴らにも言いつけてたと思う。
それから小学校に一緒になった俺は親に隠れて幼馴染と仲良くしていたんだ。
だから幼馴染は俺の家の正門から入ることができない

18: 2012/01/31(火) 17:28:09.03 ID:mU0c4zRG0
次の日

友「よお!ww男www」

男「ん?おはよう。テンション高いなお前」

友「まぁなwwwそれよりヤバイぜwww」

男「なにがあったの?」

友「B組の関口と菅山がキチOイ婆さんに
ボコされたらしいww」

男「エッ!?」

関口と菅山はよく二人でいるチンピラであって腕はそこらへんの婆さんに負けるとは思えない

友「ざまぁだよなwww俺あの二人にシメられたからざまぁみろだわwww」

男「噂にしか聞かなかったけどそのキチ〇イ婆さんってなんなんだ?」

19: 2012/01/31(火) 17:32:21.11 ID:mU0c4zRG0
野崎「キチ〇イ婆さんはマジでヤバイよ…」

男「野崎、教えてくれよ」

野崎はクラスでも委員会に務めているエリートで色々な事に詳しい

野崎「キチ〇イ婆さんは子供、俺たちみたいな小学生が大嫌いらしい」

野崎「独り暮らしでいつも怒っている。他人の悪行を見つけるとすぐそれに漬け込んで怒り出すんだ」

野崎「性根の腐った婆さんだよ」

男「それで?関口と菅山がボコされたっていうのはどういうことなんだ?」

野崎「そのまんまだよ。そのキチ〇イ婆さん。戦闘力も恐ろしく高かったらしい」

野崎「一緒にいた雑魚山も漏らしたらしいよ」

男「雑魚山ってあのパシリか」

20: 2012/01/31(火) 17:33:35.09 ID:mU0c4zRG0
野崎「とにかく一度キチ〇イ婆さんに目をつけられたら最後だよ…」

友「お前家近かったよなwwww」

男「う、うん…」

幼馴染「やっほー!おはようみんな」

友「よおwwwお前足はええww」

男「あ、おはよう」

21: 2012/01/31(火) 17:35:09.00 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「なんの話してたのー」

男「キチ〇イ婆さんの話だよ」

幼馴染「何それ」

男「知らないのかよお前」

野崎「とにかくヤバい婆さんなんだよ」

22: 2012/01/31(火) 17:36:45.85 ID:mU0c4zRG0
基地買小学校

男「うへぇ遅刻かぁ」

友「お前走れば間に合ったのになwww」

幼馴染「別にいいよ。みんなと話してた方が楽しかったし」

野崎「僕も遅刻かぁ」

友「お前委員なのになwww」



23: 2012/01/31(火) 17:38:22.23 ID:mU0c4zRG0
昼休み

野崎「大変だ!男!友!」

男「どうしたんだよ野崎」

野崎「体育館に急いできてくれ!都影が演説を始めてるぞ!」

都影は学級でも有名なやつだ。
頭がよくて顔がかっこいいむかつく野郎だ


24: 2012/01/31(火) 17:41:13.94 ID:mU0c4zRG0
体育館

都影「我々学級は日々、様々な敵と戦い、打ち勝ってきた!」

都影「しかし!我々はまた大きな壁にぶち当たった!」

都影「それはみんながご存知の通り、キチ〇イ婆さんのことである!」

都影「被害者は現在2名!目撃者は被害者を含めて3人である!」

都影「みんなはたかが2人くらい大したことないだろうと思っているだろうが、それは違う!」

都影「2人の負傷レベルが明らかに喧嘩ではない!」

都影「関口は肋骨と右腕を骨折、菅山は歯が折れて内臓を酷く損傷したんだ」

27: 2012/01/31(火) 17:44:02.70 ID:mU0c4zRG0
都影「つまり!我々は今より!」

都影「キチ〇イ婆さん討伐隊を結成する!!」

都影「構成メンバーは最大で20人は集めたいと思っている。その内戦闘員は15人だ!」

都影「みんなに力でキチ〇イ婆さんを倒そうではないか!」

おおおおっー!!!!
やれやれっー!!!

男「討伐隊だって!?」

野崎「めちゃくちゃだよ!損傷からして15人でも敵わない!」

友「都影の奴捨て駒にするつもりだな…」

都影「では!これより生き残りである雑魚山くんによる証言を聞こうじゃないか!」

28: 2012/01/31(火) 17:46:15.83 ID:mU0c4zRG0
雑魚山「…………」ガタガタ

都影「雑魚山くん、話してくれるかな」

雑魚山「は、はい……」ガタガタ

雑魚山「あ、あの婆さんは化け物だ…」ガタガタ

雑魚山「僕が見ていると急に、急に…」ガタガタ

雑魚山「空を飛んだだよっ!!ひいいっ!!」ガタガタ

はあっ?
マジかよ…
やべえぞ…

雑魚山「と、とにかく無理だよおおっ!ひいいっ」ジョロロロ

男「漏らしやがった」

友「くっせえwww」

30: 2012/01/31(火) 17:47:54.02 ID:mU0c4zRG0
都影「今聞いたように、キチ〇イ婆さんは常人で無い事が伺える!」

都影「だからこそ!我々の力を持って倒そうではないか!」

おおおおっ!!!!
そうだそうだ!!!!

男「都影の奴何を考えてるんだよ」

32: 2012/01/31(火) 17:49:46.16 ID:mU0c4zRG0
次の日

男「おい!お前らマジかよ!?」

友「ああwww面白そうだもんなwww俺戦わねーしwww」

野崎「僕は僕で諜報員としてキチ〇イ婆さんの事が詳しく知りたいんだ」

男「討伐隊に入るなんてお前らどうかしてるぜ!」

友「おいおいwwwこれは一年に一度のビックウェーブだぜ?www」


33: 2012/01/31(火) 17:52:55.09 ID:mU0c4zRG0
偵察隊1「キチ〇イ婆さんの言動は無し…敷地内にいます」

偵察隊2「大丈夫です。今ならいけます」

偵察隊1「ぐわああっ!!」ブスッ

偵察隊2「裁縫針!!」

偵察隊2「まずい!!」ザッ

偵察隊2「こちら偵察隊!こちら偵察隊!今キチ〇イ婆さんの物と思われる攻撃を受けました!こちらが攻めてくることには気づいています!」

偵察隊2「こちらの行動には気づいています!退避した方が!」

偵察隊2「え?馬鹿な!?人数がいるから大丈夫なんて!」

34: 2012/01/31(火) 17:55:04.52 ID:mU0c4zRG0
都影「ただいまより!特攻を開始する!」

都影「恐れるな!こちらはヘルメットとダンボールの防具と武器を各自持っている!」

都影「言わば完全武装だ!負けるはずがない!」

都影「入口を開ける突入隊は構えろ!」

突入隊「イエッサー!!」

都影「後続攻撃部隊もいる!恐るなよ!お前らがちゃんと進めば作戦は成功する!」

35: 2012/01/31(火) 17:56:12.01 ID:mU0c4zRG0
都影「ただいま偵察隊からの情報が入った!」

都影「キチ〇イ婆さんはこちらの存在に気付いているみたいだ!」

都影「奇襲は無理だが、奴が敷地内にいることも確認できている!」

都影「真っ向からぶつかろうではないか!」

おおおおおっー!!!
やるぜ!!!


36: 2012/01/31(火) 17:58:22.26 ID:mU0c4zRG0
都影「それでは突入隊!GO!!」

突入隊「うおおおあっ!!!!」

野崎(突入隊の人数は5人!これだけでも多いがヘルメット、ダンボール、プロテクターによる武装に鉄の棒も持っている)

野崎(まず負けないだろう…それから第二次突撃隊も7人もいる!)

野崎(後続攻撃部隊は手作り爆弾などによる後方支援…)

38: 2012/01/31(火) 18:02:16.14 ID:mU0c4zRG0
突入隊「うおおおおおおおっ!!!」ドタドタドタ!!

ガシャーン!!

野崎(まずドアは破壊!)

都影「続けー!!第二突撃隊!」

第二突撃隊「うおおおっ!!!」ドタドタ

野崎(これで12人が家の中に入った!)

野崎(!!!!!)

都影「あっ!!!!」

シュタッ

キチ〇イ婆さんは屋根の上から玄関に降りてきた…!
つまり今突撃した部隊はみんなキチ〇イ婆さんに背を向けている…!

都影「キチ〇イ婆さんだッー!!!」

野崎「後続攻撃部隊!撃つぞ!」

友「うわあああっ!!」シュビシュビ

39: 2012/01/31(火) 18:05:38.49 ID:mU0c4zRG0
カンカンッ!!

野崎(馬鹿な!鉄製のパチンコは杖で弾きやがった!)

友「来るぞ!」

都影「くそっ!!」

野崎(完全に作成が失敗したっ!これじゃあ中から食われていく)

本来ならキチ〇イ婆さんにむけて

後続→第二→突入→婆さん(矢印はこちらの攻撃)

という順番に攻撃していくはずが

後続←婆さん→第二→突入(矢印は婆さんの攻撃)

になってしまっている!!
一番体が大きい突入隊は一番遠い!!

42: 2012/01/31(火) 18:08:05.43 ID:mU0c4zRG0
友「ぐわああっ!!」ガスッ

キチ〇イ婆さん「きえええっ!!」ビシュ!!

野崎「友っ!!」

野崎(杖による攻撃…!腹を突かれたっ!)

野崎「都影っ!撤退だっ!作成は失敗したぞっ!」

都影「いや、それはできない!」

野崎「ふざけんなっ!命令を出せっ!」

都影「くそっ!」

野崎(都影は丘の上にいる!!畜生…!)

43: 2012/01/31(火) 18:09:51.41 ID:mU0c4zRG0
第二突撃隊「いたぞおおっ!!」ドタドタ

キチ〇イ婆さん「ふんっ!!」シュッ!!

野崎「屋根の上だっ!!」

第二突撃隊「くそっ!チョコマカしやがって!」

野崎(確かに凄い跳躍力だ!飛んだとも言える!)

44: 2012/01/31(火) 18:12:38.84 ID:mU0c4zRG0
野崎「だけど状況はよくなっている!第二突撃隊と突入隊が外に合流してる!」

第二突撃隊「降りてこいやー!!」

突入隊「どこいきやがった!」

状況
屋根
婆さんの玄関■■■■
突入隊
第二突撃隊

後続攻撃部隊

45: 2012/01/31(火) 18:14:21.96 ID:mU0c4zRG0
野崎「みんなで協力して周りを見ろ!誰がどこを見るか担当するんだ!」

野崎「お前は友を運んで逃げてくれ」

後続攻撃部隊「分かった!」

友「…………」

タタタタタタタッ!!

野崎「!!!!!!」

48: 2012/01/31(火) 18:16:56.56 ID:mU0c4zRG0
野崎「盲点だった!家の中からだ!」

キチ〇イ婆さん「きしゃああああっ!!!!」バッ!!

突入隊「うわああああっ!!!!」

キチ〇イ婆さん「しねええっ!!」ドガッ!!バギイッ!!

突入隊「ぐわあああっ!!」

野崎「屋根から裏に回って裏口から家の中に入ったのか!」

野崎「それから家の中を移動して突入隊への不意打ち!」

野崎「強すぎるっ!!」

第二突撃隊「4人もやられてるぞっ!」

野崎「撤退だっー!!みんなニゲロオオッ!!」

みんな「うわあああっ!!!」

49: 2012/01/31(火) 18:19:41.65 ID:mU0c4zRG0
野崎「強すぎる…!圧倒的だ…!」

みんな一撃で倒されている…!
それも防具の無い所を正確に杖で狙い撃っている!
あの身のこなし!それから家の中を走っていたのに全く気配を感じなかった!
俺はキチ〇イ婆さんが見えるまで気づかなかった!
この事はみんなに知らせなければまずい!!
改めて学校に伝えて6年を集めて新しく討伐隊を編成するしかない!

50: 2012/01/31(火) 18:21:06.23 ID:mU0c4zRG0
野崎「にげるぞぉっー!!!」

突入隊「おいていかないでくれっ!!」

野崎「ッ!!」

野崎(仕方ないっ!この人数で怪我人を運びながら逃げるなんてキツい!しかも殆どが戦意消失してるはず!)

51: 2012/01/31(火) 18:22:37.78 ID:mU0c4zRG0
次の日

男「今日、討伐隊が帰ってくるらしいな」

幼馴染「そうだね。まぁあの人数なら婆さんくらいボコボコでしょ」

男「あっ!帰ってきた!」

男「11人しかいないじゃないかっ!なげだっ!」


52: 2012/01/31(火) 18:24:38.51 ID:mU0c4zRG0
男「とかげええっ!!!お前っ!!」

都影「作戦は失敗した…しかし得られた情報はある!6年の力を借りて改めて討伐隊を編成するしかない!」

男「野崎っ!無事か!」

野崎「俺は軽症で済んだ…」

男「友は?お前ら後続だったんだろ?」

野崎「腹に一撃食らって病院だ…」

男「そんな…」

53: 2012/01/31(火) 18:26:12.82 ID:mU0c4zRG0
野崎「なめていた…!正直言って俺達の手に負えられない…!」

男「そ、そんなに強かったのか…」

野崎「化け物だぜ…雑魚山が漏らしたのも分かる…」

男「詳しくきかせてくれ!」

野崎「分かってる…今から説明する」

55: 2012/01/31(火) 18:29:38.03 ID:mU0c4zRG0
野崎「まず俺達は最初に攻める突入隊。それに続く第二突撃隊。それを支援攻撃する後続攻撃部隊に分かれたわけだ。」

野崎「最初の作戦としては奇襲を仕掛けるつもりだったんだ。」

男「うん」

野崎「だが、隠れて観察してる偵察隊がバレて奇襲は無理になってしまった」

野崎「ちなみに偵察隊は一人負傷した…喉を針で刺されてな」

男「遠くから針を飛ばして当てるなんてなんてコントロールだ…」

野崎「その時点で引くべきだった…!」

野崎「なのに都影は突入させたんだ」

男「だけどあの15人がどうやって負けたんだよ」

野崎「今から説明する」

56: 2012/01/31(火) 18:33:04.61 ID:mU0c4zRG0
野崎「まず、偵察隊の情報で婆さんが敷地内にいる事が判明した。それで突入隊がドアをぶち破り探す予定だったんだ」

野崎「庭から来れば第二突撃隊が攻撃すればいい。家の中で見つかれば突入隊のゴリ押しと後ろからの攻めで倒す予定だった」

野崎「だけど婆さんは屋根の上から降りてきたんだ」

男「なんだと…!」

野崎「ちょうど第二突撃隊と後続攻撃部隊の真ん中に入ってまずは防具がついていない後続攻撃部隊がやられた」

男「友…」

野崎「俺達は鉄製のパチンコ玉を一斉発射したけど一発は当たらなくて二発は杖で弾かれた」

野崎「前に出ていた友は杖で腹をやられた」


57: 2012/01/31(火) 18:34:39.69 ID:mU0c4zRG0
野崎「それからその事に気づいた突入隊は外に出て、みんな外に集まったわけだ」

男「そこから押せなかったのか?」

野崎「ああ。婆さんはもう一度屋根の上に飛んだんだ」

男「雑魚山もいってたけど本当なのか」

野崎「ああ。凄いジャンプ力だったよ。そこからみんな屋根や他の場所を警戒していたんだ」

58: 2012/01/31(火) 18:36:39.31 ID:mU0c4zRG0
野崎「そうしたら婆さん、家の中から突入隊めがけて奇襲してきたんだ」

野崎「つまり屋根の上に登って屋根や外を警戒させておきながら裏に回って降りて、裏口から家の中に入り、一番玄関に近かった突入隊を不意打ちしたんだよ」

男「そ、そんなことができるのか」

野崎「俺も驚いたよ。家の中を猛ダッシュしているはずなのに何の気配も感じなった!」

野崎「婆さんが家の中から出てきたのを目で見てみんなに言ったんだが遅かった!」

59: 2012/01/31(火) 18:38:29.80 ID:mU0c4zRG0
野崎「突入隊は最初に4人、後から第二突撃隊と合わせて倒された…」

野崎「みんな驚きと戦力差を感じて戦意喪失してしまったんだ」

野崎「俺は残りの後続攻撃部隊である川水に友の事を任せておいたから友が追撃を食らうことは無かった」

野崎「それから氏に物狂いでみんな逃げたのさ」

60: 2012/01/31(火) 18:39:48.34 ID:mU0c4zRG0
男「都影は…都影は何をしていたんだよ」

野崎「都影戦わなかった!婆さんが屋根の上に登った時に逃げていれば被害は少なくて済んだのに!!」

男「都影は何がしたかったんだ…」

野崎「とりあえず昼休みに都影の演説があるみたいだから行こう」

男「分かった」

61: 2012/01/31(火) 18:43:16.53 ID:mU0c4zRG0
昼休み 体育館

都影「みなさん…昨日キチ〇イ婆さん討伐隊を編成し、討伐しに行きましたが結果は惨敗となってしまいました…」

都影「9人が負傷…キチ〇イ婆さんを見る事すらできませんでした…」

都影「我々は6年に協力を求めたいと思います!」

そうだー!!
最初からそうしろー!!

都影「では、六年生代表の桐沢さん。お願いします」

桐沢「はい。みなさん。私はキチ〇イ婆さんの話を聞いた時は20人の討伐隊が入れば十分だと思っておりました。」

桐沢「だが現実は違いました!!」

62: 2012/01/31(火) 18:45:37.33 ID:mU0c4zRG0
桐沢「キチ〇イ婆さんの戦力は野崎君から聞いても相当な物かと思われます」

桐沢「6年から20人を出して4、5年と合わせて60人の討伐隊を再編成したいと思います!!!」

おおおおー!!!!
戦争じゃねえかっ!!!

桐沢「我が校の生徒を何人も傷つけたキチ〇イ婆さんは絶対に倒さなければいけない存在です!」

桐沢「みなさん!協力して絶対にキチ〇イ婆さんを倒しましょう!!」

おおあおー!!
パチパチパチパチパチパチパチパチ

63: 2012/01/31(火) 18:47:05.60 ID:mU0c4zRG0
男「これじゃあ二の舞だっ!」

男「何とかしないとっ!」

野崎「多分、負傷者を考えてもお前は参加することになるだろうよ」

男「それは分かってる!」

桐沢「指揮は私と都影くん。そして作戦隊長を野崎君に任せたいと思います!」

野崎「俺は作戦隊長になることになった」

64: 2012/01/31(火) 18:48:19.10 ID:mU0c4zRG0
男「キチ〇イ婆さんを倒す方法…!」

その時浮かんだ出来事…!
チンピラをキック一撃で頃した幼馴染…!
500m離れた所から塀や電柱を伝って俺の家までくる幼馴染…!
幼馴染しかないじゃないか…!

65: 2012/01/31(火) 18:49:02.26
果たして一体誰がスレタイからこの内容を予測できただろうか

66: 2012/01/31(火) 18:49:57.35 ID:mU0c4zRG0
男「お、幼馴染…話をきいてくれ」

幼馴染「なに?」

男「正直、これは言っていいのか、頼んでいいのか分からない」

男「だけど俺は友に怪我をさせたキチ〇イ婆さんが許せない…!」

男「だから、幼馴染…」

幼馴染「なにかな」

男「キチ〇イ婆さんを倒してくれ…!」

幼馴染「っ!」

男「頼むっ!」

71: 2012/01/31(火) 18:53:33.70 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「忘れるわけないよね…幼稚園の時のこと」

男「ああ…」

幼馴染「いいよ。」

幼馴染「あんなことがあっても男は私を嫌わなかった」

幼馴染「友の為に倒したいっていう気持ち、その優しさも本当にいいと思うよ」

幼馴染「私はキチ〇イ婆さんを倒すっ!」

男「あ、ありがとう!」

ごめん…幼馴染…
俺は確かにお前を嫌ってはいなかった
だけどお前のことを怖がっていたんだ。恐れていたんだ。
幼馴染…本当にごめんな…

73: 2012/01/31(火) 18:55:06.78 ID:mU0c4zRG0
野崎「というわけで幼馴染も入ることになった」

桐沢「作戦隊か。」

幼馴染「いや、戦闘員です」

桐沢「お前、女じゃないか。氏ぬぞ」

幼馴染「大丈夫です」

桐沢「そうか。覚悟があるだけ他のやつらよりマシだ」

74: 2012/01/31(火) 18:57:41.96 ID:mU0c4zRG0
野崎「私が考えるに、まずフィールドが完全に不利であると思っています。」

野崎「あの家の敷地内はこちらは未知数である上に婆さんにとって知り尽くしているベストなフィールドです」

野崎「だから、あの家以外の場所、なるべく真っさらで広い所で戦えれば勝てると思います。」

野崎「前回の敗因はこちらがキチ〇イ婆さんについて未知数だったこととフィールドが不利であったことです。」

野崎「こちらはもう情報を掴んでいるのでフィールドさえ克服すれば敵は無しです」

75: 2012/01/31(火) 18:59:00.32 ID:mU0c4zRG0
都影「なるほど。確かにそうだ」

桐沢「偵察隊によるとあの婆さんは家から出ることはあんまり無いらしい」

偵察隊「はい。食糧の確保も通販を利用しています」

都影「どうやってフィールドを移動させるかだな」

76: 2012/01/31(火) 19:01:43.80 ID:mU0c4zRG0
野崎「ここで私が考えたのは、前回の勝負で都影が指示を出していたあの丘から家にむけて攻撃するというのはどうでしょうか」

桐沢「ふん。なるほどね」

野崎「まず、狙撃隊数人が丘の上から石を投下します。石を布で包めばハンマー投げの要領で遠心力を利用できます」

都影「いいじゃないか」

野崎「婆さんを石で攻撃するのではなく、家を壊す目的でやります。そうでもすれば婆さんは嫌でも家から出てくるでしょう」

77: 2012/01/31(火) 19:04:08.77 ID:mU0c4zRG0
桐沢「そこからどうする?」

野崎「自転車で逃走します。武器である石も自転車のカゴにつめば婆さんに武器として逃げてる時に攻撃される可能性も無くなります。」

都影「偵察隊の一人は針で攻撃されたらしい」

偵察隊「はい、私は見ていましたが真っ直ぐ速く飛んできた事を考えると、吹き矢などを利用したものかと思われます」

野崎「体は防具で針くらいなんともないがパンクさせられるとキツいな」

78: 2012/01/31(火) 19:05:55.17 ID:mU0c4zRG0
桐沢「いや、でもそれでいい。針でパンクしたとしたらそのパンクした自転車が囮となって他が逃げるんだ」

都影「はい、キチ〇イ婆さんのことですからパンクさせて動きを止めたら一撃でソイツを倒して残りを追うと思います」

桐沢「そう考えるともう少し人数を増やした方がいいな」

都影「そこからどこに引き寄せましょう?」

79: 2012/01/31(火) 19:08:31.85 ID:mU0c4zRG0
野崎「これも考えがあります。」

桐沢「どこだ?」

野崎「学校です。この本校を砦として使うのです」

野崎「全入口の封鎖、上からカタパルトによる攻撃をします」

桐沢「カタパルトとは?」

野崎「今、技術部に作らせていますが昔使われた投石機と同じです。見方にぶつかっても大丈夫なように空気を詰めたバスケットボールを飛ばします」

桐沢「いいじゃないか」

野崎「下では腕力がある6年が戦います」

都影「これなら負けないはずだ!」

80: 2012/01/31(火) 19:10:05.12 ID:mU0c4zRG0
男「凄かったな作戦会議」

幼馴染「うん、私その石を投げて自転車に乗る役になったんだけど」

幼馴染「正直不安だな。自転車で引きつけるとなったら後ろがノーガードだからさ」

男「俺は学校で戦う。頑張ってくれ」

幼馴染「明日、頑張ろうね!」

男「うん!」

83: 2012/01/31(火) 19:12:55.12 ID:mU0c4zRG0
作戦当日

偵察隊1「婆さん、敷地内にいます!」

都影「そうか。では投石部隊、作成開始だ!」

投石部隊長「はい!」

投石部隊長「みんな!構えろ!」

幼馴染(怖い…!でもこの距離ならあのボロ屋は壊れる…!)

投石部隊長「いくぞ!」

85: 2012/01/31(火) 19:14:27.89 ID:mU0c4zRG0
投石部隊長「てえー!!!」

ブンッブンッ!!ブンブン!!

ドガン!!バリン!!バゴオオン!!

幼馴染「ガラスが割れた!」

投石部隊「屋根も壊れてるぞ!」

投石部隊長「二投目!構えろっ!」


87: 2012/01/31(火) 19:17:02.23 ID:mU0c4zRG0
投石部隊長「てえー!!!」

ブンッ!!ブンブンブンッ!!ブンッ!!

ドガアアアン!!バゴオオン!!バキイイン!!

幼馴染「壊れてる!」

キチ〇イ婆さん「何をやっとるかぁー!!


投石部隊「ここまで作戦通りだっ」

投石部隊「ぐえっ!」ブスッ!!

幼馴染「杖が吹き矢になってる!」

投石部隊長「伏せろっ!!」

幼馴染(追いかけてくるまでは耐える…!)

88: 2012/01/31(火) 19:19:14.42 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「婆さんがしゃがんだ?」

幼馴染「はっ!!」

幼馴染「ジャンプしてくるよっ!みんな早く自転車に乗って!」

投石部隊長「そ、そうなのか!みんな急げっ!!」

ビシュ!!

幼馴染「乗った!このままダッシュで学校に戻るっ!」

投石部隊長「みんな全速力だぁー!!」


90: 2012/01/31(火) 19:22:06.27 ID:mU0c4zRG0
婆さん「きええええっえええっ!!!」ブンッ!!

幼馴染「なっ!?石だと?」シュン

幼馴染(紙一重でかわしたけど石が飛んでくるなんて)

幼馴染(恐らくさっき針でやられた部隊からとったやつか!)

投石部隊長「みんなー!固まるなっ!色んなルートで目的地までいくんだっ!石が飛んでくるぞっ!」

投石部隊「うわっ!石がっ!」ガスッ

幼馴染「このままじゃ全員目的地まで行けないっ!」

幼馴染(それにしても凄い足の速さ…!こっちが先に走り出したから追いついてないけど自転車とほぼ同速で走ってる…!)

91: 2012/01/31(火) 19:24:33.59 ID:mU0c4zRG0
投石部隊「うわっ!」ガスッ

幼馴染「どんどん石の餌食になっていく…!このままじゃ全滅する!」

幼馴染「しかも石を食らってバランスを崩した自転車を一つ一つ杖で一撃かましてる!」

幼馴染「首が折られるっ!」

投石部隊長「しまったっ!!」ガタッ!!

幼馴染「部隊長!!」

投石部隊長「気にせず全力で走れっ!」

キチ〇イ婆さん「ふんっ!」ビシッ

投石部隊長「えんっ!!」バタッ

93: 2012/01/31(火) 19:28:28.70 ID:mU0c4zRG0
幼馴染(残り3人…!)

幼馴染(学校まで着かない…!)

幼馴染(フィールドを変えるしかない!)

幼馴染「聞こえますか?リーダー」ザザザ

桐沢「どうした?」

幼馴染「自転車でそちらに向かっていますが全滅してしまいそうです!場所を変更しましょう!」

桐沢「ど、どこにするんだよ」

幼馴染「鬼畜坂の下にある自然公園です!戦闘員はそこに集めてください!」

桐沢「ぐ、分かった!」

投石部隊「うわわああっ!!」ガタッ

婆さん「ふぅわあああははははっ!!!」バシッ

投石部隊「た、助けてくれえっ!」

婆さん「しねえええっ!!」ガシッ

投石部隊「ガアッ!!」

幼馴染「後は私一人!やるしかない!」

95: 2012/01/31(火) 19:30:21.54 ID:mU0c4zRG0
学校

桐沢「みんなきけ!場所を移動するぞ!」

都影「投石部隊がここまで着きそうにない!場所を自然公園に移動する!」

男「なんだって!?」

野崎「投石部隊は?」

都影「残り少ないらしい」

男「幼馴染は?」

桐沢「連絡してくれたのが幼馴染ちゃんだから多分大丈夫だ」

野崎「幼馴染を信じよう!早くいこう!」

都影「みんな移動だー!!」

おおおー!!

96: 2012/01/31(火) 19:33:17.81 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「もう少しで鬼畜坂…!」

キチ〇イ婆さん「まてえええっ!!!」

幼馴染(凄いスピードだ…!こっちは自転車なのに段々と追い詰めてくる…!)

幼馴染(だけど石と針はもうきれてるはず…!吹き矢なら一発装填だからあの時一発撃って装填されていないはず!撃ってこないんだから違いない!)

鬼畜坂とは
基地街にある物凄く急な坂である。
自転車は勿論、歩くのさえキツい斜面になっていて車でないと通れないと言われている

幼馴染「ここを下れば自然公園!」

幼馴染(だけど一発食らわせてやる!)

97: 2012/01/31(火) 19:34:39.48 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「きたっ!鬼畜坂っ!」

キチ〇イ婆さん「とまれえええっ!!!」

幼馴染(ほぼ後ろにいるっ!!)

幼馴染「この急斜面…!自転車は凄いスピードになってる!」

キチ〇イ婆さん「まてええっ!!」

幼馴染「くらえっ!キチ〇イっ!」

98: 2012/01/31(火) 19:38:16.91 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「おりゃっ!」ブンッ!!

ガシススイイッ!!

キチ〇イ婆さん「ぎゃあっ!」ブシャアッ

幼馴染(命中…!大ダメージなはず!)

幼馴染がした事は後ろに向かっての投石である!
といっても後ろに向かって勢いよく投げることはできない!勢いは弱い!
しかしぶつかる方の婆さんの勢いは凄まじい!
自転車とほぼ同じ速度、それ以上で走っている上に坂で勢い、速度はさらに上がっている
それが石にぶつかればひとたまりもないだろう!
例えれば猛スピードで走って空中に浮かんでいる石にぶつかるのと同じである!

99: 2012/01/31(火) 19:40:49.47 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「一発食らわせてやった!」

幼馴染「後は自然公園にいくだけ!下ってすぐの場所だ!」

キチ〇イ婆さん「ゆうるううううさあああっんんんっ!!!」

幼馴染「物凄い殺気だっ!恐ろしいっ!」

幼馴染「こちら、投石部隊!自然公園には着いた?」

都影「戦闘員だけ無事到着したぞ!他は徒歩だから後からくるはずだっ!後はお前が自然公園にくればっ!」

幼馴染「婆さんに一発食らわせたっ!いけるよっ!」

都影「そうかっ!気をつけろよ!」

幼馴染「うんっ!」

100: 2012/01/31(火) 19:42:27.37 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「見えてきた!自然公園だっ!」

自然公園

野崎「見ろ!幼馴染だ!」

桐沢「投石部隊はあいつ以外全滅か…」

都影「その後ろにキチ〇イ婆さんも
いるぞ、作戦はここまで成功だ」

男「よかった!幼馴染が無事で」

桐沢「戦闘員!準備しろっ!もう少しでくるぞっ!」

101: 2012/01/31(火) 19:43:28.40 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「ついたっ!みんながいる所にいけば後は戦闘員がっ!」

男「幼馴染ー!」

幼馴染「男っ!後頼むっ!」

男「任せろよっ!」

キチ〇イ婆さん「きしゃああああっ!!!


桐沢「来るぞ!」

102: 2012/01/31(火) 19:45:14.38 ID:mU0c4zRG0
桐沢「前方戦闘員!突撃だっ!」

前方戦闘員「うおおおおっ!!」

キチ〇イ婆さん「WRYYYYYYYY!!!!!!」

シュバッ

都影「飛んだ!?」

野崎「前方戦闘員を飛び越えたっ!」

桐沢「第二戦闘員!構えろっ!」

103: 2012/01/31(火) 19:46:14.58 ID:mU0c4zRG0
野崎「幼馴染の方へ向かっている!」

都影「頭から血が出てる。恐らく幼馴染にあてられたんだ」

野崎「男っ!幼馴染の方へ来るぞ!」

男「なっなんだとっ!」

104: 2012/01/31(火) 19:47:31.91 ID:mU0c4zRG0
キチ〇イ婆さん「お前は許さんっ!!!」

男「俺が止めるっ!」

キチ〇イ婆さん「邪魔だっ!」バコオッ!!

男「ぎゃっ!!」バタッ

幼馴染「男ー!!!!」

桐沢「逃げろ!幼馴染!」

幼馴染「よ、よくも男を…!!」

105: 2012/01/31(火) 19:48:55.49 ID:mU0c4zRG0
キチ〇イ婆さん「くらあああえええぅ!!!」ガスッ!!

幼馴染「ぐぅっ!!」バキョオッ!!

野崎「前蹴りっ!あの音は肋骨が折れたっ!」

桐沢「止めろっ!戦闘員っ!」

戦闘員「やめろおおっ!!」

キチ〇イ婆さん「邪魔じゃあああっ!!」

桐沢「せ、戦闘員が一掃だと…」

106: 2012/01/31(火) 19:50:42.47 ID:mU0c4zRG0
桐沢「な、なんていうことだ…」

野崎「これじゃあ幼馴染は殺される!」

キチ〇イ婆さん「くらええつあああっ!!」ビシュバシュ

幼馴染(一撃一撃が強力すぎるっ!当たったら骨折は確定!現に肋骨が折れた!)

107: 2012/01/31(火) 19:52:09.81 ID:mU0c4zRG0
野崎「紙一重でかわしてるっ!」

幼馴染「くそっ!こっちに攻撃する隙がないっ!」

幼馴染(さっきの石でダメージは大きい!一撃こっちが当てれば殺せる…!)

幼馴染(キックさえ当たれば!!)


108: 2012/01/31(火) 19:53:54.17 ID:mU0c4zRG0
幼馴染は思い出す…
あと時チンピラを蹴り頃した事を
男がチンピラに殴られ、倒れ。
幼馴染は怒って駆け出した…!
幼馴染はチンピラに蹴りを当てようと走っていった…!
チンピラに蹴りは当たり一撃で倒したのだ…!
だが、その時キックが当たったのは、足下で男が押さえていたからだ!!!

109: 2012/01/31(火) 19:55:45.58 ID:mU0c4zRG0
男「ふんっ!!!」ガシッ!!

キチ〇イ婆さん「んんんううんんっ!!!??」

男「いまだっ!幼馴染っ!」

幼馴染「男…」

あの時のまんまである。
立場は逆としても、男と知り合ってとても仲がよかったあの時。
チンピラを頃してしまっても仲良くしてくれた男…!
杖の一撃を食らったのに立ち上がってキチ〇イ婆さんを押さえてくれた男…!

111: 2012/01/31(火) 19:57:09.54 ID:mU0c4zRG0
幼馴染「うおおおっ!くらえっ!」シュオッ!!

キチ〇イ婆さん「ぎょあああっ!!」

都影「なんて威力の蹴りだっ!」

キチ〇イ婆さん「う、ぐううう…」ドタッ

男「はぁ…はぁ…」

幼馴染「た、倒した…」

野崎「す、すげえ…」

113: 2012/01/31(火) 19:58:48.66 ID:mU0c4zRG0
男「幼馴染っ!」ダキッ

幼馴染「!!!///」

男「や、やったな!あのキチ〇イ婆さんを倒したんだぜ!」

桐沢「ああ!MVPだぜ!」

都影「これで学校も安心だな!」

114: 2012/01/31(火) 19:59:44.27 ID:mU0c4zRG0
野崎「ふふ、熱いな。二人とも」

幼馴染「そ、そんなことないって///」

キチ〇イ婆さん「………」スッ

男「はっ!キチ〇イ婆さんがっ!」

キチ〇イ婆さん「しねえっ!」バッ!!

115: 2012/01/31(火) 20:01:56.36 ID:mU0c4zRG0
シュビビバババシュバ!!

キチ〇イ婆さん「がえええっ!!!」ズザズガグザドガ

男「え…!?」

友「後続攻撃部隊!到着だぜ!」

男「と、友おおおぅ!!」

友「へへ、お前らが頑張って戦ってるのに病院で寝てられるかよ」

後続攻撃部隊「何とか間に合ってよかったよ」

桐沢「到着したか!みんなごくろうだ!」

116: 2012/01/31(火) 20:03:46.45 ID:mU0c4zRG0
都影「とにかく!みんなの協力によってキチ〇イ婆さんを倒すことができた!」

偵察隊「怪我人の回収、完了しました」

桐沢「お前達もサポートしてくれてごくろうだった」

男「学校に帰ろう!」

幼馴染「うん!」


117: 2012/01/31(火) 20:05:37.56 ID:mU0c4zRG0
学校

男「それにしてもすげえ戦いだったな」

友「あぁ、俺たちは二人とも同じ場所を怪我したけどなwwww」

野崎「やっぱテンション高いな友はwww」

男「それにしても幼馴染はやっぱりすげえよ」

友「ああ、自転車で唯一生き残ったし、
最初に婆さんに一発かましたのはアイツだからな」

幼馴染「おはよーっ!みんな」

友「ようwww」

男「お前元気だなー」

幼馴染「疲れたけど怪我はしてないからねー」

120: 2012/01/31(火) 20:07:11.97 ID:mU0c4zRG0
男の家

男「なんだかんだいって基地街はいい街だな」

男「ん?電線が揺れてる」

ガタッ!!

幼馴染「やっほー!男!宿題みせてー!」

男「やれやれ、はいよ」

幼馴染「ありがとーっ!」


つづく

123: 2012/01/31(火) 20:11:56.33 ID:mU0c4zRG0
次回予告


表向きは幼馴染を助けてばっかだが色々と幼馴染に助けてもらっている男は強くなろうと自分一人で
狂犬ゴリラックマを倒すことになる!
たった一人で狂犬ゴリラックマを倒すことはできるのか!?

ついに現れた最強の少年 八重樫!!
骨が折れてもくっつけられ、壁を登ることができる超人的な肉体!!
その6年生八重樫を幼馴染は
どうやって倒すのか!?

次回!!
男vs狂気の番犬ゴリラックマ
幼馴染vs最強少年八重樫

楽しみにしててね!!!

124: 2012/01/31(火) 20:12:33.56
楽しみにしてるぜ

125: 2012/01/31(火) 20:13:48.19
幼馴染とのイチャラブを期待して開いたらコレだよ

引用元: 男「窓から入ってくるのやめろって」幼馴染「いいじゃんいいじゃん」